宇都宮真由美
うつのみやまゆみ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月03日 | 第126回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○宇都宮委員 社会党の宇都宮真由美でございます。初めてなのでよろしくお願いいたします。 まず総理にお伺いしたいのですけれども、竹下さんの議員辞職の件に関しまして総理は、一月二十八日のこの予算委員会で、竹下さんに議員辞職を言うつもりはあるかという質問に対して、進退は一人一人の政...全文を見る |
○宇都宮委員 ちょっとよくわからないのですけれども、じゃ、総理は、皇民党の褒め殺しを中止させるために暴力団が介入したという事実があるかどうかについてはどういうふうに、竹下さんの証言と、そして冒頭陳述しか情報がないということなんですけれども、その中でどういうふうに御判断なさっていま...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ですから、竹下さんが衆議院における証言で、自分自身が、六十三年十二月以降に暴力団、石井さんが介入したということを知ったというふうに御本人が述べていらっしゃるわけですから、その事実は、総理としても事実は真実だとお考えになられるわけでしょう。御本人が言ってもそれは真実か...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、まず一つは、いつ知ったかは別にしまして、皇民党の褒め殺しを中止させるために暴力団が関与した、石井さんが暴力団員であるということは明らかだろうと思いますので、暴力団が介入したという事実があったことは明らかだろうと思います。それに対して竹下さんが、積極的または直接...全文を見る | ||
○宇都宮委員 私がお聞きしているのは、それは、進退を決めるのは、議員辞職をするかどうかというのは竹下さんが決めることです、これはもう否定いたしません。当然のことだと思っています。ただ、それに対して、それぞれ一人一人がやめるべきかどうかということに対して判断をすることはいいのではな...全文を見る | ||
○宇都宮委員 要するに、全く関係のないことだから、要するに自分には全く関係のなかったことだから責任をとらなくてもいい、そういうふうに言われるわけではないんですか、それとも違うんですか。 | ||
○宇都宮委員 私が思うには、例えば竹下さんが議員辞職をすべきと考えるかどうか。例えば、いろいろなところでアンケートとか世論調査とかしています。それに対して、竹下さんがやめるべきかどうかというふうな質問に対しては、やめるべきだという答えと、やめるべきではないという答えと、どちらとも...全文を見る | ||
○宇都宮委員 いや、町の声がこうだから云々と言っているわけではなくて、そういうことに対して国民一人一人が考えて、これだけ世間を騒がせた大きな事件ですから、それに対して、竹下さんがやめるべきかどうかということに対して国民の一人一人が自分の問題としてその評価をしているわけですよ。だか...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ということは、考えているけれども申し上げるべきことでないということですか。やめるべきかどうかについては、やはり御自分の倫理観なり道徳観なりで判断はしている、だけれどもそれは言うべきではない、そういうふうにお考えなわけですか。 | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、それはちょっと私には納得いかないんですけれども、本当はそういうことに対して、いろいろこの問題については世論調査も行われております。昨年十二月初めの毎日新聞の世論調査でも、竹下さんはやめるべきだというふうに考えている人が七八%、そして年末までに竹下さん...全文を見る | ||
○宇都宮委員 仮定仮定と、仮定の質問といいましても、仮定を立てていろいろ考えるということは多々あるわけでございますし、仮定の質問だから答えられないというのでは、総理の全くお考えがわからない。こういう政治家と暴力団との関与に対して、総理がどういうお考えを持っていらっしゃるのかという...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしたら、そういう事実があれば、それに対しては政治家は議員辞職という責任のとり方をすべきとお考えでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 いや、そういう場合もやはり、やめるかどうかというのが自分自身の判断というのはわかるんですよ。それは当然なんですよ、自分自身が判断するということは。だけれども、そういうことに対して、議員として、要するにほかの人の問題については判断できない、判断すべきでないとやはりお考...全文を見る | ||
○宇都宮委員 うっかり答えたらいけないというのが、どうして答えてはいけないのかわからないのですけれども、この答えでわかるのは、総理がどういう道徳観というか、暴力団と政治家との接触についてどういうふうな考えを持っているか、それに対して、要するに、政治家がどういう責任をとるかによって...全文を見る | ||
○宇都宮委員 では、断じてあってはならないことだけれども、その責任をとるかどうかは、もう本人が決めることだから、ほかの人は言うべきじゃない。そしたら、御自分がもしそういうことが、総理に関しては決してないとは思いますけれども、御自分がもしあれば、どういう責任をとろうと思いますか。 | ||
○宇都宮委員 私としましてはどうもはっきりとお答えをいただいていないという気がするのですけれども、今、何といいますか、暴力団といいますか、そういう暴力団員の市民生活というか、それに対する脅威といいますか、というのは年々大きくなっていると思います。暴力団員が市民生活に関与してくると...全文を見る | ||
