遠藤和良

えんどうかずよし



当選回数回

遠藤和良の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○遠藤(和)分科員 最初に谷垣大臣に聞きたいんですけれども、先日、二月十八日と記憶しておりますけれども、国会の中で生命(いのち)のメッセージ展という展覧会がございました。この御感想からお聞きしたいと思います。
○遠藤(和)分科員 私も見学させていただいたんですけれども、この展示の中には、凶悪な犯罪によるもの、あるいは悪質な交通事故によるもの、あるいはいじめなどによる自殺等、いずれも理不尽に命を奪われた人たちの白い人型がありまして、その方の履いていらっしゃった履物がありました。私は、それ...全文を見る
○遠藤(和)分科員 そういうのは早計というんじゃなくて、ずさんなんですよ。いいかげんなんですよ。生きている人は加害者しかいないんです。被害者は亡くなっちゃっているんですよ。被害者から証言を聞くわけにいかないんです。では、だれから聞いたんだ、そして、目撃者が果たしてその時点で何人い...全文を見る
○遠藤(和)分科員 だから、処分はしたのかと聞いているんです。
○遠藤(和)分科員 おざなりなんですよ。誠意が全くないんだよ。  それから、警察は目撃者をその後三人捜して、いろいろ話を聞いている。そこでも車両の信号が青だったという断定はできていないんでしょう。どうなんですか。
○遠藤(和)分科員 私は、自転車の方の話を聞いているのじゃなくて、ぶつけた加害者の方の、自動車の信号が青だったという特定はできていないのでしょうと聞いているんです。
○遠藤(和)分科員 今に至るまで青であったという確定ができていないにもかかわらず、事件の翌日の新聞に、青だった、こういうふうな公表をしたのは早計だった、誤りだったということじゃないですか。わかっていないんでしょう、いまだに、青だか赤だか。警察は特定できていないんでしょう。それなの...全文を見る
○遠藤(和)分科員 両方が赤だということだってあるんだ。それを青だったと広報したことは、早計じゃなくて誤りですよ。どちらかわからないというのが真実だ、今のところは。これから事実を調べるんだ、そういうことじゃないんですか。
○遠藤(和)分科員 断定できないものを断定する形で広報するのは誤りじゃないの、そうでしょう。  それから、ずさんさを証明するものとして、警察の言っていることは、特に新聞が出て、そうじゃなかったよ、あれは赤だということを私は見たと言う新しい証言者がいっぱい出てきている。それで、警...全文を見る
○遠藤(和)分科員 ちょっと検察にも聞きたいと思います。  今回、なぜ検察は不起訴にしたのか。不起訴の理由、それを説明してください。
○遠藤(和)分科員 警察から検察に送検したのは、いわゆる業務上過失致死罪ですね。この罪を構成する要件は信号無視だけではないですよね。今、信号が赤だったか青だったかわからない状況ですから、それは特定できないかもわかりません。しかし、二十五メートルもはね飛ばされている。かつ、この交差...全文を見る
○遠藤(和)分科員 だから、私の言った素朴な、常識的な質問に答えてくださいよ。そうした疑問に対して、そうした観点から考えても、この事案は嫌疑が不十分であった、こう言えるんですか。そういう積極的な理由を言ってくれないとわかりませんよ。
○遠藤(和)分科員 これは遺族に対しての説明責任も果たしていないのです。そうした素朴な疑問に何も答えていない。要するに、嫌疑不十分でしたという言葉だけ伝えている。嫌疑不十分の中身は何なのか。こういう観点から考えても、こういう観点から考えても、こういう観点から考えても、こうこうしか...全文を見る
○遠藤(和)分科員 検察は、自分の立場の重さを感じてほしい。こうした刑事罰を科す訴訟は、警察か検察しかできません。民間人ではできない。しかも、被害者は亡くなっている。ということからいえば、自然、検察とか警察は、亡くなった方の立場でこの案件を考えるべきでしょう。そうでなければ、亡く...全文を見る
○遠藤(和)分科員 刑事局長、報告を聞いてそうですかと言うだけが刑事局長の仕事じゃないんですよ。自分が疑問に思えばもう一遍調べ直す、当然のことじゃないですか。疑問に思わないの。  それから、私、警察にも言いたいんだけれども、警察は、検察に対して、これは業務上過失致死罪として送検...全文を見る
○遠藤(和)分科員 それはただ報告を聞いているだけなんですよ。普通、論理矛盾でしょう。だって、検察に対して、本件事案は業務上過失致死罪でございますと言っているんです。言っていながら、自分で行政処分できる権限がありながら何の行使もしていない。矛盾していませんか、この警察の行動。どう...全文を見る
