大久保勉

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大久保勉の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第171回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  これまで、定額給付金に関しまして大きな論争がございました。そこで、質問に先立ちまして、定額給付金についての公聴会開催を我が会派としても要求したいと思います。是非とも委員長の方でお取り計らい、お願いしたいと思います。
○大久保勉君 昨日、アメリカにおきましては、オバマ大統領の就任式がございました。そういったこともございまして、オバマ大統領に対する期待は非常に高いと思います。  そこで、株式市場の方、ニューヨーク市場の方はどうだったかということで、御祝儀相場もあったんじゃないかと思いますが、通...全文を見る
○大久保勉君 非常に株式市場が厳しいという状況です。  実は、金融株に関しましては、バンク・オブ・アメリカが二九%のダウンです。さらには、シティコープが二〇%、またJPモルガンが二〇%なんです。  一昨日、イギリスのバンク・オブ・スコットランドの株が暴落しています。といいます...全文を見る
○大久保勉君 根拠がないというようなこともおっしゃいましたが、仮の数字ということは、十二兆円の枠をつくって使わなくてもいいということですか。
○大久保勉君 午前中の小林委員の議論でもありましたが、いわゆる保険、雇用保険だったら使わないにこしたことがないと。この金融機能強化法も、十二兆円は設定しますが使わない方がいいんじゃないかと、そういった議論に対してどう考えられますか。
○大久保勉君 もしそうでありましたら、もうちょっと根拠をきっちりすべきだと思います。例えば、ストレステストといいまして、日経平均が例えば五千円になった場合と、為替の方が例えば急激な円安で百五十円になっても資本は十分ですよ、だから十二兆円と、そういうふうにするのが筋じゃないでしょう...全文を見る
○大久保勉君 実は、一月七日の毎日新聞一面に載った記事があります。金融庁は六日、地方銀行、第二地方銀行、百八行の半数近くに当たる四十行以上に対し、今年度末に公的資金を使い一斉に資本注入する方向で検討に入った。金融庁は検討に入った。下の方に行きますと、金融庁は昨年度末以降、自己資本...全文を見る
○大久保勉君 記事が間違いでしたら、是非、金融庁は強制注入はしませんとここで宣誓してください。強制注入をしないということを言ってください。
○大久保勉君 非常にシンプルです。ただ、行政指導、いわゆる金融検査で脅すとかいろんなことができますが、そういったことも含めてしないということを約束してください。
○大久保勉君 実は、ある地銀協、第二地銀協の関係者と話をしたらもらいたくない、もらったらその後が大変だと、こういった発言もございました。ですから、大臣の意向が現場に伝わっていないと思います。是非このことをきっちり宣言しておく必要があると思います。  続きまして、配付資料を御覧く...全文を見る
○大久保勉君 資料一には「関東地方整備局やればできる」ということがありましたが、国土交通省もやればできるということですね。  ただ、一つだけ指摘したいのは、タクシーチケットが必要なのは国会があって残業があると。国会議員の質問があるから残業が増えると。でも、実際は七月、八月と九月...全文を見る
○大久保勉君 今日の問題は、民間委託している三千八百十八人。ちょっとこの数字は少なそうですけど、公用車が二万六千台ありましたら基本的には運転手が二万六千人いて、そのうち公務員が二千二百七十四人ですから、一万八千人相当の人件費を業務委託費として払っているんじゃないかと、こういうふう...全文を見る
○大久保勉君 一般競争入札にしましたら落札率が九七%から八三%になった。この点に関して、国土交通大臣、感想を聞きたいと思います。
○大久保勉君 続きまして、資料の五を御覧ください。これは産経の六月二十日の記事で、元社員が談合があったということで、日本道路興運の元社員がこういうことを証言しております。そういうことで、国交省の談合に関して公正取引委員会も調査を開始したということですが、現在の状況に関して質問した...全文を見る
○大久保勉君 是非、政治的中立をお願いします。といいますのは、後で申し上げますが、対象の日本道路興運等に関しまして麻生政権の閣僚と非常に強いつながりがあるところもあると私は考えています。具体的にはパーティー券の購入であったり、若しくは株式の保有、こういったことがあるんじゃないかと...全文を見る
○大久保勉君 同じ質問を、国交省、お願いします。
○大久保勉君 続きまして、今日は公用車の偽装請負というのがありますが、まず厚生労働省の参考人に、これはどういうものですか。もし使うんでしたら資料六を使いながら御説明をお願いします。
○大久保勉君 まだ分かりづらいですから、具体例としまして、こちら、大手業者の運転手は仕事内容から勤務時間まで職員から、国交省の職員からすべての指示を受けている、こういった状態だったらどうでしょうか。
○大久保勉君 まだ具体的に分かりませんから、河村官房長官にちょっと、質問通告しておりませんが。  もし河村官房長官が役所の公用車に乗った場合に、運転手に対して急遽ホテルに行ってくれとか、ホテルの前に買物に行くと、そういうことはございますか。
○大久保勉君 いや、すばらしい回答です。つまり、私の運転手は公務員の運転手だからと、これがみそです。これが請負、例えば日本道路興運の運転手でしたら偽装になります、偽装請負になります。  ですから、私も調べました。参議院の運転手はすべて公務員ということで私はほっとしています。じゃ...全文を見る
○大久保勉君 それはおかしいでしょう。  でしたら、前にいる運転手さんに右側に行ってくれとは言えないんですよ。そうしたら、携帯で道路興運の会社に言って、道路興運の会社からまた携帯で運転手に指示しないといけませんから。そんなことできるはずがないじゃないですか。高速を運転中に携帯を...全文を見る
○大久保勉君 質問主意書で確認しましたが、国交省には運転手が管理責任者を兼ねているケースも多いということです。ですから、実際、自分の運転手に指示するのに、別の車を運転している運転手に指示して、その人が自分の車の運転手に指示をしないといけないと、こういうことになりますから、事実上不...全文を見る
○大久保勉君 資料四を御覧ください。  実際にこういったものに関しましては、広島の広島国道事務所に対しまして、広島労働局に是正勧告申告がなされております。その顧問弁護士のコメントを申し上げますと、運転手は入札結果によっていつ解雇されるか分からない不安定な状況だ、偽装請負は国交省...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、例えば塩谷大臣はいかがでしょうか。
○大久保勉君 非常にあっさりとしていますですね。例えば、どうも平成十二年から平成十五年までに秘書給与の肩代わりがあったということが報道されておりますが、いかがでしょう。
○大久保勉君 それは幾らでしょうか。
○大久保勉君 それは幾らでしょうか。金額を確認します。
○大久保勉君 どうも、資産報告書によりますと、日本道路興運の株、四千株をお持ちということですが、本当でしょうか。
○大久保勉君 これは非上場株ですから、市場で購入することはありませんから、これは縁故ということで購入したのか、それとももらったんでしょうか。
○大久保勉君 仮名とかいうのもありますから、いつその父親はこれを譲り受けたか若しくは購入したんでしょうか。また、幾らでしょうか。
○大久保勉君 大臣は、平成十八年九月二十八日から平成十九年九月十日まで衆議院の国土交通委員長だったと承知しております。また、こちらは一株当たり百円の配当ですから、毎年四十万安定的に入っています。これは配当利回りで計算しますと、例えば、東京電力は二・三六%、ソニーが一・二九%、仮に...全文を見る
○大久保勉君 こちらの会社は、いわゆる談合をしているという指摘もございますし、偽装派遣をしているという、偽装があります。株主としてこのことに関してどう思われますか。
○大久保勉君 こういった問題があるということを指摘したいと思います。つまり、公用車談合の問題といいますのは、安定的に利益を会社に落とし、派遣労働者たる運転手は低賃金です。で、利益をプールして、その一部がパーティー券とし、一部の政治家に寄附し、公用車を派遣するケースもございますね。...全文を見る
02月12日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  まずは、銀行株式制限法に関して質問したいと思います。  まず、政府保証枠が二十兆円ということでありますが、この根拠を金融庁の方に聞きたいと思います。若しくは参考人。
○大久保勉君 分かりました。  二十兆円つくったということなんですが、実際使われるかというのが非常に疑問なんです。銀行の経営者等と話をしましたら、今株価が八千円を切っておりますから、今売ってしまったら損失が出て自己資本が減るから売りたくても売れないといった反応が多いですね。 ...全文を見る
○大久保勉君 株価を下げないということも私は重要だと思うんです。  この制度の最大の欠陥は、持ち合い株しか買えないということです。できればもう一歩踏み込みまして、いわゆる株価対策、PKO、プライス・キーピング・オペレーションということで、市場から機構が株式を直接買い取る、ここま...全文を見る
○大久保勉君 市場の信頼性とか、人為的に相場を操縦するのはよろしくない、私も同意見でありますが、これを主張しておりましたアメリカ若しくはイギリスが今何をやっているかといいましたら、できることは何でもやらないといけないほど危機的状況だということですよね。ですから、頭を柔軟にすべきと...全文を見る
○大久保勉君 半分前向きで、半分はちょっとちゅうちょされた意見ですが、もし危機の場合は、是非、与野党合意しまして法案修正を提案したいと思いますが、このことに関して御意見がございましたら、是非前向きな。
○大久保勉君 分かりました。悪いセーフティーネットだったら意味がないですから、是非いいものを一緒につくりたいなと思います。  これで銀行株式制限法に関しての質問は終わりますので、発議者の皆さん、退席されても結構です。ありがとうございました。
○大久保勉君 じゃ、続きまして、定額給付金の支払に関しまして質問したいと思います。  予算委員会の議事録を見ましたら、銀行送金手数料が百五十億円以上であるということで答弁されています。その場合、送金口座数及び一件当たりの送金手数料は幾らでしょうか。
○大久保勉君 こういう質問だったら質問時間が無駄だったなと思います。  まず第一の質問としまして、じゃ、日本の世帯数はどのくらいありますか。これは答えることができないことはないですね。望月審議官、お願いします。
○大久保勉君 ですから、五千二百万件掛けるの送金手数料なんですね。単純化のために五千万件としましたら、三百円で計算しているはずです。ですから、相場形成に影響しちゃいけないというんじゃなくて、むしろこのコストをいかに下げるかが本来やるべき話ですよね。民間はそうしますよ。ですから、全...全文を見る
○大久保勉君 端的にお願いします。
○大久保勉君 議事録を全部読んでいますから、もう同じ議論は繰り返さないようにしましょう。  例えば、一月二十一日、予算委員会で岡崎政府参考人は、これは福島みずほ委員の質問に対して、百八十五億円の給付事務経費のうち百五十億円以上が振り込み手数料になるということでございますというこ...全文を見る
○大久保勉君 もう一つ突っ込んで、じゃ銀行と郵便局どちらを推奨しますか。
○大久保勉君 少なくとも民主党政権でしたら、郵便局を使います、国民の税金を無駄には使いませんと、こういう答弁をしますよ。これがやはり今の政府の限界だと私は勝手に思っています。  続きまして、地方自治体が出ましたのでこれに関連して申し上げますと、リーマン・ショックで世界中が大混乱...全文を見る
○大久保勉君 非常に大きい金額なんですね。こういったものは、物によっては数%の損失が出る可能性がありますから、精査する必要があります。  全データをいただきました。その中で、まず仕組み預金に関してちょっと見ていこうと思います。  例えば、明日香村という団体がありまして、合計で...全文を見る
○大久保勉君 円の預金で満期が三十年で、金利を見たら六・五%とかなっているんですよ。さらには、金利はいわゆる為替の値によって変動するという形になっています。これを、よく言われていますのはパワーリバース預金というもので、為替が円高になったら金利がゼロになります。ですから、こういう預...全文を見る
○大久保勉君 実際、二%で割り戻しましたら、一〇〇の現在価値は五五%です。ですから、四五%損失が出るということです。もしこの村で五億円の取引がありましたら、二億二千五百万はもしかしたら違約金として払わないといけないという代物です。ですから、三十年間も地方自治体で預金をコミットでき...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、質問しますが、金利はゼロ%で三十年後、三十年間は預金が返ってこない、こういった預金を大量にやっていた場合はどう思われますか。
