植田至紀

うえだむねのり



当選回数回

植田至紀の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第154回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀でございます。  先日、本会議で我が党の辻元議員が小泉総理を指して、ええかっこしいやとおっしゃったのですけれども、先輩議員に盾突くのもよくないのですが、えらいまた総理のことを褒めはるんやなと私はびっくりしました。全然ええかっこしてはりま...全文を見る
○植田委員 そこで、かかる定義に従って二次補正を出されるわけですけれども、財務大臣にお伺いしますが、この小泉内閣が言うところの構造改革の柱、これは、まずは市場原理を徹底するための規制緩和が挙げられるわけですよね。例えば、労働規制の緩和であり、参入規制の緩和であり、市場の規制緩和。...全文を見る
○植田委員 いずれにしても、供給側の構造を強くするんだということは否定されないわけですよね。それは否定されないわけですよね。  ですから、もしそうだとするのであれば、供給構造に問題があったから不況が続いた、不況から脱出できなかったということが少なくともこの失われた十年の中で実証...全文を見る
○植田委員 一点目のお話については、大体そういうお話なんだろうなと想定しておりましたが、ちょっと後でもう一回そこのところはお伺いすると思いますけれども、二点目については、これ以上言及しても、時間がありませんから、せんないのでやりとりはいたしませんが、恐らくそういう問題意識に立った...全文を見る
○植田委員 だから、それも想定していたんです。要するに、公共事業そのものの定義をなさっていないんですわ。こういう箱物をこしらえてきた、こしらえるものを広げますというだけの話やないですか。それだったら、既にやっていたものを編成がえしたんじゃないですかということなんですよ。  例え...全文を見る
○植田委員 質問取りのときに、閣内不一致と言われたらそういうふうな答弁をさせてもらいますという話やったんで、大体想定されていたんですが、でも、本質というのは二つも三つもないわけですよね。少なくとも、日本語として、本質的な要因は需要だと言ってある。  ここで竹中財政担当大臣にも、...全文を見る
○植田委員 時間がないので。  いや、大体想定しているんです。例えば、国民総需要と国民総供給が一致するとか、そういう話はもうわかっています。ただ、私が言いたいのは、今回、お二人に聞いても、言ってみれば、需要政策も大事やけれども、供給構造改革も、どっちも大事ですという話になるわけ...全文を見る
01月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず、二次補正でございますけれども、少なくとも国債発行額は公約どおりということに、三十兆以内にとどまるんですけれども、NTT株式の売却益を充てるということで、それは後でまたお伺いいたしますけれども、少なくともこれで本来の意味に...全文を見る
○植田委員 今のお話をお伺いしておりますと、そもそも一次補正のことで頭がいっぱいでそこまで考えが及んでいなかったということと、もう一つは、やはり余り乗り気やなかったんだなというふうに思うのは、でき得れば二次補正を組まぬとやりたかったんだよというお話やったんですが、次に、これもおさ...全文を見る
○植田委員 仮に、補正を組まずに構造改革一本やりで走るんだということであれば、それはそれとして一つの政策の哲学だろうと思うわけです。  先日の予算委員会の質疑でも、さすがやはり財務大臣、そこは黙っているだけで、うなずかはらへんだのです。私が予算委員会のときにお伺いしましたのは、...全文を見る
○植田委員 私は、緊急性があって必要性があるならば、極論すれば三十兆枠に拘泥する必要はないと思っています、こういうことを言わぬでも。本当に必要で緊急性があって国民のためになるんやというのであれば、そこをきちんと説得すればいいと思うのですね、国民に対して。説明すればいいと思うのです...全文を見る
○植田委員 今、副大臣、お話ありましたけれども、そういうのもぱっと頭には浮かんだけれども、やはりまずかろうということやったわけですね。  それで、私はこれも一つの、仮に非常事態を乗り切るということであれば、緊急性を要する事業にそういうものを財源として充てるというのも一つの方策で...全文を見る
○植田委員 いや、お話をお伺いしておって、私は、新しい発想でやる売りはどこにあるのですかと聞いたら、例えばワールドカップがあるので羽田のとか、土地が売れそうなところを街路事業とか、あと、いろいろなところから要望があったもの等々ということで、別に新しい発想、新しい枠組みで何かをやろ...全文を見る
○植田委員 今のお話をお伺いしておりますと、まずは政治にも責任はありましたけれども、民間。民間といっても、そこは国民全般の甘えと言っていただいては困りますけれども、財界を含めた企業の側にも問題があったというふうに理解はいたしますが、とするなら、そういう甘えがあったというふうにおっ...全文を見る
○植田委員 その素材がそろった段階で、一番先にお伺いしたように、この間の経済政策の誤りはどう総括されるのかということを、改めてそうした素材も提供していただいた上でもう一度どこかで議論をさせていただきたいと思います。  いずれにしても、政治の責任と財務大臣はおっしゃったわけですが...全文を見る
○植田委員 時間がありませんので、あと最後、この株売却益の活用にかかわって一点だけお伺いします。  今回、すばらしいものが見つかってこういうことをやったとおっしゃいましたが、国債整理基金の残高が、これはNTT売却益が抜け落ちたら四兆七千億から二兆二千億、半分以下に落ち込むわけで...全文を見る
○植田委員 それは、不安材料を与えることは全く否定されるということですか。そういうことは全くないので御安心くださいということですか。
○植田委員 ちょうど時間が来ましたので、以上で終わります。
02月27日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず、導入でございますので一般的なところから財務大臣にお伺いをしたいわけですけれども、経済情勢の現状についての認識あたりからまず入っていこうかなと思います。  過去の日本経済を見ますと、バブルの崩壊までは、実際、第一次の...全文を見る
○植田委員 今のお話をお伺いしておりますと、供給過剰であるということは私もそう思いますが、要は、戦後の日本経済が高度成長を果たしてきた、そのときの主要な産業があるわけですよね、製造業を含めて。そうした産業構造、日本における産業構造の転換がこの間あんばいよういかなかったということに...全文を見る
○植田委員 要は、供給側の、供給構造の改革であるという理解で、私は間違っていないということでございます。  とすると今、ここの話、入り口の話なんで、三十分しかもろてへんので、ほかのこともしたいのでお答えできる範囲で若干まだお伺いしたいんですが、供給過剰にあるとおっしゃいました...全文を見る
○植田委員 その過剰の設備部分についての整理は、恐らくそれぞれの企業が、今、苦心惨たんしながら一生懸命やっているところだと私も認識しております。  そのことをまず押さえた上で、先ほどの質疑の中で、不良債権処理にかかわって、これも私の聞き間違いであればその点御教示して訂正してい...全文を見る
○植田委員 そして、それを金融機関が抱えているがゆえに、金融機関の側としては貸し出しの資金の供給能力が落ちとるというふうにお考えですか。
○植田委員 ですから、今きれいに御説明ありましたけれども、不良債権があるから、金融機関がそのことで、それが手かせ足かせになって資金の供給能力が落ちとるということが根源的な問題であるとするならば、ほんまやったら金利が上がってもいいと思うんですよね。要するに、わずかのパイにお金貸して...全文を見る
○植田委員 その辺が、せんだってお伺いしたときには、両方バランスよくなんという御答弁を私は記憶しておるわけですけれども、端的に言いますと、今、私、きょうは七度五分の熱で、ちょっと足元ふらふらしながら質問しているわけですが、風邪引いているわけです。風邪引いているときに、私、ユンケル...全文を見る
○植田委員 ということは、今のお話でお伺いいたしますと、総裁は一段の金融緩和を進めていきたいという御意向であるというふうに理解していいのでしょうか。
○植田委員 いや、正味聞くとこういうふうにおっしゃられるわけですが、先ほどの総裁のお話をお伺いしておりますと、この間の金融緩和がどういう効果を及ぼしたか、どういう効果があったかについては極めて冷静に現状というものを御報告されていたと思うわけですけれども、その話だけを聞く限りにおい...全文を見る
○植田委員 ちょっと済みません、時間がないので先に進みます。  公的資金の再注入の問題にかかわって二点ばかり金融担当大臣にお伺いをしたいわけですが、まず一点目、いわゆる特別検査の結果が公表されることになると、本当に厳しく行われたらどうなるのか。これは、世間、市場がやはり求める...全文を見る
○植田委員 そこは難しい問題でしょうから、なかなか結論が得られないということは理解できるわけですが、ではいつごろまでにと聞いたら、恐らく、可及的速やかに結論を出したいというお答えになるんでしょうか。そうだったら、もう一つ進みます。可及的速やかに結論を出すということでございますね。...全文を見る
○植田委員 持ち時間終了いたしましたという紙が来たのですが、簡単に終わりますので、済みません、一点だけ。  もう一つだけ金融担当大臣に、これだけお伺いして終わりたいんですが、ペイオフ解禁にかかわって、いわゆる収納金の問題についてです。自治体にとっては、この収納金の問題は、少な...全文を見る
○植田委員 終わります。
02月27日第154回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、与えられた時間の中で、入管行政、難民認定問題にかかわりまして、特に収容施設における処遇の問題を中心に何点かにわたってお伺いしたいと思います。  といいますのは、実は、私ども社民党では、先週、二十一日だったんですが、...全文を見る
○植田委員 非常に百点満点の御答弁ですけれども、確かに風光明媚なところにあることは認めますけれども、収容されている方々がその環境の中で生活しているわけではございませんで、確かに、入った玄関先はよっぽどかんぽの宿よりはええところですけれども、さあ入ったら、まあいろいろなところがあり...全文を見る
○植田委員 要するに、適用される施設かどうですかと聞いたわけですから。努力すべき基準として出されているのはよく承知しています。これを踏まえて例えば入国管理センターの収容施設では対処なさっているんですかということをお伺いしたいんです。
○植田委員 当然、これによって拘束は受けるわけではないが、これにのっとって努力しなさいよという基準であるから、これを理想とするならば、それに近づくために不断の努力を入管行政の中においても行っておられるという趣旨と理解いたしますが、果たしてそうであるかどうかは引き続き質問の中で、幾...全文を見る
○植田委員 今のも昨日の晩に通告しておりまして、一言で言うと、入国管理施設が制約を受ける、また規定づけられる国際条約というのがありますかということは、これは質問通告してあるんですよ。資料がありませんと言っても困るんですよね、ちゃんと聞いてあるわけですから。なければない、あるならあ...全文を見る
○植田委員 とすると、いわゆる犯罪を犯して刑に服しているということではないわけですよね。  ただ、少なくとも、入管での収容者に対する処遇のありようと、刑務所でのいわゆる受刑者に対する処遇のありようというのは、おのずと違っているわけですけれども、その点、特に入管の職員に対しては、...全文を見る
○植田委員 ちょっと話が処遇にかかわって飛ぶわけですが、この間、アフガンの難民認定をされた方々、昨年もこれについては質問をさせていただいたところですけれども、結果的に二十数名がこの東日本の入管に収容されておられるわけですが、そういう方々の弁護をなさっておられる、また支援なさってお...全文を見る
○植田委員 そういう話は、私も現地に行って聞いてきたわけでございます。私も別に、片一方、一方の話だけを聞いて伺っておるわけではございません。ただ、それぞれ指摘されている、対応が不十分だという中身がすぐれて具体的であるがゆえに、非常に気になっておるから聞いておるんです。  では、...全文を見る
○植田委員 だから、今も、細かな話になるとなかなか承知していない話が多いと思うんですよね。要するに、一方的にこちらも言っているわけじゃないんですよ。  また、具体的に言いますと、検査体制が不十分だという指摘もあります。例えば、他人の心電図を患者に渡している、そういうことがあった...全文を見る
○植田委員 今、二問聞いたうちの心電図の話、他人の心電図を渡したという事実はなかったけれども、ケアレスなミスがあったことはお認めになるわけですよね。これが、私がその辺の何とか病院に行ってそういうことがあったら普通大ごとですわね。たまたまのミスということで済まされる話じゃない。 ...全文を見る
○植田委員 検査はやったが、それは間違っていない。それなら、それについての、今回のミスの責任の所在だけもう一回。だれがミスったからそういうことになったんですか、その責任の所在だけはっきりさせておいてください。
○植田委員 こういう本来あってはならぬようなミスがあるということは、少なくとも入管局長もお認めにならざるを得ないわけですね。だから、こうしたことが積み重なってくると、いろいろな疑心暗鬼、不信感が、しかも塀の中のことですから、基本的に密室でのことですから、私たちも常時あそこに行くわ...全文を見る
○植田委員 今の御答弁、当然議事録に残るわけですから、それも見た上で、改めてその事実関係はもう一度こちらも精査させていただきたいと思います。  例えば、患者とのコミュニケーションがとれていないという指摘も、その背景にさまざまなこうした指摘があるがゆえに、私どもはうなずかざるを得...全文を見る
○植田委員 私も、御指摘とチェックを繰り返しながら、これからもこの点については申し上げさせていただきたいと思っていますので、よろしゅうお願いします。  時間がありませんから、次に、保護室、隔離室の問題についてお伺いしたいんですが、法務大臣、昨年このセンターへ行かれたということで...全文を見る
○植田委員 いや、そんなに印象に残らないような部屋だとは私は思わないんですが、まず隔離室がある。隔離室というのは、鉄格子がある独房みたいなところですわね。そして、その向かいぐらいに保護室というのがあるわけなんですよね。それが四つ部屋があったのかな、そして隔離室が三つ部屋がある。そ...全文を見る
○植田委員 まず、統計はとっていないということですが、業務日誌等をつけていれば、何月何日にこう決裁して、別に私は固有名詞まで教えろとは言いませんよ、それは残ってあるだろうということですね。そう推察できるわけですね。要するに、過去さかのぼって日誌を見れば、改めて調査し直せば、どうい...全文を見る
○植田委員 これも努力目標だと言われれば身もふたもないわけですが、先ほどの処遇最低基準の三十一条にはこうあるわけですよね。「体罰、暗室拘禁及びすべての残虐、非人道的または屈辱的な刑罰は、規律違反に対する懲罰として、絶対に禁止されなければならない。」  ちなみに、この保護室という...全文を見る
○植田委員 あと幾つか残りの質問があったわけですけれども、もう一つ、最後に、このように保護室の利用についても所長の決裁でできるわけですが、難民申請をしておられて現に収容されている方々から苦情が出ている、不満の声が上がっているのは、要するに、おれたちを麻薬の売人なんかと一緒にせんで...全文を見る
○植田委員 時間が参りましたので、かなり質問をやり残したわけですが、終わりますけれども、幾つか宿題が残っていると思いますので、それについては可及的速やかにお調べいただきたいと思いますので、その点はよろしくお願いいたします。  また、保護室については、法務省、法務大臣は昨年見たけ...全文を見る
03月05日第154回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  政府のデフレ対応策について中心にお伺いするわけですが、ちょこっとだけ外務省に何点か御質問させていただきたいと思います。こちらで用意している質問はほんのちょこっとなので、あとは答弁次第でございます。  報告書を一通り、私自身関...全文を見る
○植田委員 今のお話では、鈴木宗男代議士が個々の人事にかかわっていろいろと介入をした、関与をしたということは事実として認識なされている、外務大臣としては。そういう理解でいいですね。——となりますと、それだけの答えをとるために、二十日の予算委員会で、我が先輩議員、かなり小町参考人と...全文を見る
○植田委員 この話は、そういうことがないようにこれからしたいですという一言で、ごめんで済んだら警察要らぬという話ですよね。要するに、立法府の一議員が行政府の人事に事実上影響力を行使したというのは、これは三権分立に反する問題なんですよね。  ですから、この一件だけだったのかどうか...全文を見る
○植田委員 それはわかっています。それは、鈴木宗男さんの判こをぽんと押して人事を動かすわけではないでしょう。  だから、その過程で具体的に圧力があった、介入があった等々についてどうした経過をたどっているのかということについて、事実について明らかにしてくださいよと言っているわけで...全文を見る
○植田委員 何につけても、議論する際には、事実関係が明らかで、事実認識を共有しないと議論にならないわけです。しかも、人事にかかわる基本的な問題なんですから、これをきちんとやらへんということは、外務省改革をやらないという意思表示をしたと同じやと言うても過言やないということだけ申し上...全文を見る
○植田委員 そこで、政府のデフレ対策は、今回、税制や財政での需要喚起であるとか、景気を直接刺激するような内容は見当たらないわけです。その点について、先ほどの質疑でも、竹中大臣の方は、今回のデフレ対応策というのは、金融政策に的を絞った、その枠組みで金融政策としてデフレ対応策どうでき...全文を見る
○植田委員 それは、小泉構造改革が供給構造改革だということをせんだってもお伺いいたしましたけれども、もちろんそういうことでやっておられるんですからそういう答えが返ってくるんでしょうけれども、総合的なデフレ対策の中で、税制面からのアクションも重要だろうと思っておるわけです。  詳...全文を見る
○植田委員 税の空洞化という話、今の話を伺っていると、これは塩川大臣の造語なのかなと。私もどこかで、この税の空洞化の意味するところは何なんでしょうかと聞くつもりでおったんですけれども、今の話を聞いていると、一つは、公平性が十分担保されていればどうなのかということも含めた問題意識を...全文を見る
○植田委員 今の金融担当大臣のお話をお伺いしておりますと、金融政策の中で、特に、奇抜な政策をこのデフレ対応策で降ってわいたように提示するなんということは、なかなかしんどいよということだろうと思うわけです。とするのであれば、そもそもデフレ対応策を金融政策に収れんさせてこうしたペーパ...全文を見る
○植田委員 そうしますと、基本的にデフレ対策というものが金融政策を軸にこれからもいくということなんでしょうか。そういう発想なんですよね、ベースはね。ただ、恐らくそんなに奇抜なものは期待できないわけなんですけれども。  それで、もう一つだけ聞きたいのですが、ここのデフレ対応策でも...全文を見る
○植田委員 ちょっと……。
○植田委員 来ているのはわかっています。竹中大臣、どうですか。それだけ言うてくださいよ、竹中大臣に聞いたんですから。
03月06日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  私がお伺いしたかったところ、詳細に今吉井先生がお伺いされましたので、そこは省きたいと思いますけれども、まず、税制にかかわって、簡単なことですけれども確認だけさせていただきたいと思います。  まず、塩川財務大臣、簡単なことです...全文を見る
○植田委員 ちなみに、いろいろな意見が経済界等からも、例えば投資優遇税制であるとか経済活性化に資する税制の検討を求める、そういう考え方がいろいろとあるわけですけれども、その点、財務大臣としては経済活性化と税制ということについてどうお考えかということを伺いたいわけですが、少なくとも...全文を見る
○植田委員 お話は非常によくわかるんです。その意味で、そういう問題意識等々もあります。税の空洞化と呼ばれることをおっしゃっておられるんだろうとも思うわけですけれども、繰り返しになりますけれども、その税の空洞化というべき状況について議論することが必要というときに、真っ先に課税最低限...全文を見る
○植田委員 もう既に、例えば東京国税局には、そうした脱税の国際化やまたコンピューター化に対応するために、査察国際課また査察開発課というものもできているようでございますけれども、毎年この種の脱税自体が高度化、複雑化している中で、そうした急速な変化に対応していくためにも、やはり機構の...全文を見る
○植田委員 国税のことをお伺いしますと、税関、関税行政についても同様のことで言及せざるを得ないわけですけれども、ここも実際、二〇〇二年度の予算案では、八十四名の削減に対して、税関職員百八十一名の増員ということになっているわけですが、それはそれとして評価するといたしましても、内訳を...全文を見る
○植田委員 これも通年、附帯決議がついておって、そのことは十分御認識されていると思いますけれども、必要なところに適正な配置を国税にしても税関にしてもするということについては、やはり言うべきところはしっかりと物を言っていただきたいというふうに私は思っておるところでございます。別に私...全文を見る
○植田委員 いずれにしても、国債というのは国の借金ですから、それが下がるというのは日本に対する信認が、信用が失われつつあるということは言うまでもないことですが、背景に、財政破綻の懸念であるとかデフレ化の進展に伴う信用リスクの増大、これがあることは当然言うまでもないことだろうと思い...全文を見る
○植田委員 後で二〇〇八年の件、お伺いしようと思っていたのですが、今一応おっしゃっていただいたわけですが、そこの点、御承知のように、小渕内閣のときの国債大量発行の現金償還をしなければいかぬのが二〇〇八年だということですけれども、それについては既に、その時期を前提としての債務処理の...全文を見る
○植田委員 二〇〇八年度には、償還期を迎えた国債を借りかえる分だけでも百二十七兆あるわけでございますけれども、今後も国債発行は全くしないということにはなりませんから、やはりふえるわけです。その意味で、日本の国債の保有構造は、やはり今現在いびつだろうと思うわけですが、十分な国債の消...全文を見る
○植田委員 ありがとうございます。  今のところ、淡々とお伺いしているわけですが、お休みのところ申しわけございませんが、一点だけ塩川財務大臣に、これともかかわりながら、お伺いをしておきたい。お疲れのところ申しわけございませんけれども、もうわずかですので。  それで、私自身、こ...全文を見る
○植田委員 だから、私は何も野方図にばんばんやればええじゃないかなんて一言も言っていないのです。  ただ、財務大臣とやや事実認識が違うのは、その十年の間で財政出動さんざんやったけれども景気はよくならなかったじゃないかとおっしゃるわけですが、この間、私も何度か質疑の中でもやりとり...全文を見る
○植田委員 はい、ちゃんと時計を見ておりますので。  具体的な提案は私どももさんざんさせていただいているのですよ。だから今、要は、景気悪いいうたらもうからへんことですやんか。それで、もうからへんいうたら売れぬことですやん。売れぬいうことは買わぬいうことですやん。何でかいうたら、...全文を見る
○植田委員 時間だそうですから、終わります。
○植田委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、本委員会に付託された平成十四年度における公債の発行の特例等に関する法律案、租税特別措置法等の一部を改正する法律案に反対する立場から討論を行います。  まず、特例公債法案について、反対する理由を申し述べます。  二〇〇二年度予算...全文を見る