○遠藤(和)分科員 おかしい。警察は警察の判断があってしかるべきです。検察は検察の判断がある。行政処分は検察にお伺いしなければできない処分なんですか。警察に任された権能でしょう。何でそれができないんですか。
○遠藤(和)分科員 おかしい。全く理解できない答弁だ。  私は、もう官僚の皆さんとは話をしてもしようがないから、政治家である大臣にお聞きしますけれども、本当にこの国で警察とか検察に対して国民が信頼をしている根拠というのは、やはり自分たちにかわってきちっとしたことをしてくれるんじ...全文を見る
○遠藤(和)分科員 最後に、増田法務副大臣にもお伺いしたいんですけれども、検察が、交通事故の死亡した案件について、要するに、不起訴が三割を超えている、このように伺っています。一般の事案では九割が不起訴ですけれども、死亡事故に特定しますと三割弱だということでございまして、不起訴にな...全文を見る
○遠藤(和)分科員 終わります。
04月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第3号
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○遠藤(和)小委員 公明党の遠藤和良と申します。  きょうは、両先生、本当にありがとうございます。私は、お二人に、憲法改正に限界があるのかないのかという問題についてお伺いしたいと思います。  いわゆる九十六条の改正規定を満たせばすべてを変えることが可能なのか。あるいは、言われ...全文を見る
○遠藤(和)小委員 それでは、九十六条の改正権を改正権で変える、これは自己否定になるのではないか、こういうふうに思いますけれども、九十六条も改正権で改正をできる、こういうふうに考えるんでしょうか。
○遠藤(和)小委員 お二人にお願いします。
○遠藤(和)小委員 終わります。
○遠藤(和)小委員 九十六条の改正手続について申し上げますと、国民投票の話はあるんですけれども、もっと前に議論をして、論点を整理して申し上げれば、一つは内閣に発議権はあるのかないのかということをきちっとやはり議論をしなければいけないと思うんですね。そして、改正法案を閣法として提出...全文を見る
○遠藤(和)小委員 私は、先ほどしたつもりなんですけれども。  国民投票法案と申しますか、それだけを先行するというのはちょっとどうかなと思うんですね。今仙谷さんがおっしゃったんですけれども、僕はほぼ彼の意見に同意ですね。  全体的に、やはり国の形のようなものをきちっと議論をす...全文を見る
04月09日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○遠藤(和)委員 公明党の遠藤和良でございます。  きょうは四人の参考人の先生方、本当にありがとうございます。私、ここで、若干、論点を整理するという意味も込めまして、既に御答弁いただいている部分もあるんですけれども、同じ質問を四人の方にさせていただきたいと思います。  最初は...全文を見る
○遠藤(和)委員 次の質問ですけれども、食品安全委員会と消費者をつなぐパイプとして、先ほど、高橋参考人からは食品安全一一〇番の提言がありまして、中村参考人の方からも食品安全ホットラインという話がありました。これは非常に貴重な提案だと思うんですけれども、この構想について、日和佐参考...全文を見る
○遠藤(和)委員 では、これも四人の参考人に同じ質問をしますけれども、いわゆる食品安全の確保というものに対する消費者の立場ですけれども、消費者には権利こそあれ、これに対して義務はないんだ、したがって、権利を具体的に条文に書くべきであって、この法案のように役割とかそういう形で義務を...全文を見る
○遠藤(和)委員 BSE問題とか食品の表示の問題とか、いろいろと食の安全ということとともに、安心というものが国民の中に本当に、食品行政に対する安心もあるし、食品の流通に対する安心、そうした安堵感といいますか、そういうものをつくっていくというのが大変重要な役割だと思うんですね。 ...全文を見る
○遠藤(和)委員 ちょうど時間が参りました。どうもありがとうございました。
04月17日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○遠藤(和)委員 先日の小委員会ではお二人の参考人をお招きして意見を聞いたわけですけれども、私、そのときに、今の日本国憲法を改正できる限界はあるのかないのかという質問をしたんですけれども、お二人の参考人は全く違った見解を示されました。お一人の方は限界がある、一人は全く限界はないと...全文を見る
○遠藤(和)委員 私は、ODAでは、やはり生きたお金の使い方ということを考えていかなければいけないんじゃないかと思うんですね。財政上の理由で総額は減少せざるを得ないわけですから、限られたものをどういうふうに生きた形で使うかということが大事だと思います。  少し前にカンボジアの政...全文を見る
