海老原義彦

えびはらよしひこ



当選回数回

海老原義彦の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○海老原義彦君 おはようございます。自民党の海老原義彦でございます。中川大臣、大臣御就任本当におめでとうございます。  前回、二月二十三日の当委員会で所信表明を伺いました。まことに力強い立派な所信表明でございました。私も共鳴するところ数々ございます。例えば、「科学技術は、経済構...全文を見る
○海老原義彦君 本当に内容が大事なことだろうと思います。いろいろと科学技術庁において、また他の各方面において今議論が進められておる科学技術をいかに促進すべきかという問題、これは長期的な視野でかからにやならぬ問題だろうと思います。長期的視野という意味は、我々の世代で育てた科学技術を...全文を見る
○海老原義彦君 おっしゃるとおり、昔よりも理科教育というものは、むしろ教科の内容としては大変充実したんじゃないかと思うんですけれども、問題は、どうも受験ブームと申しますか非常に生徒が忙し過ぎる、ゆとりがない。昔はクラブ活動で理科系のクラブというのは非常にたくさんありまして、みんな...全文を見る
○海老原義彦君 文部省もいろいろ工夫しておられることと思いますけれども、社会一般のこういった風潮の中でなかなか限界のある問題かとも思うんです。  これからの社会を担っていく青少年が、昔だったらばいろんなクラブがあったんです、理科系のクラブ、天文クラブであるとか昆虫であるとか鉄道...全文を見る
○海老原義彦君 ただいま大臣ちょっとお触れになりましたけれども、昨年十一月の議員立法で科学技術基本法というものが成立いたしました。この法律は、今後我が国がフロントランナーとして科学技術立国を目指していく、これをうたったものでございます。それを受けて政府は、科学技術振興施策を総合的...全文を見る
○海老原義彦君 できるだけ早い時期にということで、まだ具体的なめどとしては固まっていないんだということ、これは今の時期としてはやむを得ないと思いますけれども、早急にそれは進めていただかにやならぬと思っております。  今附帯決議にもお触れいただきました。あのときの附帯決議で、「当...全文を見る
○海老原義彦君 前向きな御答弁ありがとうございます。  この基本法についてもう二、三伺いたいと思いますが、戦略的基礎研究推進事業ということ、これは昨年秋の補正からいろいろと、八年度予算にはさらに科学技術庁だけでも百五十億認められる。何かこれは科学技術庁一本ではなくて六省庁にまた...全文を見る
○海老原義彦君 いろいろ伺いたいことはあるんですが、時間も詰まってきましたので、原子力の問題に話を転じたいと思います。  まず、「もんじゅ」でございます。「もんじゅ」の事故、あれは私も科学技術特別委員会の調査団のメンバーの一人としてこの一月に現地を視察させていただきました。あの...全文を見る
○海老原義彦君 そのことについて二つほど補足して伺いたいと思います。  一つは、そういった渦流による高周波の、高サイクルの振動というものは、この種の温度計は他の施設において、ナトリウム流体ではなくて水溶液などにおいてしばしば使われてきたもう非常に一般的な温度計だと聞いております...全文を見る
○海老原義彦君 前段、後段、それぞれ再質問したくなりまして、まず後段ですが、当面は栓をしてとめると。本当に原子力発電というのは栓をするのが好きなんですね。熱交換器の破損なんかも、その破損した棒だけ栓をしてやる。ひどいときには三十数本のうち三分の一ぐらい栓をしてしまう。それでもやっ...全文を見る
○海老原義彦君 今の部分だけ、あなたのお言葉だから、正確に繰り返して。
○海老原義彦君 大体おっしゃる趣旨は、当時疲労破壊ということについて、まあ原理的にもそれから一般的な現場での現象もわかってはおるんだけれども、熱応力に専ら関心があったので、またさほど重大なものとは受けとめていなかったからと、そういう趣旨でよろしゅうございますね。
