海野徹

うんのとおる



当選回数回

海野徹の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹です。  本日は、松尾元要人外国訪問支援室長、彼の機密費の横領疑惑について中心的に質問させていただきたいと思います。  かなり多岐にわたって通告させていただいておりますが、多分すべてにわたって御質問できないかと思います。...全文を見る
○海野徹君 情報収集、日本の置かれている今の現況を考えた場合、大臣のお考え、非常に私どもも一致するわけなんですが、とにかく機密費をなぜ使っていいかというのは、要するに国の命運を決するとき、あるいは運命が左右されるようなとき、非常に速やかに有効的に活用してほしい、それは必ずあるんだ...全文を見る
○海野徹君 それでは、松尾元室長の決裁に関する上司、今のシステムからいうと、彼の上司はどういうような方がこの六年間にどのように関与してこられたんですか。
○海野徹君 官房機密費だから外務省は一切知らなかったと、そういうことなんですか。  松尾元室長の預かっていた現金というのは六年間で約九億六千万ということを言われていますね。それは報償費とか宿泊費用と。しかし、内閣官房職員分というのは四億二千万だと。あとは随行員、これは外務省から...全文を見る
○海野徹君 では、この質問はまた後ほど細かくさせていただきますが、外交機密費について内規がある、情報収集の名目で、飲食費用として局長級が年間六百万とか、あるいは課長級で五十万、あるいは外務大臣、事務次官、外務審議官ですか、そういうのは無制限だというような内規があるということなんで...全文を見る
○海野徹君 目安というのは確かに必要だと思うんですが、それが、目安が常態化すると、それを使い切るということが、要するに使い切ることが目的化しちゃうんですよね。それが一番恐ろしいんですよ。予算編成のときよくシーリングをやりますが、シーリングをずっと続けていきますと、そのシーリング内...全文を見る
○海野徹君 今、大臣が、要するに意識の改革が必要だという話がありました。それはまさに私、守るべきものは精神であって、変えるべきものは制度だろうと。必ず制度というものは制度疲労を起こしますから、ある意味ではそれをつくったのは人間でありますから、その意識が変わっていけばある意味では制...全文を見る
○海野徹君 官房長にお伺いしますが、要するに必要な経費であれば堂々と費目を立てて計上していけばいい話なんですよね。別に報償費というのは法的には機密じゃないですから、非公開ということにはなっていないんですね。法的根拠はないんですよね。だから、どの程度でどのぐらいのものが、要するにこ...全文を見る
○海野徹君 この議論は後でまたしたいと思いますけれども、実際、ある程度目安があってそれぞれ使われているということである。それで、宿泊費あるいは旅費とか、要するに公開してもいいようなものがあるわけですよ。だから、それは峻別しなさいと、できるんじゃないですかという話なんですよ。  ...全文を見る
○海野徹君 いろいろな口座の数が、要するに松尾元室長の口座、彼の名義の口座が幾つか言われていますね。新聞報道でも、二十四とか三十とか、あるいは多い人では四十とかという指摘があるわけなんですが、実際外務省が調査したのはそのうちの第一勧業銀行虎ノ門支店の二口座だけですよね。  なぜ...全文を見る
○海野徹君 時間がありませんから、最後に指摘だけさせていただきますが、私はどうしても、松尾氏からの流用ということで外務省としては距離を置こうとしている、非常に責任逃れのようなことを、意図的なものを感じるんですよね。  先ほどペルーの事件を言いました。ペルーの大使館の襲撃事件で機...全文を見る
03月22日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○海野徹君 委嘱審査で、予算関連でお伺いさせていただきたいと思いますが、まず外交機密費、外交報償費についてお伺いしたいと思います。  外務大臣、大変国民は憤りを感じているわけです。その憤りが那辺にあるかというのは外務大臣も十分御承知だと思うんですが、不用額、あるいはその前に予算...全文を見る
○海野徹君 確かに積算はできない問題だと思うんですよね、数字、これは積算できない。目いっぱいその枠内で要するに情報を集めて、この非常に複雑きわまる世界的な国際関係の中でより適切な外交政策をとっていくためにこれは必要なことだと、それは私も理解するんです。しかしながら、そうじゃないよ...全文を見る
○海野徹君 今の官房長の答弁で、大体この機密費から報償費に変わったという歴史的な経緯はあるし、どういうような勢力がそれを変えていったかという歴史的なことを感じさせるところがあるわけなんですが、私の方では調べてありますが、言いませんけれども。  これは外務大臣にお伺いしたいんです...全文を見る
○海野徹君 本来、外交機密費というのはそういう、例えばブッシュ大統領のありとあらゆる面を、あるいはその人脈あるいは政策あるいはアメリカそのもの、すべてをありとあらゆる形で分析して検討してそして会談に臨むと、そのために機密費というのはあるんじゃないかなと思いますよね。アメリカ側はじ...全文を見る
○海野徹君 今、官房長のお話がありました。ぜひそれはここだけの答弁にしないでいただきたいなと。これからいろんなまだまだ事件が起こってくると思うんですよね。インドネシアのこの間の味の素事件もそうなんですね。なぜ今なんだという問題があるわけなんですよ。何回も何回も同じことを繰り返して...全文を見る
○海野徹君 せっかく先ほど大臣が説明の文書の中で在外公館機能を強化するんだということを言われているわけですから、私も質問通告してありますし、もう少し調べて答弁していただきたいなと思います。  大臣、機密費のことで最後に御質問しますが、本当に組織ぐるみじゃないかと言われている。構...全文を見る
○海野徹君 とにかく可能な限り抜本的な改革を目指して検討していただきたいなと思います。  先ほどちょっとした例を挙げたんですが、国際的な事件、ある意味では外国での事件、日本にかかわる事件は必ず私は裏があるんじゃないかなと思います。そのぐらい疑ってかかることが我々にとって義務じゃ...全文を見る
○海野徹君 NAFTAとかEUあるいはWTOの中でもFTAが非常に今世界の中で締結されている。日本もそのFTAを、外務省もいろいろ検討されていると思うんですけれども、そういう中でEAECというのはやはり検討する余地があるんではないかなと私は個人的に考えますから、この問題はまた後に...全文を見る
○海野徹君 政治家というのは歴史認識を持つ必要はあると思うんですが、政治家が歴史を判断してはいけないと思うんです。歴史を判断するのは要するに歴史家だと、それに任せればいいと私は思っています。この議論もまた後ほどさせていただきたい。  もう時間がありませんものですから、外務大臣に...全文を見る
○海野徹君 いずれにしても、他国と比べて、例えば中国に比べて今の日本の自衛隊あるいは航空自衛隊含めて、その戦闘能力はやはり十年とか二十年とか三十年先へ行っているんではないかという専門家の意見をよく聞くんですよね。  先ほど、ほかの委員からもGDP対比〇・九五というような話もあり...全文を見る
○海野徹君 時間がありませんから最後に、お答えいただければ大変ありがたいということで質問させていただきますが、先ほどミサイル防衛の時代が二十一世紀だというお話を私させていただきました。というのは、これは在日米軍の削減の問題と絡むわけなんですが、私は削減の方向に行くんだろうなと予想...全文を見る
○海野徹君 ありがとうございました。
04月02日第151回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。  まず、外務大臣に御質問させていただきますが、ODAのことで質問をさせていただきます。  非常にこれはいろんなところでいろんな角度から批判を含めて議論がある問題であります。外交戦略上の要するにある意味では手段として、道具として...全文を見る
○海野徹君 後ほど御質問させていただこうかなという部分までお答えいただいたわけなんですが、ある意味では開発、貧困という二つの項目があると。自立を促して経済的な発展を求めていく、ある程度インフラが整備されて経済的な発展ができた。特に中国なんというのは日本に対する貿易黒字が相当なもの...全文を見る
