太田淳夫

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開催日 会議名 発言
03月20日第87回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○太田淳夫君 それでは、最初に運賃の問題について質問さしていただきますが、国鉄が運輸大臣に運賃の値上げを申請しましたけれども、この国鉄運賃値上げのもたらす影響というのは、やはり国民生活にとっても重大なものがあると思います。また法定制緩和によって毎年値上げが当然のようにいま実施され...全文を見る
○太田淳夫君 本年も五月二十日から国鉄運賃値上げが申請されているわけですけれども、この中身で一言聞きたいのですが、長距離輸送と大都市圏旅客輸送ですね、この上げ幅に大きな差がついているわけですが、どのような理由によってこの差をつけられたんでしょうか。
○太田淳夫君 割引率の問題につきましてはまた後ほどお伺いいたしますけれども、大都市圏とか通勤、通学の問題なんですけれども、国鉄を利用する以外にほかの交通機関を利用する余地のない大都市圏の通勤、通学客だと思いますが、そういう人たちに負担を強いるような今回の運賃の上げ方というのは、取...全文を見る
○太田淳夫君 この問題につきましては、やはり基本的な運賃体系というものが明確になってないからではないかと思うんです。国鉄財政というものは、これは総括原価主義のたてまえをとっております。また、個別的原価と運賃の対応についてはある程度の不均衡があるのはやむを得ないと思いますけれども、...全文を見る
○太田淳夫君 さらに研究を進めていくということでございますが、大都市圏の通勤、通学客にとりましては、やはり通勤、通学の条件というのは非常な劣悪な条件に置かれておるわけですが、この通勤、通学輸送への整備とかサービスについては今後どのような対策を立てられる方針ですか。
○太田淳夫君 次に、先ほどお話のありました通学定期についてちょっとお尋ねいたしますが、今回の通学定期の問題につきましては、予算委員会でも取り上げられておりました。今回三六・九%の値上げになるわけですけれども、これでは非常に家計への負担が重くなるわけです。この定期の問題につきまして...全文を見る
○太田淳夫君 予算委員会のさなかでは、経済企画庁長官も運輸大臣とこの点については話し合いをしたいという発言もありましたが、その後いかがですか。
○太田淳夫君 やはりこの通学定期の大幅値上げによって、割引率を下げるなら、その分はある程度文教予算でカバーするという手当てがなければ利用者に与える影響は大きいと思います。その辺、もっと関係閣僚会議で詰めてからこれは提出すべきではなかったかと思いますし、運輸大臣としましては、公共負...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど穐山さんも取り上げてみえましたけれども、国鉄再建案の全面的見直しとして、国鉄と運輸省が中間報告で構造的欠損の範囲を、一つは変則的職員構成による退職金の超過負担、二つは年金の過重負担、三つは赤字ローカル線、四つは国鉄バスの過疎路線、第五点は学生割引など、公共補助...全文を見る
○太田淳夫君 鉄監局長のお話で、いま合意に達していないということでございますが、国鉄がやはり通学定期の割引を社会的慣行とか、やはり教育的な問題からこれやってきているわけですね。ですから私たちとすれば、これは構造的欠陥として当然見直してやるべき問題じゃないかと、このように思いますが...全文を見る
○太田淳夫君 それでは国鉄さんにちょっとお尋ねしますけれども、通学定期の割引率ですが、これはどのくらいが適当とお考えですか。
○太田淳夫君 やはり国鉄も企業努力をされる一つの企業体であれば、通学定期につきましてもやはり企業割引の限度というものは目標として設定されているんじゃないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○太田淳夫君 おっしゃることはよくわかるんですけれども、ひとつやっぱり企業体と考えた場合、法律では五割以上となっておりますけれども、ここまでがもう最低限度だというところがやはりあるんじゃないですか、企業目標として、企業として。それはどうでしょうか。
○太田淳夫君 局長、お話を聞くと、なかなかはっきり言いにくい面もあるんじゃないかと思うのですが、運輸省としてはどの程度考えてみえますか。
○太田淳夫君 大臣、せんだって予算委員会で同僚の山田議員から質問がありましたね。やはり、この公共料金の抑制というものは物価対策上非常にこれは重要な問題ですので、今回一年足らずのうちに三回ぐらい値上げをするわけですけれども、国民感情からしてもこれは非常にそぐわない面がある。ですから...全文を見る
○太田淳夫君 いま大臣からお話をお聞きしましたけれども、ぜひともわれわれはそういうことを希望しているわけですので、ひとつ閣議でも大いに発言していただきまして推進を図っていただきたい、このようにお願いするわけです。  それで、やはり運賃値上げということが毎年行われてくる。運賃法定...全文を見る
○太田淳夫君 大臣も心配されているそうですが、来年の予算につきましてはまた存分に力を発揮していただきたいと、このようにお願い申し上げます。  運賃値上げの前提として企業努力、先ほど大臣もおっしゃいましたけれども、これは当然だと思いますが、昭和五十四年度に国鉄の企業努力によって見...全文を見る
○太田淳夫君 国鉄財政再建の三本柱と言われている中で、国鉄自体の最も真剣に取り組む問題は企業努力であると思いますし、その点については国民の目も厳しい目があります。しかし、過去においても、実績を見てみましても、それほどはかばかしいものではないようですね。運輸省として、この国鉄の企業...全文を見る
○太田淳夫君 時間もありませんので、次へ進みますが、総合交通体系についてちょっとお伺いしますけれども、総合交通体系につきましては、政府の一貫した方針がこれは不明確なために、公共輸送機関を初めとして各分野で大変な混乱をしているわけです。そこで、基本方針では「総合運賃政策の導入、トラ...全文を見る
○太田淳夫君 このためには先ほども同僚議員から質問がありました、運輸大臣が閣議でお話をされた省エネルギーですが、そういうエネルギーを初めとする制約要素を考慮に入れた総合交通政策の確立というものが必要ですね。また、その中での公共輸送の位置づけというのがこれ肝要になってくると思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 最後に一問だけ。  整備五新幹線の建設についてお尋ねをしますけれども、政府は昨年十月に整備五新幹線の具体的実施計画を決定して、その着工を原則的に了承しました。そこで、この財源措置が本年中に具体化されれば工事に着工する、こういうことですけれども、財源措置が具体化され...全文を見る
03月23日第87回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○太田淳夫君 それでは、最初に、昨日熊本地裁で水俣病刑事裁判の判決が下りましたので、そのことにつきましてお尋ねいたしたいと思います。  環境庁長官は、担当大臣として、これをどのように受けとめておみえになりましょうか。
