太田淳夫

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太田淳夫の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第98回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○太田淳夫君 それでは最初に総理にお尋ねしたいんですが、これは衆議院総選挙に関することでございますけれども、自民党の中でもいろんな論議があるようでございますし、昨日はまた元首相の福田さんともいろいろとお話をされたそうでございますが、福田さんは衆参ダブル選挙は反対である、こういう意...全文を見る
○太田淳夫君 それでは二点目ですが、せんだって二階堂特使が訪中をされまして、非常に中国首脳との間の密度の濃い会談をされてきたわけでございますけれども、総理としまして今後の日中関係の構築をどのようにお考えでございましょうか。    〔委員長退席、理事長谷川信君着席〕
○太田淳夫君 特に、特使に対しまして趙首相から中曽根首相に対する訪中が要請があったというふうに聞いておりますが、総理はどのように受けとめてみえますか。
○太田淳夫君 総理は今回のOPECの合意につきましてどのように受けとめておみえになりますか。
○太田淳夫君 ところで、六月にイランの使節団の来日が予定されているようですが、具体的な安件は何でしょうか、外務省から。
○太田淳夫君 総理はかねがね中近東には友人が多いということをおっしゃっておりますけれども、今回のこのイランの使節団が報道されておりますけれども、中近東のいろんな面の緊張という問題がいろいろございますけれども、総理がイラン・イラク戦争を初めとしまして、日本がやはり先進国の一員として...全文を見る
○太田淳夫君 次に、エンタープライズの問題でございます。これは同僚委員からも質問がございましたけれども、この三月二十一日からいよいよ寄港するわけでございますけれども、総理にお聞きいたしたいことは、なぜこの時期に佐世保に寄港するのかということですね。このエンタープライズは当然核装備...全文を見る
○太田淳夫君 それから、今回のこの寄港を契機にしまして、エンタープライズが日本への寄港、それが日常化してくるんじゃないか、こういう心配もあるんですが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 しかし、米国防報告では、日本、韓国を対ソ第一線とする、そういう前進戦力としての配備構想を掲げているわけでございますし、横須賀がミッドウェー、佐世保がエンタープライズ、これを米国の対ソ戦略の重要拠点、根拠地にしよう、このようにしているんじゃないかと私ども思っております...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、もしもエンタープライズの佐世保母港化という可能性がアメリカから求められてきたときには、政府はどう対応するんですか、これ認めざるを得なくなりますな。
○太田淳夫君 そうすると、アメリカが近く太平洋方面に配備を予定しておりますのは、巡航ミサイルトマホーク積載の戦艦ニュージャージー、あるいは最新鋭の原子力空母のカール・ビンソン、これが予定されているわけですけれども、これは日本への寄港の要請ということは当然考えられるわけでございます...全文を見る
○太田淳夫君 こういった米海軍の第一線の戦力がこれから日本にしばしば寄港をするということになりますと、F15の三沢配備決定などもございますし、日本がいよいよ対ソ戦略前進基地として位置づけられることは間違いない、こう思うわけです。総理は不沈空母というのは形容詞だということをおっしゃ...全文を見る
○太田淳夫君 ソ連の極東へのSS20の配備、あるいは北方領土へのミグ21の配備等が言われておりますけれども、これに対抗しての、これは米国のアジアにおける対ソ核戦略の強化のあらわれじゃないかと思うんです。最近、このように日本を中心として、いまアジアにおいて核軍拡競争が一段と激しくな...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、こういった米ソ間のアジアにおける核軍拡競争、これに対しましてやっぱり総理として一つのアクションを私は起こす必要があるんじゃないかと思うんですね。サミット等もございますし、このアジアにおける米ソ間の核軍縮、あるいは兵力削減交渉、そういったものをやはり総理として...全文を見る
○太田淳夫君 きょう、外務大臣とマンスフィールド米大使とが会談をされたようですけれども、その点の話題はどうなりましたか。
○太田淳夫君 いろいろと伝えられるところによりますと、アメリカはINF交渉でゼロオプションではなかなかこれは合意に達することができないということで、暫定協定等の提案ということも伝えられておりますが、その点は何かございましたか。
○太田淳夫君 次に、やはり同僚委員からも質問がございました日米の共同研究ですけれども、これの研究に当たっての原則、合意事項または歯どめにつきましては、せんだっても質問ありましたが、この研究の結果というのはやはり政府の防衛予算、あるいは防衛構想に全く影響を及ぼさないのか。この点はど...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、一方においては、これは報道によりますと、夏目防衛局長が、研究の結果、防衛力の不備や改良すべき点については指摘されることもあり得るが、その取り扱いは両国政府が別途独自に判断すると、こういう見解を示して了承されたということでございますが、当然アメリカ側から見れば...全文を見る
○太田淳夫君 この研究に際しましてはいろいろな前提条件、制約を設けておるようでございますけれども、やはり政府間同士でいろいろと研究をしたり、あるいは討議をして進めるということにつきましては、やはり大きな歯どめが必要じゃないかと思うのです。大体制服の皆さん方ですと、やはりいろんな点...全文を見る
○太田淳夫君 総理、昨日からあれでございましたが、エンプラの寄港は日本の要請ということでございますが、ここにザ・ジャパニーズという言葉が報道されているわけですけれども、これにつきましてはいろいろな意味が取りざたされておりますけれども、やはり総理が不沈空母という、形容詞だとおっしゃ...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、向こう側もやはり総理がそういうことを言っていること自体が、安心をして発言できるんじゃないんですか。これからもますます、先ほども申し上げましたようないろいろな核装備をした艦船が、日本を目指してアジアに配備をされてくるわけですから、総理の要請にこたえてということ...全文を見る
○太田淳夫君 まあ後からは何とでも言いわけがつくわけでございますし、先ほども同僚委員の質問の中でおっしゃっておりますように、そういった国際問題についての発言は慎重に今後もしていただきたいと思います。  では、次は景気対策についてお伺いしますけれども、せんだっても総理から、予算が...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、いままで政府は、世界的な同時不況や、あるいは国の財政も赤字財政でございましたから、そこでじっとがまんをして今日まで来ました。いままで景気対策につきましては財政の出番なしということで来たわけでございますけれども、この原油の値下がり、あるいは物価の安定など...全文を見る
○太田淳夫君 われわれとしても、この財政赤字の中でございますから、いろんな意味での政策手段というものは限定されると思いますけれども、やはりそういった中でのいろんな手段を数多く有効に活用して、ぜひとも景気浮揚に全力を尽くしていただきたい、こう思うわけです。  しかし、どうでしょう...全文を見る
○太田淳夫君 内需拡大による景気回復ということでございますが、そこで経企庁としましてはどういう手段が一番有効であるとお考えですか。
○太田淳夫君 いま経企庁長官からお話がございましたけれども、金利政策につきましてどうでしょうか、前川総裁から。
○太田淳夫君 やっぱり円の為替相場の安定が重要な要素だと思うんですけれども、しかし、現状は昨年のような異常な円安じゃないと思うんですね。いま公定歩合の引き下げなどによる積極的なこれは金融政策の展開というのが、いま要望もされてくるときじゃないかと思いますし、この予算が上がった後でい...全文を見る
○太田淳夫君 内需拡大ということで、先ほどもお話があったわけでございますが、個人の消費拡大ということが前々からも大きな論議になってまいりました。これには当然、これは個人が購入されます商品とか、サービスの価格が安いということが大きな要素になってくるわけですけれども、またもう一つには...全文を見る
○太田淳夫君 いま通産大臣からお話があったように、やはりこれは一つの大きな天恵かもしれません。そういったことで不況脱出への絶対のチャンス、一つのチャンスじゃないかということですが、やはりそれは国民生活安定へのこれは一つの大きな希望らしいものがあらわれてきたんじゃないかと思いますし...全文を見る
○太田淳夫君 総理はせんだって私たちの同僚委員の質疑の中で御答弁されていましたが、政治的な規制や統制をできるだけ排除して民間の活力を回復させるやり方を考えたい、こうおっしゃって何点か例示されたわけでございますけれども、やはりこれはある面では非常に歓迎をもって迎えられた面がございま...全文を見る
○太田淳夫君 可処分所得の伸びということで減税もその一つの方法なんですけれども、また賃金の適正な上昇ということもこれは必要だと思うのです。この春闘でのベースアップにつきましてどのような見通し持っておられますか。
○太田淳夫君 五十八年度の予算の公共事業、これの前倒しが伝えられておるわけでございますけれども、政府と与党との間の意見に、その前倒しの執行率についていろいろな開きがあるし、また政府部内でもいろいろな意見が分かれているようですが、この点の調整はどうでしょうか。
○太田淳夫君 原油の値下がりに伴いまして、五十八年度のわが国の貿易収支の黒字ですけれども、政府は二百億ドルとの見通しを立てているわけですけれども、原油が一バレル五ドルの値下げになった。その影響で貿易収支の黒字というものがまた増加してくると、このように思うんですが、その点はどのよう...全文を見る
○太田淳夫君 日本は原油の引き下げによりまして大きな恵みを受けると同時に、当然世界経済活性化への大きな責任が問われる立場になってくると思うんです。ですから、貿易収支の黒字が拡大をしてまいります事態になりますと、今後また日米貿易の問題が再燃をしたり、あるいは五月のサミットでわが国の...全文を見る
○太田淳夫君 次に移りますが、次は財政再建についてですが、私どもこう見ておりますと、政府の財政再建のいろいろな考え方、これは一般会計予算中心にいままで論議されているように思うわけです。現在の赤字国債七兆円あるいは国債費が八兆円、国債残高百十兆円という大きな数字になっているわけです...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま国有林野事業特別会計の赤字というのは五十年度以来で累積赤字も七千億円になっております。あるいは厚生保険特別会計の日雇い勘定は三十年以来赤字で、累積赤字は五十七年度末で六千六百五十億円と、こういった特別会計の赤字というのはどのように再建する方針でしょうか。
○太田淳夫君 そのほか食糧管理特別会計でも毎年相当多額の金を一般会計から繰り入れて何とかつじつまを合わせている分もありますし、再建計画にしても非常に遅きに失しているのじゃないかという感じがします。  次に、政府関係機関の財政実情ですけれども、これは国鉄にしましても三十九年から大...全文を見る
○太田淳夫君 この赤字解消策というのは具体的にどうなんですか。どのぐらいになったら解消されるんですか。
○太田淳夫君 さらに、公団とか事業団の財政事情を見ましても、これは資料としまして財政法第二十八条による報告書もございますけれども、これを見ますと、五十八年度末の繰越欠損というのが出ておりますけれども、鉄建公団、日本道路公団、年金福祉事業団、雇用促進事業団、労働福祉事業団、それぞれ...全文を見る
○太田淳夫君 私ども手元にはこの報告書は来ているわけですけれども、「予算参考書類」ということでございますが、どこにそういうことが書いてあるんですか。
