大久保勉

おおくぼつとむ



当選回数回

大久保勉の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第162回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  本日は、二名の先生に、非常に分かりやすく、また示唆に富む指摘、ありがとうございました。  これをベースに、まずは高原先生に対して御質問いたします。  中国経済を見ましたら、最大の特徴が高度成長、それも長期にわたる成長であると...全文を見る
04月06日第162回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保です。  本日は、白石参考人、そして田中参考人に示唆に富むお話をしてもらいました。  今回聞きまして、特に東アジア共同体構想とか、そういったことがありましたけれども、ここに関してどういう形なのかということで、すごく疑問に思いました。  ...全文を見る
04月07日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  まずは、私の地元、福岡県西方沖地震で災害に遭われました被災者の皆さん、そして今もなお避難所にいらっしゃる皆様に、一刻も早い復興をお祈りしております。  それでは、まず日本銀行の政策に対して質問させてもらいます。  日本銀行の...全文を見る
○大久保勉君 もう一つの質問は、月一・二兆円の国債買い切りオペの金額、これは堅持されるということでよろしいでしょうか。
○大久保勉君 最近、例えば二〇〇五年二月の数字をチェックしました。日銀券の発行残高が七十二・二兆円、長期国債の残高が六十六・六兆円。先ほどの総裁の公約どおりになっています。しかし、実際はトリックがあります。今期短期国債の再乗換え債が六・八兆円あります。これを合計しましたら七十三・...全文を見る
○大久保勉君 こちらは、政策決定会合といいますよりも、日銀総裁としてどういう意向かと。つまり、日銀のバランスシートをどうしたいかと、こういった大きな問題だと思います。  もしこれ、民間企業でしたら、貸出しの期限を一回延長します、もう一回延長します、これでしたら、金融庁の方は、こ...全文を見る
○大久保勉君 はっきり発言してもらいまして、よく分かりました。  実際、過去に、二〇〇一年から当座預金目標を切り上げておりますけど、いろいろ分析しましたら、二〇〇二年に十兆円なんですけど、これは恐らくは日本経済の景気の底が二〇〇二年の初頭ということで実体経済対策かなと想像できま...全文を見る
○大久保勉君 次に、かなり技術的な話なんですけど、先ほど金融危機は遠のいているということで、実際にジャパン・プレミアムというのは急速に解消しております。これまでジャパン・プレミアムが発生しましたら外銀がドルを供給する、その結果言わばマイナスの金利で円資金を調達しています。それを日...全文を見る
○大久保勉君 といいますと、二・六兆円当座預金残高が減っていますから、二・六兆円資金を供給しない限りは残高が減ってしまうと、そういうこともありまして、札割れをしながら何とか資金供給オペをしていたと、こういう実態じゃないかと思われます。  また、ペイオフが、まあペイオフの影響は五...全文を見る
○大久保勉君 それでは、極めて重要になってきますのが資金供給オペ、これがどの程度実現できるかと。現在、資金供給オペの期間、一年未満ということになっております。実際に札割れを起こした場合に期間をどんどん長くしながらゼロ%の資金を供給していると。当然ながら、一か月のゼロ%の金利よりも...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、いわゆるフォアグラ政策の副作用ということで、いろんな問題があります。  一つは、先ほど申し上げましたように、利子生活者若しくは年金に影響すると。それ以外に、問題点としましては、いわゆる資産市場の過剰流動性発生の可能性、また為替の円売り介入、ドル買い介入...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、時間がありませんので次のテーマに行きたいと思います。  金融危機終えん後の日本銀行の役割に関しまして是非とも教えてもらいたい点があります。特に、金融の検査、考査、こういった問題に関しまして、言わば金融庁の役割、日銀の役割、市場の役割、こういったことに関...全文を見る
○大久保勉君 よく分かりました。  それでは、日本銀行の方にお尋ねします。  こういった金融庁の検査体制に対して、日本銀行は何を目的に考査をするのか。その場合に、現在百名の日銀考査に関する人がいらっしゃいます。その陣容を増やすつもりか、若しくは減らしていくのか。  さらには...全文を見る
○大久保勉君 これで終わります。ありがとうございました。
04月21日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  私の方も、消費者保護の観点で今回の保険業法改正がどうであるか、特にセーフティーネットに関しまして御質問したいと思います。  まず、頭の整理のために、保険を販売できる業者の中で、大きく分けまして、既存の保険会社、今回登録されます...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、JA共済及び全労済に関して、もし同一の商品を販売できないということでしたら回答してください。もしそうじゃなかったら結構です。もう端的にお願いします。
○大久保勉君 私の質問の趣旨は、同じような商品を消費者の観点から考えましたらJA共済からも買うことができると、若しくは保険会社、若しくは全労済から買うことができると、こういう状況があるという前提、このことに対してこれまでの答弁は問題ないということでよろしいですね。  じゃ、もし...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、JA共済と全労済に関しましては保護機構があるということでよろしいでしょうか。もしないという場合でしたら、どういう形で消費者保護をされているか。例えば、保険の基本的な情報であります三利源の開示をしているとか、ソルベンシーマージンをしていると。財務内容が非常にいい...全文を見る
○大久保勉君 農水省に質問します。  ということは、もしJA共済が破綻した場合はどういう制度的な保護があるんでしょうか。若しくは、その可能性は極めて低いということなんでしょうか。そのことに関して質問します。
○大久保勉君 非常に重要な指摘をされたと思います。つまり、個別の共済がしっかりした経営をしていると、また、ディスクロージャー、三利源をディスクローズしているからあえて保護機構がなくてもいいと、こういうことですね。確認します。  また、それに関して、金融システムに対する波及効果は...全文を見る
○大久保勉君 端的にお願いします。
○大久保勉君 非常にすばらしいことだと思っております。  じゃ、同じことを全労済に関して質問します。端的にお願いします。つまり、農水省と同じ方針で、つまり個別の共済がしっかりしている、ディスクロージャーをしっかりしている、だからあえて国の保証はする必要ないと、保険契約者保護機構...全文を見る
○大久保勉君 ということは、個別の検査をしっかりやって、またディスクロージャーがしっかりしていると、また運用もちゃんとやれば、あえて国の保証は要らないと。  でしたら、質問します。保険会社に関して、どうして保険会社のみ保護機構が必要なんでしょうか。これは伊藤大臣に質問します。
○大久保勉君 ちょっと分からないんです。  といいますのは、保険契約者保護でしたら、いわゆる保険の、消費者は全共連から商品を買うこともできます。また全労済からも買うことができると。一方で保険会社からも買うことができると。でも、保険会社のみどうして消費者保護をしないといけないんで...全文を見る
