魚住裕一郎

うおずみゆういちろう



当選回数回

魚住裕一郎の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  お二人の先生にお伺いをしたいと思いますが、まず功刀先生にお尋ねを申し上げます。  先生のレジュメの中で、第二総会あるいは地球公共財の信託統治の理事会等々を踏まえて、そこに市民社会との連携をというお考えで、まことに現在の国連の...全文を見る
02月16日第147回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今まで憲法を論ずること自体タブーとされてきた中で、このような調査会が設置され、また提案権がないと仮定しても、このような自由な論議ができるということ自体、大きな前進であると評価するものであります。  私は、まず憲法を論ずるに当...全文を見る
02月21日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  市民社会とのおつき合い、先ほど政府代表にも市民団体が入っているようなところもあるということがありましたけれども、また、先生の日本国際問題研究所のホームページの中にも、この研究所のような国際分野における非政府研究機関の交流が望ましいと...全文を見る
02月23日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  まず田所先生にお尋ねしたいんですが、財政難ということで行革の強制というお話が出ましたが、アナンさんのもとで改革の一環としてですか、UNハウスというのがありますね。諸機関をその国の中に集めてやるという、それで効率性を図っていくと...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  平成十二年度予算につきまして、若干の点につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  今、セーフティーネットというのがよく耳にする言葉でございまして、そういう観点から、かなりいろんな施策もこの予算案の中に含...全文を見る
○魚住裕一郎君 細かい点、順次お聞きしたいんですが、記者会見の都合もあるということでございますので官房長官に先にお伺いをさせていただきたいんですが、この阪神大震災の対応をめぐって常に引き合いに出されたのは、アメリカのノースリッジの地震であり、かつ非常に活躍をしたアメリカの連邦緊急...全文を見る
○魚住裕一郎君 私もこの九月三日、九月一日が防災の日ですが、あえて日曜日にぶつけて、そんなシナリオがあるような防災訓練じゃなくてしっかりやろうということで、総理にも出席していただいてやろうということで聞いておるところでございますが、地方自治体のそういうことに乗っかってという、これ...全文を見る
○魚住裕一郎君 この点につきましては私も引き続き研究をし、また要望していきたいと思います。  それで次に、またもとに戻りまして、阪神・淡路大震災のときに思ったのは、非常に車がそのままになっているなとか、あるいは消防自動車のホースが足りなかったこともあったなということがございまし...全文を見る
○魚住裕一郎君 ありがとうございました。  それで、あのとき五年前も海外からのいろんな応援があったわけでございますけれども、救助犬というか捜索犬というか、犬も連れてこようとしてきたときに入れないというような問題があったと思うんですが、この点、今はどうなっていますか。
○魚住裕一郎君 あともう一つ、海外からも見えるわけですが、お医者さんあるいは薬という面ではどのような対応になっているんでしょうか。要するに、日本法における医師ではありませんし、未承認の薬もあるだろうということでございます。
○魚住裕一郎君 それは法改正をしてきちっと対応しているということですか。
○魚住裕一郎君 逆に言うと、それの法制度をきちっと改正して、緊急避難的にというのはある意味では超法規的にというのと同じなわけでございまして、やはりその計画に従って法的な裏づけもきっちりやっておくべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○魚住裕一郎君 この間テレビの放送で、緊急事態、アメリカの洪水の状況が映し出されておりました。水が引いた後すぐ係の方が見えて、家の損害の査定というんでしょうか、状況を見て回って、しばらくしたら小切手が来たというようなことがございました。  アメリカでは洪水保険というのをかなりき...全文を見る
○魚住裕一郎君 地震保険は高いんだろうなというふうに思うんです、保険料が。そういうこともあるんでしょうが、積極的にぜひPRをしていただきたいというふうに思います。  ただ、これは政府で再保険をしているということで、四兆一千億までの枠をとっているというふうに承知をしているわけでご...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ前向きに検討をしていただきたいというふうに思います。  アメリカの洪水保険というのは国家洪水保険制度というような形になっていて、民間保険会社にとっては保険損失のない保険という形で、連邦政府が一〇〇%補償するというような形になっているところでございまして、現在...全文を見る
○魚住裕一郎君 話題を変えまして、セーフティーネットということで、建設省の関係で下請セーフティーネットというものがあるようでございますけれども、その概要と、実際にその活用状況というのでしょうか、どのぐらい利用されているのかというようなことをお示しいただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 つまり、中小あるいは中堅元請業者の下請に対する支払いが不安になるかもしれないということで、それを事業組合に債権譲渡する。公共事業ですから、発注者が債権譲渡の承認をする。それに基づいて財団法人建設業振興基金が銀行からお金を借りるについて債務保証をする、そういうシステ...全文を見る
○魚住裕一郎君 ただ、これは一年ちょっとしかたっていませんけれども、全国で建設業協会あるいは建設業協同組合全部で、実質的にこういう債務保証、債権譲渡を受けて融資するというようなそういう協同組合というものは実質千前後だろうと思うんですね、数としては。ただ、今教えていただいたのは十八...全文を見る
○魚住裕一郎君 続きまして、交通バリアフリーということで、ちょっと一点だけお聞きしたいんですが、「安心して移動できる社会をめざして」というこのパンフレットは、きのうも質問があり、注目を集めているところでございますが、その前の段階で公共交通ターミナルにおける高齢者・障害者等のための...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  次に、私ども、今少子高齢社会というふうによく言われますが、日本の活力をどう維持回復させていくかという観点で考えておるところでございます。  今度、労働人口も二〇〇五年ぐらいから減ってくるというような報道もあったわけでご...全文を見る
○魚住裕一郎君 推計だけで、どういうふうにしていくかというのはちょっと見えなかったんですが。  そこで、法務大臣、新聞報道によりますと、今度入管基本計画が外国人受け入れ緩和という方向で検討されていると。具体的には、農業やホテル業なども、介護分野も検討をしていくべきではないかと、...全文を見る
○魚住裕一郎君 だんだん時間がなくなってきましたけれども、それとの関連で、去年の秋、いわゆる不法滞在者が二十一名東京入管に出てこられた。長年、別に犯罪をしているわけでもなく、日本に定着して子どもたちもいる、日本の学校に通っているというような方もおられました。私どもも、本当にアムネ...全文を見る
○魚住裕一郎君 国際化とか、あるいはうちの側の条件としては本当に人口が減ってくるというような条件、あるいはたくさんの外国の方が日本に入ってこられるという、そういう状況の中でだれと一緒に我々日本人は生きていくのかという、そういうことになろうかというふうに思っておりまして、社会の根幹...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。何点か質問をさせていただきたいと思います。  今、江田委員の方からオウム真理教のお話が出たわけでございますけれども、やはり政治的には警察の問題がいろいろ取りざたされておりますけれども、やはりこのオウムの問題も目を離せな...全文を見る
○魚住裕一郎君 東京にも足立区に施設があったりして大変な問題になったわけでございますが、足立区では、この教団施設の所在地と責任者の氏名、あるいは施設ごとの居住者の人数や活動状況、あるいはこの信者の家族に小中学生がいるかどうか、要するに学校で受け入れるかどうかとか、そういうようなこ...全文を見る
○魚住裕一郎君 ただ、そうなると、おおむね各自治体は満足をしていただいているというような先ほどお話ございましたけれども、必ずしもそうでもないんじゃないのかという気がするわけであります。  ある県ですが、この調査結果報告提供書というんですか、これを県のホームページに全文掲載してい...全文を見る
○魚住裕一郎君 これはいつごろそれがわかったんですか、オウム関連企業に発注しているというのは。
○魚住裕一郎君 それで、判明してどう対処したんですか。新聞報道によると、車両データ、覆面パトカーもその後廃車にしなきゃいけないような事態もあったようですが。
○魚住裕一郎君 これは今回のオウムのコンピューターを押収して、ハードディスクの中から自分のところといいますか出てきたということでございますけれども、これは、このシステムにオウム関連が関与していたということは警察の庁内できちっと要注意でマークされていたんですか。
○魚住裕一郎君 ただ、この新聞記事によれば、日本を代表するようなメーカーでありますとか銀行とか商事会社、あらゆるみんな知っている企業名がたくさんこのソフトで発注しているようなんです。やはり、二年前にきちっと公表といいますか要注意といいますか、気象情報じゃないですけれども警告といい...全文を見る
○魚住裕一郎君 いや、そうじゃなくて、要するに危機意識といいますか、時代の流れを読み、かつ、自分のところはうまく手前でそのソフトを扱わないということでいいかもしれないけれども、防衛庁まで行っているというような話もありますけれども、そういうことは警察として責任を持って、皆さん注意し...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひそういう危機意識を持って、しかも自分のところがうまく防げたからというようなことじゃなくて、もっと広く情報を与えていただきたいなというふうに思います。  先ほど、質問の中で法務省は大丈夫なんでしょうかという話がありましたけれども、公安調査庁は大丈夫なんでしょう...全文を見る
○魚住裕一郎君 話題を変えまして、先般、竹村理事から委員派遣の御報告がございました。  島根県に伺わせていただいたわけでございますけれども、裁判所に所長、また検事正、弁護士会の会長さん、司法書士会の会長さんにお見えいただいて、そのときの状況、地域の事情というものを種々懇談の上お...全文を見る
○魚住裕一郎君 裁判あるいは取り調べ等でやっぱり通訳というのはかなり大事になってくると思いますが、平成十二年度の予算における司法通訳というんでしょうか、どんなふうなぐあいになっているでしょうか、御説明をいただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 昨年五月末の当法務委員会において、小渕総理に御出席いただきまして、「将来、試験制度の創設など、検討課題としてまいりたいと思っております。」という御答弁をいただいたところでございますが、約十カ月ですか、どのような御検討をしていただいているのか、御説明をお願いしたいと...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひアメリカのような通訳認定制度みたいなものをしっかりつくっていきたいと思っておりますが、そうはいっても、アジア、アフリカなど、本当に人数が少ない、語族というのかよくわからない、言語があると思うんですが、そういうのもやはり育成をしていかなきゃいけないなと、しっかり...全文を見る
○魚住裕一郎君 国選だけだね。根拠はどうなっているんでしょうか。
○魚住裕一郎君 だから、それは何とかせにゃいかぬなということなんですが、具体的にはどういうふうにお考えですか。
○魚住裕一郎君 それもきっちりした制度にしていきたいということで、今後私どもも議論をしていきたいし、また、さっき七割という表現がございましたけれども、その辺の報酬の見直しということも、通訳人の方々からかなり反発も出ているようなところもあります。通訳がうまければうまいほど短い時間で...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
03月14日第147回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  両先生には大変示唆に富むお話をいただきまして、ありがとうございます。  時間が限られておりますので、早速御質問させていただきたいと思います。  まず、正村先生、今、先生のお話の中で、不安感といいますか、安心がな...全文を見る
○魚住裕一郎君 今私どもは、循環型社会元年ということで、そういう社会の構造変化、また教育改革ということもしっかり取り組んでいきたい、総合的にその部分も含めて考えていきたいと思います。  中山先生に、本当に時間がなくなってしまったんですが、先ほど図の八をお示しになられて、民生費拡...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。何点か御質問をさせていただきたいと思います。  最近、被害者支援といいますか救済といいますか、非常に注目をされているところでございまして、法務省の方からも被害者支援員というんですか、その制度がスタートしたというふうに伺...全文を見る
○魚住裕一郎君 どういう人が当たるかというと、定年退職した副検事さんや検察事務官というようなことのようでございますが、これは何か見方によっては、ある意味じゃ定年退職後の職場というような、そんなふうに見えるところがございまして、この報酬といいますか、どういうようなシステムになってい...全文を見る
○魚住裕一郎君 きめ細かな対応ということで、検察活動あるいは法廷活動にも詳しいという方が当たられる。非常に被害者の立場からすれば心強いというふうに思うところでございますが、ただ、刑事手続や証人尋問等の説明を行うとか、あるいは法廷等への案内、付き添いを行うとか、法廷傍聴プログラム等...全文を見る
○魚住裕一郎君 つまり、法廷で被害者が証人として行く場合に、やはり事前に弁護人の方から事情を聞きたいというようなこともあると思うんですね。ところが、事前にいろいろ支援員の方でやっている場合に、そちらの方に相談に行くのかなと。そうやっている場合に、変な形で証言内容等を含めて誘導され...全文を見る
○魚住裕一郎君 この支援員制度の中で、被害者のメンタルな部分、これについてはどういうような対応になっているんでしょうか。特にその辺のケアまではないということですか。