○遠藤(和)委員 私もこの国会からこの憲法調査会の委員にさせていただきました、遠藤和良です。  憲法というと日本では日本国憲法のことを直ちに指すというふうに理解されるわけですけれども、もともと憲法という言葉は、いわゆる英語のコンスティチューションの訳語であるということはよく知ら...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○遠藤(和)委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び保守新党を代表いたしまして、ただいま議題となりました自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び保守新党の五党提出の共同修正案及び修正部分を除く政府原案に賛成の立場から討論を行います。  国民の...全文を見る
05月08日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号
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○遠藤(和)小委員 私、佐藤参考人に最初に聞きたいんですけれども、アメリカと国連、特に最近のアメリカのネオコンと言われる一つの人たち、あるいは考え方というものについてはどういうふうにお考えかということを聞きたいんです。  日本では、このネオコンというのは新しい保守主義だとかいう...全文を見る
○遠藤(和)小委員 菅波さんにお聞きしたいんです。  テロが起きたときに、そのメッセージをよく知ることが大事だとおっしゃいましたけれども、九・一一は何をメッセージしたのか。例えば、それは富の偏在というものに対する警告だ、アメリカ一国のみが栄えて、それが偏在しているのではないかと...全文を見る
○遠藤(和)小委員 テロが、あれをきっかけにしていろいろな形で起こる可能性が今出てきているわけですけれども、テロリズムを生む土壌は一体どこにあるのかな。そういうものについてお考えがあれば、両参考人に聞きたいと思います。
○遠藤(和)小委員 ありがとうございました。
05月08日第156回国会 衆議院 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第4号
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○遠藤(和)小委員 ちょっと話が急に変わるんですけれども、私、四国の人間なんですけれども、坂本竜馬という人がいます。時代を先取りする人で、剣の達人だったんだけれども、ある日訪ねていったら、もうそんなものは古いよ、鉄砲さ、今度行ったら、鉄砲じゃもう古い、法典だというふうな逸話が残っ...全文を見る
○遠藤(和)小委員 議会との関係についてお伺いしたいんですけれども、大日本帝国憲法が公布されましたのは明治二十二年二月十一日ですよね。それから、第一回帝国議会の開院式がありましたのが翌年の明治二十三年の十一月二十九日ですかね、この日に大日本帝国憲法が施行されているんですね。ですか...全文を見る
○遠藤(和)小委員 明治憲法ができて以来、憲法とともに、日本の国の行く手が、だんだんと軍部が独走するような体制になってしまったわけですね。そして太平洋戦争にまで至るわけですけれども、これは憲法に責めを求めるべきなのか、そうではないのかという議論があると思うんですね。それは、憲法は...全文を見る
○遠藤(和)小委員 きょうの御説明の中で、憲法の制定過程の時点から憲法の条文の解釈について差異がある、大きな差がある。これがやはり、そうした憲法制定された後からも大きな災いになったということは言えるんではないんでしょうか。
○遠藤(和)小委員 ありがとうございました。
05月14日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○遠藤(和)委員 私の質問の持ち時間は十五分でございますので、ポイントを絞りまして、鴻池大臣と一問一答させていただきたいと思っております。  まず、今回五十七特区を第一弾として認定されたわけですけれども、この目玉というのはどこでしょうか、それから、今後どんなことを期待しているか...全文を見る
○遠藤(和)委員 まあ、すべてが目玉だというふうな認識ではないかと思いますけれども。  それでは、きょう審議をしております改正案の方ですけれども、この改正案を提案されるに当たって、大変な御苦労があったと思っていますけれども、自分で採点をするとすれば、この改正案は、百点満点で何点...全文を見る
