梅村さえこ

うめむらさえこ



当選回数回

梅村さえこの2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第190回国会 衆議院 総務委員会 第1号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  昨年九月の関東・東北豪雨被害について質問したいと思います。  今回の災害では、八名の死者、住宅被害は二万件弱にも及ぶ大被害となりました。  そこで確認させていただきたいと思いますが、災害救助法に基づく住宅の応急修理、これは住宅被害...全文を見る
○梅村委員 資料一にも出させていただきましたけれども、修理済み世帯で、茨城では千三百七十一、宮城でも六十九件あるのに、栃木ではゼロとなっております。  栃木県も、全壊二十四棟、半壊二百二十五棟、床上浸水千九百六十七棟という大変甚大な被害が出ているわけで、それなのにどうして実績が...全文を見る
○梅村委員 県からそういう報告があったからしていないということだと思うんですけれども、実態を調べれば、余りにも冷酷だというふうに思います。安倍首相自身も被災地を直後に訪問されて、生活再建支援をしっかり進めるというふうに被災者の皆さんに約束されております。国は、自治事務ということで...全文を見る
○梅村委員 今の御答弁ですと、しっかりと説明した、適用できるようにいろいろな配慮を行ってきたということですけれども、私、小山市に行って何軒か被災者の方に聞いてみましたけれども、住宅の応急修理制度があることを知っている方は、私が会った限りでは一人もいらっしゃいませんでした。  先...全文を見る
○梅村委員 それは、理解賜りたいといっても、被災者の皆さんは知らなかったわけですから、やはりしっかりと調べて措置を考えていってほしいということを強く要望したいと思います。  最後に、高市大臣も常総の方に行かれて、十八日の記者会見では、被災地方公共団体の実情を十分に伺いながら、特...全文を見る
○梅村委員 終わります。ありがとうございます。
02月18日第190回国会 衆議院 本会議 第12号
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○梅村さえこ君 日本共産党の梅村さえこです。  私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度地方財政計画外二法案について質問いたします。(拍手)  まず、高市総務大臣による電波停止発言についてです。  高市大臣は、一つの番組のみでも、政治的公平性に触れると政府が判断すれば、放送...全文を見る
02月22日第190回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  私、消費税が導入されてこの二十六年間、消費税に関する市民運動を続けてまいりました。その中で、本当にたくさんの方々の消費税に苦しむ悲鳴を聞いてまいりました。そして、その怒りの中で国会に送っていただきましたので、きょうは消費税の増税につい...全文を見る
○梅村委員 国民の反対の声については認識していらっしゃるということでよろしいですね。  そして、今、御発言の中では、落ち込んだ消費は、一時期すごく落ち込んだけれども少し上向きになってきているんじゃないかというようなお答えだったかと思うんですけれども、私はきょうは、そうではないと...全文を見る
○梅村委員 だから、八%に上げた声というようなのをどんなふうに聞いていらっしゃいますか。わかっているということですか。ぜひ具体的に答えていただけたら。
○梅村委員 麻生大臣が具体的に聞いた声をぜひ伺いたかったと思うんですけれども。  それで、一〇%といえば、千円でお買い物をすれば百円、一万円だと、一割ですから当然千円になるわけですね。これは本当に大きい消費税の金額だというふうに思います。  先日、商店街でお買い物途中の方とお...全文を見る
○梅村委員 知っていることについての感想というのはどうですか。そういう方々の苦しみ、増税された痛み、そういうことについてはどういうふうにお考えですか。
○梅村委員 やはりそういう痛みがあるということだというふうに思うんですけれども、振り返ってみると、消費税は、一九八九年に三%で入れられ、九七年に五%、二〇一四年に八%、そして来年、二〇一七年から一〇%にしようということですけれども、この三年の間に二度にわたって、しかも税率を五から...全文を見る
○梅村委員 では、五%から一〇%への負担増額は幾らになりますでしょうか。五%から一〇%への消費税の引き上げ額ですね、国民の皆さんにお願いする金額は幾らになりますでしょうか。
○梅村委員 実に十三兆円なんですね。これまで、消費税三%のときは七・二兆円、五%アップでは五兆円。ですから、それに対しても、二倍以上の十三兆円をたった三年間で一気に国民にお願いするというのは、私は、これはすごい大増税内閣であるというふうにきょうは訴えさせていただきたいというふうに...全文を見る
○梅村委員 今貧困が広がっている、子供たちが大変だという中で、既に政府の調査でも、この実収入は二十一万五千四百五十八円ですけれども、非消費支出を除いて、自由に家計で使えるお金、この可処分所得が十八万九千五百二十円ですけれども、それよりも、生活していくのに必要なお金、消費支出が十九...全文を見る
○梅村委員 極めて一般的な御返答だと思うんですね。  私がお伺いしたのは、今の時点で家計が九百四十四円の赤字になっているではないかと。そして、今、二人目、三人目の御支援ということをおっしゃいましたけれども、母子家庭というのは一人子供さんという家庭も大変多くあられます。そして、こ...全文を見る
○梅村委員 そういう暮らしの中で、やはり今消費が冷え込んで、今も足を引っ張っているというふうにおっしゃっているのではないかなというふうに思います。  それで、消費を本当に冷え込まさずに引き上げていくためにも、私は、消費税の一〇%はきっぱりと中止をすべきだということをきょう訴えさ...全文を見る
○梅村委員 二十六年たっても、やはり懸念は解消されていないし、一番の消費税の大問題である逆進性、これもさらに大きくなってきているということが、今の答弁でも確認されたというふうに思います。  それで、社会保障との関係も、きょうは時間の関係で十分言えませんけれども、きょうの資料の二...全文を見る
02月23日第190回国会 衆議院 総務委員会 第3号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。よろしくお願いします。  きょうは、地方税と地方交付税に関連して質問いたしたいと思います。  政府は、骨太方針二〇一五に基づき経済・財政再生計画を定めて、来年度からの三年間を集中改革期間にするとしていますが、中でも重大なのは、トップラン...全文を見る
○梅村委員 今でも地方税の徴収をめぐっては大変深刻な問題がありますので、ぜひ、トップランナー方式の際にもこうした事態をよく踏まえて議論しなければいけないかというふうに思います。  本日、資料1で、東京新聞一月五日付、「滞納者追い込む自治体 地方税徴収 生活苦でも」という記事を御...全文を見る
○梅村委員 そうしたお考えから、毎年一月に行われる担当者会議の事務連絡ですか、その中でも一文明記してあると聞いておりますけれども、その内容を簡単に御説明いただきたいと思います。
○梅村委員 そういう繰り返しのいろいろな施策がされているにもかかわらず、こういう新聞や、これから御紹介したいと思いますけれども、いろいろな事例が今噴出してきております。  その前に、この間、全国的には地方税の滞納、あと国保、これがどんなふうになっているのか、数字だけ御紹介いただ...全文を見る
○梅村委員 済みません、件数を聞きたかったので。申しわけございません。
○梅村委員 大変な額でもあると思うんですけれども、件数も、特に国保なんかでいえば、急増しているという実態があると思います。  それだけこの間暮らしが大変になってきているもとで、悪質な払わない人ももしかしたらいるかもしれないけれども、私が聞いているところでいうと、少なくない方々が...全文を見る
○梅村委員 ただ、この児童手当の問題は大きく社会問題になった問題で、子供たちが暮らしていけない、学校に行けない、だから差し押さえちゃいけないんだ、一般の預金とは違って、原資が児童手当であればそれはしちゃいけないんだということで、後から質問しようと思っていましたけれども、それはわざ...全文を見る
○梅村委員 私が聞きたいのは、この間、やらなきゃいけないということでいろいろな事務連絡やそういう文書も出しているのにこういう事態が起こるわけですから、同じことをやっていたら、やはり一番被害を受けるのは住民であり、今、格差と貧困が広がり、六人に一人の子供たちが貧困に陥っていて、親の...全文を見る
○梅村委員 繰り返し言っているのは、そういう後でこの前橋の事例は起きているわけですよ。  だから、こういう注意喚起をしてきたということではなくて、こういう事態が新たに起こっているわけだから、今までの延長線上ではなくて、とりわけ、こういう判例をもっとしっかりと住民の皆さんに知らせ...全文を見る
○梅村委員 きょう御紹介させていただいたので、こういう実態をさらに踏まえていただいて、子供さんや住民の皆さんにそのしわ寄せが行かないようにぜひお願いしたいなというふうに思っているところです。  それで、差し押さえの件なんですけれども、一昨年の五月十九日に我が党の田村智子参議院議...全文を見る