○魚住裕一郎君 せっかくいい制度がスタートしましたので、しっかりやっていただきたいと思います。  さて、昨年の十一月十一日ですか、内閣官房に犯罪被害者対策関係省庁連絡会議なるものが設置されたというふうに伺っております。この概要といいますか、そしていつごろこの犯罪被害者対策の取り...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、法務省の立場で連絡会議のお話をいただいたところでございますが、内閣官房としては、例えば犯罪被害者救済の基本法というような総合的な保護策といいますか、そういうようなものまで含めてお考えなんでしょうか。その概要を含めて御答弁いただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 犯罪被害者対策ということで、古く東京西新宿のバスの放火事件というのがあって、我が公明党が提唱して犯罪被害給付制度というのをつくっていただいたというふうに記憶をしているところでございますが、今、現時点の犯罪被害者というと、どうしても新潟のあの監禁された女性の被害救済...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに高校に入る資格がないとかそういう問題にもなりますけれども、要するに彼女の教育を受ける権利というものが犯罪行為によって侵害されたわけです。小学校もしっかり教育を受けたいというふうに、こういう希望があるかもしれませんし、そういう観点からぜひいろいろ御配慮をいただ...全文を見る
○魚住裕一郎君 この場合は大体幾らぐらい出るものなんですか。
○魚住裕一郎君 警察の方見えておられますか。  この犯罪被害給付制度と今のこのセンターの支払いとの関係はどうなりますか。
○魚住裕一郎君 それは引かれるということだろうというふうに思うんですね。  新聞を見ていましたら、政府の答弁書が出たということで、国家賠償法上の責任については、事実関係の詳細を踏まえ、同法の規定に照らし適切に判断していくというような答弁書の趣旨のようでありますし、また保利国家公...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうなると、事実上とにかく裁判所に持ち出してくれないと困るよということになるわけですね、それは。そうすると、委員長が心からお見舞いするという部分で、悪いけれどもそっちで訴訟を起こしてちょうだいよ、訴訟の印紙を張ってちょうだいよということを言っていることなんでしょう...全文を見る
○魚住裕一郎君 ということは、即決和解でも裁判所の手続にのっとってやれという話なんですよね。では、その即決和解、国の方から持ち出すわけですか。
○魚住裕一郎君 結局、財政当局をぜひ説得していただいて、国民的関心があることでもございますし、全くお気の毒な事案でもございますので、どうか裁判外でもできるような方向性でお願いしたいなというふうに思うところであります。  この国家賠償法の賠償が出た場合は給付金制度の関係ではどうな...全文を見る
○魚住裕一郎君 結局、補完するというか、そういうような制度になっているんだろうと思います。ただ、これ、そこまで、裁判上やるかやらないかまで、やってみないとわからないというような形になりますと非常に使いづらい制度ではないかなというふうに思うところでありまして、この給付金制度の額の引...全文を見る
○魚住裕一郎君 もう時間がなくなってきましたけれども、法務大臣、各省庁がいろんな対応策をお考えでございますし、また今、内閣官房の方で連絡会議というのをやっておられるようですが、結局、被害者からしてみれば助けてくれということなんですね。例えば交通事故の場合だって、事故が起きたらどう...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  今の先行委員の御質問、また御答弁を伺っておりますと、本当に明るい未来が展開していくなというように思うわけでございますけれども、私ども、ことしの二月に党を挙げて全国の中小企業の実態は一体どんなものだろうかということで...全文を見る
○魚住裕一郎君 私は東京選出でございますけれども、東京でも中小企業が多い大田区でありますとか葛飾とか、あるいは郊外の八王子の方とか、あるいは自動車の工場が移転して問題になっている武蔵村山等、東京都は全都を挙げて調査してきたところであります。  今、会社の数が多いので集計中なんで...全文を見る
○魚住裕一郎君 今の御決意を伺ったところでございますが、やはり金融安定化特別保証制度は注目が高いんですが、これは本当に中小企業を育てようという思いでやっているのかという、そういう疑念が持たれている。返済期間とかあるいは担保の問題とか、大変企業の実態に合わせた制度へ変えてもらいたい...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、商業登記法という法律でありながらかなり技術的な法律だと思うところでありますが、今、世の中でIT革命というような言葉がはやっておりますし、我が党においても情報通信立国また電子政府を推し進めるべきである、そういうふうに訴えて...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこで、インターネットはアメリカから発達して、どんどん民間の自主的な運営で発達してきたわけであります。それで、こういう認証制度というものも、これはインターネット取引でアメリカで発達をし、また日本でもインターネット取引が発達しつつある中で、民間の認証機関というのが具...全文を見る
○魚住裕一郎君 ただ、民事局長の主宰する電子取引法制に関する研究会制度関係小委員会の報告書の中で、これは登記所みずからが認証機関として取引の中に入っていくということではなくして、民間の認証機関を利用したそういうシステム、スキームを報告書の中でも書いてある。やはり、一度は検討された...全文を見る
○魚住裕一郎君 ちょっと余りよくわからない、納得できないなというのが実際の私の感覚なんですが、確かにそういう登記情報も電子化で提供されるようになりましたし、そんなものの場合はなおさらそちらを活用した方が簡便なのではないのかなというふうに思うところであります。  先ほど政務次官の...全文を見る
○魚住裕一郎君 今回新しい制度を発足させようということでございますが、オンラインで電子証明書というのが来るわけですが、電子申請、これはしなかったのはどういうことからでしょうか。わざわざ役所に行く手間を省くというところがインターネット社会における利便性の大きな点だと思うんですが、わ...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうしますと、それは郵便でも可能ということですか。
○魚住裕一郎君 それで、登記所からオンラインで電子証明書というものをもらうわけでございますけれども、それで利用者は平文と電子署名とそれから電子証明書をつけて取引相手に送るというような形になります。電子証明書は、これはデジタル署名をつけるんですか。  つまり、この登記所が真正な登...全文を見る
○魚住裕一郎君 それは同じぐらい、さっき千二十四ビット云々とかいう安全性の問題がございましたけれども、その公開かぎも完璧なものであるというふうに、現在のところ、そういうふうに断言できますか。
○魚住裕一郎君 これはアメリカでもカナダでもいろんな各国でGPKIといいますか、要するに政府認証機関というようなものが構築されつつあるといいますか、つくられているようでございまして、要するに民間と政府、政府の公開かぎといいますか、パブリックキー、その制度をもってお互いに認証してい...全文を見る
○魚住裕一郎君 ということは、要するに今の自己認証といいますか自己証明というか、大変なビット数のものでやる方法にまたプラスそれに乗っけてブリッジもかけていくということになるんですか。
○魚住裕一郎君 それから、今回法人の代表者等の電子認証でございますが、自然人というか個人用についてはいかがですか。今は印鑑証明書という市区町村が発行する形でやっておりますが、これもすべてとりあえず民間の認証会社に任せるという発想なんでしょうか。
○魚住裕一郎君 今回の一連の制度の中で、公証人についてなんですが、電子私署証書というものも保存するというふうになるわけでございます。ハッシュ値を保存するということになるわけでございますが、公証人が公正証書なりの原本を保存するというのは非常に大事なことだと思いますが、電子情報の原本...全文を見る
○魚住裕一郎君 これは集中管理センターでやるとしても相当費用がかかると思うんです。自前で持つ、あるいは今局長がおっしゃったように民間に委託するとしても、民間の委託といっても、自分だけで、公証人の集中管理センターだけの仕事をやるのであれば相当費用負担になると思うんですが、その辺は、...全文を見る
○魚住裕一郎君 指定公証人は全国何人ぐらい予定しておるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 定員が約七百名弱、それで現在員が五百五十名程度というふうになりますと、その中で選ぶんでしょうから、二けたといっても、三けたには行くか行かないかよくわからないですけれども、それでも一人頭の分担金額というのはかなりでかいんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがで...全文を見る
○魚住裕一郎君 今回、確定日付も電子でやるということになってきたわけでございますけれども、文書だけじゃなくて、映像というかイメージといいますか、そういうものにも対応できるんでしょうか。要するに、確認日付というのは役所に持っていってぼんと判こを押してもらうというのが今まで確定日付で...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
03月28日第147回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、裁判所職員定員法、人数をふやすということで改正案が出てきているところでございますが、判事補については平成三年以降ですか、五人とか七名とかそういうふうに徐々にふやしてきているというふうな状況であるわけでございますが、判事補...全文を見る
○魚住裕一郎君 先ほど、平成三年から判事補の増員ということでございますけれども、そうすると来年、再来年ぐらいから判事の増員も必要になってくるというふうな考えでいいんですか。
○魚住裕一郎君 それで、判事補については、先ほどちょっと御紹介しましたけれども、五名、七名、またその後十名、十二名、十五名、二十名、二十名、三十名というふうに順次増員が図られてきた。今回七十名ということになるわけでございますけれども、これは、先ほど先行委員からお話があったように、...全文を見る
○魚住裕一郎君 これは弁護士の仲間では二〇〇〇年問題、ことし正月二〇〇〇年問題というのがありましたし、またうるう年もあってコンピューターの世界では大変だったんですが、法曹の間での二〇〇〇年問題というのがあって、これは要するに弁護士にことし一気に千百人ぐらいなるということでございま...全文を見る
○魚住裕一郎君 この提案理由にもありますけれども、適正迅速な処理ということが毎回定員法改正のたびに出てくる言葉ではあるのでありますが、これが言われ続けて十年、二十年だろうというふうに私は思います。経済がどんどん伸展してきて確かに事件数もふえてきているところでありますが、やはり経済...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひお願いをしたいと思います。  その際、やはり裁判外とはいいながらも紛争解決の手段ですから、どうしても法律家の素養というものが必要になってくるんであろうというふうに思います。裁判官という身分の問題もございますけれども、具体的な紛争処理制度の中には裁判官のOBの...全文を見る
○魚住裕一郎君 結局、訴訟代理人からしてみれば、鑑定人に証拠方法として鑑定を申請するわけですが、具体的な、代理人の方で折衝してくださいよみたいなことまでやらないとなかなか採用してくれないというようなことも実はあるわけでございます。  ドイツの事例のような場合は、例えば医師会と連...全文を見る
○魚住裕一郎君 医療過誤訴訟で考えれば、例えばその問題自体が医師みずから自分の問題だというふうにとらえてぜひ積極的にやっていただきたい、鑑定に応じていただきたいというふうに思うところでございますが、医療事故に詳しい加藤良夫弁護士のコメントの中で、「医師の本音は「同業者のミスを指摘...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに、後で呼び出されて鑑定人の適格性等を糾問されるというか、そういうこともあろうかと思いますが、ただ、具体的に事件を担当していますと、明らかに偏ったといいますか、初めに結論ありきのような鑑定も出てくる場合もあるんですね。やはりそこの部分を何かせざるを得ないわけで...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ適切な運営をお願いしたいと思います。  さて、またこの法律に戻りまして、今度、裁判官以外の職員が十六名増加ということでございますが、この内訳の中で、書記官が二百四十名増になって、事務官、速記官がそれぞれ百名ずつ減になるということでございますが、書記官二百四十...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうすると、既にもう事務官の方あるいは速記官の方で書記官の研修を受けている方がおられるということですか。
○魚住裕一郎君 このほかにも廷吏さんから事務官への振りかえというのがあるようでございますけれども、これは具体的にはどういうことですか。
○魚住裕一郎君 終わります。
04月05日第147回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  きょうは、今十名の皆さんにお話を伺ったわけでございますが、非常に斬新な御意見もあり、真摯な御意見本当に感銘を深くしたところでございます。  私は古賀光生さんにお伺いをしたいんですが、人権と統治、この二つのことが密...全文を見る
04月18日第147回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  民事法律扶助法、我が公明党が長年主張をしてきたものでございまして、ようやくここまで来たなというのが実感でございますが、小さく産んで大きく育てるというようなことを言われますけれども、この法律扶助、今回は民事法律扶助と...全文を見る
○魚住裕一郎君 司法制度の充実という言葉でございますけれども、結局は国民等が具体的な裁判という手続を踏むことによって充実してくるということでございまして、今大臣おっしゃったように、裁判を受ける権利を実質的に保障するというようなことを通じて、その結果としてといいますか、反射的な効果...全文を見る
○魚住裕一郎君 ただ、やはりそうはいっても、裁判を受ける権利を実質的に保障する意義を有するという説明になってきているわけでございまして、この裁判を受ける権利というその権利性がどこまであるのか。要するに、人権のいろんな立て分けがございますけれども、受給権であるとか自然権とかいろいろ...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、裁判を受ける権利、具体的な人権の由来する、あるいは実質的に保障する、そういう文言を書いた法律がないというふうなことでございますが、別につくってもいいわけでございまして、私はそのように考えるのですが、衆議院段階での山本総括政務次官、我が党の漆原委員の質問に対して...全文を見る
