牛嶋正

うしじまただし



当選回数回

牛嶋正の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月08日第141回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第1号
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○牛嶋正君 きょうは委員長のお計らいで平成会の牛嶋として質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  先ほど安定化の緊急対策の御説明を大蔵大臣からお聞きいたしましたが、細かな点につきましてはまた通常国会で御議論させていただくということにいたしまして、安定化を進めていく場...全文を見る
○牛嶋正君 もう少し具体的な話にちょっと入らせていただきますけれども、早期是正措置の適用、先ほど本年の四月一日とおっしゃいましたが、国内基準につきましては何か一年延期するというふうな措置も考えておられるようですけれども、これは明らかに貸し渋りの問題と関連していると思うんですが、こ...全文を見る
○牛嶋正君 今の横並びの意識というのは私もよくわかるんですが、これは対象区分をするときの基準を自己資本比率一本でやっておられますね。私はそこに問題があるのかなというふうに思うんですね。もう少しやっぱりいろんな指標を組み合わせて区分をする。そうすると、自分のところは自己資本比率はこ...全文を見る
○牛嶋正君 とりあえず我が国の金融市場を立て直さなきゃいけません。そして、金融システムを安定したものに再構築していかなきゃいけないわけでありますが、この安定化策の進め方について私は大きく二つの方向があるのかなというふうに思っております。  一つは、ある金融機関が破綻いたしまして...全文を見る
○牛嶋正君 私は、今の銀行局長のお話はよくわかります。あえて二つに類型化したわけでございますけれども、もちろん場合によっては救済型あるいはリストラ型というふうな使い分けが必要になってくると思います。しかし、私はそういう使い分けで今の金融の危機状態というのは乗り切れるのかなというふ...全文を見る
○牛嶋正君 今の問題について議論を始めますとまた用意いたしました質問ができませんので、これもまた次回に回させていただきまして、次の質問に入らせていただきます。  山一証券の破綻の直接の原因になりました簿外債務につきましては本委員会におきましてもしばしば取り上げられた問題でありま...全文を見る
○牛嶋正君 非常にお答えにくいのではないかと思って、ちょっとこの質問をやめておこうかなと思ったんですけれどもあえてさせていただきましたが、それじゃちょっと話題を変えさせていただきます。  証券市場で一日平均の売買局を株数で発表しておりますね。私、これをずっとバブル以降たどってみ...全文を見る
○牛嶋正君 私、この問題を取り上げましたのは、先ほどから言っておりますリストラ型の金融安定策と非常に関連してまいりますのでこういう質問をさせていただいたんですが、私は問題はむしろ銀行の方にあると思うんですね。やっぱり銀行も同じような状況になっているんじゃないかと。バブルのときにか...全文を見る
○牛嶋正君 終わります。
○牛嶋正君 平成会の牛嶋でございます。  きょうは、せっかくの総理の御出席でございますので、少し長期的な視点で総理のお考えをお尋ねしたいと思っております。  それは、もう二十一世紀には少子・高齢社会が確実にやってくるわけであります。そこで、どのような経済運営を展開していけば国...全文を見る
○牛嶋正君 今のお答えの中で、二十一世紀の金融システムを構築していくに当たりましては国際的な市場に通用するというふうなお話がありました。それは言いかえますと、我が国の金融システムもやはりグローバルスタンダードを身につけていかなきゃならないということだろうと思います。  しかし、...全文を見る
○牛嶋正君 それでは、もう一問だけお尋ねさせていただきます。  私も今の総理の見解とほぼ近い見解を持っております。今の消費需要の停滞もやっぱり国民性というものをもう一度考え直す必要があると思います。ただ減税すればいいというものではないと。国民性としましては、日本人というのは非常...全文を見る
○牛嶋正君 私も峰崎さんにかなり近いんですけれども、公的資金を導入するとき私は三つの前提を考えております。  その一つは、やっぱり公的資金を使うわけですからきちっと根拠が明確であるということ、これが第一だと思うんです。  第二番目は、公的資金配分の公正なルールを確立する、そし...全文を見る
○牛嶋正君 今申しましたように、ランクづけというのは非常に大ざっぱでいいと思うんですね。そして、私はランク四に分類するのがポイントだと思っておりますが、今おっしゃいましたように、それは一つの指標ではそこに入るのか入らないのかというようないろんな問題が出てまいりますけれども、複数で...全文を見る
○牛嶋正君 今の広中先生のお話に関連してですが、私はむしろ議員間で楢崎先生にちょっとお尋ねしたいんですが、先ほども今やらなくてはいけないというお話で、それは恐らく四月一日からのビッグバンのことをお考えだと思うんです。  そうしますと、この三十兆のお金を考える場合、今の危機的状態...全文を見る
01月12日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第1号
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○委員長(牛嶋正君) 一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、本委員会の委員長に選任されました牛嶋正でございます。  本委員会に課せられた役割を踏まえて、皆様方の御指導、御協力を賜り、公正かつ円滑な委員会運営に努めてまいりたいと存じま...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牛嶋正君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に芦尾長司君、野村五男君、江本孟紀君及び加藤修一君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十九分散会
01月14日第142回国会 参議院 本会議 第2号
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○牛嶋正君 私は、総理大臣及び大蔵大臣の財政演説に対し、公明を代表し質問を行います。  年明け五日の東京市場の相場は、平成十年の我が国経済の動向を占うという意味から多くの人々の注目を集めました。しかし、政府が十二月に打ち出した二兆円減税を初めとする景気対策及び金融システムの安定...全文を見る
01月30日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。  きょうは時間も限られておりますので、今議論になっております二兆円減税の景気に与える効果に限定いたしまして若干の質問をさせていただきたいと思います。  景気浮揚のための財政政策、これまで公共投資と減税政策がとられてまいりましたけれども、こ...全文を見る
