太田淳夫

おおたあつお



当選回数回

太田淳夫の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第101回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○太田淳夫君 最初に、時間がございませんのであれですが、今回指摘を受けました郵政省の特記事項につきましては、先ほど同僚議員から質疑もございましたし、大臣からのいろいろな所信表明もございました。五十六年決算の検査以後も相次いで起こっておるような状況でございますが、先ほど御答弁ありま...全文を見る
○太田淳夫君 それからもう一つ、昨年の三月の逓信委員会におきまして、地方放送局体制の見直しと通信部の整理等を五十八年以降見直しを行っていく、具体案を検討中だという答弁ございましたが、その点はどのように進んでいますか。
○太田淳夫君 いまお話をお聞きしましたんですが、要するに坂本前会長がおっしゃった国会に報告するということが実行されていないと。それから、昨年の委員会におきまして、具体案を検討し、これを五十六年度以降見直しを行う予定であるということも、この具体的なことは一つも進んでないということで...全文を見る
○太田淳夫君 最後に郵政大臣、やはり大臣としてもこのNHKを指導監督する立場から、いまいろいろと専務理事からお話しのありました経営計画、この中身を十分検討されまして、国民の負担増加をできるだけ抑制するようなことでNHKと十分これは話し合いをしていただきたい、このように私も要望する...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
01月25日第101回国会 参議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは最初に、労働省の所管されますところの福祉施設の概要についてまず御説明をお願いしたいんですが。
○太田淳夫君 いまの御説明がございましたけれども、十九種類の福祉施設があるわけですけれども、その中で検査院の調査対象になりましたところの勤労者体育施設、農村教養文化体育施設、共同福祉施設、これの三施設につきまして設置個所数あるいは出資額、五十七年度末現在の出資額で結構ですけれども...全文を見る
○太田淳夫君 雇用促進事業団が四十五年度から五十六年度までの間に北海道から二十三府県に設置し、運営しましたこの三つの福祉施設ですね、これは二百五カ所あるわけでございますが、その利用状況を見てみますと、百二十五カ所の半分以上が被保険者等の利用が全利用者の三〇%という低率でありました...全文を見る
○太田淳夫君 いまいろいろと局長さんからお話がございましたが、これからいろいろとお聞きしようと思ったところも先にお答えになっておるような状況でございますけれども、先ほど、利用率につきましては三五%とかあるいは三四%という数字を挙げられましたけれども、現実に会計検査院が調査したとこ...全文を見る
○太田淳夫君 いまいろいろとお話がございましたけれども、確かに調査によりますとそういう勤労者体育施設の建設につきましても、そういう市町村が類似の施設を建てた後に建設した場合もかなりあるようでございますし、これでは当然利用率も下がってくるわけですし、あるいは農村教養文化体育施設につ...全文を見る
○太田淳夫君 まあこれはいろいろとやっているんで改善の方途をおっしゃっているわけですけれども、たとえば被保険者の人口であるとかあるいは対象の企業がどれだけあるとか、あるいは体育活動のニーズの把握とかあるいはスポーツ振興の実情の把握、そういったものが欠落していることがやはり問題じゃ...全文を見る
○太田淳夫君 当然今回の決定につきましては、会計検査院から指摘をされておる点につきましては十分のみ込んで決定をされていかなきゃならない、こう思いますね。  大臣に最後に、こういう福祉施設につきましては私どもも反対というわけではございませんけれども、やはり設立のいろんな意義につい...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、文部大臣に二、三お尋ねをしておきたいと思いますし、確認をしておきたいと思うんですが、中曽根総理は組閣に際しまして、特に文部大臣に森大臣を指名されたと承っておりますし、また総選挙中に国民の注目を浴びております教育改革につきまして七項目の構想を発表されて学制の...全文を見る
○太田淳夫君 私どもも、現在の教育の場が校内暴力であるとかあるいは非行問題あるいは登校拒否などのさまざまな問題を抱えていることは非常に大変残念だというふうに思っておりますし、警察庁の調査を見ましたら、五十八年の上半期では五十七年の同期よりも二六%の校内暴力が増加している、こういう...全文を見る
