太田淳夫

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太田淳夫の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第96回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、午前中に同僚委員からも質問ございましたが、昨日の衆議院におけるF4の改修問題につきまして最初に二、三御質問をさしていただきたいと思いますが、最初に私は、四十三年のあの増田発言、これは当時国会で相当な紛糾をしました。防衛庁がそういったことを踏まえながら、この...全文を見る
○太田淳夫君 総理にお聞きしますけれども、そのとき爆撃照準装置についてはどのような説明がありましたか。
○太田淳夫君 かつて昭和四十七年の十月にRF4EあるいはC1の先取りが国会で問題になりましたときに、「文民統制強化のための措置について」というのが閣議決定されているわけです。そしてその中に、国防会議の付議事項である「その他内閣総理大臣が必要と認める国防に関する重要事項」としてこの...全文を見る
○太田淳夫君 宮澤官房長官の記者会見の発言の中に、試験的な改修でなく、量産となれば国防会議に諮る必要があるかと、こう言われているわけですね。これはいま総理もそれを引いておっしゃっているんじゃないかと思うんですけれども、試験的な改修であれば、国防会議やあるいは国会に何も語らずに、こ...全文を見る
○太田淳夫君 総理大臣、どう思いますか。
○太田淳夫君 じゃ総理大臣にお聞きしますけれども、シビリアンコントロールについてどうお考えですか。
○太田淳夫君 したがって総理、いまいろいろとお話になりましたけれども、このたった一機といっても大変なこれは問題を含んだ改修じゃないかと思うんですよ。実際に四十三年、まあ十年一昔と言いますけれども、しかし十年前であろうと、一たん国会の場で発言した政府の発言というのは、これはおろそか...全文を見る
○太田淳夫君 私が申し上げているのはそういう延命化とか、性能アップということじゃなくて、シビリアンコントロールを果たして守られるのかどうかということの決断を総理に求めているわけです。
○太田淳夫君 なかなかその姿勢がそんなはっきりと、コントロールされている点があやふやだから申し上げているわけです。シビリアンの最高はやはり国会ですから、国会にきちんと何もかもあからさまにしてやっていくと。防衛庁長官だけではだめだということを私は言っているわけですよ。その点どうです...全文を見る
○太田淳夫君 時間がないから次に進みますが、次に外交問題に入りますけれども、先ほども同僚議員から質問がありましたが、レーガン大統領は、一九八三会計年度の予算教書を発表したわけですけれども、これで国防費が史上最高になっているわけです。この予算の中で、国防費の占める割合というのは、ベ...全文を見る
○太田淳夫君 総理、ことしは第二回目の軍縮特別総会が予定されておるわけですが、また、欧州の戦域核制限交渉も米ソの間で続けられているわけです。今回のこうした米大統領の措置が、特に国際緊張の激化と軍拡につながってくるおそれがあると思うんです。そういった意味で、全世界的に盛り上がってお...全文を見る
○太田淳夫君 さらに、レーガン大統領は、八日に議会に書簡を送った中で、十三年ぶりに化学兵器の生産を再開するということが明らかにされたわけですけれども、すでに七二年の四月には生物毒素兵器の禁止条約もできておるわけです。私はこうした非人道的な兵器の生産というのは、これは見逃すべきでな...全文を見る
○太田淳夫君 八日に発表されましたワインバーガー国防長官の国防報告によりますと、日本はアジア太平洋地域の米前進基地、戦略のかなめ石と、こう位置づけているわけですけれども、このレーガン大統領の所信とともに、日本に対する防衛力増強要求というのは一段と高まってくるんじゃないかと思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 いま総理が常々おっしゃっておりますように、自主的に、あるいは憲法の制約の範囲内でいろいろと判断をされていくということでございますが、次の三点について質問したいと思うんです。  一点は、防衛費の対GNP一%以内を守れるかどうか。二点は、戦域核兵器、巡航ミサイルの極東...全文を見る
○太田淳夫君 よく一千海里の海上輸送路の確保ということが問題になりますけれども、この一千海里のシーレーンの確保の具体的な要求をアメリカでは求めている。鈴木総理は、昨年の五月の九日にワシントンのクラブにおきましてこのようにおっしゃっていますね。日本の庭先である周辺海域を守るのは当然...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろなアメリカやソ連の動きを見ておりますと、多少軍縮についての会議も開かれておりますけれども、これから六月の軍縮特別総会に向かって考えてみましても非常に見通しは暗いと言わざるを得ないと思うんです。私は、アメリカに対してもそうですけれども、ソ連に対してもやはり毅然...全文を見る
○太田淳夫君 次の問題に入りますけれども、総理、せんだっての衆議院の予算委員会におきまして、財政再建に対しましては政治責任を持つと、こういう御発言をされております。さらに大型間接税の導入につきましては五十九年度まではやらないと、こういうふうに断言されておりますし、あるいは所得税の...全文を見る
○太田淳夫君 大分何か後退したような感じがするわけですけれども、総理、財政再建と言われましても、その土台となるのはこの五十六年の財政じゃないかと思います。いま審議しているこの補正予算だと思うんですが、その点でちょっと具体的にお聞きしたいと思うんですが、今回の補正予算で大蔵大臣が説...全文を見る
○太田淳夫君 国民生活は好ましい状況の出現の結果だということは、これはどういうことですか。
○太田淳夫君 経企庁長官にお聞きしますけれども、いま景気回復がおくれたというんですが、税収が減額をしてきたその根本の原因は政府の経済政策の失敗にあるんじゃないかと、こう思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 いまお話しのとおり、補正をしなければならなかった税収減額の第一の原因というのは、政府の経済見通しが甘かった、こういうところにあると思います。ことしもそういったおそれが十分にあるんじゃないかと思いますし、第二点は、これは法人税の動向じゃないかと思うんですが、その点大蔵...全文を見る
○太田淳夫君 ちょっとお尋ねしますけれども、一月から五月まで残しているわけですけれども、この予算どおり収入を確保するには毎月法人税の累計額がどの程度伸びる必要があるんでしょうか。
○太田淳夫君 非常に苦悩されているんじゃないかと思うんですが、法人税の中で特に注意しておきたいのは中小企業の分じゃないかと思うんですが、大企業は確かに景気のいい面もありますし、大蔵省も聞き込み調査を行っておりますので、税収の予測は当たりますが、しかし中小企業はなかなかむずかしいん...全文を見る
○太田淳夫君 これは当時の主税局長が話をしているんですから確かと思います。  それでは、中小企業の今後の見通しはどうでしょうか、経企庁長官。
○太田淳夫君 先ほど法人税の累計額が一九・八%ずつ伸びる必要があるんじゃないかと私たちは計算しておりますが、そうなりますと、相当なこれは伸びでなきゃならないということです。この補正予算で見込んだ税収を確保するためには、本年の一月から五月までの税収ですね、全体で前年同期比で二九・八...全文を見る
○太田淳夫君 いろんな試算によりますと、約二〇%ぐらいの伸びじゃないかと言われるんですが、そうしますと、大体どのくらいの税収不足が生ずるんでしょうか。
○太田淳夫君 先ほどの同僚委員の質問の中にもございましたが、この一兆円以上の税収不足があらゆるところから予想されているわけですが、この税収不足が生じた場合にはどのような対処をされる予定ですか。
○太田淳夫君 かつて大蔵委員会等の論議の中で、こういう税収見込みが狂った場合につきましても補正予算を組むかどうか、あるいはという問題につきましては三月初めごろまでには決断をしないとこれは間に合わないということが論議されておりますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 補正予算を組まなければどのように対処するんでしょうか。
○太田淳夫君 適正とはどういうことでございますか。
○太田淳夫君 ですから、やはり大蔵省としてはこうこうこういう方法があるんだ、その場合には。きちっとこれはもうあるんでしょう。用意されているところがあると思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 皆さん方は、税収の見積もりということで先ほども話をされておりました。しかし、現実にもうこの三カ月先ぐらいのところまで来ているわけですね、もうことし二月ですから。そこまでの見通しがわからなくてどのようにやっていかれるのか、私は非常に不安で仕方ありません。  そこで、...全文を見る
○太田淳夫君 当然そういった努力はしてもらわなければなりませんが、いろいろとこれは報道をされたことによりますと、国債整理基金特別会計の余裕金から一時借りる方法も検討中と伝えられるんですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 先ほどお話をしましたように、国の歳入に不足が生じた場合の最後のよりどころとしましては、この国債整理基金があるわけですけれども、これは五十三年二月に決められたんですね。そのときの大蔵省の御答弁では、三月の初めごろになって歳入欠陥が明確になり、補正予算を組むことができな...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、一月から五月までの対前年同期比での税収の伸び率が二九%にもなるということは、いまだかつてないことじゃないですか。その点は本当に大丈夫でしょうか。
○太田淳夫君 私も国民の立場から心配をして言っているわけです。政治責任云々ということもおっしゃった方もおみえになりますが、その点間違わないようにしていただきたいと思う。ですから、いろんな制度を活用されてこれは当然埋められていくことと思いますが、もしもいま大蔵省が努力されている点が...全文を見る
○太田淳夫君 次に、国債の問題でいきますが、この補正予算によって六千三百億円の国債が増発されているわけです。五十六年度の国債発行は十二兆九千億円になっているわけですが、これは財政再建元年と政府が宣伝して二兆円の赤字国債減額を当初予算でやったわけですが、一割を超える三千七百五十億円...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年度の財政再建を進めていくためにも内需の拡大が必要だと思います。五十六年度に大きな歳入欠陥が起きている、起きつつあると、こういう事態は財政に出番なしと言って政府が景気回復に有効な手を打たなかったからこういう結果になったんじゃないかと思うのです。そういった意味で...全文を見る
○太田淳夫君 内需拡大の一番大きな問題はやはり減税でないかと思うんですが、減税につきましては、政府は財源がないということをよくおっしゃいますが、衆議院の予算委員会でわが党の正木政審会長がこのことにつきまして財源を明らかにしているわけですが、やる気になれば減税の財源があるんじゃない...全文を見る
○太田淳夫君 先回衆議院の予算委員会で正木氏が財源を示しましたね。その点についてどうお考えかということですね。たとえば租税特別措置の見直し等で三千四百八十億円とか提示しております。その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 そういった減税財源を提示して、私たちとしましては建設的な景気対策や、あるいは財政再建策を提示しているわけですけれども、それはなかなか実行しようとされていませんが、このままでいきますと財政再建も経済も共倒れになる危険性があるんじゃないかと、そういう心配をしております。...全文を見る