○牛嶋正君 そのとおりなんですけれども、家計調査のデータを使って調べますと、家計調査では五分位階級別の限界消費性向を出しているんですね。それではっきりしていることは第一分位から順番に限界消費性向は下がっていくわけです。八年度の家計調査で私調べますと、第一分位のところが大体五〇%ぐ...全文を見る
○牛嶋正君 私は、政策をする場合に、恐らく政策の効果、これは今回の減税の場合ですとその政策をするためのコストは二兆円、この二兆円のコストを使って二兆円以上の効果を引き出さなければ私は政策としては合格の政策じゃないんじゃないかというふうに思いますのでこういう議論をさせていただくわけ...全文を見る
○牛嶋正君 その考え方でしたら、私はどんな手を打ってもだめじゃないかと思います。  と申しますのは、一つの例として消費パターンの変化を見ていきますと、耐久消費財に対する消費パターンがかなり変わってきているんですね。家電製品とか家具、それから自動車など、これは恐らく普及率がもうほ...全文を見る
○牛嶋正君 もう一つ消費が停滞している要因ですけれども、これも家計調査で消費パターンの変化を見ていくのに、消費支出項目でどういうふうにその構成比が変わるかということを見ますね。はっきり言われておりますように、物からサービスへずっと需要が移ってきているわけです。  このサービスの...全文を見る
○牛嶋正君 終わります。
02月03日第142回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○牛嶋正君 私は、公明の牛嶋正でございます。  きょうは、お二人、お忙しいところ御出席いただきましてありがとうございました。私の持ち時間は十五分というふうに非常に限られておりますので、時間配分を考えまして、まず近藤参考人からお尋ねをしてまいりたいと思っております。  今問題に...全文を見る
○牛嶋正君 もう一つお尋ねしたいんですが、こういった民間の金融機関の貸し渋りの状況のもとで、いろいろ政府系金融機関の対応もありますし、それからまた、私は地方によりましては地方自治体の対応もあると思いますね。すなわち、市町村の商工行政の中でいろいろな対応がなされていると思いますが、...全文を見る
○牛嶋正君 市町村の中で商工行政というのはかなり力を入れておりますね、特に商店街の育成の問題とか。そういった中でこの貸し渋りの問題に対して何か具体的な提案なんかはなされているのかどうかということをお聞きしたわけでございます。
○牛嶋正君 それでは、佐伯参考人に御質問させていただきたいと思います。  私は、金融システムの安定化を着実に進めていくためには、少なくとも自己責任原則の確立、それから情報開示の徹底、市場原理の活用、この三つの前提をきちっと整えていかなければならない、こんなふうに思っております。...全文を見る
○牛嶋正君 この癒着構造の背景に何があるのかというふうに考えてみたんですけれども、やはり天下りの構造、これが非常に大きくその背景にあるような気がいたします。これについて佐伯参考人はどのようにお考えでしょうか。
○牛嶋正君 今回のこの事件を考えてみますと、私はもう一つ非常に大きな問題を抱えているような気がするわけでございます。  先ほども申しましたように、金融システムの安定化を進めていく前提で情報の公開というのは非常に私は重要だと思います。これは総理もフリー、フェアというふうな言葉を使...全文を見る
○牛嶋正君 どうもありがとうございました。  終わらせていただきます。
02月10日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第3号
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○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。松永大臣に対しましては初めて御質問させていただくわけでございますけれども、よろしくお願いいたします。  今の議論もありましたけれども、住専処理政策以降、金融システムの安定化のためにいろいろな対策が今日まで打ち出されてまいりました。住専処...全文を見る
○牛嶋正君 政策論の中にポリシーミックスという考え方がございます。これは、複数の政策目標を掲げる場合には、それを実現していくためには複数の政策手段が必要であるということをポリシーミックス、こんなふうに言っているわけですね。ですから、今おっしゃいましたように、今回の政策目標が二つあ...全文を見る
○牛嶋正君 今、私がなぜそんなことを申し上げたかと申しますと、やはり二つの目標の違いは、同じ公的資金の供給をするにいたしましても、おのずからその場合の判定基準みたいなものは異なってくるのではないか、こういうふうなことで申し上げたわけであります。ですから、この点につきましては二法案...全文を見る
○牛嶋正君 この三つの前提条件というのは、結局個々の金融機関がみずから整えていかなければならない前提であるというふうに私は思っております。そこで初めて個々の金融機関の自助努力、あるいはリストラや合理化への努力というものが図られていくわけですね。  それじゃ、その場合、金融行政は...全文を見る
○牛嶋正君 今、私が申しましたように、今回の金融システム安定化のための緊急対策がうまくいくのかどうかということになるわけですけれども、そのためには、先ほどから言ってまいりました個々の金融機関がこの三前提条件というものをどういうふうに考えて、そしてその条件に従って自助努力をしようと...全文を見る
○牛嶋正君 この三前提条件を考える上で、私は、今回の大蔵検査官の汚職事件といいますか逮捕事件というのは、これは金融機関側にこれらの三条件がまだまだ整っていなかった証明ではないかなというふうに実はとらえておりまして、そういう意味でこれからさらに安定化を進めていかなければならない時期...全文を見る
○牛嶋正君 こういうふうなことが起こってまいりますと、金融機関側からの情報、それだけじゃなくて金融行政側が検査を通じて得た情報、そういったものに対しても国民は果たして信頼を置くのかということですね。これは非常に大事な問題でございまして、そのために今回は五十五分という時間をいただき...全文を見る
○牛嶋正君 ですから、今やらなきゃいけないことは何かということですね。  私は、やっぱり国民の金融行政、それからまた金融機関に対する失われた信頼を回復する以外には方法はないのではないかというふうに思っております。むしろ、ああいう事件をきっかけにこの際ここのところをきちっとしてい...全文を見る
○牛嶋正君 大蔵省の役人というのは私は優秀な人ばかり集まっていると思いますし、また大蔵省に入られたときには国のためにという崇高なお気持ちが強かったのじゃないかと思います。そういう気持ちがいつまで続くのかということですけれども、それに最も大きな影響を与えるのはやっぱりシステムではな...全文を見る
○牛嶋正君 今、大臣の方から、大蔵省に集中している権限の分散の問題を行政改革を通じて進めているというお話をされました。  私は、天下りの構図を解消するためにはやっぱりそこが問題だろうと思います。結局、癒着構造というのは、利益を受ける側と与える側、相互が歩み寄るわけでございますか...全文を見る