○海野徹君 対中政策を考えて、中長期的なことを考えてというようなお話が最後にありましたが、そのことはまた後ほど質問させていただきますが、やはりどう考えても中国というのはもう既に大幅な貿易黒字、外貨保有高も世界のトップクラスなんですね。日本の貿易黒字が三千六百億円ほどあるはずなんで...全文を見る
○海野徹君 質問の順番をちょっと別にしますと、それじゃ今内陸部の開発に集中的にという話がありました。環境の対策にも援助をするということになる。  これは、環境情報センターというのがありますね。そこと各地域の、各省にセンターがある、それをつなぐシステム、コンピューターシステムが、...全文を見る
○海野徹君 あくまで環境開発モデル都市構想ですから、大連、重慶、貴陽ということで今御答弁いただきましたから、これがあくまでモデル都市で、あとは自立的に彼らがやっていくんだと。大臣も民間の資金を導入してそれを活用してということで、ODAということじゃないというようなお話ですから、西...全文を見る
○海野徹君 引き続き対中のODAについてお伺いいたしますが、今世界には地雷が一億個以上埋められている、それがメード・イン・チャイナの地雷だろうと、そういうようなデータがあるわけなんですが、その処理にまた日本の要するにお金が使われていると。だから、メード・イン・チャイナの地雷をつく...全文を見る
○海野徹君 それでは次に行きますけれども、中国がかなり経済発展をしてきました。日本に対する貿易黒字もあるというような国になったものですから、中国自体が対外援助をかなりやっています。これは、一九九九年から二〇〇〇年に向けて、ボツワナに鉄道建設の援助を二百十四キロを対象にやっていると...全文を見る
○海野徹君 最後に、中国の問題で外務大臣に対中政策の基本的な方向性をお伺いしたいなと思っているわけなんですが、それは中国をどう見るかということにもつながっていくわけなんですけれども、中国というのは大変うまいなと思うんですが、これはやはりアメリカと中国、将来的に私は連携するだろうと...全文を見る
○海野徹君 私は個人的には、とにかく軍事大国化することは決してあってはならないということで強烈なメッセージを送るべきだなと思うんです。そのために、先ほど大臣も軍事費の透明化を要求していくという話がありましたが、まさにそれをやることによって軍事大国には決してならない。そのかわり、日...全文を見る
○海野徹君 今、在外公館の機能の問題、お話をいただいたわけなんですが、そうやって要するに日本の企業あるいは邦人のために役に立ってもらうと、いろいろ働いてもらうと。にもかかわらず、アメリカで邦人の企業が非常にずっとこのところ訴訟の対象になっていますね。いろんなところで訴えられている...全文を見る
○海野徹君 戦後の補償の問題なんですが、これはやはり中国でもまたそういうような動き、中国との連携という動きがありませんか。そういう懸念は持たれたことはありませんか。
○海野徹君 それでは、その辺の問題については後日また外交防衛委員会で質問させていただきますが、次にジュビリー二〇〇〇のことでお伺いしたいと思います。  この背景にはどういうものがあるのか。日本は最大の債権国だと思います。ほとんど債権を持たない国が非常に熱心で、しかもそれが旧宗主...全文を見る
○海野徹君 そもそもジュビリーというのは、旧約聖書のヨベルの年というのが語源らしいんですよね。この年には、失った土地がもとの持ち主に返されて、奴隷も解放されて、耕作用の土地さえも休ませるといった社会正義の実現された年だ、それがヨベルの年だ、それがこのジュビリーの語源だというんです...全文を見る
○海野徹君 最貧国に対する支援を私もすべきだと思っておりますが、いろんな外交交渉の中で、ほかの国はそれぞれやっぱり思惑、意図があってやっていると思うんですね。その辺の意図もきちっと分析した上で対応していく必要があるんではないかなと思いますから、それは要望しておきます。  それか...全文を見る
○海野徹君 ペルーの国会でフジモリ氏の今後の十年間の大統領、国会議員などの立候補を禁止する処分が可決されておりますし、検察当局が憲法違反容疑を刑事訴追することもでき、あるいは有罪だったら最高で禁錮二年、これとは別に不正蓄財、横領、使い込みの容疑で刑事訴追する準備も進めていると。だ...全文を見る
○海野徹君 理解が得られているということなんですが、ペルー政府は日本へ特使の派遣を含む外交攻勢をかけて身柄の引き渡しを求め続ける方針であるというような話が報道されたり、あるいはカルロス・フェドロ・ペルー国会副議長は、二国間交渉では何も得られない、彼らが民主主義の敵であることを中南...全文を見る
○海野徹君 これは南米政策について最後の質問をさせていただきますが、南米諸国にも大使館が幾つかありますね。かなりあるはずなんです。  そこで、この問題について相当な量も質も、量が多くて質の高い情報収集がされてきていると思うんです。そして、それは外務大臣を中心に分析もされていると...全文を見る
○海野徹君 それでは、北朝鮮政策についてお伺いさせていただきますが、非常に中国との連携強化というか、中国が北朝鮮に対していろんな形で関与をしているというのが今まで以上に見受けられます。これは金正日総書記の動きを見ても非常に明らかになってくるわけなんですが、北朝鮮の現在の動きという...全文を見る
○海野徹君 一方では、中国外交というのはやはり金大中政権ともかなり親密な関係を持っているんではないか。  だから、非常にそういった意味で韓半島に何かがあっては困るということを含めて韓国も中国寄りにしようと、中国寄りのスタンスに変えていこうというような中国政府の動きがあるのではな...全文を見る
○海野徹君 専門家の話によりますと、南北首脳会談以降、韓国の政権内部の一部には、中朝韓、中国と北朝鮮と韓国の三国間の間に将来のアメリカの在韓米軍の削減の方向で暗黙の一致をしたんだと、そういうふうなことを示唆していただける方が結構いるんですが、その点については何か御感想ありますか。
○海野徹君 これは懸念であればいいわけなんですが、今後、日朝交渉に臨んで中朝韓対日本というような形になっていくんではないかなと、そんな気がするんですね、今の話を聞きますと。だから、要するに日米のブロックをきちっと維持するということがこれは大事になっていくのではないかなと思います。...全文を見る
○海野徹君 ブッシュ政権がスタートして二カ月余りたちましたけれども、ブッシュ政権が北朝鮮政策、非常に強硬なものを表現しております。そういうことを受けて、外務大臣、これからの日朝交渉に臨む姿勢、外務大臣、いろいろ今までお話をお伺いしてきましたが、その姿勢に変化がないのか、あるいはブ...全文を見る
04月17日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○海野徹君 外務大臣にお伺いさせていただきたいと思います。  森山委員からも質問がありました李登輝前台湾総統のビザの発給の問題についてお伺いさせていただきたいんですが、この訪日の目的が外科医の診断を受けると。大変今体調がよろしくない。ゴルフもやっているじゃないかという話もあるん...全文を見る
○海野徹君 慎重にさまざまな情報を集めて判断するというお話がありました。しかしながら、先ほどの答弁の中に、ここで発言するのがいいかどうか非常に疑問だけれどもということで、中国外務省のスポークスマンの談話、あれはあくまでも中国側の談話でありまして、我々は日本ですから、日本が国益を考...全文を見る
○海野徹君 今、外務大臣は人道上の問題は考慮に入れるということでありますから、非常に私はそれは前向きな御答弁として受け取らせていただきたいと思うんですが、一つの中国という中国の姿勢に非常に配慮して慎重にやってきたというのは過去の経緯にあります。そういう中で日中友好というのがずっと...全文を見る
○海野徹君 双方が理解をそれこそ昂進していくということで友好関係はさらに深まっていく。これは二十一世紀、今二〇〇一年になったわけなんですが、二〇五〇年を目指して中国はいろんな政策をこれから展開していく、そういうのが発表されています。そういう中で、日本というのは必要にして欠くべから...全文を見る
