海野徹
うんのとおる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
03月22日 | 第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 尾身大臣にお伺いをするわけなんですが、新しい振興法の問題に入るということで、その審議の前に、三次沖縄振興開発計画をどう評価するか、これ、大変重要な問題だと思います。その問題を中心に今日はお伺いしたいなと思っ...全文を見る |
○海野徹君 開発庁方式の功罪をきちっとやはり評価、検証する必要があるんではないかなと私は思います。 今、大臣が社会資本を中心としたインフラ整備については三十年間で相当な整備をやってきた、だけれども、まだまだ要する部分があるから、以降これも続けると。ということは、振興計画の中に...全文を見る | ||
○海野徹君 大臣に御答弁いただいて、コールセンターを中心に四千人のIT関連でも増えているんだというお話がありましたが、コールセンター中心に確かに平成九年からIT関連の企業が続々と誘致されている、そこで雇用を生んでいるというのは、それは私も分かっているわけなんですが、ただ、雇用のミ...全文を見る | ||
○海野徹君 いろいろ開発庁方式でやってきた功罪の功をやはり大臣としては主張したいというお気持ちはよく分かるんですが、それじゃ、自由貿易地域のことで若干お伺いしたいと思うんですが。 最初、那覇自由貿易地域があった。それで今、この間私も視察して、中城湾というか、中城港ですか、あの...全文を見る | ||
○海野徹君 沖縄の振興ということで今、自由貿易地域のお話があったわけなんですが、非常に私は中城湾港を心配しております。那覇自由貿易地区の八八年設置の現状から類推しましても、やっぱり相当抜本的な問題点を整理して対策を打たないといけないんじゃないかなと、こういう思いをしております。特...全文を見る | ||
○海野徹君 尾身大臣は、非常にそういった意味で可能性は大である、期待できるんだという御答弁だと思うんですが、この新法の審議会の座長をやっていました法政大学の総長の清成先生、その審議の過程での発言なんかも聞こえてくるわけなんですが、公共投資や制度頼みの依存型経済を続けているとマイン...全文を見る | ||
○海野徹君 この間、資料をいただきまして、十三年の月平均で、新しい求職、新規求職申込件数が七千六十九件、求人が三千二百四十五件、実際に就職したのは千八百二十三件。そういう数字を見ていますと、確かに県内志向が強いということと同時に、実際は求人が三千二百四十五件ありながら千八百二十三...全文を見る | ||
○海野徹君 時間が限られているものですから、二点ちょっとお伺いして質問を終えたいと思うわけなんですが、尾身大臣提唱されている大学院大学構想のことについて、大臣の方からお考えをお聞きしたいなと思うと同時に、これ、単なる国立大学がまた沖縄にできるというものであってはならないと思ってお...全文を見る | ||
03月28日 | 第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。 民主党・新緑風会の海野徹であります。 参考人の諸先生方には大変早朝から御苦労さまです。 二、三、お話をお聞かせいただきたいなと思いますが、尚参考人にまずお伺いしたいなと思います。 観光振興が非常に大事であるというお話でした。私もそ...全文を見る |
○海野徹君 今、参考人からお話がありましたいろいろな商品開発やら知恵を出していかなくちゃいけないと。そのために、ある種の地元資本が主導権を握って価格を決定して一つの商品を提供していくというようなために、やはりある特別な制度というか特例というか、そういうものも行政的に必要であるとお...全文を見る | ||
○海野徹君 これは、私、この間、名護へ行きまして、北部の首長さん方との懇談会がありまして、その席でもお話しさせていただいたんですが、非常に沖縄には独特の文化がある。その文化とか歴史を背景とした地名あるいは人名がございますよね。我々には読めないような、しかしながら非常にほのぼのとす...全文を見る | ||
○海野徹君 前泊参考人にお伺いしたいんですが、これから県民の知恵を生かすべきだというお話がありました。三十年間いろいろ分析していただいて検証していただいた分かりやすいお話だったと思いますし、いろいろ参考人のお書きになったものを私も読ませていただきました。 三十年間、沖縄開発庁...全文を見る | ||
○海野徹君 時間がありませんから、最後に前泊参考人に聞きたいんですが、参考人の文章を読ましていただいて、あるいは先ほどからの御説明を聞きましたら、百三十万人の沖縄の総合設計図を自らのペンを持って自らが描くときに来たのではないかということで、参画と責任、県民の知恵が正に求められてい...全文を見る | ||
○海野徹君 ありがとうございました。 | ||
03月29日 | 第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 〔委員長退席、理事中川義雄君着席〕 まず、尾身大臣にお伺いしたいと思いますが、先ほど金融特区の話が出ておりまして、大変私もこれ、注目しておりまして、この中身について逐一いろいろ御質問をさせていただき...全文を見る |
○海野徹君 全体を考えながら、そして沖縄の問題を軸に据えてということですから、その尾身大臣の御決意は私は大変有り難いと思いますし、是非そのつもりで強くやっていただきたいなと、強力な指導の下にそれを進めていただきたいなと思います。 先ほど大臣からの御説明にもありましたけれども、...全文を見る | ||
○海野徹君 政策目標とか政策効果を勘案しながら大胆にという話だったんですが、私は大胆ではないなという思いがするんですよね。その辺の認識の違い、非常に大きなものがあるんではないかなと思うんですが、これはやはり大学の先生なんかにもこういう指摘があるんです。今回の制度というのは、国内基...全文を見る | ||
○海野徹君 いや、大したことないというんじゃなくて、私はこれを是非成功させてほしいと、だからもっともっと成功させるために、もっと大胆に充実した中身でなけりゃいけないんじゃないかということでこれから質問させていただくわけなんですが。 大臣、ある統計がありまして、これはシンクタン...全文を見る | ||
○海野徹君 非常に抽象的なお話であったわけなんですが、誘致対象先というのはやっぱり欧米の大手銀行とか保険会社、証券会社。この中には、バックオフィス業務、あるいは企業財務の管理運営業務、これはグローバルキャッシュマネジメント、あるいはファンドマネジメント。あるいは日本の銀行、保険会...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、キャプティブ保険のことでちょっとお聞かせいただきたいんですが、先ほど答弁がありました。引き続き検討をということだったんですが、これはやっぱり成功させるために、遠山委員からも前に質疑がありましたけれども、イの一番にこれはやらなくちゃいけないんですね。だから、引...全文を見る | ||
○海野徹君 検討検討と言って、やっぱり早急にこれ、実施というふうにお考えをしていただきたいなということを主張しておきます。 誘致する業務がバックオフィスのようなコストセンター的なものというのは余り実効税率に影響はないんですよ。しかしながら、キャッシュマネジメントのようにプロフ...全文を見る | ||
○海野徹君 大臣の御意思となかなか実態と合っていないということがあるものですから、大臣も御答弁しにくいのかもしれませんが、確かに実効税率一五%というのは非常に極めて異例の、またその数倍かの異例の措置になるかと思うんですが、それでないとやはり私はインセンティブを与えないのではないか...全文を見る | ||
○海野徹君 更に金融特区の質問をさせていただきますが、私はある意味では金融特区の中で国際情報金融センター、こういうものは、これを実現するにはそれぞれ、税率だけじゃなくて優遇措置を講ずる必要があると考えているわけなんですが、これは一つには、許認可行政組織、これ、出先を設置する必要が...全文を見る | ||
○海野徹君 私がやれ優遇措置と言うと、これでもかこれでもか、そんなにまでやるんですかという話になるんでしょうが、それほどやらないとこの国際情報金融センター構想というのは私は成功しないなと。特自貿と同じような今現状が、近い将来、目に浮かんでくるわけなんですけれども。 今、政府参...全文を見る | ||
○海野徹君 せっかく大学院大学構想を尾身大臣推進されようとするわけですから、バイ・ドール法的なシステムを沖縄でこの金融特区に、ある意味じゃ特化させていただいて推進していただきたいなと思うわけなんですが。 先ほどから私、申し上げているように、この金融特区というのは、あくまでも沖...全文を見る | ||
○海野徹君 十年というんですが、私は十年よりも二十年近くこの日本は不振にあえいでいるなと思っているわけなんです。そういった日本の、不振にあえいでいる日本経済を、世界にまた羽ばたく企業にしていく、金融機関にしていくためには何かが必要だと。何かの何かが私はこれではないか、国際情報金融...全文を見る | ||
○海野徹君 成功するには成功する要因がありますから、その先例地を見ていただいて、ダブリンなんかは数字的に見ると非常にいい数字が出ておりますし、その辺きちっと進めていっていただきたいな、少なくとも私の印象が、要するに内閣府は消極的だったというような印象が間違っていたというふうに是非...全文を見る | ||
○海野徹君 是非、そういったことで全省一丸となって取り組んでいただきたいなというふうに思います。これは絵にかいたもちだけにならない、仏作って魂入れずというような政策にならないように、正に自立型の沖縄にするために是非これは成功させていただきたいなと思いますし、我々も努力をさせていた...全文を見る | ||