02月13日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋正でございます。私も、非常に限られた時間でありますけれども、大蔵大臣に対しまして若干の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  昨年の秋の金融機関の相次ぐ破綻により預金者の不安と動揺が広がりつつあったころに比べますと、ことしに入ってからの...全文を見る
○牛嶋正君 幾つかある懸念の一つなんですけれども、預金の全額保護のための対策をとられましたけれども、これに関連いたしまして私一つだけちょっと懸念するところがございます。  それは、恐らく一般金融機関と信用組合に対する預金者の信頼度といいますか、信用度といいますか、これはやっぱり...全文を見る
○牛嶋正君 今回の措置によりまして預金保険機構に新設されます金融危機管理勘定でございますが、この勘定がうまく機能していって金融システムの安定化に寄与していくためには、この勘定が国民の目から見て極めて透明な形で運営されなければならない、これが大前提ではないかと思います。しかも、十三...全文を見る
○牛嶋正君 その審査委員会、この構成メンバーをいろいろとお考えになっておられますが、これが公正、公平に幾ら行われても、審査基準に裁量が入るような余地があればなかなか透明性を確保することは難しいのではないか、私はこんなふうに思っております。  この審査基準に当たりましては、二つに...全文を見る
○牛嶋正君 私、これは提案でございますけれども、アメリカのRTCの場合にもそうですけれども、コストテストというのをやりますね。ですから、申し出があった金融機関に対しまして公的資金を投入するその資金量と、それによって今おっしゃいました信用秩序が回復するあるいは地域経済の安定化が図れ...全文を見る
○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  私は、今の御議論を聞いておりまして、行政側がいかに適切な安定化策を提示いたしましても、金融システムの安定化を着実に進めていくためには、結局は個々の金融機関が徹底した情報開示を行い、リストラを進め、そして融資対応力...全文を見る
○牛嶋正君 私は少し残念に思っておることがございます。  この間も当委員会におきまして大蔵省の方にお尋ねしましたところ、護送船団方式からは完全に脱却しているんだというふうなお答えをいただいたわけですけれども、今行われております金融行政を見てみますと、まだやっぱりところどころで金...全文を見る
○牛嶋正君 実はこれだけはきょうは首相に聞いて帰りたいという質問を用意してまいりました。  先ほどの大蔵大臣に対する質疑の中でも述べさせていただいたんですけれども、このところ金融市場は小康状態を保っているのではないか、こういうふうに思っておりますけれども、経済の実態の方は、二月...全文を見る
○牛嶋正君 終わります。
○牛嶋正君 私は、公明を代表し、ただいま議題になりました預金保険法の一部を改正する法律案に賛成の、金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案に反対の討論を行うものであります。  まず、申し上げたいことは、三十兆円に達する公的資金を導入せざるを得なくなった政府の責任が不明確で...全文を見る
02月17日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  国会等の移転に関する調査を議題といたします。  本日は、国会等移転審議会の審議状況等について政府から二十分程度説明を聴取した後、四十分程度自由に質疑を行うことといたします。  それでは、ま...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) 次に、林国土庁大都市圏整備局長より御説明いただきます。
○委員長(牛嶋正君) 以上で説明の聴取は終わりました。  これより質疑を行います。  本日は、あらかじめ質疑者を定めず、委員には懇談形式で自由に質疑応答を行っていただきます。質疑を希望される方は、挙手の上、委員長の指名を待って質疑を行っていただきたいと存じます。また、委員の一...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) 大丈夫ですよ。
○委員長(牛嶋正君) 予定しておりましたのは四十分程度でございまして、大体五分超過をしております。しかし、非常に大事な御質問でございますので、この保坂委員の御質問を最後にしたいと思います。
○委員長(牛嶋正君) いえいえ、だめなことはございません。  それでは、ちょっと保坂委員の御回答を延ばして、先に御質問をお聞きすることにいたします。
○委員長(牛嶋正君) それでは、今の御質問をまとめて、これで終わらせていただきますので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。
○委員長(牛嶋正君) 御意見も尽きないようですが、本日の調査はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時十六分散会
03月12日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する調査のため、本日、参考人として武蔵工業大学環境情報学部教授中村英夫君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ご...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(牛嶋正君) 国会等の移転に関する調査を議題とし、参考人から御意見を承ることといたします。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  中村参考人におかれましては、御多忙のところ当委員会に御出席賜りまして、まことにありがとうございます。  本日は、忌憚のない御意見を...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) どうもありがとうございました。  以上で参考人の意見陳述は終わりました。  これより参考人に対する質疑を行います。  本日は、あらかじめ質疑者を定めず、委員には懇談形式で自由に質疑応答を行っていただきます。質疑を希望される方は、挙手の上、委員長の指名を...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) それでは、今の保坂委員の申し出につきましては理事会、理事懇の方でまた御検討させていただき、前向きに検討したいと思います。