○太田淳夫君 いま大臣からお話ありました十二月八日事務次官通達を出されたということでございます。いまその内容につきましてお話がございましたけれども、文部省では昭和五十一年にも業者テスト利用による偏差値重視の傾向を改めるように通達を出していますね。これはどういう通達ですか。
○太田淳夫君 その通達を出されましたその後の状況を見ましても、この業者テスト、統一テストによる偏差値重視の態勢というものが改められたというよりも、むしろ一層その傾向が強まってきたのではないかと、このように私たちも思うんですけれども、文部省ではこの業者テストの全国的な実施状況という...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、公立高等学校入学者選抜実施状況に関する調査報告というものをまとめていますね、昨年ですか、五十八年。この状況をごらんになってどのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 この通達を今回出されましたのですから、文部省としても偏差値を進路指導の基本的な資料とすることにつきましては、当然是正しようという意欲があってのことだと思うのですけれども、    〔理事目黒今朝次郎君退席、委員長着席〕 前回、五十一年に出されました通達がほとんど効...全文を見る
○太田淳夫君 お話ですと、入試改善検討会議というものが設置されて、六月に一つの回答が出るということでございますけれども、この偏差値が輪切り的な進路指導を生み出しているために、私ども地方でございますけれども、いま高等学校の間にある明確な序列化みたいなものが生み出されてきているのが事...全文を見る
○太田淳夫君 この教育問題いろいろと論議もあろうかと思いますが、高校入学の場合ですと、偏差値の問題と同時に内申書ですね、内申書制度というものもこれまた非常に問題点があろうかと思うんです。いま大臣がおっしゃったようなそういう人間性というものが、内申書制度で果たして十分な点でそれが認...全文を見る
02月03日第101回国会 参議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、最初に一月十四日の韓国釜山市の大亜観光ホテルで発生した火災での件で二、三御質問をいたしますが、この火災で焼死した人が他人のパスポートを持っていたことがわかったわけですけれども、その結果、パスポート替え玉の疑いが強いといわれているわけですが、パスポートがこの...全文を見る
○太田淳夫君 今回、実際にこういうことがあったわけでございまして、パスポートを使われた本人にとっては大変に迷惑なことであろうかと思うわけですけれども、外務省のいまの御答弁では、なかなかそういうことはあり得ないんじゃないかということですが、実際はこういう他人のパスポートを取得をして...全文を見る
○太田淳夫君 そして、この焼死された人はだれなのか、正式な確認はされたんでしょうか。
○太田淳夫君 現在いろいろと捜査を進められていると思いますけれども、なぜこの人が他人のパスポートを取って渡航しなければならなかったのか、その目的は何なのか、あるいは新聞報道によりますと韓国側ではあるいはスパイの疑いもあるやというようなことも言われているわけでございますけれども、捜...全文を見る
○太田淳夫君 この事件の関連で、パスポートを使用された本人の方が昨年の暮れに福井県警に相談に出向いているということでございますけれども、その時点で県警の方で捜査を忠実に行っておれば、このにせのパスポートによる出国も防止できたんじゃないか、このように思うんですが、福井県警の対応に問...全文を見る
○太田淳夫君 十一月に、そのわかった時点で警察の方と入管の方と連携をとれれば今回のような出国は防ぐことができたんじゃないでしょうか。その点、どうですか。
○太田淳夫君 次に、法務省にお尋ねしますけれども、法務省は五十九年度から刑務所に収容されております受刑者の方、この仮釈放を推進して、あわせて保護観察制度の充実強化を図る方針と聞きますけれども、その理由とメリットはどのようなことでしょうか。
○太田淳夫君 いろいろなことが報道されてはおりましたけれども、刑務所の経費節減のために仮釈放を推進するんだということも大きく言われておりますけれども、この保護観察制度の充実と言うんですけれども、具体的にどのようなことを考えておるんでしょうか。
○太田淳夫君 五十八年四月で保護観察官が八百二名みえるし、地方保護委員会、これの方が八十四名ということですが、今回の措置で保護観察官が五名ぐらい増員をされるということで話は聞いているわけですけれども、これでは余り充実をしたということにはならないんじゃないかと思うんですが、いまいろ...全文を見る
