遠藤乙彦

えんどうおとひこ



当選回数回

遠藤乙彦の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第129回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○遠藤(乙)政府委員 二十年間外務省に在職をしておりましたが、当然国家公務員としての活動でございます。  私は、池田名誉会長のことにつきまして申し上げたのは、私の尊敬する人物として師として仰ぐという意味でございまして、すぐれた哲学を持ってそういった外交官として活躍する、そういっ...全文を見る
○遠藤(乙)政府委員 鳳会というのは、確かにおっしゃるように信仰を共通にする人たちのいわば懇親の場としてあることは事実でございます。  若干の経緯を申し上げますと、私が外務省に入ったのはもう二十年以上も前のことでございますが、何人か外交の分野を希望する人もおられまして、そういっ...全文を見る
11月09日第131回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
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○遠藤(乙)委員長代理 次に、矢島恒夫君。
○遠藤(乙)委員長代理 どうぞ。
11月24日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号
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○遠藤(乙)委員 このウルグアイ・ラウンドでございますが、七年有余の時間をかけて大変粘り強い交渉のもとに妥結を見たわけでございまして、私は、まずは関係者の御努力に心から敬意を表したいと思っております。  私は、この冷戦終結後の世界にあって、二十一世紀の国際秩序をどうつくるか、さ...全文を見る
○遠藤(乙)委員 さて、この評価に関連しまして、今度は我が国としてどう、具体的にメリット、デメリットという点からお聞きをしたいわけですけれども、特に今回のラウンドにおいて、我が国として何を譲り、何を得て、結果として我が国にとってどうだったか、いわばバランスシートを、我が国にとって...全文を見る
○遠藤(乙)委員 WTO協定の発効条件と、主要国の批准状況、発効の見通しについてお伺いをしたいと思います。  先般、村山総理の委員会審議の中の御答弁の中では、批准は国会ではぜひ早期に承認をいただきたいが、批准手続については主要国の動向を見て慎重に進めるといった趣旨の御答弁があっ...全文を見る
○遠藤(乙)委員 今副総理から、特に米国の見通しについて恐らく大丈夫だろうという感触が述べられたわけで、非常に好ましいことだと私は思うわけでございますが、ただ米国の場合、なかなか見通しどおりいかない点もあるわけでございます。それは、もう副総理が一番よく御承知だと思います。  特...全文を見る
○遠藤(乙)委員 先般の委員会審議の際に、総理の発言として、批准手続については主要国の動向を見ながら慎重に進めるというふうに発言をされたと理解をしておりますが、これはこう解釈していいかどうか、我が国が批准するについては少なくとも米国の批准が前提条件である、このように解釈していいも...全文を見る
○遠藤(乙)委員 批准手続のニュアンスについては、今の副総理の御答弁でよくわかりました。  米国の批准については、副総理御答弁のように恐らく大丈夫だろうと楽観的期待を込めて私も思うわけでございますが、この米国の批准が、これは確実であり、WTO設立が保証できるとしても、さらに各国...全文を見る
○遠藤(乙)委員 確かに協定に反するかどうかは別として、精神の上では好ましくないものでございますので、やはりきちっと牽制をしていくということは大事だと思いますので、今後とも外交努力としてこういう保護主義的な動きにはぜひ牽制球をしっかり投げ込むということをお願いをしたいと思っており...全文を見る
○遠藤(乙)委員 この事務局長大事につきましては、今の御説明、一応理解はいたしましたが、この事務局長については時期おくれという感がありますけれども、他方、事務局次長、これは三人、三つポストがあるというふうに理解をしております。この件につきましては、柳沢外務政務次官がジュネーブ訪問...全文を見る
○遠藤(乙)委員 さらに、この事務次長以外にも、職員もぜひこれから我が国として送り込んでいく必要があると考えております。現在、ガットには日本人職員は一人というふうに伺っておりますが、ガット自体の職員数は今どれだけなのか、それから新しくできるWTOの職員総数はどれだけなのか、教えて...全文を見る
○遠藤(乙)委員 ガットの職員が四百五十、日本人職員が一人ということでございまして、これが国際化を標榜する我が国の実態であるということは、ひとつ我々もしっかりと認識をしておく必要があるかと思うわけでございます。  先ほどから申し上げておりますように、やはり我が国の国際貢献といっ...全文を見る
○遠藤(乙)委員 続いて、サービス貿易協定の部分につきまして御質問をしたいと思います。  今回のラウンドは、過去七回のラウンドと異なりまして、物の貿易のほかに、サービスの貿易にまでガット・ルールの適用を拡大したことが大変重要な意義の一つになるわけでございます。今サービス産業は、...全文を見る
○遠藤(乙)委員 このサービス協定で一つお伺いしたいんですが、やはり自由化ということは全般にこのガットの精神としてあるわけでございますけれども、物の貿易の自由化ということは、例えば関税がゼロの状態が一番理想なわけであって、これは非常に理解しやすいわけなんですが、このサービス貿易に...全文を見る