○太田淳夫君 単年度の経済の動きというものが大変に混乱して、政府の見通しと食い違っているわけですけれども、さらにわが国の中長期の経済見通し回ともいうべき新経済社会七カ年計画についても狂いが出てきているわけです。その点で非常な不安を増幅させるわけですが、この七カ年計画というのは昭和...全文を見る
○太田淳夫君 この中で特に申し上げたいのは、国民所得そのものも当初見込みと変わりましたね。    〔理事土屋義彦君退席、委員長着席〕 そして、この国民所得に対する租税負担で見ますと、昭和六十年度二六・五となっているわけですが、実情は五十七年度にも二五%を超えて五十八年度中には...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、日銀総裁お見えになっておりますのでお尋ねいたしますが、五十五年、五十六年ともにわが国の経済というのは輸出によって支えられてきているわけです。その輸出の伸びが非常にいま停滞をしているわけですが、そうなりますとわが国経済の打撃は大きい。あとはもう内需を拡大する...全文を見る
○太田淳夫君 この米国の高金利によるドル高に対しまして、わが国とEC諸国はアメリカに対しまして市場への協調介入を要請したわけですけれども、これに対しまして米国は、市場への介入をせずといういままでの方針に変更ないということでございますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 日銀総裁に一点だけちょっとお尋ねしておきますが、最近ゼロクーポン債という言葉が報道されておるんですが、これが円安に拍車をかけるという感想もあるんですが、その点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 お帰りになって結構です。どうもありがとうございました。
○太田淳夫君 大蔵省としてはどのようにお考えですか、いま別な要素があるんじゃないかというお話ですが。
○太田淳夫君 担当の方、証券局。
○太田淳夫君 じゃ次へ参りますけれども、安倍通産大臣にお尋ねしますけれども、大臣は三極通商会議に出席されたわけですが、その後レーガン大統領にも会見されましたし、そのときどのような主張をされておりますか。あるいはこの対欧米通商摩擦、どのようにお感じになっておりますか。その点お尋ねし...全文を見る
○太田淳夫君 二月の十二日の報道によりますと、ボルドリッジ商務長官は、相次いで提出されております相互主義の法案に対して肯定的な発言をしたということでございますが、これは保護主義に走りがちな議会に対しましていままで一応抑止的な立場にありました米国政府というものが一歩後退してきたんじ...全文を見る
○太田淳夫君 通産大臣にお尋ねしますけれども、今後非関税障壁改善の第二段階としてどのようなことが米側から要求されるおそれがありましょうか。その点どうですか。
○太田淳夫君 通産省としては、おたくの残っている残存輸入制限のある品目についてはどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 農林省にお尋ねしますけれども、やはり二十二品目あるわけですが、この市場開放問題では政府間交渉の繰り上げには強い抵抗を示してみえますけれども、何か伝えられるところによりますと、他の品目への波及も絡んで早ければ三月の日米貿易小委員会で米側に意向の表明もあると、このように...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵大臣が所用で中座されたときにお話があったのですが、金融などサービス部門での門戸開放を強く要求してくるということでございます。その点どのようにわ考えですか。
○太田淳夫君 いま各大臣からお話がございましたが、政府としましても緊急輸入のための外貨貸し付けを一月二十五日に実施をしたり、あるいは輸入検査手続の改善、東京ラウンドの合意に基づく関税の段階的引き下げを二年も前倒し実施をしたと。なかなかこれ大変なことだと思うんですね。これで欧米の貿...全文を見る
○太田淳夫君 では二点だけですが、一つは貿易摩擦の問題。  いま日本とアメリカあるいはECとの関係で見ましたんですが、もう一つには日本と発展途上国の問題があろうかと思うんですが、これは多少摩擦問題でも異なっておりますけれども、これらの問題を抜きにしてこれからの日本の経済というも...全文を見る
○太田淳夫君 最近、やはり先端技術の問題でいまいろいろな問題が起きているわけですね。八〇年代には日本が米国の技術水準に追いつく分野はふえてきましたが、日米が真っ正面からこれから競争局面に入るんじゃないかと思うんです。半導体の分野ではもう現実にその問題が起きております、昨年ですね。...全文を見る
○太田淳夫君 はい。  一時的な輸出抑制と並行して日本からも、いまお話もありましたが、投資とかあるいは技術移転をして米国の産業を直接に強化することが最も効果があるんじゃないかと私は思うんですが、それによって米国の産業を安定化させたりしながら今後予想されます先端技術での貿易摩擦を...全文を見る
03月16日第96回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○太田淳夫君 最初に総理にお尋ねいたしますが、昨日の大川委員の質問に対しまして、F4の試改修についての五十六年度予算につきましては、その執行の解除について考えてない、まだ決めてない、こういう御答弁でございましたが、いろいろ新聞紙上などを見ますと、日にちはそれぞれ差がありますが、十...全文を見る
○太田淳夫君 総理にお尋ねしますが、六月にパリ・サミットが行われるわけですが、その主要な議題は決まりましたでしょうか。
○太田淳夫君 前回のオタワ・サミットではやはり政治問題も大きな比重を占めて討議されたわけですが、今回もやはりポーランド情勢などそういった政治問題についても討議される可能性があるんじゃないでしょうか。どうでしょうか。
○太田淳夫君 そこで、やはりいま世界経済を圧迫している大きな問題の中に軍備費の問題があろうかと思うんですね。やはり軍縮交渉の成功というのは私たち願っているわけですけれども、この軍縮の問題をパリ・サミットで日本が積極的に取り上げていくべきじゃないかと思うんです。これは軍縮特別総会と...全文を見る
○太田淳夫君 次に、現在台湾への武器の売却問題、これによりまして米中関係は必ずしも良好なものになっていないわけですが、やはりこの米中関係の冷却あるいは悪化というのは、日中友好関係とかあるいはアジア情勢に大きな影響を及ぼす可能性がございますので、総理としては現在の米中関係及びこれら...全文を見る
○太田淳夫君 日中復交十年を迎えまして、五月下旬には中国の超紫陽首相も来日される予定です。また、鈴木総理も九月には中国を訪問される。また、二十日には櫻内外相が訪米されるわけですね。そこではヘイグ国務長官との会談が予定されているわけですけれども、米中関係の改善あるいは善処を日本政府...全文を見る
○太田淳夫君 いまお話しされていないということでございますが、もうきょう十六日でございますし、二十日には訪米をされるわけでございますので、総理の意向のあるところをやはりしっかりと外相に指示をされるように要望したいと思います。  次に、経済問題に移りますが、五十六年度は第三・四半...全文を見る
○太田淳夫君 非常に厳しいとなりますと、五十六年度はよくて三%台の成長とならざるを得ないんじゃないかと思うんです。それから見ますと、五十七年度ですけれども、五十六年度が改定の見通しより低い水準にとどまるとしますと、来年度は五・二%と当例言っておりますけれども、これをもっとより高い...全文を見る
○太田淳夫君 やはり輸出のことが余り期待できないとなりますと国内の景気のてこ入れをしなければならないということですが、いまお話しになりましたけれども、内容的にはどういうような内容ですか。この間、土曜日に発表されましたが、もう一度どうでしょう。
○太田淳夫君 いろいろと報道されているところによりますと、一兆円の建設国債等の話も出ているようですが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、公共事業の上期前倒しを大きく押して景気の促進を図る。そうしますと、やはり下期の公共事業については量的にそれは少なくなるために、もしも景気回復がおくれますと非常な息切れを起こすんじゃないかと思うんです。ですから、経企庁長官のお考えとしては、五十七年...全文を見る
○太田淳夫君 建設省としては、ただいまの上期大幅前倒しに対しまして対応される用意はございますか。
○太田淳夫君 大蔵大臣は、ただいまの河本長官の御意見に対していろいろと検討される御用意はございますか。
○太田淳夫君 よく討議し合っていただいて、やはり重大な決意をするときはしっかりと重大な決意をしていただきたいと思うんですが、内需の拡大につきましては、公共事業で景気の振興を図っていく面と、やはり何と申しましても消費者の可処分所得の増加を図っていくことが必要じゃないかと思うんです。...全文を見る
○太田淳夫君 やはり総理も、こういった問題につきましては、国民に明るい展望を持たしていくことが指導者として必要じゃないかと思うんです。その点で、やはりこの景気の回復については、総理としての指導力を示されるときが来ているんじゃないかと思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 大蔵大臣にお聞きしますけれども、いまグリーンカードの実施につきまして反対の声が起こっているようでございますが、特に自民党の中に強硬論が多いようでございますが、五十五年三月に所得税法が改正されまして、これはもう五十九年一月から実施されると決定されているわけですが、なぜ...全文を見る
○太田淳夫君 何ですって。再度お聞きします。
○太田淳夫君 議員立法でこの制度の変更か廃止をするというような動きも伝えられておるわけでございますが、総理としては、不公平税制の是正のために断固これは実施すると、そういうお考えでしょうか。
○太田淳夫君 それでは、ゼロクーポン債について、先回質問しましたけれども、その後販売禁止になったり、あるいはまた販売開始を決定したとかいろいろ伝えられておりますが、その間の経緯とか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 次に、通商摩擦についてお尋ねしますけれども、日米間の通商摩擦によりまして米国議会内で相互主義法案の制定の動きが強まっているわけですが、通産大臣はどのようにお考えですか。
○太田淳夫君 先ほども輸出についての経企庁長官のお話もありましたけれども、アメリカではいま二月の失業率は、これは季節的な理由もあろうかと思いますけれども、八・八%ですね。鉱工業生産も前月比マイナス三%というふうに落ち込んでいるわけです。恐慌症候群と申しますか、つまり一九三〇年代の...全文を見る
○太田淳夫君 昨年の五月の日米自動車問題の決着によりまして八一年度は百六十八万台、八二年度は米国自動車市場の拡大に伴いまして、その拡大分の一六・五%相当を上乗せすると、こういう取り決めになっているんですが、この米国自動車市場の増加というのは見込まれるかどうか、お伺いしたいと思いま...全文を見る
○太田淳夫君 いまのアメリカの自動車業界というのは、累積赤字は過去二年間で総額五十五億ドルに達しておる、販売店もいまやこの二年半で三千二百店が倒産しているというような状況ですので、自動車市場の増加が見込まれる可能性は非常に少ないんじゃないかと思うんですが、この八二年度の日本車の輸...全文を見る