○大久保勉君 総務省から出た資料に関しては、時価情報はほとんど入っていません。つまり、だれも計算していないということです。どうして総務省は時価情報を算出させないんですか。そのことで、少なくともおたくの市町村はこれだけのリスクがありますと、総務省はそれなりに指導する、場合によっては...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。さすが政治家の発言ということで、非常に重みがある発言だと思います。  続きまして、今度は債券に関して、仕組み債に関して調べましたら、例えば松山市の発行の仕組み債は合計六十億です。金利が最大九・四%まで跳ね上がります。もし突然の金利負担が生じた...全文を見る
○大久保勉君 いや、松山市の住民にとりましては、為替レートが六十円とかそういうことを一々チェックはできないんですよね。また、松山市の収入としましてもドルの債券に連動することもありませんから、そもそもドルとは全く関係ないところがドルのリスクを取ることがおかしいんじゃないかと思います...全文を見る
○大久保勉君 幾ら掛かるか、最悪のケースは。
○大久保勉君 先ほどの三十億円とか百五億円とか、これはその金額だけ増えるということで理解してよろしいですね。金利の負担の上昇分ですね。
○大久保勉君 それじゃ駄目です。質問通告では幾ら増えますかということで、今年よりも幾ら増えますかということで質問通告していますから。幾ら増えますか。
○大久保勉君 ということは、さっきの新潟に関しては三十億円は増えるということですね。大阪に関しては百五億円増えるということですね。ですから、相当大きい金額なんですね。こういったリスクがあるものを総務省自身が全く、答弁で分かりますが、ほとんど分かっていない、若しくは管理し切れていな...全文を見る
○大久保勉君 要するに適切ではないという状況ですから、この辺りはきっちり金融機関側の方も検査してください。  総務省の方は、地方自治体に対して、本当に自分たちがリスク管理する能力がなかったら手を出さない方がいいですよということを徹底してほしいと思います。少なくとも、解約した場合...全文を見る
○大久保勉君 大臣、このリストを見てくださいよ。時価管理せずとかできないとか、若しくは銀行に聞いたが分からないと、こういった自治体ばっかりでしょう。こういう人たちはプロとは言えないと思いますよ。ですから、どのくらいの手数料が取られているかも分かりませんし、もしかしたら、何か起こっ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、日本銀行に質問しますが、日本銀行は企業のCPを購入するということを発表して、実際に購入されているんじゃないかと思います。でしたら、日銀がCPを購入するしない、その基準というのはどういう基準なんでしょうか。
○大久保勉君 CP買入れの対象先は公表されるんですね。質問します。
○大久保勉君 どうして私がこういった質問をしたかといいましたら、いろんな企業が日銀もうでをしているというようなことが言われています。例えば、まあ後で言いますが、オリックスとかは、何とかうちの発行したCPを買ってくださいと。どうしてか。それは、そのことによって資金繰りがうまくいくん...全文を見る
○大久保勉君 でも、あり得ないと言っているのは日銀さんだけですよ。といいますのは、CPの適格先も開示しませんし、どこを買い入れているかも分かりませんから、秘密ですよね。その基準も非常に抽象的ですから、非常におかしいと思います。  実際にそういった要件が多いとしましたら、企業は本...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、どういう制度をつくる予定ですか。
○大久保勉君 分かりました。約束してもらえましたので、喫緊につくってもらうことを確認したいと思います。  これは日銀だけではなくて、財務省等も関係あることなんです。  例えば、最近の新聞記事には、オリックス信託銀行の社長が元大蔵省出身の、これは潮明夫氏ですか、が就任されたとい...全文を見る
○大久保勉君 この説明でしたら、わたり自由ということですね、若しくは天下り自由ということになりますから、これは非常に重大なことだと思います。  つまり、形式上は政策投資銀行の判断でやっていますから関係ないと。でも、実際、損失が出た場合のリスク若しくは損失は国が負担しています。特...全文を見る
○大久保勉君 これは麻生総理大臣の発言よりも悪いですね。もう非常に、容認したというふうに受け止めることができると思うんです。私はおかしいと思うんですね。政府が少なくとも、リスクを取っている、その影響力を行使していますから、そういった企業に天下る場合は、いわゆる公社公団とか若しくは...全文を見る
○大久保勉君 ないと思うのは大臣だけです。僕らはおかしいと思っていますから、むしろそういった余地がないような制度をつくってくださいと言っているんです。これは是非検討をお願いしたいと思います。  質問時間が終了しましたので、これで終わります。
02月18日第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○大久保勉君 短い質問なんですが、小峰参考人の方から人口オーナスの問題を聞きまして、非常に整理された形でよく分かりました。特に、少子高齢化におきましてはどうしても人口オーナスの問題がありますから、日本社会としては非常に重大な問題であると思います。  そこで、反対に人口ボーナスと...全文を見る
02月25日第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○大久保勉君 大久保です。  今回の調査会の仮説に関しては、本当に重要でありますが、大変難しい問題で、委員長が取りまとめされるのは非常に大変だなという印象を持っています。といいますのは、国民の幸福度は個人の内面の問題、価値観の問題でありますから、政治はどこまで関与できるのか、若...全文を見る
03月03日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大久保勉君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表して、政府提出の財政運営特例法案に反対、我々野党三党提出の財政運営特例及び対策実施制限法案に賛成、与党提出の銀行等株式保有制限法改正案に賛成する立場から討論を行います。  米国のサブプライムローン問題に端を発した国際的な金...全文を見る
03月12日第171回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  まずは、与謝野大臣に質問したいと思います。  大臣は、明日、国会を休まれまして、ロンドンG20、財務大臣・中央銀行総裁会議に出席されると聞いております。是非日本のプレゼンスを上げてもらいたいと思いますが、大臣の目標といいますか、何かこう...全文を見る
○大久保勉君 是非頑張ってもらいたいと思います。  ところで、今回も前回同様プライベートジェットのいわゆる貸切り、チャーター便で行かれるんですか。前回は四千万以上掛かったということですが、お尋ねします。
○大久保勉君 さすが与謝野大臣だと思います。  続きまして、私どもの同僚の喜納昌吉参議院議員の質問主意書で、外交、経済通と言われます麻生総理大臣は、就任直後から一月までの五回の外遊で合計で六億五千八百万円の費用が掛かったということで言われておりますが、この六億五千八百万円は高い...全文を見る
○大久保勉君 そうですね、私も、値段の多寡ではなくて、何をやるのか、世界に対して何を発信するかなんですよ。ですから、是非いい仕事をされてほしいと思います。  ところで、ここに三月十一日、昨日の英国経済紙、ファイナンシャル・タイムズの記事がありまして、金融経済危機に取り組む世界の...全文を見る
○大久保勉君 目立たなくてもいい仕事、それは私もそう思います。  それで、資料一というのをお配りしておりますが、これは日本経済新聞の夕刊です、二月二十八日。「日本は大ばか野郎」、「経済政策でFRB元理事」、私はびっくりしました。目立たないどころか、大ばかやろうで目立っているんで...全文を見る
○大久保勉君 一言申し上げますが、海外のニュースでオバマ大統領と英語で会談したということですが、訳の中に意味不明と。つまり、麻生総理が英語を話をしたことが意味不明と、こういうコメントもあったことだけお伝えしまして、いろんな意見があるということなんです。  ですから、麻生総理は経...全文を見る
○大久保勉君 同じ大ばかやろうと言われていますが、麻生総理と白川総裁、非常に違いが見えますね。白川総裁は非常にいわゆる紳士的といいますか、誠実で、この辺りが本当の意味でプロだと思います。  続きまして、今週、日経平均はバブル崩壊後の最安値を更新しました。こういうときこそゼロ金利...全文を見る
○大久保勉君 大分状況は分かりました。  一点だけ確認したいのは、量的緩和、特に国債の買い切りオペ、金額を増やす、こういったことももっと積極的に考えてもらいたいと思いますが、是非白川総裁の意見をお聞きしたいと思います。  特に、マスコミ等では政府紙幣の話があります。つまり、日...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。  日銀総裁はこれで結構でございまして、委員長の御承認をいただきまして退室されてください。  続きまして、与謝野大臣に質問したいと思います。  リーマン・ショック後、世界的な株安は悪いことだけじゃないと思います。一つは、株が下がることに...全文を見る
○大久保勉君 さすが与謝野大臣と思います。私も考えは全く同じです。やはり、内需を拡大するためには、いわゆる従業員に手厚く配分し、そしてどんどん消費してもらう、そして内需拡大をしていく、こういったことが必要だと思います。これまで日本は輸出中心の経済でありましたが、そろそろ国内経済を...全文を見る
○大久保勉君 一つの論点としましては、いわゆる世界同時不況はどうして起こったのか。これはリーマン・ショックであったり世界的な金融危機、いわゆる市場の失敗なんですね。市場の失敗に対して何をするか、それは国が介入することによりまして市場を補完するということです。  ですから、小泉改...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、続きまして、麻生総理大臣に関連して質問したいんですが、大きく考えますと小泉改革を見直そうということだと思うんです。つまり、入口としましては郵貯民営化に対してどうだったということで、この委員会でも議論があります。出口改革、これは政府系金融機関の改革です。こちらも...全文を見る
○大久保勉君 非常に長い説明ですが、端的に言いまして、市場経済に寄り過ぎた小泉改革に対して、麻生政権は若干見直しをするということでよろしいんですか。
○大久保勉君 じゃ、相当ということでよろしいですか。
○大久保勉君 分かりました。進化ということで、じゃ是非一緒に考えていきたいと思います。  じゃ、続きまして、今度は国土交通省に対して質問したいと思います。  これは偽装請負の問題でありまして、先月、広島労働局が広島国道事務所へ是正指導を行いました。まず、その内容に関しまして国...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、舛添大臣に質問したいと思いますが、こういった派遣業法違反の場合は派遣先企業はどのような措置をすべきか、また派遣先企業で民間企業と国の場合は差異があるか、この点に関して質問したいと思います。
○大久保勉君 舛添大臣にもうちょっと確認したいんですが、民間企業に対しましてこれまでおっしゃっていますが、いわゆる派遣先は直接雇用しなさいということをおっしゃっていますよね。そのことを確認したいと思います。
○大久保勉君 大分ニュアンスが変わってきましたね。  臨時国会では、是非是非、いわゆる派遣切りをしている若しくは偽装請負等をやっているところに関しては、是非とも正規雇用をしてくれ、するようにというようなこと、もう何度も何度もおっしゃっていたと思いますが、少なくとも雇用を守ってい...全文を見る
○大久保勉君 ということは、三年以上たっていますから直接雇用しなさいというふうに私には思えますし、先ほど金子大臣が舛添大臣の方にいろいろ指示されていましたが、是非金子大臣に確認したいんですが、このケースはすべて三年以上偽装請負業務に従事しております。  今回労働局に申告した七名...全文を見る
○大久保勉君 もう少し分かりやすく説明しますと、公用車の業務に関しましては、そもそもこの業務自身がいわゆる労働者派遣法違反と思います。  実際に、河村官房長官に公用車を使う場合どういうふうにしているんですかということで、前回の委員会で質問しました。そのとき、もし急にホテルに行く...全文を見る
○大久保勉君 関連しまして、舛添大臣、もう一度。  じゃ、もし舛添大臣の公用車の運転手が民間の運転手だったら、使い勝手はいいですか。実際、仕事として公用車に乗ることはできますか。
○大久保勉君 いや、それから、電話で舛添大臣が指示して、派遣元から今度は運転手に対して携帯でどこそこに行ってくださいと言うわけでしょう。ですから、危ないですよね、運転中に。高速を運転していたらどうですか。もう一度。
