太田淳夫

おおたあつお



当選回数回

太田淳夫の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第84回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○太田淳夫君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度第二次補正予算三案に賛成の討論を行います。  わが党が本補正三案に賛成するのは、わが国経済の現状が、三月危機を云々されたり、昭和初期の大不況時と比較して論じられることなどでわかるように、今日財政による追...全文を見る
02月09日第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○太田淳夫君 ただいま同僚議員への御答弁の中に、地震立法につきましては三月中旬に提出をされるということでございましたが、ぜひともその推進をお願いしたいと思いますが、政府部内では、災害対策基本法の一部改正をするということも考えとしてはあるらしいのですが、これは特別立法でいかれるのか...全文を見る
○太田淳夫君 内容についてお聞きしますけれども、この予知体制につきまして、権限は内閣総理大臣に一元化すると、そういう意見が一部にあるようですけれども、この権限の一元化ということは、逆に民主的な行政の運営に反する場合も考えられると思いますが、その点はどのように考えてみえるか、見解を...全文を見る
○太田淳夫君 その点の伝達の方式がやはり一番問題になるわけでございまして、その点につきまして、いまいろいろ苦慮されているというお話でございますけれども、この特別立法では、そういう気象庁からストレートで各地方自治体に行くのか、あるいは政府部内で一たん吸い上げてそれを流していくのか、...全文を見る
○太田淳夫君 それでは最後に、やはり今回の地震の教訓としまして、先ほど遠藤さんからお話がありましたけれども、大都市周辺にこのような地震が起きた場合には、大変なやはり問題が起きてくるんじゃないかと思います。その点、建設大臣として、国土庁長官としてあるいは災害対策本部長として、これか...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、最初に政務次官にちょっとお尋ねしたいと思いますが、先ほど大臣の御答弁の中で防災訓練ですね、このことを地方自治体だけでなくて国も関与した形で東京を中心に行いたい、こういう御意見が述べられましたけれども、この防災訓練につきましては、政務次官が事務局長をされてい...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次へ移りますが、科学技術庁にお尋ねしますけれども、せんだっての伊豆半島の大島沖地震に関しまして、余震情報のその後につきまして、心理的な影響について科学技術庁で世論調査をされていますが、その結果について御報告願いたいと思います。
○太田淳夫君 ただいま科学技術庁からお話がありましたけれども、萩原会長はこの結果をどのように評価されますか、お聞きしたいと思うんです。
○太田淳夫君 わかりました。  地震予知連絡会には、どういうメンバーが参加されていますか。
○太田淳夫君 そこで、ちょっとお尋ねしますけれども、その情報をいろいろと発表される段階の過程ですね、そこにおいて、その情報を発表することによってパニックになるから、発表するのはやらない方がいいんじゃないかとか、あるいはストレートに出した方がいいんじゃないか、そういった議論はそこで...全文を見る
○太田淳夫君 これは先ほどもちょっと先生おっしゃいましたが、社会心理学者等の意見を聞くということでございますけれども、そういった社会的、政治的な影響というものを考えて、この連絡会には社会心理学者が入った方がいいんじゃないかと思うんですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 結構です。  それでは次に、地震の関係に移りますけれども、通産省にちょっとお聞きしますけれども、伊豆半島の地質的な状況について御説明願いたいと思います。
○太田淳夫君 この地域は、活断層のすぐあるところだと言われておりますけれども、地震と活断層との関係について、どういう見解をお持ちですか。
○太田淳夫君 この地域は活断層が多いことが報道されましたし、活断層の上を、あるいは周辺とか、そういった危険地帯に住居が建設されていたりしておりますが、そこで、国としては、このような危険地帯に建っている場所について、調査で把握していると思います。また、そういう状況について、あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 建設省に、じゃ時間ありませんので端的にお伺いしますけれども、伊豆半島は、きょうもいろいろと議論されておりましたように、もう相次ぐ地震の連続、災害の連続でございましたが、そのたびに開発の問題が注目されているわけです。今回の地震でも被害を増大させた、決定的なものにしたの...全文を見る
○太田淳夫君 時間もないので次へ移りますが、先ほど通産省から伊豆半島の特殊な地質についていろいろと説明がありましたけれども、次は、農林省ですね、林野の防災保全ということも、これ人命及び財産の安全を守るために重要な問題だと思いますが、今回の地震によって、崩落はしていませんけれども相...全文を見る
○太田淳夫君 同じく東伊豆町では、住民から要望があるわけですが、災害によって熱川地区と稲取地区はこれは両断されているわけですね。今回、飲料水の補給につきましては、稲取地区は自衛隊によって補給が可能になりました。それから熱川地区の方につきましては、集砂堤防はあっても堤防がないために...全文を見る
○太田淳夫君 各省庁それぞれ対策について要望があるわけでございますが、十数カ所非常にありましたので、時間になりましたので省きますが、いずれにしても伊豆半島は災害が連続して起きているわけです。したがって、先ほども通産省の方の報告がありましたように、特殊地帯でありまして、災害常襲地帯...全文を見る
03月16日第84回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○太田淳夫君 最初に、公定歩合の引き下げにつきまして御質問さしていただきます。  村山大蔵大臣と経企庁長官にお尋ねいたしますが、去る十一日の多田委員の質問に、両大臣は公定歩合の引き下げの効果に対して消極的な答弁をされたように見えました。本日から、白銀は〇・七五%の公定歩合の引き...全文を見る
○太田淳夫君 今回のこの公定歩合の引き下げを、海外の市場では、日本は円高対策の最後の切り札だと、それを行ったんだという見方をしていますけれども、これで日本の円高対策は全部出尽くしたんじゃないか、こういう批判をしている状況です。ロンドン市場では、相変わらず二百三十二円九十銭と円高に...全文を見る
○太田淳夫君 私たちとしましては預貯金金利の引き下げには反対でありますけれども、政府・日銀はこれを公定歩合と同幅の連動引き下げを考えてみえるようですけれども、この点は非常に私たちは不満ですけれども、この預貯金の利下げはいつごろ行われますか。
