大久保勉

おおくぼつとむ



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大久保勉の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保です。本日は、岡本参考人及び草野参考人に、分かりやすく、そして示唆に富む説明をしてもらいました。この場で感謝したいと思います。  今回、いろんな委員の質問も聞いておりまして私が感じたことは、ODA予算が四割下がりまして、日本に対する不信感が...全文を見る
○大久保勉君 示唆に富む意見ありがとうございます。  そこで、ODAの比較優位を考えた場合、日本は何が比較優位なのかと私なりに考えましたら、一つは環境問題、環境先進国であると、そういった技術があると。さらには非軍事の経済大国であると。こういったことも利用しながら考えていって、事...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
03月20日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  最初に、尾身大臣に質問いたします。  尾身大臣はこれまで政治家として数々の実績があると思いますが、少なくとも一つ世界一というものがあります。それは何か分かりますか。これは質問通達しておりませんから、尾身大臣が世界一というもの、...全文を見る
○大久保勉君 済みません。質問通告をしておりませんでしたが、これはやはり世界一の発行体若しくは世界一の借金王ということです。そういう意味で、格好よく言いましたらキング・オブ・ボンド若しくはキング・オブ・ボロアーということで世界じゅうが注目していると思います。  まず、質問したい...全文を見る
○大久保勉君 この書類に関しましては非常に優れたものだと私も思っております。同じような話を総務省と話をしておりましたが、まだ地方自治体に関してはこういったものが十分じゃないということで、是非財務省を参考に作られたらどうかなと思っております。  まず一点目の質問としまして、こちら...全文を見る
○大久保勉君 是非頑張ってください。  じゃ、次の質問としましては、こちらの九ページ、資料として配りました資料の二ページ目なんですが、国の貸借対照表です。これを見ましたら、左側が資産の部、右側が負債の部ということで、一番下を見てもらいまして、本年度、本会計年度、金額が、資産の合...全文を見る
○大久保勉君 こちら、貸借対照表を見ましたら、公債というのが五百八十一兆、恐らくは国債等が含まれておりますが、国債の投資家から考えましたら、この償還金額がどこから出てくるかと。資産を全部売却しても足りないというケースがあります。ですから、本来だったら、こういった国の国債は購入でき...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。分かったような、分からないような答弁ですが、経済学の教科書でしたら、徴税権というのは非常に大きくて、その分があるからいわゆる債務超過であっても国債等の利払いは守れますと。別の言い方をしましたら、将来増税、日本国で増税するから、例えば投資家さんよ、あなた...全文を見る
○大久保勉君 金利が低いということに関して一点だけ指摘しますと、やはり、今日は日本銀行の山口理事もいらっしゃいますが、日本銀行の尽力もあるんじゃないですか。金利を上げたいんですがなかなか上げさしてもらえないと、だから金利が低くて国債が順当に発行できると、こういった側面もあり得るの...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。現在の社会保険庁というのはうまく働いていないということですよね。ですから、もっときっちり徴税をしないと、保険料を徴収しないといけないということじゃないかと思います。二兆円というのは相当大きい数字ですから、是非ともきっちり徴求することを心掛けてください。...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと聞いていましたら、人ごとみたいですね。つまり、財務大臣はこの貸借対照表全体の責任がありますから、ちゃんと徴税していないんだったら予算を削るとか、若しくは何らかの形でペナルティーを付けるとか、そういったことを行うべきじゃないですか。一般企業でしたら、財務担当役...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、続きまして、貸倒引当金の二・三兆のうち、ほとんどが厚生労働省と。そこで注目しましたのが、上の方に貸付金というのがありまして、二百七十五兆円あります。非常に大きい金額です。通常、貸出しをするんでしたら、焦げ付きがありますから引当金を積むんです...全文を見る
○大久保勉君 最後だけ注目しました。要するに、貸倒引当金は計上していないということですね。つまり、二・三兆円には入っていないんです。  じゃ、どこから取ってきたんですか。住宅金融公庫、都市再生機構に対して債権放棄をしていますね。それはどこの官庁から取ってきたんですか。これは参考...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと逃げられたと思いますが、いわゆる補償金を免除するということをなされていますが、補償金免除というのは本来だったら貸倒れ引き当てにすべきなのに、それを使っていないんです。つまり、財務省はポケットがあるんです。金利変動準備金というポケットがありまして、二十兆近くあ...全文を見る
○大久保勉君 大臣、がっかりしました。多分全体像をお分かりになっていないと思います。財投改革が行われまして、高金利の貸出しを期限前に返済する場合には補償金というのが必要なんですよと、その計算方式もちゃんと法律で決まってます。それを免除するためには、簡単に免除させないために法律改正...全文を見る
○大久保勉君 例えば、もう少し具体化するために、じゃ財融特会から七%以上でお金を借りている団体、どこがあるかといいましたら、東京都が二千二百三十億、横浜市一千百八十億、大阪市六百十一億、福岡市六百億、名古屋市五百二十三億、こういったところが七%の資金を返したいと。じゃ、どうするか...全文を見る
○大久保勉君 四つの条件に関してまた別途話をしますが、ここに関して問題が多いということを御指摘して、次の質問に行きたいと思います。  続きまして、ページ十六ページと十七ページ、こちら資料を付けておりますが、いわゆる偶発債務ということで、その中で保証債務です。国が保証しているもの...全文を見る
○大久保勉君 保証料を取ることに関しては、まあ財務省としては行ってこいになりますが、ところが、幾らの保証金額を徴求して、またそれと同じ補助金をこれらの機関に渡すかということで、一般会計にこういった金額がのってきます。そのことを通じまして説明責任が上がっていくんじゃないかと私は考え...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  一点だけ追加質問で、公務員が過失があった場合は請求権が発生すると。じゃ、省庁若しくは組織ですね、課とか若しくは局に過失があった場合も同じと考えていいんですね。念のため聞きます。
○大久保勉君 済みません、はっきりしませんでしたので、それは組織でも過失をした場合には当然責任を負うということでいいですね。公務員の構成体というのは組織ですから。
○大久保勉君 同じことを答えないでください。私は、その説明にのっとって、公務員の集合体である課若しくは局が問題を起こした場合はどうですかということですから、それに対して質問しております。
○大久保勉君 まあ分かったような分かんないような。  どうしてこういうことを聞くかといいましたら、こういった裁判に関しましては十年とか二十年掛かる場合もあります。そのときには実際の担当者はもういません。ですから、もう担当者はいないから、うやむやになってしまうことに対して懸念があ...全文を見る
○大久保勉君 よく分かりました。事実上は一・九兆円ということで、九兆円の中で本当に問題なのは一・九兆円と。この一・九兆円というのは過去に比べて少なくなっているということで、国税の皆さんには非常に頑張っているということで声援申し上げます。  じゃ、続きまして、主税局関連の質問に参...全文を見る
○大久保勉君 財務大臣、お願いします。
○大久保勉君 じゃ、来年度は廃止ということですね。
○大久保勉君 もう廃止するのを決めているんだったら、検討する必要ないんじゃないですか。
○大久保勉君 金融市場の動向だったら、じゃ株価が下がった場合に、大暴落した場合には廃止をしないんでしょうか。大臣に、もし株価が今年急激に下落した場合には、軽減措置の廃止を来年やらないんでしょうか。
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、続きまして、政府が常々主張しております貯蓄から投資へという言葉がございますが、この関連で御質問いたします。  米国等におきましては、同様に保有期間が長期の株式の場合は軽減税率を適用するということになっておりますが、将来的に貯蓄から投資を促...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  では、続きまして、移転価格税制に関して御質問します。  過去三年の申告漏れの所得金額及び件数、そして見込み税収等に関して教えてもらいたいと思います。ただ、税収の計算に関しましては非常に複雑でありますから、前提を置きまして、これらの企業がすべて黒...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  ここで分かりましたのは、移転価格税制というのは非常に大きいということなんです。さらには、二〇〇三年、二〇〇四年、二〇〇五年と金額が毎年毎年大きくなっております。これはただ単に大きくなっているだけではなくて、やはり国税当局の努力もあるんじゃ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。この分野に関しては、是非とも頑張っていただきたいと思います。  続きまして、金融庁に質問いたします。  国税庁の職員が、公務員制度上、専門職として相応の処遇をされておりますが、もし国税庁の職員が金融庁に出向し企画・監督部門に携わった場合はどのような...全文を見る
○大久保勉君 ここが問題だと思うんですね。例えば、証券等監視委員会というのは非常に重要な機能だと思います。証券不祥事が増えておりますから、ここを強化するために何らかの措置を考えるべきだと思っています。私としましては、証券等監視委員会も税務署も同じような執行部門ということで、また、...全文を見る
○大久保勉君 この運用は非常に難しいということは聞いておりまして、是非とも山本金融担当大臣の力を期待したいと思います。  では続きまして、金融庁に質問したいと思います。これは、公正で透明な市場をつくるための質問であります。  まず一点目としまして、山本金融担当大臣に質問します...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  続きまして、先週三月十五日に、平野委員の質問に関連しまして伺います。  日銀政策決定会合中、二月二十一日、ブラックアウト期間中に情報漏えいが起こったことは、東京市場がまだまだ二流の市場であると見られかねないと思います。また、海外の新聞等ではその...全文を見る
○大久保勉君 大臣の方が、報道は憶測ではないかという指摘があったということは御紹介されましたが、別のところでは、じゃNHKに抗議しないのかということに対して、福井総裁は、報道機関の在り方を我々の方から批判的に申し上げる前に、何といっても情報元は我々なので、その情報元の管理を念には...全文を見る
○大久保勉君 この指摘は非常に重要なんです。  日本銀行からいただいた資料、二月二十一日九時から一時三十分まで会合がありました。一時三十八分から二時十五分までまた会合がありました。一時三十分から一時三十八分、ここは中断ですが、このときに投票しているんです。このことをまず念頭に置...全文を見る
○大久保勉君 日銀職員はもう携帯を全部渡しているから、政策決定会合室には持っていないということですね。政府委員二人は持っていると。これは連絡に必要だということですね。  じゃ、そこで政策決定会合に出席している政府委員の氏名と役職を教えてください。
○大久保勉君 はい、分かりました。  続きまして、これはブルームバーグという情報機関の記事なんですが、ブルームバーグといいますのは、創業者がニューヨークの市長さんです。非常に世界的に成功した報道機関であります。こういったものを参考にして申し上げますと、二月二十一日零時四十三分、...全文を見る
○大久保勉君 あっ、そうですか。つまり、NHKのテロップで、零時四十四分に、先ほど福井総裁が追加的な金利の引上げを提案したと。その後に実際には福井総裁は提案したんですね。これは大変なことですね。初めて聞いてびっくりしちゃいました。このことで間違いないですね。もう一度確認します。
○大久保勉君 そうですか。ちょっと僕自身緊張しています。これは非常に重要な情報ですね。恐らく、このことから二点が分かっています。今分かると思います。  まず、NHKの報道は、事実ではなく推測による虚偽報道である点です。そうですよね。四十四分には日銀の福井総裁は提案も何もしてない...全文を見る
○大久保勉君 十二時半に退室された方がいたんですね。何人いらっしゃったんですか。だれとだれですか。
○大久保勉君 でも、日銀で調査したんでしょう。だったら、調査したんだったらちゃんとだれが出たかというのは調べるべきじゃないんですか。
○大久保勉君 ということは、近くというのはブラックアウトルールが守られるところということで、例えば控室というのがあります。政府委員のお付きの人が控えているところには行けないということでよろしいんでしょうか。若しくは、政策決定委員の中には自室を持っている人がいますから、そこに行って...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。じゃ、日銀は全く問題ないんだけど、政府の方で問題があるのかなと。まあそこしか分からないですが。  そこで、じゃ、政府委員というのは二人しかいらっしゃらないということですから、その人から漏れるしかないんですよね。一人は田中財務副大臣、一人は浜野内閣府審...全文を見る
○大久保勉君 はい。
○大久保勉君 じゃ、整理しますと、十二時三十分はまだ提案されておりませんから、この段階では携帯も使っていなくて、かつ、お付きの方にも何も言っていないということですね。ただし、議長提案、議長が採決を提案した後に一時中断があります。これは恐らく一時ぐらいです。その段階ではお付きの方に...全文を見る
○大久保勉君 ということは、NHKのテロップが流れた零時四十三分とか四十四分には日銀からは流れていないと、で、内閣府からも流れていないということですね。分かりました。  じゃ、もう一人の方を、といいますのは田中副大臣。実はこの質問通告は先週の金曜日に通告しました。で、是非、田中...全文を見る
○大久保勉君 もう少し厳密に言いますと、休憩は二回あります。十二時三十分の段階と、日銀福井総裁が提案する前に待ったと政府委員が言って、本庁と連絡しますと、恐らく一時、この段階です。で、後者に関してはそれは今問題じゃないんですが、前者なんです。  今まで日銀さんの説明でしたら、日...全文を見る
○大久保勉君 第二回目の休憩に入りましたのは何時でしょう。何時ですか。
○大久保勉君 そうしたら意味がありませんから。十二時三十分か。
○大久保勉君 分かりました。参考に承ります。  つまり、二回コーヒーブレークか若しくは中断がありましたが、後者、つまり零時四十四分以降の中断のことを描写してもらいましたが、前者に関しては一切コメントがなかったという理解でよろしいですね。ですから、今問題なのは十二時三十分、つまり...全文を見る
○大久保勉君 答弁ありましたらお願いします。
○大久保勉君 分かりました。よく実態が分かりました。つまり、十二時三十分の後の休憩のときには何をしているか分からないが、みんな席に戻ってきたら何をしているか分かりますということですね。ですから、今の十二時三十分から何分かに何らかが行われたと。それで、十二時四十四分に日銀総裁金利引...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと時間の無駄ですよ、それは。時間の無駄ですよ。これが、一般的な質問しているんですよ。メディアは証取法の対象外か対象外じゃないかということです。
○大久保勉君 証取法はすべての人にかかりますから、メディアも当然かかるはずなんです。このことで山本金融担当大臣、このことをコンファームしてください。
○大久保勉君 では、続きまして、国営放送であるNHKがブラックアウト期間にかかわらず推測に基づいた虚偽の報道を行うことは非常に私は遺憾に思います。  財政金融委員会に是非NHKを参考人として呼ぶことを委員長にお願いしたいと思いますが、是非御検討お願いします。
○大久保勉君 続きまして、ブラックアウトルールは、政府委員及び情報をもらった財務省職員及び内閣府職員にも適用されるべきであると考えますが、念のため日銀の見解をいただきたいと思います。
○大久保勉君 分かりました。  日銀及び政府出席者はそうなんですが、政府出席者から情報を受けたいわゆる政府に関してが問題というケースもございますから、政府でもブラックアウトルールを是非遵守してもらいたいと思いますが、このことに関して、財務省及び内閣府にできるということを確認した...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、内閣府。
○大久保勉君 分かりました。公務員に関しては一般守秘義務があるから大丈夫ということだということですが、私は実はそれだけでは不十分だと思っています。  前々回と更に前の会合で情報がリークしたんじゃないかと言う人もいるんです。どういうことかといいましたら、日銀の中ではきっちり情報管...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  じゃ、続きまして地方債に関する質問をしたいと思います。これは金融庁です。  資料としましては、資料三。こちら、「地方債の購入をご検討の方へ 総務省」というものがございまして、これに関連して質問したいと思います。...全文を見る
○大久保勉君 金融機関というのは投資家も含んでいますですね、確認します。
○大久保勉君 IRという言葉は御存じでしょうか。IRのために使ったと。英語で言ったら何でしょうか。
○大久保勉君 これは基本的には投資家に対して出すものですから、もうこれ以上言いませんが、基本的にはこれは投資家に対して、インベスターズリレーションシップということなんです、実は。あえてそれを分からないふりされているのかどうかは知りませんが、一応御指摘します。  要は、投資家に対...全文を見る
○大久保勉君 非常にきちっととか抽象的ですよね。  じゃ、今年が二〇〇七年とします。十年後、二〇一七年に、もし百億としましょう、百億の地方債がどうして償還されるのか。もしその地方自治体が財務上おかしくなりましたら、地方交付税を出すからいいんじゃないかとおっしゃるかもしれませんが...全文を見る
○大久保勉君 私は、百歩譲って、安全ですということに対してはイエスと言います。国が一生懸命デフォルトを起こさないように頑張って面倒を見ますということもイエスと言います。もし、その地方自治体がおかしくなった場合は予算措置をするでしょうと、でしょうということもイエスです。そのこととデ...全文を見る
○大久保勉君 ということは、総務省がこれ金融機関に渡したと、で、金融機関を通じて投資家に渡ったと、これは金融機関イコール証券会社でしょう。じゃ、証券会社はこれを投資家に渡して、大丈夫ですといって証券を販売したら、業務改善命令、業務停止ですよね。これから金融商品取引法が発生したら一...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。じゃ、総務省が財務省の権限を越えて予算をつくるんですね。もう私ども要らないですよね、参議院も衆議院も。三権分立はないんじゃないですか。
○大久保勉君 全然論点かみ合いませんが。じゃ、十年後も法律は同じなんでしょうか。つまり、社債といいますのは、今年じゃないんですよね、長いものは二十年とか。二十年先のことをだれが決めることができるんですか。法律は変わりませんと、財務大臣はいつも尾身大臣ですと、若しくはいつも財務省は...全文を見る
○大久保勉君 ここはもうやり取りになりますから、政治家として判断すべきですよね。単にパンフレットを回収するのが嫌だから無理やりへ理屈を言っているように聞こえますから、一万部ぐらい回収したらどうですか。若しくはこれを変更すればいいでしょう。新しいやつ作って、デフォルトの可能性は極め...全文を見る
○大久保勉君 是非よろしくお願いします。  済みません。あと、日銀の山口理事はもう結構でございますから、今日はありがとうございました。
