大久保勉

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大久保勉の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第190回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  まず、安倍総理に対して質問したいと思います。  安倍内閣の閣僚は、アベノミクスで日本の株が上がったということをこれまで何度もこの場あるいはいろんなところで公言されております。株高がアベノミクスの成果であるとするならば、株安によって政府が...全文を見る
○大久保勉君 私の質問は、やはり株が下がったときに政府の政策が無策であればアベノミクスは失敗ですかと、この部分です。  ですから、何かあった場合に、本当に必要でありましたら補正予算を組む若しくは中小企業対策を組まないといけないです。しかし、残念ながら、今回の補正予算に関しまして...全文を見る
○大久保勉君 昨年は経済を忘れた安倍総理でありましたが、是非、経済の安倍ということで、しっかりと景気対策、若しくは金融市場に異変が起こりましたら速やかに対応してもらいたいと思います。  もし、リーマン・ショック並みの経済危機になった場合、安倍総理は、来年四月に実施されます消費税...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。必要なときには法律改正をしてでも八%から一〇%に消費税を引き上げないこともあり得るという認識いたしました。  是非、経済の判断は極めて重要です。あるたしか自民党の閣僚は、リーマン・ショックのときに蜂に刺された程度という発言もありましたが、しっかりと経済...全文を見る
○大久保勉君 この表を、資料一を御覧ください。  これは、よく日銀文学と言われておりますが、結論としては、二〇一三年四月の段階で二年、二〇一五年四月、去年の四月に二%に達するということを全力でやるということでした。ある副総裁、名前は言いませんが、就任時に、もし二〇一五年の四月に...全文を見る
○大久保勉君 ちゅうちょなく金融政策を行うということなんですが、本当にできる政策はあるのかと、このことに関して議論したいと思います。  総裁に質問しますが、もし今の金融政策を継続した場合、日本銀行の保有の国債金額は二〇一六年度末、二〇二〇年度末に幾らになりますか。また、GDP比...全文を見る
○大久保勉君 私は財政金融委員会に十二年属しておりますが、数年前まではこういった予想は簡単に出てきました。ところが、この一、二年は全く出てこないと。何か問題があるんじゃないかと思います。つまり、二年後、GDP比どのくらい日銀が国債を持っているのか、若しくは国債の発行残高全体で何%...全文を見る
○大久保勉君 実は市場では分析があります。例えばアメリカのブルームバーグ社の予想では、このまま国債を八十兆円日銀が購入し続けますと、二〇二六年には全ての国債を日本銀行が持つということです。  ちなみに、二〇一四年九月が保有が二三%、単純計算で毎年六・四%保有残高が増えます。です...全文を見る
○大久保勉君 総裁に質問しますが、もし日本銀行が市場の国債五〇%以上を買い占めた場合は財政ファイナンスとあなたは思いますか。
○大久保勉君 日銀が考えなくても市場参加者は非常に気にしています。  例えば、財務省が主催しております第五十八回国債市場特別参加者会合の議事録によりますと、中央銀行が発行する国債の大半を購入する状況は正常ではなく、市場の価格発見機能及び流動性が低下する中、市場は外的ショックに対...全文を見る
○大久保勉君 それは間違いです。日銀は公式に、前回の金融緩和に関しましては、国債の、債券の購入銘柄、特に長期国債を買うようにしました。これは流動性が枯渇する銘柄が一部出てくると、こういった対応だということを発表されています。ですから、日銀は相当追い込まれています。  そこで問題...全文を見る
○大久保勉君 実は、昨日は別のことを言われました。中西委員の質問に対して日銀は、付利金利を下げることがあるかと言ったら、ないと。つまり、二つの矛盾があります。将来の何をするかに関してはっきりと発言することはないと言ったのに、金利を下げることはないと。いろんな手があるといっても、事...全文を見る
○大久保勉君 安倍総理に質問したいと思います。  アベノミクスで株が上がりました。といいますか、アベノミクスで株を買い上げたということで、こういう理解でよろしいでしょうか。  もし株が下がった場合、国民に大きい負担が発生します。年金が減る、若しくは保険料が上がると、こういった...全文を見る
○大久保勉君 時間の関係で次に行きたいと思います。  資料の三、四、五を御覧ください。これは内閣府地方創生推進室が作った資料です。その中で、自動走行に関して質問したいと思います。  資料の四。自動走行に関しましては、自動走行の公道実証実験について、一定の条件の下、道路交通法第...全文を見る
○大久保勉君 ということは、国家戦略特区と銘打っても、普通の、日本全国どこでもこの実験はできるということでよろしいでしょうか。
○大久保勉君 石破大臣は本当に正直な方です。  ポイントは、特区と銘打って、さもすごいことをやろうとしていますが、どこでもできると。若しくは、本当に特区でしたら、条約を日本が主導的に変えていく、ジュネーブ条約を変えていく、若しくは国内法との調整をする、そこまでやってこそ戦略特区...全文を見る
○大久保勉君 そう言っても、例えば、元部下でした小泉内閣府大臣政務官の資料にもレベル4を実現すると。  例えば、議事録があります。近未来技術実証特区におけるプロジェクトに関して、例えば平副大臣は、第三回近未来技術特区検討会で、最初からレベル4なのです、今の枠組みの中で何をやろう...全文を見る
○大久保勉君 成長戦略に関しては、フィンテック並びにガバナンス改革の質問も準備しておりましたのが、あと三分しか残っていませんので省略させてもらいまして、マイナンバーに行きたいと思います。  高市大臣に質問します。  日本郵政の速報によりますと、五千六百八十五万件郵送しましたが...全文を見る
○大久保勉君 三百六十万通が地方自治体にあるということです。これはいつまで保管して、もしその保管義務期間を超えたらどうされますか。
○大久保勉君 こういった費用に対してしっかりと補正予算を付けるとか、地方自治体をしっかりと応援して、最後の最後まで国民に届けると、この努力をしてもらいたいと思います。  続きまして、マイナンバーに関連して個人情報の問題がよく議論されました。  例えば昨年五月、日本年金機構にお...全文を見る
○大久保勉君 大量情報の流出に関しては答えられましたか。
○大久保勉君 それに対して通知をした、対処されたところに関してはいいんですが、対処されなかった件数はありますか。ちゃんと処置されていない件数。
○大久保勉君 一番問題なのは、日本年金機構、通知したんだけれども適切に処理しなかった、その結果大量の情報漏れと、こういったことが起きないように是非頑張ってもらいたいと思います。  実は、国会の方でサイバーセキュリティ基本法というのを通しております。これに基づいてNISCが監査を...全文を見る
○大久保勉君 最後になりますが、アベノミクスの成長戦略の一つとしまして、法人税の引下げというのがございます。法人税三〇%を二九・九四%に下げると。  本当にその必要があるかに関して議論したいんですが、主税局長の方に、現段階で実質的にどの程度税金を払っているか、主要十社に関して説...全文を見る
○大久保勉君 時間が参りましたので終わりたいと思いますが、次、しっかりと議論したいと思います。
02月17日第190回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  本日は、四人の参考人の皆様より専門的かつ示唆に富む事柄を分かりやすく説明していただきまして、感謝申し上げたいと思います。  実は、昨年の七月に財政金融委員会で国際機関を訪問しました。日本にあります唯一の国連機関であります国連大学、そして...全文を見る
03月04日第190回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  本日は、成長戦略、ICT社会への政府の対応に関して質問したいと思います。  成長戦略というのは、アベノミクスの三本目の矢です。どうしてこの矢が飛ばないのか、どうしたら飛ぶようになるか、その観点で質問したいと思います。  最初に、林経産...全文を見る
○大久保勉君 大臣の答弁と私も同じ考え方なんですが、あえて質問したいと思います。  まず一点目は、最先端の液晶技術が海外に流れてしまう、この懸念はありませんか。