○太田淳夫君 政府としましては、取り決められたとおりに、八一年度の百六十万台プラスアルファを八二年度においてやはり対米輸出しようと考えてみえるのか。そうなりますと、また貿易摩擦等によりまして自動車がさらに自粛をしなきゃならないと、そうすることによって対日批判をかわそうというような...全文を見る
○太田淳夫君 企画庁長官にお尋ねしますけれども、日米貿易摩擦は深刻化しているわけですけれども、仮に残存輸入制限品日の撤廃などアメリカ側の要求を全部これを応じたとしても、日米間の貿易不均衡は解消しないのじゃないかと思うんですが、その点どのようにお考えでしょうかの
○太田淳夫君 具体的にどういうような対策を優先さしたらいいかということはお考えでしょうか。
○太田淳夫君 いまお話の中で、やはり要約しますと内需拡大、それから円高誘導、それから世界経済全体の活性化を図るということが長官の御趣旨じゃないかと思うんですが、いま非常に円安になっておりますが、やはりある程度勇断を持って円高に誘導をすべきじゃないか、そういう議論もあるわけですが、...全文を見る
○太田淳夫君 行管庁にちょっとお尋ねしますけれども、「行政改革に関する第二次答申」の中で、「国際経済的見地から早急な対応を要するもの」と、こう挙げられている中に、輸入検査の問題がありますが、これは「常時、継続的に積極的な改善策を講ずるとともに、これらの改善状況について所要の監察を...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって江崎代表団の皆さんが訪米されました。いろいろとレーガンに対しまして条理を尽くして説明されたようですが、ほとんど評価されないという状況であったかと思います。また、いまECにも行ってみえるわけでございますが、やはりなかなか国内状況を説明をするといっただけでは対...全文を見る
○太田淳夫君 総理は、二月二十二月のNHK「総理にきく」の中で、日米貿易が合計六百億ドルにも達すればある程度の摩擦が起こることを覚悟しなければならないと、こういう認識を示されてみえますし、事態を経済問題として処理し、政治問題に発展させないことが重要であると、このように力説をされて...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、国鉄総裁お見えになっておりますので、最初に一言お伺いしたいのですが、きのうの名古屋駅におけるブルートレインの衝突事故ですが、これはいま非常に国鉄のモラルが問われている中でまたこういうような、飲酒による事故ということをお聞きしておりますが、全くどうなっている...全文を見る
○太田淳夫君 運輸大臣どのようにお考えですか。
○太田淳夫君 やはり大事な人命を預かる立場でございますので、今後のしっかりとした対策をお願いしておきたいと思います。  さらに総理にお尋ねしますけれども、総理は自由民主党総務会長であった五十五年の二月に、「日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案についての申入れの件」と題する決議を...全文を見る
○太田淳夫君 総理は、この決議の中におきまして、同法に基づく経営改善計画の達成にこそ邁進すべきであって、不退転の決意を持ってその完遂を期せと、このようにおっしゃっているわけですね。経営改善計画はスタートしたばかりで一年間も経由しておりませんのに、五十五年度決算では当初八千八百九十...全文を見る
○太田淳夫君 さらに、総理はこの決議におきまして、経営改善計画、「これを達成し得ない場合、残る方策は、民営への全面的移管以外にはあり得ない」と、このようにその決議で書かれているのですが、これも現在も同じ方針でしょうか。
○太田淳夫君 国鉄の問題は大きな問題ですが、やはり歴史的な経緯というのは非常に長いものがある、積み重ねもございますので、国鉄問題についてももっと長期的な観点からやはり見ることが必要じゃないかなと私は思うのですが、その点どうでしょうかね。
○太田淳夫君 総裁にお伺いしますけれども、国鉄の再建につきましては、五十四年の十二月の閣議で、関連事業についてその収益増加を図るように指摘されているわけですが、その内容についてお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 国鉄が出資をされています関連事業について内容を御説明願えますか。
○太田淳夫君 お伺いしたところによりますと、それらの出資金は二百二十八億円ということでございますが、一般にこういう出資というのは収益を図ることが目的とされるわけですが、国鉄の場合はどうでしょうか。
○太田淳夫君 これら出資をしている関連会社ですね、駅ビル会社の中には出資しているところと出資してない会社があるようですが、現況はどうでしょうか、この貸付料金は同一であると聞いていますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 これらの出資をすることは、国鉄のやはり本体の業績に寄与するための目的ではないかと思うのですね。現在二百二十八億円の出資金があるわけですが、国の税金を使って出資をしているわけですけれども、配当金についてはこれはわずかでありますし、そういった配当金についてもきちんと規定...全文を見る
○太田淳夫君 次に、それでは国土庁に移りますけれども、国土庁は国土の均衡ある発展をと、こういうことを常々計画されておりますが、現在中部圏についてはどのように位置づけされておりましょうか、あるいは開発整備を進めようとされておりましょうか。
○太田淳夫君 長官は、中部圏の開発整備につきまして、新しい構想を提唱されているようですけれども、その内容と、その提唱した動機あるいはそういった新しい将来構想を今後どのように具体化されようとしているのか、その点についてお伺いしたいと思うのです。
○太田淳夫君 通産大臣にお尋ねしますが、通産大臣、通産省もいろいろと中部圏の開発についてはお考えのようですが、テクノベルト構想というのがございます。それはどのような構想でしょうか。
○太田淳夫君 最後に総理にですが、総理もかねがね日本の国土の均衡ある発展ということをおっしゃっておみえになりますし、やはり最近オリンピックの以後、中部圏につきましては、やはり将来構想として非常に求められつつあるところでございますが、中部圏というのは日本の中心地帯でございますし、そ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、カモシカの問題についてお尋ねしたいと思うのですが、これは私どもの同僚議員がせんだって政府に質問主意書を提出しまして、それに対するお答え等もいただいたわけですが、このニホンカモシカが幻の動物とか、あるいは珍獣と言われまして、一時は絶滅寸前であったわけですが、昭和...全文を見る
○太田淳夫君 いまの御答弁を聞いておりまして、現場の実態を知っている者から見ますと非常に甘い点があるわけです。この被害がどうして発生したのか、あるいは国が被害をもたらしたことに対してどのような責任を感じているのか、その点お尋ねしたいと思うのですが、文部省、どうでしょうか。
○太田淳夫君 対策については後からいろいろまだ議論のあるところですが、国がどういうようにこの責任を感じているかということをお聞きしているわけです。
○太田淳夫君 この被害というのは、国がカモシカを特別天然記念物に指定して、そこからこの被害が発生するようになったんじゃないですか。そこで現地の被害関係者は、現地の実情を踏まえまして、被害防止対策につきましては、十年前から具体的な提案あるいは要請というのを政府に対して再三再四これは...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、被害者に聞くのが一番これは早道じゃないかと思うのですね。あなた方がいろいろと相談されているのは、被害者じゃなくて、地方自治体にいろいろ相談をしてそこから持ってくる意見に基づいてやっているわけでしょう。自然保護団体という意見ございましたが、そういった被害者の...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、そういった点で被害というものがいまおさまっていない。私も現地に参りましたけれども、ヒノキにしましても、新しい芽を食われますと、この予算委員会でも同僚委員が前にここに持ちまして実物をお見せしたこともありますけれども、ヒノキはもう真っすぐ育ちませんね。あるいは育...全文を見る
○太田淳夫君 とても納得できるものじゃないんですが、一体どの程度の被害があるかということですが、大体ヘクタール当たりで百万程度、ひどいところでは三百万程度の被害があるのじゃないかと言われているのです。したがいまして、全国的にこれを被害総額を計算した場合には、年間で二十億から三十億...全文を見る
○太田淳夫君 とてもいまの、補助率十分の四とおっしゃいましたけれども、カモシカによる食害と申しますのは、これは明らかに国の責任なんですね。ですから、他の一般の野ウサギとか野ネズミによります被害と性格が当然これは違うんです。ですから、本来ならば国が全額負担したとしてもおかしくないと...全文を見る
○太田淳夫君 それは、やはり国に責任があるのだということを明確にしてこの問題に臨みませんもので、被害者の人たちが非常な不安を感じているから、そういった意欲が起きないのですね。いま林野庁から御答弁あったわけですけれども、カモシカの保護官庁、これは文化庁ですけれども、林野庁の方でどう...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ、文化庁にお聞きしますけれども、千葉県の富津ですか、そこでは猿による農作物被害に対しまして国からえさ代というものが支給されている。これも天然記念物に指定されている猿でございますね。富津あるいは君津で半額交付されていると聞きますが、どうですか、その点は。
○太田淳夫君 カモシカの被害者の方々は、手持ちのそういったえさではないんです。自分たちの将来の生計を立てなければならない重要な命綱ですね、このヒノキとかそういうのは、それを提供しているのですね。提供させられているのです。そういった意味で、この問題についてはもっと真剣に考えていただ...全文を見る
○太田淳夫君 午前中は終わります。
○太田淳夫君 先ほどから保護区域の設定につきましてお話がありましたけれども、昭和五十四年の八月三十一日にいわゆる環境庁、文化庁、林野庁の三庁の合意、これによって保護・地域の設定についての考え方あるいは今後の方針について決められたわけですが、その点のことについて御説明願いたいと思い...全文を見る
○太田淳夫君 その四地域というのはどこでしょうか。
○太田淳夫君 この作業はいつまでに完了する方針でしょうか。
○太田淳夫君 この数年というのは、もうここ数年、いつも数年数年ということで来ているわけでして、なかなか進んでいないようです。  いままで地域設定を完了しました四地域につきましては、これは被害が非常に激しい地域ですね。しかも民有林というのはこの保護地域内に余り入ってないようなんで...全文を見る
○太田淳夫君 昭和五十五年四月、岐阜県下の被害地七市町村の代表の人たちが連名で文化庁長官に対しまして、文化財保護法第八十条第五項の規定に基づく損失補償の申し立て書を提出していますし、また五十六年二月には再度申し立て書を提出しているわけですけれども、いまだに決定書が交付されておりま...全文を見る
○太田淳夫君 それから、これは自治体の方からこの法規制に基づくカモシカの食害激甚地指定を行い、同地域に対しましては復旧造林のために必要な予算を優先的に確保すると同時に、文化財保護法第七十一条の規定による特殊事由として、カモシカを特別天然記念物から解除して普遍的な捕獲のできる措置が...全文を見る