○大久保勉君 いや、まだ分かんないです、ますます。  といいますのは、先ほど農林水産省は、例えば全共連が破綻しても金融システムに波及することはないということなんですね。じゃ、全共連と一部中小の保険会社、どちらが資産内容は、資産は大きいですか。全共連の方が大きいですよ。ですから、...全文を見る
○大久保勉君 三利源に関しましては、生命保険会社の独自の判断で公表しないということでしょうか。  じゃ、もし、ある生命保険会社があしたから三利源を公表したいということに対して、若しくはそういったことに関して、ノーアクションレターという制度を使いまして、それでよろしいですかと聞い...全文を見る
○大久保勉君 今回のいろんな質問及び回答で分かってもらいましたように、いわゆる業態によって、制度共済に関しては積極的にディスクロージャーすると。で、資産内容を良くすると。だから国の保証は要らないと。こういう考え方もありますと。一方で、保険会社に関しましては、いやいや、そこは何も明...全文を見る
○大久保勉君 実は、私の方もいろんな生命保険会社若しくは消費者団体、いろんな方にヒアリングをしました。生保の経営がおかしいのは逆ざや問題だと、そのためにどうしたらいいかと。  ここに関しては、実はこういう指摘が多くございました。先ほどの三利源を明らかにできない、ここにみそがあり...全文を見る
○大久保勉君 三利源、開示をしないということは、いわゆる競争上の問題というのは、恐らく生命保険業界としての競争上の問題で、それを明らかにしてしまったらほかの共済、制度共済に負けてしまうと、だからここは臭いところはふたを閉めようと、こういうふうに聞こえたんですけれども。  一応こ...全文を見る
○大久保勉君 先ほどの答弁で一つ大きな間違いがあります。金融のイロハの問題、ALM管理をすると。債務のデュレーションと資産のデュレーションはマッチしました。じゃ、金利が上昇してリスクがあるはずはないです、下がっても上がってももう確定していますから。これが、ここを御指摘したいと思い...全文を見る
○大久保勉君 多分その答弁というのは違う内容だと思います。  つまり、金利が低いから逆ざや問題が発生したんじゃないと、ここが重要なんです。つまり、保険を契約して販売した段階でそれに応じた運用を確定しておけば、金利が上がろうが下がろうが、保険会社の経営は安泰です。ですから、この認...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、続きまして、保険の商品の認可制度に関してもう少し突っ込んだ質問をしたく思います。  現在、保険に関しましては金融庁に対して認可を求めると。ですから、場合によっては自由に商品が作れないと。じゃ、認可制以外にどういう形態があるかといいましたら、もう勝手に保険商品...全文を見る
○大久保勉君 かなり長い説明だったんですけれども、私の受けた印象は、いわゆる銀行業界、銀行行政及び保険行政を考えましたら、銀行行政は、ペイオフも解禁されました、かなり進んでいるんじゃないかという認識がありますけれども、それに比べまして、まだ保険行政に関しては一周遅れかなと。そのた...全文を見る
○大久保勉君 簡単にお願いします。
○大久保勉君 剰余金の分配に差を付けると、これが本来でしたら一〇〇%個別にやっていくべきなのが、それ、一〇〇%反映されていないと。ここに問題があります。つまり、生命保険の保険が売れない、当たり前ですよね。つまり、過去の五%、六%という逆ざやの保険がありますと。じゃ、今入った保険会...全文を見る
○大久保勉君 是非、大臣には、本当の契約者保護、本当の消費者保護をお願いします。業界保護じゃありません。  じゃ、ディスクロージャーが非常に重要だということで、またソルベンシーマージンを個別に発表しているということをおっしゃいました。じゃ、こういったことが保険販売にどのように生...全文を見る
○大久保勉君 誹謗中傷の解釈なんですけれども、これは消費者保護という観点で、例えば医療とか若しくは食料とか、いろんなものがありますけれども、金融行政は消費者保護に関して、場合によっちゃ一周遅れという気もします。つまり、誹謗中傷しちゃいかぬと。でも、悪い商品を、じゃ、消費者が情報を...全文を見る
○大久保勉君 私は、民主党・新緑風会を代表して、保険業法等の一部を改正する法律案に反対する立場で討論を行います。  本案件には、根拠法のない共済、いわゆる無認可共済の契約者保護ルールの導入、そして保険のセーフティーネットの見直しが主な改正内容になっております。二つの内容とも保険...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  今回は、法務委員会で初めての質疑になります。委員の皆様、そして政府代表の皆様、是非ともよろしくお願いします。  今回の会社法の改正は、既に午前中に審議でも明らかになりましたように、六十年ぶりの大改正、そしてボリュームとしまして...全文を見る
○大久保勉君 金融庁、お願いします。
○大久保勉君 この点に関しまして、ある有識者の見解としましては、複雑かつ社会的に多大な影響を与える公開大会社に関しましては、別途、公開大会社法というものを作った方がいいんじゃないかと、こういった指摘もございます。  先ほど、午前中の答弁で、会社法改正は部品を提供すると。その部品...全文を見る
○大久保勉君 状況は分かりました。こちらに関しましては、一言重要な言葉としまして、会社がどういう形態かを選んでいくと、そういう自由度はありますが、じゃその会社はだれが経営するのか。株主でしょうか、それとも経営者でしょうか。  簗瀬委員が指摘されましたように、株主総会が形骸化して...全文を見る
○大久保勉君 政府におかれましてもかなり努力されているという実態が分かりました。是非頑張ってください。  今回の会計参与制度では任意になっておりまして、通常の中小企業、特に零細企業に関しましては、技術力はありますと、ところが財務に関してはほとんど社長さんは時間もないし、また余り...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、続きまして、次の質問に参ります。  今回の会社法改正は、冒頭に述べましたように、膨大な改正です。短期間でこれらのことを審議することは非常に困難であり、また政府におかれましても調整作業に膨大な時間が掛かった、場合によっては調整し切れていないと、法案の欠陥がある...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  じゃ、この件に関しまして金融庁に確認します。今回、擬似外国会社とみなされる金融機関は何社ほどあるのでしょうか。  私の方でいろいろ調べましたら、外資系証券会社及び保険会社で相当数の数があるということが判明しました。じゃ、お願いします。
○大久保勉君 実は私も別途調べまして、国際銀行協会、つまり外資系の銀行、証券及び保険会社の団体に問い合わせをしました。そちらの調査でしたら外資系証券の三十九社、いわゆる大手のほとんど、保険会社は四社ほどあるということなんです。  ということは、今回の法律案が通りましたらこういっ...全文を見る
○大久保勉君 法の施行期に関して、これはいつからでしょうか。法案成立後何か月以内、またこれに関しましてグランドファーザーするとか、若しくは延長する、これを法律の改正なく省令ですることはありますか。
○大久保勉君 じゃ、その場合に、いわゆる市場への影響はどういうものがあるでしょうか。具体的には、こういった外資系の証券会社が東証でどの程度のシェアがあるか、若しくは国債の売買に対してどの程度のシェアがあるか。場合によりましては、こういったところが一斉に撤退しましたら、日本の金融市...全文を見る