○太田淳夫君 そうなりますと、やはり庶民の預貯金の目減りということがこれが大変な問題になってまいります。したがいまして、私どもとしましては福祉年金受給者に対する福祉定期預金の大幅な拡充とか、その他のやはり零細な庶民の資産の目減りということを防ぐ対策をこれは実施しなきゃならないと思...全文を見る
○太田淳夫君 次に、いまいろいろと問題になっております住宅ローンの問題なんですが、やはりこの公定歩合の引き下げに絡みまして住宅ローンの金利とか住宅金融公庫の利子も当然これは下がってぐると思いますが、どの程度下げる予定でございますか。
○太田淳夫君 いま住宅ローンの最高は九・一八%というのがあるわけですね、これが非常に高いわけです。新しい方々は下げるというような予定だそうですが、そうしますとますます格差は開いてくるわけですね。そういった点で既往の住宅ローンの金利もこの際引き下げることをやっぱり考えるべきじゃない...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、私、続きまして、十一日に、国際収支対策に関する閣僚会議で緊急輸入四項目を決定いたしましたが、その問題についてちょっと御質問さしていただきますが、最初に、原油のタンカー備蓄についてですけれども、総理は昨年の十一月からこのことをおっしゃってみえますけれども、い...全文を見る
○太田淳夫君 それで、ちょっとその点をお聞きしますけれども、このタンカー備蓄は民間にやらせるのか、あるいは国家備蓄でやるんでしょうか。
○太田淳夫君 ただいま総理からも適地探しの問題点が指摘されましたけれども、そのほかにもいろんな問題点がこれはあるんじゃないでしょうか、どのような問題点があるでしょうか。
○太田淳夫君 めどはいつごろかということ、まだ正式には決まっていませんか。
○太田淳夫君 そうしますと、これはそういう問題が決まらないと原油の緊急輸入にはならないんじゃないでしょうか。
○太田淳夫君 じゃ、次は、民間航空機の緊急輸入についてお伺いしますけれども、航空機の導入に当たってはそれぞれの航空会社の事業計画に基づいて運輸省に申請するのがこれは筋道だと思いますけれども、また、この緊急輸入をするにつきましては国内の航空三社の完全な一致した了解がなければならない...全文を見る
○太田淳夫君 運輸大臣、いま国際リース会社の構想もあるようですけれども、これは外国にリースした場合に、それに見合う需要というのはあるでしょうか。また、これもいろんな問題点があると思うんですけれども、リースした航空機が事故を起こした場合の責任の問題とか、あるいはリースの条件として相...全文を見る
○太田淳夫君 次は、ウラン鉱石の問題についてちょっとお尋ねしますけれども、ウラン鉱石の輸入は昨年九月二十日から輸入促進を打ち出して対米交渉を重ねてきましたけれども、この話し合いがつかずに白紙となったと聞いております。その点はどうか。それから、ウラン鉱石の輸入を白紙にせざるを得なか...全文を見る
○太田淳夫君 次に、ECとの通商交渉の点でちょっと牛場対外経済相にお聞きしますけれども、日本とのEC通商貿易交渉は現在どのようになっていますか。  それからEC側からエアバス等の購入要求や、米国に対してと同じような共同声明を出すように要求されておりますが、それにどのように対処さ...全文を見る
○太田淳夫君 総理、緊急輸入の問題にしましても非常に問題点があって、私たちとしては非常に効果が薄いのじゃないかという感じがしますが、今回、米国あるいは西独両国はドル防衛に対して新しい対策を発表しているわけですね。それに対してわが国の姿勢は甘過ぎるのじゃないかという声もあるようです...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次の問題に移りますが、この五十三年度予算は景気回復を最も大事な目標に組まれたと、このように言われています。その中身は、一つは公共事業費の拡大であり、二つは住宅建設の増加となっておりますけれども、以下この二つについて若干お伺いしたいわけですけれども、まず、公共...全文を見る
○太田淳夫君 結果が判明したら、どう対処されますか。
○太田淳夫君 調査結果にどう対処されるかということの御答弁がないようですが……。  次に、建設大臣にちょっとお伺いしますけれども、ここに私たち、まあこれは一例でございますけれども、そういう下請の状況、資材業者の実態というものがここにあります。この実態を見ますと、建設省が調査され...全文を見る
○太田淳夫君 総理、いま建設大臣からああいうお言葉がございましたが、総理としてもその点厳重に監督していただきたいと思います。
○太田淳夫君 次に、第二点の住宅建設についてお尋ねしますけれども、政府が言うほど家が建つかどうかということは、また、家が建てられる条件整備は十分かという点がこれは問題でございますけれども、建設省は、五十二年度の新設住宅の着工戸数を最低百六十五万戸達成をしたい、こう発表していますが...全文を見る
○太田淳夫君 総理、わが国のこの貧弱な住宅事情というのは国際的にも有名であります。あるフランスのジャーナリストは、日本の国の経済の繁栄は国民の貧弱な住宅事情の犠牲の上に立っている、その住宅は非効率的で不経済な建物だと、こう言っておりました。  また、最近、私の知人が住宅を購入し...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、本年度の住宅政策の特徴として私は二つあると思うんですが、一つは、住宅金融公庫の融資枠の拡大、それから金額の増加、それから公共住宅建設戸数を公営住宅、公団住宅合わせて約二万九千戸減らしている、こういうことだと私は思いますが、この二つをまとめますと、どういうこと...全文を見る
○太田淳夫君 それではちょっと各論に入りますけれども、先ほどの金融公庫の住宅ローンの問題でございますけれども、五十三年度の予算、税制改正による住宅ローン償還金の軽減というのは建設省の試算でございますが、これから試算をした月間の負担額というものはどのようになっていますか。
○太田淳夫君 住宅局長ですね、そうしますと、いまの月収の三〇%というのが本当のぎりぎりですね、何とかローンの返済負担額としましては、こういうことを言われているんですが、いろんな意見があると思いますけれども、そこから逆算しますと、建設省のモデルケースでは月収はどのぐらいになりましょ...全文を見る
○太田淳夫君 大臣、月収四十二万というと、平均ならしまして年収では五百四万円になります。こういう年収五百四万円というと大体どの程度の階層の人と思われますか。
○太田淳夫君 総理、いま局長から話がありましたように、建設省の試算に挙げられていますこの土地つき二千二百万あるいはマンション千七百万ということでございますけれども、東京ではほとんどこれは無理だと、首都圏でも本当にこれはもうぎりぎりというよりも、ちょっとむずかしいような状況なんです...全文を見る
○太田淳夫君 もう時間もないので、こちらで申し上げますけれども、住宅金融公庫の延滞の数も一月の末で約二万二千八百八十四件あるし、六カ月以上の延滞の方は五百十五件。昨年一月の末を見ますと二百二十六件。この一年間で長期延滞者は約二倍になっているんです。このように現実に低利の金利であり...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、先ほど話しましたように、それですと、何とか防災上の見地から見ても優良な住宅というのは建てられませんわね、大臣おっしゃったようなことでは。私も生命保険で入っておりますけれども。  そこで、私申しましたのは、都市部で防災上の見地から見ても、あるいはこれは社会資...全文を見る