○宇都宮委員 私は、私も総理の人後に落ちないと思っていますけれども、そういうことがあれば、もう自分で議員はやめるということぐらい言い切れますけれども、総理はそこまでは言えませんか。 | ||
○宇都宮委員 余り言ってもあれですけれども、どうもかみ合っていない。何かちょっと正面からお答えいただいていないと思うのですけれども。 では、もうお一方だけ。後藤田法務大臣、法の番人として、こういうことに関しましてどういうふうにお考えか、ちょっと言っていただきたいのですけれども...全文を見る | ||
○宇都宮委員 何というのか、このあたりが、ごく普通の一般の国民に政治がわかりにくいと言われる一つの原因ではないか。本当に、例えばこういう会話が友人との会話とか普通の会話だったら、やめるべきかどうかなんということについても、私もそう思うとか、いや、私はやめる必要ないと思うとかいうふ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 言われていることはよくわかりましたけれども、私の問いに対する答えとしては何となくわからないのですけれども、総理が言われた機動的な対応をする必要があるという機動的な対応の中には、所得税の減税をするというふうなことも含まれているのかどうか。要するに、機動的な対応というの...全文を見る | ||
○宇都宮委員 この予算案がベストだと考えていらっしゃるということは、出された方がそういうふうに考えていらっしゃるということは当然だろうと思うのです。ただ、予算案ということは、や はりことしの四月から少なくとも来年の三月までを見越してつくられていると思いますので、少なくともこの年...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、来年の三月、少なくともですよ、見通した上での、三月までの経済動向を見据えた上でのベストである、今のところは補正予算なんかは考えていないというふうにお聞きしてよろしいのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 そういうお答えが返ると思っていましたけれども、いろいろ新聞報道等では、これを成立させた上で早期の補正予算を考えているとかいうふうなことも言われていますので、このあたりもわかりにくい点なんですけれども、そういうふうな報道もなされております。 それでお聞きするのです...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今回の予算はやはり景気回復ということが一番大きな柱だろうとは思います。そして、その景気回復を公共事業を中心にしてしようというふうな形の予算だろうと思います。 そこで、公共事業関係費につきまして少しお尋ねしたいんですけれども、ただ、この公共事業を見る場合、確かにこ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 建設国債が将来資産を残す、そして赤字国債の場合にはそれがないということで、両者の差が物すごくあって、そして赤字国債の方は絶対だめだけれども、建設国債についてはそれに比べて安直にというか、何か安直に出しているというふうな感じがするのですけれども、公共事業関係費の割合を...全文を見る | ||
○宇都宮委員 おっしゃられるとおりだと思うのですけれども、そうしましたら、将来に残す借金はできるだけ残さないようにするのが私たちの務めだろうと思います。それで、今回は新規に建設国債を八兆一千三百億円出して、そして本来ならば今回償還すべき国債に関して借換債を二十一兆七千八百六十三億...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、次に公共事業の内訳なんですけれども、大きな項目として、今回の公共事業は内訳として、住宅対策に九千八百七十九億九千万円、下水道環境衛生等施設整備、これについて一兆四千三百五十億円、道路整備について二兆四千百一億円ですか、それぞれ前年度比を見ますと、住宅...全文を見る | ||
○宇都宮委員 例えば公共事業関係費の下水道の分野は、九一年から九二年に関しては、一六・三%から一六・五%になって〇・二ポイントの伸び。そして九二年から九三年についても、一六・五から一六・八で〇・三ポイントの伸びということで、ちょっとこれは何かさっき言われたのと数字が違うようなんで...全文を見る | ||
○宇都宮委員 さっき四年度と五年度の伸び、四年度から五年度にかけてこれだけ伸びたと。いつも予算を言われる場合には、どれだけ、どこを重点にして、どこを伸ばしてこっちを削ったかというふうな、どこに重点を置いているかということを前年度対比でいつも言われるのですけれども、それだけでは、私...全文を見る | ||
○宇都宮委員 少し変わっているということはわかりました。ただ、ちょっと資料が違うのかもしれないのですけれども、公共事業費八兆五千六百五十億円の配分については、九一年、九二年、九三年とそれほど差がないような気がいたします。 それで、次の質問に移らせていただきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ただ、これからもやはり防衛費は、さっきも言いましたように、生活大国の実現というビジョンからいきましても、そしてまた軍縮ということからいきましても、防衛費というのは削減されるべきものではないかと思っているのですけれども、この点につきまして、今までずっとこの数字が変わっ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 中期防を見直したということで、それはそれで、十分か不十分かは別としまして、見直すのはいいことだと思いますけれども、それで、正面装備についても中期防を見直していろいろ削減しています。