遠藤和良

えんどうかずよし



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遠藤和良の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○遠藤分科員 私は、通産省が行っております工業再配置施策についてお伺いをいたします。  まず初めに、全国的に見ましたいわゆる未分譲工業団地の実態でございますが、造成はされましたものの売れ残っている工業団地の数と面積というのは一体いかほどございますか、数字でお答えいただきたいと思...全文を見る
○遠藤分科員 二万二千七百三十七ヘクタールと申しますと、大体東京二十三区の四割くらいの面積になります。後楽園球場に換算をいたしますと四千五百個分、大変莫大な面積でございます。そのうち大体三分の二くらいが臨海部である。これはつまり、後楽園球場の三千個分に相当する面積である。これはい...全文を見る
○遠藤分科員 いわゆる外的要因と申しますか、石油ショックという予期できない事態があった、これが大きな理由の一つであるというお考えのようでございますが、通産省としましては、これは五十二年の新聞で大変古いものでございますが、六十年度には工業用地は四万ヘクタールが不足するであろう、だか...全文を見る
○遠藤分科員 特に臨海部が売れないわけですね。産業構造が随分変化いたしました。確かに重厚長大型産業から軽薄短小型産業へという構造変化がありまして、売れない打撃というものが臨海部に集中しておる、こういうようなのはある程度正鵠を得ていると思います。  徳島県におきましても、阿南市の...全文を見る
○遠藤分科員 主業再編事業でございますが、追い出し地域ですね、いわゆる大都市でございますが、そこの地方自治体の方々は、こういう低成長の時代ですからできるだけ行かないようにということで、特別な優遇税制をもってできるだけ行かないようにしておるというふうな状況もありまして、これはほって...全文を見る
○遠藤分科員 これは、今後の企業誘致の根本にかかわる問題でございますから大臣にお伺いしたいのですが、例えば、ただいまお話しになりました外資系企業が大体どの都道府県に集中しておるかを考えますと、やはり関東方面それから中部、大都市に外資系企業の進出が盛んである。四国は今のところは二社...全文を見る
○遠藤分科員 今の基本的な態度は御了解いたしました。  具体的に聞きたいのですが、昨年でございますが、徳島市に沖電気を誘致しようという話がありました。会社との調印をする段取りになっておったわけです。ところが二日ほど前でございますか、通産省から行政指導があって取りやめになった、こ...全文を見る
○遠藤分科員 当時の市長さんの話でございまして、今勇退されましたからなんでございますが、大変自信を持って、行政指導があった、こういうふうな感じの答弁を議会でやっておりまして、でき得れば国会の場で明らかにしたいというふうな発言まで飛び出す次第でございます。あるいはテープに録音してあ...全文を見る
○遠藤分科員 全くないということですね。
○遠藤分科員 私も実際おかしいと思ったのですよ。通産省は工業の再編を進める側でございますから、工場誘致に行きなさいという行政指導はあっても、行くなという行政指導は考えられないということでございまして、今の御答弁で大変はっきりいたしまして、県民の皆さんも、そういう通産省の態度であれ...全文を見る
○遠藤分科員 現地の声としては、ほかの地域の情報をどんどん知りたいという情報不足に対する声が、要望といいますか多いわけでございます。それで、これは提案でございますけれども、例えば成功例をダイジェストいたしまして村おこし便りのような活字媒体をつくりまして、それを各商工会に配布をして...全文を見る
○遠藤分科員 ぜひとも考えていただきないことが二点ばかりあるわけでございます。  一つは、特産品が偏ってしまうという傾向があるわけですね。例えばシイタケならシイタケばかりつくるということになりますと、その地域では特産品なんですけれども、日本全国で見ると特産品でも何でもない、こう...全文を見る
○遠藤分科員 最後に大臣に要望いたしますが、この事業は時代を先取りした大変大事な、本当にすばらしい事業ではないか、私はこういうように思うわけでございます。ことしは全国百八十カ所でございます。あるいは、先ほど話のありました物産展も全国三カ所で行うというような計画と承知しております。...全文を見る
○遠藤分科員 大変ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○遠藤分科員 教員の養成大学といたしまして三つの新しい教育大学が誕生したわけでございますけれども、三大学の定員並びに最近の受験状況を教えていただけますか。
