小林正夫
こばやしまさお
比例代表選出
国民民主党・新緑風会
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月02日 | 第164回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 日本の国力、日本の力、この関係で御質問をしたいと思います。 まず、総理にお伺いいたします。国力、日本の力は何によって生み出されると総理はお考えか、総理の御所見をお聞きをしたいと思います。 |
○小林正夫君 結果として、そういう指標などを見て日本に力があるのか、あるいは国力がどうなのかということになると思うんですが、それは何によって生み出されてくるのか、こういうふうにお聞きをしているんです。 私個人は、私は、日本の多くの国民が額に汗して働いて、そして国の力を付けてい...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、今の日本における雇用状態、働き方、あるいは働く人がどうなっているのか、この辺について御質問をしていきたいと思います。 総理のやっている構造改革は、規制をなくして人々に競争を強いる市場原理主義の私は導入だと思っています。その結果、この三年間で五万社が倒産を...全文を見る | ||
○小林正夫君 官房長官と総務大臣にお聞きをいたします。 総理大臣が、統計の上から格差所得は見られない、要は格差は余りないんだ、こういうお話を多くの場でされておりますが、官房長官、総務大臣、この認識、私は誤っているんじゃないかと思っていますが、両大臣についてはどうでしょうか。 | ||
○小林正夫君 私は、先ほどもお話ししたとおり、やっぱり今の小泉政権の進めているやり方によって非常に雇用に不安を生じているし、正規従業員の数が減り、非正規雇用者が増え、そこに働く人の不安が集約をされているんじゃないか、またそういう時代をつくってきた、あるいはつくろうとしている今の内...全文を見る | ||
○小林正夫君 もうだれもが共通した安全への意識だと思います。 そこで、この労働白書からのこれは資料なんですけれども、先ほど言ったように、正規雇用で働きたい、安心して働きたい、これがベースなんです。なおかつ、そこに災害がない職場づくりをつくっていく、環境をつくるということが、こ...全文を見る | ||
○小林正夫君 日本の国力、こういうテーマでお聞きをしているわけですけれども、私はもう一つ、やはり日本の人口がどうなっていくのかというところも大きな視点だと思います。少子化、子育て支援の関連について御質問をさせていただきたいと思います。 日本が予想より早く人口の減少時代に突入を...全文を見る | ||
○小林正夫君 私も、与党になってそちらの席に座った段階ではしっかり自分の考えを述べさしていただきたいと思いますけど、今日は質問側ですので、またそのようなお話は別な機会にさしてもらいますけど。 そこで、去年新しい内閣になられて、新しい担当の少子化・男女参画担当大臣というポストを...全文を見る | ||
○小林正夫君 猪口大臣にお聞きをいたします。 今の総理のお話で、担当大臣の目的などをるる総理としては申し述べがありました。そのことの受け止めをどのようにされているのかということと、少子化という名前を付けた専門の担当大臣ですから、気持ちの中では、日本がどんどんどんどん少子化にな...全文を見る | ||
○小林正夫君 更に幾つか質問も考えているんですが、また別の予算委員会の中で詳しく、また、あるいは厚生労働委員会の中で質問をしていきたいと思いますけど、今、総理、先ほどの金額ですと、この十年間で二兆八千億円ぐらい税金を投入しながら少子化対策をやってきた。でも、結果としては、数の上で...全文を見る | ||
○小林正夫君 猪口大臣にもう一つお聞きをしますけど、男女参画という社会をつくっていくことはもう私は大変大事なことだと思います。 昨年の秋に行われた国勢調査、あの答えのところがどういうふうになったか、ちょっと記憶が定かじゃないところもあるものですから、もし間違えていたら許してい...全文を見る | ||
○小林正夫君 今の関連になると思うんですが、官房長官にお聞きをしたいんですね。 男女共同参画、もう全く私も、大事なことだし、こういう社会をつくっていくことはもう全く否定もないんです。みんなで頑張ってやっていこうということは大変大事だと思います。 ところが、生き生きとして女...全文を見る | ||
○小林正夫君 是非、今言ったような現象が、やはり大競争とか、企業が生き残りで、人のことよりか、何しろ企業が生き残っていくことが優先されるような、そういう時代に入っちゃってて、やはり人の安全だとか人が本当に生き生き働くということが失われがちになっていると、このことを指摘したいと思い...全文を見る | ||
○小林正夫君 正直言いまして、私もATMを利用する一人なんです。近くにあって便利だなと、このように思うときもあります。ただ、私が利用者とすれば、私の後ろに並んだ人あるいは横に並んでいる人が、あの機械のふたからお金を出すとき、何か見られているんじゃないかと、そういう不安も背中から感...全文を見る | ||
○小林正夫君 そうすると、大臣、その金融機関等コンピューターシステムの安全対策基準というのが財団法人金融情報システムセンターから出ていますね。これに幾つか指導的なことが書かれている。この指導的なことを受け入れて指導どおりやるかやらないかは設置者の判断でいいということになっているん...全文を見る | ||
○小林正夫君 政府参考人を今日お願いしているんですけれども、銀行法の第二十四条と第二十六条の一項を御紹介していただきたいと思います。 | ||
○小林正夫君 今までの御答弁を聞いて私なりにまとめますと、金融情報システムセンターからのいろんな指導がある、これをやるかやらないかはそれぞれ設置者の考え方だ、万が一やんなくて事件、事故など起きた場合には、この銀行法の二十四条、二十六条によって総理大臣はどうしてそうなったかという報...全文を見る | ||
○小林正夫君 そうなると、国としてはそういう基準がないと。要は、犯罪を起きにくくする、あるいは利用者が不安を持たないようにしていく、そういうようなことに対して国としてしっかりした基準なりあるいは制約をする法律的なものはないというふうに受け止めていいんですね。 | ||
○小林正夫君 少し考え方を変えてみると、お金が入っていることが分かっている、そういう金庫がやたら方々に置かれちゃっている。それは、国としてはね、特に法律的なものの指導とかいうものもなくて、この金融システムセンターが出しているものに従って、あるいは防犯上は今言ったようなことはできて...全文を見る | ||
○小林正夫君 時間の関係で、最後の質問をさしてもらいます。エネルギー政策について、これも少し絞ってお話をお聞きします。東シナ海の天然ガスの開発の関係であります。 中川前大臣、経済産業大臣が、帝国石油による試掘について、作業に万が一何らかの危険が伴えば国はきちんと国の役割を果た...全文を見る | ||
