遠藤和良

えんどうかずよし



当選回数回

遠藤和良の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○遠藤分科員 最初に、大臣にお尋ねをいたします。  これは通告外の質問で恐縮なのですが、けさの新聞報道によりますと、大臣がこの夏にも訪ソを実現される、こういうニュースが書かれておりますが、新聞報道でも言われておりますが、閣僚レベルの訪ソは五十四年以来の五年ぶりである、こういうこ...全文を見る
○遠藤分科員 実現いたしましたらぜひとも実り多い外交を推進していただきたい、こういうふうに思うわけでございます。  ところで、本論に入りますけれども、私は農業の基盤整備事業の重要性につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  現在の日本農業を取り巻く環境というのは内外とも...全文を見る
○遠藤分科員 先ほどお話の出ました土地改良長期計画、五十八年四月中旬の閣議決定、これを読んでみますと「食料は総力の維持強化に資することを目的とし、昭和五十八年度以降の十箇年間に総額三十二兆八千億円に相生する事業を実施するものとする。」こうございます。これは大変な数字でございまして...全文を見る
○遠藤分科員 よろしくお願いいたします。  次にお伺いしたいことは、土地改良計画、この事業と食糧の向総力ないしは自給率との関連でございますけれども、この閣議決定でもその主目的を「食料自給力の維持強化に資することを目的とし、」こういうふうにうたっているわけでございますが、過去にも...全文を見る
○遠藤分科員 定盤的な論議というのはなかなか難しい、これはよくわかるわけでございますが、ここに同じく農政審議会の自給率の見通してございますけれども、昭和五十七年度に穀物の自給率は三四%ある、六十五年には三〇%、これは増加じゃなくて減少なんですね。減るだろうという見通しをしておりま...全文を見る
○遠藤分科員 これは定性的な議論で終わりそうでございますけれども、日本の農業の将来をはっきりと確定したものにするためにも、いろいろなファクターはありますけれども、コンピューターも発達している世の中でございますので、大臣、十年後には日本の農業はこういうふうに潜在的な生産能力も向上す...全文を見る
○遠藤分科員 よろしくお願いします。  それから、私、何でこの問題に固執しているのかと申しますと、これは食糧の安全保障という観点から大事な問題なんです。いわゆる農産物というのは生き物でございますので、物の備蓄にはおのずから限度がございます。また、金もかかります、余分なお金が。し...全文を見る
○遠藤分科員 時間がございませんのでこの辺で論議をおきますが、大変に重要なことでございますので、慎重に計画を立てていただきたいと思います。  イギリスでは自給率が三〇%から七〇%になったという話も伺っておりますし、何かあると日本ではゴルフ場も全部つぶしてサツマイモを植えなくちゃ...全文を見る
○遠藤分科員 全国平均でなくて、全国の都道府県の進捗状況をお伺いしたいわけでございます。
○遠藤分科員 私の手元に全国水田の整備率一覧があるのでございますけれども、これによりますと、いまおっしゃったように東高西低でございますね。特に、私は徳島県でございますけれども、全国平均三一%の中でも徳島県は五、六%という非常に低い傘なんでございます。この格差ですね、これを一体どう...全文を見る
○遠藤分科員 先ほどの第三次計画では整備率七〇%を目標にしておる、こういう話でございましたので、ぜひおくれている地域にきめの細かい、その地域に合った政策を考えていただかなくてはいけないと思うのです。例えば規模の小さなところにも適用できるような考え方、こういうところはどうでしょうか...全文を見る
○遠藤分科員 時間が参りましたので、最後に一つだけお願いをしておきます。  圃場整備をされました土地を今度はどう有効に利用するかという問題でございますけれども、私は、中核農家の育成に資するようないわゆる生産性の高い営農指導を、その地域のおのおのの実情に合わせましてきめ細かく講じ...全文を見る
○遠藤分科員 どうもありがとうございました。よろしくお願いします。
03月12日第101回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○遠藤分科員 ことしは年頭から豪雪がございまして、気候が大変に不順なようでございます。一昨日でございましたが、気象庁が発表しました長期予測によりましても、ことしの夏は、近畿から東海にかけて百六人の死者、不明者を出した七夕豪雨や、台風十六号で多摩川が決壊した四十年型の天候になりそう...全文を見る
○遠藤分科員 ただいま消防防災無線の話が出ましたけれども、私もこの無線設備の充実ということは大変重要な問題ではないかと思います。実際に災害対策の現場に参りますと、電話もテレビも全部途絶しておる、連絡網としては無線だけしかない、無線によりまして人命の救助が行われていた、こういう事実...全文を見る
○遠藤分科員 五十三年度から補助事業がスタートしたということでございますが、現在の全国的な進捗状況をちょっと教えてください。
○遠藤分科員 今、全国的な数字の御連絡がございましたけれども、私の手元にも全国都道府県の整備状況の一覧をいただいております。これを見ておりますと、全国的にただいま五三%という整備状況の数字が出ましたけれども、私、徳島県でございまして、砂子田先生も徳島にいらっしゃったですね、実情よ...全文を見る
○遠藤分科員 一千万円ずつ上乗せをしていただきまして、十万以上のところは四千万円、以下のところは三千万円を限度額とする、こういうことでございますね。大変にうれしいことでございます。  現地の実情はどうかというお話をちょっとしてみたいと思うのですが、徳島県に山城町というところがご...全文を見る
○遠藤分科員 大臣にも一言お願いをしたいわけでございますけれども、今の補助金の問題でも、人口割といいますか、人口に従って限度額をお決めになる、こういう考え方をもう少し柔軟にして対応すべきではないかと思うわけでございます。補助金総体の見直し等も言われているときでございますが、やはり...全文を見る
