大沢辰美

おおさわたつみ



当選回数回

大沢辰美の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。先日の大臣の所信を受けて、大きく食料自給率の問題、そして中山間地の問題についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に食料自給率の問題なんですけれども、私たち日本共産党は昨年の食料・農業・農村基本法の論議の際には、基本法には食料自給...全文を見る
○大沢辰美君 では、二〇一〇年までに目標数値としてはカロリーベース四五%という数字を提起したという今の御答弁ですし、基本計画案には書かれているわけですが、この中に、関係者が取り組むべき食料消費及び農業生産における課題を明らかにしてと、そういう答弁ですね、計画期間内においてこれらの...全文を見る
○大沢辰美君 関係者の努力ということは何度も今までの質問の中にも出されていますが、結局政府の責任という言葉が出てこないわけですけれども、それについてもう一度重ねて聞きたいと思います。  この自給率目標の性格は、食料自給率向上のための取り組みの課題、今、大臣がおっしゃった生産者や...全文を見る
○大沢辰美君 今の大臣の答弁だったら政府要らないですよ。政府の答弁になっていないと思うんです。  私は先ほどから聞いておりまして、先頭に立って頑張る、全力を尽くす、十年後については大臣でないかもしれない、こういう答弁が繰り返されたことにとても無責任な御答弁じゃないかと思っている...全文を見る
○大沢辰美君 大臣、私そんなこと聞いていないですよ。私たちは議会の民主主義をきちっと守って国会の運営をし、そして今は政府が自民党、自由党、公明党が選ばれているわけですけれども、その中で推進することは当然のことです。だけれども、今あなたがおっしゃっているのは何かソ連の問題を取り出し...全文を見る
○大沢辰美君 私は、今政権論を論じているのではありません。政府としての責任を、消費者の皆さんや生産者の皆さん、頑張ると、政府も責任持ってやりますと、そこを答弁していただきたかったわけです。だけれども、そのことは一言も今、政府の責任という言葉は聞けませんでした。ですから、もう何回も...全文を見る
○大沢辰美君 提案されています一つの具体的なことで、飼料用の稲の開発です。そして、飼料用に適した米の品種開発などがやはりおくれていると思いますから、その点は特に強調したい。飼料用稲の生産を拡大することは我が国の自然条件にはとても合っていると思うんですね。だから、栽培地域を選ばなく...全文を見る
○大沢辰美君 飼料用作物の増産という、つくり上げるためには有効な手だてをいろいろととっていただきたいと思うんです。そのことの見直しも求めて次の質問に移りたいと思います。  次は、中山間地に対する直接支払い制度について質問したいと思います。  直接支払いの導入は、私たち日本共産...全文を見る
○大沢辰美君 私たちも、新しい制度だから最初から完全なものということを言っているわけではないんです。柔軟にとおっしゃるけれども、今いいことばかりの実態をおっしゃったけれども、本当に現場では高齢化が進んでいる。ある町では、私の行ったところでは高齢化率が六四%と言っておりました。だか...全文を見る
○大沢辰美君 大臣が今EUの例を出されましたけれども、この四四%というのは中山間地の対象の四四%なんですね。  私はEUの中でもちょっとオーストリアの制度を調べてみたんですが、オーストリアの場合、EU加盟の前の数字なんですけれども、全体の四割の条件不利地域へ助成をやっているわけ...全文を見る
○大沢辰美君 私は、実態を知っていただいているんですかということを最初に聞いたのは、そういうところなんですよね。一集落でも大変なんですよ。だから、下の集落と一緒にやるというのはもう一つ大変な事態があるということも私はそのお話を聞いてわかりました。  だから、いろんな理由で途中で...全文を見る
○大沢辰美君 最後に大臣にお尋ねしたいと思うんですが、これまで述べてまいりましたけれども、この中山間地の直接支払い制度については柔軟な対応と言いますけれども、現地では大変厳しい条件だということをまず知っていただいて、説明会の段階で既にこういう問題がたくさん出されています。  で...全文を見る
○大沢辰美君 以内ですか。
○大沢辰美君 それ以前、三年までちゃんと出ているんですから……
03月16日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、朝、午前中ですけれども、審議会が開催されておる中で、その会場へ行ってまいりました。そして、本当に酪農家の皆さんが北海道を中心として全国から、審議の中に大臣が諮問された内容を本当に私たち改善してほしいというそういう要望を持...全文を見る
○大沢辰美君 安定すると考えている、そういう御答弁ですけれども、これまでの九九年度の加工原料乳の保証価格は、御存じのように七十三円三十六銭で、最高時よりおよそ二〇%引き下げられているわけです。飲用乳の乳価も九九年度はキロ九十三円三銭で、二十年前に比較してもおよそ二〇%下がっている...全文を見る
○大沢辰美君 加算を別途やっているから乳価の単価には影響はないという答弁ですけれども、何度も申し上げますけれども、加算を加えて再生産を今までやってきたという実態の中で本当に大変だという実態をもう一度述べまして、乳価の単価というのは一円たりとも、一銭たりとも引き下げることは農家に対...全文を見る
○大沢辰美君 融資枠の半分しか利用されていないという実態を私も調べてわかったんですけれども、やはり利用しにくい内容がそこにある、計画を出さないといけないということは当然ですけれども、あるということも踏まえて、抜本的な改善を求めていきたいと思います。  もう一点お聞きしたいと思い...全文を見る
○大沢辰美君 当然リース事業だけでやれるはずがありません。皆さん本当に何億という予算をかけて頑張っていらっしゃる姿をもう実態でつかんでいらっしゃると思います。  私はきょう本当に、午前中に北海道の酪農の方のお話を聞かせていただいて胸が詰まったんですけれども、やはり自分のところで...全文を見る
○大沢辰美君 その決意を、農家の皆さんが、ああやってくれるんだなと、不安を抱かないような状況をまずつくり上げていただきたいと思います。  それで、今やっていらっしゃる方ですね、堆肥センターをつくるのに、私が見させていただいた立派な施設は約四億五千万ぐらいかけてつくっておられまし...全文を見る
03月24日第147回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  二月二十三日、阪神・淡路大震災復興本部が五年間の法規定によって解散されました。政府は、今後、関係省庁の連絡会議において復興対策を行うこととなってしまいました。  ほとんどの震災特例措置が五年という期限切れを迎え、被災者は今、...全文を見る
