漆原良夫

うるしばらよしお



当選回数回

漆原良夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第156回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  名古屋刑務所事件、お尋ねしたいと思うんですが、受刑者が名古屋刑務所内で刑務官の暴行によって死亡した、殺された、しかも、この刑務所は虚偽の報告書を作成して事件をやみからやみへ葬ろうとした、刑務所は無法地帯か、名古屋刑務所は一体どうなってい...全文を見る
○漆原委員 事実関係について少しお尋ねしたいんですが、先ほど刑事局長の方から事案の概要説明がありました。それによりますと、動機について、懲らしめの目的でとありますが、被疑者はどのような経緯で本件行為に及んだのか。懲らしめの目的でだけじゃわからない。もう少し詳しく御説明を願いたいと...全文を見る
○漆原委員 では、後日の報告を待ちます。  次に、臀部を露出させてうつ伏せになっている同人の肛門部を目がけてとありますが、被害者は、十二月十四日の午後二時二十分ごろ、なぜ臀部を露出していたのか。それから、うつ伏せになっていたのはなぜなのか。自分の意思なのか、あるいはだれかにうつ...全文を見る
○漆原委員 先ほども斉藤委員から質問がありましたが、私も、この事件は被疑者が一人でやったとは到底考えられない。新聞報道によれば、暴行の際、上司である看守長が現場にいたという報道があります。また、放水の際、四人の刑務官が被害者の手足を押さえてうつ伏せにしていた、こういう新聞報道があ...全文を見る
○漆原委員 共犯の成否にかかわらず、名古屋刑務所の管理体制そのものが今問われているところなんですね。したがって、仮に、だれか協力者がいた、その協力者が共犯関係にないという場合でも、協力をしてそのことを上に報告しないで隠していたという、大変な、これは管理体制の問題になりますね。 ...全文を見る
○漆原委員 局長、お邪魔にならないようになんという弱々しい心じゃなくて、気合いと根性で、局長が得意な気合いと根性ですから、気合いと根性で、自分の関係するところはしっかり調べるぞという決意でやってもらいたい。  もう一度答弁願いたい。
○漆原委員 本件事件の発生から逮捕まで、時系列に従って事実関係の確認をしておきたいと思います。  まず、十三年十二月十五日、受刑者死亡、この事実を受けて、法務省には現場からどのような報告がなされたのか、お尋ねします。
○漆原委員 十四年一月十六日の死亡報告についてお尋ねしますが、一つは、腹膜炎による死亡、これは最初の急性心不全と違う内容になっておりますが、これについては、疑問を持ったのかどうか、持ったらどんなふうな対応をされたのか、一点。  それから、自傷なのか他害なのか、その判断についての...全文を見る
○漆原委員 では、解剖医そのものの見解はなかったわけだね。その死亡報告書の中に、解剖医そのものの所見というのは添付されていなかったわけですね。
○漆原委員 十四年の十月二十四日ごろ、名古屋地検が司法解剖鑑定書を受領している。それで、十一月下旬、刑事局長が、名古屋地検から本件解剖鑑定書の内容の報告を受けたと聞いております。  法務省にお尋ねしますが、どんな内容の報告を受けたんでしょうか。     〔萩山委員長代理退席、...全文を見る
○漆原委員 自傷か他害かはよくわからないという内容であったというふうに聞いていいんですね。  それでは、法務省の刑事局長が本件の報告を受けるに至った経緯は何なのか、法務省が直接関与したことは、何らかの理由で本件事件の事件性を察知して事件の捜査に関与したのかどうか、これはいかがで...全文を見る
○漆原委員 この十四年十一月下旬に本件解剖鑑定書の報告を受けた段階では、これは国会答弁のためだったんだ、国会答弁の必要性で受けた、法務省が事件性について認知していたわけではないというお答えと聞いておきます。  ところで、法務省が本件について名古屋地検が捜査をしているということを...全文を見る
○漆原委員 昨年十二月下旬ごろ、名古屋地検が本件事件を捜査しているということを認識したと。そのときに、先ほど読んでいただいた逮捕事実ですか、事実の概要、特に消防用のホースを使用して暴行を行って死に至らしめた、こういうふうな具体的な容疑事実まで聞いたんでしょうか。どうでしょうか。
○漆原委員 今局長、十五年の一月三十日に法務大臣に報告をされた、こうおっしゃった。その報告内容はどんな報告内容だったのか。特に、このホースを用いて暴行に及んだというところの具体的事実まで御報告したのかどうか、お聞きしたい。
○漆原委員 刑事局長及び法務大臣が本件事件の事実関係、冒頭に述べられたような事実関係を具体的に認識されたのはいつどのような経緯によるものか、お答えいただきたい。
○漆原委員 法務大臣は。
○漆原委員 十四年の暮れごろに本件に関する情報提供が矯正局にあったと聞いておりますが、どのような内容なのか、また矯正局はそれをどのように処理されたのか、お答え願いたい。
○漆原委員 これは法務省に聞きたいんだけれども、名古屋地検が本件事件の捜査に着手した端緒、一体何なのか。要するに、これは情報提供によるものなのか、それとも、名古屋地検が、解剖鑑定書を見て、これはおかしいぞというふうに思って自主的に捜査を開始したのか、どっちなんでしょうか。
○漆原委員 刑務所の管理体制についていっぱい聞きたいことがあったんだけれども、時間がなくなりまして、総括的に聞きます。  今回の事件で、まず問題として指摘しなければならないのは、名古屋刑務所が、刑務官の暴行による死亡事件を、受刑者による自傷行為による急性心不全と虚偽の報告をした...全文を見る