○委員長(牛嶋正君) ちょうど予定いたしました時間が参りました。  他に御発言もないようですから、参考人に対する質疑はこれにて終了させていただきます。  この際、参考人に一言お礼を申し上げます。  中村参考人におかれましては、大変お忙しい中、当委員会のため貴重な御意見をお述...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第7号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。    〔委員長退席、理事楢崎泰昌君着席〕  私も昨日明らかになりました日銀の不祥事に関しまして質問させていただきたいと思っておりますが、前の野村委員、それから今の伊藤委員、お二人も御質問されましたし、私も非常に時間が限られておりますので、...全文を見る
○牛嶋正君 それで、銀行の場合、その体力ないしは融資対応力というのは一応早期是正措置にも見られますように自己資本比率というふうな非常に明確な指標があるわけですけれども、証券会社の場合、それに当たるようなものが何か考えられるのか、証券会社の体力というものを測定する場合の指標としてど...全文を見る
○牛嶋正君 四大証券と言われてまいりまして、我々も四大証券に対しましては信頼を置いていたわけですが、その一角であります山一証券が崩れてしまったわけですが、今おっしゃいました体力をはかる指標から見てこの山一証券の破綻というのは十分に説明できるわけでございますか。
○牛嶋正君 やはり、幾らそういった体力測定基準を明確なものをつくりましても、そこに含まれないようないわゆる簿外負債みたいなものが見つけられないということになりますと全然意味がなくなりますので、その点できるだけ今おっしゃいましたような方向で厳格な基準をおつくりいただきたい、こんなふ...全文を見る
○牛嶋正君 今のお話ですけれども、資金の調達側は確かに直接金融の形で長期の資金を調達したいという需要は非常に大きいと思うんですが、資金の供給が特に個人の場合を見ますと我が国の場合はローリターンであってもローリスクというふうなものを選好してきたのではないかというふうに思うわけです。...全文を見る
○牛嶋正君 平成十年度の税制改革でも、この前大蔵大臣から所信をお聞きいたしましたが、有価証券取引税、それから取引所税の税率引き下げが提案されております。それからさらに、今御説明がありました投資信託の整備、それから株式売買委託手数料の完全自由化、こういうふうなものも打ち出されている...全文を見る
○牛嶋正君 いろいろ個人の株式保有率を高めるための施策をお聞きいたしましたけれども、私はやっぱり我が国の国民の資産に対する選好態度から考えますと、大蔵省が進める金融行政というものが公正で透明であるということ、それからまた証券会社の経営の内容が公正で透明であるということが大前提では...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。  私はことしに入りましてから、昨年四月以降の消費の動向を中心にいたしましてバブル以降の個人消費の推移を家計調査のデータを使いまして分析をしてまいりました。きょうはこの分析結果に基づきまして、景気対策と財政構造改革の関連について御質問を...全文を見る
○牛嶋正君 今、私も不透明感というような言葉を使いましたけれども、この前、代表質問をさせていただいたときには複合不安というふうな言葉を使わせていただきました。そういうことで、幾つかの不安に関する要因が絡まっていることはもう確かでございます。  それで、政府の御説明を聞いておりま...全文を見る
○牛嶋正君 企画庁長官は昨年の秋以降の個人消費の動向について非常に分析されているようですけれども、私は、今私が議論しております個人消費の低迷が一時的なのか、それとも長期的な傾向を持っているのかということを議論するためには、もう少し時間を延長して議論しなければならないのではないかと...全文を見る
○牛嶋正君 資産効果に関しましては、今皆さんのお手元にお配りしております消費関数のところを説明するときにまた用いさせていただきたいと思います。  この平均消費性向が一定の水準を維持するということと平均消費性向が下がっていくということ、これは経済を運営していく場合に非常に重要な意...全文を見る
○牛嶋正君 ここのところが非常に大事でございますので、私なりにちょっと分析をさせていただいたんですけれども、皆さんのお手元に配ってありますが、昭和五十五年から平成八年まで、毎年じゃございませんけれども、家計調査の五分位階層のデータを使いまして毎年の消費関数を出しました。それを写し...全文を見る
○牛嶋正君 ちょっと先回りされまして、私が順にお尋ねしようと思っていたのに成績のいい学生さんは先回りして答えますね、困るんですけれども。  今申しましたように、消費の所得弾力性が一以下ですので、ですからその分をほかの需要で補っていかなければなりません。結局、これは内需ということ...全文を見る
○牛嶋正君 それでは、住宅投資の見通しにつきまして建設大臣にちょっとお尋ねしたいと思います。
○牛嶋正君 いろいろお聞きいたしますと、目標値は確かにかなり高い水準のものをお立てになっておりますけれども、その実現ということになりますと、これまでの経緯を振り返ってみますとなかなか難しいのではないかと思います。  それで、先ほど〇・六という数字がわからないというふうにおっしゃ...全文を見る
○牛嶋正君 一・〇ということになるわけです。  私はこれはもう公共投資によらざるを得ないというふうに思っております。そういう意味で、私はもう一度公共投資を経済政策のかなめに据えなければならないのではないかというふうに思っております。  問題は、そのためには幾つかの環境を整えな...全文を見る
○牛嶋正君 ちょっとお断りしたいんですが、同僚の風間理事に関連質問をさせていただきたいと思うんですが、よろしゅうございますか。  非常に答えははっきりしておりまして、先ほど私は経済政策の中軸……(発言する者あり)
○牛嶋正君 まだ一分ありますので。  先ほども申しましたように、公共投資を一定の伸びで伸ばすというのじゃございませんで、もう一度経済政策の中心に置くということ、経済政策、財政政策の手段に使うということです。ですから、民間住宅が伸びたりあるいは企業の設備投資が伸びた場合には、公共...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号
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○牛嶋正君 私は、公明の牛嶋でございますが、きょうは法人税を中心に質問させていただきたいと思います。  我が国ではまだ少子・高齢化の進展の速度は衰えずに進んでおります。さらに、グローバル化も進んでいるわけです。こういう形で二十一世紀を迎えようとしているわけですが、その二十一世紀...全文を見る
○牛嶋正君 それもあるでしょうけれども、私は課税当局から見てやっぱり法人税というのは取りやすい税ではなかったのかなというふうに思います。  そのことは、今こういう資料をいただいておりますけれども、この百三十七ページに「法人税率の推移」というグラフがございまして、これと私が今申し...全文を見る
○牛嶋正君 それで、私は、遅過ぎたということなんですが、それはやっぱり平成六年度の税制改正、これが一つのチャンスであったと思いますね。この平成六年度の税制改正というのは、政府税調が平成五年の十一月に中期答申を出しておりまして、それに基づいて行われた税制改正であります。平成元年の消...全文を見る