03月20日第154回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず最初に、裁判所職員定員法にかかわりまして一点お伺いしたいと思いますが、三月十九日の閣議決定の推進計画の中でも、裁判所、検察庁等の人的体制の充実ということは当然触れられておるわけですけれども、今回の法案でそうした増員等々がま...全文を見る
○植田委員 今回の法案に直接かかわっての質問は以上でございますが、かかわりまして、幾つかの点お伺いをしたいと思うわけですが、実は昨年、同じこの法案の審議の際に、私、「裁判官に対する人権教育の具体的カリキュラム」についてお伺いしたことがありました。質問の後、その紙、一枚物をいただい...全文を見る
○植田委員 男女共同参画社会関係が去年までのものよりも一つ加わったということですね。  私も、このカリキュラムを見せていただいて、別に悪いとは言いません。非常によくやっておられると思うわけですけれども、例えば、令状実務であるとか国際人権規約であるとか、恐らく、私は裁判官にならは...全文を見る
○植田委員 これからやられることですから、また来年私はこれをする機会があれば、その点について恐らくまたお伺いすることがあろうかと思いますし、またその経過についてお伺いすることもあるかもしれませんが、十五日に閣議決定されたいわゆる人権教育・啓発に関する基本計画でも、「人権にかかわり...全文を見る
○植田委員 今法務省にもお伺いいたしましたが、少なくとも法務省、最高裁では、子供ポルノ・買春問題にかかわって、それに特化して具体的に研修等を行っているわけではないので、例えばそれに特化したプログラムや教材等々というものは示されないということで、研修の中でそういう問題にも触れていま...全文を見る
○植田委員 聞き違いでなければ百四十八万と、えらいまたかわいらしい金額やと思うわけですけれども、なぜこのことを聞くかといいますと、それは、せめてこれはけたが違うん違うかと。  最近いただいた資料で、「インターネット上の子どもの安全ガイド」というきれいなカラーのパンフレットがあり...全文を見る
○植田委員 思いはよくわかりますが、みっともないでしょうと私が申し上げたのは、今後、こうしたことを政府としてやはり責任を持って教育、啓発に努めていくんだという意思表示をもう一度なさってください。
○植田委員 いつも聞いていると、皆さん、どこに聞いても、これからも充実に努めてまいりますとか、一層努力しますと。私はそういうことは忘れていませんので、その都度、じゃ、どこが充実しましたかということは、いずれちゃんとお伺いいたします。  何でこの件、私言うたかというと、いいもので...全文を見る
○植田委員 ほんまに大丈夫なんですかと聞きたいところですが、大丈夫なように頑張りますということでしょうから、今後あったらもっとぎゃんぎゃん言いますさかいに、そこは御覚悟召されてください。それと、こうしたことも踏まえて、法務省としてちゃんと締めるところを締めてほしいと思います。 ...全文を見る
○植田委員 あと、これは警察庁と法務省にそれぞれお伺いしますが、この禁止法十条には、法務大臣はよく御存じだと思いますが、国民の国外犯にかかわる規定があります。  今後、余り歓迎すべきことではないですけれども、国外犯事件は恐らく増加するだろうと推察することは容易だと思うわけですけ...全文を見る
○植田委員 よくわかりました。  最後、持ち時間五分ですが、人権教育・啓発に関する基本計画について、何点かお伺いしたいと思います。  今回閣議決定された基本計画、これは教育啓発推進法の七条に基づいてつくられたわけですが、八条で年次報告を出すとなっているわけです。これはいつ出す...全文を見る
○植田委員 わかりました。  できれば、その年次報告についてはこの場で集中審議なんかをやっていただきたいなと希望しております。  この基本計画の二十八ページから二十九ページのところ、いわゆる同和問題について書いています。冒頭、「同和問題は、我が国固有の重大な人権問題であり、そ...全文を見る
○植田委員 要は、当然、この前提となる教育啓発法にも国の責務が入っているわけですから、部落問題を解決する責務を国が有しているということは確認できる。  そこで、文科省さん、これも一言で結構なんですが、同和教育を含む人権教育の推進というのも当然国の責務ですよね。これも端的に、責務...全文を見る
○植田委員 最後、一点、内閣官房に伺います。  この基本計画では、いわゆる、今取り上げました部落問題を初めとして、重要課題が「その他」含めて十二項目にわたって書いてあるわけですが、もちろんこれを策定するときにも十分踏まえられたであろうところの人権教育のための国連十年に関する国内...全文を見る
○植田委員 現に総理を本部長とする推進本部があるわけですから、法務省さんも、文科省さんが中心に取りまとめられた今回のこういう基本計画がありますけれども、いわゆる広い意味での人権教育を推進する本拠は推進本部やということをゆめゆめ忘れんと、これからも取り組んでいただきたいと思います。...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  私どもこの法案には賛成の立場でございまして、その意味でといいますか、実は、非常に私あたふたしておりまして、それでなくても愛煙家への包囲網が狭まっている中で、先ほどの先生方の議論を聞いておりますと、非常に私としては大変だなと思っ...全文を見る
○植田委員 大体わかるわけですが、ただ、今でも、当然本来のたばこ事業が圧倒的な事業、JTさんの全体の中では圧倒的なシェアを占めておりますから、食品、医薬品事業というのはまだ緒についたばかりだろうと思うわけですが、特に食品事業にかかわっては、減価償却後ベースでも赤字が続いているとい...全文を見る
○植田委員 ちなみに、JTがRJRナビスコ社の海外たばこ事業を買収された、そのことで世界第三位のたばこ会社に、ちょっと一、二位からやや離されておりますが三位ということでございますが、この買収のメリットというのはあったんでしょうか。あったのかどうか、それと、現在のJTの経営にどんな...全文を見る
○植田委員 今のお話というのは、財政制度等審議会のたばこ事業等分科会でも同趣旨の、ヒアリング等見させていただきまして、そういうお話をされていることは承知しているんです。  一番最初お伺いしたように、次代の柱として食品、医薬というものに積極的にこれから取り組んでいこうということな...全文を見る
○植田委員 わかりました。  ちょっと時間が迫っていますので、次の課題の方へ移りたいんです。幾つか、おさらいも含めてJTの民営化の問題、特に、後でお伺いしますが、葉たばこの問題にちょっと言及したいわけです。  引き続きちょっと社長にお伺いしたいんですけれども、この間のたばこ事...全文を見る
○植田委員 そこで、財務省にお伺いするわけですが、質問の中身は別に、答弁については財務大臣でも副大臣でも結構でございますが、できれば大臣にお答えいただきたいんですけれども、八二年の臨調の答申等を素直に読みましたら、やはり製造独占、葉たばこ全量買い取り契約制及び政府の株式保有が三点...全文を見る
○植田委員 大体とおっしゃったが、最後、全く同じだということでございますので、それを前提に、葉たばこ耕作農家の今後の支援なり保護なりということについて、引き続き財務省さんにお伺いしたいわけです。  仮にこれを、イフの話はなかなか答えられないかもしれませんが、仮に政府が保有してい...全文を見る
○植田委員 先ほども、たしか谷口副大臣ですか、葉たばこ農家の、今農家の数自体が少しずつ減っているわけですけれども、規模拡大等々、そういう意味で、生産性の向上というものを、努力はずっとされているという話がありましたけれども、実際、全国的に分布を見ましても、かなり葉たばこの上位の県と...全文を見る
○植田委員 最後にもう一問、これは財務大臣にお答えいただきたいわけですけれども、改めて繰り返しそこの部分を読み上げますが、臨調答申では、「国産葉たばこ問題が解決され、特殊会社の経営基盤が強化された段階で製造独占を廃止し、特殊会社を民営会社とする」これは今も生きている話でございます...全文を見る
○植田委員 別に、私は政治的に質問しているわけではありませんが、データを見ていただければわかると思いますが、特に私の地元奈良県なんて五軒しかたばこ農家はないんですけれども、そんなところだったらついでの作物かもしれませんが、特に今言った東北なり九州の一部、こうしたところはかなりの意...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○植田分科員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  本日は、宮内庁書陵部長さんにもお越しいただいておりますが、大きくは二点お伺いしたいと思っております。一つは、陵墓の管理、保全にかかわる問題について、もう一つは、天皇陵の治定とその学術調査のあり方、方向性について、今後のあり方...全文を見る
○植田分科員 大体わかったわけですけれども、八百九十五カ所の陵墓を管理するのに、常勤が百四十名、非常勤が九十四名ということでございます。この数の多寡について今は申し上げませんが、この非常勤の九十四名というのは、どういう方々がなさっておられるんですか。
○植田分科員 仕事の中身はよくわかったんですが、その非常勤の方というのはどういう方かということなんですよ。
○植田分科員 私、そこはそんなに細かく突っ込まないんですけれども、今の体制で、例えば宮内庁にお勤めであった方、退職された方とか、地域につながりの深いといっても非常に抽象的なわけですが、考古学的な知見にそれなりに長じておられる方ばかりとは限らないわけですね。  陵墓といっても、例...全文を見る
○植田分科員 いや、対応する体制はあると思うんですよ。ただ、素人の方が、これはどうなのかなと、墳丘が崩れているとか、そうした本来ならば専門家が検分して何らかの対応をしなければならないかどうかという判断が、現場の非常勤の方にできるのかどうかということを聞いているんですよ。そこはどう...全文を見る
○植田分科員 恐らく、この体制で管理保全を一生懸命やっておられるだろうと私も考えておるわけですけれども、例えば奈良県で、橿原市のたしか大軽町でしたか、五条野町でしたか、見瀬丸山古墳という古墳がございます。  ある研究者の見解では、これがひょっとしたら欽明天皇陵ではないかという説...全文を見る
○植田分科員 静安と尊厳の保持と。宮内庁のお立場としては当然の御認識だろうと思います。  百何十人の天皇さん以下、皇后の人やらなんやかんやとぎょうさん、全部で八百九十五カ所、静安と尊厳の保持をしなければならない場所を管理なさっているわけでございますが、実際、静安と尊厳の保持とい...全文を見る
○植田分科員 非常に丁寧にその経緯について御説明していただいて非常にありがたいわけでございますが、あと二点ばかり、幾つかはしょりながらもお伺いしたいわけです。  神武天皇陵のある今の場所、当時は、この神武天皇陵が明治以降整備されていく、その過程の中で、畝傍山の山ろくに集落があっ...全文を見る
○植田分科員 後藤何がしという人が書いた「皇陵史稿」という本があると思いますが、その中で、神武天皇陵を見おろす位置に洞村という村が存在するのは非常にけしからぬことであるというような記述もあるわけです。畝傍山の中腹に、二万坪の敷地で洞という村がありました。それが、結果としてそこを強...全文を見る
○植田分科員 昭和十五年以前の、洞村が別の場所に、近くの場所ですけれども、今も神武御陵のすぐ近くにありますけれども、そこに移転したという経緯にかかわっては、要するに、宮内庁さんが今お持ちの資料では確認はできない、だから、事実関係として宮内庁に所蔵する資料においてはそのことについて...全文を見る
○植田分科員 要するに、その史実については検証する素材を持ち得ていないということでいいわけですね。  そのことが必ずしもここでのメーンではないわけですが、もう一点、時間がありませんからまとめて聞きます。  やや時代が下りまして、実在性というものもやや神武天皇よりは実在したので...全文を見る
○植田分科員 時間がないので、非常に丁寧な説明はありがたいのですが、それは大体承知しています。  ホケノ山のことも、衾田陵のことも知っています。衾田陵の周辺だって、ほかに幾らだって、崇神陵だった勾岡上陵でしたか、それに比定できるようなところは幾らだってあるわけですよ、あの辺は古...全文を見る
○植田分科員 あと二時間ぐらいしたいですが、時間ですので、この辺で終わります。
04月09日第154回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀でございます。  三参考人におかれましては、お忙しいところ、本当に貴重なお話をお承りできまして、ありがとうございました。私も午後から対政府質疑をやらせていただくわけですが、非常に参考になったと思っております。  特に、今回の法案の意義...全文を見る
○植田委員 私は、個人的には、今回の法案、当然ながら賛成の立場であるわけでございますけれども、そこで、これについては北野参考人、そして児玉参考人、お二人にお伺いしたいわけですが、やや日弁連さん、弁護士の立場からすると耳の痛い話になるかもしれないのですが、実は、知り合いの司法書士の...全文を見る
○植田委員 時間が残り少なくなってまいりました。  あと二点は、土地家屋調査士会の西本会長、西本参考人の方に二つまとめて、時間がございませんので、お伺いしたいと思います。  一つは、司法制度改革審議会の意見書でも、土地家屋調査士さんの専門的知見の司法制度への一層の活用というこ...全文を見る
○植田委員 時間がまいりました。ちょっと超えましたけれども、お忙しいところ、本当にありがとうございました。  これで終わります。
○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  最後になりますけれども、できるだけ重複を避けながらお伺いしたいと思います。  この間、質疑の中でも話題になっております司法書士法改正にかかわりまして、簡易裁判所における調停の代理権及び相談の訴額を九十万円と制限することにかか...全文を見る
○植田委員 説明はよくわかるんですが、実際九十万円を限度とするということで、我々活用する側が、例えば、簡単な話です、司法書士さんにようわからぬけれども相談に行きました、でも、相談してみたらどうも司法書士さんではできない話やということで、司法書士さんの方もちゅうちょする場合も出てく...全文を見る
○植田委員 やむを得ないのではないかということなんですが、実際の実例、題材を幾つか挙げながら御質問をさせていただきたいわけですけれども、実際、訴額が九十万円ということになってしまったときにどんな弊害があるだろうかというふうに私も考えたわけですが、例えば特定調停にかかわってですけれ...全文を見る
○植田委員 かわいらしい金額だったら、今のそういうあちこちの金融をつまんでいて、何とかなるだろう、司法書士さんで全部賄えるだろうということですが、これは、今みたいに二百万ぐらいの特定調停するぐらいだったら、親からでもちょっとお金を借りて何とか返す方を考えますわね、そんな金額的には...全文を見る
○植田委員 今のケースというのはそんなに心配ないようなお話でございましたが、これも司法書士に依頼する側からすると、そこで司法書士が全部代理人をやってくれて、調停に代理人として関与してもらえるのかどうなのかということにやはり集約されるわけですね。A、B、C、Dとあって、Cが不調にな...全文を見る
○植田委員 この場合はある。ただ、当然、不当利得金が九十万を超える場合はないですわね。当然ないですわね。また、単に一千万円の債務不存在の確認を求める調停を行う場合はほぼないでしょう。また、短期間の取引で債務残高が九十万以上残るときも代理権ないですわね。  そういう簡裁に係属する...全文を見る
○植田委員 恐らく実際起こってくると思いますので、拡大等も今後検討課題だということでおっしゃっていただきましたので、引き続き、具体的な現場での、やはり司法書士さんの皆様方の要望もそうですし、実際、司法書士さんに物をお願いしに行く言ってみれば我々の立場からしても、安心して物が頼める...全文を見る
○植田委員 具体的な数を言いようはないだろうと思うんですけれども、ただ、いずれにしても、ここは希望される方の数から認定する数というのが算出されるというわけでもないだろうと思いますけれども、その辺はどうなんですか。
○植田委員 そういうふうに最初に言っていただければよかったので、わざと今みたいなことを聞いたわけでございます。そう言わぬと答えそうになかったのでね。  あと、懲戒制度にかかわって、今回改正はされていませんよね。要するに、懲戒制度といったら、法務局また地方法務局が懲戒権を持ってい...全文を見る
○植田委員 ちょっと時間が迫ってきたので、土地家屋調査士会の関係も聞かないかぬのですが、もう一点だけ。  これは、日司連さん、日調連さん、両方かかわってくる話なんですけれども、いわゆる特殊法人改革とのかかわりで、当然、日司連にしても日調連さんにしてもその対象になるわけですけれど...全文を見る
○植田委員 最後になりますけれども、二点ばかり、土地家屋調査士法の改正にかかわって、これは基本的なことでございます、技術的なことじゃございませんので、法務大臣に御答弁いただきたいわけです。  まず一点目、これもこの間の、きのうの国会質疑、またきょうの前段のお話でもありました、い...全文を見る
○植田委員 とりあえず、今のお話で、少なくともそうしたことも頭の中にあるな、念頭にはあるなというぐらいのことはお話ししていただけたんだろうと思っておりますが、もうちょっと色よい話もあってもよかったんですが。  あと、最後一点だけ、これもそれと関連して、土地家屋調査士の皆さん方の...全文を見る
○植田委員 将来というのができるだけ近い将来であるというふうに希望をいたします。  時間が来ましたので、以上で終わります。
04月10日第154回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、裁判所速記官制度の充実強化ということで、最高裁の方を中心にお伺いするわけでございますが、死んだ子の年を数えるような話じゃないかと言われるかもしれませんが、改めて、私なりに問題提起もさせていただきたいと考えております。...全文を見る
○植田委員 現実に、そうした状況の中で、正確な裁判、迅速な裁判というものが危ぶまれる事態が出てこようかと私は思うわけで、それは後で聞きます。  次の問いについては大体想定できる答弁もあるわけですがあえて聞きますが、裁判所法六十条の二の一項、「各裁判所に裁判所速記官を置く。」と定...全文を見る
○植田委員 そういう解釈ですから、ゼロのところがどんどんふえていく、一のところもどんどんふえていくわけですけれども、実際さまざまな問題が指摘されていることは御承知されていると思います。例えば、私の地元の奈良地裁も今一人ということで、実際、その結果、民事事件の証拠調べの期日等々にお...全文を見る
○植田委員 録音反訳の話は後で聞くわけですから、質問にお答えいただければ結構でございますから。私は、どう対応されたのかと。  恐らく、そこの説明の中で、録音反訳がこうして円滑に運用されているんですよということを対応として申し上げているんだということでおっしゃったんだろうと思いま...全文を見る
○植田委員 そうなると、今、録音反訳もやっていて円滑に遂行していますよというふうに奈良弁護士会に説明をもしなさったとする。恐らくお立場としては、それは九七年から中止していて、そういうことにどんどん切りかえていく、それはまあそちらのお立場でしょう。それは、奈良弁護士会に対して、最高...全文を見る
○植田委員 今のお話というのは、むしろ弁護士会に対して、要するに、奈良地裁の実際の現場に対して円滑に今の制度的枠組みの中でやらせるように努力しますからというふうに御回答されたということですか。
○植田委員 とすると、少なくともこの要請書を受けて、最高裁としては、もちろん恐らく平行線になると思う、弁護士さんの会のお立場としては基本的なところ速記官ふやせという要求ですからね、その要求には、悪いけれども御要望にはお答えしかねまっせという話だろうと思います。それはもうわかって聞...全文を見る
○植田委員 こればかりで時間をとるつもりはないんですけれども、現実に、この奈良弁護士会でも、速記官においては過酷な労働条件を強いられているという、むしろそうした地裁における職場実態についてもおもんぱかりながらの要求だろうと私は思っているわけなんですよ。だから、頭数は限られているわ...全文を見る
○植田委員 言及していないということは、要するに論議の対象の外にあるんですか。
○植田委員 全体とおっしゃいましたから、その全体の中には速記官も入るんでしょう。何も私は、速記官について個別具体的に議論しているのか、私は議論すべきだと思っていますけれども、そんなことをします、しないということを聞いていないですよ。全体の中には速記官も入るんでしょう。全体の中で速...全文を見る
○植田委員 論理的には入るんですから、そういうふうにおっしゃっていただければいいわけですよ。どこまで検討するかどうかというのは、それはあるでしょうけれども、論理的には入るということは、議論していく中で、速記官の話についても頭の隅には入って議論せざるを得ないということですわね。それ...全文を見る
○植田委員 そう言っていただければいいんです。  そこでちょっと、最後、時間の残りが少しずつなくなってきているんですが、録音反訳の話、先ほども御説明の中で最高裁の方からいただいたんですが、私も不案内なんですけれども、何か最近、電子速記「はやとくん」なんていう、えらいかわいらしい...全文を見る
○植田委員 いや、私、後でそれを聞こうと思っていたんですが、まず、実際に六割以上の方が使っておられて、それで、なおかつそうした「はやとくん」の使用について、実際それを導入することが正確な、迅速な裁判につながるかどうかは、それは議論の余地はあるんでしょう、いろいろな見解があるんでし...全文を見る
○植田委員 要するに、六割近く希望して許可されているということは、非常に使い勝手がよくて業務の遂行に資するものだということは、当然その点については認知をされているということですよね。そんな、まずかったらあかんと言えばいい話でしょう。  まあ、一応聞いておきましょう。
○植田委員 ちょっと時間がありませんからこの辺で終えますけれども、何ぼやってもこれは、もう冒頭申し上げましたように、死んだ子供の年を数える話なのかもしれません。九七年、そういうことでして、だから、今さら速記官の方が今の録音反訳システムよりも優位性を持っているというやりとりを始めた...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。よろしくお願いいたします。  今回の三法案につきましては、私ども賛成でございますので、殊さら、死んだ子の年を数えるような、因縁をつけるつもりはございませんが、何点か、これは塩川財務大臣に御確認したいことがございます。  といいま...全文を見る
○植田委員 そのとおりです。あえて聞くまでもなかったかもわかりませんけれども。  ちなみに、この閣議決定で、繰り返しますと、通貨製造の特殊性及びその特殊性に基づく安定的な雇用関係への配慮ということもあるわけでございますが、今回、この部分、法案においてはどのように反映されているの...全文を見る
○植田委員 私に読めと。私もちゃんと読んできています。  要するに、では言いますよ。具体的に、もう一回これは確認をしているわけですからね。(発言する者あり)ええ。とおっしゃっていますが、そのとおりですよ。もう一遍言いますね。疲れてはるんやったら言います。  両独立行政法人が行...全文を見る
○植田委員 そこで、これは確認しておきたいんです。これも私に読み上げさせぬといてください。  九九年の四月二十六日、これは造幣、印刷事業の経営形態にかかわって、私ども社民党に現業問題特別委員会というのがあるんですが、伊藤茂当時の委員長と当時の谷垣大蔵政務次官との間で、我々は四・...全文を見る
○植田委員 いわゆる四・二六合意というもの、四項目、ここでは確認、覚書が交わされているわけですが、そうした中身が、この間の労使協議及び今回の法案にもこうした合意事項が反映されておる、大つかみでいうとそういう御説明だったと思いますから、これも確認をさせていただきたいわけですけれども...全文を見る