○太田淳夫君 それでは大蔵大臣、この財政法二十八条による書類で国会に報告されているわけですね。いまいろいろと種々弁明をされているようですけれども、われわれにはちっともわからぬわけですよ、それが。どこにもそんなことは書いてありませんからね。繰越欠損金というのははっきり出ていますよ、...全文を見る
○太田淳夫君 非常にわかりにくい説明なんですが、そういうことであればきちんとそういう報告書をつくるべきじゃないですか。この点どうですか。
○太田淳夫君 これ分析云々ということでございますがね。しかし財政法に決められた報告書を国会に提出をするわけですから、そういうことが一目見てわかるようにしてほしいということですな。  それで次へ移りますけれども、いろんな面でまだ、そういう公団、事業団、あるいは政府関係機関にしまし...全文を見る
○太田淳夫君 次に、財投資金の問題で、その運用やその他につきまして質問したいと思うのですけれども、この一般会計以外の特別会計あるいは公団、事業団が赤字に陥っている、これらの機関にも財政投融資資金というのが相当投融資されているわけですが、これがこれらの機関の赤字穴埋めに使われる傾向...全文を見る
○太田淳夫君 当然、これは財投資金の運用に当たりましては、政府は有利、確実な運用をすることが義務づけられているわけですけれども、金融の常識から言いましても、赤字を出している機関とかあるいはそういうところに対しましては、金を貸さないか、あるいは金利を高くするか、あるいは担保を取るか...全文を見る
○太田淳夫君 五十八年度の財投計画の中でございますけれども、政府から提出されました資料を見ますと、五十六年度に不用額を相当出しているところがございますが、これらの機関、どうしてこの機関が不用額を出したのか、ちょっと御答弁を願いたいと思いますが。環境衛生金融公庫あるいは農林漁業金融...全文を見る
○太田淳夫君 まだありますな、住宅・都市整備公団。
○太田淳夫君 これらの融資機関につきましては資金需要が減っている、このようにしか思えない点もありますし、あるいは住宅あるいは鉄建公団にしましても仕事が減ってきている、そういうところに過大な資金配分するということは問題じゃないかと思います。また、いま答弁の中には、五十七年以降は減ら...全文を見る
○太田淳夫君 財投原資が不足をしているというんですが、その現状はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いま国債引き受けの話が出ましたんですが、やはり原資が窮屈になった理由の中には、この国債の引受額が本来財投原資になるものを先食いしているという状況があるのじゃないでしょうか。財投原資になるべきものが、五十四年度の一兆五千億円から五十八年度は三兆七千億円、これだけ国債引...全文を見る
○太田淳夫君 そのために政府保証債等による借り入れがここ数年増加していますが、その実情はどうですか。
○太田淳夫君 財投原資を賄うためということでこれだけ多額の、五十八年は二兆九千八十億円ですか、政府保証債を発行するわけですけれども、そしてそれによる借り入れを行ってきますと、当然これは資金コストが高くなってくる。ですから、財投原資の原則というのは、低利、長期安定ということでござい...全文を見る
○太田淳夫君 この財投原資の大半は、郵貯とかあるいは厚生年金等の大衆の積立金でございますし、これは資金運用部に預託を義務づけられているわけですが、この金利が七・三%で来ているわけです。ところが、最近の高金利とか世界的な金利選好の影響もありまして、郵貯あるいは厚生年金の担当省庁では...全文を見る
○太田淳夫君 財政投融資計画に、やはり四十年代と五十年代、非常なこれ違いがいま見られると思うんです。第一点としましては、国債の大量発行に伴う財投計画へのしわ寄せ、あるいは二点目は、社会的あるいは経済的な変化、特に低成長経済へ移行するに伴いまして投資とかあるいは融資機関へのこれはニ...全文を見る
○太田淳夫君 私は、財政投融資計画あるいは資金運用部資金に関しまして、やはりいま改革の原点というのはコスト意識じゃないかと思うわけです。コストを無視して投融資を行って、穴埋めを国民の税金でしていくような時代というのはもう過去のものになったのじゃないかと思うんです。財投というのは、...全文を見る
○太田淳夫君 ここに「財政投融資の問題点」と書かれたある本があるんですけれども、これを見てみますと、この財政投融資というのは第二の予算としての重要な意味があると。しかし、制度面から見ますと、この組織というのは官僚機構の拡大にほかならない。しかも、特殊法人の役員というのは政府によっ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、政府関係の九公庫、二銀行について、ちょっと五十年度以降の決算書で流用の状況を調べてみたわけでございますけれども、この流用を調べてみましたら、人件費関係以外にいろんな面での流用が見られるわけです。これは給与改正によりまして給与の財源を捻出する。そのときに退職手当...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども申し上げましたように、決算書を見てみますと、人件費関係以外にも業務関係費とか支払い利息あるいは税金などの流用が見られるわけですけれども、この支払い利息というのは財投による資金運用部等からの借入金の利息じゃないかと思うんです。あるいは資金運用部の貸付金利が不動...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、その流用をいろいろしてはいけないということではないんですけれども、あるいは給与を改善してはならぬということではないんですけれども、いろんな面でみだりにそういうことが行われ過ぎているんじゃないかということです。こういったやはり人件費につきましても、ゆるい会計...全文を見る
○太田淳夫君 ケース・バイ・ケースで厳正にやっておるということでございますが……
○太田淳夫君 その点の、いま申し上げたことは三公社についての構想と同じような原則に改めることができないかということですが、その点どうでしょうか。
03月22日第98回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、ただいま議題になっております法律案につきまして質問さしていただきますけれども、私たちもこの法案につきましては賛成という立場でございますので、片山委員の方から御質疑がありました点につきましてはなるべく重複を避けて質問さしていただきたいと思います。  最初に...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど片山委員の方からも質問がございましたけれども、「当分の間」としている点も問題として指摘もありましたけど、さらにサラ金の法案ですね、規制がどのような状態になるのかという点も考慮にされていることでございますが、その点はどのような状態になった場合これが廃止できると、...全文を見る
○太田淳夫君 いまの電話加入権の市価というのはどの程度ですか。  また、先ほどは質権の件数もお話にありましたけれども、質権に対する融資額等はどのようになっておりますか。
○太田淳夫君 郵政当局では電話加入権を担保とした小口金融であると言われておりますけれども、いまのお話ですと電話加入権の市価以上に融資が行われている現状等も見られますので、私はこの質権制度というのは大きく変質をしているんじゃないかと思いますが、その点どうでしょう、どう考えますか。
○太田淳夫君 この質権制度は臨時特例法によりまして昭和三十三年発足してからもう四半世紀運用されているわけですけれども、臨時暫定的な措置とは言えないような長さになってきているわけですが、また今回もこうして当分の間延期するということでございますけれども、先ほど局長の方からも話がござい...全文を見る
○太田淳夫君 次に、拡充法のことについてお伺いしますけれども、この拡充法の廃止に伴いまして電電公社では今後相当な資金需要が見込まれていますね。INS等の巨額な設備投資も必要でありましょうし、そういった点でどのような資金調達を進められるのか、お答えいただきたいと思うんですが、これに...全文を見る
○太田淳夫君 この資金調達状況を見ますと、五十二年に八百二十億円の借入金が、五十三、五十四年はなくて、五十五年から百億、百億になっているわけですね。五十七年度はまだ一応構成比はわかっておりませんが、全体として特別債、借入金で一九・二%となっていますね。今度五十八年度予算では二九・...全文を見る
○太田淳夫君 いや、私の申し上げたのは、借入金というのは別項目ありますね、百億、百億と、五十五年、五十六年と。五十七年はどのぐらいになっているんですか。
○太田淳夫君 国庫への臨時納付金の件ですけれども、これが五十九年度分を千二百億円、これは五十八年度に前倒しをして、五十八年度は二千四百億円になっているんですが、何かこのときに政府側からいろんな面での圧力がかかったと聞いていますが、その点どうでしょうか、何かありましたか。
○太田淳夫君 ちょっと時間になりまして、最後になりますけれども、先日、行政改革の焦点の一つであります日本電電公社の改革問題があった、専売公社と電電の両公社の改革案につきまして、これが何か水入りになったとか、今国会に改革案を提出する方向だったのが何か方向が変わったのじゃないかという...全文を見る
○太田淳夫君 では、また次回に。
03月23日第98回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○太田淳夫君 それでは、かわりまして、最初に郵便貯金の問題につきまして何点かお尋ねしたいと思います。  最近の郵便貯金の増加の状況はどうか、あるいは五十七年度の増加目標額の達成の見込みですね、これはいかがでございましょうか。
○太田淳夫君 いまのお話ですと、五十七年度の増加目標額はほぼ達成する見込みということですが、五十八年度の増加の見込みはどのようになっておりますか。また、先ほども大森委員の方からお話ありましたけれども、この郵便貯金の増加目標を達成するためにどのような取り組みをされていますか。
○太田淳夫君 そうしますと、純増額はだんだんとやはり低下しつつあるということでございますので、このままで推移していきますとこの特別会計の累積の赤字の関係でいいますと、赤字解消はかなり厳しいということになるんでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、預託利率のお話も出たわけでございますが、郵便貯金の増加が伸び悩んでいるということもこれは原因であろうかと思うんですが、五十八年度のこの予定を見ますと、累積の赤字は三千五百二十七億円というふうな見込みをつけてみえますけれども、この原因と理由はどのようにな...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと将来の見通しについてもお話があったわけですけれども、郵貯の赤字が五百億円近くにかさんだときが三十六年度にありましたけれども、このときは一般会計の負担で赤字を帳消しにしていたということですけれども、そのときの事情等はどのような事情だったんでしょうか。  ま...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど定額貯金のことにつきましてお話があったんですが、臨調答申の中にもいろいろな財政投融資の問題等が出たり、あるいは定額貯金のことも出ておりましたけれども、この定額貯金の重荷のことがいろいろと指摘をされているいまの状況ですし、その実態についてどうなっているのか、ちょ...全文を見る
○太田淳夫君 財投原資の問題までお話があったわけですが、郵便貯金が伸びないから政府保証債で調達をしているという一面があるということを言われているのですか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 いま資金運用部資金の中から国債を購入していますね。国債を購入した分だけ今度は公社、事業団に対する財投資金の割り当てが減っていくわけですね。したがって、公社、事業団がその分だけ政府保証債を発行すると——民間ですね、そうすると、資金運用部が郵貯等の低いコストのお金を使い...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、郵貯が伸びないと政府保証債を調達しなければならないとなりますと多少高いコストで財投資金を調達しなければならないというようなことになってくるかと思うんですが、そうなりますと預託金利というものも簡単に上げられる状況ではないということになってくるんじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 これはおたくの方の郵政省監修の郵政要覧ですか、この中に財投についても問題点があるということも指摘もありますけれども、「郵便貯金として事業の企業的経営の基盤を確立すること及び多様化するニーズに対応した預金者サービスの充実を図ることのほか、今後予想される金利の自由化に対...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても三十六年のときとは情勢も変わってきておりますし、いろんな意味で郵便貯金特別会計が赤字ということでいまいろいろな話題になっておりますけれども、その中でツケを一般会計に回すなんていうことはとてもできない情勢であります。これだけのたくさんの積立金があるわ...全文を見る