○遠藤分科員 何でもかんでも人口で見るという見方ではなくて、その政策目的に合致した基準、こういうものをお考えになる必要があるんじゃないか、こう思うわけでございますが、どうでしょうか。
○遠藤分科員 最後にちょっとお聞きしておきます。  防災無線行政、これは他省庁もやっておりますけれども、防衛庁、通産省とありますね。とりあえず農水省関係との対比をしてみたいと思うのですが、農水省は国の補助率が二分の一である、消防庁がおやりになっているのは三分の一でございますね。...全文を見る
○遠藤分科員 本来は県で三分の一ということでございますけれども、それは希望的観測なのですか、ある程度県に対して三分の一ということを行政指導的に通知をしているのでしょうか、どうなのでしょう。
○遠藤分科員 長官は徳島県のことをよく御存じでございますけれども、大臣も、神奈川県でございますが、日本の都道府県は本当に山のところが多いわけでございますね。大変なところがございます。ぜひひとつ地方にもお出かけになりまして、そういう皆さんの実情をよくお聞きになりましてきめの細かい行...全文を見る
○遠藤分科員 以上で終わります。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。
03月12日第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○遠藤分科員 ただいま死に対する問題が提起されたわけでございますが、私の方は生に対する問題を初めにお伺いしたいと思います。  最初に、これはぜひとも厚生大臣にお尋ねしたいわけでございますが、先ごろ徳島大学の医学部で、患者の卵子を無断で使いまして体外受精の研究をしていたことが昨今...全文を見る
○遠藤分科員 これは大変重大な問題でございまして、今後もよろしく検討をお願いしたい、こう思うわけでございます。東京と箱根で三月に行われます世界の賢人会議、ここでの話なんかも、よく論議を見きわめた上で賢明な対処をお願いしたいと思います。  きょうは、本題はこれでございませんので、...全文を見る
○遠藤分科員 西洋医学といわゆる東洋医学、この問題になるわけでございますけれども、何かそこには東洋医学に対する偏見のようなものが残ってはいないか、こういう感じがするわけでございます。  私の手元に明治二十八年の第八回帝国議会の議事録がございます。ちょっと読み上げてみたいと思いま...全文を見る
○遠藤分科員 ただいま中国の話が出ましたけれども、私も行ってまいりました。この目で見てまいったわけでございますけれども、相当に進んでおるし、一つの学問として体系化されておる、こういうように感じるわけでございます。  この問題につきましては、昭和五十二年四月二十六日、衆議院内閣委...全文を見る
○遠藤分科員 やはり百聞は一見にしかずということでございまして、単に資料を集めてきてやるというのでなくて、やはり現地に参りまして、どうなっておるのか徹底的に調査していただきたいと思うわけでございますが、厚生大臣どうですか。
○遠藤分科員 研究を一生懸命やるのはよくわかるのですけれども、やはり厚生省として何らかの形で現地に明確な調査団を派遣されまして、その成果を発表されるなり検討する材料にされる、こういった明確な御答弁をお願いしたいわけでございます。
○遠藤分科員 今少々私、歴史的な問題あるいは中国との問題を申し上げましたけれども、日本の厚生省におきまして今なお東洋医学を独立した医学として認めておらぬ、この根本的な原因は一体どこにあるんでしょう、お伺いしたいと思います。
○遠藤分科員 科学的、客観的な裏づけ、メカニズムの解明ですね、これができましたら、これは東洋医学としてはお認めになる、こういうことですか。
○遠藤分科員 今、科学技術庁で研究をしております。先ほどちょっと話が出ましたが、「証、経穴の科学的実証及び生薬資源の確保に関するシンポジウム」という研究でございます。これは、私も中間報告のレポートをいただいているわけでございますが、この研究はまさに東洋医学を西洋医学の手法でもって...全文を見る
○遠藤分科員 将来の問題でございますから、この程度にしておきます。  地方自治体におきましてはただいまいろいろな工夫をいたしまして、一定の条件をつけまして、はり、きゅうを国保の対象にするとか、努力をしておるところでございます。例えば愛媛県の今治市あるいは東京の杉並区、千葉県市川...全文を見る
○遠藤分科員 国民の側から申し上げますと、国よりも地方公共団体の方が懸命な努力をしておるように映るわけでございますね。これは私は、ぜひともよろしく御努力のほどをお願いしたいわけでございます。  時間がなくなりましたので、もうそろそろ結論の方に参りますけれども、ただいま私の手元に...全文を見る
○遠藤分科員 そうしますと、六十年までには全員に行き渡る、こういうことでよろしいですか。
○遠藤分科員 大変にありがとうございました。よろしくお願いします。  以上で私の質問を終わります。
03月27日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○遠藤委員 時間がございませんので、テンポの速い答弁をひとつよろしくお願い申し上げます。  まず、アメリカの宇宙基地計画に対しまして、日本の参加の問題についてお聞きしたいと思います。政府も科学技術庁も積極的に参加するということを表明されておりますけれども、この理由、いかがでござ...全文を見る
○遠藤委員 私もレーガン大統領の一般教書を読んでみました。なかなかに格調の高いものでございまして、人類の夢を実現する、そういう夢のプランでございますが、そこで一つお尋ねをしたいと思います。  日本の宇宙開発、御存じのように、これは宇宙開発事業団法第一条並びに国会決議で平和の目的...全文を見る
○遠藤委員 岩動長官、ただいまの答弁は間違いありませんか。直接お会いになったのですね。いかがですか。
○遠藤委員 日本の新聞の報道によりましても、この会見の内容の報道を読んでおりますと、ベッグズ長官は、当面は考えていないとしながらも、将来の軍事とのかかわり合いについてはその可能性を否定しなかった、こういうふうに書いてございました。また、これは事実でございますけれども、アメリカのワ...全文を見る
○遠藤委員 ぜひ確認をしていただきたい問題であると思います。長官いかがですか。