○魚住裕一郎君 これ以上やっててもあれなんですが、受給権とは余り解されていないだろうとは私も思うところでございまして、由来するというふうな形で書いた方がもっともっと、新たな出発でございますので、価値の高い法制度になるのではないかなと、私はそういう観点から御質問をさせていただいたと...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ、充実した議論をし、私は早期に公的な制度にしていきたいと思っております。  次に、少年事件の関係で、少年案件の捜査段階での付添人といいますか弁護士の制度、この点についてはどのような進捗状況になっておりますでしょうか。
○魚住裕一郎君 少年事件についてはどうかということです。
○魚住裕一郎君 そのことはわかっておりますが、検察官が関与しない場合はその付添人はどうなのかということと、捜査段階ではどうかということを聞いているんです、少年のですよ。
○魚住裕一郎君 それから、これは民事法律扶助ですが、いろんな法的紛争の解決手段というか、そういう制度があるというふうに思っておりますが、この点はこの法律の射程距離といいますか、どういう位置関係になるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 第二条の二項を見ますと、「書類を作成することを業とする」とありますけれども、法律扶助というと弁護士さんをすぐ念頭に置きますが、書類を作成するというふうになりますと司法書士さんというのが念頭に上がってくるんです。この民事法律扶助の中には弁護士以外どのような方が想定さ...全文を見る
○魚住裕一郎君 次に、第三項に法律相談のことが出ておるんですけれども、この委員会でも松江に行ったりいたしまして調査をいたしました。あのとき、島根県の弁護士の偏在というか、そもそも弁護士さんが少ないというような状況で、各市に司法書士さんがいるというようなことがございます。  書類...全文を見る
○魚住裕一郎君 法律相談というと、大昔というか、今でもあるかもしれませんが、大学のゼミとかでも結構町に出て法律相談を受けるようなことをやりますよね、セツルメントというんですか。いろんな方がいろんな法的知識実務家といいますか、法律相談にあずかっているところでありまして、これは業法の...全文を見る
○魚住裕一郎君 時間が来ましたので、終わります。
○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  まず、山本先生にお願いをしたいんですが、先ほど小寺先生の方から管理運営費、実質的に弁護士会に寄りかかっているというようなお話がございました。フランスでは、先ほど弁護士会の自主的な管理というような言い方があったんです...全文を見る
○魚住裕一郎君 先ほど小寺先生の方から償還に関して取り立て屋みたいな雰囲気になってしまっているみたいなこともございましたけれども、確かに弁護士会が中心になって法律扶助制度を運営してきて、そこに国が今度乗っかって、実際上扶助の費用はちょっと民事に関して出しますよというような制度であ...全文を見る
○魚住裕一郎君 次に、小寺先生、レジュメの中では対象層の拡大ということが二ページ目の下の方に出ておりまして、国民四割層、この法案では二割層ということでございますが、やはり四割の方がもちろん制度として充実するであろうと思いますが、この四割層に拡大する必要性というものはどのように考え...全文を見る
○魚住裕一郎君 私も、ことしの一月に島根県にこの委員会として行きまして、弁護士会の先生にもお会いさせていただいたんですけれども、戦後五十年ぐらい、島根県弁護士会、人数が変わらないといいますか、弁護士はどんどんふえていっても、大体二十二、三名とか、その数でそのまま推移しているという...全文を見る
○魚住裕一郎君 藤川先生にお聞きしたいんですけれども、藤川先生のお話の中で、この法律扶助制度が国選弁護制度の二の舞にならないようにというある意味ではショックな表現がございましたが、私どもも含めて大成功できるようにしていきたいというふうに考えておりますが、このレジュメの中で「相談業...全文を見る
○魚住裕一郎君 私も司法書士会の方と話したことがございますけれども、書士会として会員のメンバーの研修とか倫理の面についてかなり一生懸命取り組んでおられるようでございまして、ちょっと困ったときにいろんな相談に乗ってくれる方が身近にいないと実質的に法的サービスへアクセスできないという...全文を見る
04月19日第147回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  私は、未来志向、そして国民とともにという観点から、かつて江田幹事がこの国の形、また今、野間委員からもこの国の形というふうに言葉が出ましたけれども、私も、そういう観点から考えてみたいというふうに思っております。  ...全文を見る
05月02日第147回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎です。  プール参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほどプール参考人は、明治憲法に返ることも可能だというような御意見を陳述されました。ただ、日本国憲法ではかなりいわゆる硬性憲法、改正が難しいという、そういう憲法につくっておりますし...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  かつて弁護士をやっていたときに、被害者という場合は刑事手続においていかにして公判期日までに示談をかち取るかみたいな部分が最大の関心事だったわけでございまして、そういう意味では弁護活動をやりながら確かに、今客体という...全文を見る
○魚住裕一郎君 もちろん基本法案ですから、基本理念といいますか、そういう方向性、どういう方向で犯罪被害者を救済していくかということを掲げるわけですが、もちろん多岐にわたる分野にかかわるわけであります。  立案するに当たって、議員立法ということでございますけれども、与野党を問わず...全文を見る
○魚住裕一郎君 この基本法案の第二条に、本当に大事なことだと思うんですが、「すべて犯罪被害者等は、個人の尊厳が重んぜられ、被害の状況等に応じた適切な処遇を保障される権利を有する」というふうに規定されておるわけですが、この権利なんですが、具体的にその権利性というんでしょうか、どうい...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに、二条の表題というんでしょうか、「基本理念」というふうに書かれておりまして、権利といっても基本的に理念であるというふうに理解をいたします。  その今の第二条に言う「権利」の具体的な手続、具体化したものが実は十一条かなというふうに私ども理解をするのであります...全文を見る
○魚住裕一郎君 基本理念、それから中間的なものという御説明をいただきましたが、最後には訴訟指揮等を含めた指針になり得るというお話でございます。  そうなりますと、具体的なあり方にかかわるものでございますので、当然被害者のことだけではなくて、適切な司法の運営とか、あるいは被疑者、...全文を見る
○魚住裕一郎君 それと、ちょっと戻るんですが、第一条に「犯罪被害者等」という表現がございます。その中では「犯罪被害の発生の防止又は犯罪被害者の救助に当たったことにより被害を受けた者」というようなことが出ているわけでございますが、ある意味ではこのような人も犯罪被害者そのものとも言え...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこの部分、わかりました。  ただ、「準」であろうと「等」であろうと、だんだん広がっていくわけですね、相当因果関係の中でどんどん損害を受けた人が。そうすると、犯罪の直接の被害者とそれから関連して損害が生ずる人、全く犯罪と関係なく損害を受ける人というのが出てくるん...全文を見る
○魚住裕一郎君 それでは、政府の方にも若干お聞きしたいと思います。  先ほど、パブリックコメントをされたということでございますけれども、広く意見を聴取したということだと思うんです。求めた、募集したということだと思うんですが、具体的にどのような意見が寄せられたのか、そして、その中...全文を見る
○魚住裕一郎君 だんだん時間がなくなってきましたけれども、最後に、犯罪被害者保護の問題は関係各省庁一生懸命議論をし、省庁連絡会議でもいろんな検討をなされたところでございます。さらに一層充実をさせていかなきゃならないと思うところであります。  二次被害、特に被害者がマスコミの取材...全文を見る
○魚住裕一郎君 ありがとうございました。
○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  きょうは本当に貴重な御意見をお聞かせいただきまして、心から感謝を申し上げます。  高橋さんのお話を伺って、五年前の三月二十日の日を思い出しました。選挙直前だったんですけれども、事務所の女性事務員が地下鉄で遭いまし...全文を見る
○魚住裕一郎君 私も全く同感で、ぜひそういうような、ボランティア団体に控除できるような制度をつくりたいなというふうに思っております。  それからもう一つ、高橋さんがおっしゃられた中で、被害補償制度をしっかりしたものをつくってもらいたいというふうなお話もございましたが、高橋さんの...全文を見る
○魚住裕一郎君 山本参考人、先ほどお話しの中で、いろんな事件があって、今回の件で初めて、民事と刑事と違うんだというようなお話をされて、それと、それを知ったという、一般的な感覚だとそうだし、警察に行けばいろんなことが解決できるんだろうなというふうに思うのもまた一般感覚だと思うんです...全文を見る
○魚住裕一郎君 お話伺って、そういう側面本当に大事だなと思いますし、今、審議をしておりますいわゆる犯罪被害者の二法、あるいは民主党案も含めて、成立したならばしっかりお知らせするということも大事だなというふうに思った次第であります。  坂上参考人、いろいろお話をいただいて、またな...全文を見る
○魚住裕一郎君 これはほとんどボランティアですよね、この中身は。こういうものをしっかり私どもも育てていきたいというふうに思います。  あと一点。ダメージへの弁償というお話がありました。少年事件でもそういうふうにしているということで、これは刑事手続の中で弁償も図られているというこ...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
05月11日第147回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  きょうは大変貴重な御意見をいただきまして心から感謝いたします。  何点かお話を承りたいと思いますが、まず宮澤先生にお聞きしたいんですが、今回のいわゆる閣法は主要な問題点をほぼ網羅しており評価できるというふうにコメ...全文を見る
○魚住裕一郎君 ありがとうございました。  ただ、パブリックコメントでは賛成論が強かったというふうに理解をしておりまして、さらに私どもも議論を深めていきたいと思います。  それで、高原先生に何点かお聞きしたいんですが、一つは、先ほど基本法をつくった方がいいのではないか、四つの...全文を見る
○魚住裕一郎君 それからもう一つ、被害回復の件なんですが、先ほど江田委員に対する中で、附帯私訴ですか、そういう話も出ましたけれども、日弁連のこの被害回復の中ではそこまでは書かれていないといいますか、きょうもらった解説を読んでみても。  その点については、英米法ではもっと違った形...全文を見る
○魚住裕一郎君 先ほど御紹介あった一九八五年十一月の国連の総会決議の中で、基本原則の宣言というのがありますね。その被害回復の部分では、政府は他の刑事的な制裁に加え刑事事件における判決の選択肢として損害賠償を検討するよう運用規則及び法律を見直すべきであるというようなことが載っていま...全文を見る
○魚住裕一郎君 小西先生、ケースごとの大変貴重な御意見をいただきました。  今回の閣法の中では、特に性暴力を配慮した取り組みという形で、証人尋問の際の負担の軽減ということ、これは大阪でやったような証人尋問の際に遮へい物をやるというような形でありますとか、あるいはビデオリンクで別...全文を見る
○魚住裕一郎君 ありがとうございました。
○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブ、魚住裕一郎でございます。  何点か質問をさせていただきます。  今回、被害者保護ということで何点かにわたって行き届いた配慮をしようということで制度を新たにつくるわけでございますが、その中で、例えば証人尋問の際の配慮、付き添いでありますとか遮...全文を見る
○魚住裕一郎君 特に反対尋問をする弁護人それから裁判官にじかにその場の雰囲気というものを知ってもらうというのが一番大事かと思うんですね。ビデオリンクの場合、裁判官は証人が別室ですから余計に遠くになってしまうなというふうに思うんですが、その点はいかがですか。アメリカ方式でも裁判官は...全文を見る
○魚住裕一郎君 今先行の理事から質問がありましたけれども、けさほどの参考人の話の中からも出てきましたが、性暴力の被害者の、犯人がいつ出てくるのかというか、出所時期さえもわからないというような制度で、確かにお礼参り等を含めると、単なるお礼参り以上に、自分の名誉と身体の保全というか、...全文を見る
○魚住裕一郎君 二、三カ月ですね。わかりました。  それで、あとパブリックコメントでちょっとお聞きしたいんですが、被害回復に資するための没収及び追徴に関する制度の利用について、これはどういうような意見概要であったんでしょうか。
○魚住裕一郎君 これをあえて今回の法案の中に盛り込まなかった理由はどういうことですか。
○魚住裕一郎君 わかりました。  それで、先ほども引用されましたが、国連総会の基本原則の宣言という中で、損害賠償の項目で、刑事的な制裁に加え、刑事事件における判決の選択肢として損害賠償を検討するよう運用規則及び法律を見直すべきである、そういう項目が入っております。確かに、民事、...全文を見る
○魚住裕一郎君 今回のこの立法作業の中で、附帯私訴とかあるいは民事的解決の手続、これは特に議論されなかったんでしょうか。
○魚住裕一郎君 いろんな犯罪がありますし、各個別事案ごとに考えなきゃいけないことはいっぱいあると思いますが、ただ、やはりこのような刑事手続の中において民事的解決ができるということは、より被害の救済に資する、そういう観点から積極的にぜひ今後議論を検討していただきたい、このように希望...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  国連の今日的役割について、国連の二十一世紀的役割を考える観点から若干意見を申し述べます。  まず、国連と市民社会との関係ということでございますが、国連が主権国家を前提とした組織であることは間違いございません。しか...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  今、江田委員からお話しございましたけれども、昭和五十年からということでございますので、足かけ二十五年、四半世紀たってようやくというような思いもするわけであります。冷戦終結後の、特にボーダーレス化した現在の経済の中で...全文を見る
