牛嶋正
うしじまただし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月19日 | 第108回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○牛嶋公述人 初めに、このような機会をつくっていただいて、意見を述べさせていただくことを心からお礼を申し上げます。 限られた時間でございますので、私は六十二年度予算案の審議の中で焦点になっております税制改革、特に売上税の導入について意見を述べさせていただきたいと思います。 ...全文を見る |
○牛嶋公述人 非課税品目を見ますと、恐らくほとんど消費財が主でございます。その場合に、免税でいくかあるいはゼロ税率でいくかというのは極めて重要な意味を持っておりまして、ゼロ税率の場合には、消費財が原料からずっと加工されて、これまでかかってきた税がこれは全部免除になるわけでございま...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 これは先ほど私、意見を述べさせていただいたときに申しましたように、それぞれの国で付加価値税あるいは売上税を導入する以前の税制というのは非常に関連しているわけですね。イギリスの例を言いましたけれども、イギリスの場合には仕入れ税といった、日本の物品税と比べてやや税範囲が...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 今のお話でもう一つ、私韓国のお話をしたいと思いますが、韓国も付加価値税を導入する場合にその問題が出てきたわけですが、先ほど申しましたように営業税というのがありまして、その営業税は非常に大型な間接税でしたから、もう既にそれに対して税務職員が配置されていたわけですね。で...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 売上税とかあるいは付加価値税の説明をする場合に、税負担が最終的な消費者に転嫁していくプロセスを非常に単純な直線的な生産工程といいますか、原料が加工されてそして製品になって、それが卸売段階、小売段階を経て消費者にいく、こういう非常に直線的な取引形態でもって説明されてい...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 まず最初の御質問でございますけれども、今回の税制改革で政府がその改革案をまとめていく場合にやはり一番最初にはっきりさせなければいけなかったのは、シャウプ税制以降の所得税を中心にした我が国の税体系というものをそのまま引き継いでいくのか、それともここでこれまでの我が国の...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 先ほども言いましたように、直間比率が適正かどうかというのは結果として出てくるわけでありまして、それを最初に掲げて税制改革を行うということは間違いではないかというふうに私は思っております。 | ||
○牛嶋公述人 先ほども言いましたように、形の上ではそうでありますけれども、経済の実態というのは非常に複雑であります。特に、市場におきまして、売り手市場であるかあるいは買い手市場であるかということは、価格を決定する場合に非常に問題になるわけであります。そこのところも、完全競争であれ...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 税の分類の基準はいろいろございます。例えば、だれに課税するかで分類いたしますと、この売上税も企業に対する課税でございますから、法人税と同じように企業課税というふうな分類もできようかと思います。しかし、その税負担がどういう所得源泉で負担されているかということになります...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 我々分類する場合に、消費税は全部ひっくるめて売上税というふうに―今使っておる売上税と違います、セールスタックスと言っておりますが、それをまた二つに分けまして、特定の商品に課税される個別消費税、それからすべての商品を一応課税対象にする一般消費税に分けます。それからいき...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 私は、事務負担というのは売り上げ全体の額じゃなくて、売り上げの回数、取引回数が非常に問題になってくる、こういうふうに思います。したがって、大企業の場合にはもちろん売り上げ総額は非常に大きいわけですが、回数からいいますと、むしろ中小企業の方が多く回数がふえできます。今...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 私は、五十六年から行われております財政再建で一番大きな影響を受けたのは地方自治体ではないかというふうに思っております。私は、地方自治体というのは、五十年の地方財政の危機以降非常に内部努力をしてまいりまして、それなりの行政能力を高めてきていると思います。そういう意味で...全文を見る | ||
○牛嶋公述人 地方自治の観点から申しますと、そういった補助金等の依存財源というのはできるだけ少ない方がいいと思います。ですから、依存財源を削る、すなわち補助金を抑えていくということであれば、それだけ今度は自主財源、地方税の方で手当てしていけば、これは全体から見ますと地方自治は前進...全文を見る |