○海老原義彦君 まあ、可能性でも結構でございます。ともかく可能性はあるということでそれなりの解析もしたけれども、それ以上のところまではやらなかったということでございまして、先ほどの栓をしてとめるのは、これは技術的には確立している方法だろうと思いますのであえて御説明は要りませんけれ...全文を見る
○海老原義彦君 大臣の技術的にまでわたる詳細な御説明、本当にありがとうございました。  この「もんじゅ」の事故というものは、冒頭申し上げましたように、これは非常に国民の信頼を損ねた、住民の不安をあおったということだろうと思うんです。  これは、一つには公開の問題であると思いま...全文を見る
○海老原義彦君 この公開という問題は、事故のときだけでなくて、平素から原発の安全性についていろいろと地元の方に説明しておると思うんです。見学の人なども入れていると思うんです。そういうときに、できるだけ機微にわたることも話してやる。  例えば、二次系に事故が起こったら、もうナトリ...全文を見る
○海老原義彦君 今回の「もんじゅ」の事故で、将来、これはずっと先の話は何とも言えないと思うんですけれども、長期にわたって日本の原子力開発にどう影響を及ぼすかということ。「もんじゅ」が現在、高速増殖炉の原型炉として経験を積んでいって、何か二〇〇〇年初頭には実証炉の建設に着手するとい...全文を見る
○海老原義彦君 具体的に二〇〇〇年開始というのをやはり延ばさざるを得ないということはお答えいただけませんでしたけれども、今の段階ではそれも言えないということでございますね。  もう一つ、将来計画として考えなければならないのはプルトニウムの問題でございます。プルトニウム、これは、...全文を見る
○海老原義彦君 次に、もう一つ原子力政策関係。使用済みの核燃料再処理後に高レベルの放射性廃棄物が出てまいります。この処理処分について、ガラス固化体として地中深い、最初冷却して、それから地中深い地層中に埋めるとかいろいろ考えておられると思いますけれども、処分地の地元の了解というのが...全文を見る
○海老原義彦君 青森の六ケ所であるとか、何しろ方々でこれはいわば嫌われている施設でございます。それで、一つには、地中のどの辺の岩層へ埋めるんだとか、そういう処分方法が確立して、場所を決めてからボーリングしないと確定しないという問題もあるんでしょうけれども、そういうこともあるんじゃ...全文を見る
○海老原義彦君 世界じゅうのエネルギー源というのは、例えば石油がそうでございますけれども、だんだん枯渇してきております。もうあと何十年もつかという段階になっております、石炭はまだまだあるようでございますけれども。そうはいっても、また日本自体でとれるものは、いかにも資源小国でござい...全文を見る
○海老原義彦君 ありがとうございました。
03月26日第136回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○海老原義彦君 恩給法等の一部を改正する法律案につきまして、この困難な社会経済情勢のもとで、たとえ〇・七五%という小幅なものであってもベースアップを行うこととされた御当局の姿勢を高く評価するものでございます。しかしながら、恩給制度全般について見ますとまだまだ改善すべきところが非常...全文を見る
○海老原義彦君 国家補償というのはどういう意味なのかというのを次の質問として考えておったんですが、既に御説明をいただいたようでございます。  大変学理的な難しい御説明でございますが、私がいつもかみ砕いて恩給受給者の皆さんにお話ししているのは、軍人恩給というものは、青春の一番大事...全文を見る
○海老原義彦君 私は、それがいい方式か悪い方式かという問題よりも、国家補償ということからいえば、やはり国家公務員の給与に準拠するというのしかないんじゃないか。便宜いろいろな方式をとっております。それはわかります。わかりますけれども、やはり基本は給与スライドではないか。  六十二...全文を見る
○海老原義彦君 今お話しの、他の年金は今回はアップゼロである、ところが恩給については総合勘案方式で〇・七五という少額とはいえ上がった。これは私どもも非常に高く評価しておるものでございまして、そういう一定の基準でやっていくということは非常に大事だと思うんです。  ただ惜しむらくは...全文を見る
