浦田勝
うらたまさる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月26日 | 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○浦田勝君 大臣も大変御多忙でございまして、限られた時間の中でございますので、二点だけ大臣にお伺いをいたしたいと思います。 第一点といたしまして、農協合併促進対策についてでございます。御案内のように、昭和五十年代に入りましてから、非常に農家経済が長期にわたって低迷をいたしてお...全文を見る |
○浦田勝君 先ほどの残りの質問がありますけれども、大臣、もう二十分でお立ちですから一分だけ。まず一つ、お願いだけです。 先ほど御答弁いただきましたが、やはり合併の問題は、これはこの前はいわゆるオンラインのシステム化がなされ、十億以上の預金高がなければだめだというようなことがあ...全文を見る | ||
○浦田勝君 私は、穀物の自給率の問題についてはいろいろありますけれども、ここで余り申しませんが、おたくたちとのいろいろ論議の中にもあったわけですけれども、小麦の問題にしても非常におかしな面もあるわけです。しかしながら、やっぱり穀物の自給率が低いということは現実のものですから、我々...全文を見る | ||
○浦田勝君 厳しい状況下でございますから、私どももできるだけ県、市町村、農協の皆さん方と一体となってこの難局を乗り切ろうということで、非常に御同意と御賛同はいただいておるわけであります。しかしながら、やっぱりかなめとなるのは国ですから、国の力でお願いしたいということでありますが、...全文を見る | ||
04月02日 | 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第8号 議事録を見る | ○浦田勝君 水産関係につきましてお尋ねいたしたいと思います。 大臣を初め政府の皆さん方も御案内のように、我が国は長い間漁獲のかなりの部分を遠洋漁業によって賄ってきたわけでございますが、昭和五十二年の世界各国が二百海里の漁業水域を設定して以来、漁業がまことに厳しい状況下に置かれ...全文を見る |
○浦田勝君 そこで、遠洋漁業をめぐる環境が今後ますます厳しくなることは予測されるわけでございます。我が国の二百海里の水域におきましても重点を置かなければならないわけでありますが、政府は我が国の二百海里内での漁業振興を図る等、漁業政策としての対応を迫られるわけでございますが、この点...全文を見る | ||
○浦田勝君 そこで、国民生活の中で水産物が大きな役割を果たしておるわけでありますが、最近、水産物の栄養価が非常にすぐれておるということで見直されつつあります。国民の健康な食生活を維持していく上で、水産物の消費拡大は重要と言わぬばなりません。しかしながら、国民のたんぱく質の供給源と...全文を見る | ||
○浦田勝君 いろいろ御説明を承ったわけでありますが、日本型食生活ということで魚の持つウエートというものが極めて大きくなりまして、また世界的にこれはもうアメリカ人そのほか諸外国の西欧人の方々が、魚によってはなかなか赤身は食わない、白身は食べても赤身は食べない、こういうこともございま...全文を見る | ||
○浦田勝君 これについて非常に大事なことは、「「公開聴聞に出るな」食糧庁違反業者を”指導”」と、こういう大きな見出しで出しておるわけであります。そういうような事実があったのかどうか、またどのような行政処分が行われたかをお尋ねいたしたいと思います。 | ||
○浦田勝君 いろいろ新聞に載っておるからといって、私は余り新聞を利用して言うのは嫌なんですけれども、山形県食糧会社ですか、非常にここは有名な会社であちこち随分流しているわけですが、丸正とか米の許可のないところへどんどん流して、武蔵糧穀が買い入れた不正規米が七億一千六百万円に上ると...全文を見る | ||
○浦田勝君 このような事件が起きますと、非常に農民の農政に対する不信感というのが出てくるわけであります、概して。ですから、さっき申し上げましたように、きちっとした取り締まり、こういうものが行われなければいけないが、不正規流通の取り締まりについて先ほどお話を聞きましたのでもうお尋ね...全文を見る | ||
○浦田勝君 時間がないので本当に申しわけありません。長官も非常に御就任早々で大変だと思いますが、長官の御姿勢というのは私はよく知っておりますので、人柄のとおりひとつやっていただきたいと思います。 特に、食管制度に関しまして、安易にこれを廃止しろとかなんとかという人があります。...全文を見る | ||
06月20日 | 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第23号 議事録を見る | ○浦田勝君 午前中に野党の皆さん方から御質問がなされたわけでございますので、大変重複してまことに恐縮に存じますけれども、重ねてお尋ねをいたしたいと思います。 それは米穀政策、米価対策の問題でございますが、一番ただいま問題にもなっておりますところの食管制度についてでございます。...全文を見る |
○浦田勝君 お言葉をいただいたわけでありますけれども、生産者価格の抑制により売買逆ざやは一・九%まで圧縮されており、だから不正規流通をこれはもう非常に誘発するおそれもあるわけでございますので、食管制度がなし崩しにならないように、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。 さ...全文を見る | ||
○浦田勝君 よくわかるわけであります。大変御苦労様と思いますが、初めて出発したわけでございますから大変困難も起きていろいろと論議を呼んだわけでありますけれども、やはり一物二価というようなもの、同じような品質で販売がなされるということに、理屈はわかっておっても違和感が出てまいりまし...全文を見る | ||