○太田淳夫君 次は、先ほど公営住宅と公団住宅の建設戸数を五十二年度予算に比べて二万九千戸減らしたと私申し上げましたが、これはなぜでしょうか。建設大臣にちょっとお答え願いたい。
○太田淳夫君 いま公団の問題が出ましたけれども、五十一年度の公団の新築空き家に伴う国の損失というものが計算されておりますけれども、それを見ますと、管理費としては八億四千六百万円、収入の減が六十六億五千五百万円、金利相当分が四十七億六千万円、合計で百二十二億六千百万円、これだけの国...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、最後に一つお伺いしますけれども、そこで、政府は、この公団の新築の空き家をその地域の公営住宅として地方自治体に移譲することを検討されているという、わが党もこれは主張していましたので評価しておりますけれども、これは三月の末に具体策とか、あるいは昭和五十四年度か...全文を見る
○太田淳夫君 いつごろから実施されます、いつごろから。
03月28日第84回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○太田淳夫君 それでは、現在の提案されております法律案につきまして質問いたします。  最初に、この第八次道路整備五ヵ年計画は、昭和五十年代前期経済計画及び三全総と関連をさせてこれはよく検討されているとお聞きしますが、この三者の関係、そして位置づけをどのように考えてみえるか、お尋...全文を見る
○太田淳夫君 これはもうわが党の竹入委員長も代表質問で触れられておりましたけれども、現在の円高の情勢等によりまして、この昭和五十年代前期経済計画は当然これは見直しをしなきゃならない事態を招いておると私ども考えておりますけれども、その点、これは当然見直しをされたときには、この第八次...全文を見る
○太田淳夫君 次に、今回のこの改正でございますけれども、いままでこの道路整備緊急措置法は制定されてからたびたび一部は改正されてきましたけれども、この第一条の「目的」そのものがやはり改定されたということは、これは初めてじゃないかと思うんですが、改定を必要とした理由についてお伺いしま...全文を見る
○太田淳夫君 いまお話をちょっとお聞きしたんですけれども、確かにこの条文の中に「生活環境の改善に資し」と、こうございますね。あるいは「国民生活の向上に寄与する」とございますが、具体的にどういう方向にこれが変化をしていくのか、もっと具体的にちょっとお話しいただきたいと思います。
○太田淳夫君 次に、それではこの五十三年度を初年度として二十八兆五千億円という投資規模になっているわけでございますが、これはたとえば第七次計画に比較しますと、一般道路事業では一・四五倍で、有料道路事業では一・四五倍、このようになっておりますが、五十七年度末までに道路状況の変化はど...全文を見る
○太田淳夫君 この計画を推進するための二十八兆五千億円ですけれども、この計画の遂行に必要な財源措置につきましては、一月三十一日の閣議了解によりますと、昭和五十四年度予算編成時までに所要の検討を行う、このようにありますけれども、この財源措置について内容を具体的に御説明願いたいと思い...全文を見る
○太田淳夫君 第七次に比較しまして、第八次はやはり生活基盤としての市町村道の整備に重点が移ったと私たち考えますけれども、この第八次道路整備五ヵ年計画の二十八兆五千億円のうち地方単独事業が約七兆五千億円、二六・三%これは見込まれております。これは第七次の十九兆五千億円における地方単...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ、市町村道のことについてちょっと御質問しますけれども、わが国の市町村道の実態は、先ほども局長から話がありましたが、総延長では約九十万キロということです。ところが、自動車交通不能区間というのが二十五万キロあります。あるいは幅が三メーター五十未満、これが五十四万キロ...全文を見る
○太田淳夫君 その点で、市町村がこれを公共施設として、またはこの市町村道を将来管理していこうと、こうした場合に各地方自治体にそういった市町村道の認定の基準ないし、または内規というものがあった方がいいんじゃないかと思うのですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 では、次に防災対策についてお聞きしますけれども、昨年の七月三十一日に建設省から防災総点検の調査結果が発表されましたが、これを見ますと、道路の危険個所というのは約七万五千カ所あり、対策費用は一兆一千九百億円、こうなっています。これは昭和五十一年度に実施をした落石等の危...全文を見る
○太田淳夫君 次に、やはり道路の震災総点検というのを出されましたが、この震災対策はどのように策定されていますか。
○太田淳夫君 この総点検に基づきました対策につきましては万全を期してやっていただきたいと思いますが、この震災点検結果の中に、特に東海地方の駿河湾を中心に、なかんずく静岡県の主要幹線道路については五十三年度中に所要対策を講ずると、このように特記されておりますけれども、具体的な施策内...全文を見る
○太田淳夫君 特に、静岡県の場合は、東海大地震も予想されておる段階でございますし、対策を急いでいただきたいと思いますが、特に伊豆半島の方におきましてはバイパスの要請等も非常にあるわけです。これは緊急避難道路としても必要な場合が出てくるわけですが、それに関連してちょっとお聞きしたい...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど震災対策につきましては、橋梁、トンネル等の対策のお話がありましたが、四十六年の五月十四日の参議院の災害特別委員会で地震対策に対する参考人の意見陳述がありました。その中で福岡氏が耐震工学の振興と耐震工学研究予算の増加ということを訴えられておりましたが、現状はどう...全文を見る
○太田淳夫君 その御意見の陳述の中で、耐震工学の一環として、地中と地表の揺れ方の違いというものを構造物設計に取り入れるべきであると、こういうような意見もありましたし、あるいはアメリカにおいては、重要な構造物につきましては、たとえば学校の建築については特別なライセンスが要るとか、そ...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、建設大臣にお伺いしたいと思いますけれども、また先ほども同僚議員から道路予算の使用方法についての再検討というような話もありましたが、やはりいままでの道路行政というものを考えてみましても、国民生活優先の総合的な輸送体系というものが確立されてないんじゃないかと、こ...全文を見る
03月31日第84回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○太田淳夫君 それでは、かわりまして、時間の都合も余りありませんものですから基本的な問題についてお尋ねしておきたいと思いますが、最初にこのわが国の、いわば資源小国と言われておりますけれども、やはりわが国の最大の資源というのは人間の頭脳であるとも言われていますが、日本としては、この...全文を見る