ただ、削減していますけれども、今回もいわゆるAWACS二機、一機が五百七十億だったっけ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、そうしましたら、こういう国内の防衛産業にしわ寄せがいったということは、これからずっとの傾向ではなくて今回限りのことというふうに考えてよろしいのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 総理が出されております「美しい日本への挑戦」という本、読ませていただいたのですけれども、言われていることはほとんど全部と言っていいくらい賛成でございまして、その「美しい日本への挑戦」に書かれているような美しい日本をつくるために頑張っていただきたいと思うのですけれども...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、現在の兵器産業といいますか、軍需産業の日本における状況は現状を維持していこうというふうにお考えなんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 軍需産業だけやってないというのはわかるのですけれども、その軍需産業の規模といいますか、今日本のそれは、現状を維持していこうというお考えでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 次に、ウルグアイ・ラウンドについてちょっとお尋ねしたいんですけれども、この問題に関しましてはいろいろの閣僚の方が、少しずっといいますか、大分といいますか、ニュアンスの違う発言をなさっています。例えば、この予算委員会を見ただけでも、田名部農水大臣は従来の基本方針にのっ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、やはり内閣は一致してその国会決議を守る、守って交渉を続けているというふつに考えてよろしいんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 それはわかりました。 ただ、そういう方向で、方針で交渉を続けているということはわかるのですけれども、もうウルグアイ・ラウンドも大詰めに近い。この時期に来ましたら、その私たちの基本方針が果たして世界で通用するのかどうかその見通しを知りたい、そういう時期に来ているの...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、農水大臣いかがでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 じゃ、米の分野じゃないところで交渉をなさっています通産大臣、いかがでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 ここまで、大詰めといいますか、ずっと長くやってきて、ここまで来てまだその見通しがわからないというのがちょっと私たちは、特に農家の方は不安になるところだろうと思うのです。ある程度の見通しを言っていただければ――そうわからないとはっきり言い切られると残念なのですけれども...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ただ、そうしましたら、ウルグアイ・ラウンドは絶対に成功させなければならないというのがあります。それで、渡辺外務大臣は農業交渉では六十点でも七十点でもいいじゃないかというふうに言われています。それは、国会決議が通るということが百点だろうと思うのです。農業交渉に関しまし...全文を見る | ||
○宇都宮委員 だから、各国譲り合って成立させなければならないというのはわかっていますけれども、農業交渉につきましては、米の自由化はだめだというのが農家の方の一番の関心事、それが守れるかどうかということが一番の関心事だと思うので、農業交渉での妥協、いろいろな部分で妥協しないといけな...全文を見る | ||
○宇都宮委員 言われていることはわかるのですけれども、私の質問に対してそれこそかみ合っているかどうかというのがわからないのですけれども、要するに、国会決議を譲らない、米での妥協は、これからのウルグアイ・ラウンドを成功させるための選択肢の中に米で妥協をするということは入っていないの...全文を見る | ||
○宇都宮委員 国会決議に基づいた基本方針で頑張っている、そして妥協は考えていない、そういう強い覚悟で頑張っていただいているということを信じまして、またそのようにお願いいたしまして、終わりにしたいと思います。 次に、国連の問題についてお聞きしたいと思うのですけれども、昨年の十二...全文を見る | ||
○宇都宮委員 目的と手段と言いましたけれども、要するに目的の達成のために手段があるわけで、目的を達するために武力を使うということだから余り差はないと思うのですけれども、ただこの問題は、私は日本の方向を決める上に、要するに日本でリーダーシップをとっていらっしゃる方の意見が聞きたいわ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 それは、ソマリアの場合に限らず、将来の国連をつくる、どういう国連にするかということを今、これから国連改革といいますか、どういう国連にするかということを質問しているわけですから、将来の問題として、人道援助のために武力行使をするという役割を国連に与えることに賛成だという...全文を見る | ||