○漆原委員 そこのところをしっかり調べないと、国民だれも納得しませんよ。刑務所内の管理体制が、先ほどの斉藤委員の話じゃありませんけれども、私も機能していないんじゃないのかなという気持ちを持っております。しっかりここのところはやってもらいたいということをお願いしまして、質問を終わり...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第1号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  早速質問させてもらいますが、私は、二月の二十一日、衆議院の予算委員会で大臣に、この名古屋刑務所問題で次のように質問をさせてもらいました。受刑者が名古屋刑務所内で刑務官の暴行により死亡させられた、しかも、同刑務所は虚偽の報告書を作成して事...全文を見る
○漆原委員 では、具体的にお尋ねしますが、現行仕様の革手錠の代替品ということなんでございますけれども、私どもも、委員会で名古屋刑務所の視察をして、革手錠を見てまいりました。今回のように、乱用される、不必要な拘束をされる危険性が十分あるなという実感を持ちましたし、また革手錠をされた...全文を見る
○漆原委員 次に、PFIを利用した刑務所の新設と運営。刑務所内の常識が民間の常識とかけ離れていく、これはもうどうしても、被収容者と収容者という関係、また犯罪を犯した者という関係、またある意味では、場合によっては凶暴性がある場合もあり得るんでしょうね、そんな中で、民間における常識と...全文を見る
○漆原委員 大臣にお尋ねしたのであって、今、中井さんがいろいろお答えいただいたけれども、大臣がどんなお気持ちで民間のPFIを刑務所の行政に利用されようとしたのか、これは大臣のお言葉でお答えいただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
○漆原委員 そこで、中井局長にお尋ねしたいんですが、刑罰権というのは当然国家が独占しているわけでございまして、この刑罰権の中に民間、大臣がおっしゃった中には新設と運営というところも入っておりますので、刑罰権の一部に民間がかかわる行動ができるのかなという大きな疑問があります。したが...全文を見る
○漆原委員 次に、矯正局から独立した救済体制の確立、創設についてでございますが、被収容者からの苦情処理だとかあるいは人権救済の申し立てが矯正局を経由しなきゃならないというのは、ある意味では僕は自己矛盾だろうというふうに思っております。矯正局から独立した救済体制の確立、創設は、大い...全文を見る
○漆原委員 大臣のお考えを。
○漆原委員 これは本当にぜひ積極的に、例えば弁護士会に苦情申し立てをする場合に、民間の弁護士が全部見ていいのかという、それの情報が漏れるのを防ぐにはどうするか、こういう問題はあると思うんですよね。だけれども、今度、ある意味では国家の機関としてそういう機関ができるわけですから、そう...全文を見る
○漆原委員 ぜひ積極的な方向での検討をお願いしておきたいと思います。  大臣、ありがとうございました。  次の質問に移ります。  平成十三年十二月十九日付の名古屋刑務所長名でなされた矯正局長、名古屋矯正管区長あての被収容者死亡報告についてお尋ねしますが、被収容者が死亡した場...全文を見る
○漆原委員 問題は、この死亡報告書にうその記載がなされていた場合、矯正局としては何にも調べられない。矯正局は捜査権を持っているわけじゃない、監督権はあるんだろうけれども。疑問に思ったからといって関係者を強制的に調べるわけにいかぬわけですから、ある意味では、この死亡報告書を見て、あ...全文を見る
○漆原委員 そうすると、捜査が始まったのは大分おくれているんだけれども、十二月十九日の段階ではこの「死亡に至る経緯」に書かれた内容をそのまま受けとめたということですね。
○漆原委員 「参考事項」というところがありますが、「参考事項」のこれも三、「解剖後、執刀医から「死因は本人が肛門から指を挿入し直腸を裂傷したことによる汎発性腹膜炎であり、本人から痛みの訴えがないかぎり医師であっても裂傷の事実を認知することは困難である。」旨の所見がなされた。」こう...全文を見る
○漆原委員 皆さんはこの報告書を見て事件性の有無だとかいろいろなことを検討するんだろうけれども、この報告書に、本当に執刀医が解剖後に積極的に自傷行為だというふうに言ったのかどうか。それを聞いたという伝聞が書かれているわけですよね。これは、今局長が言ったように、後になってみれば自傷...全文を見る
○漆原委員 こんな重要なことが伝聞で書かれている、それをそのままうのみにしていいのかどうか。  要するに、この関係者は、犯罪に関与した人が仮にこれを書いたとすれば、自分の犯罪が発覚しないように隠そうとするわけですよね。そうすると、こういうものを、積極的に伝聞を書くわけですよ。そ...全文を見る
○漆原委員 要するに、私は、この死亡報告書そのものが上に上がる段階でうそのことが書かれている、しかも医師の所見まで自分たちに有利に引用されている、それを矯正局としては何も調べるすべがないという、ここに大きな問題がある。現場が、うそを言って、事実を隠して、うその報告をすれば、そのま...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○漆原議員 今委員がおっしゃいました元本の確定に係る三百九十八条ノ二十第一項第一号、これは、担保すべき債権の範囲の変更、それから、取引の終了その他の事由によって担保すべき元本が生じないこととなった場合には、根抵当権の担保すべき元本は確定するというふうに規定しておりますが、このよう...全文を見る
04月08日第156回国会 衆議院 本会議 第21号
議事録を見る