○太田淳夫君 それでは最後に総理に、この問題につきましてはもう十数年にわたりまして被害関係者から数十回にわたって問題解決のための陳情が繰り返されてきているわけです。きょう、いろいろと御答弁聞いていましても少しもそのときと前進はしてないということです。このままですと、やはり山村の住...全文を見る
03月23日第96回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、郵政大臣及び電電公社総裁の所信表明に対しまして質問さしていただきますが、きょうは基本的なことだけお聞きしておきたいと思います。  最初に、アメリカの議会の公聴会等で日本の通信制度につきましていろいろと非関税障壁として非難されたことがあるわけですが、しかし...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、最近いろいろと問題に、なっておりましたデータ通信について何点がお聞きしたいと思いますが、このデータ通信回線の利用の自由化をめぐりまして、郵政省と通産省の間で意見が対立をしてなかなか調整が難航していたようでございますけれども、その点、その状況と郵政省の基本的...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、この許認可整理法案の中で一括処理していくということで閣議決定されて法案が提出されたようでございますが、この点について郵政大臣はどのようにお考えですか。
○太田淳夫君 先日、北海道において、電電公社職員によります銀行のオンラインシステムを悪用した、例の北海道銀行ですか、CDカードの偽造事件というのが発生したんですが、その概要について説明していただきたいと思います。
○太田淳夫君 これは逮捕された人が電電公社職員であったということですね。電電公社としまししは、職員の方々に厳しい通信の秘密保護義務が課せられておる。それだけに社会的に大きな衝撃征与えたわけですけれども、また公社の信頼感も著しくそこで損なわれたのじゃないかと思うんですが、そこで公社...全文を見る
○太田淳夫君 最近、こういったコンピューター犯罪の増加というのは、日本ばかりでなくて世界的な趨勢であるというわけでございますが、これをどのようにして防止していくかということが社会的な問題でないかと思います。  そこで、このコンピューター犯罪防止に対する技術的な、制度的な方策につ...全文を見る
○太田淳夫君 この事件に対する、報道されたところによりますと、郵政省と電電公社で多少食い違いがあるのじゃないかということでございますが、総裁としましては、鈴木総理大臣にお会いに、なったときに、金庫番が金庫の中の金を盗むようなことをして申しわけない、このように陳謝されたと報道されて...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省としてはどんなお考えですか。
○太田淳夫君 また、これは伝えられるところによりますと、通産省はコンピューター犯罪防止法というそういう法律を制定する方針を固めだということが報道されているわけですが、これは最近のこういったコンピューター犯罪の急増やあるいはデータ通信回線の自由化に対応するためだ、こういうことであり...全文を見る
○太田淳夫君 大臣、どうですか。
○太田淳夫君 次、ちょっと細かくなりますけれども、お聞きしたいと思いますが、公社のデータ通信事業の収支改善を図るため五十三年十二月に収支改善計画が策定されたわけです。五十六年度においては単年度収支二千億円で均衡させる、こうおっしゃっているわけですが、現在までの推進状況についてお聞...全文を見る
○太田淳夫君 計画どおり五十六年度収支均衡が図られるようでありますけれども、この改善計画はデータ通信回線サービスに係る収支を含めたものでありますし、大幅な赤字で収支改善が急務であるデータ通信設備サービスに係る収支につきましては、なお収支均衡の時期がまだ明確になっていない。このデー...全文を見る
○太田淳夫君 いまいろいろと今後の改善策につきましてお話しいただいたんですが、行政管理庁からの勧告に基づいていろいろとやっておみえになるようですが、何点があるわけですが、その中の一つに要員の配置についての問題も指摘されておりますね。これは民間情報処理サービス業者よりも多い、要員配...全文を見る
○太田淳夫君 最近のこれまた報道によりますと、赤字状態が続いているデータ通信設備サービス部門の民営化の方向が打ち出されているわけですけれども、これに対する大臣及び総裁の見解を承りたいと思いますが。
○太田淳夫君 それでは次の問題ですが、先ほど片山委員の方からも話がありましたが、電電公社の収支差額についてお伺いしたいんですが、電電公社の五十六年度収支差額は、当初予算の九百三十八億円、これを相当上回る模様である、この見通しと要因についてお伺いしたいんですけれども、先ほどもお話あ...全文を見る
○太田淳夫君 公社では、これまで収支の黒字はせいぜい五十七年度までで五十八年度には赤字に転落する、こういう説明をされていたと思うんですが、このように当初予算に比べまして大幅な黒字を上げていることから見ましても、これまでの収支予測というのには大分甘さがあったのではないかと考えられま...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども同僚議員の質問に対しまして、収支差額につきましては利用者へのサービスの改善ということでお答えになっておりましたが、やはり当初予算を上回る収支差額の一部は料金値下げ等によって利用者に直接還元すべきじゃないか、このように考えますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 次に、電気通信設備工事の請負工事について質問いたしますが、加入電話架設など公社の建設工事が、これは多分に技術町な問題もあろうかと思いますが、大手業者に独占されて同一業者の連続受注になっていることに関連しまして、電電公社では不明朗な事態が生じないように電気通信設備工事...全文を見る
○太田淳夫君 算定式あるいは評価項目あるいは採点単位というのを公開しているようですが、合格基準が公開されてないのはなぜでしょうか。また、現在の電気通信設備工事請負の指定業者七十一社ありますが、これをふやす考えはあるのかないのか、お伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 その資格審査の対象として外国の業者にも門戸は開放されているのか、あるいはまた外国業者から何らかの打診があるんでしょうか。
○太田淳夫君 関係省庁職員の発注先工事会社への天下りについていろいろと問題がありまして、その改善が指摘されております。予算委員会でも大分問題になっておりましたが、公社でもそういった認定業者への天下りが多いと思うんですが、この際、国家公務員の天下りにおける規制等を勘案して見直す考え...全文を見る
○太田淳夫君 公社の入札の大部分は、やはり電気通信設備という特殊性から指名競争入札になっていますけれども、この入札に当たっては、指名業者を従来よりふやす考えはないでしょうか。
○太田淳夫君 公共工事におきまして、その入札結果の公開が指摘されているわけですが、電電公社でも入札結果を公表する方向で考えるべきではないかと思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 終わります。
03月29日第96回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○太田淳夫君 総理、最初に、先ほど同僚委員から質問がありまして、    〔委員長退席、理事土屋義彦君着席〕 総理が読み上げられました、勧進帳——勧進帳じゃないか、何か減税に対するお考えですね。もう一度、私たちも重要なこれは関心を持っておりますので、もう一度お読みいただけません...全文を見る
○太田淳夫君 最近非常に政治姿勢のことがいろいろと国民の批判を浴びているわけですが、これはきのうの新聞の投書の中に、先ほども同僚委員から問題になりましたグリーンカードのことが出ているわけですが、それにこういうことが書いてありますね。「『グリーンカード』見てなさい、きっと玉虫色カー...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、宮澤長官は、一人一人が政治家として意見を申すことをとめるわけにいかないと、ただ、グリーンカード反対の署名運動には、できるなら閣僚である間は署名されない方がいいと、このように答弁されておりますが、やはり閣僚というのは、おのずからいろんな点での制限があろうかと思...全文を見る
○太田淳夫君 それでは総理お尋ねしますけれども、最近のやはりマスコミの世論調査等で見ますと、総理の支持率が非常に低下しているのですね。まあ私は、非常に個人的には、総理は歴代の総理の中では一番いい人じゃないかなと思っておりましてもね、非常に支持率が下がっている、残念に思っているわけ...全文を見る
○太田淳夫君 いま国民の皆さんは、国民総支出の約五割を占めます個人消費の低迷がこれは示しておりますように、非常な不況感を持っているわけですね。これには四年連続しての課税最低限の据え置きによります実質的な増税、あるいは物品税、酒税等の増税、そしてまた社会保険費の増額などによりまして...全文を見る
○太田淳夫君 そのために公共事業の前倒し七五%ということで計画を組まれているようですし、あるいは金融面からは本日、二十九日からですか、長期金利の利下げを行う、そういった措置を講じておられるようですけれども、これは大方の意見としましては内需拡大に余り影響がないのじゃないかということ...全文を見る
○太田淳夫君 いまはそういう段階じゃないというお話ですけれども、この前倒しに加えまして、後半にはOECD等の見込みで世界の景気も回復してくるだろうということも挙げられているわけですけれども、これは日本の輸出が再びふえてくるということを意味するのじゃないかと思うのですが、日本の輸出...全文を見る
○太田淳夫君 午前中の質疑で河本長官は、五十六年度経済が政府の見通しどおりいかなかった原因としまして、世界貿易の伸びがなかったとともに雇用者所得が低くて消費や住宅がふえなかった、こういう点をおっしゃっておみえになりましたが、それは間違いございませんか。
○太田淳夫君 特に最近、先ほども円レートの話が出ましたが、円レートの影響で輸出入物価に続いて卸売物価が影響を受けているという状況ですが、貨幣の供給量も日銀総裁は許容できる最上限だ、こう言っているわけです。金融政策からのいろいろな対策というのも物価を考えますと、これからやや緩和基調...全文を見る
03月30日第96回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○太田淳夫君 それでは、きょう議題になっておりますNHK予算につきまして質問いたします。  最初に、わが国は、現在、行財政改革を最大の政治課題としているわけでございますが、当然NHKとしても、経営基盤を確かなものにするためにNHK自身の経営計画を考えておみえになると思いますが、...全文を見る
○太田淳夫君 いまお話しのとおり、国の五十七年度の予算はゼロシーリングを基本として行われたわけでございますが、NHKもやはり特殊法人の一つとして位置づけられておるわけでございますから他の特殊法人と異なることは承知しておりますけれども、五十七年度予算策定に当たってそういった基本的な...全文を見る
○太田淳夫君 国の予算は、一般会計で対前年度比六・二%の増加があったのでございますが、一般歳出は一・八%に抑えられているわけです。しかしNHKでは、経常事業収入が一・五%増にもかかわらず経常事業支出は対前年度比五・七%増となっておるわけですが、支出が収入に比べますと、率だけで単純...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省にお伺いしたいんですが、NHKのこのような予算の策定に対する考え方についてどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 先ほど渡辺理事の方からNHKの使命に見合ったという経営の方針をお話しになったわけですが、一部では、やはりNHKの経営方針が、収入に見合った経営をするよりか、むしろ経営に合わせた支出をする、こういう方向じゃないかという意見もあるわけですが、その点、国民の要望にこたえる...全文を見る
