大沢辰美

おおさわたつみ



当選回数回

大沢辰美の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第154回国会 参議院 本会議 第2号
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○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、財政演説について総理並びに関係大臣に質問をいたします。  最悪の記録を次々と塗り替え、失業率と倒産は非常に厳しい状態になっています。仕事は相変わらずない、貯金を取り崩して生活をしている、家賃が払えなくなり子供の学資保険を解約して生活費に...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  私は、神戸空港建設を中心とした空港建設問題について質問をさせていただきたいと思います。  先日、大臣の所信表明をお聞きいたしましたとき、こういうふうに言われていますね。「ハード、ソフト両面から、災害に強く、安全で安心できる国土の...全文を見る
○大沢辰美君 大臣、大臣に。
○大沢辰美君 大変はっきりと意見を述べられたと思います。私も一部賛同する面がありますけれども、これからの検証するという言葉、それから勘案したいという言葉を受け止めたいと思うんですが、今、安全面について、どんな空港が結果的になろうとしても、私たちはこういう空港はやめていただきたいと...全文を見る
○大沢辰美君 非常にちょっと矛盾した内容もあるわけですけれども、そしてまだ飛行経路は決定していないという段階ですね。私は、空港建設認可、採択という面と安全性というものは切り離せないものがあると思うんですね。今、伊丹空港が廃止すると言っていたのが存続が決まり、関空が開港して、そして...全文を見る
○大沢辰美君 経過については私、それぞれ見解があろうと思います。伊丹空港については確かに廃止をしてほしいということで、だけれども関空ができてからまたそれを存置するということになった経緯、そして神戸空港と関空との関係、いろいろあろうと思います。それでも自治体が申請をして許可を出した...全文を見る
○大沢辰美君 言われましたけれども、それは本体だと思いますね。総事業費は二千七百八十億円になります。十四年度の神戸市の自然収入見込み、これは二千六百十三億円なんです。ですから国に例えたならば五十兆円の税収に匹敵するような事業なんです。埋立総事業なんです。このうちの資金回収のめどが...全文を見る
○大沢辰美君 今、大臣が言われたように、私は再度検証をしていただきたいと思います。なぜならば、今、大臣が四段階推定法でここを言われました。実際に神戸市の計算を見てみますと、本当に今神戸空港がもしできて、今伊丹空港を使っている人、そして関空を使っている人が神戸空港ができたらどれだけ...全文を見る
○大沢辰美君 私もう一度、安全性の問題についての需要予測について今お聞きしたんですが、局長にお聞きしたいんですけれども、神戸市が出した需要予測の数字は今、大臣が述べられましたが、そのとき、平成七年に神戸市は出しました。  それ以前に国土交通省、旧運輸省もこの神戸空港の需要予測を...全文を見る
○大沢辰美君 やはり、今、神戸空港の予想、神戸市が出した神戸空港の需要予測も大きな私は変化を来している、そして過大な数字が出ていると。そして、国土交通省、旧運輸省の出した数字も一層その乖離があるということが今事実で分かったわけですけれども。  ですから、そういう点から見ても、改...全文を見る
○大沢辰美君 関空は国際空港として、そして伊丹空港が国内線の基幹空港としてという、そういう位置付けで、神戸市については神戸市内という、地方空港ですからそういう論付けをされているわけですが、私は、その論付け、特に神戸市の、神戸空港という位置付けであれば、関西には京都市も大きな都市が...全文を見る
○大沢辰美君 現実的には伊丹空港は今存続しているわけですから、そのことについて言及というんですか、それを切り替えるということはちょっと困難な状態だと思います。ですから、私は、今、そういう今、大臣の意見があるということはお聞きしておきたいと思いますけれども、本当に航空行政、今、現実...全文を見る
○大沢辰美君 一点だけ、今、少し、ちょっと食い違っている点があると思いますので。  伊丹空港は現在存続しているということを、私はそれをやめてということは一言も言っておりませんので、存続しているという実態。ですから、そういう点で、この大阪湾周縁の三つの空港が果たして必要なのかとい...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 本会議 第11号
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○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、都市再生特別措置法案及び都市再開発法等改正案について、質問をいたします。  今、東京を始め大都市部ではバブルの時代に大企業が買いあさった土地を虫食い状態で放置され、都市の荒廃が広がっています。それは、土地投機で地上げ屋が強制的に土地を買...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、まず最初に、区画整理事業において、換地における照応の原則、このことについてお聞きしたいと思います。  この土地区画整理法の八十九条は、換地を定める場合は、換地が従前の宅地の位置、地積、土質、水利、利用状況、環境等が照応...全文を見る
○大沢辰美君 そのとおりだと思うんです。そういう区画整理事業のいわば私は基礎的な換地指定の基準だと思いますね。公平性、そして利益を守っていくという地権者の立場。この高度利用推進地区に今回例外規定を設けるということが出されているわけですが、それはなぜそういうふうにしたのですか。
○大沢辰美君 そこが大変問題なんですね。今までは全員同意で高度利用の地区を集約換地をしてやってきたと。今回、希望する者だけでも高度利用の推進区にビルを建てることができるということになるわけですね。これはやっぱり、希望する者だけということになりますと、あと残された方がどう変化をして...全文を見る
○大沢辰美君 今、現行法でも、この区画整理などでの争いがずっと大きな争点になっているんですね。  この照応の原則に則しているかどうかが、私は、この事業にかかわっている方の多くの皆さんが、これからこれが例外的に高度利用の推進地区以外の他の地区にも拡大されるんじゃないかという懸念を...全文を見る
○大沢辰美君 私は、今、心配している中身のもう一つは、局長さんがおっしゃいました、高度利用推進地区、その利用の外側に、以外ですね、その他の地域にもこの例外的なことが、照応の原則が外されるような現象が起こり得ると私は思うんですが、そういうことで拡大されないかどうかということを心配し...全文を見る
○大沢辰美君 質問ではありませんが、それは本当に照応の原則というのを守ること、慎重に、これからも法改正に伴って住人の人たちを追い出すようなことはあってはならないことを念を押して、次に私は都市再生の用途地域の問題についてお聞きしたいと思います。  法案では、都市再生特別地区におい...全文を見る
○大沢辰美君 大臣は、本会議で私の質問に対して、生活する人々の視点に立ってまちづくりを推進していく必要があると、市場主義に陥ったものにはならないように進めてまいりますとはっきりと答弁されているわけですが、私はそれでも、今、局長が言われたように、そういうものじゃないとまたおっしゃっ...全文を見る
○大沢辰美君 午前中の参考人の先生方の御意見もお伺いされたということでお聞きしたんですが、やはりそこでは、本当にこの問題が規制緩和、民間企業に相当大規模な都市再生事業を行わせるということだけを目指しているということを指摘をしっかりとされていましたが、そのとおりだと思うんですね。 ...全文を見る
○大沢辰美君 繰り返しになりますけれども、やはりその自治体が、参考人の先生もおっしゃったけれども、マスタープランを長年掛かって作り上げて、そしてそれに向かってやっている中で特別地区の指定がされて白紙に用途地域がされてしまうというような、一つの地域がそういう形で変えられてしまうとい...全文を見る
○大沢辰美君 本当に長年にわたっての住民合意を作り上げていった例の一つとして報道されておりましたので、確かに、できるものがまだ今からですから図でしか見ていませんけれども、やっぱりその過程、住民がよしこれでやろうと納得できたという点がやはり私は都市づくりの、遠い道のりのように思いま...全文を見る
○大沢辰美君 通常と違う特殊な例だということは、確かに特殊な、特別な、あの阪神大震災ですから、だからこそ私は、被災者が家を失って避難している間に都市計画決定をするということは本当にひどいやり方だと、そう今からですけれども指摘をしたいと思うんです。だから、そういうときには、やはりそ...全文を見る