○漆原良夫君 公明党の漆原良夫でございます。  私は、自由民主党、公明党、保守新党を代表して、ただいま議題となりました個人情報保護五法案について、総理並びに関係大臣等に質問をいたします。(拍手)  日本は、今、世界最高水準のIT国家を目指して、さまざまな制度整備を進めていると...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  永井参考人、道参考人、きょうはありがとうございました。  まず道参考人にお尋ねしたいんですが、法科大学院派遣法四つの疑問と心配という道参考人の手紙が届きまして、まず一つに、「現職の公務員が、法科大学院の管理運営に関与することは妥当なの...全文を見る
○漆原委員 そこで、永井参考人にお尋ねしますけれども、実際に法科大学院を設置を予定されている大学で、そういうふうな大学の自治との関連で、検察官が入ってくる、場合によっては文科省の役人が入ってくるということによって、大学の自治が侵される可能性がある、自由に物が言えなくなる可能性があ...全文を見る
○漆原委員 道参考人にお尋ねしたいんですが、なかなか現状でも実務家の、実務教員を獲得することは困難だということを聞いておりますが、参考人の考え方をそのまま貫き通していきますと、特に地方、あるいは財政的な基盤の少ない法科大学院については実務家教員の獲得に大変に困難を来すのではないか...全文を見る
○漆原委員 永井参考人にお尋ねしたいんですが、現職の裁判官、検事が、あるいは一般職の国家公務員が、公私を問わない法科大学院にその身分のまま教授陣として参加するという制度は日本で初めての制度でございますけれども、これは海外においてはどんなふうになっているのかなという点が一つと、それ...全文を見る
○漆原委員 道参考人にお尋ねします。  先ほど、アメリカでの御自身の体験を通されまして、非常に私も興味深く聞かせていただいたし、そういう教育は本当にすばらしいことだなというふうに感じた次第でございますが、この「本法案成立に際し留意すべき事項」の一番最後に、法科大学院設立時の過渡...全文を見る
○漆原委員 大変貴重な御意見、お二方の参考人、大変ありがとうございました。  以上で終わります。
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  本法案につきましては、いろいろな指摘がございます。本来の職務を行わない検察官等に対して給与を払うのはおかしいとか、あるいは教員の確保は各校の自由に任せるべきであって政府案では公正な競争を妨げるとか、あるいは裁判官、検察官は身分を離れて法...全文を見る
○漆原委員 この法律は、裁判官、検察官をその身分のまま法科大学院の教員として派遣することを可能にする法律でございます。このような仕組みは我が国にとって初めての仕組みでございますが、このような法律をつくる目的、趣旨についてお尋ねしたいと思います。  もう一つ、現在の制度で裁判官や...全文を見る
○漆原委員 実務家教員ということであれば、何も現職の裁判官、検察官じゃなくても、弁護士もいるし、あるいは、退職をされた裁判官あるいは検察官もいらっしゃると思うんですね。だから、現職の裁判官、検察官、あるいは現職の国家公務員をという趣旨はどこにあるんでしょうか。
○漆原委員 裁判官、検察官だけではなくて、一般の国家公務員も派遣の対象としておりますが、どういう理由なのかな。それから、どんな分野における派遣が今要請されているのか。その辺をお答えいただきたいと思います。
○漆原委員 この法案では、検察官の場合、いわゆるパートタイム型の派遣とフルタイム型の派遣が予定されておりますが、法科大学院からの要請があった場合にどちらの派遣形態にするのか、それはどのように決めるのか、また、派遣される者のレベル、人選等についてはどのように行われるのか。法務当局に...全文を見る
○漆原委員 法科大学院に派遣される検察官等に対して国から給与の一部が支払われる、こういうふうになっておりますが、この趣旨をお尋ねしたい。あわせて、一部支払う結果、その本来の給与と法科大学院からの報酬等の合計が本来の給与を上回るようなことはないのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○漆原委員 大幅に上回るものをいただくことはないと言うとまた誤解を生じるので、上回ることはないのですね、そこをはっきり。
○漆原委員 派遣される検察官等の給与の百分の五十までを補てんできる、こうなっておりますが、そうなりますと、低い額の報酬しか払われない法科大学院がかえって得をするような不公平な結果になるのではないかという指摘もあるのですが、この点に対して御意見があったらおっしゃっていただきたい。
○漆原委員 先ほども、参考人質疑をさせていただいた中で、現職の検察官等が法科大学院に派遣されて教授会等に参加する、こういう場合は、人事を含む大学運営に関与することは大学の自治との関連で問題があるのではないかという危惧をする意見がございました。この点についての御意見をお聞きしたいと...全文を見る
○漆原委員 裁判官のパートタイム型派遣において、当該裁判官は法科大学院から報酬を受けない、裁判官としての報酬その他の給与については減額されないとした上で、法科大学院が相当額を国庫に納付する、こういうシステムになっておりますが、そういう制度をつくった理由についてお尋ねしたい。  ...全文を見る
○漆原委員 最後に確認をしておきたいんですが、この派遣制度の運用については、最高裁そして法務省、公平な派遣をぜひとも実施してもらいたい。これについて一言ずつ御意見を賜って、私の質問を終わります。