○太田淳夫君 次の問題にいきますが、最近大阪に本社があるCATV会社が長崎とか佐賀県内で無許可のCATV局を開設をして視聴者を募集し始めた。そのために地元の民間放送局とか、あるいは既存のCATV組合等と衝突をしていまこじれた事態になっている様子ですが、その状況について郵政当局はど...全文を見る
○太田淳夫君 この有線テレビジョン放送法では視聴者数が五百を超える施設につきましては郵政大臣の許可を必要とするけれども、無許可の場合罰則が適用されるが、郵政当局はどういうような措置をしていかれる方針でしょうか。
○太田淳夫君 いま両者の意見を聴取しながらその間の調整を進めていく以外にないというお話ですが、最近鉄道とか、あるいは商社などが相次いで都市型のCATV分野への参入をいろいろと決めておるわけですけれども、今後、既存のテレビ局と、あるいはそういったCATV事業者との競合というのは調整...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省は双方向CATVですか、このサービスを民間に認めることを決めたと一月に一応報道されたわけでございますが、これは現行法の例外規定を運用して、早ければ三月に承認する方針ということでございましたが、もう承認されたんでしょうか、まだでしょうか。
○太田淳夫君 いまヒヤリング調査を行っているということでございますが、その状況はどうでしょうか。そしてまた、その結果をどのように政策に生かしていこうとされますか。
○太田淳夫君 三月二日に郵政省の都市の大規模有線テレビジョン放送施設に関する開発調査研究会議の最終報告がまとめられていますけれども、今後のCATV事業の育成策についてはどのようにお考えですか。
○太田淳夫君 次に、電電公社にお尋ねしますけれども、データ通信の回線利用の自由化が昨年の十月二十三日から実施されたわけですが、その概要及び自由化後の需要状況についてお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 昨年の自由化に当たりまして未調整のまま今後の検討の課題になっておりましたVAN法案でございますが、これにつきましては、郵政当局は通産当局との調整がつかずに今国会への提出を見送ったとも言われていますが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 私は、通常国会ですか、そのときに利用者の特定通信回線の利用効率が高まっているため、ダイヤル通話料との不均衡が生じている、そのことから料金体系の抜本的見直しということで質問さしていただきましたところ、電電当局としましては特定回線等のトラフィック調査を実施した上で検討し...全文を見る
○太田淳夫君 自由化によりましてデータ通信の利用が大幅に拡大されるわけですが、これに伴いましてやはりコンピューター犯罪及びデータの保護、プライバシー保護ということが従来より大きな問題としてこれはなってくると思いますけれども、郵政当局の対応策はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 最近わが国と外国との間の情報の動向を見ますと、わが国は情報の流入が多くて流出が少ない状態になっておりますが、このような情報格差を是正するためにはデータベースの育成等が大事だと思いますが、郵政省はどのようにこれに対応されるか、あるいはそれからデータ通信システムのネット...全文を見る
○太田淳夫君 次に、やはり公社の経営形態の問題についてお尋ねしますけれども、鈴木前内閣当時の閣議決定であります行政改革大綱で、臨調の「第三次答申の趣旨に沿って、各方面の意見を聴取し、所要の法律案を次期通常国会に提出すべく準備を進める。」とあるわけですけれども、まあ通常国会も半ばを...全文を見る
○太田淳夫君 昨日もちょっとお尋ねしたわけですけれども、報道によりますと、今国会の提出は断念したということで報道されているわけですが、じゃただそういう方向なんですね。もう断念というような方向、そこもまだ決まってないということですか。
○太田淳夫君 真藤総裁にお尋ねするわけですけれども、小委員会で公社の経営形態についてお話しされたということですけれども、いろいろと報道によってはまちまちでございまして、株式会社ということを勉強の成果としてお述べになったというところもあるし、あるいは特殊会社方式だというような報道も...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、じゃ桧垣郵政大臣としてはどういうような経営形態が望ましいとお考えか、その点だけお聞きして終わりたいと思います。
○太田淳夫君 終わります。
03月25日第98回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○理事(太田淳夫君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。    正午休憩      ─────・─────    午後一時八分開会    〔理事太田淳夫君委員長席に着く〕
○理事(太田淳夫君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を再開いたします。  この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  委嘱審査のため、本日の委員会に、動力炉・核燃料開発事業団の役職員を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。 ...全文を見る
○理事(太田淳夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○理事(太田淳夫君) 休憩前に引き続き、昭和五十八年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち科学技術庁を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○太田淳夫君 それでは、予算関連で二、三お尋ねいたしたいと思います。  現在の科学技術政策は、昭和五十二年五月に出されましたところの、諮問第六号「長期的展望に立った総合的科学技術政策の基本について」、これに対する答申に基づいているわけでございますが、今年新たに、新たな情勢変化に...全文を見る
○太田淳夫君 お話の中にありましたように、科学技術会議の役割りということも非常にこれは重要な問題に当面しているわけでございますし、これに対する適時的確な処方せんを提示することがいま求められているわけでございますが、その点についてどのような所感をお持ちでしょうか。
○太田淳夫君 いま政策委員会の設置というお話もあったわけですが、これはお話によりますと、それを活用し、そして重要事項についての運営を強めていこうということでございますけれども、科学技術会議の機能を強化するためにこれが設置されたとしましても、この委員会でも前々からいろいろと論議され...全文を見る
○太田淳夫君 科学技術振興調整費というのがございまして、これは各省庁にまたがる分野、あるいは谷間にある分野で、重要なしかも見落とされがちな研究テーマに対して重点的に研究費を配分するということで、五十六年三十三億円ですか、五十七年六十億円、そして五十八年は六十一億円と計上されてきて...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど大臣のお話の中に、がん対策の推進ということがございましたのですが、がん対策の推進ということは、小手先だけの対応でなくて、むしろその原因についても研究を進めて、抜本的な解決を図っていくことがこれは必要だろうと思うのですが、今後政府としてはどのように取り組んでいか...全文を見る
○太田淳夫君 科学技術会議が新しく、そうしたわずかな点でございますけれども、機構改革等に取り組んでおられる点から、今後もさらに、名前だけでなくて実の伴ったそういう政策審議機関に成長してもらいたい、このように私たちも思っておるわけでございますし、大臣からも一層の努力をしていただきた...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど自主開発等のことについても同僚委員からの御質問がありましたけれども、現在の宇宙開発政策というのは自主開発路線がとられているわけですけれども、これに対しまして経団連の中では、最近自主技術開発を加速化すべきだという要望を出すということも伝えられております。また中に...全文を見る
○太田淳夫君 確かに、外国に打ち上げを委託した場合には、日本が期待するような時期とかあるいは価格の面でなかなか実現するかどうかむずかしい問題もあろうかと思いますし、また、大臣がおっしゃったように予算の点で、財政再建という現在の情勢下ではなかなか限界もあろうかと思いますが、しかし自...全文を見る
○太田淳夫君 やはりユーザーの中には早く打ち上げを進めてもらいたいという意見もあるんですが、ちょっとお尋ねしておきたいと思うんですが、静止軌道、静止衛星の軌道上にはたくさんいま各国の静止衛星が乗っているわけですけれども、やはり無制限にあるわけではないために、わが国の宇宙開発政策の...全文を見る
○太田淳夫君 静止衛星の軌道問題につきましては、二年後に国ごとの位置割り当てを討議する会議が開催されるというようなことも聞いていますけれども、日本としてはこの問題にどのように取り組む方針でございますか。
○太田淳夫君 次に、宇宙空間で無重力を利用した材料実験計画があると聞きますが、その概要はどうでしょうか。
○太田淳夫君 次に、科学万博の件についてちょっとお尋ねしますけれども、現在までどうでしょうか、六十年に開催される予定でございますけれども、どのような進捗状況になっておりますか。
○太田淳夫君 こちらが質問する前に全部答えていただきましたので終わりますけれども、大臣に最後に、今後準備に努力をしていただきますよう、所見をお伺いして終わりたいと思います。
○理事(太田淳夫君) 暫時休憩いたします。    午後二時五十三分休憩      ─────・─────    午後二時五十四分開会    〔理事太田淳夫君委員長席に着く〕
○理事(太田淳夫君) 委員会を再開いたします。
○理事(太田淳夫君) 佐藤君、時間になりました。
○理事(太田淳夫君) 暫時休憩いたします。    午後三時七分休憩      ─────・─────    午後三時十八分開会
03月30日第98回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○太田淳夫君 それでは最初に、会長が昨年七月に就任をされましたので、NHKのトップとなられまして公共放送としての使命についてどのように認識をされていますか、お尋ねしたいと思います。
○太田淳夫君 会長としましては、NHKの抱える最大の課題はいま何かと、このようにお考えになってみえるか、あるいはそれに対してどのような決意というか、覚悟で臨まれようとしていますか。その点お尋ねしたいと思います。
○太田淳夫君 現在いろんな問題を含めまして、いま御回答いただいたわけでございますが、やはり値上げということが財政問題と関連しまして特に話題になってまいりますけれども、やはり安易な値上げというものはなかなか許されないような状況ではないかと思います。  それで、ちょっとお尋ねします...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、五十五年度からの三カ年計画の実績について、その概要をお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 NHKの経営基盤は何といいましても受信契約の増加ではないかと思うのですけれども、この三カ年間の目標と実績でございますけれども、これが、総契約件数が百六十万件、総契約件数の実績が百三十三万件、カラー契約件数の目標が百八十万件でカラー契約件数の実績が百六十四万件というこ...全文を見る