○大沢辰美君 私は、その一方の生活再建の実態が非常に厳しいことを述べたいと思うんです。  私たちも日本共産党として五年目の検証を行いました。特に、神戸市会議員団の皆さんが調査した災害復興公営住宅の調査の中で、千七十四通の回答がありまして、そこには本当に苦痛がびっしりと訴えられて...全文を見る
○大沢辰美君 今、被災地の十市十町の中で、一市六町は自治体の独自の減免措置がないんです。ですから、二番目の資料を見ていただいたらわかりますが、これは淡路の町の一つですけれども、五千五百円の家賃、今、国の補助で家賃が安くなっています。だけれども、これがなくなったら、町の制度がないた...全文を見る
○大沢辰美君 本当に一日も早い決断を下していただきたいと思います。  現状は、何度も繰り返しませんけれども、高齢者が五五%住んでいらっしゃるわけですから、これ以上の収入のふえる見通しがないという状況でございますので、この点を強く申し上げまして、次の質問に移ります。  次は、災...全文を見る
○大沢辰美君 そうすれば、自治体の裁量においてこの有効な使い方はやれるということの認識でいいんですね。
○大沢辰美君 そしたら、自治体の裁量において検討をしていくことは可能であるという、そういう考え方を私は受けとめたいと思います。  時間の関係でもう一点お聞きしたいと思いますが、被災者生活再建支援法についてお聞きをいたします。  これは御存じのように、今も質問がありましたけれど...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  検査法に入る前に一点、悪性の家畜伝染病である口蹄疫に対する不安がとても広がっておりますので、その点について数点お尋ねしたいと思います。  宮崎県で広がったわけですけれども、不安になった生産者の方が県庁の方に説明を求めてお伺い...全文を見る
○大沢辰美君 急な事件というんですか事故ですので大変だと思いますけれども、四月一日に他府県から、九州以外からということですけれども、直ちに送れるのは国の方だと思いますので、その点を重ねてお願いしておきたいと思います。  今、韓国でも乳牛に口蹄疫の疑いがあるということを新聞報道さ...全文を見る
○大沢辰美君 どちらも清浄国ですので、その辺ではやはり原因究明の共同調査というのは非常に効果的なのではないかと思いますので、お願いしたいと思います。  生産者への被害補償については、一昨日の須藤議員の質問に対しても、特に移動制限で経営が困難に、打撃を受けた場合は農家の救済の対策...全文を見る
○大沢辰美君 宮崎牛というのは、私も食べたことありますが、ブランドの確立にとても努力をされているところだと思うんですね。だから今回の、疑似といってもやはりかかった、発生について、価格の問題も心配ですという不安がとてもひどいということを現地との問い合わせで訴えがありましたので、農水...全文を見る
○大沢辰美君 前回の改正のとき、農業団体の代表の方が参考人としてこの委員会で訴えられた、陳述された内容の中に、国による検査は引き続き重要であると陳述を、その重要性をお話しされていたことを文書で読みました。でも、だから、今でも該当の団体のところに私問い合わせをいたしましたら、当方か...全文を見る
○大沢辰美君 そこが私は、本来検査というのは今言われたように公平中立の立場から第三者こそ望ましいということをみずからおっしゃったと思うんですね。その点で、私は今やっている国の検査というのは本来的な検査の技能を持っていると思うんですね。  ですから、昨年、食糧庁も関係者や学識経験...全文を見る
○大沢辰美君 私は、歴史的に振り返ってみても、今、大臣のおっしゃっていることはちょっと矛盾しているように思うんです。  それは、農産物検査がいろんな変遷を経て確立されてきているわけですけれども、明治、大正、私も記録を読みまして、米穀取引関係者、地主、それから同業者組合による検査...全文を見る
○大沢辰美君 本当に歴史がつくられた検査法だなと私は感動しているんですが、大臣、このような歴史的な経験から国による検査へと発展してきたことは事実であると。では現在の食糧庁の検査ではどんな弊害、どんな公平性が失われているのか、どんな円滑な取引の障害になっているのか。国が今やっている...全文を見る
○大沢辰美君 結局は検査内部の問題ではないということですね。行革、いわゆる規制緩和を含めた行革だということなんです。  私たち日本共産党は、行革をすべてだめだというふうに言っているわけじゃないんです。だけれども、行政改革と言うのだったら、私は、今発生している政官財の癒着、汚職な...全文を見る
○大沢辰美君 私は、民営化を契機に一層農産物検査自体が縮小の方向に進むことをとても心配しております。日本共産党は前の改正のときに、米の全量検査を廃止して計画米だけは義務にすることを、検査米と未検査米が市場で混乱するので米の流通を困難に追い込むんじゃないか、中身について消費者の信頼...全文を見る
○大沢辰美君 いろいろと述べられましたけれども、私はやはり食糧行政の全体的な後退につながる、このように思えて仕方がありません。  行革の推進としての検査法の民営化はそういう立場からも認めることはできない、そのことを指摘して、今度は消費者の立場からちょっと数点質問させていただきた...全文を見る
○大沢辰美君 今、まさに民営化に移行するという法案を出す中で検査官の廃止だとか合理化が進められようとしているんですが、そういう体制を十分にとれる保障があるんでしょうか。
○大沢辰美君 じゃ、カドミの汚染調査問題で一点聞きたいと思います。  食糧庁は米、麦の残留農薬検査を行っているわけですけれども、カドミでは、これまで毎年行っていた一般地域、特定地域の検査に加えて、平成九年、十年産米については全国濃度分布調査を行っています。この中で一点、食品衛生...全文を見る
○大沢辰美君 カドミを含めてこういう調査についてはサンプリングは今まで検査官が行って、そして適切に行われていたと思います。でも、今後民間に移行した場合、そこの地域の汚染状況を検査するがゆえに、どこのサンプルをとるかスムーズに農協などの検査機関の協力が本当に得られるのかどうか私は非...全文を見る
○大沢辰美君 私は、生産者の立場からも国の検査というのは重要だということを先ほど述べましたが、消費者の立場からも安全性を国が責任を持って検査していただきたい。長年の経験が本当に蓄積されて、公正中立の立場に立てるのが国の検査官の業務だと私は確信しております。だから、この点からしても...全文を見る
○大沢辰美君 農産物検査の民営移行を私は認めないという立場でこの件についてはもう一度、再度指摘をして、最後にもう一点違った項目で質問させていただきたいと思います。  子供たちの健康や、米飯を子供たちにという立場から国の対策についてお聞きしたいんですけれども、米飯学校給食について...全文を見る