○海老原義彦君 加算年を既に使っておるというお話でございましたけれども、実はこの加算年は全く使われていない。それはどういうことかと申しますと、加算年も入れて計算しました結果、最低保障に満たない、つまり加算年は使い物にならないということで結果的には使っていないんですよ。だから最低保...全文を見る
○海老原義彦君 簡単で結構です、もう時間もございませんから。
○海老原義彦君 まだ具体的なプランにまではいっていないということのようでございます。これはひとつ早急に計画を立てられて、私どももいろいろな形で協力したいと思っております。もちろん受給者の協力がなければできないことでございますし、受給者団体としてできる限りの協力をしてまいりたいと思...全文を見る
○海老原義彦君 ありがとうございました。
04月09日第136回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○海老原義彦君 自民党の海老原義彦でございます。  ただいま大臣の提案理由説明を伺いまして、まことにごもっともな御説明だったと思います。世界的な情報通信基盤の整備に積極的に貢献していくために、官房総務審議官の職をもっと高いものにしなきゃいかぬ、高級事務レベルの国際的な対応をしな...全文を見る
○海老原義彦君 時間がありませんので、簡略にお願いします。  実は私、当初もっと長い時間を予定しておりましたが、極めて短い時間に圧縮しなきゃならぬということなので、答弁はごく簡略にお願いいたします。端的に意味だけをお答えいただければ結構です。
○海老原義彦君 私がひっかかると申しましたのは、端的な御説明をいただいたので理解したのでございますけれども、持続的な経済成長というと、通常それは地球環境を破壊しない、今後継続的に地球をつぶさずにやっていける成長だと、こういうことでありまして、それは非常に結構なんです。  また、...全文を見る
○海老原義彦君 ただいまのお話を伺いますと、主としてハードの問題でいろいろ国際調整が必要な問題があるということでございます。実はそれも非常に重要なことで、今後果たしていかにやならぬ問題だと思いますけれども、それだけじゃなく、ソフトの面でもいろいろな問題が出てくるんじゃないか。後で...全文を見る
○海老原義彦君 大臣の御説明、ありがとうございました。  さて、きょう実は私が一番伺いたかったのは、最初に申しましたようにハードよりもソフトの問題でございます。インターネットというものが近ごろ非常にはやってきておりまして、インターネットにおいていろいろ国際的な問題が生じておる。...全文を見る
○海老原義彦君 これは大変難しい問題だと思います。法制度的にも難しいし、また排除する技術という面でも大変難しいということがあると思うんです。ですから、尋常一様の検討ではなかなかできないと思いますので、ひとつ腰を据えて御検討いただきたいと思います。  あわせて、インターネットの問...全文を見る
○海老原義彦君 懇談会に預けて御検討いただいておるということで、なかなか積極的にどうやるというところまでは言えない段階だろうと思いますけれども、大臣、今までの議論をお聞きくださいまして、非常に問題があるんだということを十分理解されておられるんだろうと思います。今回のTBSの事件に...全文を見る
○海老原義彦君 終わります。
05月07日第136回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○海老原義彦君 自民党の海老原義彦でございます。  今、同僚の依田議員の憲法論議を傾聴しておりまして、本当にいろいろと考えさせられるところがございます。我が国のいわゆる平和憲法は制定されてから既に四十八年という月日を経ております。この間、いろいろ功罪はございますけれども、いずれ...全文を見る
○海老原義彦君 国営企業の状況はどうでしょうか。
○海老原義彦君 昨年の調停はどうだったんでしょうか。
○海老原義彦君 これはいずれも定昇込みの数字でございますけれども、定昇を抜くとどういうふうになりますでしょうか。純粋のベースアップ分だけでとらえることはしておられませんか。