○遠藤分科員 ただいま御報告がありましたけれども、大学院の方、かなり定員割れを起こしているわけでございますね。生徒が集まらないという状況でございまして、私、徳島県でございますが、鳴門教育大学の学長さんにもお会いしましたところ、いろいろ問題があるような気がいたします。文部省といたし...全文を見る
○遠藤分科員 現地での分析は若干違っているようでございまして、例えば教師の再教育に対してその地域の教育委員会の方々の協力が十分に得られないとかあるいは生徒が希望しない、授業内容に魅力がないのではないか、あるいは行っても十分な資格が得られないとか、仲間の教師から行くことについてそね...全文を見る
○遠藤分科員 設立の趣旨というのは大変立派でございますし、今教育改革という意味で教師の再教育というのは大変重大な関心を持つ問題ではないかと思うわけでございまして、この教育大学が所期の目的を達成しますように格段の御努力をなお一層要望したいと思います。  ところで、少し具体的なお話...全文を見る
○遠藤分科員 慎重に御検討してくださることはよくわかりますが、国立大学でどこの課程も中学の教員を養成できないという、中学教員養成については空白県になるわけでございまして、ぜひ熱意のある御検討をお願いしたいと思う次第でございます。これは設立する方向で御検討いただけるのでしょうか。
○遠藤分科員 教育というのは国家百年の大計に立ちまして考えるべき問題だと私は思います。現在の財政事情等も考える材料としては大変大事な現実問題でございますが、徳島県の中学教員を国立の大学できちっと養成していくことは将来十年先、二十年先、百年先を考えまして大変重大な問題ではないか、そ...全文を見る
○遠藤分科員 私は国側の施策として一つ御注文したいわけですが、例えば子供さんの健康を守るために健康診断をやっておりますけれども、保健所、保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校とやっているわけですけれども、どうも流れがないのです。ばらばらでございまして、大きい意味からいくと、厚生...全文を見る
○遠藤分科員 これは大変子供の健康がむしばまれているわけですから、ゆっくり検討するのではなくて、早く、やはり子供さんの健康管理を国として責任を持ってやる。特に健康診断についてはきちっと子供さんの個々の状態が一目瞭然とわかるような健康診断の方法というものをお考えになっていただきたい...全文を見る
○遠藤分科員 よくわかりました。  ここで一つ、こういう方がいらっしゃいます。御紹介しておきたいのですが、徳島市の津田中学校の校医でございます渡辺健二さん、医学博士ですが、子供さんの病気を現場で観察をしておりまして、子供の生活リズムに合わせてこういうふうに原因を分析していらっし...全文を見る
○遠藤分科員 もう一つ御紹介しておきますけれども、青少年白書なんかを読みましても、子供の健康問題について積極的な記述が少ないように私は思うわけです。数字の羅列に終わっているような感じがいたしまして、今ここに一冊の本をお持ちしました。  これは「徳島の子どもたち――徳島・子ども白...全文を見る
○遠藤分科員 大変大臣の御親切な御答弁で、時間が参りましたが、最後に一問だけお願いしたいのですが、今高齢化社会になりつつあります。文部省としましていろいろな行政をやっていらっしゃるわけでございますが、高齢者の生きがい促進事業並びに高齢者スポーツ活動推進事業、これはどういうふうに進...全文を見る
○遠藤分科員 大変ありがとうございました。
03月19日第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○遠藤委員 二点お伺いします。  一点は、いわゆるSDIに、これは日本のレーザー技術の水準にもかかわる問題ですが、レーザー関係の技術供与を日本の国に求められるような可能性については大体どういうふうにお考えになるかということと、もう一つは、ただいまもお話がありましたが、レーザーに...全文を見る
03月26日第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○遠藤委員 私は、まず長官に、創造的な科学技術の重視ということについて所信をお伺いしたいわけでございます。  十一号答申を受けまして、長官の所信にも創造性といいますか、創造的科学技術を重視するというお気持ちが大変にじみ出ているように思います。所信表明の中に創造ないし独創という言...全文を見る
○遠藤委員 そこで、若干具体的にお伺いいたします。  NHKで報道されまして以来有名になりました東北大学の西沢潤一博士でございます。長官は青森の方でございますから恐らくよく御存じのことと思いますけれども、西沢博士の研究というものにつきましてどのような評価、認識をされておりますか...全文を見る