○大久保勉君 是非技術流出がないように、若しくはしっかりと更に最先端技術を研ぎ澄ますように、経産省としてもしっかり見てもらいたいと思います。  関連しまして、液晶分野で鴻海・シャープ連合というのが強力になります。その観点で、ジャパンディスプレイ、これは政府が出資しております。そ...全文を見る
○大久保勉君 林大臣、産業革新機構には政府の金が出資されています。大臣の見解を、もし焦げ付いたらどうなりますか。
○大久保勉君 はい。  じゃ、林大臣に言いますが、あなたが当事者ですから、どうしますか。(発言する者あり)
○大久保勉君 政府資金が焦げ付いた場合は多大な国の損失です。あなたの責任ですが、どうされますか、そうならぬように。
○大久保勉君 心もとないんですが、次に進みます。  シャープの鴻海への身売りに象徴されますように、実は日本の半導体、携帯産業は、米国、韓国、中国、台湾企業に対して競争力をなくしています。その敗因に関してどのような分析をされているのか。特に自動車産業、ここは比較的好調です。その比...全文を見る
○大久保勉君 私の質問は、どうして自動車産業はまだ競争力があるのか、電子産業はどうして競争力がないのか、そこに対して質問します。
○大久保勉君 いや、是非大臣には、すり合わせがあるのが自動車産業で、極めて電子産業とはまた違う部分がありますが、これから深い質問をしていきますが、もしかしたらそのすり合わせ技術が要らないような産業が出てきます。モジュール化と言ったり、若しくは電気自動車、若しくは自動運転、その辺り...全文を見る
○大久保勉君 終わりにします。
○大久保勉君 午前中、林大臣と質疑をしましたが、実は、経産省の方としっかりと質問レクをしておりまして、資料一を御覧ください。これを見ながら、どういったことになっているかということをもう一度復習したいと思います。  参考人の方、このアイフォンのトータル・ビジネスコストの構造に関し...全文を見る
○大久保勉君 経済産業の事務方、本当にいい資料を作ってもらっているんですが、これを見たら水平分業が分かります。これまで日本の家電メーカーは全部自分たちで行っておりましたが、これを、設計・企画、部品、組立て、販売等に分けて、一番もうかるところを自分たちが押さえると。ですから、設計・...全文を見る
○大久保勉君 質問通告していないんですが、もしコメントがあったら、麻生大臣と石原大臣にお願いしたい、なくても結構です。といいますのは、アベノミクスにも関連しているんですが、円安にしました、ところが日本の輸出は伸びていないというのは、こういった構造があるからです。つまり、組立てに関...全文を見る
○大久保勉君 もうおっしゃるとおりで、そこをどうやって霞が関が、若しくは私ども国会が理解して応援していくかということで、今日の議論となります。  部品を作っていてももうからなかったら意味がありませんから、どうやってスタンダードを作っていくか、その観点に関して次の質問なんですが、...全文を見る
○大久保勉君 次に、自動車産業においていかに競争力を確保するかという観点から、自動運転に関して質問したいと思います。  これは一月十九日に石破大臣に質問したんですが、そのおさらいを兼ねまして、私の理解でしたら、完全自動走行に向けた国家戦略プロジェクトは実は絵に描いた餅じゃないか...全文を見る
○大久保勉君 確認したかったのは、もう一つ、レベル4はどこでもできないんですか。
○大久保勉君 実は、一年前の近未来技術実証特区検討会第三回の議事録があります。これは通告しておりますから、平副大臣の挨拶を読み上げてください。
○大久保勉君 ありがとうございます。  平副大臣はレベル4でやると言っているのに、その上司たる石破大臣はできないと。どういうことなんですか。
○大久保勉君 若干違うニュアンスに聞こえますが、百歩譲りまして、じゃ、石破大臣、あなたがレベル4を実施する法律を出すことはできますか。
○大久保勉君 実は今日、関係の河野大臣若しくは岸田大臣に来てもらいました。元々は総理大臣がいらっしゃるということで質問を考えたんですが、実は、今回の難しさというのは、各役所がいろんな権限がありまして、なかなか調整が難しいと。更に条約があると。ですから、レベル4というのはなかなか厳...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、念のためですが、米国もジュネーブ条約の解釈としては、運転者というのは自然人であるという解釈ですか。
○大久保勉君 この場といいますのが、国連欧州経済委員会、つまり欧州の委員会で議論をされています。やっとこれから日本が参加すると。ということは、日本は一回も参加したことはないですね、これまで。
○大久保勉君 外務省からいただいた資料なんですが、念のために確認しますが、この委員会には、アメリカ、カナダ、あとは自動車が強いドイツ、さらにはフランス等が入っていますか。これは参考人でも構いません。
○大久保勉君 実は、ここが国力の差とも言えます。伝統の差かもしれませんが。つまり、標準化が重要だということで、こういったことをヨーロッパは欧州の会議でもって議論しようという場をつくっています。アメリカはちゃんと入っていると。そこに、実は日本はこれから参加できたということで非常に、...全文を見る
○大久保勉君 極めて重要な役割になりますから、是非ともえりすぐった人を派遣してください。お願いします。  次に、報道によりますと、二〇二〇年までにレベル4の完全自動運転を一般公道で解禁するのが政府の公約と聞いております。そのためには、先ほどのジュネーブ条約の改正、道路交通法の改...全文を見る
○大久保勉君 ここは成長戦略上極めて重要ですから、是非頑張ってもらいたいと思います。  続きまして、同じようなITを使った新しい技術ということで、資料の二というのを御覧ください。  こちらは、大規模オンライン大学講座というもので、MOOC、マッシブ・オープン・オンライン・コー...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  特にコーセラとかエデックスというのがありますが、アメリカの主要大学、ヨーロッパの主要大学も開放しておりまして、世界中の人が見ることができると。そういう意味では、海外に留学しなくても簡単に海外の授業が聞けて、かつ単位までもらえるといった状況...全文を見る
○大久保勉君 是非頑張ってもらいたいと思います。  続きまして、石井国交大臣に質問したいと思いますが、実は、二〇二〇年オリンピック・パラリンピック開催を前にして、外国人旅客の受入れ体制の強化が必要であると考えております。特に、航空旅客の安全や航空保安への対応について、テロ対策や...全文を見る
○大久保勉君 是非、国の関与、そしてしっかりとした支えをお願いしたいと思います。  次に、大きく変わりまして、いわゆるアベノミクスの一本目の矢であります金融緩和、国内外の金融、株式、そして原油も下がっておりますから、こういったことに対して政府の認識をお尋ねしたいと思います。 ...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、済みません、ホテル・カリフォルニアに泊まったことあります。
○大久保勉君 さすが詳しいですね。いや、実は、今日、ホテル・カリフォルニアにもしかしたらお泊まりの方をお呼びしておりますから、そのことに関して議論していきたいと思います。  実は、ホテル・カリフォルニアといいますのは、好きなときにチェックアウトできるが決して立ち去ることはできな...全文を見る
○大久保勉君 それでは、黒田総裁に質問したいと思いますが、前回も、八十兆円の国債を買い続けると、ずっと買い続けていますが、二〇一五年と二〇二〇年の国債保有残高、日銀の残高、そしてGDP比、若しくは国債発行比率に関して、どのくらいになるかというのを質問しました。これに関して分かった...全文を見る
○大久保勉君 ですから、私が言っているのは、仮に八十兆円毎年買い続けたらということです。それでもできないんですか。
○大久保勉君 実は資料を出せないのは別なところに理由があるんじゃないでしょうか。例えば岩田一政元日銀副総裁の発言があります。二〇一七年夏には国債購入の限界が来るとおっしゃっています。どう思いますか、この件。
○大久保勉君 いや、非常に限界が来ているんじゃないかと思います。  例えば一例、資料三を御覧ください。これは事前に通告しておりますから、どうして一月二十九日に突然マイナスの金利を決めたか、日銀の参考人若しくは総裁、説明お願いします。資料三の説明です。
○大久保勉君 出張前ということですが、それは江崎委員の、マイナス金利は具体的に考えていないと言った前ですか。
○大久保勉君 実は、この後に経済財政諮問会議に五時十五分から六時まで出席されております。その前に指示されましたか。
○大久保勉君 私の質問に答えていないです。経済財政諮問会議の前ですか。