○太田淳夫君 今年度の予算の中では、それはどのような施策になっておりましょうか。
○太田淳夫君 前にも、頭脳の海外流出ということが問題になった点がございましたが、やはり活用をしていかなけりゃならない人材が海外に流出をしていってしまう。日本では、特に原子物理学を中心として日本の学者のレベルというのは世界最高じゃないかと私は思っておりますけれども、いまその海外への...全文を見る
○太田淳夫君 いま局長からお話しいただきましたけれども、この予算の比率を見ますと、前年度との比率の伸び率ですが一三・一%ということです。これは国家予算としては伸び率が余りよくないんじゃないかと思うんですね。わが国としては、やはり技術立国を目指してこれから前進をしていかなければなら...全文を見る
○太田淳夫君 大いにがんばっていただきたいと思います。  それから、わが国の科学技術水準の引き上げのためには、国立の研究所等における基礎的な研究活動というものを今後一層充実させていく必要があるんじゃないかと思いますが、今後どのように取り組んでいかれましょうか。
○太田淳夫君 わが国の研究開発投資の問題なんですが、アメリカやヨーロッパに比べますと、政府の投資率というのは非常に小さいと、このように言われております。で、一九八五年ごろには国民所得の二%程度にすべきだと、こういう意見もありますし、私たちもそう思うわけですけれども、大臣はどのよう...全文を見る
○太田淳夫君 次に、エネルギーの研究開発というのは、やはりその成果が上がりますまでには相当な期間がかかるわけです。その長期的な展望に立って、計画的にかつ総合的にその研究を進めてていくべきじゃないかと思いますが、そのエネルギー研究開発の推進に関する科学技術庁の取り組み方についてお伺...全文を見る
○太田淳夫君 もう一点、省エネルギーの問題がありますけれども、この問題に対する対応はどうでしょうか。
○太田淳夫君 この予算書の中に核融合の研究開発という問題がありまして、先ほど局長からもちょっと核融合に触れてみえましたけれども、この核融合の問題は、これは人類究極のエネルギー源であると、こう言われておりますし、二十一世紀初めの実用化を目指して世界各国はいま競って開発を進めていると...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月03日第84回国会 参議院 予算委員会 第23号
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○太田淳夫君 日銀総裁、どうも御苦労さまでございます。  それでは、最初に日銀総裁に若干お尋ねしたいと思いますが、東京市場の引け値が二百十八円二十銭ということでございますが、朝から非常に荒れているような感じがいたしますが、この点に関しまして総裁の御所見をお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 次にお伺いしますけれども、最近の国際通貨の動きを見ますと、スミソニアンレートと比較した場合、円は約四〇%、あるいは西独マルクは約六〇%、スイスフランは一〇五%と、こういうような実質的な切り上げとなっているように私は思うわけですが、そこで日銀当局とされましてはマルク及...全文を見る
○太田淳夫君 いまお話をいただいたわけですが、そろそろ落ちついていただきたいという希望を述べられましたけれども、この半年間の急激な円高から判断しましても、そろそろ円の天井感が市場に出てきてもいいのじゃないかといういまのお話ですが、そういう御意見と、あるいはドル安とか日本の経常収支...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、総裁にまたお伺いしますけれども、去る三月二十九日の記者会見で、わが国の経済が円高に対処できるように変えるべき局面に来ていると、こういう意味の御発言をされておりますけれども、具体的にどのような内容の円高に対処した経済にすべきであるとお考えでしょうか。
○太田淳夫君 昨年の十月からの円の値上がりに対しまして、今日まで日銀は約百億ドル近いドル買いを行った、このようなことを聞いております。これは日銀総裁としては非常に言いにくい問題であると思いますけれども、また、ことしになってから買った額でもこれは約五十億ドル近い額である、このように...全文を見る
○太田淳夫君 記者会見でも、マネーサプライに悪い影響を及ぼし、過剰流動性が発生している事態ではないと、こういう御見解を述べられてみえました。しかし、潜在的にはマネーサプライの増加の要因と認めている発言になってみえますが、いまのお話の点がその点じゃないかと思いますが、再度ちょっとお...全文を見る
○太田淳夫君 いま日銀総裁から将来にそういう不安があるというお話がございましたが、やはりこの日銀の多量のドル買いというのが一つの要因になってくるのじゃないかと思いますが、インフレという点から見ますと、最近の巨額な国債の発行による財政インフレの危険、これも今後ないとは言い切れないと...全文を見る
○太田淳夫君 次に、総理と日銀総裁にお尋ねしますけれども、一昨日報道されましたカーター米大統領の特別声明と申しますか、米国二月の貿易収支が記録的な赤字になったことについての、黒字国に黒字減らし策をとる必要のあることを喚起していると、そういう特別声明につきまして、どのように受けとめ...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどの総裁のお答えの中にも、ドル安がいま大きなウエートを占めているというお話でございましたが、今日のように各国の通貨に対してドルの全面安の状態になっているこういう局面では、世界的なレベルで通貨安定に関する話し合いをやはり考えていくべきじゃないかと思いますが、その点...全文を見る
○太田淳夫君 最近「ニューズウイーク」誌にブルメンソール米財務長官見解が載っておりまして、それと関連してちょっとお聞きしたいと思うのですが、この見解によりますと、アメリカとしてはドル防衛という考えは全くないようだ。米国においては経常収支の赤字と並んで資本流出も問題になっているが、...全文を見る
○太田淳夫君 いまドル安という共通の認識の場ができたというお話ですが、それでは日本政府としても積極的にこの際通貨安定のために通貨外交を展開すべきじゃないかと思うのです。総理が米国へ行かれる前にアメリカへ特使を派遣する用意をすべきじゃないかと思いますが、その点いかがでしょうか。
○太田淳夫君 また、日本としてもここで通貨の外交戦略というものはやっぱり確立する必要があるのじゃないかと思うのです。そういった意味で、専門家の衆知を集めて日本としても通貨体制はどうあるべきかということをこれはもう検討を始めるべきじゃないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
○太田淳夫君 検討しても手はないということですか。  次に、米国の景気は先行きの見通しがよくなくて、五十三年の一月から六月までのわが国の対米貿易の黒字が縮小しない場合には議員立法で輸入制限を決めるかもしれないという声があるらしいのですけれども、米国の景気動向あるいはその輸入制限...全文を見る