○太田淳夫君 再びお尋ねいたしますが、水俣病の患者の方々の救済は、認定業務のおくれで遅々として進展しておりませんが、この困難な状況にあって、国として救済のためにもつと強く支援をする、あるいは助成をする必要があると思います。その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 最近の環境行政につきましては、NO2基準の緩和を典型例として、後退する一方であると、そういった点で各住民の方から不信の声が強まっているわけです。公害犯罪絶滅のために、公害規制見直し、あるいは監視体制の強化ということはこれはもっと徹底すべきじゃないかと、このように思い...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、次の問題の大清水トンネル事故についてお尋ねいたします。  先ほども同僚議員から御質問がありましたが、二十日の夜に上越新幹線の大清水トンネルにおいて火災事故が発生いたしました。十二名のとうとい人命が失われたわけでございます。亡くなられました犠牲者の皆様の御...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、次の問題に移りたいと思います。  東京サミットのことにつきまして外務大臣にお尋ねしたいと思いますが、いよいよ前内閣の重要課題であります東京サミットが迫ってきたわけですが、このサミットになりますと、私も去年のボン・サミットのことというよりもあのときいろいろ...全文を見る
○太田淳夫君 前回のボン・サミット直前にも、米国は主催国の西ドイツに対しまして厳しい要求をしたと伝えられております。今回の東京サミットの主催国日本に対しても、米国は相次いで厳しい要求をいましておりますね。わが国も万全の準備と対応策を立ててこれに臨みませんと、また一方的な譲歩をさせ...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、日本として万全な準備と対応策を決めて臨みませんと、一方的なまた押し込みがあるのじゃないかと、そういうことでお聞きしているわけです。
○太田淳夫君 欧米諸国から経済援助の拡大要請がいまありますようですが、この経済援助問題は東京サミットのテーマとなる可能性はありますでしょうか。
○太田淳夫君 新聞報道によりますと、サミットの準備会議で前回と同じテーマが決まったと、南北問題、エネルギーは日本が報告するということでございますが、その中でいまおっしゃったように経済援助拡大が大きなテーマとして取り上げられるのじゃないか、このように思いますが、いまアメリカの対日戦...全文を見る
○太田淳夫君 それからASEAN諸国の問題でございますが、日本は東京サミットヘのアジアから唯一のメンバーでありますし、その開催地が日本であるという点からしまして、ASEAN諸国等の東京サミットヘの要請を十分に反映すべきじゃないかと、こう考えるわけです。それには東京サミットを前にし...全文を見る
○太田淳夫君 同じく経済援助の問題でございますが、経済援助の中の特に政府開発援助につきましては、GNPの比率でアメリカが〇・二二、ドイツが〇・二七、日本は〇・二一と、こういう状況です。これはDACが提唱している〇・七よりも大幅に低い水準にあるわけです。まして、二月に行われました開...全文を見る
○太田淳夫君 次に、やはり東京サミットの成功の条件としましては、現在問題になっています日米経済摩擦の早期解決と、こういうところが必要でありますが、早期解決の見通しはどのようになっておりましょうか。
○太田淳夫君 この問題には短期的な問題と長期的な問題があると思うのですが、いまアメリカが日本に要求している政府及び政府関係機関の物資調達の門戸開放の要求に対しては、これは両国の合意というのが得られるでしょうか。めどはどうでしょうか。
○太田淳夫君 政府のいろいろな姿勢を見てみますと、アメリカが強く要求すれば門戸開放とか黒字幅の縮小に努力をするんだと、このように諸外国に映っているのじゃないかという心配をするわけですが、事実そういうようなことが私たちにも受け取られます。結局、外圧をかけないと日本政府は動かないと、...全文を見る
○太田淳夫君 米国議会では保護貿易主義が強まっている。その前に、わが国の対米貿易の大幅黒字、または七%公約の大幅な後退、さらに五十三年度のわが国GNPの実質的伸び率が当初七%目標から実際の成長率は五・八%まで下がった、こういう問題に対する不満というものが大きいのじゃないかと思うの...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま経済摩擦解消については、わが国も中長期の経済展望を明示して理解を求めることはある段階では必要だと、こういう御発言でございますが、この経済展望とは具体的にどういうことをお考えになってみえるのですか。
○太田淳夫君 最近いろいろと報道されるところによりますと、アメリカはこのサミット及びサミット直前に予定されている日米首脳会談に臨むに当たりまして、対日基本戦略というようなものをつくってこれに臨んでいるのじゃないかということも言われておりますが、その点はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 これは報道されたところによりますと、四点にわたって書いてあります。「四項目の改善を日本政府に要求することを決めた」米国務省の作成によるというふうにありますが、その点は確認してありませんか。
○太田淳夫君 いわゆるジョーンズ報告というのがございましたが、その中で、将来日米の貿易問題を効果的に処理するための政策を実施するという証拠が日米両政府にほとんど見られないという発言がその中にありますが、これは米国議会の動きでございますが、政府はどのようにこれを受けとめてみえました...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど外務大臣の御発言の中にありましたように、アメリカに誤りがあれば、誤りがあるんだと言うことは、これはこちらとして正当に発言しなければいけませんし、不明確の点は修正するなどして、わが国の実情というのをはきりやっぱり知らせるべきだと思います。そういった点から、このた...全文を見る
○太田淳夫君 次に、日本とアメリカの摩擦でございますが、アメリカ側は、貿易収支の黒字が過大であり経常収支の黒字が大き過ぎるといつも批判されていました。日本は、経常収支の黒字を海外投資で使って基礎収支で均衡させたいと、こう考えてみえるようです。この間に相当の距離がありますし、新七カ...全文を見る
○太田淳夫君 では、外務大臣、マンスフイールド駐日米大使が、日米の意思疎通を十分にするため日米の協議機関を設けたらどうか、こういう提案をされました。前向きに対処するということですけれども、政府はこの機関の性格及び人的構成についてどのようにお考えになっておみえになりますか。