○大久保勉君 今日は時間がありませんから後で財金でもう少し詳しくしたいと思いますが、資料の一番下を見てください。  実は、事務方の方は、二〇一四年六月のECBマイナス金利政策決定を受けて様々な研究をしているんです。今回の政策決定、かなり精緻なんです。だから、すぐに、恐らく一月二...全文を見る
○大久保勉君 一月二十一日の決算委員会で、ないと言って、即一日以内に別の指示をするというのは、仮定の説明に関して、若しくは国会に対する説明に関してどうかということを私は聞いているわけであります。例えば、日銀の総裁は金利の上げ下げに関してうそをついてもいいといったことが報道されるこ...全文を見る
○大久保勉君 こういったことで、実は突然にマイナス金利が導入されました。実は、金融機関の方は、コンピューターのプログラムが間に合わないとか、若しくはマネー・マネジメント・ファンドが販売中止になる、相当の混乱、大混乱と言ってもいいと思います。  こういった状況に関して黒田総裁は御...全文を見る
○大久保勉君 ECBがマイナス金利を導入する場合は、半年以上前からそういった可能性に関して言及されていました。ところが、黒田総裁は、マイナス金利一切ないというのを一月十九日に言われています。で、十日後に決定会合と。  それは金融機関にとっては突然マイナス金利で、対応できないんじ...全文を見る
○大久保勉君 実際、バズーカ2というのが量的・質的金融緩和で、今回はバズーカ3と言われておりますが、前回に比べて、為替若しくは金融市場においてはほとんど効果がないんです。ということは、もう更に追加緩和が必要じゃないかと言われております。  そこで、仮定の質問です。つまり、するし...全文を見る
○大久保勉君 先日、事務方と確認しましたら、方向としてはマイナス〇・一がマイナス〇・五、マイナス一%になる可能性が高いということでしたが、それは間違いですか。
○大久保勉君 麻生大臣に質問しますが、実は、マイナス金利を導入してイールドカーブを下げたとしても、長期金利が下がったとしても、企業は全く反応していないというのが大方の見方です。内部留保が相当たまってきています。  つまり、内部留保を使わせるためには、企業の預金、ここにマイナスに...全文を見る
○大久保勉君 まあ分かったような分かっていないような。  企業が仮に三百五十兆円の預金を銀行に置いていると、この金利がゼロからマイナス一%に仮になった場合に企業の活動に変化が生じるんじゃないかと、このことはどう思われますか。
○大久保勉君 金融大臣としての麻生さんも含めて、銀行預金がマイナスになることは一切ないということですね。
○大久保勉君 それは間違いでしょう。金融庁がどう考えているかです。
○大久保勉君 仮にメガバンクがマイナスの金利を企業に付けたいと言ってもいいということですね。
○大久保勉君 企業が三百五十兆円の預金をしています。それで、銀行に預金していますが、銀行が、やはり預金が多過ぎると、マイナスの金利を大口預金者に付けようといった場合に、金融大臣として了解するということですね。
○大久保勉君 分かりました。  恐らく、預金金利が大口に関してもゼロ%でしたら、結局、マイナスの金利を導入されましたら銀行の収益が悪化し、そして銀行はなかなか企業の融資が積極的に出せないと、こういう状況があります。それを打破するためには、預金の金利をマイナスにすることも含めて考...全文を見る
○大久保勉君 質問しておりますのは、二〇一八年四月以降、黒田総裁が再任されるか、若しくは新しい総裁は、マイナスの金利をプラスに戻す、日銀が大量に買った国債を市場に売却する、株式を売却する、こういったことをしないと出口がありません。  出口はどうします。つまり、後任に任せますか。
○大久保勉君 これこそがダラス連銀のフィッシャー総裁が言ったことです。黒田総裁はチェックアウトしたけれども、日本銀行は立ち去ることができないと。このことが私は非常に危惧しているんです。つまり、金融政策、緩和するのは簡単ですが、それを元に戻すのは大変な苦労です。そのときに、国債の評...全文を見る
○大久保勉君 具体的な数字で説明してください。質問通告しておりますが、もし二%金利が平行的に上がった場合に、日銀と金融システム、どの程度の損失が出ますか。四%の場合はその倍ということで、四%の数字も教えてください。
○大久保勉君 二%で二十七兆でしたら、恐らく四%だったら、日本銀行にとって五十兆円以上の損失です。ちなみに、日銀の自己資本はどのくらいありますか。(発言する者あり)
○大久保勉君 終わります。
03月16日第190回国会 参議院 本会議 第13号
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○大久保勉君 民主党・新緑風会の大久保勉です。  会派を代表して、東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法及び財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律の一部を改正する法律案について質問いたします。  何と長...全文を見る
03月17日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  今回の税法に関しては、やはり消費税引上げ並びに軽減税率が最大の議論を呼ぶテーマだと思います。  そこで、まず消費税に関して質問したいんですが、今日の新聞等を読みますと、昨日、国際金融経済分析会議があったということです。ここは質問通告して...全文を見る
○大久保勉君 そうですよね。財務大臣が出席しない会議ということも重要かなと思っていますが、その場において、今日の報道でしたら、ノーベル経済学受賞者のジョセフ・スティグリッツ教授、コロンビア大教授ですが、が増税延期を総理大臣に進言し、また、安倍総理も良い示唆であったということなんで...全文を見る
○大久保勉君 いや、安心しました。さすが財務大臣として、しっかりと財務省の立場として論陣を張ってもらうことも重要だと思います。私自身は、消費税引上げ、賛成、反対というのは、大臣の言葉を聞きながら、本当に賛成していいかどうか、若しくは反対した方がいいのか、軽減税率との関係でもしっか...全文を見る
○大久保勉君 よく分からないんですが、じゃ、今日、具体的な質疑を通じまして、消費税を引上げ延期すべきかどうかに関して質問したいと思います。  一月十九日に補正予算の総括質疑がありました。私も安倍総理に対して質問したんですが、そのときに安倍総理は、リーマン・ショックや東日本大震災...全文を見る
○大久保勉君 附則十八条に関して、景気弾力条項なんですが、これがあったら、自動的にリーマン・ショック若しくは東日本大震災のようなことがあったら消費税引上げを延期できたわけなんです。  ところが、さきの税法改正でこの景気弾力条項がなくなりました。どうしてなくしたんでしょうか。財務...全文を見る
○大久保勉君 よく分からないんですが、景気判断条項がない状況において、今の法律ではありませんが、リーマン・ショック若しくは東日本大震災等の厳しい経済後退があった場合は、この法律において消費税引上げを延期はできますか。
○大久保勉君 新しく法律を作らない限りは延期はできないということですね。  景気判断条項を二年前の十一月に落としたというのは、景気を良くする、アベノミクスをしっかりと実施して景気を良くするということで落として、で、消費税を引き上げようとしたわけなんですね。ところが、もし新たな法...全文を見る
○大久保勉君 日本の方がしっかりと、日本の経済がしっかりしていたら、たとえ国際的にかなり厳しい状況であっても、自国経済がプラス成長、二%のインフレ達成でしたら全く延期する必要ないと思いますが、どうなんでしょう。
○大久保勉君 日本経済が世界経済の中にあるということでしたら、二年前も三年前も十年前も一緒ですから、最初から景気条項を外す必要なかったと思いますが、いかがでしょう。
○大久保勉君 決意を示されたというよりも、あなたでしょう。つまり、法案を出す人は財務大臣ですから、麻生大臣がしっかりと決意を表明し、ただし法律は、世界経済の動向もありますから、景気判断条項をしっかりと残した方がよかったんじゃないですか。単なる選挙目当ての言葉、それを法律まで作って...全文を見る
○大久保勉君 そのロジックでしたら、恐らく法律を出す、そのために国民に信を問うと。つまり、景気判断条項があったら選挙もしなくてよかったのに、要らない選挙費用も掛かるし国政を一旦停滞させると、こういった問題が起こり得たんじゃないですか。  私は、景気判断条項をしっかりと残した方が...全文を見る
○大久保勉君 私はまだ分かりませんが、少なくとも景気判断条項を外しているから新たに法律を出して消費税の引上げを延期しないといけないと、こういう状況に来ているとは私は思っていませんが、大臣はそういった状況にあるという理解ですか。