○大沢辰美君 委員長、一言。  本当に伝家の宝刀の私は土地収用権という言葉をよく使わせていただいているんですけれども、今でも、異議申立てを行ってもそれが通らないというのが今の現状なんですね。ですから、私は、本当にこの問題については民間に、民間企業にこれを付与するということは間違...全文を見る
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、都市再生特別措置法案と都市再開発法等改正案についての反対討論を行います。  都市再生特別措置法案に反対する第一の理由は、都市再生特別地区において、用途地域等の規制を緩和し、容積率、日影制限などの規制を適用除外にするとしています。これらの...全文を見る
03月29日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今日は三宅島の問題と阪神・淡路の問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず、三宅島の噴火災害が起こって島の人たちが全島避難してからもう一年七か月がたとうとしています。島の人たちは今現在も東京を中心に十八都道府県、五...全文を見る
○大沢辰美君 大臣はどのように認識をされていますか。
○大沢辰美君 まず実態を把握するというようなことが大事だということで、村の責任において二回調査されたということは、この結果で出てきたわけですが、今御説明をいただいたように、その実態の中で確かに前回より就労してきた方たちが増えている、だけれども生活が苦しくなった人たちはまたそれで増...全文を見る
○大沢辰美君 本当に、農業というんですか、野菜などを作れる、そういう元気農業ですか、そういうことも一つの私は案だと思います、もうやっていらっしゃるわけですが。  そういうことも私たちは否定するわけじゃないですけれども、現実をもう一度私は大臣に知っていただきたいと思うんですが、そ...全文を見る
○大沢辰美君 私は、是非、生活を断たれたという言い方をしてもいいと思うんですが、そういう人たちの声、そして実態、それを受け止めて、今大臣は一工夫も二工夫もしないといけない、研究していきたいという答弁をされましたので、是非私はその期待にこたえていただきたいと思うんですが、今保護基準...全文を見る
○大沢辰美君 もう一度やっぱり実態を、大臣自身この調査結果をつかみ直していただけたらなと思うんですが、当然、一般のいわゆる平常時の生活保護基準というのはもちろん全国的に守らないといけない基準です。それは私たちも今の法の体系の中ではちゃんと遵守しなければいけないと思うんです。  ...全文を見る
○大沢辰美君 そこで、いつ帰れるか分からない。今、一時帰島は一巡をいたしました。これからまた荷物を取りに行ける状態を作っていかれるように聞いておりますが、今、留守家屋という表現をしているんですが、そこで破損する被害が相次いでいるわけですね。  一時帰島で帰られた人たちの報告をず...全文を見る
○大沢辰美君 では、いわゆるインフラ、道路とか土砂災害とか、そういう実態の復旧事業というんですか復興事業というのは、それはどうなっていますか。
○大沢辰美君 道路の開通、そしてインフラ整備は大体、もちろん大事ですけれども、やらないといけないし、それが大体見通しが付いたようにお聞きしたわけですが、私は、道路が良くなってそれが通行できるようになっても、そこに人間が、住む人が、そして島の人たちが帰らなかったら村で成立しないわけ...全文を見る
○大沢辰美君 確かに今は見通しがまだ立っていません。でも、村が、何度も言いますが、二回調査したと。だけど、調査はできるけれども、その後の対策はやはり村では限界があるんだと。国とやはり都で協議をしてその対策を講じてほしいというのが大きな課題なんですね。  今、大臣が見通しがないか...全文を見る
○大沢辰美君 現状での運用、そして解釈を本当に一定、広げた形での対応はしてくださっていることは私も認識をしておりますが、一層、今日のこの経済状態の中で、やはりこの問題についての対応を拡大していただきたいということを一点。  そして、抜本的な改正をこれから私たちも、提案を今しまし...全文を見る
○大沢辰美君 委員長、いいですか。
04月04日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○大沢辰美君 今回の法改正は、大規模改修のための引当金制度が導入されようとしているわけですけれども、今まで東海道新幹線の老朽問題は国会でもしばしば議論がされてきたと思うんです。  そこで、まずお聞きしますけれども、大規模改修は、私は今日、鉄道事業者の経営責任として本来行うべきで...全文を見る
○大沢辰美君 しかし、新幹線の譲渡の際にも、当時の国会答弁ですけれども、新幹線を保有することになったJRに対して、大規模改修のための国の支援は問題にならなかったのではないかと、それどころか、その必要性について政府は否定していたのではないかと思いますが、その点はどうだったんですか。
○大沢辰美君 適切な大規模改修というのは大切であると私たちも思っていますけれども、私は、当時の国会答弁で、新幹線譲渡によって、各社は新幹線資産のうちの償却資産についての減価償却を行い、内部留保を充実できるようになるために自己資金の確保が容易になる、総合的に判断したら借入金の返済と...全文を見る
○大沢辰美君 では、具体的にお聞きしたいと思いますけれども、この新幹線鉄道の大規模改修に備えるために引当金制度を今度創設するわけですが、当面、東海道新幹線が対象にされています。その大規模改修は、先ほども答弁がありましたけれども、一兆円の見込みと説明されていますね。大規模改修の内容...全文を見る
○大沢辰美君 しかし、二分の一としていますけれども、今対象と言われているJR東海がもし仮に改修費の全額を積み立てるという計画、一兆円ということになるわけですが、引当金積立計画を出した場合、国土交通大臣が認めれば改修費の半分でなくて改修費の全額をも引き当てるということが法文上では可...全文を見る
○大沢辰美君 そうしたら、全額でもいいということなんですか。ちょっとその辺がはっきりしなかったんですが。可能になるわけですか。
○大沢辰美君 何回も申し上げますが、今そういう政府の考え方だけれども、法文上は私はこの改修費の全額を引き上げることも、引き当てることも可能になっているのではありませんかということを聞いているんですが。法文上です。
○大沢辰美君 そうしたら、今の答弁を聞きまして、法文上は相当だという認識を表に出しているわけですから、ということは、金額の移動は半分の五千億円というんじゃなくて、一兆円になっても相当額と認めれば可能になるということになるという法文と言えますね。それはもう今何回も何回も答弁されて同...全文を見る
○大沢辰美君 私は、必要であればというより、これは本当に前提として事前に国民の前に明らかにすることは、今特別な措置を講じようとしているわけですから、政府の責任ではないかということをもう一度提案をしておきたいと思います。  何千億円と言われるこの引当金の運用についてお聞きしたいと...全文を見る
○大沢辰美君 ということは、言ったら、何に使ってもいいということになると思うんです。  大臣、この点については、私、運用、大規模改修のための引当金のこの多額のお金の運用については、今私が述べました他の投資ですか、そして開発などに使われないということを大臣は約束できますでしょうか...全文を見る
○大沢辰美君 私は、政府のお墨付きでJRが引当金という形で内部留保を行えると。その資金の運用については、言わば、今申し上げましたように、開発なども含めた無秩序な私JR商法、これに投資が行われることになるということは大問題だと思うんですね。  大改修のためとしてJR、JR本社三社...全文を見る
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案の反対討論を行います。  反対理由の第一は、政府が進めてきたJR完全民営化の破綻を示すものであるからです。  今回、本法案によって、新幹線の大規模改修のために巨額な引当金を認める形で国が支援を...全文を見る
04月09日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。私は、改正案の内容に即して具体的に質問をさせていただきたいと思います。  まず、貨物自動車運送事業の営業区域規制の廃止の問題です。  今回の改正案の前提と言ってもよい昨年の十二月十三日に出された今後のトラック事業及び貨物運送取扱...全文を見る
○大沢辰美君 今、労働時間、安全面については営業区域規制を廃止しなくても、しても大事だという、柱であるということを言われましたけれども、具体的な内容で言われた中で、一点、とても私は気になるんですけれども、その労働時間、期日ですね、一週間限定、それを超えないという言葉を言われたと思...全文を見る
○大沢辰美君 繰り返しますけれども、その可能性が、私は非常に不安だということを言っているわけですが、今の現状を見ていても大変な実態の中で、これが一週間にもし車両ベッドで寝なければならないという事態が生まれる事態も発生するということで心配しているわけですが、今からこのことの規制とい...全文を見る