○大沢辰美君 値引きがなくなってあと交付税でも補てんをしているという答弁ですけれども、実際には九七年からこの二〇〇〇年の三年間で米飯学校給食関係の予算が非常に少なくなっていますが、その点については今幾らになっていますか。
○大沢辰美君 金額について。
○大沢辰美君 本当に各自治体それからJA、努力しているんですね。私も地元の小学校の学校給食で、米飯で来年から本格的に週三日やりたいと、それによってどれだけ父兄負担がふえるんですかと聞いたら、一カ月一人わずか二十五円、そういうふうに言っていました。わずか二十五円ですけれども、これは...全文を見る
04月04日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○大沢辰美君 最初に、私も有珠山の噴火災害についてお見舞いを申し上げると同時に、一点だけ質問させていただきたいと思います。  冒頭にも、適切に対応するという大臣のあいさつがあったわけですけれども、やはり今後長期化するという可能性が強いわけですから、特に今答弁がありましたように、...全文を見る
○大沢辰美君 本当に特別な対応を求められると思われる長期化の予想が発表されていますので、特にそのことをお願いいたしまして、法案の審査に入りたいと思います。  青年就農の大切さというのはもうみんなが認識しているわけですけれども、農業労働力の激減がされた中での対策だと思いますけれど...全文を見る
○大沢辰美君 私は、自治体は頑張っていて国の方がおくれているんじゃないかということを指摘したいと思うんです。  新規就農者の希望者は増加しているわけですよ。だから、市町村が独自に行っている相談窓口の設置だとか農地だとか住宅のあっせん、それからまた取得の支援、営農資金の助成などの...全文を見る
○大沢辰美君 連携をすると言っているけれども、現実には本当に自治体で差が出ているという実態を私はもう一度把握していただいて総合的な対策を講じていただきたいと思います。  特に、具体的に農地確保に対する支援についてお聞きしたいと思うんですけれども、就農相談は年間五千人近くあるそう...全文を見る
○大沢辰美君 やはり、全体として私は非常に不十分だと思うんです。ですから、経営を安定させるためには、先ほども申し上げましたが、農地の確保が大変だ、農業施設等のリース事業を推進するためにこれからも万全の対策を強化すべきだということを述べておきます。  私は、今就農を目指して農学部...全文を見る
○大沢辰美君 本当に、やっているということですけれども、実際にそういう相談が出てきているということはやっぱり不十分な点が地域によってはあるということですので、特に指摘をさせていただいて対応を強化していただきたいと思います。  新規就農者を本格的に軌道に乗せていくためには、やはり...全文を見る
○大沢辰美君 時間が参りましたので、特に免除の点を強化していただきたいことを申し上げて、質問を終わります。
04月17日第147回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  法案審議の前に、有珠山の噴火災害についての質問を数点させていただきたいと思います。  被災された皆様に心からお見舞いを申し上げ、また関係者の皆さんの奮闘にも心から敬意を表したいと思います。  私は、現地を調査させていただい...全文を見る
○大沢辰美君 被災自治体の特別措置の追加措置、そして周辺自治体への今答弁されましたその内容についての必要な援助措置の強化を重ねて求めておきたいと思います。  二点目は、四月十二日の火山噴火予知連絡会の統一見解を受けて、虻田町、伊達市、壮瞥町は十三日に一時一部区域の避難解除がされ...全文を見る
○大沢辰美君 本当に工夫を凝らして、危険を冒しなさいと言っているわけではございませんので、船とか、行けるところまでのバスだとか、遠くから自分の家を見るとか、いろんな方法はあると思いますので、このことは要望が強うございましたのでぜひお願いしたいと思います。  三点目は、避難所の改...全文を見る
○大沢辰美君 緊急にそのことをお願いして、いろんな方法がまたあろうかと思いますし、やられている点も私は見てまいりましたが、雲仙で経験された食券の配付だとか、これから長期化する中でいろんな方法をとって、食事の改善を求めたいと思います。  最後に、有珠山について、私は、今までの皆さ...全文を見る
○大沢辰美君 相当の数の貸し付けの制度を言われたわけですけれども、私は阪神・淡路大震災を経験した一人として、五年たって今日、やはり営業再建、生活再建ができていないという実態の中で、本当に生活基盤、営業基盤をつくり上げていく上では個人補償というのは欠かせない時期に来ている。ですから...全文を見る
○大沢辰美君 法案をつくるに当たって万全の体制が今整いつつあるんだと思いますけれども、この間の災害が発生した各都市の市町村の地域防災計画を私はずっと見せていただいたわけですが、避難勧告に基準がないなど、やはり具体的になっていないわけです。  だから、そこで災害弱者の関連施設への...全文を見る
○大沢辰美君 都道府県段階まではそういう体制の状況が生まれつつあるということですが、残った分については早急にやっていただくと。  問題は、都道府県から今、先ほども述べました市町村への情報伝達はパソコン一台あれば可能ということなんでしょうか。市町村までのネットワークを急ぎつくって...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひ具体的な数字も含めて基準をつくるということを急ぎ行っていただきたいことを述べまして、最後に、そういう警戒区域、特別警戒区域がこれから設定されて、避難勧告そして開発の規制というのがやられていくわけですが、現在までの既存の社会福祉施設、災害弱者、この点での施設に対す...全文を見る
○大沢辰美君 以上です。
04月18日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、法案質問に先立って、有珠山の噴火による農水畜産の被害について数点質問させていただきたいと思います。  噴火直後でしたけれども、私の質問に対して大臣は、農業の農畜産の被害に対して現行制度に、もちろん頑張るけれども、特別な...全文を見る
○大沢辰美君 私も、農協、漁協の組合長さんなどのお話を聞かせていただいたり、農家の皆さんのお話も聞かせていただいたんですが、具体的に今まだ調査が進行中のように聞いておりますけれども、私がお聞きしたメロン農家のAさんという方は十数年メロン一筋のベテラン農家の方です。  三月二十九...全文を見る
○大沢辰美君 それは現在の制度の範囲にとどまっていると思うんですが、こういう事態に至って、本当にせめて種代だけでも支給ができるような対策も講じていただきたいということをお願いいたします。  もう一点、養豚農家の被害なんですけれども、これは伊達市で養豚を経営しているBさんは二百頭...全文を見る
