小林正夫

こばやしまさお

比例代表選出
国民民主党・新緑風会
当選回数3回

小林正夫の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第166回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会の小林正夫です。  予算委員会派遣第二班の調査につきまして御報告いたします。  第二班は、自民党の吉村理事を団長とする十名で編成され、二月十五日及び十六日の二日間、兵庫県を訪れ、近畿地方の産業経済の動向、兵庫県の財政・経済状況...全文を見る
03月12日第166回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。  国土交通大臣にまずお聞きをいたします。  週末に、国土交通省発注の水門設備工事をめぐる談合で国土交通省の現職技官が関与している疑いが関係者の話で分かった、こういう報道がされました。  昨年、大臣のところで現職職員に聞き取り調...全文を見る
○小林正夫君 この報道の事実関係ですけれども、これはこれから調査やるんですか。でも、大臣は昨年、自分のところの職員には関与をしてないと、こういうふうに発表されているんですが、こことの整合はどうなんですか。
○小林正夫君 いつごろ調査結果を終わらして国民の皆さんに発表する、こういうことはどうでしょうか。いつごろになるんでしょうか。
○小林正夫君 一日も早く国民の皆さんに明らかにしてこういう不信を払拭していかなきゃいけないと思いますので、早い調査をしていただいて国民の前に結果を出してもらいたいと、このようにお願いをしておきます。  次の質問に移ります。電動車いすの安全対策についてお聞きをいたします。  今...全文を見る
○小林正夫君 道交法との関係でどうでしょうか。
○小林正夫君 この電動車いす、どのぐらいの台数が世の中に普及しているのか、数を教えていただきたいと思います。
○小林正夫君 厚生労働大臣にお聞きをしますけど、この資料の、特に、限定はもちろんできませんが、お年寄りの方が足腰が弱くなってこういう電動車いすを見掛けるようになった、こういうことをイメージしながら、こういうものが普及されていくこと、この受け止めについて厚生労働大臣はどのようにお思...全文を見る
○小林正夫君 私も実は団塊の世代で、今年六十になります。この私たちの世代がこれから年を重ねていきますから、当然、高齢社会がどんどん進んでいきますね。私は今の段階でも、自分が足腰弱くなったらああいう電動車いすを活用するといいなと、このように思っているんです。  そこで、今の大臣の...全文を見る
○小林正夫君 お手元の資料に、平成九年から十八年までの事故発生件数、死亡者数などを記載をいたしました。事故の傾向としてどういうことが多いのか、あるいは都心だとか郊外における、この辺に何か事故の特徴などあるのかどうか、今後のいろんな対策をしていく上でこういうことをきちんと知っておく...全文を見る
○小林正夫君 今国会で道交法の改正が予定をされていて、特に歩道を走る自転車、これらの対策も含めて検討されているというふうに聞いておりますけれども、今、事故の傾向などはなかなか把握できないと、こういうお話がありましたけど、今回の道交法改正に当たって、この電動車いすがこのように普及し...全文を見る
○小林正夫君 私は、やはりこれから高齢社会になって、こういう電動車いすが普及をされて、なおかつお年寄りの方が表に出ていって空気を吸うという、大変いい私はこの電動車いすの利用方法があるんじゃないかというふうに思います。  ただ、そうはいっても、前提はやはり安全でなきゃいけないとい...全文を見る
○小林正夫君 これは学校教育法第二十二条の第一項に保護者の負担とすると、このように明記をされているわけですから。そして、インターネットなどでいろいろ調べていくと、主要全国紙だけでも、この半年間で給食費の未納に関して二百十七件、二月末現在、そのぐらいの記事が出ているんですね。  ...全文を見る
○小林正夫君 もう一つお聞きをしますけど、給食費未納の経済的な理由で払えない、こういう方が約三割ぐらいいらっしゃるんです。払えるのに払わない人がまあ逆に言えば六割ぐらいかなと、こういうイメージですけどね。  全国すべての都道府県で給食費の未納問題が全部発生しているわけですね、全...全文を見る
○小林正夫君 私も調査結果を見させていただきましたけど、この欠損部分の扱いで、例えば二百円の給食を本来ならば食べるところを、お金を払わない方がいるので結局その給食費代を、百九十円の給食を食べているという例もある。もう一つは、その二百円の分を確保するために、学校全体の総予算の中から...全文を見る
○小林正夫君 教育問題については、今大臣おっしゃったように、歯がゆい問題もこれは相当含まれていますね。したがって、また別な場でしっかりこの教育問題については論議をいたしますけど、この間出た調査結果は二〇〇五年のものですよね。それで二十二億円の未納があったとされています。これ、前年...全文を見る
○小林正夫君 いずれにしても、地方自治体、教育委員会とのかかわりが非常にこれ強いものなんですが、全国的にこういうものが発生しているという事実がありますから、是非地方自治体とあるいは教育委員会の方と十分な連携を取ってこれらの問題について対策を示していかなきゃいけないんじゃないかと私...全文を見る
○小林正夫君 今大臣おっしゃったように、この問題を放置していきますと、もう本当に公正公平な社会が崩れていって、やり得な、こんなような社会になっていくのは本当にモラルの低下につながっていくと思いますから、それと、未来の子供たちの問題であるということも踏まえて、是非自治体と国と一体と...全文を見る
○小林正夫君 そのように、大変、過去十年間で五一%の予算が伸びていると、こういう状態ですけれども、少し具体的に質問をしていきます。  総合科学技術会議でランク付けがされておりまして、SとかA、B、C、こういうことに基づいてこの予算が張り付けられていると、このように認識をしており...全文を見る
○小林正夫君 S、A、B、Cというのはどういうことを指しているんですか。
○小林正夫君 Sというのは積極的に今後も進めていくということですね。  ところが、平成十五年度と平成十八年度を比較してみますと、Sについてが件数で九十件あったものが二十四件に減っている。金額比率でも、五三%から二八%にSという進めなきゃいけないという研究費の件数も額も減っている...全文を見る
○小林正夫君 私にはよく意味と理解ができませんけど、財務大臣、問題、課題がある、こういうBランクの予算が大幅に増えたり、あるいは新規計上が認められている事業もあるんですけれども、中にはBランクなのに予算が二〇%以上も増加した事業があるんですね。これはなぜそういうような予算の張り付...全文を見る