○太田淳夫君 最後になりますが、アメリカばかりじゃなくて、ECからも対日の批判が強くなっております。これはサミットの前になりますといつも起こることだと思いますが、日米間だけの協議機関を持つことになりますと、やはり問題も多くなってくるのだと思いますが、また、日本の黒字全体としては減...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、次の問題に移ります。  まず通産大臣にお尋ねいたしますが、石油の節約の問題でございますが、これは三月十六日に閣議了解で発表されました五%の対策、このほとんどは国民の自発的な節約に任せられているということでございます。国民の自発的な節約に任せる部分が多いと...全文を見る
○太田淳夫君 四十八年のオイルショックのときも省エネルギー対策というのが行われましたけれども、余り実効を上げないうちに終わってしまったわけですね。今回のこの対策というのは、短期の目標ですか、それとも長期目標としてこれに取り組んでいくんですか。
○太田淳夫君 私は、この石油の節約につきましては、まあ四十八年のときはいろいろな事情がありましたけれども、単なる呼びかけとか数字の羅列だけで終わってしまうのじゃなくて、やはり国民生活に踏み込んでもっと積極的に、たとえば節約の順位にしましても決めて、それを発表して国民のコンセンサス...全文を見る
○太田淳夫君 一つお伺いしますが、サマータイムの導入には異論の声も強いようですが、どのようにこれは検討して進められますか。
○太田淳夫君 次に、五月の末にIEA閣僚協議会が聞催される予定ですが、そこで石油火力発電の新設禁止の宣言が議題とされる予定になっていますが、日本が賛成すれば当然この宣言は採択されることになりますけども、この宣言が採択され、そうして近い将来には実行を迫られるわけですが、これに対する...全文を見る
○太田淳夫君 次に、供給の問題でちょっとお尋ねしますけれども、日本は石油供給の大半をメジャーに依存しておりました。しかし、今回のイラン問題で示されましたように、メジャーの石油共給能力は低下する傾向にあります。やはりここで日本の石油輸入形態について抜本的に見直しを迫られているわけで...全文を見る
○太田淳夫君 いま供給源多角化を図るということをお話しありましたが、アラスカ原油が現在注目されておりますが、このアラスカ原油をわが国に輸入する場合には、どういう条件ならば受け入れることができるでしょうか。
○太田淳夫君 昭和四十八年の石油ショック時には、第一次から第四次までの石油事情の緊急時においてそれぞれの対応策が用意されていたわけですが、第三次、第四次の段階で適用される電気事業法及び石油需給適正化法、国民生活安定緊急措置法を発動するとき、いわゆる緊急時とは石油供給を何%削減され...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、最後になりますが、二月の二十日ごろでしたか、江崎通産大臣が団長となってイラン調査団が派遣されるという話がちょっとありましたけれども、これは実現できるのですか。
○太田淳夫君 しかし、現地等の帰られた方の話を聞きますと、アメリカとかヨーロッパの要人はしばしば訪問をされていると。日本はそういう緊急のときにしか来ないのじゃないかという批判もあるようでございますし、積極的に今後は通産大臣が先頭になっていろいろな面で、常時と言っては何ですが、そう...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ、経企庁長官がお見えになりましたので、通産大臣どうもありがとうございました、経済成長についてちょっとお尋ねいたします。  政府は当初年間で一四・五%の原油価格の値上がりならばわが国の経済に与える影響は小さい、こういうことを言っておりましたが、ここにきてそれ以上...全文を見る
○太田淳夫君 民間の調査あるいはIMFの発表等から見まして、あるいは石油価格の上昇、卸売物価の上昇から見まして、今年度の経済成長率実質六・三%は厳しいのじゃないか、こういう見方がありますが、お考えはどうでしょうか。
○太田淳夫君 五十三年度の見通しはどうでしょうか。これも七%成長を目指してやってきました途中で修正したりなんかしましたが、現在見通しは大体どの程度いく予定ですか。
○太田淳夫君 そうしますと、五十三年度は五・七%かあるいは六%ぎりぎりということですが、五十四年度はこれはまたいまの目標ではそれを上回る成長をしなければならない。アメリカでは六・二%は低過ぎると、こう批判している中ですので、五十四年度がまた五%台でありますと、国際的に見てこれまた...全文を見る
○太田淳夫君 どうもありがとうございました。  次は、住宅問題についてお尋ねいたします。  いよいよわが国も高齢化社会に非常なテンポで進んでいるわけですが、この高齢化社会における住生活の安定のためには、まず本格的な高齢化社会を迎える前に全国的に住宅ストックの水準を十分に高めて...全文を見る
○太田淳夫君 先進国では、たとえば老人向け住宅建設については公共住宅の何%をひとり暮らし老人や老人向けにするべきだということが義務づけられておりますが、そういった法律面の義務づけ、家賃面における特別措置というもの、こういう点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 それでは、最後になりますが、勤労者財産形成促進制度についてですが、この制度はできましていま貸し付け制度もあるんですが、非常に不振な状況にあるわけです。これは国の講じている施策は、一つは、財形貯蓄五百万までの利子が非課税になること、あるいは二つには財形分譲融資を行う中...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○副主査(太田淳夫君) 分科担当委員の異動について御報告いたします。  本日、片山甚市君、小巻敏雄君が分科担当委員を辞任され、その補欠として和田静夫君、下田京子君が分科担当委員に選任されました。     —————————————
○副主査(太田淳夫君) 田中寿美子君の質問に入ります。
○太田淳夫君 それでは、まず大臣にお尋ねいたしますが、去る二十七日に、高田馬場駅ホーム事故について東京地裁は国鉄の手落ちを全面的に認めました。これを福祉の面から見ますと、たとえ目の見えない人であっても一人で歩く権利を有しておりますし、国等はこれに対して施策を講ずる義務があると、こ...全文を見る
○太田淳夫君 次は、何点か陳情いただきました点から御質問したいと思いますが、まず障害福祉年金における所得制限の問題ですが、これは関係者の方から制限の緩和ないしは撤廃をしてほしいという要望が出ておりますが、この福祉年金、なぜ所得制限が必要なのか、該当の方々からそういった疑問がいつも...全文を見る
○太田淳夫君 次に参りますが、近年、福祉の充実が叫ばれてまいりました。その中で、お体に障害のある方々に対する施策の充実と、またそれらの方々が社会的に自立をされる、こういうことが重要な施策になってきているわけです。  ところで、法務省お見えになっていますが、民法第十一条には目の見...全文を見る
○太田淳夫君 この問題につきましては陳情も出され、法務委員会でも採択されております。  いま御説明ありましたけれども、この法律が、民法十一条か制定されましてからもうすでに——明治二十九年ですか、ですからもう過去のものになっているわけですね。しかも、この聾教育というものが、これは...全文を見る