○大沢辰美君 厚生労働の担当ということになると言われるのかもしれません。これはやっぱり常識的な問題として、検討の中で最も重要視していただきたいということを念を押して指摘をさせていただきます。  次に、運賃・料金の事前届出制の廃止の結果、どうなるかという問題で、先ほどからも質問が...全文を見る
○大沢辰美君 今、業界団体が進めている適正運賃収受運動ですか、私は、これが今そういうふうに言われて自由運賃になって、このことが一層困難になるのではないかなと思うんですね。  そこで、今、適正運賃収受運動を実施している全日本トラック協会が、全事業者五万数千事業者あるわけですが、そ...全文を見る
○大沢辰美君 そういう状況を放置してきたわけではないということを述べられましたし、私もすべてそうあったとは言っていません。でも、やはりこの問題については、今実態の調査でも明らかなように、運賃水準の低下の要因、そして届出運賃以下の収受という回答をされたのが六割ぐらいというんですから...全文を見る
○大沢辰美君 もう繰り返しませんけれども、やはり荷主に対しての運送秩序の確立、そのことが労働者の労働条件を改善し安全輸送を保障するというもう一体のものであるという立場から、絶えずこのことの、私は毎年出すべきだと、そのように考えていますので、提案をさせていただいて、次の質問をさせて...全文を見る
○大沢辰美君 これは重ねて、国土交通と資源エネルギーだけじゃなくて、やはり安全の問題ですから、他の省庁とも私は連携をして防止対策をやっていただきたいということを念を押しておきたいと思います。  もう一点、貨物運送取扱事業法の運賃・料金の事前届け制の廃止によって、私はダンピングの...全文を見る
○大沢辰美君 原則としてあり得ないということですけれども、非常にリンクするんじゃないかという危惧を持っていますので、適切な通達、繰り返しの指導というんですか、その点については特に強調をしておきたいと思います。  最後に、道路問題の一つではあるんですけれども、これは環境問題として...全文を見る
○大沢辰美君 今お聞きしていましたら、国土交通省としては公団を指導していきたいというような感じですね。でも、この一昨年の、十二年の十二月ですね、裁判の和解条項ではやはり、建設省ですね、当時の、公団は責任を持ってこの対応をしなければならない、解決しなければならないとうたわれているわ...全文を見る
○大沢辰美君 私、やはり公団の内部補助だけでは事態が進まないということははっきりしていると思うんですが。  大臣にお聞きいたしますが、やはりこれは抜本的な料金軽減策を国の責任で進めるべきだと思います。もちろん、環境への悪影響など、排気ガス公害などの費用負担は私はメーカーの責任も...全文を見る
○大沢辰美君 要望だけしておきたいと思いますが、今言われた根本的な対策はどうあるべきかという点で、迂回路の問題、特にそれをやるためには抜本的な料金軽減をやらないとトラック運転手の皆さんは回れないという、そういう状況にあるということはもう承知していただいていると思うんですが、実際、...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  三人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  御存じのように、今回の法改正は、一つには建築基準を大幅に規制緩和をすると、そして二点目にはやっぱりシックハウスの対策、私は三点目に都市計画への住民参加という点でまちづくりNP...全文を見る
○大沢辰美君 片方参考人は、京都のまちづくりにかかわって研究をされているということで、今調査もされて報告をお聞きしたんですけれども、私は今度の改正で、こういう古い町とか各地で違うわけですけれども、そういうまちづくりの上で、都市計画の上でいろんな影響が出てくるのではないかなという心...全文を見る
○大沢辰美君 あわせて片方参考人に伺いますけれども、今回の法案がまちづくりNPOだとか協議会が都市計画に提案をする、それを創設されるわけですけれども、それはいいことだと思うんですが、これを進めるために、やはり独自に作ろうと思えば大変なプロセス、そしてノウハウが要る。だから、今その...全文を見る
○大沢辰美君 次に、シックハウス問題について尾竹参考人にお聞きしたいと思うんですが、既にもう質問があったわけですけれども、今日の化学物質による多くの人たちが苦しんでいらっしゃる実態を本当に政府の責任で解決しないといけない、そのことが今問われているということで、この法案が第一歩とし...全文を見る
○大沢辰美君 最後にもう一点、尾竹参考人にお伺いしたいんですが、私も、今までずっと出ています化学物質を使わないということが一番対策として望ましいということになるということもおっしゃったんですが、もうそのとおりだと思うんですね。やはりこの化学物質の発生建材、それを使用責任だけでなく...全文を見る
○大沢辰美君 ありがとうございました。
04月25日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。  今回の改正で、政府案は私は一定の建築物に利用円滑化基準を義務付けているなどの点で一定の評価をいたしております。でも、高齢者、障害者等の社会参加の広がりに、状況から見ますとまだまだ不十分な点もあると指摘せざるを得ません。  そこで...全文を見る
○大沢辰美君 交通バリアフリーのときもその意見を申し上げまして、今回のハートビル法もやはり同じ提案になっているわけですが、私は今後のやはり法の在り方として、すべての障害者という位置付けが大事であるということを再度申し上げて、これからの法文についてはやはり明文化をしていただきたいと...全文を見る
○大沢辰美君 確かにそういう形で代表者の方が参加されていることは私も知っております。でも、やはり高齢者、障害者の意見をしっかり反映させてほしいという先日の参考人の皆さんの意見は私は真摯に受け止めていていただきたいと思うんですね。  それはやはり、そのときに意見を述べて、審議会で...全文を見る
○大沢辰美君 整備目標については、誘導的基準を満たす二千平方メートル以上の特定建築物の割合を今述べられたわけですが、やはり大事なことは、日常的に高齢者、障害者が利用する建築物すべてが、特に既存の建築物も含めていかに利用しやすいものにするかということが大事だと思います。そこにやはり...全文を見る
○大沢辰美君 自治体の自主性ということで、非常に言葉の上では表現は尊重しているように見えるんですけれども、やはりそれでは進まないということの例の一つなんですが、私は緊急にちょっと兵庫県の実態を調べてみました。庁舎の、いわゆる役場ですね、市の段階では大体九〇%バリアフリー化されてい...全文を見る
○大沢辰美君 既存建築物は、役場一つの例を取っても難しいと言ったらできないと思うんですよね。ほとんどが木造ではありませんけれども、一応二階建てで役場の役割を果たしている。そういうところにバリアフリーを今すぐ付けたらお金が掛かるというけれども、私は別の、横にエレベーターならエレベー...全文を見る
○大沢辰美君 どれぐらいの今実施がされていますでしょうか、学校のバリアフリー化。
○大沢辰美君 私は、義務化が難しいという点を言われましたけれども、やはり改善計画を持っていただいて、そういう指導というんですか、やっていただきたいと。  一つのこれも例なんですが、神戸市の場合を調べてみますと、既設校、新設校はもう当然ですけれども、既設校は順次年次計画を立てて今...全文を見る
○大沢辰美君 融資制度だけでは、これは進まないなという思いがいたします。二千平方メートル以上の建築物には税制上の優遇制度があるわけですけれども、自治体が一定補助をした場合は、やはり国も自治体と一緒になって思い切った支援措置の充実が必要であるということを指摘をしておきたいと思います...全文を見る
○大沢辰美君 本当に具体的な点でそれをお示しをいただきたいと思います。  私は、さらに最後の質問になりますが、住宅を含めて、生活のあらゆる面で充実させていくということが大事だということを今までも指摘がありました。今回の改正では、共同住宅が特定建築物に追加されることは当然です。し...全文を見る
○大沢辰美君 貸付制度はそういう形であるんですが、これはまた一例なんですが、全国的に本当に例の、もう一例だけか二例ぐらいじゃないかなと思うんですが、兵庫県の明石市で介護保険以外の住宅改造の、障害者を含めて、補助制度が導入されているんです。これは、百万円の事業を限度にして一割を市が...全文を見る
○大沢辰美君 時間です。終わります。
05月23日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