○魚住裕一郎君 分割ということで、あっちのものを切ってこっちにくっつけたり、新たに会社をつくってという形になるわけですが、会社だけがひとりで存立しているわけではなくて、いろんな利害関係人という者がいるわけであります。  そこで、会社法というのは、商法の中で特に会社の部分について...全文を見る
○魚住裕一郎君 そういうような形で株主あるいは債権者の保護というような形になるわけですが、重要な要素として、やはりそこで働く従業員という問題があります。  私は、先ほど申し上げたように、商法、この会社法というのは大事な商取引における会社組織の基本的なあり方を決めるものであって、...全文を見る
○魚住裕一郎君 今御説明の中で労働契約の承継というようなお話がございました。法文上、会社分割に基づく権利義務の承継というのは包括承継だというような形で構成されておりますが、今の従業員の雇用契約あるいは会社側の、債権者の一環かもしれませんけれども、下請企業とか、ずっと継続的なその企...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、御答弁の中で営業というように構成したというお話も出てまいりましたけれども、どうも営業という概念が私にとって難しいなというか、イメージとしてはわかるんですけれども、権利義務に分解をして法律を考えていく場合に、営業というと何か固まりといいますか、そういうことはもち...全文を見る
○魚住裕一郎君 近時、規制緩和とか事後的なチェックという形で私的な私人間の紛争といいますか、あるいは会社とか海外も含めていろいろ紛争というのがふえてくるわけでありますが、例えば仮に契約関係にトラブルが生じていた場合、会社の分割をしているときはどこにクレームといいますか、分割会社な...全文を見る
○魚住裕一郎君 今まで包括承継というとまとまって全部移動するイメージというか、そういう概念ですよね。だから、相続みたいな場合は、親に相続原因が発生して子の方に権利義務が移っていくという話になるわけです。もちろん相続人が複数いたら株分けのような形になるわけだろうというふうに思うわけ...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうしますと、訴訟といいますけれども、訴訟に先立って、例えばよく法務省で御説明いただいたんですが、鉄道会社が違った部門の工場をやっていたと、工場の重要な機械に対して例えば債権者が仮差し押さえしたと、こういう場合はどういうような形になるんでしょうか、その工場の部分が...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、登記とおっしゃったから、恐らく不動産とかあるいは自動車とか、そういうことなんでしょうけれども、あれはどうなりますか、機械みたいな場合、工場にある機械。動産ですね。
○魚住裕一郎君 いろんな細かい規定も考えておられるようですが、分割会社が負っているとされた債務に関して民事訴訟が係属しているという場合に、知れたる債権者になるわけですが、訴訟が起こっているにもかかわらず、各別の催告がされなかった場合、分割会社も弁済をするというような責任を負うわけ...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうすると、訴えの変更が必要だということは、新たに新しい訴状を出さなきゃいけないということですね。つまり、相手方は同じ、ただ法的性質が違う、けれども新たに印紙を張りつけなきゃいけないということですか。
○魚住裕一郎君 今の法的責任というような言い方で御説明がございましたけれども、これは吸収分割というような場合、一方の会社が催告を怠った、一方は催告をきちっとやったといった場合、両者の間で非常にアンバランスが生じないのかと。つまり、受け取っても責任を負うし、非常にその辺、不公平な形...全文を見る
○魚住裕一郎君 もう時間がなくなってきましたけれども、また最初の方に戻るんですが、国際的な競争力をつけるというようなねらいがあるわけでございますけれども、普通なら大企業ということなんでしょうけれども、ただ我が国はほとんど中小企業でございまして、逆に日本の今後の活力を考えた場合、中...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  まず、前田先生にお願いをしたいんですが、ようやくこういう分割の制度が出てきたわけでございますが、古くは昭和四十三年ですか、経団連の「産業再編成のための企業分割・合併に関する意見」、それから、昭和四十九年の商法改正を...全文を見る
○魚住裕一郎君 この会社分割の制度とはちょっと離れるんですけれども、余りにも時間が長くかかっているという感じを持っているんです。法制審議会の審議が始まると、十年先とか二十年先をすぐ思い浮かべて、じゃ議員立法が必要かというような雰囲気を持つんですが、その辺のスピードアップというよう...全文を見る
○魚住裕一郎君 それでは、西川参考人。  先ほど、活用方法というんですか、何点かお教えいただいたわけでございますが、確かに大企業でいろんな世界的活動をする場合、競争力の強化ということで、そうだなと思うんですが、これは中小企業を考えた場合、この分割法制の活用法というのはどういうふ...全文を見る
○魚住裕一郎君 熊谷参考人にお願いいたします。  ことしの二月二十二日に、法制審議会での改正案の了承に関して連合としての談話を発表されました、事務局長笹森さんの談話でございますが。ここにいろいろ書かれてありますが、今般、衆議院で修正が出され、あるいは附帯決議がなされ、実質を確保...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
05月23日第147回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  前回に引き続きまして、この会社分割に関連して何点か御質問をさせていただきたいと思います。  会社分割というのは、分割会社から新設の会社あるいは承継の会社に分割会社の営業を譲渡するというか、承継させるというような構...全文を見る
○魚住裕一郎君 後半部分は当然の原則かなというふうに思いますが、前半部分のお話の中で分割交付金という言葉が出てきましたけれども、これはどのような趣旨のもとに認められたものでしょうか。
○魚住裕一郎君 同じく先ほどの説明の中で、吸収分割において、今お話があった分割交付金と同様の形で控除すべきものということで代用自己株式という言葉が出ましたけれども、これはどういうような趣旨で認められたものでしょうか。
○魚住裕一郎君 そういうふうに純資産額の中から若干控除するという形になるわけですが、新しい会社あるいは承継会社の方に現実に純資産額相当のものがきっちり移転していなきゃいけないというふうに、資本充実の原則というふうに何回もお話しになっているわけでございますが、ところが、今まではいろ...全文を見る
○魚住裕一郎君 ただ、昔、商法を勉強したとき、教科書を読むと、会社法というのはすべて資本充実の原則、これが金科玉条になって、何でもそれで貫徹されるというような思いをしたわけでございます。  そうしますと、今検査役に問題点があるという指摘で、今回はなしにするわけですが、資本充実の...全文を見る
○魚住裕一郎君 何か腑に落ちないような気もしますけれども。  次に、ちょっと細かいことになるんですが、吸収分割においては、のれんを承継会社の貸借対照表にも計上することができるということになっておりますが、その趣旨と、なぜ新設分割では認めなかったのか、御説明いただきたいと思います...全文を見る
○魚住裕一郎君 それから、最初の方の御答弁の中で、純資産額のうち資本金とされなかった額、分割差益というものなんでしょうけれども、これは認められると思いますが、設立会社の資本項目上はどういうような形で計上されるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 一部重複するかもしれませんけれども、留保利益、利益準備金あるいは剰余金という形でできるのは人的分割の場合にはできるというふうになっているわけですね。物的な分割、要するに分割会社が新設会社あるいは承継会社の株主になるような場合は認めないというような形になっております...全文を見る
○魚住裕一郎君 会社の貸借対照表を見ますと、いろんな引当金というような項目がいっぱい出てきますけれども、この分割会社の引当金というものは、承継ということから考えるとその対象になるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 そうすると、例えばいろんな引当金がありますが、退職給与引当金とかありますね。将来、数十年先に退職される方のことを考えながら、その期間における費用を考えるということになるんだと思うんですが、これは具体的にはどういうふうに扱われるんでしょうか。承継される人間に対応する...全文を見る
○魚住裕一郎君 わかりました。具体的な分割契約書みたいなところでやるしかないのかなとは確かに思うところでありますが。  では次に、前回の委員会でも質問あるいは参考人の意見の中でも出た問題ですが、不採算部門の切り捨てが不可能であるというような論点がございました。改正案の三百七十四...全文を見る
○魚住裕一郎君 そうしますと、相当詳しいというか、それを見ただけで、ああ大丈夫なんだなというようなことがわかる書面である必要があろうかと思います。ただ、そうは言われても、カンマがいっぱいついているような金額が出てきたり、一般素人的にはなかなかわからないようなことがあります。  ...全文を見る
○魚住裕一郎君 期待したいと。要するに、そういう形でアナウンスするということも含めて考えてよろしいですか。
○魚住裕一郎君 それから、今、商法三百七十四条ノ二の第一項第三号あるいは十八の第一項第三号のこの書面ということですが、これ大事な書面ですが、この内容がうそだったらまた冗談になってしまうわけですが、そのときの取締役の責任というのはどういうふうな形になるんでしょうか。法務大臣。
○魚住裕一郎君 次に行きたいと思います。  ストックオプションの関係ですが、今回の改正案でどういう改正点があるのか、その概要と、それから、分社化によって子会社ができる、そうすると、そこに移った従業員にとってみたら、この子会社の株式をもらってもマーケット性がないということを考えた...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ使いやすいように、また子会社に行った人間も頑張れるように御検討をいただきたいと思います。  続いて、税制について若干お聞きしたいんですが、新しい会社分割制度をつくってやはり最大のポイントは税制の問題かなと。会社の経営をやりやすいようにといいますか、経済の構造...全文を見る
○魚住裕一郎君 今御答弁いただいた平成十三年度の税制改正で云々というところ以外は、ほとんど去年の税制調査会の文章と同じような感じであったわけでございます。  新聞報道によれば、いろんなことも法人課税小委員会において検討されてきておるようでございますが、例えば資産を引き継ぐ場合、...全文を見る
○魚住裕一郎君 例えば、土地を承継会社あるいは新設会社に移すといった場合、含み益をどうするかという問題、繰り延べるかどうかという問題がありますが、登録免許税はもう当然出るわけですね。合併では軽減税率も考えられているわけでございまして、その場合、登録免許税等はどうなりますか、ちょっ...全文を見る
○魚住裕一郎君 これで終わりますけれども、ぜひ会社分割制度が使いやすいように税法上も御検討をいただきたいことをお願いして、質問を終わります。
05月25日第147回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。きょうは、提案者の先生方、御苦労さまでございます。  選択的夫婦別姓制度を柱とする今回の民法の一部を改正する法律案が審議されているわけでございますが、私どもにおきましても、この選択的夫婦別姓制度自体、大賛成でございます...全文を見る
○魚住裕一郎君 本質的平等と言われても、だれにもなかなか答えづらいことなんだろうなというふうに思います。  ただ、やはりそういう合理的差別はよしとして、形式的な平等じゃなくて、本質に根差した平等というものを考えていくべきだと私も思っております。  今回、別姓制度だけではなくて...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこで、せっかく民法改正だということなんですが、裁判離婚につきまして、かつて法制審議会の答申等でも破綻主義を大きく取り入れた案も考えられておりますが、何でこれはその部分を欠落させたといいますか、落として提案なさっているんでしょうか。
○魚住裕一郎君 時間がないから、いいです。
○魚住裕一郎君 そういうふうに御答弁されますけれども、法制審議会の案でありますと、例えば「離婚が配偶者又は子に著しい生活の困窮又は耐え難い苦痛をもたらすときは、離婚の請求を棄却することができる」というふうになっております。だから、今御懸念というふうに述べられたことは、やはりその法...全文を見る
○魚住裕一郎君 だんだん時間がなくなってきました。  婚姻年齢についてですが、これは十八歳、私は何でこんなに両方男女ともに十八歳にしたか、ちょっとよくわからぬのですが、御説明、簡略にお願いできますか。
○魚住裕一郎君 ただ、現実に年間約三千件ぐらいですか、十六歳、十七歳で結婚される届け出がありますね。また、これは人口動態統計、厚生省大臣官房統計情報部で出しているものですが、この平成十年の出生数を見てみますと、母親が十七歳以下というのが三千人を超えているんです、子供がですね。十月...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、養子縁組というお話がありましたけれども、自分の子で、本来であればちゃんとお父さん、お母さんが結婚しているはずなのに、これを引き上げることによって養子縁組までしなきゃいけないんですか。余りにも迂遠過ぎるといいますか、社会の実態を無視したような形で推移をしていくん...全文を見る
05月29日第147回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○魚住裕一郎君 この一年間、公明党・改革クラブにおきましても参議院選挙制度改革に関する協議会に参加をさせていただきまして、種々議論をしてまいりました。概略、先ほどの溝手委員のおまとめになった発言のとおりであるわけでございますが、今、柳田理事からも抜本的な改革案等についてお話が出ま...全文を見る
○魚住裕一郎君 先ほども話が出ました選挙制度改革に関する協議会の中では、八回にわたって議論をしたわけでございますが、逆転区につきましてもほぼ各会派一致して解消すべきであるというような認識だったというふうに思っております。ただ、解消方法をどうするかというのはさらに詰めなきゃいけない...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、溝手委員からの話があり、かつまた今、照屋寛徳先生からもお話ございましたけれども、参議院のあり方を含めて九回にわたってかなり詳細な議論を協議会の中でやってきたものでございまして、ぜひこの委員会の委員の共通認識として持っておく必要があろうかと思いますので、理事会等...全文を見る