○遠藤(和)委員 それでは、各省庁と個別に交渉に当たられたわけですけれども、それぞれ交渉に当たって各省庁、恐らくかたい、やわらかいところは余りなかったんじゃないかと思いますけれども、大臣の方から各省庁の点をつけるとすればどの程度でしょうか、印象のようなものでも結構ですが。
○遠藤(和)委員 そういう意味では、今回この改正案が出たところは、それぞれ、穴があいたといいますか、鴻池さんの努力が実って、各省庁の方々も理解をしたということなんでしょう。  ちょっと具体的にお聞きしますけれども、例えば、株式会社が大学を開設できる、こういうふうな特区ができるわ...全文を見る
○遠藤(和)委員 それでは、文部科学省にお聞きしますけれども、大学設置基準というのは、株式会社が開設する大学であっても、大学設置基準の上乗せはしない、一般の大学設置基準と同水準のものにする、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○遠藤(和)委員 そうすると、もう一遍、念を押して聞きますけれども、タイムテーブルですけれども、十月にこの法律が施行されて、そこから申請を開始する。そうすると、特区に認定をする。その後、例えば大学というのは普通は四月開校ですよね。四月開校ということも一番早い段階ではあるんでしょう...全文を見る
○遠藤(和)委員 では、鴻池大臣にもう一つ、違った観点ですけれども、株式会社による病院の開設の問題ですけれども、これは今回の法律には載っていないんですね。これから要するに議論をして、六月に成案を得て、臨時国会になりますかね、臨時国会にこの特区法の改正案のようなもので出るんでしょう...全文を見る
○遠藤(和)委員 私は、鴻池さん自身のあるべき医療の姿といいますか、今、診療報酬体系というのは統制経済ではないのかという議論もあるわけでございまして、そうした議論についてどういうお考えなのかということも含めて、これは党の中で議論するというよりも、一政治家として、本当にあるべき医療...全文を見る
○遠藤(和)委員 では、今後の健闘を祈りまして、質問を終わります。
05月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○遠藤(和)委員 きょう、私は政府参考人をお願いしてございません。三十分という短い時間ですから、お二人の大臣にそれぞれ二、三問ずつぐらい、ポイントを絞ってお伺いしたいと思います。  最初に石原大臣にお伺いしたいんですけれども、公務員制度改革、これは新聞報道で、この国会提出を断念...全文を見る
○遠藤(和)委員 さて、法案の作成作業は大変大詰めに来ていると思うんですけれども、先ほど大臣の言葉で、なおここに至っても主張に隔たりがあるというところが、そういう表現があったわけですけれども、それは具体的にどういうところでしょうか。  例えば、公務員の採用とか研修を内閣が直接こ...全文を見る
○遠藤(和)委員 労働基本権と人事院の基本権を代償する機能の関係、これは後で私も触れたいんですけれども、人事院にはもう一つ大きな役割がありますね。いわゆる公務員というのは全体の奉仕者でなければいけないですから、公務員の人事管理の中立公正性の担保、これを人事院という中立的な第三者機...全文を見る
○遠藤(和)委員 ちょっと具体的な問題として、内閣と人事院の関係について、例えば、職員の採用という問題、その観点から見ますと、今度内閣が採用も直接行うというふうなことを考えているようですけれども、私は、内閣は採用方針を定めて、具体的な採用試験の企画とかを実施するというこの話は、や...全文を見る
○遠藤(和)委員 ですから、全体の奉仕者としての職務の公正中立性の担保、こういう役割を人事院が担っているという、その役割は今後も大事にしていかなければいけない問題だと思うんですね。内閣の恣意的な採用というのはあってはならないわけですから、内閣がどう変わろうとも、やはり国家公務員は...全文を見る
○遠藤(和)委員 今、争議権の議論は、民間会社もそういう争議という具体的な事例はないですよね。大体もう協調路線で議論されていますし、公務員に争議権という話は全く出ないのではないかなと思いますね。それを国民も支持はしないんじゃないかなと思いますが、労働協約締結権ですか、これは議論し...全文を見る
○遠藤(和)委員 先ほどちょっと話が出ましたけれども、消防職員の団結権、これは私は総務省にいたときは否定的な答弁をしてきたわけですけれども、議論はしてもいいのではないかなと思いますけれども、大臣の個人的な見解で結構ですが、どういうふうな御意見をお持ちでしょう。
○遠藤(和)委員 ありがとうございました。  谷垣大臣、お待たせしました。  産業再生機構、株式会社でスタートしたんですけれども、各都道府県にはいわゆる中小企業再生支援協議会がありますね、これとの連携というのは具体的に実務の中ではやっていかなければいけない問題だと思うんですね...全文を見る