○大久保勉君 じゃ、次の質問に参りますが、現在、債務調整、高金利融資の補償金なし期限前弁済が議論されておりますし、現実のものになっております。これは、地方財政法上は、一年を超える借金に関しましては地方債といいます。ですから、高金利融資の補償金なし期限前弁済、これは財融特会から期限...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。引き続き注視してください。総務省の方では、地方公共団体の債務調整、いわゆる再生法制に関して研究会が進んでおりますので非常に重要だと思っております。  じゃ、時間もございませんので次に参ります。  最後の項目ですが、財務省理財局関連の質問をしたいと思...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、続きまして、海外IRに関して質問します。  海外IRを開始しまして、海外投資家比率が一%伸びて五・一%に達しました。こちらは資料二を見たら分かると思います。この数字から判断して、IRの成果は十分と言えるでしょうか。今後の課題は、このことに関して財務大臣にお尋...全文を見る
○大久保勉君 続きましては、現場に関して質問します。  これまで財務省は、IRとか若しくは投資家との懇談会、いろんなことをやっていらっしゃいますし、また超長期国債の発行も検討されていると聞いています。四十年債とか、若しくは金利スワップの導入、非常に努力はされていて、非常に高く評...全文を見る
○大久保勉君 是非よろしくお願いします。いや、ここはもう非常に大臣と話が合いましたね。  一回見てください。このルームよりも、の三分の一ぐらいなんですよ。いわゆる大銀行の若しくは証券会社のトレーディングルームはその数十倍あります。ですから、もっとコストを掛けましたら、もっと低い...全文を見る
○大久保勉君 これに関連しまして、日本はGDPの一五〇%の債務があります。その一五〇%の債務は自然と、簡単に管理されるものじゃないと思うんです。やはり、日々、現場の方が国債を発行し、要らない資産を売却するとか、そういったことを通じまして何とか管理されていると思うんです。失敗する可...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  証券化に関しては二千億実施されるということで、まあ主な目的が金利変動リスクを減らすと。  実は財融特会の金利リスクを分析しました。非常に厳密に管理されていまして、すばらしいと思います。これは日本の銀行若しくは生命保険会社にも負けないくらい、若し...全文を見る
03月22日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大久保勉君 私は、ただいま可決されました所得税法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     所得税法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、...全文を見る
03月23日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  まず、先ほど広田委員の方から、母屋でおかゆをすすり、そして離れですき焼き、そして地下室でどんちゃん騒ぎ。これは、母屋といいますのは一般会計で、離れといいますのは特別会計。じゃ、地下室はどこか。今日は地下室をテーマに質問しようと思...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。答弁のやり方もやはり地下室的な答弁ですね。  といいますのは、減価償却で減ったと、六千億と。いろいろ言われまして、施設を売却したと。売却損は幾らなんです。勤労者福祉施設の譲渡損は幾らになるんでしょうか。もうこちらで言いますが、三千五百七十六億円です。こ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  財務省、是非大臣の意向をしっかり実行してください。一つ一つの特会をチェックして、独立行政法人の損失もチェックしてください。  資料の一の一の下は、宇宙開発事業団に関して独法化で幾ら損失金が減ったかといいましたら、二兆五千九百億の損失金が、あら不...全文を見る
○大久保勉君 いや、この数字は初めて聞きまして、私は予想以上に大きいなという印象ですね。特に文科省管轄が多いですね。文科省と厚労省。この辺り、尾身大臣もきっちりチェックしてほしいんですね。  まず、二つ質問します。一つは、こういった数字を聞いてどういう印象であるかが第一点です。...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  大臣のコメントに関して私も非常に同感します。どういうことかといいましたら、これまでは本来は経費で上げるところを出資していましたと、つまり、地下室で飲み食いしていましたけど、これは将来に対する投資だから、このお酒代若しくはカラオケ代はいわゆる経費で...全文を見る
○大久保勉君 何か最後の方、意味が分かったような分からないような、ちょっと論点がずれているかなという気はしますが、日本経済にとって重要であることは私も認めます。  で、同じぐらい、百兆円ほどの資産がある機関が日本にもう一つあります。それはどこか。日本銀行です。日本銀行と同じよう...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  日銀は半年ごとに報告をしてます。この財政金融委員会で報告をしておりますし、また市場との対話をしております。じゃ、外為特会の責任者がこの当委員会に半年に一回説明すると、こういったことをやりましたらより透明になりますから、是非検討してもらいたいと思い...全文を見る
○大久保勉君 これでしたら今までの答弁です。是非もう少し突っ込んだことを議論したいんです。といいますのは、どうしてリスクを取れないか、それはFBで資金調達をしてますから元本がなくなっては困ると、それはそのとおりなんです。でも、よくよく見ましたら、十四兆円の積立金があります。いわゆ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。外為特会と日本銀行はよく似たところがあるといいますが、答弁の内容とか建設的な議論に関しては相当違いがあるなという印象です。  まず、将来の為替介入のために資産が必要と。でも、実際にFBは幾らでもまだ発行できますし、本気で必要だったらFBを増発して為替...全文を見る
○大久保勉君 信認という言葉には二つあります。ベールに包んで、何も悪いところを見せなくて信認を維持するというやり方と、すべて開示して、その中で、それも計算して計画的に開示しながら信認を得る方法です。今の事態は後者が主流になっております。是非とも見直しをお願いしたいと思っております...全文を見る
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました特別会計に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     特別会計に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分...全文を見る
03月27日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  まず、日本銀行総裁に質問したく思いまして、実はこちら、三月二十日の日銀総裁記者会見の議事録なんです。これ非常に面白い点が幾つかありましたので、これを参考にして聞きたいと思っております。  まず、総裁の方は記者会見の中で...全文を見る
○大久保勉君 フォワードルッキングということも重要なんですが、温故知新という言葉もありますので、過去にどういう議論があったかということで整理してみました。  過去に金融緩和継続の約束、これは二〇〇三年十月十日以降に約束をするということで明言しました。どういう条件だったら金融緩和...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  単月仮にマイナスであっても、年次ベースで安定的にプラスであれば問題ないという理解でよろしいんですね。念のために確認します。
○大久保勉君 続きまして、二月の利上げが適切であったかということに関して質問します。  日本銀行としましては、物価安定の理解として、コアCPIがゼロ%から二%の間で推移するということが前提になっております。もし二月、場合によっては三月のCPIがマイナスに転じましたら、いわゆるゼ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。考え方は分かりました。  よくインフレターゲティングというのがありますが、日銀としては、インフレターゲティングではなくて、インフレの参照値とかより幅が広いということをおっしゃってゼロから二%と理解しておりましたが、場合によってはゼロから二%も超えても...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、先週発表されました公示地価で、全国平均で、住宅地が前年比〇・一%、商業地で二・三%の上昇となりまして、バブル崩壊前の一九九一年以来十六年ぶりの上昇に転じております。このことに対する評価はどうかということを聞きたいと思います。  特に、東京、名古屋、福岡...全文を見る
○大久保勉君 最後の重要な質問が答えていらっしゃらないんですが、資産価格が上昇したら、じゃ、任期一年の間に利上げの頻度が上がるか上がらないかと、このことに関して質問したいと思います。もう一度お願いします。
○大久保勉君 分かりました。よく分かりました。  一つ面白いレポートがあったので御紹介したいと思います。これは有力投資銀行のレポートなんですが、三割から四割と高い上昇率を示している地価もありますが、実際そういったところといいますのは、住宅地で約〇・二%、商業地で三%、こういった...全文を見る
○大久保勉君 先ほどのCPIの数字に戻りまして、地価が上がったとしましても、実際調べましたら家賃は上昇していないということなんです。つまり、土地が上がりましても家賃が上がっていませんからCPIは押し上げをしないと、一方で携帯電話等が値下がりしておりましてCPIの下振れ要因になって...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、国会とも関係ありますが、昨年貸金業法の改正が行われましてグレーゾーン金利が撤廃されました。このことが経済にどのような影響を与えているか非常に興味があるところなんです。是非、日銀総裁の御所見を聞きたいと思います。  私は過払い請求に対する多額の引当金が増...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  続きまして、非常にマニアックな質問なんですが、日本経済におけるNAIRU、これは日本経済において失業率がどのくらいまで下がってくると持続的な物価上昇が発生するか。この数字はどのくらいとお考えでしょう。
○大久保勉君 ということは、具体的な数字はおっしゃることはできないということですね。
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、マニアックな質問が続きましたので、ちょっと今度は面白そうな質問をします。金利の利上げで一番影響を受けたのがいわゆる円キャリーファンドです。世界最大の円キャリーファンドと言われています外為特会に関する質問です。  外為特会は日米の金利差を利...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。是非とも、日本銀行の独立性を考えて適切にお願いします。  では続きまして、三月二十日の記者会見の中で、いろいろ読んでいましたら、約四分の一くらい質疑されている大きな項目がありまして、これは何かといいましたら、NHKの推測記事か若しくは誤報か分かりませ...全文を見る
○大久保勉君 非常にあいまいもことしておりますから、じゃ私ども、材料を吟味しましょう。  まず、事実を確認します。三月二十日に当委員会で私どもが質問して、幾つかのやり取りがありました。議事録を読みまして整理をしたいと思います。  零時三十分過ぎに政策決定会合の小休止がありまし...全文を見る
○大久保勉君 じゃ次に、整理しますと、可能性は四つしかないと思うんです。一つは、日銀関係者から情報が漏れた、一番。二番、政府委員から情報が漏れた。三番、NHKの報道は根拠のない誤報、虚偽報道。四番、政策決定会合室及びその周辺施設が十分機密保持を行うに足り得ないものであったと。要は...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。私が質問したのは一番と四番です。二番に関して、政府委員からの情報が漏れた、これに関してはこの委員会で議論したらいいと思いますから、そこに関してもう少し吟味したいと思います。  まず、三月二十日、山口理事の発言としまして、日銀政策決定会合室への携帯電話...全文を見る
○大久保勉君 問題意識を正確にするために、空白の十分があるということをお伝えします。  つまり、小休憩は零時三十分過ぎです。まず福井総裁、小休憩は零時三十分過ぎから何分ほどあったんですか。もし記憶がございましたらお尋ねします。
○大久保勉君 ということは、四十三分、四十四分の報道でしたらちょっと矛盾するかなと思ったんですが、この辺りは責任ある立場の方がおっしゃっていますから、もうこれ以上追及しませんが、よく考えたら何かおかしいと思うんですよね。  ですから、私は、もう報道機関がこういった情報を流すこと...全文を見る
○大久保勉君 なぜ誤報とおっしゃらないんですか。つまり根拠がNHKがあるとしたら、もう零時三十分から零時四十分の間に何かあったんでしょう。その場合に、自室に戻った人が実際にいたのか、携帯が使われたのか、盗聴器かと、その辺りもう少し調べてくださいよ。私は、そういったことはもうここで...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。日銀さんはつまり事実に基づかないような報道に関しては非常に寛容だなと思います。  といいますのは、この報道によりまして短期市場は相当動いているんです。大混乱です。これを見た海外及び国内の市場関係者は非常に失望しております。こういった東京市場が本当に世界...全文を見る
○大久保勉君 NHKというのは公共放送ですから、やはりマスコミの中でも一段と厳しく自主規制が必要な、若しくは公共性が必要な機関なんですね。ですから、このことに関して私は非常に危惧しています。  じゃ、もし取材源が秘匿でしたら、ある人が意図的に相場操縦をしたいということで情報を流...全文を見る
○大久保勉君 尾身大臣、是非ともしっかりと受け止めてほしいと思います。もし御所見がございましたら。
○大久保勉君 時間の方がたちましたので最後に、大分残っていまして、一点だけ質問したいと思います。  政府資産に関しまして、これは昨年の三月に当委員会で質問した内容です。国有林野事業特別会計が所有しております東陽社宅、西ヶ原社宅、三番町社宅の処分計画に関して質問しました。そのとき...全文を見る
○大久保勉君 ここね、廃止ということで、よくよく聞いてみましたら廃止の方向性ということで、私は、国の資産を有効活用すると、若しくはバランスシートを小さくしようということで廃止イコール売却と思いましたら、よくよく聞いてみましたら、まだ、廃止は決まったがどのように活用するのか売却を含...全文を見る
03月29日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大久保勉君 私は、ただいま可決されました関税定率法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府...全文を見る
04月09日第166回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  本日は、政策金融機関に関する質問をさせていただきます。  まず、塩川元財務大臣の有名な言葉に、母屋でおかゆをすすり、離れではすき焼きを食べているという言葉があります。私はこれに付け加えまして、地下室がありまして、地下室...全文を見る
○大久保勉君 島田理事長は、元は大手商社出身、これまで数々の経営をされておりまして、非常に立派な方ということで、私も非常に尊敬しております。是非こういった経験を生かしまして、この新しく誕生する独法を改革してもらいたいと思います。  じゃ、最初に質問いたしますが、このディスクロー...全文を見る
○大久保勉君 私も基本的には同じ認識です。例えば、このディスクロージャー誌を読みまして一番最初に気になりましたのが、やはり不良債権の比率の高さであります。こちらは五十兆円の融資のうちリスク管理債権が三・五兆円、全体的には七%に達しているということです。これは前の質問者の方で質問が...全文を見る
○大久保勉君 私は問題がないとは思いません。つまり、一兆円財融特会から渡したわけなんです。贈与したんです。ですから、財融特会が負担を引き受けていますから、国土交通副大臣が私は問題ないと言っても、財務大臣にとっては問題があるはずなんです。  ちょっとこれ、財務副大臣、何かコメント...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。政府としては問題ないということですが、国民の税金でありますから、この一兆円、国民の税金を使ったということで、是非とも問題にしてほしいです。もしこの一兆円がありませんでしたら、この一兆円は一般会計に繰入れするか若しくは国債整理基金に繰り入れることができま...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。平成十九年四月に独法になるということで、じゃ、本当に独法になれるかと、若しくはなった場合にどういうふうな問題があるかということで質問したいと思います。  こちら、平成十七年度の財務諸表しかありませんが、債務超過なんですね。平成十七年度の繰越損失額が六...全文を見る
○大久保勉君 まず質問を、多分次の質問を答えていますが、まず企業会計、これから独法になりますから、企業会計原則だったらどうなるか、厳しく見ていかないと独法化している意味がないと思います。ですから、そこに関しては厳しく指摘したいと思います。  まず、先ほどの質問は、国土交通副大臣...全文を見る
○大久保勉君 三千九百億円の赤字ですから簡単な合理化ではできないはずなんですね。だから、これはマジックがありまして、さっき答弁されましたが、実はこの独法はこの債務超過を埋めるために財源措置予定額というのを入れます。つまり、政府の方が数年間にわたりまして補助金を入れるんです。それを...全文を見る
○大久保勉君 それでしたら、未収財源措置というのを資産計上するのは会計処理上おかしいはずなんですよね。それを認めているという独法会計というのがおかしい、このことを是非指摘したいと思います。  こういういい加減なことをやっていますから、この国の不良債権問題は解決しませんし、独法自...全文を見る
○大久保勉君 本当にあきれています。つまり、引き下げましても、六%下げるといいましても、元々一三五とか一四〇あるのを六%下げましても国家公務員よりも非常に高いんですよね。先ほど大したことないと言いました。一兆円血税を投入しているんですよ。私は大したことがあると思います。その一兆円...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、それでしたら、どうして一兆円の補助金免除をするんですか。ちゃんと返してもらったらいいじゃないですか。どう思いますか。
○大久保勉君 そういう認識が甘いんです。世界はもう発生主義でできてます、会計処理は。それを、百年ぐらい前の帳簿を使っていますから。複式簿記で発生主義が主流なんです。つまり、本来もらうべきものをもらってないということは、その分は時価評価をして損失に上げないといけないんです。こういう...全文を見る
○大久保勉君 法律があります。じゃ、どういう形で評価するか。これがまたまた問題なんですね。  退職金が非常に高いということで、私は調べました。退職手当はどうやって計算するかといいましたら、退職日における俸給月額掛ける〇・二五掛ける業績勘案率掛ける在籍期間と。これ重要なのは業績勘...全文を見る
○大久保勉君 問題なんですよね。つまり、形だけは業績評価すると言っても、実際は運用は一なんです。ですから、国民がちょっと見ましたら、いや、ちゃんと業績評価をしているんだなと言いますが、見えないところで一ということを使っているんです。これが問題なんです。これをだれがつくっているかと...全文を見る
○大久保勉君 是非お願いしたいのは、ずっと一というのはやめてほしいんです。  じゃ、続きまして、まだまだ問題点一杯ありますよ、ここは。  これを見ましたら、給与や期末手当に調整手当、さらには特別調整手当というのが払われています。例えば東京勤務の場合は期末手当に〇・一三か月の俸...全文を見る