○大久保勉君 答弁してもらいましたけど、非常に認識が甘いんじゃないかと思います。  こちらで調べましたら、東証における外国証券会社の売買代金シェアは三一・九%であります。ですから、これが一年半後にはなくなると、若しくはそれ前に新しく日本で株式会社をつくんないといけないと、事実上...全文を見る
○大久保勉君 ちょっとはっきり分からなかったんですけれども、むしろ私が期待しておりましたのは、副大臣として、政治家としまして、法案修正をした方が日本国の信頼のために必要じゃないかということなんです。今回は、市場が判断しろとおっしゃいましたけど、市場が判断したんじゃないでしょう。 ...全文を見る
○大久保勉君 関係者と協議するということは、つまり会社法という法の枠は改正しないということでしたら、どうやって話し合って解決できるんですか。じゃ、政省令で落とすといいましたら、一方で、会社法ではできないと言っているのに、できますとするんですか。そうしましたら、この国会の議論という...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、別の観点から質問をします。  じゃ、法務省に確認します。どうして八百二十一条の改正が必要であったか。特に学説等に関しまして、学説等も含めまして説明してください。  もしその必要がなかったら、修正しなかったら、修正といいますか、今回の改正をしなかったらいいと...全文を見る
○大久保勉君 端的にお願いします。
○大久保勉君 これ、分かったような分からないような。  ということは、じゃ、現段階ではまだ法改正ができていませんから、今三十九社の外資系証券会社というのは法人格はないんですか。じゃ、そこに対して日本国政府が国債を引受けをすると言いましたら、恐らく外資系の社長さん個人と取引をして...全文を見る
○大久保勉君 先ほど、制度間競争が行われると。つまり、民間の会社で委員会等設置会社がいいのか、監査役設置株式会社がいいのか、自由にやりましょうと。  そこで質問です。だれがそれを選ぶんですか。これは会社の社長さんでしょうか。場合によっては、株主総会がありますから株主が選びますと...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  続きまして、二つの観点があります。  一つは、じゃ、監査役設置会社でもいいでしょうと。その場合に、一つの方法としましては、個別取締役ごとの報酬を明らかにさせると。少なくとも会長、社長、副社長の上席取締役に関しましては一人一人幾ら報酬をもらったか...全文を見る
○大久保勉君 前向きな発言ありがとうございました。  続きまして、今回、会社法改正で書面決議が可能になりました。ここに関しまして、私自身も会社経営に対しまして非常に機動性を高めるという点でいい面もあると思っております。しかしながら、公開大企業に関しましては果たしてこれでいいのか...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。是非とも金融庁の考え方、是非とも、支持しておりますので、前向きに検討をお願いします。  時間もありませんので、続きまして合併対価の柔軟化に関する質問をいたします。  いわゆる三角合併がこの法案の施行後一年後に解禁されることになろうかと思います。その...全文を見る
○大久保勉君 今、経済産業省の非常に積極的な対策に関しまして、是非とも頑張ってやってもらいたいと思っております。  ところが、全省庁がそうであるか、若しくは問題がないか、この点を検証しました。一部、税法の部分が後れているんじゃないかという指摘、多くの関係者によって指摘されており...全文を見る
○大久保勉君 どう考えるかということですけれども、実際に法律が施行されまして一年後までにこの問題が解決されない限りは実際に三角合併は起こりませんから、是非とも判断してもらいたいと思います。  ここは財務省がこの分野に関して管轄されておりますから、現在どういう問題があるか、このこ...全文を見る
○大久保勉君 経済産業省と財務省の答弁を聞いてもらいまして、ニュアンスが分かると思いますけれども、どちらがエンジンでどちらがブレーキになっているかというのは十分に分かると思います。ですから、政府内で是非意見調整をして、小泉総理が是非対日投資を倍増しようということでしたら、やはりそ...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
06月16日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  今回の証券取引法の一部改正、法律案の骨子は、一番がTOB規制の適用範囲の見直し、二番としましては上場会社の親会社に対する情報開示の義務付け、三番としましては外国会社等の英文による企業情報の開示の三点にあります。  ライブドアに...全文を見る
○大久保勉君 私はこの数字を聞いて本当にびっくりしました。四千五百三十八社中五百八十九社、何と一三%が虚偽記載をしていたということでしょう。この結果に関しまして伊藤大臣の感想を是非お聞かせください。伊藤大臣はこれまでピザの宅配会社を経営されていたということもございまして、もし、商...全文を見る
○大久保勉君 確認したいのは、大臣の認識としては極めて遺憾であると、こういう状況に関して、そういうことでよろしいですね。──まあ、よろしいということで。  じゃ、そのピザ会社が上場したいと言いました、過去三年間にこういう一三%も欠陥商品を持っていました、例えば産地の偽造とか原材...全文を見る
○大久保勉君 ここに関して、質問としましては、上場させるべきですか、そうじゃないですかという質問です。的確にお願いします、イエスかノーか。
○大久保勉君 大臣に先を越されましたからなかなか追及しづらいんですけど、つまり問題点は、一三%も虚偽表示を行っている商品を扱っている、東証が上場しようとしていると、ここに関して余り問題視されていないという状況なんです。つまり、虚偽表示をした会社が悪いんじゃないかと。それは悪いです...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、審査の責任、上場の責任を持つ金融庁としましては、一年前まで一三%も欠陥商品を売っていました、一年後にその会社が上場したいと手を挙げました、それは許すべきでしょうか。大臣の見解をお尋ねします。
○大久保勉君 ちょっと歯切れが悪いのは、もう一つ別の責任があると思うんですね。といいますのは、この東証を管轄する監督官庁はどこであるのか、さらに有価証券報告書はだれが責任を持つか、どの法律によって有価証券報告書を提出するようになりますか。こちら、金融庁の方に御質問いたします。
○大久保勉君 ということは、いわゆる欠陥商品の責任の一翼が金融庁にもある、その金融庁が東証の上場に関して最終責任がある、ちょっと、ですから厳しいことが言えないと。こういうふうなロジックが成り立つと思いますけれども、この点に関して金融庁はどう釈明しますか。大臣、お願いします。
○大久保勉君 一斉点検後に更に虚偽報告が分かった場合には、それはより重い罪があると思われますでしょうか。金融庁に御質問します。
○大久保勉君 じゃ、今後ですけれども、つまり、商品の品質を上げるためにより適正な財務諸表の作成及び提出が求められます。  じゃ、昨日の朝日新聞によりますと、「決算適正 経営者が証明」と、こういった記事がございまして、いわゆる会社の社長、責任者が決算書の内容は適正であるということ...全文を見る
○大久保勉君 是非、その方向でお願いします。  では、続きまして、次のテーマに参ります。  この件に関しまして、峰崎委員の方が質問した件で、このフォローアップということで、先週G8の財務大臣会議がございまして、その中でスノー大臣の方から、日本の商法改正で取扱いが変わった擬似外...全文を見る