○大久保勉君 分かりました。じゃ、是非そのことを総理大臣の方にも進言してください。  どうもスティグリッツ教授の意見を聞いて、消費税再延期の方がいいと、いい示唆であったということをおっしゃっていますから、財務大臣としては延期する必要がない、今の経済状況では来年の四月に法律どおり...全文を見る
○大久保勉君 是非、総理を説得してもらえましたら、さすが麻生副総理、総理大臣経験のある大物政治家ということで私は尊敬したいと思います。財務大臣として財務大臣の立場を閣内でしっかりと浸透させてほしいなと思います。  何かありますか、御意見。
○大久保勉君 はい、分かりました。じゃ、しっかりと尊敬されるように是非頑張っていただけたら有り難いと思います。非常に、実は同郷ということで尊敬はしておりますが、もっと尊敬できるように頑張ってもらいたいと思います。  では、次に、軽減税率に関して質問したいと思います。  資料が...全文を見る
○大久保勉君 私としては、財務官僚らしい骨のある発言だと思いますから、大臣としては、よく言ってくれたと励ましの言葉をいただきたいと思っています。
○大久保勉君 新聞記事で、本人の発言によりますと、日本は増税一〇%で終わるはずがない国だということで、その先を考えて、軽減税率が入ったら増税しやすいと。私は本当に骨がある発言であると思います。  といいますのは、資料は準備しておりませんが、財政健全化に向けた基本的な考え方という...全文を見る
○大久保勉君 確認のためにもう一度質問しますが、十年後、日本の税収が均衡するためには消費税換算で二四%にしないといけないと。ところが、軽減税率制度を導入していたらそれが三〇%になると。つまり、六%も消費税を上げないといけないと。こういう理解でよろしいですか。
○大久保勉君 ということは、これは軽減税率じゃなくて、税の収入が一定でしたら決して軽減税率じゃないと。つまり、食品にとっては軽減かもしれませんが、それ以外にとっては増税税率ということですね。このことは軽減税率の本質的な問題です。  私ども、軽減税率が入るからいわゆる痛税感がない...全文を見る
○大久保勉君 繰り返しますが、財政審議会といいますのは所管の大臣はどなたですか。また、佐藤局長の上司の大臣は誰ですか。
○大久保勉君 ですから、麻生さん自らが自分の部下若しくは自分が動かしている審議会の正当な意見として、十年後、二四%消費税を引き上げる必要があると、それを、軽減税率を導入したら三〇%になってしまうと。この事実に関して、是非自分の問題としてあなたの意見を聞きたいと思います。
○大久保勉君 もう少し細かい議論ですが、十年後に二四%必要だと、こういったことも分かりました。軽減税率を導入したら、二四%から三〇%まで引き上がると。つまり、その仮説によると六%も軽減税率の導入効果があると。この点、つまり、軽減税率を導入した場合に、ほかの税金が、軽減対象外の消費...全文を見る
○大久保勉君 いや、議論がかみ合っていないと思うんです。絶対水準として二四とか三〇%という話をしていなくて、軽減税率を導入しない場合と導入した場合において六%の違いがこの場合出たと。それだけ軽減税率というのはほかの税率を引き上げる効果があるということに関しては認めてもらえますね。
○大久保勉君 分かりました。  続きまして、インボイス制度に関して質問したいと思います。  消費税引上げがもし延期された場合に、今この法案で議論されておりますインボイス制度、適格請求書等保存方式を適用するということでありますが、たしか平成二十九年、で、三十三年に完成すると。こ...全文を見る
○大久保勉君 別の観点で質問しますが、どういう状況があっても適格請求書等保存方式は平成二十九年の四月から実施するという理解でよろしいですか。いかなる状況があったとしても、たとえリーマン・ショック若しくは東日本大震災等の未曽有の経済状況があったとしてもしっかりと実施するということで...全文を見る
○大久保勉君 二つのことを整理したいと思いますが、インボイス制度自身は、場合によっては消費税に係る益税というのがありますが、そこをしっかりとなくしていくといった制度としても使えます。  そのことを整理するために参考人の方に質問しますが、適格請求書等保存方式導入は消費税の税収にど...全文を見る
○大久保勉君 実は、ここは事務方と相当議論した部分です。  ここで、皆さん、是非提案したいんですけど、つまり、インボイス制度を導入すると言っているのに、どの程度の効果があるのか。税収にとってプラスかマイナスなのか。税収にとってプラスということは、逆に事業者にとってはマイナスもあ...全文を見る
○大久保勉君 三千五百億、恐らく最大なんでしょうね、増収するということは、いわゆる事業者の方が、免税事業者等を含めて三千五百増税するということですから、この三千五百というのは決して少ない数字じゃないと思います。ですから、こういったインボイス制度を導入するためには、是非こういったこ...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、軽減税率に関して質問したいと思います。  現段階では一定の品目というのが決まっておりますが、今後、将来的なこととしまして、生活必需品、例えば衣料品等に軽減税率が拡充するという議論が起こり得ると思います。将来に関しては分からないかもしれませんが、海外にお...全文を見る
○大久保勉君 次の質問まで答えてもらいましたが、一応、生活必需品に関して今後拡充されていく可能性があるかということを聞きました。  その次の質問として、自動車、不動産の話があったんですが、いわゆる消費税で二重課税があるじゃないかと。つまり、自動車取得税、自動車を買って消費税を払...全文を見る
○大久保勉君 課税根拠が違うということで軽減税率には適用しないということは分かりましたが、でも、同じものを買うのに、だったら、いろんな課税根拠を作って、消費税も必要だと、自動車みたいな高級品を買うんだったら取得税も課そうと。また、自動車というのは更に今後、公害を仮にまき散らすとし...全文を見る
○大久保勉君 質問する相手が悪かったですね。つまり、理論的には整理されていますが、でも国民の立場を全く考えていないじゃないですか。  つまり、同じものを買うのに、課税根拠があるといって消費税も取得税も、若しくは公害対策税とか、いろんな課税根拠でもって税金を払わないといけなかった...全文を見る
○大久保勉君 少しだけ明確になってきたんですが。  概念整理をされました。しかし、概念以外にどのぐらいの重圧感、痛税感があるかということに関しても財務省は考えて、全体のその品目に対する様々な税の合算した負担に関しては考え得るということですか。
○大久保勉君 いや、あえてこういった議論をしましたのは、恐らくは、揮発油税とか様々な税目がありまして、その税金に対して更に消費税が掛かっていると。二重課税、ここに対してどういうことを考えるかということで議論しました。少なくとも佐藤局長の意見としては二重課税の問題はないということで...全文を見る
○大久保勉君 ここに関しては、政治的な、私の意見とは全く違いますから、そこは今後しっかりと議論していきたいと思います。こういった二重課税が増えましたら、痛税感がありますから、こっちの軽減税率というのは痛税感という言葉しか理由になっていませんが、二重課税の痛税感というのは相当大きい...全文を見る
○大久保勉君 すばらしい答弁だと思います。是非そこは筋を通してほしいなと思うんです。  その中で更に質問したかったのがあのさっきの質問ですが、さはさりながら、G7国として、中国経済がかなり厳しくなっている、世界的に金融若しくは経済の混乱がある、そういう状況において、日本の貢献は...全文を見る
○大久保勉君 補正予算の件に関しては分かりましたが、これは将来の、景気が極めて悪くなった、世界的にも景気が後退しているから財政を拡大して景気を良くしないといけないと、これが日本国としての世界に対する貢献だと、こういう判断もあります。ただ、その結果、基礎的財政収支、プライマリーバラ...全文を見る
○大久保勉君 非常に力強いお言葉で、是非やってほしいと思います。  先ほど、アベノミクスの一本目の矢だけでは不十分で、二本目、三本目の話がありましたが、だったら、二本目の矢といいますのはいわゆる機動的な財政出動だと思います。ですから、プライマリーバランスを黒字化するということは...全文を見る
○大久保勉君 ここは大賛成で、是非賢い予算を作ってほしいと思います。  あと時間が四、五分ですから、ちょっと次のところに触りだけ行きたいと思います。  次の大きい項目としましては、今回の税制で個別の税の課題に関して議論していきたいと思います。  まずは、法人税、これは極めて...全文を見る