○遠藤委員 西沢先生は大正十五年九月、宮城県のお生まれですね。東北大学の電気通信研究所の教授であり、財団法人半導体研究振興会研究所の所長でございまして、科学技術庁長官賞を昭和四十年、四十五年、五十年ですか、三回お受けになっておりまして、昭和五十八年の文化功労賞をお受けになっている...全文を見る
○遠藤委員 最近は先端技術の分野におきましてたくさんの特許の申請が出ているわけでございます。昭和五十八年度でも特許、実用新案の出願件数は四十七万件、こういうふうになっておりまして、それは先端技術の進歩とともにウナギ登りで伸びております。今現在このまま特許行政を放置しておきますと、...全文を見る
○遠藤委員 明快な御答弁をありがとうございました。  なお一点、国際的に比較しますと、日本の特許はアイデアとか原理を出した者に対して特許権を付与しないというような傾向があるようでございます。ある程度実用化にならないと特許として認めない。外国ともよく連携し、外国の特許制度そのもの...全文を見る
○遠藤委員 いわゆるシーズの発掘ですね、独創的な科学技術の芽を大事にしていく、こういう意味で、今年度予算案の中ではどういうふうな予算的措置をとりましたか。
○遠藤委員 日本でよく言われるのですけれども、いわゆる文部省関係の研究機関では、一生懸命に研究をしましてその研究費を申請するときに、この研究はアメリカのどこそこの研究所でも始められておりますという接頭語をつけないと研究費が出ないという現状だと聞きます。私はむしろ逆に、この研究は世...全文を見る
○遠藤委員 それでは、科学万博についてお伺いしたいと思います。  きょうで開催してちょうど十日になりました。いろいろ評価があるわけでございますが、率直に言いまして、担当大臣として御感想はいかがでございますか。
○遠藤委員 光センサーによります入場者数のカウントシステム、その故障が何か象徴的に非科学万博ではないかというような下馬評もあるようでございまして、これはぜひとも修復をいたすなり、きちんとした入場者がカウントできるようなシステムを早急につくり上げるべきである、こういうふうに思います...全文を見る
○遠藤委員 研究学園都市の中にありますエキスポセンター、こちらの利用客もかなり少ないんじゃないかと思いますが、この入場者数はどのくらいになっていますか。
○遠藤委員 せっかく筑波でやるわけでございますから、万博会場は会場の中だけの小さなところではないのだ、筑波全体を見ていただく、こういった考え方が大変大事ではないか。そうでなければ筑波でやった意味がないわけですね。ですから、せっかくエキスポセンター、恒久機関としてプラネタリウムなん...全文を見る
○遠藤委員 確かに民間のパビリオンは、何か五時間ほど待たなければいけないというような話でございまして、きのうは十万人入場者があったようでございますが、五時間待って一つ見るというのは大変なことだと思います。それで、これに対する妙案というのはなかなか難しいものでございましょうけれども...全文を見る
○遠藤委員 万博会場の食堂のことでございますが、大変値段が高いという悪評があるようでございます。てんぷらそば、牛どん、焼きそばが九百円で、インスタントかつどんが千二百円、それから会場の外にできました食堂でございますが、ここだと、コーラが一本四百円あるいはカレーが八百円と大変値段が...全文を見る
○遠藤委員 非科学万博であるとか、要するにハイ価格万博であるとか……(「暴利万博だ」と呼ぶ者あり)今暴利万博という声もありましたけれども、そういうことでは大変情けない現状になると思います。今のうちにきちっとしたものをつくり上げて、やはりやってよかったな、日本の国民の皆さんがそうい...全文を見る
○遠藤委員 このプロジェクトで研究いたしました結果、特許が出てくると思いますが、その特許については、やはり特許権というものは研究者個人に帰属するわけでございますか。
○遠藤委員 今世界的な傾向であると言われておりますが、がんの研究者が老化の研究の方に移行しておる、こういうふうな傾向があるようでございます。老化、いわゆる痴呆性老人といいますか、そういう解明ですね。これも大きなプロジェクトではないか、こういうふうに報道されておりますけれども、日本...全文を見る
○遠藤委員 時間が参りましたので、以上で質問を終了いたします。ありがとうございました。
04月11日第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○遠藤委員 最初に大臣にお伺いしたいわけでございますが、ただいま科学万博を開催中でございまして、国民の間に大変に科学技術に対する関心が高まっているところでございます。地方におきましても、地方のいわゆる産業界とタイアップした形での科学技術の振興策というものがぜひとも必要ではないか、...全文を見る