○太田淳夫君 この問題に対しましては、耳の聞こえない方々、話のできない方々、そういう方々ばかりでなくて、目の見えない方々からも陳情が寄せられておりますね。その中に、視力の障害によって生ずる行為と確認の方法にやはり問題が残ると、これは項を改めて別に規定されてしかるべきと考える、こう...全文を見る
○太田淳夫君 厚生大臣も、この問題は厚生省にもかかわってくる問題じゃないかと思います。そういう社会的に立場の弱い方々を何とかお守りしていく立場から、この改正の推進も厚生大臣からお願いしたいと思いますが、一言御所見を……。
○太田淳夫君 じゃ次の問題に入りますが、次に手話通訳の問題について、これもかねてから陳情がされておると思いますが、特に厚生省関係の公共施設の職員には手話の研修を行わせるべきだと。特に、国公立病院等がございますけれども、国立病院が管轄でございますけれども、そこではさまざまな患者の来...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次の問題に移りますが、国民年金の特例納付の問題でございますが、国民年金特例納付は現在三回目が行われていますが、保険料一カ月分がこれ四千円ということでございますので、高いのではないかというようなお話も私たちのところに入るわけですが、こういうことを実態として御掌...全文を見る
○太田淳夫君 過去二回の特例納付のときに、政府はこれに対して何らの施策も講じなかったわけですので、市町村は貸付制度を設けましてやらざるを得なくなりました。今回は最後の特例納付ということなので、政府も貸付制度というものをやると、こういうことをお聞きしておりますが、これはどのような制...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、五十四年度の予算書の中の世帯更生資金として十億円がプラスされている、これがそれに該当するわけですか。
○太田淳夫君 世帯更生資金貸付制度要綱の目的を見ますと、これは低所得者になっておりますね。この低所得者というのは具体的にどの程度の収入を指してみえますか。
○太田淳夫君 そうしますと、今度できます貸付制度は、所得は低所得者以上の方、あるいは生活保護世帯にはこの制度は適用できないということになるわけですか、その点どうですか。
○太田淳夫君 まあ、これは御承知だと思いますけれども、富士銀行では五十三年四月一日から、あるいは横須賀市でも四月一日から、茨城県の一部では五十三年十月一日からこの特例納付のために独自で、あるいは一部の金融機関と連携をとって融資の方途を開いてきておりますね。これらがどういうものなの...全文を見る
○太田淳夫君 これは五十三年の四月二十五日の社会労働委員会でも、同僚の小平議員からいろいろ指摘をいたしてまいりましたように、政府の方の打つ手が遅いばかりに、こういった市町村で融資制度を考えざるを得ないわけです。ところで、これらの融資と政府の実施しようとしている融資に利子の差が見ら...全文を見る
○太田淳夫君 石川県の例ももうすでに御承知だと思いますが、この四月一日から利率は一・五%で貸し付けを実施するということですね。このように施策がおくれている間に地方公共団体では前回と同じようないろんな手を打っているわけですけれども、しかも地域によってまちまちな状態になってきておりま...全文を見る
○太田淳夫君 私たちも、この無年金者の方々が全国で百万とも二百万とも言われているわけですから、この方々に対して国民皆年金の立場から、このような特例を設けられることは決して私たちも反対しているわけじゃございません。むしろ大いにやっていただきたいわけでございますが、幾分にもまだまだ周...全文を見る
○副主査(太田淳夫君) 速記を起こして。
04月24日第87回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○太田淳夫君 それでは最初に、国際観光振興会の業務の面につきましてお尋ねいたしますが、この観光振興会の業務は外人観光客の誘致だということでありましたけれども、政府は、外貨獲得という国際観光政策の意義が小さくなった現在、どのような理念を持ってどのような政策を展開さしていくつもりなの...全文を見る
○太田淳夫君 観光基本法では日本人の海外旅行問題や発展途上国に対する観光分野における政府開発援助措置については、明確にはこれは規定されておりませんけれども、国際観光政策の意義の変遷に伴ってこれを改正し、あるいは実情に合わせるべきじゃないかと思いますが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 観光政策審議会の意見具申を見てみますと、特に日本での滞在費用を初めとする総体としての旅行費用の低廉化を求めているとともに、国際空港の整備と割引運賃制度の拡充、それから低廉な宿泊施設の利用を挙げておりますけれども、これに対する政府の考え方をお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 先ほど航空局長から御説明がございましたが、航空運賃につきましてはチャーター便の制限が一つのネックじゃないかと思いますが、現在、日米間におけるチャーター便の実態はどうなっているのかちょっとお聞きしたいと思うんですが。
○太田淳夫君 次は、日本航空の東京−鹿児島間の問題につきまして先ほど同僚議員から御質問がありましたけれども、日本航空はその他の三路線についても同様の要望が出るものと思われるわけですが、これは現在の航空政策と矛盾する点を含んでいると思うんですが、航空局長は航空政策を見直す必要がある...全文を見る
○太田淳夫君 じゃこれでまあ航空局長に対する質問は終わりますが、先ほどお話の中にも出ましたように、日本にはアメリカのようなチャーター専門の航空会社はない。しかしながら米国のチャーター便自由化に対する要求とか、あるいは国内に高まりつつあります高い航空運賃に対する批判、こういう問題に...全文を見る
○太田淳夫君 それでは観光部長の方にお尋ねしますが、先ほどの低廉な宿泊施設の利用促進についてのこの意見具申ですね、この結びで、中所得者層を重点的対象とする誘致の充実強化をうたい、比較的低廉なホテル、旅館の利用促進を図るよう政府の施策を求めているわけですが、この整備のためソフトウェ...全文を見る
○太田淳夫君 また国際観光レストランヘの融資とかあるいは外客に対する料理飲食税の免除等による食費の軽減あるいはユーレールパス等の導入による交通費の軽減あるいは通訳案内業の見直し、特にローカルガイド制の導入、外客に対する物品税非課税措置の徹底、さらに地方の新しい観光地を国際観光ルー...全文を見る
○太田淳夫君 今回の意見具申でも「旅行者個人の自覚と旅行業者の努力」と、こうしてあるんですが、これら一般旅行者に対する政府間による援助等も行う必要があるのかどうか。その点やはり問題があるんじゃないかと思うんですけれども、まあこれは放置しておきますと国際信用にかかわるから政府の措置...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどからも賛助金の問題は同僚議員からも出ておりましたが、本来的に民間の賛助金によって運営されるべき業務であるなら、旅行業界と航空会社で海外にその事務を行わせる組織をつくった方がより充実し、より能率的に行われるんじゃないかと思うんですが、その点はどうですか。