○大久保勉君 そういうことなんですよね。つまり、全員が東京、大阪に住んでいるんです。ですから、これはやみ手当なんですね。つまり、見えない形でどんどんどんどん給料をもらっているんですよ。だから借金が増えるんです。だから、これがいわゆる地下室でどんちゃん騒ぎをしているということなんで...全文を見る
○大久保勉君 ああ、そうですか。まあ理事長もお忙しいですから、夜は遅かったり朝も早いですから。ということは、通勤はしていないんですね。でも、ここを見ましたら、平成十七年度十四万九千円、通勤手当が支給されているんです。これ何でしょうか。つまり、公用車に乗ったら非常に大変だから通勤手...全文を見る
○大久保勉君 当然領収書はもらっていますよね。
○大久保勉君 ということは、領収書をもらっていないんですかね。といいますのは、実はこれは次の質問につながります。つまり、どういう形で領収書を取得しているかというのが非常に疑問なんです。  例えば、こういうものがありました。平成十八年度のパーティー券の購入金額を聞きました。そうし...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。でも、こういったことでしたら、決算委員会とか若しくは、チェック利かないですよね。会計検査院の検査なんかこれで大丈夫なんでしょうか。  ちょっとこれは通告していませんが、会計検査院、このことに関して一年の領収書で大丈夫なんですか。
○大久保勉君 ということは、領収書がなかったらどうするんですか。適切に管理していないということでしょう、この住宅金融公庫は。非常に問題ですね。  もう一度、会計検査院、おかしいですね。
○大久保勉君 早急に調査をお願いいたしたいと思います。  続きまして、平成十七年度の債券発行諸費、いわゆる証券化業務に関しては費用が百億円ということです。つまり、住宅金融支援機構になりましても証券化業務には力を入れるということで、この手数料というのは非常に大きいです。機構にとり...全文を見る
○大久保勉君 これは証券会社にとりましては、十億円の手数料が入りますから、相当大きい手数料ですね。この手数料をもらうためには、引受けの主幹事になるとか若しくは副主幹事になるということが重要なんです。これを選んでいるのが住宅金融公庫であります。  では、どういう基準で証券会社の引...全文を見る
○大久保勉君 是非そういうふうに実行してもらいたいんです。もしそうだったら私はこの質問をしませんが。  一つ質問したいことがあります。  じゃ、現在、証券会社からの出向者で給与等が相手持ちになっている人は何人いますか。それはどこですか。つまり、証券会社がただで使ってくださいと...全文を見る
○大久保勉君 それって利益供与ですかね。つまり、給与は相手持ちですね。相応の対価を払っているというのは、その相応の対価というのは何ですか。
○大久保勉君 いや、その対価は何ですかと。じゃ、それは談合ですか。談合の費用ですか。
○大久保勉君 整理しますと、要は、みずほ証券から二名、野村から一名、GSから一名。実は、さっきの平成十八年度の手数料の支払額、野村証券十一億、みずほ証券十億、ゴールドマン・サックス十億、ぴったし一致するんですよね。つまり、給料はただといっても実際は十億払っているようなものですよね...全文を見る
○大久保勉君 配慮していないと言いますが、事実としてはこういった非常に強い連関性があるということを指摘したいと思います。また、みずほ証券とみずほコーポレートは違うとおっしゃいましたが、いわゆるみずほグループとして一体的に運営しているケースもありますから、必ずしも別会社とは言えない...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  このディスクロージャー誌を見ましたらいろんな問題点がありますが、もう時間がありませんので、住宅金融公庫に対する質問はこれで終わります。退席されても結構です。  続きまして、国民生活金融公庫に対して質問したいと思います。  まず、企業会計原則で...全文を見る
○大久保勉君 簡潔にお願いします。
○大久保勉君 特殊法人会計基準というのを持ち出しまして、だから自分たちは赤字じゃないと言いましても、それでは通用しませんよ。といいますのは、今特殊法人改革をしようとしていますのは、これまでの基準だったら結局はさっきの地下室なんですね、どんちゃん騒ぎをしていて、赤字を垂れ流して、最...全文を見る
○大久保勉君 私はそう思いませんけど。いわゆる貸手は非常に小さい商店主に貸しているという、この業務こそが信用金庫とか若しくは信用組合が行っている業務なんですね。毎日店舗に行きまして、そこで目利きをしながら人物本位で貸し出していると。これはいわゆる信用金庫のビジネスモデルです。その...全文を見る
○大久保勉君 実際、こういうこともありますよね。調べてみましたら、課長以上の方が千二十五人、つまり、全体の四千人ちょっとのうち四分の一が管理職ということです。非常に頭でっかちですね。もう少しスリム化をすべきじゃないかと思います。こういったもろもろのことが積み上がりまして非常に給与...全文を見る
○大久保勉君 国民生活金融公庫に対する質問はこれで終わります。どうもありがとうございました。  続きまして、日本政策投資銀行に関して質問したいと思います。  こちら、私は金融機関が統合する若しくは民営化する場合にどういった機能を持っていくかというのが重要だと思います。ですから...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと時間がありませんので飛ばしまして、民間銀行の不良債権問題は金融再生プログラム等によりまして厳しい資産査定が行われ、そのことによりまして、またその後の経営改善努力によりまして解決しました。  私は、今後の問題は公的部門の不良債権問題の解決であると考えています...全文を見る
○大久保勉君 先ほど不良債権は少ないということがありましたけれども、不良債権が少ないというのは、本当に少ないというのと、不良債権とみなしているのが少ないと、本当は多いんだけれども、不良債権をいや正常債権だとみなしているケースもあります。  この辺り、もう少し精査しないといけませ...全文を見る
○大久保勉君 イエスかノーで答えてください。不良債権は二千億円です。JALに対する融資が三千二百億円です。ですから、合理的に考えましたらJALは不良債権に入っていないと、少なくとも平成十七年度末には入っていないはずですが、このことの確認です。再確認します。イエスかノーかでお願いし...全文を見る
○大久保勉君 では、別の質問をしますが、一債務先に対して、もちろん無担保無保証の債務先に対して三千億あります、この三千億が、一部が破綻懸念で一部が要注意とか、一部が正常先と、こういった分類は理論的にはできませんが、こういう理解でよろしいですね。
○大久保勉君 無担保無保証ではないといいましても、その担保がほとんど価値がないとか、経済価値がないというケースもありますから、ここはもう議論しませんが、これはもう金融の常識としまして、三千二百億円の貸出しがあります、不良債権が二千億円でしたら、当然ながらJAL向けの融資は正常債権...全文を見る
○大久保勉君 政府からの命令じゃなくて、決算委員会できっちり決算に関する質問に答えてくださいということです。私どもはどうしろこうしろとは言いませんで、国の資産が劣化することに対して非常に危惧をしています。  じゃ、一例で言いますと、三月二十九日にJAL向けで政策投資銀行及び民間...全文を見る
○大久保勉君 対象事業という、ここにきっちり書いてますよ。これ、ここは時間がありませんから議論しませんが、非常にここは疑問点があります。  ここに関しましては別途議論したいと思いますが、非常に、ここで質問したとしましても、個別の事案に関してはお話しすることができませんということ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。責任を取る場合に、退職金の業務査定に関しては、一ではなくて当然ながらもう少し低い数字を使ってもらいたいと思います。是非とも、そこの辺りはきっちり経営責任を取ってください。  ちょっと時間がありませんので、ガバナンスに関して最後の質問をします。  政...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、実質審議、会議時間というのは何時間ぐらいですか、一回当たり。若しくは年何時間ありますか。
○大久保勉君 何時間、何時間、時間。
○大久保勉君 一時間半から二時間だったら、事実上はほとんど議論できないと思うんですね。いろんな説明を聞きまして、で、様々な問題を議論しますから。  例えば、資料として配っております、「中期政策方針」ということでディスクローズがされておりますが、これは内容を見ましたら、これ事務局...全文を見る
○大久保勉君 以上で終わります。
04月25日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  本日は、日本国憲法の改正手続に関する法律案がございますから、こちらに従いまして是非とも質問したいと思います。  といいますのは、一行一行読んでみましたら幾つか分からない点がございまして、まず発議者の方の御苦労が分かりま...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関する内容の説明を簡単にお願いします。
○大久保勉君 いや、よく分からないんですよ。  次の質問として私が考えたのは、どうして用水が入っているんだと。小作、これは日本国憲法を変えるときに小作というのを、そういう制度をまた導入しようとするのか、そういう意図がある危惧もあるんですね。なぜこういったことを入れるんですか。つ...全文を見る
○大久保勉君 まだ私は分かりません。この法律は、憲法改正、つまり法律を変更するための法律であります。ところが、この手続法はいやしくも公職選挙法という一般法律に従わないと文言を変えることができないということでしたら、非常に問題だと思います。  ちなみに、公職選挙法は昭和何年にでき...全文を見る
○大久保勉君 これは小作の件じゃないと思います。これは賃貸借契約でありまして、小作というのは地主と小作、こういった関係でありますから、こういった制度は廃止されていると私は認識しておりますが、こういった条文を変えるべきだと思うんです。  つまり、法案を作るために、あるものをいわゆ...全文を見る
○大久保勉君 私はまだ明快じゃありません。  小作は少なくなっているということは、まだ存在するんですね。ということは、小作を使った直接利害関係というのはどういうことですか。つまり、小作に対してどういうことをしたらどういう罰則になるんですか。具体的に事例を教えてください。また、そ...全文を見る
○大久保勉君 吟味することは必要ですし、どうせだったら修正してくださいよ。つまり、これだけ重要な法文ですから、吟味もせずに法案を作りまして提出して、そして可決しようという、この政治姿勢に関して私は非常に問題があると思います。これは一例なんです。  つまり、いろんな問題がございま...全文を見る
○大久保勉君 いやしくも保岡筆頭発議者が私に解釈を聞くということは、つまり、私たちが発議者になれと、若しくは自分たちが発議者として失格であると理解しました。このことはよろしいでしょうか。(発言する者あり)
○大久保勉君 まとめまして、じゃ、二項に関しまして、報酬として、その後、用水、小作とかいろんな文言がありますが、この報酬と小作の関係、又は直接利害関係等に関しまして、正式に文書でいただきまして回答をお願いしたいと思います。  じゃ、次に参りたいと思います。  次に、直接利害関...全文を見る
○大久保勉君 非常にふわっとした回答ですが、もう少し、じゃ、問題だと、罰則が掛かるという事例を一つ教えてください。  例えば、あるゼネコン会社の社長が憲法に対しまして是非賛成しろということを部下の社員に言いました。もし、そうしなかった場合、意向に従わなかった場合はリストラをする...全文を見る
○大久保勉君 私が言っているのはそんな極端なケースじゃありませんで、社長がある課、例えば十人のセクションがあります。そこのみんなを集めて、朝礼で集めて、憲法改正に対して賛成しなさいよと。それに対して、暗黙にボーナスの発表の前です、よろしくと言った場合はどうです。保岡発議者お願いし...全文を見る
○大久保勉君 非常に、整理したいんですが、社長さんというのはこの場合には優越的な地位がありますと。つまり、部下にとりましてはちゃんとした地位によりまして強制をされ得るような状況がある、また会社ということですから組織で考えている、こういった状況においては直接的な利害関係として、場合...全文を見る
○大久保勉君 少なくとも全く問題ないということはないですね。つまり、非常に限定条件がありますが、優越的地位があることに関して一〇〇%問題がないということはないということだけ確認したいと思います。
○大久保勉君 先ほどは会社の例でしたが、同じような状況が発生した場合は、宗教団体であったり農業団体であったり、いかなる組織でも同じような可能性はありますね。このことを確認したいと思います。
○大久保勉君 こちらの法律に関して非常に不明な部分があるんですね。今回の議論でお示ししたいのは、非常に解釈に従ってあいまいな部分があるのかなという気がするんです。  第二点の問題としましては、例示として、寺社、学校、会社、組合、市町村というのがありますが、その中で、学校と市町村...全文を見る
○大久保勉君 教員がその地位を利用して影響力を与えると。じゃ、先ほどの百九条の中で、用水、小作というのがありましたので、あえて使いますが、農業団体、例えば農協が水をもう流さないと、こういった影響力を行使することもできるんじゃないですか。若しくは、宗教団体がもしAという行動をしなか...全文を見る
○大久保勉君 学校の先生の話がありましたので、もう少し、じゃ突っ込んだ質問をしますが、第七節の国民投票運動の項目で、公務員と学校の先生に関しては地位利用は駄目ですよという規定がありますが、第七節の中の百条、一番最初にある規定があります。私は、これは極めて重要な意味があって、また重...全文を見る
○大久保勉君 非常に納得できました。  一応確認したいのは、つまり公務員及び教育者の地位利用に関して、国民投票運動の禁止事項は必要最小限に限るということですね。よろしいですね。はいという、じゃお願いします。
○大久保勉君 分かりました。  あえてこういった答弁を引き出しまして議事録に残しますのは、附則の第十一条の関係なんです。この十一条といいますのは、公務員の政治的行為の制限に関する検討ということで、実際具体的に細かい項目を附則で規定することになっておりますから、先ほど、船田発議者...全文を見る
○大久保勉君 次に、百一条と百二条、いわゆる特定公務員の国民投票運動の禁止に関しての規定があります。いわゆる在職中は禁止ですということなんです。  この在職中の意味は、いつからいつまででしょうか、質問します。
○大久保勉君 いや、それは当たり前ですから。じゃ、在職中というのは、いろいろ調べました。私の理解でしたら、選挙の場合でしたら公示期間から投票が終わるまで、この場合でしたら十四日間という理解でよろしいでしょうか。当然、発議者ですから、十分考えて、今返答できるはずですね。
○大久保勉君 発議あって投票前でしたらあるいは九十日から百八十日ということで、本当によろしいんですか。これは間違いないでしょうか。
○大久保勉君 これは地方公務員の人に確認しましたら、これを在職といって、あなたはこの仕事をしますよというのは、九十日も前に辞令は出ませんよ。そこを調べてくださいよ。在職するんでしょう。つまり、一般公務員が別の仕事をして、あなたは選挙管理の仕事をしなさいと辞令が出るのはそんな前には...全文を見る
○大久保勉君 在職中はいつからですか。
○大久保勉君 余り調べていらっしゃらないような気がしますが、いわゆる、じゃ投票管理者の在職中というのは、つまりその辞令をもらったときでしょう。じゃ、いつからいつですか。じゃ、投票管理者の在職中は、じゃXデーが今日とします。じゃ、何日前から何日、Xデーまでか。Xデーが投票日としまし...全文を見る
○大久保勉君 百一条、投票管理者。
○大久保勉君 それは分かっています。その後です。
○大久保勉君 一月一日に辞令が出まして、あなたは四月一日から二週間、投票管理者として働きなさいと言われた場合は、辞令が出た日なのか、若しくは着任しているときなのか、そこを確認したいと思います。
○大久保勉君 やっと分かってもらえましたね。そうなんですよ。つまり、実際に辞令が出ているのは、選挙期間である公示の直前に出まして、それから投票日までなんです。最初は間違った答弁をしていましたから、是非勉強されてください。  じゃ、時間がありませんので次に行きます。ちょっと時間が...全文を見る
○大久保勉君 関連しまして、ある程度限界を明示すべきじゃないかと私は考えています。そうしませんと、じゃ憲法九十六条は変更できるんですか。
○大久保勉君 これは非常に重大な僕は発言だと思うんです。  九十六条のための手続法でありまして、その九十六条を変えることがもしできるとしましたら、じゃ、両院の三分の二の賛成で発議できると、この三分の二を過半数にできるわけですね、もし、理論的な話を聞きます。
○大久保勉君 ここを確認したかったんです。  といいますのは、これが極めて重要なんですが、私は最低投票率というのは厳しくすべきだと思います。そうしませんと、有効投票の過半数でありましたら、もし投票率が五〇%で無効票が一〇%でしたら、四〇%の更に半分ですから、二〇%の国民が賛成し...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
04月27日第166回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。よろしくお願いします。  今日は、国の財務諸表、国の財務書類に関しまして質問したいと思います。  先ほど、犬塚委員の方で国際公会計に関するコメントがございましたが、実は、犬塚委員と私、それと尾立委員、さらには若手国会議員で...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。是非、私どもも活用していきたいなと思っております。  ページ九ページを見てもらってよろしいでしょうか。こちらがいわゆる国の貸借対照表です。これは一般会計、特別会計、独法が入っているものです。  左側が資産サイドで、資産の合計が平成十六年三月三十一日...全文を見る
○大久保勉君 そうですね、債務超過ということですね。通常は破綻します。もちろん、国に関しましては、一般の企業と違いますから、将来の増税とか地方税とかいろんなことがありますから、必ずしもここがマイナスであってもすぐに問題とは言いませんが、非常に注意を要するという状況かと思います。 ...全文を見る
○大久保勉君 そういうことですね。つまり、一般会計の方で不足分がここにたまってくるということですから、何とかここを増えないようにしないといけないということだと思います。  ちなみに、平成十七年三月末の数字は出ていますが、今回の決算というのは平成十八年三月末の決算を審議すると思い...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。二百八十九兆円のマイナスということでしたら、この一年間で十三兆円ほど悪化しているということですね。  先ほどお尋ねしましたのは、まだ正式な数字が分かっていないということなんです。一ページ目を見てもらいたいんですが、平成十六年度のものを平成十八年八月に...全文を見る
○大久保勉君 ここが問題なんです。つまり、独法化する段階では、法律案が国会に来ます、それで法律を可決します。でも、そのときに、幾ら出資金が減るかというのは分からないんです、聞きましても。といいますのは、前の特殊法人は企業会計で決済してませんから、ですからめくら判を国会は打つんです...全文を見る
○大久保勉君 これまでの制度が問題だったと思うんですね。つまり、単純化しましたら、特殊法人にタクシーチケット渡したんです、百枚、勝手に使ってくださいと。その中で、いろんな研究開発に使っていて、どのくらいに使われているかというのは国会で全くチェックできてないんです。たまりたまって最...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  こういった強制減資をする場合に、財務大臣の方から国会に対してこういうことをやりましたということで是非公表してください。そうしましたら、国会議員の方は、じゃどういうふうになっているかということで個別の委員会に伝えまして、そこで問題はなかったのか原因...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと質問通告していないんですが、もし前年度の順番が分かりましたら教えてもらいたいと思います。みずほ証券は前年度は何位であったか。
○大久保勉君 はい。