○遠藤委員 昭和三十八年以来昨年まで六十八回ありましたが、この実績というものをどのように評価をされておりますか。
○遠藤委員 先ほど大臣から毎年おおむね三地域というふうなお話がございましたが、ことしの計画も大体そういうふうな見当なんでしょうか。それから、内藤政務次官は我が徳島県の御出身でございますが、政務次官御就任の抱負といたしまして、ことしはぜひ徳島で科学技術振興会議を開催したい、こういう...全文を見る
○遠藤委員 これは地元の産業界との話し合いもあるかと思いますけれども、先ほどお話がありましたように、いわゆる科学技術について地方の振興というものは大変重要でございますし、四国地方にとりましても今そういう機運が大変出ているところでございますので、ぜひ実現方に御協力といいますか、そう...全文を見る
○遠藤委員 農水省にお伺いいたしますけれども、いわゆる種子戦争の世界的な実態というのは日本ではどのような御認識をしておられますか。
○遠藤委員 少し具体的にお伺いいたしますけれども、いわゆるハイブリッドトウモロコシの世界的な寡占状況、それからまた日本における実態はどのようになっておりますか。
○遠藤委員 小麦はどうでしょうか。
○遠藤委員 小麦の品種改良でこういう事実があるわけです。農林十号という大変に優秀な品種がありますが、これは富山県の稲塚権次郎さんという方が品種改良したものでございます。これはどういうわけか日本では余り認められませんでして、アメリカに渡りましてケインズとかニューケインズという品種に...全文を見る
○遠藤委員 食糧の安全保障という見地から、日本人のお米は日本の国で、米ばかりでなくて麦、穀物もそうですが、自給率を高めていくことが大変大事だと思うのです。ところが、今日本の国は穀物の自給率は大体三四%でございましたか、非常に低いわけです。こういった小麦について優秀な品種が日本にあ...全文を見る
○遠藤委員 お米は主食でございますから、やはりきちんとした対応をぜひともやっていただきたいと思うわけでございます。カリフォルニアでは何かコシヒカリより随分おいしいお米が驚くほど安い値段でつくられておりまして、貿易の自由化の真の目的は米の輸入を迫っているというふうな話も聞くわけでご...全文を見る
○遠藤委員 科技庁としては、各省の遺伝子バンクというものをやはり重複を避ける形で調整をする必要があろうと思いますが、それは要望しておきます。  それから、植物の品種改良に対する権利保護でございます。  特許庁にお伺いしますが、サントニンを大量に含むヨモギを植物として初めて特許...全文を見る
○遠藤委員 基本的な考え方を確認しておきたいのですけれども、特許庁としてはいわゆるDNAを利用した組みかえ微生物は特許の対象になるわけですね。それと同じ論法で組みかえ植物も物質特許の対象になるという考え方ですか。
○遠藤委員 植物特許を認めるということですね。
○遠藤委員 よくわかりました。植物特許については十分な条件が満たされれば認める、門前払いはしない、こういうことですね。  では、この見解について農水省はどういうふうに考えますか。
○遠藤委員 今のお話を要約いたしますと、種苗法があるんだ、それは、そういう言葉はないのですけれども言ってみれば植物特許法なんだ、国際的な条約もあるんだ、だから植物の特許申請については種苗法の範疇で農林水産省としてはとらえたい、こういうお考えではないか、こう思いますが、どうですか。
○遠藤委員 明確な線を引かないというような感じにも受け取れるわけですね。そうすると、一つの新しい品種ができた、例えば黒いバラであったとしますわ。そのバラについて、つくり方は特許で保護をし、要するに黒いバラの本体というか、種というものは種苗法で保護するといったいわゆる二重の保護とい...全文を見る
○遠藤委員 特許庁は、当然つくり方については特許を与えるわけですね。
○遠藤委員 特許法はことしでちょうど百年の歴史になるわけでございますが、種苗法の方は五十三年ですから、まだ七年の歴史ですね。特許庁は大変スタッフが充実しておりまして、種苗法を管轄する農林省の種苗課はスタッフが四十二名という少数である。人数の面からいえば特許庁、つまり通産省の方が有...全文を見る
○遠藤委員 時間がちょっとなくなりましたので、海洋牧場の問題を予定しておりましたのですが、次回に回させていただきまして、いわゆる高齢化社会に対する老人問題、この問題をお伺いしたいと思います。  総務庁の取りまとめによりますと、科学技術庁が所管をしている施策に老化制御指標の設定に...全文を見る