○大沢辰美君 本当に、これもだめだあれもだめだじゃなくて、実態に応じてえさなどは現物支給も考えるという、こういう場合に対しての特別な対応というのが望まれるのではないか、このことを要望しておきたいと思います。  水産関係ですけれども、このことについても、ホタテの現状の報告、非常に...全文を見る
○大沢辰美君 最後に、大臣にお尋ねしたいんですけれども、まだ本当に被害の状況はわからない、そして深刻な状態も生まれているという現状です。火山噴火の被害である被害補償、少なくとも所得補償がなければ、生活基盤ですから、農業、畜産、水産の被害者の生活は私は維持できないと思うんです。 ...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひ生活基盤が確保できるように、また生産が再建できる見通しがつくように、農水省としても道と協力をして対策を練っていただきたいということをお願いいたしまして、法案に移りたいと思います。  食品流通構造改善促進法の改正案について数点質問させていただきます。  国産農...全文を見る
○大沢辰美君 あらゆる施策に国内農産物の消費拡大というのが大きな柱として入るということが大前提でなければならないと思っています。そのことを重点的にこの施策が進められることを望みます。  次に、新たに食品産業の技術開発力の強化のために、税制上の支援措置、いわゆる新技術研究開発事業...全文を見る
○大沢辰美君 一層国内の農産物の消費拡大という点で、今現行で行われている食品生産販売提携事業を見てみますと、「取引量が事業実施後五年以内に概ね二〇%以上増加すること又は取引額が年間三千万円以上となること」と認定計画に明記されています。  確実に達成されている事業であることが要件...全文を見る
○大沢辰美君 次に、今回の改正で生産者と食品製造業との連携を推進ということがうたわれているわけですが、安定的な取引関係を構築するとしているわけで、生産者が地場の食品加工業と結びついて国産の農産物の消費が拡大して地域の生産活動が活性化するのであれば、それは支援すべきだと思っています...全文を見る
○大沢辰美君 調査を各部局でやっていらっしゃるのを見させていただいても、メリットの面は出てきているんですが、デメリットの面がなかなか表示されていない。うまくいっているという事例だけが出てきているような点を私はとても心配しているということを指摘したいんです。  そこで、農水省が行...全文を見る
04月25日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第13号
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○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  日本共産党の大沢辰美でございます。  この法律がようやくつくられようとしているわけですが、この間本当に障害者団体の皆さん、また高齢者団体の皆さんが粘り強い運動をされた。そのことには心から敬意を表したいと思います。私たち日本共産...全文を見る
○大沢辰美君 本当に社会参加をいかに保障していくかというのは大事な根本的な中心課題であるということはもちろん私たちも強く思っているわけですけれども、基本理念として確固としたものが重要じゃないかなと思っているんです。そのために、移動の自由を権利として保障されなければならないな、それ...全文を見る
○大沢辰美君 もう一点お聞かせいただきたいんですが、先ほども質問がございましたけれども、計画段階、整備する段階での参画についてということで、私もこの整備に当たっての参画のシステムの、ここに記入がされていないということにとても残念だなと思っているんですが、私はやはりこれはぜひそうい...全文を見る
○大沢辰美君 ありがとうございました。
04月27日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第14号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  交通バリアフリー法案が策定されたことは、障害者の皆さん、また高齢者等の皆さんの願いに本当にこたえたものであって、私も前進面を評価していきたいと思います。しかし、問題は、法案の内容が実効性を着実に推進できるかが私は重要な課題とな...全文を見る
○大沢辰美君 大臣のその理念ですか、これからが大事なんだ、大きな一歩なんだということだと思います。私もそのように感じております。そういう理念の立場から、次はこの法律の対象範囲にかかわる問題についてお聞きしたいと思います。  対象範囲を「身体障害者等」と狭めた規定となっているわけ...全文を見る
○大沢辰美君 その三つの中で、知的障害者はどの制約を受けるとなっていますか。
○大沢辰美君 今お答えがあったように、幅広いということもありますけれども、知的障害者の方は情報認知そして伝達、すなわち移動経路や施設設備の認知に関することが困難だと。案内情報やサインを認知することが困難、意思を伝達し、コミュニケーションをとることが困難、こういうことに制約があると...全文を見る
○大沢辰美君 私は今、法的に対象になるかどうかをお聞きしているんじゃなくて、大臣として、知的障害者も移動の制約を受ける重要な対象者かどうかということを一言確認をさせてください。
○大沢辰美君 そのとおりです。知的障害者も移動制約の特に重要な対象者であることは明確です。  そこで、その知的障害者の制約、バリアを取り除くために具体的対応として三点挙げ、この評価の中にバリアフリーの評価指標としています。  一つは適切な案内情報、二つにはわかりやすさ、三つに...全文を見る
○大沢辰美君 先ほども申し上げました運輸省もかかわっている公共交通ターミナルのやさしさ指標では、明確にこの問題も方向づけされているわけですから、指標となっているわけですから、やはり現段階でも有効と言われているところから私は対応をしていくのが当然だと思います。そのことを指摘をいたし...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひその今の決意を実行していただきたいと思います。  次に、先ほども質問があったんですが、利用者、障害者、高齢者等の参加について、利用者の企画、計画の参加についてのお尋ねをしたいと思います。  この法案をより実効的に実現するためには、バリアフリー化問題に一番苦労...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第15号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  前回は、この法律の目的、理念問題、そして障害者や高齢者等、利用等の参加にかかわる問題を取り上げました。きょうは、実効性を確保する上で具体的な問題についてお聞きしたいと思います。  第一に、新設の施設設備、車両の義務についてお...全文を見る