○牛嶋正君 その課税ベースを広げて税率を下げるというやり方、これはやっぱり先ほどから言っておりますように法人税依存体質からまだまだ抜け切れていないというふうに私は解釈をしております。  それで問題は、この所得、消費、資産に対する課税の間のバランスをとっていくという中で、それじゃ...全文を見る
○牛嶋正君 先ほど私は右肩上がりの経済では法人税依存型の税制というのは非常に財政運営をやりやすくするというふうに申し上げました。多分そうだと思います。それから、やはり今のように経済が余り振るわないときには法人税に依存するといってもなかなか難しい点があろうと思います。  これまで...全文を見る
○牛嶋正君 やはりいろいろ議論させていただきますと、課税当局といいますか大蔵省というのは非常に保守的だなという感じを受けます。  今の法人税が依存しております、根拠にしております法人擬制説の考え方、これはもう実態に合わないわけでございますし、やはり実在説に立って法人も担税力あり...全文を見る
○牛嶋正君 今、赤字法人の割合が景況に依存するというふうにおっしゃいましたけれども、これもずっと過去から調べてみますと、やはり法人税率が引き上げられるときにふえるんですね。恐らくそれは一方では損金算入の取り扱いのところでいろいろな租税特別措置なんかが設けられての話だろうと思うんで...全文を見る
○牛嶋正君 三つ目の簡素の原則ですが、これの適用は非常に難しゅうございまして、どういうふうな御質問をしようかななんて思っておったんですが、一つの考え方は、例えば税収百円を徴収するのにどれだけの徴税費がかかっているかというふうなことでよく比較されますけれども、これで言いますと一件当...全文を見る
○牛嶋正君 これも質問の項目には含まれていなかったんですが、ちょっとお聞きしたいんですが、税の簡素化と脱税の問題はかなり相関関係があるのではないか、複雑になればなるほど脱税の機会といいますかチャンスがふえるんじゃないかなと、私はこんなふうに思っております。  法人税に関しまして...全文を見る
○牛嶋正君 これは私の意見ですのでお答えは結構でございます。  先ほども法人税と法人関係税、すなわち法人住民税、法人事業税との関係のお尋ねがありました。先ほどから私が言っております所得、消費、資産のバランスのとれた税制というのは、私は国税だけでは無理だと思っております。ですから...全文を見る
○牛嶋正君 私は、公明を代表し、ただいま審議されてきた三法案のうち、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対して反対の立場から討論を行います。  我が国では今なお高齢化が急速に進み、二十一世紀には世界でも類を見ない超少子・高齢社会を迎えよう...全文を見る
04月02日第142回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。きょうは前田それから高山両公述人、貴重なお話をいただきましてありがとうございました。  私は、十一という数字が出ておりますように非常に限られた時間でございますので、まずとりあえずお二人に一問ずつ質問させていただきまして、もし時間がありま...全文を見る
○牛嶋正君 それでは、次に高山先生にお尋ねいたしたいと思います。  先ほど非常に興味のある、海外から見られた一年間の日本の経済の状況を興味深く聞かせていただきました。ある意味でもう少し、今消費の低迷がいろいろ議論されておりますけれども、そのことにつけ加えさせていただきますと、四...全文を見る
○牛嶋正君 もう一点だけちょっと専門家の意見を聞きたいんですが、先ほどから議論になっております財政構造改革の議論のときに、私は、社会保障関係の予算につきましては一般会計と独立した社会保障会計といいますか、そういうものでもう少し負担と給付の関係を国民にもっときちっと明示すべきではな...全文を見る
○牛嶋正君 ありがとうございました。
04月07日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第13号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋正です。  今、大蔵大臣と久保先生のやりとりを聞いておりまして、私は、新年度に入ってからの経済指標の推移をずっと見ておりますと、我が国の経済の今の情勢というのは残念ながらやっぱり景気後退の局面に入ったのではないか、こんなふうに思っております。したがって、も...全文を見る
○牛嶋正君 これは減税方法と非常に絡んでくるわけですけれども、順に議論してまいります。  やはり、我々としては減税の消費喚起効果みたいなものを議論する場合にはそういったデータが欲しいわけですね。ですから、今度同じような減税をやりましても、またそこらのデータがあいまいですと最初か...全文を見る
○牛嶋正君 もう一つ企画庁にお尋ねしたいんですが、これは今度の特別減税とは直接関係ございませんけれども、所得税の減税効果と公共投資の需要創出効果を比較する場合には、この前も議論させていただきましたように、公共投資の場合には全額そのまま需要増という形をとりますけれども、所得税減税の...全文を見る
○牛嶋正君 私は、なぜそんなことを聞いたかといいますと、やはり公共投資の効果と減税効果を比較する場合には、最初の一、次効果のところははっきりしているわけですけれども、むしろ乗数効果のあらわれ方が重要だと思っております。公共投資の場合、場合によっては用地費に全部行ってしまった場合に...全文を見る
○牛嶋正君 今、いろいろ議論されております減税額を考えますと、一兆円じゃなくて二兆円とか、場合によっては四兆円というような議論もあるわけですね。ですから、今、需要効果をねらって課税最低限を引き上げるというふうなことになりますと大変な税構造になってしまうのではないかと、二兆円ですと...全文を見る
○牛嶋正君 私は、所得税を考える場合に、これまで我が国では公平の原則というのか、これをやっぱり第一に考えてきたと思うんですね。その場合に、公平の原則を満たすためには累進構造でなければならないということなんですが、恐らくその結果が今のような状態をつくり出してきたというふうに見ていい...全文を見る
○牛嶋正君 それで、私はこれは通告していないんですけれども、そうなってきますと、減税を行う場合、税率の引き下げということになります。そして恐らくそれは、今、諸外国と比較した場合に、最高税率が高いですからこれを抑えるということになりますね。そうした場合に、やっぱり所得の高いところで...全文を見る
○牛嶋正君 そうしますと、差し当たって今かなり大型の所得税減税ということになりますと、私はやっぱり二つの方法しか残っていないのではないかなというふうに思います。  そのうちの一つは、これは私の考えなんですけれども、負の所得税を考えるということでございます。ということは、課税最低...全文を見る
○牛嶋正君 それで、特別減税の効果、ですから一番最初に取り上げさせていただいたわけなんですが、やはり戻し税でございますから税を全然負担していない人については何ら減税はないわけでございます。そうなりますと、まだ正確なデータは出ておりませんけれども、非常に大型の減税を行いましても私は...全文を見る