○遠藤委員 昨年の八月でございますけれども、イギリスの科学誌「ネーチャー」がこういう指摘をしております。この宇宙基地というのは二つございまして、極軌道を飛ぶ無人の補助基地があるわけでございますね。これを、アメリカの国防総省の司令部あるいは作戦センターとしてのほか、貯蔵施設や軍事衛...全文を見る
○遠藤委員 もう一つお聞きしますけれども、この宇宙基地計画と対になっておると言われております宇宙迎撃兵器システム、BMDと言われておりますけれども、この研究開発費が八五年の来会計年度の防衛予算案に計上されております。このことを考え合わせまして、今回の宇宙基地計画の背後に宇宙での対...全文を見る
○遠藤委員 今、少し具体的な話を出しましてお聞きしたわけでございますが、アメリカもこの宇宙基地は平和利用というふうに言っておるわけでございますが、この平和利用というアメリカの言葉が、果たして我が国の言う平和利用と全く同じ意味内容を持つものかどうか、これを確認しておかないと大変なこ...全文を見る
○遠藤委員 これは確認でございますけれども、参加をいたすことを決定しました後の問題でございますが、当事者の米国とはもちろんでございますが、今参加が予定されておりますカナダ、イギリス、西ドイツ、フランス、イタリアでございますか、この国々との間で我が国の主張を盛り込んだ、平和利用、平...全文を見る
○遠藤委員 交換公文の中に平和に限るという文言を明示されますか、もう一度。
○遠藤委員 それでは、この宇宙基地全体の中で日本の占めている部分については確かに平和の目的に限るけれども、宇宙基地全体は軍事に使われる可能性をはらんでいる、それはいたし方のないことだ、こういうふうに理解されるわけですか。
○遠藤委員 その辺がかなりこちら側の希望的観測、一方的なひとり相撲という感じがするわけでございます。確かに将来にわたって平和目的に限るということがどこまで保障されるか、こういう問題が非常に重大になってくるのではないかと思いますが、時間がございませんので、ちょっと先に進みます。 ...全文を見る
○遠藤委員 これは別枠じゃないと到底できないと思うのですね、だれが考えても。大体二千億から三千億というと、科学万博の費用ぐらいになりますね。それがたとえ別枠になっても、その分を科学技術庁にやはり予算をやっているんだからということで、ほかの科学技術関連予算に対して圧迫がかかるのでは...全文を見る
○遠藤委員 時間がございませんので、最後にちょっと観点を変えまして、海洋開発についてお伺いします。  青森県の沖合で熱水鉱床らしきものが発見されたというニュースを聞きました。その後の確認状況はいかがでございましょうか。
○遠藤委員 熱水鉱床は、二百海里以内の海底資源でございますので、国際条約の制約なしに、いわゆる純国産資源として開発が可能である、こういうふうに伺っておりますが、総合的な調査を含む今後の取り組みを強く要望したいと思います。  最後にちょっと大臣にお伺いしたいのでございますが、この...全文を見る
○遠藤委員 科学技術庁、科学技術を主管する大臣といたしまして、私は、もっと自信をお持ちになって、どんどんこういう国際会議の場にもお出になるし、また国内の内政についてもぐんぐんと引っ張っていっていただきたいということを要望したいわけでございます。先ほどの所信表明のこととも関連するわ...全文を見る
04月12日第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○遠藤委員 若干時間がおくれているようでございますし、私も短い持ち時間でございますのでぽんぽんぽんと質問してまいりますから、答弁の方も速いテンポの答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、大変基本的なことを聞いて恐縮なのですが、日本の河川の管理責任者は一体どなたでございましょ...全文を見る
○遠藤委員 一級河川は建設大臣ということでございますし、二級は知事さん、準用河川については市町村長さん、河川法ではこういう形になっておるわけでございますが、法律の本来的な趣旨からいいまして今ちょっとお答えがありましたけれども、治山治水は国策の第一歩でございまして、すべての日本の河...全文を見る
○遠藤委員 そこでお尋ねいたしますけれども、知事あるいは市町村長が管理者になっております二級河川並びに準用河川につきまして、国としては具体的にどういう方策を講じておるか、この辺をちょっとお聞きしたいと思います。
○遠藤委員 準用河川につきましてちょっとお尋ねしたいわけですが、国庫補助率が三分の一というふうに地方財政法十六条でございましたか、規定されておりますけれども、この三分の一という数字に何か根拠はございますか。
○遠藤委員 自治省の方にちょっとお聞きいたします。  三分の一という補助率が大変多いわけでございますけれども、できれば希望的でございますけれども、国が三分の一で県として三分の一を負担していただきまして市町村で三分の一、合わせて一〇〇というふうなことをこの三分の一のねらいとしては...全文を見る
○遠藤委員 この地域につきましては、地元に明神川改修期成同盟が結成されまして、理事長が西野倫将さんという方でございます。私も現地を視察して参りましたが、皆さんともよくお話を伺ったわけでございます。この明神川本流につきましては、工事が着々と進んでいるわけでございますが、この支流に北...全文を見る
○遠藤委員 ただいまの答弁、大体わかるわけでございますけれども、地元の方々の気持ちといたしましては、国の行政がばらばらである、こういうふうなことが言われておるわけでございます。特に建設省の中におきましても、道路局と河川局は整合性があるのか、こういう問題を言っておるわけでございます...全文を見る
○遠藤委員 今、五十九年度に調査を開始して六十年度でございましたか、工事に着手する計画でおるということでございますが、これは実現いたしますように、六十年度から事業が始まるという方向で建設省としても力を入れていく、こういうことでよろしいですか。
○遠藤委員 よろしくお願い申し上げたいと思うわけでございます。  次に、昨年台風十号で大変な被害を受けました徳島県山城町の災害復旧工事の現況と今後の見通し、二年間くらいでできるのじゃないかと思うのですけれども、その辺の見通しを明らかにしていただきたいと思うわけです。