○海野徹君 ありがとうございました。  重ねて、これは外務大臣に御要請申し上げているわけなんですが、台湾との関係というのは民間の交流が主体になっている、今現在は。あくまで私人であり民間人であるわけですから、それは今まで政治的に非常に高い地位におられた、その後も何らかの影響力があ...全文を見る
○海野徹君 そういう事実誤認に基づく記述について訂正を申し入れる、要するにある意味では抗議をしたことはあるわけですね。それは抗議という言葉を使っていいような発言か、要するに訂正を求めたか、それは私は現場で聞いていませんからわかりませんが、確かにそういうことを、もし抗議に当たるよう...全文を見る
○海野徹君 いろいろ中国とか韓国からメッセージが来た、あれは内政干渉ではないと我が外務省の職員は言っているわけなんですが、本人たちは内政干渉をしないよという言葉を使いながら言っているんですよね。内政干渉をするつもりはないと中国の代表なんかは言っているわけなんですが、それは要するに...全文を見る
○海野徹君 理解は進んでいるという大臣の答弁なんですが、にもかかわらずこういうような問題が生じてくるというのは、結果として、やはり日本の検定制度に対するある意味では非難というか問題点を指摘しているということであって、これは内政干渉には当たらないんでしょうか。他国の検定制度を誹謗中...全文を見る
○海野徹君 再修正を求めるというような言葉も入ってくるもので、非常に私としては気になることなんです。  先ほどの中国の問題でいうと、非常に中国は抑制的に報道をして抑制的な対応をしているように私は印象として受けているんですね。韓国の方が先へ進んでいる。中国は非常に抑制的に、その後...全文を見る
○海野徹君 外務大臣、先ほどのビザの発給の問題については慎重にいろんな情報を集めて対応すると。こういう問題についても、相手国からのいろんなメッセージが正面からも来ますし、横からも、斜め、上からもいろんな角度から来ると思うんです。いろんな層から来ると思うんです。そういうものをすべて...全文を見る
○海野徹君 時間がありませんからその点についてはまた後日議論をさせていただくということで、防衛庁長官にお伺いしたいんです。  今度海南島の周辺でアメリカの偵察機と中国の戦闘機の事故がありました。あそこはそういう事故に至るような状態が頻繁に起こっているというようなことを聞いており...全文を見る
○海野徹君 この問題、偵察機が嘉手納、沖縄の米軍基地から出たと。日本も同じ偵察機を持っているということになると、しかも中国側が機体から一部何か取り出した、いろいろ分析を始めたんではないかというような新聞報道もあるわけなんですね。これは、いろいろ聞くところによるととにかく情報の宝の...全文を見る
○海野徹君 通告をさせていただいた質問まだありましたが、時間がございませんですから、これで終了させていただきます。  ありがとうございました。
05月29日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野であります。  両大臣に御質問させていただく機会を得ましたことを大変うれしく思っておりますが、まず、外務大臣に御質問をさせていただきます。非常に多岐にわたる質問をさせていただきますから、私も効率よくお話をさせていただきますが...全文を見る
○海野徹君 今、大臣は税金の面と、それと組織の面と二つある、これはファイナルじゃないからまだまだという話もありましたが、いろんなところからいろんな、これが外務省の実態、問題ですよという話もあるという話でした。  大臣は伏魔殿というお話をされているわけなんですが、そういう方々から...全文を見る
○海野徹君 外務省は伏魔殿だという印象は今でも変わっていないと、しかしながら、一朝一夕では直らないけれども、それを印象ではないような方向へ、そういう印象を持たれないような方向へ持っていくということを大臣はおっしゃっているわけなんです。  これもそういうことの一面なんですかね。機...全文を見る
○海野徹君 結論としては処分をされるということで理解してよろしいんですね。
○海野徹君 それでは、この上納の問題なんですが、これはあるとかないとか大臣も二転三転しております。この提言にも上納の問題というのは一言も触れられていないんですね。当然触れられない問題なんでしょうが、性質なんでしょうが。  いろいろ、十四日の衆議院の予算委員会では、関心を持ってお...全文を見る
○海野徹君 確認をされた段階でないとわかったからないというような答弁をされたということであって、答弁に矛盾はないということなんですが、やはり今度の提言の中にも、国民の信頼の回復あるいは理解の増進という言葉が当然提言の中に出てきます。その問題、やはり一番今外務省に、本当は外務省はも...全文を見る
○海野徹君 あるという証拠がゼロということも、きちっと国民に証明というか、説明される責任が外務大臣にはあると思いますが、その機会はいつじゃお持ちになりますか。
○海野徹君 先ほど鈴木委員への答弁には透明性ということをよくおっしゃっていましたから、ぜひその点についてはこれからの説明責任、国民に対して、これだけの不信感を持っていますから、非常に透明性を持って冷静にその部分は公開していっていただきたい。そのことは大いに期待しておりますから、よ...全文を見る
○海野徹君 今、大臣のお話をお伺いしていると、その部分からも機密費というのは大分削減ができるということになりますね。そのことは先ほどのお話、もう一度確認をさせていただきますが、すぐにでも手をつけて削減ということはできるということになりますが、そういう理解をしてよろしいですね。
○海野徹君 先ほど、外務省の中に大臣がトップとして座っていらっしゃる、対内的な問題も全部コミットメントしていかなくちゃいけない、対外的には国益を図るために顔としてされていくわけですね。  そういういろんな問題、先ほどもパニックになってしまうとか、いろんな問題があってなかなか時間...全文を見る
○海野徹君 それでは、対外的な問題で質問させていただきますが、特にアジア諸国との外交に対する姿勢についてお伺いしたいと思います。  北朝鮮に米の支援をしました。人道的支援だということで、大変な巨額な経費を要して送ったわけなんですが、この辺の北朝鮮に対する米支援の、これはある意味...全文を見る
○海野徹君 それでは、今、大臣御答弁をされたわけなんですが、前には、大臣御自身が米支援というのはいかがなものかというような発言をされておりましたよね、以前は。ということは、米支援に対して賛成というような御意見を持っていらっしゃらなかったと思うんですが……
○海野徹君 そんなことはないですか。  私どもが聞いている限りでは、米支援に対しては昨年の段階では反対しておられるような発言を聞いておりますが、現在はそういう状態でないということを御答弁から私は推察するわけなんですけれども、その辺、何か昨年からことしにかけて変わっていらっしゃる...全文を見る
○海野徹君 大臣がおっしゃったように、百万トンと、人道援助で本当に困っていらっしゃる方々に食糧が行くという状況になれば、百万トンという数字はあってしかるべきだなと私もその当時思っておりました。そういった意味では、大臣と全く同じ考えなんですが、じゃ、昨年の段階で反対していたというこ...全文を見る
○海野徹君 わかりました。それで結構です。  先ほど、フォローを今どうやってやっているかということで、モニタリングで聞いているから大丈夫だろうという話なんですが、これも新聞報道でしか私どもはわからないわけなんですけれども、ドイツのノーベルト・フォラーツェンという博士が北朝鮮で医...全文を見る
○海野徹君 その辺については、外務省の大臣がいろいろ指揮してやられる仕事ですから、ぜひ詳細な検討をしていただきたいなと思います。  次に、米支援はある意味では北朝鮮にとっては一つの既得権益になっているんじゃないかなという思いがあるんですね。そうなってはならない、そうであってはな...全文を見る
○海野徹君 法務省マターだからということなんですが、金正男かどうかということをきちっと把握することとか、あるいはその入国の目的が何だったというような指示もされなかったということなんですね。