○太田淳夫君 やや技術的な問題になりますけれども、五十七年度の収支予算は事業収支差金がゼロで三十五億円を五十八年度に繰り延べることになっています。しかし、三十五億円の五十八年度繰り延べは、五十七年度のカラー契約数二千七百三十二万件を獲得することが前提条件になっていますけれども、こ...全文を見る
○太田淳夫君 五十五年度、五十六年度のカラー契約数を見てみますと、五十五年は予算が二千六百三十九万件で見込みは二千六百二十三万件、実績では二千六百十七万件、五十六年は予算が二千六百八十三万件で、見込みは二千六。百七十七万件、実績は予算作成時の予想よりも低くなっておるわけですが、そ...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年度は、五十五年から五十七年度にかけましての経営計画に基づく最終年度に当たっているわけですけれども、NHKの五十七年度予算は事業収支差金がゼロ、五十五年、五十六年の黒字から七十六億円を債務償還やって三十五億円を繰り越すことになっているわけですけれども、先ほど同...全文を見る
○太田淳夫君 この五十七年度NHKの予算に対しまして、郵政大臣は例年どおり意見書を付せられているわけですけれども、本年はその中で、「昭和五十八年度以降の協会の財政は極めて厳しい」と、このように予想をされているわけですけれども、五十八年度以降のNHKの財政について郵政省としてはどの...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど山本理事からは、やはり相当な努力をされるというお話もございました。また、いま大臣からも、安易に赤字即値上げは許されない、真剣な経営努力を望むというお話もございました。会長として、やはりいろいろとお考えだと思います。われわれも受信料の問題につきまして、最近そうい...全文を見る
○太田淳夫君 次は、それでは予算の問題は終わりまして、ちょっと話題変わりますけれども、せんだって予算委員会で郵政大臣が中国残留日本人孤児の肉親捜しにつきましていろいろと言及されておりましたけれども、その後どのような検討が進められておりましょうか。
○太田淳夫君 NHKさんとしても、やはり公共放送の性格上いろいろと協力をされるようにお話しされておりますけれども、これからいろいろと具体的な問題等が詰められてくると思いますが、やはり相当な数、数千人の方がまだ中国には残っておみえになる、その中からの仕事でございますので、相当な日時...全文を見る
○太田淳夫君 ぜひともお願いしたいと思います。  それでは次に、最近のNHKの報道の中からちょっと一、二点気がつきましたことでお尋ねしたいんですが、せんだっての日航機の墜落事故、あのときに、報道のNHKと言われておるのでございますけれども、何となく報道の状態がおくれてきた。民放...全文を見る
○太田淳夫君 確かに当日、初動の面では多少のおくれはあったと思いますが、その後の夜のいろんな特集におきましてはNHKが一応他の民間放送のできないような一面が発揮されたと思います。  いまいろいろとお話ありましたけれども、ある面では、先ほど同僚の委員がいろいろと質問されておりまし...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどちょっと触れましたが、いろいろな報道特集番組につきましては高い評価が与えられているのじゃないかと思うんですが、たとえば「NC9」にしましても、そこに至るまでにはいろんな過程もあったと思いますが、これはNHKの財政危機というものが、経営危機と申しますか、七〇年代...全文を見る
○太田淳夫君 今後、新しいメディアもどんどんと開発されて高度化していくでしょうし、視聴者の要望も多様化してくると思いますので、その点でのNHKとしての特性を生かすような努力をさらに続けていただきたいと思います。  次に、ちょっと地元の問題になるんですが、細かい問題になって恐縮で...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、これは具体的にどういうふうにして——まだ続けられることは続けられるんですね。防衛施設庁の関係でこれは続けられていく。視聴者との関係はどういうふうになっているんでしょうか。
○太田淳夫君 次に、ここに地方放送会館の整備として十一億五千三百万円を計上されておりますけれども、今年度はどういうような内容でございましょうか。
○太田淳夫君 実は、名古屋に放送会館ございますけれども、やはり東京のすばらしいNHKの本部に比べますと地方都市の拠点としては非常にこの点が何となく、名古屋はもう古い建物でございますので、どうでしょう、そろそろ考慮していかなきゃならないのじゃないかと思うんですね。場所的には名古屋の...全文を見る
○太田淳夫君 ぜひとも進めていただきたいと思うんです。  次に、NHKの長期ビジョン審議会調査報告について若干お伺いしたいんですが、この報告書は、NHKの長期的なビジョン、十年間ということでございますけれども、その後のNHKの経営のあり方あるいは受信料の姿というものについては提...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、来年の一月を目途にしまして緩急を踏まえながらこの報告書に対する結論を出す、こういうことでございますが、NHKの五十八年度予算及び事業計画には、そうしますと検討された結果については反映されるんでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 NHKのやはり最大の課題は、ここにも指摘されておりますが、財政基盤の強化の問題じゃないかと思うんですが、テレビ放送の分野におけるNHKと民放との共存は、報告書にもありますように、国民としては、「放送は負担なく無償で視聴できるもの、」、こういう意識が確かに民放の出現以...全文を見る
○太田淳夫君 また、報告書には、「現在、一部に意識的な受信料不払現象がみられる。これについても、まず、NHK自らの経営努力を行うことが必要であり、」と、こういう指摘をされているわけですが、NHKみずからが実施しなければならない経営努力とは具体的にどのようなことを指してみえるのか、...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと努力をされているようでございますけれども、この報告書の中で、「NHKは、視聴者の拠出する受信料によって運営されている点にかんがみれば、経営に関する情報は公開することを基本として考えるべきであろう。」と指摘されているわけですが、この点はどのようにお考えでしょ...全文を見る
○太田淳夫君 一点だけ、ちょっと具体的な問題でお伺いしたいんですけれども、御承知のとおり国の予算書というのは、款、項、目と区別をして大臣の給与まで国民に公開しているわけですけれども、NHKの予算書には款、項の項目はありますけれども、目の項目はない。そういった目の項目までやはり公開...全文を見る
○太田淳夫君 次に、報告書の中では、寄附金、協賛金等による「国民の自発的な拠出は、基本的にはNHKの設立趣旨とも合致する」、こう指摘されていますが、このNHKに対する寄附及び協賛というのはこれは現在まであったんでしょうか、あるいは今後受け入れていく方針なんでしょうか。御検討はどう...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、最後になりますけれども、私たちはNHKに対しましては、NHKが公共放送としての立場、これを守られている以上は、私たちもNHKの運営に対してはいろいろと中立の立場でいきたいと考えております。したがいまして、NHKの予算に対しても基本的には賛成の立場をとってい...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、坂本会長が御就任をされましたとき、いろいろな事件がございました、前会長のいろいろな行動が批判された点がございましたし、あるいはそれをめぐりまして、やはりNHKの公正ということを守るためにNHKからの会長を生み出したいということで、これは外部の方々のいろんな動...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月01日第96回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○太田淳夫君 それでは、昨日に続きまして、予算につきまして質問させていただきますが、最初に、電電公社総裁におなりになりまして、月次決算あるいは金利の考え方というものを電電公社の中に植えつけようといろいろと努力されたようでございますが、五十六年度の成果あるいは五十七年度にどのように...全文を見る
○太田淳夫君 以前に配付されましたところの政府関係機関の予算書を見ますと、その十四ページから十五ページぐらいにかけまして公社の損益勘定というのが記載されておりますけれども、それを見てみましても、公社の損益勘定においてどの程度の収支差額があるのか全くわからない状況でございますが、こ...全文を見る
○太田淳夫君 資本勘定の収入の部に資産充当という言葉がございますが、これについて説明していただきたいと思います。
○太田淳夫君 予算上ここ数年は一億円程度を見込んでいるわけですけれども、決算になりますと、五十四年度は四百億円、五十五年度では六百七億円とこれが大きくなっているわけですが、これはもう少し実態に即した額をやはり予算にも計上すべきじゃないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
○太田淳夫君 予算の効率的な使用というのは、当然これは経営の基本でございますけれども、現実は、需要予測の見込み違いによる過大な設備枠資があったり、あるいは近畿通信局等の不正事件など効率的でない面もあるわけですが、今後の予算の効率的な使用に対する公社の基本的な見解を伺っておきたいと...全文を見る
○太田淳夫君 一つお聞きしたいんですけれども、会計検査院が昭和五十五年度決算検査報告の中で、市内交換機設備の設置及び利活用について処置要求しておりますが、その概要についてどのようになっているのか、あるいはその処置要求に対してどのような改善が行われてきたのか、それが五十七年度予算に...全文を見る
○太田淳夫君 次に、電話の普通加入区域の拡大についてでございますが、七キロへの拡大を五十七年度までに計画どおり終了できるのか、あるいは七キロ拡大後の加入区域外居住者の世帯数とその解消策、それについてお聞きをしたいと思うんですが。
○太田淳夫君 加入区域の拡大を十世帯以上の地域としたその理由とか、あるいはこれをもう一歩前進させまして、全地域を普通加入区域にさせるようなお考えはないでしょうか。
○太田淳夫君 細かくなりますけれども、プッシュホンの設置数は前年度に比べまして五十二万増の百十五万と大幅に伸びているんですが、これはどんな理由でしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、そのプッシュホンと短縮ダイヤルサービス、それぞれ分離して、それぞれに制度、料金を設定するということを予定されていると思いますが、既存のプッシュホン利用者に対してどのような周知を図っていく予定ですか。