○遠藤委員 ただいまお話がありました研究機関の一つに財団法人東京都老人総合研究所がございます。私、先日行ってまいりまして、研究所所長の今堀和友氏ともよくお話をしてきたところでございますが、この研究所は昭和四十七年の四月東京都老人総合研究所として発足いたしまして、昭和五十六年十月財...全文を見る
○遠藤委員 この研究所は有名な渋沢栄一氏を初代院長とする東京都養育院を母体にいたしまして、養護老人ホームそれから特別養護老人ホームを始めまして、老人専門病院と密接に連携をしてこの老化の問題を研究しているところです。昨年の九月にはアメリカの国立老化研究所、NIAと申しますが、それと...全文を見る
○遠藤委員 日本はいや応なしに高齢化社会に入っていくわけでございまして、その高齢化社会に対応をしてどういうふうな福祉体系をつくるかということも大変重要なことでございますが、もっと重要なことがあると僕は思うのです。それは、老化のメカニズムというものを研究、解明しまして、いわゆる老化...全文を見る
○遠藤委員 厚生省に聞きますけれども、厚生省もいわゆる予防医学という観点からの研究に、先ほどは老化研究所はつくらないと言っていましたけれども、これはぜひ必要な研究機関ではないかと私は思いますので、もっと前向きの御答弁をぜひお願いしたいものだ、こう思いますが、老化のメカニズム研究に...全文を見る
○遠藤委員 今アメリカでは老化の研究に多額の投資がされておりまして、優秀な研究者ががん研究から老化の研究に移行しているという事実があるわけです。日本はどうかと申しますと、この間の委員会で私質問したわけですが、日本はがんの研究には約一万数千人研究員がいまして、予算は六十年度で四百十...全文を見る
○遠藤委員 先ほど大臣も、高齢化の問題はもう待ったなしの問題であるという認識をされましたが、大変に重大な問題であると私も思います。特に痴呆性老人の問題は深刻な社会問題にもなるのではないか、こういうふうに思うわけです。ところが、老化のメカニズム解明といいますか、老化の基礎研究という...全文を見る
○遠藤委員 大変意のある明確な御答弁をいただきましてありがとうございました。  以上で質問を終わります。
04月23日第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第8号
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○遠藤委員 私は、三点お伺いいたします。  一つは、日本の教育全般に関する先生のお考え方ですけれども、日本経済新聞の「私の履歴書」を読ませていただきまして、大変感銘しました。その中で「不器用の勝利」とか「愚直一徹」という言葉を発見いたしまして、安心もさせていただいたわけでござい...全文を見る
05月23日第102回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○遠藤委員 本四連絡橋の一つでございます大鳴門橋が、昭和五十一年の着工以来九年の歳月と千六百五十億円を投じていよいよこの六月八日に開通をいたします。ここに至りまして、関係者の皆さんの多大な労を心から感謝申し上げたいと思うわけでございます。この東洋一の大鳴門橋でございますけれども、...全文を見る
○遠藤委員 きょうは本四公団からも御出席を願っておりますので、若干細かいことをお伺いしたいと思います。  この工事完了検査に先立ちまして五月十五日、十六日に振動実験を行っておるわけでございますが、この実験はどういう目的で行い、その結果はどうであったのか、お伺いしたいと思います。
○遠藤委員 大鳴門橋は、いわゆる設計値でございますけれども、マグニチュード八の大地震あるいは風速八十三メートルの超大型台風にも耐える設計である、こういうふうに伺っておりますが、実際の橋ができましてこれが確証できるかどうかという問題でございます。  振動実験ではこれらの設計値より...全文を見る
○遠藤委員 それでは、いわゆる設計どおりできておるから、マグニチュード八の地震あるいは風速八十三メートルの超大型台風にも十分耐え得る設計である、このとおり工事が完了しておる、このように理解してよろしいわけでございますか。
○遠藤委員 設計どおりできているものを実証するのに僕は意味があるのではないかと思うわけでございますが、そういう慣例であるというふうに聞いておりますので、できる限り実験結果を、内部資料として検討するだけではなくて、公表をしていただきたい、こういうふうに要望するわけでございますが、い...全文を見る
○遠藤委員 次の問題に移ります。  いわゆる交通の安全性でございますが、警察にお伺いしたいのですが、徳島と兵庫の両県警では、大鳴門橋関連の風の車両への影響調査というものを徳島大学工学部建設工学科の宇都宮英彦教授らに委託をしておりましたが、この結果がこのほど明らかにされたと聞いて...全文を見る