○大久保勉君 今大臣の説明でよく分かりました。  ここは参考人に質問したいんですが、先ほどの話で、税率は下がったと、ところが課税ベースは拡大したということなんですが、これは税収中立ということでいいんですか。つまり、国税ベースではもう法人税収入はほとんど同じになるという理解でいい...全文を見る
○大久保勉君 そろそろ時間になりましたので、税収中立というのは非常にいいことで、あとは、地方税と国税の調整もしっかりとやっていると思いますが、今後に関しては次回の質問にしたいと思います。  ありがとうございました。
03月23日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。  先ほどの礒崎委員の質問に関連して、大臣に一点だけ確認したいと思います。  消費税引上げ延期のためには、リーマン・ショック並びに東日本大震災並みと、あとは政治的判断といいますが、少なくとも、GDP成長率がマイナスで金融収縮が起こっていると...全文を見る
○大久保勉君 政治に対する信頼がなくなりますね。プラス成長率でリーマン・ショック並みというのはあり得ないですよ。  では、もう一度確認しますが、金融収縮がないという状況でも、リーマン・ショック並み若しくは東日本大震災並みと言えますか。
○大久保勉君 ということは、もういつでも延期する可能性がありますというふうにしか聞こえません。その程度の財務省だということで、がっかりしました。  やはり、しんがあるところを言ってくださいよ。経済成長率がプラスだったら、もしプラスだったら消費税引上げ延期しないと。金融収縮はして...全文を見る
○大久保勉君 そうですか。分かりました。  この法案に関して消費税というのは極めて大きい項目ですから、その程度の法案提出者ということですね。そのくらいはっきりしないと国民は分からないですよね。経済がプラス成長かつ金融収縮もしていないのに、消費税、突然引上げ延長と。これはもうまさ...全文を見る
○大久保勉君 コーポレートファイナンスの世界においては、やはり税引き後の利益をいかに上げていくかと、そのためにはタックスというのも場合によってはコストと考えて最適化を考えていくと。それは、日本のみならず世界中の企業の配置等を考えている、特にMアンドAであったり、若しくは海外との取...全文を見る
○大久保勉君 そこで質問したかったのは、この表の十億円以下というのが何%になっているのか、さらに、十億円超というのは何%になっているのか、この税率に関して質問したいと思います。
○大久保勉君 あえて答弁してもらいましたのは、議事録に残して、これが法人税の実態であるということです。  この私の資料ということなんですが、これは財務省の方に資料請求をし、一か月以上時間がたって出してもらった数字です。  今、法人税率が三二%台から二九・七%にすると。もちろん...全文を見る
○大久保勉君 私が言っているのは、大企業の実質税率が低いからけしからぬじゃなくて、こういった実態を踏まえないと法人税の議論はできませんねということなんです。  例えば、租特に関して、大企業の実態に関しては三%使っているんですか、で、十億円以下一億円以上の会社は〇・五%と。やはり...全文を見る
○大久保勉君 考え方は全く同感で、是非一緒にやっていきたいと思うんですが、実は国会と政府の間に大きい壁があります。といいますのは、私ども国会の人間というのは、若しくは国民は、この実態の内容が全く分からないんです。財務省は細かい内容が分かります。ですから、そういったデータを分析して...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関しては、やはり軽減税率を適用するとか、租特を適用するとか、そういったメリットがあるんだったら、その反対に情報を開示することでバランスを取っていったらいいと思いますし、もちろん個別の企業の競争に関する守秘情報が出てくるのでしたら、そこは何とか回避するような方...全文を見る
○大久保勉君 企業の財務諸表を見ましたら、少なくとも税引き前利益と税引き後利益は分かりますし、ただ、その税金というのが日本国で払っているのか、若しくは海外で払っているのか、どういう形で払っているかというのは分からないと。  この辺りに関して、ある程度開示した場合には様々な特権を...全文を見る
○大久保勉君 ここで企業にとって問題なのは、例えば新興国で税金を課されたと、一方で日本の税務当局も税金を課されると。同じ源泉なのに二重の意味で課税される可能性があります。  そこで、先ほど出てきました相互協議といいますのは、その新興国、当事国と日本の税務当局がしっかり議論して二...全文を見る
○大久保勉君 件数は増えているということなんですが、例えば実際に係争しますが、解決するまでの期間に関して、先進国と新興国、違いはありますか。
○大久保勉君 是非この辺りに関しては人材をしっかりと配置して、日本企業に対してしっかりと応援して、二重課税の問題を即刻解消するように頑張ってもらいたいと思います。  最初の質問で、法人税の個別開示はなかなか抵抗感があるというのは、実はここにも若干影響していると聞いています。例え...全文を見る
○大久保勉君 是非しっかりと大臣のリーダーシップを期待したいと思います。  これまでいろんな議論をしましたが、例えば北京の日本大使館には、恐らく財務省から五名ほど税の専門家を送られているということです。非常に優秀な人材を送って何とか日本企業を助けようとしていると、こういった点に...全文を見る
○大久保勉君 こちらに関して、資料一の一にも書いていますが、じゃ、ちなみに訴訟金額が大きい三件の概要を説明してください。
○大久保勉君 資料の一の一に書いていますが、これは日経新聞ですが、いろんな係争においては、租税回避かどうかの判断基準としては目的、手段、結果があると。目的に関しては、事業の目的の有無は租税回避の判断の決め手にならないとの考え方を示したと、これが最高裁判所の判決内容です。さらに、手...全文を見る
○大久保勉君 今回こういった事例を挙げていますのは、四千億円の欠損金を認めるか認めないかと、恐らく、企業の税率は単純化して三〇%としましたら、一千二百億円の国の税収が増えるか増えないかということで、個人でしたら一千二百億円増税か増税じゃないかというのは相当大きい、国会でも相当議論...全文を見る
○大久保勉君 つまり、八十六億円国が余計に利息を払わないといけない事態が発生したということは、企業にとってはもしかしたら税金を払わないでいいという判断で企業再編をしたんだけど徴税されたと。それも非常に不安定な状況ですが、国がそれで徴税したら、場合によっては裁判で負けて八十六億円利...全文を見る
○大久保勉君 関連して質問したいんですが、大臣が答弁されましたように、しっかりと国が事前にいろんな回答を示すと、こういった制度は極めて重要ですが、それが本当に使い勝手がいいかということです。  実は、いろんな企業の関係者とも話をして、企業の関係者が文書で私に出したものとしまして...全文を見る
○大久保勉君 私も、前、金融機関で企業の買収とかMアンドA等の実務に当たっておりましたが、やはりスピードが物を言う世界です。それも、海外の企業を買収したり、若しくは海外に子会社を売るとか、こういう状況ですから、スピードをいかに上げていくか、このことがその国の企業にとっても競争力に...全文を見る
○大久保勉君 ここは経営者出身の大臣ということで極めて明快な言葉がいただけましたが、やはりスピードこそ命という部分もありますから、スピードを上げるためには、例えば東京国税局でやったり、大阪国税局とか、そういったところに人を増やして専門家を増やすということで、是非大臣として応援して...全文を見る
○大久保勉君 こちら、デリバティブと言っていますけれども、例えば外国の株を買う、どうも為替が急激に円高になりそうだということで為替でヘッジしたいというようなことを含んでいます。ですから、そういったことをすることによって、投資家としてはリスクが減っていくと。当然、普通のことでありま...全文を見る
○大久保勉君 簡単に言われますが、どの会社が内国法人で、どの会社が外国法人かというのが極めて今難しくなっていると。先ほどのタックスプランニングを考えましたら、場合によっては日本企業が子会社を海外につくって外国法人として、実際の売買は日本のお客さん相手と、こういったこともあり得ます...全文を見る
03月24日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大久保勉君 民主党の大久保勉です。    〔委員長退席、理事愛知治郎君着席〕  実は、質問通告、二日前にしておりまして、日銀に関しては副総裁でありましたが、突然、岩田副総裁が入院ということで、黒田総裁に代わって来てもらいました。岩田副総裁に関しては、治療に専念されたいという...全文を見る
