遠藤和良

えんどうかずよし



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遠藤和良の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月15日第114回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○遠藤(和)委員 私は、本論に入ります前に確認をさせていただきたいことがあります。  例のタイコンデロガの水爆、日本近海に落っこちて、しかも二十四年たって公表し渋々認めるという、日本国にとっては大変迷惑な事件がありました。このことで海洋の汚染が大変心配なわけでございますけれども...全文を見る
○遠藤(和)委員 科学技術庁が、この原子力については特に詳しいので調査していると伺っておりますが、どうですか。
○遠藤(和)委員 国民にとって一番心配なことは、やはりこれが生命の連鎖を呼びまして、人間が食べる魚等に放射能が含まれているのではないか、これが一番気にかかるところではないかと思うのですね。今お話がありました鹿児島県から科学技術庁に魚介類の調査依頼があったと聞いておりますけれども、...全文を見る
○遠藤(和)委員 環境庁長官にお願いしたいのですが、この件は大変国民が注目していることだと思います。従来環境庁の所管は原子力関係は所管していないのだ、外だというふうなものがありますけれども、今お話がありましたが、まだ調査が遅々として進んでおらぬ。本当にこういう大きな問題なのに、政...全文を見る
○遠藤(和)委員 アメリカの政府の説明によりますと、環境への影響については、本件関連の核物質の溶解性を測定するために海中試験を行ったが、その結果、核物質は比較的短時間で溶解することが判明した。また、核物質の高い比重のゆえに溶解物は極めて素早く他の堆積物とともに海底に沈殿する。した...全文を見る
○遠藤(和)委員 ぜひ積極的な姿勢を要望します。  それでは、本論に入ります。  まずこの水質汚濁防止法の一部を改正する法律案でございますけれども、この中で本法案の趣旨でございますが、「有害物質を含む水の地下への浸透を禁止することであります。」というのがこの改正案の趣旨だとさ...全文を見る
○遠藤(和)委員 それではお聞きしますけれども、法律案を読みますと、禁止するという言葉はどこにもないんですね。むしろ改正する前の法律にありました。十四条の5「排出水を排出する者は、有害物質を含む汚水等(これを処理したものを含む。)が地下にしみ込むこととならないよう適切な措置をしな...全文を見る
○遠藤(和)委員 総理府令で定めるということでございますが、その総理府令でどのように定めるか。その案は、この法案とともに提出されていますか。
○遠藤(和)委員 それは質問をして初めて、総理府令の案はこうなっていまして、それによると絶対に一滴たりとも地下に浸透はしないようにします、こういうふうな担保ができることは間違いないと思うのですが、国会というのは法律を審議する場なんですよ。総理府令を審議する場じゃない。  そこで...全文を見る
○遠藤(和)委員 今回のことは御答弁でよくわかりましたから、次回からこういう場合はぜひ総理府令の案も法律とともに出していただかないと困る、こういうことを私はお話ししておきたいと思います。  法律案を読みますと、都道府県の知事が行うことがずっと羅列されている印象を受けるわけでござ...全文を見る
○遠藤(和)委員 少なくとも僕は、じゃ予算のことは国が面倒を見るよというようなことを言ってもらいたいのですが、知事ばかりにやらしてしまりて、国の平成元年度の補助金は一千二百万円ですね。それで補助率が三分の一だということですから、事業量でいえば三千六百万円になると思いますが、自治体...全文を見る
○遠藤(和)委員 環境庁としては一生懸命頑張った、大蔵省がかたいんだ、そういう意図ではないかと思いますけれども、法律はつくったんだけれどもそれが実行されるかどうかというのは、予算がつくかつかないかということが大変大きな意味があるわけですね。元年度は十月施行ということですから時間が...全文を見る
○遠藤(和)委員 せっかく法律をつくったんだけれども、都道府県でやらないところがいっぱいあるというのでは困りますし、事故があったときだけ有効な法律になるというのでもおかしいし、常時監視したりして、シリコンバレーのような例にならないように事前にきちっと対応できるような十分な予算措置...全文を見る