○植田委員 今後もそれは変わるものではないでしょう。ちゃんと、それぞれサインしているペーパーもある。私はコピーしか持っていませんが、これは怪文書ではなくて公式な文書ですので、引き続きそれは遵守されるものという答弁でございました。  あと一点。これも造幣局の法案では十八、印刷局法...全文を見る
○植田委員 今の御答弁で、私は、十分結構だというふうに思っておるわけでございます。  基本的に、きょう、私が特にこの法案にかかわって確認したかったことは、今御質問させていただいた点でございます。真摯にお答えいただいて、ありがとうございました。  その上で、笑わぬと私の質問を聞...全文を見る
○植田委員 皆さん、しようもないことを聞いているやろ、植田ってあほなやっちゃなと思うかもしれへんけれども、今みたいな、硬貨が何で丸いんかというのを政府参考人に聞かぬといかぬわけです。大臣も知らぬ、我々も知らないわけです。  恐らくこの中に、司馬遼太郎の小説の好きな人、たくさんい...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  先ほどもずっと民主党の中村委員が、特に新たにできる監査委員会制度について重要な論点をいろいろ提起されていたと思います。与党席からも非常におもしろい質問だというふうな意見もありましたけれども、私もそう思いながら聞いていましたが、...全文を見る
○植田委員 一つ根底に流れる問題意識として、基本的には、いわば本物の株式会社制度といいますか、証券市場を活用する制度を構築しよう、そういう基本的な問題意識が底流にある、いわば市場のそういう意味での圧力というものが根底にあるというふうに、まず前提としてとらえておいてよろしゅうござい...全文を見る
○植田委員 私は根底にあると言っておるわけで、いわばその辺に本質があるんじゃないのかと思っているわけですが、それも一つの柱だと、ややそこは理解にそごがあるようです。  なぜ私はそういう問題意識を今回ちょろちょろと商法のいわば歴史みたいなものを勉強させていただいて感じたかというと...全文を見る
○植田委員 大臣のお話ですと、少なくともこの五〇年改正の、恐らくその意義というものについての認識は私とほぼ同様だろうと思うわけですが、それの実際の理念と現実がどうであったかというところについては、やや大きく開きがあるのかなと思うんです。  といいますのは、先ほども申し上げました...全文を見る
○植田委員 細々と聞いていくと、この五〇年改正以降の、私は乖離と申し上げましたけれども、一定、それは高度成長期の一つの背景としてそうした法制度があったというところまで私は申し上げているわけですから、そこまではどうやら大体同じようでございますが、その先がやや認識に開きがあるんではな...全文を見る
○植田委員 一応株主の利益ということをおっしゃっていただきましたが、少なくとも、企業統治の効率性や合理性を求める余りに、いわば株主主権というものが制限されるようなことが決してあってはならないと私は思います。  その意味で、もう一度確認だけしておきます。  具体的に、逐条的には...全文を見る
○植田委員 その御答弁を受けまして、具体的には、特にこの間の改正等々の動きを含めて来週またお伺いしたいというふうに思います。  ざっくりしたことをもう一点お伺いしておきたいのですが、最近でこそコーポレートガバナンスというのがごくごく当たり前の片仮名として登場したのですけれども、...全文を見る
○植田委員 ありがとうございました。  そこで、残り時間が少ないですが、監査役制度、また監査委員会にかかわって、幾つか簡単な論点、おさらいさせていただきたいと思うんです。  先ほどの質疑にもありましたけれども、恐らく今回の監査委員会の問題というのは、当然ながら取締役が決めた監...全文を見る
○植田委員 御説明の趣旨はよくわかりますよ。ただ、この制度自体が、いわゆるアメリカ型の制度を無批判に輸入したものではないというふうに先ほども御答弁ありましたけれども、基本的にアメリカ型ですね。  とすると、さっきも議論ありましたが、今御安心あそばせと局長がおっしゃるのは、御安心...全文を見る
○植田委員 立法技術上の問題点を今聞こうとしていたのではなくて、そうした法的枠組みの中でエンロンのような事件が実際に起こっている。だから、私が聞いたのは、こうしたケースはアメリカにおける例外的なことなのかということなんですよね。だから、むしろそこをしっかりと検証していかなければな...全文を見る
○植田委員 時間がないのでもう終わりますけれども、いずれにしても、当然、私もグローバルスタンダードには一定の理解を示しているつもりでございます。ございますが、問題点についての警戒心を怠ったままでは、別に私自身、偏狭なナショナリズムに走れなんということを言っているわけじゃございませ...全文を見る
04月16日第154回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、お忙しいところ、四参考人の各先生方、本当にありがとうございました。私もまた金曜日に質疑に立つ予定でございます。対政府質疑、やる予定でございますので、それぞれ四方のお話、非常に参考にさせていただいたところです。  ま...全文を見る
○植田委員 苦渋の選択だと。先ほどの話では、いたし方ないというようなお話もあるわけですが、もう一点、委員とならない取締役の義務であるとか責任というものが今度は不明確になってしまうんじゃないかという疑問もあるんですね。というのは、委員会が取締役から委譲を受けて独立をするのであれば、...全文を見る
○植田委員 そこで、今のお話に引き続いて、この社外取締役会にかかわりまして西川参考人にもお伺いしたいわけです。  幾つか今江頭先生に御疑問をぶつけたところ、今回の委員会制度、また今回の法改正というのは、ある種苦渋の選択であるということもおっしゃっておられるわけですけれども、社外...全文を見る
○植田委員 今西川参考人、いみじくもおっしゃいましたように、年に一度、年に何遍もあったら困るような話ですけれども、それこそ何年に一回の大勝負をかける、そのときの適切な判断をするためには、適切な、恒常的な情報の提供なり、そうしたことを常に社外取締役の方が把握していなければならないと...全文を見る
○植田委員 ちょっと時間が迫ってまいりましたので、実は高橋参考人にもう一点お伺いしたいことがあったんですけれども、時間があれば最後にお伺いいたします。  連合の成川参考人の方にお伺いしたいわけですが、これも、成川さん御自身がお書きになった、「日本における企業統治のあり方と労働組...全文を見る
○植田委員 あと何点かお伺いしたいことがあったのですけれども、持ち時間を既に超えておりますので、申しわけございません。きょうは本当にありがとうございました。  以上で終わります。
04月19日第154回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  先日に引き続きまして、最後になりましたが、何点かお伺いをしたいと思います。  この間のコーポレートガバナンスの観点からの商法改正の焦点というのは常に監査役制度の改正であっただろうと思いますし、そして、その間の改正を通じて監査...全文を見る
○植田委員 やはり、今回の改正が会社のコンプライアンス体制を危うくさせるものであってはならないわけです。だから、私がお伺いしたいのは、制度設計としてはかなり完成に近づいている現在の監査役制度の非常によく機能している部分が、今回の監査委員会の場合危うくならないかということなんです。...全文を見る
○植田委員 今回の法案については、私どももきのう部会で議論もいたしまして、積極的ではありませんが、消極的に賛成だということになったわけです。  ただ、私自身もややひっかかりがありますのが、次にお伺いします社外取締役にかかわってですけれども、経営者の監視機能ということで社外取締役...全文を見る
○植田委員 実際、例えば会社経営者間の人的な関係の中で社外取締役に就任する人だっているでしょう。そうなると、やはりそこで十分な監視機能は期待できへんでしょう。それが果たして社外取締役として好ましいのかどうなのかというのは、素人の私でも即思うわけですよね。  だから、今おっしゃら...全文を見る
○植田委員 そこで、もう一つ。  私自身、その社外取締役というものの効用といいますか、期待はできるだろうと思いますが、ただ、これは参考人質疑のときにもお伺いしたわけですが、恐らく社外取締役の多くの場合が、ほかの会社で本業を有しておって非常勤で就任するだろう、そうなると、複雑な業...全文を見る
○植田委員 わかりました。  次に、今回いわば三委員会、監査、指名、報酬の三つの委員会があるわけですけれども、欧米なんかでは、コーポレートガバナンス委員会、執行委員会だとか、戦略委員会だ、財務委員会だ、公序委員会であるとか株式委員会、倫理委員会等々あるようでございますし、中間試...全文を見る
○植田委員 だから、お伺いしたのが、例えば倫理や環境といったことについて、そういうランクアップがこれから必要になってくるんじゃないですか、そこを聞きたかった。  現状はそうだろうということは、つくったらあかんと法律には書いてへんわけですから、それは、つくるのはそれぞれ任意でやれ...全文を見る
○植田委員 あと、今回アメリカの制度を参考にというか、移入されたわけですけれども、アメリカの場合でも、主要委員会、監査、指名、報酬それぞれ全員社外取締役ですね。中間試案を見ると、これも、社外取締役の割合が過半数でいいかどうかも検討事項になっていたと思います。  そのことを踏まえ...全文を見る
○植田委員 時間がないので、先、お伺いいたしますが、次に、重要財産等委員会の権限にかかわることもちょっと御確認させていただきたいのです。  まず、改正案の中身を見れば、いわば現行の常務会を法定した経営委員会ではなくて、権限を重要な財産の処分、譲り受けや多額の借財の決定権限に限る...全文を見る
○植田委員 さて、先ほども議論にあったようですが、執行役が取締役を兼任することができるわけですが、あくまでも新しい制度を採用するかしないかというのは選択制なわけですから、仮にですよ、執行役と取締役が兼任できないというのは使い勝手が悪いと思うんであれば会社の方が採用せえへんならいい...全文を見る
○植田委員 いや、本当に難しい法律なので、文学部出身の人間がこんな商法の質疑を、参考人を入れて三回もやるというのは、ここ十日ほど頭がくらくらしておりまして、御教示、ありがとうございました。人手不足ですから、私がいつもやらぬとあかんので。  それで、あとは法務大臣に気軽に御答弁い...全文を見る
○植田委員 といえば、従業員を初めとする利害関係者とも対等な話し合いというものをやっていかなければ、企業経営、公正な経営というのはやはり困難になるということでよろしゅうございますか。
○植田委員 答弁のおしりの方の何らかのというあたりを最後お伺いしたいわけですけれども、OECDの閣僚理事会でも九九年にコーポレートガバナンス原則を採択しているわけですけれども、ここでもステークホルダーの役割というものをきちっと盛り込んでいるわけですよね。  その意味で、従業員と...全文を見る
○植田委員 特に七〇年代にヨーロッパ諸国で経営参加の法的制度化というものが進展して、恐らくそれと並行しながら日本でもそういう議論があったかと思います。七〇年代のヨーロッパ諸国というのはいわば社民政権が多かったわけで、一つは、いわゆる自主管理社会主義といいますか、そうしたものの影響...全文を見る
○植田委員 特に個々の労働者、従業員の経営参加ということの場合、先進的事例はヨーロッパであるわけですが、ヨーロッパの場合むしろ産業別組合でありますから、かつて日本の労働運動が停滞したその理由が、日本の労働組合は企業別で組織されているということがよく指摘されているわけですけれども、...全文を見る
○植田委員 ありがとうございました。  鋭意、そこの部分については私もこだわっているところでございますので、引き続き、また機会があれば取り上げたいと思いますが、正直申し上げて、商法というのはほんま難しかったですね。  以上で終わります。
04月24日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  特別検査の評価にかかわって、冒頭、まずお伺いをしたいわけでございます。  公表された資料を見ましても、一・九兆円の処理損が計上される見通しになったわけですけれども、この辺についての御所見もお伺いしたいわけですが、この特別検査...全文を見る
○植田委員 今回、百四十九社というのが実際どういう基準で選ばれたのか、今ふるいにかけられたようなことをおっしゃいましたけれども、実際、一定の基準というのはあったんでしょうか。
○植田委員 そうなると、体力の範囲内でやっただけと違うんかなと疑問は残るわけですが、ちょっと時間がありませんので先に進みます。  今回の特別検査が、自己査定がほんまに大丈夫かいな、金融検査は大丈夫かいなという疑問に答えよう、そういうことはあったかと思いますが、実際、その百四十九...全文を見る
○植田委員 その債務者区分が悪化した七十一社のうち、実際、特別検査の結果十五社以上が二段階下がったと言われておるわけですが、十五社といえば、これは実際百四十九社ですから、検査対象の一割ですよね。ここまでの企業が二段階も悪化したということであれば、景気が悪いとかデフレやとかいうこと...全文を見る
○植田委員 いろいろな要素がありましたという話でございます。ただし、実際、特別検査を厳格にやったということでそのことを評価するのであれば、過去の自己査定が甘かった、体力の範囲内でしか引き当てしていなかったということは、むしろはっきりおっしゃった方がいいんじゃないでしょうか。むしろ...全文を見る
○植田委員 もう時間がありませんから先へぱぱっと行きますが、いずれにしても、特別検査の結果を踏まえても銀行の健全性に問題はないということは、結局、結果としてはおっしゃっているわけです。  そこで、柳澤大臣にお伺いしたいんですが、特別検査の公表後の記者会見、ちょっとまたインターネ...全文を見る
○植田委員 答弁をお伺いしていますと、そのときの質疑応答の中身と大体同じ中身ですから、いや、すごいなと思って。大体同じことをおっしゃっていますよね。  ただ、その事実認識としてそうだということなんですが、ということになれば当然、例えば、ここでやぼなことは聞きませんが、公的資金注...全文を見る
○植田委員 えらい詳しい御説明、ありがとうございます。  私が申し上げたかったのは、景気が回復感を仮に増していったとしても、やはり循環的な景気回復の恩恵をこの四業種は受けにくいのじゃないか。そこはちょっと違うようなお話でしたが。だから、これらの問題債権がそうやすやすと減っていく...全文を見る
○植田委員 もう時間が詰まってきましたですけれども、実は、私も幾つか質問を今回用意しておったのですが、非常につくりづらかったのですが、私個人的には、そもそも不良債権の処理を今急ぐべきではないというふうに考えております。ですから、総スカン食らう見解なのかもしれませんが、ただし、不良...全文を見る
○植田委員 もう終わりますけれども、今、前者の話は、しんどくなっても神風が吹くような話だったと思いますが、後者の話については、引き続きまたこの場でやりとりさせていただければというふうに思っております。  きょうはありがとうございました。お疲れさまでした。
04月25日第154回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○植田委員 社会民主党の植田至紀です。  我が国の安全保障にかかわって、きょうの課題にかかわって、若干の問題提起をさせていただきます。  冷戦崩壊後の国際社会におけるいわば平和の確立に向けた取り組みの中での安全保障政策というのは、軍事ブロック間の対立と均衡のシステムから、多国...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○植田委員 社会民主党の植田至紀でございます。  与えられた時間の中で幾つかお伺いしたいわけですが、まず外務省さんに、この法案の中身をお伺いする前に、外務委員会でも当然議論はあったかと思いますが、幾つかの点をちょっとおさらいしておきたいと思いますので、条約にかかわってお伺いいた...全文を見る
○植田委員 要は、この条約の起草に当たって、当然ながら、条約を見ればはっきりしていますけれども、劇薬はさまざまな副作用はあるだろうという危惧はあるわけでございます。  国際人権法の専門家というものはこの起草には参加していますか、していませんか。
○植田委員 すなわち、この条約そのものの起草に当たっては、各国の法規制の担当者が集まって起草した。そして、国際人権法の専門家というものはそこでは参加をしていないということは、すなわち、今回のこの条約の起草に当たって、いろいろと議論もあるだろうと思いますが、少なくとも人権にかかわる...全文を見る
○植田委員 そこで最大限の工夫を凝らして条約ができたんでしょうから、その点じゃなくて、要するに、人権の制限についてやはり歯どめが必要だ、必要でない、そうした議論があったのかなかったのか。これは、あったのならあった、こういう議論でしたでいいのです。そういうことはそもそもこの条約の起...全文を見る
○植田委員 人権の制限の歯どめにかかわって議論されて、それが十七条に反映されている、それは事実認識ですけれども、ただし、あくまでもこれは、かかる国際人権法の専門家たちがこのことについてさまざまな意見を述べた形跡はないわけですよね。そのことについて議論に参加はしていないわけですよね...全文を見る
○植田委員 要は、具体的な起草の過程における議論等々について、私はそんなに難しいこと聞いておりませんが、実に簡単なことを聞いても、必ずしも掌握していない部分があるわけですね、外務省さんとして。あるわけですよね。あるのかないのか。
○植田委員 ほんまは国会で議論する前段階でそんなことは確認しておかないかぬ話じゃないでしょうか。少なくとも、条約の性格から見て、もう発効しているわけですけれども、さあ批准します、批准してから、起草の過程における議論について子細はそれから調べてみます、これは順序逆と違いますか。そう...全文を見る
○植田委員 少なくとも、出てきたものが、具体的にどういう過程を経て、どんな議論を経て最終的にこういう形でまとまったのかという過程について、死んだ子の年を数えるような話ですが、至急調べてください。それは報告をしてください。  今の話はそういうことで、次に、これは外務委員会でも、私...全文を見る
○植田委員 十七日の外務委員会の質疑でも、これは川口外務大臣が、「テロリズムにつきまして厳密な定義が存在するわけではなくて、国際的にも大きな議論があると思います」と。恐らく今答弁でおっしゃった大前提の部分ですよね。  私が疑問なのは、そもそもテロリズムといった場合、これを思想と...全文を見る
○植田委員 それはそうだと思うのですよ。厳密な定義がなされておらずに大きな議論があるわけですから、そのことについての定説的な理解がそもそもまだ存在していないということですよね。だから、私は今、こういうふうに整理するのが一番妥当じゃないですかと言いましたけれども、それも別に定説的理...全文を見る
○植田委員 ただ、これは今川さんもお伺いされたことですが、改めて確認したいのは、その答弁を受けてもう一回伺いたいことが一点だけあるからなんですが、いわゆる条約の二条一項、規制すべき活動、「文民又はその他の者であって」云々かんぬん、そしてただし書きで、「住民を威嚇し又は何らかの行為...全文を見る
○植田委員 外務委員会では林参考人がお話しされているわけですが、今その答弁の前段をおっしゃったわけですよね。  私がちょっと疑問に思いましたのは、今のお話はわかります、その上で、この外務委員会の未定稿を見ますと、「そもそもここにおきます行為というのは、死または重大な傷害を引き起...全文を見る
○植田委員 一般論以上の話は聞けぬだろうと思っておったんですが、あと、もう一点。  話はちょっと変わりますが、どうも今回の条約については、えらい迅速に、積極的に作業をされておられたわけですが、日本はこの間、国連人権関係の諸条約の批准にはやはりえらい消極的ですなという印象を持って...全文を見る
○植田委員 それは扱いを変えていますとは言えませんでしょうけれども、例えば包括的テロ防止条約の対立点や云々という話はもう先ほどもありましたから繰り返しませんけれども、少なくとも、テロの定義をめぐって紛糾した上、起草がストップしているわけですよね。  そもそも前提となるテロの定義...全文を見る
○植田委員 別に納得はしませんが、るるお述べいただきまして、理由はよくわかりました。  次に、先ほども外務省に聞いたところですけれども、いわゆるテロ行為なるものの定義にかかわって、先ほども外延的には明確だということで、条約で言えば二条一項に係るところですが、じゃ、法案はどうかと...全文を見る
○植田委員 条約で威嚇、強要と言っているのを何で一つに統一したんですかと、それだけの話を聞いていただけなのに、えらい詳しいお話です。  今のお話の後段部分とも重なるんですが、第一条の一号で、「人を殺害し、若しくは凶器の使用その他人の身体に重大な危害を及ぼす方法によりその身体を傷...全文を見る
○植田委員 不特定多数ですから、二人以上だったらいいわけですよね。
○植田委員 要するに、今しつこく聞きましたけれども、公衆に対する脅迫行為ということで網をかける。殺人や傷害事件が多く該当することになりますよね。もう答弁はいいです、時間がありませんから。少なくとも、この法律をこしらえぬでも当然断罪されるような犯罪は幾らだってあるわけですよ、今の刑...全文を見る
○植田委員 簡単にできるようにすることですよね。簡単にできるようにするということ、とりあえずまず一つおいておきますね。  では、今回、条約を超える処罰範囲も設定した、それは事実であるんだけれども、我が国における固有の理由、立法事実を明らかにしてほしい。  というのは、今、そう...全文を見る
○植田委員 要するに、我が国における固有の事情というのはないんですか。条約及びそうした国際的な要請に従って日本の法文に載っけたということであって、国内において具体的な事例というものはないわけですね。私が聞いたのはそういうことだけなんです。そんな難しいことじゃないんです。
○植田委員 要するに、そもそも、条約をそのまま素直に法律にしたらこうなりましたよということに尽きるわけですね。  それで、私がそもそも気になっているのは、先ほども質疑でありましたけれども、この種で実際自分が捕まるんか捕まらへんかと、いろいろな事例があります。例えばパレスチナでの...全文を見る
○植田委員 法案をこしらえはったのは法務省さんですから、例えば今の事例なんかの場合、どういうふうになるんでしょうか。法務省さん、いかがですか。
○植田委員 要するに、ならないわけですね。積極的に意図していなければいいわけですね。  例えば、私が逮捕でもされて、私はそれは知っていました、テロリストがいることも、そこに自爆テロをやる人がいることも知っていました、どうやらあの辺にいたことも知っています、ひょっとしたら私が送っ...全文を見る
○植田委員 結局、今回、これは私は破防法や団体規制法よりも悪いやろうと思うのは、破防法や団体規制法は団体の認定の規定があるわけですよ。そんな手続がないまま、積極的に意図するしないということを判断するのは、捜査機関がその都度判断するわけですね。要するに、そうしたことはその都度その都...全文を見る
○植田委員 私は今一言も、恣意的にやるんですねなんて聞いていませんよ。そんな答弁用意されていたんですか。捜査機関がその都度判断するんですよねと。私は何も、恣意的に判断するんじゃないかと一言も今質問で言っていませんよ。捜査機関にゆだねられるんですねと。要するに、まず積極的に意図して...全文を見る
○植田委員 もう一つ実例を教えてください。面倒かもしれませんが、それ聞いて終わります。  例えば、きのうも公安調査庁の資料をよこせと言ったらけさになって来ましたが、いわゆる過激派等々が地方議会等に進出していますわね。例えば、あるAというセクトがあったとしましょう。そこが明らかに...全文を見る
○植田委員 時間がちょっと超過いたしましたので、あと申し述べたいことは反対討論で申し上げるとして、質問は以上で終わります。