○小林正夫君 二階大臣。 | ||
○小林正夫君 最後に一つだけ。 総理、今、二階大臣がそのようにお話がありました。私は、中国に対して毅然たる態度を取り続けていくということが何しろ大事だと思います。そうしないと命取りになってくる可能性がある。そういう意味でぶれがないということ、このことでいいですね。 | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 | ||
02月03日 | 第164回国会 参議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました平成十七年度補正予算三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。 小泉内閣が発足し、間もなく五年になろうとしております。総理は今国会を小泉内閣の総決算と位置付...全文を見る |
03月13日 | 第164回国会 参議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 今日は、少子化対策と安心、安全な社会づくり、この二つのテーマについて質問をさしていただきます。 まず、少子化対策です。 猪口大臣にお聞きをしたいと思います。ちょっと出席まだですか。 |
○小林正夫君 通告をきちんとしてあったんですが、大変貴重な時間、大臣が遅れること、本当に遺憾に思います。 まず、少子化対策について質問をいたします。 この十年間で少子化対策で使ったお金は幾らなんですかという質問を二月二日の予算委員会で私行いました。そのときに、猪口大臣は、...全文を見る | ||
○小林正夫君 今日お手元に資料を用意をさせていただきました。「少子化社会対策関係予算の概要」ということで、これは平成十七年度版の少子化社会白書であります。平成十六年度、十七年度予算がここに書かれておりまして、平成十七年度は一兆三千四十億円予算計上をしてあるわけであります。 小...全文を見る | ||
○小林正夫君 枠組みが違ったといっても、税金を過去十年間少子化社会対策のために使ってきたお金が明らかになって、その結果どうだったのかということをきちんと総括をして次の手を打っていくというのが大変大事なことだと思うんですね。だから、そういう意味で、過去十年間の少子化社会対策のために...全文を見る | ||
○小林正夫君 少子化対策はあらゆる各省庁との連携が必要だ、そのために専任の担当大臣を置いた、このように総理は答えております。ですから、関係省庁でどれだけのお金を使ってきたのかという把握がされていないということは、あるいはその集計ができにくいということはちょっと理解できないんですが...全文を見る | ||
○小林正夫君 いずれにしても、各省庁でいろんな少子化対策をやってきたはずなんです。そういう各省庁で少子化対策としてやってきたお金の過去十年間使ってきたトータルは幾らなんですかと聞いているんです。これは出ないんですか。 | ||
○小林正夫君 私自身納得ができませんが、時間の関係もあるんで次に行きますけれどもね。 いずれにしても、過去それだけのお金を使ってきた、また平成十八年度一兆円を超すお金を使う、今までの猪口大臣あるいは総理大臣の答弁を聞いていても、少子化の流れを止めることができなかった、このよう...全文を見る | ||
○小林正夫君 十年間で一定のお金を使った、そして少子化の流れを変えることができなかった、このように閣僚の皆さんおっしゃいます。これは政府の政策に誤りがあったんじゃないですか、そのことはどのように思われますか。 | ||
○小林正夫君 端的にお伺いします。 対策、これからやっていく、今までやってきた。猪口大臣は、日本の出生率を、今一・二九ですね、この一・二九を守っていこうとして政策を考えられているのか、一・二九よりか万が一下がったとしてもどのぐらいの出生率で日本はやっていきたいと思っているのか...全文を見る | ||
○小林正夫君 流れを変えたいんですから、流れを変えてどうするのかということを聞いているんですよ。どういう流れに、どういうふうにしていく。 官房長官にお聞きをしたいと思います。 出生率の関係、今大臣答えられましたけれども、やはり私は、国の税金を投入をして少子化対策を手を打つ...全文を見る | ||
○小林正夫君 私は、日本の国の大変大きな課題ですから、やはり一億二千万人の国民の方が、どういう目標を持ってこの少子化対策を進めて幾らぐらいのお金を使っていくのかな、それなら納得しようという、こういうきちんとした説明と、国民に理解を求める、そのことが今の政府に欠けていると思います。...全文を見る | ||
○小林正夫君 少子化になっている原因は何かと、ある報道機関がアンケートを取りましたら、やっぱり子育てに費用が掛かると、これが大変大きな理由でした。今の乳幼児無料化の問題を含めてしっかりした対策の取組が必要だと思います。今までの取組では足らないということだと思います。 それでは...全文を見る | ||
○小林正夫君 過去十年間、各省庁で少子化対策として使ってきた金額、この資料請求をしたいと思いますけれども、委員長、いかがでしょうか。 | ||
○小林正夫君 はい。 それでは、少子化対策についての質問はこれで終わります。 次に、安全、安心な社会づくり、このテーマで幾つか質問をいたします。 まず、障害者支援についてお尋ねいたします。特に自閉症対策について中心的にお聞きをいたします。 私は、自閉症の小学校二年...全文を見る | ||
○小林正夫君 自閉症の知的障害レベルをどのように判定をしていくのか、このことについてお聞きをいたします。 自閉症は、知的障害でもあるにもかかわらず公的な判断基準がない。現在は、知的レベル、知的障害レベルを判定する療育手帳を用いて判断しているのが現実だと思います。この判定方法は...全文を見る | ||
○小林正夫君 自閉症対策として予算はどのぐらい計上しているのか、また、これはこれまでの比較と比べてどうなっているのか、お聞きをします。 | ||
○小林正夫君 自閉症に対する教育現場の対応について文部科学大臣にお尋ねしたいと思います。 自閉症とダウン症とでは原因や症状が大変異なるわけですけれども、一般的に特殊学級あるいは養護学校では、施設の数や教職員の数の問題から一緒に扱われていることが多いんです。それぞれの症状に合っ...全文を見る | ||
○小林正夫君 厚生労働大臣にお伺いします。 この自閉症の原因が分かってないというところに大変な不安があるし、この原因究明を早くしてほしいと、こういう要望も強く寄せられております。 去年の四月一日に発達障害者支援法も施行されまして、その法の中にもこの原因究明をやっていくんだ...全文を見る | ||
○小林正夫君 自閉症のお子様を持つ親御さん、今回の手紙もそうなんですけれども、やはりこれからの不安を考えると、自分たちが年老いていく、あるいはこの世の中から卒業していく、そういうことを考えると、この自閉症の子が将来どうなるのかという大変不安を持っているんです。これは自閉症に限らず...全文を見る | ||