○大久保勉君 私も賛成します。  つまり、法律が不透明でありましたら実務家は商売ができません。また、日本の市場は不透明ということでリスクが高い市場になります。現在は市場間競争ということで、ニューヨーク市場、東京市場、香港・シンガポール市場と競争しております。言わば、法律といいま...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、G8の財務相会議の場でアメリカ以外の国から同様な懸念、注文が付いたかどうか確認いたします。
○大久保勉君 続きまして、じゃ、これまでに四月、五月、この問題が出てきましたのがゴールデンウイーク前後ですから、それ以降に書簡によりこの会社法八百二十一条に関して懸念があるというような指摘、若しくはそれに対する改善策を望む、こういった趣旨の書簡が諸外国より来たでしょうか。まず、谷...全文を見る
○大久保勉君 伊藤大臣、金融庁にはこういったことに関して照会及びレターが来ましたでしょうか。
○大久保勉君 具体的な書簡は来ていませんでしょうか。
○大久保勉君 済みません。同様の質問を法務副大臣にお尋ねします。
○大久保勉君 滝法務副大臣は消防庁出身、消防庁長官ということでもあったということで、是非、消防のプロ、火消しのプロということでこの問題の火消しをお願いしたいと思います。リーダーシップを是非お願いします。  今回の問題は非常にグレーだということで、非常に不透明感がございます。 ...全文を見る
○大久保勉君 問題の整理のために新会社法の八百二十一条を一項と二項読んでもらってよろしいでしょうか。じゃ、これは法務省、お願いします。
○大久保勉君 金融庁の方で外国証券の一部がもしかしたら擬似外国会社に当たるということをおっしゃられました。じゃ、その場合の二項の規定で存在は有効である、取引も有効であると。しかし、いわゆるペナルティーが掛かります、過料が掛かりますということだと思います。  じゃ、資本金が一千億...全文を見る
○大久保勉君 私が調べた限りでは、事業登録税と同じで、これが〇・七%程度ということで、もし一千億でしたら七億円掛かるんじゃないかと、こう思います。この場合に、ある取引をやった場合に、個人が七億円の訴訟リスクを抱えて仕事をしないといけないと、こういうような法律なんです。このリスクと...全文を見る
○大久保勉君 端的に申し上げたら、一〇〇%は保証できないということでよろしいでしょうか。つまり、司法が、三権分立で司法が判断するから、法務省がどう解釈したとしても一〇〇%安全じゃないと。もう一度確認します。
○大久保勉君 是非、副大臣の発言が裁判に影響することを期待しますけれども、ただ、七億円の訴訟リスクを毎回毎回持って事業をしないといけない、このことでよろしいんでしょうか。やはり、滝副大臣がある取引をしますと、もしかしたら、法律がグレーであるから七億円のリスクを抱えて取引をする、こ...全文を見る
○大久保勉君 これ、この議論に関しては、国会だけではなくて、ビジネス界若しくはいろんなところで議論されております。  非常に良識ある意見としまして、一つ、ホームページにあった意見を読みます。  今回の商法改正も大作業で、人間業なんだから、法務省も自民党も衆議院も見落としがあっ...全文を見る
○大久保勉君 さっきの答弁に関しては異議があります。  といいますのは、五月十九日、法務委員会で私が、この件に関して金融庁に確認します、今回、擬似外国会社とみなされる金融機関は何社ほどあるのでしょうか。鈴木政府参考人の回答は、証券会社でございますが、これにつきましては、現在、支...全文を見る
○大久保勉君 一番重要なことは、こういった外国証券会社が民事裁判を受けた場合にどう判断されるかであります。そこに対して一〇〇%安全じゃない限りは東京で営業ができづらくなります。こういったことに関して質問したいと思います。これはむしろ伊藤大臣に質問すべき問題だと思います。  金融...全文を見る
○大久保勉君 ここはもう平行線になりますから、別の議論に移ります。  今の議論といいますのは外国の企業にとって大問題であるということでした。今度は、それ以上に国内企業にとって重要であると、この指摘は峰崎委員の方からございましたので、これを補足する形で質問します。  実は、先週...全文を見る
○大久保勉君 単純な疑問ですけれども、どうして修正できないんですか。つまり、分かりやすくしましたら市場は発展します。金融サービス立国として一歩をスタートできます。先ほどおっしゃいました利用者にとって使いやすい金融市場をつくることが重要なんでしょう。使い勝手が悪いんです、これは。こ...全文を見る
○大久保勉君 これはある大銀行と話をした経緯です。コンプラ重視ということで法律違反は絶対にできない、また法律に抵触するような取引も遠慮したい、これが適正な金融機関として務めであると。八百二十一条を見た場合に、本当に文面を読んだ限りにおいては、ケイマンSPCを使った証券化が法令違反...全文を見る
○大久保勉君 法務省にお尋ねします。  是非、民事訴訟で一〇〇%安全じゃないかもしれませんが、黒いものをグレーに、グレーをより白くするために是非お力を下さい。  アセットバックCPに関しまして、御説明したように継続的に行っておりますが、これに関しては擬似外国会社でないという解...全文を見る
○大久保勉君 副大臣に質問します。  先ほどのコメントは会社法のどこに書いてありますか。
○大久保勉君 ですから、会社法八百二十一条を読みましても、趣旨の、目的とか設定の目的とか、何も書いてありませんけど、少なくとも、会社法しか、分からない人間に関して、どこを見たら先ほど副大臣が言われたことが書いてあるか、お尋ねします。
○大久保勉君 私、二つの条文読みましたけど、同じには全く見えないんです。  じゃ、是非、四百八十二条を読んでください、及び八百二十一条。皆さんが分かると思います、この条文を見まして。
○大久保勉君 八百二十一条は日本において取引を継続することはできません。同じじゃないですね。ですから、もう解釈でいろいろしても無理があるんです。さらには、民事訴訟に関して一〇〇%ギャランティーができないと。こういうような体制でいいんでしょうか。  先ほど、最後に締めますけど、私...全文を見る
06月28日第162回国会 参議院 法務委員会 第26号
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○大久保勉君 私は、民主党・新緑風会を代表して、民主党・新緑風会提出の会社法案に対する修正案に賛成する立場で討論を行います。  会社法案の第八百二十一条は、日本に本店を置き、又は日本において事業を行うことを主たる目的とする外国会社を擬似外国会社と定義し、日本国内で継続して営業で...全文を見る
07月21日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第6号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  私は、財政金融委員会に所属しておりまして、今回は財政の立場から、そして、これまで二十年間、実際銀行におりました、また投資銀行におりまして、もう少し具体的な数字の話をしていきたく思っております。  私は、公的金融の肥大、...全文を見る
○大久保勉君 どうもありがとうございます。  これまでいろんな議論を聞いておりました。それで、郵政民営化、私はこの名前に関しましてはまあ面白いんじゃないかということを考えています。  例えば、実は、例えで言いますと、竹中さんのおっしゃっていますのは、いわゆる食事で和定食はいい...全文を見る
○大久保勉君 どうしてこういう質問をしたかといいましたら、先ほど和定食の話をしましたけれども、困りますのは、食べてみたら毒まんじゅうを食わされると、こういうことが困るんです。ですから、一つ一つの要素を検証して、本当に民営化して郵貯は大丈夫なのか、若しくは簡保は大丈夫なのか、このこ...全文を見る