○遠藤(和)委員 産業再生機構は債権買い取り機構を持っていますよね。各都道府県の方にはそれはないですよね。ここのところが大きな違いじゃないかと思いまして、やはり債権を買い取ることをしてあげないとなかなか再生が難しいというものが具体的な例としてあると思うんですね。それをきちっと処理...全文を見る
○遠藤(和)委員 私はRCCとの関連を聞いたんじゃなくて、先ほどの中小企業再生支援協議会との関連を聞いたのですけれども。(谷垣国務大臣「失礼しました」と呼ぶ)よくわかりました。三つあるわけですよね。まあ、お互いに連携をとり合ってやるということでしょう。  それで、この産業再生と...全文を見る
○遠藤(和)委員 最後に一問だけ。  そうすると、産業再生機構が行う第一号の案件、初仕事というのでしょうか、その仕事ぶりというのは金融機関も注目するでしょうし、国民も注目するし、再生を期待する企業の方も、三者全部注目をしていると思うんですね。そこで成功すれば、それが一つの例にな...全文を見る
○遠藤(和)委員 ありがとうございました。
05月28日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○遠藤(和)委員 最初に、この法案の審議を午前中からしているんですけれども、その感想からちょっと述べてみたいと思うんですけれども、立法府として大変いい議論ができているんじゃないかと思うんですね。少子化という問題に対して議員立法で提案をされる、そして議員の皆さんが自分の考えを開陳し...全文を見る
○遠藤(和)委員 それから、条文もそうなんですけれども、提案者の趣旨というものと条文とが乖離はしていないと思うんですが、提案者の意思と関係なく、法律になっちゃうと条文がひとり歩きするわけですよね。そのときにどういうふうな心配があるかということがいろいろな質問者の発言の中にもあった...全文を見る
○遠藤(和)委員 私、きょうは政府委員をどなたも呼んでいませんのは、やはり政治家同士が話し合いをしてよりよいものに仕上げていく、これが立法府の責任じゃないかなと思うんですね。そういう意味で、建設的に、やはり修正というものも視野に入れてこの法案が成立することを図っていくということが...全文を見る
○遠藤(和)委員 ただいまのお話は、個人個人の自己決定権と国との関係をどう考えるかという、言葉を言いかえればそういう話ではないかなと思うんです。  結婚とか出産ということは、進んで個人の自己決定権に属する問題ですよね。それと、国としてそれを干渉することはできません。しかし、やは...全文を見る
○遠藤(和)委員 それは、例えば、少子化という問題に対して、少子化に歯どめをかけることを目的にした法律ではなくて、結果として少子化に歯どめがかかるものを期待している、こういう法律である、このように理解してよろしいですか。
○遠藤(和)委員 結婚された新婚の夫婦の方に、子供は何人ぐらい欲しいですかというアンケートをした。それで、実際に産んだ子供の数と差があるんですね。そういうふうな差はどのぐらいあると理解をされていますか。それから、何で欲しい子供の数と産んだ子供の数に差が起こる、その理由について尋ね...全文を見る
○遠藤(和)委員 いろいろな調査があるんですけれども、何か一番大きな不安というのは、やはり子供を育てていく教育に対して大変な負担になる、こういうふうな心配をされる方が多いように聞いております。ですから、教育に対してきちっと支援をする体制、それをつくっていくということが不安を解消す...全文を見る
○遠藤(和)委員 あと、小児医療の問題なんですけれども、これは、子供さんが病気になったときに行く専門病院が少ない。小児の外来ですか、小児を窓口にした病院がない。それから、お薬なんかも、小児専用のお薬というのはないんですね、ですから大人の薬を半分にして出すとか、それは大人のちっちゃ...全文を見る
○遠藤(和)委員 これに関連して、病児保育の問題。  この体制は、国の制度としてはできているんですけれども、地域では進んでいませんよね。ですから、保育所に預けているお子さんが病気になったときに、お母さんは本当に大変な思いをしていますよね。だから、そういうサポートをきちっとすると...全文を見る
○遠藤(和)委員 不妊治療の問題が午前中も出たんですけれども、これ、本当に欲しいと思っているんだけれども産めない、そういう方々がたくさんいらっしゃいます。それはかなり経済的に負担があるわけでして、これに対して保険適用を考えてほしい、そういう話があると思うんですけれども、保険という...全文を見る
○遠藤(和)委員 児童手当制度なんですけれども、現在は無拠出の給付制度ですね。それではなくて、やはり拠出する社会保険制度の中で児童手当給付を考えた方が私は合理的ではないのかな、こう思っているんですね。  例えば、年金制度の中に、設計変更しまして、年金の給付を障害給付と老齢給付だ...全文を見る