○大久保勉君 どうしてこれを聞いたかといいましたら、みずほ証券が躍進しているということです。  前回の委員会質問で、みずほグループから二名、会社派遣があって、その会社の給料はみずほ持ちであると。ですから、こういった企業にとりましては非常に割のいいんですよね。二人、人を出すだけで...全文を見る
○大久保勉君 富士銀行に入って、みずほグループに長年働いてきたと。この東京不動産管理というのは調べておりませんが、恐らくはみずほグループの不動産管理会社です。そういう方がいわゆる証券化の責任者ですから、これは、そういうことはないといいましても、どうしても同じ金融グループの証券会社...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、ページ五十三ページをもう一度見てもらいたいんです。  これは市場価格のない出資先に関する評価ですが、ここで一番重要なのは右から三つ目と二つ目、つまり純資産と貸借対照表。特に純資産がマイナスのところは要注意です。ところが、プラスのところも見た方がいいなと...全文を見る
○大久保勉君 時間がありませんから次に行きますが、こういった先もあるということです。  じゃ、この十社の中でいわゆる国から補助金をもらっている法人はどこでしょう。
○大久保勉君 今日は時間がありませんが、こういった先に対して別途ラスパイレス指数、あとは随意契約率、こういったことをチェックしたいと思います。といいますのは、含みがありますから、随意契約で更に孫会社、下の方に資金を流しているという可能性もありますし、もう一つ指摘したいのは、これだ...全文を見る
○大久保勉君 ということは、四十八兆円と三十八兆円の差、つまり十兆円含みがあったんです。つまり、ポケットにいわゆる余裕資金があるということなんです。やはりこういったものも開示すべきですよね、積極的に。こういったことを是非指摘したいと思います。  この「国の財務書類」に関しまして...全文を見る
○大久保勉君 もう最後の時間になりました。最後の一問です。  ページ六十五ページを見てください。上の段に借入金の明細というのがありまして、財務省のところに、二段目に横浜正金銀行というのがあります。横浜正金銀行から三十四億円の借金なんです。  実は、横浜正金というのはGHQで清...全文を見る
○大久保勉君 日本の戦後処理はまだ財務諸表的には終わっていないということを指摘しまして、これで私の質問を終わります。
04月27日第166回国会 参議院 本会議 第21号
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○大久保勉君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました二法案につきまして担当大臣に御質問いたします。  母屋でおかゆを食って辛抱しようとけちけち節約しておるのに、離れ座敷で子供がすき焼きを食っておるとは、特別会計の無駄遣いを指摘した塩川元財務大臣の有名な言葉であ...全文を見る
05月17日第166回国会 参議院 内閣委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  同法案に関しましては、四月二十七日本会議質問に続きまして二度目になります。そこで、四月二十七日本会議質問に対する尾身大臣の答弁に関連しまして、まず質問したいと思います。  こちらに議事録がございまして、まず独法化に対し...全文を見る
○大久保勉君 配りました資料の二ページ目に十四という数字が載っていますが、農林水産省管轄の緑資源機構は一千三百九十三億円の減少をしております。いわゆる税金が無駄に使われております。私はこれは非常に問題だと思っております。いわゆる長年官製談合を行いまして、その結果でありまして、一千...全文を見る
○大久保勉君 金には色が付いていませんから、どの分が充てられたかというのはよく分からないと思うんですね。  その辺り、前の公会計に関してそういった厳密な会計処理をしているかどうか私は疑問ですが、もし参考人で、このお金は談合に充てられた、このお金は研究開発費若しくは森林に充てられ...全文を見る
○大久保勉君 少なくとも私は、すべてのものが、出資がなくなったものに関して、これは、大臣の答弁を読み上げますと、将来にわたり国民に有形無形の資産として残り、その利益が国民に還元されるとの理由で事業の失敗とかに当たりませんと。つまり、出資金十二兆がなくなったとしても、それは国民の財...全文を見る
○大久保勉君 一見聞いたらまともな答弁なんですが、私は分からないんですけど、経年劣化とか減価償却とか、そういうことだと。  でも、実態を隠し込んでいるんですね。また、法令にのっとって適切にやっていますと、法令自身がおかしいと思うんです、私は。つまり、こういったグリーンピアとかス...全文を見る
○大久保勉君 適切かどうかは私は必ずしも納得できません。方向としては正しいと思うんです、時価評価するとか何か問題があったら償却する。ただ、余りその金額が大き過ぎて、その中に一割とか、場合によっては数%、別の項目で損が入っているんです。その損というのは官製談合であったり若しくは無駄...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関しては初めて来た数字ですから、もう少し分析しますが、非常に分かりづらいんですよね。  本当に、じゃ四千三百七十四億円のうち一部を、資産を国に計上したといいましても、本当に四千三百、多分十四億円ですか、六十億円は別の要素ですから、四千三百十四億円の価値があ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。じゃ是非実行してください。  じゃ、関連しまして、尾身大臣の国会答弁によりますと、新公庫の各勘定に継承された累積欠損金については、その後の経営努力により累積欠損金の解消を含め適切に管理されると、適切に。じゃ、国内三部門のそれぞれの欠損金は何年をめどに...全文を見る
○大久保勉君 ここは、この法律を通すか通さないか国会で質問していますが、デューデリをしないとどうなっているか分からないと。さらに、その結果を見て主務大臣が決めますということでしたら、この法律の審議は何なんでしょうか。じゃ、この法律の構成は何ですか。内容が分からないのに賛成か反対か...全文を見る
○大久保勉君 適当ではなかろうといいますか、具体的な数字を使った提示ができないことがこの国の問題点なんです。  私も、民間におきましてはMアンドAの実務を経験したこともあります。若しくは会社の決済に関しても関与しておりました。民間の場合どうするかといいましたら、新しい会社をつく...全文を見る
○大久保勉君 分かりましたと言いたいんですが、渡辺大臣は今日の趣旨を御存じないですね。今日は合同審査です。財金部門も入った合同審査です。財金部門は、抽象的な透明とか厳正とか、そういったことだけではだまされません。もう少し具体的な数字がないと無理なんです。ですから、法律論争じゃなく...全文を見る
○大久保勉君 非常に難しそうな、これこそ正に渡辺マジックですね。よく、羊の頭を掲げて犬の肉を売るという言葉もありますが、要は、ごまかすということにならないように、是非大臣のリーダーシップを発揮してもらいたいと思います。  国民生活金融公庫と国際部門とか、若しくは農林水産部門と国...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、行革推進本部は、これは任期はあるんですか。何年間続くんです。未来永劫ですか。これは通告しておりませんから。
○大久保勉君 私は、行革推進法上は五年の任期であると、渡辺大臣ももしかしたら五年後、大臣の立場にないかもしれないと、そういうことで若干不安なんです。そこで、ここはきっちりだれかが監視するようなシステムを作ってもらいたいと思います。これは大臣のリーダーシップに期待します。  続き...全文を見る
○大久保勉君 何か、必要最小限とか適切とか、いろんな言葉、時間は長かったんですが、ほとんど魂がないですね。つまり、私が聞いているのは、現在の三十六名の総数に対して何名になるんですかと。必要最小限でしたら、半減するとか、そういう言葉を期待していたんですね、若しくは四割カットとか。大...全文を見る
○大久保勉君 定款を作るのは政省令であったり、若しくは最終的な人数を決めるのは総裁、新経営陣でしたら、結局はコントロールは利かないですよね。しっかり見ると言っても、来た数字に対して基本的には容認せざるを得ないというような状況でしたら、若しくは、渡辺大臣だったらそれはノーと言うかも...全文を見る
○大久保勉君 慎重に聞いていましたら、今後どういうことをするとかは議論されていますが、そのワーキングチームに、大臣は国会に対してこういうふうな答弁をしたと、指示をした、だからこれにのっとってやれというような強制力はないですよね。  つまり、委員会等設置会社に関して賛成ですか、反...全文を見る
○大久保勉君 ということは、もう大臣は委員会等設置会社に関して、経営陣にやれとは言いませんでしたと。つまり、私にとっては、委員会等設置会社はガバナンスを強化するための一手法ですから、そこまで踏み込んだ行政改革は指示しなかったということですね。それなりの法案なんですね、これは。はい...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと確認しますと、随意契約が残っている分野は賃貸借契約とレガシー契約が中心だということですね。
○大久保勉君 額が多いということですね。分かりました。  ということは、ここに国民生活金融公庫と農林漁業と、あと中小企業、国際協力銀行の随意契約のパーセンテージがあります。これはきっちりした資料で、衆議院調査局が出した資料です。ということは、国際協力銀行の随意契約は九七・九%、...全文を見る
○大久保勉君 適切に見直すとか適切にやっていくといいましても、現状を理解されていなかったら適切にできないですよ。まず現状をきっちり把握されてください。  じゃ、ついでに質問しますが、私が読み上げた随意契約のパーセンテージは既に御存じでしたか、それとも今さっきに聞きましたか。
○大久保勉君 あなたが既に頭の中に入っていたか入っていないか、もし入っていてさっきの答弁でしたら、ごまかそうとしていた答弁です。つまり、随意契約は賃貸契約とかそういったものしか、一部のものしかないというのは、国会で偽証ですよ、これは。もし知らなかった場合には勉強不足です。やはりき...全文を見る
○大久保勉君 モラルハザードを回避することは極めて重要なんです。そこで、私はリスクの一部を負担するということで一部の内容を聞いているんですが、具体的な答弁はなかったと思います。  実は、事務局とも話をしましたが、全く決まっていません。やはりきっちり制度設計をしませんと、分からな...全文を見る
○大久保勉君 この点はきっちり制度設計をしてもらいたいと、特に大臣自らが指導してください。極めて重要なポイントなんです。  新経営陣が、じゃ、どういう形で貸出しをするか決めると、ここにまた一つのわながありまして、仮に五百億でしたら、その枠を配分するということでしたら、配分を受け...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。  これで終わります。
05月31日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  まず、こちら、日本政策投資銀行のディスクロージャー誌を読んでまいりました。実は四月にも決算委員会で政府系金融機関に関していろいろ質問さしてもらいました。私は、いろんな政府系金融機関の財務諸表を見まして、いわゆる政投銀はす...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。決意は分かりました。この法案は非常に必要かつ十分な法案であると、また決意もあるということは承ったんですが、実は今日午前中に中川委員及び円委員の方から質問がございまして、それを聞いておりましたら、本当かいなということも一杯ありましたので、ここに関...全文を見る
○大久保勉君 私が感じましたのは、世界に類がない、つまり五十年前のこと、さっきの話でしたら、私どういう企業を目指しますかと言いましたら、五十年間の歴史とか過去ばっかり振り返って、将来何をするかというのはほとんど言われていないと思うんですよね。もう少し具体的なことを言わないと民営化...全文を見る
○大久保勉君 新しいことをやられたと。つまり仕組みということは、具体的におっしゃってください。恐らくはDIPファイナンスとか若しくはプロジェクトファイナンス、企業再生、こういったことじゃないかと思いますが、確認のためにもう一度質問します。
○大久保勉君 分かりました。  日本のマーケットにおいては先駆者であることは認めますが、実はDIPファイナンスというのは一九七〇年代からもうアメリカにおいては広く行われておりますし、PFIも常識です。ですから、日本の金融機関はやっていなかったのに、政策投資銀行は一番にやったとい...全文を見る
○大久保勉君 総裁の言葉から、たびたび小さいとかぴりっとしたとかおっしゃいますが、自信を持ってください。決して政投銀は小さくありません。  まず、資産が十三・六兆円あります。これは日本の地方銀行よりも大きいです。また、資本金が二兆円あります。資本金が二兆円あるという金融機関は非...全文を見る
○大久保勉君 まず民営化できるかというコンテンツで聞いていますが、そういった総裁の発言に対して、恐らくはだれも株を買わないと思うんですね。現状は何%で、でもこれから民営化するわけでしょう。でしたら、ちゃんとした目標を立てない限りは経営はできないはずなんですね。これは自らの問題です...全文を見る
○大久保勉君 まず、今の資産が十三・六兆ありますからそれが動かせないと、そういう発想をされること自身が実は財務省よりも遅れていると思います。今、財務省は、資産の売却若しくは証券化ということで一生懸命いろんなシミュレーション考えています。ですから、あるものを証券化して売却して資産を...全文を見る
○大久保勉君 かみ合わないんです、今日ね。  総裁は、いろいろ詰めていると、数字は考えているんだけど国会には見せたくないと、法案を通さないと開示できませんと。それはおかしいんじゃないですか。こういうことでしたら私は審議したくないですね。そうしないと白紙委任はできないですよ、国民...全文を見る
○大久保勉君 数字に関してはこの席上じゃなくてもいいですから、別途提示してください。一つ一つの数字を出せとは言っていません。つまり、A、B、Cとかいろんなモデルができると思うんです。そういったことをちゃんとやっていますということを証明することが重要なんです。そうしませんと、怖くて...全文を見る
○大久保勉君 長い割には中身が非常に少ないと思います。  といいますのは、企業の価値といいますのは純資産ですね。純資産が二兆円の会社です、これは。でしたら、将来性があるんでしたら、それに対して二倍とか若しくは三倍の価値があるはずなんですが、それを企業価値と同じ二兆円で売るのか。...全文を見る
○大久保勉君 整理します。五年から七年、この法律は五年から七年以内に政投銀を売らないといけませんと、こちらの政投銀の価値が二兆円ありますから、それでも売らないといけないということですね、もし買手が付かなかったら。  ということは、私、ある経験を思い出します。日本長期信用銀行とい...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  本当に日本政府は商売が下手くそですね。もう七年後に、平成二十七年までに売らないといけないんだったら、もう投売りするのが分かっていますから、みんな待っていますよ、本来の価値よりももっともっと低いところで売りますし、そういう状況だったら、だれに売るか...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  少なくとも五年と七年の違いって、金融マーケットにとりましてほとんど関係ないんですよね。五年後に売れなかったら七年後に売れるとは思いませんから。五年から七年を目途に売却の努力をしますと、ただしできない場合もあり得るというふうに大臣が一言コメントする...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  専門家に検討させる、これは非常に重要だと思いますが、最後決めるのはやっぱり大臣ですから、大臣が総合的に判断した方がいいと思います。その場合にやはり、せっかく優秀な金融機関ですから、国民の財産ですから、有効に活用するために、若しくは長期的な企業価値...全文を見る
○大久保勉君 もう一度お願いします。  新会社の経営陣が自分たちの株主を選ぶんですか。
○大久保勉君 是非ここはきっちりやってほしいんです。  もし、経営陣が選ぶんでしたら、いわゆるうるさい株主は選びませんから、ただ、うるさい株主は場合によっては企業にとって重要なことがあります、きっちりガバナンスを利かせることができますから。ですから、その辺りは政治的な問題だと思...全文を見る
○大久保勉君 もう一つ指摘したいのは、このディスクロージャー誌の監査法人が中央青山監査法人なんです。非常に、比較的監査が甘いと言われておりますから、新しい監査法人でしたらもっと厳しく出てくると思うんです。  さらに、状況は、三セクに対して破綻が出てきましたら大きい経営問題になる...全文を見る
○大久保勉君 個別具体論はあえて聞こうと思いませんが、今回の問題は政策投資銀行自身の経営問題に波及する問題です。さらに、民営化の時期若しくは株価の値にも影響する問題ですから、これは一切守秘義務があって申し上げることはできませんという話じゃないと思うんですね。ですから、まず総裁の態...全文を見る
○大久保勉君 徹底的な再建計画がなかったら金融機関は出せませんと、そういうことですね。  じゃ、はいということで答弁をお願いします。
○大久保勉君 議事録がちゃんと残りましたので、結構です。  実際、今回の問題は非常にあいまいもことしているんです。金融機関としましても、JALが発表します再建計画に関しては不適切でありますし、そういった状況で出資することは非常に問題があると思います。  ましてや、これはうわさ...全文を見る
○大久保勉君 済みません、ちょっと私理解できなかったので、算数の質問をします。  対象事業があります。一つ一つは五〇%を超えることはできませんと。だったら、ある対象事業は融資しないというケースもありますから、一つ一つの対象事業は五〇%以下でしたら全体の融資比率は必ず五〇%以下に...全文を見る
○大久保勉君 いや、済みません、質問に答えてもらっていないんですが。  一対象事業に対して五〇%を超えて貸出しをすることはできないという理解でよろしいでしょうか。そうですね。でしたら、すべての融資というのは対象ですよね。でしたら、五〇%を超えた融資残高というのはあり得ないと思う...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、そのケースを例示してくださいよ。分からないです。
○大久保勉君 分かりました。  ただ、これから、三月末に、新聞等の報道によりますと、たしか六百億か五百億シンジケートローンを出して、そのうち四百五十億が政投銀であったということ、そのニュースを聞きまして、いや五〇%を超えているからおかしいなと思ったんですが、この辺りに関してまた...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  非常にいい条項があったので御紹介だけしたいんですが、第十五条、政投銀の解散等に関しまして、こちらの二項なんですね。会社を畳むときに、会社が将来にわたり業務を円滑に遂行する上で必要がないと認められる資産は、会社の成立のときにおいて国が継承すると。新...全文を見る
○大久保勉君 じゃ続きまして、こちらの法案の詳細に関して質問をしたいと思います。ちょっと時間の関係で、人材の育成に関しては省略させてもらいます。  こちらの法案によりますと、株式会社日本政策投資銀行はどのような機関であるかというのが非常に不透明になっていると思います。移行後の法...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、民営化した後の業態に関してまだ決まっていませんということで、それに関連して、まず、今の金融行政どういうふうになっているかということで金融担当大臣に質問したいんです。  まず一つの質問は、銀行がフルラインの銀行、子会社を持つことができるのか、若しくは保険会社、...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、じゃ、生命保険会社があります。生命保険会社は新設生命保険会社を子会社として持つことができるのか、さらに既存の生命保険会社を買収して子会社とすることができるのか、同じように損害保険会社が損害保険会社を子会社とすることができるのか、こういった保険行政に関して...全文を見る