○海野徹君 マスコミであれだけ報道されましたから、それとやはり、中国が引き受けたということは、国民的な理解からすれば金正男に間違いないだろうということを国民はみんな知ったわけなんですね。金正男じゃないと幾ら言っても、そういう手続をした日本の対応、そして中国が引き受けた、じゃ、中国...全文を見る
○海野徹君 法律的に確かに大臣がおっしゃっているとおりでありまして、本人がそういう希望をしたということですから、中国へ行ったということですから、それはそういうふうに理解をしておきます。  この問題が長引けば日朝正常化交渉に非常に問題が、悪影響が及ぶんではないかというような政治的...全文を見る
○海野徹君 それじゃ、北朝鮮に対する最後の質問をさせていただきますが、これはアメリカン・エンタープライズ研究所のチャック・ダウンズという方が、北朝鮮外交というのはこんなふうに言っているんです。   北朝鮮は危機的状態を作り出しては、相手を交渉の場に引きずり込み、必ず利益を得てき...全文を見る
○海野徹君 通告を大臣にさせていただいたのがまだちょっとあったんですが、時間の関係でまた後日質問させていただくということで、中谷防衛庁長官に質問をさせていただきます。  防衛政策、基本には防衛思想があるわけなんですが、やはり直近の紛争というか戦争を経験した、その経験にのっとって...全文を見る
○海野徹君 具体的にいろいろな議論をさせていただく第一段階としてお話をさせていただくわけなんですが、例えばいろんな装備があります。例えばの話ですけれども、戦車がそれこそ千両近く今国内にあるかと思うんですね。これは今長官がおっしゃったような状況の中で、我々の安全保障の環境の中でこれ...全文を見る
○海野徹君 最近のヨーロッパにおける紛争なんか、中東紛争とかヨーロッパの紛争、それはないように思うんですけれども、また後ほど議論したいと思います。  この情報戦の時代、あるいはIT革命が戦争の思想を変えているという中で、この間EP3が中国によって解体されて分析されているというよ...全文を見る
○海野徹君 中谷長官にまだまだ聞きたいことがありまして、冷戦終えん後の問題と、それと情報戦時代の問題について、これからの安全保障がどうあるべきなのか、日米安全保障がどうあるべきなのかということも議論させていただきたいと思いますが、時間が来ましたからこれで終了させていただきます。 ...全文を見る
05月31日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○海野徹君 それでは、防衛庁長官に安全保障問題での基本的な認識の御質問をさせていただきたいと思います。  今回の改正案なんですが、今から五年前の防衛計画大綱の閣議決定、あるいは中期防衛力整備計画に基づいてこれは計画されてきた。要するに、五年前の閣議決定をもとにしている。そのとき...全文を見る
○海野徹君 流動的な状況にあるというふうに認識する中で、この法律案というのは、やはりこの法律案どおりでよろしいということですか。  五年前に閣議決定された大綱に基づいての法律案なんですが、まずはこれでいいという御認識なんですか。
○海野徹君 先ほど、軍事的な環境の変化ということで北朝鮮あるいは中国の軍事費の伸びというような話がありましたが、経済が非常にボーダーレスでグローバル化しているということで企業があっちこっち企業の論理で国境を越えて行きますね。そうすると、受け入れる側の国としては、当然企業が企業活動...全文を見る
○海野徹君 私が主張させていただきたいのは、国家単位での安全保障というのは、もちろん最終的には自国は自国民が守るということですから、それは当然なんですが、これだけ経済がグローバル化してきますとやはり国際安全保障という面がもっともっと重要になってくるんじゃないか、むしろそれに取って...全文を見る
○海野徹君 先ほど佐藤委員からも集団的自衛権の問題を質問させていただきました。私も後ほどその問題に時間があれば触れたいなと思っているんですが、集団的自衛権というのと集団的安全保障というのは違いますから、私は国際安全保障というのは集団的安全保障の一つだろうと思うんですけれども、そう...全文を見る
○海野徹君 それでは、長官は、これからは日米同盟というお言葉を使われるおつもりですか、それとも従前どおり日米安保体制という言葉で表現されていくおつもりですか。
○海野徹君 じゃ、これからも防衛庁長官としては日米同盟という言葉は使っていかないということですね。そういうことですね、よろしいですね。
○海野徹君 それでは、先ほども質問が出ておりましたが、アーミテージ・アメリカ国務副長官が来日されていろんな協議をされたと思います。ミサイル関係の防衛構想、新しいミサイル防衛構想が提唱されたやに聞いておるわけなんです。  日本の場合は、今まで海上配備型上層システムということを共同...全文を見る
○海野徹君 引き続きということなんですが、これはいろいろなところから、ブッシュ政権になってから新たなミサイル防衛構想が出されたり、あるいは日米同盟の強化ということが非常に喧伝されています。一方、技術的可能性、あるいは費用面からの慎重論が当然従前からあるわけですね。ロシアとか中国あ...全文を見る
○海野徹君 それで、先ほど集団的自衛権の問題で若干お話をさせていただきましたが、防衛研究所が防衛戦略研究会議報告書というのを出しておりますね。多分、長官は防衛庁出身でありますから、この問題というのはもう逐一、一字一句そらんじるぐらいに内容がわかるかと思うんですが、この中で、集団的...全文を見る
○海野徹君 それでは、法律案に若干触れたいと思うんですが、今回の法律の改正案というのは、自衛隊の災害対応や都市におけるゲリラ、テロへの対応、あるいはIT化などの技術変化に対する対応というのが背景として説明されております。  これは、練馬に司令部を置く陸上自衛隊第一師団の都市部に...全文を見る
○海野徹君 前回、戦車の問題をとらえて言ったんですが、今、私も質的な転換というのはわかるんですが、量的にはどうして見直さないんですか。
○海野徹君 今回新たに導入されようとしている予備自衛官補制度というのは、予備自衛官の募集が年々非常に厳しくなってきているという背景があると思うんです。そういう予備自衛官の募集が難しくなってきている理由というのは幾つかあるかと思うんですが、その理由と、それに対する対策としてこれ以外...全文を見る
○海野徹君 わかりました。  経済的な事情、社会環境ももちろん変化しておりますから、それと今まで自衛隊が果たしてきた役割と社会生活上のメリット、デメリットというのをいろいろ比較していると思うんですけれども。  それはそれとして、では、公募方針です。公募していますよね。どの程度...全文を見る
○海野徹君 公募ですから、その辺は非常に微妙な問題がありますから、面接官としての力量が問われる問題ですから、その辺はくれぐれもよろしくお願いしたいと思います。    〔委員長退席、理事鈴木正孝君着席〕  教育訓練の問題に入りますが、陸上自衛隊の新隊員教育訓練課程の前期に相当す...全文を見る
○海野徹君 幾つか質問をさせていただきたいと思ったんですが、時間がないものですから、最後に、防衛庁に勤務の経験がある長官ですから、有事法制の整備についてはそれなりにお考えを持っていらっしゃると思うんですが、現時点でどういうようなお考えで、どの程度その作業が進んでいらっしゃるのか。...全文を見る
○海野徹君 ありがとうございました。終わります。
06月05日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹です。  それでは、日本・EU相互承認協定について質問をさせていただきたいと思います。  今回、協定を締結するに当たって、いろんなこれは長年お互いの折衝してきた経緯があってこの協定締結ということになったんですが、双方の経...全文を見る
○海野徹君 短期的な問題ということはそういうことで理解はできるわけなんですが、これが中長期的に今後、経済問題だけじゃなくて外交関係を含めていろんな相互の承認というのは各分野で出てくると思うんですが、その辺の見通しはどうですか。
○海野徹君 今、局長から同等であるという、これは技術レベルももちろんそうなんですが、評価の基準そのものもやはり同じでなければ、より正しい評価は出てこないわけなんですが、ヨーロッパは非常に我が国よりもかなり厳しい基準を持っているんじゃないんでしょうかね。だから、ある意味では日米欧な...全文を見る