○遠藤委員 時間がございませんので細かい論議は差し控えますが、関係省庁の皆さんの大変な御努力によりまして、現地としても復旧工事が着々と進んでおる。大変に感謝の念で皆さんの御努力を評価しておりますので、その気持ちだけ伝えておきます。大変ありがとうございます。  最後に、国土庁長官...全文を見る
○遠藤委員 時間が参りましたので、いわゆる台風常襲地域に対しまして総合的な、整合性のある積極的な取り組みをひとつ長官にお願いをいたしまして、質問を終わらしていただきます。
04月19日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第11号
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○遠藤委員 きょうは法案の審議でございますので、若干法律論争をさせていただきたいと思います。  最初に、内閣法制局にお伺いをいたしますが、「むつ」を廃船にする場合、新しい日本原子力研究所法案ではどの条項によってできますか。
○遠藤委員 いわゆる新法の二十二条の四号ということですね。
○遠藤委員 それでは旧というか現日本原子力船研究開発事業団法におきましてはいかがでございましょうか。
○遠藤委員 ということは、現行法におきましては、「むつ」を廃船する場合それに当てはまる条項がない、したがって新たな立法措置が必要とお考えになりますか。
○遠藤委員 改正するというのではなくて、私は、「むつ」を廃船する場合、現行の事業団法では読めるのか読めないのか、読めないのであれば、廃船する場合は新たな立法措置が必要ではなかろうか、この点をお伺いしているわけでございます。
○遠藤委員 大変読みづらいという印象ではないかと思うわけでございます、読めたとしても。それでよろしいですね。  それで、もう一点お伺いいたしますけれども、今度は原子炉を廃炉にする場合でございますが、現行の日本原子力研究所法ではどこで読めますか。
○遠藤委員 ただいまの条文を読み上げますと、二号は「原子力に関する応用の研究を行うこと。」、三号は「原子炉の設計、建設及び操作を行うこと。」でございますね。これで読むというのは、余りにもこれは読みづらいんじゃないでしょうか。とても読めないと思います。私は、もし読むとするならば、八...全文を見る
○遠藤委員 これは内閣法制局の正式な見解と受けとめてよろしいんですか。これは大変読みづらいと思いますよ。「原子力に関する応用の研究を行うこと。」「原子炉の設計、建設及び操作を行うこと。」、これが廃炉の準拠できる条文である、こういうふうに理解してよろしいんですか。
○遠藤委員 法律の解釈としてどこまでも敷衍するというか拡大するというのは私はいかがなものかと思うわけでございます。そういう読み方ができるということであれば、例えばほかの法律でそういう例はありますか。あったら教えてください。
○遠藤委員 すれ違いに終わっているようでございますけれども、旧法でそこの二、三で読むということであれば、新法も二、三で読むことになりますね、当然のことですが。  なぜこういう問題を取り上げましたかといいますと、「むつ」を廃船いたしますときに、先ほどもお答えいただきましたが、旧法...全文を見る
○遠藤委員 そういう意図があったかなかったか、それはわからないわけでございますけれども、結果的にいえば、旧法では読めない、新法では読めるということは、そういうふうな結論といいますか論拠を与えているわけでございますね。  それで、大臣にお伺いしたいわけでございますが、新法になりま...全文を見る
○遠藤委員 常々長官は、政府・自民党のみではなくて、各党の意見また各界の意見、こういうものを慎重に聞きながら対処をしていく、こういう御決意を述べておりますので、長官を信頼を申し上げますので、ひとつ「むつ」に廃船に伴うような事態が来ましたら、オープンな論議をこの国会の場でも堂々と展...全文を見る
○遠藤委員 第十条でございますが、「研究所に、役員として、理事長一人、副理事長二人、理事八人以内及び監事二人以内を置く。」これによりまして二法人からの役員はどの程度簡素化されますか。
○遠藤委員 では、第十六条でございますが、ただし書きですね、「ただし、内閣総理大臣の承認を受けたときは、この限りでない。」この条文を付加したねらいは何ですか。
○遠藤委員 それは民間活力の導入という意味と、それから天下りといいますか、それへの道をつくるという両面に使われるおそれがあると私は思うのでございますけれども、その点の心配はないんですか。
○遠藤委員 じゃ、二十二条に参ります。  ここで、舶用炉の研究開発は二十二条のどの項目によってできますか。
○遠藤委員 今ある原研のJRR4、これは三号の規定によっているわけですね。
○遠藤委員 時間がありませんのでどんどん進みます。二十四条に参ります。  これは大変煩雑化しておりまして、旧の事業団法を何か機械的に挿入している感じを受けるわけでございます。これは行政の簡素化という形でいえば法律も簡素化しなくてはならないのじゃないか、こういうように私は思うわけ...全文を見る
○遠藤委員 「むつ」の漂流の原因は、根本的には陸上の基礎的研究が全くなしにいきなり船へ載せた、こういうところにあるわけでございまして、今の「むつ」の炉というのは実証炉の意味合いが強いと私は思うのです。それを実験炉である、こういうふうに言っているわけでございますが、やはりそう言わな...全文を見る
○遠藤委員 ちょっと原研の理事長さんにお伺いしたいのですけれども、この新法によりまして、いわゆる頭が二つできたような印象を受けるわけですね。いわゆる旧の原子力研究所の方については科学技術庁長官、それから船の部分の研究並びに舶用炉の研究については運輸大臣に一々お伺いしなくてはいけな...全文を見る
○遠藤委員 理事長の御心中をお察しいたしまして、質問はこの程度にとどめますが、大変に御苦労があると思います。大変なことだと思いますが、円満にいきますように御努力をお願いしたいと思うのです。  それから科学技術庁長官にお伺いいたしますが、「むつ」の問題でございます。「むつ」の問題...全文を見る