○太田淳夫君 報道によりますと、牛場対外経済相は、記者会見で、わが国が宮澤構想などを対外的に主張する前に、実際に黒字減らしをすることが先決であると、こういう話をされておるようですが、私はこれは両方とも必要ではないかと思うのです。しかし、そうなりますと、五月、七月と開催されますとこ...全文を見る
○太田淳夫君 去る二十四日に発表されました日本とECの共同声明、これでEC側がわが国の五十三年度の経常収支黒字は六十億ドルと、このように明記することを強く主張したと聞いておりますけれども、それを五十二年度に比べて三分の一程度縮小すると、このように変更していますけれども、その点の意...全文を見る
○太田淳夫君 これは五十三年度の収支見通しというのは百四十億ドルになっておりますけれども、これから三分の一減というと五十三年度約九十億ドルということになりませんか。
○太田淳夫君 宮澤経企庁長官にお聞きしますけれども、四十億ドルの黒字減らし、これは具体的にどのようなことが構想に入っておりますか。
○太田淳夫君 それでは、せんだっての委員会でもこの黒字減らし対策につきまして御質問いたしましたけれども、その点に関連しまして、もう少し具体的にちょっと聞いてみたいと思うのですが、まず運輸大臣にお聞きします。  航空三社から航空機の購入計画が運輸省に提出されたそうですけれども、そ...全文を見る
○太田淳夫君 私たち考えただけでも、成田開港に伴う路線の問題及び日米航空交渉などいろいろな事情がありますので、これは航空政策の抜本的な洗い直しがいま必要な段階じゃないかと思うのですね。しかし、このエアバスの購入という点を考えただけでも、やはり航空政策の確立が必要だ、このように思い...全文を見る
○太田淳夫君 この前答弁いただいた航空機の国際リース会社、この設立の構想はどうなりましたか。
○太田淳夫君 いつごろまででございますか。
○太田淳夫君 次に、やはり黒字減らしの一つとして、原油の洋上備蓄ということもせんだって閣僚会議で挙げられておりますけれども、これはタンカー備蓄とあわせて行っていくんですか。
○太田淳夫君 そうすると、その原油の洋上備蓄につきましてはある程度の具体的な構想はもうまとまっているわけですね。この規模とか場所とか時期というのは具体的にわかるわけですか。あるいは安全基準というのはいつごろまでにつくるか。
○太田淳夫君 先ほどタンカー備蓄については問題点が多いというお話でしたけれども、問題点に用船の問題もあると思うのですね。これは業界からもいろいろな希望が出ていると思いますが、その点はやはり公平に行っていくんでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 いろいろな点から見てもなかなかこれはむずかしい問題があり、黒字減らしに緊急的に役立つものとは思えませんけれども、しっかり対策を立ててやっていかなければならない問題だと思いますが、総理大臣、いかがでしょうか。
○太田淳夫君 次に、宮澤長官は最近七%成長のネックは個人消費にあると、こういうふうに発言されておりますけれども、この個人消費のネックを解消するためにはどのようなことを考えてみえますか。
○太田淳夫君 私は、宮澤長官がおっしゃりたいことは、もう一歩進めますと、減税とか、あるいは賃上げとか、社会保障関係の給付の引き上げとか、あるいは失業手当の増額など、そういったものによって国民の不安を解消して個人消費をふやしていく方が必要だと、こういうことを言いたいのじゃないかと思...全文を見る
○太田淳夫君 次に、従軍看護婦に対する補償処置についてお伺いしたいと思います。これは第七十七国会におきましても私が社会党の片岡さんと一緒に立法の提案者になってこの問題について提案をしてまいりましたので非常に関心を持っておりましたけれども、稻村総務長官はこの点について積極的な発言を...全文を見る
○太田淳夫君 その補償処置の具体的な内容についてはどのようになっていますか。
○太田淳夫君 報道によると、相当具体的な内容について出ておりますが、この点はどうなっておりますか。
○太田淳夫君 それでは、必ず約束されたというようにやっていただきたいと思います。  次に移りますけれども、去る三月二十五日に、ビルマ国営航空機の墜落事故によって、建設省の国広部長を団長とする一行六名が全員死亡されたと聞いております。ここで謹んで哀悼の意を表する次第でございますけ...全文を見る
○太田淳夫君 災害補償制度には、一般の公務員が公務死した場合と、警察官等の方々が生命を賭して犯罪の捜査等で公務死された場合と、二通りありますね。警察官の場合には一般の補償額の五割増しになっておりますが、今回の場合はどうでしょうか。
○太田淳夫君 わかりました。もうちょっとです。
○太田淳夫君 最近、こういう海外へ進出されるナショナル・プロジェクト・チームというのが非常に多くなってまいりました。いまちょっとお話しのように、在外公館の職員には若干の上積みをすることもあるらしいのですが、杉江さんの場合は、これは非常にむずかしいという例でございますが、総理も外遊...全文を見る
○太田淳夫君 総理大臣から実現をするようにしっかりとプッシュしていただけますね。
○太田淳夫君 終わります。(拍手)
05月26日第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第9号
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○太田淳夫君 それでは、かわりまして今回のこの災害について質問させていただきますが、その前に、私も同僚議員と同様に、今回の災害で亡くなられました十三人の方々の御冥福を祈り、また、いろいろな被害に遭われた方々にお見舞い申し上げますとともに、現地で昼夜を分かたずその災害の復旧のために...全文を見る
○太田淳夫君 同僚の地元の委員の方々からそれぞれ細かい点についてお話がありましたので、重複するところは避けていきたいと思いますが、多少重なるかもしれませんが、その点御容赦願いたいと思います。  いま審議官からお話ありました。また、地元の町長さんも、この美しい妙高高原町がまさに悪...全文を見る
○太田淳夫君 原因については調査団の調査を待ってというお話でございますけれども、やはりこの原因がどのような原因であったかということは今後大きな問題が残ってくる点じゃないかと思うんですけれども、先ほども同僚議員から話がありましたように、新潟大学の調査団によりますと、治山林道とかある...全文を見る
○太田淳夫君 また、一説には災害現場の付近の国有林の伐採が一つの原因になっているんじゃないかというような説もありますけれども、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いま、事実はないというお話ですが、先ほどもちょっと話しましたけれども、何回も過去に崩落の災害が発生しているわけでございますね。ですから、先ほど審議官は、今回の災害について予想しなかった場所に起こったという話ですけれども、しかし、そういう災害が何回も起こっているという...全文を見る