○宇都宮委員 では、それについてはこれから検討するということですか。それとも、そういう国連軍ですね、これからの国連の役割として国連軍をつくって、その国連軍が活動するようなそういう役割を国連に与えること、そういう国連づくりを目指して積極的に日本も頑張るということなんでしょうか。それ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 私も、我が国が参加するかどうかというのはまた別の問題として考えております。ただ、そういう実現性は今あるかどうかは別にしまして、これから国連、つくっていくわけですから、そういう国連にするのに日本も力をかす、かすと言ったらおかしいのかな、協力するという立場がどうか、それ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 すごく重大な問題だと思って、これから本当に国連中心主義を唱える我が国としては国民的な議論にしていかなければならないと思っていますし、ある意味ではもうガリ総長がそういう提案をしているわけですから、もう動いているわけですから、早急に日本としての対応というか姿勢を決めてい...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ最後に、あれだけお答えいただいてないと思うんですけれども、停戦合意が保たれているか崩れているかの判断は、いわゆるトップの意思ですよね、その戦闘がトップの意思によって行われたかどうかということも関係していると思うのですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 最後だけ、もう終わります。 私たちは戦闘と判断しておりますし、その戦闘であるかどうかということは、規模だけではなくてトップの意思に基づくことが大事だと、それも判断の重要な材料だと思うし、今回の場合にはフン・セン首相の意思に基づいて戦闘が行われていると私は思ってい...全文を見る | ||
03月01日 | 第126回国会 衆議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○宇都宮委員 林大蔵大臣、本当に強行スケジュールの中、お疲れさまでした。心から敬意を表します。先ほどの御報告に対して一、二点御質問させていただきたいと思います。 まず初めに、日本は唯一の貿易黒字国、一千億ドルを超える貿易黒字国として参加なさったわけなんですけれども、当然のこと...全文を見る |
○宇都宮委員 内需拡大につきましては、要求があったからやるというのではなくて、私たちとしてもやってほしいと思います。 それからもう一点は、今の円高の状況なんですけれども、この円高をフランスの蔵相でしたっけ、歓迎しているというふうなコメントを出しているという新聞報道があったんで...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今の円高が思惑によるものか、あるいは経済のファンダメンタルズを反映しての円高であるのか、要するに今の円高の分析ですよね、それについての話は特になかったのかということと、私が言いましたのは、今の円高を歓迎するというふうなフランスのサパン蔵相のコメントが出されたという新...全文を見る | ||
○宇都宮委員 はい、わかりました。 では、このくらいにいたしまして、次に、今回の予算で防衛庁が大型輸送艦を導入しようとしております。その問題について御質問させていただきたいと思います。 具体的なこの問題に入る前に、まず防衛庁の方に確認しておきたいことがあるんですけれども、...全文を見る | ||
○宇都宮委員 自衛隊が今PKOに現実にカンボジアでも参加していらっしゃいますけれども、この自衛隊がPKOに参加するということに関しましては、国土防衛のために存在している自衛隊の組織、その余力を本来の任務に支障を生じない限度で利用するということ、すなわち、国土防衛のための装備や今ま...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしますと、今の自衛隊の物的なあるいは人的な設備というのは国土防衛のために必要な設備であると考えていいかという点、そしてまた今回の予算につきましても、国土防衛のために必要な設備のための予算である、そのように考えてよろしいでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 ちょっと外れますけれども、今自衛隊の行っておられます訓練についてなんですけれども、これはPKOに参加するためということで、特に今までの国土防衛のためとは違った訓練をなさっているのでしょうか、それとも今までの訓練を利用してその役に立つ範囲でPKOに使おうというふうなこ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 次に、大型輸送艦ですね、来年度予算に計上しております、そして導入されようとしております大型輸送艦についてお聞きしたいと思います。 この輸送艦というのは、平成九年度で引退をするといいますか、使えなくなる輸送艦「あつみ」の後継艦ということで今回予算要求されております...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、その輸送能力については、今「あつみ」くらいの輸送能力でいいと、すなわち、今現在、「あつみ」の三倍と言われましたけれども、三倍の輸送能力を必要としているわけではない、ただ、技術の面とか同じ乗員で多く輸送できるあるいは速力が速いとか、そういうほかの条件のためにこの...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今の輸送能力は目的の三割程度しかないというふうなことなんですけれども、じゃ、これまでの防衛計画の中でいわゆるこの輸送能力については、今までどの程度の輸送能力を達成することを目標としてきたのか、そしてまたこれからどこまでこの輸送能力を達成しようとしていらっしゃるのか、...