○海老原義彦君 次に、人事院に伺います。  今の春闘の状況はこういうことだと。春闘の状況を受けて人事院の勧告作業がいよいよ始まるわけでございますが、今回の人事院勧告に向けての現在の状況をお話しいただきたいと思います。
○海老原義彦君 そうしますと、きょうから民間給与の実態調査を始めた、国家公務員については既に調査は完了しているけれども、両者を突き合わせていわゆるラスパイレス比較をやってみないとどの程度になるかわからないと。しかし、これまでの経験で、今労働省から御説明のあったような春闘の状況など...全文を見る
○海老原義彦君 ただいまのお話で、ともかく民間の給与をちゃんと職種別に調査して比較するんだということはわかるわけでございますが、昔から給与を決定する要因として、民間給与以外に生計費とかその他人事院の考える適当な事情とかあるようでございますね。ここら辺、他の要素についてはどういうふ...全文を見る
○海老原義彦君 そうすると、生計費についてはどういうふうに勧告の中に取り上げるのでございましょうか。
○海老原義彦君 生計費は民間給与を見ればその中に含まれておる、こういうことでございますね。  さてそれでは、人事院の所掌するもう一つの公務員災害補償、これのベースアップについてはどういうルールがあるんでしょうか。
○海老原義彦君 そうすると、災害補償の年金の改定は専ら給与によるということでございますね。  次に、労働省に伺いますが、労災保険の給付でございます。これもやはり情勢適応、ベースアップが必要だろうと思うんですが、これはどのような方法でやっておられましょうか。
○海老原義彦君 そうすると、災害補償についても、公務員災害補償も民間の災害補償も年金給付の引き上げは給与スライドでやっておる、こういうことでございますね。  次に、一般の年金について厚生省に伺いたいと思います。  厚生省の所管する国民年金、厚生年金、あるいは所管外でありまして...全文を見る
○海老原義彦君 そうすると、毎年の物価スライドによる改定とそれから五年に一回の見直し、この五年に一回の見直しで国民の生活水準に合わせていくと。国民の生活水準というのは具体的にはどんな指標をお使いでございますか。
○海老原義彦君 国民の消費支出は、先ほど人事院の方からも御説明ありましたように、賃金といわば同じような流れを示すものだと考えていいわけで、これも五年に一回ではありますけれども賃金スライドが確立している、こう考えてよろしいわけでございますね。  さて、次に恩給局に伺いますけれども...全文を見る
○海老原義彦君 毎年その年度で支給すべき金額を計上すると。ベースアップについては具体的にどういう算定方式で、あるいは抽象的でも結構です、どういう根拠に基づいて、どういう考え方でベースアップをしておるのか伺います。
○海老原義彦君 これがいわゆる総合勘案方式でございますね。お役所の方の口からは言いにくいんだろうと思うんですけれども、賃金というか公務員の給与が八、それから物価が二、大体そういった割合で総合勘案する、こういうような方式をとっておられるんだと思うんです。  さて、そこで大臣に伺い...全文を見る
○海老原義彦君 大臣、大変苦しそうな御説明で、余り御宸襟を悩ませるのも申しわけないんですけれども。  そこで、もう一度局長に伺いますけれども、今の大臣の御説明にも昭和六十二年以来今の方式でやってきたと。そうしますと、仮に六十二年以来それまでと同じような公務員給与に即応する方式で...全文を見る
○海老原義彦君 約二%強の差があるということでございますね。  今、恩給局長の説明にもありましたとおり、過去何回もいろいろな方式をとっておる、これこそがまさに恩給の苦難の歴史だと思うんですよ。戦後いわゆる六八勅令で恩給制度が廃止されまして、戦前から続いていた体系が全部崩れてしま...全文を見る
○海老原義彦君 今すぐ前向きな答弁がいただけるとは思っておりませんけれども、大臣、これはひとつよく考えてください。  特に、一般の年金では物価スライドであっても五年ごとの再計算のときに給与スライドに直すんだと。ところが、恩給だけは物価が二割、給与が八割のまま永遠に続いていくから...全文を見る