○大久保勉君 こちら、非常に重要な条項だと私は思っています。といいますのは、最近、保険の不払問題とかもございまして、保険業界自身が非常に再編の機運も出てくるのかなと思いまして、こういった条項を使いまして、必要があらば合併してより適切な保険会社をつくっていく、若しくは既存の生命保険...全文を見る
○大久保勉君 是非、早急に検討してもらいたいと思うんです。少なくとも政策投資銀行が民営化する前には自由化しまして、政投銀の下に銀行も証券も保険も、子会社だったり若しくは一体として金融業務を行うと。そういった金融機関でしたら、株式を売り出す場合は非常に価値が上がっていきますので、こ...全文を見る
○大久保勉君 それは本当にそれでよろしいんでしょうか。記名式じゃないと不都合とは私は思いません。一般の社債はすべて記名式です。無記名というのが極めてまれなんです。どうして記名じゃ問題なんですか。じゃ、勝さん、お願いします。
○大久保勉君 これは事実上は法人に売っていると、振替制度を使っているということは事実上記名式でやっているということなんですね。ですから、じゃすべて記名式で行った場合同じようなことができると思いますが、もし違うんでしたら御答弁をお願いします。
○大久保勉君 一応私も債券発行銀行におりましたので実務を知っています。さっきの答弁は間違いですね。記名式だから円滑じゃないということは全くありません。もう事実上これは無記名の特権は使ってないんですよね。無記名で個人に売りますか、それも小口の個人に売りますか。そのときに本人確認をせ...全文を見る
○大久保勉君 ということは、一ついいことと、一つ悪いこと。一ついいことは、マネロンの可能性は全くないですから、国際的な批判は当たらないと。もう一つ悪いことは、この法案は実は訂正した方がいいと思うんです。恐らくは、長信銀法をそのままいわゆるコピーして張り付けただけですから、そこまで...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、残高目標を管理することは適当じゃないと。ということは、じゃ青天井で保証してもいいんですか、若しくは財投の残高を残してもいいんですか。極めて大きいリスクですよ。財務大臣として、そのことは、そのリスクを受けることはできますか。大臣、お願いします。
○大久保勉君 分かりました。民営化に当たって、なるべく残高を減らす方向で管理してもらいたいと思います。そのことが国民の利益になると思います。  じゃ、続きまして、附則の第十六条、いわゆる継承される財産の価値に関して規定があります。  十三兆円の資産のうち一番大きいのは融資なん...全文を見る
○大久保勉君 四つのDNAのうちで一つ、信頼性に欠けました。このくらいはきっちり話をしてくださいよ。極めて重要な情報なんです。  私がざっと計算しましたら、時価と簿価引く引当金、この差額は一兆円近くあると思うんですよ。こういったものがどこにどういう形で処理されるかというのは透明...全文を見る
○大久保勉君 非常に問題があると思います。民間では継続しています。  旧政策投資銀行は清算して新しい会社になります。ですから、その法律案を審議しておりますから、極めて重要な情報なんです。そういったものを出したくないということですね。つまり、こういった出せる情報と出せない情報を峻...全文を見る
○大久保勉君 時間がありませんのでここは議論はしませんが、不正確な部分があります。つまり、政策投資銀行は新しい会社に移管します。民間企業でしたら、これは一つの会社を畳んで新しい会社にしますから、すべての資産は時価で評価し直して資本金をつくっていきます。こういった問題があります。 ...全文を見る
○大久保勉君 はい。  国民の資産です。このことを申し上げて、私の質問を終わります。
06月05日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大久保勉君 私は、ただいま可決されました株式会社日本政策投資銀行法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     株式会社日本政策投資銀行法案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項に...全文を見る
06月12日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。今回は、初めて厚生労働委員会で質問させてもらいます。理事の皆様には本当にこういった機会をいただきまして、ありがとうございます。  実は、私は、議員になる前、金融機関で金融工学の仕事をしておりました。若しくは資産運用、こういった観点で...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  私、調べてみましたら、百年間でいわゆる年金の財源と給付がイコールになるということなんです。これを、百年間の価値を現在価値というか現在の価値に直しましたら、財源が一千七百十兆円及び給付が一千七百十兆円で均衡するから百年間安心だなということで...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  まず、現在の合計特殊出生率は二〇〇六年が一・三二です。昨年は一・二六ということですから、二〇〇五年が一・二六ですから〇・〇六改善しています。ですから、人口が増えましたら将来の年金の受取は増えます。じゃ、どのくらい増えるかといいましたら、最終所得代...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。いわゆる一・七兆の予算を割いて少子化対策を行っていると、非常に重要な政府のコミットメントであるというふうに理解しました。  じゃ、運用に関して質問します。資料一の一番下に書いてありますが、この年金の計算に関してある仮定があります。これは運用利...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  ここで皆さんに是非お伝えしたいのは、運用利回りの一%の上昇が所得代替率四%の上昇に値するんです。極めて大きいんです。例えば、じゃ特殊出生率との関係で申し上げますと、特殊出生率〇・一%の上昇で所得代替率は一・二%上昇します。じゃ、同じような上昇は、...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  私は大臣に大変期待しております。元々は大蔵省ですね。非常に数字にも強いですし、非常に年金数理にも明るいんじゃないかと思います、比較的ということで。これまでの大臣、絶対的にはどうかは分かりませんが、比較的明るいかなと思いまして、ですから大臣に期待す...全文を見る
○大久保勉君 運用、調査に対する費用は少子化対策に比較して〇・〇〇八%、もうほとんどないと。もちろんこれはどんどん使えとは言いませんが、ただ運用は重要だということを是非強調したいと思います。  先ほど言いましたように、もし五%運用が上がったら二〇%所得代替率が上がると。これは絵...全文を見る
○大久保勉君 例えば、八〇年代は六・七%ですから、二〇〇〇年代の一・四%に比べまして五・三%高かったわけなんです。ということは、先ほどの表を見てもらいましたら、今よりも五%上がっているとしましたら、二〇ポイント所得代替率は増えます。もちろん、これはインフレとかいろんな要因がありま...全文を見る
○大久保勉君 ここの議論は日銀と相当昨日もやりました。つまり、日銀として正式な数字を出しなさいと言ったんです。つまり、日銀が決定する金利によりまして年金の財政が変わるんです。日銀は、自分たちの管轄外だと。それは間違いなんです。  じゃ、金利は二つあるんですか。年金に関する金利と...全文を見る
○大久保勉君 どうも柳澤財務大臣、答弁ありがとうございました。正に財務省の答弁かと思いましたが。  非常に難しい問題がありますが、ただ一つだけここで注目すべきことは、低金利政策が見えない増税として年金財政を悪化している、その結果、年金の保険料が上がったり若しくは給付が下がる、こ...全文を見る
○大久保勉君 低成長でありますし、人口が減少する可能性があると。でしたら、今、積立金の百五十兆円をどこで運用するかが非常に重要なわけです。  細かいことは後で詳しく議論しますが、非常に分かりやすい例として、じゃ百五十兆だったら、日本国内だったら余り経済は成長しない可能性があると...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。慎重な運用というのは私も賛成しますし、きっちり運用した方がいいと思います。  ただ、一言だけ言いますと、中国とか若しくはインドの投資とグリーンピアの投資若しくはゴルフボールの購入、どっちが投資利回りがいいか、もう明らかですよね。ですから、まずは損をし...全文を見る
○大久保勉君 例えば、アメリカの例でいいますと、積立不足が生じた場合は七年間で、均衡するようにしましょうと。日本の場合は百年安心というのは百年飛ばして安心です。アメリカの場合は七年間飛ばして何とか均衡させようと。これだけの違いがあるということは是非指摘したいと思うんです。  続...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと認識のギャップがあると思いますが、日本の年金は一〇〇%賦課方式ですか。
○大久保勉君 大臣、間違いです、それは。つまり、一年というのは、一年間で運用するというのは、百年後、二一〇〇年です、今から九十五年の状況でしたら賦課方式になります。つまり、年金保険料もらって一年間運用して給付すると。でも、現在は百五十兆円の積立金があるんです。ですから、半分は積立...全文を見る
○大久保勉君 これ以上は追及しませんが、もし賦課方式でしたら、民主党の言っているように税方式の方が優れていますよ。是非、税方式にしてくださいよ、賦課方式でしたら。実際は賦課方式と積立方式の折衷案で、いいとこ取りをしようとしているんですね。その辺りはもう少しきっちり理解してほしいな...全文を見る
○大久保勉君 それは資産運用サイドですから、債務サイドのデュレーションを聞いています。デュレーションというのは何年の期間ですかと。平均的な残存期間です。
○大久保勉君 年金の債務のデュレーションが厚生年金四十二年というのは、さっきの大臣が一年間で運用しているというのとは違うわけでしょう。つまり、四十二年の運用をしないといけないということなんです。ですから、この部分は積立方式なんです。国民年金は七十年です。もちろん、これ全部が積立方...全文を見る
○大久保勉君 ということは、報酬が一億三千万に予想退職金が一千七百万、合計で一億四千七百万円ということでよろしいでしょうか。  大臣、この数字はどう思いますか。
○大久保勉君 一般論としては分かりました。でも、この高木さんという方が社会保険庁長官を平成十年七月から平成十三年一月まで務められて、今回の履歴、いわゆる消えた年金に多分に加担されている方であります。このことに関してもう一度質問します。
○大久保勉君 私は、個人的な恨みは全くありません、高木さんに対しまして。ただ、こういった職にあった人が天下って非常に裕福な暮らしをしていると、このことに関して、こういう制度自身がおかしいんじゃないかなと思っています。もちろん、この高木さんがしっかり年金財政を立て直して、で、運用利...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。法的には問題ないということですが、倫理的には問題があるかどうかを大臣に聞きたいんです。  つまり、日本最大の投資家です。証券会社にとっては極めて重要な顧客です。きっちり運用しないと最終的には国民の年金の取り分が少なくなります。ですから、きっちり運用し...全文を見る
○大久保勉君 この辺りは、公務員制度改革等もございますから、国民がどう思うか、そういった観点で是非議論していきたいと思っております。  じゃ、続きまして、関連しまして社会保険庁職員の平成十一年八月から平成十八年八月までの七年間の再就職状況に関して質問します。  そこで、再就職...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  じゃ、トップが健康保険組合で二番目が厚生年金基金、どうして行くのかなと。ここはやはり業務に関係あるのかなということもありますが、もしかしたらこういった厚生年金基金にとりましては社会保険庁から人を採った方が将来何かあったときに役に立つんじゃ...全文を見る
○大久保勉君 安心しました。是非、適切に再就職をされた方がいいと思います。どうしても、きっちりやっておかないといろんな疑い、嫌疑を掛けられる可能性がありますから、ここは今までどおりにきっちりやってほしいなと思っております。  では、続きまして、国民年金の納付率に関して質問したい...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、ちなみに直近の一か月間の、一番新しいデータで直近の一か月間の納付率と過去三年間の納付率の数字はありますでしょうか。
○大久保勉君 十七年度六七・一%が六五・五%に直近は下がったと。恐らくは、もし五月末とか六月末の数字が出てきましたらかなり下がっているかもしれませんから、やはりここは別問題として、きっちり納付率を上げてもらいたいなと思います。といいますのは、納付率八〇%でもって百年安心の年金をつ...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非、応援したいと思います。  前向きな話として、じゃ、運用に関して一つだけ質問したいんですが、最近、いわゆるソブリン、国が積極的に資産を運用するケースがあります。これは外為準備金もありますし、年金もあります。  具体的には、例えばシンガポ...全文を見る
○大久保勉君 どうもありがとうございます。是非、いろんな運用を研究してもらいたいと思います。  最後の質問ですが、資料の四を見てください。これは歯科技工士関連の質問なんです。ちょっと色合いが違ってきますが、ちょっと最近、「医院発展の良い方法を見つけました。」ということで、「薬事...全文を見る
○大久保勉君 広告の中に「薬事法クリアー」とちゃんと書いてありますから、これはどうかなと思いますが、一つ一つきっちり調べてもらいたいということで、これをお願いしまして、私の質問を終わります。     ─────────────
06月14日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  まず最初に、公認会計士の人数に関して質問したいと思います。  尾立委員の方からも質問がございましたが、現在、公認会計士の人数は約一万七千人ということでありまして、将来この人数を増やしていきたいと。じゃ、どのくらい増やし...全文を見る
○大久保勉君 公認会計士は言わば社会のインフラと私は思いますので、是非、質及び量を増やすことに全力を挙げていただきたいと思っております。  続きまして、じゃ、公認会計士はだれが必要としているのか、これはやはり企業だと思います。大企業、中小企業、さらにそこに資金を投資します、資本...全文を見る
○大久保勉君 大臣は、国際的に遜色がないという認識であると。もちろん大臣という立場でありましたら遜色があるとは言えないと思いますが、でも、この委員会でも日興コーディアルの問題を議論しましたし、ライブドア、カネボウ、粉飾決算がこの一、二年で相当発生していますですね。こういった状況で...全文を見る
○大久保勉君 大臣の答弁でしたら、UKFSA、いわゆる金融サービス庁というんですか、その長官が、日本も最近は問題がなくなったと。これは社交辞令もあるかと思います。もちろん、五年、十年前に比べたら急激に良くなっているのは事実でありますが、まだまだ完全じゃないと思いますから、大臣の方...全文を見る
○大久保勉君 債務です。保険会社の債務です。
○大久保勉君 分かりました。IASB若しくはIAIS等、平仄を合わせて債務サイドの時価会計も検討していくと。ということは、実行のタイミングも国際的に平仄を合わせると。同じタイミングということでよろしいでしょうか。イエス、ノーでお願いします。
○大久保勉君 ここが問題なんですよね。検討しています、ところが実行は後回し、これはコンバージェンスとは言えないんですね。つまり、勉強しているふりをして、時間稼ぎだけしていて、実際は実行しない、これが金融庁の行政じゃないですか。大臣、そのことに対する認識を問います。
○大久保勉君 現在、IASBとかIAISでは実施のタイミングが議論されているというのが私の理解です。そういった段階で、日本は英語圏じゃないから実施のタイミングはまだ議論の俎上に上っていないと、これが日本のやり方です。こういう考え方こそが国際標準じゃないということなんですね。どうし...全文を見る
○大久保勉君 もう少し厳密に言いますと、公認会計士のベースになっていますのが会計基準です。会計基準、日本の会計基準と国際会計基準がいわゆるコンバージェンス、収れんする、同じになりましたら、ヨーロッパで会計を行っている人間、会計士も日本で行うことはほとんど問題ないと思うんですね。だ...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非こういったことを検討してもらいたいなと思っています。  公認会計士の人数に関しては、需要に関しては相当増えていくと私は考えております。といいますのは、企業会計だけではなくて、地方自治体であったり大学であったり病院であったり、いわゆる会計の...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、続きまして、「フラット化する世界」という本があります。実は、昨年読んだ本の中で最も面白いと感じた本の一つなんです。これはトーマス・フリードマンが書いた本で、世界的なベストセラーです。日本でもベストセラーになっていると思います。何が書いてあるかといいましたら、い...全文を見る
○大久保勉君 「フラット化する世界」の中に、この本の中には日本の例もありまして、実は金融業界は余りアウトソーシングをしておりませんが、建設業界ですか、には設計図を手書きでかいたものを大連に送って、そこで電子化して日本に送り返してくると、こういった業務が行われているということなんで...全文を見る
○大久保勉君 じゃ次に、会計士の問題に行きますと、同じように公認会計士の仕事を海外にアウトソーシングできないのか、若しくは監査法人の仕事、若しくは税理士の仕事を一部海外でやってもらうと。こういった例は、先ほどの「フラット化する世界」でアメリカではもう一般化しているということで描写...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。法律的には可能であるということですね。  恐らくは、日本の会計制度が国際会計基準とほぼイコールになりましたら、インドでも若しくは中国でも、場合によってはヨーロッパでもアウトソーシングしやすいと思うんですね。そういう意味で、会計基準をコンバージェンスす...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。対象になるということなんですね。  ここで私は問題だと思いますのは、いわゆるBS、PLとか、そういった数値に関して証明するのは比較的簡単なんです。ところが、いわゆるガバナンスを評価するというのは非常に難しいと思うんですね。特に、金融商品取引法がスター...全文を見る
○大久保勉君 私、金融審の議事録を全部読んでいませんが、金融審の中でいわゆるガバナンスの評価に関してはほとんど議論されていないんじゃないかと思います。また、抽象的なことは議論されていますが、具体的なことはないと思いますから、本当にそれでいいんですか。
○大久保勉君 実務指針に関して、評価報告書ですか、日本版SOXの評価報告書に関して実務指針がありますか。私はまだ見たことありません。
○大久保勉君 そうじゃないですか。今やっている最中なんですね。ですから、正確な答弁をお願いします。この部分に関して、非常に微妙な部分ですから、きっちりQアンドAとか、若しくはちゃんとした実務指針を出した方がいい分野だと思っております。  続きまして、お配りしました資料一と二に関...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、総務省に質問しますが、こういった取引を行った地方自治体の担当者はリスクを十分に理解されていると思われますか。イエス、ノーでお答えください。
○大久保勉君 二社から若しくは三社から提案を受けているからリスクを理解していることにならないはずです。基本的にこの種の商品に関しましては、じゃこの取引を解約した場合は幾ら得になるのか損になるのか、いわゆる時価会計の情報、場合によっては、金利がどういう形で動いた場合に幾ら最大限損を...全文を見る
○大久保勉君 いわゆる特定投資家か一般投資家か、いわゆるプロかアマかということですが、この財政金融委員会でも大きな議論をしたと思うんです。ここで注目したいのは、地方自治体はすべてプロですと、まずプロからスタートして、相手の方の選択によってアマチュアになることができるということです...全文を見る