○小林正夫君 今日、お手元に資料をお渡しをいたしました。実は、この障害者の方が施設、建物を使えると、こういう世界的なシンボルマークであります。 ただ、このマークを見て、全部の障害者の方が利用できる、そういうふうに感じ取ってない人たちが大変多く思います。私、先週末、ある国会報告...全文を見る | ||
○小林正夫君 国土交通大臣、高速道路のパーキング場、特に障害を持っているお子さんを親御さんが車に乗せて移動するということが大変多いもんですから、その場合に高速道路を使う、パーキングに行く、そうすると、このマークも付いているところの駐車場がある。でも、先ほど言ったように、自閉症の方...全文を見る | ||
○小林正夫君 今、川崎厚生労働大臣あるいは副大臣の方から工夫をする必要もあるかなと、こういう答弁もありました。もう正に私そこが大変重要だと思います。したがって、先ほど言ったように、このマークを誤解されている方が多いものですから、これはこのマークとして定着している部分もあるのでこれ...全文を見る | ||
○小林正夫君 社会的弱者あるいは障害を持っている方に政治がどのように手を差し伸べられるのか、このことが大変私たち政治家にとって大きな課題だと思います。そういう意味で、もう少し幾つか質問をさしていただきます。 国家公安委員長にお聞きをいたします。 障害者の方が駐車禁止除外指...全文を見る | ||
○小林正夫君 障害者の関係で最後の質問をさしていただきます。 厚生労働大臣にお聞きします。障害者全体の話です。 学童クラブの入所枠の関係なんです。私、平成十六年の十一月三十日の厚生労働委員会、また平成十七年の三月十八日の厚生労働委員会でも、障害者の入所枠があるので障害を持...全文を見る | ||
○小林正夫君 安全、安心な社会づくりというテーマの次の質問に移ります。個人情報保護法の関係です。 まあ世の中、個人情報保護法の、正しく理解されているのか、いろんな課題があって混乱していると思います。特に、インターネットのファイル交換ソフトから個人情報が大量に漏れちゃうと、こう...全文を見る | ||
○小林正夫君 なかなか法律を逐一国民が知るというのは難しいことだと思います。要は、本人の同意が得なければ調査できないとか、あるいは本人の同意もなくても調査できるとか、そのことを明確に今まで政府として国民に周知がしてこなかったということが私は大きな混乱を招いていることだと思います。...全文を見る | ||
○小林正夫君 これで質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月16日 | 第164回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫と申します。 今日は、お二人の先生から貴重なお話をお受けいたしまして、本当にうれしく思います。ありがとうございました。 まず、橘木先生の方に御質問をしたいと思います。 先生の一九九八年に出版された「日本の経済格差」、この本がもと...全文を見る |
○小林正夫君 日本、ここ数年見ていると、格差が拡大をし、それと大競争という社会になってきていると私は思っております。その結果、雇用の関係においても正規労働者が減って非正規雇用者が増えてくる。私自身で考えるのは、何となくアメリカ型の社会に日本の社会が似てきているのかな、あるいは日本...全文を見る | ||
○小林正夫君 土居先生にお聞きをしたいと思います。 今の同じ質問になるんですが、この狭い国で一億二千万人が知恵と工夫で生活をして、貿易立国という位置付けだと思います。この我が国がどういう国であるべきなのか、土居先生のお考えをお聞きをしたいと思います。 | ||
○小林正夫君 ちょっと別なテーマに移ります。 橘木先生にお聞きをします。 私、昭和二十二年の団塊の世代の生まれで、私たちの同期はもう来年六十と、こういうことになって多くの企業では定年を迎える。したがって、私たちの世代はほかの世代よりか百万人ぐらい生まれた人が多いもんですか...全文を見る | ||
○小林正夫君 土居先生にも同じ質問をしたいと思います。 特に、高齢の方が、年を取ることが何か世の中に迷惑を掛けているんじゃないか、何となく肩身の狭い思いで生活をしなきゃいけないって感じている方も多くいるんだと私は思っているんです。だから、そういう方に対してどのようにメッセージ...全文を見る | ||
○小林正夫君 土居先生にもう一問お聞きをします。 少子化と経済、財政の関係という点で御質問をいたします。 先生の少子化についてのお考えの中で、少子化現象の背景として、今の若い女性が子供を産むことは嫌がってないと、それと、長く夫婦生活を営んでいる妻が子供を産まなくなったわけ...全文を見る | ||
○小林正夫君 橘木先生にお伺いします。 正社員が減って非正規の人たちが増えてきた、ここ数年で一四ポイントぐらい上がったり下がったり、こういうふうな結果だと思います。私は、やっぱりこういう現象は、大競争という一つの原理が導入されて、もう企業も生き残らなきゃいけないと。したがって...全文を見る | ||
○小林正夫君 大変、お二人の先生から貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。 自分の時間が終わりますので、これで質問を終わります。ありがとうございます。 | ||
03月23日 | 第164回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 今日はまず、少子化の対策についてお聞きをしたいと思います。 三月十三日の予算委員会で、過去十年間の少子化対策として使ってきた金額について猪口大臣にお聞きをしました。しかし、回答がいただけませんでしたので、小野予算委員長の方に...全文を見る |
○小林正夫君 七兆四千七百八十二億円プラスアルファと、このように解釈をしますけれども、この資料は、予算の推移という資料をいただきました。これは使ったお金と置き換えて理解してよろしいかどうか。 | ||
○小林正夫君 そうしますと、この十年間で使ってきたお金がおおよそ分かりました。少なくとも少子化対策でこの七兆四千七百八十二億円を使ってきたということになります。 この額について、大臣としての受け止めと感想がありましたらお聞きをしたいと思います。 | ||
○小林正夫君 今、大臣自らお話しのとおり、これだけのお金を使ってきたけれども少子化の流れは変えられなかったと。 過日、十三日の日に、政策に誤りがあったのではないですかと私、質問をしましたら、大臣の方は、社会政策の分野において実施した政策が不十分であったということは部分的にある...全文を見る | ||
○小林正夫君 大臣の今までのお話をちょっと整理する意味で、そのことを平成十八年度の予算にはどのように反映をされたんでしょうか。 | ||