○大久保勉君 大体もうお分かりと思いますから、是非、正規雇用でお願いしたいと思います。  そこで、金子大臣の方に確認したいんですが、金子大臣がどうしても正規雇用にできないという理由があります。資料の三を御覧ください。  こちらは昭和五十八年の閣議決定です。臨時行政調査会の最終...全文を見る
○大久保勉君 河村官房長官、いいことをおっしゃいました。つまり、国民はどう考えているのか。行政機関の合理化を要求していると、私もそう思います。  ですから、少なくとも民主党の考え方は、つまり税金の無駄遣いを少なくすればいいんじゃないの。じゃ、人件費で払うのも業務委託管理費で払う...全文を見る
○大久保勉君 この問題は、道路特定財源というのがありまして、じゃぶじゃぶお金があったんです。ですから、じゃぶじゃぶお金を使おうということでこういった公用車運行制度ができているんです。是非見直してほしいんです。昨年の運行費は八十三億円です。何と八十三億です。ですから、是非この辺りは...全文を見る
○大久保勉君 一見競争入札が進んでいるように見えますが、私も調べました。実はほとんど進んでいませんで、一例を申し上げます。いわゆる国交省の企画競争入札は価格競争を巧妙に排除しておりまして、実際随意契約が残っています。  例えば、今日取り上げますのは道路保全技術センターです。ここ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、この空洞調査に関しましては実は市町村も同じように行っております。(資料提示)  例えば、こっちの表で、名古屋市といいますのは一般競争入札を行っております。この辺りです。こっちです。ところが、国土交通省に関しましては簡易公募プロポーザルという形で行ってお...全文を見る
○大久保勉君 発注方式を見直したというのは、実は私の方で二か月にわたっていろいろ議論しておりました。で、急遽見直しますということで、いわゆる降参したということです。  今回の問題点を申し上げますと、道路保全技術センター自身は、こちらは国交省に関しましては、国交省の天下りの宝庫で...全文を見る
○大久保勉君 では質問しますが、ここに見積り合わせ回数ということで、ほとんどが一回です。一回で九九%近くになっていますが、あるものは二回とか三回というふうになっています。これはどうして三回になったんですか。
○大久保勉君 レクで聞きましたら、最初に一回出して、予定価格よりも高かったから二回目で出し直して、予定価格よりも低かったらそこで決まると、二回目でも高かったら三回目と。事実上は一〇〇%に限りなく近いような価になるんじゃないかと私は受け取りました。若干ニュアンスが違います。  も...全文を見る
03月24日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  まず、与謝野大臣に金融庁の予算に関して質問したいと思います。  リーマンショックから半年が経過しました。その間、国際的な枠組み若しくは物の考え方も大きく変化したと思います。そこで、金融行政の基本方針は引き続き堅持しているか。例えば金融立...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。一つだけ、コメントとしましては、金融資本市場の競争力は重要である、私も同感であります。  特に、これからは金融市場の枠組みをどうやってつくっていくか、国際的な会議がございますが、その中で日本がどういう形でリーダーシップを発揮するか、日本の主張をどうや...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、今後G20若しくはバーゼル委員会等で国際的な枠組み、特にBIS規制、さらには時価会計がこれまでどおりでいいのか、そういった議論がなされると思います。実は私ども民主党の方でも、峰崎委員を会長としまして企業会計小委員会というのを設置しまして、時価会計の在り方...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  この問題は非常に重要でありまして、明日参考人質疑がありまして、うちの会派からは峰崎委員の方が参考人に対しても質問しまして、より一層の議論をしていきたいと思います。  続きまして、金融機能強化法に関して質問したいと思います。  政府参考...全文を見る
○大久保勉君 たしか金融機能強化法が昨年、可決、成立したときは二兆円の枠だったと思います。今年に入りまして、二兆円では足りないから十兆円増やすということで十二兆円になったと記憶しております。まだ一千二百十億円しか応募がないということは、当初の目的から考えて、達成していないのか、い...全文を見る
○大久保勉君 大臣が期待されても使い勝手が悪かったらだれも利用しないと思いますが、その点に関して、どうです、どうしたら使い勝手が良くなりますか。
○大久保勉君 まだ抽象的に見えるんですけれどもね。結局は、使い勝手が悪かったら一年たっても二年たっても申請はないと思うんですよね。  ですから、二つの方法しかないと思います。一つは、本当に貸し渋りが蔓延するんだったら強制注入をすると、法律を変えて強制注入をすると。こういう方向か...全文を見る
○大久保勉君 具体的にインセンティブの出し方も検討してもらいたいんですが、もう一つは、やはりいったん公的資金を取ったら金融庁の検査で非常に嫌がらせがあるからと、そういったおそれがあるとしましたら、そういうことはないですよということを是非大臣の方が金融機関に対して宣誓してもらいたい...全文を見る
○大久保勉君 金融制度というのは信頼というものが重要ですから、是非お互いの信頼感を構築してください。与謝野大臣はできると私は信じています。  では続きまして、財務省に関する質問をしたいと思います。  まず、外為特会に関して質問したいと思いますが、こちら、外為特会というのは現在...全文を見る
○大久保勉君 外貨準備の適正な金額が重要であるというコメントがございましたが、ちなみに、これは質問通告していませんから、もし御存じだったら教えてください。例えば、ユーロ、米国、イギリス、こういった国の外貨準備はどのくらいか。分からなかったら結構です。
○大久保勉君 GDPに対して。
○大久保勉君 米国はいかがですか、GDP比。あとイギリス。ほとんど二%以下になっているというのを確認したいと思います。
○大久保勉君 ここで分かったことは、イギリスが一・八%、米国が〇・五%、ユーロが一・九%、いずれも二%以下なんです。ですから、けたが一けた違うんですね。  ですから、日本は二〇%の外為特会を持っている、これは事実であります。これを増やす必要があるか、減らす必要があるか。これは一...全文を見る
○大久保勉君 九千二百万ドルということは、約九十億ぐらいですか。ですから、運用の仕方だけで九十億円のプラスなんです。それも国にとっては信用リスクは減りますね。  といいますのは、外銀に対してオーバーナイトで貸すということは、外銀の信用リスクを取っている。一方で、JBICに対して...全文を見る
○大久保勉君 現時点ではJBIC以外は貸出しする必要がないということですが、是非前向きに、例えば政投銀とか若しくはメガバンク等にも貸出しをするということを考えてほしいと思います。  現在、約八兆円外銀に対して預金をしています。この一部を政投銀とかメガバンクにいわゆる長期のドル資...全文を見る
○大久保勉君 少しがっかりしましたね。まだ平常時の考え方かなと思います。是非、百年に一度の金融危機でしたら、非常に柔軟な発想で決断してください。大臣しかこの決断はできないと思いますから、今後是非検討してもらいたいと思います。  続きまして、いわゆる外為特会、百兆円ありますが、こ...全文を見る
○大久保勉君 事実上フロントで運用しているのは十九名ということですよね。ということは、一人五兆円も運用しているんですよ。実は、もっと人を配置しまして、さっき言いましたように、JBICにお金を貸し出すだけで百億円近く利益が上がるんです。利益が上がるというか、運用利回りが上がっていき...全文を見る
○大久保勉君 そうなんですか。じゃ、大臣はディーリングルームに行かれたことありますか。
○大久保勉君 行ったこともないのに、十分というのはどうやって分かるんですか。  実は、民主党でディーリングルームに視察に行きました。夏場でも冷房が効かない状況で、本当に狭い一角に押し込められています。それで百兆円も運用していたら、本当にかわいそうですよ。是非ここは、百兆円を運用...全文を見る
○大久保勉君 そうですね。是非改善をしてください、長期的な意味で結構ですが。実際にひどいものです。  また、大臣は為替の動向は気にされていますが、じゃ、ドル金利の動向とか、ドル金利の動向は注視されていますか。ドルの金利、LIBORの金利は幾らとか。
○大久保勉君 模範的な回答かもしれませんが、為替というのは金利とかいろんなものによってでき上がりますが、是非専門家をもっと養成しまして、百兆円を運用しているということに値するだけの設備投資若しくは人材投資を是非お願いしたいと思います。  特に、財務省は十九名しかいませんが、ここ...全文を見る
○大久保勉君 質的な問題と量的な問題、両方とも足りないと思うんですね。わずか一名の採用だったらもう全然駄目で、少なくとも人を倍増するとか、そういった抜本的な改革が必要じゃないでしょうか。実際に人が少ないから新しいことはしたくないということでしたら、大きい方向性を誤ると思うんです。...全文を見る
○大久保勉君 では続きまして、国際的ないわゆる租税逃れの動き若しくはタックスヘイブン国に対する規制、こういったことに関して質問したいと思います。  例えば米国の例で申し上げますと、米国のIRSといいまして日本の国税に当たる機関がスイスのUBSに対しまして訴訟を起こしまして、いわ...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、アメリカのIRSがスイスの銀行に対して米国人の口座を明らかにしろということを言っていますが、日本の国税は、例えば海外の金融機関に対して脱税をしているらしい口座に関して開示を求めることはできますか。
○大久保勉君 情報交換をされていることは一歩前進ですが、具体的にどの程度税金の取り漏れがあるかとか、そういった実態が調査されているかなんです。  実は昨年、質問主意書で日本のタックスギャップはどのくらいかと、いわゆる税金の取り漏れはどのくらいかということで質問しましたが、調査し...全文を見る
○大久保勉君 具体的にどれだけ大変かということを質問したいと思いますが、例えば、海外送金はチェックできるということですが、じゃ、もし宝石とか若しくは貨幣とかそういったものを海外に持って出ていって、海外で口座を開いた場合、開くことは可能でしょうか。その場合に、恐らくは、税関でそうい...全文を見る
○大久保勉君 与謝野大臣に質問したいんですが、与謝野大臣は、景気が回復したら二〇一一年に消費税アップも考えていらっしゃると承知しておりますが、まず増税の前に税の公平性や脱税をさせないと、こういった決意が必要だと思いますから、今からでも遅くありませんから、きっちりこの辺りに対して、...全文を見る
○大久保勉君 公務員制度改革とかもございまして、公務員の人数を増やすのは非常に難しいのは承知しております。ただ、考え方を整理した方がいいと思うんです。つまり、歳入対歳出。つまり、歳出に係る職員、これは当然ながら削減すべきだと思います。ただ、一人の職員を増やして歳入が増えるんでした...全文を見る
○大久保勉君 納税者番号は当然でありますが、それなりに歳入を増やすようなところには人を重点的に配置すべきだと思います。  ここは国税だけの問題ではありませんで、先ほど申し上げました外為特会でも、運用をうまくすることによって国家財政に寄与するんでしたらそこには重点投資すべきですね...全文を見る
○大久保勉君 資料の二を見てください。当時使った資料で、日銀の方から提出いただきました。  ですから、平成十五年から十六年に関して日銀券の受入れが三十三億枚から三十四億枚に増えていますし、支払の方は三十一億枚から三十二億枚に増えているから増加傾向だなということで、そのときは承知...全文を見る
○大久保勉君 長期で考えましたら私どもは追及できませんから、長期ということで逃げないでください。  今、五十二億枚の想定が三十億枚ということは、六割しかないんですよ。一つだけいい方法を教えましょうか。政府紙幣が発行されましたら流通量は増えますよ。そういうことをしない限りは無理で...全文を見る
○大久保勉君 うまいことを考えますよね。  密接な関係、常識的に考えましたら、この富山銀行というのは日銀券を扱っているんでしょう。日銀券を納入したりいろいろやり取りしていますから非常に密接な関係先と考えますけれども、違うんでしょうか。私は非常識ですか。
○大久保勉君 立派な規則を作っても、実際に運営している人が非常識でありましたら非常識な結果になってしまいますね。是非、説明できるようにもう一度綱紀を粛正してください。  次のページ、資料の四を見ます。これは、平成二十年の四月から十二月におけるいわゆる契約金額の上位二十件です。 ...全文を見る