○小林正夫君 文部科学大臣にお聞きをいたします。  近年、科学研究費補助などの公募型の研究費、いわゆる競争的研究資金が大幅に増加してきておりまして、文部科学省の分だけでも、比較して、平成十四年度二千六百五十六億円、これが平成十九年度のこの予算では三千六百八十九億円に、実に六年間...全文を見る
○小林正夫君 私、大学などで研究費をきちんとチェックする体制整備をつくってこなかった、ここに大きな原因があると思うんですけれども、これは政府の大きな責任じゃないかと思いますけれども、いかがですか。
○小林正夫君 文部科学省だけじゃなくて厚生労働省にも、昨日の夜から今日の朝にかけてのニュースでも、厚生労働省から出向している埼玉県の保健医療部長ら三人が、平成十三年度と平成十四年度の研究費として交付した補助金のうち二百十万円をだまし取った疑いがある、こういう報道がされていますけど...全文を見る
○小林正夫君 財務大臣、今やり取りをしていまして、要はチェック体制をもっときちんとやっていかなきゃいけないということも大きな対策の一つだと思うんですが、これが今日でもあしたにもでき上がればいいけど、なかなかこのチェック体制をつくっていくということも、ある意味では少し時間掛かるかも...全文を見る
○小林正夫君 私は、無駄遣いや不正受給を許してきた自民党政治の責任は大変大きいものだと思います。そのことを指摘して質問を終わります。
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。  私は、今日のテーマである格差、雇用問題を中心にまず質問をさせていただきたいと思います。  安倍総理にお伺いをいたします。  地域間の所得格差が広がった、こういうことが内閣府からの発表で分かりました。(資料提示)これは内閣府が...全文を見る
○小林正夫君 いずれにしても、内閣府が発表した数字が、県民所得の格差がこれだけ広がっていることは事実なんですから。そのことに対して、私は今まで小泉政権、安倍政権、この政権のかじ取りが誤っているんだと思います。そのことを指摘して、次の私は教育の格差について質問に移ります。  私は...全文を見る
○小林正夫君 最近は、家庭で教えるべきしつけまでもが学校が教えるべきだ、こんなような雰囲気もあると思います。先生は大変だなと、私つくづくそのように思います。  学校の先生は、当然学力向上、こういうことを目的として頑張っているわけですけれども、軽度発達障害のある児童に対する指導と...全文を見る
○小林正夫君 三位一体改革の中で、子供たちにかかわる経費である義務教育費国庫負担金の国庫負担率が削減された、これは二分の一から三分の一になった、その結果、税収不足や地方交付税の削減によって教員の配置に必要な財政措置が困難となっており、教育の地域間格差が拡大をしております。  私...全文を見る
○小林正夫君 いずれにしても、教育は日本にとって一番大きな私は課題だと思います。そこにしっかりした財政を投入していかないと、今大臣おっしゃったように、各自治体は本当に疲弊して自治体そのものがつぶれてしまうような自治体もあるわけですから、そういうところで一般財源で使っていいというふ...全文を見る
○小林正夫君 次に、雇用問題について質問をいたします。  安倍総理にお伺いをしたいんですけれども、これから我が国、しばらくの間は少子高齢化という状況が続くと思います。当然労働人口が減少していく中で、国力、国の力ですね、これをつくり出す、こういうことが必要だと思いますけれども、こ...全文を見る
○小林正夫君 雇用労働者の人たちは、高齢者雇用安定法によって平成二十五年以降六十五歳までの雇用を確保する、こういうことが決まっておりまして、これはそれで順調にやっていく必要があると思います。  そこで、農業の関係ですけれども、中高年の農業への就労について松岡大臣にお聞きをしたい...全文を見る
○小林正夫君 私は松岡大臣の答弁は正しいと受け止めております。しかし、正直言って、どうしても私は光熱水費の問題が引っ掛かって、一〇〇%素直に聞けないという状況なんです。  そこで、松岡大臣に改めてお聞きをしたいと思います。  残念なことに、我が党においても付け替えがあることが...全文を見る
○小林正夫君 総理、与党からも松岡大臣に対する批判が上がっています。この予算委員会でも、自民党の議員から、早く職務に専念できるよう姿勢を正して頑張っていただきたいという発言がありました。また、公明党の議員からも、国民の目線から見て更に十分な説明責任を果たすよう強く要望すると、この...全文を見る
○小林正夫君 安倍総理は直接、松岡大臣からいろんな事情をお聞きになったんですか。
○小林正夫君 総理は、三月の十四日、先週の水曜日になりますけれども、自民党の当選一回の衆議院議員約四十名の人と懇談をして、松岡農水大臣の資金管理団体が高額な光熱水費を計上した問題について、皆さんに迷惑を掛けていることは分かっている、このように語ったという報道がされておりますけれど...全文を見る
○小林正夫君 総理は教育を御自身の重点政策に据えられております。今回の一連の松岡大臣の答弁ぶりは余りにも不誠実で、虚偽答弁の疑いさえ濃厚と国民の皆さんに私は印象を与えているんだと思います。これらが将来ある子供たちに深刻な影響を与えているんではないかと私は心配しております。  今...全文を見る
○小林正夫君 政府は十六日の閣議で、松岡大臣の光熱費の詳細を求める質問主意書に対して、政治資金規正法では個別の支出についての報告は求められないとする答弁書を決めたとされております。これでは、国民の皆さんがおかしいと思って質問をしても、答えなくていいということになります。これはない...全文を見る
○小林正夫君 柳澤厚生労働大臣にお尋ねをいたします。  私は、非正規雇用を生み出している原因の、大きな原因の一つに、労働者派遣法があると思います。  これは、昭和六十年に施行されて二十年以上経過しましたけども、当初の派遣法は、ソフトウエアの開発など十三の専門業務に限定して、社...全文を見る
○小林正夫君 私の手元に厚生労働省の資料があるんですけどね、正社員として働ける会社がなかったから、派遣労働者の皆さんにいろいろ調査をしたところ、その派遣労働者の皆さんの四〇%の人が正社員として働ける会社がなかったから、こう答えているんですよ。ですから、やはりこの派遣労働法の、今す...全文を見る
○小林正夫君 今のこの時代において企業に努力義務といっても、本当にそれを実施できる企業は少ないと思いますよ。  私は、八十時間、一か月の労働時間が八十時間を超えたところに線引きしたということは、実は、平成十七年十一月に労働安全衛生法を改正したんです。そのときの論議は、一か月当た...全文を見る