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  関連で、伊豆諸島の地震災害についてお聞きしたいと思います。  選挙が終わった六月二十六日、翌日からですが、三宅の避難、火山情報からの避難、そこから約一カ月半になるわけであります。住民の皆様には心からお見舞いを申し上げる次第で...全文を見る
○魚住裕一郎君 私も、もう六月末から何回か訪問をし、また党としても街頭募金も何とか展開をしているところでありますが、何とかお手伝いをしたいというふうに思っておるんですが、この関連で、平成七年に地震防災対策特別措置法というのがつくられました。これは阪神・淡路大震災を受けての話だと思...全文を見る
○魚住裕一郎君 復旧にはやはり道路の問題があろうかと思います。都道、村道が中心になるわけですが、土砂崩れで通行できなくなっている、大きな岩が落ちてきている、そういうところでどうやって人力で移動できるのか。そういうような困難にも直面しながら一生懸命現場で対応しているところであります...全文を見る
○魚住裕一郎君 七月二十五日にこの公共事業の予備費の使い方を決めたと思うんですが、その中で二百億、有珠山の分も含めて枠というものを確保しましたが、この使い方といいますか、それはどういうふうなものになるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 農水大臣にお尋ねしたいんですが、まとめてお聞きいたします。  林道復旧なんですが、同じようなことがありますが、神津においてはし尿処理場とかごみ焼却場、それから火葬場もこれ林道を通っていかなきゃ行けない。そこはほとんど使えなくなっている。その復旧の状況はどのように...全文を見る
○魚住裕一郎君 全力を挙げて救済策をお願いしたいと思います。  続いて、運輸大臣にお願いをしたいんですが、港湾施設の状況、私もちょうど三宅に行ったときに、三池港に泥流がどっと流れてきて泥の中を歩いたということもあります。また、神津の多幸湾の方も都道が崩落して港へのアクセスがほと...全文を見る
○魚住裕一郎君 実際、そのキャンセル量は私の感覚だと九割方キャンセルされているのではないか、いるのは報道陣と私どもと都庁の関係者しかいないんじゃないか、これが実感でございまして、しっかりお願いしたいと思います。  それで、だんだん時間がなくなってきましたのでまとめてお伺いしたい...全文を見る
○魚住裕一郎君 まだまだ問題点たくさんありますが、政府を挙げてこの災害支援に取り組んでいただきたいことをお願いいたしまして、質問を終わります。
08月09日第149回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  ただいま大臣から御説明がありました重要施策について、二点ほどお話を承りたいと思います。  一つは、人権擁護行政に関してでありますが、七月二十八日ですか、人権擁護推進審議会における論点整理についてということで、「今後論議すべき...全文を見る
○魚住裕一郎君 これは自主規制、第三者機関あるいは人権救済機関というような形で述べられているわけですが、一方で、先般、政府において個人情報保護基本法制に関する大綱案というものが中間整理ですが出され、それに対して、日本新聞協会あるいは民放連を初めその加盟の三百十四社の方々が、八月四...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ御検討をいただきたいと思います。  インターネットで懲罰的損害賠償についてサーフィンしておりましたら、小林節慶応大学教授の御意見というものも載っておりまして、小林教授も賛成だと。  要するに、今の深刻な報道被害のダメージを考えた場合、うそでも何でも書いても...全文を見る
○魚住裕一郎君 この不法滞在者に対する摘発体制なんですけれども、それをお聞きしたいと思います。  ことしの頭に法務委員会として島根県、広島県の方に視察に行ったんですが、そこで聞いた話も、要するに突然大量の不法入国者が入ってきて、それで司法通訳まで含めて大変な状況なんだと、検察官...全文を見る
○魚住裕一郎君 今のお話ですと、要するに日本全体で千人に満たない入国警備官の体制でやっているというお話になるわけでありますが、何十万というか、三十万とかそういうふうな数字が出ている、あるいは三万というようなお話もありましたけれども、本当に間に合うのかなというような、そしてまた一方...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこで、この間新聞を見ていましたら、成田の飛行場で入国管理局から日本への上陸を拒否されたチュニジア人のことが出ておりました。「警備員が暴行、六百ドル奪った」というような大見出しなんですが、識者の弁として「外国人の警備を民間に委託したとしても、入管行政の一環である以...全文を見る
○魚住裕一郎君 これで終わります。     ─────────────
10月10日第150回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 非拘束名簿式比例代表制においては、名簿中の候補者を選択して投票する制度でありますので個人名投票が行われているものでございますが、個人名投票のほかに、多くの国においては個人名投票と政党名投票の選択制を採用しているところであります。  この非拘束式...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 連座制は、選挙の腐敗を防止して公正な選挙の実現を図るために、候補者のために行われる選挙運動において一定の選挙犯罪が犯された場合には、その候補者の当選を失わせたり、あるいは立候補の制限をする制度であります。  これまでの政党等の得票数を競う拘束名...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) そもそも連座制は当選人の当選を失わせる制度でございまして、当選を失った者の得票を無効とする、そこまで及ぶ制度ではございません。また、連座制の効果を政党などの得票にまで及ぼすということは、候補者の氏名の記載による投票を行うことによって候補者への投票...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  御質問の趣旨は全く私も同感するところでございまして、今連日のようにIT革命でありますとかまた電子政府等々言われている中で、なぜ今回インターネットによる選挙運動を認めない、改正を見送ったのかという質問でございます。  今...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 御質問のとおりでございます。  参議院比例代表選出議員の選挙における供託金の制度につきましては、今回の改正でも特に変更していないところでございます。すなわち、参議院名簿届け出政党等は「名簿登載者一人につき、六百万円又はこれに相当する額面の国債証...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 御答弁申し上げます。  ただいまの逆転現象でございますけれども、非拘束名簿式ではありますけれども、あくまでも比例代表選挙でございます。その数え方が、名簿登載者の氏名を記載した投票の名簿届け出政党の政党の得票数に換算されて各党の当選人が決定される...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 今回の非拘束名簿式の比例代表選挙においては、投票に名簿登載者の氏名を記載することを原則としておりまして、すべての投票が政党名ということは望ましいことではありませんし、また余り考えられない事態であります。  私どもも、今回のこの改正案は有権者の民...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  参議院の選挙制度につきましては、参議院の創設以来、都道府県単位の選挙区、それから全国を単位とする全国区、二本立てで行われてきたわけでございますが、先ほど来御答弁ございますけれども、全国を単位とする旧全国区につきましては、...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  定数削減につきましては、公務員の数でありますとか、また民間企業が一生懸命大変な不況の中リストラをやっているわけでございまして、小さな政府、そして効率的な政府ということを考えた場合、やはり定数削減をしていくべきだというふう...全文を見る
10月11日第150回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第4号
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○委員以外の議員(魚住裕一郎君) かつてといいますか現在の比例選の中におきまして、公明党は反対の立場でございましたけれども、そういう拘束名簿式の中でじゃどういうふうに二院制の特色を出せるかということで、いわゆる国民会議方式と名を打ちまして、先生御指摘の各界の専門的知識を有する者を...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 公明党の考え方としましては、選挙区もやめて比例選もやめて、全国十程度の選挙区にいたしまして、広域な選挙区になるんですが、そこで個人名を記載した方がいいんではないかという考え方をずっと持っていたところでございます。それは、全国区だとまさに今先生おっ...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 御答弁申し上げます。  確かに、私も五年前に参議院に来させていただいて、これほど忙しいというか拘束されるものはないなというふうに感じながら仕事をさせていただいているところであります。ただ、国民の皆様の御支援、その責任感で一生懸命やらせていただい...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  確かに、今政党あるいは候補者を紹介するという手段は、政見放送とか経歴放送、また選挙公報という形になるわけでございますが、今ITの革命の時代、そしてまた電子政府というようなことも声高に言われているところでございまして、今、...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  今御質問になっておられます政見放送、新聞広告あるいは選挙公報については、候補者の数に応じて時間とか寸法が決められるわけでございます。この候補者の数は、選挙される議員の数を限度といたしまして各政党の自由に定めるというような...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  今回の法改正によりまして、非拘束名簿式の候補者に認められる選挙運動におきましては、個人演説会の開催を有権者に告知する方法といたしまして次のようなものが考えられております。  まず、選挙運動のために頒布することが認められ...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 全く同様でございます。  前回の参議院選挙、平成十年の選挙、明けて九月だったかと思いますが、議長から選挙制度改革について各会派の考えはどうなのかというようなお話があったと思います。それを受けまして公明党におきましても参議院におきまして参議院選挙...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) ドント方式というのは非常に一般人ではなじみがないといいますか、選挙独特の比例配分なのかもしれませんが、各党の得票数を整数で順次一から割っていく、一で割り二で割り三で割りというような形で、その商の数値の大きい順番に各党に議席を配分していく方式という...全文を見る
10月13日第150回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第6号
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○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 存在意義、それからあるべき姿、そして良識の府、同じような観点から考えられるところでございまして、今、片山発議者が述べられたことにオーバーラップすることとなろうかというふうに思っております。  第二院はなぜあるのか、第一院と同じ議決をすればその存...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  今、委員からお話ございましたとおり、昨日の参考人の御意見の中でも減らすことはいかがなものかという御意見が多かったということでございます。私どもも単純に減らせばいいという考え方ではありませんが、ただ、行政改革で公務員の総定...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  まず今、林委員の政治にスピードをというのは全く私も同感でございまして、この審議にも鋭意努めてまいりたいと考えております。  今お尋ねのどのような経緯によるものなのかということでございますが、前回の参議院選挙、平成十年七...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  先ほどお話し申し上げました須藤協議会におきましてもその部分が実に議論の重ねられたところでございまして、今回、提案者といたしましては次のように考えているところでございます。  午前中の答弁の中で保坂発議者もおっしゃってい...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  協議会の中でもいろんな議論をいたしましたけれども、例えば今の定数から百名削減したらどうなるのか、ほとんど今の参議院の役割は全く果たせないというか、我々参議院は寝る時間もなくなるぐらいになるんだろうというふうに思います。そ...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) お答え申し上げます。  今、森本委員おっしゃるように、比例区は削減しないでということも十分に成り立つ議論かというふうに思っております。参議院は、衆議院と異なった制度そして時期における民意の反映、それで議会を運営していくんだという、そういう役割が...全文を見る
○委員以外の議員(魚住裕一郎君) ただいま候補者としての心情からのお話、私もまさにそのとおりだなというふうに思うところでございますが、有権者が政党あるいは候補者、どちらを重視するのか、お一人お一人の有権者に聞くしかないわけでございまして、一概には申し上げられないところでございます...全文を見る