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ちょっと全然お答えになっていないと思うんですけれども、今まで、そうしたら、要するに輸送能力は目標に全然達していなかった、だから今三倍の輸送能力を持つ大型輸送艦が必要なんだということなんですけれども、じゃ、輸送能力がどれだけに至れば目標に達することになるのか、それをい...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、突然、今まで海上自衛隊が保有していた輸送艦というのは大体、この「あつみ」と同じ千五百トンくらいのもの三隻とあと二千トンクラスのものを三隻だったと思うんですけれども、今までそれできた、一応用を足していたものが、突然これだけでは足りない、こういう大型のものが必要だ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、その昭和四十五年ころ建造したときに大体幾らでできたのか、そしてその当時と今の、必ずしも正確かどうかはわかりませんけれども、物価の値上がりですか、それをすれば大体の数字は、大まかな数字は出るのではないかと思うのですけれども。 | ||
○宇都宮委員 じゃ、大体今の価格に直しますとどのくらいになるのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 そんな正確な数字でなくても、大体の数字でいいのですけれどもね。お願いします。 | ||
○宇都宮委員 「あつみ」と同じくらいの輸送艦、すなわち今と同じ程度の輸送能力を維持しようと思えば、大体六十億くらいでできる、そういう計算になるのではないかと思うのですけれども。 今我が国の防衛政策というのは根本的に見直さなければならない時期に来ております。この点は御異論ないと...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ただ、金額が非常に多いということで、大蔵省は防衛庁からこういう予算要求があったときに、防衛庁からはどういう御説明を受けられましたか。そして、なぜこの財政厳しい折にこの多額の費用を必要とします艦船、輸送艦の導入をお認めになったのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 ただ、今の財政事情からしますと、非常に厳しいということは多分大蔵省が一番よくわかっているのじゃないかと思うのですけれども、その中で、確かに輸送能力が今までは三割しかなかった、それを四割にふやすのが中期防の目的だというふうなことなんですけれども、ということは、今が三割...全文を見る | ||
○宇都宮委員 一部新聞報道によりますと、この大型輸送艦の導入に当たりましてはPKOへの活用が期待された、そのゆえに認められたかのように言われている報道がなされておりますが、こういう点は考慮なさったことはないのでしょうか。防衛庁、大蔵省、双方にお聞きしたいと思います。 | ||
○宇都宮委員 では次に、この大型輸送艦については五百三億円という予算が計上されております。より正確には、予算案の大綱を見ますと五百三億一千五百万円ですか、なっていますけれども、この予算というかこの数字をはじき出した根拠といいますか、それをちょっと、例えば本体の価格が幾らで装備品の...全文を見る | ||
○宇都宮委員 この五百三億円というのは私たち国民が納めた税金なわけです。防衛庁は、この税金でもって私たちに必要でないと思われているこの大型輸送艦を購入しようとなさっているわけなんです。これからの交渉で何が不利になるのかわかりませんけれども、こういう数字が実際に出てきている以上、そ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、こういう数字が出てきた根拠というのは、予算が成立して、後で、しかも契約が終わった後で国民に対しては教えればいい、そういうふうに防衛庁はお考えなのですか。それだったらそれではっきり言っておいてください。国民には契約した後の事後報告でいいんだ、そういうふ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ちょっと余りにも大ざっぱでよくわからないんですけれども、例えばこの「防衛力整備の概要」にも出ております装備ですよね。例えばCIWSという砲こう、それが二基とか、LCAC二隻とかしていますけれども、本体が幾らでこういう装備品が幾らということをもう少し明確に言っていただ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 しかし、予算として要求されている以上、私たちはこの予算が妥当なものかどうかということを審議する権利が与えられていると思うんですよ。それをするためには、そういうことを言っていただかないとこの予算の額が妥当かどうかという判断が全くできないんですけれども、どういうことなん...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、予算の審議をしてほしいと言いながら、この五百三億円という数字が妥当なものかどうかというのは私たちは何によって判断すればよろしいんでしょうか、予算案を出されている大蔵省にお伺いしたいと思います。 | ||
○宇都宮委員 じゃ、装備の内容が云々というのが、そういうのがある程度機密に属するというのはわかるんですけれども、要するに、できるだけ安く調達する、国家が国民の税金を使ってできるだけ安く調達をするという利益のために、この予算委員会の審議の中ではまだ国民には計上の積算の根拠は知らせな...全文を見る | ||
○宇都宮委員 でも、言ってくださらなかったら、それが本当に不利になるのか、かえってどこかを利することになるのか、私たちにはわからないわけですよ。それを、今予算の審議を求めながら、こういう予算案を提出しています、妥当かどうか審議してくださいと言っておきながら、その積算の根拠も言えな...全文を見る | ||