○太田淳夫君 林野庁と新潟大学の調査団とは原因に対する意見の食い違いがあるわけですが、国土庁の方、先ほど原因究明の調査団を派遣するということをお話しになりましたが、どういうような構成の調査団で、いつごろをめどにしてこれを行う予定でございますか。
○太田淳夫君 そして、それがとりあえず原因究明と応急対策の調査団と、その後に本格的な長期的展望に立つところの防災計画を立てる調査団を派遣するようなお話ちょっとお聞きしましたけれども、それはどういうようなメンバーですか。
○太田淳夫君 先ほど長谷川委員の方からもお話ありましたけれども、英知を結集して調査団を編成していただきたいと思うのです。前回四十六年のときは新潟大学は入ってたんじゃないですか、どうですか。先ほどお話がありましたけれども。
○太田淳夫君 入っていましたか。じゃあ、その点よろしくお願いいたします。  次に、山地災害危険地指定ですか、これがされているように思うのですが、この点はどうでしょうか。林野庁ですか。
○太田淳夫君 そうしますと、今回の災害を一つの契機にして、妙高島原一帯につきましても山地災害危険地指定をするということですか。そういう方向ですか。
○太田淳夫君 過去にやはりこの個所につきましては治山工事を実施をしてきておりますけれども、何基ぐらい治山工事をやってきたのか。またダムの容量が小さくて今回の災害を大きくしたんじゃないかというようなことも考えられますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 そのダム容量が小さくて災害を大きくしたんじゃないかという意見についてはどうでしょうか。
○太田淳夫君 それでは、これはまだ一万五千立方メーターの崩落の危険があるというふうに聞いておりますけれども、その点に対する対策はどのように考えておりますか。
○太田淳夫君 その点、対策をしっかりお願いしたいと思いますが、そこから一切の今後の修復の出発点になりますので、よろしくお願いします。  最後に、いま大臣いろいろとお聞きになっておわかりのとおり、これから台風シーズンあるいは梅雨のシーズンを迎えるわけです。先ほども大臣は、これは一...全文を見る
○太田淳夫君 それではあと個別の問題にちょっと入りたいと思います。  町から要望が出ている点につきましてちょっと触れさしていただきますが、一つは「白田切川の恒久的な河川改修を」という要望が出ておりますね。これは四十六年の温泉地すべりの後で砂防ダムを設置していただいておりますけれ...全文を見る
○太田淳夫君 そのほか砂防ダムに関しましても構造的な問題も要望が出ておりますので、その点研究をしていただきたいと思うんですが、その点どうでしょうか。例のそで構造のところが流失しちゃってますね。
○太田淳夫君 次に国道関係、これは私たちも現地へ行ってまいりましたけれども、国道十八号線の白田切橋ですか、これは三十九年の新国道建設時に改修されて、旧国道と立体する橋であるとなっておりますけれども、この自動車交通の急速な発展によりまして許容量以上の交通量に達しておりますと、さらに...全文を見る
○太田淳夫君 いまちょっと聞き漏らしましたが、バイパス計画はどうですか、話ありましたか。
○太田淳夫君 それでは次に、国鉄さんにちょっとお尋ねしますが、先ほど課長の方からも総力を挙げて開通に対して努力をするというお話がありましたが、やはり一日も早くこれを開通してまいりませんと、やはりこの周辺の観光地、またはそれに観光旅客が減ることはもちろんですが、現地の商工業に対する...全文を見る
○太田淳夫君 いつごろまでに決定されますか。
○太田淳夫君 それでは時間もちょっとあれですが、私の質問これで終わりたいと思いますが、この調査団を派遣されていろんな応急対策を練られたようでありますけれども、早急にこれを行っていただきたいと思います。そのことを要望して質問を終わります。   〔委員長退席、理事村沢牧君着席〕
06月01日第84回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○太田淳夫君 それではかわりまして質問させていただきますが、今回国民生活の厳しさに拍車をかけるような運賃値上げの申請がされておるわけでございますが、この中身を見ますと、経営上の要請からとは言っても、旅客運賃は貨物運賃に比べますと約三倍以上の値上げでありますし、従来から指摘されてお...全文を見る
○太田淳夫君 一昨年の十一月の値上げの際には深刻な国鉄離れを招いたわけでございますが、今回は名目値上げ率と実施率を同一に考えて国鉄離れの現象はないと見ておられるのか、あるいはまた、あったとしても値上げだけの要因ではないというような見方をされているのか、その点お伺いします。
○太田淳夫君 こういう分け方でいいかどうかあれなんですが、総裁にお尋ねしたいんですが、いまの国鉄の赤字も、累積赤字が相当ございますけれども、この中で値上げをしなきゃならない部分とか、あるいは国庫補助をしなきゃならない部分、あるいは企業努力をしなきゃならない部分と、こういうような分...全文を見る
○太田淳夫君 そこで私は資料をいただいたのですが、やはりフランス、ドイツと比べてみますと、各国鉄道の経営状況と国家援助の実態を調べてみますと、日本の場合と大分差があるように思うのですが、その点国鉄の場合はどうでしょうか。
○太田淳夫君 じゃ次の問題に入りますが、通学定期の割引率につきましては、これは父兄に二重の負担を強いることになるということで、国鉄の部内でもことしは見送るべきじゃないかという議論があったようですけれども、それをあえて打ち出した意図というのはどのような点にあったんでしょうか。
○太田淳夫君 私は大手私鉄でも八五%前後割引しているわけですから、公共性のある国鉄が割引率を引き下げるということはちょっと問題じゃないかと思うんです。そうして、これは昨年の秋ですか、前運輸大臣がおっしゃっておりましたが、これは国会でもいろいろと論議になった点ですけれども、通勤の定...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、そのとき約束されたことは、まだ実行されていないようですが、この問題に対する政府の考え方が明らかにされるまではやはりこの割引率というのは現行のまま据え置くべきじゃないかと思うんですが、大臣いかがでしょうか。
○太田淳夫君 大臣続けてお尋ねしますけれども、ちょっと、私議事録がございませんけれども、同僚の三木委員の質問に対しまして、いつでしたか、私、昨年の暮れだと思いますが、そのいろんな値上げの問題につきまして、国鉄運賃あるいは私鉄運賃、航空運賃と、それぞれのその値上げがばらばらに申請さ...全文を見る
○太田淳夫君 いままでいろいろと成田空港の開港で苦心されていたことよくわかりますので、今後腰を落ちつけて、これも取り組んでいただきたいと思いますが、今回の値上げの方向を見てみますと、やはり競争力のあるところから取って、まあ言い方を変えれば、取りやすいところから取ろうといような方向...全文を見る
○太田淳夫君 まあ取りやすいところから取ろうということは、これは国民にとってはどうしても乗らざるを得ない交通機関であるということで、それだけ公共性が高いことになると思いますが、値上げの問題も、これから値上げがどんどん進めば利用者の負担というのもこれはおのずから限度がありますので、...全文を見る