○遠藤委員 「むつ」は確かに漂流してまいりましたけれども、今「むつ」はとまっているのですね。静止しております。我が国の原子力行政の方が漂流しておる。したがって、その影響で「むつ」が漂流してきたんだ。人間で言えば影が動いているわけですけれども、影が動くのではなくて、人間が動いている...全文を見る
○遠藤委員 絶対に大丈夫だというのであれば、すぐ出して試験すればいいわけですよ。ところが、それをやると危ない、絶対大丈夫だと言えないわけですね、今の船も。こういうことになりますね。絶対大丈夫で危なくありませんというんだったら、出してしまえばいいんですよ。出した後、試験をして廃船す...全文を見る
○遠藤委員 時間がありませんので、残念ですがあと二問だけにさしていただきます。  政府並びに自民党としては八月末までに「むつ」について結論を出すと言っていらっしゃるわけでございますが、私は、密室の論議というのは御免こうむりたい、こう思うわけです。それで、「むつ」の廃船をめぐる論...全文を見る
○遠藤委員 結論を出す前に公表するのですか。結論を出した後出しても余り意味がないと思うのですね。  これは長官、どうですか。出す前に、同会の場でも結構です、国民の前に公表すべきである。これは断言できますか。
○遠藤委員 最後に一つだけ。  通産省、来てますか。「地下原発秘リスト」というのが新聞に出ました。私のふるさとの徳島県も四カ所候補地に挙がっておりまして、特に一番最初に建設すべきだとしているのが徳島県海南町、こういうことになっておりまして、大変に地元の皆さんはショックを受けてお...全文を見る
○遠藤委員 以上で質疑を終わります。ありがとうございました。
05月10日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第14号
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○遠藤委員 政治との関連でちょっとお伺いしたいのですけれども、研究者の立場から、日本の今の研究段階から見まして、いわゆる軍事利用への歯どめを政治の側から行う必要があるのかどうか。ミサイルに使うというのはかなり先の話になりますけれども、日本の技術でいえば光線銃ぐらいはできそうな気も...全文を見る
○遠藤委員 あと、政府が田与しない方がいいのか、ある程度……
06月26日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第15号
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○遠藤委員 催奇形性、発がん性などの人体への影響を指摘されている猛毒のダイオキシンを含む除草剤が山中に埋められておりまして、大量に流出していたことが先ほど明らかにされました。私もこの件につきましては、愛媛県の津島町まで視察に参りまして、この日で実態を調査してまいったところでござい...全文を見る
○遠藤委員 昭和四十八年に施行された化学物質の審査製造等規制法、いわゆる化審法でございますが、こういう法律がございます。この法律は、いわゆるPCBで問題を起こさないということでつくられた法律でございまして、この法律によりまして、いわゆるカネミ油症の原因となったPCB等が特定化学物...全文を見る
○遠藤委員 アメリカの法律でございますが、有害物質規制法、いわゆるトスカ法と訳されておりますが、ございます。この法律と日本のただいま問題になりましたいわゆる化審法を対比して考えますと、アメリカの法律の場合は、あらゆる化学物質を包括的に規制できるという時点があるように思われます。日...全文を見る
○遠藤委員 国民の側から申し上げますと、有害な化学物質というのは今後も際限なく出てくる心配があるわけです。現実の法律の規制では、製造目的を有した工業製品等の規制は十分にできるわけでございますけれども、いわゆるダイオキシン等は、除草剤をつくるという目的のもとで副産物として出てくる産...全文を見る
○遠藤委員 今後、有機物質、無機物質につきまして、既存の物質を含め新しい物質がどんどんとつくられていく状況にあるわけでございますが、そういう中で、いわゆる第二のダイオキシンを防ぐために各省庁ではどういうふうな対策を講じていきますか、ちょっと確認をしたいと思います。
○遠藤委員 いろいろ各省庁の今後の対策をお伺いしたわけでございますが、私ここで一つ提言があるわけでございます。  一つは、この化学物質を予見をいたしましてあるいは対策を行う手法としてバイオテクノロジーを活用する研究はどうかということでございます。今、国の各種の研究機関におきまし...全文を見る
○遠藤委員 大変前向きな回答をいただきましてうれしく思います。  科学技術庁では、既にこういう研究に対しましていわゆる科学技術振興調整費を活用した研究は行いましたか。ちょっと確認いたします。
○遠藤委員 一九七二年にストックホルム国連人間環境会議、ここでも有害物質や廃棄物の管理は今後取り組むべき重要課題のトップである、こういうふうに挙げられているわけでございます。世界の人々がそれだけの問題意識を持っている大変に人類的な重要課題であるわけでございます。  今、各省庁の...全文を見る
○遠藤委員 確かに第一義的には各省庁で研究すべき問題ではないかと思いますけれども、大変に各省庁にわたる問題でもあるわけです。きょうお伺いいたしましても、各省庁からお答えがありましたように、これはどうしても各省庁縦断をいたしまして研究しなければいけない人類的な課題ではないだろうか、...全文を見る
○遠藤委員 大変前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。  国際間の問題につきまして若干お伺いをいたします。  毒性物質の情報交換につきまして、国際的なシステムでどういうふうなものがあるか。一つは国連があると思いますが、国連並びにWHOではどういうふうなシステムで...全文を見る
○遠藤委員 愛媛大学の立川流教授に私も会いましてお伺いしたわけでございますが、同教授の指摘によりますと、ダイオキシンはいわゆる除草剤ばかりではなくて、ごみ焼却場からも検出された、あるいは一般の健康人の血液中からも検出された、こういうふうに大変我々の身近な環境の中にまで汚染が広がっ...全文を見る