○大久保勉君 相手企業としましては、随意契約という形で是非とも来てくださいということでお願いしていますから、そういった点を是非考えてほしいと思います。  最後に、今日は、日銀にとりましては国際会議とか国際対応が非常に重要ということで国際関係の担当理事をお呼びしようと思いましたが...全文を見る
03月26日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  最初に、配付いたします本日の日経新聞社会面に関して質問したいと思います。  いや、朝起きて読みまして、非常にびっくりしました。といいますのは、よく見かけております平田財務副大臣が載っていまして、保有株、売却、市場価格の二倍、大臣規範に抵...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。非常に怪しいという記事なんですが、これがおかしいということですね。  じゃ、一つ一つ、今手元に記事を見ながら一つ一つ精査していきましょう。  まず、チヨダウーテという株を副大臣はお持ちだったと思いますが、これはいつ取得されたんですか。恐らくは額面五...全文を見る
○大久保勉君 この株式は上場しておりますが、上場、いわゆるIPOの際に副大臣は社長として関与されたんですか。それとも何か別の立場で関与されましたか。
○大久保勉君 じゃ、この株式は上場前に取得しているものが中心で、簿価は五十円に近いというような認識でよろしいですか。
○大久保勉君 そうですか。上場株をお持ちになってそれを売却するということは、やはり以前社長としまして株を上場しておりますから、ほかの投資家のことをいろいろ考えながら熟慮の末にこういった取引をされたということで質問しているんです。  こちらの株式というのは、たしか市場価格が二月二...全文を見る
○大久保勉君 そうですよね。非常に市場価格が低かったというのは、実は副大臣とか大臣にも理由がありますけど、景気が悪いとか若しくは日本の市場が余りよろしくないとか、それはさておいて。純資産価値よりも市場価格が低いということで、やはり副大臣は社長もされていましたから、この会社がどうい...全文を見る
○大久保勉君 ということは、やっぱり市場価格が低過ぎるんですね。副大臣、今弟さんが社長をされていると思いますから、是非こういったことはちゃんとIRをするようにアドバイスされたらどうですか。実際いろいろ話をされていると思いますが、いかがですか。
○大久保勉君 是非、そうでしたら、会社のいろんな問題点があるんでしたらきっちり話をされるなり、されているという認識でよろしいですね。
○大久保勉君 弟さんに対して前任の社長としていろんなアドバイスをして、弟に対して、もっとあなたがしっかりしないからこういうふうに株が下がっているんだと、個別にこういうふうにしたらいいということをおっしゃっているわけでしょう。
○大久保勉君 そうですか。  大臣はこの会社に関しては株主だけですか。アドバイザーとか会長とか、そういった立場なんですか。
○大久保勉君 相談というのは結構、じゃ、会社にとって大きな話とか重要な話もあるんですね。
○大久保勉君 そうですか。どうして赤字ということを御存じなんですか。
○大久保勉君 分かりました。いろいろアドバイスをされているかもしれませんが、やはり上場企業ですから、非常に危険な部分がありますから、注意を申し上げます。  続きまして、実際市場価格が二百九十円なのにどうして、五百円以上ですか、五百五十円ということで、市場価格の二倍で売買されたで...全文を見る
○大久保勉君 いや、私も少数株主でしたら、このチヨダウーテを持っていましたら、いや、二百九十円は低過ぎるから五百円で是非売りたいと思いますけどね。  ほかの少数株主に関して余り御心配はされませんでしたか。つまり、自分だけこれだけ高い株で売ってもいいかということに関して。
○大久保勉君 じゃ、実際にこの株を市場でゼロシステムが買うとしたら三億円ぐらいなんですね。副大臣と取引をした価格で買った場合は六億円。つまり、市場で買うよりも三億円高い価格で買ってしまいますから、そういった財力がないとなかなか厳しいんですよね。  このゼロシステムというのはかな...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、債務超過の会社が市場価格でこれを買いましたら、もうすぐに三億円の含み損が実現してしまうんですよ。でしたら、もう一〇%持っているゼロシステムの株主にとっては大変な問題ですよね。また、ゼロシステムに融資をしている銀行にとっては大変な問題ですから、こういった観点から...全文を見る
○大久保勉君 一〇%の株主というのは、じゃ弟さんなんですか。
○大久保勉君 その方というのは県知事なんですか。
○大久保勉君 済みません。たまたま名前が一緒ということで、ちょっと戸惑ってしまいましたが。  いやこちら、大臣は財務副大臣ですから、税制改革とかもいろいろ判断する立場をされていると思うんですね。たしか、昨年までは株式の売却に対するキャピタルゲイン課税は四月から二〇%にするという...全文を見る
○大久保勉君 副大臣、いや政治的な問題よりも、実はインサイダー取引の可能性なんですよ。インサイダー取引。といいますのは、大臣はIPOの担当者ということで、かなり証券市場にも詳しいはずですよね。その方が今でも重要事実に関して、弟さん、社長さんに対してアドバイスをしたりもらったりして...全文を見る
○大久保勉君 重要事実の公表に関しては、チヨダウーテというのがいつ出したかというのはもう分かりますから、それ以外に、日々、弟さんとかいろんな方と情報を交換しながらアドバイスをされていた。その方が売却するということは非常に疑義がございます。  この件、私は全く断定もしておりません...全文を見る
○大久保勉君 どう答弁されました。もう一度お願いします。  どう答弁されたかというのを、答弁されたとおりということですから、どういうことを答弁されたか、お聞きします。
○大久保勉君 与謝野大臣はどのように理解されているかということで、つまり部下、先ほど部下の役人の方が説明したとおりということですから、どういう認識でいらっしゃるかということで、もう一度質問します。
○大久保勉君 そうです、はい。
○大久保勉君 それだったら分かります。  非常に重要な話だと、重要な事実を知っていたかいないか、それを基に売買しているかということが重要でして、また、そういったことを副大臣が行うかということが更に問題です。  たしか、大臣規則によりますと、現職の大臣、副大臣は株式の売却をしな...全文を見る
○大久保勉君 国税の方お願いします。
○大久保勉君 では、これ何%ですか。特に、これは上場株ですよね。一〇%じゃないか確認したいと思います。
○大久保勉君 一〇%ですね。  じゃ、もし……(発言する者あり)二〇%ですか。つまり、今年の三月一日の段階ではどうですか。
○大久保勉君 じゃ、この場合は二〇%ですか。  じゃ、もし、個人が三億円所得があった場合は限界税率は五〇%と聞いておりますが、それは正しいですか。つまり、ある一定を超えましたら限界税率は三億円に対して半分の五〇%、一億五千万掛かります。
○大久保勉君 私が聞きましたら、さらに、一般論として、個人が三億円の給与所得があった場合には五〇%、税率が地方税、国税合わせて五〇%であるということで間違いないでしょうか。
○大久保勉君 少なくとも、キャピタルゲインで売却したら、この場合は二〇%の税率です。ところが、所得だったら五〇%、つまり三〇%安くなるわけです。ですから、本来だったら三億円でしか売れないのを六億円で売りましたら、三億円に対して五〇%と二〇%の差、三〇%ですから九千万円の節税がある...全文を見る
○大久保勉君 ということは、ある程度、税務に関し、きっちりどれが節税方法であるというのを考えながらやっていらっしゃると認識しますが、それで間違いないですね。
○大久保勉君 事実としてそういった効果がありますから、やはり市場で、市場価格で売りましたらこういった疑義がありませんが、二百九十円の株価のところをあえて五百五十円で売るということは非常に大きい問題、若しくは説明責任が出てくるということをお伝えしたいんです。  通常、こういったも...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、最後の確認ですが、市場外は分かりました。でも、どうして市場価格の二百九十円で売らなかったんですか。
○大久保勉君 だったら、どうしてこの会社を、チヨダウーテを上場されたんですか。これは、そういった感覚でしたら上場すべきじゃなかったと思います。  あなたは企業を上場されましたから、自分の持っている株も少数の株主も同じはずなんです。あなただけが特別扱いにされましたら、だれも市場か...全文を見る
○大久保勉君 麻生総理大臣が株屋という発言をされましたが、株式市場蔑視に見えるような発言をされていましたが、麻生内閣の一員でございます平田副大臣も若干認識が十分じゃないと思います。日本は金融立国ということも前金融担当大臣が表明されておりますから、是非副大臣という職に応じた認識をお...全文を見る
○大久保勉君 是非公表してもらいたいです。  といいますのは、同じように外貨を扱っている財務省の外為特会は、こちらにございますが、外銀に対する預金金額、邦銀に対する預金金額とか証券投資金額と、きっちり公表しています。毎月公表しています。こういったディスクロージャーが必要だと思い...全文を見る
○大久保勉君 市場に対する影響ということがございましたが、外為特会も市場と取引しております。同じ市場との取引なのに、いわゆる財務省が公表しているのに日銀は公表できないという理由はないと思います。  では、続きまして、一昨日、与謝野大臣に質問したんですが、外為特会から民間銀行にド...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。この件は、財務省に言ったら、外貨の供給は日銀の仕事だと、日銀に聞いたら、いやいや、これは自分の仕事じゃないと。お互いににらみ合って真ん中にボールが落ちているような状況で、若干がっかりしました。もちろん、今JBICがドル資金を供給しておりますからそこにし...全文を見る
○大久保勉君 銀行券ルールに関しましては、また別の機会で時間をいただきまして質問をしたいと思います。今日は大幅に予定が狂いましたので、最後の質問に行きたいと思います。  これは、附則の百四条に不断に行政改革を推進すること及び歳出の無駄の排除を徹底することに一段と注意して行われる...全文を見る
○大久保勉君 念押しのために確認しますが、今、弘済会と取引しているすべての取引のうち、五割の件数を競争的な入札にするということでよろしいですか。
○大久保勉君 件数が五割以上ということは、当然大口の取引から優先的にやりますから、金額は五割どころか六割、七割になる可能性が高いと認識していいでしょうね。一応、念押しのために確認します。
○大久保勉君 続きまして、資料の四を御覧ください。これは道路保全技術センターです。これはほとんど、七六%とか七八%とかありますが、これはこのセンターの収入のうち七六%が国土交通省ですよと。平成十八年は七八・九%が国土交通省ですと。つまり、ほとんどが国土交通省の取引先です。天下りも...全文を見る
○大久保勉君 是非とも、具体的な数字を挙げて、無駄を削減してください。是非、もう一度次の委員会で質問しますから、そのときまでに何%を削減できるか検討をお願いしたいと思います。  もう時間があと一分ですから、あと、資料の五、六、七といいますのは、予算執行調査の資料です。これは、時...全文を見る
04月09日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  本日、四月九日、白川総裁が日銀総裁に就任されましてちょうど一年だということです。この間、百年に一回の金融危機というのもありまして、大変な時期に総裁に就任されたと思われますが、この間を振り返りまして何か御感想はございますか。
○大久保勉君 実は私ども民主党は同意人事で、事実上は野党の方で拒否権がございますが、自信を持って同意に賛成いたしました。そういう意味では、私ども民主党も及び与党の方も白川総裁の就任に対しまして責任がありますし、また政治の現場の方も応援していかないといけないと思っております。  ...全文を見る
○大久保勉君 実際に、白川総裁の謙虚な考え方ですが、私もそう思います。白川総裁を支えた人たちも評価されるべきだと思います。例えば、海外との連携や金融政策の評価。海外との連携といいますのは、やはり海外のいろんな会議がある場合に根回しをするとか、若しくは適切なところに登場してもらって...全文を見る