○海野徹君 沖縄の失業率というのは非常に高いですから、いろんな施策を組み合わせていく必要があるんじゃないかなと思いますし、そういった意味で、こういう金融特区を含めた国際情報金融センターの構想というのは是非推進するべきだなというふうに思うわけなんですが。 時間が大変限られている...全文を見る | ||
○海野徹君 尾身大臣に、この沖縄の振興の問題で最後の質問をさせていただきたいわけなんですが、沖縄県の経済の将来を推計するような経済モデルというようなものが、これはある意味ではシミュレーションして、それをモデルを作り上げて、それに向かっていろんな施策を展開していく、こういう手順かな...全文を見る | ||
○海野徹君 川口大臣、最後に御質問させていただきたいなと。もっと時間を取りたかったんですが、一言だけ御質問させていただきますが、私は、この沖縄振興策というのは、やはり基地の存在とセットしたものじゃなくて、基地の縮小とセットしたものでなくちゃいけないなという思いがあります。 こ...全文を見る | ||
○海野徹君 いや、実施に移して、その実態は今、実効が上がっているのか、どの程度進んでいるか、大臣、把握されておりますか、中間でも何でも結構なんですが。 | ||
○海野徹君 いや、その問題はまた別の機会を得まして質問させていただきます。 その他通告してありました質問があったわけなんですが、時間が来ましたからこれで終えさせていただきます。どうも済みません。 ありがとうございました。 | ||
○海野徹君 私は、ただいま可決されました沖縄振興特別措置法案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党及び国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 沖縄振興特別措置法案に対する...全文を見る | ||
04月04日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。 外務大臣、最初に御質問させていただきますが、外務省の体質についていろいろ識者がコメントしております。後ほどいろんな側面を見てから、それに対する外務省の対応をお聞きしながら、最終的に、外務省ってそうなのかなということで御質問をさ...全文を見る |
○海野徹君 ずばり一言で、要するに体質をということは、なかなか言えないと思いますし、今、外務大臣個人のということでのお話だったんですが、その中でも二つほど、個人の役割が大変大きいということと特殊性がある。特殊性ということで隠れみのになって、それで、ある意味じゃ安住してしまって、そ...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、李鵬首相も来日されておりますし、日中関係について御質問させていただきたいと思うんですが、経済産業省の方にお聞かせ願いたいんですけれども、日中間の貿易構造、大変様変わりしたんじゃないかなと思います。 日本の対中赤字、この数年大変増大が目に付くわけなんですね...全文を見る | ||
○海野徹君 いや、大分懇切丁寧にお話しいただいたものですからあれなんですが。 それで、経済産業省の方にまたお聞きしたいんですが、当然、WTOに加盟して、要するにこれだけの対中投資が増える、あるいは日本等、日本の製造業も向こうへ行って製造しているというような状態ですから、非常に...全文を見る | ||
○海野徹君 外務省にお聞きしたいんですけれども、今の企業バッシング、訴訟ラッシュで非常に日本の進出企業が苦慮していると、これは非常に深刻な問題だということなんです。今、経産省の説明でも、やはり外務省と要するに連携してという話なんですが、これは具体的な例としてこういう例が最近ありま...全文を見る | ||
○海野徹君 非常に限られた時間で、質問通告、かなりさせていただいたんですが、もう時間がありませんものですから、最後にやはり中国からの農産物の輸入の問題で質問させていただきたいんですが、残留農薬の問題、非常にこれ懸念しているところなんですね。 この基準が、私はある意味では、諸外...全文を見る | ||
○海野徹君 大変、通告していて答弁をいただかない省庁の方々、大変申し訳ありません。 時間が来ましたから、これで終了させていただきたいと思います。 | ||
04月18日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹です。 先ほど、北朝鮮の国家意思による拉致疑惑というような発言がありました。正に私もそういうふうに思います。それだけに、では、日本が国家の意思として、これは主権の侵害だ、あるいは国家テロだ、人権侵害だというそういう姿勢で交渉に当たる、また、...全文を見る |
○海野徹君 安否の確認が最優先という話がありましたね。結果を出すべき、結果を積み重ねていくことを我々は努力してきたという話もありました。しかし、余りにも時間が掛かり過ぎているんじゃないか。その間の発言が、たった十人のことで国交正常化が止まってしまっていいものかとかね、工作員の話だ...全文を見る | ||
○海野徹君 結果が出ていない、出せていないところの反省ということですから、とにかく余りにも年月掛かり過ぎている話でありますから、もうこの辺りで結果を出さないといけないと。我々としても、こういう機会やはりとらえて、もうありとあらゆる方法で御努力していただいて結果を出すと。それで、し...全文を見る | ||
04月23日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。おはようございます。 まず、法案の審議で御質問をさせていただきたいと思いますが、その前に、大変ある意味では驚きのニュースが入ってきたわけなんですが、フランスの大統領選挙で、極右国民戦線のルペン党首がシラク大統領との決選投票進出を...全文を見る |
○海野徹君 社会的な背景、動向に合わせて見直す、見直すことは要するに当然あってしかるべきだと思うんですが、それによって、能力の低下というのは一切ございませんですね。 我々が期待している要するに我が国の安全保障に対して、それがある意味では、今まで一〇〇%だったのが九五%になって...全文を見る | ||
○海野徹君 PKOにも派遣、あるいは大規模災害、あるいはテロ、不審船、そういうものにも対応するということで、それで質的にも能力的にも低下させないで今回の改正を行うんだということなんでしょうが、過日閣議決定された有事法制、武力攻撃事態法案ですね、あれは今おっしゃった、冷戦が終わった...全文を見る | ||
○海野徹君 我々のように産業活動をしてきた人間ですと、例えば人員を減らすと、人員を減らすには何か別な装備を、機械を入れるとかあるいはそれをアウトソーシングするとか、何かあるわけですよ。でなかったら人を減らしていかないわけですね、当然。最新鋭の設備投資をしたからその分だけ人が浮いた...全文を見る | ||
○海野徹君 緊急事態とか安全保障というのは、ある意味では合理化とか効率化というのになじまないのかなという部分もあると思うんですよね。要するに、そのコスト、これから我々の経済活動の中で、安全に対するコストって大変大きくなっていくと思うんですよね。そういうことも考えると、必ずしも合理...全文を見る | ||
○海野徹君 今お話しさせていただいた、九州や沖縄の部隊を増強する手段、あるいは航空機や艦船の輸送力を大幅に強化するというような形での議論がこれからどういう形で具体的になっていくかというのは、また改めて議論させていただきたいと思いますが。 その次に、インテリジェンス機能の拡充と...全文を見る | ||
○海野徹君 情報は、集めること大事ですし、その情報の量の中で当然、要するに量と同時に質というのは高まっていくわけですね。それは、今度は集めたら当然それを分析しなくちゃいけない。分析してそれをどう活用するかと。活用した中での、要するにそれぞれのポストの長がそれを今度は決断していかな...全文を見る | ||
○海野徹君 だれかが慎重論を唱えた、だれかが楽観論、楽観的に考えていますよと言った。その都度その都度右往左往する必要は全くないわけでありまして、我々としては、要するに政府がなすべき最大の任務というのは日本の安全を守ることですから、これは私は、不審船を引き揚げる、それで特定をする、...全文を見る | ||
○海野徹君 その辺の交渉の内容は今ここで明らかにすることはできないわけですね、まだ。 今のお話がありましたように、海洋資源の問題あるいは環境汚染の問題、そこにさえ配慮すればというふうに私は理解していますし、そうであろうと思うんです。そこがクリアできれば、ある意味ではそれに対す...全文を見る | ||
○海野徹君 川口外務大臣、外務大臣として、要するに外交交渉、対中国との、あるいは日本の国益を第一に考えて対中交渉の中でこの問題、引き揚げるべきかあるいは引き揚げるに慎重であるのか、大臣としてはどちらのお考えなんですか。 | ||
○海野徹君 必要な調整が済めば国益として引き揚げるべきだとお考えですか。 | ||
○海野徹君 引き揚げることになると思いますし、引き揚げるべきだと思いますが、引き揚げる場合、海上保安庁が要するにその任を担うわけなんですが、海上自衛隊は何か具体的には協力をすることができるんですか。あるいはそういう用意は、引き揚げる場合、お考えになっておりますでしょうか。 | ||
○海野徹君 この引揚げの問題で、不審船の引揚げの問題でやはり重要なのはその背後にある意図、目的だと思うんですよね。 外国政府が攻撃的意図を持ってある意味では覚せい剤、麻薬や偽札を密輸するということは、これは単なる非合法なビジネスというか金もうけの犯罪じゃなくて、犯罪ということ...全文を見る | ||
○海野徹君 外務大臣にお伺いしたいんですが、対朝外交の、対北朝鮮外交の姿勢について、非常に、過日の参考人、拉致された御家族の参考人に来ていただいてお話を聞いた中でも、十四年間もこの問題を放置したというのは余りにも日本の、要するに外交関係のシンクタンクの集団としては情けないんじゃな...全文を見る | ||