○大久保勉君 この翁教授のコメントには、マイナス金利といいますのは為替にしか影響がないと、つまり為替を円安にすることしか影響がないといったことをおっしゃっていますが、そのことに関してはどう反論されます。
○大久保勉君 欧州のケースに関しましては、まだイールドカーブ自身が下げ余地があるということでマイナス金利が十分効く部分がありますが、日本の金利体系に関しては、もう短期も長期もほとんどゼロに近いということですから、今更マイナスの金利を更に深くしたとしましても、若しくはマイナス金利を...全文を見る
○大久保勉君 広義の自己資本が十五・五兆円ですね。  そこで、次の質問は、前回いただきましたんですが、国債がもし、国債を所有されています、金利が二%並行的に上がった場合には二十七・七兆円の損失ということです。でしたら、何%金利が今より上がった場合に日銀の広義の自己資本はゼロにな...全文を見る
○大久保勉君 ここまでは想定の範囲なんですが、つまり、金利が〇・八%以上上がった場合には大幅な含み損が出ると、ただし会計上は損失が実現しないと。  済みません、質問通告していないんですが、遠藤局長のお顔が見えましたから、もし金融機関で金利が二%程度上がりまして、二十七・七兆円の...全文を見る
○大久保勉君 いや、まさに予想の回答ですが、予防的にいろんなチェックをしていくと。ですから、私ども日銀の政策を議論をする場合に、出口が肝腎であると。藤巻委員もよく言われていますが、出口のことを想定しないと、今の政策がどうなるかというのはできないと。じゃ、どこでその議論をするかと。...全文を見る
○大久保勉君 先ほど日本銀行の独立性という話がありました。私は極めて重要だと思います。ですから、こういった質問をあえてしているわけです。  もし、先ほどの質問でしたら、二%金利が上がった場合に、日銀は債務超過です。最終的に資本が足りないということで財務省に対して若しくは政府に対...全文を見る
○大久保勉君 財務の健全性は極めて重要です。今日は、ですから数字を使って議論しようという話をしました。つまり、積立金というのは幾らあります、僅か四兆円ですよ。金利二%上がったら二十七兆です。桁が全然違いますよね。この四兆円の積立金も財務省と話をしながら、いろんな利益のうちの、利益...全文を見る
○大久保勉君 じゃ、総裁に関しては、本当にお疲れさまでした、退席されて結構でございます。  委員長、よろしいでしょうか。
○大久保勉君 この議論を今度は今回の税法との関連で質問したいと思います。  今回の税法の中で、軽減税率はいつ入るのかと。つまり、来年の四月に入る予定なんですが、もしかしたらそれが延期される可能性が、いわゆる総理大臣の答弁若しくは麻生大臣の答弁にあります。  そこで、事務方に聞...全文を見る
○大久保勉君 ということは、政治的な判断に頼るということで、事務方としてはもうこれ以上答弁できないと。ここはもう議論はしません。  ということで軽々に、リーマン・ショック級、東日本大震災というのは天災ですからこれは予想し得ませんが、リーマン・ショック級ということでしたら、少なく...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  内部留保課税に関してはいろんなことをしっかりと考えてもらいたいと思います。ただ、私としては、そこまでやるかと思います。ここは麻生大臣と一緒です。  ただ、やり方としてもう少しあるんじゃないかということで、この間議論していましたのは、内部留保の一...全文を見る
○大久保勉君 マイナスの金利預金というのは、リスクはないんですよね。むしろ、こういう状況において高い金利を付けることが銀行にとってリスクがあると思います、マイナスの金利にしたら利ざやが広がりますから。もちろん、マイナスの金利を付けることによって、この銀行はけしからぬと、そういった...全文を見る
○大久保勉君 金利が下がることによって総資金利ざやは縮小すると。ただ、手数料とかが、若しくはほかのキャピタルゲインがあればいいんじゃないかといったこともおっしゃったと思いますが、でも、結局、手数料といいましても、マネー・マーケット・ファンドとかそういったものが販売できないと。含み...全文を見る
○大久保勉君 是非、金融環境も相当変わっていますから、それに適応するためには相当優秀な人材が必要ですし、また任用も増やさないといけないということで、その辺りはしっかりと考慮して、適切な検査監督並びに金融行政を図ってもらいたいと思います。  時間的に、最後、一問だけ質問したいと思...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
03月29日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大久保勉君 私は、ただいま可決されました所得税法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本のこころを大切にする党及び新党改革・無所属の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     所得税法等の一部を改正...全文を見る
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました関税定率法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、日本のこころを大切にする党及び新党改革・無所属の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     関税定率...全文を見る
○大久保勉君 私は、民主党・新緑風会及び生活の党と山本太郎となかまたちの発議者を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成二十八年度における公債の発行の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  政府は、去る一月二十二日に、いわゆる復興財...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大久保勉君 これまでの議論でございましたように、財政法四条は特例公債、いわゆる赤字国債の発行を認めておりません。会計年度の一般会計予算の編成に当たりましては、歳入歳出を均衡させるように努力して、なお財源が不足する場合にのみ特例公債を発行するということになっています。  財政民...全文を見る
○大久保勉君 非常にいい質問だと思います。政府自身は極めていいとこ取りであります。  置かれている現状が全く違っておりまして、当時はねじれ国会でありまして、さらに、この法律はたしか十一月近くまでずれ込んでいました。国民の生活の安定を考えた場合に、どうしてもこの法律を通さないとい...全文を見る
○大久保勉君 民進党の大久保勉です。  今日は質問時間が大幅に短縮されていますので、早速入りたいと思います。  特例公債法で五年間赤字国債が発行できることになります。二〇二〇年、プライマリーバランスが達成されたときに、新規国債発行金額と借換国債発行金額、それぞれ幾らになります...全文を見る
○大久保勉君 百五十兆円の発行をしないといけないというのが二〇二〇年の状況です。  資料の一を御覧ください。実は、国債の市場、どういうふうになっているかといいましたら、もう日本銀行が三二%の国債を買っています。銀行は四二%から二七%と大きく減ってきています。ですから、日銀が国債...全文を見る
○大久保勉君 資料の四を御覧ください。つまり、運用利回りが〇・四三ということでしたら、調達コストがそれ以上になったら逆ざやということなんです。  実は、銀行券ルールというのがありました。つまり、銀行券というのは金利はゼロと、様々なコストがありますが、それを無視したとしてゼロ。で...全文を見る
○大久保勉君 ここで危惧しますのは、今、毎年八十兆円国債を購入すると。実際、国債の利回りはゼロ%ですから、運用利回りがゼロ%のものが一年間で八十兆、二年間で百六十兆増えます。さらに、二%逆ざやになった場合には、これで三・二兆逆ざやになります。ですから、合計をしましたら九兆円超です...全文を見る
○大久保勉君 過去の、旧日銀法でしたら、もし日銀の財務がマイナスの場合には国の手当てができるという条項がありましたが、新日銀法はそれが除かれています。そういう状況で、どういう形で債務超過になった場合に措置するのかと。もちろん、債務超過で問題ないといった考え方もあります。  そこ...全文を見る
○大久保勉君 私は限定をしました。つまり、これはどういう理由ですか。ブンデスバンク自身はマルクの為替介入をしています。ですから、その結果、一時的に為替における損失が発生して債務超過になったんじゃないですか。