○遠藤委員 その報告書に基づきまして今検討していると思うのでございますが、警察は交通規制を決めるに当たりまして大体どういうふうに考えておるのか、そして、いつまでに結論を出すのか。例えば、今話がありましたように、いわゆる六十キロ、四十キロあるいは通行どめという三段階方式でいくのか、...全文を見る
○遠藤委員 新聞の報道によりますと、これまでの気象観測では、同海峡付近は年間平均で風速二十メートル以上の日が三十五日、視界百メートル以下の濃霧の日が約四十五日、単純に考えると年間八十日間も通行禁止にしなければならない、こういうふうに報道されているわけでありますが、せっかく橋をつく...全文を見る
○遠藤委員 関門橋とか因島大橋の場合は通行どめになったのはないらしいのですね。橋といいますのはできるだけ通行どめがない方がよろしいわけでございまして、警察がお考えになっているのでは年間八十日も通行どめになることはないということでしょうか。
○遠藤委員 交通の安全を確保するために交通規制を行うことは十分理解ができるわけでございますが、一面におきまして、例えば地震や台風とか災害が発生をした、緊急な事態が起こったというときにこそ橋が有効に生かされなければならないという考えもできるわけでございます。  これは確認でござい...全文を見る
○遠藤委員 時間がございませんので、最後に、大臣にお伺いをしたいわけでございますが、この大鳴門橋はいよいよ完成をいたしました。地元を代表して心から御礼を申し上げます。しかし、本四連絡橋のいわゆる神戸−鳴門ルートの完成という本来の目的からいたしますと半分できたという状態でございまし...全文を見る
○遠藤委員 もう一点確認をさしていただきたいのですが、いわゆる四全総との絡みでございます。四全総に明示されない限り明石海峡大橋の着工はできないということが巷間言われているわけでございますが、四全総に明示されるということが明石海峡大橋着工の必要条件なのか、あるいは十分条件なのか、あ...全文を見る
○遠藤委員 ベターだということは、言葉を裏返しますと、必ずしも必要条件ではないということですか。
○遠藤委員 四全総の策定につきましては、先ほど来都道府県あるいは政令指定都市からヒヤリングが行われたと承知しておりますが、この明石海峡大橋についても強い要請があったと思います。四全総に明石海峡大橋が明示されるのかどうかということは、地元では大変な関心でございまして、現段階における...全文を見る
○遠藤委員 くどいようでございますけれども、せっかくの機会でございますからさらに確認をさしていただきますけれども、この間、四月十一日でございましたか、明石・鳴門架橋促進議員連盟、原健三郎先生が会長をされておりますが、その席で河本国土庁長官も発言をされておりまして、阪神地区と四国を...全文を見る
○遠藤委員 リーダーシップを発揮されまして四全総に明示されるように特段のお計らいをお願い申し上げまして、時間になりましたので質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。
06月11日第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
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○遠藤委員 時間がオーバーして大変恐縮なんでございますが、ぜひお聞きしたいことがありますので三点ばかりお伺いします。  一つは、欧米諸国の日本を見る目でございますけれども、戦後四十年、あるいはオオカミであるとか猿であるとか、あるいはひ弱な花であるとか、大変振幅が激しいように感ず...全文を見る
11月28日第103回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○遠藤委員 本日は、午前中以来ただいままで幌延町の貯蔵工学センターにつきまして推進派、反対派双方から熱い論争が行われておるわけでございますが、こういう問題は感情的にならずに、冷静に考える必要があると私は思います。私は冷静に事実関係をお伺いしたい、こういうふうな気持ちで質問させてい...全文を見る
○遠藤委員 新聞によりますと、大臣は今回の調査をした感想としまして、大変苦しい選択をした、こういうような報道がございますが、この言葉は率直な御感想ですか。
○遠藤委員 中村原子力局長にお伺いしますけれども、原子力局長は後ろめたいところもある、こういうふうな感想を述べておられるようでございますが、この言葉には偽りはないですか。もしないとすれば、後ろめたいところというのは具体的に何を指すのでしょう。
○遠藤委員 新聞の報道は誤りであって、後ろめたいところはないというお考えでございますね。