○漆原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月16日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  個人情報保護法制についての政府案、野党案が出そろいまして、これにより、本会議における質疑、あるいは本特別委員会における各党の質疑がほぼ一巡したと大変喜んでおります。  政府案、野党案についての論議が深まって、一致する点も相当あると感じ...全文を見る
○漆原委員 今大臣御説明いただきましたように、今回の再提出に当たっては、適用除外の対象として著述というものが新たに加えられて、報道以外の表現の自由についても、政府が関与しないということが明らかになったわけであります。  政府にお尋ねしますが、政府案における著述の定義はどういうこ...全文を見る
○漆原委員 今回の政府案では、適用除外となる報道の定義が加えられました。野党案では、報道の定義がありません。  報道とは一体何か、先ほど来いろいろな議論がなされておりますが、実は、これはきょうの朝日新聞の「私の視点」というところで、日本雑誌協会個人情報・人権等プロジェクトチーム...全文を見る
○漆原委員 私も最高裁に確認をして、報道を定義した判例はあるのかというふうに確認したところ、報道とは何かということについての判例そのものはないようなんですね。  そこでお尋ねしたいのですが、五十条二項、今大臣がおっしゃった「不特定かつ多数」というふうに条文には書いてあります。「...全文を見る
○漆原委員 例えば、特定の多数、これは報道にならぬわけですね。不特定の少数、これも報道にならない、こういうことですね。  例えば、一般の業界紙なんかありますね。弁護士会では弁護士会の新聞があります。新聞協会には新聞協会の新聞があります。その業界の者しか読まないという新聞がありま...全文を見る
○漆原委員 私は、ほかのものに当たるかどうかお伺いしたのじゃなくて、なぜ報道が「不特定かつ多数」なんだという理由を聞いているのであって、例えば、先ほど申しました我が公明新聞は報道に当たるのですか、あるいは自由新報は報道に当たるのでしょうか。
○漆原委員 今審議官がおっしゃった、アクセスがオープンだということは、これは重要なことなんでしょうね。少数の特定の固まりしか見られませんというのと、見られませんというのと見ているかどうかは別の話であって、だれでも購入したい、読みたいという、オープンになっているのであれば、これはや...全文を見る
○漆原委員 本会議の席上で私は、客観的事実が客観的真実と違った場合、いわゆる誤報でも、それは報道になるのかというふうに大臣にお尋ねしたら、なるというふうにおっしゃっておられた。私は正しいと思っておりますが、その場合に、客観的真実でないことを客観的事実と伝えたこと、これは報道ですよ...全文を見る
○漆原委員 私、そのとおりだと思うんですね。  要するに、こう書いたことによって、きょうも実は、先ほど申しました山さんの話の中では、「修正案は「報道」の定義にあたって、「客観的事実」という言葉を論議なしに使っている。」という一文があるんです。ただ、これは、私は多分に誤解に基づく...全文を見る
○漆原委員 明確な答弁、ありがとうございました。  もう一つだけ報道についてお尋ねしたいんですが、報道と密接不可分なものとして取材活動があります。報道を適用除外とした以上は、私は、メディアによる取材活動も当然適用除外になるというふうに思っておりまして、最高裁の判例を調べましたが...全文を見る
○漆原委員 昨日の委員会では、報道かどうかをだれが判断するかについて、まだ誤解に基づいた議論がなされていると思います。  そこで、細田大臣にお尋ねしますが、報道機関の主務大臣の関係について、もう一度政府のお考えをお尋ねしたいと思います。
○漆原委員 報道機関に主務大臣はない。そうすると、報道は、何ら全く報道機関についての紛争を解決するところはないんでしょうか。
○漆原委員 報道の関係で最後にもう一点だけ。  野党案は、適用除外の要件として、個人情報の取り扱いの目的のみを規定して、取り扱い主体の要件を外しています。私は、これでは適用除外の範囲が広範囲に広がり過ぎるというふうに思っております。  そこで、大臣にお尋ねしますが、野党案のよ...全文を見る
○漆原委員 時間がなくなりましたが、最後に自己情報コントロール権についてお尋ねします。  先ほど来、この自己情報コントロール権というのは日本ではまだ確立した概念になっていないんだ、これを実定法に取り込むことは問題があるというふうな御答弁がなされておりまして、私もそのとおりだと思...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月22日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  きょうは、野党案についてお尋ねしたいと思っております。同じ議員の仲間として、これだけ難しい法案をおまとめいただいて提出された野党の皆さんには本当に敬意を表しながら御質問をさせていただきます。  まず、自己情報コントロール権ということに...全文を見る
○漆原委員 この自己情報コントロール権を法律上の権利として構成するということは、これは相手方に自己情報コントロール権に服する法律上の義務を課することになります。メディアの観点から、メディアの側からすれば、メディアの取材・報道活動に具体的な義務を課していない旧法での基本原則でさえも...全文を見る
○漆原委員 自己情報コントロール権を権利と言う以上は、それに反対する立場、相対峙する立場としてのメディア側からすれば、その権利に服する義務があるというふうに法律上当然なると私は思うんですね。したがって、より強い義務がメディア側に課せられることになることには変わりがないというふうに...全文を見る