○太田淳夫君 使用料が安くなれば利用者も多くなると思うんですけれども、福祉対策用機器であるシルバーホン「あんしん」というのがありますが、現行の三千五百円の付加使用料も安くして普及を図るべきだと考えますが、その点はいかがでしようか。
○太田淳夫君 臨調の第一次答申で業務能率の向上についていろいろと指摘をされているわけですが、特に電報部門におきましては、夜間受付業務の縮小、配達業務の民間委託とか、あるいは電報受付の統合等は従来から推進されてきているわけですけれども、今後は従前に増してどのような促進施策を講ぜられ...全文を見る
○太田淳夫君 電電公社だけでなくて、電報業務を受託している郵政省においても、今後どのような効率化対策を考えてみえますか。
○太田淳夫君 次に、電電公社で販売されておりますコードレスボンと自動着信転送装置の普及状況、五十七年度の販売計画について御説明願いたいと思うんですが。
○太田淳夫君 最近、市場に電電公社の販売しているコードレスボンや自動着信転送装置と類似のものが出回っているわけですけれども、これらの機器は公社の認定を受けた自営機器なのか、またどのような仕組みになっておりましょうか。
○太田淳夫君 そういった機器を売っているところがあるわけでございますけれども、電電公社としては利用者保護の立場から無認定機器を売っている販売会社に対してどのような指導を行っているのか、あるいは週刊誌等にいろいろと広告されますが、そういった広告についてはどのように措置されようとされ...全文を見る
○太田淳夫君 今後も、いろんな技術革新がますます進むにつれまして、こういった種類の機器が市場に出回ってくると思うんですが、その対策として公社は認定機器であるか否かを十分利用者に周知させなければならないと思いますが、その点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 電電公社では本電話機の自由化に向けて検討されている様子ですが、この本電話機を自由化する理由あるいはその検討状況について御説明願いたいと思います。
○太田淳夫君 郵政省のただいまの電電公社に対する御意見はどうでしょうか。
○太田淳夫君 次に、電電と郵政の職域病院について、ちょっとお尋ねしますけれども、第二臨調の第一次答申の中では、「経営形態等を含め抜本的検討を行う必要がある」、こういうふうになっておりますが、この職域病院の収支状況や利用状況はどのようになっておりましょうか。また、この職域病院をたと...全文を見る
○太田淳夫君 いわゆる職員病院の赤字をいろんな郵便や電報、電話等の利用者に負担させることも問題があろうかと思うんですが、そういった意味で独立採算制の考え方を取り入れることや、あるいは第一次答申では当面特に利用率の低い病院とか小規模病院などの整理統合が指摘されておりますけれども、こ...全文を見る
○太田淳夫君 郵政の逓信病院につきましては、十一病院がすでに一般開放しているということでございます。あるいは電電公社の関係では単価の改定をきょうからということでございますが、郵政省の病院の方で、一般開放後の利用状況あるいは収支への影響というのはどうでしょうか。また、これによって組...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど電電公社からは四月一日から単価を改定するというお話がございましたが、郵政省の方からはそういう御答弁がありませんでしたが、やはり収支を圧迫している原因の一つに、収入の基本となる診療単価を保険医療機関の診療単価に比べて低く設定しているところに問題があるんじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 いま九円で並んだということでございますが、今後の見通しとしましては、この診療料金を保険医療機関の診療料金一点十円にする、そういった方向にあるのかどうか、その点をお伺いしたいと思うんですが。
○太田淳夫君 東京逓信病院ですが、いよいよ新築して四月十七日から診療開始されるそうですが、この五十五年度の逓信病院の収支状況を見ますと、病床利用率が八八%と満杯に近いのに収支率が四八%と低いわけですが、この理由はどのように把握されておりますか。
○太田淳夫君 それでは、昨日も公社の経営形態についていろいろと同僚の委員からも御質問ございましたが、この経営形態につきましては、臨調を初めとして各方面でいろいろと論議されておりますけれども、郵政大臣はどのようにお考えでございましょうか。
○太田淳夫君 いま郵政省のいろんなお考えが述べられました。われわれの党としましても、いまいろいろと勉強中でございますので、公社からもお聞きしておきたいと思うんですが、この公社の経営形態につきましては、現行の公社制度では問題があるということをよくおっしゃっておりますが、総裁としてど...全文を見る
○太田淳夫君 私どもも、国民の主権である通信業務に携わっている電電公社と監督官庁である郵政省とでいろいろと争ったり意見の相違があってもらっては困るわけでございますが、いま郵政省側のお話の中に、株式会社になった場合には税金や配当支払いによってそれが料金アップにつながっていくんじゃな...全文を見る
○太田淳夫君 いま三案を出して勉強中だということでございますが、やはりこれは利用される国民の皆さん方にも大きな影響を与える問題でございので、メリット・デメリットについては十分な研究をされたと思うんですね。ですから、電電公社ではいまはまだ出していないとおっしゃっているけれども、実際...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、総裁に。  きょう電電公社のいろいろな問題につきまして重点的に質問させていただいたわけでございますが、やはり国民の主権であります電気通信をその業とされておるわけでございますし、国民サイドに立った公社の健全な運営をこれからも行っていただきたい、そう思うわけで...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、大臣は監督官庁としていろいろとお考えだと思いますが、現行公社経営の中にある問題についてもよく御承知していると思いますが、やはり国民がひとしく通信の利益を享受できるためにもいろいろと電電公社として努力されると思いますが、郵政大臣もこの問題についてどう対処される...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月02日第96回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○太田淳夫君 付託されました予算につきまして最初にちょっとお聞きいたします。  いま同僚委員の方からも国際協力の推進ということでお話があったのですが、このいただいた予算についての本の中に第十として「国際協力の推進を図ります」とありますが、これを見ますと「エネルギー分野及び非エネ...全文を見る
○太田淳夫君 それでは本題に入りますが、総理府は一月の初めに昭和五十五年度の科学技術研究調査を発表したわけですが、それによりますと、企業を初め大学、研究機関を合わせました研究費の総額というのは前年よりも大幅に伸びているわけです。約四兆円ということでございまして、研究者も三十七万人...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、第九十六回国会に当たっての大臣所信の中にもございましたが、宇宙開発の推進についてどのような基本的な考え方でおられますか。
○太田淳夫君 わが国の宇宙開発の推進に対しまして、ユーザーは、たとえば電電公社は通信衛星のCS2、これは五十八年二月に国産のN-ロケットを使う予定にしておりますが、その後のCS3とかあるいは将来の大型通信衛星につきましては、アメリカのスペースシャトルの使用も考えているというふうに...全文を見る
○太田淳夫君 新聞報道によりますと、電電公社はもう独自の通信衛星開発計画をまとめたということで、政府の宇宙開発推進機関である宇宙開発委員会等ともこの問題で話し合うということが報道されておったわけですが、そういった事実はあるわけですか、話し合いされましたか。
○太田淳夫君 これは、電電公社側から言わせますといろいろなことがあろうかと思うのですね。経費の安い点もありますし、あるいは世界的にいまいろいろとスペースシャトルあるいは欧州共同開発のアリアンロケット等を利用して大型の容量を持つ衛星が打ち上げられていく現実でございますし、このままい...全文を見る
○太田淳夫君 電電公社としても国の宇宙開発計画とは別個に進めるという考えはないようでございますが、相当やはり日本には宇宙開発の予算あるいは技術面でのおくれがあるのじゃないかと思うのですが、そういった面ではどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 確かに、アメリカのスペースシャトルもいよいよ実用化の段階に来ていると言われますし、相当な努力をしなければこれはますます差が開いてくるのじゃないかと思うんですね。電電公社の方では昭和七十年度には重量四トンの通信衛星を打ち上げるような計画もいま固めつつありますので、その...全文を見る
○太田淳夫君 研究開発投資のこともお話がありましたけれども、昨今ではもう通信技術も光ファイバーによる通信ということで飛躍的な進歩をしておりますし、あるいは高性能コンピューター技術など技術革新が非常に期待されている段階です。これらの技術を開発するに当たりましては相当なやはり資金とい...全文を見る
○太田淳夫君 では次に、放射性廃棄物処理の対策についてお伺いします。  基本的なことからですが、原子力利用を進めてまいります上で低レベル放射性廃棄物の処理処分対策が最も切迫した課題になっているわけです。午前中同僚議員からのいろいろな質問もございましたが、今後原子力発電所の運転に...全文を見る
○太田淳夫君 相当な量が蓄積されていくわけでございますが、放射性廃棄物の増加に対しましてはできるだけ減容するなど処理技術を積極的に推進していくことも重要であると考えますけれども、技術開発の現状及び今後の見通しはどのようになっておりましょうか。その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、今後の原子力発電の規模の増大に伴いまして廃棄物は増加するわけでございますが、これに対して適切な処理処分対策を講ずるということが必要になってくるわけですね。今後どのようにして低レベル放射性廃棄物対策を進めていくのか、先ほど午前中も質疑がございました...全文を見る
○太田淳夫君 最近の新聞報道によりますと、廃棄物の陸上処理処分地として北海道のある町が有力視されるようになったということでございますが、現状はどのようになっておりましょうか。
○太田淳夫君 いまのお話ですとまだ具体的なあれはないようでございますけれども、報道によりますと詳しくいろいろ出ておりまして、地元の町長さんが受け入れの意向を示したとも伝えられているわけですね。中川科学技術庁長官はこの計画に慎重な構えだということも報道されているわけですが、大臣とし...全文を見る
○太田淳夫君 それではもう一点、例の高レベル放射性廃棄物の処理です。これは量が少ないと言われるのですが、どの程度出るものでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、日本の原発はことしで約千五百万キロワットですけれども、今後の予想は六十年では三千万キロワットあるいは六十五年で五千三百万キロワットと計画がされていますが、そうなりますとどの程度の量になるのでしょうか。まあ単純計算してみましても、千二百トンですか、これが...全文を見る