○太田淳夫君 法務省、結構です。  それでは、自治省の田川大臣にお尋ねいたしますが、今回の衆議院選挙におきまして一番国民から問われてきたのは一体何であったかということを考えてみますと、それはやはり政治倫理の問題あるいは田中問題ではなかったかと思うんですが、一政治家としての田川大...全文を見る
○太田淳夫君 次にお尋ねしますが、大臣は今回、連立中曽根内閣の一閣僚になられたわけでございますけれども、新自由クラブが自民党と連立を組むに当たりまして、政治倫理問題、田中問題を中から改革をしていく、そういう観点で田川代表は入閣をされた、そしてそのポストとしましては、当初、法務大臣...全文を見る
○太田淳夫君 今回、閣僚の資産公開ということがあったわけですけれども、政治倫理の確立を目指してみえる大臣としましては、この資産公開は非常に意義のあったことだ、こうお考えなんでしょうか、それとも第一歩としてはこの程度でもやむを得ないんじゃないか、そういうふうにお考えなのか、その点ち...全文を見る
○太田淳夫君 二月一日に日本記者クラブで講演をされていますけれども、その中で、一審有罪判決を受けた国会議員を登院停止あるいは立候補を規制することによって、政治活動を制限する趣旨の発言があったようですけれども、具体的にはこれはどういう方法によってその実現を図ろうとされているのか、第...全文を見る
○太田淳夫君 新自由クラブという一政党の方針の中で、政策協定されて大臣になられたわけでございますけれども、政治献金の問題あるいは政治倫理の問題、閣僚の問題、それから先ほどの問題ですね。内部から改革していこうということになりますと、非常にこれは大変な努力も必要かと思うんですが、もし...全文を見る
○太田淳夫君 それではちょっと問題をかえさしていただきますが、宝くじについて若干お伺いしたいと思うんですけれども、宝くじが発売される目的は何でしょうか。
○太田淳夫君 そうすると、地方財政の強化に資することもこれ目的ですね。  ところで、大臣は宝くじをお買いになったことがございますか。
○太田淳夫君 なかなか当たらないんですけれども、もうできましてから三十数年になるわけですけれども、最近の売上高というのは年間どのぐらいになっておりますか。
○太田淳夫君 最近は若干頭打ちだそうでございますが、それにしましても年間二千五百億円前後の売り上げがあるわけですね。  五十七年度の売上額の配分状況ですね、これはどうでしょうか。当せん金あるいは収益金あるいは売りさばき手数料、支払い手数料等がございますけれども、その金額と売り上...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、五十七年度の宝くじ売上額の中で地方公共団体の方に回されました額は、この収益金と理解してよろしいわけですか。
○太田淳夫君 そうしますと、やはり地方財政の現状から見ましても、この収益金が多ければ多いほどよいということになろうと思うんですが、この三九・九六%——約四〇%の配分率というのはこれはもう固定されたもんでしょうか。それとも、これを配分率を上げることができないだろうか、あるいはそのた...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、先ほど何か法律用語、非常にむずかしいことをおっしゃっていたわけですが、当せん金附証票法というんですか、宝くじはそれで規定をされているわけですけれども、地方財政強化という観点からも、いろいろとやはり考えていかなきゃならない点があろうかと思うんですが、これはこれ...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、この条文は、宝くじが売りさばかれて売上金が受託銀行に入ってくる、そしてまた一定期間後には出ていくわけですけれども、その間その受託銀行にどれだけ資金が滞留しても運用金利は発生しない、こういう趣旨と理解してよろしいですか。
○太田淳夫君 私もいろいろと説明は聞いたんですけれども。  宝くじが販売されるんですけれども、そこでさまざまな業者が宝くじを売りさばいているわけですね。こうした売りさばき業者あるいは売りさばき人は、これはいつ銀行から宝くじを買い取るのか、あるいは買い取りの期間はどうなっているの...全文を見る
○太田淳夫君 その際、受託銀行に業者から支払われます保証金というか前納金ですか、これはどのくらいの額になるのか、たとえば五十七年の四月でどの程度になるかわかりますか。
○太田淳夫君 手数料を引いた、ですか。もう一遍言ってください。
○太田淳夫君 次にちょっとお尋ねしますけれども、自治省がら提出をされました五十七年度月別、種類別の宝くじ発売実績ですか、これによりますと、五十七年四月には、三百円の券の発売はなかったわけですね、百円あるいは二百円の券だけで総売り上げが九十六億三千六百万円、こうなっておりますけれど...全文を見る