○太田淳夫君 運輸大臣にお尋ねしますけれども、公共性の範囲を超えた運賃の部分というものは、これは国が助成をするべきじゃないか、このように思うわけですが、いかがでしょうか。また、その助成する基準というのを明確にする必要、があるんじゃないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
○太田淳夫君 運輸大臣は、先回の国鉄値上げの申請を運輸審議会に諮問した際に、三段階に分けて値上げをしたいと申し入れをされておりますけれども、この値上げのおくれによる減収分というのは約二百五十億円と言われておりますが、この場合には、国の政策に基づいてこの減収が生ずるわけでございます...全文を見る
06月02日第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第10号
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○太田淳夫君 それでは総理に御質問しますけれども、総理は中央防災会議の議長でありますし、また本法案の地震対策については警戒本部長になります。したがいまして、防災についてはこれはもう全責任のある立場でいらっしゃるわけですが、今回のこの法案によりましても総理の御判断に万一の誤りがあっ...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど同僚の青木委員から予知機構の一元化の問題を質問されました。私も一元化の推進を望んでおりますけれども、この地震法案につきましては、地震予知連絡会が相当重要な地位を果たしているわけですが、もう一歩予知連絡会の責任と権限がはっきりしない面があるように思うわけです。し...全文を見る
○太田淳夫君 この予知連絡会の性格あいまいだということがやはり政府の地震対策がばらばら、一元化されてないということをはっきり示している問題じゃないかと思うんです。  それで、この地震予知連絡会というのは会長を除いてこれは各行政機関の職員で構成されておりますし、文字どおり連絡をす...全文を見る
○太田淳夫君 しかし行管庁の見解では「国家行政組織法第八条にいう審議会といわゆる懇談会との差異は、審議会にあっては、合議機関そのものの意思が公の権威をもつて表示」されると。これに該当するんじゃないですか。懇談会というのは「合議機関としての意思が表明されることなく、出席者の意見が表...全文を見る
○太田淳夫君 ちょっと納得できませんが、時間もありませんので次に進みますが、防災対策も必要ですが、やはりこの法律の成立に伴いまして防災訓練の推進ということが必要になってくると思います。計画そして訓練ということですが、その防災訓練のことにつきましては、せんだっては国土庁長官から、い...全文を見る
○太田淳夫君 私は公明党を代表して、ただいま議題となりました大規模地震対策特別措置法案について賛成の意向を示すものであります。  わが国は世界有数の地震国であり、過去幾多の大地震により人的物的に莫大な損失をこうむってまいりました。近年、都市部の近代化とともに、災害要因が著しく増...全文を見る
08月18日第84回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号
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○太田淳夫君 それではかわりまして質問さしていただきますが、私鉄運賃の値上げの問題につきまして最初にお尋ねしたいと思うのですが、去る十二日に大手私鉄の十三社が平均二〇・五%の運賃値上げを運輸省に申請したわけです。この申請の内容につきましては、初乗り運賃を現行の六十円から八十円に上...全文を見る
○太田淳夫君 いま御答弁もありましたけれども、五十二年度の収支率で見ますと近鉄が一〇二・九%、阪神が九九・九%、小田急は九九・六%、京王が九九・一%とはほぼ収支が均衡をしているわけです。このような場合は、いま五十三年度以降というお話もありましたけれども、こういう収支率で均衡がとれ...全文を見る
○太田淳夫君 前回は西鉄を含んでいました。今回は西鉄は除いて十三社になっておりますが、西鉄が今回申請をしなかった理由はどのような理由ですか。
○太田淳夫君 先ほどちょっと申しましたように、収支率で私鉄の企業間格差というのは大きくいま開きつつあるわけですけれども、そういう状況の中でやはり一斉に値上げを申請するというのは適切じゃないというふうに国民的な感情としてあるわけですが、その点どうお考えでしょうか。
○太田淳夫君 今回の私鉄の運賃値上げは五十年十二月以来の申請でありますし、その間に国鉄は一昨年十二月に一挙に五〇%の大幅値上げをしました。また、七月の二〇%近い値上げによりまして、国鉄と私鉄の並行路線では特に運賃格差が目立ってきているわけですね。しかし、この格差是正ということを考...全文を見る
○太田淳夫君 また、利用者側の声としましても、この私鉄の場合、兼業部門が大分多いわけです。その兼業部門もこれは鉄道とのつながりで利益を上げている場合が多いわけですけれども、その利益で鉄道部門の赤字を補うべきでないかという声もいままでもたくさんあったわけですが、その点もやはり考慮を...全文を見る
○太田淳夫君 次に、通学定期の割引率についてちょっとお尋ねしますけれども、この通学定期の割引率の引き下げの問題で、申請では割引率を八二・八%から八一・六%に下げているわけです。この結果、通学定期の値上げは普通運賃の値上げ分のはね返りと合わせて二九%という大きな数字になります。個別...全文を見る
○太田淳夫君 この通学定期の政策的な割引の部分につきましては、前回の委員会でも問題があったわけです。これは国が文教政策の見地から補償するのが筋じゃないかと私たちはそのように主張してきたわけですが、先回六月に関係閣僚会議が開かれてこの公共負担の問題が討議されたようですが、その後どの...全文を見る
○太田淳夫君 引き続きがんばっていただきたいと思うのです。  そこで、考えますには、この通学定期の割引の問題につきましてはやはり文教政策の面からの対応策として、これは一体として打ち立てられていかなきゃならない問題じゃないかと思うんです。したがいまして、そういった面の解決されない...全文を見る
○太田淳夫君 この運賃の問題についてまだありますが、時間もありませんので次へ進みたいと思います。  次は、せんだって成田空港に国際線が移転をしたわけでございます。私ども早速利用させていただいているわけですが、この羽田空港の国内線の増便計画というのを運輸省は発表しましたけども、こ...全文を見る
○太田淳夫君 いま航空局のお考えはお聞きしたわけですが、確かにこの計画に対しまして、国鉄側からも、やはり総合交通体系の視点からもっと整合性を持った交通政策というものをというような要望も出ているようではありますが、その点につきまして、やはり運輸省としても、いままでにない新しい総合交...全文を見る
○太田淳夫君 航空局にお聞きしますけれども、先ほど瀬谷さんからもこのお盆を中心とした交通事情のお話がありましたけれども、やはり新幹線もお盆のときには相当込むわけですけれども、ふだんは大阪までですと、ほとんど飛行機に取られてしまっているような状況ですね。ジャンボ機も相当満員の状況で...全文を見る