○小林正夫君 最後に、もう一点質問いたします。 猪口大臣、小泉総理もそうですけれども、少子化の流れを変えられなかった、このようによくおっしゃいます。ならば、少子化の流れを変えられた、こういうことを目指しているんだと思うんですが、この少子化の流れを変えられたという場合はどういう...全文を見る | ||
○小林正夫君 済みません、そこが少子化対策の頑張りどころ、このように受け止めていいですか。 | ||
○小林正夫君 次の質問に行きます。 EUにおける新化学品規制案の取組について質問をいたします。 現在、EUでは、二〇〇三年に欧州委員会が提起した新たな化学品の規制システムについて検討が進んでいると聞いております。規制がどのような内容になるか、あるいは運用次第では貿易の制限...全文を見る | ||
○小林正夫君 経済産業大臣にお伺いします。 昨年の十二月に、競争力閣僚臨時理事会、こういうものが欧州の委員会で開かれたと聞いております。その内容と、その受け止めについてどのように受け止められているのか、お聞きをしたいと思います。 | ||
○小林正夫君 日本からEUへ化学関連製品の輸出、この実績についてお聞きをします。 | ||
○小林正夫君 大変大きな輸出をしていると、こういうふうに受け止めていいんじゃないかと思います。 そこで、EUの検討も大詰めに来ているのではないか、私このように感じておりますけれども、現在のEUで検討している案が実行に移される、こういう過程において幾つか質問をさしていただきたい...全文を見る | ||
○小林正夫君 大変日本の産業にとっては多くの産業が影響を受けるなと、このように受け止めました。 そこで、次の質問ですけれども、今回の規制案では、成形品に含有されている化学物質についても暴露シナリオを踏まえたリスクにかかわる情報を求められると、このようになると思います。これに関...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の質問ですけども、化学物質の管理についてEUでは今言ったような検討が進められている。また、中国においては電子情報製品における特定物質の含有規制の導入も検討されています。このように、世界的に見ても複数の全く異なる管理する枠組みだとか計画、こういうことになると事業者が...全文を見る | ||
○小林正夫君 経済産業大臣にお伺いしますけど、世界でそのように検討いろいろされて違うことがどんどん決められていくと日本も大変対応が苦しくなると、そういう意味で国内体制の整備もある意味では検討を図っていかなきゃいけないと思いますけど、この国内体制の整備について、取組についてお聞きを...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の項目の質問に移ります。広い意味で環境問題についてお聞きをしたいと思います。 鳥インフルエンザが新型のインフルエンザに変化して人に感染していく。先日の報道では、三月二十二日現在、鳥インフルエンザでの死亡者数は百名を超えた、百三名に至っていると、世界じゅうで、こ...全文を見る | ||
○小林正夫君 ペットが人間の心身に好影響を与えると、よくこういうふうに言われますけど、こういう効果というのはどういうものなんでしょうか、お聞きをします。 | ||
○小林正夫君 我が国の民間のペット保険の実態についてお尋ねします。あわせて、どのぐらいの人がそのペット保険を利用されているのか、この辺の把握もできていたらお願いします。 | ||
○小林正夫君 小池環境大臣にお聞きをしたいと思います。 感染症など大変怖い病気もあって、病気になったときにいかに早く治療を受けるかと、この治療を受けることを義務付けてもいいような私は時代に入っているのかなという感じがいたします。 そこで、私の周りでも、医者に行くと健康保険...全文を見る | ||
○小林正夫君 時間が来たので、これで終わります。 ありがとうございました。 | ||
04月12日 | 第164回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第6号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 今日は三人の先生から大変いいお話を聞かしていただき、なおかつ貴重な資料もいただきまして、これからの活動に参考にさしていただきたいと思います。 三人の先生に同じ質問なんです。今日は、少子化対策として税制の面あるいは経済での支援...全文を見る |
04月18日 | 第164回国会 参議院 経済産業委員会 第10号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 今日はまず、民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法及び輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法を廃止する法案について質問をいたします。 今回、廃止の提案がされている民活法の実績に対する...全文を見る |
○小林正夫君 今大臣が御答弁いただいた、結局効果があったと、こういうところもあるんですけれども、でも片方では、いろいろ調べてみますと、特定基盤施設の主な事業体となっている民活事業者の経営状態の問題というのも一方では指摘をされていると思います。二〇〇四年度の事業者百二十二社の経営状...全文を見る | ||
○小林正夫君 今答弁をいただいたように、失敗をした、それを次に生かしていく、このことが大変大事だなと思います。また、学習効果を更にいいものに生かしていく、こういうことが大変必要だと思いますけど、そういう意味で一つ質問をいたします。 最近では、民間資金の活用による公共施設の整備...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、今日は資料を配付をさしていただきました。民活法特定施設ごとの活用状況という資料を今日は提出をいたしましたが、これを見ながらお聞きを願いたいと思うんですけれども。 現在の民活法によって全国に百八十五の施設が現在開業していると聞いております。入居率、稼働率が...全文を見る | ||
○小林正夫君 是非、その施設が有効に使われるようにしっかりした取組をお願いをしておきたいと思います。 次の質問に移ります。 工業再配置促進法を廃止する法律案について質問をいたします。 昭和四十年代、我が国の経済社会、これは工業化と都市化、こういう方向で進みまして、三大...全文を見る | ||
○小林正夫君 今副大臣が答弁されたように、成果も確かにあったと思います。ただ、移転促進地域の中には、工場が減少して、ものづくり産業の集積メリットが失われて産業が空洞化した地域もある、このように指摘もされております。 例えば東京の大田区。大変中小企業の多い地域ですけれども、ここ...全文を見る | ||