○海野徹君 私も数少ない経験の中で、やはり諸外国、アメリカや中国、あるいはほかの国の人たちと話しするときも、やはりこちらの意見をきちっと伝える、それから議論が始まっていくんですよね。それから、要するに議論が始まっていく中で信頼関係というのは出てくるわけなんです。 だから、ただ...全文を見る | ||
○海野徹君 今御答弁がありました、五隻ですか、私がいろいろ調べさせていただいたのはそれより何倍かあるというような数字を要するに聞いているわけなんでね。 | ||
○海野徹君 防衛庁、その辺については把握しておりませんですか。 | ||
○海野徹君 私の方から要するにいただいた、いろんな方々からいただいた数字で言うと先ほどの件数よりかなり多いわけなんですが、私の方からこれを言うわけにいきませんから。 外務大臣、要するに実際でも五件あった。しかし、私が調べた数字ではその何倍かある。この通報制度、完全に形骸してい...全文を見る | ||
○海野徹君 事前通報、相互事前通報制度についてはまた改めて細かな質問をさせていただきたいと思いますからこの程度にしておきまして、あと、外務大臣、パレスチナ、イスラエル・パレスチナ問題について若干質問をさせていただきたいなと。 残りあと十分ほどですから、簡潔にちょっと質問をさせ...全文を見る | ||
○海野徹君 ありがとうございます。 イスラエル経済と中東の和平の進展というのは、ある意味ではこれは背中合わせの関係にあるわけなんですね。 それで、経済成長も、要するに中東和平が停滞し始めると、九六年四・四%、九七年二・二%、九八年二・〇、九九年二・二というような形でイスラ...全文を見る | ||
○海野徹君 やはり、今起こっていること、あるいはシャロン首相あるいはイスラエルの政権が進めようとしているにはそれなりに要するに理由があるわけで、そういうものをやっぱり十分それこそ情報を収集して分析して、それで日本の外交姿勢をきちっと確立する、そしてEUなりアメリカに対して、どうい...全文を見る | ||
○海野徹君 日本が、要するに経済、大変厳しい状況の中でも、やはり先進国として経済大国としてやれることは多いと思うんですよね。積極的に私は、こういうときに、日本が世界にとって必要な不可欠な国だ、信頼される国だ、尊敬される国だというためにも積極的に私は関与していくべきだなと思うわけな...全文を見る | ||
04月26日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。二問だけ御質問させていただきたいんですが。 宮内参考人にまずお聞きしたいんですが、内発的自己改革力が大切だというお話がありました。これは、もう外務省だけじゃなくて日本全体がそういう時期にあるんじゃないかなと私も思います。三百の意...全文を見る |
○海野徹君 ありがとうございました。 | ||
05月07日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号 議事録を見る | ○海野徹君 川口大臣、大変御苦労さまです。若干質問をさせていただきます。 大臣が中東を訪問されているとき、私たちもインドと中国を回っております。両方で共通の話題はやはりFTAだった。やはりこれは日本に対する期待、あるいは日本も戦略的にやらなくちゃいけないなというのを痛感したわ...全文を見る |
○海野徹君 今は二点ほど大臣は背景をお話があったわけなんですが、シンガポールはいろんなところでFTAを結ぼうとしていますよね。ニュージーランドとはもう既に締結しておりますし、カナダ、メキシコとも今協議中だと。EU、タイ、香港、台湾などとももう既に協議を開始するような動きに出ている...全文を見る | ||
○海野徹君 外務省としての見解は、何か期待するか、あるいはどういうイメージを持っているかという、杉浦副大臣に。 | ||
○海野徹君 今、副大臣お話がありましたが、若干やっぱり東南アジアの見方というのは、我々が評価するほど要するにいい評価というよりもかなり厳しい評価をしているというようなことが聞こえてくるんですけれども、経済産業省にちょっとお聞きしたいんですけれども、もう少し戦略的に積極的に今言った...全文を見る | ||
○海野徹君 アジアにおける日本のFTA、今回のASEAN包括経済連携構想というのは、やはり昨年の十一月に中国とASEANが十年以内にFTAを締結しようと、そういうような合意がされたという中国の動きというのが大変刺激になって、急速な日本側からASEANへのアプローチがあったかなとい...全文を見る | ||
○海野徹君 外務大臣にお伺いしたいんですけれども、今、副大臣からお話ありました。私、インドへ行って、インドの政府要人からも要するにFTAの話が出て、FTAの前にFTZだという話も出たんですよね。現場の人たちと話しても、要するにそういうFTZから始めませんかという話もあるんですよね...全文を見る | ||
○海野徹君 今、大臣おっしゃるように、その次の段階としてという話なんですが、やはり大きな中長期的な観点から、そういうようなプログラムというんですか、あるいは要するに工程表というんですかね、やっぱりそういうものを持ってこれからやっていただきたいなという思いをします。 現実に話し...全文を見る | ||
○海野徹君 先週の日豪首脳会談でも、オーストラリア側では、すべての分野で日本との自由貿易協定を希望しているというような発言があったやに聞いております。しかしながら、声明では、最終的に目指すべきゴールとややトーンダウンした形になっているという報道に接しました。将来的なFTA締結を視...全文を見る | ||
○海野徹君 非常に副大臣は楽観的なことをおっしゃっているんですけれども、平沼経済産業大臣も四月五日の閣議後の会見で、農業分野はどの国でも非常にセンシティブと言いながらも、農業分野とて聖域ではなく、十分に状況を踏まえながら関係国との間で解決を見いだすのが肝要であるというようなお話を...全文を見る | ||
○海野徹君 その後の状況を考えながらということですが、それはもう当然のことなんですね。FTAを締結するということ自体が要するに目的じゃありませんから。要するに、締結する理由とその後の経済社会をどう考えるかというのがこれは重要だと思うんですよね。これは国内においても国外においても同...全文を見る | ||
○海野徹君 受け身か受け身でないかということ、積極的にやられていると思うんですが、こちら側から提案したかどうか、多分向こうが提案があったものをこちらがやっているんじゃないかなということだったんですが、その辺は結構です。 それから、これは今後のFTAのことなんですが、国内の構造...全文を見る | ||
○海野徹君 大変難しい問題であることは要するに十分承知しているわけなんですが、アメリカがFTA、非常に熱心ですよね、積極的ですね。二〇〇〇年以降はFTAの取組というのは非常に積極化しているんです。それで、ブッシュ政権も二〇〇一年三月に通商課題というところでFTAの推進を課題の一つ...全文を見る | ||
○海野徹君 それはよく事情は分かるわけなんですが、とにかくそれだけに急いで頑張っていただきたいなという思いがあります。 最後の質問なんですが、アメリカが輸入鉄鋼製品に対するセーフガードの発動をしたと。日本も報復関税の発動を準備しているというようなことが聞いているわけです。アメ...全文を見る | ||
○海野徹君 時間が来ましたから。ありがとうございました。 | ||
05月28日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 いわゆる日韓投資協定について、賛成の立場から質問をさせていただきたいと思います。 むしろ私は日本と韓国のFTAを推進すべきだということで、その立場からも議論させていただきたいなと思っておりますが、投資協...全文を見る |
○海野徹君 必ずしも補償等の措置を取ることを求めるということではないということなんですね。 | ||
○海野徹君 それでは、第十七条なんですが、国際収支及び対外資金に関し重大な困難性が生ずる場合ということがありますが、これは具体的にどういうようなことなんでしょうか。それはいかなる状況下でこういうものが発動というか認識されて認定されていくのか、その点について御答弁いただきたいと思い...全文を見る | ||
○海野徹君 分かりました。 それでは、二十条の合同委員会という規定がありますが、この合同委員会というのは我が国においてはどんなメンバーでどんな役割とか機能を持たせていくおつもりなのか、御答弁いただきたいと思います。 | ||
○海野徹君 分かりました。 それでは、この問題の四点目の質問なんですが、今回、この日韓投資協定、これは韓国側からの提案だというふうに聞いております。一九九七年の金融危機以降の外資の自由化導入政策を受けたものだと。非常に金大中政権が外資導入の積極策を取ったものが背景にある。それ...全文を見る | ||
○海野徹君 経済産業省、この点についてどうでしょうか。 | ||
○海野徹君 先ほど日韓のFTAを進めるべきだという話で私議論をさせていただいているわけですが、このFTA、将来的に締結するときに、この条約を議論するとき必ず問題になってくるのが農業の問題だと思います。 今世紀は食の世紀とも言われております。一方、日本の食糧自給率は四〇%、先進...全文を見る | ||
○海野徹君 日韓の両方の農業というのは非常に国内的に置かれている状況は似通っているなと思っています。両国のバランスある国民経済の発展にとってやはり農業の重要性は当然あるわけなんですが、もう既に個別の農業政策というよりも日韓両方の共通の要するに政策的な枠組みづくりぐらいを考えていか...全文を見る | ||
○海野徹君 政治家としての要するに決意を聞きたかったわけですが。 じゃ、次の質問、時間の関係で入らせていただきますが、瀋陽総領事館の事件のことで若干質問させていただきたいなと思いますが、いろんな交渉あるいは主張すべきことがあったと思います。冷静かつ毅然に主張して折衝していくと...全文を見る | ||