○牛嶋正君 そういうことで、私はこの前は法人税について申しましたけれども、日本の税制というのは主要税目でありながらそれらしい風格を備えていないんじゃないかなというふうに思っております。ですから、法人税だけじゃなくて所得税につきましても納税者番号が前提になってくると思いますので、こ...全文を見る
04月08日第142回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○牛嶋正君 私は、公明を代表して、ただいま議題になりました平成十年度一般会計予算、平成十年度特別会計予算、平成十年度政府関係機関予算に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  反対する理由の第一は、予算には景気対策が盛り込まれていないことであります。  本来、財政は景...全文を見る
05月18日第142回国会 参議院 本会議 第27号
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○牛嶋正君 私は、公明を代表して、ただいま議題となりました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案外三法案について、総理並びに関係大臣に質問するものであります。  四月一日より新日銀法及び改正外為法が施行され、我が国は大きく国際化へ向けて第一歩を踏み出しました。し...全文を見る
05月19日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第15号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。  限られた時間ではありますけれども、この法律について若干の御質問をさせていただきます。ただ、午前中の楢崎委員、それから先ほどの今泉、伊藤委員にほとんど私が用意いたしました御質問を先にしていただきましたので、少し重複するかもしれませんが、観点...全文を見る
○牛嶋正君 先ほど挙げました数字、三〇・四%というのは全国平均でございますね。お聞きするところによりますと、かなり個々の農協によりましてこの比率が違うように聞いておりますけれども、地域的にそういった特色みたいなものは貸出比率に見られるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○牛嶋正君 今お聞きいたしますと、農協が置かれている地域の経済的な構造あるいは社会的構造というものが非常に異なることによりまして農協に課せられる役割も異なってくるということがわかりました。  こういうふうに考えますと、ここで我々は農協一本で議論する場合に全国一律の考え方でいきま...全文を見る
○牛嶋正君 郵便局型の場合、農協と郵便局の類似点がもう一つございます。それは、先ほどから御議論がありましたように、農協も郵便局も信用事業以外の事業を行っているということです。その事業の内容は異なりますけれども、やっていることは確かであります。  このことについて思い出しますのは...全文を見る
○牛嶋正君 私は、住専問題のときに少し農協系統信用事業につきまして勉強させていただきましたが、あれからずっと離れておりまして、今度この法律について質問するに当たりまして先ほど申しました調査室からいただきました資料を見て少し勉強させていただきましたが、その中で二十四ページの「農協系...全文を見る
○牛嶋正君 全体の資金の流れから見て私が言いたいことは、やはり上の方へ持っていきますと資金の一点集中みたいなことが起こるわけでありますから、できるだけ地域で還元するということが、先ほどから議論されておりますように、地域性に合ったような貸し付けをしていけば、それは資金の配分からいい...全文を見る
○牛嶋正君 終わります。
○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  先ほど農協の信用事業について御議論させていただいたときに、貯蓄銀行ということでは郵便局と非常によく似ているというお話をさせていただきました。そして、あわせて郵便局とよく似ている点は信用事業以外の事業も抱えていると...全文を見る
○牛嶋正君 いずれにしましても、そういう形で税制面でも一応イコールフッティングではない、競争条件が郵便貯金の方が有利だというふうなことだったと思うんですけれども、このイコールフッティング論に対して、これは全銀協と郵政省の問題ではありますけれども、金融行政の担当者としての大蔵省とし...全文を見る
○牛嶋正君 その場合、私は二つの方法があると思うんですね。いわばイコールフッティングでない、一方の方がげたを履いていて、それをイコールフッティングにする場合に、げたを脱がせる方法ともう一方の方にもげたを履かせる方法があると思うんですね。  今の説明を聞いておりまして、どうもそこ...全文を見る
○牛嶋正君 私、なぜそういうことをしつこくお尋ねしたかと申しますと、前に護送船団方式の議論をさせていただいたときにそれなりの御回答をいただいたわけですけれども、私は護送船団方式の一つのきっかけがここにあったのじゃないかと。そして、あの当時の大蔵省と郵政省の対立から考えて、私は全銀...全文を見る
05月26日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○牛嶋正君 私は公明の牛嶋でございます。  きょうは一時間というちょっと長目の質問時間をいただきましたので、よろしくお願いをいたします。  昨日からずっと各同僚委員の御質問を聞いておりまして、特に昨日一番バッターに立たれました片山委員の御質問でほとんど問題点の議論は尽くされて...全文を見る
○牛嶋正君 私も同じような認識ですが、私がお尋ねしましたのは、最初に申し上げました歳入と歳出のギャップを埋める場合に、埋め方はいろいろあるわけですね。すなわち歳入の歳入線をできるだけ歳出の歳出線に近づける、これは増税ですよ。それに対して、歳入の伸びを待ちながら歳出の伸びをできるだ...全文を見る
○牛嶋正君 恐らく増税なき財政再建のときもそのようなことで進められたかと思います。ただ、私が申し上げておりますのは、先ほど申しましたように、もう一度その増税なき財政再建の経過をずっと振り返ってみたわけでありまして、その分析結果を申し上げているわけでございます。  そこで問題にな...全文を見る
○牛嶋正君 当時はまだ、第二次のオイルショック以降成長率がダウンしたとはいえ、大体平均三%から三・五%ぐらいのところで推移をしておりました。それでもなおかつ、やっぱりバブルというふうな一つの大きな税収をもたらすような期間がなければ平成二年の財政再建目標というのはなかなか実現しなか...全文を見る
○牛嶋正君 それでは次に、今回の法案改正のポイントであります弾力条項についてお尋ねいたします。  これにつきましてももう皆さん随分と御議論なさったわけですけれども、弾力条項を導入する場合の前提といたしまして二つ並べて書かれております。一つは「著しく異常かつ激甚な非常災害」、それ...全文を見る
○牛嶋正君 ちょっとお話がかなり抽象的でございますので、私は私なりに計算をさせていただきました。そうでないと、さっき私が懸念したような問題がやっぱり起こるのではないかというふうに思うわけであります。  実は、予算委員会のときに、私、この四、五年続いてまいりました消費パターンを分...全文を見る