○小林正夫君 この工業再配置政策の基本的考えは、国土の均衡ある発展を目指したもの、このように私は理解をしております。そういう意味で、今回、この法律を廃止をしていくということになるわけですから、この国土の均衡ある開発という社会的、政策的なこういう理念を今回は転換をしてしまうのかどう...全文を見る | ||
○小林正夫君 次に、地域産業政策と今お話のあった新経済成長戦略、この整合について質問をいたします。 経済産業省は、平成十三年度から地域産業政策として産業クラスター計画を推進しております。これまでの実績や成果についてどのように政策評価をしているのか、今後についてどのような中長期...全文を見る | ||
○小林正夫君 新経済成長戦略については、今後、この委員会を始めとしていろんな場面で論議をさしていただく、あるいは質疑を交わしていただく機会があると思いますので、十分その中でいろいろお聞きをしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 次の法案の中小企業の...全文を見る | ||
○小林正夫君 今日の製造業の実態をちょっと調べてみましたら、一九九四年から二〇〇三年までの十年間、この十年間で見てみますと、従業員四人以上の事業所の数は三十八万件から二十九万件と二四%も減っている。働く人は一千四十二万人から八百二十三万人に、実に二一%働く人も減っているという状況...全文を見る | ||
○小林正夫君 委員長にお願いなんですけれども、やはり今までいろんな法律を作って施策をしてきたけれども、いろんな理由で使い勝手が悪いと、こういうことも実際にあると思います。したがって、今の例えば研究開発補助金だとか技術指導、試験研究費の税額の控除など、どのぐらいの企業が適用してきた...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の質問ですけれども、四月の十一日の当委員会で大臣の提案理由の中で、製品開発等における大企業との連携協力の関係が弱まり、目指すべき技術開発の方向性を見定めることが困難になりつつあると、このように提案の中で述べられました。その理由を、国際競争の激化で従来の固定的な系列...全文を見る | ||
○小林正夫君 今日の今までの質疑の中でも、例えば下請代金支払遅延防止法、法律の中でもそういう下請という言葉が使われているんですよね。ですから、これは一つの言葉だといえば言葉なんですが、やはりこういうところから私は直していって、それぞれの人の気持ちの中に、やっぱり協力会社あるいはパ...全文を見る | ||
○小林正夫君 次に、安全問題についてお聞きをします。 今日、お手元に平成十七年度版の厚生労働白書の中から、「労働災害発生状況の推移」という資料を提出をさしていただきました。 この資料を見ていただくと分かるとおり、死亡者数は減ってきていると。ただ、減ってきているけれども、平...全文を見る | ||
○小林正夫君 是非、安全対策、何よりも大事だと思いますので、強力に進めていただきたいと思います。 次に、若い人へのものづくりの魅力あるいは必要性を教えていく、こういうことについて質問をさしていただきたいと思います。 私事になるんですけども、私、昭和三十四年に東京都が都立の...全文を見る | ||
○小林正夫君 時間の関係で、最後、大臣にお聞きをしたいと思います。 その先日訪問した社長さんに、中小企業の経営で喜びを感じるのはどんなときですかと、こういう質問をさせていただきました。返ってきた答えは、今は喜びを感じている時期ではない、二十数年前にゼロからスタートしたので土地...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 | ||
05月10日 | 第164回国会 参議院 本会議 第22号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 私は、ただいま議題となりました中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律の一部を改正する等の法律案及び都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律案につきまして、関係大臣に質問...全文を見る |
05月23日 | 第164回国会 参議院 経済産業委員会 第15号 議事録を見る | ○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会の小林正夫です。 今日は、大変貴重なお話ありがとうございました。また、今後の審議の中で是非今までのお話を有効に使わしていただきたい、このように思います。 まず、加藤参考人にお聞きをいたします。 まちづくりは二割の頑張り...全文を見る |
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 次に、補助金の関係について、幸山参考人と渡辺参考人にお聞きをしたいと思います。 平成十年にこのまちづくり三法ができた以降、毎年一兆円近くのお金がまちづくりの関連予算として使われてきた。調べてみると、八年間で八兆三千九百七十四億...全文を見る | ||
○小林正夫君 渡辺参考人に、お仲間の論文の中、これ拝見いたしますと、補助金に頼らない実績をつくりなさいと、こういう論文がお仲間から出ているわけですが、今、補助金を期待したいという片方では声があるわけですが、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。 | ||
○小林正夫君 佐々木参考人にお伺いをいたします。 参考人のお話の中で、大型商業施設だけを規制すれば中心市街地は活性化するものじゃないと、こういうお話もあったと思います。そこで、大型店あるいは中型店、そういうお店を町中に呼び込むためにはどうしたらいいか。 ある、私、地域に行...全文を見る | ||
○小林正夫君 ありがとうございました。 幸山参考人に、開発と規制ということで少しお話をお聞きしたいと思います。 先ほどの幸山参考人のお話で、大型店の進出についていろいろ市としては判断をしてきたと、こういう経過も述べられて、大変御苦労も多いんじゃないかなと、このように察しを...全文を見る | ||
○小林正夫君 時間の関係で最後になりますが、渡辺参考人にまちづくりと景観法についてお聞きをしたいと思うんですけれども、まちづくりは伝統や文化、あるいは歴史的な建物もしっかり残していかなきゃいけない、あるいは環境との調和が大変大事だと、こういうことで、平成十六年に景観法というのがで...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。終わります。 | ||
05月30日 | 第164回国会 参議院 経済産業委員会 第16号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。 五月十日の本会議で、今審議している法案と国土交通省から提案された都市計画法の一部改正、この二本が本会議に提案をされ、私の方で一括して民主党代表として質問をさしていただきました。そのとき、大臣の方から基本的な考え方について答弁をい...全文を見る |