○梅村委員 適切にされるように求めていきたいというふうに思います。  それで、そういう一時的に納付が困難な場合には、徴収の猶予や換価の猶予など納税緩和措置があります。  国税に続き地方税においてもその納税緩和措置の見直しが行われていますけれども、その目的と見直しについて御紹介...全文を見る
○梅村委員 この取り組みも、今の実態もありますので、ぜひ生かしていただけたらというふうに思います。  さて、最後になりますけれども、全国には、こういう住民の暮らしの中で、非常に先進的な取り組みも国のモデルケースとして行われているところがあると聞いております。  例えば、滋賀県...全文を見る
○梅村委員 先ほど前橋の例で、直ちに差し押さえというような事例も御紹介し、異議申し立てや、いろいろな悲鳴が起こっているということを紹介する一方で、やはり、やる気になればというか、しかも、国として、新しく生活困窮者支援事業は国の制度としても始まったわけですから、こういうあり方をぜひ...全文を見る
○梅村委員 住民の福祉の増進こそ自治体の役割だと思います。先ほど大臣からも、徴税は法令などを遵守して適切に行うべきだというお答えもありました。  その点で、トップランナー方式、本当に今の現状でなじむのかということを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。
02月24日第190回国会 衆議院 総務委員会 第4号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  特別交付税、地財計画にかかわって質問いたします。  今の質問とも関連するんですけれども、私自身の地元も北関東ブロックですけれども、この間、東日本大震災、竜巻、雪害、ひょう、台風、大水害、もう毎年のように自然災害が起き続けております。...全文を見る
○梅村委員 今御答弁いただきましたように、たび重なる自然災害、そして自治体としては、それだけではなくて、それに加え、住民の皆さんの雇用や医療や子育てや、学校、道路などのインフラ整備など、住民の福祉の増進を図るという地方自治体の役割が十分に発揮されるように、やはり国がしっかりと支援...全文を見る
○梅村委員 私も現地に行かせていただきまして、いろいろな被害があるんですけれども、やはり、数日間、水につかりっ放しだった、引かずに家屋だとか畑がずっと浸水し続けたということが、これまでの災害にはない質を持った被害を今与えているのではないかなというふうに思います。  そういう意味...全文を見る
○梅村委員 ただ、茨城の中でも、三坂のあたり、この地域そのものに危険性というかおくれがあった、そういう御認識はなかったかということを聞きたいんですけれども。
○梅村委員 災害が起こった直後の九月二十八日に、関東地方整備局の第一回の鬼怒川堤防調査委員会のところの分析では、決壊したところがほかに比べて堤防の高さが一番低かった、そこから決壊した、こういうこともまとまってあるわけであります。  あと、今御紹介いただいた平成二十六年十月十日に...全文を見る
○梅村委員 認識はあったとしても、おおむね二十年から三十年かけてということでいうと、やはり住んでいらっしゃる方にとっては、自分たちの命や暮らしを、そうなったらもうみんな二十歳や三十歳年をとっちゃうわけですから、本当に緊急性を持ってやられていたのかという疑問を持つのは当然だと思いま...全文を見る
○梅村委員 そういう意見は、この被災が起こるちょうど一年前に、茨城県の方からも、鬼怒川は小貝川とともに本県の西南部を流れる河川であり、一たび洪水が発生すれば甚大な被害が予想されるという意見が上がっていたかというふうに思います。  そして、今いみじくも限られた予算の中でという御発...全文を見る
○梅村委員 これは鬼怒川ということでよろしかったですか。
○梅村委員 済みません、私、毎年二十億ぐらいと聞いていたので。もっと少なくて、毎年、一年間で十億円ということでよろしいわけですよね。  それで、湯西川ダムが上流にあると思いますし、四つのダムが上にあるわけですよね。湯西川ダムだけでどれぐらいかけているかというと一千八百四十億円で...全文を見る
○梅村委員 ダムの効果についてはきょうはここでいろいろ詳しく質問するつもりはございませんけれども、国交省の発表でも、ダムの結果、水位の低下というのは二十五センチで、そして一秒当たりの引き下げも四千百八十立方メートルから四千立方メートル、それぐらいの、五%弱の引き下げだったという結...全文を見る
○梅村委員 いずれにしましても、現地の方々は、再三言っていたんだ、にもかかわらず起きてしまった上に、この再建が自己責任だというふうに言われても納得ができない思いというのは、私はすごくわかるような気がするんですね。  現地の方々は、なぜこんな決壊や越水が起きたのか、これからの計画...全文を見る
○梅村委員 この間の訴えていたのにどうだったのか、そういう検証についてもきちんと住民に説明していただけるということでしょうか。
○梅村委員 これから緊急プロジェクトも始まると思いますし、それは住民の皆さんと一緒にいろいろ知恵も出しながらやっていく問題も出てくると思いますので、ぜひ今お約束していただいたとおりやっていただきたいというふうに思います。  あと、時間がなくなりましたので、最後、これに伴って、農...全文を見る
○梅村委員 茨城県は、北海道に次ぐ農業県になっております。この間、被災農家の皆さんはいろいろなお声を上げられて、経営体育成事業などを農水省の皆さんに大変な御尽力をいただいて、農機具やハウスの修理、購入費用については、国が十分の三の補助、自治体と合わせて十分の六と引き上げを実施され...全文を見る
○梅村委員 大雪被害と同じ段階での補助というのはいかがでしょうか。
○梅村委員 この中に軽トラックを入れてほしいという要望も大変強くあると思うんです。やはり農家にとっては欠かせないものだと思いますので、ぜひ入れていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○梅村委員 本当に農家の方々や、地方で暮らしていれば、私の実家も農家ですけれども、軽トラックがなければ農業はできないですよね。ぜひそれを考慮して、私は、入れるべき、それは再開する皆さんの希望にもなっていくんじゃないかなというふうに思います。  そして、収穫後のお米についても、こ...全文を見る
○梅村委員 その民間保険も高くて入れないというふうな声も上がってきているわけですよね。そして、今の茨城の常総の皆さん、先ほども述べましたけれども、非常に農業大県で、やはり地域経済を農業が支えてきている地域です。私も現場に行ったら、ずっと田んぼです。そういうところで、今、続けるか、...全文を見る
02月26日第190回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  まず、外形標準課税の拡大について伺いたいと思います。  今回の外形標準課税の適用拡大と、地域経済に与える影響について、高市大臣にお伺いしたいと思います。
○梅村委員 先日の総務委員会でも、大臣から、外形標準課税の拡大についてかなり突っ込んだ御答弁があったかと思います。  そのときも、今もそうですけれども、赤字法人の税負担増という問題は生じるというふうにされながら、今回の法人税改革は、企業が収益を高めて、より積極的に賃上げや設備投...全文を見る
○梅村委員 つまり、否定はされていない、慎重に検討していくということだと思いますけれども、やはり中小に与える影響は大きいと思いますので、これはやはりやるべきではないということをここで訴えさせていただきたいというふうに思います。  特に、税収の安定化ということが先ほども言われまし...全文を見る
○梅村委員 この表、大変わかりやすく総務省の方からつくっていただいたというふうに思うんです。  全企業への影響はよくとんとんだというふうに言われますけれども、もちろん、赤字企業というのはここで見ても負担増になっているわけです。  赤いところが負担増で、それ以外は負担減でありま...全文を見る
○梅村委員 影響がある場合は配慮してこの間いろいろな措置をとってきたということで、具体的にはつかんでいないということだというふうに思うんです。  ただ、この表を出していただいただけでも、これだけの数の企業が、とりわけ中堅企業が増税になるということがわかっているわけですから、とり...全文を見る
○梅村委員 具体的に調べてもいないのにそういう御答弁というのは、本当に不誠実ではないのか。やはり、現状を分析しないで、そういう対策だとか措置もとれないのではないか。  私が再三これを聞かせていただいても、分析がないということですので、これはあくまでも独自の私たちの調査ですけれど...全文を見る
○梅村委員 質問は、地域経済にどういう影響を与えるのかということを質問しているのであって、御主張を繰り返されるというのは誠実に答えていただいていないというふうに思います。  それで、一枚目の表に戻って今御答弁いただいて、差し引きしても負担減だと言いますけれども、私は、そもそも、...全文を見る
○梅村委員 分析していないということだというふうに思います。ですので、地域経済に与える影響をしっかりと議論しなければ、慎重だとはいっても、さらに拡大を検討しているということですから、私は、やはりしっかりと分析していただきたいということを求めたいと思います。  この北関東だけでは...全文を見る