○遠藤委員 動燃事業団は今回の強行調査についてどういう御感想をお持ちですか。
○遠藤委員 経過はよくわかっておるわけですが、住民合意の必要条件と申しますか、最低条件というものを明確にしておきたいと思うのです。今回の場合は、道議会並びに地元の町議会あるいは町長さんの同意は得られているわけです。しかし知事は反対をしておる、こういう関係にあるわけでございます。知...全文を見る
○遠藤委員 では、今回の調査については必ずしも必要条件じゃないというようにお考えでございますね。
○遠藤委員 調査に入る前に知事さんの理解と協力をもっと積極的に求める努力をやられるべきではなかったのか。それをやっておけば強行をする必要はなかったわけでございますよね。  私たち公明党は、原子力行政の推進には協力をさせていただきました。それは住民の合意というものがあくまでも大前...全文を見る
○遠藤委員 やはりどうも正攻法じゃないような印象が強いわけですよ。こういうやり方をたび重ねると、北海道民の皆さんが動燃のやり方に対して一層不信感を持つのではないか。そして一層反対派の対立を激化させる、無用の摩擦を起こす心配も十分にある。この辺を私どもは大変危惧するととろでございま...全文を見る
○遠藤委員 今後の調査、年内に予定をしておる調査とか近々に予定をしておる調査というものは、具体的にどういう中身なんでしょう。
○遠藤委員 本年度じゅうに調査を予定している項目は、気象観測塔の建設、地震測定器の設置、湧水や地下水確認のための現地踏査並びに航空測量、ボーリング調査などを考えておるということで、こういう項目ですか。
○遠藤委員 こうした項目が調査できるとお考えですか。
○遠藤委員 先ほども大臣から慎重の上にも慎重に今後の調査を行いたいというお話があったわけでございますが、今後の調査についてはこれを強く要望をしておきたいと思います。  ちょっと時間が中途半端になって恐縮なんですが、最終処分地についてお伺いしたいと思いますが、今計画しております幌...全文を見る
○遠藤委員 計画はないということですが、新たな処分地が決まるまでは要するに幌延に置いておくということですね。今計画はない、しかし当分そのまま置いておくということは、事実上幌延が処分地になる可能性があるということではないのですか。
○遠藤委員 ただいま最終処分地にする計画はないというお話でございましたけれども、北海道議会の調査促進決議でございますね、ちょっと読ましていただきます。この文案の中に   この貯蔵工学センターは、高レベルガラス固体体等を安全に貯蔵管理するとともに、ガラス固化体から発生する熱及び放...全文を見る
○遠藤委員 計画がないということと「しないことが、明らかにされているものである。」ということは大分違うわけですね。全く違いますね。これは北海道議会で勝手にこういうふうに明らかにしているのですか。
○遠藤委員 長官、この決議案の中に書かれている文言と今の原子力局長のお話とは若干ニュアンスが違うような気がいたします。したがいまして、これは明らかにされていることが前提で促進決議をしているわけですから、これは本当に明らかにすべきではないのか。そうでなければ、この促進の決議に沿って...全文を見る
○遠藤委員 道議会の調査促進決議ですね、これがあったということが今回の調査を行う大きな前提になっているような気がするわけでありますが、その調査の促進決議の前提であるこの問題に若干認識の差がある。これは大きな問題ではないかな、私はこのように思うわけでございますが、北海道議会が前提に...全文を見る
○遠藤委員 計画はしておらないが、白紙であるが、将来はなるかもわからないという点が残されているわけですね、局長の話は。しかし、これは将来ともしないことを明らかにされていると断言していますね。この差は違いますよ。
○遠藤委員 よくわからないので水かけ論になってしまうのですけれども、私ははっきりさせることが無用な摩擦を避けるという選択ではないか、こういうように思うわけでございます。例えばカナダ政府は、今マニトバ州で準備中でございます深地層試験場を最終処分地にはしないということを明言いたしまし...全文を見る
○遠藤委員 施設というのがどこまで当たるかということなんですが、その施設の敷地の中にある深地層、そこは施設の中に入らないのですか。
○遠藤委員 ということは、幌延の深地層にも高レベル放射性物質の最終処分はしないという理解でよろしいのですか。
○遠藤委員 よくわからないところもあるのですけれども、北海道議会の決議は、「将来とも、この施設を高レベル放射性物質の最終処分施設とはしないことが、明らかにされている」というはっきりした前提のもとに行っているわけですね。この前提を覆すようなことにならないように、今後はっきりしたお考...全文を見る