○海野徹君 今回の協定はアンブレラ方式ですから、今後いろんなところが分野に入ってきますね。そうすると、もうすぐ申し出があるようなところも多分あると思うんです。その辺についても、もうそういう他省庁との調整というか連絡はスムーズにいくような状況になっているんですか、あるいはまだそこま...全文を見る
○海野徹君 事前にいろいろ可能性のあるところ、あるいはもう既に声が聞こえているところは、もう早目早目にそういう調整というか、クリアできるような体制で進めてほしいと思います。  それで、適合性の評価機関の選定、あるいはそれをどうチェックしていくかというその体制はどうなっているんで...全文を見る
○海野徹君 せっかく協定を結ぶわけですから、実効性のあるように進めていただきたいなと思います。  外務大臣、まことに申しわけないんですが、通告をしてありませんでしたが、この一日、二日、非常に気になるニュースが入っているものですから。  こういうような協定を結ぶ中でも、いろんな...全文を見る
○海野徹君 私は、政治家というのは言葉は大事にしなくちゃいけない、政治家の言葉って大変大事だなと思っているわけなんです。私は、東洋哲学というのは時所位即応の原則という気持ちでいるんですが、要するに時と所とそれとその地位に応じてそれなりの言動ってあるべきだろうなと思うんです。  ...全文を見る
10月24日第153回国会 参議院 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第2号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。連日、総理は大変お疲れですが、よろしくお願いします。  九月十一日、私もワシントンにおりまして、ちょうど連邦裁判所に九時半ごろ入りまして、アメリカの司法制度改革についてレクチャーを受けるということで連邦裁判所の...全文を見る
○海野徹君 一緒に戦おうというメッセージを発するという、これは当然のことでありまして、精神的なサポートがこれは第一義なんですね。  それから、政府のとった行動というのは非常にある意味では足元を固めないで、本来国際的に日本がどのような貢献をしてほしいと言われているかということを考...全文を見る
○海野徹君 はい、わかりました。これで何もやらなかったら、来年の三月というのは非常に地獄を見るんではないかと言われています。私もそう思います。  構造改革、いろんな意味で経済の転換を阻んでいるのは百五十兆円の不良債権の問題だと思うんです。竹中大臣が、三〇%ダウンした、貸し過ぎで...全文を見る
○海野徹君 私、総理に対して答弁を求めたんですけれども、金融庁の信頼はもう失墜しているんですよ、それは市場が答えを出しています。  総理、私はお願いしたいんですが、日本の危機というのは世界的な危機なんです。それ認識一致すると思うんです。だから、構造改革しなくちゃいけない、そのた...全文を見る
○海野徹君 いや、総理に求めています。総理です、総理。
○海野徹君 資金を投入することはやぶさかでないと、現在はそういう状況でないということですか。いや、その辺が私はやっぱり、現在こそ査定でさえ甘いんです。その百五十兆円の中でどれが本当の要するに不良債権としての根雪の部分としてそれを解かさなくちゃいけないのかどうか、それすら確定されて...全文を見る
○海野徹君 それから、たび重なって現在はという話だったんですが、金融システムへの公的資金の注入あるいは経営陣の刷新、これは金融システムを健全化するためにはどうしても必要なことだと私は思っています。そのための、要するに今までやらなかった申請主義から強制主義、強制注入、そういうシステ...全文を見る
○海野徹君 それでは、法的な問題に入らせていただきたいと思いますが、今度は自衛隊法改正で警護出動という概念が取り入れられました。非常にこれは警護出動という新しい概念、なかなかわかりづらいところがありまして、その点について若干御質問させていただきたいわけであります。  治安出動と...全文を見る
○海野徹君 大規模な破壊行為に対してそれを防止するためにということなんですが、目的がそうだと思いますね。それには必ず事前に情報があるわけなんです。相当確度の高い情報があって、それを要するに確度が高いということで対処するために判断権者がいるわけなんですね。  日常的な要するに情報...全文を見る
○海野徹君 警護出動について依然として不鮮明な部分があるわけなんですが、時間の関係がありますから次へ行きますけれども。  原発の警備についてちょっとお伺いしたいんですが、私の地元にも原発が、浜岡原子力発電所があります。ふだんは日本原子力防護システム株式会社というところが警備して...全文を見る
○海野徹君 警護出動は防衛施設の警備だということでありますが、要するに国土防衛あるいは我々の民間の生活の、国民生活の防衛のためにもやはり我々は十分考えていただきたいと思うわけなんです。  これは総理にお伺いしたいんですが、この警護出動というのはやっぱり緊急事態に対する法整備が未...全文を見る
○海野徹君 先ほど事実は小説より奇なりという話をさせていただきましたが、私もいろいろな本を読む機会がありまして、麻生さんという方が書いた「宣戦布告」という、麻生幾さん、今「ZERO」という小説も書いている。非常に私も興味を持って読まさせていただいたわけなんですが、こういう事態が本...全文を見る
○海野徹君 それでは、次の質問に移らせていただきますが、私ども、やはり今回のテロ特措法でどんどんどんどん、ある意味では、総理も言っていましたけれども、無定限というんですか、その都度その都度いろんな意味で緩和されたり遠くへ行ったり拡大されたりというような状況があるわけなんです。今回...全文を見る
○海野徹君 総理、具体的な項目は基本計画なんですよね。実際、要するに事後承認といってもその間にもういろんな活動をしているわけなんです。途中帰ってこいと言ったって帰ってこれるわけないんです。  私は、法案の成立と、それと要するに支援行動というのは、これの承認というのは同じじゃない...全文を見る
○海野徹君 総理、自衛隊という軍事力を動かすこと自体が要するにもう武力行使に該当するというのは世界の常識なんです。世界はそう思っているんです。よく総理は常識だ常識だと言いますからね。特に、相手が軍隊やそれに準ずる武装組織でしょう、そうですね。そういうことで、応戦することにある意味...全文を見る
○海野徹君 いろいろ今、官房長官から御説明があります。そういう説明を聞けば聞くほどやはり事前承認が必要なんだなということを我々は思うわけなんです。  総理、やっぱり、ずっと衆議院の質疑あるいはきのう、きょうの答弁を聞いていまして、どうもいま一度答弁していただかないと私は納得いか...全文を見る
○海野徹君 いや、総理の常識もあるんですが、世界の常識もあるんですよね。世界の常識もあるんです。  それと、やはり自衛隊が合憲である、あるいは総理が自衛隊は合憲であるというような発言をしておりましたけれども、その点について。
○海野徹君 総理、最高裁の判決、それと総理の答弁、そのことを私ども言ったわけなんです。  もうあと私、時間がありませんから、この問題、憲法調査会等で話をしたいと思います。(発言する者多し)
○海野徹君 私に与えられた時間はまだ……(「はっきりしろ」と呼ぶ者あり)はっきりさせる機会はまた持ちますから。  それから、これは海上保安庁長官に話を聞きます。  これは、威嚇射撃で船を撃沈した場合の違法性の阻却についてお伺いしたいと思います。今度は今回の海上保安庁法の改正の...全文を見る
○海野徹君 海上保安庁長官にもう一問お聞きいたしますけれども、四条件の中身について、無害通航の判断基準ということなんですが、武器の使用を認める四条件についてお伺いします。条件の一つだけお伺いしたいんです。  現行法では、車体射撃が、船体射撃が行えない理由として、外観等からだけで...全文を見る
○海野徹君 今回、武器使用が許される事態の認定を海上保安庁長官が行うということになっておりますが、責任の重さから考えて、これは政治家、国土交通大臣が行うことが望ましいんではないかなと私は考えますが、その点について大臣はどんなお考えでしょうか。