○植田委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案に反対の討論を行います。  言うまでもなく、テロリズムは許されるものではなく、断固それを阻止し、そして断罪されるべきものであることは言うまでもないことであります。 ...全文を見る
05月14日第154回国会 衆議院 本会議 第32号
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○植田至紀君 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  去る五月八日、中国・瀋陽の日本総領事館において、北朝鮮国籍と見られる男女五名が中国公安当局に拘束された問題、外務省の命名によれば瀋陽総領事館事件について、私は、社会民主党・市民連合を代表して、小泉総理、福田官房長官、川口外務...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  先ほども塩川財務大臣、お話しされておられました件ですが、先日、閣議後の記者会見で、景気がそこそこ底を打ったとおっしゃっておられましたが、その認識に立った理由をまず冒頭聞こうときのうの質問のレクでも言うていたんですが、大体の話、...全文を見る
○植田委員 丁寧にありがとうございます。  大企業と中小企業の二極分解の話についての御答弁の、特に前段の話は全くそのとおりだと私も思います。全く首肯できる見解だと思います。  後段の話、東大阪の話でございましたが、確かに中小企業の中でも、それは、別注もふえておると言いますけれ...全文を見る
○植田委員 わかりました。技術の移転という、それとあわせた融資の話もされましたので、そこは一つの御見解というか、お伺いしておきます。  本来ここは、差しかえで、経済産業委員会でも行って細かい話は聞くべきところだろうと思いますので、そうした問題意識を持って財務大臣が御主張されてい...全文を見る
○植田委員 まず大くくりのところをお伺いしまして、若干、個々に及んでお伺いしたいわけですけれども、既に指摘されていますように、証券決済というのは、有価証券の種類ごとに異なる法制に基づいて行われているという点については、これは統一的に規律するルールが存在しない、証券決済制度の分立と...全文を見る
○植田委員 最後の答弁のところはまた後でもう一度簡単に伺いますが、CPについては去年の国会で電子化が進んだわけですが、全般的に言うと、今おっしゃっておられるように、有価証券の流通段階におけるペーパーレス化が十分進んでいないということで、さまざまなリスクが存在する。そこで、特に現物...全文を見る
○植田委員 あともう一つ、いわゆる振替決済制度、登録制度が必ずしも評判がよろしくないというか不評だというふうに思いますけれども、不評じゃない、十分使われているということであればいいのですが、私のような認識が間違っていれば間違っているよと指摘していただければええし、こうした制度の問...全文を見る
○植田委員 あと、問題点で、日本でも海外の証券を譲渡したりまたそれに担保を設定する取引が増加してくれば、当然ながらその取引に関する法的紛争が日本の裁判所に持ち込まれてくる可能性も出てくるわけです。  その場合、我が国の判例に従って準拠法を決めておく必要が出てくる、そういう問題意...全文を見る
○植田委員 わかりました。  次に、特に、インターネット等の電子証券取引等への対応にかかわって、私はインターネットが証券取引に与えたメリットというのは当然はかり知れないものがあると思うのですけれども、注意しなければならないのが、事前に聞いたところによるとそういう事例がないという...全文を見る
○植田委員 ありがとうございます。  いずれにいたしましても、詐欺にかかわらず不公正な取引、証券取引が発生してしまう危険性というのは当然あるわけでございますので、もう質問はいたしませんが、当然ながらそうした問題についての啓発というものをそれぞれ監督当局でやはりきちっとやっていた...全文を見る
○植田委員 以上で終わります。
05月17日第154回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  既に参議院でも幾つか審議もされていますし、きょうの質疑でもいろいろな論点出されたと思いますので、できるだけダブりは避けたいのですが、重なるところはお許しいただきたいと思います。  まず、更生事業の成果にかかわって、更生施設に...全文を見る
○植田委員 そこで、やはり入所をされてサポートを受けた方々の再犯率が一〇%ばかり低いということは、これは数値的なデータとして評価はできると思いますけれども、今度、例えば、再犯した人の動機づけというか理由といいますか、その辺のところは掌握されていますでしょうか。
○植田委員 特に、更生に当たって、施設におけるいわば社会復帰に向けてのサポートのあり方に原因があって再び犯罪に及んでしまった、更生施設の中でおられた方々の再犯率は確かに低いけれども、実際そのサポートのあり方に何らかの原因が認められる、そういう例というのは恐らくデータとしてとってお...全文を見る
○植田委員 私自身、更生事業が社会復帰にプラスになっておりますし、特に民間のこの間のずっとした取り組みの中で再犯防止効果も上げているという理解に立ちたいわけですけれども、それぞれの努力に敬意を表しつつも、ただ幾つか、恐らくこの種の議論もあったかと思いますが、まず、現状において、更...全文を見る
○植田委員 そこで、特に諸外国の先進的な事例があろうかと思いますので、その辺についての、保護局さん、どんなふうに把握されているのか、また、そうしたものを参考にされているかという点、幾つかお伺いしたいわけですが、特に、ヨーロッパ諸国であるとか、欧米、アメリカ等で、特に更生事業の展開...全文を見る
○植田委員 私、韓国の例は今初めてお伺いいたしましたけれども、非常に、先進的事例をよくお調べになっているようだと思います。後でまた詳しい資料等もいただければありがたいんですが、私がちょっと教えていただいたところでは、アメリカのミネソタでやっている、これは恐らくよく御存じやと思いま...全文を見る
○植田委員 ありがとうございます。  ここで、ややちょっと話もそれるわけですけれども、時間が後で終わってしまうとあれなんで、先に刑事局長さんに、簡単なことだけお伺いします。後でちょっと児童虐待とのかかわりで具体的な更生施設におけるさまざまな取り組みを聞く前段として、特に少年犯罪...全文を見る
○植田委員 これから恐らく少年法が改正された結果というものが検証されていくべきなんでしょうけれども、例えばアメリカでは、大人、成人犯罪者の七割八割が少年時代に犯罪に手を染めている、そういうレポートもあるわけです。  それぞれの国でそれぞれの犯罪情勢があるわけですから一概には言え...全文を見る
○植田委員 さて、この少年法改正とほぼ並行して議論していた問題に、児童虐待防止法の問題があるかと思います。ここでは、非行少年の六、七割が虐待を受けていた、そういうふうに虐待を受けていた子供たちが非行に走って少年犯罪を犯す、そして、そういう人たちが大人になってからもやはり立ち直れな...全文を見る
○植田委員 義務づけるべきやといったらいろいろな議論もあるところでしょうけれども、今言ったような専門家が更生施設にもいらっしゃった方がいいというふうにお考えですよね。いらっしゃった方がいいし、それが適切に配置されるようなあり方は、これから検討課題として当然我々としても念頭にありま...全文を見る
○植田委員 何につけてもお金のかかる話というのはなかなか大変やとは思うんですが、あと、更生事業の場合、NGOとの協力といったら、ほとんどみんな民間ですから言わずもがなの話なんですけれども、特に薬物依存や酒害、アルコール依存なんでしょうか、そういうものについては、更生保護施設でもダ...全文を見る
○植田委員 最後に予算の面で幾つかお伺いして終わりたいんですが、恐らく一番効率的な犯罪防止というのは、やはりまず、犯罪を犯された方の、出所者、退院者の更生というのは大事だろう、これが一番効率的だろうと思うんですね、やはり再犯率も高いわけですし。  ちなみに、こうした更生に係る予...全文を見る
○植田委員 今の金額というのは、当然これは人件費込み込みの金額ですので、恐らく研究費ということで、要するに一切合財の中の予算ですからそれだけ引き抜いて出せないということなんだろうと思いますが、先ほど来、また事前の法案説明を聞いていましても、いわゆる更生施設の施設整備にかかわる予算...全文を見る
○植田委員 さらに一層頑張ってください。  以上で終わります。
05月22日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、法人税法等の一部を改正する法律案、できるだけ法案に即して、疑問点等、逐一御質問していきたいと思います。  まず、入り口からの話でございますけれども、私自身、個人的には、連結納税自体今やグローバルスタンダードになって...全文を見る
○植田委員 入り口ですので、繰り返し御答弁いただいているところ申しわけなかったわけですが。  もちろん、連結納税制度というものが、今おっしゃいましたように、我が国、日本の企業の競争力の維持強化という点で不可欠の制度だということで、特にこの間、経済界を中心に熱心に訴えられてきたと...全文を見る
○植田委員 まあ、そうなんでしょうけれども。  そこで、特に仕組みと機能にかかわるところのお話もお伺いしたいわけですが、この調査結果ではっきりしているわけですよね、それは事実として恐らく御認識なんでしょうけれども。そこは、事実認識は私の方から聞いた方がいいんであれば申し上げます...全文を見る
○植田委員 私は連結付加税が唯一にして最大の障害だということじゃなしに、最初に御答弁なされなかったものですから、それはいろいろな御不満がおありだということを認識されているわけですから、それを列挙して答えていただけばよかったわけなんですよね。実際データを見れば、今おっしゃったことも...全文を見る
○植田委員 今、寄附金の取り扱いについてお伺いいたしました。  今の御説明で、私はそこは十分だろうと思うわけですが、私自身、仮にこの制度の制度設計の中で、全額損金不算入がけしからぬというふうに考えているわけでも別に決してここはないわけなんです。ただ問題になるのは、むしろ、実際こ...全文を見る
○植田委員 そうだと思うんですが、後でも伺いますが、だから実際、時価の明確化というものがやはり厳密に行われない限り、昨年も別の法案で質問しましたら、時価というのはそれこそ売り手と買い手が一致したところが時価でございますということになるわけでございます。  そうした場合、では今度...全文を見る
○植田委員 いずれにしても、今、時価のところでぐるぐる回っているわけですが、ここにこだわるのは、そもそもの時価の定義があいまいであるということに尽きるだろうと思うわけです。仮に今のように税務職員による相談体制が整備されたとしても、また研修が充実されたとしても、そもそも、時価の定義...全文を見る
○植田委員 さて、連結納税の適用法人にかかわってですけれども、連結の対象となる子会社の株式保有割合が一〇〇%になっているわけですが、これも私は、これがあかん、このことがあかんと言っているわけじゃなくて、一応参考までに聞いておきたいんですが、当然、子会社の繰越欠損金であるとか子会社...全文を見る
○植田委員 ありがとうございます。  ここで幾つか、いわば今回の制度導入に伴う税収の減収に対応した措置のあり方にかかわってお伺いするわけですが、今回の制度導入に伴って減収額が約八千億見込まれているということで、税収の減収を抑えるための財源措置を講じるということで御説明いただいて...全文を見る
○植田委員 あと、他の財源措置の中で、ちょっとこだわって聞きたいところがあるんです。  退職給与引当金の廃止にかかわってですけれども、これは、連結納税を採用した、選択した企業、そうでない企業、それぞれ適用されるわけですが、この退職給与引当金の利用割合というのは、中小企業、資本金...全文を見る
○植田委員 そもそもの、この退職給与引当金の問題点が指摘されておること、それはよくわかっていますし、そういうことがあるから段階的に引き下げてきたことも十分理解はしているわけです。ただし、前段で言ったみたいに、では影響がありませんとは言えないでしょうというところを私は申し上げている...全文を見る
○植田委員 だから私も、中小企業等に対する影響に対して配慮はされているということは認めた上でお伺いをしているわけです。ですからここは、結局中小企業の側からすりゃ増税やないかと言われりゃ、そうですと答えざるを得ない部分ですね。  そこで、もう一つちょっと理屈だけ言えば、実務として...全文を見る
○植田委員 そのことはわかって聞いているんです。だから、質問の冒頭、理屈だけ言わせてもらえばと言ったでしょう。  だから、今言うた質問をストレートに聞いてもらったら、要するに、では、そのときに要支給額の全額を払えるような中小企業がありますか、どうですかという話だけを聞いているん...全文を見る
○植田委員 要するに、支払うことができるんですね。それは契約を変えていくわけですから、ほかへ財源を求めましょうということで。  だから、ここは、私はそんなんできるんかいなと思うんですが、あるという認識を前提にされているということですね。要するに、払えるということを前提にされてい...全文を見る
○植田委員 時間が過ぎてしまいますのでやめておきますけれども、だから最初に、理屈だけ言わしてもらったらと。だから、内輪話をすればレクのときも、実態はわかった上でそこは聞かしてもらいまっせということなんで、そういうことで私は聞いておったわけですよ。時間がありませんから先へ行きますけ...全文を見る
○植田委員 ここで財務大臣に聞くことが幾つかあるんでよろしくお願いしたいわけですが、本来、連結納税制度というのは減税を目的とした税制でないことは言うまでもないわけで、企業の経営や組織形態に対する中立性の観点から導入される制度であろうと思います。ですから、連結付加税があるからないか...全文を見る
○植田委員 詳しくお伺いできましたが、要は、現行の政府が提出している法案の中で、今具体的におっしゃったように、連結付加税というのはどうも、ここはニュアンスとしてどうかわかりませんが、これは二の足を踏む大きな要素になっております、そして、これは何とかなりませんやろかという趣旨の話が...全文を見る
○植田委員 わかりました。そこはきちんと話をされたのであろうということで信用するしかありませんから、そういうことで受けとめておきます。  いずれにしても、当初積極的であった人らが、さあ実際の導入になると及び腰になっている部分はある、その大きなポイントがこの付加税にあるということ...全文を見る
○植田委員 大臣のお考えは非常によくわかりました。きょうはそのことについて審議する場ではありませんので、基本的なお考えを承って、それを受けとめて、また私なりにも勉強したいと思っております。  あと、最後、時間がありませんので、幾つか予定していた質問もはしょりながら、数点だけお伺...全文を見る
○植田委員 では、この制度の導入に伴う執行体制の整備ということで最後に一問お伺いして、それで大体時間が終わるようですから締めたいと思うのですけれども、いずれにしても、親会社を管轄している国税局、税務署と、子会社を管轄する国税局、税務署が異なる場合が通常だろうと思われるわけですが、...全文を見る
○植田委員 時間が参りましたので、以上で終わります。
05月23日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第4号
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○植田小委員 社会民主党・市民連合の植田至紀と申します。  きょうは、伊藤先生におかれましては忙しいところ貴重な、また刺激的なお話を伺う機会をいただきまして、敬意と感謝を表したいと思います。時間が限られておりますので、ただ、やはり先生のおっしゃった御趣旨を正確に理解する意味で、...全文を見る
○植田小委員 としますと、その意味でおっしゃられますと、ここでの共同体内存在としての制約、もしくはここでおっしゃっておられる共同体の歴史、伝統、文化からくる制約、それぞれ権利というものが限界を持ち、また制約をされるというのは実はそんなに意外にとっぴな話ではなくて、ごく当然の話だろ...全文を見る
○植田小委員 かなり深いお話でしたけれども、私自身は、これからの人権論というものを語るときに、いわゆる人権という概念が、絶対的なものというよりは、少なくとも関係性の中での概念だろうと。ひょっとしたら、人権ということに対する考え方は恐らく違うと思うんですが、そこのとらえ方は共通する...全文を見る
○植田小委員 では、まだ紙が来ていませんが、最後にもう一問だけ。  恐らく、先生のお話に疑問を持たれた幾人かの委員の方はいらっしゃると思いますが、私も同様の疑問を持っているのは、国家が先にあって国民が後からついてくるという……(伊藤参考人「私はそのようなことは一度も言っていない...全文を見る
○植田小委員 最後までまず話を聞いて。そのことで論争しようとしているわけじゃなくて、そういう疑問をきょうの先生の話で持たれた方はいらっしゃるかもしれませんねということを一つ踏まえた上で、ただ、先ほどからの御議論を伺っていると、この三枚目の公共の福祉のところで、「「平和で秩序ある国...全文を見る
○植田小委員 済みません。  それで、ただ、「平和で秩序ある国家」というものを素直に受けとめたときに、国民に平等原則が貫かれているということ、例えば、すべての構成員が社会的、政治的に、実質的に平等であるということが当然前提だということは肯定なさいますでしょうか、否定なさいますで...全文を見る
○植田小委員 終わります。
○植田小委員 小委員の植田至紀でございます。  きょう初めてこの基本的人権にかかわる小委員会に参加させていただきまして、質疑をさせていただきました。  若干感想を述べたいんですが、きょうの話というのは、極めてある種原理論的な話であったかと思います。私自身、そうした学問的な作業...全文を見る
05月31日第154回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょう案件になっています国際受刑者移送法案については私どもも賛成でございますけれども、参議院での質疑等、議事録等も読ませていただきまして、若干疑問点等お伺いしていきたい、法案に即して、時間の許す限りでお伺いさせていただきたいと...全文を見る
○植田委員 お伺いしたかったのは、参議院で、四月の十一日ですけれども、私ども社民党の福島議員の方から、本人が移送を希望しておって、なおかつ条件が整っているのに、相当でないという判断が生ずることはないだろうかという質問を、答弁されたのは鶴田局長ですからよく御承知だと思いますが、そこ...全文を見る
○植田委員 恐らく、本人の希望等々の要件を満たしておって、そうそう恣意的にだめだという判断はないだろうとは思いますけれども、ここは、例えば生活基盤も何もないけれども、御先祖さんの墓を守りながら最後の余生は日本で暮らしたいというようなこともあるだろうと思いますし、それは個々のケース...全文を見る
○植田委員 次に、受刑者の同意にかかわってお伺いしたいわけですが、手続にかかわる話はまた後でお伺いしますが、条約では受刑者の法律上の代理人が移送に同意していればオーケーということなんですが、この法案では本人ということになっているわけでございます。  この点も、鶴田局長、御答弁さ...全文を見る
○植田委員 一つはいわゆる心神喪失、精神的な面で御病気の方の場合もわかりますが、最後におっしゃった個々のケースごとに誠実に対応していきたいとはどういうことかということを聞きたいんです。  というのは、病気等と私がお伺いしたのは、例えば、別にそういう精神的な問題ではなくて、病気に...全文を見る
○植田委員 何か話が非常に細かくなっちゃって申しわけないんだけれども、だから、今御答弁いただいたようなケースが想定できない場合もあるでしょうと。後で回復して聞けるんだったら回復を待てばいい、でも、どうもそんな状況じゃないよという場合、やはり人道的配慮というのは必要になるんじゃない...全文を見る
○植田委員 ぜひ、個々のケースごとに判断する案件であるがゆえに、個々のケースが不利益をこうむらないような、そういうことをこれから検討していただかなければならないというふうに思うわけです。  時間が五十三分までですか、もう一つ二つお伺いしたいわけですが、たしかきょうの質疑でもあっ...全文を見る
○植田委員 教科書的な御答弁なんですが、要は、実際この法律が執行されて、かかる日本における受刑者に対する処遇に問題があるから、こっちが受け入れさせてくれ、帰らさせてくれといっても、嫌やという国があったら、これは本当にみっともない話になりますよね、そういうことが理由にされたら。そう...全文を見る
○植田委員 こちらも抽象的にお伺いしたので、そういうお答えなんでしょうが、それは言ってみれば地理のお勉強みたいな話でして、じゃ、具体的にこういうふうに聞けばお答えいただけるのかな。というのは、なぜ聞きたいかということを先に言っておきますね、時間もありませんから。  要するに、実...全文を見る
○植田委員 これも先月の参議院の法務委員会で矯正局長が、この種の質問に対して、「外国にいる日本人受刑者ということになりますと、その保護とかそういう問題はむしろ領事関係の事務として取り扱うべき話ではないかなという感じがします。日本のこの刑務あるいは矯正がそこまで職責権限が及ぶかとい...全文を見る
○植田委員 そこで、外務省にもお伺いしますけれども、今まで領事関係の事務として、今私が申し上げたような、要するにそうしたそれぞれの受刑者に対するサポート、オランダであるとかスウェーデンであるとかでは、場合によっては収監されている方をお見舞いに行ったりとか、また訴訟援助もしていると...全文を見る
○植田委員 幾つか質問やり残しましたが、最後、一問だけ法務大臣にお伺いして終わりたいわけです。  今の部長さんのお話、これは本来、領事事務ということですから外務省さんにお願いしたわけですけれども、ここは、国際受刑者移送法ができますと、最終判断するのは法務大臣なわけですから、外務...全文を見る
○植田委員 簡単な答弁でしたけれども、行き届くように努力すると。その経過についてはまた聞く機会があるかもしれませんが、この法案については基本的に賛成でございますので、以上で終わらせていただきます。
06月05日第154回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、与えられた時間の中で、入管行政にかかわって何点かお伺いをしたいわけでございますが、まず最初に、これは、実はことしの二月の二十七日に質問させていただきました、東日本入管センターにおける処遇の問題にかかわって、幾つか中尾...全文を見る
○植田委員 要するに、症状を訴えれば触診も聴診もし、病状の説明もやっておった、かかる指摘はないということでいいんですね。
○植田委員 次に、私が受けた指摘は、他人の心電図を患者に渡していたんではないかという問題も指摘されておるがということでこの二月のときにお伺いしたところ、心電図自体は本人の心電図であった、ただ、名前を書き間違えておったという、そんな話だったわけです。とは申せ、こんなの、世の中、普通...全文を見る
○植田委員 要するに、だれがミスをしたかは最終的にはわからなかった。医者か看護婦か二人しかいないわけで、私は、その責任を追及して何か懲罰を加えろということじゃなしに、今おっしゃったことで、今後そういうことがまた起これば問題ですので、そのことだけ言っておきます。  それともう一つ...全文を見る
○植田委員 それ以上はわからへんのですか。  というのは、今のその規則十八条でいけば、それにのっとったら、いきなり保護室になるわけですか。隔離室は使わないんですか。隔離室のことも当然お調べになったと思いますので。隔離室に入れてなお大変だというときに、ごくわずかな時間だけ保護室に...全文を見る
○植田委員 では、今言ったのは、その規則の十八条にのっとって保護室に入れましたと言いますけれども、個々、要するにそれぞれ収容者は個人なんですから、その個別について、どういう事情でどれぐらいの時間そこに入れていたのかということは、何の記録もないわけですか。