○梅村委員 この間、やってきたこともあります。ですので、公的な業務を切り出すことが、公共サービスが生命線の地方にとって、本当の意味で住民にとって改革になっているのか、そういう検討をした上で、これも今後のトップランナーなどを検討すべきだというふうに私は思います。  そこで、窓口業...全文を見る
○梅村委員 きょうの配付資料3のところで、厚生労働省が公共サービスイノベーション・プラットフォームに提出した資料ですけれども、「公務員が実施すべき業務」として「交付決定等の「判断」」があり、それ以外を委託可能だというふうにしております。  わざわざフローチャートを出して、ここま...全文を見る
○梅村委員 ですから、制度上こういうことが危惧されるということはやはりあるというふうに思うんですね。  それと同時に、この今のフローチャートにも、民間委託は、「民間事業者が独立して完了することができる業務を委託すること」というふうにかなり明確に書いてあります。しかし、先ほど、地...全文を見る
○梅村委員 同じような危惧は、この窓口とともに、学校給食についてもあろうかというふうに思います。  ただ、学校給食については、今、食育ということで大変現場でも御努力が広がってきていると思いますので、まず、その辺の御努力の方から伺いたいと思います。
○梅村委員 そういうのをやっていこうと思えば、やはり調理していらっしゃる方々と栄養教諭との連携というのは、アレルギーの問題だとか地産地消の問題だとか、大変大きくあるというふうに思いますけれども、その関係はどんなふうになっているんでしょうか。
○梅村委員 非常に密な連携が子供たちの健康、命にとっても大事だというふうに思うんですけれども、この分野も、そういうことがありながらも、民間委託ということで、いわゆる請負偽装問題、こういうことがこの間幾つか問題になってきたと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○梅村委員 確認なんですけれども、幾つか事例はあるということでよろしいんでしょうか。
○梅村委員 ただ、この間、幾つかもう問題になってきていることだと思います。  やはり、そもそも学校給食に民間委託がこのままずっと広がることがなじむのかどうかということも、改めて、今食育との関係で問い直さなければいけない、その上で検討していかなければいけないというふうに私は思いま...全文を見る
03月01日第190回国会 衆議院 総務委員会 第6号
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○梅村委員 私は、日本共産党を代表して、地方税法改正案並びに地方交付税法改正案に反対の討論を行います。  まず、地方交付税法についてです。  交付税の算定へのトップランナー方式の導入は、民間委託などによって削減した経費水準を標準として単位費用に反映するものであり、地方自治体に...全文を見る
03月10日第190回国会 衆議院 総務委員会 第7号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  きょうは、郵政事業について質問させていただきます。  まず、昨年十一月、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険が株式上場いたしました。高市大臣は、この上場に当たって、ユニバーサルサービスの安定的確保をおっしゃっていますけれども、改め...全文を見る
○梅村委員 政府や日本郵政は、株式上場で経営が改善され、活性されていくという利点をこの間強調されております。  しかし、私たち日本共産党は、そもそもの郵政事業の位置づけや事業に与える影響、とりわけユニバーサルサービスの提供への懸念から、民営化そのものには反対をしてまいりました。...全文を見る
○梅村委員 ありがとうございます。  さて、そのユニバーサルサービスを維持していく上で大変重要になっているのがマンパワーだというふうに思います。この間、マイナンバー、先ほど御質問もありましたけれども、郵便局の配達には大変頑張っていただいて、特に、その中では非正規の皆さんがかなり...全文を見る
○梅村委員 今大臣からも、最終的には賃金を上げていくということが必要だと御発言もあったかというふうに思います。  それで、特に、今大臣からもお話がありましたけれども、午前中もありました、総務省が所管する地方公務員や郵政事業については、非正規を大変多く抱える分野になっているかとい...全文を見る
○梅村委員 換算ということですけれども、皆さんの身分としては、やはり非正規の方が半数になっているということだというふうに思います。  先日、私、院内で、郵政で働く非正規の皆さんの集会に参加をさせていただきましたけれども、景気がなかなか、好循環にまだまだ地方ではなっていないですし...全文を見る
○梅村委員 私、アンケートを見させていただいて、三つぐらい特徴があるなというふうに思ったんですね。  一つは、やはり皆さんの生活の苦しさです。非正規の皆さんなんですけれども、会社での収入が家計の主な生活費になっている。例えば、二十代では八一%、三十代では八六%、四十代では七九%...全文を見る
○梅村委員 その前に、亀井大臣が言われた十万人の非正規から正規への正社員化というもの自身は今もやっていく、やはり国会答弁ですから、そういう御認識なのかどうかを確認させていただきたいんです。
○梅村委員 引き続きやっていきたいということで、亀井大臣だけではなくて、当時の斎藤社長も、やはり働く皆さんの将来に希望が持てるようにということを、ずっと昔じゃなくて、二〇一〇年で六年ぐらい前なんですよね。今働いていらっしゃる方々は、そのときの答弁を聞いて、自分たちもなれるんじゃな...全文を見る
○梅村委員 それで、十万人ということだったんですけれども、毎年努力しているということでしたけれども、事前のレクチャーで伺ったところでいえば、この間、そこで正社員化したのは二万六千人というような数字を伺っております。  ですから、当時の約束との関係で、いろいろな御努力はあるかもし...全文を見る
○梅村委員 今の数字は四社平均だというふうに思います。資料では、日本郵便、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命というふうにそれぞれいただいておりますけれども、期間雇用社員、非正規の皆さんは軒並み二百万円台前半なわけですね。  やはり配達の皆さんは、暑い日もあったり雨が降ったりとい...全文を見る
○梅村委員 何年を超えてというような、そういうものはあるんでしょうか。
○梅村委員 つまり、法律では、五年を超えて勤務が更新された労働者は、有期雇用から無期雇用へ転換を法律的にも定められているわけですね。  ですから、こういう法律との関係でも、今前段で私が御紹介したような、十年近くもずっと、六カ月、六カ月、六カ月の更新が続けられているようなことが続...全文を見る
○梅村委員 こういう法律改正もありますけれども、前段で何度も言いましたけれども、そもそも国会で大臣も社長さんも非正規から正規へやるんだということを一度は御決断されているわけですから、手を挙げた方からやるというだけではなくて、積極的に、十万人に対してまだ二万何人ですので、ぜひ御奮闘...全文を見る
○梅村委員 つまり、期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止を規定するのであり、また、この法律が制定された過程で非常に不満が多くあるというような御趣旨も今御説明があったと思います。  そういう意味では、まさにこの郵政、日本郵便の職場でこそ、これをしっかりと踏まえて、いわ...全文を見る
○梅村委員 働く条件や責任が違うということでありますけれども、先ほどお伺いしたように、非正規の皆さんは、二十代、そして三十代、四十代でも二百万円前半で家計の主な収入を支えていらっしゃるわけですよね。一体、二百万円前半で本当に生活していける賃金なのか、そういうところが問われていると...全文を見る
○梅村委員 会社で働く人たちの毎日の暮らしや家族の生活があってこそ、労働者としてその会社で働けるわけですから、やはりそういったところの拡充を、全力で会社として頑張るという決意のもとで御努力をいただきたいなというふうに思います。  最低賃金と今の賃金の制度についても、時間の関係で...全文を見る
○梅村委員 そういう状況が働いている人たちの中での格差だとかモチベーションを下げるということになっておりますので、どうしても人が集まらないのであれば、同じ労働をしているのであれば、その人たちも上げていく。それは、郵便局長さんとか、そういう御判断でもできるというようなことも聞きまし...全文を見る
○梅村委員 他よりも充実しているというふうにおっしゃいますけれども、現場からはそういうアンケートなどで、実際にはそういう制度があってもとれていない。そして、今お話がありましたように、六年かけてやっと同じになる。やはりそこには均等待遇にはなっていない実情があろうかというふうに思いま...全文を見る
03月22日第190回国会 衆議院 総務委員会 第10号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  日本共産党は、NHK予算の評価について、予算の内容とともに経営姿勢も問われると考えております。  そこで、まず伺いたいと思います。  籾井会長の現体制になっての不祥事の数々を、改めてここで確認させていただきたいと思います。