○太田淳夫君 先ほども同僚議員から質問が出ておりましたが、この賛助金もことしは約二千万円ですが、将来に向かってこれは継続的かつ安定的にこの賛助金が得られるのかどうか、その点が一つと、どういう団体が拠出をされているんでしょうか。
○太田淳夫君 いまお話しの中で大口の話も出たんですが、約一億円のうち、この委員会でもよく議論されています赤字の国鉄が約三千万の賛助金を出しておると、こういうことですが、日本航空は一千五十万ですか、これはいつごろからこのような慣行になっているんでしょうか。
○太田淳夫君 この改正案を見ますと、「旅行に関する情報の提供を行い、及び相談に応じて旅行事業につき案内を行うこと。」になっていますが、旅行相談は旅行状況についての案内業務に変わってしまったんですか、その事情を、領事事務とこの調整、あるいは業務とどう分けたのか説明願いたいと思います...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、振興会の海外事務所は十六カ所ですね、しかも、限定された地域にあるわけですから、そうなるとそこへ来訪できる旅行者というのは限られてくるわけです。その他の地域については、外務省の在外公館にそういった旅行案内業務等についても行わせるべきではないかと思うんですが、そ...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ最後にお伺いします。  この観光行政の中で一つの重要な問題になってきているわけですが、先ほどからの「意見具申」の中に幾つか措置が述べられておりますが、基本的なことは旅行業者に対する措置ではないかと思うんです。で、「意見具申」の中でも、「旅行業者による事前説明の...全文を見る
05月08日第87回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは永井参考人に質問させていただきますが、衆議院においても参考人として御出席をされましてそのときに御意見を開陳されていらっしゃいますが、船主協会では、本当のことを言うと実は日本船をつくりたくないと、こういう意味のことも御発言があったように聞いておりますが、これは...全文を見る
05月24日第87回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○太田淳夫君 それでは続いて質問をさせていただきますが、この提案理由から見ますと、「最近における日本船の国際競争力の著しい低下に伴い、海運企業が日本船を建造する意欲は乏しくなっており、運航コストの低廉な外国用船へ依存する度合を年々高めつつあるのが実情であります。このまま推移した場...全文を見る
○太田淳夫君 この提案理由の中にもありますけれども、「貿易物資の安定輸送を確保する」、これはわが国の一億の国民の生活を守る安全保障の上からもこれは重要な課題であると思います。したがって、このような事態を回避するのは当然でありますけども、この利子補給制度の復活、拡充で国際競争力のあ...全文を見る
○太田淳夫君 いま海運局長からお話ありましたが、今後国際競争力の低下の問題につきましては、業界自体にもそれぞれ責任があると思います。その改善のために積極的な合理化への努力は期待されなければなりませんが、せんだって、一応組合との間に協定が成ったように聞いておりますが、その点どのよう...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、この利子補給は一つの環境づくりとして立案されていると思いますけれども、一応この期間を三年間と区切ってありますね。この三年間というのは何かそういう見通しがあってのことなんでしょうか。
○太田淳夫君 まあ緊急な整備計画だということでございますが、この利子補給の対象船舶は高度合理化船及びLNG船と、こういうふうになっておりますけれども、このうち、高度合理化船は、一定の省力化設備を有することによって従来より少人数の乗組員で運航することが可能な船舶と、こういうふうに定...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、運輸省が五十二年度から官労使及び学識経験者とで船員制度近代化調査委員会を設けてこの制度の検討を進めているようですけれども、まあ最近提出された報告書の内容はどういうものでしょうか。
○太田淳夫君 次に、LNG船についてお尋ねしますが、これは報道によりますと、このLNG船の発注というのはイランの国情不安のために困難と言われておりますけれども、今年度のLNG船の発注見通し、あるいは今年度の予算についてはどのようになっておりましょうか。
○太田淳夫君 それではちょっと問題あれですが、海造審の小委員会報告に関連してちょっとお伺いしますけれども、「我が国の海運のおかれている厳しい環境とは別に、近年における日本経済の国際化、その規模の拡大と基盤の強化、国際収支の好転などにより、日本船が我が国経済社会に果たしてきた役割に...全文を見る
○太田淳夫君 いま日本船隊の規模については、現在のものを確実に維持、確保していきたいというお話ですが、国際経済に役割りを果たしてきました日本商船隊、この規模ですね、とりわけ必要最小限度、日本船隊の規模についてはどの程度とお考えになってみえるのか。小委員会の報告でも五十五年において...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって、参考人にいろいろと事情聴取した際に、海員組合の村上さんからもお話がありましたが、運輸省の海造審では、その小委員会の中間報告で、外国用船の大半を占める仕組み船を日本船に準ずるものと、こういうふうに公認をされているわけです。この仕組み船に対して何らの歯どめ措...全文を見る
○太田淳夫君 これは世界経済とも関連したいろんな問題だと思いますが、しかし、世界のそういった景気の問題というのは、やはりこれは循環的な問題がそこにあるんじゃないかと思うんです。ですから、いつまでもこの不況は続くものとは考えられません。そのために今回の利子補給があるんじゃないかと思...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても、合理化船をつくることによって組合員を減少していく、まずそうしなくては合理化船つくった意味がないということになってくるんじゃないかと思うんですが、そうなりますと、現在でも予備員率というのは七三%、これがさらに高まってくるんじゃないかという心配をする...全文を見る
○太田淳夫君 海員組合の組合長さんのお話の中に、商船大学、高専あるいは海員学校とありますが、この学校では、海運不況を反映して、志望者は激減しているという状況にあるということでした。また、そういう各種学校の学卒者の就職状況を見てみますと、ほとんど半分以上は海上でなくて陸上に就職して...全文を見る
○太田淳夫君 私たちは、この法案については賛成なんです。この提案理由の中にも最初に取り上げてありましたように、わが国外航海運というのは、わが国の経済にとってきわめて重要な役割りを担っております。これは私たちも十分理解しておりますが、この日本の海運業は業界でもそれぞれ労使で努力を重...全文を見る