○太田淳夫君 この九十六億の金が銀行やあるいは業者が売りさばいた宝くじの売上金になるわけですね。業者が銀行に保証金を積むというのは、これすべてキャッシュで納めているわけですか。
○太田淳夫君 われわれもいろいろとお話は聞きながら調べてきたんですが、業者が銀行に出す保証金あるいは前納金に類するものが全体の三割ぐらいと推定しますと、約二十八億円の現金が宝くじの受託銀行に入る計算になるわけですね。これはちょっと多少違うかもしれませんが、それにしましても巨額のお...全文を見る
○太田淳夫君 十一月の方が多いでしょう。
○太田淳夫君 いま申し上げたように、保証金あるいは前納金の形でもって相当な現金が入っているということは認められるわけですね。
○太田淳夫君 答弁がちょっとわからないんですけれども、ちょっと変わっていますね。  それでは、ちょっと見てみたいんですけれども、東京都の百円のブロックくじですね、これをちょっと見てみたいんですけれども、おたくからいただきましたこの資料では、百円の東京都ブロックくじは年間二十八回...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、大体一回当たり四億七千三百万円と、こうなるわけですけれども、平均してこの四億七千三百万円のお金のうち、売りさばき業者の方が受託銀行に現金で一応三〇%ぐらいの保証金を納めるとしますと、その金額だけで約一億六千万円になるんですね。この金は私たちの調査により...全文を見る
○太田淳夫君 これに銀行が売りさばいた宝くじの金額を含めますと、もうさらに高額な額になろうと思うんです。それだけではなくて、一方においては時効当せん金というのがあるんですね。当たってもそれに気がつかれなかったかなんか、かえに来られない方があるんですが、過去三年間の時効になった当せ...全文を見る
○太田淳夫君 過去の例を見ますと、時効になった当せん金というのは昭和五十四年が宝くじ発売総額の六・二%、五十五年が五・六%、五十六年が五・三%と、大体総発売額の五%ぐらいが時効当せん金となるわけですね。このパーセンテージを五十七年度で単純に当てはめてみますと百二十三億円が時効当せ...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、この時効当せん金というのは、発売額の大体五%強の金額ですけれども、これが法律によって一年間滞留するわけですけれども、その途中で気づかれた方が取りにおみえになる可能性もありましょうけれども、大体一年と二カ月ぐらいやはり銀行に滞留をしている。そのほかに年三...全文を見る
○太田淳夫君 いま研究をしてまいりたいというお話でございましたが、大臣、やはりいつでも当せん者があらわれても対応できるようにしておくことが必要だろうと思いますけれども、そんなわけならやはり普通預金でもこれはいいんじゃないかと思うんですね。そうすれば、こんな数十億ぐらいの金があれば...全文を見る
○太田淳夫君 それからその次に五十七年度決算報告書のことで質問したいと思うのですが、この五十七年度の決算検査報告は十二月二十六日に国会に提出されましたけれども、なかなか、これを見ますと相変わらずの税金のむだ遣いが多いということですが、検査院もお見えになっていると思いますが、五十七...全文を見る
○太田淳夫君 特徴をいまお話しありましたけれども、この検査報告が提出をされるたびに、手口の悪質化あるいは投入資金が生かされない、技術の進歩に追いつけないために生ずるむだ、この三つがいつも指摘されるのですが、五十七年度になりますと、もっと深刻化してきたということが言えるんじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 その中で指摘されている中で、農林水産省所管で昭和四十八年度から五十七年度まで十年間にわたって不正に補助金を受け取っていたという事例がありますけれども、これはどういうことなんですか。
○太田淳夫君 この検査報告を見ますと、「適正に転作等を実施したように作為させて、」と、こういうふうに響いてあるんですけれども、この文章を読みますと町が農業者に悪質な行為をさせたということに読めるんですけれども、この場合は農業者が町の指示で悪質なものであることを知っていながらこれを...全文を見る
○太田淳夫君 最終的には、その補助金——補助金は当然農業者が手に、していたことは確かですね。
○太田淳夫君 この補助金の問題につきましては、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律というのがあるんですけれども、この箕輪町の補助金の不正取得はこの法律のどの点に反するんでしょうか。