○小林正夫君 今回政府が出された中身と、私たち民主党が考えている労働政策の違いについて一覧表にまとめてみました。時間の関係で逐一説明ができませんけれども、やはり長時間労働の是正には、残業の割増し率を労働時間、時間外が発生した段階から五〇%に上げる、そして十一時間の休息時間という制...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。  まず、質問に先立ちまして、先ほどの自由民主党の坂本由紀子委員の発言について抗議をしたいと思います。  雇用保険法の成立が遅れたことについて、あたかも国会に責任があるような発言は決して許すことができません。強く抗議し、発言の撤回...全文を見る
○小林正夫君 それでは、参考人の方を中心にお聞きをしたいと思います。  まず、古賀参考人にお伺いをいたします。  我が国経済は、イザナギ景気を超えて、戦後でも最も息の長い景気回復を続けておりますけども、景気回復を感じられるという生活者の声は全く聞こえてこないと、このように言っ...全文を見る
○小林正夫君 次の質問ですけども、古賀参考人と紀陸参考人にお伺いをいたします。非正規労働者が増大した社会をどう見ているのか、このことについてお聞きをいたします。  私も子育ての経験がありますけども、自分の子供には定職に就いてほしいと、こういうふうに願った親でもありました。それは...全文を見る
○小林正夫君 そこで、私は、非正規雇用労働者を生み出した大きな原因の一つに労働者派遣法があると私自身は思っております。そのことに対して野川参考人、紀陸参考人、古賀参考人にお聞きをいたします。  平成七年に旧日経連が新時代の日本的経営という提言をまとめて、現在の成果主義賃金やグロ...全文を見る
○小林正夫君 派遣労働者になった理由ということで、厚生労働省である時期調べてみた調査結果を報告聞きました。その結果、私は、数多くの方が正社員になれなかったから派遣労働者になっているんだという回答が多かったと記憶しております。そのことについて紀陸参考人はどのようにお考えでしょうか。
○小林正夫君 次の質問に移ります。  野川参考人にお伺いをいたします。  就労形態の多様化が大変進んでおりますけれども、今政府が衆議院で出している労働契約法制あるいは労働基準改正法案についてどのようなお考えをお持ちなのか。また、この法案が成立すると、会社における従業員の立場、...全文を見る
○小林正夫君 次に、労働条件の向上あるいは労働環境改善の取組が今強く求められていることについて、紀陸参考人と古賀参考人にお伺いをいたします。  戦後六十余年を振り返りますと、高度成長時代を経て、日本は繁栄して経済大国になりました。しかし、経済優先で公害問題だとか環境問題が置き去...全文を見る
○小林正夫君 古賀参考人に。
○小林正夫君 ありがとうございました。今後の法案審議に大変参考になるお話を聞かしていただきました。  私の時間が来ましたので、これで質問を終わります。ありがとうございます。
04月20日第166回国会 参議院 本会議 第19号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。  私は、ただいま議題となりました経済成長戦略大綱関連三法案につきまして、関係大臣に質問をさせていただきます。  我が国の経済は、景気の回復が続いているとはいうものの、回復の動きが弱いため、いまだ多くの国民が景気回復を実感するには...全文を見る
04月25日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。よろしくお願いいたします。  今日は、組織的多数人買収及び利害誘導罪をまず中心に御質問をいたします。  この組織的買収罪について当初は広範な規制が検討された、このように私承知しておりますけれども、公職選挙の規定よりも要件を限定した...全文を見る
○小林正夫君 そこで、多数の投票人という言葉が出てくるんですけれども、この多数の投票人とは実際どの程度が多数としているのか、こういう点について質問をいたします。  第百二十八条の第一項第二号では、国民投票無効の判決が出される条件の一つとして、多数の投票人が一般にその自由な判断に...全文を見る
○小林正夫君 今、葉梨発議者の方から、相当程度という、ここがよく分からないから質問をしているんです。  赤松発議者は、この多数とはどのぐらいの人数をイメージしているんでしょうか。お聞きをいたします。
○小林正夫君 今の質疑でもつかみ切れないんですよね、この多数というイメージが。  保岡発議者、いかがでしょうか。もう少し国民の皆さんに分かりやすく、この多数とはこういうイメージなんだということが言えませんか。
○小林正夫君 確かに難しい面はあると思うんですが、その状況状況によってこの多数の判断が仮に今後違ってくるということになると、これは世の中大変な混乱が起きると、このように私は思うんです。ですから、そういう意味では、今三人の方から答弁いただきましたけれども、どうもここのところは将来問...全文を見る
○小林正夫君 やはりこの法が決まれば一億二千七百万人の国民全体に掛かってくることで、扱いがその場その場によって違ってくるという不安があっては私はいけないんだと思いますね。だから、そういう点ではこの辺に大きな不備があるんじゃないかと、このように指摘して、葉梨発議者に、先ほどの私の質...全文を見る
○小林正夫君 次に質問させてもらいます。  罰則の対象になるのは、憲法改正案に対する賛成若しくは反対の投票をし、若しくはしないことに影響を与えるに足りる物品その他財産上の利益と、このようにされておりますけれども、多数の者に対する意見の表明の手段として通常用いられないものに限ると...全文を見る
○小林正夫君 発議者と、今日総務省に来ていただいておりますけれども、質問をしたいと思います。  特に心配されるのが、買収行為に対する取扱いの差異を悪用される可能性があるのではないかと思います。  御存じのように、公職選挙に関しては非常に厳しい規制が設けられて、私たち議員が議席...全文を見る
○小林正夫君 少し具体的に質問をさせてもらいます。  労働組合や団体、これは宗教団体も含むというふうに考えていただきたいんですけれども、あるいは、企業が組織全体の利益に合致すると、こういう観点から、例えば憲法改正に賛成あるいは反対するように組合員とか従業員に指示をして、従わない...全文を見る
○小林正夫君 組織的多数人買収罪について、例えば組織の内部の者に対する利益供与なども対象となり得るのかどうか、組織の内部の者に対して。例えば、会社が投票日に金一封を提供して賛成又は反対の投票を行うよう指示をして、なおかつ借り上げバスを用意して、さあ皆さん投票所に行きましょうと、こ...全文を見る