○海野徹君 私に残された時間があと一分しかありませんから、先ほど中途半端になっておりました問題、それについて後日ということでありましたが、いろんな国際的な問題が取り上げられますとね、総理、いつも憲法、枠、中、外、そういう議論が非常に始まる、それに終始する。そこから生まれる法律論に...全文を見る
10月26日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○海野徹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となっております、いわゆるテロ対策特別措置法案の衆議院修正案に反対、民主党提出の修正案に賛成の立場で討論いたします。  本年九月十一日に米国で発生した同時多発テロは、多くの罪なき人々を巻き込む非常に卑劣かつ残虐な犯罪行為...全文を見る
11月22日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹です。  きょうは、まず三案については賛成という立場から質問を、若干関連をさせて質問させていただきます。  まず、譲許表の修正等に関する確認書に関連してのことなんですが、一九九八年十二月に修正案をWTO事務局を通じて全加...全文を見る
○海野徹君 それでは、次の質問に入りますが、これは、特別セーフガードに関する文言がこの中にもあります。これに関連して少しお伺いしますが、けさニュースでも九日で切れた中国に対するセーフガードの暫定処置の、それ以降大変な、また同じように輸入量が増大しているという話がありました。ネギ、...全文を見る
○海野徹君 今回のセーフガードに対する中国の報復処置なんですけれども、そのタイミングと論拠というのが非常に意味があるのかなと、意図があるのかなという思いはするんですよね、中国の報復処置が。  それは、アメリカとの二国間協議の合意を待ってこの報復の方針を打ち出している、あるいはE...全文を見る
○海野徹君 それはよくわかるんですけれども、それを中国が大国貿易志向というような形で、大国貿易外交というような志向性があるんではないか、にじみ出ているからそういう報復処置とったんではないかなという御質問をさせていただいていて、その辺の指摘についてはどうですか。そういう指摘は当たら...全文を見る
○海野徹君 そういう指摘は当たらないと、実際現場で見てそういう指摘は当たらないという御意見なんですね。
○海野徹君 はい、わかりました。  じゃ、次の質問入りますが、日・パキスタン投資協定に関連して御質問させていただきますが、今、パキスタンの現状、大変政権がある意味ではアフガンの影響があって非常に厳しい状況があるなと。現状、投資環境というのはどんなふうに要するに把握していらっしゃ...全文を見る
○海野徹君 具体的に体制とか、要するにシステムがあるというわけじゃなくて、今までやってきて、今後もやるであろうという流れの中で厳しく見ていくということなんですか。
○海野徹君 それじゃ、次の質問に入りますが、パキスタンの安定というのはこの地域の将来に大変大きな影響を与えると思います。  それで、大臣行かれるわけなんですから、具体的にやっぱり支援の問題が出てくるんではないかなと。最も効果的な支援は何なのか。ある意味では、もう援助額そのものが...全文を見る
○海野徹君 大分、質問通告してあった先の質問にまで及んで答えていただいているわけなんですがね。南アジアのこと、中央アジアのこと、それらについても今お話をいただきました。  今、パキスタンのことについて限定させていただいて質問したんですが、それから先のアフガンについてもお話があっ...全文を見る
○海野徹君 それじゃ、ある意味ではアフガン特別枠ということも考えられ得るということですね。
○海野徹君 国際社会ではやっぱり日本に対して資金援助を期待している、これは本音だと思うんですね。大変厳しい日本の経済状況の中でも、財政状況の中でもやっぱり国際社会はそうだと思うんですよ。だから、アフガンの特別枠というのは考える余地があるんではないかなと私は個人的に思いますから、言...全文を見る
○海野徹君 実効ある効果的な関与の仕方をぜひお願いしたいわけなんですが、ムシャラフ大統領との会談はもう完全にお決まりになったんですか。
○海野徹君 いろんな情勢も、アフガン情勢を含めてパキスタンへの支援も含めて話があると思うんですが、今ここでその会談に臨む大臣の、会談に臨んで何を訴え、何を得ようとしてこられるのか、公表できればぜひお聞かせいただきたいと思います。
○海野徹君 わかりました。  大変パキスタンの経済も厳しいですから、やはり日本に対する資金援助、あるいは対外債務の削減のような話まで及ぶかもしれませんから、その辺も十分心していただきたいなと思うんですが。  パキスタンのことから、また中国とパキスタンの関係で少し御質問させてい...全文を見る
○海野徹君 最近、中国の首脳外交、非常にアジアを中心とした、要するにアジアを中心として、途上国の支援について非常に目覚ましいものがあるわけなんですが、最近だけでも、昨年末に江沢民総書記がラオス、カンボジア、ことしの一月に李鵬氏がインド、それで五月に李鵬委員長がカンボジア、ブルネイ...全文を見る
○海野徹君 基本的に大臣と考えは私同じなんですが、ことしの十月に対中経済協力の見直し、これは骨子、私見て今お話しさせていただいているんですが、こういうような今大臣がおっしゃったことが前提になってこの見直しが出てきたんだろうなと思います。  重点分野についてもというようなお話があ...全文を見る
○海野徹君 ODAというのは戦後賠償だというような、そういう論拠があるんですけれども、ODAに対する日中の認識の違い、やはりあるかと思うんですよね。
○海野徹君 ええ。その辺の違いを埋める作業を今までやってこられたと思いますし、今後もやらなくちゃいけないと思いますが、具体的にそういう作業というのはやっていかれるんですか、やっていらっしゃるんですか。
○海野徹君 若干、大臣と私どもとは事実誤認の問題があります。やはりODAに対する日中の認識の差というのは、ちょっと違うなと思っているわけなんですが、きょうは、その議論はまた別の機会に譲るということで、もう少し中国の関係で御質問をさせていただきたいなと思いますが、今度、米中関係に入...全文を見る
○海野徹君 中国の核に対する大臣のお考えをお伺いしたわけなんですけれども。
○海野徹君 それでは、米中安全保障再検討委員会というのが、これが二〇〇一年、ことしの四月十日に設立されています。  これは、大臣御案内だと思うんですが、米中経済貿易関係がアメリカの国家安全保障にとってマイナスの影響をもたらし得るということが想定されることを想定して、軍事転用技術...全文を見る
○海野徹君 それでは、中国のテロに対する取り組みで若干懸念があるところがあるわけなんですが、APECで江沢民主席は、テロ活動はいかなる形態、発現形式をとろうと、どこでいつだれによって引き起こされたものであろうとも、あらゆる人々にとって、また思想、信条を超えてすべての国民にとっての...全文を見る
○海野徹君 いろんな国は国家の意思としていろんな表現をしてきます。それをやっぱりいろんな角度から分析する必要があるのではないかなと。国内問題であろうと、それが必ず我々の方へ出てくるわけですから、十分に精査して分析をするというその作業は、発言するか行動をとるかは別として、用意はして...全文を見る
○海野徹君 中国の経済連携にASEANというのは傾斜していって、その姿勢は、その流れはとまらないとこれは思います。東アジア地域経済圏づくりというような流れはもう定着するんだろうなと。東アジア経済圏づくり、東南アジアと、ASEANと中国の連携でですね、その可能性というのは極めて大き...全文を見る
○海野徹君 いろんな多岐にわたった質問をさせていただいているものですから、次に移るわけなんですが、米朝関係の中で、アメリカが先月、北朝鮮人権委員会というのを設立しました。北朝鮮人権委員会、アメリカの国内で。これが十二月に開催、第一回会合では北朝鮮の生物・化学兵器の現況というのがテ...全文を見る
○海野徹君 外務大臣、外務省はどうなんですか、外務省の対応は。