10月23日第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○魚住(裕)参議院議員 お答え申し上げます。  平成七年七月に行われました参議院選挙におきまして、今先生から御紹介をいただきましたように、私並びに保坂先生も東京選挙区で戦いをさせていただきまして、私の場合は百五万九千五百八十二票ちょうだいしたわけでございます。  私、実は、そ...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 この点につきましては、魚住からお答えをさせていただきます。  連座制は、選挙の腐敗を防止して公正な選挙の実現を図るために、候補者のために行われる選挙運動におきまして一定の選挙犯罪が犯された場合に、その候補者の当選を失わせたり、あるいは立候補を制限するとい...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 個人名投票を法文の上では原則としているところでございまして、ただ、非拘束名簿式の比例代表制であるということ、そして、かつ、あらかじめ候補者間の順位を定めていないわけであります。ある政党内でこの候補者を上位にしよう、こういう投票になるわけでございます。これが...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 お答え申し上げます。  先ほど来から、先生からは横流しとかいうような表現になっておりますが、政党による票の合算というふうに私ども理解をしているところでございまして、政党名投票そして個人名投票、合わせた形で政党への投票というふうに考えるところでございます。...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 KSDの事件自体は現在捜査中でございまして、提案者としてはコメントできる立場ではないわけでございますが、各党内における名簿決定順位におきましては、各党の、どうすれば活力が出るのかというような観点からなされているものと思っておりまして、今の事実関係につきまし...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 ただいま委員御引用の部分の発言者が私でございますので、コメントをさせていただきたいと思います。  今御引用の部分は、第七回の経過概要の中で発言要旨として語られているところでございます。  御案内のとおり、公明党は、昭和五十七年に全国区から拘束式に変える...全文を見る
10月24日第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○魚住(裕)参議院議員 お答え申し上げます。  私、公明党に所属しておりますが、我が党におきましても、情報通信立国ということで、IT革命、また電子政府等を強力に推進をさせていただいているところでございます。また、近年のインターネットあるいはパソコン等の爆発的な普及、さらに、iモ...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 公明党におきましては、比例選の候補者につきましては、党の理念あるいは実績、識見等を考えて候補者を選定し、そして順位を決めているところでございまして、今御説のようなものはございません。
10月25日第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○魚住(裕)参議院議員 お答え申し上げます。  先生おっしゃるとおりでございます。民主政治は国民の意思を政治の場に反映させるということでございまして、選ぶ側そして有権者の側に立って制度立案はなされるべきものだというふうに考えております。  拘束名簿式の比例代表制の場合に、かつ...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 お答え申し上げます。  現行の連座制は、候補者の一定の関係人が選挙犯罪を犯してしまった場合に、その当選人のペナルティーとして当選人の当選を無効とさせる、あるいは立候補を制限する、禁止するという制度でございまして、当選を失った者の得票というものを無効とする...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 私も全く同様な意見を持っているところでございます。株主総会においてもそろそろ電子投票というふうな考えも出てきておりますし、そこらも十分に検討に値するというふうに考えております。  ただ、今先生がおっしゃったような、投票所に行って電子投票をするというのと、...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 先般もお答え申し上げましたけれども、まさに今遠藤先生がおっしゃったようなそういう諸要素を考え、かつ今資源が大切だ、こういうことを考えても、おっしゃるとおり、選挙運動にもインターネットが活用できるように、ホームページが活用できるようにしていくべきだろうという...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 私もこのアンケート調査を拝見いたしました。  今お話があったように、現行の比例区制度を変える必要がある、これが一番多いわけですね。では、どう変えるのか。これは長年、この場でも何回も出てきましたけれども、もう十数年かけてずっと議論してきている、これを非拘束...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 お答えいたします。  小金井市におきましては、党の組織におきまして、女性局が十数年前からこのようなボランティアの活動をしているところでございまして、私もこの新聞の記事を見まして確認をしたところでございますが、あくまでも小金井市の女性局がこのタオルをお集め...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 あくまでも小金井市の女性局でございます。あそこの新聞に載っております方、女性、山口那津男氏の右隣、写真自体の右隣は小金井市の市議でございまして、毎年中心となってやっている方でございまして、ただ、これはあくまでもその記事が多分間違っていたんだろうと僕は思いま...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 そのとおりでございます。
○魚住(裕)参議院議員 今回の非拘束名簿式に変えるに当たって、名簿登載者個人の選挙運動も認めるところでございまして、議論の中では、全国に目を光らさなきゃいけない、大変ではないかという議論もあったわけでございますけれども、かつての全国区のときに連座制というものがあった、それとの関連...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 極論とおっしゃいましたけれども、それはなかなか想像しがたいところでございますが、先ほど来、なぜ有効なのかといいますか、それは結局、現行の連座制というもののあり方、つまりそれはペナルティーとして当選無効あるいは立候補の禁止をするという制度であるということ。そ...全文を見る
○魚住(裕)参議院議員 今のこの連座制、あるいはなぜ無効にならないのかという理由は今述べたとおりでございますが、あと、今先生のおっしゃった部分は政策判断だろうというふうに思っております。  つまり、これは、例えば全部無効になる、しかも数年かかって無効になったといった場合、ずっと...全文を見る
11月02日第150回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先般の所信的ごあいさつ、決意を込められたお話を拝聴したところでございますが、課題が山積している法務行政でございます。最近耳新しい言葉と言ったらちょっと私の不勉強がばれてしまうんですが、法整備支援ということが一生懸命取り組まれて...全文を見る
○魚住裕一郎君 我が国は、明治維新以降、それまでの律令体制というか中国法制を中心にした法体系から近代西洋的な法制度を移入してきた。その中で、大変な努力の積み重ねで今の我が国の法体系があるわけでございますが、私から見ても、日本の法制度が、例えば難しい漢字もいっぱいございますし、現代...全文を見る
○魚住裕一郎君 日本も、明治以降の法律制度をヨーロッパから受継するに際し、ドイツ大陸法系を中心にしながらもイギリス法的なものも入れておりますし、また戦後においてはアメリカ法の影響力が大きいと思うんですね。一つの法律の中でも、アメリカ的な要素もあれば大陸法的な要素もあるというような...全文を見る
○魚住裕一郎君 では、民事的にどうでしょうか。今、先議案件で外国倒産処理手続云々の法律が出ているところでございますが、確かに同じような法制度が、倒産法制度もあればかなり有益だなとは思うんですが、その点はいかがですか。
○魚住裕一郎君 我が国においても、例えば商法を考えてみても、利益を上げるためのそういう法人制度、会社法、それについても旧ドイツ法的な考え方からアメリカ法的な考え方に大きく考えを変えていくべきではないかというようなことが国内的にも、新聞記事に書いているわけでございますが、そういう点...全文を見る
○魚住裕一郎君 おっしゃるとおりだと思います。相手の文化を大事にしながらということでございますが、ただ、法制度というのはある意味では文化そのものみたいな部分があって、しかしながら謙虚に広めていくみたいな、そういうようなことなのかなと、そんなことも実は考えておりますが、今度何か国際...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに地元財界でありますとか今まで関西方面の各大学等が積極的にかかわってきたということもあるのかなというふうに私も考えるところでございまして、小さな規模から出発するのかもしれませんが、大いにしっかりやっていただきたいというふうに希望を申し述べておきたいと思っており...全文を見る
○魚住裕一郎君 今のお話にありました審議会でございますが、今後どういうような予定といいますか、現在の進捗状況と、それからいつどんなことをやって、最終報告というんでしょうか、それはどういう形になりましょうか。事務当局で結構です。
○魚住裕一郎君 今審議をやっている最中ではございますが、例えば人権教育というような面につきましてはどのような議論が出ていましょうか。いろんな話によれば、例えば裁判官とか検察官、あるいは拘禁施設の職員はしっかり人権教育をすべきではないか、人によっては弁護士までしっかり人権教育をやっ...全文を見る
○魚住裕一郎君 また、先ほど御紹介しました政策提言機能といいますか、そういう中には政府あるいは立法府に対する提言でありますとか、あるいは国際機関との連携とかあるいはNGO、NPOですか、人権活動を一生懸命やっているところ、そういう連携というようなことも言われているところでございま...全文を見る
○魚住裕一郎君 では、組織面はどうなんでしょうか。国内人権機関といった場合、どういうような組織が模索されているのか。あるいは単に今までの行政府の一部門というよりは、やはり独立性というようなことも要請されてくるのではないかと思うんですが、この点はどうですか。
○魚住裕一郎君 人権救済といっても、する側、される側一方だけということじゃなくて、人権同士がぶつかるような事案も出るんだろうというふうに思います。政府の方で検討をされております個人情報保護法制の問題でも、報道の自由との関係で大変注目をされ、議論されているところでございますが、例え...全文を見る
○魚住裕一郎君 人権救済制度ですから、救済を何らかの形で人権機関というところが行動を起こして、行政処分まではいかないでしょうけれども、いろんなことをやるんだろうなと。当然言うことを聞いてもらわなきゃ困るわけで、裏づけというものをいろいろ考える必要があろうかと思いますが、その点はど...全文を見る
○魚住裕一郎君 人権教育・啓発というような側面からいったら、先ほど局長がちらっとおっしゃった諮問第一の関係で、いわゆる人権教育・啓発の推進法というようなものを与党内からも提案するというような状況かというふうに認識しておるところでございますが、この諮問第一に関連する人権教育・啓発と...全文を見る
○魚住裕一郎君 しっかり議論をしていただきたいなと思って、期待を持って注目していきたいと思います。  終わります。
11月07日第150回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、この民事再生法等の一部改正法律案、それから外国倒産処理手続の承認援助の法律案を審議させていただいておりますが、午前の質問でも、特に倒産法制をずっと整備してきたという経緯をお聞きしたわけでございますが、今回個人債務者に絞っ...全文を見る
○魚住裕一郎君 個人に着目してといいますか集中して今回特則を設けるわけですが、破産しないで経済的再生を図るという手続としては特定調停もあるわけでございますが、今回の小規模個人再生などの新しい特則の手続と特定調停とどういう関係というか、どういうふうに異なっているのか、お願いできます...全文を見る
○魚住裕一郎君 民事再生法が施行されて半年ぐらいになるわけでございますけれども、これはたしか和議法の七十年ぶりぐらいの改正だったと思うんですが、この和議の時代と比較して、利用頻度といいますか利用者数というのはどの程度になっているんでしょうか。また、今話に出ました特定調停の利用件数...全文を見る
○魚住裕一郎君 本当に活用されるというか、これは倒産手続とか債務の処理ということで、暇な方が本当はいいというふうに思うわけでございますが。  ただ、大変な数の利用数というか、そういうふうに考えるんですが、これを適正迅速に処理をするといった場合、やはり手足というか、裁判所書記官の...全文を見る
○魚住裕一郎君 午前も出ましたが、裁判所規則の関係なんですが、施行を待たれているという方が多いというふうに思うところですが、規則の整備は基本的にはどういう考えで整備しようとしているのか、また進捗状況はどんな状況になっておりますか。
○魚住裕一郎君 それで、以前に法務省で倒産法制に関する改正検討事項ですか、公表したと思うんですが、個人債務者の再生手続を管轄する裁判所、以前は簡易裁判所もそこの公表された検討事項ではあったと思うんですが、今回は地裁だけですね。これはなぜ簡裁を除外したんでしょうか。
○魚住裕一郎君 この小規模個人再生では個人再生委員というのが出てきますね。これは必要があると認めるときに裁判所が選任するという形になるんですが、具体的にどのような場合に必要があるというふうになるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 今、局長の話の中でも弁護士云々というような、ついていればというようなことを言っておられますが、そうすると、この個人再生委員というのは、もちろん法律にある意味じゃ通暁していなきゃいけないだろうとは思いますが、個人再生委員としては弁護士が適任なのかなとは思うんですが、...全文を見る
○魚住裕一郎君 今言っていただいた個人再生委員、やはり人が大事だと思うし、それから裁判手続ですから円滑に進めていくということが大事かと思いますが、破産管財人の場合も裁判所で名簿みたいなものを持っていて順次委嘱するという形になると思うんですが、この点につきましては裁判所としてはどの...全文を見る
○魚住裕一郎君 それから、個人再生委員の報酬ですけれども、午前中も質問に出ましたけれども、弁護士仲間内では、例えば国選弁護も低過ぎるというので実際の感覚としては奉仕活動に近いような感覚でやっている人もいるわけでございますが、個人再生委員も余り低いとボランティア活動みたいな形になっ...全文を見る