○漆原委員 ちょっと私の質問と答えが違うように思うんですが、もうちょっと絞ると、例えばメディアの取材、報道に即して言えば、自己情報コントロール権に基づく本人関与というのは、その取材、報道について具体的にどのように本人が関与していく権利になるのか、もう少し踏み込んでお答えいただきた...全文を見る
○漆原委員 確認しますが、今、山内提出者がおっしゃったこの自己情報コントロール権というものは、野党案は概念として認めていないという御趣旨ですか。
○漆原委員 それは条文を読めばわかるんだけれども、自己情報コントロール権という権利を認めているのかいないのか。なぜかというと、あなたはずっと、答弁を聞いていると、そういう趣旨の答弁をされている。  しかし、細野さんの提案理由だとこう言っていますよ。「まず、「個人情報の取得、利用...全文を見る
○漆原委員 野党案が自己情報コントロール権を認めた法案であるというふうに理解した上で、具体的に質問をさせてもらいます。  政治家とか高級官僚が社会的に重大事件を起こしてメディアの取材対象になった、この場合に、自己情報コントロール権を根拠に裁判をして、取材ノートの開示とかあるいは...全文を見る
○漆原委員 私が聞いているのは、この法案でどうなるかということではないんです。自己情報コントロール権を認めた場合に、自己情報コントロール権という考え方を認めると、その考え方を根拠にして、この法案じゃなくて、一般的な裁判の権利としてそれを利用される可能性があるということなんですね。...全文を見る
○漆原委員 総理もこの自己情報コントロール権について答弁されておりますが、自己情報コントロール権というのは表現の自由との調整原理が明らかでないんだという答弁をされております。私も、まさに、自己情報コントロール権という概念を持ち出すことは、いまだこの自己情報コントロール権の概念がは...全文を見る
○漆原委員 私の質問をよく理解されていないのかなと思っているんですが、自己情報コントロール権を認めたことによって、それを裁判の根拠として、裁判所に取材ノートの開示とか誤りの訂正だとかいうふうに求められることになるのではないですかということを僕は申し上げているんですが、いかがでしょ...全文を見る
○漆原委員 それでは、例えば報道機関が汚職政治家の裏金を発見したとします。その場合に、本人の同意がなければ公表できなくなるのかどうか、あるいは本人の同意がなくとも公表できるのか、その辺をお尋ねしたいと思います。
○漆原委員 これはきょうの朝八時ごろ先生に御連絡申し上げた件で、余り急だから先生お答えになれないかもしれぬけれども、平成九年に東電OL事件という大変悲惨な事件がありました。東京電力に勤めている女性が殺害されたということなんですが、ある週刊誌が、この被害者が殺害される前どんな女性だ...全文を見る
○漆原委員 あなたの言う自己情報コントロール権、野党の皆さんの言う自己情報コントロール権というのは、個人情報の取得、利用について本人が関与するという権利だということですよね。そうだとすれば、私は先ほどから何回も申し上げているように、自己情報コントロール権という概念をお認めになると...全文を見る
○漆原委員 議論がかみ合わない、私の申し上げておることが理解されていないようなんですが、自己情報コントロール権の内容が、この具体的事案で説明が明確にできないということは、やはり私は、表現の自由との調整原理がまだ明確になっていないということを指摘せざるを得ないというふうに思います。...全文を見る
○漆原委員 ちょっと失礼。自分の出した法案の解釈を聞いているわけであって、あなたが報道という言葉を使って法文を書いたわけだから、その報道は何かということを聞いているんであって、それをお答えください。
○漆原委員 以上で終わります。ありがとうございました。     —————————————
05月07日第156回国会 衆議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。きょうは大変ありがとうございました。  まず、両先生に共通の話をお伺いしますが、三木参考人の方から、先ほど、長い裁判として、オウムの裁判七年、リクルート十四年、こういう例が挙がりました。この長い原因は一体何なのかな。弁護士の方が何かめちゃく...全文を見る
○漆原委員 先ほどお二方とも申されておりましたが、迅速化と充実化というのは、これはもう大変重要な話でして、どっちか一方だけ追求しちゃいけない、私もそう思っております。  この法案では、二年以内のできるだけ早い時期に終局をさせるというふうになっておるんですが、三木参考人おっしゃっ...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  本法案、裁判の迅速化という命題そのものに反対する者はいないと思います。本法案は、裁判の迅速化を図って、二年以内のできるだけ短い期間内にこれを終局させるというものであります。  しかし、十三年度の民事、刑事裁判における審理期間の現状を見...全文を見る
○漆原委員 裁判の迅速化と裁判の充実化というのは、この二つは司法に対する国民の信頼をつなぐという意味では、私は車の両輪だというふうに思っております。  しかし、この二つの命題は、迅速化すれば形骸化していく、充実化すれば長期化という、ある意味では二律背反の関係にあるんじゃないかと...全文を見る
○漆原委員 本法案の二年以内ということ、この数値目標の設定自体がいささか唐突の感じがしております。裁判の充実化という観点から、どのような検証がなされて二年以内という目標が設定されるようになったのか、その辺の経過を、どのような検証をされたのかどうか、また、二年以内ということに決めた...全文を見る