○大久保勉君 若干がっかりしました。といいますのは、先ほどの答弁は、私の同僚委員に対して、同様な質問に対してお答えされたのと同じです。今回は是非もっと個別具体的に回答してください。  二つの方法があると思います。つまり、小口金融の方で一%を達成するのか、若しくはホールセールとし...全文を見る
○大久保勉君 さっきの答弁でしたら、いわゆる和定食を出しますと、ただ、新しい料理人を雇いまして、その人が毒まんじゅうを出してもそれは知りませんと、こういうふうに聞こえてしまいますから、もう少し具体的にお願いします。  じゃ、具体的に言います。  小口金融で一%の利益を上げるこ...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、もし小口の経営、小口金融ではなくて大口をやろうとしたら、ノウハウの蓄積も必要です。ところが、こちらの計画は三十五兆円のリスクアセットを、かつスプレッドが一%です。今、今のマーケットでこういう証券、商品があるのでしょうか、是非お願いします。
○大久保勉君 じゃ、社債の質問、社債に関しまして〇・七%とか〇・八%以上に上るものがあると、〇・二、二割はそういう社債がありますと。じゃ、その金額は幾らなんでしょうか。今年、社債で〇・七%以上のスプレッドが付いた社債は何兆円ありますか。三十五兆円がターゲットですから、やはり一兆や...全文を見る
○大久保勉君 要するに、社債に関しましては、けたが一けた違うと思います。せいぜい一千億、二千億という話ですから、一兆円積み上げるのも大変なんですけれども、三十五兆というのはあり得ません。  是非、委員の皆さん、聞いてください。こういう議論をしているんです。つまり、だれが作ったか...全文を見る
○大久保勉君 ということは、もし、こちらの計画では三千二百億収益が上がると、でもやはり物がありませんでした。じゃ、三十億しか利益が上がりませんでしたと。もし赤字になった場合は破綻し得ると。その場合に、一地方銀行とか、もし、一信用金庫がつぶれるのとは全く違うインパクトがあります。こ...全文を見る
○大久保勉君 まずは、和定食は好きです。ただし、竹中レストランの和定食は非常に怖いです。ですから、非常に本当にこれが大丈夫かどうかを確認しています。  一つ、郵政公社であっても今回の民営化した後の郵便貯金銀行でもリスクは同じだとおっしゃいましたが、ところが全く違うんです。ここが...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関しまして、企業価値変動リスクモデル、これは昨日も郵政公社の方と議論しました。これは郵政公社のモデルでありまして、民営化後、つまりネットワーク銀行、ネットワーク会社と郵便貯金銀行がばらばらに行動する場合には使えません。ですから、民営化した後のリスクなんです。...全文を見る
○大久保勉君 これに関連して最後の質問ですけど、もし、民営化前、二〇〇七年四月以前に大幅な金利上昇によりまして郵政公社が万が一債務超過になった場合は、民営化は実行されますか、されませんか。大臣の見解を教えてください。
○大久保勉君 分かりました。包丁はいいということですね。ところが、中身に関してはまだはっきり分からないですから、是非、中身が重要ですから。  私も、日本のマーケット、金融市場が発展することを望んでおります。そのためには、是非、郵政民営化が市場の足を引っ張らないように、また日本の...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、これも、ちょっと待ってください。  じゃ、逆に資産サイドのデュレーションは何年で、金利は何%であるか、教えてください。それは直近のデュレーション及び金利です。
○大久保勉君 ということは、一・二%の逆ざやで資産が百二十兆ですから、まあ大体毎年一・四兆円の逆ざやということでしょうか。  実際、こちら、利差益というのが、三利源の中の利差というところが大体二兆円程度の逆ざやになっておりますから、恐らくはこの一・九という数字は正確じゃないと思...全文を見る
○大久保勉君 いや、一・八七とかそういったレベルじゃなくて、逆算しましたら一・四%とか一・三%に私の計算ではなります。それは正しいんでしょうか。政府参考人の方、お願いします。全く根拠がない数字ですか。
○大久保勉君 じゃ、保険に関しましてはいろんなデータをいただきまして今後分析しますので、是非いただきたいデータを、是非いただきたいデータはいわゆる一号収支分析、これを保険計算人の意見書付きのものを是非提出してください。これはもう公認会計士協会に提出しているものでありますから、こう...全文を見る
○大久保勉君 どうもありがとうございます。  じゃ、続きまして、郵政の年金に関して御質問をしたいと思います。  こちらに関しましては資料を準備してまいりましたので。資料四というものです。郵政民営化による厚生年金財政への影響、及び次の資料五は郵政と厚生年金の比較です。こちらに関...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。  じゃ、続きまして、右側の厚生年金に関しまして、同じように積立方式で計算した場合に、給付現在価値が七百二十兆、国庫負担百兆、積立金が百七十兆、そして積立不足が四百五十兆。非常に大きい数字ですけど、これに対して正しいか正しくないか、大臣、お...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、こちら、これから議論しますけど、郵政公社に関しましては国家公務員共済の四分の一ですから六・三兆円の積立不足があります。これを厚生年金に移す場合にどういう形で処理するか、極めて大きい問題であります。  機械的に計算したんですけど、積立不足の欄に六八・一一%と六...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、竹中大臣に質問します。  じゃ、郵政年金を厚生年金に移換する場合に、そのまま移換されますか、若しくは持参金を付けていきますか。  さらにもう一つ大きな問題は、こちら、昭和三十三年以上はいわゆる職域加算がありました。つまり国が負担していました。ここに関してど...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関してもう少し専門的な分析が必要だと私も思います。  それで、是非理事の皆さんにお願いしたい点があります。いわゆる、じゃ郵政公社の職員の年金である国家公務員共済、ここがどういう形で運営されているかということで是非資料をいただきたく思います。  まず、八・...全文を見る
○大久保勉君 じゃ続きまして、時間があと八分になりましたので締めに掛かります。  一番最後の質問項目としましては、池の中に鯨を放つべきかということで議論したく思います。  これまでいろんな、郵政公社を民営化した場合にいろんなリスクがありますと。つまり、池といいますのは日本の金...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、リスク、先ほどリスクが減る方向に働くということで、もう少しじゃ具体的なこと、具体的な質問をします。  じゃ、先ほど申し上げました、金利リスクがありますと。金利が〇・一%上がりましたら四千億損失がありますと。じゃ、最初に〇・一%金利が上がって更に〇・一%、少し...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、もう少し具体的に言いますと、負債に関しましては定額預金です。ですから、こちらに関しては、金利が上がりましても利益は多くの場合出ません、若しくは出方が少ないです。その場合に、資産に対し、資産を何もしなかった場合に、どんどんどんどんリスクが発生します。こういう状況...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、これはもう常識になっていますから、ALM管理をするということでしたら、その場合には、金利が上昇したら少しずつ国債を売っていくということです。これは、小さい銀行でしたらそれでできます。ところが、郵便貯金銀行は、若しくは保険は二百兆円の国債があります。国債の発行残...全文を見る