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○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、平成十四年度における特殊法人の事務所の移転のための関係法律の整備に関する法律案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、特殊法人の事務所の移転には合理的理由がないことです。  政府の説明によれば、都心の一極集中を改善するため...全文を見る
05月30日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第16号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、法案審査の前に一点、先日、兵庫県の明石市の大蔵海岸での死亡事故について緊急に質問を一点させていただきたいと思います。  まだ五歳というかわいい女の子を失った御両親の無念さをお察しし、本当に胸が痛みます。私は、この事件が...全文を見る
○大沢辰美君 本当に安全であるべき海浜公園で起こった事故ですけれども、私は、この事故の原因の究明と再び不幸な事故が起こらないようにすることはもう当然の防止策でございますけれども、今、全国的な調査をされたということですけれども、やはりその場所でも私は設計のチェックから、そして同一の...全文を見る
○大沢辰美君 粘り強く広報活動、啓蒙活動、そして教育、それを行っていくことがもちろん行政としては求められていくわけですけれども、私は特にメーカーそして販売会社に対しても売却するときに所有者に厳守事項を強力に指導をすることも求めていただきたいと思うんですね。これは、今大体毎年一万件...全文を見る
○大沢辰美君 私は、これでしたら本当に、五年前のナホトカの事故もございますけれども、やはり協力した漁業者の皆さんたちは本当に泣き寝入りをしないといけない、自分たちの漁業を守るために頑張って、漁場を守るために頑張ってきているし、当然そのことをやらなければいけないと考えている皆さんに...全文を見る
○大沢辰美君 はい、分かりました。  それで、そういう船が、現在二十年前後の経過をした、老朽化した船がございます。全国で今十そうのうち六そうがそういう状態にあります。それの改装についての計画がどうなっているか、そのことを推進するために働いている人たちがどう人員を確保していかなけ...全文を見る
06月05日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。  私は、三点ほどお聞きしたいんですが、まず最初に石原参考人にお尋ねします。  防災白書を見させていただいたら、いわゆる活火山の要注意と言われている常時監視体制を取っているのはわずか二十にすぎないと書かれていました。特に、有珠山や...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第19号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  初めに、法案第五章のマンションの建て替えの勧告について質問をいたします。  建て替え勧告によるいわゆる建て替えと、その他の建て替えを比較すると、当然ながらその適用条件が異なります。勧告の方は法律で決め、その他の建て替えの方は...全文を見る
○大沢辰美君 不良住宅の改良事業が一つの基準になるということですけれども、それでは勧告を行う側、市町村長がマンションが危険又は有害な状況になっているということをどのように把握するのかということになるんですが、その勧告すべき義務や責任を市町村長はどこまで負うことになるんでしょうか。
○大沢辰美君 確かに勧告とか、強制力がない私は忠告のようなものであると思いますけれども、受けた方は非常に大変な状況になるのではないかと。  この勧告制度が導入されてこの法律が施行されると、今言われたように、市町村長は、その行政区内のマンションの状況を正確に把握をして、きちっとデ...全文を見る
○大沢辰美君 大変市町村の責任は大きいと思うんですけれども、最後に、勧告の問題を最後にして、この制度は本当に厳密に運用されなければならないと思うんですね。分譲マンションの建て替えにはその目的や建て替えの理由から見て三つの区分があると思うんですけれども、一つは、今述べました危険性や...全文を見る
○大沢辰美君 そのことをはっきりと確認をさせていただきました。  次の質問ですが、これは、私は阪神・淡路大震災の分譲マンションの建て替えの状況から見まして何が今教訓として求められるかという点についてお聞きしたいと思います。  一つは、やっぱり複雑な権利関係の処理が大変だったと...全文を見る
○大沢辰美君 チェックをしっかりしていただきたいということを更に念を押しておきたいと思います。  また、阪神・淡路大震災では、一九八一年の建築基準法の法改正で大地震に対する耐震基準が改正されました、一九八〇年ですね、改正されました。耐震の基準の改正前と改正後の建物ではやっぱり被...全文を見る
○大沢辰美君 しかし、実際に阪神・淡路の中で、必ずしも八一年以前のものが被害があって、以後は被害が少なかった、一概には言えなかったということは事実なんです。だけれども、やはりそういう基準に達していない建物が多いということは事実ですし、今日までそういう建物の中で六割はやっぱり耐震基...全文を見る
○大沢辰美君 耐震の改修事業というのが十分でないという表現をされていましたが、これは数でいったら幾らですか。
○大沢辰美君 本当にこれは私は大変なことだと思うんですね。  この一件の例を私はちょっと取り寄せたんですけれども、静岡市なんですね。この静岡市の実態を見ましたら、五階建てのピロティー形式で、築二十九年たっていると言われています。外見の傷みはないけれども、構造はやっぱりごまかせな...全文を見る
○大沢辰美君 横浜市、そして静岡市、非常に自治体では先進地域があるということも私も承知しておりますが、やはり国としても、こういう制度は作ったけれども使われているのがこういう一点だけですよと、これじゃ役に立たないじゃないですか。私は、ピロティー形式が非常にたくさんある中で、本当に危...全文を見る
07月02日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  いわゆる民活法の一部改正について質問をいたします。  法律案の解説を読ませていただきますと、今回追加される特定施設として、東京港に建設予定の建設発生土処理施設と、徳山の、クダマツと読むんですか、下松港に建設予定の廃棄物溶融施...全文を見る
○大沢辰美君 それでは、特に東京都から出ている建設発生土ですね、現状は今どういうふうに処分しているのか。そしてこれらが、東京港に造られる建設発生土処理施設が処理する土は、今公共事業の受注企業ということを言っていましたが、主にその企業であると思うんですが、主にどのような事業で発生し...全文を見る
○大沢辰美君 じゃ、全国的にこの建設発生土、現在はどの程度の量になっているんでしょうか。その削減や再利用対策、どうなっているか、その点についてもお聞きしたいと思います、全体的なもの。
○大沢辰美君 確かに全体的に建設発生土は削減されています。でも、廃棄物処理法第三条ですね、明記されているとおり、事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないことになっていますね。また、建設副産物適正処理推進要綱によれば、建設発生土など...全文を見る
○大沢辰美君 今の答弁で、事業の採算性を確保することが必ずしも容易でない、採算性が非常に低いということでございますが、そういう事業に対してこの貸付資金、今言われた国債の償還のために積み立てているNTT株の売却収入のCタイプ、この資金を投入するということに対して、私は説得力のない話...全文を見る
○大沢辰美君 何度も繰り返しますが、排出者がその発生量の削減と再利用やリサイクルに最大限の努力をした上でどうしても処分し切れない廃棄物を現にある焼却施設に持ち込むことはあり得ることだと思いますし、でも、それも廃棄物を減らし続ける努力を伴っている場合の話だと思うんですね。  私が...全文を見る
○大沢辰美君 引き続きその点については努力を強めていただきたいと思いますが。  そこで、私は、危惧されているのが、今、官邸を中心に進めている都市再生ですね。その事業内容を見ると、やはり大型の公共事業、ディベロッパーなどによる民間都市再開発がメジロ押しだと思うんです。だから、どれ...全文を見る
○大沢辰美君 次に、不法投棄の問題について聞きたいんですが、この不法投棄も今建設排出物が一番多いという実態があるわけですが、不法投棄が行われた場合、本当に周辺住民の皆さんはもうとっても大変なんですよね。そして、自治体の関係者もこの不法投棄に大変苦慮しているというのが実態なんですが...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第24号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今回の改正は、自治体の皆さんやそして島の住民の皆さんのいろいろなこれまでの経過の中での強い要望の中で、関係者の皆さん努力されて十年間延長することになって、とても意義あることだと思っています。  その中でも、今まで離島振興法と...全文を見る