○小林正夫君 いずれにしても、安心して本当に暮らせる町、自分の一生を終えるとき、人生卒業するときに、ああやっぱりこの町で暮らしてよかったなと、やはりこういうふうに思えるような、まあ抽象的ですけど、まちづくり、こういうところが最終的な目標なのかなと、私自身はそのように理解しておりま...全文を見る | ||
○小林正夫君 関連して質問をいたしますけど、今の定義の中には、一市町村一つの中心市街地にしなさいとは規定されていないと。ただ、原則的には一市町村の中に一つの中心市街地を指定してきた、これが今までの運用だというふうに私は理解をしております。結局、そのことをどう変えていくのか、あるい...全文を見る | ||
○小林正夫君 やはり市町村の合併そのことも大変な出来事だと思います。もう何年も掛けていろいろ調整をして、それぞれ利害関係などあって、でもやっと一つのまた大きな町にしようということが多分まとまっていくんだと思います。是非とも、そういう中で摩擦を生じなくてもいいように、今言った今まで...全文を見る | ||
○小林正夫君 是非、何でもそうですけれども、公のお金を使って、そのことをきちんと検証した上で、問題点があるならば直して、新たな法律を作って先に進んでいく。したがって、どうもやはり、こういう数字を求めたけれども、実際に中心市街地に使ったお金の把握ができてないということになると、本当...全文を見る | ||
○小林正夫君 じゃ、以降、私の質問の中で、使ってきたお金と、こういう表現の仕方をしますけど、是非御理解をいただきたいと思います。 そこで、事前に各省庁と打合せをしたときに、今、予算としてだけれども実際に使ってきたお金と理解していいと、経済産業省の方からはそういう回答いただきま...全文を見る | ||
○小林正夫君 副大臣にお聞きをしたいと思います。 今の資料のように八兆三千九百七十四億円すべてが中心市街地に使われたお金じゃないと、このように私も理解をしておりますけれども、でも、こういうお金を使ってきたけれども、実際は大半の中心市街地の衰退が進んできてシャッター通りになって...全文を見る | ||
○小林正夫君 今日は予算委員会じゃありませんので、逐一細かな数字を挙げてどうのこうのという質問はいたしませんけど、でも、やっぱり今回、法律の名前を変えてまで中心市街地の活性化対策を一生懸命やっていこうと、こういう提案なんです。したがって、今日、実は八府省庁の方にお越しをいただきま...全文を見る | ||
○小林正夫君 ありがとうございました。 これから法の趣旨にのっとっていろいろ検討していくと、こういうお話もありました。私は、法律を変えるということは税金の使い方を変えると、このように私は認識しているものです。したがって、この法律の趣旨が生かされるように、今までの反省を踏まえて...全文を見る | ||
○小林正夫君 大臣、こういう資料を基にして、これからの人口がこうなるだろうと、こういう見通しを付けて今回この法律を作ったと、こういうことだと思います。 万が一、この見通しに差異が生じた、あるいは大きく人口が今考えているよりか変化してしまったと、こういう場合が生じたときにはどの...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の質問に移ります。 今日、三つ目の資料ですけど、資料三を見ていただきたいと思います。 まちづくりを進めていく上では、歴史や文化の継承あるいは環境との調和が大変大事だと、こういうことだと思います。先日の参考人の方からも、こういう御意見もありました。また、川越...全文を見る | ||
○小林正夫君 はい。 この問題で、要は好事例ですね、この町でこういうことをやってみたら非常によかったと、そういうことがあれば、私は、一定の国の関与の下で、そういうものについてほかの市町村なり景観行政団体の方にきちんと知らしめていく、このことも大変必要なことだと思いますけど、併...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 | ||
06月08日 | 第164回国会 参議院 経済産業委員会 第18号 議事録を見る | ○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。質問をさしていただきます。 平成十八年度の経済産業政策の重点ということで、経済産業省の方から私たち民主党の経済産業部会の中でもいろいろ今年度の取組について説明をお伺いをしてきました。今年度の重点目標としては、イノベーションを通じた...全文を見る |
○小林正夫君 ありがとうございました。 それでは、実は独立行政法人の中小企業基盤整備機構が昨年の、平成十七年の十一月から十二月にかけて、都道府県中央会会員の事業協同組合、企業組合、商工組合、協業組合、商店振興組合、生活衛生協同組合、こういう中から一万組合を抽出して、組合の現状...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、この課題について政府としてはどういう取組を行ってきたのか、あるいはこれからどういう取組を行おうとしているのか、このことについてお聞きをいたします。 | ||
○小林正夫君 大臣にお伺いしたいと思っています。 私は、もう一つの原因としては原油高、このことで大変製品を作るのにお金が掛かるようになった、ただそれを価格には転嫁できない、こういう悩みが大きいと思っております。 そこで、今日資料として提供いたしましたのは、昨日の読売新聞の...全文を見る | ||
○小林正夫君 大臣は、今大体七十ドルぐらいでこの数字が示されておりますけれども、これから先、この七十ドルが高値安定で行ってしまうのか、あるいは上がっていくのか、あるいは下がっていくと。どのような見通しをお持ちでいらっしゃるか、お聞きをします。 | ||
○小林正夫君 ありがとうございました。 それでは次に、経営課題の二番目として挙げられた後継者不足、こういうことについてお聞きをしたいと思います。 これを、よくこの資料を見てみますと、さらに小売業の人たちが六二・三%、こういう数字を示しておりまして、ほかの業種よりか二〇ポイ...全文を見る | ||
○小林正夫君 この関係で、もう一点質問をいたします。 先月の五月一日に施行された新しい会社法、これでは、最低資本金規制が廃止をされて資本金ゼロでも会社をつくることができると、こういうことになりました。そのことによって中小企業の開業の見通し、これは明るいものなのかどうか、現段階...全文を見る | ||