○梅村委員 この委員会でも繰り返し議論されてきましたけれども、やはり改めて、過去にないNHKをめぐる状況に今あるということだと思います。  それで、籾井会長は先日の質疑で、不退転の決意で取り組んでまいりたいというふうに決意を表明されました。しかし、私は、この委員会で聞いておりま...全文を見る
○梅村委員 ですから、そういう御答弁がずっと続いたんですけれども、そういう中に、やはり公共放送としての緊張感、真っすぐに視聴者・国民の声を聞く、そこの改革がなかなか見えてこない。  今、会長がおっしゃったことは、この委員会でもるる御答弁いただいたと思うんですけれども、私が聞く中...全文を見る
○梅村委員 それでは、昨年も聞きましたけれども、語る会、昨年も、例えば十一月には埼玉大学で、そして十月には仙台会場などで実際に行われていると思います。この中では、政権や国に左右されていない立場で本当に伝えるべき情報を伝えていくという目的の、地道に受信料制度を理解してもらう活動をし...全文を見る
○梅村委員 重視をしていただきたいと思います。  私、去年の予算質疑の中で、去年はとりわけ会長の発言への意見が語る会でも大変多かった、その数字も示させていただきましたけれども、どういうふうに会長はこういう声を承知されていますかという質問に対して、理事からの報告を受けても詳細を知...全文を見る
○梅村委員 それで、一言で結構なんですけれども、十月の仙台会場で出た、会長に視聴者からの意見を言う場が欲しい、こういうような意見についてはどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。
○梅村委員 公共放送としての緊張感を持つ、やはり命綱だと思いますので、ぜひ真っすぐ応えていただきたいというふうに思います。  それでは、予算の方について伺いたいと思います。  今度の予算は、過去最大の受信料収入となった結果、過去最高の予算規模になっていることが特徴だと思います...全文を見る
○梅村委員 常に真摯に考えていきたいと言いながら、過去最大の受信料収入なのに検討すらされなかったというのは、私は、やはり検討をすべきだったのではないか、議論としてしっかりとすべきだったのではないかというふうに思います。  それで、この増収の背景に、やはり契約の仕方についていろい...全文を見る
○梅村委員 国民生活センターへの相談は、NHKの受信契約に基づいては、二〇〇九年に三千百八十一件だったものが、今、倍以上にふえているんですね。やはり法人委託化の拡大の中で急速にふえている。  今回の予算でも受信料の目標設置をされていますけれども、やはり手放しに収入がふえたという...全文を見る
○梅村委員 こうしたリスクが伴うということであります。  そもそも、こういう官民ファンド、外国ではない。しかも、今回の二億円は、今回のファンドの中では最高の出資金額に並ぶ二億円という金額でもあるというふうにも聞いております。  NHKがそういうリスクの高いところに行くのか。し...全文を見る
○梅村委員 リスクなどについての検討がどう具体的にされたのかというのは、今の御答弁では十分知ることはできませんでした。  大臣意見では、「経済成長や国際社会における我が国のプレゼンス向上に資するため、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構の活用も含め」と述べていらっしゃいます...全文を見る
○梅村委員 NHKの国際的な技術提供や国際放送の強化は、何もこの官民ファンドに入らなくてもできるものだと思います。  そもそも、昨年のこの支援機構の法案説明で、大臣は、我が国経済の持続的な成長のためには、海外における新たな事業機会を捉え、我が国の事業者の収益性の向上を図る必要が...全文を見る
03月24日第190回国会 衆議院 本会議 第19号
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○梅村さえこ君 私は、日本共産党を代表して、NHK二〇一六年度予算の承認に反対する討論を行います。(拍手)  まず、NHK予算に対する総務大臣意見についてです。  大臣意見は、クローズアップ現代という個別の番組名を挙げ、昨年四月二十八日付で行われた総務大臣による行政指導を踏ま...全文を見る
04月05日第190回国会 衆議院 総務委員会 第11号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  本日は、消防力の強化について質問したいと思います。  消防庁は、消防力の整備指針として、消防職員、消防自動車、消防署など、人員や消防機材などの基準を定めています。  市町村の整備計画に基づく消防ポンプ自動車、救急車、消防職員の数の...全文を見る
○梅村委員 そこで、幾つか伺いたいと思いますけれども、特に消防車両については、実数が下がっているのに整備率が上がってきている。どうしてこのような現象がこの間起こっているのか、お答え願いたいと思います。
○梅村委員 この数字は、確認したいと思いますけれども、国の指針に基づいて市町村が立てた整備計画の数だというふうに事前のレクチャーで伺っております。やはり、地域の実情ということですけれども、市町村が立てた目標との関係でまだ一〇〇%にいっていないという問題が一つあると思いますし、また...全文を見る
○梅村委員 それは、シェアが減っているということではお答えにはなっていないというふうに思います。  火災は減っているんですけれども、この消防白書にもありますけれども、放水までが長くなっている、こういう調査結果もあるわけであり、火災には、一件、二件でもやはりすぐに、なるべく短い時...全文を見る
○梅村委員 大変重要な点なので、ぜひ、実態調査も含めて、分析、対策を打っていただきたいなというふうに思います。  同時に、この点で思いますのは、この間、広域化の推進をかなりされてきたと思うんですけれども、そもそも市町村の消防力を強化していくという点、この点では少し、こういう点も...全文を見る
○梅村委員 それで、こういう質問をするとそういうお答えが返ってくるんですけれども、そもそも、整備計画、やはり一〇〇%やっていく目標とされているのか、これはやるということなのか、そこら辺を確認させていただきたいと思います。
○梅村委員 そして、そういう人員だとか、また体制の強化、設備の強化という点では、きょうの資料の二枚目に、さまざまな補助金などの推移を、これも消防庁の方から出していただきました。  平成十六年と現在、平成二十八年を比べた場合に、実に三分の一ぐらいに落ちてきております。特に、これは...全文を見る
○梅村委員 やはり、どれをもっても一〇〇%までまだ、これは市町村が立てた目標との関係での整備率という表になっていると思います。やはりそのネックが一番財政問題だということが現場から上がっているわけですから、東日本大震災そして台風、最近も大変な被害に遭ってきている経過もありますので、...全文を見る
○梅村委員 ただ、広域化の推進ということですけれども、本来、基本的には自主的な推進、自主的な取り組みというふうにされていると思うんです。押しつけない、やはり各市町村の自主性を重んじるということで、今のお話だと推進の言葉しかなかったというふうに思うんですけれども、そこら辺の市町村の...全文を見る
○梅村委員 地域の消防はやはり地方自治の柱だというふうに思います。最初の答弁の中では、その自主性を重んじるというお言葉は、ちょっと一言もなかったかなというふうに思いますので、しっかりと現場の声、現場の自主性、そして、地域の消防力を高めるために本当にこの選択がいいのかということを、...全文を見る
○梅村委員 ですから、それが、前は五百万円出ていたのが今は二分の一になってしまって、持ち出す部分があるということで悲鳴が上がっている地域もあるわけで、そこら辺はぜひ、実情も聞いて、やはり自治体の負担にさせないような、そういう対処をとっていただきたいというふうに思います。  それ...全文を見る
○梅村委員 その草加の消防本部を見ますと、目の前が交通量が非常に多くて、出たくてもすぐになかなか出られないという交通量だとか、あと、狭いですので、着がえもまだ外でやっていますし、訓練もそこでできない。特に仮眠室が、今、個室になっているところがふえてきているということですけれども、...全文を見る
○梅村委員 これは広域化にも伴って機能強化をしたいということであり、ただ、都市部においては大変土地を探すのに困っているので、十年で切っているのはどうかという要望ですので、さっき十年ぐらいという話もあったんですけれども、ぜひその点は現場の声も聞いて検討をお願いしたいなというふうに思...全文を見る
○梅村委員 消防職員委員会の機能強化や、やはりハラスメントの根絶へは、労働基本権の回復が私は必要ではないかというふうに思います。最後にそのことを強く訴えて、終わりたいと思います。
04月07日第190回国会 衆議院 総務委員会 第12号
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○梅村委員 私は、日本共産党を代表して、国立研究開発法人情報通信研究機構法及び特定通信・放送開発事業実施円滑化法等の改正案に反対の討論を行います。  まず、円滑化法改正案についてです。  本法案は、他者の利用を前提とするテストベッドの整備やデータセンターの地方分散化を施す支援...全文を見る