○太田淳夫君 農水省からお見えになっていますね。  この水田利用再編奨励補助金のことにつきましては、臨調あるいは行管からもいろいろと勧告をいま受けておりますね。今回の箕輪町のような事例によりますと、市町村段階でいろいろと不正をやろうと思いますと簡単にできるということじゃないかと...全文を見る
○太田淳夫君 時間がありませんので、自治省の地方自治行政について的をしぼってちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、この町で前町長が辞任をしました後、町財政の不正状態が明らかになりまして、五十三年に箕輪町民から町財政に関する監査請求が出されているんですが、自治省はこのことを知っ...全文を見る
○太田淳夫君 最初に監査請求が出ましたのが五十三年ですし、これは法律に照らしましても六十日以内に監査委員が勧告を出さなければならないし、そのためには五十三年ないし五十四年度内には勧告を出されておりますし、一方、検査報告によりますと、五十七年まで不正がこれは行われていたということで...全文を見る
○太田淳夫君 この監査請求は五十三年度を初めとして数回出されておりますし、監査委員の報告も出されているわけでございますので、当然これはその内容がいずれにしても公表をされているわけでございますから、自治省は知らなかったということは私はあり得ないと思うんですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 五十四年四月に箕輪町議会に百条委員会が設置されたのですが、このことを知ったのはいつですか。
○太田淳夫君 そのことにつきまして、やはりこの町の不正事件につきましては町民が監査請求をするような事態でもありますし、あるいは百条委員会が設けられた事態でございますし、いろいろな面で報道もされるでしょうから、自治省が五十四年四月にできた事態についても五十五年三月まで知らなかったと...全文を見る
○太田淳夫君 自治省は、国と地方自治体との関係というのは、国は地方自治体の自主独立あるいは地方自治の確立を尊重するということで、地方自治体の行政には関与しないという立場をとってみえるんですけれども、これは私どもも地方自治の尊重のためには結構だと思うんですけれども、しかし、こういう...全文を見る
○太田淳夫君 皆さん方の答弁を聞いておりますと「自治大臣又は都道府県知事」と書いてあると、大体都道府県知事が責任を持ってやるんだという答弁をいままでされるわけです。この条文というのは、やはりいまおっしゃったように、抜き打ち出納検査というのは一般的な方法ではないけれども、特に不正経...全文を見る
02月15日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号
議事録を見る
○太田淳夫君 先ほど、地域単位ごとに社会福祉を生かすということでお話しいただきましたんですが、やはりお年寄りの方々のケアシステムをつくり出していくとか、あるいは高齢化社会の中で活力をつけていくとか、そういう点で地方自治体の皆さん方の果たす力というのは大きいんじゃないかと、こう思う...全文を見る
03月08日第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは公明党を代表して質問させていただきますが、午前中から同僚委員からもいろいろ質疑がございましたが、それと多少重複する点があろうかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  最初に、午前中に今回の豪雪の災害についての御報告がございましたけれども、今...全文を見る
○太田淳夫君 今お話がありましたように、私どももせんだって党の方で視察あるいは災害地のお見舞い等に参ってきたわけでございますけれども、例年と違う特徴を持った降雪でございまして、断続的に降るし、そして寒気が厳しくて凍ってしまう、まだ根雪も解けていないという状況のところもございますし...全文を見る
○太田淳夫君 それから第二点目に、せんだって御要望申し上げましたことは、同僚の委員からも先ほどいろいろと質疑等がございましたけれども、やはり、この豪雪による災害の復旧あるいは除雪作業の経費、これは多額の財政負担も必要とするわけでございますし、特別交付税の増額配分措置について特別な...全文を見る
○太田淳夫君 それから、あとはやはり財政のいろんな負担が地元ではふえておりますので、予備費の流用等による国庫補助金の増額配分措置についての要望もここに出されているわけですね。これについては私ども要望いたしましたけれども、その点について再度また大臣の決意をお願いしたいと思います。