○小林正夫君 次に、候補者の国民投票運動についてお聞きをしたいと思いますけれども、原則自由な国民投票運動の期間と厳しい規則が掛かる公職選挙法の運動期間が重なる事態、当然考えられますよね、これから。そのときに、候補者がなし得る国民投票運動について制約は掛かるのかどうか。また、昨日名...全文を見る
○小林正夫君 昨日、名古屋における地方公聴会に私も出席をして、公述人の方から、通常の選挙運動と異なり、買収又は利益誘導の可能性が低く、プライバシーないし平穏な生活を乱すと、こういう理由以外には戸別訪問を規制する合理的理由が見いだしにくいと、こういう発言をされた方もありました。別な...全文を見る
○小林正夫君 昨日の、私、名古屋の地方公聴会、非常に勉強になりました。いろんな角度から御意見をいただいて、ああそういう切り口もあるのかと、正直言ってそのように思ったことが多々ありました。したがって、国民投票法という本当に憲法に直接かかわる法律を決めようとしているわけですから、やは...全文を見る
○小林正夫君 是非、委員長自らそのように御判断もされているということですから、多くの国民の声が聴ける機会をつくっていくと、このように努力していただくことを再度お願いをしておきたいと思います。  次の質問ですけれども、少し外国の例と比較して教えていただきたいということで質問をいた...全文を見る
○小林正夫君 してない。
○小林正夫君 そうしますと、船田発議者に引き続きお聞きしますけれども、この法案によると、国民投票期日を知らせる官報には発議された改正案が掲載されるということになります。国民投票の公報が有権者の手元に届くのは投票期日の十日前までとなっています。したがって、パンフレットが届くのが直前...全文を見る
○小林正夫君 赤松発議者にお聞きしますけれども、今言ったように、政府以外の人たちがいろんな情報発信する、その発信が間違えていなければいいんですけれども、ある意図を持ちながらそういうことを知らしめていくということも考えられないこともない。したがって、やはり大きな問題を扱って国民投票...全文を見る
○小林正夫君 組織的多数人の買収、あるいは利害誘導罪についてもう少し質問も用意をいたしましたけれども、少し離れて全般的な問題について、後半残された時間、質問をさせていただきたいと思います。  まず、保岡発議者にお聞きをしたいんですけれども、趣旨説明において発議者の方から、日本国...全文を見る
○小林正夫君 船田発議者に質問をいたします。  先日、この委員会の答弁で、今後、国政の重要問題も含めて検討していくことも必要じゃないか、こういう旨の発言がされたと私記憶しております。  改めてお聞きをしますけども、国民投票の対象に統治機構に関する問題とか、あるいは生命倫理に関...全文を見る
○小林正夫君 葉梨発議者と赤松発議者に質問をいたします。  近年、幾つかの自治体で住民投票条例が作られて、特定の政策について賛否を問うと、こういうことが見られることも多くなっているんですが、この状況を葉梨発議者、赤松発議者はどのように受け止めているのか、お聞きをしたいと思います...全文を見る
○小林正夫君 残された時間がわずかですから、最後の質問です。  世論動向をどう受け止めているのか、保岡発議者にお聞きをしたいと思います。  読売新聞が三月の十七と十八日の土日に調査をした結果が四月の六日の日に発表になっておりました。その内容は、憲法改正派が四六%で多数を占めた...全文を見る
○小林正夫君 終わります。  ありがとうございました。
04月26日第166回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
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○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会の小林正夫です。  今国会も既に後半に入っており、重要法案が幾つも審議されております。全産業や、特に中小企業においては、今回出されている三法案は大変大事な法案だと思っております。ただ、疑問点や解明をいただかないと分からない点も数...全文を見る
○小林正夫君 次に、サービス産業の生産性向上に関する質問をさせていただきます。  我が国のサービス産業は、GDPの約七割、また雇用の約七割を占めるなど大変大きなウエートを占めております。しかしながら、諸外国と比較して生産性が低く、また製造業と比べても生産性が低いとされております...全文を見る
○小林正夫君 将来展望についてどのような考え方をお持ちか、改めてお聞きいたします。
○小林正夫君 そこで、具体的に質問をいたしますけど、サービス産業のどの業種について事業分野別指針を定めようとしているのか、また、生産性向上の指標として具体的にどのようなものを用いることを想定しているのか、お答えいただきたいと思います。
○小林正夫君 我が国は非常に高い技術力を持っているんですけれども、それが必ずしも企業の利益率の向上に結び付いていない、このように思います。大手電機メーカーの利益率は欧米や韓国のメーカーを大きく下回っている、これが現状だと思います。  これから、高い技術が企業に、利益につながり、...全文を見る
○小林正夫君 次の法律である、中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律案について質問をいたします。  まず、経済産業大臣にお尋ねをしたいと思います。  地域の経済を活性化させるためには、まず、地域の産業を支えている中小企業の活力を回復することにあると思い...全文を見る
○小林正夫君 往々にして、今までいろんな施策はするけれども、それが十分検証されないまま何か少しの手直しをしてあたかも新しい法律を作り替えたと、あるいは政府はこれだけ一生懸命頑張ってやっているということを世の中に何か見せる方が先に出ちゃってしっかりした検証がされてないというのが、私...全文を見る
○小林正夫君 繰り返しになりますけれども、元々そういうふうにやっていこうという地域は、既に今日的にはもうそういう問題については解決できている地域かなというふうに思うんです。今まで努力してきたけれどもやはりなかなか地域の活性化がなし得てないと、そういうところについて、今のお話で、希...全文を見る
○小林正夫君 よく分かりました。  国井副大臣、次の御予定があるとお聞きしていますので、委員長の御判断で国井副大臣の出欠席について判断してください。ありがとうございました。  それでは、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律案についてお尋ねをい...全文を見る