○大久保勉君 一つ問題意識がありまして、日銀自身は今や世界の日本銀行だと思うんです。日銀の政策によって場合によっては海外の金融市場にも影響しますから、英語で直接的に発信するようなことも必要だと思うんですね。もちろん白川総裁が行った方がいいんですが、もし時間がないとかということでし...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。特に海外を担当する理事という仕事が非常に大変な仕事であると、ますます重要度を増しておりますから、いわゆるチーム日銀ということで組織的に対応して、そこを強化することを是非考えてもらったらどうかと思います。  この点に関して、白川総裁、海外部門を強化する...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。特にこれからは映像時代ですから、直接英語で語りかける、また、例えばCNNニュースに乗るとかそういったような形で、より見える形で日銀の存在感を高めてもらいたいなと思います。  続きまして、ちょっと辛口のポイントとしましては、日銀の景気判断がいつも遅れて...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、具体例でいいますと、ここは質問通告していませんが、例えばリーマンショック後、世界の中央銀行が同時利下げをしたと、日銀はそういった波に乗っていない面もありましたですよね。その辺りが日銀はワンテンポ遅れると、こういった厳しい批判だと、言われていると思います。  ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、一年たった段階で同意人事に関して評価しないといけないと思います。やはり同意人事がうまく機能したかということなんです。  今回、同意人事に関しましては初めて意見陳述の機会をいただきまして、その中で決定いたしました。その結果、先ほど申し上げましたが、海外中...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、この項目の最後の質問なんですが、これまで日銀に対しまして、こういった財政金融委員会に対して様々な指摘をいたしました。それが、この国会で議論されたことがどのように日銀の実際の経営に生かされているか、この観点から質問したいと思います。  今日、水野理事がいらして...全文を見る
○大久保勉君 簡潔にお願いします。
○大久保勉君 結構です。  私が質問しているのは、こういった議論をして、その後に会議をしたのか、その議事録はあるんですか、このことだけ質問しているんですよ。ですから、あなたの考え方は分かります。でも、あなたが考えて、いつも同じことを言っているだけじゃないですか。つまり、日銀とし...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、どうしてないんですか。つまり、一切、日銀の会議というのはメモも取らないんですか、議事録も取らないんですか。でしたら、本当に国会で指摘して改善しているかどうかも全く分からないですよ。どうして取らないんですか。
○大久保勉君 結構です。  真剣に聞いてください。ここで、国会で議論していますよね。それに対して会議もしないということでしたら、じゃ電話で部下と話をしたんですか。つまり、あなたはだれとも話をしていないということですか。
○大久保勉君 ですから、国会で議論しまして総裁が検討しないといけないとか問題提起をしても、結局は会議もせずに何もしていないんじゃないですか。実際に国会運営としてその場限りの発言をして、いわゆるみんなが忘れてしまって風化してしまえばいいということを考えているんでしたら、これは大間違...全文を見る
○大久保勉君 あなたが必要であると思っているんだけれども、具体的な組織としての行動をしていないでしょう。そこが問題です。  じゃ、ここは質問通告していませんが、もう一つ。じゃ、一例を挙げましょうか。公用車の問題で議論しましたが、白川総裁自身は今何という車に乗っていらっしゃいます...全文を見る
○大久保勉君 要するに、ここで議論しても実際何も変わっていないということがありましたら、これは今後改善すべきじゃないかと思うんですね。この委員会の持ち方自身が問題ですよね。結局は、個別の問題提起をして、答弁書を作成する、そのことで終わっておりますよね。僕ら自身が期待しておりますの...全文を見る
○大久保勉君 また来年か再来年同じような質問をしますから、そのときにはきっちり議事録を残して、日銀としてこの問題に関してどう考えるか、是非、一年後の質問を楽しみにしたいと思います。  続きまして、国債市場と日銀の金融政策に関して質問したいと思います。  まずは財務省の方に質問...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。少なくとも変動利付債に関しては九百億円理論値よりも安く買い取ることができたということで、国家財政にも寄与しております。こういった意味で、投資家の方も非常にハッピーであり国家財政にとってもプラス、これはやはり現場の力だと思うんですね。ですから、こういった...全文を見る
○大久保勉君 では続きまして、今日の新聞等を見ましたら、補正予算等で十五兆円規模の予算を作るということが書かれていました。ということは、財政面で赤字国債ないしは建設国債の発行があるということじゃないかと思います。また、景気がかなり落ち込んでおりますから、法人税、個人所得税等も減る...全文を見る
○大久保勉君 そういう答弁を予想はしておりましたが、一応エコノミストたちと話をしたら、恐らくは十兆円程度は補正予算関連で国債の増発があるんじゃないかと、さらには税収の落ち込みで五兆円から十兆円、合計で二十兆円以上の増発が必要じゃないかというような話もあります。  ここは後で日銀...全文を見る
○大久保勉君 ということは、四、五年後には日銀シーリングを超える可能性もあると。さらには、買い切りオペの金額を一・八兆円から場合によっては増額して月々二・五兆円とか増えてきましたら、その期間が短くなる可能性があります。  そこで、何とか日銀シーリングを守りたいと、絶対に日銀シー...全文を見る
○大久保勉君 より具体的な質問をしたいと思いますが、先ほどの補正予算絡み、さらには税収の減ということに関しまして、恐らくは追加国債発行が補正予算絡みで十兆円、さらには税収減で五兆から十兆円と計算しますと、十五兆円から二十兆円の国債の発行が予想されます。市場では、なかなか消化できな...全文を見る
○大久保勉君 私は、こういった非常時にはもっと踏み込むべきじゃないかと思います。  じゃ、質問しますが、米国のFRB、三十兆円相当の米国国債を買うと、金利を下げるためにも買うということを言っていますよね。ということは、白川総裁の理論から考えたら無駄なことをやっているんですか、F...全文を見る
○大久保勉君 いや、都合が悪いからコメントしないように私には聞こえます。  むしろ、こういった状況でしたら、銀行券シーリングを撤廃するということを表明しまして、さらには長期金利も下げるために買い切りオペの金額を増やす、この結果、景気をてこ入れする、そういった大きな判断が必要なと...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、日本銀行は劣後ローンを約一兆円引き受けると発表されています。この条件をお尋ねしたいと思います。  これは関連しまして、金融機能強化法で金融庁は、優先出資証券の引受条件は平時の状況の金利だと、さらにはその出資を受け入れた後の金利ということで、例えばメガバ...全文を見る
○大久保勉君 時間が参りましたので、最後の質問ですが、ゆうちょ銀行、かんぽ生命も劣後債並びに優先出資証券を積極的に購入することは、金融システムを盤石にするためには必要だと思います。この点に関して金融庁の御所見を聞きたいと思います。
○大久保勉君 終わります。
04月15日第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○大久保勉君 三人の参考人の方、本当にありがとうございました。今日は、仕事とは何か、仕事の質、評価に関して本当によく分かりました。  そこで、まず阿部参考人に関しまして、日本の労働生産性は欧州先進国よりも低いということで、その理由としましては、労働の質が適正に評価されていないと...全文を見る
04月22日第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○大久保勉君 今回の命題に関しましては、百年に一回の経済危機とか、こういった状況では非常に面白い命題だと思います。    〔会長退席、理事岩城光英君着席〕  休日・休暇が多い国が国の経済力を伸ばし、国民の幸福度を高めると。この休日・休暇の前に、例えばサービスを消費する休日・休...全文を見る
05月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第25号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  まず、与謝野大臣、今回の補正予算は緊急経済対策と言うには恥ずかしい内容でないかと思いますが、国費十四・七兆円も投入してわずか十兆円のGDP押し上げ効果、大臣、どう思いますか。
○大久保勉君 これは緊急じゃないということですね、来年効果が出るということで。  実は、大臣、教えましょうか。今回の予算は、一つは天下り確保予算であります。資料の一枚と二枚を御覧ください。まず、農水、経産省に質問しますが、今回の基金の設置先にそれぞれ何名天下りがいるか、説明くだ...全文を見る
○大久保勉君 石破大臣、資料二を御覧ください。公募にて決定する民間団体、まだ農水省OBゼロですから、新しく選ぶ民間団体に関しては天下り先は選ばないと約束をしてもらえますか。
○大久保勉君 ということは、この予算は天下り先確保効果はあるということですね。
○大久保勉君 資料二の新しく新設する基金の上から四つ目に、土地改良負担金特別緊急対策基金二百億円、こちらは全国土地改良事業団体連合会に設置されます。この組織はどのような組織か、また、役員及び顧問に現職国会議員は何名いるのか、また所属政党を教えてください。大臣、お願いします。
○大久保勉君 大臣、資料三を御覧ください。こちらが平成二十年の役員です。国会議員の名前を読み上げてください。御存じと思います。大臣。
○大久保勉君 済みません。顧問に佐藤昭郎参議院議員は入っていますか。
○大久保勉君 二階大臣に質問しますが、こちらに入っていらっしゃいますが、あなたはこの団体及び政治連盟、関連団体等から過去五年間に報酬、選挙応援等の便宜供与を受けたことはございますか。
○大久保勉君 政治連盟から推薦はもらっているんですか。
○大久保勉君 いただいた報酬は幾らでしょうか。公表できますか。
○大久保勉君 石破大臣、念のために同様の質問をしたいと思います。
○大久保勉君 石破大臣、今回、国の補助金が二百億円支給されたこの団体ですから、私は政治的に中立であるべきだと思いますが、いかが思いますか。
○大久保勉君 いや、私は分かりませんけどね、中立とは思えません。  全国土地改良事業団の役員、顧問のうち、全国土地改良政治連盟役員に就任している者はだれですか。事務局お願いします。
○大久保勉君 だれ、だれですか。
○大久保勉君 昨日から質問通告はしています。
○大久保勉君 まあ、承知できないような話ですが、でもこちら、例えば、佐藤昭郎さんの経歴の中には、全国土地改良事業団連合会顧問、全国土地改良政治連盟会長と書いていますよ。いかがですか。
○大久保勉君 では、ちなみに、佐藤昭郎後援会の場所はどこですか。
○大久保勉君 じゃ、教えてあげましょう。これは、全国土地改良政治連盟と全く同じ場所であります。  じゃ、大臣、こういった状況で、果たして政治的中立ですか。
○大久保勉君 今回の問題は、補助金二百億入っている団体、そこと政治連盟が非常に近いという形です。  是非、大臣に調べてもらいたい件があります。下部組織の土地改良政治連盟が同地区の土地改良事業団と同じ場所に登録されているか、電話番号が一緒か、責任者が同一か、こういったことを是非調...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  続きまして、資料の五ページと六ページであります。こちらは三日前の毎日新聞と読売新聞の一面記事であります。この点に関して、公正取引委員会、どういう状況か、御説明ください。
○大久保勉君 先ほど名前が挙がりました悪質性の高い企業、例えば天下り三社を刑事告発するかどうか、そのことに対してお聞きします。
○大久保勉君 非常に残念ですが、きっちりやってほしいと思います。  続きまして、国土交通省はなぜ特定の入札談合幇助と認定されたのか、また同省への改善措置要求とはどういうものか、御説明ください。
○大久保勉君 金子大臣に質問します。  本日記者会見をされまして、調査検討委員会を急遽設置したということですね。実は、昨日、おとといと私の方が質問通告をして、急遽設置されたのかなと思います。ちゃんとやってもらいたいんですが、国会対策とか若しくは批判のガス抜き委員会にならないよう...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、資料の七を御覧ください。  昨年の通常国会で、私と民主党の同僚議員が公用車運行管理業務の談合疑惑を指摘しました。それを受けまして、二〇〇九年度は完全一般競争入札に移行しました。この結果、〇八年度から〇九年度には幾ら費用が削減されたのか、さらには平均落札...全文を見る
○大久保勉君 是非、国民の皆さん、民主党が指摘したから三割もカットできたということです。  次に質問したいことは、公用車運行業務が開始されて何年が経過したのか、またこれまでどのくらいの税金の無駄遣いが認定できるのか、質問します。