○太田淳夫君 いま世帯数の増加が予想どおりいかなかったということが一つ原因と言われておりますけれども、五十五年に値上げをしているわけですが、その値上げによる影響というのは考えられませんでしょうか。
○太田淳夫君 三カ年計画をつくられた当時の受信料収入は、八千三百四十一億円ですか、を目標にされてましたけれども、実績が八千百六十二億円ということで、マイナス百七十九億円という状況でございますが、私たち素人でございますけれども、見てみますところによりますと、計画が予定どおり達成され...全文を見る
○太田淳夫君 この三カ年計画の実績を見てみますと、やはりこの営業の目標計画に無理があったと考えられるのじゃないかと思うのですね。五十五年度からの三年計画を立てるときに、いろいろな計画を立てるときに、いろいろと予想される数字においても、五十年の国勢調査とおっしゃっておりましたが、も...全文を見る
○太田淳夫君 計画の線が、やはり収入の計画がふくらめばそれにつれて事業支出の計画もふくらんでくるわけでございますし、ですから、いろんな国民の多様化するニーズに対応していくためにも、あるいは国民的な立場から、NHKというのは計画をそう縮小させることも不可能だと思いますけれども、やは...全文を見る
○太田淳夫君 効率化それから合理化の推進のお話がございましたし、それぞれに努力をされていることはわかるわけでございますが、その効率化の一環としまして三カ年計画でも部局数の削減と組織の簡明化ということが言われているわけでございますが、どの程度の部局数の削減が行われたでしょうか。
○太田淳夫君 昨年の放送法の改正で出資の道が拡大されたわけでございますけれども、この出資を積極的に行うことでやはり合理化、効率化を進めることもできるのじゃないかと思うのですが、五十八年度の予定はどうでしょうか。
○太田淳夫君 これは一つの案でございますけれども、たとえばコンピューターのプログラム作成とかあるいは給与計算といった機械的な計算事務というのはそういう出資会社に積極的に委託をして間接部門の削減を図るべきじゃないか、このようにも思うわけですが、その点はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 これは、三カ年計画の中でもローカル体制を総合的に検討をし云々というお話がございまして、業務とか、あるいは要員の重点的な集約、あるいは再編成を行う、こういうことをおっしゃったわけですけれども、地方の放送局についてもどのような業務集約、再編成を実施されてきたのでしょうか...全文を見る
○太田淳夫君 地方の放送局についても五十八年度以後いろいろと検討を進めているということでございますけれども、私たちも別にこれを廃局をしてもらいたいということではございませんで、    〔委員長退席、理事大森昭君着席〕 やはりそれぞれの地方において文化的な拠点となって、地方放送...全文を見る
○太田淳夫君 五十八年、五十九年の二年間で約六百人の削減を図るということでございましたが、いまいろいろとお話のありました合理化とかあるいは効率化を推進してまいりますと相当の純減が可能なのかなというような感じもするのですが、どの程度の純減を実施される予定でございましょうか。
○太田淳夫君 大臣の意見書で拝見しますと、「受信料の確実な収納と経営の合理化及び経費の節減の徹底を図るとありますけれども、その趣旨をお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 再度会長にお答え願いたいのですが、最初にいろいろと自主改革等とかおっしゃいましたし、少数精鋭で臨みたいということでいろいろな御意見をおっしゃっておみえになりましたが、大臣のただいまの意見書の趣旨からいいましても、営業活動体制の拡充強化、それから組織や要員の再編、合理...全文を見る
○太田淳夫君 いまもお話がありましたように、協会としても最大の努力をしていただきたい、このように思います。  次に、NHKは報道機関としましては日夜情報収集に努力されていると思いますけれども、最近の一部の地方自治体に見られますような情報公開についてはどのように評価されておりまし...全文を見る
○太田淳夫君 広く国民の皆さん方に支持基盤を置いておりますNHKとしましても、国民にその活動内容を明らかにし、理解を求めることは当然ではないかと思うのですが、その点についてどのようにお考えになるか。あるいは具体的な広報状況をお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 昨年の委員会でもやはり同僚からもいろいろと質疑がございましたけれども、NHKに対する理解を求める上でポイントになりますのは、最高意思決定機関である経営委員会あるいは理事会の活動状況とか議事内容じゃないかと思うのですが、それについてもある程度公開をして国民のいろんな批...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省はどのように考えますか。
○太田淳夫君 そうしますと、経営委員会が実施されますとその都度記者会見が行われているわけですか。じゃなくて、重要な案件があったときに委員長が記者会見を開いている、こういうことですね。
○太田淳夫君 それでは、次の問題にいきますけれども、昨年のこの質疑のときにも申し上げたのですけれども、現行の予算書をもっと詳しくすべきじゃないかということで質問したわけですが、やはり参考書類に記載すれば足りるというだけじゃなくて、できれば施行規則を見直しまして、予算書そのものを詳...全文を見る
○太田淳夫君 さらに検討を加えてもらいたいと思います。  昨年の春にもこの委員会で、ちょうど日航機の墜落事件に関連しまして、緊急初動態勢の整備を人事管理あるいは機材配備の両面で進めるということでございましたけれども、実績はどのようになっていますか。
○太田淳夫君 そのときの経験がその後のいろんな災害に非常に生かされたということでお聞きしているわけですが、長崎の集中豪雨とか、あるいは浜松の自衛隊機の墜落事件等ございましたね。そのときに相当な、皆さん方でいろいろ討議され、研究されたそのことが生かされたと聞いておりますが、具体的に...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど同僚委員の方からも国際放送につきましてお話があったわけですが、国際放送につきましても、調査研究委員会の報告書の中でも受信の改善ということが重点的に取り上げられておるようでございますけれども、先ほども大臣からもこれについての格別の御発言もあったわけでございますけ...全文を見る
○太田淳夫君 いまヨーロッパに対しましては、ポルトガルのシネスに中継局を借りてやっているようですが、これだけで十分なんでしょうか。それとも、もっとふやすような計画はあるのでしょうか。
○太田淳夫君 大臣もその決意を持って臨まれるようでございますので、ひとつがんばっていただきたいと思います。  最後に、先ほども同僚の委員からも質問がございましたが、オリンピックの件でございますが、放送権料につきまして、あるいはサービス料につきましてお話しいただいたわけでございま...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月02日第98回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○太田淳夫君 最初に、総理にお尋ねしたいのですが、いよいよ日程的にもサミットということが当面の大きな問題になってきておりますが、総理としましても先進国首脳の一員としまして、世界経済の活性化への責任ある立場、そういうことで、議題につきましてもいろいろと個々にこの席におきましてもお話...全文を見る
○太田淳夫君 世界公共投資基金について具体的検討を指示されたとありますが、それも一つでしょうか。
○太田淳夫君 次に、総理は中曽根ミックスとかというものを打ち出したいというような御構想もあるように承ったわけでございますけれども、最近のある世論調査等を見ますと、むしろ国民の皆さん方は冷厳な眼で中曽根総理の経済政策を見つめているというような結果が出ているようですね。    〔委...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、いろんな面で、国会の審議等を通して見ますと、外交、防衛問題につきましては相当な見解を持ち、強気な態度に見えるが、経済問題については一歩弱腰じゃないかというような判断が国民の皆さん方から下されているのじゃないかと思うのです。  次に、経企庁長官にお尋ねします...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、ちょっとお尋ねするんですけれども、やはりいま国民の皆さん方はなかなか景気の動向については非常に厳しい状況にあるということを感じてみえるわけですけれども、そういう国民が肌で感じるような指標というのは何かございますでしょうか。
○太田淳夫君 そのとおりでして、いろいろと国民の皆さん方の名目所得の伸びが低下しつつある、収入はふえる可能性が非常に少ないということで不安を感じてみえるのですね。  所定外労働時間の統計も一つございますけれども、これがやはり景気の動向を非常にあらわしているんじゃないかと思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 それから最近の消費の動向はどうでしょうか。百貨店とかスーパーとか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 先ほどのお話の中にも、一つはアメリカの景気の立ち直りということが期待されるということでございますけれども、しかし、アメリカの情勢を見ましてもやはり大幅な財政赤字によりまして、昨年七回も行われました金利の利下げもストップしておるような状況ですし、またアメリカの景気は若...全文を見る
○太田淳夫君 民間設備投資の点でも、きわめていままでの伸びは伸び悩みがはっきりしているわけですね。今後それが、まあ推移を見るというお話でございますけれども、景気回復のてことなって、国民の所得増加につながるような力強さというのは感じられないのじゃないかと思うんですが、その点はどうで...全文を見る
○太田淳夫君 どうも期待感が大き過ぎるのじゃないかという心配もするわけですが、昨年も同じように、秋口になれば世界経済の回復によって日本の景気も回復するんだということでお話があったわけですが、昨年と同じようなパターンの繰り返しということも感じられるわけですね。その点で景気対策につき...全文を見る
○太田淳夫君 そこで景気対策の点でございますが、四月六日に決定されると言われております景気対策の内容ですが、これはどのようなものですか。
○太田淳夫君 現在の不況というのは内需の不足が原因となっているわけですが、内需拡大につきましては、どうもこの項目、まあ最終決定はしていないということでございますけれども、非常に具体的に効果があるというものが少ないような感じがするわけですね。総理はその点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 特に、先ほどの同僚委員からも質疑がございましたけれども、やはり与野党合意に基づきました所得税の減税の問題につきましては、これは今後の取り組むべき課題だということでなっているわけでございますけれども、衆議院における与野党合意の点から考えますと、これは最重点課題ではない...全文を見る
○太田淳夫君 次に項目の中にある点で何点かちょっとお尋ねしたいと思うんですが、一つは公共事業の前倒しの契約率の問題ですけれども、大蔵省におきましては契約率を七〇%程度とするという方針を固めたというような報道がございましたけれども、大体七三%程度で決着をするということでございましょ...全文を見る
○太田淳夫君 せんだってもこの予算委員会の質疑におきまして大蔵大臣は、昨年十二月の公共事業費追加補正での効果が出てきつつあるというような御答弁をされまして、前倒しの必要がないと、こういう言い方をされていたと記憶するわけですが、今回前倒しをすることにした理由は何でしょうかね。
○太田淳夫君 昨年も同じようなことをおっしゃってお見えになっておりましたけれども、公共事業費の追加補正に追い込まれたわけですね。本年はいろんな他の要因が昨年とは大分違うということでありますけれども、やはり下手をしますと同じような状況になりかねないような情勢です。先ほども同僚委員の...全文を見る