○海野徹君 唐家セン外相の要するに使われた言葉だという話なんですが、川口外務大臣も日中関係の大局という言葉を最近使われているわけです。その中身がちょっと分からないんですけれども、御説明いただけますか。 | ||
○海野徹君 それでは次の質問に入らせていただきますが、今総領事館の門は、やはり終日、ほぼ終日一メートル、約一メートルほど開いているんですか。あれは亡命者や難民に門戸を要するに開いているのか。あれは本当に形だけ開いているのか、全く閉めてあるのか、本当よく分かりませんが、あの当時は開...全文を見る | ||
○海野徹君 もう時間がありませんから、その問題はまた別の機会でお話をさせていただく中で、川口大臣は初動の反省点を総括する過程で処分は考えたいというような発言をされております。関係者の処分ということですね。 総領事あるいは大使ということだと思うんですが、在外公館に立ち入った不審...全文を見る | ||
○海野徹君 終わります。 | ||
06月11日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は、条約については賛成ということで、条約以外のことで質問させていただきたいと思います。 まず、中国にかかわる問題について質問させていただきたいなと思いますが、瀋陽の事件あるいは不審船の引揚げの問題に...全文を見る |
○海野徹君 申入れをして要するに取締り強化を要請しているということで協議をしているわけなんですが、その辺の見通し、いつごろ、安心して要するに企業活動ができるような状況になるのはいつごろという見通しを持っていらっしゃるんですか。あるいは、そういうようなことを含めて強力な要請というの...全文を見る | ||
○海野徹君 努力をされるのは当然のことでありまして、中国に対する要するに企業活動、経済活動、そういうのは当然予想されていたはずでありますから、当然そういうものを常に分析されながら企業活動、民間もやっているわけなんですけれども、外務省としても、最近流行語になっているかもしれない、毅...全文を見る | ||
○海野徹君 もう少し具体的に分かりませんですか。 | ||
○海野徹君 この問題は、もうかなり長い、懸案事項として長い問題なんですね。私も再三にわたってここの外交防衛委員会で質問させていただいたんですが、今の局長の要するに答弁以上の答弁がいつも返ってこないんですよ。本当に真剣に取り組んでいるのかなという思いがあるんですが。 といいます...全文を見る | ||
○海野徹君 ここでバルコニーに上がっているんですね。サムズアップという、こういう動作を全員でしているんです。そのバルコニーに上がったのが、もちろん胡錦濤副主席、国家副主席が上がったんですが、アメリカン・インターナショナル・グループのグリーンバーグさん、JPモルガン・チェースのハリ...全文を見る | ||
○海野徹君 大臣、金融業界の要するに双方の力の相違だというようなお話があるわけなんですが、やはりこれには政策的な何らかの投資というのは必要じゃないかなと私は思うんですよね。アメリカのマネーがある意味では中国の改革を支えている。規制をかいくぐっても更なる改革を進ませるというような意...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは質問を、瀋陽の事件について質問を変えさせていただきますが、この瀋陽事件で、人道的配慮で、第三国への出国という人道的配慮を最優先したということで今進んでいるわけなんですが、脱北者の安全の確保については一段落したということの状況だと思います。 ただ、課題として...全文を見る | ||
○海野徹君 第一の不可侵権の侵害の問題については、要するに非常に静かに交渉しているということなんですが、毅然と、しかも冷静に交渉するということでずっとここ一か月来ているわけなんですね。やはり対中政策あるいは対中交渉として、極めてこの問題というのは大きく内外ともに見られる案件だと私...全文を見る | ||
○海野徹君 正に、毅然とというのはもう何回も何回もやはり発言して、それを、冷静にというのは少し後でもいいですから、それを前面に出していただきたいなと思うんですけれどもね。 五人からの事情聴取なんですが、中国政府の高官が何か、そんなのやらなくていいじゃないかとか言ったとか言わな...全文を見る | ||
○海野徹君 ということは、要するに具体的にこの問題について韓国政府に対して日本政府としては要請はしていないということなんですね。 あるいは、過日も新聞に、脱北者四人が密入国があったと、日本に、そういうような記事が載っておりました。中国人を装った北朝鮮人と見られる男女四人が福岡...全文を見る | ||
○海野徹君 今、局長の答弁だと、脱北者四人の密入国というのは、これは事実関係を把握していないということなんですが、今どういうような対応を、じゃ、外務省としてはされているんですか。事実関係を調査しているんですか。 | ||
○海野徹君 事実はない、全くこういう事実がないということなんですか。じゃ、この新聞は要するに誤報だということですか。 | ||
○海野徹君 具体的に、じゃ、過去の経緯を調べたって、どういうような調べ方されたんですか。 | ||
○海野徹君 いや、これだけの記事、大きな記事が載っていれば、幾ら何でも、だけど、それが全く事実無根とは思えないんですがね。 いや、あるないの問題で、今そういうような結論が出ているとしたら、また引き続きこの問題については後日改めて質問させていただく機会があるかと思うんですが、そ...全文を見る | ||
○海野徹君 それは確かにそうなんですが、そうなんですけれども、やっぱりこの問題、非常に瀋陽の事件からずっと要するに根っこは同じ問題なんですよね。だから、もう少し真剣に対応していただきたいなと思いますが、時間ありませんから、あと私、残された時間は三分しかありませんから、もう一つだけ...全文を見る | ||
○海野徹君 委員長、最後に一言。 極めて異例なことなんですね、事前にこういうような話が出るというのは。しかも、要するに沈没した日から補償してくれというような話が出ている。日本は納得できるんだったらその要請に応じましょうなんということを言っているというんですけれども、これはまた...全文を見る | ||
07月11日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第25号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 外務大臣にお伺いしたいわけなんですが、今回の瀋陽事件、これは脱北者の保護という人道上の問題、ヒューマニズムの問題と、中国武装警察、警官の総領事館内立入りという不可侵権の侵害の問題、この二つが重要な問題がある...全文を見る |
○海野徹君 それでは、これからの、ある意味では北朝鮮政策に対する今までの要するに政策を遂行する上で、ある意味ではいいのか、あるいはそれを変更することが、にとって資する情報があったのか、その点だけでも教えていただけますか。 | ||
○海野徹君 それでは一点だけ、こういう話をしたかどうかを教えていただきたいんですが、数度の人道支援ということで食糧援助をやっております。それが要するに彼らにどのような形で届けられていたのか、そういう点での確認ということはしたんですか、しなかったんですか。 | ||
○海野徹君 確かに、モニタリングによる報告によると、効果的でないというようなことは報告されていないわけなんですが、いろいろ文書なんかが、あるいはドイツの医師なんかの書物によると、どうもそれは実態と違っているんではないかなということがあるものですからね、直接聞けるんだったらやはり聞...全文を見る | ||
○海野徹君 その五人の身柄引渡しということというよりも、私がお伺いしたかったのは、これからの対中政策の中で、外交政策の中で、やはり余りにもタイミング良くアメリカの決議と、要するに第三国経由で韓国へのというものが余りにもタイミングが良すぎるんですね。やはり何らかのそこには中国側の意...全文を見る | ||
○海野徹君 いろんな学者がこの対中ODAについて失敗だったというような要するに報告も出ておりますよね。そういうものをやっぱり真摯に受け取る必要が我々あるんではないかなというふうに思います。 財政事情が非常に厳しいということもありますし、もう決して中国というのは貧しい国ではあり...全文を見る | ||
○海野徹君 私は、外務省必要だと思っています、もちろん。それで、むしろアメリカのような形で、要するに副大統領格が外務大臣やるべきだろうなと。財政とか経済というよりも外交とか安全保障が一番国にとって大事なことなんですよね。そういった意味では、パウエル国務大臣のように、あのクラスぐら...全文を見る | ||
○海野徹君 それは、資料要求はしてあったんですが、出てこないという事実だけ伝えておきます。 次に、処分の問題なんですが、これは先ほどまた別の委員からもお話がありましたが、非常にやはり甘いというのがこれはもう全体的な印象なんだろうなと。我々もそう思います。総理も、人の見方によっ...全文を見る | ||
○海野徹君 身内に甘いな、あるいはこれは処分は軽いなという要するに印象を与えた直接的なもの、最大の要因は何かというと、やはり阿南大使の発言なんですね。この発言なんですよ。 これは、先ほど外務大臣、要するに処分はどういうふうな処分をされたのかということで、それは国家公務員法上の...全文を見る | ||
○海野徹君 今、私が言ったのは、要するに日ごろ阿南さんはこれに類似するような発言をまず日ごろしていたということが、事実がある。要するに追い返せと言った事実がある。ある意味では、この文書の、告発の文書によると、要するに瀋陽にいるよりも大連に戻るべきだと命令したと、こういうことがある...全文を見る | ||