○小林正夫君 大臣にお聞きをいたします。 平成十一年に改正された中小企業基本法ですけれども、規模が小さいあるいは資金調達力や情報収集力が弱い、技術力が低いなど、事業経営の中で不利な立場に置かれやすい中小企業を組織化することで結束をさせて大企業との格差を是正していく、こういう理...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 いずれにしても、日本の企業の九九・七%を中小企業が占めている、もう中小企業が元気じゃなければ日本が元気にならないと、こういうことだと思います。 したがって、今までいろんな施策を打ってきたと思いますけれども、更に検証しながら、よ...全文を見る | ||
○小林正夫君 そうしますと、確認ですけれども、左側にある平成十七年度で見た場合に、全国の中小企業団体中央会向けに国から助成したお金が九億五百二十万、そして各都道府県が交付したお金が六億七千八百万、さらに、これは国として各都道府県向けに助成したのが六億七千八百万、それと同額が各都道...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、先ほど少し説明がありましたけど、平成十八年度いよいよ三位一体の改革が行われて、この資料でいくと十八年度の右下の方が空欄になっているわけなんですが、先ほど書簡を交わしたと、このようなお話もありました。 ここは、従来、平成十七年度と同額程度のものが各都道府県...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、平成十七年度使ってきたお金が分かりました。また、十八年度も使おうとするお金も分かりました。したがって、私たち、税金、公のお金を使ってくるわけですから、そのお金がどのように使われてどのような効果があったのかと。やはり費用対効果という意味ではきちんとチェックをし...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の質問を行います。 六月六日、提案理由の中で大臣から、制度の創設以来約半世紀が経過する中で、当初の想定を超えて、極めて大規模に事業を展開する組合や、共済事業に代表されるリスクの高い事業を行う組合が出現しており、運営規律が十分に働かなくなった中小企業組合の破綻事...全文を見る | ||
○小林正夫君 なぜ想定できなかったのか、そこが、いまいち私よく分からないんです。この半世紀の間に高度成長という時代もあったし、大変経済の情勢が厳しくなった時代も、もう本当にあらゆることをこの五十年ぐらいの間で経験をしてきたんだけれども、その間にこういうことが起きるんじゃないだろう...全文を見る | ||
○小林正夫君 今回のこの法改正の軸ですね、軸がお金の管理に関するガバナンス、こういうものになっていると私は思っています。改正の参考した法律が会社法によるところが多いのかなと、このようにも感じております。会社法では、会計知識に乏しい取締役など、共同で会社の計算書類を作成させることに...全文を見る | ||
○小林正夫君 やはり組合員の人から預かった大事なお金をきちんと運用していく、このことが求められているんだと思います。 そういう意味で、今お話がありました会計主任と会計参与の仕事はやはり違うんだと私は思うんです。きちんとチェックをしていくために、せっかく会社法では新たな会計参与...全文を見る | ||
○小林正夫君 今回の改正で最低出資金規制を導入する、このようにあります。先月の五月一日に施行された会社法では、逆に最低資本金規制を撤廃をして資本金ゼロでも会社がつくれると、こういうことになったわけですけれども、時代の流れという観点から見て、最低出資金規制の導入についてどのように考...全文を見る | ||
○小林正夫君 午前中の北川委員の質問にもありましたけど、改めてお聞きをしますけど、今回の法改正で中小企業組合のガバナンス強化のためにいろいろ規制が強化される部分もあります。中小企業者にとって組合の使い勝手が悪くなってしまう、こういう心配がないのかどうか、改めてお聞きをいたします。 | ||
○小林正夫君 最後に、大臣にお聞きをしたいと思います。 小泉政権五年間経過をする中で、私は、やはり景気対策、景気を浮揚する、こういう対策が非常に薄かった、このように感じております。その結果いろんな現象が起きて、大変中小企業も厳しい経営が強いられている、こういう実態にあると思い...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもありがとうございました。 | ||
11月28日 | 第165回国会 参議院 経済産業委員会 第5号 議事録を見る | ○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会の小林正夫です。よろしくお願いいたします。 この法案は、身近な生活製品で発生した重大事故でありまして、日々の生活の安全にかかわる課題として国民の皆さんも本当に関心を寄せている課題です。 同僚の若林秀樹委員が十一月の十日の参...全文を見る |
○小林正夫君 幾ら情報が経済産業省に上がってきても、それが今言ったように共有化されなかったりあるいはどこかでその情報がストップしてしまっていると、こういうことが起きるとまた同じような繰り返しになってしまう、私はこのように心配をします。 そこで、経済産業省の方から何回も私勉強さ...全文を見る | ||
○小林正夫君 たとえ重大事故情報の報告を一元化しても、ガス製品に関しては、業務用製品はガス事業者及びLPガス事業者が事故報告義務を負って、消費生活用品はガス機器メーカーが報告義務を負うことになっています。 それぞれの意味と、改正前との関係の変更点、この辺について説明を願いたい...全文を見る | ||
○小林正夫君 次に、資料二、配付をさせていただきました。これを見ていただきたいと思うんですけれども、この資料二は、事故発生から経済産業省に通知が届けられる流れを示したものなんです。これも事前に経済産業省の方にお願いをして提出を願ったものなんですけれども、現状の通知経路が上の段に書...全文を見る | ||
○小林正夫君 この改正後の資料を見ますと、重大事故については製造・輸入事業者から直接経済産業省の方に情報が届くようになっています。その一番下の方に記載されているんですけれども、重大製品事故以外の事故については、製品技術評価基盤機構から報告ありと、このように書いてある。したがって、...全文を見る | ||
○小林正夫君 今、大事な回答をしていただいたと思いますけど、やはり一元化をして、どういう事故でも本当にスムースに上がってくるような、こういう体制が必要だと思いますので、是非その取組をお願いしたい、このことを要望しておきたいと思います。 そこで、国民のだれもが、これは重大事故な...全文を見る | ||
○小林正夫君 政令で定める、このようになっていくというお話です。 十一月の二十一日の参考人質疑、ここで行いましたけれども、その報告義務の対象となる事故の範囲について、あるいは運用について、第三者委員会を設けてその委員に法律家や消費者の代表を加えるべきだと宮本参考人がお話をされ...全文を見る | ||