○遠藤(和)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月29日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○遠藤(和)委員 私は、小委員会で二つのことを質問したんですけれども、一つは、明治憲法下におきまして軍部が独走したのは、憲法自身に問題があったのか、それとも政治の責任であるかという点です。これに対しては、四分六という御答弁だったと思うんですけれども、双方に責任がある、こういうふう...全文を見る
○遠藤(和)委員 公明党の遠藤和良でございます。  きょう、私は、五人の公述人の皆さんに同じ質問を一問だけしますから、よろしくお願いいたします。  きょうは、公述人として予定されておりました蓮池ハツイさんが身内の方のお葬式で欠席をされたわけですけれども、先ほどその御意見が代読...全文を見る
○遠藤(和)委員 まだ少し時間があるようですから、あと一問だけいたします。これもできれば、短くて結構ですから、五人の方にお答えいただきたいのです。  新しい基本的人権あるいは地方分権のお話が出まして、これを憲法の中で議論して、憲法を修正するあるいはそれを加筆する、そうした方がい...全文を見る
○遠藤(和)委員 ありがとうございました。
06月03日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○遠藤(和)委員 公明党の遠藤和良です。この法案、大変国民の皆さんから注目をされている法案ですけれども、私は、できれば、大変重要な法案ですから、竹中大臣と二人で一問一答をさせていただきたいと思っています。  まず、生命保険主要十社が決算を出しましたけれども、これをどう評価するか...全文を見る
○遠藤(和)委員 にもかかわらず、予定利率の引き下げは全社とも現時点で申請の気持ちはない、こういうふうに会見で表明していますけれども、こうした態度についてどう思いますか。
○遠藤(和)委員 この法案の条文の中に「保険業の継続が困難となる蓋然性」という言葉があります。その蓋然性とは一体何だ。今も蓋然性は既にあるのではないかというふうな認識もあるんですけれども、この蓋然性について、政府は、客観的な基準、こういうものを公表するおつもりはあるんですか。
○遠藤(和)委員 ですから、前もって客観的な基準を発表しなければ、それぞれの会社が蓋然性がありとして届け出をする、内閣総理大臣が、そうですね、ありますねということで決める話のような気がするんですね。そうすると、蓋然性というのは一体何だ。本当に客観的な、各社とも統一された基準で蓋然...全文を見る
○遠藤(和)委員 それから、経営内容の情報開示の問題ですけれども、その情報開示というのを生命保険会社の判断にゆだねている、これでいいのかという問題を私は提起したいと思います。  例えば三差益、保険会社の利益の源泉ですね、それを差益ごとにきちっと公表するのが本当は筋ではないのかな...全文を見る
○遠藤(和)委員 やはり、この三差益を公表してこそ本当の情報開示なんですよ。それをしないで蓋然性があるとかないとか言っているのは本当におかしいと私は思いますね。  私は推測するんですけれども、恐らくほとんどの生命保険会社が死差益におんぶしているんじゃないか。死差益におんぶして、...全文を見る
○遠藤(和)委員 これは競争政策の政策判断じゃないと私は思います。生命保険会社そのものが社会に存在する以上、どうした利源からどうした利益をいただいているのかというのは公表するのが使命だし、そのことによって、逆に風評被害はなくなると私は思いますね。これは公表する方向で、きちっと政府...全文を見る
○遠藤(和)委員 そうすると、これは必要条件じゃないということですか。
○遠藤(和)委員 大臣、既に簡保は三利源を公表しているんですよ。本当に、生命保険に対してそうしたものを明らかにしていくということが私はやはり大事だと思うんですね。特に、こうした蓋然性があるかないかとか、経営実態はどうなのかということを明らかにする意味では、これは非常に重要な視点だ...全文を見る
○遠藤(和)委員 それから、この法案による引き下げを行った方が破綻処理されるよりも契約者にとっては有利である、契約者保護になるんだ、こういう説明を政府はしているわけですけれども、それはこの法律の条文上どう担保されていますか。
○遠藤(和)委員 それから、景気がよくなって金利が上昇した場合には、予定利率を下げたことによる効果というものをいただいた場合にはそれを契約者に還元をする、こういう法文も入っていましたかね。
○遠藤(和)委員 法律の条文の中に出てきます保険調査人ですけれども、これはどんな仕事を具体的にするんですか。そして、その公正性というのはどのように担保するんでしょう。