○太田淳夫君 次の項目ですけれども、金融政策の機動的運営、これはどのようなことを考えてお見えになりますか。
○太田淳夫君 なかなか日銀のガードかたいような感じもするわけですけれども、この公定歩合の引き下げと切り離して、政府系金融機関の利下げをするということはどうでしょうか。
○太田淳夫君 政策金融の目的というのは、それは皆さん方あれでございますけれども、景気の動向とか、あるいは産業の振興であるとか、あるいは中小企業対策、あるいは住宅対策、そういった個別の政策目標につきまして金融面からリードする点にあろうかと思うんですけれども、このように景気が低迷をし...全文を見る
○太田淳夫君 次に、通産省の関係だと思いますが、構造不況業種対策の推進でございますが、この点はどのようにお考えですか、具体的に。
○太田淳夫君 確かにわが国の素材産業、石油化学、アルミ、肥料、塩ビ、紙パルプ、石油精製、いろいろなそういったエネルギー多消費型産業、これは四十八年以降の二回のオイルショックに大きく揺さぶられているわけですが、そして五十五年ごろから構造不況産業に陥っているわけですけれども、最近の各...全文を見る
○太田淳夫君 自由経済におきましては産業調整ということ、すなわち一方で産業の成長、あるいは他方での産業の停滞または衰退というのが市場のメカニズムの作用によって行われてくるわけですけれども、そこに政府が介入したり、あるいは競争制限的な方策をとるということは産業調整をゆがめることにな...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、通産省の産業構造審議会の基礎素材産業対策特別委員会の答申によりますと、過剰設備の計画的な処理が当初目標どおり実施され、それによって指定業種では稼働率が向上し、経営状況の改善が図られたと、このように前向きに評価されていますけれども、これに対して公取委員会の依...全文を見る
○太田淳夫君 通産大臣、新法案の政策、これから参議院でも審議されるわけですけれども、これらの構造不況のもとにあります素材産業が活性化をしていくという見通しは、まあおありになると思うんですが、その点はどうかとお聞きしたいんですが、たとえばアルミ製錬ですと総コストの四割を占める電力コ...全文を見る
○太田淳夫君 原燃料コストの問題をいま言いました。
○太田淳夫君 その問題の解決なしには素材産業の活性化はあり得ないんじゃないかということをいまお伺いしたのです。具体的なことはまた後でお聞きしますが。
○太田淳夫君 それでは次の質問ですが、まあそういう産業をいろんな方途でこれからそれぞれ活性化を目指して努力もされると思いますけれども、通産大臣はOPECの原油価格の引き下げ決定を受けて、いろんな面で電力問題についても発言をされておるわけでございますけれども、やはりこういった産業は...全文を見る
○太田淳夫君 次に、石油化学業界のナフサの問題ですけれども、これが国際価格よりも三割も高いということで非常な苦境に陥っているわけですけれども、これが国際価格でナフサを自由に輸入できるというような方策はとれませんでしょうか。
○太田淳夫君 この新構造不況法案のかなめは、やはり事業の集約化ではないかと思うのですね。これは集約化を独禁法の適用除外にしないこと、また公正取引委員会と通産省との間で協議スキームを新設することで同意したということでございますけれども、それまでに至る間にいろいろな経緯もあったと伺っ...全文を見る
○太田淳夫君 公取委員長、御退席いただいて結構でございます。
○太田淳夫君 それでは、次の点なんですが、この項目の中に住宅建設促進とございますので、その点で何点かお尋ねしたいと思いますが、総理、よろしいでしょうか。  総理が、景気浮揚対策ということで、建設省に対しまして、東京の山手線内で、住宅を中心とした五階建て以上の建築物を建てたいとき...全文を見る
○太田淳夫君 建設大臣、何か。
○太田淳夫君 時間もあれで、最後になりましたけれども、やはりこの項目の中で、増改築の推進ということで検討を進めているようでございますが、今年度の住宅投資総額を見ましても約十七兆円ですね。これはGNPの約一・六%になります。そのうち五ないし七兆円が増改築関係、このようにも言われてお...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月13日第98回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○太田淳夫君 それでは最初に、いわゆる先端技術の国際協力につきまして質問します。  昨年のベルサイユ・サミットで先進七カ国の科学技術部会が設けられたわけですけれども、その報告書が三月二十五日に各国で同時に発表されたわけです。これによりまして主要先進七カ国が先端技術の国際協力を推...全文を見る
○太田淳夫君 そこで日本は、軽水炉の安全性、あるいは太陽光発電ですか、光合成、先端ロボットの四プロジェクトを提案して、その四プロジェクトの幹事国となったわけですけれども、わが国がこれらのテーマを選定して提案した理由は何であったか。また、この幹事国ということの任務はどのようなものが...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども二十二のテーマということでそれが決定されたということですけれども、これらのプロジェクトは相当広い範囲にわたっておりますし、すでに国際協力が二国間あるいは多国間で行われておりますけれども、このようなプロジェクトが当時提案されたということは画期的なことだと思いま...全文を見る
○太田淳夫君 この中で国際協力を提唱しましたフランスは、当初産業技術の協力、これを希望していましたけれども、今回の国際協力は政府レベルにしぼって、民間の産業技術につきましては報告書から除外されているということでございますけれども、政府間の協力に限定されたのはどのような理由でしょう...全文を見る
○太田淳夫君 その点のこともわかるんですけれども、特に日本のように、技術力というものもあるいは研究投資額も、いま民間に集中している状況ですね。ですから、そういうところで民間の活力ということを十分に引き出していく。いま、民間の競争原理に任せるということでございますけれども、やはり何...全文を見る
○太田淳夫君 この先進国間の科学技術協力が進められることによりまして、先進国と発展途上国、この間の技術格差、これがますます拡大していくのじゃないかということが心配もされているわけですけれども、南北技術格差の解消につきましては、先進国間ではどのような討議がされたでしょうか。あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 この科学技術部会の報告というのは、今後先進国間でどういうような扱いを受けていくのかということですけれども、次のサミットでもいろいろ討議をされようと思いますけれども、日本としても、科学技術先進国としまして、やはりこのサミットにおきましてはこの問題につきましてもいろいろ...全文を見る
○太田淳夫君 日本は、先ほど申しましたように技術先進国でございますので、責任ある立場で臨まなきゃならないと思います。今回のこの討議につきましても、参加しているところはほとんど先進諸国でございますし、また、いま世界の科学技術の研究開発を進めているところのトップを切っているのはやはり...全文を見る
○太田淳夫君 研究学園都市は、日本が創造的研究を育てて、世界の発展に積極的に貢献するために重要な役割りを果たすことが期待されているわけですけれども、筑波と諸外国の研究交流、これを積極的に推進すべきじゃないかと思いますが、その点はどのように進めていますか。
○太田淳夫君 次に、万博につきましてちょっと触れておきます。  せんだってもちょっと御質問をさせていただいたわけでございますけれども、いよいよ迫ってはきましたのですが、外国の出展、これがやはり一つの大きな、成功するかどうかのかぎを握っているのではないかと思うんですが、外国の出展...全文を見る
○太田淳夫君 あと、問題点は、アクセスの問題があろうかと思うのです。  約二千万人の観客を予定しているということでございますので、万博会場へのアクセス、この対策はどのようになっておりますか、また問題点は何か、どんなところにありますか。
○太田淳夫君 あとは、観客とかあるいは従業員の方々の宿泊の施設ということがやはり問題になってこようと思うんですが、現在あの周辺の収容能力では十分でないと思いますが、その点はどのように対策をとられますか。
○太田淳夫君 次に、航空宇宙技術研究所で開発を進めてみえますSTOLですね。これは短い滑走路で離着陸できる、あるいは騒音も小さいという特徴があるということでございますけれども、この研究開発に関する考え方とその計画について伺いたいと思います。
○太田淳夫君 いま第一号機というんですか、試作機がされていますけれども、今後はどのような予定で進められますか。
○太田淳夫君 次に、原発公開ヒヤリングについてお尋ねします。  せんだって、五月に予定されています中国電力の島根原子力発電所二号機ですか、この増設に伴います原子力安全委員会主催の第二次公開ヒヤリングに、島根県評などの皆さん方が参加することが決まったということが報道されているわけ...全文を見る
○太田淳夫君 いまお話のあったとおりだと思いますが、いわゆる島根方式というのが定着して今後同じようなヒヤリングが開かれるか否かは、今回行われるいわゆる島根方式が成功するかどうかにかかっているんじゃないかと思うのです。  そこで、いまお話のありましたように、反原発派の皆さん方、そ...全文を見る
○太田淳夫君 前回行われました東京電力の柏崎原発の第二次公開ヒヤリングは、これはいわゆる文書方式が採用されましたんですが、今後第二次公開ヒヤリングが予定されています東北電力の巻発電所一号あるいは北海道電力の泊発電所一号及び二号などについては、文書方式にかわって島根方式を採用する考...全文を見る
○太田淳夫君 第一次公開ヒヤリングにつきましては通産省が主催しているわけですけれども、通産省はこのいわゆる島根方式につきましてはどのような見解をお持ちですか。
○太田淳夫君 終わります。
04月15日第98回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは、技術士法案の改正につきまして質問します。  最初に、改正点の第二として皆さん方から提出をされました資料の中にございますけれども、行政の簡素化の観点からの改正だということですが、具体的にはどのような簡素化がされるのか。  また、簡素化されましたり、あるい...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま同僚の八百板委員の方から、試験の公正さが堅持されるようにということでお話がございましたが、私どももやはり、こういった委譲によりまして、そのやり方によりましては、制度の根幹が影響を受けるようなことになりかねないことになっては非当に困る、このように思います。先ほ...全文を見る
○太田淳夫君 その指定機関というのは、どのようなものをいま考えてみえるんですか。それは日本技術士会とは違うんですね。
○太田淳夫君 次に、技術士制度は常に最新の技術進歩に対応していくことが不可欠であると思いますけれども、情報技術とかバイオテクノロジーですか、そういった先端技術を初めとする技術進歩にこたえるためにも、いろいろな方策を考えていかなきゃならないと思うんですね。先ほども、新しい部門として...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども八百板委員の方からお話がありましたが、これからは技術の国際化、これがますます進んでくると思いますけれども、やはりその際に技術士というのは、高い資質が必要でありますが、そのために、国内の業務にとどまらず国際的にも大いなる活躍をする場所がこれからできるんじゃない...全文を見る
○太田淳夫君 今回この法案の中で、技術士補の新設ということがうたわれてあるわけですね。これは、どのような考え方からこの技術士補の新設になったのでしょうか。
○太田淳夫君 なるほど技術士は非常に高齢化しているということは資料でも拝見してわかるわけでございますし、それに今度はいまお話しのように若手の参入ということが実現されるかもしれない。それによって技術士としての質が低下してしまう、こういうことがやはり心配されるのですが、その点はどのよ...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりますけれども、優秀な若手の人材を技術士補に引きつけるためにも、この技術士補という新しい制度の周知徹底あるいは他の資格制度との交流等を図ることが必要じゃないかと思いますけれども、その点はどのようなお考えでしょうか、それをお聞きします。