○漆原委員 民事でも、証拠調べが行われた事件では十九・二カ月、それから、刑事裁判では否認事件でも九・七カ月で終局しているわけです。  二年以内のできるだけ短い期間内にというふうになっているんですが、まあ時に長いのもある、ほとんど二年以内に終わっているわけですから、何も二年以内の...全文を見る
○漆原委員 一年で終わるものを無理無理二年に引っ張っていく裁判官もいないし弁護士もいないのであって、二年と決めたから二年まで引っ張られるということはまずないだろう。むしろ私は、二年以内ということ、二年以内のできるだけ短い期間ということによって、関係当事者の責務、全部かぶってくるわ...全文を見る
○漆原委員 次に、当事者の責務、七条に規定されておりますけれども、民事訴訟の当事者あるいは刑事訴訟の被告人については正当な手続上の権利の行使、これを妨げるようなことがあってはならないと考えますが、この点について確認のため御答弁を願います。
○漆原委員 裁判の迅速化については、これまでも裁判官の訴訟指揮で随分頑張ってこられたわけですね。今後は、訴訟指揮だけにゆだねるということではなくて、充実した手続を実施することが大変重要だというふうに思いますが、どんなことを今、今後の課題として考えておられるのか、お聞きしたいと思い...全文を見る
○漆原委員 最後に最高裁にお尋ねしますが、検証については、そもそも最高裁がなぜ検証するんだという問題点があります。なぜ最高裁が検証しなきゃならないのかということが一点。それから、検証に当たっては、法曹三者あるいは学識経験者などの協力、関与が不可欠ではないかというふうに私は思ってお...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月08日第156回国会 参議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 短めに答弁させてもらいますが、基本的には先生おっしゃった同じ考えでございます。今この時期、ちょうどこういう議論が盛り上がってきているわけでございますけれども、今回の時期を逃すことなく、今まで余り議論、どちらかというとされてこなかった、こういう問題にきち...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 今回の修正の一番大きな部分は、社会復帰の観点からどうあるべきかという、ここを中心に修正さしてもらったわけなんですが、我々としても、そのような観点から、政府の対応を見て、場合によっては、必要があれば適切な措置を、対応をしていきたいというふうに考えておりま...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) はい。
○衆議院議員(漆原良夫君) この役割分担は、裁判官はこの判断しかやっちゃいかぬよ、それからお医者さんはこの判断しかやっちゃいかぬよという趣旨じゃなくて、要するに前の政府案でしたら、だれが何、どんな判断をするか分からぬじゃないかという強い批判がありました。したがって、主に裁判官は法...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 佐々木知子先生の話にもありましたが、裁判官というのはなかなか医学的な知識がないわけでありますから、しかし今回の合議においては、審判においては法律的な素養のほかに医学的な見解も必要なわけで、だからこそお医者さんと裁判官が一緒にやるということにしたわけでご...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) いわゆる触法精神障害者の処遇をめぐる問題につきましては、過去にもいろんな経緯がありました。例えば、昭和四十九年の改正刑法草案に保安処分が規定されたことをきっかけにして、その導入の是非が激しく論議され、また最近でも、平成十一年の精神保健福祉法の一部改正法...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 委員御指摘のとおり、今回の修正案の最も重要な点の一つは、政府案の心神喪失等の状態の原因となった精神障害のために再び対象行為を行うおそれがあると認める場合という要件を、対象行為を行った際の精神障害を改善し、これに伴って同様の行為を行うことなく、社会に復帰...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 修正前の政府案の要件は、先ほど申し述べたとおり、心神喪失等の状態の原因となった精神障害のために再び対象行為を行うおそれがあると認める場合というものでありまして、その中には医療の必要性とか対象者の社会復帰といった観点が明記されておりません。先ほどお答えし...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 合議体を構成する裁判官と医師である精神保健審判員は、共同して個々の対象者について対象行為を行った際の精神障害を改善し、これに伴って同様の行為を行うことなく社会に復帰することを促進するため、この法律による医療を受けさせる必要があると認められるか否かを判断...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 二点についての具体例を示せという御質問でございますので、例えば身近に適当な看護者がおりまして、本人を病院に通院させたり、あるいは定期的に服薬をさせるということが見込まれるような場合には、これは治療の継続が確保されるであろうというふうに考えるところであり...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 政府案に対しましては、この法律による医療の内容が不明確だという批判がなされておりました。  