○植田委員 収容された時間も日誌には書かれているわけですか。
○植田委員 それだったら、入管の職員が、我々が行ったときに、ここは十分か十五分程度入れているだけなんですよ、ちょっと落ちついたら戻すんですよとおっしゃっていましたけれども、この平成十二年の七件、平成十三年の十三件、これはもう十分か十五分しか入れてへんというケースがほとんどやったん...全文を見る
○植田委員 ということは、今そうした事実を明らかにしていただいたわけですが、私どもが説明を受けた内容とは当然違うわけですね。少なくとも、ほとんどそういう例はないんですと。統計はないのでわからへんけれどもほとんどそういう例は記憶にありませんと、これは所長の発言ですよ。  それと、...全文を見る
○植田委員 少なくとも、私がここで質問で聞いて、そして調査をしていただいて初めてこれは明らかになったわけですが、これをしなかったら私は間違った事実を伺ってきたということになるわけでございますので、今、私は、そのことがけしからぬ、けしからなくない以前に、少なくとも事実がどうであるか...全文を見る
○植田委員 それ以上の答弁は別に期待はしていませんので、結構なんですけれども、大づかみな話をすれば個々の話やと言い、個々の話をすれば一般論でお答えするということです。  あともう一つ、これは矯正局長にお伺いしますが、今拘置所に入っておられるこのバハァドルさん、いろいろと厄介な持...全文を見る
○植田委員 時間がありませんので一般論の話は別にそんな長々言っていただかなくても、こういう問題というのは個々、個別具体的な事例の積み重ねでしょう。一つ一つの、個別の問題にどんな問題があるかということ、だから私は固有名詞を出しましたけれども、じゃ、これがXさんやAさんだったら答えら...全文を見る
○植田委員 もう時間がありませんから、先やります。  ちなみに、このバハァドルさんにかかわっては、二月の二十五日付で、古巣の京都大学の副学長から法務大臣あてに申し入れということで、国外退去強制の執行を停止してください、そういうものが申し入れられているわけですが、まず、これは、法...全文を見る
○植田委員 それは、副学長さんの嘆願書の趣旨ですね。それを受けとめて、しかも、今私が幾つかおさらいしましたけれども、このバハァドルさんがそもそも日本の招待で研究者としてこちらに来られ、そしてさまざまな経緯の中で今に至っている、そして今置かれているバハァドルさんの状況、脳梗塞という...全文を見る
○植田委員 その適切な対処という中に、私はもうあえて申し上げませんけれども、やはり日本にも生活基盤があるわけですから、そして、別に悪いことをしてきたわけじゃないわけですし、逃げ隠れもしないわけですから、当然、日本がわざわざ招待をしたその研究者がやはり研究者として大成するように、日...全文を見る
○植田委員 それ以上景気のいい答弁は求めません。  申しわけないですが、質問やり残したんですが、あと一点だけ。まとめて聞きます。  昨年の五月の十八日に、私、法務委員会で人権教育の推進にかかわってお伺いしました。そこで、これからの課題はどうだということで、入管局長が研修教材の...全文を見る
○植田委員 もう時間が来たから終わりますけれども、お二人の答弁で私としては御理解賜るわけにはいきませんので、それはまた別の機会にこれ一本でお伺いするので、その機会までまたいろいろと準備しておいてください。  以上で終わります。      ————◇—————
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まだ、参考人、お願いしているんですが。では、ぼちぼち始めます。  まず、金融庁さんにお伺いするんですが、けさの新聞、日経の一面ででかっと「みずほシステム障害金融庁検査 意思決定の遅れ原因」と大見出しで出て、内容が十一日に明ら...全文を見る
○植田委員 金融庁さんは、もうそれで結構でございます。ありがとうございました。  そこで、遅くまで大変お疲れさまでございますけれども、みずほさんの前田社長にお伺いしたいわけですが、きょうの午前中の質疑の中でも、見切り発車であったということをお認めになったわけですけれども、私ども...全文を見る
○植田委員 事情はよくわかりましたですが、実際問題、それゆえにこそ、そうした困難をわかっていながら、何でいろいろなところに穴のあいた見切り発車にしたんだということがまた問われてしまうわけですから。そのことは私はあえて必要以上に繰り返しませんが。  もう一つ、前田社長にお伺いした...全文を見る
○植田委員 よくわかりました。  ただ、いずれにしても、こういう時期だからこそ、現場で立ち働いている行員の士気をどう高めていくのかということ、そういう意味では、経営陣の側がそういう意味で襟を正す、身を律するということが当然先決だと、もし違う答弁だったらそういうことを私は言おうと...全文を見る
○植田委員 そこで、ソフトバンクの孫社長にお伺いしたいわけですが、ここで、あえてもう今回の経緯等々、いろいろな議論あったでしょうから繰り返しは避けますし、また、なぜ、では今売却を含めて検討されているんだという、その理由をただすにはこの場所は非常にやぼな場所かなとも思いますが、ただ...全文を見る
○植田委員 という趣旨で御検討をされるということで受けとめておきます。  以上で参考人の方、長時間ありがとうございました。あとはもう財務省さんの方への質問だけですので、お引き取りいただいて結構でございます。本当に遅くまでありがとうございました。  そこで、お伺いしたいのは、こ...全文を見る
○植田委員 いや、それで別に私は構わないんです、そんなふうにおっしゃっていただければ。  ただ、これまでも格付会社が日本の国債の格付の引き下げを何回もやってきましたけれども、これまでは柳に風で、言ってみれば黙殺していたわけですね。当然、いろいろな新聞紙上ではこういう指摘は当たる...全文を見る
○植田委員 細かい話ですけれども、そやから、何もそれぞれの会社あてに出さぬでもいいでしょうと。それこそ、財務省としての政府見解を出せばそれでよかったんと違うんですか。
○植田委員 いや、だから、それでいいんですが、例えばS&Pのものもぱらぱら全部一通り読ませていただいたんですが、また、きょうの質疑を聞いていても明確な基準なりなんなりないわけですよね。言ってみれば、日本経済の情況証拠を積み上げてやっているだけで、基本的な一番核心を突くところについ...全文を見る
○植田委員 私は、民間の格付会社に評価されるようにしなさいと言っているわけではございません。そこは別に、先から申し上げているように、私は、各格付会社のそれぞれの論証についてはどうも不十分な点があるから、これに足をとられる必要はないということを申し上げているわけです。  そこで、...全文を見る
○植田委員 だから、総合的に考えるということは、あらかじめ政策として、アナウンス効果はあるかもしれないけれども政策論としてはさして意味のないことに足をとられないで、総合的に議論を検討していく必要があるというふうに私は理解していいでしょうか。どうですか。
○植田委員 今、何をお話し、これで終わろうと思っていたんですが、全然違う。お疲れのようですね。私は、だから今、格付の話、何も聞いていませんよ。
○植田委員 気にするというのは、せんだっても答弁されたように、要するに、総合的にやるということは、あらかじめ例えば三十兆の枠とか、そういうことを設定してその枠の中で議論するんじゃなくて、そうした国債の三十兆円枠を一回取っ払って、もう一度、どこに何が必要か、どこにどんな効果を与える...全文を見る
○植田委員 では、そのとおりということなので、終わります。
06月28日第154回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、初めてのこの法案にかかわる我が党の質問でございますので、おおむね立法の背景に横たわる問題について、幾つかの点にわたって、主には法務、厚生労働大臣にお伺いをしたいわけです。  まず、冒頭、これは午前中の質疑でもお話が...全文を見る
○植田委員 両大臣のお話はわかりますが、今回、例えば、既に附帯決議があることも承知しておりますし、池田小事件というものがそうした論議を加速させる一つの契機になっただろうという御認識ですけれども、かかる重大な問題が起こり、そしてそれを受けて、やはりこうした問題について議論をしていき...全文を見る
○植田委員 感想だけ申し上げておきますと、民主党の案、我が党でも説明を受けたわけですけれども、民主党さんが目指す精神医療の現状をどう改善していくかという問題意識と全体の構図は、我々も首肯でき得べき点、たくさんあるかと思いますし、できればあれをひとつ素材にしながら議論していく必要は...全文を見る
○植田委員 今お伺いした点、要するに、そもそも現行の基準にかかわっても当然検討の対象であるという認識をしてよろしゅうございますでしょうか。
○植田委員 今のが基準の話でございますわね。基準について見直していかなければならないというのが論点だということですが、現状においてその基準を下回っている施設がやはりかなり相当数あるということが指摘されているわけです。  まず、そこで伺いますが、医師、看護婦、薬剤師、それぞれ精神...全文を見る
○植田委員 私も、質問の中でその看護の部分にかかわってはかなり改善が見られるということは申し上げたかと思いますが、改善をしているといっても、医師が七八・六パーということは二割以上がその基準すら下回っているということでございますよね。とすれば、少なくとも、そもそもこの基準自体が論点...全文を見る
○植田委員 いずれにいたしましても、まず基準そのものが見直されなければならない一つの論議の対象になっており、そしてまた、その基準を満たしていないところがこれぐらいのパーセンテージだったら、毎年指導を行っているということでございますから、その意味で、まず精神医療の現場において満たさ...全文を見る
○植田委員 だから、私が申し上げている課題については当然課題の一つとして否定なさらないわけですが、幾つもそうして検討しなければならない課題を設定され、御答弁をされればされるほど、そうしたものの整備がまだ途上にある中で何でこういう政府案が出てくるんだろうという疑問がますますますます...全文を見る
○植田委員 大臣、おっしゃる話は、もちろん、一般論としてそういう問題意識をお持ちであるということについては私は決して反論するつもりもありませんし、それはそのとおりだろうと思うわけです。しかし、そもそもかかる問題が議論される背景には、一般論の話じゃないわけですよね。個々の事例が、特...全文を見る
○植田委員 治療の方針なり内容、それはそれぞれお医者さんが判断して、これが適切だと思われる治療をされるわけでしょうから、それについてくちばしを入れるというのもおかしな話ですわね。それはおっしゃるとおりですわね。  しかし、果たしてそれが治療と言えるのかどうかという疑念を抱くよう...全文を見る
○植田委員 それは本来の筋でしょう。そういうことで学問、医学というのは進歩するんでしょうけれども、そのことは私は別に否定も何もしているわけではないんです。  ただ、今申し上げた私の趣旨は御理解いただいていると思うわけです。要するに、医療の話ではない、医療と言えないような実態が実...全文を見る
○植田委員 非常にいい話なんですよ。地域医療の充実ということも非常に大切なことですよね。実際に、社会に復帰をする、それをフォローしていく、またケアをしていく、そうした体制づくりも大切だ、やっていかなければならないと厚生労働大臣おっしゃるわけです。  やっていかなければならないと...全文を見る
○植田委員 そこが違うんですけれどもね。  それで、ちなみに、これは医療の話にはならないかもしれませんが、別に質問通告しておりませんが、今いろいろと厚生労働大臣がお話しなので、お伺いするわけです。  実際、地域医療、例えば、地域社会でそうした人を受け入れて、社会生活を営む中で...全文を見る
○植田委員 精神障害者問題に係る人権教育・啓発にかかわっての厚生労働省の取り組み等については、きょうは用意していませんから、また別途、次回お伺いしようと思っていたのですが、少なくとも、そんなに充実したことはされていないはずです。ここでは、そこの論争は避けます。  ただ、用意した...全文を見る
○植田委員 それは無限に結論、終着点がないわけですから、精神医療はこれからどんどん進展をしていくから、一方ではかかる政府案をやるということとは何ら矛盾しないとおっしゃるわけですが、僕がよくわからへんのは、坂口大臣がおっしゃる話でいけば、かなり、最初の大前提としての精神医療というも...全文を見る
○植田委員 時間が終わりましたので、実は、法務大臣に刑事司法の問題等々伺いたかったんですが、これは次回に回します。  最後に、午前中の、たしか水島議員の質疑の中でも厚労省の部長がおっしゃっていましたけれども、そこまでおっしゃるんであれば、自傷他害のおそれと再犯のおそれというのの...全文を見る
○植田委員 時間が参りましたので終わりますが、今の答弁を引き取って、ここから先の話は、今度は法務省に聞いた方がいい話の方が多いだろうと思いますので、実はきょうもそれ聞くつもりだったんですが、それはちょっと時間の都合で、申しわけございませんでした。  以上で終わります。
07月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  閣法のときにも、かなりいろいろと基本的なことは伺ったわけですが、先ほどからの議論も踏まえながら、まず金融担当大臣にお伺いしたいんです。  我々の立場からすれば、そもそも、機構をこしらえること自体がけしからぬというスタンスです...全文を見る
○植田委員 そのように認識されている柳澤金融担当大臣にもう一度お伺いします。  後で、これは、提案の趣旨、立法趣旨についてはむしろ提案者に伺うべきでしょうが、横で今回の衆法、議員立法を見ていて、進捗している状況にあるにもかかわらずかかる法案が必要になったとする必然性というのは那...全文を見る
○植田委員 要は、持ち合いの解消は進んでいるという認識を持ちつつも、いろいろなお話も皆さん聞いているだろうから、そういう中でこういう問題意識が醸成されてきたんだろうということだろうと思うわけです。ただ、それだと、今回の改正案というものが出される必然性、要するにだれにでもわかる立法...全文を見る
○植田委員 では事実関係として、最初私が昨年の、これは村田副大臣の御答弁の全般的な傾向のところを引っ張り出して申し上げまして、持ち合い解消にかかわってのお話、それについては、現状においてもそういう御認識でございますと一言、端的に柳澤大臣おっしゃっていただいたわけなんです。  要...全文を見る
○植田委員 胸突き八丁とおっしゃられましても、そうだと、今の話で伺っていますと、もし同じことを仮に昨年の段階で、今の持ち合いのことも込み込みの法案が閣法で仮に出たとしても、同じ答弁だったと思うんですよ。要するに、去年の段階であろうが、今、現段階でこの法案が提出されていることの必然...全文を見る
○植田委員 自分で出している法案じゃないので、もっと言っていただいてもいいんですが、時間がありませんので。  何も私は、機構の中で、機構そのもの自体がけしからぬという立場ですから、そもそも論の話になるわけですが、仮に、では今度ちょっと視点を変えて、これはまずちょっと提案者にお伺...全文を見る
○植田委員 いやそれだったら、要は、事業会社と銀行との持ち合い解消は、現場できっちりとそれぞれの経営戦略にのっとってどんどん進んでいる、その事実認識は恐らく、提案者にあえてお伺いしませんが、御同様だと思うんです。柳澤金融担当大臣がおっしゃった認識と共有されていると思うんです。 ...全文を見る
○植田委員 だから、生保が、正確な意味で株式の持ち合いというふうな表現をすると、これは質的に違うでしょう。機関投資家として生保が銀行株を持っている。それで、銀行の方は劣後債で、劣後ローンということで拠出している。だから、そういう、ある種、今論じられている株式の持ち合いと意味合いが...全文を見る
○植田委員 要するに、今私が質問させていただいた生保と銀行との、造語では疑似的持ち合い構造の問題については、検討の課題にあらずということですね。それは私の念頭に、テークノートをしておきます。後でどうなってもわかりませんけれども。  もう時間がないので、最初に初歩的なことを聞かな...全文を見る
○植田委員 もう時間なんで終わりますけれども、提案者の方から今お話をお伺いしていても、今回の立法の必然性というものが少なくとも明確に、明示的には論証されていないなというふうに言わざるを得ないと思います。  いずれにしても、引き続きこの法案について審議していただきたいと思いますが...全文を見る
07月19日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○植田委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  そもそも私どもは、本法案が制定される際に、この機構を設立するに当たって、株式資本主義と市場経済の理念も有効性も欠いていると厳しく批判をした...全文を見る
○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。きょうは、総裁初め参考人の方々、大変お疲れさまでございます。  まず総裁に冒頭お伺いしたいわけですけれども、先日、金融庁の特別検査の結果が公表されたわけですが、当然総裁も、日銀の特別考査を通じてその実態を知る立場にいるわけですけれ...全文を見る
○植田委員 わかりました。  では、先ほどの質疑にもありましたが、特に量的緩和にかかわって、これから、与えられた時間で、総裁を中心にお伺いをしたいと思うわけです。  少なくとも、政策の論理的な整合性というものを常に重視してきた従来の日銀からすれば、異例の量的緩和に踏み切ったと...全文を見る
○植田委員 きょうの、さっきのだれかの質問の答弁とまるっきり同じ文言を今読み上げられたわけですけれども、要は、さまざまな構造問題がありますよってに、期待されるようには効果が出ておらないということをおっしゃりたかったんでしょう。  ならば、そのことは今現状においてもそうですけれど...全文を見る
○植田委員 私は、量的緩和そのものがけしからぬ、けしからなくないという議論をしようとしているわけではございません。今の御説明を伺っていますと、一度、量的緩和という政策に転じれば、かかるようなことも、どこかでやるという判断も出てこざるを得ないだろうというのはわかります、それは、今の...全文を見る
○植田委員 ありがとうございます。  先日の、きょうはお越しじゃないでしょうが、山口副総裁が外国特派員協会で量的緩和策について講演なさったときに、私はそれは大体事実認識としてそうだろうなと思ったんですが、金融システム不安の抑制には役に立ったという点は評価しつつも、通貨供給量の伸...全文を見る
○植田委員 そこで、構造改革というものの言葉の定義もちょっと後で整理をしたいわけですが、まず、これも幾人かの方が何度も伺われたことだろうと思いますので、当面の景気の現状また展望について、総裁、ちょっとおさらいをさせてほしいんです。  というのは、確かにこの間、短観を見ても、下げ...全文を見る
○植田委員 その点については、ちょっと古いですけれども、速水総裁が五月の三十日のきさらぎ会で講演なさったところでも端的に表現されているんです。  要するに、緩和的な金融環境にもかかわらず実体経済活動は活発化していないということが、大きく三点、ここで総裁が述べられました。御記憶だ...全文を見る
○植田委員 改革なくして成長なしという言葉だけ切り取ってみれば、それはだれもけしからぬとは言わないだろうと思いますが、要するに、サプライサイド面、供給面での、言うところの構造改革というものが日本銀行における金融政策を後押しする、そういう政策なのかどうなのかということを私は聞いてい...全文を見る
○植田委員 だから、そこは別に小泉総理とくつわを並べた御答弁をしていただかなくても、日本銀行はやはり独立しているわけですから、積極的に物を言うべきだろうと思います。  現に小泉内閣でも、結局、昨年、三次まで補正を組まざるを得なかったわけです。結局、一方で需要政策と供給構造改革が...全文を見る
○植田委員 ですから、実際、理論的には財政政策が果たす役割は存在することも、金融政策がゼロ金利の状況のもとで当然あり得るという見解というものは共通した認識であろうかと思います。  だから、例えば、今の小泉構造改革の政策メニューを、金融政策をつかさどっておられる日銀としてやはり検...全文を見る
○植田委員 もうちょっと聞きたいのですが、時間を超えてしまいましたので、以上で終わります。お疲れさまです。
10月29日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは大きく二点。一つは、ありていに言えば、不良債権処理を今急ぐということについてのその妥当性、この点について。もう一点は、実際に出てくるわけですから、不良債権処理策のいわば枠組みにかかわって、竹中大臣を中心に塩川大臣、また...全文を見る
○植田委員 ということであれば、要するに、不良債権があるから資金を供給できないのかということなんでしょうか。
○植田委員 お話は非常によくわかるんですが、今もう一遍伺いたかったのは、銀行の資金供給能力が不良債権を抱えているがために落ちているんですか、そのことが本当に実証できるんでしょうかということに尽きているわけです。今のところ、ちょっと背景の話も含めてあったかと思うんですけれども、銀行...全文を見る
○植田委員 それともう一つ、要は、言ってみれば不良債権があって、それが回収がどんどん困難になっていく、それで自己資本が減少していくというような話になるのかと思うんですけれども、実際、不良債権がふえれば損失も出てきます。そうすれば、自己資本も落ちていきます。  現実に、私は、柳澤...全文を見る
○植田委員 御答弁のうち、一点目にかかわっては、恐らく出されたものを見せていただけばそこで企業再生のプログラムもあるんでしょうから、またそこで論じさせていただければと思いますが、二点目にかかわって、私は、正味のところ、要は今の時期に、これは本会議でもやりとり、自由党の藤井幹事長で...全文を見る
○植田委員 私も、では、九〇年、一貫してそうした大規模な財政出動を続けていればいいんですよと言っていないんです。ただ、要は、例えば九六年の村山内閣の後、橋本内閣にかわる。要するに、恐らく今おっしゃっていることは、竹中さん、実に正しいと思うんですが、言ってみれば、まず財政出動をやる...全文を見る
○植田委員 最後、両立させていくとおっしゃいましたので、あとは席でうなずくか横向くかでいいんですが、要は、デフレ対策、景気対策と供給サイドの構造改革というものを二頭立てで、お互いが、どっちかがどっちかを、相互補完の関係にあるけれどもどっちが主でどっちが従とかいう関係性ではないよと...全文を見る
○植田委員 時間がないからやめますけれども、これは次もやりますが、要するに、「根本的には」と塩川さんおっしゃっているわけです。  それは、二頭立てであっても、言ってみれば、速水総裁がおっしゃっているのは二頭立ての馬車ですわ。それでパッパカパッパカ走っているわけです。塩川大臣は、...全文を見る
○植田委員 終わりますけれども、ここはちょっと大事な問題だと思います。  要するに、需要政策と供給構造改革のバランスをとってやるというのか、供給構造改革をやったらウオンツがニーズに変わるんだよと立てるのか。その辺が、今、政府やまたそのブレーンの中の経済政策のさまざまな論者が混在...全文を見る
10月30日第155回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょう、三十分の持ち時間でお伺いしたいのは、テーマとしては国内人権機関の創設についてということでございますが、参議院の方が先議になっています人権擁護法案にかかわって、一般質疑のこの場所をおかりして幾ばくかお伺いをしたいと思って...全文を見る
○植田委員 もちろん、大臣みずから不十分ですと言うわけはないんで、最善のものを出されたということなんでしょうが、最善なんであれば、私が法務大臣の立場であれば、一言一句修正することなく、野党もけ散らしながら強引に押し通すだろうと思いますが、どうもそういう感じでもない雲行きであるよう...全文を見る