○小林正夫君 環境問題についてお尋ねをします。  同意基本計画書において、特に重点的に企業立地を図るべき地域及び工場立地法の特例措置の実施により、期待される産業集積の形成、又は産業集積の活性化の効果を定めている市町村は、当該同意企業立地重点促進地域における製造業などに係る工場又...全文を見る
○小林正夫君 次に、公共事業依存度と工場立地の関係について経済産業大臣にお尋ねいたします。  工場の国内回帰の状況を地域別に見ると、公共事業に依存している地域における工場立地の状況が少ないと、こういう傾向が見られます。平成八年度、一九九六年度ですけれども、それと平成十二年度、平...全文を見る
○小林正夫君 今大臣もおっしゃいましたけど、自治体による誘致競争、これが過度に過熱すると異常な状態になっていくんじゃないか、このことを心配しているんですが。  現在、自治体において補助金も含めて様々な誘致策が講じられています。そのこと自体は、一義的には地方の自主的な取組として、...全文を見る
○小林正夫君 そこで、現在の各県の企業誘致政策の状況がどうなっているのか、各県の誘致のための補助金等の制度の状況を含めて、補助金の高い順に代表的な事例を示していただきたい。  時間の関係もありますので、代表的なもので結構ですけど、よろしくお願いいたします。
○小林正夫君 経済産業大臣にお尋ねしたいんですけれども、企業立地の果実を地元の住民とか雇用者に還元させていく筋道、これをどう考えるかということなんです。  今のお話のとおり、亀山工場の例も出ましたけれども、亀山工場におけるテレビの組立てラインは多数の労働者を擁している、こういう...全文を見る
○小林正夫君 そこで、多額の財政資産を投じて誘致した企業が法令に違反するという行為を行ったとしたら、正に言語道断だと思います。しかしながら、現実には製造業の工場において偽装請負やあるいは労災飛ばしなどの違反行為がしばしば見られます、また報じられております。  これらの違反行為に...全文を見る
○小林正夫君 法令遵守の徹底と監視体制について、経済産業省及び公正取引委員会にお尋ねをいたします。  工場立地の増加に伴って、当該工場と下請中小企業との取引も増加することが見込まれますけれども、こうした中で独禁法や下請法で禁じられている大企業による下請中小企業に対する優越的地位...全文を見る
○小林正夫君 しっかりやっていただきたいと思います。  今回の法律の第八条なんですけれども、国の助言という項目があります。この八条において国は、地方自治体に対して企業立地の動向に関する情報の収集、分析、提供を行うこととされているほか、必要な助言を行うとしていますけれども、この国...全文を見る
○小林正夫君 経済産業大臣にお聞きをいたします。  我が国経済は戦後で最も息の長い景気回復とされて今日までおりますけれども、二〇〇二年度から景気拡大局面に入っておりますけれども、そのとき大きく伸びたのは輸出で、対米、あるいは中国を始めとする対アジアを中心に対前年比一一%の高い伸...全文を見る
○小林正夫君 我が国は技術立国であり、貿易立国としてこれからもやはり良い製品を作っていくことが何よりも大事なことだと思います。そのためには安全で安心して働ける環境が不可欠で、労働環境や生活環境が置き去りにされることがないように、強くこのことを要望して、時間が参りましたので、私の質...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○小林正夫君 民主党・新緑風会の小林正夫です。  早速質問に入らせていただきます。  労働に対する基本的な考え方ということで、大臣にまずお伺いをしたいと思います。  雇用はどうあるべきだ、このことについてなんですが、特に私たちのこの日本の国というのは、四方を海に囲まれていて...全文を見る
○小林正夫君 ただいま大臣からお伺いしたことは雇用対策の基本的な大きな考え方と、このように受け止めております。後の質問の中で今の答弁に対しまして質問もさしていただきますので、次の質問に入ります。  二〇〇七年度版の労働経済白書の骨子案が四月二十六日、明らかになったということで、...全文を見る
○小林正夫君 大事なポイントで、白書が最終的な決定を見ていませんから余り強烈にその答弁を求めるということもなんだかなと思いますけど、既にあるマスコミではそういう方向でまとめられるんじゃないかということが示されておりますから、ここの部分だけでも現在どういう方向なのか、改めて質問をし...全文を見る
○小林正夫君 お話を聞いていると、おおむねマスコミが報道している内容の方向にあるのかなと私は受け止めました。また、生活実感としては正にそのような方向にあるんじゃないか、このように私は考えております。  私は、日本はこれからも民主主義であり資本主義を守っていかなきゃいけない、この...全文を見る
○小林正夫君 安倍内閣の経済政策の基本は経済成長だと私は考えています。経済全体が成長すればあらゆる問題が解決するというものと、私はそのように理解していますが、しかし、企業は収益を上げているけれども労働者の賃金が微減とはいえ下がっていると、こういうこと、あるいは景気の回復が戦後一番...全文を見る
○小林正夫君 安倍総理の本音は私もよく分かりませんが、ただ、いずれにしても、二〇〇七年の労働経済白書の検討の中に、生産性は向上しているけれども賃金が微減しているという、こういう方向にはどうも間違いないようですから、その現象をとらえると、安倍総理は経済成長すれば本当に分配もされてす...全文を見る
○小林正夫君 確かに、個別法案で具体的な問題については当然話し合って、その法律の下で決めていくということはこれは理解をするところなんですが、ただ私は、この法律の受け止めとしては、やはり働く環境まできちんと配慮した法律であると、人と環境というのがセットになって初めて雇用対策というも...全文を見る
○小林正夫君 次の質問に入ります。  改正案と現行法との比較という点で何点かお聞きをいたします。  まず、現行の第二章、雇用対策基本計画、こういうものがあったんですが、これが削除をされております。その理由は何だろうかと、このように質問をしたいと思うんですが、衆議院の政府答弁で...全文を見る
○小林正夫君 もう一つ危惧をする点があるんです。  それは、日本の国が少資源であり、貿易立国、このように私は思っておりますけれども、技能労働者の育成という面で、私は日本にとって大変技術者あるいは技能労働者の育成というのはもう大変大事なことだというふうに思っているんです。  そ...全文を見る