○海老原義彦君 前向きの御答弁ありがとうございました。  次に、これは厚生省に伺った方がいいんでしょうか、老齢福祉年金と恩給との併給制限の制度がございますね。これはどういう考え方で、どういう金額を設定しておるのか、まずその点から伺いたいと思います。
○海老原義彦君 これは一般に他の所得がある人について老齢福祉年金をどう制限しておるのか、それとの関連もあると思うんですよ。今、他の公的年金と言いましたけれども、他の公的年金は社会保障、いわば拠出制の年金でございます。恩給は国家補償でございまして、基本的に違うわけです。公的年金以外...全文を見る
○海老原義彦君 昔厚生省でおつくりになった資料を今見ておるのでちょっと古い時点でまだ低いんですけれども、本人の所得で、平成七年度で扶養親族ゼロの場合に所得限度額百五十九万四千円、これは給与収入にすれば二百五十一万六千円というような額のようでございますけれども、それと比べますと、六...全文を見る
○海老原義彦君 伺っておりましたが、やっぱり説明になっていないですね。他の所得、例えば利子所得であれば百五十九万円あってもよろしい。  地代、家賃などの所得を持っている方も百五十九万円まではよろしい。ところが、恩給をもらったら六十九万円で切る。これはやっぱり説明がつかぬだろうと...全文を見る
○海老原義彦君 そうすると、恩給については今お話が出ませんでしたが、恩給受給者は対象にしないわけでございますね。この理由はどういうことでございましょうか。
○海老原義彦君 銀行と話し合っても、銀行は恩給を扱わないんですよ。郵便局だけが扱っている。だから、銀行で認めたものしか認めないというんだったら、これは永久に恩給関係は抜けるんです。それじゃだめなんですよ。やはり郵政省として独自の考え方を持って、きちっと恩給当局とも話して固めていか...全文を見る
○海老原義彦君 私は何も郵便局独自のものをやれって言っているんじゃないんですよ。銀行はそもそも恩給とかかわっていないから銀行から発想が出るはずはない、郵便局でイニシアチブを持たにゃだめだと、こう言っているんですよ。  何も郵便貯金をおろして銀行に持っていくなんて、そんな郵政にと...全文を見る
○海老原義彦君 具体的な調査項目などもお願いいたします。
○海老原義彦君 これは私どもも大変重要な調査だと認識しておりますので、受給者としてもできる限りの協力をしてまいりたいと思います。ひとつ相互協力していい調査にしたいと思います。  最後の質問になりますけれども、総理府に伺いますが、前回の委員会において、どうも総理府では陳情を制限す...全文を見る
○海老原義彦君 終わります。
06月20日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○海老原義彦君 自由民主党の海老原義彦でございます。  昨日、通常国会も無事閉幕いたしまして、いよいよこれから行政の本来のお仕事に戻って一生懸命やられようというお忙しいときに、久保大蔵大臣、各大臣、また政府高官の皆様方にお集まりいただきまして本当に恐縮でございます。  まず、...全文を見る
○海老原義彦君 大臣、前向きの御発言、ありがとうございます。  私は、この問題は、評価の問題でもありますけれども、同時に客観的記述の問題である、客観的記述の中におのずから評価が含まれると、こういうことだろうと思っておるんです。  私も諸外国のことは余り知らないんでこれから事務...全文を見る
○海老原義彦君 従来からの慣例によっていくというのが役人としては一番無難な道でございましょうけれども、しかし今の前古未曾有の財政的な危機において、あらゆる機会を通じて国民にその危機的状況を訴えなきゃいかぬと思うんですよ。決算で一番最初に大臣が発言されるそういう事項にバランスシート...全文を見る
○海老原義彦君 そういうことを決算書の中にもだれにもわかるように明記しておいていただかないと、この決算審査のやりようがない。決算審査を個々の支出だけでやるというのじゃしょうがないと思うんですよ。  それから、先ほどちらっと触れましたけれども、未払い金と言って妥当なのか、いろいろ...全文を見る