04月19日第190回国会 衆議院 総務委員会 第14号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  まず、熊本、大分を初め、九州の大震災で犠牲となられました皆様に心より哀悼の意を表しますとともに、私ども日本共産党も、力を合わせ、救援、復興に全力を挙げる決意をまず表明させていただきます。  さて、質問に入らせていただきますが、今回、...全文を見る
○梅村委員 今御紹介いただきました数字、配付資料の一にもありますが、九百十六件。ネット上の流出は、九件から十七件ということで、ふえたりしてきております。  今御答弁いただきましたように、こうした不安を取り除くこと、これが今、政府には求められているというふうに思います。にもかかわ...全文を見る
○梅村委員 今お伺いしたのは、具体的にどのようなニーズがあるのかということでしたので、ぜひ質問に沿ってお答えいただきたいなというふうに思います。  しかも、今の御答弁では、産業界の要望と識者の中での検討ということで、一番情報が提供される主人公であるべき国民の意見がこの審議の中で...全文を見る
○梅村委員 もう少し具体的に御答弁いただきたいというふうに思います。  そもそも、御紹介いただいている行政機関等が保有するパーソナルデータに関する研究会の第二回報告の中でも、経団連からも具体的な御発言があるかというふうに思います。  この中で、利用イメージとして、不動産取引の...全文を見る
○梅村委員 そのようなものになるかどうかという判断は、やはり国民の皆様お一人お一人で、どこに住んでいるのが漏れても嫌、どういう環境に住んでいるのが漏れても嫌、それを判断するのは、やはり国民の皆様お一人お一人にも問うていかなければいけないのが個人情報の問題だというふうにも思うわけな...全文を見る
○梅村委員 さまざまと言いますけれども、行政のサービスを受けようとしたらそういうことを登録せざるを得ないという仕組みの中であり、それはやはり権力的に集められたものという定義になるというふうに思うんですね。  そして、先ほどのSuicaの件ですけれども、除外してほしいという申請が...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、苦情を言った場合は除外をしていただける仕組みになるんですか。
○梅村委員 加工の状況が十分でないかあるかの以前に、使われたくない、民間に自分の情報を提供してほしくない、それは名前じゃないとしても、どこに住んでいるとか、どういう環境にいるのか、いろいろあると思います。病院のデータもあるでしょうし、いろいろ今回これだけのデータがあります。そうい...全文を見る
○梅村委員 しかし、その名簿が公表されたという事実は公表されるわけですよね。その中で、それが嫌だという国民の皆さんが生まれる可能性があるということはお認めになりますでしょうか。
○梅村委員 理解といっても、こうした法案がそもそも国民の中には知られていませんので、やはり全ての国民にかかわることですので、もっと慎重な審議が必要な法案だというふうに私は思います。  今のにかかわってなんですけれども、データベース、電算化しているデータを提供するということだとい...全文を見る
○梅村委員 どのように活用されるのかというイメージも湧かない、現状では範囲も示されない。この点では、本当に国民の皆さんにとっては、これで自分たちの個人情報の権利利益が守れるのか、やはり全くわからないんですよね。このまま枠だけ決めて、あとはこれから決めていきますと。あれこれの法案で...全文を見る
○梅村委員 個人の利益、権利の保護をあくまでも前提としてということでしたけれども、事前のレクチャーのときには、匿名加工しても、これからの技術発展の中で、この匿名がいろいろ明らかにされる技術が手にできるようになるかもしれない、五十年後、百年後にあるかもしれないというような御答弁もあ...全文を見る
04月21日第190回国会 衆議院 総務委員会 第15号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  早速、法案について伺いたいと思います。  まず、法案の目的についてです。  非識別加工情報の導入について、この委員会でも繰り返し、新たな産業の創出並びに活力ある社会の実現に資することが強調されております。  しかし、この間の質疑...全文を見る
○梅村委員 ただ、新産業の創出、これまでも考えていなかったようなことが生まれるかもしれないということですけれども、同時に、国や独立行政法人の公的データを提供していくということでいえば、また考えられないようなリスクも、そういうことでいえば起こりかねないというふうにも思うわけです。や...全文を見る
○梅村委員 ただ、今回の法案の、現段階ではそういう基準についての具体的な問題はないわけで、今の御答弁で確認させていただきたいんですけれども、商業主義に陥らない、単なるビジネスではない、公益性をしっかりと認定の際には基準にしていくということでよろしいんでしょうか。
○梅村委員 公的データであるということをしっかりと踏まえる必要があるというふうに思います。  そして、同時に、そもそも国の行政機関等には、前回も質問させていただきましたけれども、その機関の性格や業務上、多くの個人情報が集まり、保有、管理をされている。つまり、行政目的として権力的...全文を見る
○梅村委員 行政機関の責務として集める必要がある問題だということでしたけれども、逆に言えば、そういうものを使って国民が監視をされ、いろいろな問題で情報収集されるという事態がやはりこの間もあるわけですよね。そういうこととの関係でどうなのかということを聞いているわけで、お答えいただき...全文を見る
○梅村委員 質問に対して、ちょっと答えていただいていないというふうに思うんですね。  適切に処理をしていると言われながら、この間、相次いで、国のデータを使って市民活動への監視だとか、そういう問題があるわけで、やはり今でもそういう問題が起こっているから、国民は不安に思っている。そ...全文を見る
○梅村委員 ファイル簿にその旨を明記していくということですので、これから具体化ということですけれども、それが記載されてどんなふうにもしかしたら使われるのか、そういうことについてもやはり国民的には不安な一つだというふうに思います。  そこで、次に伺いたいというふうに思います。 ...全文を見る
○梅村委員 そういうことを各省庁の判断でこれから具体化していく、そして法律ではなく、施行令や運用に今後はどの適用をされるかということは委ねられていくということかというふうに思いますけれども、それでよろしいんでしょうか。
○梅村委員 ですので、これからがまだまだ、国民の個人情報との関係では慎重にしていかなければいけない部分が大変多い法案だというふうに思います。  さらに、非識別加工情報をめぐってちょっとお伺いしたいというふうに思います。  行政の機関内では個人情報として取り扱われるが、非識別加...全文を見る
○梅村委員 安全なものだけれども念のため担保してということも、やはりここもなかなか、個人情報の保護という点では十分理解されるんだろうかという点だというふうに思います。  実は昨年六月の参議院の内閣委員会で、私たち日本共産党の山下芳生参議院議員が、個人情報とマイナンバーをめぐって...全文を見る
○梅村委員 四つのリスクということで御紹介させていただきましたけれども、その点、やはり非常に危機意識がいかがなのかなというふうに思わざるを得ません。  そして、今御答弁がありましたけれども、今回の法案に基づいては、かなり各省庁が今後行う仕事が、しかも、個人情報をめぐって重たい仕...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、今までと比べて、今度の法案に基づくリスクというようなものはそんなに高くないという御認識ですか。リスクはやはり高くなっていくという御認識なんでしょうか。
○梅村委員 今までにはない、公的データを民間に提供していくという、新しい、今までやったことがないことに今後踏み出そうとしているわけですよね。ですから、個人情報をめぐって、やはり今回の措置によって、今まで聞いていると、大丈夫だ、安全だ、そういう感じの御答弁が多いわけです。しかし、新...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、国民にとってはやはり今までにないリスクは考えられる、しかし、十分な体制をとっていきたいという御答弁だったというふうに思います。  しかし、今回の法案を見ておりますと、そこら辺が、十分体制としてもやっていけるのか、後で第三者委員会の問題も触れさせていただ...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、この法案の趣旨に基づき、各自治体の判断だとしつつも、今でも一〇〇%の地方公共団体でこうした個人情報の条例がつくられているというふうに事前に聞いておりますし、こういう趣旨に基づいたことをしていく。  具体的に言えば、非識別化をして、地方公共団体が持ってい...全文を見る
○梅村委員 参考人質疑でも、ビッグデータという観点でいえば、もちろん、国や独立行政法人の情報もそういう対象であるけれども、より地方自治体が持っている情報が大変膨大で、しかも住民に密着をしている、よりいわゆる個人情報の保護が求められるような情報も多いという指摘もあったかというふうに...全文を見る