○植田委員 合意はしておりませんということですが、じゃ、今言った、メディア規制部分の凍結、それと一定期間後の見直し条項を追加する、この二点が少なくとも、政府の立場からすれば、法案の早期成立に向けてのさまざまな調整なり議論の中でこうした二つの課題が論じられているということは事実なん...全文を見る
○植田委員 要するに、法務省さんとしては一向あずかり知らぬけれども、いろいろな御意見の中の有力な意見として、議員の中からこの二点が出ておることは把握しておりますということなんですね。
○植田委員 法務省さん、人権擁護局長さんからして、この二点についてそれぞれ、なぜこういう形で凍結し、また見直し条項の追加をするかという点について、それぞれの趣旨というものはどういうふうに理解されますでしょうか。何ゆえこういうことで、これならいけるぞということになるんでしょう。
○植田委員 論評を聞いているわけではありません。それは、論評は差し控えざるを得ないでしょう。論評を聞いているんじゃなくて、それぞれが、こうした修正項目がどういう趣旨で出されていると理解されていますかということであって、それについての論評を加えろということを私は聞いてないんです。お...全文を見る
○植田委員 とりあえず、いいです。どうせ、メディア規制の話と独立性の話等々は後で伺いますので、そのときにまた話題に上るかと思います。  さて、とりあえず人権擁護法案において、日本における国内人権機関を創設するという主体的な意思は法務省は示された。そうして、今までそんなこともやり...全文を見る
○植田委員 百点満点だと思いますが、ただ、出てきた法案が百点満点かというと、ちょっとやはり赤点をつけたくなるので、それだけのことをおっしゃるのであれば、何でこんな法案が出てきたんだという話に続くわけですが、独立性、これは国内人権機関の一つの大きな生命線だろうと思います。これもおさ...全文を見る
○植田委員 ありていに言えば、一つは三条委員会だということ。法務省の外局であろうが三条委員会であって、しかも法務大臣の指揮命令権はない、だから委員の皆さん方は高い独立性を持ってその任に当たることができる、制度上はそうですとおっしゃるわけですが、大体この委員会の独立性というのは常に...全文を見る
○植田委員 まず一点目の方ですけれども、地方事務所を置きますって、では四十七都道府県にちゃんと置くんですかといったら、そうじゃないでしょう。実際、地方事務所は八カ所ですか、置いて、今度沖縄に仮に置いて九カ所ですやん。それで、各地で起こるそうした差別事象なり人権侵害なりというのはさ...全文を見る
○植田委員 長々と九六年当時からの経過をさかのぼって御説明いただいて、非常にありがとうございました。私もその辺の事情はよく承知しております。  九六年当時、自社さの三党合意で、今言った地対協意見具申、ことしの三月で法が切れましたけれども、再度五年間、着手済み等の事業については延...全文を見る
○植田委員 要は、それだったら、立ち上げの段階においては丸々法務省が、人権擁護局が民族大移動します。だって、人権擁護局がなくなるわけでしょう、人権委員会ができたら。そこで人権擁護行政もするわけでしょう。そういう発想なんでしょう。どういうことなの。だってそんな、立ち上げの話がどうと...全文を見る
○植田委員 要するに、今の人権擁護局がなくなって人権委員会の事務局になります、そして立ち上げの段階で当然、法務省のノウハウを持った職員さんも行かなきゃならないが、幅広い人材もちょびっとぐらいは登用してあげてもいいですよ、そういう話じゃないですか。主体はだれなんですか。  例えば...全文を見る
○植田委員 時間が来ましたから終わりますけれども、少なくとも、それは今のも優等生の答弁ですけれども、そもそもそんな議論が出てくるような素地を持った法案であること自体が、幾ら自信を持っていると皆さんがおっしゃられても、やはり欠陥法案だということが一つ。  それと最後、メディア規制...全文を見る
11月05日第155回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず、この連携法という法案でしょうか、この基本理念にかかわって、これは最初の一問、法務大臣にお伺いしたいわけです。  この二条に、法曹養成の基本理念ということで、「多様かつ広範な国民の要請にこたえることができる高度の専門的な...全文を見る
○植田委員 ちょっと済みません、上位の概念と言っていただければそれはそれでわかるのですが、要は、言わずもがなのことだから書きませんでしたということなんですか。そういう理解でいいんでしょうか。
○植田委員 シンプルな答弁で結構でございますが、要は、言わずもがなのことですから、当然、この法律全体といいますか司法制度改革の底流にそういう意識がそもそも貫通しておるというのが前提だということで理解しておきます。それを前提とした場合に、果たしてそうなのかという疑問が当然生まれてく...全文を見る
○植田委員 今の御説明でいきますと、今の大学の法学部のそれぞれの教授の方、先生の方々に実務経験というものを知っていただく、そういうお話ですか。今の法学部のそれぞれの、民法でも憲法でも労働法でも何でもいいですわ、そういう方々に、いわゆる研究者としての教授、助教授ということだけではな...全文を見る
○植田委員 実際にいらっしゃる法学部の先生方に、そうした実務経験をかいま見る機会を持って、そうしたことの知識なり実務なりというものに精通していただくというのは、もちろんそれはそれで大事なことだと思いますけれども、そうなると非常ににわか仕立ての話ですわね。言ってみれば、大学の先生方...全文を見る
○植田委員 今答弁の一番最後でおっしゃった技術ですよね。実際に実務に精通している方だからといって、では教育者として適切かどうかですね。そうしたみずからやっていた実務経験を次代を担う人たちにうまく伝えていく、ここはやはりスキルが必要だろうと思うんですよ。  それで、ここはあえて私...全文を見る
○植田委員 そこのところが、まだ言うことが少ないというのが非常に不安なんですよね。ほかの午前中の議論、また先週の議論も聞いていましても、個々の問題について、今回のロースクールの関連法案がいいものなのか悪いものなのか検証する素材を提供してくださいと言った瞬間、今みたいなお話になっち...全文を見る
○植田委員 ほかの質問もありますので、ここで余りしつこくやっても申しわけないので、一応御理解賜っておきます、言っていることについては。  ただ、実際気になるのは、そうなると結局、これは答弁求めませんが、恐らく受験予備校なんかで講師の方で優秀な人もいるでしょう、法科大学院がそうい...全文を見る
○植田委員 各法科大学院の創意をもって云々ということが二条で書かれているということなんですが、これはそういうことで十分配慮していただければいいわけなんですが、ただ、五条の中では、法科大学院の適格認定等について文部科学省の権限等も定められておるわけです。これは端的に言って、これだけ...全文を見る
○植田委員 この部分は、他の委員会等でも学教法にかかわってそういう話を聞かれるだろうと思いますので、私の方は、ここの法案にかかわってその辺の御確認だけさせていただくにとどめさせていただきます。  次に、法曹養成全般にかかわって何点かお伺いしたいわけです。  まず、幅広い人材の...全文を見る
○植田委員 無職が六百二十三名ということですから、何年もかかって受けてはる人がぎょうさんいやはるんやろうなと。三百人は学生の間に、大学院に行きながらでも受かっているんでしょうが、社会人ということになると、九百九十名で六十七名ですから、一割にいかへんわけですわね。  私は質問のレ...全文を見る
○植田委員 一つ質問したら三人とも手を挙げていただくというのは結構なことですね。それぞれが当事者意識を持って審議に臨んでおられるということでございますので、結構なことだとその点は評価したいと思います。  さて、もう一点だけ。その話についてはもう一度後で伺うこともありますので、ち...全文を見る
○植田委員 要するに予備校に行くだけで二百数十万、これは平均五年間でかかるということですから、五年間、予備校の学費だけで生活できるわけやないんで、田舎から東京の優秀な予備校に出てきて、そこの家賃も払わないかぬ、朝昼晩、一回抜いても御飯食べないかぬとなると、それは相当な経済的負担に...全文を見る
○植田委員 そういう問題が出てきているわけですが、これはむしろ司法試験を目指す側の問題であって、司法試験そのものに問題があったとは私は思わないわけなんですけれども、例えば、これからそういう現状も見据えながら、法曹人口をいずれにしてもふやしていくという課題を設定したときに、直ちに現...全文を見る
○植田委員 一言で言えば、これは後で学部教学の問題も、きょう時間があると思いますので聞くつもりでいますが、いずれにしても、法曹界の将来像を描いたときに現行の制度のままでは限界がある、端的にはそういうことで理解していいのであれば、そうだとおっしゃっていただけますか。
○植田委員 わかりました。それはそういう問題意識だということで、後でまた学部教学の問題を聞くときにお伺いすることもあろうかと思います。  そこで、法科大学院の設置基準と評価等についてお伺いしたいんです。  これは、ちょっと前にお伺いした多様な人材の確保とかかわってくるわけでご...全文を見る
○植田委員 努めるということですから努力目標ということなんですけれども、要は、心配なのは、どうせ法科大学院のある大学には恐らく法学部があるでしょう、そこの法科大学院が我がところの法学部の出身者を入れることは妨げられないわけで、恐らくその出身者が一番多かろうと思いますけれども、やは...全文を見る
○植田委員 ありがとうございました。  そこで、改めて、そのちょっと前にお伺いしました、いわば現行制度に限界があるというお話のところに戻るわけですが、これはむしろ文科省さんの方になるのかな。学部における教育内容にかかわるところが主になると思うんですが、寺田部長の先ほどの御答弁で...全文を見る
○植田委員 その現実をお認めになっているわけですが、何も現在の法学部の学生が全員司法試験に受かるわけでもなければ受けるわけでもないわけですよ。でも、今私が言っているような話のレベルでいくと、要するに、法学部の学部教学、教育の体制が、実際そこで学んだことが、別に弁護士になるとかなら...全文を見る
○植田委員 全般的な話は私、申し上げましたけれども、少なくとも局長の方も法曹養成という観点における限界はお認めになっているわけですけれども、これは素人考えで申しわけないんですけれども、本当に素朴に質問させてほしいんです。  要は、私は、だからこそ学部教学を改善していけばいいんじ...全文を見る
○植田委員 いや、状況の説明はそれでいいんですが、さっきも、法科大学院で一体だれがどんな教育者として登場するんだというときに、今まで実務のことはようわからへんだけれども、当座、法学部の先生たちに実務の経験なり実務のことも見ていただいて、知っていただいて、見聞いただいて、そしてその...全文を見る
○植田委員 時間がありませんのであと一問だけ聞きますが、今の話でいくと、法学部の学部教育はそのままで、新たに枠組みとして法科大学院ができるということですよね。そういうことですよね。そうなるとどうなるかというと、恐らく予備校も、ロースクールを目指す予備校だってできてきますよね、これ...全文を見る
○植田委員 言いたいところもあるんですが、まだこれで質疑が終わりということはないだろうと思いますので、きょうのところは以上で終わります。お疲れさまでした。
11月06日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず、財務大臣にお伺いしたいんですけれども、十月の二十五日、いわゆるデフレ対策にかかわって、財務大臣が、官邸で開いた政策懇談会に先立つ記者会見で、記者から、雇用等のセーフティーネット整備にかかわった質問に答えられて、財源の問題...全文を見る
○植田委員 恐らく、いろいろと御研究をなさっておられるんでしょう。そうだろうと思います。  ただ、要は、私がお伺いしたかったのは、不良債権処理を派手ばで展開すればするほど、そっちのセーフティーネットの網の規模も大きくなってくるでしょう。その際に、現状の税収等を見たときに、国債を...全文を見る
○植田委員 いや、言わせてやろうと思ってもう一回聞くんですが、実際、税収が落ち込むことはもうはっきりしているわけですよ。どれぐらいの税収があるかというのを見きわめた上で云々かんぬんと別に言わぬでも、それは減収することはもうはっきりしているわけなんですよね。  そのときに、実際、...全文を見る
○植田委員 いろいろと複合的に考えれば、何らかの形で需要追加策が必要だというところに帰結するわけですけれども、それ以上ひつこうは、きょうはそんなに聞きません。答えへんでと先に予告されているわけですから。今おっしゃったことを実際具現化しようと思ったら結論は大体見えてくるだろうという...全文を見る
○植田委員 ですから、今竹中大臣がおっしゃった部分がどれだけ本予算で積まれておるのかということを検証したときに果たしてどうかというふうに私は思っておるので、それ以上は申し上げませんけれども、竹中大臣のおっしゃっておられることをまた具現化しようと思ったら何が必要かということは、やは...全文を見る
○植田委員 今のが、実際このDCF的手法をうまく活用してほしいなという場合のお話です。しかし、マイナスの側面は否定できないだろうと思うんです。  というのは、要は、これは運用のいかんによっては貸し渋りを促す側面があることは否定できない。というのは、私も思うところは、実際、日本の...全文を見る
○植田委員 わかりました。それ以上の話は、現段階では聞きようがないようですから、お話は承りました。  続いて、これももう簡単に、時間がありませんので端的に聞きますけれども、金融庁さんの来年度の税制改正要望に、繰り戻し還付の凍結解除、欠損金の繰越期間延長というのが盛り込んであるわ...全文を見る
○植田委員 非常にお詳しい御説明、ありがとうございます。今の話は、検討中でございますという答弁だけで、それ以上のことは期待しなかったのですが、勉強になりました。ありがとうございます。  厚生労働省さんもお招きしておりますので、そこまで至らないとあれなんで、ちょっとはしょりながら...全文を見る
○植田委員 要は、そこは、早期健全化法に基づいて公的資金の注入を受けた銀行が、貸し出し増を義務づけられてきたんだけれども、実際、その計画値を下回っているということで、業務改善命令を受けたところも二行ばかりあるわけですよ。それは、単に計画値を下回ったということだけではなしに、それぞ...全文を見る
○植田委員 だから、私は……
○植田委員 はい。もう終わりますが、要するに今私が聞いていることは、その制度の中身についてと、その実績を聞いているわけじゃないんですよ。要するに、せっかくこういうスキームをつくらはったんだから……
○植田委員 それを持続した雇用の創出につなげていくために、制度設計を見直す気がおありかおありでないかということを聞いていたんです。  励ますつもりで聞いているのに、私、そういう答弁を聞いたらやはり頭にきますよ。あした大臣答弁を求めますので、今みたいな答弁やったらあきませんので。...全文を見る
11月06日第155回国会 衆議院 法務委員会文部科学委員会連合審査会 第1号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  十五分しか時間がありませんけれども、その限りの中でできるだけ、お伺いできることをようしたいと思うわけですが、先ほど、自由党さんの話を聞いて、おっ、おもろい議論が始まるかなと実は期待をしながら私は聞いておったんですよ。これからの...全文を見る
○植田委員 ありがとうございました。  法務大臣の御答弁にあった所要の措置というようなことについてはまた別途聞く機会があろうかと思いますので、きょうはせっかくの機会ですので、とりわけ文科省にかかわるその辺の所要の取り組みについてお伺いしたいわけです。本来こうしたものは、何もお上...全文を見る
○植田委員 今局長、二つの話をおっしゃったわけですけれども、前段の話は座学の話ですよね。  要するに、それやったらあかんというのは後段でそれなりに課題設定をされているわけですけれども、実際、例えばサラ金で追っかけられたらどうなるねんとか、お父ちゃん、お母ちゃんが離婚したときにど...全文を見る
○植田委員 ちょうど時間が来たので、ほかにもちょっと質問を用意しておったんですが、もう時間切れなので超過はいたしませんが、端的に言えば、子供らに対して、法というのは何であるのと聞かれたら、法というのは私たち一人一人の人間を守るためにあるのよと。そこから出発する法教育ということで、...全文を見る
11月07日第155回国会 衆議院 本会議 第7号
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○植田至紀君 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま提案されましたいわゆる金融関連三法案等にかかわって、小泉総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。(拍手)  生産コストや商品価値に見合った価格設定ができないまま物価下落が...全文を見る
11月08日第155回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀と申します。本日は、それぞれ五人の先生方、お忙しい中、貴重なお話を伺う機会をいただきまして、本当にありがとうございました。まず御礼申し上げます。  ちょっと私ごとですけれども、きょう、上の方、三階でもう一つ所属しております委員会が重なっ...全文を見る
○植田委員 もう既にかなり時間が超過しております。非常に長時間、ありがとうございました。次の質疑の参考にさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。  終わります。
11月12日第155回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、最後になりますので、落ち穂拾い的に幾つかお伺いをしたいわけですけれども、私が、前回と最初の質疑、また連合審査等で提案者の側に明らかにしてほしかったというのは、大まかに言えば二点だったんですね。  というのは、当然改...全文を見る
○植田委員 要は、法科大学院における、いわばそこで学んだ教育内容が新司法試験の中身を規定づけるということですよね、ありていに言えば。要するに、法科大学院でちゃんと勉強しておったかどうかというのを新司法試験でチェックしますよということですよね。そうなると、また戻るようですけれども、...全文を見る
○植田委員 おのずとついてくると言われれば、ちゃんと勉強すればそうした思考能力というのは身につくんでしょう。  ただ、ある種実務的な能力というものを法科大学院で訓練する、その前提としての思考能力とおっしゃるわけですけれども、例えば歴史学で、当然我々は基本的に、どういうスタンス、...全文を見る
○植田委員 それ以上のことが言えないというのがね。  だから、私は学習指導要領をこしらえろとは言いませんが、結局その程度のぼやっとした抽象的な教育内容で実際法曹人として育っていく、言ってみれば、法科大学院でみっちりやって司法試験にもぱっと合格していくというようなところは、ありて...全文を見る
○植田委員 とすれば、実際設置を考えている各大学が、前も週刊誌か何かに出ていましたけれども、百人規模とか百五十人規模とか二百人規模とかありますわね。大体そうした大学側の費用がどれぐらいかかるかとか、規模によって違うと思うけれども、もう立たなくて結構ですが、その辺も、大体大学側がこ...全文を見る
○植田委員 あと、予備試験にかかわって何点か伺いたいんですが、ここで言う予備試験の法律実務基礎科目というのが「法律に関する実務の基礎的素養(実務の経験により修得されるものを含む)」ということなんですが、これを素直にさらりと受けとめれば、またこの間の議論等からすれば、端的に言ったら...全文を見る
○植田委員 とはいっても、そもそも何で予備試験というルートができたのかということにかんがみたときに、やはり素朴に、法科大学院に行かれへんような経済的理由等、そういう方々が法曹に行く道というのを閉ざしてはならないというところからこの種の予備試験の話が始まっているだろうと思うんです。...全文を見る
○植田委員 総合的にやっているから杞憂ですと断言されましたので、杞憂に終わることを私も心ひそかに希望しておりますが、あと、学部の学生が、今だって受験予備校はあるわけですけれども、法学部に行きながら、また法学部に行きたかったけれどもほかの学部に行きながら受験予備校に通って、法科大学...全文を見る
○植田委員 でも恐らく出てきまっせ。実際に法科大学院に行っておったら、そのうち年とるわけですわ。若いうちにやはりもうみずから仕事につきたい、早く法曹界に自分は出たいと思っていれば、大学四年間で、一応大学の単位も取りながらも予備試験を目指そうということで、それなりに意識的に勉強して...全文を見る
○植田委員 もう一点だけ。これは文科省さんに伺うんですが、幾つか質問をやり飛ばしましたが、もう時間がありませんので。  今回、法科大学院という構想がありましたから、それで専門職大学院という一つの新たな制度、学校を創設されるということなんですが、ほかにもそうした専門職大学院という...全文を見る
○植田委員 何か最後、やぶをつついて蛇を出したような気もいたしますが、以上で終わります。
11月13日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、幾つかお伺いしたいわけですけれども、いずれにしても、私自身は、効率性、経営の健全性を追求する動きの中で、金融機関が本来果たすべき役割を忘れてしまってはならないなという、一応そういう全体を貫通する問題意識で幾つかお伺い...全文を見る
○植田委員 もう一点、簡単なことを、ペイオフ解禁、ペイオフ問題にかかわって一つ聞いておきたいんですが、実際、地域においてはペイオフ問題というものがどうあらわれるかといえば、中小の金融機関と郵貯の問題だろう。  というのは、実際、私も限度まで貯金ないんで別に気にはしていませんけれ...全文を見る
○植田委員 今副大臣が前段で御答弁されたところは、また質問の末尾のところで具体的にちょっと聞きたい、どちらがお答えいただけるのかわかりませんが聞きたいと思っていますので、よろしくお願いします。  もう一つ、しようもないことをちょっと教えてほしいんですけれども、実際、今回の再編成...全文を見る
○植田委員 要は、各銀行が名寄せをようせぬさかいに、そこはお目こぼししようと。もっとも、私らからすれば、あと九百万そこへ駆け込みで入れておこうか、とりあえず一年は入れておこうということはあるかもしれへんけれども、確かに、銀行側から、そういう特例があるからとりあえずもうちょい貯金し...全文を見る
○植田委員 そのとおりでしょうが、一抹の不安は残りますけれども、もう一回聞き返しても何か同じ話になりそうなんで、次。  今のところは前段の話ですが、次に、いわゆる金融機関の再編整理をしていくという背景にあったオーバーバンキング論について幾つかお伺いしたいんです。  というのは...全文を見る
○植田委員 それはそうですわね。竹中大臣が合併しなさい言うて仲人の役を金融庁さんが別にやるわけやのうて、やりたいニーズに対応してこういうツールをこしらえたんですよということは、それはよくわかります。恐らくそういうお話なんだろうなと思ったんですが。  そこで、もう一度お伺いしてお...全文を見る
○植田委員 私は前者のことで聞いていたつもりなんですが、今、最後のお話であったところにつなげて聞きますと、だからこそ利用者の視点からの金融機関の存在理由というものを見据えていかないかぬのと違うんかなということ、一番最後に大臣おっしゃったところからつなげていくと。そうした役割をどう...全文を見る
○植田委員 そこで、とりわけ金融当局として、例えば信金、信組等々、狭い地域であるが特定の分野、業界に強いとか密着しているような、そうした中小金融機関の育成等々についてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。ちょっと個別の話ですが、教えてもらえますか。