○大沢辰美君 その中でも車両についてお聞きしたいと思いますけれども、新しい鉄道の車両の場合どのように義務化するのかということになりますが、当然車いすで乗車できること、また聴覚障害者の対策としてはドアごとに次の駅名が表示されるなど、障害者ごとの対応が求められると思うんです。  今...全文を見る
○大沢辰美君 じゃ、バスについてお伺いしたいと思うんですが、バスへの義務化については、これもやはり新車両すべて義務化するとなると思うんですが、移動制約者の乗降をより容易にするための施策として、歩道と段差がなく乗降を可能にするノンステップバスがやはり強く求められていると思うんです。...全文を見る
○大沢辰美君 では、今述べられましたノンステップバスについての比率の向上という点では特に要望いたしまして、次に、国の基本方針、整備計画の目標についてお伺いしたいと思います。  これは、乗降客五千人以上の施設整備について、国がつくることになっている基本方針の中でバリアフリー化の整...全文を見る
○大沢辰美君 そうしたら、五千人以上のすべての旅客施設、この中には大規模改良を要する駅も含まれていると思うのですが、これらを含めて十年計画で整備するということですね。もう一度確認したいと思います。
○大沢辰美君 やはりこれまでも大規模の改良を要する駅が先送りになっていた傾向がありますから、これは今、さらに念を押したいと思いますが、やはり十年間で整備するという目標に、計画の中に入れていただくことをお願いしたい。大臣、一言で結構ですが。
○大沢辰美君 このバリアフリー法の根幹をなす鉄道のエレベーター、エスカレーターについて少し突っ込んでお聞きしたいと思います。  十年計画の中で五千人以上の駅にエレベーター、エスカレーターを設置するのですが、五千人以上の駅は何駅あって、現在段差が解消されている駅数と解消されていな...全文を見る
○大沢辰美君 今答弁ありましたように、五千人以上のバリアフリー化がされていない駅は千五百二十九駅あるわけですね。その整備を十年計画で行うことになるわけですけれども、本当にこれを実行せしめるためには、もっと細部の私は計画がかぎを握ってくると思うんです。  大臣、十年でやり遂げるた...全文を見る
○大沢辰美君 もちろん地方自治体が整備計画をつくっていくわけですが、自主性を尊重するということは大事なことなんですけれども、国で今この法律をつくって、基本方針をつくって、地方自治体が整備計画をつくっていくわけですから、そして実際には全国で千五百余りの駅がまだ未整備だという実態は国...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひ、一定の年次で結構だと思いますが、建設的な対策、計画をお願いしたいと思います。  次に、今局長から九百七十駅というのが一応バリアフリー化されているという答弁があったわけですが、私はその中にも非常に多くの課題が残されていると思うんです。  それは何かというと、...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひ十分な調査をして基本方針で定めていただくという方向をお願いいたしまして、次の質問に移りたいと思います。  次に、五千人以下の駅の整備についてですけれども、これは私たちもある程度優先順位を決めてやることはやむを得ないと承知をしております。  でも、五千人以下で...全文を見る
○大沢辰美君 積極的に対応するという答弁、ぜひこのことをお願いしたいと思います。  さて、こうした計画を整備していく上で、何といっても公共交通事業者の役割は重大であります。とりわけJRや大手私鉄等の社会的責務は殊さら重大であります。なぜなら、鉄道では利用者の、今大臣が言われた九...全文を見る
○大沢辰美君 ということは、バリアフリーの成否はJR、大手にかかっていると言っても言い過ぎじゃないという考え方ですね。そのことを確認させていただいて、次に自治体の事業者への補助にかかわってお聞きしたいと思います。  問題は、国が補助を出していない場合、要するに自治体が単独で補助...全文を見る
○大沢辰美君 答弁はありましたから、大臣は結構でございます。  特別交付税で措置がされるということですが、新たな法律ができた段階で自治体に負担がこれ以上かからないような対策を国の責任で行っていただきたいということを強調して、次の質問に移りたいと思います。  次は、視覚障害者の...全文を見る
○大沢辰美君 立派な調査、検討をされているわけですから、ぜひその方向づけを急いでいただきたいと思います。  次は、こういうふうにバリアフリー化されても移動困難な人のための代替輸送の確保、いわゆるSTSについてお伺いしたいと思います。  運輸省も先駆けて九七年と九八年に調査を実...全文を見る
○大沢辰美君 一言だけ。時間が参りました。  このSTSについて、調査ももうされているから協議を重ねていきたいとおっしゃったんですが、私はすぐ立ち上げていただきたいと思いますけれども、それができなければ、調査をして一年過ぎているわけですから、今後一年ぐらいで立ち上がることができ...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第18号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  このたびの規制緩和を進める道路運送法の改正は、私は法体系を劇的に変えるものだと思います。タクシー、乗り合いバスの需給調整をやめて参入を自由にし、廃止も事業者の一方的判断で行うことができる、そのようになるわけですね。  私は、...全文を見る
○大沢辰美君 今数字を述べていただきましたけれども、廃止キロは、元年から十年までの合計をいたしましたら七万七千九百十七キロになりますね。実に驚くべき数値だと思うんです。これは日本の北の稚内から南の鹿児島の先端までの距離の三十九倍になるんですよ。私は日本を約二十周できる距離だと、こ...全文を見る
○大沢辰美君 大臣は実態に即してやると言っているんですが、今規制措置があってもこれだけ減っているんだと。何度も申しますが、九八年度だけでも日本を本当にぐるっと二回回るぐらい廃止されている実態なんです。ですから、規制がなくなれば一層ひどくなるということを私は今申し上げたわけですけれ...全文を見る
○大沢辰美君 内部補助ということを申されましたけれども、今赤字路線を抱えている事業者は、内部補助の中で黒字路線がそれを埋めていくという経営をされていますね。私はそれは経営としては当然なやり方だと思うんですが、これだったら、これから規制緩和をされた場合はこれは赤字路線はもうどんどん...全文を見る
○大沢辰美君 局長、今あなたが急速に廃止されるということは予測できないということをおっしゃっていますけれども、あなたたちがつくったこの資料にそういうふうに予測をしているわけです。ですから、ごまかしようがない実態がここにあるということなんですよね。  私は、この廃止希望二〇・三%...全文を見る