○大久保勉君 非常に不十分な答弁だと思います。  じゃ、企業、例えば三菱商事とこちらに載ってます大刀洗町が同じなんですか。つまり、財務担当者はいないんですよ。計算ができるはずないです。また、新潟県とかいろんな県がありますが、県レベルでもそういった専門家はほとんどいないはずなんで...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  じゃ、総務省の方に質問しますが、地方自治体の会計処理に関しましては、企業会計原則に比べて極めて遅れていると思うんです。やはり、この辺りをきっちり制度整備をしない限りは、住民に対する説明責任が果たし得ないと思うんです。この辺り、総務省の認識...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非実行をお願いしたいと思います。  一点だけコメントを伝えたいんですが、地方自治体も民間企業並みの会計原則が必要だと、開示が必要だということなんですが、一例を挙げます。  民間企業でしたらすべていわゆる外部監査人がいます。いわゆる公認会計...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  次の質問に参ります。  これは、同じく日経金融新聞の六月八日、資料としては配付しておりませんが、読み上げますと、半世紀以上続いてきた地方自治体と金融機関の契約慣行が一地方裁判所の判決というアリの一穴により揺らぎ始めている。具体的には、横浜地裁は...全文を見る
○大久保勉君 裁判所は、経済的に何か損が出た場合に補うということは実質的な連帯保証とかギャランティーと同じでしょうと、そのギャランティーというのは財政法上禁止されているんでしょうと、実態的にはそんなことはやっちゃいけないでしょうと、当たり前のことを言っているんです。それを総務省は...全文を見る
○大久保勉君 一点確認したいことがあります。第三セクター単体では破綻懸念先です。そこに親の自治体の方から損失補償があります。その場合はすべて破綻懸念であると、つまり損失補償はないという認識でよろしいですね。大臣、お願いします。
○大久保勉君 分かりました。  つまり、損失補償はないものとして第三セクターの財務内容によってきっちり見ていきましょうと。これは極めて重要なことでありますから、これが本来のあるべき姿なんです。裁判所も損失補償はないということなんですね。
○大久保勉君 違ったんですか。がっかりしますけど。
○大久保勉君 つまり、履行の確率が非常に高い損失補償に関してはちゃんとした自治体の信用力を勘案しますということなんですね。  でも、矛盾するんですね。もう一つの法律、いわゆる財政援助制限法ですか、この法律は保証しちゃいけないと、つまり法律が禁じているんですね。禁じていることに対...全文を見る
○大久保勉君 大臣は、いわゆる短期で一時的なものだったら、まあそれは原則から外れてもいいでしょう、例外的にオーケーですと。そういう理解は仮に認めたとしましても、二兆三千億損失補償の契約があるというのは一時的でも少額でもないはずなんです。こういった実態をまず直視すべきなんです。これ...全文を見る
○大久保勉君 まだ非常に抽象的なんですけれども、私は株主平等という原則が重要だと思います。つまり、一定の人に第三者割当てをすると株価が希薄化することによって既存株主の権利を害すると、これは株主平等じゃないはずなんですね。また、MSCBとかそういった転換社債を発行して急激に株価が増...全文を見る
○大久保勉君 株主平等も大切ですが、一般論としてグリーンメーラーに対して日本の市場は厳しいということも指摘しまして、私の質問を終わります。
06月15日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○大久保勉君 私は、ただいま可決されました公認会計士法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     公認会計士法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉でございます。  まず、手形に関して質問したいと思います。  こちらに全国銀行協会の決済統計年鑑という資料がありまして、手形交換の金額が、平成二年で四千七百九十七兆あったものが平成十年には一千二百九十六兆、そして平成十七年には五百二十九...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  次に、大臣に質問したいと思いますが、電子記録債権法案を読みましたところ、非常に手形としての機能も重要だということで、この法案自身は電子手形決済法案じゃないかと思った次第なんですが、このことに対して大臣の所見を聞きたいと思います。
○大久保勉君 今回の法案に関しましては、手形が電子手形になっていくということ、別の言い方をしましたら、現在の手形に関する印紙税収入がなくなるんじゃないかと、こういった危惧もございまして、この点に関して財務省に質問したいと思います。  先ほどの要因としまして、印紙税負担を嫌って手...全文を見る
○大久保勉君 ということは、この法案が通った場合に、手形取引がほとんどなくなる。そうしましたら、一千百億円の減収と。また、消費貸借契約がこの法案に、つまり電子取引になった場合は七百億円の印紙税収入が減りますから、合計しますと一千八百億円の減収要因じゃないかと。いわゆる企業に対する...全文を見る
○大久保勉君 ちょっとがっかりしております。尾身大臣でしたらもう少しきっちり調査されて財源措置もされているのかなと思いましたが、若干残念です。  ただ、後々、印紙税が減ったからといって新たに電子取引に対して課税をしないように是非とも要望したいと思いますが、この点に関して、大臣の...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。注視した後に突如増税とならないように是非お伝えしたいと思います。  では、続きまして、この電子記録債権、非常に使い勝手がいいんじゃないかと思いまして、どういう取引ができるか、手形以外の取引としてどういうことができるのか、この点に関して確認したいと思い...全文を見る
○大久保勉君 事実上は社債類似若しくは劣後債類似商品は簡単に発行できるということで、金融のイノベーションにとりましては非常に有り難い商品じゃないかと思います。  しかしながら、投資家にとって本当にこれは、じゃ、ちゃんとした保護がなされているのか、こういった観点で質問したいと思い...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、次に、この電子登録債権が事実上社債と同じ性質であると、またそういった商品を発行することができるということですね。また、金商法の対象になるということなんです。  そこで、金商法の三十三条、証取法の六十五条に対して質問します。いわゆる銀行と証券業務の分離、銀証分...全文を見る
○大久保勉君 非常にここが分からないんですが、十年の手形というのは社債とみなされて、これは引受けできないと。ところが、じゃ一年の手形、つまり一年後に十億円払います、利息も一年後に払います、これは引受けできるんですか、できませんか。
○大久保勉君 手形買取りだったらいいんだけど、手形を引き受けたら銀証分離に抵触すると。これ実務的にはほとんど同じ行為なんですね、手形を買い取ることも、若しくは引き受けることも。非常に峻別するのは難しいですから、もうこれだけ金融が自由化している、規制緩和しておりますから、そろそろ金...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、この電子記録債権の健全かつ安全な制度をつくるための質問をしたいと思います。  電子記録債権の発行者や債権者、譲受人は、当該記録機関に全員が口座開設を行う必要があるのかどうかを質問したいと思います。また、本人確認、マネーロンダリング等の回避など、どのよう...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、より具体的な質問に入りたいと思います。  例えば、電子記録債権の発行人が不渡りを起こした場合は登録機関はどのような措置を行うんですか。例えば、一回不渡りを起こすとか、場合によっては二回。銀行の場合でしたら二回不渡りを起こした場合は銀行取引が停止されます。こう...全文を見る
○大久保勉君 金融庁としては、制度は想定できるが、最終的な決定は民民で決めなさいということだと思います。  中小企業団体と話をしまして、是非要望として、銀行取引停止処分とか、手形と同じような制度が是非とも必要じゃないかと、そうしないと、手形をもらったけど不渡りになる可能性がある...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  反社会勢力に関しては明快な回答だったと思います。ただ、過度な取立て業者が譲受人になるという点に関しては、強調したいと思いますが、消費貸借契約もこの電子登録債権という形で結ぶことができますから、この債権が転々流通しまして非常に厳しい取立てをするよう...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、次に、記録機関の資本金に関する質問をします。  記録機関が例えばシステム障害を起こすとか記録データの毀損、情報漏えい等によって多大な損害を利用者に与えると、その場合の損害賠償能力が問われると思います。  現在、五億円が最低資本金になっておりますが、非常に少...全文を見る
○大久保勉君 大臣、外部監査が必要でありましてもそのことによって信用力が高まるということにはなりませんから、是非とも、保険に加入するとかいわゆる財政的な補強が是非とも必要でありますから、そのことに対して正面から答えてもらいたいと思います。もう一度質問します。
○大久保勉君 ありがとうございます。是非、検討かつ実行をお願いします。  じゃ、続きまして、記録機関に関して質問します。  これはだれでも設立可能であるかという質問です。また、役職員の兼業は可能であるかということです。もし自由に設立を認めた場合には、また役員の兼業を認めた場合...全文を見る
○大久保勉君 法律的にはすべての人が設立可能であると、ところが指定申請をして認可されるかどうかはまだ分からないということですが、じゃ具体的に、外資系企業が指定申請を求めた場合には承認しますか、若しくはSPC、さらにはファンド、この点に関して質問します。
○大久保勉君 その要点、要件というのは何でしょう。
○大久保勉君 この辺りも、先ほどの答弁では事実上何にも言っていないのと一緒だと思うんですよね。ですから、もう少し具体的に分かるように是非改善してほしいんです。是非、ノーアクションレター制度に対して使い勝手を良くしたいということが金融審で議論されておりますから、是非、こういった事例...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。ほかに細かい疑問点は一杯ありまして、昨日もレクの段階でいろいろ質問をしましたが、まだ決まってないところが相当多いと思うんです。ですから、これから政省令できっちり決めてほしいなと思います。  次の質問に参りたいと思います。  まず、福井総裁がいらっし...全文を見る
○大久保勉君 ということは、六月の発表とその前四月、五月というのは、福井さんにとりましては全く同じような意識で、全く同じようなタカ派的な考えの下にコメントを出したということでよろしいでしょうか。
○大久保勉君 分かりました。  では続きまして、いわゆる日本銀行の金利政策が経済若しくは年金等に与える影響に関して幾つか質問したいと思います。  最初の質問としては、これはもう既に答弁されたことですが、確認のために質問します。これまでの日本銀行の低金利政策によって日本の預金者...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  日本銀行の金利政策がいわゆる預金金利に与えた影響はよく分かったんですが、国民のもう一つの関心事といいますのは、いわゆる将来の生活、そのための年金制度、ここに多大な関心があると思います。  では、日本銀行の低金利政策が公的年金に与えた影響に関する...全文を見る
○大久保勉君 まだ非常にあいまいもことしていまして、もう少し理論的に若しくはリスクファクター別に分析した方がより理解が進んでいくと思いまして、まず一つの資料を作ってまいりました。  皆様の方に渡しています資料で、運用利回り、合計特殊出生率と所得代替率の関係、平成十六年財政再計算...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非、年金の方もきっちり見てもらいたいと思います。  今日は、年金積立金管理運用独立法人の川瀬理事長に来てもらいました。恐らく福井総裁の後輩に当たられる方ですよね。日本銀行出身ということで、非常に金融に関しても見識が深いということでいろいろ質...全文を見る
○大久保勉君 今日、山本金融担当大臣がいらっしゃいますので、ちょっとコメントをもらいたいんですが、最近出た金融審の議論によりますと、日本の金融市場をいわゆる国際化していくために幾つかの改善が必要であると。問題点としては、日本の公的年金の運用利回りが低いと、特に諸外国に対して技術革...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  リスクとリターンの関係というのは重要ですが、ところがリスク量を一定にしてリターンを上げる方法もあるんです。具体的には、今四資産で運用されておりますが、いわゆるREITとかヘッジファンドというのは株式とか債券市場とは別の動きをしますから、リスク量は...全文を見る
○大久保勉君 リスクを回避したいという点で、じゃ今の年金運用が本当にリスクを回避しているか、一つ指摘したい点があります。  厚生年金に関して債務サイドのいわゆるデュレーションは四十年です。ですから、年金のアセット・ライアビリティー・マネジメント上は四十年の資産を持ってくることに...全文を見る
○大久保勉君 柳澤厚生労働大臣から債務サイドのデュレーションは四十年という言葉を明言しておりますから、きっちり勉強されて運用に当たってください。  これで終わります。
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました電子記録債権法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     電子記録債権法案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべき...全文を見る
10月29日第168回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉でございます。  まず最初に、会計検査院法三十条の二項に基づく報告書、これに関して質問します。  これを精読しましたが、非常にいい内容になっております。是非とも、会計検査院の方、定期的にこういったものを作ってもらいまして、きっちり...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。同様な質問は尾身前財務大臣の方に質問しましたが、尾身さんに比べて一歩踏み込んだ発言ということで、非常に評価しております。  実はこの問題、今年の四月からこの委員会でも聞いておりまして、資料の二というのを見てください。  こちらの資料といいますのは、...全文を見る
○大久保勉君 簡潔にお願いします。
○大久保勉君 済みません。この次に防衛省向けの大きい項目がありますから、回答の方はできるだけ簡潔にお願いします。  じゃ、続きまして資料三を見てください。こちらは会計検査院及び総務省からいただいた資料を加工して作ったものです。関係法人の随意契約の推移、政府出資金の償却額、最後に...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、資料三で一つだけラスパイレスが一〇〇以下、つまり国家公務員よりも少ないところが二つあります。この国の実態を表しているんじゃないかと思います。九〇・九というのは何かといいましたら、高齢・障害者雇用支援機構、いわゆる高齢者若しくは障害者に本当に冷たいのかなと...全文を見る
○大久保勉君 どうして渡辺大臣に質問したかといいましたら、やはりこれはベテランの大臣がきっちり主導すべきだと思います。政治力がないと改革できませんよ。分かったじゃなくて、行動することが必要です。  続きまして、いわゆる企業会計原則にのっとらない、いわゆるインチキが幾つかあります...全文を見る
○大久保勉君 改革するということに関しては是々非々で、本当にいい改革でしたら応援しますし、改革しているふりをしているものに関しては応援できません。  ですが、増田大臣、まだ官僚答弁ですね。つまり、いろいろ開示しているといいましても、一万ページ、二万ページの書類を出されてこれを見...全文を見る
○大久保勉君 これは衆議院等で答弁されたのと全く一緒です。この一週間近く、このことに関して相当やり取りをしましたが、全く開示しようとする意識がないということですね。  関連して説明します。  バーレーンとUAEの製油所でこれを作っておりますF76スペックという軽油を、A社とB...全文を見る
○大久保勉君 簡潔にお願いします。
○大久保勉君 幾つかの論点が出てきましたが、一つ一つ明らかにしようと思います。  まず、ちょっとこれは通告しておりませんが、日本語が話せる外人がどのくらいいるかというよりも、海外でオペレーションをしているんでしょう。だったら、英語が話せる自衛隊員が何人いるかと、そういうことを考...全文を見る
○大久保勉君 委員の皆さん、資料の七と八を見てください。これは防衛省から取り寄せた書類で、大臣の答弁の内容です。  どうしてもう少し詳しいことを聞きたいかといいましたら、この資料の七の一番左側というのは最高責任者、これは経理部長になっておりまして、この方に聞かないと分からない内...全文を見る
○大久保勉君 決算委員会の皆さん、TTMから一円ですよ。つまり、個人と同じような為替レートを使って国に請求書を出しているんです。こんなのは大変問題なんですね。  じゃ、幾ら問題か。例えば、A社は、どんなものですか、百三十九億円、防衛省と取引をしておりますから、TTMで、為替百十...全文を見る
○大久保勉君 大臣、何かこの件に関して御所見がありましたら、言ってください。
○大久保勉君 簡潔にお願いします。
○大久保勉君 これはもう専門家同士ということで、大臣よりも担当者の方がいいと思いますから、小川委員長の方に、こちら、判この、決裁書といいますのが、この方は横須賀の経理部長さんですが、是非国会で説明してもらいたいということで、委員長の方にお願いしたいと思います。
○大久保勉君 続きまして、資料を、原価計算はなかなか出せないけど、じゃ本当に米軍が、若しくは多国籍軍が必要としている燃料を渡しているんだねと。  実は、艦船用の燃料というのは非常に特殊で、一般ではなかなかつくっていません。これページ、資料十、NATO、F76、F76スペックとい...全文を見る
○大久保勉君 静かにしてください。  少なくともTTMとTTSの間、一円の差があります。一億二千万円の利益が商社に落ちています。これは利益です。これも防衛利権の一つかもしれません。この辺りに関して、きっちり次の委員会で議論したいと思います。  じゃ、同じようなものとしまして、...全文を見る
○大久保勉君 もう時間が参りましたので。  機密保持があるからA社、B社の名前が明らかにできないと。だったら、機密保持だったら、山田洋行という会社は、ばらばらになって機密情報を持ち去って新しい会社をつくっているんでしょう。そういった会社があるのに、都合が悪いことに関しては機密情...全文を見る
11月01日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉です。  昨日、展望レポートが発表されました。まず、これに関連して質問します。  今日の新聞及び各証券会社のエコノミストのレポート等を見ましたところ、大体の中心的な考え方は、サブプライムローン問題にもかかわらず従来の長期シナリオを...全文を見る
○大久保勉君 済みません。量的コミットメントの明確化に関して質問をしております。
○大久保勉君 手元に資料がありますが、ポイントは、量的金融緩和するためにはきっちりした条件がないと透明性がないということで、わざわざ市場と約束をされたんです。それが、いわゆるCPIがプラスにならないといけないということで、安定的、また、それを分からせるために展望レポートできっちり...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。さすが老練な総裁です。ああ言えばこう言うといいますか、つまり二〇〇六年三月の解除は失敗ではなかったということですね、また二〇〇三年の金融解除の約束設定に関しても、これは失敗じゃなかったと。  じゃ、どこに問題があるか。それは第三者であって、CPIを変...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。日本銀行の独立性も分かりますが、政府の独立性というのもあると思いますから、総務省できっちり精査して作っているものですから、そのCPIがおかしいということで私は理解しましたが、その理解でよろしいですね。  つまり、日本銀行は約束は破っていないんだと。C...全文を見る