○植田委員 育成というと、確かにそれぞれが主体的に行動するわけで、ちょっと言葉の使い方が適切でなかったかもわかりませんが。  私、今のお話でいいんですけれども、要は、地域経済に本当に責任を有し、そしてその役割を果たしている金融機関をどう支援、強化していくんだということなんですよ...全文を見る
○植田委員 それが必要だということを受けとめて、最後にもう一つだけ竹中大臣に伺うんですが、具体的に言うと、実際、崩壊しつつある地域経済というものをとにかく食いとめて、もう一度持続的に成長していく基盤を、とりわけその地域の中で金融機関が頑張る、そしてまた地域の地場産業も頑張る、お互...全文を見る
○植田委員 いや、アメリカなんかがグローバルスタンダードだというて、他国にアメリカンスタンダードを強要している、喜々とそれを強要されている国もあるかもしれませんが。そのアメリカが、一方で、地域再投資法といって、わがんとこだけはローカルスタンダードもちゃんとあれしているわけですよ。...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、次の質問もあるので、いつもは最後なんですが、冒頭、トップバッターで質問させていただくんですが、先に対応方だけ言うておきますと、別に最高裁さん、法務省さんに何の恨みもないんですが、この二法案、我々としては反対でございま...全文を見る
○植田委員 それにかかわってもう一つだけですが、この大きな柱の二点目の、最高裁が迅速化の進みぐあい等々を検証するとありますけれども、これ、新聞記事等を見ているといろいろなことが挙がっているのです。例えば最高裁が直接それをやるのか、何か別途第三者機関がそうしたものを検証するなんとい...全文を見る
○植田委員 それで、いずれにしてもこの法案がいずれ出てくるんでしょうけれども、昨年だったと思うんですが、最高裁の方が改革案ということで、実際裁判官が四百五十人ぐらいふえれば一年で終結できるよというふうなことが案として出されていたと思うんですが、その辺のところの概略を、ではちょっと...全文を見る
○植田委員 それで、きょうはそのことで四の五の聞くわけじゃないんですが、参考までに、現状での判検交流の実情、これは頭数を含めて教えてもらえますか。
○植田委員 きょうはこの問題について聞くつもりではないんですが、百プラスアルファ出しておるわけです。私は、別に裁判官をふやすなとは言いませんが、それは四百五十人でも五百人でも結構だと思いますが、その前に、実際おる人らを引き揚げてくればいいんじゃないのかなと思うんですね。何もそんな...全文を見る
○植田委員 だから、定員をふやして、そして、要は向こうから戻してくればそれでいいわけでしょう。今の定員の中で欠員もあるんでしょうが、定員をふやさないかぬのやったらふやして、その人らを戻してくれば済む話でしょう。そんな難しい話じゃないじゃないですか。
○植田委員 要は、どっちが先とか後とかいうことやなしに、私はそもそも質問の冒頭でも、別にふやすことがいいの悪いのと言っていなくて、ふやしたらいいでしょうと。実際にいるにもかかわらずほかに行っている人も戻したらいいでしょうという話をしているだけなんですよ。  しかも、これから、し...全文を見る
○植田委員 現状でそういうふうに有意義やと考えておられるというのは承知しておりますが、要するに、これから新たな法曹人がどんどんできてくれば、そうした意義がむしろ薄れてくるんじゃないのかなということを私は言っているだけなんです。もう時間がありませんから先に進みますけれども、そういう...全文を見る
○植田委員 これができるに当たっては、セクハラとか、そういうことがクローズアップされていたと思うんですけれども、今度は、ある程度分類はされていると思うんですけれども、案件で見るとどういう実勢になっているでしょうか。
○植田委員 今のあっせんの中で、これは一番最初に聞いたところで、どこの件数に入るのかわからないんですが、教えてほしいんですが、実際、ここでの調整が不調に終わって、結局は裁判に行っちゃったというような例もあるんでしょうか。その辺は把握されていますでしょうか。
○植田委員 その件を把握していらっしゃらないのがけしからぬと言うつもりはないんですが、不調に終わる場合がありますよね。裁判に行った以降は、調整委員会としてはもう、言い方は悪いけれども、あずかり知らぬ話だ、それはまたそれぞれ当事者がやられるんだということで、何もそこまで調べることは...全文を見る
○植田委員 動き出したばかりの委員会ですけれども、相手方が、片一方が知らぬ顔をしているから、不調も何も、そもそも処理のしようがない、あっせんのしようがないということみたいですけれども、その辺のところをさきに、裁判に移行した例があるかということで、あると承知はしているが実際どういう...全文を見る
○植田委員 悪い制度と違いますので、ぜひ実効性を上げるという意味で質問させていただいたんです。  実はきょう、法案の審議に当たって質問のネタにも困って、ADRを一回ちょっと聞いてみようかということで、革手錠の話をしようかなとも思ったんですが、それはまた別途やらせていただくとして...全文を見る
○植田委員 今までも、それはそれとしてやっておられるということなんですが、これからの学校教育における法教育の意義にかんがみたときに、それをどう充実させていくのか、またそのスキルをどう開発していくのか。その辺のところは前向きにこれから何かやろうかとか、例えばそうしたさまざまな海外の...全文を見る
○植田委員 時間もなくなったので、ちょっと駆け足で行きますが、ADRの持っている意義というのは当然私も共有しているつもりですが、こうした調停者の養成と人材の確保という点で、まず伺いますが、今後、事務局さんとしてトータルにどんな構想を持っておられるか、御説明いただけますか。
○植田委員 いずれにしても、新しい枠組みができたら、その枠組みを十分に実効あるように活用する人材の育成、養成というものが常につきまとってくるというふうに思うわけで、もうちょっとかかるということですから、またそれは別の機会に伺いたいと思います。  最後に、厚生労働省さんに二点聞き...全文を見る
○植田委員 四分の一。ただ、これから社内ADRというものが普及してくる可能性は否定されないわけですので、もう時間がありませんから言いおくだけにとどめておきますけれども、くれぐれも乱用がなされるような実態が起こらないように、やはりどこかの段階でADRに枠組みをこしらえる、そうした整...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 国土交通委員会法務委員会連合審査会 第1号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  まず、原始規約問題について幾つかお伺いをしていきたいと思います。  マンションの分譲に当たって、分譲業者の方が一方的に作成した規約、これが購入者の個別の同意を取りつけるというのが、そういう運用がなされている場合が多いわけです...全文を見る
○植田委員 せやけど、実際、原始規約に管理会社が明記されておる場合、規約に明記されておる場合は、これは規約の改正という手続になりますね。そうなると、区分所有者議決権数の四分の三の賛成が要るということになりますね。これも確認させてもらえますか。
○植田委員 実際に、本来的には管理組合が選ぶ話なんだけれども、そもそも分譲業者がこしらえた規約に管理会社がはめ込んであるということになると、本来でしたら二分の一でええものが、そこに書き込まれているがために四分の三の賛成が必要になってくるというのは、当然これは、言ってみれば利害の衡...全文を見る
○植田委員 あっても不思議ではないという話なんですね。要するに、そういう場面もあり得ますよと。ただし、そういうことが実際の当事者、区分所有者にとって不利な局面も出てくるわけですよね。だから、そのことで実際不利な内容の規約がつくられているということ、それが係争ざたになっているケース...全文を見る
○植田委員 ということでは、本法案で、この三十条三項がありまして、規約の適正化が盛り込まれることによって、本法案が成立した暁には、施行された暁には、原始規約にかかわるトラブルというのはなくなる、もしくはそうしたトラブルになるような原始規約などというものがつくられることはないだろう...全文を見る
○植田委員 相当程度解消されると。できれば、そういうのが裁判ざたにならぬ段階で、あらかじめ、問題になりそうなそうした規約自体が存在し得ないことが一番理想なわけですが、今、房村さんおっしゃったみたいに、恐らくこの条文をほうり込んだことで相当数はなくなるだろうと。  しかし、やはり...全文を見る
○植田委員 要は、著しく利害の衡平を害するかどうかは、例えば、今規約に管理会社が明記されているとか、今区分所有者じゃない別の分譲業者がただで看板を立てているとかいうような話も、それは、それぞれの個々の事情に応じて、著しく利害の衡平を害するかしないか、適切であるかどうかということを...全文を見る
○植田委員 だから、それを、当然趣旨徹底を図っていく具体的な手法について伺っているんです。  というのは、恐らく、こういう条文ですから、これはやっちゃいけない、あれはやっちゃいけないと列挙しているわけじゃなく、ネガティブリストじゃないわけですから、ぱっと見たら非常に抽象的ですわ...全文を見る
○植田委員 御指摘も踏まえ、検討して実行していきたいということでございますので、委員会でそのことについてもう一度聞くことがあるかどうかは別にしても、どういう実行をされるのか、その段階でまた何らかの形で伺いますので、もう植田も質問ぎょうさんやっているから忘れたやろうといって知らぬ顔...全文を見る
○植田委員 ということは、分譲業者があらかじめ原始規約を定めて、それを個々の区分所有者に対して示すわけですわね、それで同意を取りつける。実際上の運用はそういう場合が当然多いわけですけれども、今の説明からいくと、そういうふうな手順を踏んでいるから、分譲業者が原始規約をこしらえても、...全文を見る
○植田委員 だから、要は、法律上きれいにつくられている、そこは分譲業者が原始規約をこしらえることがけしからぬということにはなりませんということでしょう、だからなりませんと。それが百八条に抵触しないというのは、私もその判例があるということは承知しております。しかし、それは何をもって...全文を見る
○植田委員 そこで、法務大臣にお伺いします。  周知徹底に努力される、できるだけトラブルは最小限に抑えるような、その主体的な意思はわかりますが、現実に、今までいろいろなトラブルがありました。そのトラブルをできるだけ解消しようと三十条三項ができた。しかし、それをこしらえたけれども...全文を見る
○植田委員 できればこの法案で思ったとおりにいけばええけど、思ったとおりにいかへんところがあったら適切に検討するという趣旨で承っておきます。  要するに、これは新たな問題がまた生起してくるかもしれませんので、そういう趣旨で、常にここのところについては、今後も改めるべきところは改...全文を見る
○植田委員 言い方が悪かったかな。私、法学部出身じゃないんでね、法律の話は苦手なんです。わかりやすくせぬと、局長にわかりやすい言い方をせぬとあかんのですね。  もう一回言いますわ。要は、さっきからありましたけれども、マンションの建物に瑕疵があった場合、分譲側に損害賠償を請求でき...全文を見る
○植田委員 だから、問題になる場面は全くないんですかといったら、それは仕組みの話ですがな。でも、いや、そうじゃないですという場面が出てくるんでしょということだけ聞いているんですよ。あるでしょう、それはレアケースとして。全くないの。ないんですか、あるんですか、教えておくれやす。
○植田委員 要するに、私は、だから最初から、こぼれ落ちる部分がないんですか、だから、一滴か二滴か知りませんけれども、それはこれで抱えられへん問題になるケースも出てくるでしょうということを言っているんですから、そこは一般論で。よく勉強はできましたけれども、最初からそう言うてもろうた...全文を見る
○植田委員 だから、法整備があるやなしやということであれば、あるということで承っておきます。  法案対応については、提案者、政府の御要望に沿えないだろうと思いますけれども、以上で質問を終わります。
11月15日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、本当にお忙しいところをありがとうございます。  時間も、十七分というわずかな時間でございますので、きょうは四人の参考人の方すべてにお伺いすることはできません。冒頭、信金の長野参考人、そして信組の方の田附参考人、お二...全文を見る
○植田委員 いわばコミュニティービジネスへの萌芽がいろいろなところで生まれているわけですが、永代さんの話については導入部で、感想ということで伺った以上のあれはないので、信金さんの方も引き続きお伺いしたいんですが。  いわゆる地域住民の手によるいわば地域を活性化する事業、NPO等...全文を見る
○植田委員 わかりました。これからも積極的にそこのところ、既に取り組んでおられる事例も、先進的な事例もあるだろうとは思いますけれども、より積極的に取り組んでいただきたいと思うわけですが。  こうした言ってみればコミュニティービジネス、NPO、こうした市民事業、広い意味ではとりあ...全文を見る
○植田委員 NPO等々も、今八千を超えるNPOが活動しておりますけれども、ほとんどが小規模のNPO法人でございますから、そういう意味では、なかなか融資をするしないというところでのおつき合いが見えてくるというところまでまだまだ至っていないだろうとは思うんです。  ただ、これからや...全文を見る
○植田委員 もう時間が参りましたので、もう少しこの点はお伺いしたいところもあったんですけれども、後もつかえていますので、これで終わります。ありがとうございました。
11月15日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第7号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、四十六本ある中で、通関情報処理センターに関連して、与えられた時間の中で幾つかお伺いしたいと思います。  この通関情報処理センターの国際物流業務に果たしてきた役割というものは、当然私も評価をしているわけですけれども、...全文を見る
○植田委員 NACCSが、この間、輸出入の通関件数というのはふえ続ける一方でございますから、そこで迅速かつ的確に処理をするという観点から、その役割の大きさはよく承知しておるつもりです。実際、平成十三年度では、許可件数、輸出入合計で、二千三百二十五万件ですか、五年前に比べると三〇パ...全文を見る
○植田委員 とりあえずそういう話をお伺いいたしまして、今度は税関の方の話をお伺いしていきたいわけです。  平成十年度から十三年度まで四年連続でずっと減員しておりましたけれども、本年度では、実際、増員が百八十一名、税関の定員について認められた。これは成田空港の暫定滑走路の供用開始...全文を見る
○植田委員 事情はいろいろあるのは十分承知していますけれども、実際問題、国民生活の安心、安全に資するという点においては、この水際阻止に係るところというのがやはりポイントになりますね。しかも、本当に迅速かつ適正な通関という意味において、迅速という部分においては電算化によってある程度...全文を見る
○植田委員 限られた頭数の中で工夫をなさっておられることはよくわかります。  では、実感として伺いますけれども、実際、一〇〇%というのは大変だろうと思いますが、それに近い数字に近づけるために、膨大な輸入の申告に対して、すべて税関職員がそれを審査するということは、実際、今の状況で...全文を見る
○植田委員 いや、要するに、不可能なんです。不可能な中で一生懸命やってはるのは、私は非常に評価しているから聞いているんです。  次に、今度は事後調査部門のところを伺いたいわけですけれども、適正な通関と税を確保するという事後調査部門、平成十三年度の事後調査の実績を見ると、申告漏れ...全文を見る
○植田委員 まあいいですよ。  とりあえず、今、この実地調査の件を伺ったのでもう一遍戻りますけれども、今の認識では、どっちにしても、通関時において、それこそ金魚すくいみたいに、すくおうと思ってもすぐ逃げられてしまうような実態があるわけですね、ぴゃあっと紙を破っちゃって。ですから...全文を見る
○植田委員 まだ時間はありますから、せっかく大臣もお座りですので。  僕は、大臣に聞くよといって質問通告のときには言っていたんですけれども。単純に聞きます、余りもろの話、むきむきの話で聞きませんので。少なくとも、真に必要な役所の業務に対して、実際、その増員を図ったとしても、当然...全文を見る
○植田委員 みんな必要だとわかっているんです。何が必要かということもわかっているんです。やらないかぬこともわかっているんです。でも、ではふやしましょうと言うたら、ようせぬわけですね。そこが歯がゆいわけで、実際、今の副大臣の御答弁も、恐らく、私も随分前に同じやりとりをしたなというこ...全文を見る
○植田委員 どのようなことが効率的なのかということを考えたとき、さっきも局長、一番大切なのはやはり人ですとおっしゃいましたよね。今もうなずいておられます。どういったことが大切かというときに、やはり第一義的に人ですよね。どうぞ。
○植田委員 だから、実態的に効果を上げようと思ったら、今の人員体制ではやはりなかなか、きちきち、しんどいという実感があるわけでしょう。そのことを否定されますか。それは否定されないわけでしょう。そのことは否定されるかされないか、もう一回聞きます。否定されませんよね。——否定されない...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○植田委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、預金保険法及び金融機関等の更生手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律案及びその修正案に反対し、金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法案に賛成する立場から討論を行います。  小泉総理は、これまで再三にわたって、金融シ...全文を見る
11月20日第155回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  きょうは、時宜も得ておりますんで、矯正施設職員に対する人権教育の推進、研修等々の内容等について、矯正局長を中心にお伺いをしたいと思います。そして最後、その質疑の内容も踏まえて法務大臣にも二点ばかりお話をお伺いしたいと思っており...全文を見る
○植田委員 準則集というのが十三年度にこしらえられたと。十三年度のものはまだ聞いていなかったんですが、結構でございます。とりあえず今は、十一年から十二年でどんな変化があったか。当然、研修ばかりやっているわけにもいきませんから、限られた時間の中でどれだけ有益なものをやっていくかとい...全文を見る
○植田委員 十二年度では、わざわざ、被収容者をめぐる人権思潮、人権関係国際条約に関する講義を設けるなどして、人権教育の内容の充実を図っている。でも、やってみたら中身が重なってしまいましたと。でも、実際、この国際条約だって二時間でしょう、国際準則も二時間でしょう。だから、計四時間で...全文を見る
○植田委員 いや、だから、せっかくこしらえたのを一年でやめるというのも寂しい話でございます。ぜひもう一回、検討し直してください。また、犯罪被害者の現状について新たに加えられたということ、これは大切なことだろうというふうに思っております。  それと、ちょっと質問として用意してなか...全文を見る
○植田委員 検討していくというのは、その検討した結果を今度またお伺いするということでございますので、いずれまたそれはお伺いいたします。  それで、この十一年度、十二年度、十三年度、それぞれ人権教育の内容の充実を図っている。それは、それぞれ講義の中身がいろいろな形でつけ加えられた...全文を見る
○植田委員 ちょっと長過ぎましたね。時間がないので、私も急ぎ足で言います。  要するに、そんなのは具体的に述べようがないわけですね。わかっていて聞いているのです。まして、研修を受けた人が、それは職員ですわな、それは、どうやったと聞かれて、眠かったとかだるかったとか言うわけないん...全文を見る
○植田委員 それと、これは資料として請求いたしますけれども、今回の、今やっておられる研修、十一年度、十二年度、十三年度だけで結構でございますので、それのカリキュラム等々、資料としてお願いいたします。これは事前にも言っておりますけれども、一応、この平場でもお願いしておきます。  ...全文を見る
○植田委員 とすれば、例えばこの人権教育の推進というものが政府の中でも意識的に取り組まれるようになって以降、今回逮捕されたこのA、B、C、D、E、五人の容疑者というのは、そうした意識的な講義は受けておらぬということですね。
○植田委員 結局、やはりこうした研修というものについて、中身について吟味するのもいいですけれども、こうしたさまざまな充実強化を図った段階で、とりわけ新しい科目については、既に課程を修了している者に対しても研修をさせるとかというようなことを考えなければ、せっかく行動計画に基づいて、...全文を見る
○植田委員 それも検討されるということですから、結果についてはまた御教示いただく機会があろうかと思います。  それで、報道によりますと、逮捕されたある刑務官が、これは読売の十一月十四日ですけれども、指示に従って取り押さえただけで暴行したつもりはないと述べているというようなことが...全文を見る
○植田委員 私がここで聞きたかったのは、この事件自体がけしからぬことですけれども、今、恐らく答弁のしようがないところが多いからそういうことは直接聞かないで、からめ手のところだけ聞いているわけですが、実際、刑務官たちにやっていると言われているこうした人権教育というものがどれだけ徹底...全文を見る
○植田委員 考えておられるということですね。レアケースなどという言いわけはこの場合通用しない。一回でもこういうことがあったら、それはけしからぬ話なんですからね。  私は非常に温和ですから、そんなに厳しく矯正局長にも言いませんが、先ほど検討する検討するといろいろおっしゃっていまし...全文を見る
○植田委員 頑張ってやっていただいた結果をまたここで、できればその検討結果が私としては非常に高く評価できるというふうなやりとりができることを希望しておりますので、鋭意検討なさっていただきたいと思います。  以上で終わります。
11月22日第155回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  今回の法案につきましては、その方向性なりなんなりというのは、実は私は前向きに考えておる。これが恐らく一時間後過去形になるやもしれませんが。といいますのは、実際、今回の法案が、やれ、さも小泉構造改革の一つの花飾りみたいな政策とい...全文を見る
○植田委員 次に、今は債権の保護が必要な理由ということを申し上げたわけですが、今度は、保護される労働者の概念にかかわってですけれども、冒頭申し上げましたように、こうした就労形態が非常に多様化してきている状況の中で、現行でも、私もちょっと一夜漬けで勉強させてもらいましたけれども、例...全文を見る
○植田委員 いや、事前の話でもそんな話でしたから大体想像はつくのですけれども、要するに、私の問題意識は理解していただいているだろうとは思っております。ですから、本来、存在する労働者がどういうありようで存在するかが前提にあって労働三法というのは打ち立てられなければならないのであって...全文を見る
○植田委員 場合によっては保護されるだろうということですけれども、実際、現状で労基法上の労働者も使用者の都合で言ってみれば請負的、委任的な、そういう就労形態に切りかえられている状況は現実にあるわけですよね。  その意味で、労賃保護が同様にされてしかるべきではないかというふうに問...全文を見る
○植田委員 わかりましたけれども、私の場合、私は議員をやっていて法律の専門家じゃないというのも恥ずかしいんですが、労働債権とは何ぞやというところから私は今質問しているわけじゃないんですね。要するに、今現実にいる請負・委任的な就労者をどう保護するのやというところから、私はそういう入...全文を見る
○植田委員 そのときの日本政府のお立場についてお願いします。