○大久保勉君 残念ながら、竹中大臣はこちらをちゃんと見ていらっしゃらないと思います。つまり、預金サイドに関しましては定額預金が百六十兆です。これはオプションというのが、オプショナリティーがありまして、金利が上がってもメリットはほとんどありません。で、実際にメリットが出てきますのは...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  前回、七月二十一日に続きまして、今回もフィージビリティースタディーの観点から、今回の経営の骨子に関して質問していきたいと思っています。  これまでこの審議の過程で、例えば藤末委員は、郵便貯金銀行のリスク資産が三十五兆円伸びると...全文を見る
○大久保勉君 まあ具体的な数字は出ませんでしたが、こういった民営化を考える場合重要なことは、もし失敗した場合どうなるか、そのリスクを分析しておく、このことは極めて重要なんです。もちろん成功すると思っていても、万が一のことを考えておくことは基本中の基本です。ですから、そのことに関し...全文を見る
○大久保勉君 これからより具体的な数字で質問したく思います。  実際、先ほど山下委員、自民党の山下委員からも非常に重要な指摘がありました。全くキャッシュフローが見えない、キャッシュフロー分析がないと将来何が起こるか分からない、非常にもっともな議論なんです。山下委員は大手都市銀行...全文を見る
○大久保勉君 要するに、郵政公社はじり貧だと、だから民営化しないと、いうことなんですね。民営化しないといけないということに関して私は疑問点があります。  例えで言いますと、竹中大臣は、運動したら健康にいいと。ところが、もしこの人が病気だったらどうでしょう。風邪を引いている人が本...全文を見る
○大久保勉君 国営化した場合に、例えば日債銀、長銀に関して、国営化して再生したと。これは一つ、資本を投入しております。今回の郵政公社に関しまして、資本を投入しない限りはちゃんとした民営化ができないおそれがある。こういうことを踏まえて、一つ一つ数字を挙げていこうと思います。また、民...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。  じゃ、次の質問は伊藤金融担当大臣に質問します。  民営化後に名寄せや若しくはマネーロンダリング対策が完了していなかった場合は、当然民間金融機関としまして業務改善命令の対象ですね。このことを確認したく思います。
○大久保勉君 要するに、名寄せが終わってなかったら業務改善命令の可能性が高いと。ということは、逆に二〇〇七年四月までに名寄せができなかったら民営化できないということ、こういう解釈でよろしいでしょうか。竹中大臣、お願いします。
○大久保勉君 じゃ、それではもう少し名寄せに関して質問があります。  郵政公社におきまして、現在、預金者の数は何名でしょうか。
○大久保勉君 いや、私、この数字を聞いてびっくりしました。  口座数が一億二千五百万ということは、日本の人口とほとんど一緒ということですから、皆さん全員、かつ、皆様の子供たち、一歳の子供たちも含めて口座があるということです。若しくは、そういう状況が果たしてどうかというのが分から...全文を見る
○大久保勉君 これから作業をされます郵政公社の皆さんは本当御苦労さまでございますけど、是非、このことは極めて重要でございますから、名寄せの管理をよろしくお願いします。  続きまして、次の質問に行きたいと思います。  前回、七月の二十一日の質問で、金利が二%上がった場合はどうい...全文を見る
○大久保勉君 これは非常に重要な問題ですから、政府参考人、正確な数字をお願いします。恐らくは三%台と思いますが、是非コンファームお願いします。
○大久保勉君 非常にあいまいに聞こえましたので。経済理論的には、そうですね、名目GDPマイナス実質GDPはいわゆるインフレ率です。先ほどの数字、四%台の名目成長率で実質が一%台ということですから、恐らくは三%ぐらいのインフレ率を想定されているんでしょうと。これがこちらの骨子です。...全文を見る
○大久保勉君 ですから、資産サイドで金利が二%上がった場合に十四・五兆円恐らくは損失が出ると。じゃ、債務サイドに関してどうか。このことを、七月二十一日から、今日は八月の四日ですか、ずっと負債サイドのシミュレーションを出してくださいと言いました。まだ出てきていません。是非、委員長、...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、郵政公社の方にお願いしたいと思います。いつまでに出してもらえるでしょうか。債務サイドの分析です。
○大久保勉君 じゃ、これ委員長に是非お願いします。郵政準備室の方に是非、債務サイドの分析を出すように依頼してください。  実は……(発言する者あり)じゃ、分かりました。じゃ、私が計算しました。実は私、アセット・ライアビリティー・マネジメントのアドバイザーの仕事もしておりまして、...全文を見る
○大久保勉君 デュレーションが、出していないということでしたら、民営化した場合に本当に銀行をマネージする能力があるかという問題になりますから、新たな問題が発生します。その点で、是非ともこれは分析してほしいと思います。これは基本中の基本でありますから、こういった骨格のつくる前の大前...全文を見る
○大久保勉君 公社に関しましては、ALMの分析の指標が、モデルがあって、問題ないと。若しくは、このモデル自身をもう少し精緻に見る必要がありますが、それでも、じゃ公社で大丈夫だから民営化した銀行は大丈夫かといったら、これは全く違う議論です。ですから、民営化、今回の民営化は危ないと言...全文を見る
10月14日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  私も今回三回目ということで、三回目の質問があることは想像もしてませんでした。是非とも次、四回目、五回目と質問ができたらと思いまして質問したく思います。  やはり、私も質問に当たりまして、大きく雰囲気が変わってきたなと思...全文を見る
○大久保勉君 一兆円変化しても大したことないということに聞こえたんですが、一兆円というのは極めて大きい数字であります。逆に、株式の市況の変化で一兆円変化するということも大きい事実だと思います。つまり、金利が二%上がったら八兆円損失があるということをこのディスクロージャー誌に書いて...全文を見る
○大久保勉君 先ほどの確認なんですが、つまりガバナンスが非常に重要であると。で、利害関係者を排除するということですから、やはり官から民に本当に移行するんでしたら、郵政公社のガバナンス、若しくは郵政公社の経営首脳と完全に分離して新しい会社をつくる、新しいガバナンス体制をつくることが...全文を見る
○大久保勉君 この部分、重要なんですけど、二〇〇七年十月、準備期間から移行期間に移ります。このときに、じゃ郵政公社の経営陣と全く同じ経営陣が連続して準備期間にも影響力を持つ、支配力を持つということでしたら、何のための官から民だと、何のための民営化だということになりますが、このこと...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、新しくできます郵便貯金銀行の財務内容、こちらに関して御質問いたします。  これは、先ほどどうしてガバナンスが必要か、つまり新しいガバナンスでやるべきだということ、このことを強調したんです。といいますのは、郵政公社から新しく郵便貯金銀行若しくは保険会社の...全文を見る