○小林正夫君 もう一度この資料二を見ていただきたいんですけれども、改正後においては、経済産業省に上がってくる報告というのは製造・輸入事業者から一括で上がってくると、私はこのようにしたことは大変いいことだと、このように思っております。 ところが、例えば消費生活センターなどから製...全文を見る | ||
○小林正夫君 そうしますと、消費生活センターなどからは連絡、連絡は任意なんだと、こういう今お答えでしたけれども、例えば今回のシュレッダー事故は、国民生活センターでは把握していたけれども経済産業省には伝えていなかった、こういうことが言われておりますけれども、ここをなぜ任意にしたんで...全文を見る | ||
○小林正夫君 どうもそこがあいまいだと思うんです。シュレッダー事故の私たちの教訓は、そういうような事故情報がきちんと経済産業省に上がってくる仕組みをつくろうということで今回の法案の改正を提案されてきたんだと思うんですけれども、ここはなぜその連絡、任意としなきゃいけないのか、今のお...全文を見る | ||
○小林正夫君 そこで、このルートを見ますと、消費者生活センターから直接製造・輸入事業者に入ってきて、国民生活センターという表示はここにはないんですね。 したがって、消費生活センターとこの国民生活センターの関係はどうなっているのか、消費生活センターが相談を受けて入力する相談情報...全文を見る | ||
○小林正夫君 十一月の一日の衆議院の経済産業委員会で同僚の太田和美議員が質問をしまして、そのときに甘利大臣から答弁がこのようにありました。国民生活センターと連携を取る場合、個人情報保護の関係で難しい面があったが、事安全に関することなので高市担当大臣と話をして迅速に連携が取れるよう...全文を見る | ||
○小林正夫君 個人情報保護の関係が少し見え隠れするというふうに、私、印象を受けているんです。 それで、私、実は今年の三月の十三日の予算委員会の中で、個人情報保護法が全面施行になっているんだけれども、過剰反応によって大変国民生活の中に混乱を来していると、このような質問を当時の猪...全文を見る | ||
○小林正夫君 話を国民生活センターと消費センターの方に戻したいと思いますけれども、消費生活センターというのは、調べましたら、十一月八日現在、全国に五百三十三のセンターがあると、このようにされております。都道府県の県立が百五十一、政令指定都市の市立が二十四、市町村立が三百五十八、こ...全文を見る | ||
○小林正夫君 先ほど小林委員の方からも御質問ありましたけど、このPIO—NETの活用について、私は関係省庁からもっと活用したいと、こういう要望が大変出ているんだと思うんですね。で、現状における課題について先ほど審議官の方からお話がありましたので改めてその質問はしませんが、やはりこ...全文を見る | ||
○小林正夫君 もう是非、喫緊の課題で、パロマの製品でも二十一名の方が不幸にして命を落とされている。シュレッダーでも子供の指が事故でけがをした。こういうことを受けての法改正ですから、特にこれは多くの省庁から求められている事項ですから、もう是非、来年の三月と言わず、早く結論を出して実...全文を見る | ||
○小林正夫君 是非、その辺の取組をよろしくお願いをしておきたいと思います。 次に、十一月の十四日の日に相模原の国民生活センターに視察に行かせていただきましたので、それに関する質問を何点かさせていただきたいと思います。 その国民生活センターに行きましたら、いろいろ試験をして...全文を見る | ||
○小林正夫君 速やかに、そういう情報があって、商品テストをして安全かどうか確認することは大変大事なことですから、今の国民生活センターがやっていることを全く否定するものでは私はないんです。 ただ、一つのヒット商品が出ると、次の方たちは安いもので同じようなものをどんどん作っていっ...全文を見る | ||
○小林正夫君 同じ関連なんですが、日本の製造業者の方が作られた製品と外国から入ってくる製品、この辺はどういう判断で商品テストをしているのか、どういう考え方に基づいて現状やっているのか、この辺についてお答えいただきたいと思います。 | ||
○小林正夫君 大臣、製造・輸入業者において、国民生活センターで商品テストなどをやっているということなんですが、そういうことに頼ることなく、作る側が自ら製品に責任が持てる安全な製品をきちんと作らすこと、このことが大変大事だと思いますけれども、経済産業大臣の御見解をお聞きをしたいと思...全文を見る | ||
○小林正夫君 次の質問に移ります。 リモコン付きの電気ストーブの関係がこの間報道されておりました。私も茨城に住んでおりまして、大分最近は寒くなったものですからこれを有効に使っている一人なんですけれども、この間の報道を聞いていますと、試買テストをしたということを言われておりまし...全文を見る | ||
○小林正夫君 やはり今後も、事故が起きてから対策をするんじゃなくて、事故が起きる前にいろいろ私たちは施策を施して消費者の方に周知をしていく、このことが大変私は大事な取組だと思うんですけれども、この試買テストに対する考え方、今後どういう考え方でこの関係臨んでいくのか、これについて質...全文を見る | ||
○小林正夫君 次のテーマの質問に移らしていただきたいと思います。経年劣化による製品事故について、この点について質問をいたします。 私、十一月の十一日の土曜日ですけれども、ラジオを聞いておりましたら、洗濯機の脱水槽のふたを開けると普通は回転が止まるんだけれども、長年使用していて...全文を見る | ||
○小林正夫君 私、今回の洗濯機の脱水槽の事故は、脱水槽のブレーキが経年劣化によって止まりにくくなってしまったと、このようなことじゃないかというふうに考えているんですけれども、取扱説明書、物を買うときに取扱説明書が付いてきますけれども、私の記憶では、使用期限はいつまでと、こういう表...全文を見る | ||
○小林正夫君 表示については是非検討を進めていただきたいと思います。 それともう一つ、経年劣化で古くなっちゃったんだからこういうことがあってもしようがないんだと、とかくそういうふうに思いがちだと思うんですよ。したがって、何かトラブルがあっても報告がなかなか上がりにくいという要...全文を見る | ||
○小林正夫君 内閣府に一つお聞きをしておきます。 私たちが日常、製品を使って安全に生活できるようにしていくために、消費生活専門相談員、この人たちの役割、あるいはこの人たちに期待をするところも非常に多いかと思うんですけれども、現在のこの消費生活専門相談員の現状と課題、そして資格...全文を見る | ||
○小林正夫君 一時間にわたって質問をさせていただきました。今回の法律改正だけではまだ不十分なところも幾つかある、私はこのように感じがいたしました。 そこで、経済産業大臣に最後にお聞きをしたいと思いますけれども、先ほどの経年劣化による製品事故の扱いなど含めて、さらに今後製品安全...全文を見る | ||
○小林正夫君 ありがとうございました。 |