○海野徹君 ある意味では、先ほど言いましたように、要するに組織防衛で守られたのはある意味では阿南大使一人かなという印象を持つわけなんですけれどもね。 適切な助言を与えなかった責任があるとして今回大使は処分されたわけなんですが、これは一般論で考えると、余りにも、これも要するにま...全文を見る | ||
○海野徹君 ええ。 | ||
○海野徹君 毅然とした態度で謝罪を要求していくべきであるし、要求していくという、外務大臣、ずっとお話しされているわけですから、その毅然とした態度ができているかどうか、非常に私は疑問なんです。今回の処分というのは事件の決着を意味するものでは全くないと、当然、引き続きこれは要するに謝...全文を見る | ||
○海野徹君 冒頭、私がお話をさせていただきました今回の事件というのは、本質的には人道と主権の問題だと思います。主権というのは要するに国の存立が問われる原理原則の問題ですから、これは両方どっちも引くに引けない問題だと思うんです。我々としては、とにかく外務大臣を応援させていただきます...全文を見る | ||
07月15日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○海野徹君 大変御苦労さまです。民主党・新緑風会の海野徹であります。 全般的な質疑ということでありますから、各大臣にそれぞれこれから個別な審議に入る前に基本的な質問をさせていただければと思って、今日こうやって質問に臨んだ次第であります。 まず、柳澤金融大臣にお伺いしたいん...全文を見る |
○海野徹君 多分そういう御答弁されるだろうと思っていたわけでありますが、公的部門の増加額というのは民間部門の三・七五倍になっているんですよね。それで、肥大化が大変目に付いています。 私は、やはり郵貯、簡保の規模を縮小して効率の良い部分に自由にお金が流れるようにすべきではないか...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは要望なんですが、配慮していただけるということなんですが、これは、私は地元へ帰りますと中小企業の事業者からこんな話聞きます。政府は中小企業の生き残りを妨害しているとしか思えない、都市銀行への企業査定と信用金庫、信用組合に同一基準で実施することにより、大半の中小企...全文を見る | ||
○海野徹君 非常に細かな御説明いただきました。大変有り難かったんですが、私は、一つには、政府が率先して購買者となって普及を図るべきだろうなと。今、二百云々という話があったんですが、一けた少ないんだろうなという思いがするんです。新しいエネルギーの中で大変私はこれはすそ野の広い産業群...全文を見る | ||
○海野徹君 それぞれ専門家の指摘、私は要するに大変な警鐘を乱打している指摘だと思います。今、大臣がおっしゃったようなことで、我々地域住民あるいは国民が納得できるというところまでは私はいかないと思うんですよね。 というのは、最近、これ、柳澤金融大臣も要するに選挙区ですから十分お...全文を見る | ||
○海野徹君 それぞれ点検項目の対象あるいは点検の方法というのを検討されるということをお聞きしておりますし、正に今、大臣がおっしゃっていることが本当に、要するに十分にも十分過ぎるほどの点検をしていただいて安全性を確保して、確認していただいて、それが直ちに周辺住民の方々に十分理解でき...全文を見る | ||
○海野徹君 新設についてはということなんですが、今進行している事業で当然赤字が出るだろうという、見込まれる事業があるわけなんですね。先ほど公共事業の今国民的な理解がどういう理解になっているか、大変厳しい理解になっているのは、なかなか自分のところに公共の福祉なり、あるいは経済的な波...全文を見る | ||
○海野徹君 絶えず見直しをして評価を下すということはもう当然していただけると思いますが、元々私は民間、私も民間にいたものですから、金融機関にいたから余計そう思うんですが、大変、幾つか事業をやる場合はシビアな要するにシミュレーションをやるんですよね。最悪のケースを考えて、なおかつこ...全文を見る | ||
○海野徹君 また後ほど、国土交通大臣とは個別にこの問題で日を変えてやることがあると思いますから、次の問題へ移らせていただきたいと思いますが。 尾身大臣、沖北でいろいろ御質問させていただきましたが、改めて質問させていただきますが、先ほど別の委員からも話がありました。若干触れてい...全文を見る | ||
○海野徹君 時間がございませんで、それ以上の質問を尾身大臣にさせていただきたかったんですが、ちょっと次に移らせていただきます。 川口大臣、最後に質問をさせていただきますが、いわゆる先ほど出ておりました瀋陽事件、これに絡んでの話なんですが、関連しての話なんですが、どう考えても処...全文を見る | ||
○海野徹君 もう時間なくなりましたから、もう一項目、日韓FTAの問題について御質問させていただきたかったんですが、私の時間がもう来ましたから、これで終了させていただきます。 ありがとうございました。 | ||
07月18日 | 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第27号 議事録を見る | ○海野徹君 外務大臣にお伺いしたいんですが、今、桜井先生からのお話の中で、問題の根源は人にもあるし組織にもある、両方にあるというようなお答えであった。あるいは国際社会の実相に対して対応できていない部分もあるかもしれないということが今回の改革に向けた背景にあるというような話だったん...全文を見る |
○海野徹君 今、外務大臣が外交問題を扱うということだったんですが、外交問題とは何か。じゃ外交問題を扱う、要するにそれぞれの所管省庁だってそれぞれマターであるんじゃないかなと私は思うんですね。根源的な問い掛けとして、やっぱり外務省がないという状態から要するに出発して積み上げていって...全文を見る | ||
09月11日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号 議事録を見る | ○海野徹君 御苦労さまです。民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は扇国土交通大臣に集中して質問をさせていただきますが、午前中最後の要するに御答弁、大変率直で、私はうそも隠しもしません、情報公開の最先端を行っていますからというようなお話だったんですが、正に率直な御答弁をお...全文を見る |
○海野徹君 まあ大体私が要するに御期待させていただいているような答弁に今、大臣がおっしゃっていただいたかなというような気持ちがするんですが、その中で、県が意見をまとめてやるべきことをやってというお話がありましたが、やはり空整特会の方から補助金が本体工事のうち、五百十億のうち三百六...全文を見る | ||
○海野徹君 補助金適正化法の第十条の問題で、前回、総括質疑させていただきました。そのときにもお答えいただいたことと同じようなことを今、大臣は御答弁いただいたわけなんですが、厳しい見直しをする、要するにいろんな問題がありそうだというような発言をしていただいた。 具体的に、じゃ、...全文を見る | ||
○海野徹君 航空法でやはり事業者が事業用地を取得しなくちゃいけないと。これは一〇〇%、当然そうなんですが、もう既にその前提が崩れているんですよね。しかも、本体部で持っている方々、反対の方々がいらっしゃって、そういう方々は国土交通省にも直接、私たちは要するに協力できませんと。要する...全文を見る | ||
○海野徹君 その聖域を設けず必要性を検証という中で、再度確認させていただきたいんですが、土地収用法を要するに使ってまで、強制執行してまで地方空港、静岡空港を建設するということを放置するということはございませんですね。 | ||
○海野徹君 それは、第三種空港ですから分かりますけれども、やはり補助金を支出しているわけですし、設置許可は国がやっているわけですから、やはり強制執行までして空港を建設させるという要するに事態を放置するということは国としていかがなものかと私は思っています。その辺については、また後日...全文を見る | ||
○海野徹君 事務方の御説明によりますと、私も来ていただいていろいろ話したんですが、今月ぐらいまで、特定できるには、総合的な要するに検証が掛かるから今月一杯掛かるなという話なんですが、一日も早くそれを終えていただいて、今、大臣がおっしゃっているような決意が具体的になっていただきたい...全文を見る | ||
○海野徹君 時間が来ましたので。ありがとうございました。 | ||
09月25日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は武部大臣と平沼大臣にお伺いしたいと思いますが、まず武部大臣、BSEで大変御苦労をいただきました。食の安全ということは、これは我々国民の健康と命にかかわる問題でありますから、大変重要な問題であります。そ...全文を見る |
○海野徹君 大臣、私、もう一つじゃ大臣にお聞かせいただきたいんですが、輸入マグロ全体が問題があるというわけじゃないんですね。その問題はまた、それにも構造的な問題があると。これはもう日本側の企業のビヘービアにも問題があるということは後で指摘させていただきますが。 その前に、養殖...全文を見る | ||
○海野徹君 築地なんかの荷受け会社の要するに統計なんかを見ると、若干数字が違うんですよね。もっと要するに多いんではないかな、私どもは思っておりますが、またそれは別の機会にお話しさせていただきますが。 水産庁にじゃお伺いしますが、この輸入検体の二検体が極めて高いダイオキシン濃度...全文を見る | ||
○海野徹君 専門家に言わせますと、養殖マグロの場合、肉骨粉を飼料に混ぜるのはほぼ日常化している。地中海、豪州といった海外の養殖場だけじゃなくて、国内でも行われている。これ、現場からの報告で、実際やっている人がいるんですから。 で、先ほどのような魚病予防を目的にした抗生物質の投...全文を見る | ||