○海野徹君 本当にきちっと注視してくださいね。よろしくお願いします。  次に、これは北朝鮮への送金の問題でお話をさせていただきたいんですが、これはもう六年、七年前になるんですか、一九九四年、北朝鮮による核兵器開発疑惑への対応として、当時の大蔵省が北朝鮮への送金停止措置を検討した...全文を見る
○海野徹君 隣国と仲よくするというのは、これはもう基本的に当たり前のことですから、いろんな過去の経緯はあったとしても仲よく、今後、将来仲よくしていきたいなと思うんですけれども、こういうような非常に重要な問題というのは直接の所管官庁じゃなくてもやはり政治的に注視する必要があるなと私...全文を見る
○海野徹君 非常に苦しい御答弁をされているなと。  北朝鮮も国際社会の責任のある一員としての外交あるいは最低限の信頼関係が必要であると思います、北朝鮮自身が。それが築けていない今、米支援に何の意味があるのかなという思いはずっとするわけなんですよ、私。備蓄米解消の手段として慣例と...全文を見る
○海野徹君 では、今具体的な中身にまでということなんですが、それが終わってからはいろいろ具体的なことをお聞かせいただける機会はあるんですね。
○海野徹君 それでは、防衛庁長官、御質問させていただきたいのは、基本計画について我々いろんな説明を今受けております。新聞報道でもいろんな情報、あるいは専門家からも要するに分析したりしている情報を得ているわけなんですが、なぜ撤収の時期についての明示がないんでしょうかね。派遣期間は設...全文を見る
○海野徹君 やはり私は、原則として派遣計画、計画というのはやっぱり出す、そして要するに、じゃ、こういう事態になったら撤収というのはやっぱりこれは当たり前のものだと思うんですが、その辺について私の方で、もう時間ありませんから重ねて御要望させていただいて、通告してありました質問が一つ...全文を見る
11月28日第153回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。  若干質問させていただきますが、多岐にわたって質問させていただきますから、できるだけ簡明にお願いしたいなと思います。  まず初めに、アメリカの同時多発テロの影響について。  これは、いろんなところで議論をされていると思います...全文を見る
○海野徹君 あらゆる努力をされているということなんですが、本当に我々が耳にし目にするような機会を積極的にやはり大臣の方もとっていただきたいなと。個人的に後援会と一緒に行かれる、もちろん大いに結構だし、我々も委員会で行こうという話になっておりますから、ありとあらゆる機会でそういうP...全文を見る
○海野徹君 いろいろ急に対応策を練っていらっしゃって、それを実際に実施している。それは拡充していただきたいなと思うわけなんですが、非常に未成熟な対応をなさったのかなという私は第一印象を持ったんです。  これは、どういうときにそんなふうに思ったか。過去の例で、バタフライナイフのと...全文を見る
○海野徹君 観光客が抱く不安の中で最も大きいのは、やっぱりテロの対象施設が沖縄に集中しているということなんです。それは米軍基地ということなんですが、非常に危険な島というイメージを実際に払拭していかないと、なかなかやはり失われたものというのはまた帰ってこないんじゃないかなと私は思う...全文を見る
○海野徹君 沖縄の県民の方々の日常的な本当に深層心理まで踏み込んでいただいていろんなことを考えていただきたいなと思うわけなんですが、その中で一点、基地の縮小、これは当然大きなテーマになっているわけなんですが、報道によりますと、この真偽のほどをちょっと防衛庁の方でつかんでいらっしゃ...全文を見る
○海野徹君 在韓米軍と在日米軍との関係は考えなくてよろしいということですね。
○海野徹君 それでは、普天間基地の代替地問題でこのごろ何かいろいろ意見が出ているようなんですね。辺野古地区で代替軍民共用空港の民間機能に対する疑問の声が上がっているということなんですが、なぜこの時期になって軍民共用に疑問の声が上がってきたと考えていらっしゃるのか、その点について、...全文を見る
○海野徹君 地元で意見集約中ということなんですけれども、代替施設建設位置の年内決定に余りにもこだわり過ぎて、振興策をあるいはちらつかせながら遠回しに決断を迫るというような、そんなやり方が、政府の姿勢がある意味では政府のみずからの責任を棚上げしているように思われてこういうような疑問...全文を見る
○海野徹君 先ほど私が指摘したようなことにならないように、ぜひ責任を持ってやっていただきたいなと思います。  これは、防衛庁と外務省が所管している平和・安全保障研究所、これが「アジアの安全保障 2001—2002」、これを出版しました。この中で沖縄の基地問題が取り上げられている...全文を見る
○海野徹君 これ、安全保障研究所のその文章を読みますと、日本政府は戦後も沖縄の基地問題に対して真剣な対策を講じていないという不信感を植えつけたと、こういうことが指摘されていますから、県民の負担を軽減する、それを早く実現するということで、やはりそれをやらないと日米安保体制の強化とい...全文を見る
○海野徹君 大変質問通告ではたくさんさせていただいて、時間がないものですからあれなんですが、日米地位協定のことで、先ほど西銘委員からもお話があったんですが、私は、第三条Aの環境保全のことで、これだけちょっと、今どういうようなこの要請に対してこたえるための活動をされているのか、外務...全文を見る
○海野徹君 お願いします。
○海野徹君 外務大臣、運用の改善でということで、もうそれが限界に来ているんじゃないかと我々、思うんですよね。絶対に限界に来ています。だから、外務大臣のパワーでやっていただきたいなと思うんですよ、努力する努力するじゃなくてね。だから、具体的に私は答弁をいただきたいなと思うんですよ、...全文を見る
○海野徹君 いや、もう時間がないものですから、いいです。
○海野徹君 じゃ、一言だけ。
○海野徹君 もうそれは期待します。この次は少しでも進捗しているようにぜひ答弁をお願いしたいなと思うんです。  最後に、もう時間がないものですから、それ以外の質問で通告してあったことはぜひ御勘弁いただきたいなと思うんですが、最後の質問はアメラジアン問題。  この問題でやはり御父...全文を見る
12月03日第153回国会 参議院 本会議 第16号
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○海野徹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、質問に入らせていただきますが、その前に、十二月一日の内親王殿下の御誕生を心よりお喜び申し上げたいと思います。国民の一人として、待ち望んだ明るい知らせであり、日本国内の経済状態や米国での同時多発テロという暗いニュースが続く中で、一条の光...全文を見る
12月06日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹です。  本会議場でも質問をさせていただきましたが、PKF本体業務の凍結解除について御質問をさせていただきたいと思います。  これは、以前、ある意味では経験を実際に積みながら、あるいは内外の広い理解を得てから本体業務を実...全文を見る
○海野徹君 官房長官、御見解を。
○海野徹君 九年間で非常に国民の理解を得られたという防衛庁長官のお話だと思います。ある意味では、先ごろ行われた世論調査の数字だと思うんですよね。そこに至るまで、四十数%から八〇%ですか九〇%ですか、要するにその数字に至るまで、いろんな確かにPKOを派遣してPRもされてきたと思うん...全文を見る
○海野徹君 それは、PKF本体業務の凍結解除以前のあれですよね。今後、凍結解除をすることによって、その数字というのはまた戻っていくという、そういう懸念というのは全くございませんですか。
○海野徹君 それでは、次の質問に入らせていただきますが、PKO参加の五原則に関連してなんですが、武器使用基準を緩和した理由についてお伺いしたいなと思うんです。  PKO要員を出す以上は、非常に今その派遣先の事情というのは大変複雑多岐な業務を展開しなくちゃならないような状況になっ...全文を見る