○大久保勉君 非常に一つ一つ点検してみましたら、何か、じゃ総務省のCPIもおかしくないと。じゃ何がおかしいか。それは説明の仕方がおかしいんでしょうね。ということは、総裁のコミュニケーション能力が非常にクエスチョンマークかなというようなことも理解しました。  実は、この展望レポー...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  経済政策に関しては長期的、我慢が必要だというのは私も理解します。ですから、私も我慢をしまして、今年の三月二十七日に同じような質問をして、フォワードルッキングだということで物価が上がってくると思って半年待ちましたが、厳密に言ったら三月から十月ですか...全文を見る
○大久保勉君 金融大臣は、もう一つ次の項目もありますから、一緒に質問した方が分かりやすいと思います。  八月の月例報告のときに日本銀行とか金融庁にいろいろ質問したんです。そのときは、それからでもそうですが、日系金融機関に関しては欧米に比べて極めて損失は軽微であると。今も大枠は変...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、資料一、お配りしておりますがこれを見てください。これに関して質問したいんです。  つまり、日本におけるサブプライムローンと同じような問題があるかないかという検証したいと思います。  消費者金融の利息返還、いわゆる過払い金返還の潜在インパクトが三十兆円...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  まず、数字を整理したいんですが、大手五行の引当金が一・八兆円で、それを数字的に、五五%だから掛け算して三・三兆円というのは間違いでしょう。というのは、中小業者は引当金をそれだけ積めていないし、積む能力もないと思いますから、認識が甘いです。  さ...全文を見る
○大久保勉君 四・一兆円の融資残高と、また八千億円の証券化残高ということでしたら、少ない金額じゃありませんので、引き続きウオッチしてもらいまして、早め早めに対処してもらいたいなと思います。特に、中小のクレディアが倒産しまして、相当大きい影響が出ていると聞いておりますので、こういっ...全文を見る
○大久保勉君 実はこれは、この質問は同じような質問を郵政民営化の特別委員会でも質問しまして、ほぼ同様な回答だったんです。政府の方は、ALMを重視しますと。何回か担当者を呼びましたが、専門家から言わせたらほとんど何もやってないんですよね。  ですから、これはもう政治が強制的にやら...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。じゃ、経済又は金融に対して高い識見、見識がない方は、いわゆる総裁、副総裁としては不適任ということですね。  これでよろしいですね、額賀大臣。
○大久保勉君 是非そういうふうに実現したいと思います。やはり日本銀行総裁、副総裁といいますのは、日本の金融界若しくは政府を代表する非常に重要なポストでありますし、是非、福井総裁みたいな方を、是非立派な方を選んでほしいなと思っております。  額賀大臣がいらっしゃいましたので、ちょ...全文を見る
○大久保勉君 守屋氏とパーティーや式典以外に座敷、料亭での会食があったことは記憶されていますか。
○大久保勉君 ということは、すべて仕事に関することで食事をされたという理解でよろしいですか。
○大久保勉君 そうですか。  守屋さんの自宅に訪問して、守屋さんの娘さんと、だれかが手料理を振る舞ってもらった議員がいるということなんですが、じゃ、額賀大臣は関係ないんですね。そういったことは一切ないということですね。
○大久保勉君 じゃ、守屋さんの娘さんのところにも行っていないということですね、当然ながら、自宅。
○大久保勉君 あと、済みません、あと二点だけ簡単な質問ですが、ゴルフを守屋氏と一緒にしたことはございますか、ゴルフ。
○大久保勉君 もうこれ以上は別の委員会で聞いてもらいますが、日本ミライズ社長の宮崎さんとは面識はございますか。また、ゴルフ若しくは料亭で食事をするとか、こういったことはございましたでしょうか。
○大久保勉君 ということは、守屋さんと御一緒に宮崎さんと食事をしたことはあるということですね。
○大久保勉君 ということは、宮崎さんだけと一人で、一対一で会われたんですか。
○大久保勉君 宮崎さんとは、じゃ、一回も食事をしたことがないということですか。先ほどあるとおっしゃいましたけれどもね。
○大久保勉君 じゃ、宮崎さんとは食事はないけれども、面識はあるということでよろしいですか。
○大久保勉君 分かりました。  こちらは財政金融委員会ですから、また別の形で同僚議員が質問するかもしれませんが、じゃ、次に行かさせてもらいます。  来年の三月十九日までに、また、日銀総裁、副総裁の同意人事に関してなんですが、三月十九日までに総裁、副総裁が両院で同意を得られるこ...全文を見る
○大久保勉君 確認のために質問しますが、その場合の互選された人は、当然ながら政策委員会のメンバーでなければいけないという認識でよろしいでしょうか。  といいますのは、もし例えば理事辺りが選ばれた場合には、国会で同意をしていない人が議長になるのは私はおかしいと思いますので、念のた...全文を見る
○大久保勉君 でも、これおかしいですよね。政策審議委員が国会の同意が必要なのに、そこをつかさどる議長がどうして同意されていない方ができるんですか。  じゃ、大臣に確認します。いわゆる政治家として、いわゆる国会の権能等を御承知の額賀大臣に対して質問しますが、明らかに理事が議長にな...全文を見る
○大久保勉君 運営に関してはやはり、じゃ、総裁の方に確認したいと思いますが、国会の同意によって選ばれた方とそうじゃない方がいた場合に、明らかに政策決定会合の議長という職は同意された人しかできないと私は思いますし、そうすべきだと思いますが、実務運用上、福井総裁はどう思われますか。
○大久保勉君 分かりました。  想定できないと。私ども、想定できないことをきっちり想定して、いわゆる市場とか若しくは金融機関に、金融市場に影響をさせない、悪影響を及ぼさないのが使命でありますから、でしたら、もしそういった状況でしたら、この財政金融委員会で議論したらどうかなと思い...全文を見る
○大久保勉君 はい。
○大久保勉君 要は、趣旨としましては、想定できないことに関しましてはいろいろ議論した方がいいと思うんですね。もちろん、これは仮定の仮定の仮定ですから、こういったことも含めまして、国会でも議論しておかないと、同意をしていない人が政策決定にかかわり議事進行を進めることはちょっと私は変...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、サブプライムローン問題に関しましては、八月、欧州及びFEDにおきまして市中金融機関に対しまして約六十兆円に達する金融融資を行いました。これは、金融危機の連鎖を止めるということで非常にクイックかつ適切な決定じゃないかということを私は思います。  まず、そ...全文を見る
○大久保勉君 この例は福井総裁が海外の中央銀行の総裁界においてどの程度評価されているか、本当に高い評価だと思います。特に、中央銀行総裁同士で何かあった場合に直接電話で会議するとか、非常に重要なんですね。  実は、私は先日、スイス・バーゼルに行ってまいりました。BISがあるところ...全文を見る
○大久保勉君 見識というのは、やはり同じ土俵で議論できるための素養が必要ですよね。ですから、言葉は分かるんですが意味するところが分からないということでは困りますから、例えばサブプライム問題があったらどういう形で金融市場に波及するかと。じゃ、CDOとかアセットバックCPとか、勉強し...全文を見る
○大久保勉君 非常に重要なことをおっしゃってもらいましたし、実際そのとおりです。やはり今日よりもあしたすばらしくなるという、こういったことも是非必要です。ここはフォワードルッキングだと思いますが。  そこで、最後の質問だと思いますが、武藤副総裁にお尋ねしますが、武藤副総裁は財務...全文を見る
○大久保勉君 最後なんですが、是非、外も重要なんですが、内も重要だと思うんですね。やはり地方経済、つまり東京だけが日本じゃありませんから、東京だけが発展して地方が廃れていると、やはりそういうことはいい状況じゃありませんから、地方に対する目というのも必要かなと、総裁、副総裁には持っ...全文を見る
11月06日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉です。  まず、金融庁に質問します。  預金保険機構、一般勘定及び特定住宅金融専門会社債権債務処理勘定の直近の資産金額、負債金額及びその差額は幾らか、質問したいと思います。また、資産・負債差額が将来どのようにして解消されるのか、こ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  まず、整理しますと、一般勘定で一・九兆円のマイナスということで、これは将来の預金保険で払っていくと。毎年五千億ぐらいの収入があるということで四年ないし五年で回収するのかなと思いますが、きっちりここの辺りは預金保険料を回収して、税金として投入する必...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  実現益で五千億余、含み益で五千九百億円余の含み益があるということで、合計で一兆円以上のいわゆる含み益及び実現益があるということですから、是非、国の財政は非常に厳しいですから、こういったところもきっちりと一般会計に返す、こういったことをお願いしたい...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  今日は、大臣はずっと答弁書を読まれていまして、いつもの大臣らしくないですね。非常に慎重かなと思います。  ところで、どうですか、三次審査ですか、内容的には満足のものですか。是非頑張っていい先を選んでもらいたいんですが、大臣としては希望どおりです...全文を見る
○大久保勉君 ということは、ある程度は中身を知っていて、ああだこうだということで、いわゆる三つの観点からいろんな意見をおっしゃっているんですね。
○大久保勉君 分かりました。  報告を受けても、怖そうな顔だったら、これは何とか、まずいのかなとか、そういう意識が働きます。どうしてこういう質問をしているかといいましたら、実は渡辺大臣は地元は足利銀行と一緒ということで、これまでいろんなことを発言されておりますから、本当に公正な...全文を見る
○大久保勉君 再三にわたって金融庁に伝えていますが、渡辺大臣が今この問題に関与することは非常に危険じゃないかと思うんです。利益相反になるおそれがありますから、制度的にきっちり考えてほしいです。金融機関には利益相反をするな、情報遮断をしろと言いつつも、本家本元の金融庁で非常に疑わし...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  この問題も重要なんですが、まず、いわゆる金融庁の方も情報遮断をするとか、若しくは、いわゆる部門間の遮断をすることも重要ではないかと思っておりまして、金融庁自らが襟を正す必要が是非ともあると思うんですよ。  ところが、金融庁においては、検査監督部...全文を見る
○大久保勉君 是非とも大臣のリーダーシップを期待しております。  続きまして、銀行の検査若しくは処分関係で、みずほ証券のケースも問題と思いますが、もっとひどいことがあるということを例示したいと思います。  たまたま週末に朝日新聞を読んでいましたら、非常にびっくりしたニュースが...全文を見る
○大久保勉君 委員長に一つ提案したいことがあります。  みずほ銀行の事例等、銀行による優越的な地位の濫用事例を調査するとともに、このことを金融庁に調査するように求めたり、場合によってはこの委員会にみずほ銀行頭取を参考人として招致する、そして実態を解明する、このことを是非お願いし...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、日本銀行の株式買入れ及び処分に関して質問したいと思います。  まず、日本銀行業務方法書第四十九条四により行われた買入れ株式の直近の簿価総額、時価総額及び含み益金額は幾らか、質問します。
○大久保勉君 そうですか。一兆六千億円も含み益があるんですか。日本銀行のバランスシートは百兆円ぐらいですから、一・六%の含み益というのはかなり大きい含みだなという気がします。  続きまして、方法書では二〇〇七年九月末までは原則として処分を行わないということであります。しかし、い...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  幾つかの論点がありまして、まず一九%も買入れ処分をしたと。原則しないというのに一九%。私は、二〇%に近い数字というのは原則に当たらないと思うんですよね。つまり、二〇%も処分しているということは、しないと言っているのに勝手にしてしまって、日銀はどう...全文を見る
○大久保勉君 次に、もう少し突っ込んだ質問をしますが、株式保有銘柄と金額は日銀の中でだれが知り得ているんですか、また情報遮断は十分か、こういったことです。  もし、こういった情報を知っていた場合に、それを第三者に伝えましたらいろんな影響があると思うんですよ。例えば、ある国のトッ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  非常に厳しい制度を設けて、情報漏えいを起こさないということが分かりました。そういう意味ではきっちりなされていると思いますが、万々が一のことがありますから、そもそも日本銀行が特定の株式を持つことが適切であるか、こういったことを是非議論してもらいたい...全文を見る
○大久保勉君 大臣、認識が若干甘いですね。  つまり、日銀が株式を売却して利益が上がりましたら、それは一般的な収入になりますから、一般的な支出、例えば人件費とかいろんなシステム投資でコストが引かれて、余った分が国庫に納付されます。一部は剰余金として引き続き日銀が持つことになりま...全文を見る
○大久保勉君 是非、渡辺大臣に慎重ではなくて積極的に検討してもらいたいということで応援しまして、私の質問を終わりたいと思います。
11月15日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉でございます。  まず、手元に山田洋行の決算書がございます。こちら、平成十八年三月末の売上げ等がございまして、非常にすばらしい数字だなと感心しています。売上げが三百四十億円、それで売上総利益が三十五億円ということなんです。いわゆる粗...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、どういうものなんでしょうかね。山田洋行ではマークアップのことをMUとかそういった言葉で管理されていたように聞いておりますが、詳しい内容を教えてください。
○大久保勉君 そうですか。じゃ、書類を偽造するということじゃないんですね。
○大久保勉君 資料をお配りしたんですが、実は、中日新聞の十月二十八日の朝刊がございます。こちらを簡単に御紹介します。  元々この記事は、敵のレーダーなどを攪乱させる自衛隊装備品チャフ・フレア・ディスペンサーの納入で二〇〇一年三月、旧防衛庁と契約した山田洋行が約一億八千万円の水増...全文を見る
○大久保勉君 一切ございませんということでよろしいですね。管理本部長ですから、知らなかったということよりも、全く御存じないということですね。もう一度確認します。
○大久保勉君 そういうことかもしれませんね。  つまり、管理部長自らは知らないけど、知らないところでそういったことが行われていた可能性があると。つまり、宮崎元専務が暴走してこういったことを行っていたと、こういうこともあり得るんですね。  次の資料を使って、具体的にどういうこと...全文を見る
○大久保勉君 私もこれ、ちょっと状況分からなくて、防衛省といろいろ話をしていたんです。どうしてこういうことをやっているかといいましたら、こういったCXエンジンは随意契約です。ですから、山田洋行が見積書を出した数字が原価になりまして、それで自動的に購入すると。競争入札じゃないですか...全文を見る
○大久保勉君 こちら、じゃ、是非協力してもらってよろしいですか。こういった取引先に対して山田洋行は水増し請求をした疑義があるということで、積極的にこういった見積書をコンファームしてくれということで各取引メーカーに是非言ってください。このことをお約束できますか。
○大久保勉君 是非この場で即答をお願いしますよ。  つまり、中日新聞という新聞社がこういったことを報じています。ですから、疑いの目で見られていましたら、社長としまして、それは違うということでおっしゃいましたから、すぐに行動するのが筋じゃないですか。そうしないと信用しませんよ。今...全文を見る
○大久保勉君 非常に決断力がないなと思います。  やはりもう、恐らくは社長本人は最近社長になられていますから全容を御存じないかもしれませんが、決断をしないと過去のあしき慣習というのを断ち切ることができないんじゃないですか。  これは恐らく山田洋行だけの問題ではなくて、例えば、...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、続きまして、そもそも水増し事件が発覚しましたチャフ・フレア・ディスペンサーということに関して質問します。  当時あなたは管理本部長にいたということで、事件のいきさつに関して十分御存じかと思います。そこで、BAEが防衛省に見積数字が偽造され...全文を見る
○大久保勉君 先ほど、見積書の数字が間違っているというのを指摘されたということですが、だれが山田洋行に対してその情報を教えたんですか、質問します。
○大久保勉君 営業というのは、宮崎元専務も含んでいるんですね。そのことを確認したいと思います。
○大久保勉君 実際、こちらのBAE社から防衛省に出したクレームというのは、本来だったら山田洋行が知っちゃいけない情報なんですね。ですから、だれかが山田洋行に漏らしたんですね、機密漏えいというところまでいくかどうか分かりませんが。つまり、防衛省と営業の間には極めて密接なやり取りがあ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、次に参ります。  今、手元に朝日新聞の十一月十三日の朝刊があります。読み上げますと、「山田洋行へ防衛省天下り」「売上額十億円で一人」、こういったことが書いてまして、宮崎元専務の方針ということなんです。  こういったことに関して是非協力し...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、続きまして、いろんな報道によりますと、ゴルフ接待若しくは防衛省幹部に多額の贈答品を贈っているということで、工作リストを作っているという報道がございまして、こういったことに関して、どうしてこういった工作リストを作っていたのか、この点に関して確...全文を見る
○大久保勉君 こちらは毎日新聞の本日の社会面で、贈答先リスト作成、山田洋行社長、防衛幹部ら二百人分を作っていたということで、当時は米津社長が営業担当者の接待リストを管理していたというような報道がありましたので、これに関して何か御存じかどうかお尋ねしたわけです。
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、贈答の目的は何なんでしょう。といいますのは、株式会社ですから、金品を目的なしに支払うということはやはり株主に対する背任行為になると思うんですよね。ですから、やはり営業サイドで何か目的があったんでしょうね。  この辺り、営業の方でどういう目...全文を見る
○大久保勉君 防衛省を取引先ということで円滑にしたいということですね。分かりました。  じゃ、続きましては、宮崎元専務による守屋前次官へのゴルフ接待、三百回を超えているとか二百回を超えているとか、そういった指摘がございますが、これに関して管理部長という立場でどういうふうに経理処...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。一万円の経理処理がなされてないということは、もらってなかった可能性もあるんですね。若しくは、山田洋行の宮崎さんがポケットに入れていたか。その辺り是非、前専務ということもありますから、山田さんがその一万円をもらっていたのか、もしかしたら守屋さんが払ってなか...全文を見る
○大久保勉君 どうもありがとうございます。  じゃ、続きまして、政治家への寄附やパーティー券の購入なんかもなされていたと報道がありますが、どの程度の金額、寄附されていて、どういった方と懇意に付き合っていたのか、こういったことがもし分かりましたら教えてもらいたいと思います。