○遠藤(和)委員 風評リスクに対する考え方ですけれども、一番最初に申し上げましたように、このままほうっておくと、せっかく法律はつくったんだけれども、どこの会社も手を挙げない状態になるか、全部がそろって手を挙げるかしかないのではないかな、こういうふうに思いますね。本当に勇気を出して...全文を見る
○遠藤(和)委員 風評被害、風評リスクを回避するのは、私は情報を開示することだと思うんですね。情報が開示されていないからうわさがうわさを呼ぶわけでして、リスク管理という意味から、情報をきちっと全部開示しちゃう、これが、心配なようですけれども、本当は一番安全な運営の仕方ではないかと...全文を見る
○遠藤(和)委員 これで予定していた質問は終わるんですけれども、最後に、やはり全体の経済の、デフレから脱皮するという視点で申し上げたいんです。  デフレ現象というのが、日本の経済現象のみならず世界を巻き込んだ、世界同時デフレ懸念のようなものがあると私は思うんですね。ですから、問...全文を見る
○遠藤(和)委員 終わります。ありがとうございました。
06月04日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○遠藤(和)委員 公明党の遠藤和良です。  きょうは、四人の参考人の皆様、それぞれの立場から本当にありがとうございます。  私は、同じ質問を四人の方にいたしますので、よろしくお願いします。  最初に、我が国の人口についてどのような認識をお持ちであるかということを聞きたいんで...全文を見る
○遠藤(和)委員 それから、きょうもいろいろな議論が出たんですけれども、結婚とか妊娠とか出産というのは女性の自己決定権であり、これを尊重することが大切である、これは私も至極当然のことだと思うんですね。  法案との関係ですけれども、法案に書かれていないんじゃないかとか、あるいはも...全文を見る
○遠藤(和)委員 自己決定権との関連でお伺いしたいんですけれども、子供さんの数は何人欲しいですかと言うと、三人欲しいと答える家庭が一番多い。けれども、実際は二人産んでいる家庭が多いんですね。そうすると、これは自己決定権を自己実現できていない社会になっているのではないか、こう思うん...全文を見る
○遠藤(和)委員 人間には多様な生き方があるわけですから、いろいろな価値観があるわけですね。それは生きていく本人の自己決定権に基づく生き方ですから、それを侵害しないという形で、本当に子供が欲しいんだけれども、産みたいんだけれども、産むと心配なことがいっぱいある、その心配を取り除い...全文を見る
○遠藤(和)委員 そもそもこの法律の名前がかた苦し過ぎるんじゃないかという意見もあるんですね。少子化社会対策基本法ですから、何か、国のために、困難な問題が起こっているんだから何とかしなきゃいけないという認識が、何となくこの文言から感じられる。こうではなくて、この法律の心は一体どう...全文を見る
○遠藤(和)委員 どうもありがとうございました。
06月11日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○遠藤(和)委員 そうした懸念は全くないと理解していただきたいと思います。  この自己決定権は、憲法二十四条にもう既に明記されているわけですね、婚姻は両性の合意のみにおいて成立すると。こういうふうに、結婚が自己決定されるということは憲法上もはっきりしていることでございまして、ま...全文を見る
06月12日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○遠藤(和)委員 私は、憲法と現実の乖離の問題につきまして、若干感想を述べたいと思います。  国民の皆さんも、この憲法改正問題に大変強い関心を持っておるわけでございますが、私は、この国会の開会中に行われました地方公聴会、金沢市とそれから高松市、両方に出席をさせていただきました。...全文を見る
○遠藤(和)委員 公明党の遠藤和良でございます。  きょうは、大変御苦労さまでございます。短い時間ですから、私、おのおのの方々に一問ずつ、それぞれ別の問いかけをさせていただきたいと思います。  最初に、草薙さんにお尋ねしますけれども、国連軍の創設というのは、確かに現行憲法が期...全文を見る
○遠藤(和)委員 根本さんにお伺いしますけれども、先生は、新しい人権は法律の制定で足りるのではないかというふうなお話をされましたけれども、新しい人権というのは、そもそも憲法が制定されたときに想定されていない概念ですから、それは素直に考えれば、やはり憲法の中に明記すべきではないか、...全文を見る