○牛嶋正君 企画庁長官は非常にマインドという言葉をお使いになるんですね。私は、政策を立案していく場合に、マインドという言葉は余り使わない方がいいのではないかというふうに思います。  と申しますのは、企画庁長官が昨年の秋ごろから消費の低迷に関しましてマインドを非常に強調されますの...全文を見る
○牛嶋正君 そういうお答えをいただけるものと思っておりましたものですから、一番最後にまとめて御質問させていただきました。  それでは次に、財政の健全な運営とは何かということで、少し基本の問題に返りまして御質問させていただきたいと思います。  私は、財政というのは幾つかの機能、...全文を見る
○牛嶋正君 大体同じようなお考えであったというふうに思っております。  私、ここでもう一つ、納税者の立場から見た財政の健全な運営というのを考えてみたいわけでございます。  これまでの議論では納税者の立場というのは余り議論されませんでしたけれども、それは暗黙のうちに守っていたん...全文を見る
○牛嶋正君 何かこれまでと違った目標を設定しなければならないというふうなことで設けられた目標のような気がしてなりませんですけれども、私は先ほど申しました納税者の立場から見て、受益と負担の一致をできるだけ求めていく、そういう形の財政運営というのがこれから求められるのではないかという...全文を見る
○牛嶋正君 この問題について若干まだ質問は残っておりますが、もう一つどうしてもお尋ねしたい問題がありますのでそちらの方へ移らせていただきます。  今までほとんど議論されなかった問題の一つに、健全な財政運営を行っていく場合のもう一つの条件として、私は税収の安定性というのがあるので...全文を見る
○牛嶋正君 私が問題にしたいのは、今の数値というのは税収全体の弾性値でありますが、この税収全体の弾性値は個々の税目によって決まるわけであります。ですから、今、年度で変動があると申しましたけれども、個々の税目でもその弾性値は違います。そして、最も変動的な税目というのは法人税であるわ...全文を見る
○牛嶋正君 どうもありがとうございました。(拍手)
05月28日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第18号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いをいたします。  私、この間本会議で質問をさせていただきまして、そこで申し上げましたことをもう一度ここで引用させていただきますと、三つの安定化策の目標があるとしながら、長期的な目標に関連いたしまして、「二十一世紀に展開される経済...全文を見る
○牛嶋正君 そうしますと、今私が申しましたハイリターン・ハイリスク、ローリターン・ローリスク、こういった原則については、先ほどもおつしゃいましたように、ある程度は預金保険制度を外しながらとおっしゃいましたけれども、そのときそういう議論はなされたわけでございましょうか。
○牛嶋正君 それでは、次の強化策として検討されております証券投資信託制度の整備についてお伺いをしたいと思います。  この証券投資信託業務というのは、いわば一般の投資者から一応資金を預かって、それをまとめて証券投資して、そこから得た利益をまたもう一度分配するというやり方でございま...全文を見る
○牛嶋正君 ありがとうございます。  私もやっぱり決め手はこれかななんというふうに思っておりまして、これがうまくいきますと直接金融、間接金融のバランスをある程度取り戻すことができるのではないかというふうに思っております。  もう一つは、魅力ある投資対象の育成ということをおっし...全文を見る
○牛嶋正君 それでは、残りました時間で民間金融と公的金融についてお尋ねしてまいりたいと思います。  先ほど我が国の今の金融システムの特徴を残しながらというふうなことを申しましたけれども、公的金融の占める割合が諸外国に比べて我が国の金融システムの中でかなり大きいということが私はも...全文を見る
○牛嶋正君 間接金融ということでございますので預金市場、今御説明がありましたように、入り口のところと、それから金融機関を挟みまして貸出市場、出口のところがあるわけです。入り口の預金市場で公的金融と民間金融というものを考えますと、ここでは銀行と郵政省といいますか郵便局との関係になる...全文を見る
○牛嶋正君 今、ちょっと申されましたけれども、預金市場及び貸出市場での民間金融と公的金融の関係を考える場合に、金融市場全体の資金の需給の状況、需給バランスに非常にこれが影響を与えるように思うわけであります。  高度成長からその後昭和五十年代中ごろぐらいまでは、金融市場全体という...全文を見る
○牛嶋正君 この点はちょっと申し上げにくいんですけれども、当時のことを振り返っていろいろな経過をたどってみますと、先ほど言いましたように、銀行と郵政省の間に立たれてフェアなレフェリーの役割を果たされたというふうに私は申しましたけれども、どちらかというと私は民間金融の方に軸足が置か...全文を見る
○牛嶋正君 ところが、一九八五年にプラザ合意が成立いたします。そして、一応円高が容認されるわけでありますけれども、その後円高不況が続きます。このあたりから金融市場における資金の需給バランスは緩んでいくわけでありまして、むしろ資金の余裕が生まれてまいります。いわばこれまでの金融市場...全文を見る
○牛嶋正君 事業がうまくいかなければ、これは民間の事業の場合もそうですけれども、結局債権が焦げついてしまう、不良債権化するということになります。  政府関係機関のリゾート関係の融資の中でそういう不良債権化しているものはかなりあるのじゃないかと思いますけれども、そういう実態はおつ...全文を見る
○牛嶋正君 時間があと五分ほどでございますので、今問題になっております貸し渋り、この貸し渋りの問題につきましてはいろんな角度から御議論されておりますけれども、きょうはずっと公的金融と民間金融の議論で問題を整理させていただいておりますので、その観点からちょっとお尋ねをしたいというふ...全文を見る
○牛嶋正君 最後に大蔵大臣にお尋ねさせていただきます。  このように見てまいりますと、大蔵省は、一応金融行政を進めながら、今見てまいりましたように、貸し出し市場におきましては銀行との競合関係もあるわけでございます。こういうふうに考えますと、財政投融資の抜本的見直しあるいは大蔵省...全文を見る
06月04日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○牛嶋正君 私は公明の牛嶋正でございます。  きょうは三人の参考人の方、お忙しい中貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  私の持ち時間は十五分ということで限られておりますので、とりあえず最初にお三方に一問ずつお尋ねをしてまいりたいと思います。少し順序を変えまして...全文を見る
○牛嶋正君 それでは、宮岡参考人にお尋ねします。  先ほど七点について御意見を賜りました。一つ一つについて御質疑をさせていただきたいと思っておりますが、何分時間が限られております。そこで、全体にわたる問題として、私はこれからの町づくりと行政改革の点について、今町づくりを懸命にや...全文を見る