○遠藤(和)委員 もう一点伺いたいのですが、日本全国で今六四%と言っているのですが、地域的な格差というのはありますか。
○遠藤(和)委員 この処理施設そのものはそんなにお金の張るものではないらしいのですけれども、やはりドライクリーニングというお店自体が零細でございますから、なかなか設置ができない状態がある、こういうことを伺っております。いろいろな対策あるいは行政指導等行われると思いますけれども、ぜ...全文を見る
○遠藤(和)委員 それから、知事が測定計画を立てる際のガイドライン、あるいは測定結果を公表する際のガイドライン、こういうものを環境庁さんとして考えていらっしゃるかどうかを確認したいのですが、法律を読みますと、測定計画もそうでございますが、その発表についてはあくまで各知事さんが独自...全文を見る
○遠藤(和)委員 ある程度、例えば公表のマニュアルというか最低水準といいますか、少なくともここまでは公表しなさいよというものはつくるべきであると私は考えるのですね。それ以上詳しくやるかどうかというのは自治体の裁量である。こういうふうに思いますけれども、いろいろ先ほどの質疑でもあり...全文を見る
○遠藤(和)委員 以上のことを確認をいたしまして、具体的な問題をちょっとお願いしたいのです。  先ほどもちょっとありましたが、静岡県の柿田川の件でございます。これは富士山ろくからの地下水が噴出しておる。私どももこの間四月十一日でございましたか、視察してまいりまして、環境庁長官に...全文を見る
○遠藤(和)委員 これは大臣に申し入れた要件でございますし、特に環境庁も関係があるのですね。名水百選に選んだところでございますし、この柿田川に基準値以下ではありますけれども有機塩素剤が検出されている、こういうことでございますから、ぜひ大臣のリーダーシップを柿田川について特定いたし...全文を見る
○遠藤(和)委員 話が全く変わるわけでございますけれども、佐渡のトキの話を最後にちょっと確認したいと思います。  トキの保護の問題につきましては、環境庁は長年取り組んできたわけでございますが、だんだんと減っておりまして、私どもも去年の十月二十八日佐渡に行きまして、向こうの所長さ...全文を見る
○遠藤(和)委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
11月21日第116回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○遠藤(和)委員 私の持ち時間は三十九分という短い時間でございますので、答弁はできるだけ簡潔明瞭に、めり張りのついたものをお願いしたいと思います。  私は、生活雑排水の問題、自然保護の問題、それから地球的規模の環境問題、この三点に絞りまして質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○遠藤(和)委員 これは環境庁からいただいた資料でございますけれども、「今後の取り組みの方針」といたしまして、その中に「今後の生活雑排水対策の推進方策については法的措置を含めて検討を進める」、こうあるわけでございますが、この法的措置というのは法案を用意しておるということであろうと...全文を見る
○遠藤(和)委員 確かにこの生活雑排水問題は、環境汚染の被害者も国民である、しかし加害者もまた国民であるというところが、大変問題が複雑であると思います。それから個人の基本的人権、生活権ですね、それに対して法的縛りがどうなるのかというかなり難しい問題があると思うわけでございます。私...全文を見る
○遠藤(和)委員 一部の新聞報道によりますと、義務づけを考えている、こういうふうな報道がありましたが、これは義務づけを含めて検討しているのか、義務づけは頭から考えてない、こういうことなんですか。そこら辺のスタンスはいかがなんですか。     〔今枝委員長代理退席、委員長着席〕
○遠藤(和)委員 わかりました。  我が国には下水道神話というのがあるんじゃないかと私は思うのです。いわゆる公共下水道が完備できれば生活雑排水もみんな含めて水質が浄化するんだ、こういう神話がありまして、毎年国費が大体三兆円近く投入されて建設をされているわけでございますが、大体年...全文を見る