そこで、修正案におきましては、これらの批判をも踏まえて、本制度により厚生労働大臣が責任を持って行う医療が患者の精神障害の特性に応じたものであり、また本人の円滑...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) これについて、我が国の精神保健医療福祉対策は、他の先進諸国に比べても、また我が国における他の障害者対策に比べても大変後れているという認識を持っております。  この点は、与党のプロジェクトチームの中でも議論をされ指摘をされました。また、医療福祉関係者に...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。  本日は、小泉総理が総理大臣になられて初めて当法務委員会に御出席ということで、本当にうれしく思っております。そしてまた、大変な、御多忙な外交日程を目前に控えた中での御出席を賜りまして本当に感謝申し上げるとともに、総理の外交が大成功されるこ...全文を見る
○漆原委員 司法ネットについてお尋ねします。  国民の期待と信頼にこたえる司法制度を構築するためには、これは総理のお言葉でございますが、司法は特定の人しか利用ができない高ねの花にとどまらないで、手を伸ばせば届くという、だれにとっても利用しやすい存在でなければならない、総理はそう...全文を見る
○漆原委員 次に、法科大学院への財政支援についてお尋ねします。  新たな法曹養成制度、いよいよ来年四月には法科大学院が開校することになっておりますが、その授業料、年間二百万円を超えるというふうに大変高額なものが予想されております。このままですと、経済的資力に乏しい者は法科大学院...全文を見る
○漆原委員 勉強したい、法曹になりたいという人が、お金がないことによって法曹の道を歩めなくなる、こういうことは断じてあってはならない。現在の司法試験制度のいいところというのは、一発勝負というこれはある意味では悪い側面もあるんですが、だけれども、すべてに開かれている、公平性、一人で...全文を見る
○漆原委員 最後の質問になろうかと思いますが、犯罪被害者の刑事手続参加についてお尋ねしたいと思います。  司法に対する国民の支持と理解を得るためには、犯罪被害者や遺族が直接刑事手続に参加をして、事実関係について被告人に質問したり、被害感情や意見を述べる機会を与えられることも重要...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
05月15日第156回国会 参議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 要件は、入院の要件は二つありまして、一つは対象行為を行った際の精神障害を改善するために入通院の必要がある、これが一つですね。もう一つは、同様の行為を行うことなく、社会復帰できるかどうかという、二つの要件があるわけなんですけれども、今、先生おっしゃった、...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) そういうおそれのないように、まずお医者さんとそれから裁判官でしっかり鑑定を基礎にして審理をしていただく、それに不服があれば抗告という更に上の判断を仰ぐという、こういう道を残しておりますので、そういう今、先生がおっしゃったような、ある意味では社会防衛のた...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○漆原委員 ただいま議題となりました塩崎恭久君外一名提出の修正案について、提出者を代表して、その概要を説明申し上げます。  まず、弁護士資格の特例に関して、原案では、司法試験合格後、衆議院議員または参議院議員の職にあった期間が通算して五年以上になる者、または検察庁法第十八条第三...全文を見る
○漆原委員 私は、二年間修習を受けましたが、修習を受けてもすぐ翌日から弁護士として法廷に立つというのはなかなかできませんで、結局、自分のボスと一緒に連れていってもらって、実際にそばにいてもらって、あるいはそばに私がいて体で覚えていく、こういうことで一人前になっていったという、今一...全文を見る
○漆原委員 司法書士の人が今百時間ということになっておりますが、司法書士が法廷活動をするということは全く従来の日常業務と違っておりまして、要件事実は何か、それから裁判で準備書面はどういうふうに出すのか、それから証人申請はどうするのか、これは全く司法書士の皆さんにとってみれば新しい...全文を見る
○漆原委員 今から五年ぐらい前でしょうか、やはりこの問題がありまして、我が党でももめましたが、国会議員であるということ、五年ぐらいですか、それだけで研修もなしで資格を与えるというのはやはりまずいなという結論でございまして、今回はその流れの中で、研修をするということを与党提案で提案...全文を見る
○漆原委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表しまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     司法制度改革のための裁判所法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係機関並びに最高裁判所は、本法の施行に当たり、次の事項につい...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 法務委員会 第23号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原良夫でございます。  まず、財産開示の点から、私が悩んでいることを率直に三人の参考人の方にお尋ねします。  今回の財産開示の対象となるもの、例えば、親から相続を受けたとかあるいは贈与を受けた現金、動産も対象になりますし、あるいは給与債権、これも対象にな...全文を見る