05月10日第98回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは引き続きまして、ただいま議題となっております法律案につきまして質疑を行わしていただきます。  最初に、簡易保険の普及率あるいは年齢別の加入状況ですね、これはどのような状況でございましょうか。
○太田淳夫君 簡易保険が国営の生命保険としてあまねく国民に普及するように努めるべきじゃないかと思いますけれども、国民がやはりいろいろと危惧を持っている点は、現在は物価は一応落ちついた状況にあるようでございますけれども、インフレに対抗できるかどうかということがやはり心配になる点じゃ...全文を見る
○太田淳夫君 確かにいま局長がおっしゃったような点があろうかと思います。それで、これから魅力ある商品づくりに取りかかるということでございますので、その点での期待は私たち持つわけでございますが、先ほど、世帯加入率五七・九%というお話でございましたが、私があまねくと先ほど申し上げまし...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、いまいろいろと同僚委員からも問題の指摘があったわけですが、やはり先ほどの局長あるいは大臣の答弁の中でもありますが、資産運用をいかに有利にするかということが今後のやはり大きな課題であるということでございますが、先ほどもいろいろと御答弁を聞いて一応わかっている...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども福間委員の方からも質問ありましたけれども、財投協力額の割合を七二%としたわけでございますけれども、大臣もこれは認められているわけでございますけれども、これは非常にある面では厳しい制約が課せられていると思うのですが、これが六四・五%から七二%に割合が増加させら...全文を見る
○太田淳夫君 大臣からの先ほど御答弁がありましたので、今回お聞きしませんけれども、財投の政府関係機関につきましては臨調でもいろいろと指摘されているわけですが、現在多くの問題を抱えている点がありますけれども、そういうところに七二%財投協力費、これは大蔵省にある面では協力をしたのじゃ...全文を見る
○太田淳夫君 この資金の運用計画の中で見ますと、国鉄が五十七年度八百億円から百億円に減額されているわけですが、その理由は何でしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、国鉄におきましては非常に経営がこれからなかなかむずかしい面があるじゃないかということで、債権保全措置を講じておく必要があるのでこういうふうに対処したというわけでございますね。  先ほど福間委員の方からもお話ありましたけれども、やはり外国債の運用が増加...全文を見る
○太田淳夫君 経理部長さんから答弁いただいたわけでございますが、三カ年間の予算と決算の額でございますが、それぞれが予算も決算も同額ということでございまして、われわれから見ますと、ちょっと理解しにくい面があるんですけれども、厳密に見ますと、やはり予算と決算では相違が出てくるのが当然...全文を見る
○太田淳夫君 できるだけ誤解を与えないようなことで進めていただきたいと思うんです。  次に、加入者から保険料が入りますとその加入者の保険料が簡保特会に入るまでの経過ですね、これはどのようになって何日ぐらいかかるんでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、加入者からの保険料が郵政特会を経て簡保特会に入るまで一週間ぐらい時間がかかるわけですね。  これも先ほどからいろいろとお話に出ておりますけれども、年々歳入の規模も大きくなっておりますし、この日数の短縮によって運用される利益も小さくないんじゃないかと思...全文を見る
○太田淳夫君 大臣はどのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 先ほども局長の方からいろいろと今後改善を図っていく点で、商品の面とかあるいは外務員の皆さん方の面とかいろいろお話ありましたけれども、やはり熟年と申しますか、一番保障が必要な年齢の部分の方々の加入率が少ないということは、やっぱり民保と比較しますと、これは私の個人的な意...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、臨調の答申の中におきますところの特殊法人及び認可法人の事業別の整理合理化基準ということでございますが、郵政省所管のものとしましては簡易保険郵便年金福祉事業団あるいは郵便貯金振興会、そういったことが取り上げられているわけでございますが、これについては「会館、宿...全文を見る
05月12日第98回国会 参議院 商工委員会 第11号
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○太田淳夫君 それでは、午前の同僚に引き続きまして、ただいま議題になっております法律案につきまして質疑をさせていただきます。  最初に、市場開放策の実施状況についてお尋ねしたいと思います。  世界的な保護貿易主義の高まりの中で、日本はこの市場開放措置を講じてきたわけですけれど...全文を見る
○太田淳夫君 いまいろいろと大臣の方からお話がございましたけれども、今回のこの基準・認証制度改善以外の市場開放対策のフォローアップの状況ですね、それはどのようになっているか、ちょっとお聞きをしたいと思うんですが。
○太田淳夫君 先ほど同僚議員の質問の中で、今回の消費生活用製品安全法等の十六法案の法律の改正案以外に、改正案が検討されながら除外されたものにつきましては、質疑がございましたので省きますけれども、同じように今回の改正案の対象外になっております工業標準化法ですか、これは五十五年に改正...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、ガット・スタンダード協定の加入に当たりまして、海外からの要望もありまして外国産品に対して日本の市場を開放するためにこの工業標準化法を改正したんですけれども、わが国の市場が閉鎖的であるという非難の声が高い欧米諸国関係の承認実績は一件もないということなんで...全文を見る
○太田淳夫君 次に参りまして、今回の改正の対象となっている法律の中には、現行法で輸入業者が外国製品について型式承認を申請できるものもあるわけですが、それぞれ輸入業者がこれまでに型式承認を受けた件数はどのくらいあるでしょうか。
○太田淳夫君 大臣、今回の改正によりまして、どうでしょうか、アメリカの側も輸入拡大に余り実効性がないというようないろんな説もございますが、その点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 法制度上の改善だけでは、諸外国からのいろんな要望にこたえることはできない、いろんな対策も講じていかなければならないと思うんですけれども、たとえば非政府機関——国内の業界、団体、こういうところで独自に実施をしています商品の安全あるいは品質に関する基準の制定、あるいは認...全文を見る
○太田淳夫君 通産省としては、政府の改善決定を受けまして具体的な措置を決めたというふうに聞いておるわけですけれども、それはどのような内容のものでしょうか。
○太田淳夫君 先ほど同僚委員の方から、この改正案のいろいろな問題につきまして、やはり外圧 ということでいろいろと質疑もございましたが、私たちもやはり、ガット・スタンダード協定加入後、外圧をかけられるまでやらなかった政府の姿勢というのを反省しなきゃならないんじゃないかというふうに...全文を見る
○太田淳夫君 次に、薬事法の改正部分についてお伺いしてまいりたいと思います。  今回の改正によりまして、外国において医薬品を製造しようとする者は、直接厚生大臣にその承認を受けるための申請ができることになったわけですが、しかし、医薬品でありますから、保健衛生上、その外国業者に対し...全文を見る
○太田淳夫君 国内に管理人を選任して申請が可能になるということで、従来のように輸入販売業者を通ずる必要がなくなるということですけれども、外国製造業者には、現在のこの方式がどのような点でデメリットがあるのか。それがどのように改善されることになるのか。また、外国における基準・認証制度...全文を見る
○太田淳夫君 この管理人でございますけれども、これはどのような業務を行い、どのような責任を負うことになるのでしょうか。当然、薬剤についての知識、経験が必要であるというふうに考えますけれども、選任に当たっての資格はどのようなものを定めるお考えでしょうか。
○太田淳夫君 ちょっとお尋ねしますけれども、現在医薬品の製造承認の申請件数は年間どの程度ありますか。また、そのうち輸入承認の件数はどの程度の割合になっておりましょうか。また、今回の措置によりまして輸入販売業者を通ずることなく管理人を選任して申請してくる企業というのは、どの程度増加...全文を見る
○太田淳夫君 一部に、今回のこの外国製造業者が直接承認申請ができるようになったことと同時に、その承認申請に当たりまして、日本国内での動物実験、臨床試験のデータ添付が緩和されたように報道されているわけですけれども、必要なデータで緩和された部分があるんでしょうか。またあるとすればその...全文を見る
○太田淳夫君 種々お話がありましたけれども、やはり動物実験データ、実験につきましてはいわゆるGLP基準、それを定めて、それが国内では本年四月一日から施行される。それと同様の基準に基づいて行われました動物実験データは国際間でもお互いに信頼して、二重に必要としないということは一応は理...全文を見る
○太田淳夫君 医薬品というのは使用者の健康、生命の安全にかかわるものでございますから、より慎重に外国の実験データの受け入れについては当たっていただきたいと思うわけでございます。  次に添加物の問題についての認可に関連して若干の質問をさせていただきます。  食品衛生調査会の毒性...全文を見る
○太田淳夫君 九品目については認可を了承したということでございますね。  添加物につきましては、参議院における、あるいは衆議院における社労委員会でも、極力使用を制限する方向で措置するというような附帯決議がされて以来、非常に厳しいこれはチェックが行われてきたわけでございまして、ど...全文を見る
○太田淳夫君 四月の十二日の社会労働委員会におきましても、基本的な方針は不変である、従来の基本姿勢の中で環境の変化に対応をしていくというような御答弁があったように聞いておりますけれども、これはいままでいろいろ厳しくやってまいりました従来の方針から厚生省が基本方針を変更されてきた、...全文を見る
○太田淳夫君 今回は規制の緩和と私どもはとらえているわけですが、まず外圧があって、それから行政の側が追認したような形になっているように見えますが、学術的な専門的な安全論議よりもそういった諸外国からの市場開放要求を優先させた、きわめて政治色の強いものじゃないかということに不安を感じ...全文を見る
○太田淳夫君 今回の九品目が認可される際に有力な根拠となりましたのは、FAOあるいはWHOの評価が済んで、慢性毒性が最も少ないとされているいわゆるA1リストですか、ここに収載をされているという点が大きな根拠じゃないかと思いますが、その点、どうでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、アメリカ政府は昨年の十一月の日米通商実務協議以来、このリストに収載されながら日本が使用を認めていない百二十八品目の添加物すべて認可するように求めてきているわけでございますけれども、厚生省の立場としてはあくまでもこれは日本の基準、各国それぞれ独自の認可基...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、この添加物につきましては、指定されたものであってもやはり国民の生活に非常に関連の深いものでございますので、薬事法の規定に準じた再審査、再評価の制度を定めることが必要だと思いますし、安全性に疑問が生じた場合には販売停止等の規制も必要だと思いますが、その点...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、次は道路運送車両法関係にまいりますけれども、今回の法改正にあわせまして型式指定の手続及び要件を簡素化しているわけですが、その概要はどのようなものでございますか。