○海野徹君 これは現場で実際やっている方々の報告ですから、だから文書でとか、たまたま交渉していなかったというような話では済まない問題だと思うんですよね。 これも専門家の意見ですと、大型魚一トンを商品化するまで着実に育成するには、えさとして十トンのイワシ、こういうような小型魚が...全文を見る | ||
○海野徹君 特に、私は先ほど冒頭お話しさせていただきましたが、輸入マグロ全体に要するに問題があるというのじゃなくて、二つほど問題がある。一つ目は養殖マグロの問題、そして、もう一つにはFOC、この問題がやっぱり背景にあるなと思います。これは、当然買う、要するに商社が日本にありますか...全文を見る | ||
○海野徹君 それじゃ、水産庁。 | ||
○海野徹君 証明制度の話は今年の七月一日からですよね、実効が上がってくるのはこれから上がってくるんじゃないかなと思いますが。 水産庁の幹部の方も、やっぱり便宜置籍船の廃絶には様々な努力をしてきたと、しかしまだまだ一層の工夫を凝らしていくべきであるということは承知している、貿易...全文を見る | ||
○海野徹君 武部大臣、お願いしたいんですが、やはり養殖マグロ、大変な問題を抱えておりますから、今御答弁もありましたようにIUUの問題もあるんですが、不法、違法船からの輸入の問題はもちろん、それと要するに養殖マグロのやっぱり安全性あるいは養殖マグロの輸入に関してかなり厳しい基準を、...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、平沼大臣にお伺いしたいと思うんですが、これは最近、東電を含めて原発の隠ぺいあるいは問題が大変、体質の問題が大きくクローズアップされています。あるいは構造的な問題があるんだろうなと私ども思うんですが、その前に、今まで我々いろんな事故があると危機管理というのをや...全文を見る | ||
○海野徹君 絶対安全という絶対という言葉に縛られて、要するに今まである意味ではやるべきこと、言わなくちゃならないことも言えないで来たという過去があるわけなんですね。 しかしながら、やはり絶対というのはあり得ませんから、そういった意味で、被害管理の観点からやはりオフサイトセンタ...全文を見る | ||
○海野徹君 私の時間、もう持ち時間ありませんものですから、お二人の大臣に今日、期せずして、私は国家というのは食糧とエネルギー、それと自衛力、これが三つがそろわないと国家としての体を成さないと私は思っています。そういった意味で、国家、国民の安全のために、あるいは安心、あるいはそれで...全文を見る | ||
09月26日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号 議事録を見る | ○海野徹君 午前中に引き続きまして、北朝鮮問題について御質問をさせていただくわけなんですが、最初に日朝首脳会談と平壌宣言について総括的に大臣の方から御見解をお伺いしたいと思うわけなんですが、今回の日朝首脳会談、大変驚きで始まって驚きで終わりました。北朝鮮を訪問するというニュースを...全文を見る |
○海野徹君 時期尚早ではなかったかということに対する要するに御見解というのは、余り私の理解ではいただけなかったなと思うんですが。 拉致問題については大変私どもは重大な責任を持って北朝鮮にも今まで言ってきたという話が外務大臣からあったわけなんですが、果たして、要するに被害者の、...全文を見る | ||
○海野徹君 公式的な発言は当然ある話ではありませんし、そういうような雰囲気があって、オフレコの話でこういうものが漏れ伝わってくるということですから、私は、要するに本当に愛があって、本当に血も涙もあるんだったら、少なくともそういうような発言はオフレコでも出てこないと私は思っているん...全文を見る | ||
○海野徹君 今、局長は、精神に従ったという話だったんですが、外交交渉というのは、詰めるべきところは詰めて具体的に文言として盛り込むというのが外交の基本じゃないですか、外交交渉の。 やはり私は、拉致問題の解決というのは日朝交渉正常化の前提だと。そのためにその糸口をということで盛...全文を見る | ||
○海野徹君 いったん署名した宣言ですから、今後拉致に関する文言を付け加えるということはもうできかねると思いますが、そういう意思もございませんですよね。そういうようなものに代わるものとしては、具体的に、局長、どういうような交渉をされていくんですか。 | ||
○海野徹君 拉致問題について度々お伺いしますが、事実関係を国家の責任者である金正日氏が認めたにもかかわらず、事実関係をこれからもまだまだ解明するということに私は何となく納得できないものがあるんですがね。 全く今回の問題、ある意味では、国内では、北朝鮮国内ではニュースは、拉致問...全文を見る | ||
○海野徹君 今、局長は犯人の引渡しを要求するかという質問に対してはお答えいただけなかったんですが、当然、要するに事実解明を究明していけば、その先にはそういう引渡要求というのは出てくるんじゃないかなと思うんですが、外務大臣、その辺についてお伺いしたいんですけれども。 金正日総書...全文を見る | ||
○海野徹君 いや、直接的なお答えがなかったんですけれども、我が国は国外犯の取扱いについて、アメリカや韓国との間に犯罪人引渡し条約、これがありますね。法律としては逃亡犯罪人引渡法や国際捜査共助法、こういうものがあって、国外に逃亡した犯罪者の引渡しを受けたり、外国の機関と協力して容疑...全文を見る | ||
○海野徹君 できるだけその問題については言明を避けたいということなんでしょうが、次の問題へ入りたいと思いますが、外務大臣、アメリカ、外務大臣もそれぞれ、これはトップ会談でありましたから外務大臣の役割は別なところにあって、いろいろ役割分担をされてやったと思うんですが、どうもアメリカ...全文を見る | ||
○海野徹君 以前、今までも日米韓の緊密な連携という下にこの交渉は行われてきたと思いますし、これからもその枠組みは変わらない。そしてなお、日米の連携は極めて今後もより以上に緊密にしていただくことを私は御要望申し上げるわけなんですが。 それでは、先ほど私も文言の中に拉致という表現...全文を見る | ||
○海野徹君 田中局長のそれに私は賛成する部分もあるんですが、私は、その時期なんですよね。 北朝鮮の拉致謝罪の裏には何があるのか、表向きの理由あるいは本音の理由、いろいろあると思うんです。やはり、我々にとってカードでなかったものがカードであったり、カードであったものがカードでな...全文を見る | ||
○海野徹君 慎重の上にも慎重に、あらゆる情報を集約して高度な政治判断をしながら進めていただきたいなと思いますが、そういう政治判断の中で、外務大臣、これ何回も私も外交防衛委員会でお話をさせていただいて、いや、それは金融庁の問題ですからというような御答弁もあったんですが、朝銀信用組合...全文を見る | ||
○海野徹君 大臣の御答弁はもう再三同じような御答弁を聞かせていただいているわけなんですが、これは、ある意味では大転換をしなくちゃならない北朝鮮政策の中で、同じようなことをやっていくというのは私はいかがなものかと思いますから、その点については今後いろんな場で協議をされると思います。...全文を見る | ||
○海野徹君 今の答弁で大丈夫なのかなと思いますけれども、与えられた時間がもう来てしまっているものですから、通告させていただいた質問のかなりの部分を残しました。川口大臣にもまだまだ聞きたいことがありますし、防衛庁長官にもお聞きしたいことがあったんですが、後日、また外交防衛委員会があ...全文を見る | ||
11月07日 | 第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号 議事録を見る | ○海野徹君 おはようございます。民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は大臣所信ということでありますから、川口大臣、石破防衛庁長官にお伺いしたいなと思っておりますが、質問通告してありませんが、川口大臣、ちょっと教えていただきたいんですが、加藤博さん、NGOの事務局長、中国...全文を見る |
○海野徹君 これから、要するに詳細にいろんな聴取をすればその辺の可能性も出てきますし、やはり主張すべきことは是非主張していただきたいなと思います。 通告に従いまして質問させていただきますが、北朝鮮政策について、所信に対する質疑ですから、川口大臣の基本的な姿勢あるいは全体像をど...全文を見る | ||
○海野徹君 まず最初に、その感想から。 | ||
○海野徹君 拉致問題あるいは核開発あるいは国交正常化というような、そういう包括交渉そのものが非常に、私は、一種のトリックかなという思いを私はしているんですよね。拉致事件というものは北朝鮮の最高指導部による国家的犯罪であるという認定を私はしています。 だから、正常化交渉の交渉以...全文を見る | ||
○海野徹君 私は、要するにこれからの交渉の前提として、やはり最高指導部による国家的犯罪であるというものを認めさせた上で交渉をするべきだと。一部機関の行為ということを前提に交渉するということはあってはならないということを私は考えておりますが、その点についてはこれからまた要するに議論...全文を見る | ||
○海野徹君 今、現時点での要するにお考えは十分理解できるわけなんですが、私としては、要するにポスト金正日体制というような構想を持ってこれからの対北朝鮮政策というのをある意味では体系付けていく、そういうような時期に来ているんではないかなと、私はそう思います。 それと、大臣、大臣...全文を見る | ||
○海野徹君 政治文書で我が国の思いはすべて盛り込んだという話なんですが、非常にバランスを欠いているんではないかなと私は思います。むしろ経済協定なのかなというような表現もあるんですが、多分そちらの方が当たっているんではないかなという思いがあります。またその点についてはいろんなところ...全文を見る | ||