○大沢辰美君 合理的にやっている、経営状態も予測はできないと言われていますけれども、このことについても資料に明確に書かれています。「乗合バス事業の経営状況」の中にこう書かれています。「調査(高速バス事業を除く)」と書いてあるんですね。それによると、全国の乗り合いバス黒字系統の営業...全文を見る
○大沢辰美君 一言だけ。  自治体も、そして地方の事業者も大変であるということは明らかです。  そこで、私は、兵庫県下の自治体の調査それから全運輸労働組合が全国すべての自治体の調査をされた結果の報告、もう時間がないのでできませんのでぜひ後で見ていただきたいと思うんですけれども...全文を見る
05月24日第147回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  避難解除が一部行われましたけれども、やはり災害が長期化している中で、大変な事態であるということは共通の認識であろうかと思います。先ほども質問がございましたけれども、有珠山噴火の災害を早期に激甚災害に指定をという声は、被災した自...全文を見る
○大沢辰美君 一般災害と違って、普通ならば大体二カ月ぐらいで査定が終わって指定がされているのが今日までの経過だと思いますが、今回のこういう長期化に係る現状にかんがみて、基準に達すれば、地域ごとで結構ですから、やはり指定を緊急に出していただきたいことを強く要望いたしまして、次に、先...全文を見る
○大沢辰美君 六月一日からということですので、それはもう大いに期待をしたいと思いますが、そうすれば六月一日から四分の一になるわけですけれども、もう既に適用した事業所にもこの四分の一は適用するということでしょうか。
○大沢辰美君 大臣、これは再検討していただきたいと思うんです。同じ被害が続いていて、同じ被害を受けた事業所の皆さんが頑張っているわけですから、六月一日以後じゃなくて、この制度が開始した四月段階から適用するということが政府で今やれる唯一の施策じゃないかと私は思いますが、大臣、いかが...全文を見る
○大沢辰美君 大臣に私は再検討をお願いしたいと、もう一度お尋ねします。
○大沢辰美君 ちょっと今、大臣、私の質問にお答えになっていらっしゃらないと思うんです。雇用調整助成金の問題ですので、六月適用をしますと言ったわけですけれども、この制度は四月からやっているわけですから、同じ災害の中でこの制度が使われるわけですから、最初からこの制度を使っていただきた...全文を見る
○大沢辰美君 労働大臣の管轄でありますけれども、やはり今日の災害の最高責任者ですから、再度再検討をお願いいたしまして、次に移ります。  仮設住宅についてお聞きしたいと思うんですが、仮設住宅は先ほど報告がありましたように四百四十戸建設されました。しかし、地域のつながりや心のケアな...全文を見る
○大沢辰美君 長期に係る被災者の皆さんのために、血の通った施策をあらゆる知恵を絞って、ぜひ厚生省にお願いしたいと思います。  それで、同じ避難されている方の食事の改善なんですけれども、避難所における初期の改善はもちろんですが、失業や休業などで収入を失った仮設入居者への支援も私は...全文を見る
○大沢辰美君 ぜひさまざまな選択ができるように援助をお願いしたいと思います。  労働省の方にもう一点お聞きしたいんですけれども、よろしいでしょうか。  緊急地域雇用特別交付金事業についてなんですけれども、この事業に基づいてホタテの耳つりや野菜の苗の移植などの仕事が行われて、と...全文を見る
○大沢辰美君 私は、六カ月働ける仕事が今現地ではないわけですから、そういう漁業の作業にしたって一カ月単位のホタテの耳つりなんかはあるわけですから、やはりそういうのは柔軟に雇用を確保するために行っていただきたいということを強く申し上げて、最後に支援の問題についてお聞きしたいと思いま...全文を見る
○大沢辰美君 では、現在、被災者生活再建支援法が十四世帯に適用されようとしています。適用されても住宅全壊で最高百万円の支給にすぎません。この法律は恒久住宅に移ったときに支援金が支払われることになっています。しかし、現在、立入禁止、展望が持てません。この支援法では被災者を救うことが...全文を見る
○大沢辰美君 法が施行されて実際に適用されたのは阪神・淡路大震災をのけて二年間、やはり全壊、半壊を含めて対象が三〇%にも及んでいないというそういう事態の法案でございます。財源がないということを申されましたけれども、やはり私は財政構造を改善すれば財源を生み出すことができるということ...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  法案審査に入る前に、最初に北海道庁の談合問題についてお聞きしたいと思います。  大臣は、五月十一日の衆議院の私どもの中林議員の質問に対して、公正取引委員会の調査結果が出れば、補助金を所管している立場から、農林水産省といたしま...全文を見る
○大沢辰美君 大臣。
○大沢辰美君 当然のことを今やっていらっしゃるわけですけれども、関与を行っていないという答弁もあったわけですが、北海道議会では、やはり農水省から転出されていた方も知っていたのではないかというようなやりとりがあったということも聞いています。  農水省から転出した職員が今回のような...全文を見る
○大沢辰美君 関係者は、九州と北海道で発生したということに対して非常に危惧をしているわけですけれども、万全の対策を要望して、法案の審査に入りたいと思います。  他の議員さんからも質問が繰り返されているわけですけれども、サトウキビの市場の原理が導入されたら奄美の農業が死んでしまう...全文を見る
○大沢辰美君 確かに、市場価格の下落の影響、コスト削減の影響を緩和する措置も算定方式には盛り込まれております。しかし、それはあくまでも下落の幅を緩和するにすぎないと思うんです。市場価格が下落し続ければ、生産者価格は段階的に下落していくし、コスト削減に励めば、また単収が上がれば引き...全文を見る
○大沢辰美君 私は、現地を見てきて、本当に質素に、そして仕事をして、村ぐるみで、島ぐるみで頑張っている姿を見て、これ以上の改悪といいますか、今回の法案は許せないんですけれども、そのことを指摘しているわけです。  ですから、大臣が言うように、本当に大丈夫だということが言えるのかど...全文を見る
○大沢辰美君 私は、農水省の資料を見まして、「ソルビトール調製品について」によれば、二十円、三十円の引き下げで需要が回復するという調査結果はソルビトール調製品の単価が六十円台を前提にしているのではないかと思うんです。しかし、その他の加糖調製品の関連実績を見ると、主な輸入先であるタ...全文を見る
○大沢辰美君 だから、砂糖価格を引き下げるわけですね。引き下げてもその分は帳消しになるということを今指摘したわけです、私は。  だから、農水省の資料でも、二十円未満の下げ幅で砂糖需要が回復すると回答した企業は百九十七社中二十七社しかありません。砂糖需要が回復するという農水省の見...全文を見る