○宇都宮委員 答えになっていないのですけれども、さっきのは。 | ||
○宇都宮委員 私は各装備の金額を教えていただきたいのですけれども、それが言えないという理由が、要するにできるだけ安く調達したいからと、そういう理由しかお聞きしていないと思うのですけれども、そういう安く調達するということが、本来ならば私は、予算案の審議をしているわけですから、この予...全文を見る | ||
○宇都宮委員 わかりました。では、安く調達するというのがその、何といいますか、情報公開を否定する理由だ、国民に対して言えない理由だというふうにお聞きしていいわけですね。 では、次の質問に移らせてもらいますけれども、この装備のLCACなんですけれども、これはどういう装備で、なぜ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 LCACというのは、要するにホバークラフト型の揚陸艇だというふうに言われているのですけれども、それで間違いないのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 では、なぜ必要なんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 このLCACにつきましては、もう既にテレビ等でも報道されまして、この価格が百一億円かかるというふうなテレビ報道がなされておりましたけれども、この数字は正しいのですか、間違っているのですか。 | ||
○宇都宮委員 テレビ報道の事実も知らないということなんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 では、正しいとも間違っているとも言えないというのがお答えなんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 このLCACにつきましては、多分積算のときにこのLCACが幾らということはわかっていると思うのですけれども、これもやはりこのLCACを安く買うために言えないというふうに考えてよろしいのでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 では、大蔵省の方にお聞きしますけれども、このLCACについても、多分幾らだというふうな説明は防衛庁の方から受けていると思います。多分それも先ほどの、ずっとやっておりますように、少しでも安く買いたいから言えないと言われると思うのですけれども、その防衛庁の説明ですよね、...全文を見る | ||
○宇都宮委員 防衛政策は確かに防衛庁の権限だと思うのですけれども、それも、予算の要求に対して予算をつけるのは大蔵省の権限であって、大蔵省が妥当だと認めたから予算をつけたと思うのですけれども。その防衛庁のこういう装備が必要なんだという説明についてはそうかもしれませんけれども、これが...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今のような御説明でございますと、結局は、防衛庁、大蔵省は五百三億円という積算の根拠はわかっている、しかし私たちにはその根拠はわからない。そして、ひょっとしたら、だからこの五百三億円が高いのか安いのかということもわからないわけですよ。そして、この五百三億円でどういう装...全文を見る | ||
○宇都宮委員 要するに、防衛庁、大蔵省、政府を信用してほしい、ただそれだけのことだと思うんですけれども、知りたいことを告げないで審議してくれと言うのもおかしいし、信用してくれと言われても、今の政治状況で国民は簡単には信用できないと思います。 それで、何というのか、ここで私たち...全文を見る | ||
○宇都宮委員 だから、質問は何社から入札をさせましたかと聞いているのに、民間からさせましたと言うのは、そういうふうな答え方は随所に見られるんですけれども、やめてほしいんですよね。質問に端的に答えていただきたいと思うんですけれども。 | ||
○宇都宮委員 それだったら今は全く何にも決まってないというふうな状況だと思うんですけれども、それでどうして、何というのかな、この数字がどうして出てきたというか、全くわからなくなるんですけれども。どういうふうにして出された数字なんですか。 | ||
○宇都宮委員 そうしたら、この数字は要するにまだ確定的な数字ではないということなんですか。これはもう大まかな数字であって、あとは、細かなところはどういうふうに変わるかわからないというふうに聞いていいんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、こういうふうな、例えば艦船一隻幾らというふうに予算を計上していてその予算が余ったり足りなくなったことは、過去どのくらいあるんですか。 | ||
○宇都宮委員 じゃ、余ったときには、例えばこの輸送艦、五百三億円というのが例えば百億円余ったとすれば、それはほかに回すということはできないと思うんですけれども、それはどういうふうにするんですか。 | ||
○宇都宮委員 不十分なお答えしかいただかなかったんですけれども、私たちはこの輸送艦導入自体に必要が認められないと思っておりますし、お聞きする範囲では、予算の価格につきましても不透明な部分が多くて、これで私たちに予算を審議をしてくれと言われても到底審議もできませんし、賛成してくれと...全文を見る | ||
○宇都宮委員 外務省の方では、この児童の権利条約と、なぜ児童にしたか。原文はチャイルドなんですけれども、それについてなぜ児童と訳してきたかという理由について、今まで我が国が締結してきた条約については、チャイルドというのは子あるいは児童と訳されている、過去の条約でそうしてきたという...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ほかに理由はないというお答えでよかったんではないかと思うんですけれども。 ただ、国内の法令につきましては、必ずしも児童という言葉は十八歳未満の者を指すというふうには一定されていないと思います。確かに児童福祉法、児童手当法ではそういうふうに定義されておりますけれど...全文を見る | ||
