牛嶋正

うしじまただし



当選回数回

牛嶋正の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
12月05日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○公述人(牛嶋正君) ただいま紹介にあずかりました牛嶋でございます。最初に、このような機会を与えていただきましたことについて心からお礼を申し上げたいと思います。  今回の税制改革を通して国会の内外で行われてきた議論、それから今国会での参議院における論議、さらには自民党税制調査会...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 私、この問題を考えるに当たりまして、日本の税制とそれから今引き合いに出されました西ヨーロッパの国々、アメリカも含めてでもいいと思いますけれども、税制の最も大きな違いは法人税にあるんですね。我が国の今の法人税の税収に占める割合というのは、御承知のように三〇%を...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 先ほど私は租税原則を三つ挙げましたけれども、実はこれを並べるだけでは問題があると思うんですね。というのは、公平の原則を強く主張していきますとどうしても税制が複雑になります。ですから、簡素の原則に反するわけです。今度は逆に簡素の原則を重視しますと公平の原則が崩...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 今和田先生もおっしゃいましたように、恐らくねらいとしては消費税が持っている逆進性を少しでも緩和したい、言うならば公平の原則に焦点を合わせた見直しであったというふうに思いますね。しかしそれによりまして、一方で簡素の原則、これが非常に後退することになるわけです。...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 私は、今回の参議院のこの特別委員会での議論というのは、先ほどもだれかおっしゃいましたように、国民が注視していると思うんですね。そして、消費税反対を唱えている納税者も、それが廃案になった後それじゃ高齢社会に向けてどういうふうな長期税制を考えているのかというこの...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 私もそうだと思います。そういう意味では、この七月の参議院選挙でまず、参議院選挙ではありましたけれども、納税者のそういった意見がかなりはっきり出てきたと思いますね。しかし、二つの院がございまして、両方とも通過しなければ廃止案も成立いたしません。そうしますと、私...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 先ほども申し上げましたように、明確の原則から申しますと非常にわかりにくい部分がさらにふえた。先ほど申しましたように、食料品に関しましては事業者の規模にかかわらずすべてが免税業者ということになってしまいますね。そうしますと、消費者がこれまで税を払ってきて、先ほ...全文を見る
○公述人(牛嶋正君) 私、サラリーマンの所得税につきまして、今の給与所得控除が果たして妥当であるかどうかということを、典型的なサラリーマンを何人か選びまして、その経費のうち必要経費と見られるものを算定してやってみました。そうしますと、今の給与所得控除というのはかなり必要経費を多く...全文を見る