○海老原義彦君 国債残高にその四十兆円を加えて、一方、国の債権もいろいろあるだろうと思うんですけれども、最後にこの問題の締めくくりとして大臣に御発言いただきたいんですが、五月十五日の本会議において述べられなかった国の債権債務の概要について取りまとめた御報告をいただきたいと思います...全文を見る
○海老原義彦君 この問題は非常に重いものでありまして、事務的にお答えいただく性質のものではない。これは、本来本会議で報告すべき事項をかわってこの場で御説明いただいて、それで承ったということにまとめたいと思っておりますので、大臣の方から言いただけませんか。
○海老原義彦君 では、数字的なことをまず事務当局の方からお願いして、その後大臣から一言お願いいたします。
○海老原義彦君 大臣の前向きな御発言、ありがとうございました。来年度の国会報告の際には、ぜひ今のようなお気持ちを踏まえてやっていただきたいと思うわけでございます。  さて、このような財政危機が極めて著しいこういう時期に我々はどうしたらいいか。政党も政府も一体になって考えていかな...全文を見る
○海老原義彦君 消費税の引き上げに際して一番重要なのは低所得層対策ではないかと思うんです。消費税で一律に税金をかけるということはもちろん逆進的というか、そうも言えないんですけれども、ともかく今までの所得税の体系の累進的に上へ行くほど高く取るという制度とは全く違うということでありま...全文を見る
○海老原義彦君 四人世帯で東京で年額二百二十八万四千円、東京ですから割合高目につくっているんだろうと思うんです。四人でございますから、一人頭にして六十万ぐらいでございましょうか、だから全国的に見れば五、六十万ということかなと。物価が二%上がりますと、五十万の人は一万円負担増になる...全文を見る
○海老原義彦君 こういった課税最低限が国民生活の中でどのぐらいの階層の人に当たっておるのかということを私いろいろ考えてみたんですが、人事院で標準生計費というものを算定しております。この標準生計費と課税最低限と大体同じぐらいの水準じゃないか。そうすると、標準生計費というのはどういう...全文を見る
○海老原義彦君 今、月額でお話しいただいている間、私ちょっと頭の中で考えてみますと、十二倍すると先ほど聞いた課税限度額とほぼ同じぐらいの水準になる。つまり、課税限度額というのは、国民の中で並数的な、普通そういった階層が一番多いというあたりから下はもう税金がかからないんだ、そういう...全文を見る
○海老原義彦君 今、夫婦高齢の世帯というお話も出ましたけれども、夫婦高齢の世帯というのは割合に消費支出の水準が低い、全世帯の平均に比べて八割五分ぐらいかと記憶しておりますけれども、それも平均の話でございまして、その中で本当に標準的ないわば並数階層をとれば、やはりさっき申し上げまし...全文を見る
○海老原義彦君 今、消費性向のお話などを伺いまして、収入は案外少ないんだ、それで赤字が大分出ておるんだということまで伺ったんですが、その収入の内訳を見ると、ほとんど年金収入であるというような統計が発表になっております。  さて、そうやって年金収入を受けているような人たちというの...全文を見る
○海老原義彦君 大臣、私が伺っておりますのは、そのことを踏まえて一年間のつなぎをどうするんだと、こういう問題でございます。福祉年金ももちろん物価スライドでベアしておるわけでございますね。福祉年金は、非常にお困りの方だから一万円つなぎ資金を出しましょうと、そういう趣旨でございますね...全文を見る
○海老原義彦君 甚だ不満ですが、時間の関係もありますので先へ進ませていただきたいと思います。  総務庁長官に伺いますが、恩給についても今の厚生大臣と基本的には同じような考え方ということでよろしゅうございますか。
○海老原義彦君 恩給改善につきましてはいろいろとしなきゃならない問題もございますし、そういった問題とあわせてこの消費税に伴う措置も考えていただきたいと思うんですよ。もちろん、閣議申し合わせですか、何かあるようでございますので、その五百億の枠の中でやってくれというようなことを言って...全文を見る
○海老原義彦君 ありがとうございました。  なお、外部監査の問題であるとか、いろいろとこの際伺いたいことはあるのですが、既に時間も過ぎておりますので、本日の質問はこれで終わります。