○海野徹君 今、長官のおっしゃるその前提に立って物事を考えて、今、長官として日本は何をやるべきなのか、あるいは今まで何をやってきて今後何をやっていくべきなのか、その点について。 | ||
○海野徹君 これは日朝首脳会談で平壌宣言の署名をする前にこの情報は伝えられていたという事実がありますよね。そういうことを事前に知っていた上であの宣言に署名するということは、仮に長官だったら、これ仮定の話といったらあれなんですが、極めて日本にとって重大な脅威であると、しかも可能性は...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、先ほど、これ以上開発を進めないように外交努力をする、それが現実問題だと。現実にアメリカしか、要するにある意味では北朝鮮の行動を抑止できないだろうという現実があると思います。ただ、核開発を進めて軽量化、小型化するには必ず実験が伴うわけですよね。実験をするじゃな...全文を見る | ||
○海野徹君 長官には、今おっしゃったように、ある意味では実験が、北朝鮮だけじゃなくてほかの国でやった実験のデータをある意味では入手してそれを使うということも言われていますから、それについては十分な収集体制、それを是非今後も続けていただきたいなということを要望しておきます。 そ...全文を見る | ||
○海野徹君 ありがとうございました。 | ||
11月19日 | 第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は、テロ特措法に基づく基本計画の変更の問題についてまず御質問をさせていただきたいなと思いますが。 アフガンでの掃討作戦はそれぞれ進行している。これは、テロの掃討作戦が進行している。しかしながら、インドネシアを始めいろん...全文を見る |
○海野徹君 アメリカの情報だけじゃなくて、我々が独自にという話が、今説明があって、現在の状況についての要するに御説明があったかと思うんですが、私どもも防衛庁や外務省の方からいろんな説明を受けております、現状についてということで。具体的に長官、そういう主体的な判断をする。防衛庁とし...全文を見る | ||
○海野徹君 今、長官は、重層的判断をするということでしたから、重層的な判断を、要するに各部門に情報収集されたものを、それを最終的には重層的に判断されて今の現状認識になっているというふうに理解はしますが、私どもが聞いた限り、依然としてアルカイーダ、タリバンの残存勢力が数百から数千と...全文を見る | ||
○海野徹君 今、非常に長官も苦心して答弁されているわけなんですが、それは掃討作戦そのものの全体像というものが明確に示されていない。この部分ではここまでやる、この部分においてはここまでやる、だからここまで今できているんだ、だから派遣を延長なんだ、基本計画を更にそれをそのまま延長しな...全文を見る | ||
○海野徹君 議論が政府部内ではないということになると、新聞紙上で出てくるというのはどこで議論されているんですか、と長官はお考えなんですか。自分自身は、長官自身は議論していないとなると、どこで議論されたものがああやって外へ出てくる。僕は議論することは必要だと思っていますから、その前...全文を見る | ||
○海野徹君 今、テロ特措法の議論をしているわけなんで、との関連で議論をしているんですが、私は、日本の国益あるいは安全保障、あるいは東アジアを含めて東南アジア、東アジア、北東アジアの安全保障全体を考えたとき、これはもう議論として、ある意味では我々政治レベルの議論を超えて国民的な議論...全文を見る | ||
○海野徹君 非常に微妙な問題でありますから、その辺についてなかなか明確な答弁を求めること自体が無理なのかもしれませんが、私はもうそろそろそういうことを真剣に政治的な議論をすべきだろうと思っております。 次に、外務大臣にお伺いしたいんですが、率直な感想として、どう考えても李登輝...全文を見る | ||
○海野徹君 外務大臣の御見解を。 | ||
○海野徹君 一昨日、私も李登輝前総統とお会いして一時間半ほど話をしてきました。全く私人なんですよね、李登輝総統。我々日本側から台湾に行くのは百万人弱、台湾から私どもへ入国していただく方々は八十万を超えている。その中のお一人としてどうしてとらえることができないのか、非常に私は不思議...全文を見る | ||
○海野徹君 私は、李前総統というのは非常に偉大な指導者であるし、私は、台湾の民主化というよりもアジア、東アジアにおける民主化の進化をせしめた私は非常に大きな指導者だと思います。そういった意味では、アジアの公共財として私は認識してもいいんではないかなと、そんな思いでおります。 ...全文を見る | ||
○海野徹君 まだ一分ありますでしょう。 外務大臣、中国との人権対話、人権外交、人権にテーマを絞った外交交渉を私は早急に進めていただきたい、それを要望して、質問を終わります。 | ||
11月20日 | 第155回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○海野徹君 最後になると思いますが、一つだけ矢野副大臣にお聞きしたいんですけれども、台湾とのFTA。 過日、私は台湾へ行ってまいりました。李前総統ともお会いしたりあるいは陳水扁総統ともお会いして、向こうの行政院、立法院のそれぞれ幹部クラスと話をしてきました。大変、日本とのFT...全文を見る |
11月28日 | 第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。 外務大臣、草の根技術協力に関する手続についてまずお伺いしたいなと思いますが、事業ごとに外務大臣の認可あるいは関係行政大臣との協議が定められております。NGO等の団体からの提案一件ごとにそうした手続が必要なのかどうか、非常にこれ...全文を見る |
○海野徹君 この事業、かなりの膨大な事業の量だと思うんですよね。それは、ある意味では、一件ごとの事業というよりも、その事業の読み方なんですが、ある種のスキーム、制度というふうに読み替えていった方が要するにその煩雑さはなくなるし、あるいは自主性というか、非常に本当の意味で草の根レベ...全文を見る | ||
○海野徹君 今御答弁いただきながら、今までのことをちょっと教えていただきたいんですが、外務省がやる技術協力と他の関係省庁がやるものと、その実態なんですけれども、要するに過去の事実関係をお述べいただければいいんですが、外務省との調整あるいは関係府省庁との調整というのはそれぞれ実際は...全文を見る | ||
○海野徹君 今、局長の話だと、独法法で移行する中で、かなり改善が見られているということで理解してよろしいわけですね。要するに、過去にはそういう実態はあったけれども、それを改善しながらこれから新しい機構として進んでいくんだという理解をさせていただいてよろしいわけですね。 | ||
○海野徹君 今、簡素化という話、効率化、生産性を上げるためにいろんな御努力をされると思うんですが、これは当然、NGOあるいは関係するいろんな実施の団体があって、それに対応して外務省側にもそれにこたえる体制が当然ありますよね、窓口を含めて。それは整理されて効率性を求めていくと、当然...全文を見る | ||
○海野徹君 一般監督権を根拠にして事業実施に非常に細かな段階までいろんな意味の指示を今までしてきたと思うんですよね、特殊法人というものに対して、今、現行下では。それが、今後、通則法に沿った形でそういう事務が大幅に削減されていくわけですから、削減されることが予想されるわけですから、...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、この問題で最後に外務大臣、お聞きしたいんですが、これは極めて哲学的なことになるかもしれませんが、国家戦略によるものとNGOなどの民間に任せるものとを明確に区分する必要があるんではないかなと思います。 ある一定の自律性、あるいは民間主導性の確保というのが独...全文を見る | ||
○海野徹君 時間がありませんので、最後の質問させていただきます。 大臣、大臣が議長で運営していらっしゃるODA総合戦略会議というのがありますね。中国、対中ODAのことが、というのは中国が検討対象国から外れているということはいかなる理由なんでしょうか。 私は、以前にも外務大...全文を見る | ||
○海野徹君 最後に要望をさせていただきますけれども、国民にとって、また国益という観点からODAはどうあるべきかということを考えたとき、私は対中ODAをやっぱり相当検討していただきたいなということを要望しておきます。 終わります。 | ||
12月04日 | 第155回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。 今日は、多岐にわたって御質問をさせていただきたいと思いますが、時間の関係で最後まで行かないかもしれません。その点は、まずもって御了承いただきたいと思いますが、二法案については私ども賛成をさせていただきますから、政治の倫理の確立...全文を見る |
○海野徹君 私は、やはり立憲主義の理念あるいは民主主義の理念からしても、要するに必ずしもそういう解釈でなくてもよろしいかなという思いはあるんですよね。 実態として、ほとんどの県知事の場合は三期でお辞めになっているケースが多いですね。むしろ、だから、そういった意味では、地方の有...全文を見る | ||
○海野徹君 論点整理していただいたわけですから、各方面での議論が進むように是非それぞれ御努力いただきたいなと思います。 先ほどの木村委員からのお話のときも答弁あったわけなんですが、投票率はイコール我々政治全体への支持、信頼の比率だろうというような御答弁があった。正にそのとおり...全文を見る | ||