○植田委員 賛成、反対というようなことではなくて、議論が深まっていないということですから、かかる問題については九八年段階では時期尚早だろうと判断されたということだろうというふうに思います。ただし、少なくともこうした国際舞台で、請負・委任的就労者をどう保護していくかということが常に...全文を見る
○植田委員 それ以上おっしゃってくださいと言っても無理なんでしょう。筒いっぱいのことをもうちょっと言ってほしいんですが、せいぜい検討して、迫ってきますので、四年前とゆめゆめ同じ対応方にならないようにお願いしたいというふうに思います。  厚労省さんの方は以上ですので、退席していた...全文を見る
○植田委員 導入はそれぐらいにいたしまして。  実際、この間の事業・産業再編のために行われた一連の立法作業の中で一番新しいのが会社分割法制創設のための商法改正、おととしだったと思いますが、ここでは労働者を「労働者」と表現している、附則の第五条でそういうふうに書いているわけです。...全文を見る
○植田委員 要は、実体法としての商法に使用人という概念を前提としているので手続法の会社更生法でもそうなっているんですよと。それはわかるんですよ。  わかるんですが、ただ、最初、私なりの問題意識を含めて、厚労省さんに、とりわけやはりこれから改めて労働者の概念について考え直していく...全文を見る
○植田委員 要は、それぞれのケースごとに、労務提供の実態に応じてそれは判断されるので、それは非正規とされる方の中でもかかってくるのもあるし、場合によってはかからぬこともあるだろうというふうにおっしゃるわけですね。  だから、私の話、最初へ戻るわけですよ。改めて労働者とは何ぞやと...全文を見る
○植田委員 ここは恐らく、議論の前段、法案策定に至る議論の中で、とりわけ労働組合の代表の方々も強く要望をされたところだろうとは承知しております。だって、今より後退するわけですから。しかし、今の、とりわけ後段の、法的な合理性を欠くという点で渋々のまざるを得なかったということも、理解...全文を見る
○植田委員 実際、今回会社更生法が適用される企業というのは一部上場等の大企業が多いわけで、最近、社内預金というそんな制度も意味が薄れてきているのは事実ですけれども、やはり大企業ではそういうものは結構あるわけですよね。そういうことも考えた場合、法律上何らかの工夫を加えて従前の取り扱...全文を見る
○植田委員 工夫が加えられたので後退で済んだと。そこで大きくうなずかないでくださいよ。ここは、理屈の上ではわかるんだけれども、体がついてこぬ部分だということでございます。これ以上、そこはお伺いいたしませんが。  さて、次に、先ほども議論がありましたところですが、四十六条の二項で...全文を見る
○植田委員 手続開始後のものは今御説明されたとおりだろうということなんですが、認可以前の段階で、さまざまグレーゾーンになっているわけですよね。例えば、実際、退職金は、日本にとってみれば生涯給料の一部というふうにも、いわば賃金の後払いという性格を持っているわけですから、また、私は退...全文を見る
○植田委員 要するに、政策判断としてそういう判断をしましたからできませんと。だから、私の言っているような政策判断もあり得るわけですよね。あり得るでしょうね。だから、ここは、残念ながら満額回答はいただけないところはわかっていますけれども、要するに政策判断がそうでしたという以上、以下...全文を見る
○植田委員 いろいろとありがとうございます。  さて、そうした事例も研究もされ、また、この間、今申し上げました九九年の民事再生法でありますとか九六年の民事執行法の改正等々での論議というものが、では、どんな形でこの法案には反映されているのでございますでしょうか。
○植田委員 それは来年以降ですね。来年というか来春の通常国会以降ということで、それはそのときにまたということですが、いずれにしても、優先する労働債権の額を拡大するという問題については、これは九六年、民事執行法の改正のときに、法務省の山崎潮さんという方、今も別途の審議で、きょうはい...全文を見る
○植田委員 そこで、私の方からも一般の意見としてお伺いをするわけでございますが、これはなぜできないか。もしできないのであれば、そのできない理由を言っていただければいいし、検討の対象であるかないかという言い方でも結構なんですが、少なくとも、退職金の全額、共済制度の積立金、協定済み一...全文を見る
○植田委員 踏まえていただければありがたいのでございますけれども、大いに期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、時間も迫ってまいりましたし、また先ほど木島先生の方でかなり詳細に学説等も紹介されながら御質問があったいわゆる営業譲渡と労働契約の承継についてというと...全文を見る
○植田委員 一言でかいつまんで言えば、要するに、今申し上げたような話というのは更生手続固有のものじゃないよ、だからないんですよ、だからちょっとあかんかったんですよという話なんです。  ただ、今回の法案のモデルと言えるかどうかわかりませんが、民事再生手続の実態を見ていると、民事再...全文を見る
○植田委員 わかりますよ。わかりますけれども、そもそもが営業譲渡一般の問題ということから始まっているわけですけれども、ここは詳細はもう既に木島先生がやっておられますので、私は一点だけお伺いして終わりたいと思うんです。  少なくとも、今のお話、私が伺っておっても、では、会社更生法...全文を見る
○植田委員 だから、なじまぬというわけですね。でも、もう厚労省は帰しましたけれども、実際この問題をガイドラインで済まそうとしているわけですやんか。私、それ自体けしからぬことやと思っています。  ただ、政策判断として、少なくとも私は、最初から申し上げております、要するに、幅広い意...全文を見る
○植田委員 いや、だから、それはよくわかります。要するに、厚労省さんがちゃんとやればいいだけの話やから、それは。それをガイドラインで済ませて、それで澄ましてはる、澄ましてそれで黙ってはる法務省さんに私は非常に歯がゆい思いをしているということでございまして、前向きやと言うているのに...全文を見る
○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀でございます。  本日は、それぞれ三参考人の方々、御多忙のところ貴重な御意見をお伺いする機会をいただきまして、まずもって御礼申し上げます。  では、限られた時間の中で幾つかお伺いをしたいと思いますが、まず竹下参考人、そして綿引参考人、...全文を見る
○植田委員 引き続いて、これは綿引参考人の方に簡単にお伺いしたいわけです。  先ほども話題になっておりましたけれども、更生計画における更生債権等の弁済期間が計画認可の決定から十五年を超えることができないというふうにあるわけです。いろいろなお立場はあろうかと思うんですけれども、と...全文を見る
○植田委員 時間ももう五分前となってきましたので、小山参考人に何点かお伺いしたいわけです。  私は午前中質疑もさせていただいたんですけれども、私自身、今回の法案に対しましては、その趣旨、方向性、手続を簡素化するなり合理化する、また再建手続を強化する、そうした意図自体は否定するも...全文を見る
○植田委員 では、もう一点だけ小山参考人にお伺いいたしますが、これは先ほどのお話でもおっしゃっておられたことで、そこはちょっとかぶるわけですが、いわゆる管轄裁判所の東京、大阪中心主義ということです。  もしJAMの傘下の組合でそういう問題が起こったときは、恐らく体制も組めて適切...全文を見る
○植田委員 合理性がないということでございますので、これはなくてもいいんだろうという御意見として承っておきます。  本日は、本当に長時間ありがとうございました。以上で終わります。
11月26日第155回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  私も、別に連歌の会ではありませんが、今話題になっておりました大規模裁判所の競合管轄と労働者保護にかかわってという課題からお伺いをしていきたいというふうに思っております。  一応この間何度か御答弁されていると思いますけれども、...全文を見る
○植田委員 今おっしゃった理由というのは、先日、先週の金曜日の参考人質疑の中で、とりわけJAMの小山副書記長がおっしゃっていました。要するに、裁判所には合理的な理由があるのかもしれぬが、今回のこの東京、大阪中心主義は我々の側からすれば全く合理的な理由はないとはっきりと私の質問に対...全文を見る
○植田委員 私が今紹介した事例等については、これは民事再生法のもとでございますので、御承知であったかどうかは別としても、その個別の事実はともあれ、負担軽減の措置としては、そもそも文書による陳述もできまっせ、むしろ裁判官だったら、口頭によるよりも文書の方がより適切に処理する習性があ...全文を見る
○植田委員 局長のおっしゃっているのは、それは法律上そうなんでしょう。それなら、何で労働組合の人が、我々にとっては何の合理性もないと言うんでしょうということなんです。もうそこはいいですよ。おっしゃっていることはわかります。要するに、法律上は、常識で考えれば、管財人が東京におったっ...全文を見る
○植田委員 そういう措置を必然化するような司法制度改革をやっておられるわけでございますから、そこは、いつ何どきということまで私は問うてないわけで、もうちょっとはっきり言ってほしかったなとは思いますが、別にその答弁をとったから、ではこの法案、オーケーというわけではございませんから、...全文を見る
○植田委員 改めて聞いてみますと、一点目、更生計画をこしらえる、そこで円滑に進めるに当たって、実際上、管財人が労働組合と意見交換をしながら進めている実情というものを、今の局長の話ですと、十分承知されているということですから、現実にそういうことは存在している。だから、法律にその実際...全文を見る
○植田委員 ここだけで長々とやりとりするつもりはございませんが、仮に、別に法律で組合の関与、この関与というのは、実際、何のトラブル、それはトラブっているから管財人が登場するわけですが、要するに、そことの間で円滑に物事が進んでおれば、すっすといく話なんですわ。本来、円滑に進んでおれ...全文を見る
○植田委員 もう一問だけ聞いて次に進みますけれども、そこで起こったさまざまな労働者の要求なり要望なり、いろいろ出てくるでしょう。それでやりとりしてしまうと迅速性において問題も生じる。そこは、そうした労働者の諸権利をどう保護するかというよりも、手続の迅速化の方を優先するという政策判...全文を見る
○植田委員 そこで、実際、こういう場面もあると思うんですよ。更生管財人が更生計画をつくる過程また更生計画を遂行する上で、どうしても避けて通れない解雇というものを検討せざるを得ない場面も出てきますよね。  この点について、では、実際、そうした場合においては、これは直接生首にかかわ...全文を見る
○植田委員 次に、もう一点お伺いしたいわけですけれども、現行では、更生管財人の選任について、現在の経営陣というものが更生管財人には選任されないようになっていますが、今回は、経営責任のない取締役等を更生管財人に選任することが可能になっているわけです。  実際、マイカルのように、旧...全文を見る
○植田委員 要は、意見聴取を行った上で、その人物の能力なり姿勢なりというものは、裁判所においてそこは慎重に判断するので御安心くださいということでございますね。
○植田委員 次に、とりわけ下請の中小企業、親ガメの方じゃのうて子ガメの方でございますけれども、そこにおける下請の中小企業の経営の安定、また、下請労働者の雇用、賃金確保にかかわってお伺いしたいわけです。  実際、最近の大型倒産事件では、とりわけ会社更生法を利用した再建事例、特にゼ...全文を見る
○植田委員 そこは、局長ではございませんが、事前にお役所の人といろいろお話しして、私の自分の質問メモに書いてあることをしゃべられるなと思ったら全部そのとおりで、別に八百長でやっているわけじゃないんですけれども、大きく三つですね。更生会社を主要な取引先にしている中小企業に対しては計...全文を見る
○植田委員 理由は大体わかりますけれども、下請の場合、やはり少額でも首をくくるかくくらぬかという瀬戸際、そういう岐路に立たされる場面が多いわけですから、それはダブルスタンダードになるというふうにおっしゃられれば身もふたもないんですけれども、下請のそうした対象については、例えばこの...全文を見る
○植田委員 実際、あえて伺いますけれども、では、弁済額の上限とか金額の目安というのは大体どんなものなんでしょう。大体三百万から五百万ぐらいと違うかな、少額の。そんなものでしょう。大体目安だけでも。
○植田委員 全体的な基準でなくて相対的なものだということは理解していますが、そういうことでいけば、五百万という例もあったということでございますね。  そこで、今のやりとりを踏まえて、ちょっと法務大臣に伺いたいわけです。  実際、中小企業を経営なさっておられる方々やそこで働いて...全文を見る
○植田委員 要は、私が今具体的な声を紹介しましたけれども、十分だとおっしゃるわけですね。——いや、大臣に聞いているんですよ。そんな難しいことを聞いていない。後で局長に聞く場面は幾らでもありますので。  今のお話は、十分でございますというふうに法務大臣から私は答弁を受けたという理...全文を見る
○植田委員 そうおっしゃっていただいても困るわけですが、ここはちょっと局長に事実関係、というのは、細々聞いても、恐らく、そうした御指摘の点についてはそれぞれの事案ごとに判断されるというふうな御答弁が返ってくる種類の話ですので、ちょっと具体的な話で、法律の話じゃありません。現実に、...全文を見る
○植田委員 ただ、現在の民法、商法の倒産法制の枠組みのもとで、実際、大企業が倒産した場合、こうした下請業者であるとかアウトソーシング会社の受け取る請負代金というのは、別に何の優先権もない一般債権にすぎないわけですね。実質的には下請労働者の賃金だということを局長もお認めになるけれど...全文を見る
○植田委員 冒頭申し上げましたように、今言ったようないわば請負型のありようが、とりわけ製造業、大手ゼネコンでももう七割だと言われているわけです。そもそも、全体の枠組みとしてそうした類型化できるようなありようがある中で、それぞれ個別事案ごとに判断されるといったときに、必ずこぼれ落ち...全文を見る
○植田委員 所要の検討というところが精いっぱいのところなんでしょう。またいずれその点についてはお伺いすることもあるかと思います。  最後に、あとわずかですけれども、これも参考人質疑のときにもちょっとお伺いしたことなんですけれども、幾つか質問をやり残したところはちょっと飛ばすとこ...全文を見る
○植田委員 そういうことも参考にしていただければいいかと思うんですけれども、今の法律を直ちに、だって、今の法律といったって、今の法案はまだできてもいないわけですから、それは先の話、鬼の笑う話ですけれども、実際、民事再生法自身も会社更生法との併存を前提にしていますので、いろいろと困...全文を見る
○植田委員 今後の話も聞きたかったんですが、それはいずれまた状況を見ながらやる機会もあろうかと思います。  今回、私、二回、百二十分質疑をさせていただいて、時間がありませんからもう答弁は要りません、また私の今回の法案に対する対応は後で討論しますので、そこで趣旨は御理解いただける...全文を見る
○植田委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、会社更生法案及び会社更生法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案に反対する立場から討論を行います。  反対の理由を申し述べる前に、一言、社会民主党・市民連合としての問題意識を申し上げておきます。  本法案は、経済的に窮境にあ...全文を見る
11月27日第155回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第5号
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○植田委員 社会民主党の植田至紀です。  きょうは、福井先生に二点ばかりお伺いしたいんです。  私自身の問題意識、私も一知半解の部分もありますので、見当違いのことがあればお許しいただきたいんですけれども、私なりの首都機能移転にかかわる問題意識をあらかじめ申し上げておきますと、...全文を見る
12月06日第155回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。  私は、この政府案及び修正案、速やかに廃案をと言ってきましたけれども、きょうのお昼の理事会で、言うに事欠いて、私の質問が終わった後、質疑終局、採決だと。本当にとんでもない話でございますね。激しい憤りを禁じ得ない。私ははらわたが煮...全文を見る
○植田委員 坂口厚生労働大臣、どうですか。
○植田委員 では、委員長、指示してあげてください。  私はいいと言っておるんですよ。すぐそこじゃないですか。そんな、これから電車に乗って二時間、三時間行く話じゃないでしょう。目の前にいるんですよ。
○植田委員 では、会わないのね。  目の前に当事者がいる。なぜか。この法案の審議で一番話を聞かないかぬのは当事者の声でしょう。それが、例えば参考人質疑において、我が党が当事者の声を聞く場を持ってくれと言ったら、与党は最後まで抵抗した。それはもちろん、お医者さんや弁護士さん、専門...全文を見る
○植田委員 かなり具体的に、総括的にお話しいただいたわけですが、この間、地域医療の話はかなりいろいろ質疑であったので私は取り上げません。  私がここで取り上げたいのは、私も別に精神医療に従事する人間ではありません。圧倒的多数の一般市民はそうです。要するに、地域社会における精神障...全文を見る
○植田委員 こういうようなのもあるんです。「精神障害者の社会復帰の促進についての地域住民の理解を深めるための講演会・学習会等の事業」。具体的にどんな講演会、学習会をやって、これまで何人受けはったんですか。この講演会、聞かはった人、全国で何人ぐらいおりますか。もちろん、都道府県、市...全文を見る
○植田委員 「実施要綱に基づき実施する経費の一部については、予算の範囲内で国庫補助を行う」と書いてあるわけでしょう。国が金を出しておるんでしょう。把握していませんて。  例えばですよ、今、坂口厚生労働大臣、これから精神障害者が地域社会でどう暮らしていくかというその基盤整備につい...全文を見る
○植田委員 そんな大臣答弁みたいな答弁要らぬのですよ。わざわざ何で事務方に私答弁さしたか。具体的なことを聞いているんですよ。大臣答弁だったら、やや抽象的でも私は堪忍しますよ。事務方がそんな答弁してどないするんですか。  そういう決意を今示されたけれども、では今度、平成十四年、こ...全文を見る
○植田委員 そんなこと聞いていませんがな。要するに、何もやっとらぬと言ったら、白状すればいいんですよ。それはやっている。研修会、講習会、やっているじゃない。でも、例えば、先ほども質問のときに、通達に基づいて国が金出す事業、各都道府県で五百十のところでやっている、それしか掌握してい...全文を見る
○植田委員 今までサボっておりましたのでこれからまじめにやらせていただきますという、そういう決意表明として伺っておきます。  それで、厚生労働大臣、今のやりとり、これは私も何も抜き打ちで聞いているわけやのうて、あしたそういうことをちゃんと聞くから調べといてねと言っているのにこの...全文を見る
○植田委員 後で全部、どうした実績があるのか、これは資料として要求しますので、五カ月かかるか、一月か、一週間かわかりませんが、速やかに調べてください。だって、全部金出しているわけですからね。勝手にやっているわけやのうて、その事業に対して金出しているわけですから、すぐわかるはずでし...全文を見る
○植田委員 修正案の提案者に伺いますが、今私が伺った、まあ現状認識は大体共通するだろうと思いますが、当然修正をしようということで作業なさったわけですから、じゃ、この修正の中で、実際、社会復帰を促進するためのその社会条件を向上させていく、そのことについては意識的にされたのか、されて...全文を見る
○植田委員 私が聞きたかったのは附則の部分なんです。それ以外のところは、この間のやりとりで何遍もその辺の似た答弁をなさっているからつい出たんだろうとは思います。  というのは、恐らく今塩崎先生がお示しになったのは、この「精神医療等の水準の向上」ということを附則の三条で三項目にわ...全文を見る
○植田委員 私も、そういう答弁やろうな、この「精神障害者社会復帰施設の充実等」の「等」で全部読んでくれと恐らく塩崎先生おっしゃるんやろうなと思いつつ聞いたんですがね。  でも、私が言っているのは、ここに出てくるのは、何ですか。地域生活支援のために精神障害者社会復帰施設の充実とい...全文を見る
○植田委員 そこは平行線なんでしょうが、なぜそこにこだわるかというと、今回のこの私に言わせれば希代の悪法が、建前は社会復帰を促進するという冠をかぶせて、しかも修正案ではそれを強調なさっている以上、じゃ、復帰を促進するんだったらその基盤整備が先じゃないかという話で、私は偏見、差別の...全文を見る
○植田委員 質疑、持ち時間が終了いたしましたということですけれども、今いみじくも塩崎先生、早く聞いておけばよかったと。やはりそれはまだまだ不十分だし、私はそもそもこの法案自体立法事実がないという立場で反対していますけれども、しかし、法案の審議を通してさまざまな今の実態改善に向けた...全文を見る
○植田委員 私は、社会民主党を代表いたしまして、今議題となっておりますすべての法案に反対の立場から討論を行います。  まず、そもそも、精神障害者のみを対象にした予防拘禁制度を新たにつくり出さなければならない立法事実など、どこにも存在しません。そのことは、あえて申し上げておきたい...全文を見る
12月11日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀でございます。  きょうは、国際協力銀行の異議申し立て手続にかかわって、財務大臣、そして協力銀行さんの総裁もお招きさせていただいておりますので、時間の範囲の中で幾つかやりとりをさせていただきたいと思います。  国際協力銀行がせんだって...全文を見る
○植田委員 今の入り口の話ぐらいは、別に政府参考人でなくても大臣が十分答弁できる範囲だろうと思います。国際局長には、当てるときは当てますので。  それで、今の話、まだこれは要綱案が出た段階ですからそういう御答弁だろうと思いますけれども、八月の二十九日に参議院の決算委員会で、当時...全文を見る
○植田委員 聞いてへんことに別に答えてくれぬでもいいんですよ。私も、きょう臨時国会最後の質問やさかいに、粛々と、にこにこしながら終わろうと思っているけれども、怒らさぬといてください。  今聞いているのは、財務大臣に対して、異議申し立て手続にかかわって、私が申し上げたような意見も...全文を見る
○植田委員 だから、それだけでいいんです。それだけでいいんですよ、局長。  さて、長くなると時間ありませんので、総裁に幾つかお伺いしたいわけです。  今の局長のお話の中でも幾つかは出ていたと思いますが、総裁にお伺いしたいのは、ODA業務と民間支援業務に、異議申し立て手続で、そ...全文を見る
○植田委員 今おっしゃったのは、大体かいつまんで言えば、言ってみれば融資契約が調印時点で最終の意思決定なんだと。だから、それ以前の段階での切れ目がないのでどうしようもない。それは形式論でしょう。それと、あとは入札妨害等々、要するにこれを乱用するという話。それと、要するに国際競争に...全文を見る
○植田委員 いや、私が幾つか指摘したことの反論には一つもなっていないんですよ、それは。私どもはそういうつもりでやっているんじゃございませんと言っているだけの話やわ。  ただ一点、要するに、調印以前からそうした意見交換ができるようになっていますというお話をされましたけれども、それ...全文を見る
○植田委員 終わりますけれども、それは競争力の問題もありますけれども、このガイドラインの意義というものを踏まえた、やはりその先見性、先進性の点を私、最初評価したわけですから、その部分をどう生かしていくかということにやはり比重は置いていただきたいと、あえてもう一度一言申し上げて、終...全文を見る