○遠藤委員 最近水道の水を洗浄する機械というものが市販されておりまして、それは大変売れ行きもいいそうでございます。逆に言うと、それだけ水道の水が汚れている、こういうことにもなるのではないかと思うのでございます。また、これは管轄が違うかもわかりませんけれども、いわゆるマンションとか...全文を見る
○遠藤委員 水の方はこの程度にいたしまして、薬のことをお伺いしたいと思います。  先ほどの立川流先生は、今後毒性物質として大変心配なのは薬である、いわゆる薬というのはそれ自体化学物質でございますから、治療させる反面、人間の生命を脅かす両刃の剣を持っている、こういう問題提起でござ...全文を見る
○遠藤委員 製薬会社は薬の副作用までは研究すると思いますけれども、自分のところでつくった薬とよその製薬会社でつくった薬とが一緒になりまして変な有害物質を出す、そこまでは研究せぬと思うのですね。これは製薬会社にそこまで研究を義務づけて薬として認定するのか、あるいはそういった研究は国...全文を見る
○遠藤委員 文明の進歩というものは、私ども人類に多大の夢と喜びを与えてきたわけでございますが、その反面、こういったダイオキシン等に代表されるようないわゆる有毒な物質が突然あらわれる、こういった意外な落とし穴もあったわけでございます。そのためにも、科学技術行政というものは大変にバラ...全文を見る
○遠藤委員 話を全く変えまして、宇宙基地計画への参加問題についてお伺いいたします。  「翼のある風景」という雑誌に福島局長の随筆が載っておりました。私、拝読させていただきまして、その中でこういうことが書かれておりました。  日本として参加する方法は三つある。ゴルフに例えてみる...全文を見る
○遠藤委員 この随筆を読む限りにおきましては、国としては第一のゴルフ場の建設に参加する、民間はゴルフ場の会員になってもらいたい、こういうふうに読めるわけでございますけれども、そう判断してよろしいでしょうか。
○遠藤委員 新聞報道によりますと、民間のグループがこの宇宙基地参加に本腰を入れたというふうな報道がありまずけれども、この具体的な実情はどうなのでしょうか。
○遠藤委員 さきにいわゆる放送衛星あるいは気象衛星の故障が続きまして、やはり国産の技術を開発しておかねばならないということが見直されているわけでございます。その一方でこうした宇宙基地計画があるわけでございまして、日本が宇宙技術というものを自主技術で習得していくためには失敗を恐れて...全文を見る
○遠藤委員 以上で終わります。ありがとうございました。
06月28日第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○遠藤委員 先日、降灰の被害が打ち続きます桜島を長官みずからが御視察されました。まことに御苦労さまでございましたと申し上げたいのでございます。私も、長官が行かれました翌日、委員会視察団の一員といたしまして現地に参りました。まことに百聞は一見にしかずでございまして、初めて現地の人々...全文を見る
○遠藤委員 私は、防災の第一義というものはどこにあるかということを考えました場合に、やはり人命、人の命を守るというところに尽きるのではないかと思うわけでございます。河川や道路は復旧ができるわけでございますが、失われてしまった命というものは取り返すことはできません。したがいまして、...全文を見る
○遠藤委員 私も現地に参りまして、大変心配に思えたことがございます。  その一つは、島の中にあります、いわゆる陸上避難道路でございますね。これが大変に曲がりくねっておるような印象を受けたわけでございますが、こうした点にかんがみまして、いざ緩急があった場合に遅滞なく避難できるとい...全文を見る
○遠藤委員 ただいま、長官並びに建設省の皆さんから大変に前進的な御答弁をいただいたわけでございますが、私も桜島の町長さんからお話を聞きまして、町長さんが行政の最高責任者としてできることは、住民の命をどうして守っていくかだ、これ以外にありません、そのためには、どんな災忠のときにも住...全文を見る
○遠藤委員 先ほど長野議員の質問にもお答えがございましたけれども、特に鹿児島市側の方の防災無線は、地元の要望を受けてぜひ実現に向かいますように、お取り計らいをお願いしたいと思うわけでございます。また、島の中全戸に防災無線というのは甚だ難しいと思いますが、特に危険な災害が予知できる...全文を見る
○遠藤委員 鹿児島県では、降灰の観測データをただいま県下五十八カ所から採取しているようでございます。また、現地に京都大学の防災研究所もございまして、データを持っているわけでございます。こうしたデータと気象庁の持つデータをオンライン化いたしまして、より精密で信頼性の高い情報を少しで...全文を見る
○遠藤委員 気象庁にお伺いしたいのですが、私、先日「宇宙からの帰還」という本を読んでおりますと、ある宇宙飛行士の述懐でこういうふうなことを言っておりました。自然災害の被害というものが今地球を大きく覆っておる、特に黄河の汚泥と鹿児島の火山の被害が宇宙からも肉眼ではっきり見れる、これ...全文を見る
○遠藤委員 そういう予知体制、観測予知技術の研究、さらに各自治体とか大学の研究機関が持っておるデータをオンライン化する、こういったいわゆるニューメディアを活用した観測システムといいますか、予知システムに対しまして、国はどの程度特別の財政措置を講ずることができるのか、こういったこと...全文を見る
○遠藤委員 県とよく連携をとって、ぜひ形あるものにしていただきたいと考えるところでございます。  次に、降灰除去についてお伺いしたいわけでございますが、路面清掃車、いわゆるロードスイーパーの絶対数が大変足らないような感じを受けたわけでございます。現地では一台大体二千五百万円ぐら...全文を見る
○遠藤委員 長官は、今私の提案申し上げた二点につきましてどういう印象をお持ちでしょうか、ちょっと感想をお伺いしたいと思います。一つは、ロードスイーパーを国が一括して購入をして市町村に貸与する制度、あるいは関係市町村が協同組合をつくりまして運営していく方法、こういうことでございます...全文を見る
○遠藤委員 地元でもそういう声があるように私も承知いたしましたので、質問させていただいたわけでございます。どうかよろしくお願いをいたします。  それから防災の対策でございますけれども、いわゆるトンネルハウスが補助対象とならない、その理由は先ほど伺いましたら個人であるからというふ...全文を見る