○魚住裕一郎君 それでは次に、国際倒産法制の関係をちょっとお聞きしたいんですが、今回、UNCITRALのモデル法の趣旨を踏まえて立案されたということでございますけれども、資料の中で仮訳が載っているわけでございますが、大体同じなんですか、違うところがあるんですか。もし違うところがあ...全文を見る
○魚住裕一郎君 この承認援助に関する法律案の二十一条六号では、不当な目的で申し立てされた場合には棄却するというふうになっておりますが、承認の決定をした後不当な目的でされたことが判明した場合はどういうふうになるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 それから、承認管財人ですけれども、先ほども個人再生委員の報酬のことを聞きましたが、承認管財人の報酬はだれがどのようにして払っていくのか、まただれが費用を負担するのか、それから報酬額を裁判所が決めるという場合、どういう基準でこの報酬額を決めるのか、あわせて民事局長、...全文を見る
○魚住裕一郎君 最後に、これは国連のモデルにのっとる形で立案されるわけでございますが、先進国だけではなくてやっぱり途上国も倒産が多いんだろうと。  例えば、共産主義から市場経済に移行したところも含めて、やはり法整備、この間のときも法整備の支援ということを聞かせていただきましたけ...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
11月09日第150回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の先生方には、近時の少年犯罪増加、いろいろ説がございますが、確かに一般国民の耳目を驚かすような事犯が多発している中で、適時適切な少年法の改正案を作成されて提案されましたこと、まず心から敬意を表する次第でございます。  ...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、示していただいた傾向性というものを踏まえての改正案になるわけでございますが、新聞報道等マスコミ、この審議の中でも厳罰化という表現が結構使われているんですが、どうもこの法案、私も拝見をいたしまして、必ずしもいわゆる厳罰化というようなものとはちょっと違うんじゃない...全文を見る
○魚住裕一郎君 いろんな要因が絡んで少年犯罪というものが起きる、まさに私もそのとおりだなというふうに思うんです。大人と違っていろんな特別な配慮をして少年法というのができていて、健全育成を目的として保護処分優先主義という形で組み上げられているわけでございますが、提案者としてたまたま...全文を見る
○魚住裕一郎君 そういうある意味では真っ白なキャンバスという存在である少年たちがたまたま、たまたまといいますか、犯してしまった犯罪、これに対して今回少年法改正という形で提案がなされているわけでございます。提案者の皆さんはもう何回も御答弁になられていると思いますが、少年法を改正した...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、高木提案者がおっしゃったような基本的考え方で今回の改正案をお考えになってきたと思いますが、もちろん公明党だけではないわけで、今の与党三党で考えてきたということでございます。  私の手元に「少年法改正に関しての与党三党合意」という文書があるわけでございますが、...全文を見る
○魚住裕一郎君 今までのお取り組み、大変よくわかりましたし、またしっかりやっていただきたいなというふうに思うところでございます。  麻生先生にお話を伺いたいんですが、今回の改正案は先生が中心になっておまとめになられたということでございますし、また与党三党の合意も先生のもとで合意...全文を見る
○魚住裕一郎君 麻生先生の座長のもとでのこの少年問題に関する与党のプロジェクトチームの中でこのような三党合意というふうにできたものですから、ぜひ引き続き先生のリーダーシップを発揮していただきたいなというふうに思うところでございます。  今御答弁の中にもございましたが、十八省庁と...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  今回の少年法改正案は、いろんな社会事象を見ながら、そしてまた本年の五月二十三日ですか、衆議院法務委員会における少年非行対策に関する件という決議に基づいてこのような改正案が出てきたところでございますが、廃案となりました旧閣...全文を見る
○魚住裕一郎君 それでは、具体的な事項に入っていきたいと思います。  衆議院の決議におかれても年齢問題というものが四文字で書いてあったところでございますが、年齢問題は三つあると思うんですね。今、少年は二十までと、これをどうするのか。十八歳まで下げるのかわからないですけれども、十...全文を見る
○魚住裕一郎君 今回、年齢問題もしっかり議論をされて御提案になっているわけでございますが、先ほど話が出ていました通常国会で廃案となりました政府提出の少年法改正案でございますが、これは年齢問題は全然出ていなかったわけでございます。これはどうして出ていなかったのか。あるいは、その前に...全文を見る
○魚住裕一郎君 ちょっと新聞か何かで読んだような記憶があるんですが、どうも法曹三者の中で年齢問題は法制審で扱わないんだみたいな合意があるやに読んだ記憶があるのでございますが、刑事局長、この点はいかがでしょうか。
○魚住裕一郎君 それで、今回、逆送可能年齢、刑事処分可能年齢が十四歳以上というふうになったわけでございますが、この趣旨というものはどういうことで引き下げになったのか、もう一度説明をいただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 そこで、今度、十六歳以上でございますか、原則逆送というような表現で使われているわけでございますが、この原則逆送というその内容を御説明いただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 今の御説明によりますと、家庭裁判所の裁判官がその事件あるいは少年に対してしっかり判断をした上で逆送するかどうかを決めるということになろうかと思いますので、原則逆送、何も調べずに何かそのまま返してしまうというような、そういうイメージとは全く違うものだなということがよ...全文を見る
○魚住裕一郎君 失敗は取り戻せても人の命は取り戻せないというようなことかなと思いまして、今の御説明、よくわかりました。  それで、いわゆる原則逆送というような制度を導入されることによりまして、捜査でありますとかあるいは家庭裁判所の審判にどういうような影響を与えるかというところで...全文を見る
○魚住裕一郎君 ちょうど時間が来てしまいました。あと三項目ほど残っておるところでございますが、提案者の皆様方の御説明を聞きますと、なるほどそういう趣旨で改正していくんだというのが本当に納得できるところでございます。  残された質問事項等につきましてはまた後日質問させていただきた...全文を見る
11月14日第150回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは、具体的な制度につきまして若干御質問をさせていただきたいと思います。  新聞、マスコミ等で厳罰化というような見出しになりますが、私、前回も、本当に厳罰化になっているのかなということもございますが、ただ今回、処分等の見...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、実際上は個別の少年の状況を見ながら仮出獄を考えるわけでございますが、現実として延びるわけでございます。  法務御当局で結構ですが、仮出獄期間が延びることによって少年刑務所のカリキュラムというんですか、どういうような影響があるのか、また逆にかなり長期収容をする...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、御答弁の中で、現在はそんなに少年受刑者はいないということでございますが、今回原則逆送というような形になるわけで、刑事処分がふえるんだろうなというふうに想像できますが、どの程度少年受刑者がふえるというふうに予測されているんでしょうか。
○魚住裕一郎君 そんなに数は多くないだろうなとは思うところでございまして、処遇ということを私どもも与党内あるいは党内で議論するときに大変議論をさせていただいたところであります。  そんな中で、特に逆送可能年齢を十四歳までに下げるに際して、実際この十四歳、十五歳でどう処遇するのか...全文を見る
○魚住裕一郎君 それとの関連だと思いますが、今度法務省では少年処遇専従班というものを各刑務所に設置をしようと、そういうことが検討されているというふうに新聞記事に記載があったわけでございますが、これはどういうようなものなんでしょうか。
○魚住裕一郎君 それでは次に、事実認定に関連してお聞きしたいと思いますが、今回、裁定合議制という形をとる形に改正するわけでございますが、従来の一人でやっている審判とどういうふうに変わっていくのか、そしてその裁定合議制導入に当たって裁判所側の体制の整備というものはどのようになるんで...全文を見る
○魚住裕一郎君 次に、観護措置期間なんでございますが、旧閣法では最長十二週間だったと思うんですが、今回最長八週間となったところでございます。提案されているわけでございますが、これはどうして八週間なのか、御説明をお願いいたします。
○魚住裕一郎君 今の御答弁の中で、現行の四週間では足りないという認識でもあるわけですか。
○魚住裕一郎君 それで、具体的な観護措置期間なんでございますが、どういう基準で決定をするのか。また、その際には少年の教育あるいは仕事の面でのいろんな不都合も生じることがあるわけでございまして、その辺の配慮はどうお考えになるんでしょうか。最高裁、お願いします。
○魚住裕一郎君 だんだん時間がなくなってきたんですが、最後に一点だけ、検察官の関与、審判協力者という形ではございますが、審判でも一定の凶悪なあるいは重大事犯については検察官が積極的に関与、出席するといいますか、そういうことも考え得るところだと思いますが、今回の改正案ではそれはもう...全文を見る
○魚住裕一郎君 時間も参りましたので、続きは次回によろしくお願いいたします。
11月15日第150回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先ほど、両参考人の御意見を拝聴いたしました。大変示唆に富む内容で、楽しくというか有益に聞かせていただいたところでございます。  それで、佐高参考人にまずお尋ねしたいんですが、先ほど憲法番外地ということで会社のことを触れられま...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに、会社といっても町工場の二、三人でやっている会社もあれば、もう国家の枠を超えるというか、そういうような会社もあるわけで、きょうの意見を参考にしながら研究といいますか、検討を加えていきたいと思います。  次に、西部参考人、お願いをいたします。  「法はどこ...全文を見る
○魚住裕一郎君 先ほど小川委員からもお話が出たんですが、いわゆる日本民族以外の、今でも私は日本は単一民族とは言い切れない国だと思っておりますが、もっと国際的に人間の移動が多くなれば、多くの民族が今の日本のエリアに住むんだろうというふうに思うんですね。そうすると、今おっしゃったよう...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かにどの点で接線を引くのか、ただ、接線をずっと集計してその時点時点で傾向性を探っていけばまたちょっと違った局面へ行くのかなというふうに思います。  それとの関係で、先ほどレジュメの中でローカリズムとグローバリズム云々と載っていますが、これもまたどこの時点で接線...全文を見る
○魚住裕一郎君 あと一分ですから。  私もちょっと、国家が大分崩れてきているなと。ボスニアの問題にしても、人権ということで他国が爆弾を落としていくというようなことがあって、またあるいはヨーロッパもEUというような形でほとんど国家概念というのはどんどん変わってきているなと。そうい...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  前回に引き続きまして質問をさせていただきます。  前回、事実認定の適正化というような観点で検察官の関与ということをお聞かせいただいたところでございますが、今般、検察官の抗告受理申し立てということが提案されております。上告受理...全文を見る
○魚住裕一郎君 この前の閣法では抗告権、法制審議会を経てきたものが抗告権であったところが、なぜこの抗告権ではだめなのかということなんでございますが、また逆に、誤った判断をした場合ということが今ありましたけれども、一方で少年審判の手続の協力者というような立場であるわけでございますが...全文を見る
○魚住裕一郎君 今おっしゃったように、この手続の協力者という立場を考えれば、確かに抗告権という当事者のような権利を与えるのは、それ自体ちょっと理論上どうなのかなというふうに思うところでございます。  ただ、抗告受理申し立て制度と提案がされておりますが、これは一部では抗告権を付与...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに被害者側が一定の関与をするわけでございまして、そういうことまで配慮した上での御提案だということでございまして、私、なるほどというふうに納得するわけでございます。  続きまして、今度、保護処分終了後における救済手続の整備ということで、保護処分取り消し決定とい...全文を見る
○魚住裕一郎君 名誉回復ということで、確かに終了した後でも審判に付すべき事由が認められないというようなことで取り消しをするわけでございますが、これは「ただし、本人が死亡した場合は、この限りでない。」ということなんですが、これはどういう趣旨なんでしょうか。
○魚住裕一郎君 確かに刑事処分は制裁、応報、そういう刑罰の本質論といいますか、いろいろあると思いますが、ただ国家刑罰権というか、その一作用として刑事処分なり保護処分もあるんだろうと思うんですね。  つまり、国家が判断をして、刑罰権があるかないか、あるいは保護処分の事由があるかな...全文を見る
○魚住裕一郎君 今、刑事局長のお話がございましたが、高木提案者の方から非公開だ、あるいは六十一条ですか、報道等で本人が特定されないように配慮がしてある、こういうような御答弁があったと思います。  たしか衆議院の法務委員会だったと思うんですが、附帯決議で、少年の実名報道をどうする...全文を見る
○魚住裕一郎君 この六十一条の趣旨なんですけれども、今、保護処分の取り消しの関連でちょっとお聞きしたんですが、もう一度六十一条の趣旨というものを御説明いただけますか、刑事局長。
○魚住裕一郎君 わかりました。  確かにそういう観点からしてみると、悪質、重大であったとしてもそういうことは十分に配慮していく必要があるなというふうに思うところでございますが、なお司法判断が出ることを待ってさらに議論をさせていただきたいというふうに思っております。  続きまし...全文を見る
○魚住裕一郎君 少年事件の場合は家庭に問題がある、確かに私もそう思うんです。裁判官なり調査官が面接をしてということでございますが、家庭裁判所に来てくださいと言って、来る親はいいと思うんです、それだけ子供の教育に関心があるというか。しかし、関心がない親といいますか、そういう場合も多...全文を見る