09月12日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○海老原義彦君 自民党の海老原でございます。きょうは豊島の廃棄物堆積の処理の問題につきまして御質問いたします。  豊島というのは瀬戸内海の中の小さい島でございまして、行政的には香川県に属するけれども地理的にはむしろ岡山県に近い、いわば香川県側から見れば辺境の島だという感じでござ...全文を見る
○海老原義彦君 今の大臣発言にもございましたように、この問題は産業廃棄物の不法投棄の象徴的な問題だと大臣おっしゃいましたが、確かに私も全くそのとおりだろうと思います。ですから、これは一地方の問題であるけれども、国全体の問題である、もう国として取り組まなきゃならない問題だ、こういう...全文を見る
○海老原義彦君 今お聞きのような状況で、この悪徳業者につきましては一応刑事上の処分も行われた。ところが、残ったものはこの廃棄物であります。当時七十万トンという推定でございますが、現在でもこの廃棄物、一部は県の御努力によりまして排出業者が引き取るなどのこともあって多少は減ったようで...全文を見る
○海老原義彦君 今の話を聞きましても、現実に有害物質が流出しておる。今後、近辺に悪い影響を与えるおそれがある。おそれがあるということは、これは公害や病害の問題については、エイズでもそうでございますが、おそれがある段階でとめなかったら大変なことになるわけでございます。  この廃棄...全文を見る
○海老原義彦君 ダイオキシンが流出している可能性も否定できないという調査の報告でございますけれども、やはりこの問題については本格的な対策を立てなければならない。今、公害等調整委員会で調停を進めておるわけでございますが、七つの案のどれを選択するかということで両当事者の意向を聞いてお...全文を見る
○海老原義彦君 私が伺いましたのはもっと一般論でございます。こういった有害廃棄物が堆積していて、これを県で代執行なりなんなりという形式でどかさなきゃならぬ、そういう場合にかかる金を地方交付税で見ることができるかどうか。一般論で伺うのは、ほかにもそういう問題があるからなんですよ。 ...全文を見る
○海老原義彦君 一千万トンという件数にしても膨大なものがあるわけでございまして、これは香川県だけの問題じゃない、各県すべてにかかる問題でございまして、県によっては自己努力によって、財政に余裕のある県であればそれを撤去して処理したことも多いようでございますし、また財政に余裕がなくと...全文を見る
○海老原義彦君 今の話は平成五年一月二十一日の当委員会における答弁と食い違っておるようでございますね。平成五年一月二十一日の御答弁では、説明員の遠藤安彦さんが、原則は原則として前提に置いて、そしてなお地方団体がやむにやまれず処理をしなければならないというような場合には、個別の事例...全文を見る
○海老原義彦君 今、豊島の廃棄物の問題を問題にしております。一般論というのは、当然豊島と同じような事情がほかでももっと小規模に起こった場合にどうするかということでありまして、そういう逃げの答弁をしては困るんだ。これは、あなた、金がないからほっておくと言ったら、十年でも百年でもほっ...全文を見る
○海老原義彦君 もっといろいろ突っ込みたいんですが、時間もないようでございます。時間がないから打ち切るというのはまことに残念なんですね。これは日本の国土の将来にかかわる問題だと思うんですよ。  豊島がモデルケースだということは、先ほど警察庁からも説明がありましたように、一千万ト...全文を見る
○海老原義彦君 厚生大臣、大変前向きな御答弁ありがとうございました。ひとつその考え方で現地とも十分調整しながら前向きに取り組んでいただきたいと思います。  なお、公害等調整委員会におきましてこの調停を速やかに進めていただきたい。これは事務局長戻られて調整委員会にお伝えいただきた...全文を見る
11月26日第138回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○海老原義彦君 自由民主党の海老原義彦でございます。  きょうは、行政改革について突っ込んだ質問をしてお話をいろいろ伺いたいと思っておりましたところ、いろいろ準備しておりますうちに新しい問題が発生いたしまして、これは公務員の綱紀の問題でございます。大部分の時間を公務員の綱紀の問...全文を見る