○遠藤委員 共同使用というのは、二人以上というふうに理解してよろしいですか。
○遠藤委員 先ほども、長野議員の質問に答えまして大変前向きの御答弁がありました。私も、現地の皆さんの御要望がそういう方向でございますので、できるだけ実現をされますように心からお願いをしたいわけでございます。  それから水産庁にお伺いしたいわけでございますが、いわゆる軽石流出対策...全文を見る
○遠藤委員 これは具体的には、黒神川の河口流域にオイルフェンスのようなものをつくって流出を食いとめるという形になるのでしょうか。
○遠藤委員 いろいろお伺いしたわけでございますが、きょうは幸い大変前向きな御答弁もいただきましてうれしく思います。特に避難道路の確保については、長官みずから道路局の方に徹底をしてくださる、こういうことでございますし、また、ニューメディアを使った観測システムの計画並びに今後の実施に...全文を見る
07月12日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第19号
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○遠藤委員 原子力船「むつ」の存廃が大きな国民的関心を呼んでおります今日、お忙しい中、三人の先生方には本委員会に御出席をいただきまして貴重な御意見をお聞きしますことを、私も委員の一人として大変うれしく思っております。  それで、まず基本的なことからお伺いいたします。私は、原子力...全文を見る
○遠藤委員 熊谷参考人にお伺いしたいのですけれども、先ほど原子力船に対する意見をお聞きしたわけでございますが、「むつ」に対する存続か廃船かという意見をお聞きしてないように承知いたしました。「むつ」に対して存続という御意見でございましょうか。
○遠藤委員 いわゆる中立という感じで受けとめてよろしいですか。
○遠藤委員 少々技術的なことをお伺いしたいわけでございますが、「むつ」の原子炉は既に旧式であるというお話がございました。例えば「むつ」は分離型でございまして、将来は一体型あるいは半一体型の原子炉になるのではないか。したがって、現在の「むつ」の原子炉で得られたデータがすぐに役立つと...全文を見る
○遠藤委員 一部には、いわゆる完成されました舶用原子炉をもう輸入してしまった方が早いんじゃないか、こういうような議論もあるわけでございますけれども、こういった考え方に対しまして森参考人はどういうふうにお考えになりますか。
○遠藤委員 船体のことについてお伺いしたいのですけれども、原子炉の遮へい工事で約三百五十トン重量がふえた、こういうふうに聞いているわけですが、「むつ」の特色は原子炉がかなりスペースをとっておりまして荷重が集中しているわけですね。その荷重の集中によりまして、しかも三百五十トンという...全文を見る
○遠藤委員 船というのはおのずから寿命というものがあるわけでございますが、「むつ」を継続したところでもう老朽しておるから寿命がないだろうというような議論があります。私はそうではないと思うのですね。「むつ」を継続する以上は何年間くらいは十分に使える、こういうふうな寿命を明確にすると...全文を見る
○遠藤委員 貴重な意見をありがとうございました。  これは熊谷参考人にお伺いしたいのですけれども、特にこれは原子力船の将来性とも関連する問題でございますが、石油コストの値上がりによって原子力船時代が来るんだというふうな、いわば他力本願的な原子力船時代の到来というものではなくて、...全文を見る
○遠藤委員 私が言ったのは、先ほどお話がありましたときに、いわゆる原子力船時代というものは、その可能性としては、石油価格がどんどん上昇していきまして代替エネルギーもなくなる、こういう危険がある場合に原子力船時代が来るんだというふうなお話がございました。それで確認をしたいわけでござ...全文を見る
○遠藤委員 船主さんの方が原子力船の未来、将来性についてどういうふうな見通しをしているのかという話に関連するわけでございますが、昭和三十七、八年ごろ「むつ」をつくろう、そういう計画がありましたときに、国の方としても「むつ」をつくった後のいわゆる「第二むつ」といいますか、実証船、こ...全文を見る
○遠藤委員 「むつ」の論議が今されているときに「むつ」以降の論議をちょっとしておるわけでございまして、かなり将来の話でございますが、現在の産業界の意向としましては、「むつ」以降の「第二むつ」といいますか実証船も国でぜひ計画をしてもらいたい、こういうふうな考え方と承知してよろしいで...全文を見る
○遠藤委員 最後にお三方にお伺いして、私の質問を終わります。  いわゆる国の原子力船行政についての評価でございますが、いろいろな御意見がございます。純技術的な問題を技術的な問題ではなくいわゆるお金で解決をしてきた、そこに「むつ」の大きな混乱があった、こういうふうにおっしゃる方も...全文を見る
○遠藤委員 大変ありがとうございました。以上で、質問を終わります。
07月17日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第20号
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○遠藤委員 最初に岩動長官にお伺いいたします。  長官はせんだって我が党の小川新一郎委員の質問に答えまして、いわゆる原子力委員会の委員長であり、科学技術庁長官としての立場から大変に明確な御答弁をいただきました。議事録を読みますと、「政治家が信念を持って進めたことがもしも実現でき...全文を見る
○遠藤委員 大変な時期に長官になられまして、その御心境というものは推察するばかりでございますが、自民党の科学技術部会が一時廃船の決定をいたしまして、この論議が大変に沸騰しているわけでございます。先日の新聞報道によりますと、自民党の部会報告を受けた形で、自民党の首脳の発言といたしま...全文を見る
○遠藤委員 自民党の調査団は六月に西ドイツ、フランス、アメリカの三国を視察した結果を報告しておりますが、長官自身はこの報告をお聞きになっておりますか。  また、その報告の中で、いわゆる外国からの技術を入手することは大変に困難である、体系的なデータを三国から求めることはできないと...全文を見る