○大久保勉君 こちらは非常に専門的な部分なんですが、新設企業の方式を利用しますと、これは新設分離の会計処理ということなんです。これはどういうことかということを御説明しますと、ある民間の企業が子会社を新設しますと、その中で親会社が子会社の方に資産を移すと、この場合には、ある債券に関...全文を見る
○大久保勉君 非常にもっともらしい説明なんですが、非常に、会計若しくはMアンドAの専門的な観点から考えまして、三つの問題点があります。  一つは、民間で普通どおりやっていますと。つまり、一つの問題は、同一企業内でだったら使えますと。ところが、今回は郵政公社と新会社は同一会社じゃ...全文を見る
○大久保勉君 金利が二%上がることは仮定だから議論できないということ、こういうふうに承知しました。しかし私は、これは仮定というよりも、将来のリスク分析として是非とも考慮すべき問題であると主張します。といいますのは、根拠があります。  例えば、準備室の採算性に関する試算によります...全文を見る
○大久保勉君 竹中大臣の特徴としましては、いろんな、前回の話なんかでも、都合のいいところだけとらえています。  じゃ、一つだけ言います。  まず、三つ反論があります。  一つ、仮定の上の仮定。その仮定といいますのは、つまり政府が作った仮定をベースに私が計算しただけですから、...全文を見る
○大久保勉君 こちら、伊藤大臣の答弁に関しまして非常に重要な問題としましては、現行の会計上含み損が見えてこないと、これは実質含み損があるというのは、新規に銀行免許を与える場合に極めて重要な問題です。実質的なリスクです。ここに関してちゃんと見ていかない限りは、最終的にはその銀行が破...全文を見る
○大久保勉君 そろそろ時間が来ましたので、是非第四回、第五回の質問の機会がありますように、また、私が危惧していることが実際に起こらないことを願いまして、私の質問を終了します。
10月20日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大久保勉君 御紹介いただきました民主党・新緑風会の大久保勉です。  今回で日本銀行総裁に対する質問は、昨年の十一月、今年の四月、三度目でございまして、毎回明快な経済に対するコメント、見識ある意見を伺いまして、本当に勉強になっております。  今回は、今日は田村委員及び広田委員...全文を見る
○大久保勉君 非常に明確な回答、ありがとうございました。  三番目の条件に関して更にもう少し詳しく聞きたいのは、つまり、じゃ長期金利が上がりましたと、国債の金利が上がりましたと、これはただしの条件に入らないんですね。
○大久保勉君 非常に分かりました。やはり、先ほど国債の金利がなぜ低いか、理由がよく分かりました。これは私は、政府の財政規律がしっかりしているんではなくて、やはり福井総裁の、若しくは日本銀行の市場に対する対話姿勢にあると思います。やはりこういった、将来何が起こるか、どういうふうな金...全文を見る
○大久保勉君 量的緩和に対しまして、じゃ反対の概念としまして、じゃ自然体、つまり所要準備金額という概念があると思います。これは、恐らくはゼロ金利政策の状況だと思います。今三十兆円の準備預金がおよそございますが、何兆円が所要の準備預金で、そこに行くパスというのはどういう形を考えてい...全文を見る
○大久保勉君 観点を変えまして、量的緩和が必要だったのはいわゆる金融危機対策であると。そのために、資金を潤沢に供給する方法としまして、長期国債の買いオペ、こちらを四千億円から、これは二〇〇一年三月十九日、それから一・二兆円毎月買いますと。じゃ、量的緩和を終わらせるんでしたら、是非...全文を見る
○大久保勉君 こちらと関連しまして、長期国債買い切りオペをすることによりまして日本銀行の長期国債の保有残高が増えていきます。一方で、本日も、また前回も表明されました、長期国債の保有残高は日銀券の発行残高を上回ることはないと。恐らく、金利が上がってきたら、若しくは金融不安が今減って...全文を見る
○大久保勉君 福井総裁のオペレーション能力に関しては、市場、また私も非常に高く評価しております。  ただ、一言だけお伝えしますと、そのときに、国債の再々乗換えとか突然発表されないでください。やはり、長期国債の残高が一杯になるから償還したやつを短期国債に乗り換えると、そういう形で...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、先ほど田村委員も指摘されました、郵政公社が民営化されます。そのとき資金循環が変わっていくということが言われました。そこで、郵政公社が民営化するときのリスクを金利リスクの観点からお尋ねしたいと思っております。  いわゆる郵政公社の銀行部分、いわゆる郵貯に...全文を見る
○大久保勉君 日銀の金融政策に対して最後の質問なんですが、私の意見としましては、やはり景気が回復していく過程で金利は上昇していきます。しかしながら、長期金利をいかに安定的に、また低位な状況に置いておくことが非常に重要だと私は考えています。一つは財政再建のためにも必要ですし、また様...全文を見る
○大久保勉君 谷垣大臣のお言葉を聞きまして非常に安心しました。現実は本当に厳しい状況だと思うんですね。つまり、国債の保有五〇%以上が政府系ですね、日本銀行及び郵政公社。郵政公社は民営化しますと。そして、もしかしたら国債を持てなくなるかもしれません。日本銀行さんに関しましては、通貨...全文を見る
○大久保勉君 関連した質問なんですが、この戸田分館発券センターに関しましては、現在の発券金額は計画比どの程度かというのが第一の質問。  第二点は、戸田発券センターの常駐責任者はだれであり、テロ若しくは危機管理が本当にできる権限があるのか、こちらに関して質問します。端的にお答えく...全文を見る
○大久保勉君 私、確認したんですけれども、この課長さんというのは非常時に対応権限がないと。一方で、日本銀行は府中電算センターがあります。センター長は局長ということで、電算センターは局長がいるのに発券センターは課長さんで、危機対応能力がないと。もし、戸田分館にテロが若しくは何か危機...全文を見る
○大久保勉君 私もいろいろ調べてみましたが、これはこれから調査するということであります。  元々八百億円も掛けてセンターを造ると。ここに局長を持っていく予定が、やはり日本橋から局長は離れたくないと、こういったこともあったように聞いておりまして、これが第一の疑問です。次に、八百億...全文を見る
10月21日第163回国会 参議院 本会議 第8号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、民主党・新緑風会の立場から担当大臣に質問いたします。  本題に入る前に、日本の金融に対する私の思いを述べたいと思います。  私は、議員になる前、日本の都市銀...全文を見る
○大久保勉君(続) これこそが本当の構造改革を行う前提条件であります。  都合の悪いことを隠し、国民を欺き、そして将来、増税、ハイパーインフレ、行政サービスの急低下と、国民に大きなツケを負わせることのないように、小泉政権に警鐘を鳴らして、私の質問を終わります。(拍手)    ...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  銀行法の一部を改正する法律案に関しましては、参議院本会議に続きまして二回目になります。本会議の質問の回答を踏まえまして、もっと内容を深掘りした質問をさしてもらいます。  伊藤大臣に一つお願いがあるんです。非常に質問に窮して適切...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。適切な金融行政というのは裁量行政ということになりますから、こういうことがないように、透明な金融行政をお願いしたく思います。  では、まず第一点、銀行代理人制度が解禁されまして、多種多様な営業形態が可能になります。このことは非常に消費者の利便性の観点か...全文を見る