○太田淳夫君 運輸省は今回の措置につきまして説明会を開いたりあるいは直接アメリカを訪問して説明、説得に当たっているようですけれども、向こうの反応はいかがだったんですか、アメリカ側の。
○太田淳夫君 いま説明を受けてわかったわけでございますが、アメリカはいまお話のように、自己認証制度というのを導入を求めてきているわけでございますけれども、日本の自動車検査制度のたてまえとは非常にこれは相入れないものがあろうかと思うんですが、今後の外国自動車メーカーから型式指定の申...全文を見る
○太田淳夫君 長官、今回のこの基準・認証制度の改善で問題はすべて解決されたんじゃないと思うんですね。今後も、各省からいろんな話もありましたけれども、海外からの注文とかいろんな面でますます出てくるんだと思いますし、日本としましては実質的な輸入制限ととられないような措置は、極力これは...全文を見る
○太田淳夫君 そこでお尋ねしたいんですけれども、ガット・スタンダード協定加入国の中で、今回の日本のような基準・認証制度の改善措置を講じている国がないと言われているんですが、それはどうでしょう。事実でしょうか。
○太田淳夫君 そうするとアメリカにおいてはそういうような状況でございますが、EC諸国においてはどうでしょうか。やはりそういうようなことでそういう欧米諸国に対しても同様の努力がなされるように、やはり日本としても積極的に働きかけが必要じゃないかと思うんですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 それでは最後に長官にお伺いしますが、予算委員会が終わりましてから初めてお会いするわけですが、四月の十三日に日銀の前川総裁が景気底入れ宣言をしたですね。また、それから大蔵省も景気の見通しについては景気回復の兆しがはっきりしたと、こういうことでおっしゃっているんですが、...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、日銀総裁は十一日の定例記者会見の中で、いよいよ円高の背景と申しますか、円相場がいよいよ円高基調に向かった、底離れしたんじゃないかということでお話しされておりますけれども、経済界、いろんな面で公定歩合の引き下げを求める声がまた出始めているわけですけれども、これ...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
10月03日第100回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○太田淳夫君 それでは、午前中に引き続きまして、五十六年度決算に関しまして質問をさしていただきますけれども、先ほど同僚議員の方からも大蔵大臣にお尋ねがございましたが、五十六年度の税収は当初予算比でも、あるいは補正後におきましても、相当なこれは税収不足を招いているわけですね。そこで...全文を見る
○太田淳夫君 次に、決算調整資金の今後の運用についてちょっとお尋ねしておきたいんですけれども、この決算調整資金制度を、昭和五十六年度の税収が非常に見込み違いであった結果、一般会計の決算上の不足を埋めるために活用したわけですけれども、そのことについてちょっとお話ししていただきたいと...全文を見る
○太田淳夫君 それで、その決算調整資金を一般会計に繰り入れましたけれども、それでも足りないために国債整理基金から決算調整資金に繰り入れて、それを一般会計に繰り入れましたね。それはどうでしょうか。
○太田淳夫君 その事後措置につきまして、五十八年度予算でまたいろいろと繰り戻すための予算を計上されておりますが、それはどのようにやっていますか。
○太田淳夫君 そうしますと、決算調整資金から繰り入れました二千四百二十三億ですか、これにつきましては、先ほど御答弁ありましたゼロのままで何ら措置をしていないということですけれども、一応ゼロの状態になったこの決算調整資金につきましてはこのままゼロの状態で置くのか、いつ一般会計から繰...全文を見る
○太田淳夫君 そこでお伺いするわけですけれども、今回の税収不足で国債整理基金から一度決算調整資金に入れて、それから一般会計へ回しておりますね。ですから、再び決算上に赤字、不足が出た場合、資金が決算調整資金にゼロの状態のままでいわゆる第二線準備と言われます国債整理基金から借り入れを...全文を見る
○太田淳夫君 いま可能であると御答弁されたわけですね。可能だとしますと、なぜこの制度が発足したときに二千億円の資金を投入しているわけでしょうか。
○太田淳夫君 私は決算の立場から見ますとちょっとおかしいんじゃないかと思うんですね。やはり財政上から赤字決算は許されない。したがって、税収が政府の見通しより下回ったときには、ここにゼロのままで置きますと決算ができなくなるおそれがあるんじゃないかと私は思うわけですよ。五十八年度予算...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、厳密な法解釈上は非常に無理があるんじゃないんですかと聞いているんですが、その点どうですか。
○太田淳夫君 この程度でやめておきますけれども、それではやはり決算調整資金のきちんと法律にのっとった充実した姿を一日も早くきちっととるべきだということを決算委員会の立場から申し上げておきたいと思います。  次に、決算あるいは予算の状況につきましてだんだんと不透明な部分がやはり進...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次に、経企庁長官何かお時間の都合があるそうですので、大蔵大臣と御一緒にお聞きしたいと思いますけれども、「八〇年代経済社会の展望と指針」ですけれども、これは「対象期間中に特例公債依存体質からの脱却と公債依存度の引下げに努め、財政の対応力の回復を図る」、このよう...全文を見る
○太田淳夫君 政府はことしの二月に国会に提出されました財政の中期試算の試算Cで五十八年度の赤字国債発行額約七兆円を毎年一兆円ずつ減じていく、こういう目標を試算してみえるわけですけれども、今回のこの「展望と指針」はこの試算Cを前提にしていると思いますが、その点いかがでございますか。
○太田淳夫君 政府は財政再建の方法としましては増税なき再建ということを国民に公約をしておりますし、これが財政の中期展望やあるいは「展望と指針」の最も大事な前提になるのではないかと私は思いますけれども、財政の中期試算Cによりますと、毎年度一兆円の赤字国債を減額するためには要調整額が...全文を見る
○太田淳夫君 いま、五十九年度の予算に対しまして非常に厳しい姿勢ということでお話がございました。また、要調整額につきましてはめどが現在のところ立たないというお話でございますが、いろんな施策の根源、あるいはいろんな分野の見直し等をされたとしましても、どうでしょうかね、五十八年度の予...全文を見る
○太田淳夫君 そこでちょっとお尋ねしますけれども、九月の六日のある新聞の記事に出ましたけれども、これは現在の情勢では六十五年度の赤字国債発行額は五十八年度の七兆円から二ないし三倍の十五兆ないし二十三兆円にふくらむという試算が出ておりましたけれども、これ経企庁の試算でございましょう...全文を見る
○太田淳夫君 大臣は御存じないけれども、経企庁の中ではこういう試算はしていたということは事実なんですね。それはお認めになるんですね。
○太田淳夫君 しかし、いずれにしましても、中期試算C等はゼロにできるということで一応試算は出されておりますし、まあ今回の出ました経企庁の試算、これは十五兆ないし二十三兆円になっているわけでございますし、いろんな試算を考えあるいは数値を考えてきましても、現時点で考えますとこの各紙の...全文を見る
○太田淳夫君 最初に、例の防衛費の歯どめの件でございますけれども、これは五十一年の十一月五日の閣議及び国防会議で決定されてきたんですけれども、この決定の経緯等もございましょうが、いろいろと論議もされてきてますが、この必要性ですね。これを改めてちょっと確認しておきたいと思うんですが...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年度あるいは五十八年版の防衛白書、この中でソ連が経済的困難にかかわらず軍備を増大している、こういう記述している点があるんですけれども、軍備増大をしていく、すなわち軍拡と国民経済の繁栄というものが両立をしない、そういう場合もあるんだということを防衛白書でも認めて...全文を見る
○太田淳夫君 ソ連でも相当な軍備力強化の政策をとっているということでございますが、アンドロポフ書記長もソ連の経済力と防衛力の一層の強化、こういう課題を示していますけれども、これは非常にむずかしいんじゃないかと思いますし、またアメリカでもレーガン大統領はもう強いアメリカということを...全文を見る
○太田淳夫君 五十九年度の予算のシーリングが七月の十二日の閣議で決定しておりますね。この防衛関係費はどのように伸長しておりますか。
○太田淳夫君 伸び率は八三年度、昨年度をまた伸びるのですね。五十八年を上回る伸び率を示しているわけでございますけれども、せんだっての九月十三日の衆議院本会議におきまして、わが党の浅井議員の質問に答えまして、中曽根総理は、防衛関係費について他の経費と同様聖域とせず、その他経費とのバ...全文を見る
○太田淳夫君 せんだってのこの決算委員会でも同僚の委員から一%問題についての論議がございましたけれども、やはりそこに国民の考えていること、国民の世論ですね、これは調査の結果六七%の人が防衛費が低位にあったものが伸びていくのに対して、反対の意見を持っているわけですね。福祉や教育費が...全文を見る
○太田淳夫君 最近、防衛費のGNP一%突破後の歯どめ研究中という報道がされて、防衛事務次官がインタビューでいろいろと答えておみえになりますけれども、こういう報道にありますような新たな歯どめについて、防衛庁では研究しているわけでしょうか。
○太田淳夫君 この前のやはり決算委員会でも触れられておりましたけれども、防衛関係費の歯どめの問題につきまして、決算での取り扱いというのが明確になっていないわけですけれども、決算委員会でわれわれが決算を通してこれをしっかりと見ていく必要があるのではないか、こういうふうに考えるわけで...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、決算ベースを考慮して云々とありますと、五十八年度におきましては決算ベースで一%を超すおそれが多分ございますね。万一五十八年度決算で防衛関係費の歯どめを突破したときは、その突破した比率に相当する額をやはり六十年度の防衛関係費から減額すべきじゃないか、この...全文を見る
○太田淳夫君 防衛庁長官、結構でございます。  それでは厚生大臣にお伺いします。  五十九年度予算で医療保険の大改革案をいろいろ出されているわけでございますが、診療報酬の合理化等を進める等、いろんな改革が提示されておりますけれども、具体的にどういうことでございましょうか。
○太田淳夫君 この中で国保の国庫負担の合理化ということが出ていまして、約一千四百億円ということでございますけれども、これは保険料の増額につながらないか、あるいは地方自治体の負担がふえることになるんじゃないかという心配がありますが、その点どうですか。
○太田淳夫君 もう時間もございませんので、こちらで申し上げますけれども、この制度の改悪によりまして六千二百億円の国庫負担の削減を図っていこうというわけでございますけれども、この制度の改正はむしろ、いろいろ言われていますけれども、私たちの立場から見ても改悪だというふうに思うわけです...全文を見る
11月24日第100回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○太田淳夫君 それでは、かわりまして質問をさせていただきます。  現行の八種の公的年金制度にはそれぞれ長い歴史的な沿革があるわけでございます。したがいまして、これらの統合一元化に当たりましては関係者の十分な合意と理解が必要だと思います。ところが、この法律案を諮問されました国家公...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、午前中に同僚委員からも質疑がございましたけれども、この法案によりまして国鉄共済年金のために財政調整を行うことになっているわけですね。五十九年十月がその再計算期に当たるということですけれども、大蔵省の試算によりましても、この二重の要因によって来年の十月から各共...全文を見る