○漆原委員 先ほども、この制度ができたらどうなるかという話がありましたが、どんなイメージをこの制度によってイメージするのかというふうな話がありました。私は、この制度をぱっと聞いて、これはサラ金業者に大きな武器を与えることになるんじゃないかなというふうに直観をしました。今でも簡易裁...全文を見る
○漆原委員 大変ありがとうございました。ここは本当に、私ども悩みながら審議を続けていくことになると思います。  短期賃貸借についてお伺いします。  これまでも執行妨害を対象にした法改正がなされてきて、最高裁も、十一年十一月二十四日の判決で、従来の判例を変更して、抵当権者が所有...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
07月08日第156回国会 参議院 法務委員会 第20号
議事録を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) ただいま議題となりました法律案に対する衆議院における修正部分について、提出者を代表して、その概要を御説明いたします。  弁護士資格の特例に関して、原案では、司法試験合格後、衆議院議員又は参議院議員の職にあった期間が通算して五年以上になる者、又は、検察...全文を見る
07月10日第156回国会 参議院 法務委員会 第21号
議事録を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 政府原案によれば、今回新たに弁護士資格を付与することとなる者のうち、企業法務等の担当者には所定の研修を要件としておりますが、国会議員や特任検事には研修要件となっておりませんでした。しかし、実務的な知識、能力という点に関しては、国会議員や特任検事について...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 厳しいお言葉をちょうだいいたしましたが、五年間という、一般の修習生は、我々のころは二年、今は一年ですか、そういう修習が要るわけなんですが、その修習に代わるものとして実務の、司法試験受かって国会議員になった人は五年間というある意味では実務を担当されてきて...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 政府原案においても研修は日本弁護士連合会というふうに考えておるようでございますが、我々、修正案も同じく日本弁護士連合会というふうに考えております。
○衆議院議員(漆原良夫君) 基本的にはどんなカリキュラムにするかという問題になりますが、例えば企業法務の場合であれば、ずっと民事の方が中心でやってこられた、そうすると刑事の方が手薄になっていますから、個別的な弁護士事務所に行って仕事する場合にはそっちの方を多くやるのかなと思います...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 期間をどうするかという点については結構議論があるところなんですが、私どもの方は、実際どういう研修をすれば弁護士としての必要最低限度の実務能力を取得できるのかという観点で、まず研修内容をきちっと詰めていただくことが先決だろうというふうに考えて、その積み上...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 研修に要する期間、時間については、民事、刑事、家事といった研修の項目、あるいは講義形式にするか演習形式かといった研修の態様、さらには、一か所に集合するか個別の弁護士事務所で行うかといった研修の場所というふうな点について、法務省始め関係機関において、研修...全文を見る
○衆議院議員(漆原良夫君) 私どもも、民主党の皆さんと一緒に、野党の皆さんと一緒に、新しい制度の出発に当たってはそういう制度として送り出したいなと思いまして、いろんな修正の打ち合わせ、検討をさせていただきました。  その結果、国会議員や特任検事に弁護士資格を与える、付与するので...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第33号
議事録を見る
○漆原委員 公明党の漆原でございます。きょうは、先生方、ありがとうございました。  実は、私も選択的夫婦別姓の法案をこの衆議院に提案させていただいているわけなんです。この問題は今大問題になっておるんですが、ただ、先ほど民部参考人がおっしゃいました、現に我が国に困っている、同姓が...全文を見る
○漆原委員 これは大森参考人と榊原参考人にお尋ねしたいんですが、夫婦別姓制度を導入、今、議員立法が提案されておりますが、さらに最近、例外的夫婦別姓制度というのが、これまた新しい議論として提唱されております。原則は今の民法のままの夫婦同姓なんだ、ただ、職業の必要性あるいは祖先の祭祀...全文を見る
○漆原委員 民部参考人にお尋ねしますが、夫婦別姓制度を導入すると、大きな問題、子供の氏の決め方の問題があります。  これは、夫婦が婚姻の際にあらかじめ決めておく。したがって、子供が三人いても四人いてもみんな同じ氏になるわけですね。そういう決め方をした方がいいという考え方と、いや...全文を見る
○漆原委員 最後に、森参考人にお尋ねしたいと思います。  榊原参考人の方からは、弁護士の経験をもとに、家庭崩壊と、夫婦同姓であるとか別姓であるとかというのは関係がないのではないかというふうな御意見がございました。また、世論調査の結果も、平成八年の当時と平成十三年の当時では、夫婦...全文を見る
○漆原委員 以上で終わります。どうも大変ありがとうございました。