○大沢辰美君 価格を下げて需要の拡大の見通しがないということは言えないと言われますけれども、実際に数字で、あなたたちのつくった資料では大変な事態だということが出ているということをもう一度指摘しておきたいと思います。  最後になりますけれども、キビ、てん菜の生産者や国産糖企業には...全文を見る
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、砂糖の価格安定等に関する法律及び農畜産業振興事業団法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が国産糖価格の決定に市場原理を持ち込み、価格支持制度を解消するものであり、甘味資源作物の生産者と国産糖...全文を見る
07月26日第148回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私の近所に父子家庭の親子三人が嘔吐と下痢を繰り返して苦痛を訴えて、二日後に雪印牛乳だったということがわかって本当に驚いた経緯があるんですが、その原因がわかってもう一カ月が過ぎようとしているんですけれども、今日なおこの被害者に対...全文を見る
○大沢辰美君 本当に牛乳離れを私たちも心配しているわけですけれども、生産者の努力はもちろん大事ですけれども、やはり企業責任、行政指導というのがあって初めて生産者の努力が報われると思いますので、これから大変だと思いますけれども、御検討をしていただきたいと思います。  次に、農水省...全文を見る
○大沢辰美君 それはもう本当に万全を期していただきたいと思います。  次に、販売店に対する対応ですが、これも緊急を要するんですね。  補償について、雪印大阪工場関係は補償内容の提示がされました。補償は、操業停止で私は影響を受けた全国の販売店を対象とするべきだと考えていますが、...全文を見る
○大沢辰美君 具体的にはそういう担当の方へと言うんですけれども、実際は、具体的な項目を見てみましたら販売店の皆さんが立ち上がる要素がそこにないということを私は感じましたので申し上げました。  ですから、今生産者の皆さんが心配しているこれからの牛乳の消費力は落ちるという、その窓口...全文を見る
○大沢辰美君 私は、HACCP承認を与える厚生省がやはり総合衛生管理の生産ラインで働いている人の体制まで把握しないと食品の安全は担保できないということが今回示した事故だと思うんですね。  先ほどもありましたHACCP導入先進国のアメリカで、食品産業の劣悪な労働条件がHACCP導...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  この数年間、自然災害による住宅災害は本当に深刻です。この点について質問したいと思います。  今発生しています三宅島の噴火、神津島や新島などの地震による被害、住宅百二十一棟が大変な事態になっている。そして、有珠山の噴火による現...全文を見る
○大沢辰美君 さまざまな意見が出ていますということを、私はそこを検討委員会任せじゃなくて、長官の指導力というんですか、元長官が申しているような、重みを持って指導したいという意見もありますが、新長官が神戸の出身ということもありますが、もちろんそれだけではなくて、全国的な災害に対する...全文を見る
11月07日第150回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  口蹄疫が終息して五カ月がたったわけですけれども、九十二年ぶりの口蹄疫発生はさまざまな私は課題を残したと思うんです。  私は、北海道で発生が明らかになった五月のこの委員会ですけれども、やはり北海道では移動制限に伴い畜産それから酪農...全文を見る
○大沢辰美君 確かに市場価格は余り落ちなかったという実証をされたんじゃないかと思いますけれども、しかし私は実態で数例を述べたいと思うんですが、北海道の農家の場合、特にですが、人工授精が禁止されて出産計画が崩れたと、ですから、来年の二月、三月に予定されていた搾乳ですね、これはもう数...全文を見る
○大沢辰美君 私は、この防止対策として行ったことを非難しているんじゃないんですね。ですから、これは、被害者として損失を出したその人たちに対する国の施策をこれからまだ考えられる、予想されるわけですから、詳しく実態調査をしてその対策を講じていただきたいということを申し上げたわけです。...全文を見る
○大沢辰美君 私は、やはりあらゆる場合に対応できる制度が必要だということをもう一度指摘したいと思います。    〔委員長退席、理事岸宏一君着席〕  先ほど、政務次官が経営支援による制度も検討していきたいという答弁も一部ありましたけれども、私はそのことも内容に入れていただいてや...全文を見る
○大沢辰美君 そういう点でも私は心配しているわけですけれども、たとえ口蹄疫発生国のわらであっても現地でもう熱処理をされている、そういう検査証明もついていると、ですから輸入検査はふん便汚染等の目視検査だけですか、そういう輸入可能ということに私はなるんじゃないかと。これでは現地で完全...全文を見る
○大沢辰美君 中国の問題については、それはもう当然のことだと思うんですが、やはり省令の中に輸入禁止措置が入れられる、その対策を検討していただきたいということをもう一度述べておきたいと思います。  もう一点、豚コレラのワクチン接種原則禁止に伴う問題についてお聞きしたいんですけれど...全文を見る
○大沢辰美君 もちろん、撲滅させ清浄化させることを私たちも望んでいるわけですけれども、やはり今不安を取り除くという点での、私は、やっぱり期限を切ったり圧力をかけないようにしていただきたいということを指摘しておきたいと思います。  最後に、雪印の食中毒問題で販売店への補償問題につ...全文を見る
○大沢辰美君 関東じゃなくて、西日本はどうですか。
11月09日第150回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いします。  日本の酪農の現状というのは、今ずっと質問の中で出されてきたわけですけれども、私は極めて厳しいと指摘せざるを得ないと思うんです。それは、やはり酪農家の離農が後を絶ちません。国民の食料の安全確保という点でも不...全文を見る
○大沢辰美君 私は随分ひどい指摘だなと言わざるを得ません。  北海道庁の農政部の調査でも明らかになっています。酪農家の離農の原因は、経営不振、将来不安という内容が六割前後を占めているんです。ですから、確かにいろんな要素はありますけれども、大半がこういう状態の中で酪農経営を離れざ...全文を見る
○大沢辰美君 では、酪農を続けられるために、先ほども出ておりました再生産可能な乳価の問題についてお聞きしたいと思います。  今まで、ことしまでですけれども、政府は決定をしておりました。それは、加工原料乳の基準取引価格を決めていたわけですが、来年度からは生産者と乳業メーカーの相対...全文を見る