○遠藤委員 いつ、どんな形というのは具体的に発表できませんか。
○遠藤委員 その今後の調査でございますけれども、一応めどとしては二年間ぐらいで調査を終了したいとおっしゃっておりますが、具体的にどういう調査を行うのか、そして、あらかじめ調査の基準というものがあって、その基準に適合しているのか否なのかというものを判断されるわけでしょうか。
○遠藤委員 若干技術的な問題について伺いたいわけでございますが、今、動燃の東海村の再処理技術というものは輸入なんでしょうか、自前なんでしょうか。そして、その水準というのはどの程度のものなんですか。
○遠藤委員 水準はどうですか、世界的な水準から見て。
○遠藤委員 その再処理技術と密接な関係がございます、今回の幌延町に計画を予定されております貯蔵工学センターの技術、これは輸入で行うのですか、自前で行うのですか。
○遠藤委員 自主技術で十分に安全性が確保されるというふうに大変な御自信でございますけれども、これはまだ全く実証されておらないことでございますね。それについて安全性をどのように確保していくのかという問題でございますが、それはどういうふうにお考えなんでしょうか。
○遠藤委員 安全性の確保については慎重の上にも慎重に行っていただきたいということを要望いたしまして、全く別の質問に入りたいと思います。  私は、さきの国会で、当委員会におきまして老化の研究につきまして質問させていただきました。一度長官も老化研究では日本で一番進んでいると思われて...全文を見る
○遠藤委員 大変御苦労さまでございました。  科学技術庁の資源調査会がことし九月十二日に「健やかな新高齢期」という報告書を出しております。これを私全部読みまして、この研究の報告書の中で特に老化研究の推進といたしまして老化研究総合機構を、これは仮称でございますが、設立をしなさい、...全文を見る
○遠藤委員 その第一項目でございます老化研究総合機構(仮称)についてお伺いしたいのでございますが、厚生省ではただいま、天皇御在位六十年を記念いたしまして長寿科学研究機構の設立を決めまして、来年度の予算に調査費を一千二百万円要求しておる。これはどういった目的のものでございましょうか...全文を見る
○遠藤委員 調査をはじめたばかり、始めようとしているところでございまして、こういう質問は先走っておるかもわかりませんけれども、厚生省案は、いわゆる既存の研究機関を統合していくのか、あるいは国立療養所とか病院の統廃合を今やっておるわけでございますが、そのスクラップ・アンド・ビルドの...全文を見る
○遠藤委員 今竹内長官は、国立の老化研究所のようなものが必要であるというふうな御認識をお述べになったわけでございますけれども、今の厚生省案は一つの計画でございますね。科学技術庁といたしまして、この答申を受けて老化研究総合機構の設立については具体的にお考えはあるのでしょうか。
○遠藤委員 日本の国は、他の国に例を見ないほど速いスピードで高齢化社会に進んでいるわけでございます。言ってみれば、こういった老化防止の研究というものは待ったなしの状態に置かれているのではないか、こういうように考えるわけでございますが、国立研究所一つを見ましても、こういった意見が出...全文を見る
○遠藤委員 ぜひその長寿社会対策関係閣僚会議等の席でこの二つの問題、がん撲滅の十カ年戦略はかなり進むようでございますが、老化防止研究十カ年計画、この策定をしなければいけないのではないか。これは閣議決定のような形で中央からやっていく必要があるのではないか、このように考えますが、こう...全文を見る
○遠藤委員 大変御関心の深い長官のことでございますから、チャンスをうかがって、任期中にされることを強く要望いたします。  それから、この研究をするに当たって資料というものが必要なわけでございまして、国立の老化研究所あるいは老年研究所が既にございますアメリカ、ソ連、ルーマニア、オ...全文を見る
○遠藤委員 時間がございませんので、最後に一言だけ質問をさせていただきます。  近年、パラコート除草剤によります事故あるいは犯罪というものが急増いたしておるわけでございますが、これは農林省あるいは厚生省が直接関係する農薬でございます。しかし、これは科学技術庁としても少し考えなけ...全文を見る
○遠藤委員 科学技術庁が所管しております理化学研究所、ここではいわゆる公害のない非残留性低毒性の新農薬の創製研究というものを現実にやってこられているわけでございますが、こういったところに現在のパラコート除草剤にかわる除草剤の研究をお願いするというお考えはございませんか。
○遠藤委員 具体的な研究の進捗状況というものはわかるのでしょうか。
○遠藤委員 いろいろお伺いいたしましたけれども、時間でございますので、以上で終了いたします。ありがとうございました。