○太田淳夫君 いまいろいろと説明していただきましたけれども、やはり急激な負担増ということを回避することも必要じゃないかと思います。また、共済組合の自主性を尊重する上からも、この財政再計算期は当面、私たちとしては従来の時期を踏襲してもらいたい、こういうふうに思うわけです。来年十月に...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵省の試算によりますと、五十九年十月からの保険料率の予想というのは国共済及び電電が一七〇程度、専売が一九四程度、国鉄が二〇二程度と、こういうふうになっていますけれども、現行の保険料率との引き上げ幅を見ますと、国共済と電電が六三、専売が七八、それに対しまして助けられ...全文を見る
○太田淳夫君 関係者の理解と合意につきましては今後の問題がありますので申し上げておきますけれども、この法律案は公的年金制度の再編統合の第一段階、このように位置づけられておるわけでございますけれども、そうなりますと、当然近近第二段階の改正が予想されるということですが、その際に今回の...全文を見る
○太田淳夫君 臨時の第三次答申は、三公社の民営化を指摘するとともに、国共済と公企体共済の統合並びに「統合後の共済制度は、三公社の経営形態変更後も、当分の間継続する。」こととしているわけです。また、共済年金制度基本問題研究会の意見は、「経営形態の変更にかかわりなく、当面共済年金制度...全文を見る
○太田淳夫君 アルコール専売が民営化されたときは厚生年金の適用に移行したということも言われておりますけれども、臨調答申では三公社の経営形態変更後も当分の間は共済年金制度を適用させるべきだと、こうしているわけです。しかし、わが国の現在の年金体系から見ると、民間には厚生年金制度を適用...全文を見る
○太田淳夫君 電電公社の経営形態は、今後どうなるかまだわからない点があります。臨調答申にもありますように、たとえそういう特殊会社になったとしても、これは合理化をやっていかなきゃならないということが迫られているわけですけれども、これからも電電としては新規事業に進出をしていく面もあろ...全文を見る
○太田淳夫君 まだこれは現実化した問題でないもので、明快な答弁は期待されませんけれども、厚生省としてはどう考えますか。
○太田淳夫君 それでは、国鉄共済年金の悪化の原因とこれまで国鉄共済組合が自主的に行ってきた保険料率の引き上げの努力、これについて御説明願いたいと思います。
○太田淳夫君 国鉄の年金の悪化の原因につきましてはいろいろありますけれども、その主たる原因を何に求めるかは立場によってこれは異なってくると思うんです。政府は、主として国鉄共済が小単位であることと給付水準に見合った負担が行われていなかったことを挙げておられますけれども、私はそれを主...全文を見る
○太田淳夫君 それで、従来からこれは各方面からも指摘されているわけですけれども、この国鉄共済年金につきましては、国の社会保険の代行部分、あるいは国の戦後処理政策の代行部分、こういう部分については国の財源負担を検討すべきであると、そのように言われておりますし、私もそのように思うわけ...全文を見る
○太田淳夫君 社会保障制度審議会の答申については同僚の委員からもいろいろと質疑が行われてきましたが、やはりこの答申にありますように、今回の諮問を公的年金制度の再編統合の第一段階として位置づけることについてははなはだ理解に苦しむということでございます。私どももそのように思いますが、...全文を見る
○太田淳夫君 どの程度までいま進んでいますか。
○太田淳夫君 なかなか五十八年度末までにはむずかしいのじゃないかという話がありますけれども、その点は大丈夫ですか。  次に、この法律案に対して本会議で質疑がありましたけれども、そこでわが党の同僚議員は、福祉社会トータルプランで公表しました国民基本年金構想と政府の一元化構想との関...全文を見る
○太田淳夫君 それから、この法案によって公企体の共済法は国共済法に統合されることになるわけですけれども、統合法本来の趣旨は給付水準の同一化にあるわけですから、三公社職員に懲戒等による給付制限を公務員と同一にすることはこれは不適当ではないか、このように思うわけです。まして厚年法と公...全文を見る
○太田淳夫君 もう一つ、ちょっと公企体共済法統合に当たりまして配慮をしてもらいたい問題があるわけですけれども、この共済年金には企業年金部分が含まれているということで、企業年金そのものを共済制度で設立することはできないんです。しかし、公企体を厚年へ移行させるなら企業年金を設立できる...全文を見る
○太田淳夫君 国家公務員共済組合法第一条は同法の目的を定めておりますけれども、本統合法案でも実質的にその目的を継承することとしているわけです。いずれも「相互救済を目的とする共済組合の制度」と定めておりますけれども、このように定められたのは、その給付が組合員の相互出捐を基本にして、...全文を見る
○太田淳夫君 この法律案に関しまして大蔵省に確認をしておきますけれども、私ども遺憾に思っていることが一つあるわけですけれども、それは本来、財政調整運営委員会の五カ年計画で定められるような事柄が大蔵試案として、あたかも財政調整運営委員会の追認を期待するかのような形でひとり歩きをして...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、大蔵大臣の御意見をお聞きして終わります。
○太田淳夫君 終わります。
11月26日第100回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは、二、三確認をしておきたいことを先に御質問さしていただきますが、わが国の周辺の軍事情勢に関する政府の認識につきましては、五十八年版の防衛白書に相当記述をされているわけですけれども、今回の日米首脳会談、これを経た現在においてもその認識に変化がないのかどうか、確...全文を見る
○太田淳夫君 次は、五十八年度の防衛白書が公表されましたのは八月二十六日ですけれども、その一週間前の八月二十日に日米防衛首脳協議に臨む日本側の最終方針を決定しておりますね。この最終方針は、報道によりますと、「潜在的な脅威高まる」という対ソ認識で米国側と同調している、このようにも伝...全文を見る
○太田淳夫君 今回の日米両国の首脳会談後の両首脳の新聞発表を見ますと、中曽根首相は、先ほど述べましたように、わが国の平和に対する脅威について、東西間の緊張の増大に加えて、地域的紛争であるとかあるいは暴力事件が継続し増高する場合には重大な脅威となりかねない、このように言っております...全文を見る
○太田淳夫君 次の質問に入りますけれども、昭和五十三年に「日米防衛協力のための指針」、いわゆる日米防衛協力のガイドラインというのが制定されましたけれども、それ以来、日米共同訓練を陸、海、空、全自衛隊に広げて、かつ本格化を志向するなど、日本の防衛に関する日米協力の基礎が次第に固めら...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、具体的に日米共同訓練について若干説明をしていただきたいと思うんですが、最初に陸上自衛隊と米軍との共同訓練ですが、先ほども同僚委員からも指摘がございましたけれども、日米陸上部隊による共同実動訓練、これは北海道で十月上旬から中旬にかけて行われた、このように言わ...全文を見る
○太田淳夫君 「防衛庁は、陸上自衛隊と米陸軍の共同実動訓練に在日米海兵隊の参加を求める方針を固め、来年度以降できるだけ早い時期に実施できるよう政府部内の調整を進めるとともに、米側との折衝を急ぐことになった。」、こういう報道が八月二十九日にされておりますし、八月二十二日、「日米防衛...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、海上自衛隊の方に移りますけれども、海上自衛隊員の九人が米第七艦隊の旗艦とフリゲート艦に乗船して、ミサイル、電子戦装備について研修する計画があると海幕長が去る五月に発表しておりましたけれども、これは実現したんでしょうか。
○太田淳夫君 それは時期的にはいつごろですか。
○太田淳夫君 ちょうどその時期に第七艦隊と第三海兵師団が沖縄本土で行われる敵前上陸演習に参加するような形になったのじゃないでしょうか。どうですか。
○太田淳夫君 そうすると、海幕長は、たまたま演習と重なっただけで自衛隊員が上陸作戦の支援をするようなことはないと、こういう発言をされていますけれども、情報処理システムの研修といっても、やはり作動しているものを見なきゃこれは研修になりませんけれども、こういうやはり実際に米軍が上陸作...全文を見る
○太田淳夫君 次に、航空自衛隊の問題点でございますけれども、二、三お聞きしたいと思うんですが、防衛庁はドネリー在日米軍司令官兼第五空軍司令官が航空自衛隊と在韓米軍との共同訓練を提案してきたのに対し前向きの姿勢を示していると、このように伝えられておりますけれども、提案の有無あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 毎年行われておりますチームスピリットには在日米軍が在日米軍基地から発進して参加しておりますね。そこで、在韓米軍機と航空自衛隊の共同訓練、これが将来実施されるようなことになりますと、これは米軍を軸として日米韓の安保協力が一層強固になるし、日米防衛協力の変容の一歩を踏み...全文を見る
○太田淳夫君 日米防衛協力ということがだんだんとやはり深みを増していく、このように国民の目から見えるのが現状であろうかと思うんです。これを言いかえますと、あり得る直接侵略というのはわが国が独力で排除できない、米国の協力を得なければ排除できないものである可能性が強い、こういうふうに...全文を見る
○太田淳夫君 それから、陸上自衛隊では五十九年度から訓練実施方法を一部改める方針を固めた、このように伝えられておりますけれども、現在の訓練は各年度の業務計画において会計年度に合わせて四月を起点として十二月に一応完了する方式をとっていますけれども、侵攻部隊が北海道に上陸する可能性が...全文を見る
○太田淳夫君 この訓練方式にすることについて、防衛庁としましては相手の国を特定することは避けているようですけれども、ソ連を特定しているということは軍事常識ともいう見方が防衛筋にもあると言われておりますけれども、北方領土を初めとする極東でのソ連軍増強を背景にした措置だ、このようにも...全文を見る
○太田淳夫君 この訓練に限りまして二カ年度の業務計画に組み入れることになる、このように推定されるんですけれども、五十九年度から実施することになりますと、五十九年度の第四・四半期から始めるのなら予算上の問題ないと思いますけれども、スタートを五十八年度の第四・四半期に前倒しする場合は...全文を見る
○太田淳夫君 次に、航空医学実験隊というのがありますね。これはどのような任務を持ったものですか。
○太田淳夫君 この航空医学実験隊の任務の遂行について、航空医学及び心理学上の調査研究関係では相当な研究が進められている、最近までの累計でも、研究論文あるいは学会発表、研究会等、あるいは著書も相当な数が成果として上がっていると聞いていますが、実際の効果はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いま時差の研究についてお話がありましたけれども、これに東京大学の教養学部の教授が協力をして研究をされたんでしょうか。
○太田淳夫君 そうすると、いまの御答弁によりますと、大学との共同研究ではない、こういうことですね。間違いございませんね。
○太田淳夫君 その実験隊では射出座席訓練というのをされていますか。
○太田淳夫君 最後に、最近に事故がございました点で一点きょうお聞きしておきますけれども、PS1の事故がございましたけれども、これは五十八年四月の二十六日、海上自衛隊岩国基地所属のPS1の事故があったわけですが、この事故機の機長を業務上過失致死傷及び航空の危険を生じさせる行為等の処...全文を見る
○太田淳夫君 それが事実としますと、事故調査報告では、「機首の上下動に関係のある装置」が「何らかの原因でたまたま故障し、機首上げ増につながり、事故の要因となった可能性を全く否定することはできない。」。これは防衛庁が事故調査結果について報告されているわけですけれども、それから考えま...全文を見る
○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  わが国の自衛能力は、あくまでもわが国の平和的存立を維持するために行使されるべきものであり、まして他国に不必要な脅威を...全文を見る