○牛嶋正君 非常に時間が限られてしまいましたが、石川参考人にお尋ねいたします。  先ほどいろいろ示唆に富むお話をお伺いしておりまして、その中で特に私注目させていただきましたのは地方行政のマーケティング化という言葉でございます。恐らくこれは、だんだんと住民の方のニーズが多様化して...全文を見る
○牛嶋正君 ありがとうございました。
06月05日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋でございます。よろしくお願いいたします。  私は、平成八年秋の臨時国会の代表質問をさせていただきましたが、そのとき総理に対しまして、行革は地方から始まるということを申し上げたことを記憶しております。今でも、今の中央集権体制を地方分権型に転換していくためには...全文を見る
○牛嶋正君 こういうふうに見ていきますと、国の事務に対しまして、これは公務員数だけで事務量をはっきり比較することは難しいと思いますが、先ほど私が申しました予算ベースでの比較も含めて考えましても、相当地方公共団体の行う事務量の方が多いということは言えるわけです。しかし、計画事務に関...全文を見る
○牛嶋正君 今の別表第一、第二、それから別表第三、第四の事務の種類から申しますと、団体委任事務、機関委任事務、ほぼ同数ぐらいかなというふうに思います。しかし、事務量からいいますと、私は団体委任事務、それから行政事務がもつと多いというふうに思っております。そういうふうに考えますと、...全文を見る
○牛嶋正君 何となく地方分権の議論に物足りなさを感じるのは、私はここの点ではないかなというふうに思いますね。しかも、先ほど私が申しましたように、国と地方の役割分担というのは機関委任事務がはっきりしているわけですね、計画事務は全部国がやって、それに従って地方公共団体が実施するわけで...全文を見る
○牛嶋正君 非常に重要な点に差しかかってまいりましたので、また私の意見をちょっと述べさせていただきたいと思います。  先ほどの別表で、行政事務、それから団体委任事務のところを見ていただきたいと思うんですが、計画主体のところを国と地方を私並べて書きました。これでいきますと、いかに...全文を見る
○牛嶋正君 これまでも地方自治の議論では、主に自主財源の確保というふうな財源問題が中心であったかと思います。しかし、私は、これからの地方自治を確立していくに当たりまして重要なのは、財源問題も重要ですけれども、むしろ個々の地方公共団体の行政能力ではないかというふうに思います。  ...全文を見る
○牛嶋正君 今までの議論をお聞きいただきまして、この問題について一言総理にお尋ねしたいわけです。  と申しますのは、私は、行政能力の向上の問題、これは時間をかけてそれこそ個々の地方公共団体が地道に努力をしていかなければ高まらない、向上していかないものだというふうに思っております...全文を見る
○牛嶋正君 もう一つの条件は、低廉なコストで事務を行っていくということでしたが……
○牛嶋正君 時間になりましたので、次回にやらせていただきます。(拍手)
06月17日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○委員長(牛嶋正君) ただいまから国会等の移転に関する特別委員会を開会いたします。  継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  国会等の移転に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議...全文を見る
○委員長(牛嶋正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(牛嶋正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(牛嶋正君) 一言私からごあいさつを申し上げさせていただきます。  私は、この七月の任期満了をもちまして委員長を退任することになりました。今国会初めに委員長に選任されまして以来、理事の方々を初め委員の皆様方から御協力をいただきまして、無事委員長の職責を務めることができま...全文を見る
06月17日第142回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○牛嶋正君 公明の牛嶋正でございます。  きょうもまた非常に時間が限られておりますので、公共事業の進め方に問題を絞りまして御質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  公共事業は民間企業の設備投資と同じように二つの経済効果を持っております。その一つは...全文を見る
○牛嶋正君 これまでは公共投資と申しますと需要創出効果に重点を置かれてきたわけですが、先ほど申しましたサービス供給効果をだんだん重視していかなければならない状況がいろいろ生まれつつあるように私は思うのであります。  その一つは、我が国におきましても社会資本の整備がこれまで進めら...全文を見る
○牛嶋正君 もう一つ、サービス供給効果を重視しなければならない状況が生まれつつあるように思います。それは、納税者の側に、受益と負担あるいは給付と負担の対応関係をできるだけ明確にせよという要求がだんだん強まりつつあるわけでございます。いわばこれは行政の透明性、効率性に対する納税者の...全文を見る
○牛嶋正君 この六月九日に成立いたしました中央省庁等改革基本法におきましても、第四十六条の「公共事業の見直し」におきましてこの問題を真正面から取り上げております。すなわち、公共事業の決定過程の透明化及び評価の適正化を図るため、客観的な公共投資基準の確立を図って費用効果分析の導入を...全文を見る
○牛嶋正君 ですから、今おっしゃいましたように、社会資本がもたらす便益が貨幣タームで測定できるかどうか、ここが決め手になるんです。このあたりをきちっとしておかなければ、後の公共事業間の優先順位の決定のときに非常にここは問題になってまいりますので、後でちょっと関連いたしまして質問い...全文を見る
○牛嶋正君 今、総理がおっしゃいましたように、費用効果分析というのは非常に便益測定のところが難しいわけです。ですから、先ほど便益を貨幣タームであらわすことができる部分があると申しましたけれども、これは一部なんです。ほとんどは外部性を持っておりまして、不特定多数の人々に便益が行きま...全文を見る
○牛嶋正君 午前中の御質問の中では、公共投資が持っております二つの経済効果が全く別々のものとして議論させていただきましたけれども、実はこの二つの効果は関連があるのではないかというふうに考えております。  きょう私が質問したかったのはこの点でございまして、例えば道路整備のために今...全文を見る
○牛嶋正君 そこで、こういった総合経済対策のための補正予算を編成する場合に、少し思い切った公共事業の進め方を考えてもいいのではないかというふうに思います。  それはどういうことかといいますと、今私は道路整備の事業計画をする結果としてこういうふうな交通事故が減少するというふうなこ...全文を見る
○牛嶋正君 あと残りました時間、関連で高野さんが質問いたします。