○大沢辰美君 本当に重要な施策であって、効果も非常に抜群に役割を果たしているということが分かりました。  やはり救急医療ですから十五分、二十分以内にその現地へ着くというのが望ましいと思うんですが、今何か所か整備されて、これから計画的にやっていただけるんだと思いますけれども、それ...全文を見る
○大沢辰美君 もちろんドクター養成なども要るわけですから大変だと思いますけれども、是非やっぱりすべての離島が網羅できるような体制を作っていただきたいということを要請しておきたいと思います。  次に、具体的に離島の一つの島の例を挙げてお聞きしたいんですけれども、道路整備についてな...全文を見る
○大沢辰美君 確かに少し、わずかにかさ上げをされているんですけれども、二分の一補助が十分の五・五ですか、そういう点では考慮されているんだと思うんですけれども、今言われたように、土地がないから海の方にはみ出して道路を造っているわけですよね。だから、それは一つの工夫だと思いますから、...全文を見る
07月15日第154回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、初めに国の予算の執行をめぐって大きな問題になっています政府開発援助、ODAの問題で、特にその中の食糧増産援助の内容について質問をいたします。  外務省の二〇〇一年版ODA白書によりますと、食糧増産援助には、年度によって...全文を見る
○大沢辰美君 私は、できましたら十五年間の金額とそれぞれ、そして農薬の量を示していただきたいと言ったわけですが、非常に時間が限られていますので、今発表なかった点でNGOが調査したのでは、今言われたように九七年分は二百七十トンということが明らかになっています。だけれども、そのうち百...全文を見る
○大沢辰美君 よろしくお願いします。  食糧問題というのは、やはり本来、途上国自身の食糧増産努力によって解決されることが望ましいと、そういうことで、これまで外務省は、食糧を直接援助する食糧援助予算の約二倍から三倍の予算をこの肥料や農薬の援助に充ててきていますね。だけれども、この...全文を見る
○大沢辰美君 七年前に勧告をして、それこそ五年前にその回答を得て、その後の再調査をしていないという実態があるわけですね。  次に、私は会計検査院にもお聞きしたいと思うんですが、参議院の行政監視委員会で、三年前の九九年八月二日、政府開発援助に関する決議を全会一致で行っています。そ...全文を見る
○大沢辰美君 私、会計検査院の検査の評価実績も見たわけですけれども、やはりこの食糧増産援助の内容については、評価の実績の少ない事業として評価をしているという点を指摘し、やはりこのままでは、この問題を重要視して、本当に効果ある私はODAの中の食糧増産援助にはならないと思いますので、...全文を見る
○大沢辰美君 私は、やはり外務省は相手国の責任のような、今の答弁も感じました。  やはり、災害が確かに発生しております。だけれども、そういう情勢をきちっとつかんで、事前と事後を把握して調査をして技術的指導も行って、やはりこの農薬を含めて援助を効果的に発揮するのが外務省の責任であ...全文を見る
○大沢辰美君 待ちに待った十六年という数字が大臣から答弁がありました。本当に今四十万人余りの准看護師さんが、やはり三十万人の人たちは受けたいなと、移行教育を受けたいなと、そして看護のレベルを上げていきたいなという思いで、もういつ勉強を開始しようかということで準備をしているんですね...全文を見る
○大沢辰美君 一部教育内容について説明をいただいたわけですけれども、私はやはり国が責任を持って、一定期間の中で希望者が全員受講できるような体制を作っていただくということが望まれると思うんですが、やはり地域によってはへき地もありますし、離島もありますし、本当に日本列島の中で全国に散...全文を見る
○大沢辰美君 これから具体化されるわけですからすべてお答えいただけないと思いますけれども、やはり国の支援ない限り、この三十万人の准看護師さんを五年間で移行教育をするということは、私は計算しましたけれども、これは大変なことだなと思っています。ですから、そこはしっかりと全国津々浦々に...全文を見る
08月28日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今回、市町村の合併問題に絞って質問させていただきたいと思います。  市町村合併に対する片山総務大臣の基本姿勢を改めてお伺いしたいと思うんですけれども、私、地元が兵庫県なんですけれども、市町村合併の問題はもう本当に住民の...全文を見る
○大沢辰美君 市町村のためだ、市町村を強くするためだという大臣の見解なんですけれども、この手紙を受け取った市町村長さんや議長さんはどういう立場でこれを受け取ったかということを考えていただきたいと思うんです。全国の様々な町村長、いろいろありますけれども、この交付税の段階補正の見直し...全文を見る
○大沢辰美君 悪くなっていませんという答弁なんですけれども、七割は確かに交付税で入れるでしょう。だけれども、特例債といっても三〇%はやはり自治体が自力で償還しなければならないわけですから、これは私は合併の誘導策としての、つまり私はあめとしての、売り込むにはやはり問題があると思うん...全文を見る
○大沢辰美君 私は本当に、慎重に指導しているというんですけれども、結果的には、数字を見たらやはり二〇%、公債費率が超えようとしているわけですから、それは心配ないということは言えないと思う、やはり危険水域だと思うんですね。だから、市長もやはり償還を繰上げしてやらないといけないかもし...全文を見る
○大沢辰美君 はっきりと、合併しないからといって地方交付税が減額されるわけじゃないということをはっきり言われました。総務省が作成した合併自治体に対する財政支援の内容についてもそんな内容は一つも見当たりません。そのことをしっかりと、そういう自治体に対しての、私は、広報というんですか...全文を見る
08月29日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○大沢辰美君 引き続いて、大沢辰美、質問させていただきます。  私の方からは、金融機関の破綻と阪神・淡路大震災の緊急災害復旧資金融資制度についてお伺いいたします。  小泉内閣による構造改革、不良債権処理によってこの一年間で破綻された信用金庫、信用組合は全国で約四十六にも上がっ...全文を見る
○大沢辰美君 今、中小企業庁から答弁がありましたように、私は、被災地の復興がまださなかだ、大変な時期だと、だから営業の再建が大変だから延長の据置期間が、その措置が取られてきたのが今日までの経過なんです、現在続いているわけですが。災害復旧融資は震災がなければ借りなくとも済んだもので...全文を見る
○大沢辰美君 私、今の大臣の答弁は、一般の融資でそういう流れになっているという答弁だったらそれでいいかもしれません。だけれども、この制度は、一般の金融機関に引き継がれていたならば返済の据置期間の延長が認められている案件なんですね。なぜRCCになったのか。措置も、そして据置期間も認...全文を見る
○大沢辰美君 延滞じゃなくて、この制度は被災者の立場に立って、中小企業庁が営業再建のために支払据置き、延期をしている制度なんです。そのさなかにRCCに送られて、今ひどい目に遭っているわけですからね。そこはしっかりと、個別も何も、そのものなんですよ。そこをもう一度私は調査をしていた...全文を見る
○大沢辰美君 じゃ、一言だけ。時間が来ました、一言だけ。  個別に対応することは当然慎重にやっていただきたいし、熟慮していただきたいと思います。だけど、被災者の人たちがあと一年延期してくれと、その制度がある、そのことにこたえるのが今の私は政治の役目だと思います。  私は、もう...全文を見る
09月12日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今日、私は、今国民が政治に対して切実に問題を解決をしてほしいという大きな一つの問題として、政治と金の問題について小泉内閣の基本姿勢をお伺いしたいと思います。  今年の通常国会は政治と金の問題が次々と噴出しました。北方四島支援...全文を見る
○大沢辰美君 経過報告のような答弁でございますけれども、この問題は小泉総理が言っていたように、さきの通常国会中に結論を出すと言っていたのではありませんか。国民は、政治と金の問題で大きな関心と、また抜本的な対策を求めています。  今、政府・与党内では、秋の臨時国会をどうするかで様...全文を見る
○大沢辰美君 私は、やったと言うけれども、このような事件が次から次と後を絶たないわけですから、本当に一歩を踏み込んでという繰り返しの答弁がこの通常国会でも総理大臣始め、福田官房長官も繰り返されていることは承知のとおりだと思うんです。それでは問題の解決をしないということで、私たちは...全文を見る