○大久保勉君 まさにそうじゃないですか。ですから、今回の要因というのは、日本銀行の国内要因によって損失ができるということでかなり深刻なものです。  実は、二〇〇三年に植田審議委員が、日銀の審議委員が日本ファイナンス学会で中央銀行と債務超過の問題を議論しています。なかなか優れたも...全文を見る
○大久保勉君 このケースというのは全ていわゆる為替による損なんです。つまり、外貨を持っていた、ところが国内要因で、つまり国債を多量に買ってその結果逆ざやで債務超過になったというケースは、このチェコ、イスラエル、チリにおいてあり得ますか。
○大久保勉君 こちらに関しましては、今後、日銀報告若しくは一般質疑で議論を深めたいと思います。  これで私の質問は終わります。
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法及び財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、おおさか維新の会...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大久保勉君 おはようございます。民進党の大久保勉です。  まず、麻生財務大臣に質問したいと思いますが、四月二十九日、米財務省は半期ごとの為替報告を公表し、為替政策の監視国リストに日本を指定しています。これは、アベノミクスが円安誘導政策ということで監視国リスト入りしたという理解...全文を見る
○大久保勉君 大臣の言葉で今回が最初じゃないということをお聞きしました。でしたら、前回はいつだったんでしょう。参考人の方で誰か分かったら教えてください。
○大久保勉君 了解です。大臣の答弁の中にそういった言葉がありましたので、例えば、もう十年ぶりにリストに入ったら相当インパクトがありますし、一年前入っていて一年ぶりだったらそれほど影響がありませんから、重要性に関して知りたいもので、もし分かったら後ででも教えてください。  ここに...全文を見る
○大久保勉君 これまでとニュアンスが違うんですよね。当然介入の用意があるということで相当積極的なんですね。ということは、今の為替水準が当然介入の用意に値するということですか。
○大久保勉君 よく分からないんですよね。百二十円から百五円でしたらかなり急激な為替の変動だ、だから介入の用意があると。でも逆に、数年前でしたら、八十円から百二十円までどんどん円安になりました。当然、百五円から百二十円まであっという間に上がった、そのときには介入の用意がなかったわけ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。これ以上のことは申し上げませんが、非常にベテランの大臣ということで、為替に対する影響も相当ありということを承知の上で昨日の発言と承知しました。アベノミクスといいますのはどちらかといったら円安誘導型ということで、百二十円から百五円、円高に行った場合にちょ...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。  門間局長に次の質問をしたいと思いますが、特別勘定に関しては海外インフラ業務を強化するということで、まあかなりリスクも取れるということなんですが、それでしたら本当に十分なリスクが取れるか、この観点から質問したいと思います。  特に、インフラ輸出と...全文を見る
○大久保勉君 ここでポイントとしましては、外から持ってきた資本は僅か三百三十億、産投勘定から持ってきましたと。さらに、今年度は小さく積み上げるかもしれないけど、更に増えた場合に増える可能性があると。ということは、来年か再来年、もしかしたら三百三十億以上の増資をするために改めて法案...全文を見る
○大久保勉君 一点確認したいのは、答弁の中で、今回法律を改正するんだけど、特別勘定の出資、外からの出資三百三十億円ですが、新たに予算措置で出資をしたとしても法律改正は要らないと、こういうことをおっしゃいましたが、それは法文のどこに書いてあるんです。
○大久保勉君 ということは、その項目は、今回の法改正によらず、前からその項目があったということですか。
○大久保勉君 やっと合点がいきました。  今回、どうして交付国債を使っていないかということで非常に関心がありましたが、一応制度上、例えば来年の予算措置として、JBICのインフラ案件がどんどん伸びそうだといった場合には産投から五百億追加をすると、そのための予算措置を通常国会に出し...全文を見る
○大久保勉君 是非、特別勘定を作りましたら、しっかりと機能させて、出資の増額ができるくらいに頑張って貸出しを伸ばしてほしいと渡辺総裁にお願いしたいと思います。  といいますのは、最近、インドネシアにおける高速鉄道事業で日本が中国に負けたという案件がありました。これは麻生財務大臣...全文を見る
○大久保勉君 いろんな観点で説明がありましたが、恐らくインドネシアの高速鉄道案件というのは、インドネシア政府が保証しないということでしたら、いわゆる鉄道事業が稼働した場合にそこからの運賃収入でお金を返していくと、いわゆるプロジェクトファイナンスベースであり得ると思います。そこに対...全文を見る
○大久保勉君 大臣の答弁と局長の答弁、若干ニュアンスが違いますが、局長の答弁を聞いて安心しました。  といいますのは、アメリカにおける新幹線事業、アメリカ国政府若しくは州政府の保証がないと一切融資ができないということでしたら、案件として成り立たないと思います。もちろん、インドネ...全文を見る
○大久保勉君 六月末ですよね。今は五月だから、一か月先の状況もコミットできないと。で、この法律を通せというのはちょっと虫がいいんじゃないですか。一年先の延長だったら分かります。国会に対して延長するかどうかもはっきり表明せずにこの法律だけ通してくれよと、これは私は納得できません。答...全文を見る
○大久保勉君 役人らしいですね。ほとんど延長するのが決まっているけど、ここではコミットできないというふうにしか聞こえません。  例えば中小企業融資、MアンドAとか言っていますが、実際にこういったものが組成するためには三か月、四か月掛かります。僅か一か月先のことがはっきり分からな...全文を見る
○大久保勉君 この答弁の内容は、二、三年前に議論したときとほとんど一緒です。  円資金の調達は十分であるか、それはお隣に雨宮理事がいらっしゃっていますが、日銀が八十兆円国債を買っているから十分に国債のファイナンスができますが、もし日銀が国債の購入をやめた場合にはもしかしたら国債...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。是非この点、しっかりと大臣のリーダーシップを発揮されてください。  メガバンクにドルを出せ、このことが目的じゃないんです。メガバンクの後ろ側に日本の企業がいます。世界展開をしておりますから、日本のGDP若しくはGNIを増やすためにしっかりと支...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、国際協力に関して質問したいと思います。  今年はG7が日本で行われます。国際協力や国際社会でのリーダーシップを日本が発揮する絶好の機会だと思っています。そこで、日本は安全である若しくは技術大国であると、こういった面をしっかりとアピールすべきじゃないかと...全文を見る
○大久保勉君 航空保安に関しては、御存じのとおり、米国の九・一一テロ等もありまして、飛行機が戦争の武器になり得ると、こういう厳しい現実があります。そこで、しっかりと航空保安を確保する必要があります。  先ほど、条約で、しっかりと国が民間の会社を指導するということがありましたが、...全文を見る
○大久保勉君 航空保安というのはボディースキャナーだけじゃありませんよね。いろんな、警備の人材とか様々な観点で、やはりあの九・一一、テロを防止するためにしっかりと国が責任を持つと、このことが必要だと思います。  局長の方で、民間航空会社任せにしている国が多数あるということですが...全文を見る
○大久保勉君 分かりました。民間航空会社に任せているのは我が国だけということですね。  そこで、予算を作られます麻生財務大臣に質問したいんですが、実は民進党は各党と共同して航空保安法の提出を今国会で検討しております。是非、自民党さんとか公明党さん、各野党の皆さんに今話をしている...全文を見る
○大久保勉君 前向きな答弁をいただいたという理解です。ありがとうございます。是非よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、資料を配付しておりますが、この資料といいますのは五月八日の日経新聞の一面です。内容に関しましては、総務省は二〇二〇年までに全国全ての小中高に無線LAN...全文を見る