○大久保勉君 仮に十年間で八百六十億の削減であります。じゃ、この八百六十億どこに行っていたのか、この点に関して質問したいと思いますが、あるところはOBが五十五名、国交省OBに行っています。もう一つ、政治家に行っております。  そこで質問したいんですが、小渕担当大臣、道路興運から...全文を見る
○大久保勉君 塩谷大臣、いかがでしょうか。同じ質問をしたいと思います。
○大久保勉君 小渕大臣は返還するということですが、塩谷大臣はどう思われますか。
○大久保勉君 あなたの場合は九百十三万円プラスパーティー券、二十年まで、毎年二十万円、合計一千万円以上もらっているから多過ぎて返せないということですか。  九百十三万円といいますのは、これは秘書給与を肩代わりということですね。この点に関しては正しいかどうか確認したいと思います。
○大久保勉君 じゃ、河村官房長官、よろしいですか。よく聞いてください。  官製談合企業から政治献金を多額にもらったという大臣、少なくとも二名います。長官は麻生内閣人事として適切だと思いますか。
○大久保勉君 もう一度質問しますが、今回は税金八十六億円浮きました。つまり、これまで八十六億円、道路興運等の談合会社がもらっていました。その会社が政治献金をしたんですよ。そのことに対して何にも考えないのが麻生内閣ですか。質問します。
○大久保勉君 もう一度質問しますが、あなたは道義的責任は感じませんか、政治家として。
○大久保勉君 一つ指摘したいんですが、塩谷大臣は道路興運の株、四千株をお持ちですね。こういった状況もありますから、是非道義的責任を感じてほしいなと思っております。  続きまして、資料の八を御覧ください。道路保全センターというところであります。こちらは、いわゆる天下り天国会社とい...全文を見る
○大久保勉君 一般競争は何%ですか。
○大久保勉君 そうですか。  じゃ、副大臣、もう一つ質問します。  資料の十一、この件に関して説明してください。
○大久保勉君 昨日の河野太郎衆議院議員のブログ、読み上げますと、国交省と道路保全技術センターがぐるになった道路の空洞化調査をめぐる大掛かりな不正を調査するため、第三者委員会が先週の木曜日に立ち上がった。国土交通省は、道路保全センターに対し、空洞調査の結果、空洞数が少ないから増やせ...全文を見る
○大久保勉君 大臣、もう一度質問します。  一つだけ例外があります。立会人がぐるであったらちゃんとできます。つまり、国土交通省がぐるになってこの問題を隠そうとしている、こういった実態があるんじゃないかと思います。  今日、資料をいただきましたが、平成二十一年四月以降の国道補修...全文を見る
○大久保勉君 この件はかなりやり取りをしました。最初は、国土交通省は土木研究所を使って内部で調査しようとしていました。かなりきつく言って、第三者委員会をつくったと。委員長も替わりました。  さらにもう一つは、道路保全技術センターの佐藤理事長をこの委員会に呼ぼうとしても、一切来て...全文を見る
○大久保勉君 非常に前向きな答弁ですから、是非、委員長にお願いしたいのは、是非佐藤理事長を予算委員会に呼ぶようにお願いしたいと思います。
○大久保勉君 続きまして、資料の十二を御覧ください。  こちらはNHKの報道の記事でありますが、実はNHKの方としましてこの問題を報道しています。下線を引いた部分を読み上げますと、「さらに調査を発注した国土交通省・東京国道事務所もセンターの調査を「適切に実施された」などと評価し...全文を見る
○大久保勉君 大臣の指導力を信じたいと思います。  続きまして、公正取引委員会に質問したいと思います。  天下り受入れ条件に、同センターに企画競争入札という形態で、職務遂行能力がないのに高い能力評価を行い、価格競争を排除して独占的に受注させることが行われているように推測されま...全文を見る
○大久保勉君 問題は発注方法、発注先に問題がありますから、この辺りは次の委員会で追及したいと思います。  これで終わります。
06月11日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○大久保勉君 それでは、早速質問に入りたいと思います。  まず、金融庁、参考人に質問します。  有価証券売出し概念の見直しを今回するということでありますが、このことに関して説明してもらいたいと思います。  また、これまで違反があったから変更するのか、そういったことに関しても...全文を見る
○大久保勉君 これまで違反事例がないのにどうして変更するんですか。
○大久保勉君 内藤さん、みんなこういった説明で分かると思いますか。私も証券業務を少しやりましたが、ほとんど分からないと思います。  簡単に言いましたら、形式的には問題がなかったが実態的には問題があったと。つまり、五十人超だったら問題がありますから、四十九人に対していろんな勧誘を...全文を見る
○大久保勉君 水掛け論になりますが、もうこれ以上は言いませんが、証券業協会は問題なしとしているのに、今回法律を改正してまで規制強化をしないといけないということは、それなりに納得ができるようなことを説明すべきだと思います。  こういう思いは私一人ではありませんで、例えば、今回の規...全文を見る
○大久保勉君 より一歩踏み込んで、市場関係者とか若しくは在外公館に対して説明会をされる予定はありますか。若しくは是非すべきだと思いますが、どうでしょう。
○大久保勉君 分かりました。是非努力をお願いします。  では続きまして、次の問題点はプロとアマの規制なんです。  例えば地方自治体、こちらは法律上はいわゆるプロであります特定投資家になっていますが、申出があればいわゆるアマチュア、一般投資家に移行できることになっています。私は...全文を見る
○大久保勉君 元々がプロとみなされていますが、本当にプロの、プロとみなされるだけの経験とか、若しくはいろんな情報処理能力とか、若しくは制度的に投資ができるのか、こういったこともじっくり研究してほしいと思います。  資料を配付しておりますが、具体的に事例に基づいてこの問題を検証し...全文を見る
○大久保勉君 詳しく団体名と投資金額及び時価評価額を教えてください。
○大久保勉君 総務省に聞きますが、この数字を見てどういうふうな感想をお持ちになりますか。
○大久保勉君 じゃ、十分に説明責任をしていると思いますか。現在の開示制度とか、若しくは地方自治法上十分な説明をしているか。どう思いますか。
○大久保勉君 その認識が甘いから、元本保証であれば三十年とか若しくは五十年先の元本保証であってもいいんですねと、そういうふうな商品ができ上がってきて投資をしているんじゃないですか。その結果が、例えば神戸市に関しては、百六十五億の元本に対して三十億円の評価損が出ているということです...全文を見る
○大久保勉君 いやいや、きっちり数字を見ておかないと問題の事の本質が分からないですよ。  例えば、三%でしたら一プラス三%の三十乗分の一です。そうしたら、〇・五五という数字になりますから、元本は五五%しか戻ってこないということです。五五%の価値です。ちなみに、ごめんなさい、三十...全文を見る
○大久保勉君 実は、こちらの委員長、横尾委員長の方からこの書類をいただきました。これを事前に総務省及び金融庁に渡しまして、内容を精査してもらっています。当然これは議会の報告書ですから公的な性質がありまして、お配りすることもできます。一部抜粋した資料が添付されています。  そこで...全文を見る
○大久保勉君 いや、非常に政治家として立派なお言葉をいただきました。是非実行してほしいです。  ただし、金融担当大臣としては失格だと思います。といいますのは、今回の金商法の中で、大臣は学校とか自治体は分かってないと。そのことを別の言い方で言ったらアマチュアです。だったらアマチュ...全文を見る
○大久保勉君 質問しますが、市議会でこういったことを管理できるかです。特に、神戸市に関しては三十億円の損失が出ていますよね。評価損が出ていますよね。ですから、こういった実態が本当に理解できるか。もっと丁寧に金融担当大臣としては考えるべきだと思います。  あと、与謝野大臣はもう一...全文を見る
○大久保勉君 ということは、住民税を上げろということですか。では、それでも足りなかったらどうしますか。将来、住民税を上げて、いわゆる地方税を上げて何とか回収しないといけないけれども、それでもできなかったらどうしますか。その場合は、国が将来税金を投入する可能性は一切ないと言えますか...全文を見る
○大久保勉君 総務省の問題もあるかもしれませんが、いやいや、金融庁が地方自治体をいわゆるプロの投資家と定義してしまったからこういった取引をしたんだと、だから、金融庁が悪いから、財務大臣としては金融担当大臣である与謝野大臣のせいにできませんか。
○大久保勉君 じゃ、続いて資料の五ページを御覧ください。この報告書の内容の一部なんですが、例えばどういったところから商品を買っているかということで御覧になれると思います。日興コーディアル証券が二十二件で六十六億円、新光証券等があります。  六ページを御覧ください。ここで重要な指...全文を見る
○大久保勉君 でも、大臣、それは認識が間違っているんじゃないですか。プロの投資家だった場合には、プロ向け市場だったら、英文の開示でもいいんじゃないですか。ですから、英語が読めないということは、まさにアマチュアの投資家にすべきじゃないですか。どう思います。
○大久保勉君 次の論点としては、今度はそもそも自治体がこういった運用ができるかということです。つまり、地方自治体の本則、例えば地方自治法とか地財法、具体的には地方自治法の二百四十一条及び地財法の八条、このことに関して、総務省、説明お願いします。どういうことを言っているか。
○大久保勉君 いや、認識甘いですよ。  二百四十一条の二項を読んでください。あと、地財法の八条。資料の八ページと九ページにあります。
○大久保勉君 かみ合わないですね。元本割れをしないのは当然であり、必要条件であって十分条件じゃないということじゃないですか、今議論しておりますのは。  七ページを御覧ください。調査報告書の中で、南山大学の吉本准教授がこういうことを言っています。三十年後の一億円の価値は現在半値以...全文を見る
○大久保勉君 三十年元本保証ですと説明されても、市民は困るんじゃないですか。三十年間金利ゼロ%で塩漬けですよと、ですから教育に対する基金は使えませんとか、若しくは住民税を上げないといけませんと、こういうふうな説明でいいんですか。もしかしたら、あなたこそ責任逃れをしているんじゃない...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、こういった制度はありますか。つまり、総務省としてはそういった制度を構築すべき努力をしていますか。  更に問題なのは、仕組み債だったらまだいいんですが、この中に基金というのがあります。基金といいますか、投資信託、指定金銭信託と。この中には何が入っているか全く分...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、具体的な話としまして、朝来市は三井住友銀行と指定金銭信託契約をしていますが、この契約は合法ですか。また、別の言い方をしましたら、市の方は行為能力はありましたか。
○大久保勉君 次に、売手の立場から、いわゆる金融商品業者、銀行、証券を監督しております金融庁はどのような御意見ですか。
○大久保勉君 具体例に即して議論しましょう。九ページを御覧ください。  基金条例違反について具体的に指摘があります。指定金銭信託購入においては、各基金条例第三条に違反していることが明らかになったということなんです。つまり、こういった取引をした三井住友銀行は、違法行為をしたんです...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと分からないんですが、いわゆる一般の企業の内規だったらそれは分かりませんが、いわゆる地方自治体の条例ですよ。三井住友銀行は調べようと思ったら調べることはできますよね。当然、コンプラ部門でこういったことをチェックすべきじゃないですか。その責任はありますか、イエス...全文を見る
○大久保勉君 金融庁はそういう甘いことを言うから、十ページを御覧ください。もうそこまできっちり考えて、こういう文言が入っています。右側の一番上、三、有価証券の取得と保有に関する事項。一、当社、当法人、これは朝来市、朝来市に適用される法令その他の規則、監督官庁の指導及び内部規定に照...全文を見る
○大久保勉君 二つの重要なポイントがあって、一つは、いわゆる市長さんは買うべきじゃないということです。つまり、二十四団体こういった取引をしていますが、この市長さんは全部問題だったというのが大臣の意見だと私は理解しました。ですから、これは総務省はきっちり受け止めてください。  二...全文を見る
○大久保勉君 いや、市長ではなくて、金融機関の判断はどうですかということです。
○大久保勉君 今日は畑中検査局長もいらしていますが、これまでのやり取りで金融機関の責任はどう考えますか。それなりにいわゆるアクションはされますか。
○大久保勉君 まあこの辺にしておきまして、じゃ、次に行きたいと思います。  続きまして、東京金融取引所に関して質問したいと思います。  金商法上は金融商品取引所ということでいろんな許認可団体になっております。まず、これに対してこれまでずっと要求してきたんですが、なかなか資料が...全文を見る