○大沢辰美君 提言の中身をるる申し述べられましたけれども、私は、この提言私も見させていただいて、様々な評論をされている方たちの話も聞いたわけですけれども、たった一言、良いことを評価しているのは、企業献金の現金授受の禁止という、インターネットによる政治資金の公開についてだけです。全...全文を見る
○大沢辰美君 今私は、この提言の内容の二つを例に挙げさせていただいたんですね。一つは、やはり債権を受けている人の企業は一定期間の寄附の禁止、これは当たり前のことですけれども、公共工事の受注の割合が一定割合を超えた、いわゆる五〇%を超える企業に対しては寄附限度額を五〇%減らすとか、...全文を見る
○大沢辰美君 一つの考え方と言いますけれども、私は、こんな、この提案が立派な提案だと言えない。官房長官、私は、やはり今日の政治と金の問題はこれでは解決できないということをお認めになった、そのように考えるんですが、こういう程度の提言では駄目だということを私は繰り返し申し上げて、本当...全文を見る
○大沢辰美君 そうなんです。制度が変わったんです。二〇〇〇年一月から政治家の個人の政治団体への企業献金は禁止をして、今度は政党、そして政党支部にそのことを認める法律に変えたわけですよね。御存じのように、国民の多くの皆さんはこの企業、団体の献金を禁止してほしい、そういう形であの一九...全文を見る
○大沢辰美君 だから、今までは個人の政治団体に入れていたと。それがいけないから、あのときに政治献金の禁止ということでみんなが一致して作られたのが、今度は政党支部に入れるようになってしまったと。それは本当に移動しただけであって、この作った内容自体は本当に私はひどい内容だったと思うん...全文を見る
09月25日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今、原発の損傷のひどい隠ぺい事件、この問題については本当に今後も引き続いて追及をしていかなければならないと私たちも思っています。  今日、私は特に、問題は違った問題ですが、大型のスーパー、マイカルの問題について質問をさせてい...全文を見る
○大沢辰美君 結局、会社更生法に転化されて、そして今イオンの支援を受けて再建に移行していると聞いております。再建中のマイカルは、今年一月に十九店舗の閉鎖を発表していますね。八月末、この八月三十一日ですが、その店舗を閉鎖していますね。さらに、今後四店舗の閉鎖を発表しているようでござ...全文を見る
○大沢辰美君 今答弁がありましたように、本当に、全体の店舗のテナント数が四千七百余りあると、閉鎖の決まった店舗のテナントは四百六十テナントです。本当に大変な数ですよね。しかし、テナントの皆さんは、ほとんど地元の美容院さんだとか靴屋さんなどなんですよね。この人たちは本当にもう中小零...全文を見る
○大沢辰美君 そうしたら、ちょっと具体的にお聞きしたいと思うんですけれども、私は本当にテナント業者がマイカルに損害賠償を求めても当然だという思いをしてならないんですけれども、言ったら勝手なことをやって破綻して迷惑を掛けたんだから、私、アメリカだったらもう当たり前の話だと思うんです...全文を見る
○大沢辰美君 私が聞いたのは、マイカルの店舗によってこの制度を借りれる、借りれない、そういうことのあることはないということですね。そのことを確認させてくださいますか。
○大沢辰美君 私、店舗には差がないということを確認させていただいて、今、保証の問題も出されましたけれども、今、私、貸付けのことでお聞きしています。  ですから、今のこの実態を私、大変詳しく説明をさせていただきましたので、是非実態を調査していただいて、今、この方が、自分が店舗が三...全文を見る
○大沢辰美君 よろしくお願いします。  それで、今、保証では約七百件されたということをお聞きしましたが、今度、ちょっと保証の問題について、経営安定関連保証についてお聞きしたいと思うんですが、マイカルの倒産に伴って、これは群馬県の例なんですが、沼田サティというのがあります。これは...全文を見る
○大沢辰美君 これ以上の閉鎖はあってはならないと思いますけれども、今答弁ありましたように、閉鎖発表でこの二号指定の発動が可能となると理解してよろしいですね、中小企業庁の方は。
○大沢辰美君 では、私、最後に大臣にお伺いしたいと思うんですが、テナントの皆さんの大きな不安になっているのは入居時に支払った敷金、保証金が一般債権としか扱われていない、返還の可能性が少ない、返ってもほとんどの少額ではないかということなんですね。一店舗の保証金は、一般に月額の賃料の...全文を見る
○大沢辰美君 研究会がどういう方向が示されてくるのか、本当に全国の今悲痛な思いで頑張っている中小テナントの皆さんは注目をしております。  私、少し心配なのは、この研究会には、大手スーパーの立場、いわゆるテナントでもナショナルチェーンの全国展開チェーンですか、テナントの人たちも参...全文を見る
10月02日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
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○大沢辰美君 引き続き、大沢辰美です。  私は、女性が子供を産み、そして働き続けるために、その保育行政についてお聞きしたいと思います。  今、雇用者全体の四割を占めている女性労働者、正に日本経済を支えていると言っても言い過ぎではないと思います。安心して子供を産み育てる、そのた...全文を見る
○大沢辰美君 今述べられたように、本当に女性が働き続けるために保育所は不可欠であると。で、保育行政の支援も、とても政府の方は多様なメニューを出しています。待機児童のゼロ作戦、閣議決定もされたという、そういう状況に至っています。だけれども、しかし私は、問題は、国から今全く支援のない...全文を見る
○大沢辰美君 一定の支援をしているという内容についての今メニューをお話しされましたけれども、監督指導もされている。だけれども、私も現場に行って、保育所にまだクーラーのない保育所もございます。でも、一生懸命、女性が社会進出したころの二十五年、三十年前からこつこつと保育に携わってくだ...全文を見る
○大沢辰美君 そこで、本来ならば今現在ある病院の院内保育所は、事業主である国が設置主体となって私は院内保育所というのは運営の責任を持つべきだと思うんですが、この院内保育所は今、厚生労働省第二共済組合の委託事業として各病院の運営委員会に委託されていますね。そして運営されているんです...全文を見る
○大沢辰美君 大変時間がなくてあとの質問ができなくなってしまったんですけれども、本当に認可にいたしましても認可外にいたしましても、女性が安心して働ける職場、そして地域での保育所というのは重要であるということはもう当然のことです。今、国立病院のこれからの在り方も重要であるという認識...全文を見る
10月03日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、今日は学校の施設整備、特にその中でもクーラーの設置の問題について質問をしたいと思います。  今年も本当に夏、暑い気候でございました。そして、全国の子供さん、またそのお母さん、お父さん、学校に冷房機を設備をしてほしいとい...全文を見る
○大沢辰美君 今報告ありましたように、義務教育、小中学校の普通教室には約五%にしかこの空調設備が整っていないということですね。そういう状況を踏まえて文部科学省は、二〇〇三年度の予算概算要求の中で、小中高の教室に対して、小中高等と書いていますね、教室に対して三万教室分のクーラー設置...全文を見る
○大沢辰美君 三万個というわけですから相当の数になりますが、全体ですれば非常に少ないということになります。それでも、この大きな予算、概算要求がされたということに全国の皆さんはとても期待を抱いているわけなんですが、大臣、そういう点では是非これを実行に移れるように、概算要求ですけれど...全文を見る
○大沢辰美君 是非実現に向けて固い決意で臨んでいただきたいと思いますが、今、大臣、ちょっと最初に厳しい環境に耐える子供という表現をされて、それもまたちょっと次元が違うと思うんですね。やはり今日の環境の中で子供たちが勉強できる環境を作っていくという点では、その厳しいという点では、い...全文を見る
○大沢辰美君 私は、全体の小中高の調査をされた中で、普通教室の今回は対策だと言われますけれども、やはり同じ子供たち、特に障害児を持っていらっしゃる養護学校の、寄宿生活を送っていらっしゃる子供たちの状況もやっぱり私は把握をしていただきたいなと思うんです。  そこで、独自にこの調査...全文を見る
○大沢辰美君 補助制度があると。補助対象事業費は一千万円以上ということになっていますね。このような支援策がありながらなかなか冷房化が進まないと。それはやっぱり改築だとか大規模改修のときしか空調工事が補助されないという実態からこうなっているんではないでしょうか。  今回の今三万個...全文を見る
○大沢辰美君 そこで、私、大臣にお願いしたいんですけれども、寄宿舎については実態調査はされていないということだったですが、それはやっぱり職員組合の方はやられましたけれども、文部省としてもやっぱりそれはきちっと普通教室を把握したようにつかんでいただいて、そしてそれを促進する施策とし...全文を見る