○小林正夫君 そこで、やはり日本という国は今後とも、先ほど私の方が言った、そういう環境の下というのは変わらないんだと思うんですね。したがって、やはり我が国においては技能労働者を育成していくということはこれからも大きな課題だというふうに思うんです。  そういう点で、技能労働者の育...全文を見る
○小林正夫君 大臣、今の関係をちょっと確認をさしてもらいたいんですがね。  私は、職業能力の開発というのは否定するものじゃありません。もちろん、もうだれしもがそういう能力を開発していくということも大事なんで、これはいいんです。いいんだけど、技能労働者というのは日本にとってやっぱ...全文を見る
○小林正夫君 次に、第四条なんですけれども、国の施策、このようにうたっております。これは平成十八年の十二月十二日に労働政策審議会から、人口減少下における雇用対策について建議が出されて、その内容が今回の改正案の骨格となって、現行と比べますと、一つは就職が困難な者に対する考え方、二つ...全文を見る
○小林正夫君 午前中の質疑で同僚の島田議員あるいは櫻井議員の方から女性あるいは青少年に対する質問がありましたので、私の方では特に高齢者雇用対策についてこれから幾つか質問をさせていただきたいと思います。特に、高齢者対策では就業支援ということで、厚生年金の支給開始年齢と整合を図ると、...全文を見る
○小林正夫君 年金についてはいろんな不安要素がまた露出しておりますけれども、いずれにしても六十五歳から年金が支給ということは既にもう決まっていることですから、私たちとしては、現役、特に働いている人は現役引退したら年金をもらって生活をしていくと、こういうイメージを描いて今日の社会を...全文を見る
○小林正夫君 今、大臣の方から七十歳という数字も出てきました。少し私ここの部分にこだわって、ちょっと自分自身が敏感になり過ぎているのかもしれないんですが、ちょっと質問をさせていただきたいと思います。  今日は総務省の方にも来ていただいておりますけれども、資料二を用意をいたしまし...全文を見る
○小林正夫君 結論的には、いろんな社会情勢の変化などによって変更は可能であると、このように私は受け止めました。  そこで、大臣に質問をいたします。  政府の再チャレンジ支援総合プラン、こういう行動計画においても、七十歳まで働ける企業の実現に向けた取組を進めると、このようになっ...全文を見る
○小林正夫君 次に、第四条の九に、「不安定な雇用状態の是正を図るため、雇用形態及び就業形態の改善等を促進するために必要な施策を充実する」と、こういうふうに書かれております。  私は、不安定な雇用を生み出している大きな要因の一つに派遣労働法があると思っているんです。このことは、予...全文を見る
○小林正夫君 そこで、今大臣がおっしゃった登録型派遣ですね、この会社が本当にもう新聞広告を見ますといろんな求人をしていますから、まあすごい数あるんだなと、漠然と私とらえているんですが、政府としてこういう派遣の会社の数を、今日現在、どのような数字を把握しているのかということと、あと...全文を見る
○小林正夫君 もう一点質問をいたします。  非正規雇用者の正社員化に厚生労働省も取り組んでいる、こういう報告もあります。これはどのような実効が上がったのか、企業側のまた協力は十分得られているのか、現状の状況について報告を願いたいと思います。
○小林正夫君 今日は内閣府の林副大臣にお越しいただきました。今日の委員会の冒頭でこの再チャレンジワーキンググループ労働タスクフォースからの内容についても御説明を受けました。そこで、何点か質問をさせていただきたいと思います。  私は、この内容を読んで非常に働く人側の視点に立つと不...全文を見る
○小林正夫君 そうしますと、今回の労働タスクフォースというところのこの文書というのは、会議があって本部がありますね、それで会議の下の組織としていろいろ研究するところがあったと、ここがまとめてこの文書が出てきたということですね。  そうすると、この内容と推進本部との関係はどのよう...全文を見る
○小林正夫君 今日の朝の副大臣のお話で私はこのように受け止めたんですが、再チャレンジワーキンググループが出したものは、要は本部側と調整せず勝手に出してしまったものだと、こういうふうに副大臣おっしゃったというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○小林正夫君 そうすると、今後もいろんなこういうグループが検討して提言するということがあり得ると思いますけど、それは今副大臣がおっしゃったような位置付けで今後も進めていくということの理解でよろしいんでしょうか。
○小林正夫君 そこで、厚生労働大臣にお聞きをいたします。  今回の提言は労働行政にかかわる提言の内容になっておりまして、解雇権の濫用法理の関係、あるいは労働者派遣法の見直しの関係、それと労働政策の立案に関するという、こういう三つのテーマから成っておりまして、いずれも厚生労働大臣...全文を見る
○小林正夫君 労働者派遣法にちょっと質問を戻したいと思います。  現在の労働者派遣法は、平成十五年に派遣の業種を拡大をして、原則すべてに派遣ができると、こういう法の改正になって今日に至っています。私は、どの業種においても使用者が使い勝手のいい労働者を自由に使えるという、本当に非...全文を見る
○小林正夫君 幾つか質問をさせていただきまして、まだ通告ではいろんな課題について質問をさせていただきたいと思いましたけれども、私の持ち時間が参ってきました。  私は、経済成長を図るにしても、大臣冒頭おっしゃったように、やっぱり人との情報交換だとか、人のコミュニケーションがやっぱ...全文を見る
10月30日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会・日本の小林正夫です。  今日の社会で国民の皆様の一番の不安は年金だと思います。公的年金制度は年齢を重ねた後の生活を支える大切な制度であることは言うまでもありません。だからこそ、国民皆年金として位置付けられております。  とこ...全文を見る
○小林正夫君 次に、民主党は年金制度そのものをどうしようと考えているのかという質問に入ります。  年金の不祥事は保険料の無駄遣いだけにとどまりません。国民の皆様が怒りを覚えたのは保険金の横領です。社会保険庁職員あるいは自治体職員による横領は百五十一件、実に三億八千万円になること...全文を見る
○小林正夫君 具体的に、今回提出されました年金保険料流用禁止法案についてお尋ねいたします。  民主党は、第百六十六回の通常国会、続く第百六十七回の臨時国会、そして今回の第百六十八回臨時国会と三回続けてこの年金保険料流用禁止法案を提出しています。公的年金制度には保険料の流用の問題...全文を見る