○大久保勉君 私が質問したのは、いわゆる正規の代理人じゃなくて虚偽の代理人ですから、いろんな許認可制度があったとしましてもそれは無理ですから、何らかの形の対応が必要であると、このことを指摘したいと思います。  続きまして、こういったいわゆる詐欺を防止するための一つの制度としまし...全文を見る
○大久保勉君 そういうことでしたら、どうして証券外務員制度が必要なんでしょう。つまり、証券業を代理した場合に証券外務員資格が必要ですよね。そこと矛盾しないでしょうか。また、保険に関してもしかりなんです。つまり、銀行だけどうして特別なんですか。
○大久保勉君 非常に無責任ですね。つまり、証券業に関しては証券業協会がちゃんとした資格制度を自主的につくっている、ところが銀行に関しては全銀協はつくってないと、だからそれはもう全銀協の問題であると、こういうことですか。大臣としては、じゃ全銀協に対してこうした方が望ましいという意見...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。つまり、十分な知識、経験がある人しかこの業務をやらないと、そういう理解でよろしいですね。
○大久保勉君 ということは、困りましたね。流通業で、会社としてその許可をもらいましたと。で、たまたま今日採用された人はそういう預金業務を扱うことができないんですね。つまり、その人は、つまり組織としては十分かもしれませんが、実際扱う人も十分な経験が必要なはずですよね。ですから、経験...全文を見る
○大久保勉君 ということは、銀行研修を受けていない人がいわゆる外交はできないということだと判断します。これはもう平行線になりますが、非常に問題がありますから、是非、ちゃんとした研修ができるのか、そのことを制度として適切に運営してください。  では、続きまして、新しく代理店ができ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、地方財務局による金融検査に関して質問なんです。  よく金融機関と話をすることがあります。ヒアリングということで地域金融機関に確認しましたところ、特に一般論としまして、検査官は非常に質のむらがあると。金融庁さんは金融の専門家としてスペシャリストがいるんで...全文を見る
○大久保勉君 先ほど、厳密に言いましたら、財務局に関しては財務局長、これは財務省の下部機関ということで、つまり金融庁は人事権がないと。ですから、研修を要請してもなかなかできないというケースもあり得るし、また、ある人が不適格な検査官であってもそれを更迭することはできないと、こういう...全文を見る
○大久保勉君 金融庁さん若しくは財務局さんの努力は認めます。  ところが、もっと簡単にするためには、やはり財務局を金融と財務に分けまして、より金融庁が責任を持つと、責任のある検査をすべきだと思います。このことは、いわゆる金融市場の効率化、さらには日本の金融の競争力につながると思...全文を見る
○大久保勉君 是非、伊藤大臣のリーダーシップまた谷垣大臣のリーダーシップを期待しております。  より実務的に、じゃ一つのアイデアを私が御提案します。例えば金融機関に検査をした場合、もし十人のチームでしたら、いわゆる双方向の意思疎通が必要だと思うんです。じゃ、もちろん金融庁は、こ...全文を見る
○大久保勉君 検査モニター制度に関しては非常に優れた制度だと私も思いますし、やはり形式だけでなくて内容のあるモニター制度にして相対的に検査し合うと、その中で精度を高めていき、銀行はよりいい経営をすると、また検査官の質は高まっていくと、このことで日本の金融制度若しくは金融システムが...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  証券会社に関しては、どうしてもインサイダーに関して極めて厳しい管理システム若しくはいわゆるコンプライアンスシステムがあります。ところが、銀行はそういったことに関してルーズな場合もあるのかなという気もしまして質問いたしました。  例えば一例を申し...全文を見る
○大久保勉君 人の問題ですから、会社でしたら、いわゆるチャイニーズ・ウオールとかファイアウオールとか、そういう障壁を立てることによって情報を遮断することができます。ところが、同一の人間でしたら、いや今は買収者側に立っているんだ、今は被買収者側に立っていると、こういうことはできない...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、組織の問題です。先ほどは個人、経営者の問題でした。今度は組織の問題です。  この銀行は被買収企業のメーンバンクであります。つまり、TBSのメーンバンクであり、かつ今度はその銀行が買収者に融資をしているということなんです。同じ銀行が両方に利益相反している...全文を見る
○大久保勉君 そういうことでしたら、銀行検査でもちゃんと指摘し、若しくは検査マニュアルなんかでこういったことは文書でうたっているんでしょうか。これは政府参考人。
○大久保勉君 この指摘に関しては、非常に、難しいという面もあると思います。といいますのは、そもそも敵対的買収というのが日本にはそれほど多くなかったと。ここのところ急激に増えてきましたから、恐らくは、銀行員がインサイダー情報に接することに対して、またどういうふうにしたらいいかという...全文を見る
○大久保勉君 リスク管理の観点から、無担保でしたらリスクがあるということで、買収先の株式を担保にもらうとか、若しくは経営者から当該企業の株式をもらうと、で、担保に供するということでしたらリスクヘッジになりませんから、こういったことのないように指導、検査、お願いいたします。  続...全文を見る
○大久保勉君 もし一般運転資金の名目で貸出しをして、後で買収資金というのが分かりましたら、いったん、貸し出した資金をいったん回収すべきじゃないんでしょうか。それで、新たに審査をして貸出しをするかしないかを決めると、これが筋ですけれども、どう思われますか。
○大久保勉君 もう一つ抜けている点があります。もし買収資金と分かりましたら、インサイダー情報に関連していますから、関係者をすべてインサイダー登録して、だれがこの情報を知っているか知っていないか、ちゃんとしたチャイニーズ・ウオールを付ける必要があります。こういったことに関して証券会...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、それに関連しまして、もし銀行も証券も関係なくチャイニーズ・ウオールをつくることが重要であると、でしたら銀行検査におきましてそういった検査は行われていますか。証券の場合は証券取引等監視委員会が入りまして具体的に見ていると。じゃ、過去に証券等監視委員会が銀行検査を...全文を見る
○大久保勉君 登録金融機関としての検査ということで、もう少し詳しく知りたい。  もしこの五行のうち、実際に監視しておりますのは株式の売買部門であって、いわゆる投資銀行部門を検査してないというケースも多いと思います。この辺りは、投資銀行部門若しくは融資部門に対する検査は何件ありま...全文を見る
○大久保勉君 通告してあります。
○大久保勉君 ということは、いや、昨日通告しておりましたから、こういった回答しかもらえないということは、事実上は融資部門に関して検査していないというふうに理解します。もし違う返しがありましたら答弁ください。
○大久保勉君 証取法六十五条の二がどういう意味かというのが分かりませんので、時間がありませんのでここはもう省略しまして、後で議論しましょう。  是非、これからやるべきことは、つまりインサイダー取引におきましては銀行業も証券業も違いはないと。ですから、銀行業に対しましても、証券業...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。これで私の質問を終わります。