○大沢辰美君 大臣、個室はほとんどないんです。ちょっと写真を持ってきましたけれども。(資料を示す)教室じゃなくて居室、宿舎の部屋ですね。個室はないんですよ。本当に広場のような部屋で子供たちは生活しています。それは認識をしていただくためにもやっぱり実態調査をしていただきたいなと思う...全文を見る
○大沢辰美君 是非、そのことは本当に、来年の夏にはこういう苦しい思いをしない子供たちを、解決するために是非急いで実態調査の聞き取りもしていただいて、どうすれば促進できるかという対応策もメニューとして示していただきたいということを強く強く求めて、最後、もう一点だけお伺いします。 ...全文を見る
○大沢辰美君 指導はもちろんですけれども、やはり文部科学省として、是非厚生労働省とも連携をして子供たちの安全、そのことを守って、この寄宿舎という私は特殊な今日の中で大事な制度だと思いますし大事な施設だと思っておりますので、子供たちが本当に安心してそこで生活し、学ぶことができるよう...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  ただいまも住宅、いわゆる住まいの問題での質問があったわけですけれども、全国母子世帯調査でこの問題についても調査をされています。これは一九九八年の調査ですけれども、お母さんたち、母子世帯の方が今一番困っていることは何ですかという...全文を見る
○大沢辰美君 公営住宅の優先入居ということは国交省も考えているという現状なんですけれども、今、十六万世帯の方がそこに入居できていると。だけれども、本当に借家で困っている人たちは約二十四万、約二十五万に近い世帯の方が困っているわけですね。そういう私は受皿となるべき本体ですね、公営住...全文を見る
○大沢辰美君 そういう数字の中で、非常に平成七年度ですね、そこをピークに公営住宅の建設戸数がずっと下がってきているわけですけれども、そこでちょっと具体的に教えていただきたいんですが、特に都市部、首都圏、そして近畿圏ですね、この内容について、都営、県営、市営になるわけですが、この募...全文を見る
○大沢辰美君 本当に都市圏が全国比例にして高いということは数字で見て明らかだし、母子家庭の世帯数もそういう、比例すると言うのはおかしいんですけれども、やはり都市部に集中しています。その結果、非常に母子家庭の人たちの優先入居という、制度じゃないですけれども、今、推進をするという住宅...全文を見る
○大沢辰美君 確かに一般とは少ないんですけれども、七・一倍、七・二倍というのは、それは四年掛かって、五年掛かって、六年掛かって入居できるのかどうかという数字に近いと思うんですね。いわゆる新規の建設が上がっていないわけですから、そこにこれも反映してきていると思うんです。今朝、参考人...全文を見る
○大沢辰美君 非常にこれはいい制度だと思うんですが、この一万一千戸というのは、先ほど十年間で建設戸数をお聞きしたんですが、この中に数字として含まれているんでしょうか、含まれていない別格でしょうか。
○大沢辰美君 ですから、私はいい制度だと思うんだけれども、結果的に最初に報告していただいた建設戸数は余り伸びていないと。こういう借り上げというのは、別枠で、本当に必要に応じて民間の賃貸住宅を公営に借り上げると。それは地域によって考慮してやれることなんですよね。ですから、本当に別枠...全文を見る
○大沢辰美君 問題点は把握されているようですけれども、その解決の見通しというのが私は今、大臣の答弁では伺うことはできませんでした。だから、私は、都市部、確かに大変だということを私も認識を持っていますけれども、なぜ数字を示していただいたかというと、やっぱり東京周辺が十二倍、そして大...全文を見る
○大沢辰美君 何回も答弁同じような内容になって、その数字の見通しが私たちには見えないわけですが、こういうことはやっぱり五年後も、いえ、十年たっても母子家庭の方の居住の安定というのは図れるとは思えないんですよね。だから、そこは本当に建設戸数を増やしていく、借り上げ、地域ごとにやっぱ...全文を見る
○大沢辰美君 その職業を自立するために技術を身に付けるという内容の一つに、講習を行っていくとか、様々な制度を作り上げていかれるんだと思いますが、ちょっと人数をひとつお伺いしたいのは、よく介護のヘルパーさんの養成だとかそういう、何か月間で取得をできるようなそういう人たちをどれぐらい...全文を見る
○大沢辰美君 私は一けた違う数字じゃないかなという思いもいたしました。  本当に、この高等技術訓練を受ける人たちは二千人、そしてパートの人たちをより収入を増やすために講座を設ける制度も恐らく一定の人数があるんじゃないかと思いますが、やはり今、パート労働者三十一万人ある中で、いか...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  私は、区分所有法の第六十二条からいわゆる客観的要件とか過分の費用と呼ばれている条項を全面的に削除することについての質問をしたいと思います。  建て替えを進めるときには五分の四という多数決での決議が有効とされるため、二つの条件...全文を見る
○大沢辰美君 いわゆる一九八三年の改正のときには、経済的な利益を求めるためにこの多数決で決めるということはいかがなものかということを確認をして、こういう法に作り上げられて今日に至っているわけですが、ところが今日の改正案では、建て替え決議が前提なし、また無条件に多数決だけで可能にな...全文を見る
○大沢辰美君 過分の費用については後でまた論議をしたいと思うんですけれども、やはり五分の四の採決ということは五分の一の皆さんの財産権が本当に無視されてしまうという実態も生まれかねないわけですから、私は、この問題は正に憲法二十二条にうたわれている「何人も、公共の福祉に反しない限り、...全文を見る
○大沢辰美君 建て替えに当たっては、この当時、災害の廃棄物の処理事業という形で公費解体助成があったと思いますが、それについては確認できますか。
○大沢辰美君 解体です。
○大沢辰美君 公費解体。
○大沢辰美君 行われたということです。そして補修についてはどうですか。
○大沢辰美君 実際に八年近く経過しているわけですけれども、この阪神・淡路大震災のときに被災マンションの多くの人たちは建て替えするか補修するかで本当に困難な状況に追い込まれたことは事実です。そこで建て替えをされた人たちには確かにいろんな制度が施行されました。だけれども、補修について...全文を見る
○大沢辰美君 現在の老朽化されたマンションの問題はそれで対応できるかもしれませんけれども、今私がお聞きしたのは、もしもこのような、阪神・淡路のような震災があって被災マンションが発生した場合、今回、非常に建て替えか補修かの問題で困難を来したこの人たちの経験が生かされない。そのために...全文を見る
○大沢辰美君 本当にそういう程度でこの問題が解決できるように思いません。  私は、もう一例、阪神の被災マンションでの教訓の重要な一つで、今の六十二条の改正と直接かかわる問題で質問したいと思います。  被災マンションでは、建て替えと補修、どちらの場合もよく私は話し合って合意を得...全文を見る
○大沢辰美君 反省に立ったと言うけれども、立っていないですよ。  この過分の費用というのは、確かに一九八三年に入れられて今日まで使われていた法であるけれども、このことをもって、あの阪神・淡路大震災のときにはその根拠が示されなかったために混乱を起こしたという経緯があるわけです。だ...全文を見る
○大沢辰美君 確かに、老朽したマンションと被災で対応しなければならなかった建設、補修の問題とは条件が違うと思いますけれども、私は、改正案で、建て替え決議のための物理的要件と過分の費用要件を削除した代わりに、会議の招集時期とか通知すべき内容など、決議に至るまでの手続要件を整備したと...全文を見る
○大沢辰美君 何度も繰り返しますが、そういう事務的な報告で現場の実態を本当に把握していない。阪神・淡路の実態を教訓にすると言いながら、その人たちの苦しみをまたも何か、震災などの発生でそういう事態に遭遇した人たちがそういう思いを繰り返されるというのが、私は今度の改正案には解決の見通...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
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○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。日本共産党の大沢でございます。  三人の方に順次御質問させていただきたいんですけれども、まず最初に谷垣参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどの意見の陳述の中で、復旧費用の額が建て替え賛成派の方と反対派の方では同じ建物を復旧するの...全文を見る