○遠藤(乙)委員 今自由化の概念、御説明があったのですが、物の場合であれば関税ゼロが最も理想的な状態と確かに言えるわけですけれども、サービスの場合、やはりいろいろな国内規制があって、果たしてその規制を全面的になくすのが理想的状態がというと決してそうではないわけでございまして、恐ら...全文を見る
○遠藤(乙)委員 このサービス協定、大変重要な協定だと私は思うわけなんですが、ただ、この中をよく読んでみますと、一言で言って例外が非常に多い。羊頭狗肉じゃないかという印象を持つわけでございまして、物の貿易を規律した一九九四年のガットを初めとする諸協定と比べて、例外規定が非常に多い...全文を見る
○遠藤(乙)委員 この最恵国待遇の免除措置として、米国の場合には、外国人及び外国法人に対して燃料輸送用パイプライン敷設権の取得禁止など十項目、それから欧州共同体は、音響・映像作品の域内での配給について作品の共同制作にかかわる政府間協定の締結国以外の国に対する内国民待遇供与義務の免...全文を見る
○遠藤(乙)委員 このサービス協定の場合には、今通産大臣も言われたように、今後詰めるべき問題は多々ある、ただ非常に重要なステップであるという認識でございまして、私も基本的には同じような理解を持っております。ただ、これを本当に今後改善していくためには、今後の運用、これは大変重要なも...全文を見る
○遠藤(乙)委員 次に、この紛争解決メカニズムによって米国の一方的措置をどこまで抑えられるかという問題でございますが、この紛争解決に係る規則及び手続に関する了解では、WTOの紛争解決メカニズムに基づかない一方的な制裁措置の禁止が明記をされております。  それにもかかわらず米国政...全文を見る
○遠藤(乙)委員 我が国の従来のパターンからいきますと、どうしても紛争があった場合、二国間で話し合って解決したいと、示談方式を好む傾向があったかと思いますけれども、やはり今後このWTOが発足した以上は、米国との協議の段階で三〇一条による一方的制裁に屈しないで、あくまで二国間で、短...全文を見る
○遠藤(乙)委員 この紛争解決メカニズムをさらに実効あらしめるためには、特にこの貿易に係る紛争を多国間の枠組みの中で解決するというルールを徹底していくためには、何よりも各加盟国の自覚、姿勢が大事であることは言うまでもありませんが、同時に、この二国間協議はWTOの精神にのっとって進...全文を見る
○遠藤(乙)委員 続いて、この紛争解決パネルの問題、ちょっと細かい問題になりますので外務省にお聞きをしたいと思いますが、この紛争解決了解の第六条で紛争解決パネルの設置が規定をされております。ここでは、パネル設置要請ができるのはあくまで協議の申し立て国に限られているわけでして、しか...全文を見る
○遠藤(乙)委員 続いて、このWTOが発足をした暁には、もちろんWTOの規定自体は過去の紛争には適用されないわけですけれども、過去の紛争で決着をして現在続いている措置で、規定に反するとは言わないまでも、ガットの精神に反するような措置がいろいろあるわけでございまして、そういった問題...全文を見る
○遠藤(乙)委員 特に、このWTO協定と日米協議の関係についてさらにお聞きをしたいわけなんですが、この紛争解決了解は、WTO協定発効後に開始された紛争解決協議を対象としておるわけでございまして、WTO協定発効前に開始された協議は対象としていないということになっております。そのため...全文を見る
○遠藤(乙)委員 いろいろ議論はありますが、できる限りこの新しいWTO協定の精神に沿った協議に日米間で今後切りかえていくということに、ぜひこれから御努力をいただきたいと思っております。  続いて、労働大臣にお聞きをしたいと思います。  先ほどからも、産業空洞化の問題、議論をさ...全文を見る
○遠藤(乙)委員 先ほども定性的と定量的という議論があったわけでございますが、今の御回答は大変定性的な御説明でございました。それはそれとして理解をするわけなんですが、ただ私は、この雇用問題はそんな、そんなと言っては失礼なんですけれども、定性的な議論をして済む段階ではないのではない...全文を見る
○遠藤(乙)委員 今労働大臣の方から、これはまだ正式なものではないというふうに理解をしますが、三%程度の成長があればほぼ雇用が、失業者をふやさずに済むという一つの御回答がありました。この点は評価をしたいと思っております。  今度は、じゃこの現実の日本経済はどうなるのかという点で...全文を見る
○遠藤(乙)委員 確かに、大変不確実性の高い状況でございますので、定量的なことを責任持って言うことは難しいことはよく理解をできるわけでございます。  ただ、先ほど定性と定量と随分議論がありましたけれども、政策、特に経済政策の場合には定量的な視点がないとほとんど意味をなさないと私...全文を見る
○遠藤(乙)委員 私としては、ぜひ新たな計画作成に向けてひとつ御尽力いただきたいということをこの場で要望をしておきたいと思います。  ちょっと時間も限られてきましたので、最後に通産大臣にまたお聞きをしたいと思うんですが、非常に日本経済を取り巻く内外の環境、大きく変わりました。国...全文を見る
○遠藤(乙)委員 時間がないので余り議論できないのですが、私の個人の意見として、大変技術革新が起こり、また特に移転が非常にすごいスピードで起こっておりまして、特に、アジア諸国の学習能力は従来よりはるかに高いということが特に問題を非常に複雑にしているのじゃないかと思っております。私...全文を見る
○遠藤(乙)委員 時間ですので、以上で終わります。