○太田淳夫君 次に、日本の海運業界を取り巻く悪条件、環境条件の二つ目は、これは発展途上国の自国貸自国船主義、これに基づく国旗差別政策の強化、こういうことであろうと思うんですが、その点に対してはどうでしょうか。
○太田淳夫君 その対抗法によって今後効果が期待されると思うんですけれども、その理由の第三は、やはりソ連海運の攻撃的な定期船運賃の切り下げによる三国間航路への進出という国際競争環境において容易に克服できない不利な立場というのがあると思うんです。この点についてはどうでしょうか。
○太田淳夫君 では最後に大臣にこの問題で御見解を賜りたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、日本の海運業界にとりましては海運不況はこれは過渡的なものだという説もありますが、国内的なコスト要因、そして発展途上国の問題あるいはソ連海運の攻撃的な運賃切り下げの問題、この三つの要因...全文を見る
10月11日第88回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号
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○太田淳夫君 それでは、午前に引き続きまして鉄建公団の問題につきまして御質問さしていただきます。  この事件につきまして、先ほど大臣からもお話がありましたが、この鉄建公団の不正事件につきましては、増税問題、これが総選挙の論議の的になったわけですが、その中でやはり国民の批判の対象...全文を見る
○太田淳夫君 それでは会計検査院にお尋ねいたしますが、今回の検査の過程におきましてですが、検査の対象となりました公団で、公団側として関係資料の提出を拒んだり、あるいは文書の改ざんの事態、こういったことがあったように聞いているわけですが、この検査にかなり困難な点があったんじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 公団側でも、このカラ出張の実態については特別調査委員会を設けて調査されたわけですね。その金額につきましては、一億二千万、このように聞いております。公団独自の調査分でその金額でございますか。
○太田淳夫君 そうなりますと、いま総裁がお話しになりましたカラ出張で浮かした金、超勤手当の見返りあるいは雑費に充てた分ですね、これは先ほど穐山同僚議員からいろいろ質問がありましたように、公団としてやはり組織ぐるみで長期にわたってこれが行われていた、このように国民として考えざるを得...全文を見る
○太田淳夫君 会計検査院にお伺いいたしますが、今回のこのカラ出張の財源の一部になりました測量及び調査試験費の使途についてでございますけれども、これは工事費の一環としてもっと注目してよかったのじゃないかと思うのですが、たとえば四十六年度の新潟新幹線建設局の検査、これでこの測調費につ...全文を見る
○太田淳夫君 そのとき、処置要求とそれから警告がなされておりますけれども、四十七年以降につきましては、この測量費の使途についてどういう検査をされていたのですか。
○太田淳夫君 その当時では旅費についての検査はされていなかった、こういうことですね。特に、この測調費予算というのは、五十二年度の場合、五十一年度のそれに比べますと東京建設局でも九億九千万円から二十億三千万円に、新潟建設局では十四億二千万円から二十六億九千万円と、こういうように倍増...全文を見る
○太田淳夫君 五十二年度では、その旅費については検査をしてないということですね。
○太田淳夫君 五十二年度についても、十分にカラ出張の可能性があるという判断ですか。
○太田淳夫君 それでは、これも午前中穐山同僚議員から御質問がありましたけれども、この使途不明金ですが、これにつきましては、現在、どのような状況になっておりましょうか。
○太田淳夫君 鉄建公団にちょっとお尋ねしますけれども、これらの裏金がプールされていて、実際にいろいろと使用されてきたわけですが、先ほどの午前中の理事の御答弁では、保管しているものはないというお話でございましたが、これ、実態はどうでしょうか。やはりだれかきちっと保管をして、それをい...全文を見る
○太田淳夫君 会計検査院ではどうですか。検査中ですけれども、いまの裏帳簿の問題はどうでしょうか。
○太田淳夫君 運輸省にお尋ねいたしますが、いろんな報道があるわけでございますけれども、公団本社でカラ出張によって浮かした金額は五十三年度分だけで千数百万円もある。この金は職員には支給されずに、すべて会議費など接待用に使われた。しかも、その相手としてはいわゆる大蔵職員とかあるいは運...全文を見る
○太田淳夫君 いま御質問しましたのは、公団本社の問題を申し上げたわけです。  それで、五十三年度でも、これらの予算のほかにカラ出張をやって千数百万円引き出して、合わせて二千数十万円というものが保管されている。しかも、それは政治家へのせんべつとか、あるいは官庁職員のもてなしなど、...全文を見る
○太田淳夫君 私も、調査の結果というお話でございますけれども、これは公団の事業運営上どうしても必要なら、公団として予算要求をすべきじゃないか、こう思います。また、それが認められないなら、他の多くの特殊法人のように、認可予算の範囲内でそれをいろいろと行っていくべきじゃないかと思うの...全文を見る
○太田淳夫君 会計検査院にお尋ねしますけれども、公団の特別調査委員会の調査によりますと、本社がカラ出張でひねり出した千数百万円の裏金からは、政治家の励ます会のパーティー券の購入や政治家個人へのせんべつなど、合計して百万円を上回る支出がなされていたということでございますけれども、検...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま励ます会に正規な交際費が使われている、こういうお話でしたが、これは総裁交際費ですか、いかがですか。
○太田淳夫君 総裁としては、どの程度励ます会のパーティー券購入に交際費を使われたわけですか。
○太田淳夫君 必要最小限とおっしゃいましたけれども、国民の立場から見ますとやはり国民の税金が政治献金に使われていくという、そういうことになりますし、とうてい国民として納得できない点だと思いますので、その点、今後、改めていくお考えはございませんか。
○太田淳夫君 それでは会計検査院にお尋ねいたしますけれども、いままでの調査をしてみえた範囲内でどういうことが不正であり、不当なのか、あるいはどういう点に刑事事件の疑いがあるのか、その点の見解を伺いたいと思いますし、検査院としては、カラ出張によって浮かした金について、今後なお精査し...全文を見る
○太田淳夫君 後の検査院としての今後の進め方、たとえば運輸省とか公団に対して質問状を出すとか、その回答を待って検査官会議を開催する、そういう日程的なものはどのようにいまお考えでしょうか。
○太田淳夫君 大蔵省にお尋ねいたしますけれども、いま報道されておるところによりますと、大蔵省の職員の方もいろいろとうわさが出ているようですが、大蔵当局としては、このカラ出張で過剰接待を受けた職員ということで省内で調査を始められたようにお聞きしていますが、その点はどのようでございま...全文を見る