○梅村委員 事前のレクでは、そういうことじゃないんじゃないかということですけれども、やはり今の説明だと、一体的に今後活用を促進していくという御答弁だったというふうに思います。  ただ、それにしては、事前に、地方公共団体などで例えば情報漏えいがどれぐらいあるのか調べていらっしゃい...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、地方公共団体は、この法案のもとでは、今後、匿名加工情報の作成も含めた作業も必要になっていくんじゃないかというふうに思うんですけれども、そういった体制がそもそもあるのか、セキュリティーは大丈夫なのか、また、自治体の新たな財政負担は生まれないのか、この点はい...全文を見る
○梅村委員 では、そういう検討の中で、例えば、自治体の判断で、自分のところはまだまだ体制もないし、管理、セキュリティーが不安だということで、今回の公的データの提供などしない、そういう判断をするということもありということでよろしいんでしょうか。支障はないということでよろしいんでしょ...全文を見る
○梅村委員 自治体の意見は、不安とか、できないといった場合にどのような対応をされるんでしょうか。
○梅村委員 個人情報、とりわけ、今も申しましたように、国以上に、本当に地域住民に密着する情報をたくさん持っているのが地方公共団体だというふうに思いますので、より慎重に、そして、先ほどもお話ししましたけれども、実態をつかんでいないということでしたので、やはりしっかりと総務省としても...全文を見る
○梅村委員 身内との批判もありますので、やはりしっかり独立した機関を個人情報をめぐっては設けるべきだというふうに私は思いますし、しっかりとした体制をつくることを最後に申し上げて、質問を終わりたいと思います。
04月26日第190回国会 衆議院 総務委員会 第16号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  本日は、保育園の待機児童問題と保育士の待遇問題について質問させていただきます。  事態は極めて深刻になっております。既に他の委員会でも、さまざまこの問題は議論をされております。  私も本委員会で昨年取り上げさせていただいたときに、...全文を見る
○梅村委員 また後で御質問させていただきますけれども、やはり、一般財源化したもとで、なかなかそれを保育園の方に使っていけていないという実情も、実際にはいまだあろうかというふうに思います。  それで、子育て新制度が出発するときにリーフレットなども出ておりますけれども、そこでは、全...全文を見る
○梅村委員 それは基本的な対策だと思うんですけれども、今回、緊急提言との関係では、何か総務省としては財政措置などは新たに考えているんでしょうか。
○梅村委員 また後ほど述べますけれども、やはり自治体からは財政措置を大変強く求められていると思いますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  そこで、少し戻るんですけれども、緊急対策そのものについて伺いたいと思います。  今回、緊急対策で、今までよりもより進んだ...全文を見る
○梅村委員 さまざま積極的に使えるものもあるかとも思うんですけれども、ただ、中心的には、今さらりと御説明いただきましたけれども、弾力化、基準を上回るということでいえば、例えば、小規模保育所の定員上限を十九人から二十二人にするという問題。  そもそも、十九人の小規模化ということも...全文を見る
○梅村委員 私、先日、「ママ・パパ・保育士国会へ!有志」という院内集会に参加をさせていただきました。保育所で子供を亡くされたお母さんが実際参加をしていて、また、最近も保育所での死亡事故が相次いでいるかというふうにも思います。  やはり本当に安心、安全なところでおなかを痛めて産ん...全文を見る
○梅村委員 いろいろな施策はあると思いますけれども、ただ、新制度のもとでは、認可保育園を大幅につくっていくというよりは、やはり小規模保育を中心とした施策にとどまってきている。にもかかわらず、十九人を今度二十二人にしていく。やはりこの間のこういう施策について、非常に不安に思っている...全文を見る
○梅村委員 地域の実情に応じてということをいつも言われるわけですけれども、私たち、今回いろいろな調査をさせていただいたときに、自治体レベルで見ても、お母さんや保育士さんからやはり拡充の要望が出ているわけで、埼玉県内の調査でも、幾つかの自治体で、認可保育園、本当は公立をふやしたいん...全文を見る
○梅村委員 公立保育所は、二〇〇五年には一万二千九十カ所あったのが二〇一四年には九千六百四十四カ所、この十年間で二千四百四十六カ所も減少してきております。これについては、やはり皆さんが、二〇〇四年に運営費、二〇〇六年に施設整備費の国庫負担金を一般財源化したということを強く挙げられ...全文を見る
○梅村委員 時間が来ましたので終わりますが、やはり安心して預けられる認可保育園の大幅増設というものが基本だという御答弁は先ほどいただいたというふうに思います。  子どもの権利条約には、子供には発達、成長する権利があることを強くうたっております。それを保障する責任が国にはあると私...全文を見る
04月28日第190回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○梅村委員 おはようございます。日本共産党の梅村さえこです。  まず、特商法の改正案についてお伺いしたいと思います。  悪質業者の規制強化と実効性についてですが、少し質問の順番が前後するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  事前のレクで、二〇一四年度の全国の消費生...全文を見る
○梅村委員 御高齢だということで、なかなか御自分で説明できない、御家族などに聞かないとわからない、また、その方にわからない場合はほかの方の同じような事例を探していらっしゃるということで、被害の救済にも一層力が要るところだというふうに思います。それだけで独特の難しさがあるわけで、や...全文を見る
○梅村委員 事前のレクでも、抜け道はないようにつくってきているという御答弁でありました。今もそういう御答弁だったというふうに思います。  同時に、ペーパーカンパニーの問題、また、建設業法においては事前の許可制をとっていますので、従業員も含めた名簿などがしっかりとある程度管理され...全文を見る
○梅村委員 ぜひ御努力をお願いしたいと思います。  そして、この悪質事業者に対する規制の問題は、この被害をなくす上で大変大事な問題ですので、大臣にも、この点、イニシアをどう発揮されるか、お願いしたいと思います。
○梅村委員 ありがとうございます。  ただ、きのうもいろいろ質疑がありましたが、地方の消費者行政については、なかなか、十分な人員の確保も含めて予算については要望が上がっていたかというふうに思います。  二〇〇八年度の補正では百五十億円の地方消費者行政活性化基金だったのが、昨年...全文を見る
○梅村委員 そういう御努力をやっていただきつつ、事前に声がたくさん上がっていたこの勧誘規制問題については、やはり自主規制だけでは限界があるのではないかと思っております。  金融商品取引法における先物取引といった業法では、不招請勧誘の禁止が行われております。消費者被害を減らすため...全文を見る
○梅村委員 去年の審議の中では、大変厳しい御意見を上げられていたのではないかなというふうに思います。そして、特に、法改正ではなく政令改正でやるという手続上の問題や消費者の位置づけの問題についても、大変厳しい御意見があったかと思いますので、そのときと比べるとかなり変わっていらっしゃ...全文を見る
○梅村委員 繰り返しがなければあり得る。本当はもっと救済していただきたいんですけれども、現行法の中でもやはり救済が十分できるということですので、ぜひこれは入り口で、徹底的に女子高校生の皆さん、若年層の皆さんの性的被害をなくしていただくために、全力を挙げていただきたいというふうに思...全文を見る
○梅村委員 特定商取引法の方でも、業務提供誘引販売の事例などで対応、処分をしている例があるということですので、消費者庁としても若者たちを救う手だてというのはいろいろ考えれば私はたくさんあるのではないかなというふうに思います。  最後に、大臣に伺います。  この問題では、他の委...全文を見る
○梅村委員 それで、被害があったときだけではなくて、そもそも、若い皆さんが消費者としての権利を知らずに社会に出ていっているということも問題としてあると思います。不実告知であれば取り消せる、こういうことも知らずに、泣き寝入りをして、どんどん被害に遭っている。  消費者教育も行き届...全文を見る
05月24日第190回国会 衆議院 総務委員会 第17号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  きょうは、区画整理事業並びに地方財政について伺いたいと思います。  住民合意があり、住民の皆さんがなるべく早くと願っている区画整理事業にもかかわらず、三十年、三十五年といった大変長い時間がかかる場合が生まれております。四半世紀にもわ...全文を見る
○梅村委員 今後さらに三十年、四十年と長引かせてはならないという立場に立つということでよろしいでしょうか。確認させていただきたいと思います。
○梅村委員 ところが、この数年、その進捗率が非常に落ちている、ペースが落ちているという不安の声、現状の声を聞いているんですけれども、その要因はどこにあるのでしょうか。