○遠藤(和)委員 高木さんには、日米安保と自衛隊の例を引いて、現実と憲法が合わなくなっているから現実の方に合わせて憲法を改正しろ、こういう議論だったように思うんですけれども、この現実と憲法との乖離という認識ですけれども、そのほかにも大きく乖離していると考えられることはありますか。
○遠藤(和)委員 次に、西原さんに聞きますけれども、西原先生は、逆に、憲法の理想というものが今実現されていない方が問題、この現実が問題だ、憲法をそのまま実現する世の中をつくるということが大切なんだという御主張だったと思います。  今、教育基本法、これは準憲法と言われているわけで...全文を見る
○遠藤(和)委員 坂上さんにお伺いします。  憲法と現実との間に矛盾がある、そしてその矛盾を解決するためにも憲法を改正した方がいいのではないか、こういうふうな御主張だったように聞くんですけれども、今この日本の中で一番矛盾を感じるとすれば、実際は、具体的にどういう問題でしょうか。
○遠藤(和)委員 それでは、最後に鹿子嶋さんに聞きたいんですけれども、憲法というのは国の形を法令の中で示していると私は認識するんですね。国の形というのは、国と地方も国の形の大切な問題ですから、これをはっきりと憲法に書くべきだ。ですから、現在の地方自治の本旨というちょっと抽象的な言...全文を見る
○遠藤(和)委員 ありがとうございました。
07月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第5号
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○遠藤(和)小委員 最初に、藤井先生にお伺いしたいんですけれども、大変論理的でわかりやすいお話だったと私は理解いたしました。  ところで、現行憲法の九条に即してお伺いをしたいわけですけれども、九条には、いわゆる戦争の放棄だとかあるいは戦力の不保持だとかあるいは交戦権の否認を明文...全文を見る
○遠藤(和)小委員 集団的安全保障措置の概念、哲学と集団的自衛権は全く違う概念だと私も思うんですね。そして、九条は集団的安全保障の概念については全く触れていないわけですから、憲法が全く触れていないことですから、何ら憲法違反にはならないし、むしろ憲法の前文が期待している話ですよね。...全文を見る
○遠藤(和)小委員 そうすると、それはやはり九条に三項を設けるというふうな具体論になるんでしょうか。
○遠藤(和)小委員 ありがとうございました。  では、近藤さんにお伺いしたいんですけれども、近藤さんのお話の中で、九条について、それぞれどういうふうに考えていったらいいかという具体的な提案があったわけですけれども、国連との関連についてのお話がなかったように思うんですね。  例...全文を見る
○遠藤(和)小委員 それから、集団的自衛権についての認識をお伺いしたいんですけれども、自衛権の中には、個別的自衛権と集団的自衛権がある。けれども、日本国憲法は集団的自衛権を認めていないというのが政府の解釈ですよね。そういう考え方ではなくて、認められているんだから全部認められている...全文を見る
○遠藤(和)小委員 ありがとうございました。
○遠藤(和)小委員 国連の安保理が、シリアは棄権をしたと思いますけれども、全会一致でイラク復興支援決議をした。これが、国際的に枠組みができたというふうに私は理解しております。
07月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第5号
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○遠藤(和)小委員 公明党の遠藤和良でございます。  きょうは、憲法前文について、その重要性について本当に多方面からお話を賜りまして、ありがとうございました。  私、憲法の前文と条文の関係について、やはりこれは、前文と条文が密接不可分の関係にあるのではないかと思うんですね。前...全文を見る
○遠藤(和)小委員 それから、主権の制限の明記ですけれども、認識は理解できるんですけれども、具体的に諸外国の憲法の前文にそういうことを明記したのはあるんでしょうか。
○遠藤(和)小委員 それから、独自性と普遍性の問題ですけれども、今の前文は政治的には蒸留水のようなものであって、普遍性はあるけれども独自性がない、日本のアイデンティティーを明確にすべきだというお話があったわけですけれども、一方で、今の憲法で示した理念というのはまさに世界に日本が発...全文を見る
○遠藤(和)小委員 最後に、先生が示された前文の中に「和を重んじる政治」という表現があるわけです。これは確かに日本の伝統的な政治のあり方を表現された、日本のアイデンティティーのようなものかもしれないわけですけれども、今これだけ変化の激しい時代にあってそれで対応できるのか、より強い...全文を見る
○遠藤(和)小委員 ありがとうございました。