○小林正夫君 次の質問に移ります。  年金保険料の流用については、政府・与党においては、年金事務費にかかわる経費を年金保険料で賄うことは当然との認識をお持ちのようです。確かに、雇用保険や労災保険など、事務費を保険料で賄っている制度もあります。しかし、元々公的年金の事務費は、国庫...全文を見る
○小林正夫君 保険料の流用をやめて税金で事務費を負担するようになった場合に、国民の皆様から見てどのようなメリットがあるのでしょうか。また、民主党案では無駄をチェックする対策があるのかどうか、質問をいたします。
○小林正夫君 現在、年金保険料から流用されている金額は毎年度およそ二千億円とされていますけれども、民主党案でも年金事務費には二千億円が必要なのでしょうか。年金事務費として本当に必要な金額はどれぐらいなのか、民主党の考えをお示しください。
○小林正夫君 そこで、二千億円が掛かるかどうか、これは定かじゃありませんけれども、年金保険料流用防止法案の施行に伴って、毎年度この二千億円程度かなと、あるいはそれ以下になるのかな、こういうことだと思いますけれども、民主党はこれまで、要は一般財源について、このお金をどうやって確保す...全文を見る
○小林正夫君 財源捻出のために過度の削減が行われて、国民にとって本当に必要な福祉施策などが後退する心配はないのか。この辺についてお聞きします。
○小林正夫君 年金保険料の流用を禁止して年金事務費を国庫、一般財源で捻出した場合に、それだけ保険財源は浮くことになると思われます。その分、一人一人の保険料が安くなることを想定しているのかどうか、お聞きします。
○小林正夫君 政府・与党からいろいろ声が聞こえてくるわけなんですが、その中で、保険料であれ税金であれ無駄遣いが問題なのだ、こういう意見がございます。この意見について民主党はどのようにお考えになるのか、お聞きをいたします。
○小林正夫君 いろいろ質問をさしていただきました。私は、これほど不祥事が続いている年金制度、そして六兆八千億円もの保険料が流用されてきた実態が明らかになった今、福祉施設であろうと教育、広報であろうと事務費であろうと、自分がまじめに納めてきた保険料をもうこれ以上年金の支給以外に使わ...全文を見る
11月20日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○小林正夫君 おはようございます。民主党・新緑風会・日本の小林正夫です。早速質問に入ります。  まず、労働契約法案について質問いたします。  この法案は新しく作る法案であり、衆議院においては政府案が修正されております。そこで、この法律案で示されている条文の意味と修正部分の解釈...全文を見る
○小林正夫君 今、この労働契約法の制定の基本的な考え方として、就業規則と労働契約との関係につきまして、最高裁判例で確立しております原則と例外の関係を足しもせずに引きもせずにそのまま法律にするということを答弁されました。  この判例法理を足しも引きもせずに立法化するという基本的な...全文を見る
○小林正夫君 今答弁したことにつきまして、政府案に関する責任者である厚生労働大臣に御確認いたします。
○小林正夫君 判例法理にあるものをなぜ法律にする必要があるのか、また、判例法理で確立しているのであれば、あえてこれを法律にする必要はないのではないかという疑問についてはどのようにお考えでしょうか。厚生労働大臣と修正案の提案者に質問いたします。
○小林正夫君 今の御答弁は、判例法理を法律にすることは重要であるということですね。つまり、一般の法律に書かれていない考え方というものは、固まっているように見えても揺れ動く面があり、裁判官によって良く変わる場合もあれば悪く変わる場合もある、そういうものを今回法律に定めることによって...全文を見る
○小林正夫君 政府案の第三条の一項にあります「労働契約は、労働者及び使用者が対等の立場における合意に基づいて締結し、又は変更すべきものとする。」との規定は、労働契約の基本原則を確認したものであると理解しますが、いかがでしょうか。
○小林正夫君 修正案で新たに追加された第三条二項について提案者にお尋ねいたします。  今回の修正で均衡の文言が労働契約法案に盛り込まれたことはすばらしいことだと私は思います。新しく加えられたこの条文では、「労働契約は、労働者及び使用者が、就業の実態に応じて、均衡を考慮しつつ締結...全文を見る
○小林正夫君 修正案で新たに追加されました第三条三項について提案者にお尋ねいたします。  最近、ワーク・ライフ・バランスが重要であるとの認識が大変深まっていることは共通の認識であると思います。労働者一人一人が子供と向き合う時間を確保したいと思い、あるいは高齢の親御さんを介護する...全文を見る
○小林正夫君 修正により第三条四項と五項になる条文について政府にお尋ねいたします。  修正後の第三条四項にあります「労働者及び使用者は、労働契約を遵守するとともに、信義に従い誠実に、権利を行使し、及び義務を履行しなければならない。」という条文は、民法第一条二項にあります「権利の...全文を見る
○小林正夫君 衆議院では、政府案の第四条一項にありました「使用者は、労働者に提示する労働条件及び締結し、又は変更した後の労働契約の内容について、労働者の理解を深めるようにするものとする。」という条文の中の「締結し、又は変更した後の」という文言を削除する修正案が採択されています。 ...全文を見る
○小林正夫君 政府案の第四条では「労働者及び使用者は、労働契約の内容について、できる限り書面により確認するものとする。」とありましたが、衆議院の修正案では、「労働契約の内容」という文言に続けて「(期間の定めのある労働契約に関する事項を含む。)」という文言が追加されております。 ...全文を見る
○小林正夫君 政府案の第五条では、労働者の安全への配慮につきまして、「使用者は、労働契約により、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」としておりました。修正案では、この「より」という二文字を「伴い」に修正しております。 ...全文を見る
○小林正夫君 第七条に関して、政府案では、条文の表題として労働契約の内容と就業規則の関係とありましたのが、修正案ではこの表題が削除されて、第六条の冒頭にある労働契約の成立という条文の表題が第六条と七条の両方に掛かり、さらに第七条の条文につきましても、政府案にありました、使用者が合...全文を見る
○小林正夫君 この条文にあります「周知」と「合理的な」という文言につきましては政府案と修正案に共通しておりますので、その意味内容について政府にお尋ねいたします。  衆議院での委員会審議の段階で、人材派遣業者がデータ装備費という名目で賃金ピンはねをしている問題が取り上げられ、人材...全文を見る