○魚住裕一郎君 この訓戒とか指導とかその他の措置というのは記録上どういう形になるんでしょうか。例えば、審判廷で行ったときに調書に記載をするとか、そういうことも考えておりますか。
○魚住裕一郎君 そういう記録になって、後ほどまた民事裁判で被害者側から民事訴訟を起こされたといったような場合、家庭裁判所が、親はもっとこういうふうに指導すべきだったんじゃないですか、それにもかかわらず放置しましたねと、だから親の責任、民事上の責任もあるんですよみたいな、そういうよ...全文を見る
○魚住裕一郎君 後ほどその閲覧につきましてはお聞きしたいと思いますが、それはそれでわかりました。  次に、コピーの関係でございますが、この間新聞に法務省の方針として「少年事件 記録コピーし保管へ」というような見出しで、これは十一月六日の新聞に載っておりました。  検察庁におい...全文を見る
○魚住裕一郎君 これは新聞ですから、局長がおっしゃった方が正しいのかもしれませんが、ただこの新聞の書き方によれば、「コピーの対象となるのは、少年の供述調書と、警察から送られてきた捜査報告書となる見通し。」だと、それから「対象犯罪は、殺人や強盗殺人などの重大なものとなる」と。  ...全文を見る
○魚住裕一郎君 それでは次に、同じ謄写ということでございますが、今回、被害者側に少年審判の記録の閲覧、謄写ということを認める形になるわけでございますが、その認める理由、そしてまたどのような場合に認められるのか、あるいはこの範囲等について簡略に御説明をお願いします。
○魚住裕一郎君 前に月刊誌か何かに供述調書がそのままずらずらと載ったようなことがあったと思うんですけれども、今回、閲覧そして謄写を認めさせるということでございますが、マスコミ等に漏らした場合、どういうような対応をすることになっておるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 この第五条の二の第三項では、漏らしてはいけないというようなことが規定されているわけでございますが、その裏づけはそういう名誉毀損であるとか弁護士等の職務上の倫理に任せるというようなことになるんだと、何となく心もとないなという気も若干するところでございます。  この...全文を見る
○魚住裕一郎君 いや、だから非行事実だけですよ、閲覧、謄写できるのはというふうになっているんだけれども、こっちの第三項の方になると、「少年の身上に関する事項」と載っているものですから、少年の身上に関する事項というのは、これは非行事実の範囲に入るのかなと思うところなんですね。
○魚住裕一郎君 閲覧、謄写が三年以内という期限つきといいますか、これはどういうことなんでしょうか。
○魚住裕一郎君 次に、被害者への配慮ということで意見の聴取ということが規定されるわけでございますが、被害者の会とかあるいはテレビ等でも被害者側の意見を何も聞いてくれなかったというようなことを、私もじかにお聞きしたことがございますし、そのとおりだなと。少年事件においては被害者側は忘...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに、個別的にどうすれば一番よいのかということを裁判官に判断していただくという形で解決されたと思いますが、裁判所におかれては、ぜひこの被害者側の思いというものもよく酌んでいただきたいなというところでございます。  今回、通知制度というようなものができましたが、...全文を見る
○魚住裕一郎君 だんだん時間がなくなってきたんですが、これは被害者側への配慮ということで、その中で意見を表明するとか通知をもらうとかいろいろあると思うんです。審判廷は非公開ではありますけれども、やはりどういうふうになって裁かれていくのかということは非常に大きな関心があろうと思うん...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに、同じ少年でも刑事処分相当で刑事処分になったら公開の法廷で、だれでも聞ける世界の中でやるわけでございますが、その辺の落差が大きいなという気もいたしますけれども、物理的にも可能であればまた今後議論をしていくべきではないかというふうに私は考えるところでございます...全文を見る
○魚住裕一郎君 項目的にはちょうどよくなってきたかなと思っておりますが、あと一問だけ。  我が公明党におきましては、被害者救済、そしてまた少年の更生、社会復帰という両方の観点から、修復的司法ということが最近マスコミにも取り上げられ、また弁護士会でも提唱され、また私どもも提唱をし...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
11月17日第150回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○魚住裕一郎君 三人の参考人の先生方、ありがとうございました。  まず、山田参考人に今の修復的司法について引き続きお聞きをしたいのでございますが、確かに私どもも、少年法改正の問題とは別個にいたしまして、被害者への配慮あるいは心の傷のケアといいますか、そういう側面と、少年の更生、...全文を見る
○魚住裕一郎君 今回、法改正では傍聴は入れていないんですが、余りにもホットな状況のままで被害者側の、例えばおやじさんとかが犯罪をやったという少年を目の当たりにすれば、ホットな状態だから本当に大変なことになりかねないということになるわけですが、時間がたてば冷静になってくる。しかし、...全文を見る
○魚住裕一郎君 ありがとうございました。  引き続き、いろいろまた御教示いただきたいと思います。  それで、村井参考人、先生のレジュメの中で抗告権付与ということがあるんですが、これは抗告権は付与というような改正案じゃなくて抗告受理申し立て制度というふうになっておりますが、それ...全文を見る
○魚住裕一郎君 では、結構です。上告受理申し立てという制度もまた別途あるわけでございますから、それと類推した形で立法されたものというふうに考えております。  終わります。
○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。三人の参考人の皆様、貴重な御意見を本当にありがとうございました。  まず、武参考人からお聞きしたいんですが、本当に胸にずしんとくるお話でございました。今回の少年法改正案の提案者の皆さんにお話を聞きますと、今話に出ました原則逆送とい...全文を見る
○魚住裕一郎君 続きまして、千葉参考人にお聞きしたいんですが、先ほど新しい処遇形態、私どもも少年法を改正するだけじゃなくて、その後の少年の処遇というのは、社会復帰あるいは少年の更生というのは非常に大事だなというふうに考えておりまして、先ほど修復的司法という御提案もございますが、こ...全文を見る
○魚住裕一郎君 私どもも中間施設といいますか、少年院から出てすぐ家に帰るのではなくして、まさに中間的な段階で環境整備をしたり、何かグループホームというような形で中間施設を設けて、そこでまた、施設処遇をされた者だけではなくして、虞犯少年までも通所させてみたり、そういうことが何とかで...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
11月22日第150回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○魚住裕一郎君 気分を変えて質問をさせていただきたいと思います。  けさの冒頭の質問は、内閣不信任案に関連しての質問でございました。私も、非常に気にかかるものですから四時ぐらいまでテレビ中継を見ていたところでございますが、本当に日本の政治が一体どういう方向へ行くのかと本当に気を...全文を見る
○魚住裕一郎君 今はそういう状況でございますけれども、ぜひ引き続き手厚い就職できるような手だてを打っていただきたいというふうに思います。  それから、大人だけが避難しているわけじゃございませんで、子供たちも避難しております。  今、東京都のあきる野にあります秋川高校に合計三百...全文を見る
○魚住裕一郎君 阪神・淡路大震災のときにも、先生方のフォローにつきましていろいろ地元神戸市あるいは兵庫県の方でやっておられたこともございまして、そういうことも参照しながら対応策を一緒に考えさせていただきたいと思います。  それで、こういう災害における生活の再建といえばやはり被災...全文を見る
○魚住裕一郎君 これは今ガスが出ているわけですね。なかなか調査できない、十戸全壊したというのが調査できないというような話があるんですが、ただ、テレビニュースを見ると、マスクをつけてカメラマンが行っているわけですね。できるじゃありませんか、調査は。どうなんですか、そこの部分は。
○魚住裕一郎君 ぜひ一刻も早くということでよろしくお願いをしたいと思います。  私どもも現場の人あるいは島の関係者から聞きますと、もう十戸以上当然そういう状況ですというようなお話を伺っておりまして、ガスがあるから行けないからということだけではちょっと現場の、東京あるいは全国に散...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ年内に支給できるように手を打っていただきたいというふうに思います。  関連質問をお願いします。
○魚住裕一郎君 終わります。
11月24日第150回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の皆様、御苦労さまでございます。  大分議論も深まってきたなというふうに認識をしているところでございますが、今質問にもございましたように、現場の運用というようなことが問題になってこようかというふうに思っております。そし...全文を見る
○魚住裕一郎君 余り大きな議論になりませんでしたが、今回は裁定合議制というものも採用となります。従前は一人で一生懸命やられてこられたわけでございますが、従前の少年審判と比べてどういうふうに変わっていくのか、この点につきましても御答弁をお願いいたします。
○魚住裕一郎君 それから、今回、改正案で観護措置期間が最長で八週間ということになっておるわけでございますが、そんなに必要ないという意見もあれば、いやもっと長くなきゃいけないんじゃないかというような御意見もございます。実務的にこの期間というものをどのようにお考えになりますか。
○魚住裕一郎君 最長八週間というような形でございますが、この観護措置期間の長さの決め方ですが、どういう基準で決めていくのかお示しください。
○魚住裕一郎君 それから、今審議している法案では審判に検察官が関与するという場面が生ずるわけでございますが、検察官が審判に関与した場合どのような形で審判を行うことになるのか、その想定しているところをお述べいただきたいと思います。
○魚住裕一郎君 では具体的に、例えば証人尋問が必要になる場合、どういうふうな形でやるのかなと思うわけであります。  対審構造であれば、申し入れをして、法文上はまず裁判官から聞くような形になっておりますが、例えば検察官が申し出た証人につきましては、裁判官から聞くのかあるいは検察官...全文を見る
○魚住裕一郎君 ぜひ、適正にといいますか、運用をお願いしたいと思います。  続きまして、先般、平成十二年度補正予算が成立したところでございますが、法務御当局におきましても、今少年法を議論しているところであり、少年の健全育成あるいは保護矯正ということに関しまして大変多大な関心が集...全文を見る
○魚住裕一郎君 確かに更生保護施設整備につきましては、当初予算では一億四千万、全面改築は二カ所だけというようなところで、一気に一・五倍というものも計上されて、本当に更生保護施設を充実させようという意気込み、私もそのとおりとも思いますし、もっともっとするべきじゃないかというふうに考...全文を見る
○魚住裕一郎君 積極的な、前向きな御答弁ありがとうございます。  そういう見直しの中で、例えば委託費も入所者数というような基準になっているようでございますが、それも定員制というような形でやった方がいいんではないかと。また、個々気がついた点を含めて発信をさせていただきたいというふ...全文を見る
○魚住裕一郎君 お昼前になりましたのでそろそろ終わりにしたいと思いますが、提案者各位におかれましては、ことしの夏休みを返上して一生懸命議論されここまでおまとめになられたこと、本当に敬意を表するところでございます。  この少年法の改正だけで今の問題についてすべてが解決するというこ...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。
11月28日第150回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の皆様、御苦労さまでございます。  二十一世紀は人権の世紀というふうに言われておりまして、私どもも、二十一世紀こそ人権が最大限尊重され、風通しのいい社会にしなきゃいけない、そんな決意で取り組んでおるところ、今回、人権教...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこで、提案者の皆様にお聞きをしたいんですが、拝見をさせていただきました目的、定義、そして基本理念、各主体の責務というもの、そして基本計画というものを報告させ、財政上の裏づけをという、そういう目の行き届いた法案化というふうに承知をしますが、実はかなり概括的なという...全文を見る
○魚住裕一郎君 そこで、先ほども御紹介があったわけですが、人権教育のための国連十年に関する国内行動計画、ことしの九月二十一日ですか、そういう策定がされているようでございまして、そこでも人権教育という言葉が使われております。また、先ほどの人権擁護推進審議会、ここでも人権教育という言...全文を見る
○魚住裕一郎君 次に、第三条に基本理念が掲げられております。まさに国及び地方公共団体への指針ということでございますが、人権尊重の理念をしっかり理解し体得できるようにということでございます。もちろん、そのためにさまざまな機会を提供し、効果的な手法を採用するというのは当然かと思うんで...全文を見る
○魚住裕一郎君 まさに国民それぞれ各人の心のあり方が最大の課題とも言えるわけでございますが、次に第四条で「国の責務」、第五条では「地方公共団体の責務」、次に「国民の責務」というふうになっているんですね。自主性の尊重と言いながら、一方でまた国民の責務というような記載になっております...全文を見る
○魚住裕一郎君 国が基本計画を策定して実施していくという形になるわけですが、八条で「年次報告」という項目が立てられております。この八条の報告というのはどの省庁が行うことになるんでしょうか。
○魚住裕一郎君 人権擁護推進審議会の答申、それは諮問第一というところから出ているわけでございますが、これはあともう一省庁なかったでしたか、その関係はいかがなんでしょうか。文部と法務だけだったでしょうか。
○魚住裕一郎君 確かに、職業、就職の際の差別等があった場合は労働省等も関係するわけですから、そういうふうな報告もあるのかなというふうに考えておりまして、十六省庁、それをまとめて「政府」という表現になったんだろうというふうに拝察をいたします。  ここで、この第八条に「政府が講じた...全文を見る
○魚住裕一郎君 基本計画を策定しますね。基本計画を立てて、それに基づいて講じようとする施策というのがあるのかなと。それで終わって、経過して講じたというふうになるんでしょうけれども、たしか予算でも来年度予算と決算で二年ぐらい前の財政運営についてのレビューをするわけでございますが、た...全文を見る
○魚住裕一郎君 終わります。