○遠藤(和)委員 それで、分野調整じゃないのだけれども、厚生省で今行っているいわゆる整備事業については、補助対象地域は、下水道法第四条第一項の認可あるいは同法第二十五条の三第一項の認可を受けた事業計画に定められた予定処理区域以外の地域、こういう縛りをかけていますね。この縛りを取っ...全文を見る
○遠藤(和)委員 この整備事業で、昭和六十二年度に創設をされまして以来、来年平成二年度は三十五億円要求されておる、今年度に比べて一六九・九%になる、かなり進捗はしてきておる、二年度には約一千市町村になろうか、こういうことでございますけれども、私は考えるのでございますが、この補助金...全文を見る
○遠藤(和)委員 随分遠慮をされて申されている気がいたしますが、これ以上はやめます。  この補助対象になる合併浄化槽について、厚生省はどういう基準を設けていますか。
○遠藤(和)委員 建設省に聞きたいのですけれども、建築基準法に基づく構造基準に適合しというところの認定でございますが、いわゆる工場で生産されるものと現場打ちのものにつきましてはどういうふうな理解をしていますか。
○遠藤(和)委員 現場打ちのものはどうなんですか。現場の建築主任が認定するということでいいのですか。
○遠藤(和)委員 いわゆる石井式合併処理浄化槽という浄化槽があるんです。これはよく新聞等でも報道されておりますけれども、九州第一工業大学の教授である石井さんが考案されたもので、私も現地に行って、石井さんのお宅にも参りまして見せてもらったのです。これは排水のBODが一ppmまで浄化...全文を見る
○遠藤(和)委員 そうすると、石井式合併処理浄化槽については対象にならないという理解ですか。
○遠藤(和)委員 建設省はこの石井式合併処理浄化槽についてどういう認識をしていますか。
○遠藤(和)委員 次に、自然保護の問題についてお伺いいたします。  いわゆる国有林の施業計画と原生林の保全の問題でございますが、先日福島県の柳津町の博士山というところに私行ってまいりまして見たのでございますが、伐採計画がありまして大きなブナが切り倒されるということで、町も議会も...全文を見る
○遠藤(和)委員 これは環境庁長官も聞いてもらいたいのですが、僕は行って木を見てきたのです。聞きましたら、切る計画のものは四百五十本くらい。幾ら入るのですかと言ったら五百万円くらいなんですね。立ち木で売りまして一本大体一万円くらいなんですよ。その木はどういう木か、木を直接山の中ま...全文を見る
○遠藤(和)委員 もう一つ博士山について、私の地元の徳島県木沢村に、剣山周辺にしもあれ国有林というのがあったのです。これも私は切るなと言ったのだけれども、択伐してしまった。大変遺憾に思っているのだけれども、今後は絶対に切らないと言えますか。ちょっと確認をしておきたいと思います。
○遠藤(和)委員 この剣山周辺は、今度環境庁の努力によりまして国設鳥獣保護区に指定していただきましたね。私はよく山に登るのでありますが、剣山の周辺は昔は一面のブナ林だったのですけれども、今はぽつぽつしかない。ほとんど枯れてしまった。こういう状態です。もう対策は遅いのではないかなと...全文を見る
○遠藤(和)委員 それでは信用いたしまして、最後に地球環境問題についてお伺いしたいのでございます。  ことしは地球環境フィーバーといったらなんでございますが、日本でもたくさんの世界会議が行われました。世界じゅうでもたくさんの会議が行われたわけでございますが、その会議のフォローア...全文を見る
○遠藤(和)委員 具体的にお伺いしますけれども、今国会の衆議院本会議の我が党の石田委員長の代表質問で、ODAが金額ベースでは世界で一番多くなった日本として環境に配慮した途上国へのODAのあり方のガイドラインを総理は責任を持って早急につくりますという答弁をしましたが、見ておりますと...全文を見る
○遠藤(和)委員 森林保護に対して、アメリカの自然保護団体等が実行しているようでございますが、途上国の債務を肩がわりするかわりにその国の森林保護権をいただく、いわゆる債権と森林保護権のスワッピングですね。こういうものについて日本国政府も考えたらどうかと思いますが、いかがですか。
○遠藤(和)委員 時間が参りましたから、最後に長官に、私の提案も含めましてお伺いしたいのです。  今地球環境の問題が非常に注目をされているわけでございますが、いろいろなお話がありまして、一つはちょっと行き過ぎて、国民が不安がるようなものもあるわけです。私は、わかりやすくて権威の...全文を見る
○遠藤(和)委員 どうもありがとうございました。