○浦田勝君 良質米奨励金の果たした役割というのは、大変大きかったと思っております。これがなければ、また大分混乱もしたかと思います。奨励金につきましては、やはり生産農家の皆さん方も鋭意全地域的に努力しているさなかでもございますので、今後ひとつその点よろしくお願い申し上げたいと思いま...全文を見る | ||
○浦田勝君 もう余り重ねて聞きませんけれども、算定のとり方、その基準あるいは労働時間、そういうものは非常に団体側が要求いたしております四・九五とほど遠いものになるわけであります。これはいつでも食管の数字の魔術でどうにでも恣意的になるような感じがしてならぬわけですが、そういうことで...全文を見る | ||
○浦田勝君 大変苦い経験を経たわけですからもうそういうことはないと思いますけれども、用心に用心をして、用心するにこしたことはございませんから、ひとつ御努力いただきたいと思います。特に政府の方で、大変倉庫等についての行き届いた施策によって大体良好な状態にあるということはよく承知をい...全文を見る | ||
○浦田勝君 アメリカやEC諸国から、第二の黒船と言われるほどの激しい日本に対しての外圧があるわけであります。それを踏まえて対外経済対策というのをお立てになったわけでありますが、大体六月の二十五日ごろまでに関税全部を見直して、輸入制限品目を原則自由として見ると言われておりますが、特...全文を見る | ||
○浦田勝君 これ以上お尋ねすることはないと思いますが、重ねてもう一つ、農産物市場開放の問題について、政府の対外経済対策についてでございますが、経済摩擦問題の原因は、先ほども申し上げましたように農業にあるとは考えておりません。農産物の市場開放のみでは解決はできないと思いますが、この...全文を見る | ||
○浦田勝君 中曽根総理が理解がないとかというふうには思っておりません。それは群馬県の農民も承知しませんから、そういうことは。それはマスコミから出てきたわけでありますが、これは野党の総裁だったら我々も声を大きくして張り上げるんでありますけれども、声を小さくして御理解を求めておるとこ...全文を見る | ||
○浦田勝君 よく事情もわかりますけれども、重ねてこのアクション・プログラムがどの程度まで今進んでいるのか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。 | ||
○浦田勝君 私どもも自由貿易を大切にしていかなくちゃならぬということは十分わかっておるわけです。ですから、皆さんの方でも、やはり洗いざらいに全部一つ一つ点検していこうということだと思います。その中でどのように選択するかということになるわけですが、原則自由の中の例外制限というような...全文を見る | ||
○浦田勝君 西欧の先進諸国では、穀物自給率がどんどん高まっております。我が国の方は、まさに低下の方向にあるわけであります。先ほど申し上げましたように、非常に大量の輸入国に成り下がってしまっておりますが、この食糧自給力の向上についてはどのようにお考えになっておりますか。 | ||
○浦田勝君 いろいろ大変ありがたい話ばかりですが、予算を見たってやっぱり金が伴うわけですね。足腰の強い農業、中核農家の育成、これは理屈じゃわかっておりますけれども、予算の方は削減の方向にある、この点も金にまつわる問題ですが、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。 最後に...全文を見る | ||
○浦田勝君 ぜひひとつその方向でお願いを申し上げたいと思います。生産者サイドにおいても生産性の向上が図られなければならない、努めなければならない、こういうふうに思われるわけです。この点についてはどうですか。 | ||
○浦田勝君 大変ありがたい御意見を聞きました。私も農業団体に所属をいたしておりまして、つぶさに実情もよく知っているわけでありますが、私はやはり一つの転機に来たと思っております。これは団体みずからの方でもそのような自助努力を打ち出したことも、その一つのあらわれであります。生産者農民...全文を見る | ||
12月10日 | 第103回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○浦田勝君 近年、我が国社会は、医療技術の進歩、出生率の低下等々から諸外国に例を見ないスピードで高齢化社会へと移行しつつあります。このことは、年金制度につきましては、非常に問題であると考えます。 すなわち、現役で働いている人たちが支えなければならない年金受給者の方々が急速に増...全文を見る |
○浦田勝君 わかりました。 次に、このような組合員と年金受給者の割合が大きく変動することは、年金制度に重大な影響を与えるものと考えております。年金制度は世代間扶養のシステムで成り立っておりますから、年金受給者の増大は現役組合員の負担の増加になると考えますが、今回の改正の趣旨及...全文を見る | ||
○浦田勝君 時間が余りございませんので重ねて質問をするようなことはいたしませんから、どうかひとつじっくり内容のある御答弁をいただくということにいたしたいと思います。 第三番目に、我が国の社会的変化の中で人口構造の変化と並んで年金制度に大きな影響を与えているのは、就業構造の変化...全文を見る | ||
○浦田勝君 一般的に、サラリーマンは引退すると直ちに生活の糧を失うことになり、その結果、年金制度に対する依存度が非常に強いと考えます。したがって、年金の給付水準の適正化は年金受給者にとって最も関心のあるところであり、基礎年金を導入して給付水準がどのようになるのか、また、現行と比較...全文を見る | ||