○海野徹君 分かりました。 それでは、もう一点、一般論として聞きますが、先ほど片山大臣も選挙制度に百点満点ということはあり得ないと、これはそうなんですね、あり得ない。だから、それは割り引いて考えなくちゃいけないんですが、今度の新しい選挙の場合、我々参議院に比例代表がありますね...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、個別具体ということですから、お話しさせていただきます。 清水達雄議員の全政連からの問題というのは極めて、これ党員募集要項があったり、あるいは参議院選挙の対応について、いや、後援会の獲得についてという数々の具体的な事実があるんです。こういう問題はどうなって...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、法務省、どうですか、その点について。 | ||
○海野徹君 いつも一般論としては大変違法性を指摘しながら、個別になると今のような答弁になるんですよね。 それでは、法務省、聞きますけれども、今度、東京都内の不動産会社の社長ら東政連の会員が告発していますよね。これは資金の流用を含めてこの問題で告発しています。これは受理されてお...全文を見る | ||
○海野徹君 今、一般論としては受理するということですから、受理を拒む理由は全くないわけですね。何かちょっとちゅうちょしているとかしていないとかというような話もあるんですが、その点更に確認します。 | ||
○海野徹君 それじゃ、個別的に、じゃ、一般論で受理するで、個別の問題は発言を差し控えさせていただくというんですが、そんな発言を差し控えなくちゃならない重大な理由があるんですか、この問題について。 先ほど、私もお話しをさせていただいているんですが、我々がルールを作る人間なんです...全文を見る | ||
○海野徹君 本当、このままじゃ進まないですね。 やはり、我々はこの委員会で一番皆さん方が、国民が注目していますし、先ほどからも議論がありました。とにかく、なぜ投票率が低いんだという、投票率と我々の政治に対する信頼、支持というのはイコールだという話がやり取りでありましたでしょう...全文を見る | ||
○海野徹君 それじゃ、街頭演説で動員された人たちに日当は払えないですね。 | ||
○海野徹君 だから、街頭演説に動員された人に一回四千円なんて払ったら、これはいけないということですね。いいですね。 | ||
○海野徹君 国土交通大臣の街頭演説に一回四千円でかなりの人が街頭演説に動員されているんですよ。この事実はどういうふうに見ますか。総務省、法務省、両省、お答えをお聞かせください。 | ||
○海野徹君 これは前回、私ども、今日理事をやっていただいている福山議員も予算委員会の席で質問をしているんですね。あれからいろんな調査をしていると思うんですよ。今日初めての話じゃないんですよ。報道もされているし、皆さん方が要するに個別具体的な問題の違法性あるいは事実を確認しているは...全文を見る | ||
○海野徹君 それじゃ、告発があったかどうか、その事実はお答えできますね。あったかどうか。 | ||
○海野徹君 それは、もう告発があって受理したということで理解してよろしいですね。そうやってもう進めていきますよ。もうこのまま進めていくということで、それでよろしいですね。次の質問に入りますけれども、いいですね。 | ||
○海野徹君 私も、この問題でそんな時間取りたくないものですから、受理したと、告発があって受理したと。そしてそれを進めるということでもう理解させていただいて、質問を続行します。 これは国交省の方、今日いらしていると思いますからちょっと質問したいんですけれども、こういうような状況...全文を見る | ||
○海野徹君 これは本当に大きな問題でして、私どもここだけでもう議論を終わるわけにはいかない問題だと思うんですが。先ほど公益法人全宅連、社団法人全宅連、これの設立目的に沿ってというような御答弁がありました。当然それには沿って予算書があるし事業があるし、それが一つの会計基準になってい...全文を見る | ||
○海野徹君 その辺はもう少し細かく見ていただきたいなと思います。現実にはもう一体化していますし、監督官庁ですから、ましてやその組織ぐるみの今そういうような違法性と疑わしいものが出てくるわけですから、是非厳しい審査していただきたいなと思います。 総務大臣、よろしいですか、今の一...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、次の質問に入らせていただきますが、これは、文部科学省、今日来ていただいていると思うんですが、これもいろんな秘書給与の不正支給というか受給疑惑の中で浮かび上がってきた問題なんですが、現職の事務次官が私立の、私学の開学式、そういうような催しに出るというケースとい...全文を見る | ||
○海野徹君 今、ちょっと細かい話だから忘れちゃっているかもしれない。公務としたら経費等が当然、要するに出しているでしょうから、その辺を含めて事実関係を明らかにしていただきたいという話をしたんですが、その辺をちょっと答弁してください。 | ||
○海野徹君 済みません。じゃ、私がちょっと聞き漏らしたんでしょうけれども、その辺、事務次官が出席するという非常に、要するに公平公正な場合、この開学間近の私学にという若干、私、疑念がわくんですよね。この年に、平成十年六月十七日に成立した平成十年度第一次補正予算、アジアからの留学生に...全文を見る | ||
○海野徹君 それは、目的は分かりましたし平成元年から始まったというのは分かるんですが、それはやはり申請をする、あるいはその補助金を支給する場合にかなりのヒアリングというのは前からやるんですか。要するに、期間的にはかなり、頻度も高いし、あるいは申請者も多いし、あるいは実績を加味して...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、四月十一日に開学で全く実績のない新設の短大が、五月に文部省が作成した補正予算のペーパーに対象事業者としてもう入っていて、そして開学後一年たっていないのに、そういう実績がないのに国の補助金が交付されるということは、ほかの教育関係者にとって極めて異例であるという...全文を見る | ||
○海野徹君 教育関係者は極めて異例だということで、今の答弁で納得されるかどうかは非常に私は疑問に思うわけなんですが、やはり田野瀬議員が理事長をされて、それと文教族であるということが大きく影響しているんではないかというのが専らの話なんですね。 今度の新制度、本年十四年度の新制度...全文を見る | ||
○海野徹君 先ほども私お話しさせていただいたんですが、利害関係者、利害関係人というのはやはり自ら自粛すべきだと思うんですよ、こういうものについては。純粋にその目的あるいは事業をされるという、要するに純粋な思いがあったとしても、例えば自分がその任にあったときはやはりそれは自重すると...全文を見る | ||
○海野徹君 ありがとうございました。 | ||
12月09日 | 第155回国会 参議院 決算委員会 第1号 議事録を見る | ○海野徹君 民主党・新緑風会の海野徹であります。 総理に御質問させていただきたいんですが、デフレが四年目に突入した、歯止めが掛からない、先月の二十九日発表の十月の完全失業率が過去最高水準、消費者物価も下落が止まらない、サラリーマンの世帯の消費も伸び悩んでいる、こういうような状...全文を見る |
○海野徹君 私は大変経済厳しい状況にあると思います。ある意味では経済危機宣言のようなものをやって、これから国民の協力を得るということが今求められているんではないかなと思うんですが、デフレあるいは不良債権処理あるいは財政赤字、これら個々の要するに部分的最適というものを求めるんじゃな...全文を見る | ||
○海野徹君 ストックホルムで田中さんと小柴先生がノーベル化学賞あるいは物理学賞をもらったと。非常に、ノーベル化学賞、二人を輩出したり、世界経済フォーラムによると、二〇〇二年の世界競争力報告では、企業の革新性で一位なんです、特許の取得で二位なんです、技術洗練度で四位なんですね。民間...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、個別の問題でちょっとお聞きしますけれども、総理、不良債権の処理の加速化の中で、欠損金の繰戻し還付金制度、この問題を議論されるやに思います。これは私はある意味で大変有効な手段だと思っています、自己資本の充実のために。この辺の今後の展望は、今どういうふうになるん...全文を見る | ||
○海野徹君 日本が特殊なのは、一九七〇年代後半、九十五か国でこの金融危機の問題があるんですね、その問題を要するにほとんどの国が、特に先進国は五年以内に解決している、しかしながら日本はまだ十年たっても解決できていないと、こういう問題がありますから、今、竹中大臣がおっしゃったような形...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、為替政策について御質問させていただきたいと思いますが、デフレを加速させて、とりわけ中小企業、非常に大変な要するに厳しい状況、空洞化で厳しい状況にさせてしまった原因はやはり実力以上の円高があるんではないかなと。そういった意味では、円安誘導論みたいな話がいろいろ...全文を見る | ||
○海野徹君 それでは、朝銀の問題について御質問させていただきます。朝銀ですね。 これ、数多くの同僚議員がいろいろ総理にも質問させていただいておりますが、総理が、調査するというような御答弁もありました。これはアメリカ政府も大変な関心を寄せているというようなことも聞いております。...全文を見る | ||
○海野徹君 二次破綻、三次破綻の懸念もあるわけですし、それと理事長がまた交代すれば、もうそれに対して対抗策はないんですね。その点についてはよく考えていただきたいなと思う。 最後なんですが、いろいろ通告させていただいて質問できなかった問題があります。誠に申し訳ございません。最後...全文を見る | ||
○海野徹君 これで終わります。 |