○太田淳夫君 これは自主申告をさしているというお話を聞いているわけでございますが、職員に自主申告をさせるというやり方は、通常の場合ではいいかもしれませんけれども、このような異常な事態の中で、しかも財政再建のやはりかなめとなるべき大蔵省でございますし、当然これは姿勢を正していかなけ...全文を見る
○太田淳夫君 運輸大臣、このような不正経理事件を生むような事態になりましたのは、一つには測調費を含む旅費、この予算がカラ出張できるほど余裕がある。また第二は、公団側が他の経費への流用を意図してあらかじめ過大な見積もりを行って予算要求をする。それに対して所管の運輸省が単に前々年度の...全文を見る
○太田淳夫君 行管庁は見えていますか。——この鉄建公団の不正経理事件というのは氷山の一角だと、このように言われているわけですが、公的資金や税金が裏金としてプールされて、接待費ややみ賞与に流用されていくということに対しては国民の批判というものは非常に厳しいものがあります。特に、鉄建...全文を見る
○太田淳夫君 終わります、時間が来ましたので。
12月04日第90回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○太田淳夫君 最初に総理に、長期の政治空白を招いた責任そしてこの国民不信を招いた責任に対してどのように今後回復されようとしているのか、その政治姿勢をまずお尋ねいたします。
○太田淳夫君 国家公安委員長にお尋ねいたしますが、午前中も同僚議員から質疑がございましたが、本日KDDの本社に対する強制捜査が踏み切られましたけれども、そのことについて御報告願いたいと思います。
○太田淳夫君 それでは、古池参考人にお尋ねいたします。  この強制捜査につきまして、責任者としてどのような所感をお持ちでございましょうか。
○太田淳夫君 参考人に重ねてお尋ねしたいと思いますが、佐藤前社長室長のことにつきまして、新聞報道等によりますと、すでにもう退院をされたというようなことも聞いておりますが、病状に  ついてお伺いしたい。また、古池参考人が佐藤前室長に会って事情聴取をされたことがあるのかどうか。また...全文を見る
○太田淳夫君 その常務はどなたですか。
○太田淳夫君 警察庁にお尋ねしますが、KDDの捜査に踏み切ったわけですが、今後の捜査の見通しについて……。
○太田淳夫君 それでは古池参考人に再びお尋ねいたしますが、参考人はKDDの現会長、そして社長でございますし、前社長の行跡に対しては強い不満をお持ちになっていると思います。こういう事件が起きた根本的な原因というのはどこにあるのか。KDDのいままでの構造上の問題があるのじゃないかと、...全文を見る
○太田淳夫君 いま構造上の問題についてはお話ございましたけれども、前社長等のいろいろな背任、横領等、そういうような事実が刷新委員会で明らかになって、そして刷新委員会として告発をされるかどうか、そういう点の明らかになっている事実があるかどうか、その点の御答弁をお願いいたします。
○太田淳夫君 次に、関連しましてエネルギー庁長官、電気通信監理官にお尋ねいたしたいと思います。  KDDの資産の隠匿あるいは巨額の交際費、そういうところは非常に国民の疑惑を招いているわけですが、この問題につきまして、やはり料金の適正利潤、この問題があるんじゃないかと思います。料...全文を見る
○太田淳夫君 国内電話料金はどうですか。
○太田淳夫君 先ほど御答弁あったように、KDDの使用料の決定につきましてはいわゆる認可申請ですね、KDDからの認可申請と郵政大臣の認可で決まるわけです。非常にこれは民主的でないと思うわけですね。たまたま今回の値下げというのも同様に行われました。幸いそういうシステムだから簡単に値下...全文を見る
○太田淳夫君 郵政大臣に再度お尋ねいたしますけれども、もう私どもの調査によりましても、郵政省の幹部の方がKDDの役員に天下りが二十人に及んでおります。これは特殊法人の設立の当時の民間の活力を生かすというような意義にこれは反してくるんじゃないかと思うんです。そういった意味で、これは...全文を見る
○太田淳夫君 いま次の会長あるいは社長についての構想はございませんか。
○太田淳夫君 次の会長ないし社長についての構想はいまございますか。
○太田淳夫君 終わります。KDDの参考人の問題は終わります。
○太田淳夫君 じゃ、次の質問に入る前に一つ、総理にお尋ねいたしますが、先ほど、当内閣の最大課題は綱紀の粛正にあるというお話でございましたが、具体的にどのような決意を持ってみえるのか、御答弁を願いたいと思います。
○太田淳夫君 総理としては真剣にこの綱紀粛正について臨む決意を固めてみえるわけですね。
○太田淳夫君 国民もそのことを期待しているわけでございますが、ここで一つの例を取り上げますと、私どもの調査によりまして公務員宿舎の不法占拠の実態が明らかになりましたが、これは国家公務員宿舎法によりますと、退職後の明け渡しは二十日以内、このようにされております。相当な事由がある場合...全文を見る
○太田淳夫君 いまのは大蔵省だけの数字ですね。大蔵省としては全体的にまとめてはみえませんか。
○太田淳夫君 先ほどお聞きしました入居状況ですね、入居の率、入居の対象、入居希望待機数あるいは家賃について答弁してください。
○太田淳夫君 非常に家賃としては安い家賃ですが、先ほど私は宿舎法の十八条について述べましたけれども、その点は間違いございませんか、一度確認しておきますが。
○太田淳夫君 先ほど総数について御答弁ありましたが、不法占拠をしている各省別の人数を主なものだけ申し上げますと、大蔵省十一名、農林省は十一名、運輸省十二名、郵政省三十九名、こういう状況になるわけです。この不法占拠者の方の等級別といいますか、その実態を各省別に報告してください。
○太田淳夫君 指定職というのは大体どのような程度の方を言うんですか。
○太田淳夫君 いま取り上げていますのは大蔵省の所管する合同宿舎の分だけですね。この合同宿舎に入ってみえる指定職の方、大蔵省は一名、農林水産省は二名、通産省が一名、運輸省が二名、計六名といういまお答えがございました。この人たちの一つは退官時の官職、そして二は名前、第三点は退職金、第...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、おたくの方からこういう資料が出ているわけですよ。退官時の官職についてはっきりと書いてあるじゃないですか。もう一度御答弁願います。
○太田淳夫君 あとの現職や退職金の点は言えないですか。じゃ、ちょっと大蔵省無理だったら各省聞きましょうか。農林水産省いかがですか。
○太田淳夫君 郵政省どうですか。
○太田淳夫君 その貯金局長さんの名前は——どなたですか。
○太田淳夫君 いまの現職は何ですか。
○太田淳夫君 高仲さんというのは、いま問題になっているKDDの重役ですね。
○太田淳夫君 高仲さんは何年不法占拠しているんですか。
○太田淳夫君 大蔵省——郵政省は名前を発表しているわけです。同じ官庁であって、他の官庁はどうして名前を発表できないんですか。  次、運輸省。
○太田淳夫君 大臣、いまの各省についてそれぞれ言うところもありましたし、言わないところもありますけれども、いま明らかになりました二名の方は、一人は事務次官であるし、一人は局長です。それぞれの各省におきまして、これはトップクラスの方ですから、総理がこの内閣で最高の課題に掲げられまし...全文を見る