○小林正夫君 第八条では、労働契約の内容の変更につきまして、労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができると定めています。これは、労働契約法の基本原則である合意原則を確認するものであると理解しますが、いかがでしょうか。
○小林正夫君 第九条と第十条は、規則による労働契約の内容の変更について定めております。  条文の表題にあります、就業規則による労働条件の内容の変更という文字は、第九条と第十条の両方に掛かると理解いたします。また、九条にあります、使用者は、労働者と合意することなく、就業規則を変更...全文を見る
○小林正夫君 第十条の中に、就業規則の変更の合理性に関する判断要素として、労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情と書かれております。この条文の趣旨に関しまして、衆議院の委員会では...全文を見る
○小林正夫君 就業規則による労働条件変更をめぐる最高裁判例としましては、既に指摘しました秋北バス事件と第四銀行事件の各判決の中間に、昭和六十三年に出された大曲市農協事件最高裁判所第三小法廷判決があります。この判決では、就業規則の合理性の判断方法と合理性の程度に関する判断が示されて...全文を見る
○小林正夫君 そうしますと、今回の立法が就業規則変更法理に係る最高裁判決を踏襲したものであるとのことですが、これらが条文化されても、先ほど述べました秋北バス事件最高裁判決、大曲市農協事件最高裁判決、第四銀行事件最高裁判決を含め、今まで積み重ねられてきた判例法理はこれまでどおり個別...全文を見る
○小林正夫君 第十一条の就業規則の変更に関する手続の部分は、労働基準法が重要であることを確認するものであり、第十二条の就業規則違反の労働契約の効力につきましては、労働基準法第九十三条の定める最低基準効をそのまま労働契約法に移したものであり、第十三条の法令及び労働協約と就業規則との...全文を見る
○小林正夫君 第十四条の出向に関する条文につきましては、政府案にありました二項の出向の定義規定が全部削除されております。  この削除の理由につきまして、修正案提案者にお尋ねいたします。
○小林正夫君 期間の定めのある労働契約につきまして政府案では、「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむを得ない事由がないときは、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない。」とされておりました。これに対し修正案では、「やむを得ない事由がないと...全文を見る
○小林正夫君 以上の質疑を総括いたしますと、政府案におきましては従来確立していた労働者の権利を脅かす誤解を生じる条項が存在しておりましたが、今回の修正によりこれらの誤解をすべて解消し、労働契約法の内容が明確化されたものと理解いたしますが、修正案の提案者におかれましては、それでよろ...全文を見る
○小林正夫君 修正後の法案につきまして、就業規則法制を強化するものであり、就業規則による使用者の一方的な労働条件の決定と変更を容易にするものであるとの批判がありますが、この点についての見解はいかがでしょうか。
○小林正夫君 修正部分を除き衆議院で可決されました内閣提出の労働契約法案につきまして、今修正案提案者からの説明のありましたこと、すなわち、既に労働現場のルールとして機能してきていた判例法理に沿って条文化し、法律の文言にはならなかった判例法理は判例法理としてそのまま残すもので、法律...全文を見る
○小林正夫君 労働契約法案につきまして、この法律が成立したときには、その内容はもちろんのこと、判例や事例的なものを分かりやすく国民に示して紛争の未然防止に努める、これが何よりも重要なことではないかと考えます。この点について大臣のお考えをお伺いいたします。
○小林正夫君 ありがとうございました。  次に、最低賃金法改正案についてお伺いいたします。  まず、今般の改正法案に対する修正の理由及び意義について修正案提案者にお伺いいたします。
○小林正夫君 引き続きお伺いいたします。  修正後の法案につきまして、今後の最低賃金審議会における議論に具体的にどう反映されるのか、修正案の提案者に質問いたします。
○小林正夫君 修正後の法案につきまして最低賃金の決定の際の考慮要素となる労働者の生計費と生活保護との関係はどうなのか、お伺いいたします。
○小林正夫君 以上で、二法案の条文及び修正箇所の質問を終わります。  次に、法案に関連して、労働問題にかかわる質問に移ります。  まず、舛添大臣にお聞きをいたします。  今回は、労働基準法はまだ衆議院で審議中と、こういう状況になっておりますけれども、今労働三法が審議されると...全文を見る
○小林正夫君 今大臣の答弁を聞いておりまして共通する点は、やはり日本の働く人たちがきちんとした労働条件の下また自分の人生設計が描けるような、こういう環境をつくっていく、そのことがなければ日本の国力が本当に、何だろう、しっかりできていかないと。  したがって、この三法を含めて労働...全文を見る
○小林正夫君 次の質問に移りますけれども、私たち働く者にとって安全の問題が最優先されるべきだと思います。また、私たちの取組あるいは政府の取組も安全が第一番であると、この考え方については否定はないものだと思います。  平成十九年度版の厚生労働白書の労働災害の発生状況の推移を見てみ...全文を見る
○小林正夫君 今、私たちの社会を見ると、非正規雇用者が全雇用者の三分の一を占めている状態であります。また、労働者派遣が規制緩和により製造業にも拡大されて原則自由になっている、こういう状態であります。こういう人たちに十分な安全教育がなされていないのではないか、大変私は心配をしており...全文を見る
○小林正夫君 私たちの生活でもう本当にすべてが、安全が最優先されると、こういうことが大変大事だと思いますので、大臣、是非この労働災害の撲滅、あるいはこういうことが起こらない社会をつくっていく、このことに対して本当に頑張っていただきたいと、このようにお願いをいたしますし、またこのよ...全文を見る
○小林正夫君 時間の関係もありますので、大臣にお聞きをします。  日本版のホワイトカラーエグゼンプション、先日のこの委員会で福島委員の方からもその質問がありましたけれども、改めてこの発言の意味合い、どのように考えられているのか、そして、家庭団らん法という日本の名称にすればいいじ...全文を見る
○小林正夫君 家庭団らん法という名称あるいはホワイトカラーエグゼンプションについて大臣と本当に気持ちが共有しているかどうか、また更に論議をしていきませんと、私はそうですと言い切れません。改めてまた論議をしたいと思います。  終わりに当たりまして、私はいろんなことをみんなで注意し...全文を見る