○大沢辰美君 次に、藤木参考人にお伺いしたいと思いますが、これまでに老朽化ということで建て替えられた事例、立地条件の良さとか敷地面積の広さとかいう点で好条件を持ったマンションが多くあったと思うんです。いわゆる等価交換方式で行われていたと思うんですね。その意味では、建物の老朽化を直...全文を見る
○大沢辰美君 山田参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどの意見陳述の中で、この二ページから三ページにかけて書かれている内容で、やはり反対者の売却の強制を基礎付ける多数決、五分の四の多数決ということになるわけですけれども、これは一般的には短時間で容易にはできるものではないという...全文を見る
○大沢辰美君 もう一度谷垣参考人にお伺いしたいんですが、京都新聞というのがございまして、十一月の十八日の新聞を見ましたら谷垣参考人のマンション問題のコメントがあったのを読んだんですけれども、今マンションが供給過剰の状態にある中で、建て替えを一方的に進めればどうなるかと。  震災...全文を見る
○大沢辰美君 最後にもう一度藤木参考人にお尋ねしたいんですが、先生がお書きになりました岩波新書の「マンション」という本の中に、その二百十二ページに被災マンションの復旧という内容が書かれています。二つのマンションの事例を挙げて、補修が成功した背景や理由を述べておりますし、貴重な事例...全文を見る
○大沢辰美君 ありがとうございました。
12月03日第155回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○大沢辰美君 私は、建物の区分所有等に関する法律及びマンションの建替えの円滑化等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。  その内容は、今お手元に配付されています案文のとおりでございますが、その趣旨について御説明を申し上げます。  本改正案につい...全文を見る
12月05日第155回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  今日は整備新幹線の建設を進めている鉄建公団の独立行政法人化に関連しての質問をさせていただきたいと思います。  この十二月一日から盛岡から八戸までの新幹線が開通しました。現在建設中の路線は、新潟から富山間の北陸新幹線、博多から...全文を見る
○大沢辰美君 鉄建公団としては事業を継続していくことになるけれども、国土交通省としては指示、国の関与をしない形になるということは、私は、新たな工事実施計画の決定、それがなくなるということは、国の交通政策の中長期的なそういう対策が放棄されるのではないかなという危惧も持っています。こ...全文を見る
○大沢辰美君 四十一名という数字が示されたんですが、この中で、今建設中の北陸新幹線と九州新幹線の受注企業への天下り人数は何社で、何人か、分かりませんでしょうか。
○大沢辰美君 私は、国土交通省からも資料をいただきまして表を作ってみたんですが、皆さんのお手元に資料一というのを配付させていただいております。  これを見ますと、九州新幹線の昨年度の発注工区ごとの受注企業と受注金額を示しております。全体で二〇〇一年度の九州新幹線の工区は十五工区...全文を見る
○大沢辰美君 指名競争入札は分かったんですけれども、第一回目が平成三年にされたというんですが、この工区は第七次まで契約がやられていると思うので、ちょっと七次まで教えていただけますか。
○大沢辰美君 二次から七次まで随意契約がやられているということなんですが、最初に説明がありました指名競争入札で鹿島、五洋、伊藤建設が共同企業体を組んで二十五億円で指名競争入札で落札したと。その後は随意契約であると。これは本当に同じ企業が工事を受注するそういう系図になっているんだけ...全文を見る
○大沢辰美君 つまり、企業から見れば小さな苗木を大きく私は育ててもうけると、こういう構図になるのではないかなと思うんですね。公団が発注する苗木を落札するためには、その金額をやはり知らなければならない。そのためには苗木の専門家を会社で雇って必要な情報が入るような人脈が必要となるわけ...全文を見る
○大沢辰美君 今、私は北九州新幹線の資料を一として示させていただいて、今、大臣も初めて見たということなんですが、やはり技術を生かしていくというそういう問題と、やはり営業部長としてその企業に入っていくということは、やっぱり仕事を得るための働きをしなかったら、これは役に立たないわけで...全文を見る
○大沢辰美君 繰り返しになりますが、評価委員会が作られて、違法した場合は公表させていって透明化を図っていくということはもちろん大事だと思うんです。だけれども、やっぱり抜本的には天下り制度というのを本当に全面的に禁止するという方向を作らなければ、改革改革という形でこういう独立行政法...全文を見る
○大沢辰美君 やはり技術者の天下りというのはしかるべき、あってもいいのじゃないかというような声に聞こえるんですけれども、私は、今なぜこの資料一を示したかというのは、技術者が、もちろん企業に移っている方もありますけれども、やはり幹部として、営業部長として、営業、仕事取るためにそこへ...全文を見る
○大沢辰美君 過重な負担をさせないということを言われましたけれども、その第三セクター、新会社ですね、現在、しなの鉄道、そして、いわて銀河鉄道、青い森鉄道、そしてこれから開業する九州の肥薩おれんじ鉄道というんですか、四社となるようでございます。  開業から五年目になったしなの鉄道...全文を見る
○大沢辰美君 そういう税制優遇をしたということですが、そのことによってどれくらいの経営改善がなされたのかということになりますが、結果的には、今しなの鉄道の例を挙げましたけれども、債務超過になって効果がないことが実証されたわけですよね。ですから、今出発した青い森鉄道だとか青森県の試...全文を見る
○大沢辰美君 特にしなの鉄道の例から指摘をさせていただいたんですけれども、本当にこれを維持していくためにどうするかというもう行き詰まった状態、廃線になるかもしれないという予想もされるような状態。私は、やっぱり国土交通省の鉄道政策として全国的な鉄道網を、新幹線も、そしてこの並行在来...全文を見る
○大沢辰美君 私は、やっぱり政府・与党の申合せというのにも問題があるというように感じました。本当に自治体と住民が今非常な負担を負っているということも今、大臣も指摘されて、実態を把握されているようでありますけれども、把握の上に立ってこれを抜本的にどうしたらいいかということを、私はこ...全文を見る
12月09日第155回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。  坂口厚生労働大臣にまずお聞きしたいと思うんですが、大臣は、十月三十一日の参議院厚生労働委員会で、十月一日から実施された高齢者の窓口負担の増大によって受診抑制がどれだけ起こっているのかということについて、我々もこれを注意していか...全文を見る
○大沢辰美君 確かに、まだ三か月たっていないわけですから把握するのは困難だとは思いますけれども、やはり十月一日に政府が出した改正をして、その結果、お年寄りの皆さんがどういう治療の状態に置かれているか、そして治療をしている中断はないか、診療抑制はされていないかという調査を私はできる...全文を見る
○大沢辰美君 統計的に見ることはもちろん大事だと思っていますが、既にこういう形で短期間ですけれども統計的な数字が出されています。私は、これは本当に圧縮された形で一つのバロメーターとして出てきているということも参考にしていただきたいと思います。  なぜ必要な医療が抑制されたり中断...全文を見る
○大沢辰美君 配慮したと言うけれども、現実はこういう厳しい状態になっているということをまず認識を新たにしていただきたいと思います。  小泉総理は、今までも医療問題を語れば、持続可能な国民皆保険制度を守るんだということを言ってきましたけれども、私は、今この国で起こっているこの状態...全文を見る
○大沢辰美君 是非、精査をして分析をしていただきたいと思います。後で資料をお渡しさせていただきたいと思うんですけれども。  もう一つ、証拠なんですけれども、私、ここにあるのは、ちょっと見えにくいかもしれないんですけれども、この五月四日、今年の五月四日のサノチューの納品書なんです...全文を見る
○大沢辰美君 納品書です。
○大沢辰美君 一言だけ。  どうも、この資料を後で届けさせていただきますけれども、やはりこの内容を見たらJAS法違反にも値します。本当にBSEで困った全国の畜産農家の皆さんは、この一年余り大変でした。そういうことも含めて、こういうことが、産地偽装がやられていたという私たちは証拠...全文を見る
12月10日第155回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法案等特殊法人等改革関連九法案すべてに反対の討論を行います。  すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板の付け替えにすぎず、国民が強く求めている改革とはほど遠い内容だからです...全文を見る