○海野徹君 PKF本体業務の凍結解除がまず先にあって、凍結解除してPKFに参加することによって、ある意味では国連の期待するような活動を十分に行うためには武器使用基準の緩和は不可欠だと、そういうような意識から今回の武器使用基準の緩和になったということじゃないんですね。
○海野徹君 それでは、非常に現場の要するに国際基準とのギャップというのは、具体的にはこれからどうやって埋めていかれるんですか。
○海野徹君 その検討は急ぐべきじゃないですか、長官。ただただ見守っているんじゃなくて、やっぱり急いでそういうことを、現場の混乱、現場に混乱を生じさせないためにも急ぐべきじゃないかと思うんです。どうなんでしょう。
○海野徹君 武器使用について、実際の現場においてはやはりとにかく簡単であること、とにかく余り要するに判断が複雑にならないことというのが現場で一番要請されることだと思うんですよね。  自衛隊の武器使用権限についても、PKO、国連平和維持活動協力法のほかに、周辺事態法あるいは自衛隊...全文を見る
○海野徹君 やはり現場で混乱が起きるという、要するに可能性を防衛庁長官もお感じになっていらっしゃるということなんですね。
○海野徹君 それでは、防護対象のことなんですが、非常にやはりこれも法令が新しくできるたびに広がっているというような、こういうなし崩し的なことで将来整合性がとれなくなるんじゃないかなという思いがするんですが、この点について防衛庁長官、どうお考えですか。
○海野徹君 徐々に徐々に広がっていってこういうような形でつくられていくということは、将来非常に整合性がとれなくなる、そのネックがやはりどこかにあると思うんです。どこにあると防衛庁長官はお考えですか。
○海野徹君 具体的には、防衛庁長官としてというよりも政治家として、憲法との問題を国民との間で整理するということは、具体的作業としてどういうふうなことを想定していらっしゃいますか。
○海野徹君 今、防衛庁長官のお話をお伺いしましたが、官房長官、お伺いしたいんですけれども、こういうふうに実際に防護対象がどんどん範囲が広がっている。それだけ武器使用の範囲も当然広がるわけなんです。防護対象が広がりますから武器使用の範囲も広がる。これは事実上の参加五原則の改正という...全文を見る
○海野徹君 改正されたらどうですか、官房長官。参加五原則も改正される方向で検討されたらどうなんですかね。今の答弁を聞いていても、やはりどうもなかなか無理があるし、納得できないなというものがあるものですから。  じゃ、改正できない理由、しない理由、具体的にこの点について、どちらが...全文を見る
○海野徹君 中長期的なPKO戦略というのがやっぱり今欠けているんじゃないかなという思いがするんですね。やはり参加五原則そのものについてもやっぱり改正を検討すべきじゃないかなという思いがするんですね。  その点について、じゃ再度、官房長官、私はそう思うんですが、官房長官はどうなん...全文を見る
○海野徹君 先ほど我が党の同僚の佐藤議員からもお話があったわけなんですが、非常にPKOも変質してきている。現場の状況を、いろんな状況を考えたら、やはりある意味での日本版というか日本型PKOというのをつくる必要があるんじゃないかなと。それが別組織なのか、あるいはどういう形にせよ、い...全文を見る
○海野徹君 ミリタリーオブザーバーを送るなんというのは考えはありませんですか。
○海野徹君 中国は、非常にうまい、顔の見える、しかもコストが安い貢献の仕方をこういう形でしているみたいですから、日本もぜひまねをしたらどうかなと思うんですが。  現場では、やはり非常に高度な価値判断で多様な活動が求められていると言いますよね。それだけに、ぜひ訓練センターというか...全文を見る
○海野徹君 では、次の質問に入らせていただきます。  アフガニスタンでのPKO活動なんですが、これも佐藤委員からの若干の質問はあったわけなんですが、私が本会議場で質問させていただいた中でも、情勢の推移等を十分把握した上で、関係国及び関係国際機関とも協議しつつ検討していく、そうい...全文を見る
○海野徹君 外務大臣にお伺いしたいんですが、今のに関連しての質問なんですけれども、やはり我が国というのは国際社会で、非常に平和で安定した国際社会であるということが日本にとって最大のいい環境でありますから、その要するにある意味では最大の受益者だと思うんですよね。そうなると、いろいろ...全文を見る
○海野徹君 外務大臣、じゃ、もう少し広げた立場で、広げた範囲で外務大臣にお伺いしたいんですが、就任のときに外務大臣として所信表明を私聞かせていただいて、非常に積極的に、「できるだけ明確なメッセージを世界に向けて発信し、また確実な実行力を持って発信した内容を実現してまいります。」と...全文を見る
○海野徹君 一般的に、要するに今、外務大臣の御説明というのは非常にすっと入ってくるような状況にもあるわけなんですけれどもね。    〔理事吉村剛太郎君退席、委員長着席〕  私は、やっぱり外務大臣として自分が就任したら、核にある、ある意味では外交ビジョン、中核は、要するに私の任...全文を見る
○海野徹君 紛争予防に努力するということなんですが、紛争予防に努力する中でも、じゃ、まず第一にこれをやるというのはないんですか。
○海野徹君 それでは次の質問に入りますけれども、今回の同時多発テロに関連する各国の情勢に絡んでのお話をお伺いしたいんですが、やはりイスラム社会、非常に重要な我々にとって外交努力を展開しなくちゃならないところだと思うんですよね。  ある一方では、日本はこれまで中東において手を汚し...全文を見る
○海野徹君 そのユーラシア外交を展開するということは何が日本の国益なんですか。
○海野徹君 もう少し具体的な何かそういう、外務大臣としては想定できるものがないんですか。国益としてこういうものがあるんだと、例えばエネルギーだとか。
○海野徹君 やはりユーラシア外交を展開する上で、もう少し外務大臣、いろんな戦略、戦術を考えていただきたいなと思いますが。  もう一つは、今回のテロというのは不安定化がねらいだと、それで中東の不安定化というのがその中で当然含まれてくるわけなんですね。そういった意味では、我々は中東...全文を見る
○海野徹君 中東政策だけじゃなくて、今回のテロとかアフガン情勢についてもこのイスラムを横断的に見る視点が必要じゃないかと思うんですよね。そういった意味で、この問題、イスラム研究会の成果というのは十分生かしていく必要があるし生かすべきだと、今、現時点にもそういうのは生きているべきだ...全文を見る
○海野徹君 それでは、サウジアラビアという、私は大変これはある意味じゃ重要ですし、あるいは注視していかなくちゃいけない国だなと思っているんですが、今外務省としてはこのサウジアラビアをどう見ていらっしゃるのか。それにどういうポジションで今接していらっしゃるのか。外務大臣、その点につ...全文を見る
○海野徹君 今のサウジアラビアの国内情勢というのは、どういう状況だと把握しておられますか。
○海野徹君 それじゃ、外務大臣、インドのことでちょっとお伺いしたいんですけれども、外務大臣はパキスタンへ行かれたわけなんですが、私はこれからの要するに日本の外交にとって非常にインドというのは重大な国だと思います。  これ、どこまでどういう影響があるか非常に不確定な要素があるんで...全文を見る
○海野徹君 別会社ですからね。ただ、別会社でも六五%の株式をエンロンが保有しているんですよね。アメリカの金融機関が債権放棄をするんじゃないかというようなことで、間接的な影響にとどまるんではないかというような報告も受けているわけなんですが、私はやはりそういうことについて、外交上、い...全文を見る
○海野徹君 時間がありませんから、防衛庁長官、最後の質問になるかと思うんですが、化学兵器のことについて、特に北朝鮮の化学兵器のことについてお伺いしたいんですね。  防衛庁長官は、北朝鮮は化学剤を生産し得る複数の施設を保有している、相当量の化学剤も保有していると、そういうような、...全文を見る
○海野徹君 朝銀信用組合に家宅捜査が入りました。この関連で、いろいろ北朝鮮指導層が何か動くんではないかというような、これ推測なんですかね、そういうようないろんな報道もなされているし記事も書かれているわけなんですけれども、そういうことも関連してぜひこの問題については十分な注意と準備...全文を見る