○大久保勉君 じゃ、社長になった後の、記憶だけでも結構ですが、何百万とか何千万とか分かりませんが、どのくらい寄附されていたんですか。全く御存じないですか。
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、社長自らもパーティーには参加されていらっしゃったと思いますから、だれのパーティーに参加されたんですか。もし差し支えなかったら教えてください。
○大久保勉君 じゃ、もう一度お尋ねしますが、だれか、もしだれか御存じでしたら教えてください。
○大久保勉君 じゃ、分かりましたら、後日委員長の方に提出願えませんでしょうか。約束してもらえますね。
○大久保勉君 じゃ、続きまして、いろんな報道等によりましたら、高額な接待費ということで、ちょっと私、前、経理もやっていましたので、ちょっと疑問点がありまして、高額な接待費の場合、いわゆる経理処理ができないものもあるのかなと思うんですよね。といいますのは、税務署と話をして、いや、こ...全文を見る
○大久保勉君 管理本部長が知らないという取引、いわゆる決済していないような取引というのは、会社だったら変なんですよね。ですから、それはもう、こういった決算書には出てこないようなものですから、簿外取引ですよね。そこだけを確認したいんです。
○大久保勉君 税務署は使途不明金なんですが、ただ株主に対してはある程度は説明する必要がありますから、その辺りまた是非調べてもらいまして、もし可能であれば委員長の方に提出願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○大久保勉君 じゃ、続きまして、米国レンセラー工科大学に寄附講座を開こうとしたということを聞いておりまして、これは山田洋行なのか、若しくは山田洋行のオーナーなのか、詳しいことは私はまだ分かりませんから、もし御存じでしたら、この関連に関して知っていることを教えてもらいたいなと思いま...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  守屋前次官の娘さんが海外に留学されるときに山田洋行の方でいろんな推薦状を書いたということが報道されておりますが、この場合、山田洋行といいますのは、会社のうちのだれなんでしょうか。これは宮崎さんなのか、若しくはちゃんとした部署の人間なのか、もし御存...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、推薦状以外に娘さんの方で、特に最初に海外に行きましたらいろいろ不安ですから、いろいろ、送り迎えをするとか若しくはいわゆるセットアップといって住居の設定とか、いろんな便宜を山田洋行、会社として行ったという報道もありましたが、それはあるんでしょうか。それとも、これ...全文を見る
○大久保勉君 そろそろ時間が参りましたので、これで私の質問は終わります。  どうもありがとうございました。
11月19日第168回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉です。  まず最初に、テロ特措法に関連したインド洋給油燃料調達に関しまして質問したいと思います。  衆議院で指摘されましたアメリカの軍備関連機関DESCのホームページに、顧客リストの中に日本国政府が三件載っております。その中の一つ...全文を見る
○大久保勉君 裁判の結果とA社、B社、開示する、しないというのは別物じゃないかと思います。  例えば、委員の皆さんに配りました資料がありまして、資料の七、これは後ろのページから三枚目になっていますが、これ、たまたま防衛省の天下りリストを調査するときに石油関連会社への再就職状況と...全文を見る
○大久保勉君 私は、この取引、後で明らかになりますが、非常に高収益の商取引なんですね。まず為替で手数料を取り、そして原油の売買で利益を取っています。合計は平均で五・五%と言われておりまして、三百億で五・五%、十六億円の利益が出ています。こういったおいしい取引なのにどうして二社しか...全文を見る
○大久保勉君 こちら詳しい資料がありますので、資料の三ページを見てください。これは三週間掛けましてやっと出てきた数字です。  一般輸入契約で十八年度に代金確定した契約の契約相手方上位二十社に対する決済為替レートと幾ら利益が上がったかということでつくった数字です。二十社合計が三億...全文を見る
○大久保勉君 決済レートと一番右側の変動額。
○大久保勉君 この表で私も唖然としましたのは、個人でもほとんど無料というのに商社が非常にこういった為替で利益を上げているということです。  例えば島津製作所、こちらはTTMプラス十銭で決済しております。メーカーはきっちりやっているんですが、商社でしたら平均TTMプラス五十銭です...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、じゃ、A社、B社は燃料の売買で幾ら利益を上げたのか。この燃料というのは、F76軽油といいまして特殊な軽油です。これは、A社、B社は実際製造設備がありませんから、バーレーンとUAEの製油会社から買い取って、そして現地で、いわゆるバージ、はしけ会社を調達して...全文を見る
○大久保勉君 まあ大臣とは余り、感覚が違うかもしれませんが、私は高いと思います。燃料の売買、書面上で四・八%の利益、さらに為替、A社とB社の平均は大体TTMプラス八十何銭ですから約〇・八%。四・八%プラス〇・八%ですから、五・六%の利益があります。  さらに、こういったおいしい...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、A社、B社の最後の質問ですが、先ほど言いました石油関連会社二十六社のリストがありますが、この中にA社、B社が入っております。ここに対しまして、国会議員の親族若しくは、まあ親族の意味は親兄弟、おじさん若しくは奥さんの親族、親兄弟も含みます、こういった会社があるか...全文を見る
○大久保勉君 資料七を見てもらいましたら、二十六社があります。専門家が見たらよく分かると思いますが、為替TTMプラス一円ないしTTMプラス七十五銭を使わざるを得ないようなところというのは、エクソン、新日本石油、コスモ石油、出光石油、大手はないと思います。また、川鉄商事、日商岩井、...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  テロ特措法が失効して一番困るのはA社、B社ですね、五・五%の利益が入りませんから。その取り巻きの、もし関係者がいるとしたら困りますから、その観点からもきっちり調べてもらいたいなと思います。  じゃ、次に行きます。  本日は、わざわざ額賀大臣が...全文を見る
○大久保勉君 日程が確定しておりますから、是非その前後の公用車の運行記録、防衛長官の公用車及び守屋前次官の公用車の運行記録を後で提示してください。また、接待等を行った場合の記録もお願いします。  このことをきっちりやってもらうために、是非小川決算委員長にお願いしたいと思いますが...全文を見る
○大久保勉君 はい。  じゃ、提出できますでしょうか。
○大久保勉君 きっちり出してもらうために、是非決算委員会の委員長あてに出してもらうことを約束してください。よろしいでしょうか。
○大久保勉君 じゃ、続きまして、週末にたっぷり時間があったと思いますので、額賀大臣に質問します。  この件、大分整理がなされたんじゃないかと思います。二〇〇六年の六月、八月、十二月、もしかしたらその辺りの記憶を取り戻し、また事務所にスケジュールがあると思いますから、きっちり調べ...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、平成十七年十月十九日と平成十八年六月にジェームス・アワー氏と会ったということですが、どういうことを話をしたか覚えていらっしゃいますでしょうか。
○大久保勉君 分かりました。  取りあえずこれで結構ですが、しっかり調べてほしいとおっしゃいましたから、是非防衛省の方にお願いしたいのは、防衛省の方からジェームス・アワー氏に正式に連絡をしまして、二〇〇五年、二〇〇六年に日本に来たかどうかの確認、さらには防衛省の中で、二〇〇五年...全文を見る
○大久保勉君 検討じゃなくて確約をお願いします。
○大久保勉君 これは決算委員会としてお願いしたいと思いますので、小川委員長の方に是非お渡ししまして、決算委員会の方で検討してもらえますでしょうか。正式に決算委員会から防衛省の方にお願いするということでよろしいでしょうか。
○大久保勉君 何かございますか、額賀大臣若しくは石破大臣。もしございましたら。
○大久保勉君 分かりました。  じゃ、続きまして山田洋行との取引に関しまして質問したいと思います。  山田洋行は、二〇〇一年三月、英国BAEシステムズ社、チャフ・フレア・ディスペンサーの契約に絡みまして、メーカーの目論見書を改ざんして防衛省に水増し請求したことが明らかになって...全文を見る
○大久保勉君 三月二十日の書簡は、いわゆるだれかが強制してBAE社に書かせた可能性もあるということで、今白紙に戻してチェックされているということですね。  実際に私も調べましたところ、この鈴木さんといいますのは、防衛庁ニューヨークオフィスの鈴木さん、この人が発見したんですが、そ...全文を見る
○大久保勉君 専門官だけです。
○大久保勉君 いわゆる防衛商社の書類の偽装といいますのは山田洋行だけではないんですね。昨年、富士インダストリー社が水増し請求をしておりまして、実際に発表はされて取引停止が行われていますが、幾ら水増ししたのか、刑事告発したのか、こういった点に関しては一切発表がございません。この富士...全文を見る
○大久保勉君 是非、刑事告発してほしいんですが。  国民の税金を無駄に使っている、若しくはだまして使っているということになりますから大変重大な問題ですが、防衛省はこの問題に関して非常に取組方が甘いように感じてならないんですね。もしかしたら、防衛省の方からこういった業界に天下りを...全文を見る
○大久保勉君 是非、大臣の方にリーダーシップを期待しております。  実際に中日新聞の記事を資料として付けましたが、これは資料の四です。  山田洋行に関しましては、これはさきの外交防衛委員会でも紹介しましたが、山田洋行が組織的水増し。で、工作は社内でマークアップと呼ばれ、印刷業...全文を見る
○大久保勉君 是非よろしくお願いします。  バックマージンの中には販売手数料も入っていると思います。例えばエイベック社、これは山田洋行が海外で使っているいわゆる問屋です。非常に巧妙になっているやに聞いていまして、エイベックはアメリカ国内で物を仕入れまして、山田洋行を販売代理店と...全文を見る
○大久保勉君 これに関して質問したいんですが、もし山田洋行に関しまして贈収賄事件が成立した場合、山田洋行が例えばアメリカの会社の独占的代理店として機能した場合、米国の産業の方はFCPAの定義するエージェントとして米国の企業が処罰されるかどうか、この点に関して確認したいと思います。...全文を見る
○大久保勉君 是非調べてもらいたいと思います。ここではもう結構です。  ただ、山田洋行の宮崎氏が守屋氏に贈賄をしたと、その結果、GEのCXエンジンが防衛省に納入されたと。この場合、山田洋行はGEのエージェントとして機能したんじゃないかと、こういう疑義もございますし、また、山田洋...全文を見る
○大久保勉君 終わります。     ─────────────
12月06日第168回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○委員以外の議員(大久保勉君) 御答弁申し上げます。  山下先生の示唆に富む御指摘がございました。  まず、この法律案は、附則第二項に規定するように、国民生活に必要な郵政事業に係る役務が適切に提供されるようにするため、制度全般について見直しの議論を進めるための環境を整備するた...全文を見る
12月20日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会・日本の大久保勉です。  まず、防衛省の報償費につきまして北澤委員長にお願いいたします。  新聞等の報道では、報償費が裏金化していることが指摘されております。実際、昨日も防衛省に資料を請求しましたが、一切出てきておりません。  そこで、平成十六...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、防衛省に関連しました水増し請求に関して質問いたします。できましたら、答弁の方は簡潔、明瞭にお願いいたします。  配付しました資料の1の(1)から三ページ、これが山田洋行に関する中央調達の全リストであります。現在百十六件ありまして、請求書の方をすべて海外...全文を見る
○大久保勉君 この資料を見ましたら、もう三週間たっておりますが、百十六件中真正が確認できたものといいますのが非常に少ないと思います。そういうことで、特に、回答待ちというのはいいんですが、確認中とか幾つかございますが、これは見積書を送って、それが正しいか正しくないか、すぐに分かるは...全文を見る
○大久保勉君 具体的に言いますと、BAEシステムズ、一番上にありますが、これはもう十月の末から照会をしております。もう一月半以上たっておりますが、何ら回答がないです。ここに関しては、チャフ・フレア・ディスペンサーの件で水増しがあったんじゃないかという報道がありますから、こういった...全文を見る
○大久保勉君 あと、資料の四十五番、四十六番及び六十九番から九十七番、ラインメタル社に関連する質問なんですが、ラインメタル社といいますのは、名前が変更しておりまして、元はニコ・パイロテクニック、この会社とラインメタルは全く同じです。  これに関して質問しますが、平成十四年度以降...全文を見る
○大久保勉君 私としては非常に心外であります。実際にあなたの部下は私に具体的な数字を言いました。また、ここは国会です。ですから、きっちり言ってください。血税が使われているんです。要は十億円近くピンはねされているという実態を是非正確に伝えてください。
○大久保勉君 九億四千万円がピンはねされたということですね。
○大久保勉君 実態をきっちり把握してください。つまり、ラインメタルは例えば百円に対して四十五円でエイベックに渡したんです。そして、防衛省には百円で渡しています。残り五十五円が山田洋行とエイベックの取り分です。エイベックと山田洋行は、契約書がありまして、こちら、もう防衛省も御存じと...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、関連しまして、どうして防衛省はエイベックとか山田洋行を介在させずにラインメタルから物を買わなかったんですか。十七億円の契約金がわずか七億円で済むんですよ。つまり、十億円も国民の血税を節約することができるんです。消費税を上げる必要はないでしょう。お答えください。
○大久保勉君 整理しますと、このエイベックという会社は、実は宮崎元専務が三分の一出資し、山田洋行関係者、これは山田洋行のオーナーが三分の一、もう一人、山田洋行のオーナーの親類の方と言われておりますが、三分の一出していると。事実上、山田洋行の会社です。ですから、より水増しが巧妙にな...全文を見る
○大久保勉君 BAEの担当者とは会っていないのに、どうやって謝罪を受けたということになっていますか。BAE社から謝罪があったという、正式な公文書に書いているんですよ。この結果、山田洋行は処罰されませんでした。さらに、取引が続いております。ということは、石坂さんもぐるだったというこ...全文を見る
○大久保勉君 これは、BAEに行ってなく、会ってない。ところが、三月二十日のBAEの書簡、手元にありますが、このことによって謝罪したと、正式な調査報告書に書いていることです。でも、こちらの書簡に関しましてはBAE社は否定しております。これは何回も防衛省の担当者と確認しておりまして...全文を見る
○大久保勉君 委員の皆さんは良識があると思いますから。  どう見ても、石坂さんの調査等報告書、ロス発第二十八号、正式な文書なんです。そこにBAE社から謝罪がありました、またクオーテーションに関しても紛らわしいことを書いたことの謝罪があったと。これは、もしかしたら、この報告書を山...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、配付資料の資料4に関して質問します。これは、平成十四年五月二十二日の原価計算官松浦氏の調査報告書に関するものです。  資料の一ページ、輸入品チャフ・フレアの価格調査結果についてということで正式な報告書が出ております。  次のページを見てください。資料...全文を見る
○大久保勉君 IDSの副社長の名前を教えてください。また名刺があると思いますから。
○大久保勉君 ジェームズという副社長、どうしてオースティンのホテルで会わないといけないんでしょうか。副社長でしたら、ちゃんと現地に立派なオフィスがあるはずです。ですから、当然そこで会って、一人ではなくて複数の人間と会って会社の公式なコメントを出すはずです。特に防衛庁に対して謝罪を...全文を見る
○大久保勉君 この場合に、IDSの副社長と会ったのは、この松浦さん一対一なのか、それともだれかほかにいたんでしょうか。石破大臣は、松浦さんは山田洋行の社員と一緒に行っているという答弁をされております。私は非常に不思議でなりません。  つまり、山田洋行が水増しをしていた、若しくは...全文を見る
○大久保勉君 BAE社が山田洋行を通じて連絡を取ってほしいと、その書簡こそが偽造されていたんじゃないんですか。つまり、三月二十日の書簡は偽造されているということでしょう。  また、実際にBAE社の方から電話が掛かってきたんですか。質問します。
○大久保勉君 すべてBAE社の名をかたった山田洋行の社員がアレンジした出張であったという結論じゃないでしょうか。  また、ホテルで同室した防衛省二名と、恐らくは山田洋行の方一名ないし二名、さらには副社長そのものが山田洋行関係者である可能性も指摘されております。名前は言いませんが...全文を見る
○大久保勉君 配付資料の資料の2を見てください。  こちらに、エイベックスエアロスペース、社長、元米軍関係者というふうになっておりますが、もしかしたらこの方が副社長として会っているんじゃないかという観測もあります。私はあえて観測と申し上げます。私は当然ながら調べることができませ...全文を見る
○大久保勉君 大臣の方から、本当のジェームズかどうか確認が取れないと、おっしゃるとおりです。ですから、そもそもホテルで、偽ジェームズか本当のジェームズか分かりませんが、そういう人と会うこと自身がおかしいんです。この方は、二十九万円の出張旅費を払ってわざわざBAEに会いに行ったはず...全文を見る
○大久保勉君 副大臣、あなたもかと言われないように、行ったからには、副社長の当時のスケジュールなんかを確認するのが調査なんですよね。実際に書類がある。  実際に、海外の要人、防衛省というのはBAEにとっては極めて重要なクライアントのはずです。ですから、ちゃんとスケジュール表に載...全文を見る
○大久保勉君 これも昨日通告で言いましたが、もしそうでしたら、松浦さんの方から宿泊所のホテルの領収書、もしなくなっているんでしたら、クレジットカードでしたら支払明細書が残っていますから、そういったものを提示して、本当に自分で払いましたよということを証明させない限りはグレーがシロに...全文を見る
○大久保勉君 二十九万一千円、出張旅費をもらっていて、それは使ってくださいと。山田洋行のアレンジしたホテルに泊まって、山田洋行が宿泊費を払って、仮に払っていたとしてもおとがめなしというようなチェック体制を防衛省はしているということをおっしゃっているのと同じですよ。これでよろしいん...全文を見る
○大久保勉君 カード会社といいますのは相当長い間データを持っていますし、問い合わせたらすぐに分かると思います。また、アメリカはカード社会ですから、カード以外で、現金で宿泊費を決済すること自身がほとんどありませんから、カード会社に履歴が残っていなかったら、少なくとも防衛省の職員はお...全文を見る
○大久保勉君 もう一年以上たっておりますから、きっちり調べてもらわないと、あるリスクが発生します。あるリスクといいますのは、損害賠償を請求しようとしても、その企業が破綻して賠償能力がないというリスクです。  ですから、まずその観点で質問しますと、現在確定している富士インダストリ...全文を見る
○大久保勉君 倍返しというのは違約金を取らないということです。ですから、泥棒をしてちゃんとお金を返したら何もしませんと、こういったことが防衛省の慣行だったら国民は怒りますよね。これは契約書に盛り込んでいないというのは、契約書を所管した担当者がちゃんと仕事をしていないということでし...全文を見る
○大久保勉君 最後の質問なんですが、私は水増し請求に関してこの二か月間、防衛省の若手職員と相当緊密に連絡を取りながら行ってまいりました。私の感想としましては、若手職員は非常にまじめでかつ協力的でした。こういった実態もあるということは是非皆さんにお伝えしたいと思います。  そこで...全文を見る
○大久保勉君 終わります。