○海老原義彦君 大変御高邁な御見識を承りまして、ありがとうございました。  具体的なスケジュールにつきましてはもちろんまだということでございましょうけれども、こういったものは手順を踏んでどういうふうにしていくかということを、いわば工程表のように何年の何月にどこまで進めるというよ...全文を見る
○海老原義彦君 今回の岡光前次官の非違行為についてどの程度に把握しておられますか。
○海老原義彦君 岡光前次官について数々の疑惑があったということを厚生省の当局もお認めになっておられる。  新聞報道によりますと、たしか十一月十九日でございましたか、事務次官からやめるという辞意の申し出があってこれを受理したということでございますが、なぜその辞意の申し出を受理した...全文を見る
○海老原義彦君 ただいま官房長官からもお口添えございましたけれども、私はこの岡光さんの辞任については明らかに事務当局の補佐の誤りであると思います。  小泉大臣が新聞に話しておるところを見ますと、市中引き回し、打ち首、獄門という重い処置もあるかもしれないけれども、本人の名誉を重ん...全文を見る
○海老原義彦君 今後の綱紀の対策について官房長官からも前向きの御発言がございました。私はその問題について少し人事局長と話し合ってみたいと思いますが、その前に通産省。  通産省でも泉井問題というのがございましたですね。この泉井とどういう人たちが関係があったか、またこういった問題を...全文を見る
○海老原義彦君 それでは、総務庁人事局長に伺います。  今回のこういった不祥事を踏まえまして、事柄の重大性にかんがみて、今まで綱紀粛正ということで人事管理運営方針あるいは官房長官通達などで口を酸っぱくして言っておる、しかし一向に改まっていかない、これについて人事局としてはこれか...全文を見る
○海老原義彦君 アメリカやヨーロッパの公務員の綱紀に関する基準を見ますと、例えば贈り物を全く受けてはならないというところもございます。アメリカはまた非常に具体的に一回二十ドル、年間五十ドル以上受けてはならぬ、こういうふうになっておる。二十ドル、五十ドルというと日本円にすれば二千円...全文を見る
○海老原義彦君 詳細な御答弁ありがとうございました。  行政改革が成功するもしないも、一番最初にはやはり信頼できる有能な公務員が活躍するということがあるわけでございまして、公務員の綱紀の弛緩で国民から信頼されないというようなこの事態は一刻も早く直していかなければならない。両方つ...全文を見る
12月05日第139回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○海老原義彦君 自由民主党の海老原義彦でございます。  きょうは十七分ほどにわたりまして、まず武藤総務庁長官に、それからその後、人事院に御質問いたしたいと思います。  初めに、武藤総務庁長官に伺います。  今のお話にもありましたように、昨日、事務次官逮捕というようなことで公...全文を見る
○海老原義彦君 次に、また総務庁長官にお伺いいたします。  公務員は人事院勧告によって民間給与を反映して給与が年々引き上げられていきます。昔公務員であった者、これは共済年金の受給者もおりますけれども、もっと昔、軍人も一種の公務員でございます。軍人として国のために忠誠をささげたと...全文を見る
○海老原義彦君 ありがとうございました。  恩給受給者は皆高齢に達しまして、平均年齢七十八歳でございます。毎年五万人、ということは十分間に一人、こうやって話している間にも一人亡くなっていく。もう先がないのであります。ですから、早急に改善をお願いしたいと思うわけでございます。 ...全文を見る
○海老原義彦君 質問したいことは人事院に対してあとまだ数問ございます。五問か六問あるんですけれども、本日は大変時間を詰めて一刻も早くきょうじゅうにこの給与改定を実現させて公務員を安心させたい、内閣でも一生懸命早くやろうとしている、国会でも一生懸命早くやろうということでございますの...全文を見る