○宇都宮委員 まあ学校の現場で子供たちに児童福祉法を説明するなんということはまずないと思うのですけれども、児童の権利条約第四十二条では「締約国は、適当かつ積極的な方法でこの条約の原則及び規定を成人及び児童のいずれにも広く知らせることを約束する。」と書かれておりまして、児童に対する...全文を見る | ||
○宇都宮委員 授業のカリキュラムの中には入っておりませんか。授業の中で教えよう、そういう計画はないのですか。 | ||
○宇都宮委員 ぜひ取り入れてほしいと思うのですけれども、そういう学校の現場で子供たちにこの権利条約を教える場合には、学校の現場では児童というのは小学生を指すものとして使われております。例えば小学校では児童会と言いますけれども、中高校になると生徒会、要するに子供たちの頭の中では児童...全文を見る | ||
○宇都宮委員 混乱が起こるかどうかというのは、大人たちが判断することではなくて、むしろ子供たちの方に判断、子供たちが混乱するのではないかという心配をしておるわけで、非常に子供たちと接する機会の多い文部省にしては子供たちに優しくないなという印象を否めません。 そしてもう一つは、...全文を見る | ||
04月27日 | 第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第12号 議事録を見る | ○宇都宮委員 日本社会党の宇都宮真由美でございます。よろしくお願いします。 もうこの委員会の議論も大分日を重ねまして、いろいろなテーマといいますか、議論は出尽くしたようにも思うのですけれども、確認の意味を込めまして、多分ダブると思いますけれども、させていただきたいと思います。...全文を見る |
○宇都宮委員 選挙というのは、常に政策で選ぶのが私は基本ではないかと思っていますけれども、特に国会議員の選挙、特に衆議院議員の選挙は、結局、議院内閣制をとっております日本国憲法のもとでは、議員を選ぶことによって政権を選ぶことになるわけですから、やはり国民には政策によってその政権を...全文を見る | ||
○宇都宮委員 最後に、この選挙制度に関してはもう一点だけ。 さっきの続きになるのですけれども、今のような各政党間の力関係だと、多くのいろいろなシミュレーションが出ておりますけれども、自民党が四百もあるいは四百三十も議席をとるのではないかというふうな今状況にあるわけですね。そう...全文を見る | ||
○宇都宮委員 いろいろな仮定を入れて、選挙協力をすればこうなる、そういう仮定を入れるとどういう話でもできるんですけれども、素直に見た自民党、社会党あるいは公明党の今の力関係だとそういうシミュレーションになる。確かに自民党も、まあ政権党は政権を維持するために必要な人数、最小限必要な...全文を見る | ||
○宇都宮委員 要するに、立法政策として企業献金は廃止した方がいいというふうに考えられるんだろうと思います。ということは、この最高裁の立場とまさに同じ立場だろうと思うんです。 この最高裁の判例も、要するにこういう企業献金が政治を腐敗させるという主張に対してですけれども、どう言っ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 腐敗の原因になっているのがほとんど政治資金規正法違反の、枠外の献金だというふうに言われましたけれども、問題は、その枠外がどうかというのはわかりにくいし、私たちの目にとまった腐敗した事件というのもほとんどが犯罪というか、そういうのに絡んで出てきて、そういうのがなければ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ところで、献金なんですけれども、昭和五十年の改正で献金に関する量的制限が付されたと思うのです。そのことについてもちょっとお聞きしたかったのですけれども、時間がたちましたので……。 ただ、ここでお聞きしたいのは、企業献金を認めるのが仮にいいとしても、個人の場合は二...全文を見る | ||
○宇都宮委員 一番最初のさっきの私の質問に戻りますけれども、要するに企業の方が負担能力が大きいからたくさん献金できるんだ、してもいいんだというふうな理由、個人と企業とで献金の上限が違うのはそういう理由だというふうにお聞きしたんですけれども、確かに負担能力においては違うかもしれませ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 私も、政党助成金ですか交付金ですか、大体約三百億ですか、国民一人当たり二百五十円ということですので、それだけの税金を国民の方から政党としてちょうだいする以上、やはりそのかわりに、これは何かのかわりに、要するに腐敗した、政治が汚れる可能性のあるそういうお金のかわりに、...全文を見る | ||
○宇都宮委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
05月26日 | 第126回国会 衆議院 予算委員会 第26号 議事録を見る | ○宇都宮委員 カンボジアのPKOに関しまして、少し質問させていただきたいと思います。 この問題につきましては、昨日まで本当にいろいろなことが議論されました。指揮権の問題とか参加五原則の問題とか独自判断による撤収の問題、停戦の合意があるかどうか、あるいは警護と巡回、輸送業務の問...全文を見る |
○宇都宮委員 作成の趣旨はわかりましたけれども、総理はお読みになったかどうかわかりませんけれども、お読みになっていただきたいということを言っていたのですけれども、PKO活動の国民に対する説明として、このようなパンフレットに書かれていることが果たして正しい、妥当であるとお考えになら...全文を見る | ||