○太田淳夫君 次の問題に移りますけれども、きょうの報道によりますと、運輸大臣は十七日に、四十八年度以降、事実上凍結状態にある新幹線整備五線を、来年度着工する意向を固め、今月末にまとめる運輸省の五十四年度予算概算要求に建設費四百億円を計上する云々と報道されておりまして、新幹線整備五...全文を見る
○太田淳夫君 その御構想の中に、先ほども青木委員の質問にお答えになられまして、陸上交通特別会計の創設のお話も承りました。確かに新幹線の建設でもこの整備五線、あるいはまだまだ基本計画十二線というのがあるわけですが、従来の新幹線と同じような建設とかあるいは運営の方法でいきましたら、こ...全文を見る
○太田淳夫君 大いにがんばっていただきたいと思いますが、それでは時間もあれですので、最後に一点だけちょっとただします。  これは私どもによく陳情に見える点なんですが、先ほどの通勤割引と同じような公共負担に関連してちょっとお聞きしたいのです。これは身体障害者の割引の問題なんですが...全文を見る
10月09日第85回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○太田淳夫君 関連。
○太田淳夫君 それでは、ただいま委員長からお話のありました総代理店制度の問題と並行輸入に関しまして関連の質問をさせていただきます。  昨年度の公正取引委員会の調査の結果によりまして資料が出ておりますが、これによりましても輸入総代理店のルートの品物よりも並行輸入の品物の方が三割前...全文を見る
○太田淳夫君 時間もありませんので、通産大臣にちょっとお伺いしますが、輸入製品の価格を安くするためには中小輸入業者とか、あるいは小売業者が直輸入できるようなことをもっと援助すべきだと思うんです。そこで、ジェトロはございますが、これは輸出至上主義時代につくられたものですが、これを大...全文を見る
10月17日第85回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、ただいま趣旨説明のございました特定船舶製造業安定事業協会法案につきまして質問さしていただきます。  現下の造船業界のいろいろな不況につきましては十分私たちも承知いたしておりますし、それに対する運輸当局の取り組みもまた評価しておるわけでございます。また、こ...全文を見る
○太田淳夫君 わかりました。それでは次にまいります。  第二十九条の点でございますが、これは業務について規定されているわけでございますが、第一項第二号ですが、「買収した設備の管理及び譲渡又は廃棄を行うこと。」と、こうございますが、この過剰設備の処理を推進するという中で、買収した...全文を見る
○太田淳夫君 いま譲渡先の案の基準もお話がありましたけども、第二十九条のいま第一項第一号のことをちょっとお話あったわけですね。「設備及び土地を併せて買収する」と、その買収の基準とか、あるいはまだないと思うのですが、土地とか設備の売り渡し先の、そういった具体的の見通しはあるわけです...全文を見る
○太田淳夫君 この法案によりまして、設備または土地が買い上げられまして、大体零細のところですと一事業所一基とかいうような、そういうところが多いんだと思いますが、当然その企業の従業員という方々も廃業となれば失業ということが考えられるわけですが、そういった従業員に対するやはり配慮とい...全文を見る
○太田淳夫君 協会は六十四年度末までに買い上げた設備等を売り渡したりまたは廃棄すると、このように記述されておりますが、この法案では解散の時期というのを規定しておりませんが、それは何かやはり理由があってそういうようになっておりましょうか。
○太田淳夫君 次にまいりますが、次に、六十年までの需給ギャップが三五%ということで、三五%の設備の処理を行うということになっておりますが、海造審での建造量の需要見通しではハイケースとローケースというケースがあるわけですが、ハイケースでは昭和六十年までに六百四十万トン、ローケースで...全文を見る
○太田淳夫君 この見通しを見ますと、また六十一年の需要見通しというものがハイケースで六百七十五万トンになるわけですね。この六百七十五万トンで計算しますと廃棄率というのは三一%と、こうなるわけですが、一年違うだけで廃棄率が大きく変わるわけでございますので、この対策の前提の数字があい...全文を見る
○太田淳夫君 では、次にまいりますが、現在のこの造船不況というものはタンカー依存型の造船業に経営の重点を移しているというところに大きな問題があったということは、これは大方異論がないところだと思います。  そこで、造船業というのは、これは運輸省の当然認可行政のもとに置かれているわ...全文を見る
○太田淳夫君 次に進みますけれども、この三五%の設備の処理をする中で、既存の系列の強化とか、あるいは企業の集約化あるいは経営の多角化ということがこれから円滑に進んでいくことができるのかどうか、その辺の見通しはどのように持っておみえになりますか。
○太田淳夫君 多少ちょっと条文から離れまして関連の質問ですけれども、運輸省は海運会社に船舶の建造意欲を起こさせるために、計画造船制度に対する利子補給措置を概算要求出されておられますが、世界的にいま船舶が過剰な状態の中で、利子補給の復活で誘っても新規の船舶建造意欲というものは出てこ...全文を見る
○太田淳夫君 いま必要性ということを、お話があったわけでございますが、私たちもそれわかるわけですが、戦後の計画造船の時代で利子補給が行われましたのはそれだけの理由があったと思います。しかし、現在のこの経済情勢というのは造船を取り巻く環境等も以前とまた違った面があると思うんです。で...全文を見る
○太田淳夫君 次に、いま造船業界では大手はまあ設備削減をやるかわりに並列建造の禁止を撤回してほしいという要望もあるようですが、そうなりますと、大手が小型船を独占して中手がますます苦しくなるというような状況にもなりかねないと思います。しかし、国際競争力の面から見ますと、こうやらなけ...全文を見る
○太田淳夫君 当面の問題としましても、ことしの下期から来年にかけましては造船の需要の見通しというのは非常に厳しい現実に直面をしているわけですが、仕事量の確保とか、あるいは需要の創出という点ではどのように対処されるお考えでありますか。
○太田淳夫君 経済協力のお話がちょっと出ましたけれども、ボンの首脳会議におきましても福田総理は経済協力として浮体構造による造船ということを約束をしてみえたようであります。発展途上国向けの経済協力としまして、大臣も大分、相当御関心を持ってみえると思いますが、プラント船が最近ちょっと...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりますけれども、四月の予算委員会のときに、やはり大臣に原油洋上備蓄につきまして御質問したわけですが、かなり有望で実現に努力しておりますという御答弁があったわけですが、その後どのように進捗しておりましょうか。また、タンカーによる原油備蓄はどうなっていましょうか...全文を見る
○太田淳夫君 それでは大臣に、この法案によって協会ができましても、まだまだたくさんの問題に直面をいたしておると思います。今後も努力をお願いしなければならないと思いますが、まず雇用の問題とか、あるいは造船業界の需要の創出であるとか、あるいは私どもも予算委員会で視察に参りましたけれど...全文を見る