○太田淳夫君 次に、国鉄の問題につきましては、先ほど鈴木委員の方からも質問がありましたように、何となくはっきりしないんですが、ことしはもうこれで雪害はないと思うんですけれども、いろいろな対策を講じられても、また来年同じようなことを繰り返しては、これはどうにもなりませんが、その点は...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、あとはちょっと細かくなりますけれども、私ども、各災害地をいろいろと党で視察しましたときに御要望をいただきました点について、その対策等について質問さしていただきたいと思うんです。  先ほどからも、体育館の問題、雪崩による被害等の話が出ておりましたけれども、...全文を見る
○太田淳夫君 次に建設省にあれですけれども、私ども行きました地域では、やはり生活道路あるいは屋根雪の排除のために流雪溝の活用が非常に効果を上げているわけですね。  この流雪溝のいろいろな特徴等がございますけれども、雪捨て場の問題であるとか、あるいは雪を運搬する排雪の問題であると...全文を見る
○太田淳夫君 特に十日町あるいは川西町の場合ですと、水利権の問題があるというんですけれども、その問題については何か聞いておりますか。
○太田淳夫君 これも川西町の問題ですけれども、町道の消雪パイプの敷設の拡大と、あるいは国県道における老朽消雪パイプですか、この更新の要望があったわけですけれども、これは特に使用してない夏場ですね、これにおける損耗が非常に多いということですけれども、特に今回の場合は五十六年よりも不...全文を見る
○太田淳夫君 次に、自治省にちょっとお尋ねしますけれども、十日町では、最近高床式木造三階建て家屋というのがだんだんと普及をしてきているわけですが、これ五十八年ですと百五十二軒のうち百九軒までが木造三階建てということで、七二%を占めているわけですが、これの、三階建て家屋にしますと、...全文を見る
○太田淳夫君 今、極めて困難ということでございますけれども、今後どうしても生活上から考えましても、この地域ではこういう建築が普及してくると思いますので、また研究していただきたいと思います。  次に、時間がありませんので農林関係に参ります。  豪雪のために雪解けがおくれる可能性...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどから申し上げているように、ことしは異常な寒波と降雪で野菜の市況というのは非常に高値が続いてきたわけですけれども、農林省としまして三月一日からこの高値対策として並み級野菜の出荷促進を実施するようですけれども、これでどの程度市況が冷えると考えてみえるのか、あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 それから、先ほど同僚委員からも山林の被害についての提案がございましたけれども、我が党もいろいろと山陰地方につきまして林業の被害の状況についての実勢調査を行ってまいりました。新潟県でも、融雪後の惨状を見てもらいたいという、そういう声もございました。林野庁では現在の状況...全文を見る
○太田淳夫君 後段の方は、後の方は。よく町と相談してもらえますね、県とも。
04月07日第101回国会 参議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、既に同僚の委員からも質問がされまして、あるいは予算委員会等でもこの問題は取り上げられておりますけれども、何と申しましても公務員の皆さん方の給与の問題、これは公務員の皆さん方の生活あるいは士気に影響するばかりでなくて、恩給で生活をされている方、あるいは年金で...全文を見る
○太田淳夫君 総務長官としては、どのようにお考えですか。
○太田淳夫君 昨年の十一月二十六日の本委員会におきましてもこの問題は大きな論議を呼んだわけでございますが、その中でもございましたけれども、人事院勧告が連続して凍結あるいは抑制をされている、仮にことしの勧告が完全に実施できないとなりますと人事院勧告というのは形骸化してしまって公務員...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年、五十八年の人勧の取り扱いは、これは言うまでもありませんけれども、昨年は給与の専門機関であります人事院が作成をしました俸給表を政府自身が改変したわけです。そのことにつきましては、当時の総務長官は当委員会でこれは異例のことである、このように認識していると発言し...全文を見る
○太田淳夫君 ここに、ある公務員の組合の皆さんからの陳情書があるわけでございますけれども、政府が人事院勧告を無視しまして俸給表を改定した結果、現在行政職(一)六等級十三号俸を受けている職員の方が昇格をした場合には、旧俸給表を適用すれば十九万九千七百円の本俸月額になるのに、この新俸...全文を見る