○宇都宮委員 余り時間をとってもいけませんのでやめますけれども、本当に日本にとってはこれから進む方向を大きく変えた法案でございますので、またこれからも、国際貢献という言葉が妥当かどうかはわかりませんけれども、国際協力、世界の中で生きていかなければなりませんわけですから、こういうこ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そうしましたら、最後に確認ですけれども、予期しないことが今起こっているけれども、今のPKO協力法で政府は対応していきたいと考えている、そのようにお聞きしてよろしいわけですか。 | ||
○宇都宮委員 次に、PKOの問題はこれから日本がどう生きていくかにかかわる問題でございまして、そのことはまた今までの、過去の生き方をどう処理するかという問題にも共通点があると思いますので、ちょっと戦後補償の問題についてお尋ねしたいと思うんですけれども、その前にいわゆる日韓条約、そ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 次に、この協定第二条第一項の「財産、権利及び利益」と「請求権」との関係についてお聞きしたいと思うんです。 それはどうしてかといいますと、この当時の合意議事録によりますと、ここで言う「「財産、権利及び利益」とは、法律上の根拠に基づき財産的価値を認められるすべての種...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今の御説明をお聞きしますと、財産、権利、利益の中に入る権利というのは、例えばよく例に出されるのは郵便貯金の返還請求権とか、そういうのが言われるのですけれども、一見して証拠上だれが見ても権利が存在していると認められるような、判決書とか国の権利証みたいな、そういうものだ...全文を見る | ||
○宇都宮委員 重要な問題がどうかということをお聞きしたわけじゃなくて、権利の分類が私の解釈で間違ってないでしょうかということを確認させていただいたのですけれども。 | ||
○宇都宮委員 済みません。もう一回だけ確認させてほしいのですけれども、証拠がはっきりしているかどうか、だれの目で見ても一見明らかに存在すると見られるような権利が「財産、権利及び利益」の中に入って、それがはっきりしないような権利が「請求権」なんだというふうに一番最初例説明されたので...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今までの外務委員会等での議事録に書かれているとおりの御答弁なんで、これ以上はやめますが、何でああいうわかりにくい説明をするのか、私はよくわからないのですけれども。 いずれにしましても、財産、権利、利益の中に入るものも、請求権の中に入るものも、条約上はその権利を消...全文を見る | ||
○宇都宮委員 韓国政府がその外交保護権を放棄したからといって、日本の法律で直接その韓国人の権利を消滅させるという、その根拠は何なんでしょうか。 | ||
○宇都宮委員 それは韓国政府が何も言わないということで、韓国人が何も言わないということまでは決めていないと思います。ちょっと長くなりますので、もうこれでやめます。 次に、戦後補償の問題なんですけれども、いろいろあるんですけれども、韓国の従軍慰安婦の方の問題についてちょっと質問...全文を見る | ||
○宇都宮委員 そこで、何らかの道義上の義務があるというふうに考えられているんだろうと思うんですけれども、今まで私たちというか、元慰安婦の方たちも、要するに事実の調査をしてほしいということを訴えてまいりました。 それで、いろいろ政府の方でも文書の調査はなさって、昨年の七月にも第...全文を見る | ||
○宇都宮委員 今まで、そういう証言の信憑性については疑問を持っているということで、私たちがそういう聞き取り調査を行うべきでないかと言っても、行わないという方針だったと思うんです。 そしてまた、もう一つは、そういうもとの当事者の方に聞き取り調査をすれば、その人たちは、強制的にや...全文を見る | ||
○宇都宮委員 だとすれば、この聞き取り調査をするということに方針を変えたのはどうしてなんですか。何か理由があるんですか。 | ||
○宇都宮委員 この聞き取り調査に関して、なかなか難航している、いろいろと韓国の団体の方にも反対があるというのでなかなか難航しているというふうな報道がなされておりましたけれども、見通しといいますか、特に元従軍慰安婦の方の聞き取り調査ができるかどうかの見通しと、それに対します、どうす...全文を見る | ||
○宇都宮委員 では最後に、企業献金の問題についてちょっとお尋ねしたいのですけれども、私たちは企業献金は廃止するという法案を出しております。この方針に変わりがあるわけではないし、今ここで企業献金を廃止すべきかどうかという議論をするつもりはないのです。ただ、企業献金、もちろん個人献金...全文を見る | ||
○宇都宮委員 最後に、そうしましたら、多分、五十年の改正でこういう量的制限を設けたのも、やはり企業献金による政治腐敗といいますかそういう事件が起こって、やはり政治をきれいにしよう、政治と汚いお金の結びつきを少しでも制限しようというところからこういう制限が設けられたんじゃないかと思...全文を見る | ||
○宇都宮委員 じゃ、最後に、応能的、要するにどれだけの献金をする力があるかということから、個人よりは企業の方によりそれだけする力があるというところから分けているということなんだろうと思うのですけれども、確かに個人の一千万と企業の一千万、大企業の一千万とだったら、それは負担感といい...全文を見る | ||
○宇都宮委員 最後に、この国会での政治改革関連法案の成立に関しまして総理にリーダーシップをとっていただくことをお願いしまして、質問を終わります。 |