○大久保勉君 是非頑張ってもらいたいと思います。  特に、インバウンドということで多くの外国人が日本に来ています。日本はどうしてもWiFi整備が不十分だと、こういう指摘もあります。また、災害時にWiFiを使うということは非常に重要でありますから、是非やってもらいたいと思います。...全文を見る
○大久保勉君 これに関しては、役所の縦割りを排してしっかりと役所間で調整をお願いしたいと思います。  特に重要な観点は、普及率がまだ学校においては二三・五%とか、そういう数字も重要なんですが、利用者の観点、情報の利活用という観点、これこそが肝だと思っています。  具体的に、使...全文を見る
○大久保勉君 いや、ここで確認したいのは、まず、この日本科学未来館というのはいつできたんですか。やっと今年になってWiFi環境が整ったということですが、いつできました。
○大久保勉君 恥ずかしいですよね。科学の殿堂ですよね。そこに対して平成十三年から十四年間もWiFiすら使えなかったという、これが事実です。  じゃ、四月からどの程度使えています、アクセス件数を確認したいと思います。
○大久保勉君 これは質問通告してもう相当担当者とやり取りしていますから、すぐに出してほしいんです。三千件と。これ、多いように見えますが、じゃ、その間に国際会議で日本科学未来館を使った会議の参加者は何人ですか、一人当たり何回アクセスしています。
○大久保勉君 実態はそういうことですよね。七千人参加しています。でも、実際にアクセスしたのが三千件ということは、WiFiを使っている方はよく分かると思いますが、自分で一回つないだら、一件ということはないですよね、簡単に百件ぐらいはアクセスできますから。ほとんど使われていないという...全文を見る
○大久保勉君 是非、財務大臣、ここの部分だけは財布のひもを若干緩めても構いませんから、ITの分かる大臣にお願いして、私の質問を終わりたいと思います。
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、日本のこころを大切にする党及び新党改革・無所属の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     株式会社国...全文を見る
05月11日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○大久保勉君 民進党の大久保勉です。  御両名の大使閣下、分かりやすくかつ的を射た陳述、ありがとうございました。  二問質問を準備してまいりました。  まず、一問目に関しましては、エスティファノス・エリトリア大使及びマイナ・ケニア大使、御両名に質問します。  アフリカ開発...全文を見る
○大久保勉君 終わります。
05月24日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大久保勉君 民進党の大久保勉です。  まず、大臣に、週末に行われましたG7財務大臣会議に関して質問したいと思います。  為替相場安定の重要性と通貨安競争の回避で一致したという報道であります。しかし、日米で不協和音が報道されております。具体的に申し上げますと、これまで大臣は、...全文を見る
○大久保勉君 よく分かりました。  五月十日に大臣に対して質問し、そのときは為替は百六円台で、場合によってはもっと円高に行こうと。このときに大臣は、しっかりと必要があらば適切な措置をすると、こういったことも言われています。やはり財務大臣というのは極めて言葉が重くて、さらに国益に...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、銀行法に関して質問したいと思いますが、この銀行法の改正の大きな目玉の一つとしましては、フィンテック、ファイナンシャルテクノロジー、ここをしっかりと取り込んでいこうという改正になっております。  例えば、象徴的なものとしましては、ビットコイン等の仮想通貨...全文を見る
○大久保勉君 次に、具体的な点としまして、例えばビットコイン等の仮想通貨を銀行法における銀行業者が販売、投資、勧誘できるのか、また、金商法によります金融商品取引業者、具体的には証券会社であったり投資顧問会社等が扱うことができるか、質問します。
○大久保勉君 次の問題としては、仮想通貨、ビットコイン等の仮想通貨が信頼が得られるということは重要ですが、それと同時に、大きなハードルとしましては消費税の問題があります。例えば、仮想通貨を買った場合に八%消費税を払うということでしたら通貨としては使いづらいということで、ここに関し...全文を見る
○大久保勉君 よく整理された説明だったんですが、大臣の力で、是非、非課税の方向で議論をしてもらえたら助かります。お願いです。  続きまして、フィンテックとして更に最近流行しようとしていますのが、AI、人工知能を使った運用です。具体的にはロボットアドバイザーというものでありますが...全文を見る
○大久保勉君 アメリカにおいては約四・一兆円、日本は二十四億円、これだけ差が付いているから、しっかりと、大臣がよく言われますが、金融処分庁から金融業を押し上げる金融庁になっているということで、是非しっかりとこういった新しい産業を応援するという立場で金融行政をつくってほしいと思いま...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、大臣に質問したいと思いますが、フィンテックでブロックチェーンという技術もこれからどんどん広がっていくと思います。こういったブロックチェーンやロボットアドバイザーの例に見られますように、金融庁でもITの技術革新を先取りして日本の金融界も巻き込んで制度面も含...全文を見る
○大久保勉君 では、続きまして、フィンテック若しくはITにおける負の面に関してどのような備えがあるかという点で質問したいと思います。  具体的には国際間の資金のやり取り、その中枢システムがSWIFT、国際銀行間通信協会が行っております。これはオープンシステムではなくて銀行同士が...全文を見る
○大久保勉君 続きまして、銀行の本業に係るゆゆしき問題に関して質問したいと思います。これはもう大臣に質問したいんですが、いわゆる日銀のマイナス金利の問題です。  やはり、銀行の本業は金を貸し出し、預金を集めて金を貸すと、この総資金利ざやが急激に減ってきています。三月決算でも三菱...全文を見る
○大久保勉君 大臣の答弁はいつもよく分かるんですが、今回はちょっと駄目ですね。金融育成庁としては認識が間違っています。  例えば、資金調達コストが低下するということを言っていますが、こんな答弁、書かしちゃ駄目ですよ。というのは、今何が起こっているかといったら、もう預金金利ゼロで...全文を見る
○大久保勉君 ありがとうございます。  ITに関しましては、やはり役所の縦割りを排してしっかりと連携することが必要でありますから、ここはやはり政治家としまして、大臣政務官の力の発揮しどころですから、是非頑張ってもらいたいと思います。  続きまして、日本銀行に質問したいと思いま...全文を見る
○大久保勉君 ここに関しても議論したいのは相当ありますが、ETFの場合はほとんど議決権に関しては調査していませんから非常に甘いという指摘があります。これは指摘するだけです。  次に、より本質的な議論をしたいと思います。これは資料の二を御覧ください。  今、どういう状況かといい...全文を見る
○大久保勉君 いや、非常に楽観的です。会計上の損失を発生するとか、そういったことで済むんだったらリーマン証券は破綻しませんでした。重要なのは流動性です。  ですから、本当に売ることができるかということです。日経二二五に連動しているからいつでも売れると言ったとしましても、そのとき...全文を見る
○大久保勉君 認識が間違っています。  つまり、もし一兆円のETFを今マーケットへ売ろうとしたら誰が買いますか。証券会社はそれをポジションに持つ、このことはドッド・フランクで禁止されています。ぱらぱら分解しようとしましても相当時間が掛かります。ですから、日経二二五、現物の市場は...全文を見る
○大久保勉君 最後になりますが、雨宮理事はこういったことはしっかりと理解されていると思います。非常に悩ましいのは、政治的に二%のインフレターゲットがあるからやらざるを得ないと。国債を買っても、もうこれ以上はなかなか買えないという状況になりました。マイナス金利といっても評判が悪いと...全文を見る
○大久保勉君 私は、ただいま可決されました情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党及び新党改革・無所属の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。...全文を見る