○大久保勉君 どうして困難なんでしょう。極めて公的な機関でありますし、この法律にのっとったものです。ですから、どうして開示できないんでしょうか。実際に金融庁に聞いても同じことを言われます。また、東京金融取引所に聞いても開示できませんということなんです。この制度が、開示できないとい...全文を見る
○大久保勉君 金商法上、東証と東京金融取引所、違うんですか、大臣。
○大久保勉君 非常に疑問ですが、じゃ例えば、与謝野大臣、吉田太郎一さんという方は御存じですか。若しくは吉本宏さん、さらには斎藤次郎さん。
○大久保勉君 じゃ金融庁、内藤さん、どうですか。先輩でしょう、よく、忘れるはずはないでしょう。
○大久保勉君 全員ですね。三人ともですね。
○大久保勉君 どうしてプライバシーなんでしょうかね。  言いますと、一九八九年、吉田太郎一さんは財務官、ADB総裁からいわゆるトップのポスト。一九九五年、吉本宏さんは理財局長から国金総裁。さらには、二〇〇〇年から斎藤次郎さん、事務次官、日銀副総裁でしょう。ですから、いわゆる財務...全文を見る
○大久保勉君 様々な問題ってどういう問題ですか。
○大久保勉君 与謝野大臣に質問しますが、御感想を。  私は、ある仮説を立てました。つまり、二〇〇〇年に就任された元日銀副総裁の斎藤次郎さん、もうそろそろ十年近くになりますから別の候補を探さないといけないなと。前の日銀副総裁だれだったでしょう、その辺りにだれかいいポストを考えてい...全文を見る
○大久保勉君 私も全くそのとおりなんですよ。ですから、今度の社長は見識のある立派な人で、日本の金融市場をどのように持っていきたいか、そういった経験者じゃないといけないと思っています。ですから、次のプロセスのためにきっちり過去を清算する必要があるんです。  一点だけ間違いがありま...全文を見る
○大久保勉君 私もあってはならないと思いますから、是非未然に防ぐべきだと思います。  さらに、ここは、くりっく365という商品を持っています。いわゆる外為証拠金取引です。これに関して、不招請勧誘とか若しくは顧客訪問等があるんじゃないかという指摘がありますが、この辺りは金融庁、把...全文を見る
○大久保勉君 でも、金商法として不招請勧誘は禁止していますよね。ですから、ある程度金融庁はどういう実態があるかというのは常時チェックすべきじゃないかと思います。  是非、調べているかどうかを確認したいんですが、調べていないという理解でよろしいですか。
○大久保勉君 この件に関しましては東京金融取引所に聞かないと分からないかと思いますし、先ほどのいろんな天下りの実態等も含めてこの委員会で審議したいと思いますので、委員長にお願いしたいんですが、是非、斎藤次郎社長か、若しくは太田省三専務、この委員会に出席をお願いしたいと思いますが、...全文を見る
○大久保勉君 時間が来ましたので、これで終了します。
06月16日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○大久保勉君 先ほど藤末委員のすごい熱のこもった議論がありましたので、これに関連して与謝野大臣に、質問通告しておりませんが、印象を聞きたいと思います。  いわゆる農水省の佐藤官房長のぬかにくぎみたいな受け答えに対して、どう思われました。
○大久保勉君 では、与謝野大臣は政治家として、同じ事例でしたらあなたはどう判断しますか。あなた自身がもし農水大臣でしたらどういうふうに判断するか。
○大久保勉君 節度が必要だということで、非常に見識ある言葉だと思います。  次に、この問題は決して農水省だけの問題ではなくて金融庁の問題でもあるということで議論したいと思います。  ここは内藤総務企画局長の方に質問したいんですが、実は手元に昨年の十一月十三日の財政金融委員会の...全文を見る
○大久保勉君 まだやっているんですか。昨年の十一月、大臣がこの委員会で替えると言ったのに、まだやっているんですか。
○大久保勉君 もう結局、大臣の言葉なんかどうでもいいんですよね。定期異動というのは今年の七月ですよね。ですから、去年の十一月に国会で審議して、何にも変わっていないということでしょう。  与謝野大臣に質問しますが、決して農水省だけの問題ではなくて、あなたの足下がこういう状況です。...全文を見る
○大久保勉君 与謝野大臣は、いつも性善説で、いつも部下に対して全幅の信頼を置かれていますが、性格としてはすばらしいと思いますが、いわゆる経営者としては失格だと思います。  じゃ、どういう現象が起こっているか、検証しましょうか。  上野前理事長が農水省に圧力を掛け、農水省が更に...全文を見る
○大久保勉君 単独検査というのは極めて重要でありまして、といいますのは、農林中金が普通の金融機関でありましたら、当たり前に金融庁が単独で入ります。それを特殊な金融機関にしていて、ところが、この特殊な金融機関はメガバンク以上にサブプライム証券を買って最大級の損失を出したと。こういっ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。与謝野大臣の重い言葉を受け止めたいと思います。決して、前の中川大臣みたいに人事異動に対しておかしいということを言って結局は事務方は何もしなかったと、こういう状況にならないように、大臣自らが自分の問題として、自分の部下に対して適切に指導してください。当然...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、OTCデリバティブの規制に関して質問したいと思います。  最近でしたら、例えば五月十三日にガイトナー書簡というのが米国財務省より出ております。また、EUの方では独自の規制をするような動きがございます。この点に関して詳しいことを説明してもらいたいと思いま...全文を見る
○大久保勉君 いや、ここで注目しておりますのは、欧州もアメリカも、民間だけではなくて官民一体となってこの問題を解決しようとしています。サブプライム問題の敗戦処理という形でありましたが、最近は次の時代の金融システムのためのバックグラウンドをつくっていくとか、若しくは新しい取決めを作...全文を見る
○大久保勉君 一つ事実をお伝えしますと、例えばISDAというデリバティブの組織があります。その下に、OMGといいまして、オペレーション・マネジメント・グループというのがございます。具体的に店頭のデリバティブに関してどういう形で規制を加えていくのか、若しくは問題を解決するかといった...全文を見る
○大久保勉君 積極的に関与しているということなんですが、民間の金融機関とか、若しくは海外の当局の方と直接話をする機会がありました。そうしましたら、日本の金融機関、特に金融庁、日銀も含めまして、ほとんど存在感がないと。特に金融庁はどういう方向に向いているか分からないと、もっとリーダ...全文を見る
○大久保勉君 是非実行してもらいたいと思います。  実は、財務省は結構民間との交流があります。一例としましては、国債の発行に関しまして国債の引受け懇とか投資家との定期的なミーティング、その中でいろんな民間の提案、投資家の提案が実際の国債の発行に生かされているという状況があります...全文を見る
○大久保勉君 過去に不幸な事件がありまして、大蔵省等の接待事件とか、それに対する過度な反省のおかげで民間と役所の交流がほとんどなくなってきていて、ほとんど血の通った意見交換ができないという指摘もありますから、この辺りはいろいろ研究していく必要があるのかなと思っています。例えば、パ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。是非頑張ってください。  続きまして、東京金融取引所の現状と課題に関しまして質問したいと思います。  今日はお忙しい中、太田専務にいらしてもらいまして、本当に御礼を申し上げます。  まず、東京金融取引所といいますのは、なかなかなじみがない人もいま...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  最近の日銀のゼロ金利政策はどう思われますか。特に、金利先物でしたら全く金利が動きませんから、ほとんど上がったり、もうからないんじゃないですか。
○大久保勉君 単純化しましたら、いわゆる金利と為替の二頭立ての馬車ということで、金利が力がなくなったら為替の方で引っ張ってくれるから何とか収益はもっていると。ところが、平成十九年の経常利益が七十七億円、平成二十年が二十八億円。ですから、やはり金利が動かなくなって非常に困っていると...全文を見る
○大久保勉君 資料の二に詳しいことは付いていますが、来年までに五十倍、一一年度から二十五倍になるということなんです。  ところで、太田専務に確認したいんですが、東京金融取引所はこれと全く逆方向の動きをされていると思いますが、例えばこれまで三十倍であった倍率が五十倍、さらには百倍...全文を見る
○大久保勉君 もし金融庁がもうこれからは二十五倍しかいけないと言ったら、おたくにとりまして経営上の大問題じゃないですか。いろんな反論をされているんですか。
○大久保勉君 今日は非常に金融庁に対しておとなしい発言をされていますね。二十五倍でもよろしいということの趣旨に見えていますが。  例えば、こちらのリベラルタイムという雑誌にこういう記事があります。これは、今回の金融庁方針は、市場を冷え込ませる一因として、元大蔵省事務次官で東京金...全文を見る
○大久保勉君 あと、くりっく365にはもう一つ大きい問題があるんです。これは、大門委員がこっちの方を見ていますが、金商法の改正のときに不招請勧誘の禁止というのを私ども訴えましたが、先物取引だけは例外になったんですよね。その結果どういうことが起こっているかといいましたら、このくりっ...全文を見る
○大久保勉君 法令違反がないということは、実態が何もそういうことはなされていないということか、若しくは適切な取締りが十分に行われていないか、どちらかですが、是非前者であることを私は望みます。といいますのは、くりっく365に関しても日弁連は不招請勧誘禁止にすべきじゃないかと、こうい...全文を見る
○大久保勉君 いや、一般の投資家にとって分かりやすいんだったらもう非常に簡単で、上場物も店頭物も同じ分離課税ないし、若しくは雑所得に統一するということですよ。  与謝野大臣、これまでに関して、総括的な質問なんですが、くりっく365、いわゆる上場物為替先物に関して二つの有利性があ...全文を見る
○大久保勉君 いや、えこひいきはよくないと思います。また、店頭為替の業者の様々な不祥事があったということは、ここはきっちり金融監督、金融検査の方で処理すべき問題だと思います。ですから、基本的には、消費者、利用者にとってどの取引をしても基本的には同じという扱いの方が適切だと思います...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。あっという間に時間がたちまして、私の時間を終了しましたので、これで私の質問を終わりたいと思います。  太田専務、本当にありがとうございました。
06月25日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  最初に、民主党議員立法発議者、尾立発議者に質問したいと思います。  民主党は、課税の公平性を担保するために、税、社会保障共通の番号制度導入を提案しておりますが、政府の安心保障番号制度とどのように異なるか、このことに関して質問します。
○大久保勉君 非常に似て非なるものだということがよく分かりました。  続きましては、本来でしたら日本政投銀行法と銀行等保有株式機構法の順番でしたが、与謝野大臣の迂回献金の問題が出てきましたので、質問の順番を迂回して、是非、与謝野大臣に質問したいと思いますが、いろいろ調べてみまし...全文を見る
○大久保勉君 いや、利害関係もなく五千万円も献金するというのは非常にすばらしい人かなということですが、いわゆる足長おじさん的な人なんですか。
○大久保勉君 一度もないという記憶があるというのは、やはり相当すばらしい記憶ですね。  足長おじさんのてんまつはどうなっているか御存じですか。もし御存じでしたら。
○大久保勉君 いや、私が聞きたかったのは、足長おじさんのてんまつというのは、たしか主人公がジュディ・アボットだと思いますが、ジュディ・アボットと足長おじさんは結婚しました。ですから、もしかしたら、加藤社主と与謝野大臣というのは結婚するほどに親しく、一つのプロジェクトを行っていたん...全文を見る
○大久保勉君 いや、質問したいのは、平成十八年当時、金商法に盛り込んでしまったらその段階で不招請勧誘の禁止だったんですが、先物取引に関しては平成十八年から現在に至るまで不招請勧誘禁止になっていますか。
○大久保勉君 ここでは相当議論したんですが、当時の大臣に対して私どもは積極的に動いてくださいということを言ったんですが、残念ながら動かれなかったという事実もあると思います。  例えば、議事録もありますが、平成十八年五月十日の三谷委員が質問したことに関しても非常に消極的で、商品先...全文を見る
○大久保勉君 ということは、政治献金とは全く関係なく、大臣の考えは一貫しているということですね。
○大久保勉君 じゃ、当時の大臣としましては、金融先物商品を加えるとか若しくは加えないとか、そういったことに対して影響を与えるような権限があったという認識でよろしいですね。