○太田淳夫君 それがやはり綱紀粛正の一番のポイントになると思います。どうかいま約束されたことを間違いなく実行していただきたい、こう思います。  また、このたびのこの捜査に関しまして、私どもはいろいろと資料を要求したわけですけれども、いま大蔵省のあの発表にありますように、われわれ...全文を見る
○太田淳夫君 まあ、いま総理から御答弁ありましたけれども、重ねて申し上げるようでございますが、やはりこの捜査を通しまして、私どもは違法な占拠者についての具体的な資料の提出を各省に求めました。しかし先ほど申し上げましたように、プライバシーの問題だということで十分な協力が得られません...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次の問題に入りますが、財政投融資の問題について御質問したいと思います。  本年度の予算編成に当たりましても厳しい財政支出の見直し、これは当然迫られるわけですけれども、その場合に、第二の予算と言われております十七兆円に及ぶ財政投融資計画の再点検、これが必要で...全文を見る
○太田淳夫君 たとえばいまの日本開発銀行のことがいろいろと市中銀行の間でも論議になっておりますね。開発銀行はホテル銀行になったんではないかということも言われているようでございますが、これは消化率六二・四%、開発銀行のこれが消化率でございましたけれども、埼玉県の越谷のサンシティーに...全文を見る
○太田淳夫君 まあ時間ないのであれですが、大蔵大臣はそういうのんきなことをおっしゃっておりますが、実情は違うわけですね。私がここで財投について申し上げたいことは、来年度の財投計画につきましては、国民に必要な部分に適正な資金配分をすること、それから財投の見直しによって得られた原資を...全文を見る
○太田淳夫君 時間ないんだけど、いいですか。  財投計画についてですね、国民に必要な部分に適正な資金配分をしろと、この財投のやはり目的というものが、高度成長時代につくられたものが大部分産業に振り向けられるのが財投計画のスタートでございましたし、今度は国民福祉の方に優先的に配分す...全文を見る
○太田淳夫君 はい。もう一問だけ、最後に。
○太田淳夫君 それでは、お許しを得まして厚生省にお尋ねいたしますが、母子保健についてですが、わが党はこの母子保健法改正につきまして国会に提案して十年になります。先般も速やかな法改正をするために、百七十万人の国民の皆さんから署名をいただいてまいりました。この母子保健法の改正を速やか...全文を見る
12月06日第90回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○太田淳夫君 それでは、運輸大臣にお尋ねいたしますが、いろいろと報道によりますと、自民党の行財政調査会が鉄建公団の整理縮小を検討されたようですが、これに対する大臣の御所見はいかがでございますか。
○太田淳夫君 予算委員会でも大分行政改革のことが問題になってきたわけですが、行管庁の基本的な方針としては、十二月十日まで各省から報告をもらうという方向で態勢が進んでいるようですが、運輸大臣としてはその点どのように検討されておりますか。
○太田淳夫君 行管庁の基本方針も、私も多少疑問があるわけですよね。機械的に各省庁に割り当てるような方式じゃなくて、本来ならばそれぞれ持っている、やっている業務等を見直して、しかるべきこことここというふうに指定するのが本当のやり方じゃないかと思うんですね。  今回の場合は、そうい...全文を見る
○太田淳夫君 ところで、運輸大臣も、AB線の問題で一年間工事は中止するようなお話がありました。その真意をお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 いま工事が九〇%云々というお話もありましたけれども、岐阜県の樽見線という線がありますが、もう一歩でこれは工事が完成するところまで来ているわけですが、地元では、山口線のSLですか、あれと同じような希望もあるんですが、そういった点についてはどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 大臣も時間がないようですので、次は空港整備の問題についてお尋ねいたしますが、先ほど同僚の広田委員からも御質問がありましたが、この第四次空港整備六カ年計画の大綱ですか、これ簡単で結構ですが、最も力を入れている点についてお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 成田空港のパイプラインですね、この最終年度としての予算が計上されているわけでございますが、五十六年三月、この目標までに完成の見通しがございますか。
○太田淳夫君 次に、先ほどの環境対策ですが、愛知県の名古屋空港ですが、やはりここもジェット機の増便等による非常な騒音の対策について、住民からの要望がいろいろと出ております。来年度の予算の方向としまして、地元から要望が出ております全室防音費ですか、あるいは冷暖房、空調維持費、そうい...全文を見る
○太田淳夫君 次は新関西空港の、先ほどやはり同僚の広田委員からお話がありましたが、これの答申についてはどのような見通しになっておりましょうか。
○太田淳夫君 これも一つの大きな国家的なプロジェクトでないかと思うんです。その工法につきまして、埋め立てとかあるいは浮体工法とかそれぞれの立場からのいろんな議論があると思うんですが、その部会におけるその点の両方のいろんな議論ですか、あるいは両方の意見を聞くとか、そういうことは行わ...全文を見る
○太田淳夫君 もう一つ航空関係でお聞きしたいんですが、せんだっての本会議におきましても名古屋のオリンピックの話が出まして、総理としても地元からの要請があればいろいろと相談に乗るという話でした。これは中部地域としては、どうしてもこのオリンピックを開催したいということで地元は結束して...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ、次に国鉄の問題でございますが、先ほども同僚からいろいろと御質問がありましたが、国鉄のカラ出張の問題が報道されているわけでございますが、まあ先般鉄建公団のときもいろいろとここで議論がございましたが、やはり一部には国鉄からそれを引き続いてやってきたのだというような...全文を見る
○太田淳夫君 検査院にお尋ねしますけれども、この国鉄あるいは鉄建公団につきまして、検査院としてカラ出張等の不正経理を指摘されたわけですが、この検査の過程でこれらの不正経理を引き起こしたのはどの辺に原因があるのか、この点の感触をお聞きしたいと思うんです。
○太田淳夫君 いま検査院からの指摘がございましたが、やはりこの検査院の指摘は、十分これは今後配慮していかなければならない点じゃないかと思うんですが、その点、総裁と国鉄と、御所見を伺いたいと思います。
○太田淳夫君 次は、返還の問題について、検査院と鉄建あるいは運輸省との間に意見の相違があるように聞いておりますが、その点検査院どうでしょうか。
○太田淳夫君 そうですが。一部に修正納税というような話も聞いておりますが、その点はどうですか。
○太田淳夫君 じゃ、その点についての運輸大臣の所見を聞いて質問を終わりたいと思います。
○太田淳夫君 終わります。