○浦田勝君 年金受給者の所得と現役組合員の所得との均衡を図らなければならないことは当然であると考えますが、高齢化社会が到来すると言われておる二十一世紀ごろまで現行の給付水準を維持していくとすれば、組合員負担は相当重いものになると考えますが、将来の組合員の負担と給付の均衡をどのよう...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、高齢化社会の到来を迎えて年金制度はこれに適切に対応していかなければならない。制度の改正は早急にできるものではなく、長い期間をかけて徐々に変更していく必要があり、これらの変更については関係団体やその職員あるいは年金受給者の理解が必要であると考えます。農林水産省は関...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、農林年金制度は、農林漁業団体に優秀な人材を確保するために、同一地域にある市町村職員あるいは学校の先生等と同等の年金制度を設けるため、昭和三十四年に厚生年金から分離独立し、農林漁業団体職域を単位とする共済組合制度であります。公的年金制度の一環ではありますが、職域の...全文を見る | ||
○浦田勝君 職域の特殊性は尊重していただくことといたしたいと思います。 次に、先ほども申し上げましたが、農林年金制度は公的年金制度であると同時に、農林漁業という職域に働く役職員の人たちのための職域年金でもありますから、職域年金に相当する部分は農林漁業団体とその職員の負担の範囲...全文を見る | ||
○浦田勝君 わかりました。 次に、年金受給者にとって年金は老後の生活の支えとなっております、高齢化社会の到来を迎え、負担が大変になるからといって、現に受けている年金まで切り下げもことは、年金受給者にとって今後の生活設計が成り立たなくなります。また、近く退職する人たちは、退職後...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、現行の法律の規定によって計算される年金額が改正案の規定によって計算される年金額を上回も場合は、現行の法律の規定によって計算される年金額を従前の額として保障することとしておりますが、この従前の額は物価スライドしません。これは、毎年年金額のアップを楽しみにしておる年...全文を見る | ||
○浦田勝君 次にお尋ねいたします。 制度間の整合性を図ることは、今回の改正の一つの柱でもあると考えます。しかしながら、障害年金の在職者支給については、厚生年金等においては全額支給することにしておるが、農林年金を含む共済年金においては所得制限を設けている。今回の改正では共済年金...全文を見る | ||
○浦田勝君 厚生年金は過去に何回か改正を行ってきておりますが、旧法とか新法に区分していません。農林年金は、昭和三十九年を境にして旧法と新法とに区分して給付に差を設けている。農林年金の組合員は退職した時期によって給付が異なるということは、相互扶助事業という観点から問題があると考えま...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、制度間の整合性を図ることは必要であると考えますが、厚生年金と農林年金とではいまだ相違する部分が残っていると思います。一挙に合わせることも大変難しいと思いますので、今後においても整合性を図ることに努力してほしいと考えます。 また、制度が分立していることによって...全文を見る | ||
○浦田勝君 次にお尋ねしますが、農林漁業団体の定年年齢は現在平均的に見まして五十七歳であると聞いておりますが、定年年齢が六十歳になるには相当の時間がかかるのではないかと考えます。年金の支給開始年齢は現在、昭和七十五年までに六十歳とするということであったが、これを五年短縮して昭和七...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、今回の改正案においては、年金制度に対する国庫補助は従来の国庫補助の考え方と違っているが、国庫補助についても公的年金制度間における整合性を図るべきであると考えます。農林年金制度に対する国庫補助はどのようになるのか、お尋ねいたします。 | ||
○浦田勝君 次にお尋ねします。 年金受給者は、物価の上昇によって年金額が目減りしていけば、それだけ生活を切り詰めていかなければなりません。昭和五十八年度は物価指数が二・四%上昇したにもかかわらず、年金額の改定は行われなかったわけであります。その後、昭和五十九年度は、五十八年度...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、今回の改正は、高齢化社会の到来に備えて給付と負担の均衡を図り制度の長期的安定を図ることを目的としておるが、将来の物価上昇率、組合員の動向、給与の上昇率あるいは積立金運用の金利の動向をどのように見込み、将来の年金財政の健全化を図るようにしておられますか、農林年金制...全文を見る | ||
○浦田勝君 次に、全国民に共通の基礎年金制度を設けて公的年金制度の整合性を図ることとしておりますが、国民年金、厚生年金等においては既に基礎年金制度を適用することとし昭和六十一年四月から実施しようとしております。農林年金制度においても国民年金、厚生年金と同様の趣旨によって改正を行い...全文を見る | ||
○浦田勝君 与えられた私の時間内に全部質問も答弁も終わったわけでございます。御協力ありがとうございました。 以上で終わります。 | ||
12月19日 | 第103回国会 参議院 農林水産委員会 第5号 議事録を見る | ○浦田勝君 私は、ただいま可決されました農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 ...全文を見る |