○大久保勉君 分かりました。議事録でしたらこちらでも分かりますから。  事務方、金融庁に実は昨日からお願いしていたんですが、この法律案の前若しくは答弁の最中に大臣からこの問題に関して指示されたすべての書類を委員長の方に提出することをお願いしたいと思いますが、まず、金融庁、できま...全文を見る
○大久保勉君 委員長にお願いしたいんですが、時間も掛かると思いますが、一定の期間後に財政金融委員会にこの書類を提出していただくということで検討をお願いいたします。
○大久保勉君 じゃ、続きまして、この件はまた別の財政金融委員会でフォローアップしたいと思います。  続きまして、政策投資銀行法に関して質問したいと思います。配付いたしました資料の一ページを御覧ください。  ここで、政投銀の投資に関しまして、その他のファンド取引が二千四百八億円...全文を見る
○大久保勉君 いや、中身を教えてくださいということですが、じゃ後で結構です。  じゃ、こういった損失が出ていることに関しまして、これまでの投資方針やリスク管理体制に不備はなかったかどうか、政投銀の参考人に聞きたいと思います。
○大久保勉君 続きまして、銀行等保有株式取得機構に関して質問したいと思います。  資料の二ページを御覧ください。こちらが、日本銀行、預金保険機構、取得機構の株式の保有残高及び含み損益であります。  さらに、三ページは、こういった株式に関して、実は今、株主総会の季節でありまして...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、発議者に質問したいんですが、金融機関及び企業が保有する優先株、優先出資証券を銀行等保有株式取得機構が購入可能になりますが、所有後六か月以上経過した優先株、優先出資証券がその購入対象であると聞いております。  私は、むしろ施行時以前に所有していた優先株、...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、日本政策投資銀行改正法の発議者に質問いたします。  今回、交付国債を交付するということで、その金額は幾らであるか、さらに、どうして現金ではなく交付国債による出資にしたのか、この点に関して聞きたいと思います。  私は、各年度末の融資残高を計算して、それ...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  最後の質問をいたしますが、室伏政投銀社長に質問します。  政策投資銀行が民営化され、どのようなビジネスモデルを構築しようとしてきたのか、また、そのことは成功したのか、そして、今回の法案修正によりましてこのビジネスモデルがどのように変化す...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
11月26日第173回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大久保勉君 民主党参議院議員の大久保勉です。  まず最初に、中小企業金融円滑化法の意義と施行上の問題点に関して質問したいと思います。  先週二十日、菅経済財政相が、日本経済はデフレ状況にあるというコメントをなされました。そして月例経済報告にもそういった文言が盛り込まれました...全文を見る
○大久保勉君 非常に見識の高いお話だと思いますし、私も中小企業は是非救ってあげる必要があると思います。雇用の大半を担っているということもあります。  ただ、今回の法律案、当初と実際の法案制定、この間にいろんなぎくしゃくがあったと私は感じております。当初は、中小企業金融モラトリア...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。御趣旨はよく分かりました。今度はいかに施行されるか、特に当初の目的に従って中小企業をきっちり支える、こういうことが必要だと思います。  そこで、質問したい点は、ある批評家によりますと、この法律が施行されましたらかえって貸し渋りが発生するんじゃないかと...全文を見る
○大久保勉君 是非、大臣のリーダーシップを期待しておりまして、施行した後が肝心だと思います。よく金融処分庁と言われていましたが、名前を変えまして、金融コンサルタント庁とか、実質的に資金の流れを円滑化する、そして日本経済を元気にする、そういったことを是非御指導願いたいと思います。 ...全文を見る
○大久保勉君 実は私、福岡出身で、九州の財界と話をしましたら、九九%が中小企業です。雇用は八〇%を中小企業が担っています。  ところが、中小企業の経営者と話をしましたら、何とか売上げを伸ばしたいと。どこに納入しているかといいましたら、福岡の場合でしたら、トヨタ、日産の工場があり...全文を見る
○大久保勉君 ROAを高めるということは非常に重要な指摘、面白い指摘でありましたので、例えば金融界においてはどうやったらROAが上がるとお考えですか。
○大久保勉君 非常に面白い指摘で、この辺りも小泉・竹中路線と決別したと思います。この辺り、また別の機会に議論させてください。非常に参考になりました。  続きまして、高橋経済産業大臣政務官の方に三点ほど質問したいと思います。  まず、今回の法律を見ておりましたら、保証協会のいわ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、保証協会が裏保証した場合、四〇%のリスクを取ると。つまり、損失の四〇%を引き受けるということはリスクの四〇%を取るということですね。ということは、金融機関にとりましては、貸出しのうちの六〇%が当該中小企業のリスク、残り四〇%が保証協会のリスクですから、当...全文を見る
○大久保勉君 こちらは意見だけですが、金融庁の方の検査する場合に、裏保証をした場合、きっちり金利は下がっている、その下がり方も、信用リスクが減っているからその分だけ下がっているということを是非チェックしてほしいと思います。  同じような問題としましては、緊急保証、保証協会が一〇...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございました。  高橋政務官におかれましては、これで退室されて結構です。  じゃ、続きまして、亀井大臣の方に、G20で議論されております銀行の自己資本規制強化に関する質問をしたいと思います。  議論されておりますのはコアティア1、いわゆる普通株式資本...全文を見る
○大久保勉君 大臣の認識は非常に重要なんですが、ただ、国際会議で決まった決まりといいますのは、少なくとも国際行である限りは守らないといけませんから、日本がどう主張しようと、いわゆる国際会議で負けましたら強制的に自己資本を増やさないといけないと、こういう問題になると思うんですよ。 ...全文を見る
○大久保勉君 手元に十一月二十四日の日経新聞、これは経済面、がありますが、銀行の増資競争ということで非常に厳しいことが書かれています。例えば、コアティア2を六%にしようとしましたらメガバンクだけでも三十八兆円の資産圧縮が必要であるとか。相当貸し渋り、貸しはがしになる可能性もありま...全文を見る
○大久保勉君 私が主張したいのは、具体的に資本市場、日本の金融市場に関してはこういった予測で、既にあるメガバンクは増資をしようとしていたり、また証券アナリストの方はいわゆる株式の需給関係から日本株は下げ要因だとか、もうそういったことを分析しております。こういったことを踏まえながら...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。是非お願いしたいと思います。  さらに、亀井大臣が今決断できることがあります。といいますのは、たとえバーゼルの方でコアティア1、ティア1が五パーでも六パーでも決まったとしましても、対象は国際基準行です。ですから国内基準行は全く関係ありません。中小企業...全文を見る
○大久保勉君 ちょっと歯切れが悪いんですが、機械的にやる気がないということは、貸しはがし、貸し渋りをしてもいいということですね。
○大久保勉君 いや、かみ合っていませんが、国際基準行であるメガバンク若しくは大手金融機関がなかなか中小企業貸出しをしないと。新しい基準になりまして、もっと資産を圧縮しないといけないということで日本中が貸し渋りになりましたら困りますから、そういった国際基準行は国内基準に変えるべきじ...全文を見る
○大久保勉君 いや、僕ちょっと頭が悪いのかな。  とにかく、国際基準行を国内基準行にするという理解でよろしいですか、それ。
○大久保勉君 一点だけ。  金融庁は海外支店の閉鎖指導はできますか。
○大久保勉君 今回の中小企業金融円滑化法によって、いわゆる中小企業の貸出しが極めて不熱心で行政処分になった、このことと海外店舗の閉鎖、これは連動しますか。
○大久保勉君 もっと突っ込みたいんですが、与党委員としまして、この程度で。  大塚副大臣のおっしゃるとおり、やはり中小企業貸出しをきっちりやってくださいと、その中で国内の金融秩序をつくっていくと。アメリカの意向若しくはヨーロッパの意向も重要ですが、その辺りは最終的にバランスだと...全文を見る
○大久保勉君 横並びと言いましても、この公庫の場合は金融庁の検査先じゃありませんよね。ということは、今回の法案でいわゆるあめとむちというのがありまして、むち、金融庁の検査、さらには中小企業貸出しの比率等の公示、こういったものがありますが、事実上は銀行と横並びにならないんじゃないで...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  本日は安居日本政策金融公庫総裁もいらしておりまして、是非、総裁自らの意見を聞きたいと思います。  実は、私は日経新聞の「私の履歴書」というのを毎日読んでおりますが、二月ぐらい前に安居総裁のことが書いておりまして、非常に興味深く読まさせてもらいま...全文を見る
○大久保勉君 では、続きまして、財投の入口改革と出口改革の見直しという点に対して質問したいと思います。  今国会に郵政株式売却凍結法案が提出され、まあ恐らくは可決、成立すると私は期待しておりますが、これに関連しまして、いわゆる財投の入口の改革の見直しが進んでいます。だったら、出...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、財務副大臣と安居総裁に質問したい件があります。  政策金融公庫は中小企業金融、零細金融、農業金融、そして国際金融、全部一つの組織で行っております。このことは、実はメガバンクの国際部門とあとは地方銀行、さらに信金、信組、農林中金若しくはJA、これが一体経...全文を見る
○大久保勉君 具体的な質問に入りますが、附帯決議で国内部門と国際部門というのは勘定分離をすべきだという附帯決議を付けました。ところが、それが守られていないという御指摘もあります。特にJBICのファイナンス、特に国際会計基準で行っていますが、それと国内基準というので、非常に微妙な部...全文を見る
○大久保勉君 峰崎副大臣に確認したいんですが、副大臣としていわゆる政策金融公庫というのは未来永劫続くと考えていますか。
○大久保勉君 私の質問は、つまり日本政策金融公庫が全く同じ状況で続くかということです。安居総裁はもういろんな政府系金融機関の統廃合は全く考えていないということですが、政治家としてどう思われるかということです。  やはり、今年の六月の日本政策投資銀行法改正法の附帯決議には、将来の...全文を見る
○大久保勉君 よく分かりました。  ただ、経営者としまして、時代の環境とか金融環境、若しくは政府内での議論、こういったことはウオッチされまして、もし何かあった場合に、組織再編成をしようといった場合に多大なコストが掛かってしまうとか、そういったことがないようにやることも経営者とし...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、亀井大臣に二問質問したいと思います。  まず、ゆうちょ銀行の経営上の問題ですが、いわゆる定額預金で資金を集めて、ほとんど国債で運用しているということですが、この場合に、金利が上がった場合に大きいリスクがありますし、そもそも国債で運用していつも利益を上げ...全文を見る
○大久保勉君 亀井大臣の最後の点ですが、いわゆる国内に限らず海外を含めて幅広くこの資金を使っていくと、この点に関して、たしか斎藤次郎社長が就任するときも、ゆうちょ銀行をソブリン・ウエルス・ファンドみたいな形で使うことも検討されているというような記者会見を聞いたような覚えがあります...全文を見る
○大久保勉君 私が主張していますのは、外為特会はゆうちょのリスクしか取りませんから、その意味では、ゆうちょが海外投資をしますから、投資リスクはゆうちょが取るということなんです。外為特会は取る必要がありません。もちろんゆうちょ銀行を含めて国ということでしたら、国がリスクを取るという...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  時間があと少しになりましたので、最後に二問だけ質問したいと思います。公開会社法に関して、峰崎財務副大臣と大塚金融副大臣に質問したいと思います。  民主党公開会社法PTで、公開会社法の論点整理をしました。このことに関して、政府としてどのようなこと...全文を見る
○大久保勉君 二人の大臣からすばらしい答弁をいただきました。時間も参りましたので、これをもちまして終了したいと思います。