○太田淳夫君 地層処分というのは埋めるということですね。  いろいろと研究を進められているようでございますけれども、高レベル放射性廃棄物というのは、聞くところによりますと、ガラス固化体一本の放射能量は低レベルのセメント固化体八千万本分に相当すると。放射能が千分の一までに減衰する...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど使用済み燃料の再処理について同僚委員の御質問もございましたが、やはりこれは非常に大事なことじゃないかと思うのですね。いま使用済み燃料の現状及び今後の処理処分の方針はいかがでございましょうか。
○太田淳夫君 確かに民間の再処理工場の役割りというのは非常に大きなものがあろうかと思うのですが、その準備状況、あるいは用地の選定について、あるいは国としてやはり支援を行っていくことが重要じゃないかと思うのですが、その点はどのような支援を行っていく方針でしょうか。
○太田淳夫君 では、先ほど御質問したことを御答弁いただけますか。
○太田淳夫君 最後になりましたけれども、去る三月十四日日本原子力船研究開発事業団が、「むつ」の新定係港の候補地として調査を進めてまいりましたむつ市関根浜地区は立地可能であるとの報告を地元に対して行ったと聞いておりますが、いかがでございますか。また、今後この調査結果をもとに政府はど...全文を見る
○太田淳夫君 新定係港の建設に当たりましては、漁業者の皆さん方のやはり理解を得ることが大変大切じゃないかと思うのです。また、事業団の説明から判断いたしますとことしの八月末に「むつ」の修理が完了するということで「むつ」の出力上昇試験をどこで行うかということが課題になろうかと思います...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、時間になりましたので大臣、いろいろとお聞きしました原子力関係の問題でございますが、私たちの党としましてもかつてはいろいろな面で反対でございました。しかし、エネルギー状況の変化等で党内でいろいろな論議がありました、またいろいろな推移もございました。その中でやは...全文を見る
04月05日第96回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっている昭和五十七年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  激動さわまりない現代社会に適確な対応をし、国民生活の安定と福祉の向上並びに国際関係の友好増進を図ることが政府の最大の責務であります。  わ...全文を見る
04月13日第96回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは、法案のことにつきまして基本的なことだけ質問させていただきますが、ただいま同僚委員からも御質問ありましたので、多少重複する点があると思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  最初に、法案の中身でございますが、今回、預金者貸し付けの限度額を引き上げるこ...全文を見る
○太田淳夫君 貯金局の調査されました利用状況を見ますと、十万未満の利用の割合が四三%ということで非常に多いわけでございますけれども、以下、段階的にずっとここに出ておりますが、七十万円でも八・三%という約一割近い方の利用があるわけでございますが、むしろ貸付金額が大きい方が利用者の需...全文を見る
○太田淳夫君 五十五年の郵政省の調査された結果があるんですけど、これは貸付希望金額ですね、預金者の方々がどれだけの金額を希望されているかというおたくの方で調査されたやつですけれども、これを見ましても百万までという方が半数以上ですけれども、あと百五十万円までとか、あるいは二百万まで...全文を見る
○太田淳夫君 そういう国民の利用される方々の利便にかなう制度をいろいろと考えてみえるということですが、いま貸付期間のことについてもお話あったわけですけれども、やはりこの問題につきましては、担保もありますし、利息も払ってみえるわけですから、いま一年ということでお話ありましたけれども...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、いま申し上げたような期間の点についてもいろいろと考えられることは、いまのところないということですね。  それからこの制度を創設した当時は、貸付原資の枠を一千億円として翌年度から郵貯資金増加額の一%をこれに加えた額を原資枠として運用を行うということでござ...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、いまお話しのとおり、貸付原資枠が六千五百億円ということでございますけれども、現在の貸付金の残高は約三千億円程度ですから、まだ枠にはかなりの余裕があるのじゃないかと思うんですね。ですから、いますぐと言ってもこれは無理でしょうけれども、やはり将来の検討事項とし...全文を見る
○太田淳夫君 御要望申し上げても、いまおっしゃっても、そういういろいろな制限があるから、やはりその制限の枠の中でしか利用されないという面があるんじゃないですか。枠を変えればさらに利用者がふえるということも考えられるのじゃないかと思うんですが、大臣、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 限度額を三百万から五百万へ要求されるということですが、五百万の九〇%、四百五十万というようなことは、なかなか借りる方はないと思うんです。限度額いっぱいまで貯金できる人というのは、それは借りる必要がないんじゃないかと思うんですね。大体二百万程度ぐらいまでのことじゃない...全文を見る
○太田淳夫君 金利選好が強まったことが郵貯の激減を招いたというお話等々ございましたが、いま三つの理由を挙げられたわけでございますが、そのほかにも、せんだって当委員会でも同僚委員のいろんな議論の中でございましたが、グリーンカードの見直し論の行方を見守るとか、あるいは脱税防止のための...全文を見る
○太田淳夫君 いまこのグリーンカード制度につきましては部分的に反対論もいろいろとあるわけでございますが、いまのお話を聞いてみますと、もちろんこの分離課税制度を総合課税制度にするということで賛成されたのであって、分離課税制度がまた存続されることになったら郵政省としてはこのグリーンカ...全文を見る
○太田淳夫君 いま低調の原因の一つの中に金融機関のいろんな新型の商品の開発ということが挙げられましたが、そういう新しい商品が開発されることによって定額貯金の有利性が低下したというか、差がなくなってきたということがやはり一つあるのじゃないかと思うんですね。そうなりますと、やはりいろ...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど大臣は、預入限度額三百万円を五百万円にということでお話ありましたが、私ども考えてみますと、四十八年の十二月に百五十万円から三百万円に引き上げられて、約八年間以上にわたりまして据え置かれているわけですけれども、この間に消費者物価というのは約二倍まで上昇しておりま...全文を見る
○太田淳夫君 いま住宅積立貯金及び進学積立貯金について実施されているわけですけれども、その概要あるいは最近の利用状況、これについて説明願いたいと思うんですが。
○太田淳夫君 そちらからもらった資料によりましても、利用状況が多少落ちてきているのじゃないかという感じがするわけです。これは貯金の預け先と貸付主体が分離していることから、またサービスの内容が国民の要望に十分こたえていないということから利用がだんだんと低下しているのじゃないかと思う...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど公共料金等の自動振り込みの実施が六月ということでございましたが、郵貯懇でもいろいろとこの点については指摘をされているわけですが、一部に報道されておりましたけれども、郵便局を利用される投資家がその郵便局の総合口座などを利用されて自動的に引き落とす形で証券会社に積...全文を見る
○太田淳夫君 先日、これは四月の九日ですが、衆議院の大蔵委員会で大蔵大臣は、五十九年度の一月のグリーンカード制度実施の際に高齢者預金利子を非課税扱いにするいわゆるシルバー預金の創設を打ち出してみえるわけです。具体的にはまだあれでございましたが、そういった考え方を述べられております...全文を見る
○太田淳夫君 大いに努力をしていただきたいと思いますし、大臣、どうでしょう。今度、五十八年度予算のいろんな問題もありますが、大蔵省とその点、大蔵大臣も発言されておりますので、この点の実現について努力していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
○太田淳夫君 そろそろ時間も迫りましたし、先ほど同僚の委員から郵貯の自主運用の問題についていろいろとございました。私どもも、大蔵省の皆さん方いろいろと郵政省とは対立した考え方を持っておみえになること、前の委員会でもいろいろと論議があった点でございますが、やはりこの自主運用につきま...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵省のお考えについては、マクロ的な面から私は否定するものじゃないんですけれども、やはり何といっても個人無視の金融政策や、あるいは銀行の産業向け融資一辺倒、このやり方は変わらないと思うんです。ですから、郵貯がその部分についての役割りを担っていく以外にないのじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 国の財政の基本にかかわる問題だということでございますけれども、やはり郵政事業そのものも、郵貯事業そのものも、その当時とは大きくさま変わりをしてきている現状でございますし、いろいろと大蔵省としてはそれぞれの立場もあろうかと思いますけれども、民間でもいろいろと研究機関が...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
05月11日第96回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○太田淳夫君 それでは、ただいま議題になっております両法案に対しまして質疑を続けさしていただきますが、今回の改正の中にあります放送局の外国性排除の点につきましては、今回、上場会社等は、外国人等がその議決権の五分の一以上を占めることとなるときは外国人等の取得した株式の名義書きかえを...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省は、一般放送事業者の免許に当たりましては、その地域性を重視して役員やあるいは資本構成が当該地域社会に密接かつ公正に結合していることを要件としているわけですけれども、株式を公開して広く資金を集めるということは、地域密着性という免許方針には沿っていないのじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 昭和四十一年に商法が改正されたわけですが、そのときに定款によって株式の譲渡制限ができるようになったわけですが、それ以後放送局の免許に当たりましては株式の譲渡制限の定款を作成することを条件としているようですが、最近の資料で、株式の譲渡制限をしている民放会社の数と、譲渡...全文を見る
○太田淳夫君 いまのお話ですと、放送会社は百十五社あるわけですが、そのうち株式の譲渡制限をしていない会社は三十社で、そのうち上場している会社が五社、あるいは店頭販売しているところは一社ということですが、今回の措置はこの六社を対象に保護を図ろう、このように理解されるわけですけれども...全文を見る
○太田淳夫君 上場会社のうち数社が外国人によって株が買われているようなんですが、昭和四十一年に商法が改正された後では、株主総会を開いて特別決議で定款を変更する道が開けているわけですけれども、本来ならばこれでやるべきだというのが筋論だと思うんですが、こういう努力を今回対象となってい...全文を見る