○梅村委員 横ばい、要望が高いということですけれども、だからといって、この区画整理事業が、もう二十年、三十年、四十年と待っているわけですから、やはりその進捗がおくれてはいけない。もし足りないのであればやはり確保しなければ、住民の皆さんの人生や、そして地域の防災との関係でも、もう一...全文を見る
○梅村委員 長期化している問題については、国交省としては、いろいろ現地に行って調べたりだとか対応とか、実際にどんなふうにされているのでしょうか。
○梅村委員 これは、私の地元だけがよくなればいいとかということで質問しているわけではありませんけれども、努力が足りなかったということを今この場でおっしゃっていただいたわけですから、こんなに要求額に対して交付率だとか、金額ももう一億円を切っているという急激な予算の削減になっているわ...全文を見る
○梅村委員 三十年、四十年と長引かせてはならないとの立場で、抜本的な交付金の拡充、改善を求めて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
10月18日第192回国会 衆議院 本会議 第5号
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○梅村さえこ君 私は、日本共産党を代表して質問いたします。(拍手)  本法案は、消費税の一〇%増税を再延期して、二〇一九年十月からの増税実施のために、地方税等の措置を行うものです。日本共産党は、消費税一〇%増税は延期ではなく、きっぱり断念し、消費税に頼らない道をとるべきであると...全文を見る
10月25日第192回国会 衆議院 総務委員会 第3号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  きょうは、八ツ場ダムの事業費増額と自治体負担について質問いたします。  先日、栃木県の南摩ダムを視察してまいりましたが、建設の是非が検証されてきたダムの多くが、安倍政権の復活以降、継続とされてきています。しかし、生活密着の公共事業を...全文を見る
○梅村委員 大変重い負担である、とりわけ地方自治体にとっては大変重い負担であるということをしっかりと受けとめていただきたいというふうに思います。  それで、この八ツ場ダムなんですけれども、国内最大の事業規模で、資料にありますように、一九八六年の基本計画で二千百十億円、その後四千...全文を見る
○梅村委員 私たちは、コストの削減といっても、危険場所について、やはりそれを無視したようなコストの削減はすべきではないというふうに思っております。そもそも、事業そのものに無理があったのではないかというようなことを感じております。  そこで、自治体からは、もうこれ以上絶対にふやし...全文を見る
○梅村委員 そもそも、この部分の議論の経過を申しますと、既に一九七〇年代から、八ツ場の地質は、この国会の中でも、非常に脆弱な地層が多い、ダムの基礎岩盤として不安であると建設省が認識しているという議事録もあるかと思います。  それで、二〇〇七年のときに、八ツ場ダムの基礎岩盤が想定...全文を見る
○梅村委員 経過は全然違いますので、了解はできないことだと思います。住民団体の皆さんや地元の皆さんがずっと声を上げてきた問題だと思いますので、今は全然御答弁になっていないんじゃないかというふうに指摘をしておきたいと思います。  もう一点、地すべりについても聞きたいと思います。 ...全文を見る
○梅村委員 内部ではなく、やはり第三者機関を設けてしっかりとやるべきだと思います。  また、何よりも、この決定というか、対策必要なしということは、地元住民の皆さんにはきちんとお知らせしているのでしょうか、説明はしているのでしょうか。
○梅村委員 それぞれの地元というのは、どのレベルまでの地元になっていますか。増額、そしていわゆる対策必要なしという決定をしているということは、きちんと住民の皆さんまで伝わっているのでしょうか。
○梅村委員 その中ではどのような御意見などが出ていますでしょうか。
○梅村委員 ですから、開始したばかりだと言いますが、まだきちんとされていないのが現状ではないかなというふうに思います。  このように、危険だというふうに言われているときに、地すべりが起きるのではないかとずっと不安に思っていらっしゃるわけで、今回の七百二十億円の増額の前提としては...全文を見る
○梅村委員 コスト縮減と言いますが、安全なものに対して削減するというのは、それはおかしな話であると思います。  そして、地質的な不安定さからは、やはり拡大するのではないか、そういう疑問を持っていらっしゃる方もいるわけですね。そこについて、全くその不安がないと言えますでしょうか。
○梅村委員 最後になりますけれども、事業費そのものがどんどん膨らむというこの国の直轄事業、いわば自動的に自治体の負担もふえるという仕組みになっております。こうした問題について、総務省としてもダム協議会などで意見をしっかり出すべきではないかと思いますが、最後に総務大臣に伺いたいと思...全文を見る
○梅村委員 八ツ場ダム事業と切り離した地元住民の生活再建を国がしっかりと責任を持って進めるとともに、大変危険で莫大な事業費がさらにかかる本体事業は速やかに中止すべきであることを要望して、質問を終わりたいと思います。
10月27日第192回国会 衆議院 総務委員会 第4号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  地方税等改正案について質問いたします。  本法案は、来年四月からの消費税一〇%増税を延期し、二〇一九年十月にその増税を実施する、つまり、増税実施法案です。  そこで、最初に伺いたいのは、消費税八%増税と個人消費についての認識です。...全文を見る
○梅村委員 底がたいという言葉そのものだと思うんですけれども、底がたいというのは、調べてみると、踏みとどまっているだとか、下がりそうな気配を見せても意外に下がらない、そういうことだと思うんですけれども、それでよろしいでしょうか。
○梅村委員 ただ、上がりそうな元気はないということでよろしいんでしょうか。
○梅村委員 期待と現実はやはり違うと思いますし、石原大臣自身が底がたいという言葉を使っているわけですから、そこは正確に御答弁をいただきたいと思います。  底がたいという表現を使ったからには、それでどうして経済の好循環と言えるのか、まだ上向きということではかなり力も要るんじゃない...全文を見る
○梅村委員 そこはやはり国民生活の実感とは違うなというふうに思います。  今御答弁いただいた中で、この経済財政白書でも「個人消費が力強さを欠く」、こういう表現をしているのに、経済の好循環というふうに言われるんでしょうか。
○梅村委員 それは、今の御答弁はそうかもしれませんが、安倍首相の所信表明では生まれていると断言していたものですから、国民の皆さんは、あら、そうなのかなということでびっくりしちゃっている。そこがしっかりと、やはり認識がずれているんじゃないかということを今御指摘させていただいたわけで...全文を見る
○梅村委員 それも非常に、ちょっとごまかされて言われているんじゃないかなと。  だって、この経済財政白書を読み、今読み上げていただいたところを読めば、力強さを欠く背景として、消費税率引き上げの影響に加え、こういう問題があると言っているわけですから、しかも、全体を読みますと、消費...全文を見る
○梅村委員 その高齢者や子育て世代との関係で、消費税増税が消費をどんなに落ち込ませたかということを分析しているんじゃないんですか、この場で。それをしっかり答えていただきたいと思います。  これは、消費税の延期と同時に、一〇%に上げるという法案なわけですから、しっかりその影響は答...全文を見る
○梅村委員 何の影響ですか。影響が出ていると言いますが、何の影響が出ているか。
○梅村委員 明確な御答弁がいただけないんですけれども、この経済財政白書では、個人消費の伸び悩みとその要因ということで、一番初めに、個人消費は二〇一四年の消費税率引き上げ以降、力強さを欠いた状況にあるというふうに、トップに書いてあるわけですから、やはり、消費税の増税、八%増税が、そ...全文を見る
○梅村委員 全然、それはこの中の評価とは全く違うというふうに思います。ぜひしっかりと読んでいただきたいなというふうに思います。  消費税の増税が、子育て世代、高齢者世帯、それに非常に大きく影響を与え、消費を落ち込ませているということが書いてあるわけですよね。そうなってくると、な...全文を見る
○梅村委員 この白書の中では確かにそういう記述はないですけれども、では、消費税が逆進性が強い税金だということはお認めになりますか。
○梅村委員 そういう検討で消費税を一〇%に上げるということは、大変国民の皆さんにとっては無責任だなというふうに私は思います。  財務省の統計でデータがありますけれども、一世帯当たり年収が二百万円未満の方の五%段階での消費税負担額は約五万七千七百三十一円です。八%になると九万二千...全文を見る
○梅村委員 チェーンストア協会や百貨店協会やコンビニエンスストアの協会のこういう指標が、一部、部分的だと。これではやはり地域経済は、よくしていく手だて、そこから悲鳴が上がり、物が売れないというふうに言っているわけですから、私は、もっとこういう現状を真摯に受けとめた上で、ではどうし...全文を見る