○大沢辰美君 差額が出た場合は、八割は補てんするから大丈夫だと。きょうも報道されていましたが、補てんされない二割については来年度の関連対策で倍返しすると、そういう提案がされているわけですけれども、私は、この差額の八割の補償財源、これは生産者も四分の一拠出するわけですから、補てんと...全文を見る
○大沢辰美君 給食、おやつに使われているわけですけれども、栄養面で比較したらという点も出されましたが、やはり私は価格だと思うんですね、安いわけですからね。脱脂粉乳で外国から入ってきている、ニュージーランドから入ってきている。毎年注文があるようですけれども、やはり価格の安い方に注文...全文を見る
○大沢辰美君 もちろん学校、児童にもその対応は求めたいと思うんですが、今私が述べました保育所に対しても、厚生省と連携をして援助をしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  次に、先ほどからふん尿処理についての質問が多々ありましたので、大体数字的には、五年間で法...全文を見る
○大沢辰美君 これは、早い時期にというより、もう来年度実施できるようにぜひ頑張っていただきたいということを要請しておきたいと思います。  最後に、私は一昨日の質問で時間切れとなって再質問ができなかったんですけれども、先ほども質問がございましたけれども、雪印の問題で、特に販売店の...全文を見る
○大沢辰美君 私は、国が補助しなさいということは一言も申し上げておりません。  やはり、先ほどから言っておりますように企業の責任です。だけれども、被害をこうむったのは酪農家であり、販売者であり、消費者です。だから、特に今私は、販売店の皆さんが営業の見通しがつくまで企業に対してち...全文を見る
11月21日第150回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢と申します。  参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  最初に、田代参考人さんにお聞きしたいと思うんですけれども、先生が理念を最初に述べられたと思います。私も賛同するものでございますけれども、その中で、耕作しない者が農地を取得してそして農地を...全文を見る
○大沢辰美君 次に、小松参考人にお尋ねいたします。  今回の改正によって、今までも述べましたように農業生産法人の事業範囲が農業以外にも拡大されると、農業生産法人の構成員要件が緩和されるわけですから、農業生産法人の要件緩和がさらに行われると。  衆議院の論議のときに明らかになっ...全文を見る
○大沢辰美君 ちょっと家族経営の問題について田代参考人さんにお聞きしたいと思いますが、私は、日本農業にとって家族経営は中核として位置づけられてきたと思いますし、位置づけられるべきものだと思っております。耕作者主義は日本農業の家族経営を守る柱となってきたと思うんですね。  新農基...全文を見る
○大沢辰美君 次に、農業委員会の問題についてお聞きしたいんですが、これも田代参考人にお尋ねしたいと思うんですが、農水省は、農業生産法人が要件を欠くような事態になった場合、農業委員会による是正勧告を行って、従わなければ国による農地買収措置となり得る、そして大企業による投機的土地取得...全文を見る
○大沢辰美君 農業委員会の実務に長年かかわってきました小松参考人にお聞きしたいのと、中村参考人さんにお聞きしたいと思うんですけれども、これらの適合性の確保措置を機動的に発動させるには、農業委員会が常時農業生産法人を把握しておかないといけない、要件適合性の判断を的確に行わないといけ...全文を見る
○大沢辰美君 終わります。
11月28日第150回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今回の農地法の改正に当たりまして、特に農業生産法人の要件の規制緩和の問題についてお聞きしたいと思います。  今回の改正については、先日の参考人質疑で、田代参考人から、戦後農地の根本理念である農地の耕作者主義にとどまるも...全文を見る
○大沢辰美君 大臣は、衆議院での質疑の中で、我が党の松本議員が、株式会社の参入を自由にするように規制緩和を進めていくということが大臣の見解かという趣旨の質問をしました。そのことは御記憶だと思うんですが、そのときに大臣は、「担い手の確保と株式会社の問題と両方あるわけでございますから...全文を見る
○大沢辰美君 私はそこはやっぱり関係ないとは言えないと思うんですよ。規制緩和を進めていくということは、やはり次に、今農家の方が心配している、私たちも心配していることが起こり得るのではないかという、その点を私は大臣にもう一度お尋ねしたいと思うんですけれども。  松本議員が質問をし...全文を見る
○大沢辰美君 私はここに今議事録を持っているわけですが、なぜここにこだわるかといったら、やはり規制緩和は当然だと我々は考えておりますと大臣は言っているんですよ。「担い手の確保と株式会社の問題と両方あるわけでございますから、規制緩和は当然、我々は考えております。」と、松本、私たちの...全文を見る
○大沢辰美君 さらなる規制緩和を進めるということを撤回しないということは、私は農地法として最後のぎりぎりのところを乗り越えようとしていることだと指摘せざるを得ません。私は、この要件緩和についてはもう、全く、御存じだと思いますけれども、本当に何度も確認させていただきたいんですけれど...全文を見る
○大沢辰美君 何度も申し上げますけれども、耕作者主義を守ると言いながら、規制緩和を進めるという公言は、やはり農家の皆さん、私たちも含めて非常に不安を持つということを強く指摘をして、次の質問に移りたいと思います。  今回の法案に対する批判を避けるために、農水省は衆議院の質疑でも、...全文を見る
○大沢辰美君 企業の参入はあり得ないということを言われたわけですけれども、私は、現在でも株式会社である食品メーカーや流通の大企業が農業生産法人の要件を満たす農業生産法人をつくって農地を取得していると。  農業に参入するということが行われている例ですけれども、これはカゴメなんです...全文を見る
○大沢辰美君 私たちは、今の段階はそうではないと言っているんです。今後、この規制緩和が進むことによってこういうことが起こりますよと。全くないとおっしゃるけれども、あなたは規制緩和は当然だと言っているからこの指摘をしているわけです。  ですから、トマトの問題を例に挙げられましたけ...全文を見る
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、農地法の一部改正案に対して反対の討論を行います。  現在、我が国の農地は五百万ヘクタールを下回り、その減少に歯どめがかからない状況にあります。国民の命を支える食料の自給率が四〇%を切るという事態の中で、農地を農地として守り、農地が農民家...全文を見る