○太田淳夫君 いま困難性ということをおっしゃいましたが、確かに上場会社につきましては株主の数も多いし、しかもそれが広範囲に分布していることなどから株主総会を開きにくい点もあろうかと思います。したがって、その特別決議もできないということで今回この法律で保護しようとするものですけれど...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、ちょっとお聞きしますけれども、この改正案によりますと、外国人等の取得した株式の名義書きかえが拒否されることになっておりますけれども、その拒否された外国人の保護はどのように考えておりますか。
○太田淳夫君 今回の措置によりますと、一般放送事業者は郵政省令で定めるところによりまして外国人等の議決権の割合を公告しなければならないことになっておりますけれども、どのような比率になったときに、どのような方法で公告されていくのか。どうでしょうか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、本当は自社の努力でいろいろしなけりゃならないところを法律で保護するということに問題があるのかと思うんです。  次へ参りたいと思いますけれども、この今回の改正法によりますと、NHK及び一般放送事業者は、災害が発生し、または発生するおそれがある場合...全文を見る
○太田淳夫君 災害は当然といえば当然ということでございます、先ほど私もちょっと述べましたけれども。最初のいろいろな案の中には相当もっと進んだ、たとえば災害が発生し、または発生するおそれがある場合には、生命、身体の保護など秩序の維持に役立つ放送をしなければならないというような、そう...全文を見る
○太田淳夫君 次に、NHKの出資に関してお尋ねしたいんですが、現在NHKの出資のできる範囲、対象は、法律によりまして宇宙開発事業団あるいは通信・放送衛星機構、有線テレビジョン放送施設者に限られておりますが、今回この出資の対象を拡大することとNHKの経営基盤確立とはどのような関係に...全文を見る
○太田淳夫君 NHKと文字多重放送の第三者とが問題なく放送を行うためにはNHKが第三者に出資することの方がうまくいく、このように考えておみえになりますか。
○太田淳夫君 NHKも特殊法人の一つでありますけれども、特殊法人につきましては臨調でいろいろと検討されて簡素合理化の方向に向かいつつあるわけですけれども、このようなときに、特殊法人の一つであり、他の特殊法人とはやや異なるとはいっても、NHKの出資の拡大というのは時代の趨勢に反する...全文を見る
○太田淳夫君 今回の改正案によりますと、民放の場合、多重放送の実施主体としては既存の放送事業者のほか第三者も利用できることになっているわけですが、しかし第三者は既存の放送事業者の放送設備を使わなければできないし、また放送設備を使用させるかさせないかは既存の放送事業者の自由意思とな...全文を見る
○太田淳夫君 今回の改正案によりますと、郵政大臣は一般放送事業者に放送設備をテレビの多重放送の用に供するための計画の策定及びその提出を求めることができる、こうなっておりますけれども、仮に既存の放送事業者が第三者に多重放送を実施するために放送設備を賃貸させないとする報告がされた場合...全文を見る
○太田淳夫君 情報の多元化を図ることからいえば第三者利用は大いに実施すべきだろうと思うんですが、第三者といっても新聞社、通信社となることも考えられるわけですけども、その第三者の資本構成とか、役員とか、それについてはどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 今度は電波法に関してちょっとお尋ねしますけれども、今回、第二臨調の答申もありまして、いわゆる市民ラジオについては免許を廃止することにしているわけですが、その理由は何でしょうか。特に市民ラジオにつきましては、今日まで郵政省はどのような監理を実施していたかもあわせてお伺...全文を見る
○太田淳夫君 また、今回、相互主義に基づきまして外国公館に無線局の免許を認めることとしているわけですけれども、今日でも不法に無線局を設置しているものがあるようですけれども、この実態、あるいはこれに対する措置はどのようになっておりますか。あるいは今後、無線局を認めたとしても外国公館...全文を見る
05月14日第96回国会 参議院 本会議 第18号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました日本社会党提出の公職選挙法の一部を改正する法律案について、発議者に質問をいたします。  社会党提出の全国区改正案は、自民党案に対する独自案というように伺っていたのでありますが、改正案を拝見いたしますと、...全文を見る
07月02日第96回国会 参議院 内閣委員会、逓信委員会連合審査会 第1号
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○太田淳夫君 きょうは連合審査を開いていただいて御礼申し上げる次第でございますが、行管庁長官がお見えになっておりますので最初にお尋ねいたしますけれども、いまは行政改革の推進に取り組んでみえるわけですが、第二臨調の基本答申もいよいよ発表されると、こういう段階に来ました。長官の決意の...全文を見る
○太田淳夫君 私たちの党でもいろいろと検討しているわけですけれども、この部会報告の部分的内容については慎重を期すべきこともあるということで思っているわけですが、大筋臨調答申を尊重しながら行政改革は推進をしていきたい、こういう立場をとっているわけですが、しかし与党の一部でもこういっ...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、ただいま審議の対象になっておりますこの簡素合理化法案でございますけれども、今回郵政省の公衆電気通信法の一部改正案も含めているわけです。確かにこれは許認可行政の一部ではありますけれども、内容的には他の改正項目とは基本的に性格が異なると、このように思うわけです...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省はどうでしょうか。
○太田淳夫君 守住局長は衆議院でも、公衆電気通信に関する重大な政策変更という問題は含まれていないということでこの一括法案に含めることを認めたということをおっしゃっていますけれども、その公衆電気通信に関する重大な政策変更とはどういうことを考えてみえるんですか。
○太田淳夫君 今度のデータ通信の一部の自由化ですけれども、やはり私どもとしましても電気通信政策の根幹にかかわる問題を含んでおるんじゃないかと思うんです。意見調整ができなくてVAN等は継続審議になったので今回は……という云云でございますが、しかしいろいろと先ほど論議ありましたけれど...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、郵政省としては今回のこのデータ通信の自由化、これについてはどのように評価しておりますか。
○太田淳夫君 通産省はどうでしょうか。
○太田淳夫君 このデータ通信回線の利用に当たりましては、電電公社や国際電電による通信の一元的運営に支障を及ぼさないようにといろんな制限が設けられてきたわけですが、これらの状況に対して、コンピューターをやはり有効に利用できない、あるいはデータ通信において民間の創意工夫が十分に発揮で...全文を見る
○太田淳夫君 ちょっと法案の内容に入りますけども、この現行法で共同使用の場合ですが、公衆電気通信法施行規則第四条の十三で製造業者と販売業者間での八つの関係に限り認められていましたけども、改正案では業務上必要なものの間であればすべて自由に回線利用ができるように改めておりますけども、...全文を見る
○太田淳夫君 その共同使用の使用態様では、業務上緊密な関係を有する者の間においては電信電話的利用も可能とする、こう改正されるわけですけれども、これはデータ通信回線をいわゆる電話としても利用できる、こう解釈できるわけですか、その解釈に誤りありませんか。
○太田淳夫君 先ほど電電公社の方は何か上手な使い方があるとおっしゃっていました。そのことと一緒ですね、そういうことですか。
○太田淳夫君 共同使用をする方は、業務上緊密な関係を有する者の間においてはデータ通信回線をいわゆる電話として使用することが可能なんです。しかし、他人使用の場合電話として使用してはならない、こういうふうになっているわけですけれども、これは公衆電気通信法からいって当然ですけれども、共...全文を見る
○太田淳夫君 時間がないので先に進みますけれども、特定通信回線の使用料金ですけれども、これは料金設定されて来年で二十年になりますけれども、最初、これが二十年前に想定された一日当たり百分の使用を見込んで設定されているわけですけれども、ユーザー白書ということでユーザーの方がいろいろ調...全文を見る
○太田淳夫君 次に、IBMの産業スパイ事件に関連してちょっとお聞きしますけれども、米連邦大陪審が日立製作所本社及び同社員などの起訴を決めたわけで、これは裁判で争われるわけですが、サミットでは各国首脳が集まりまして先端技術の開発の国際協力によって世界経済の再活性化を図るということに...全文を見る
○太田淳夫君 電電公社総裁はどういうお考えですか。
○太田淳夫君 時間が来ましたのでまとめてちょっとお伺いしますけれども、やはりデータ通信の自由化の問題ですが、VAN、付加価値通信等の高度通信サービス分野におきます通信主権という問題についてちょっとお尋ねしておきたいんですけれども、ヨーロッパ諸国もカナダもアメリカの情報通信業務、大...全文を見る
○太田淳夫君 時間でございますので終わります。
08月04日第96回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○太田淳夫君 太田でございますが、参考人の皆さん方にはきょうは大変お忙しい中を貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  二、三御質問させていただきます。  最初に井川先生に。先生は癌研究所のウイルス腫瘍部長さんでいらっしゃいますし、やはりがんの撲滅ということは人類...全文を見る
○太田淳夫君 宗川先生のパンフレットをいまいただいたわけですが、この中の「インターフェロン研究の将来」というところで一つの具体的な問題をお話しになっているわけです。  それは、インターフェロンというものの「生体内における本来の機能ががんの発生やウイルス感染に対する防御であって、...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、安全性の問題で井川さんにお伺いしたいのです。  先ほども同僚委員からお話がございましたけれども、日本では遺伝子を操作する実験の規制を大幅に緩和する方向にいま来ているわけです。これは、日本は世界で一番厳しいということからも、早く緩和しろということがいろいろ...全文を見る
○太田淳夫君 私どもも考えてみますと、この遺伝子操作の技術というのはだんだん範囲が広がっていくと思うのですね。生物の段階から、やがては人間生命に直接関係のあるような領域にも及んでくると思います。  そこで将来、これはこんなことがあってはならないのですけれども、人間を操作するとい...全文を見る
○太田淳夫君 小出先生いかがでしょうか。
○太田淳夫君 宗川さんいかがですか。
○太田淳夫君 井川先生にお伺いします。  現行の指針によりますと、二十リットル以上の規模で行う実験というのはこれは国に申請して指導を受けなければならないようになっているわけですけれども、科学技術庁などによりますと、今回のこの改定案が実施に移されるのを待って直ちに大量培養を申請す...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。ありがとうございました。