○遠藤委員 「むつ」の論議が行われるたびに、いわゆる完成された舶用原子炉を輸入してはどうかというふうな論議が行われるわけでございます。私はただいまの報告を聞いておりますと、やはりブラックボックスがあって、どうしても日本の国で自主的な開発をしていかなければ原子力船の開発ということは...全文を見る
○遠藤委員 そこで、大変基本的なことをお聞きしまして恐縮でございますけれども、これまで長年行われてまいりました「むつ」の経過並びに今後の見通しを考えていきました際に、いわゆる原子力基本法に言う三原則ですね、自主、民主、公開という大事なこの三原則が「むつ」に関しては貫かれてきたと思...全文を見る
○遠藤委員 特に私は公開の原則についてお伺いしたいわけでございますが、ただいま存廃の議論が沸騰しているわけでございまして、こうした時期に存続か廃船かという判断材料を国民の前に公開をすべきである、こういう趣旨で私は前回も質問をさせていただきました。その折、長官はそれを約束されたわけ...全文を見る
○遠藤委員 それでありましたら、いわゆる国会に私は最低の判断材料として公表してもらいたいことがあるわけです。つまり一つは、存続するとすれば今後の実験計画はかくかくしかじかである、また必要な経費の総額はこれだけである、こういう計画。また、廃船するとすれば今後の段取りはこういうふうに...全文を見る
○遠藤委員 どのくらい経費が必要であるかという概算的なものは、やはり私は判断材料として示していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
○遠藤委員 参議院の科学技術特別委員会の議事録を見ますと、今まさにお話にあったような数字が出てまいりました。いわゆる存続するとすれば一千四十億円ぐらいであろう、廃船するとすれば四百億円ぐらいの経費を要すると原船事業団としてははじき出しておる。ところが科学技術庁としては、それは別に...全文を見る
○遠藤委員 委員長にお願いしたいわけでございますが、前回の小川新一郎委員の質問の折にもこの問題が出てまいりまして、「本委員会、国民の、この問題の判断材料としての、今後の実験計画、予算計画、さらに継続する場合の実験計画と費用と手続はどうなるのか、また廃船する場合の費用、手続、問題点...全文を見る
○遠藤委員 特に燃料棒についてお伺いしたいわけでございますが、もう時代の趨勢からいいますと既に丸棒タイプからいわゆるキャラメル型に変わりつつあると言われております。特に舶用炉のように出力は小さいですが負荷変動が大きいものに対しましては、燃料棒の形から変えていかなければならないので...全文を見る
○遠藤委員 船体の部分について技術的な安全性をお聞きしたいわけでございますが、遮へい工事をやりまして重量は三百五十トンほどふえているわけでございます。「むつ」の場合は原子炉部分に荷重が集中している独特な構造になっております。したがいまして、この重量の増加によりまして船体のいわゆる...全文を見る
○遠藤委員 これは素人の議論になるかもわかりませんけれども、「むつ」は建造以来大変に年月がたっておるのでもうかなり寿命が来ておるのではないか、こういうことが廃船論の根拠になっているような議論をされておる嫌いがあると思います。それで確認の意味でお聞きしたいわけでございますけれども、...全文を見る
○遠藤委員 それで安心いたしましたけれども、かなりもう既に老朽船であるというふうに巷間では伝えられておるわけでございまして、そういう議論を払拭する意味からも、「むつ」というのはまだできたてほやほや同然の船なんだという議論を公開をして大いにやっていくべきではないか、私はこういうふう...全文を見る
○遠藤委員 いわゆる客観的要因といいますか、例えば石油が枯渇した場合とか石油コストがもっと値上がりになった場合に原子力船時代が来るんだという論議では、私は国民の納得が得られないような気がするわけでございます。いわゆる原子力船の実用化という方向が他力本願と申しますか、何か石油が値上...全文を見る
○遠藤委員 造船業界並びに船主さんの業界では、原子力船の将来性というものについて、遠い将来においては大変に必要だけれども今すぐに投資の対象とは考えられない、こういうふうな御答弁でございました。一番最初出発しましたときには、原子力船の第一号は国でやるがいわゆる第二船、第三船は民間で...全文を見る
○遠藤委員 研究開発というものは、やはりその成果が実用に供されるかどうかというところに大きな値打ちがあるわけでございまして、いわゆる国民の血税を使って研究するわけでございますから、単にそれは技術的な納得だとかそういうものだけで承知されるものではないわけでございます。したがって、今...全文を見る
○遠藤委員 そういう試設計の後の計画というのは、今のところは全くないのでございますか。
○遠藤委員 岩動長官にお伺いしますけれども、参議院の審議の中でいろいろ将来の話が出てまいりまして、原子力船の持つ能力というものを存分に発揮できる実用船というのは一体どういうものだろうか、こういう話が出まして、空気、酸素を使わないいわゆる潜水船のようなものは大変に原子力船の特性を発...全文を見る
○遠藤委員 ただいま長官の大変に説得性のあるお話を伺いましたけれども、私は、「むつ」の存廃が大変大きな国民的関心になっておるときに、前向きの論議というのが少ないような気がするわけでございます。やはり科学技術庁として「むつ」はどうしても必要なんだ、日本の岡の科学技術行政、また原子力...全文を見る
○遠藤委員 以上で終わります。大変にありがとうございました。
07月27日第101回国会 衆議院 本会議 第38号
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○遠藤和良君 私は、公明党・国民会議を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を促進するための労働省関係法律の整備等に関する法律案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。(拍手)  「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」「男尊女卑は野蛮の陋...全文を見る