○梅村委員 現在確認できておりませんということですけれども、この中に明確にその文言はあるんですね。(発言する者あり)そうなんです。若年子育て期世帯は全世帯と比べ低所得者が多いという記述は、この中にあります。だから、消費が非常にさらに落ち込んでいるというような記述があり、この点につ...全文を見る
○梅村委員 ですから、そういう中で私がここで確認させていただきたかったのは、若年子育て期世帯は全世帯と比べ低所得者が多い、所得が少ないという分析があると思うんですけれども、では、それはそういうことですねということを前提に進めさせていただきます。  ですから、低所得者が他の世帯と...全文を見る
○梅村委員 ありがとうございます。  それが二年半後に一〇%にするということですから、今回の法案は。そういうことも踏まえて、やはり、学校給食にさらに、五から八でもこういう影響があったわけですから、一〇になったときにどういう影響があるのかということはぜひ考えていただきたいし、調べ...全文を見る
○梅村委員 ありがとうございます。  それで、今出された就学援助なんですけれども、この就学援助というのは、消費税増税分は金額的には足して子供さんたちに渡るようにはなっているんでしょうか。
○梅村委員 やはり、そこがもう一つ問題だと思うんですよね。要保護世帯の子供さんたちと同時に準要保護世帯の皆さん方、今、もう六人に一人が就学援助をもらっている。私の子供のクラスも、三十人ぐらいとしたらやはりその中で単純に計算してももう六人に一人ですから、たくさんの方が困って受け取っ...全文を見る
○梅村委員 そうしますと、対応したのは三割ということでよろしかったですか、今の御答弁。そうすると、七割の自治体にいらっしゃるお子さんの中で、やはり消費税が上がったのにその分は増額されていないということでよろしいんでしょうか。
○梅村委員 そうしますと、子供の貧困がこれだけ広がり、子供たちがなかなか苦しんでいる状況、学校に行くとそうですけれども、入学服や体操着や文房具や習字セットや水着や、本当に義務教育といいながらたくさんのお金がかかるわけで、そこにはやはり、五から八にしたときには増税になり、それは、就...全文を見る
○梅村委員 やはり、三位一体の中で税源移譲し、一般財源化したという中で、保護世帯の皆さんには国のということで行くんだけれども、なかなか地方財政が大変な中で、そういう困っている子供たちにしっかりと増税分を見切れていない、政策的に。これは非常に重大だというふうに思います。  ですか...全文を見る
○梅村委員 非常に重要な、必要なものだというふうに思いますので、文科省の方からもそういう点はつかむ必要があるという御答弁だったというふうに思いますので、ぜひ見ていただきたいなというふうに思います。  最後になりますけれども、高齢者世帯の問題について若干質問して、終わりたいという...全文を見る
○梅村委員 今の指標で、もし一〇%になった場合、二%上がるわけですから、一%ぐらいというふうにもし仮定をしますと、年金は実質で一%下がり、さらに名目で一%下がり、合計二%下がってしまう。物価上昇分の二倍下がってしまう。その上、今度は福祉給付金もないということで、そして消費税も一〇...全文を見る
○梅村委員 ただ、この間の経過からすれば、そういうことは十分予想できることだというふうに思います。  やはり子育て世代、高齢者世代も安心して暮らしていけないというふうに思います。一〇%増税は、延期ではなく、きっぱりと中止することを求めて、質問を終わりたいと思います。ありがとうご...全文を見る
11月01日第192回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○梅村委員 私は、日本共産党を代表して、本法案に対する反対討論を行います。  本法案は、消費税一〇%への増税を再延期して、二〇一九年十月一日から増税を実施することに伴い、自動車取得税の廃止や地方法人課税の偏在是正措置について、その実施時期を変更するものです。  消費税八%への...全文を見る
11月15日第192回国会 衆議院 総務委員会 第6号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  引き続き、TPPと郵政問題について質問いたします。大変申しわけありません、時間の関係で、少し質問の順序などを入れかえさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。  先ほど田村議員から具体的な質問がありましたので、私は、条文や各文...全文を見る
○梅村委員 今御紹介がありましたように、この文書では、1日本郵政の販売網へのアクセス、2かんぽ生命に対する規制上の監督及び取り扱い、そして、3かんぽ生命の透明性についてとる措置等についての認識の一致を得たというような説明があります。  引き続き、さらに聞きたいと思いますけれども...全文を見る
○梅村委員 ただ、それに対して日本政府がどういうふうにかかわっていくかということも、私はこのTPP交渉の中では重大な問題だというふうに思います。  例えば、TPP協定参加国との間で作成した文書、日米間で交わされた保険等の非関税措置に関する書簡では、日本政府は、日本郵政がその販売...全文を見る
○梅村委員 やはり、日本政府が乗り出してやっているということがここでは明らかになってきているのではないかなというふうに思います。  それで、さらにその交渉の具体的内容について、先ほど内閣府が出した文書だけではなかなかわかりませんが、いわゆるサイドレターというものが、私の資料の二...全文を見る
○梅村委員 今の御答弁で、適切に国内法に基づいて実施していくという御答弁だったというふうに思いますけれども、たとえ日本政府はそういうふうに思っていたとしても、ではアメリカ政府がそういうふうに受け取っているかというのはまた別問題なのではないかなというふうに、こういう文書を見て非常に...全文を見る
○梅村委員 今、公正と公平なルールということがありましたけれども、アメリカでも二人の大統領候補がTPP反対を掲げざるを得なくなったのは、余りにも多国籍企業の横暴で格差と貧困が広がる、そういう新自由主義の全体の中で、やはり経済自主権を各国にしっかりとつくり、国内の雇用を守っていく、...全文を見る
11月17日第192回国会 衆議院 総務委員会 第7号
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○梅村委員 日本共産党の梅村さえこです。  地方公務員の育児休業法改正案について質問いたします。  本法案は、地方公務員について、育児休業の対象となる子の範囲の拡大、介護休業の分割取得などを行うもので、必要な改正であると考えます。同時に、いまだ根本的な問題、さまざまな課題の解...全文を見る
○梅村委員 本当に、そういう制度が活用できる職場環境を目指していただきたいというふうに思います。  同時に、今回の法改正案では、任命権者に育休を申請しても、著しい事情があるときはその申請が受けられない場合もあるというような中身もあるというふうに思います。ですから、やはり、代替が...全文を見る
○梅村委員 ありがとうございます。  任用別についての育休取得の問題についてはこの後も聞いてまいりたいと思いますが、人員不足の問題との関係でいえば、安倍首相が今国会の所信表明演説でも、非正規という言葉をこの国から一掃するというふうに表明されたわけです。そして、非正規として地方自...全文を見る
○梅村委員 御質問させていただいた、安倍首相の今国会での所信表明演説での、非正規という言葉をこの国から一掃していこうではありませんかという表明との関係で、地方自治体での六十四万人にも及ぶ非正規の職員の是正という問題についてはいかがお考えでしょうか。
○梅村委員 大変残念なんですけれども、安倍首相の所信表明では、確かにはっきりと、非正規という言葉をこの国から一掃しようではありませんかというふうに大変大きなお声で呼びかけられたというふうに思いますので、そういう流れの中で、働き方改革も含め、この非正規が多い地方公務員分野でどうされ...全文を見る
○梅村委員 それでは、この二十六万人の皆さんが、皆さん、臨時、緊急のときまたは育児休業中の職員の業務を処理するために任用されていらっしゃるんですか。
○梅村委員 それは、これまでの御答弁とも違うというふうに思うんですね。  総務省さん自身がこれまでの実態調査をしても、長期にわたって繰り返し任用されている事例があると回答した団体数は、事務補助職員については四百六十二団体、看護師も二百十九団体、保育士も四百九団体、給食調理員も三...全文を見る
○梅村委員 本来好ましくない、移行を要請しているということは、そういう実態があるということをやはり認めているからやっているんだというふうに思います。それにもかかわらず、資料の二で示させていただきましたように、通知を出した後もなかなか進んでいないという実態もあるというふうに思うんで...全文を見る
○梅村委員 そういう対応を柔軟に、社会保険問題ではされた経過があるわけですね。勤務の実態、実情に応じて、するという対処がされているわけですから。  ですから、私は、職場の実態、勤務の実態としては、もう繰り返し任用されていらっしゃる方々が二十六万人の中では多い、にもかかわらず育休...全文を見る
○梅村委員 いや、まさに勤務実態なわけですよ。ですから、勤務実態に応じて、もう五年、十年、二十年働いている臨時保育士さんたちがたくさんいらっしゃるわけですね。  もう時間が来ましたので終わりますけれども、今、待機児童の緊急対策プランということで、保育士さんたちの確保を政府は一生...全文を見る