○太田淳夫君 官房長官、何かお忙しいそうで、あと事務的な問題になりますから結構です。  それでは、二、三事務的にちょっとお尋ねいたしておきますけれども、臨調答申によりますと、「内閣及び内閣総理大臣が、内閣総理大臣官邸を中心としてその中枢機能を十分に発揮するため、官邸に内閣官房機...全文を見る
○太田淳夫君 内閣審議室につきましては臨調の第三次基本答申でいろいろと指摘がありましたけれども、どのような処置をとっていますか。
○太田淳夫君 予算の中に、毎年、内閣官房には情報の収集及び調査経費が計上されておりまして、五十九年度は十六億八千万となっておりますけれども、報償費として二億三千万ほど計上されていますけれども、この報償費というのは具体的にどのように使用されているのか、またその支給する基準はどのよう...全文を見る
○太田淳夫君 それでは情報調査委託経費、これは十一億三千万ほど予算が計上されていますけれども、これはどのような団体に委託をしているのか、どのような調査を委託しているのか、それはわかりますか。
○太田淳夫君 それでは、十二社あるとおっしゃっていましたけれども、後でその団体の概要について資料として提出をしていただきたいと思いますが、よろしいですか。
○太田淳夫君 それでは次に、いよいよ総理府は本年の七月に行政管理庁の組織とともに総務庁に移る組織と現状のまま総理府に残る組織に分割されるわけですけれども、庁舎問題とか、その他共通事項あるいは人事問題等いろんな準備があろうかと思いますが、その点はどのように進んでおりますか。
○太田淳夫君 先ほども同僚の委員からも質疑がございましたけれども、総理府総務長官の私的諮問機関、戦後処理問題懇談会、これがありまして、五十九年度予算にも五百万円の戦後処理問題の検討経費、これが計上されているわけです。  戦後処理の問題につきましては、昭和四十二年八月に引揚者等に...全文を見る
○太田淳夫君 今お話の中にございましたが、六月三十日までに結論が出なかった場合には、夏ごろをめどにしてということでございますが、そうしますと、この懇談会は七月一日以降は総務庁長官の私的懇談会となる、このように決定しているわけですね。
○太田淳夫君 現在、この戦後処理問題懇談会で論議されている以外のいろいろと請願を受けている問題につきましても、同僚の委員から午前中にいろいろとお話がございましたね。私どもとしましても、そういった問題につきましては精力的にこれは取り上げていただかなきゃならない、このように思っており...全文を見る
○太田淳夫君 当然これは検討を続けていただきたいと思いますし、できれば早く実現もしていただきたい、このように要望しておきたいと思うんです。  次に、人事院のいろんな施策について二、三お尋ねいたしますけれども、人事院は昭和六十年を目途にしまして、任用制度や給与制度、あるいは研修制...全文を見る
○太田淳夫君 そのうち、任用制度につきましては、現在は上級甲試験、乙試験、中級試験及び初級試験とありますけれども、その中の上級乙試験と中級試験を廃止して新たに基幹職任用試験を実施する予定と、このように報じられておるわけですけれども、そうなりますと、いろいろと議論もあったと思います...全文を見る
○太田淳夫君 細かい議論は次としましても、次は給与制度についてですけれども、この現在の行政職俸給表(一)の八等級制を改めて十等級制あるいは十一等級制を考えている、このように言われておりますけれども、この改正のねらいと、どのくらいの等級制を考えてみえるんですか、その点お聞きしたいと...全文を見る
○太田淳夫君 現在検討中ということでございますけれども、この現在の八等級制が二つふえるか三つふえるか、十等級制があるいは十一等級制かになりますと、働いてみえる公務員の皆さん方の中には、昇給のペースが制度上においてもあるいは運用面でも遅くなるのではないかという御心配をいただいている...全文を見る
○太田淳夫君 次に、行管庁にお尋ねいたしますが、予算委員会でも行政改革の問題につきましては我が党の同僚委員からも何回か取り上げて質問をさしていただいておりますけれども、やはり行管庁長官といたしましては、この行革は今後も強力かつ着実に行っていくという、そういう決意を予算委員会等でも...全文を見る
○太田淳夫君 それで、この一月に当面の行政改革の実施方針について閣議決定したんですけれども、五十九年度または六十年度に実施をする内容というのはわかりますけれども、臨調答申にこれは指摘をされておりました、そして新行革大綱で将来の課題とされておりました、例えば国土庁、北海道開発庁、沖...全文を見る
○太田淳夫君 行管庁の予算を見ますと、行政手続法制調査事業費とか、あるいは情報公開・プライバシー保護問題検討経費、あるいはオンブズマン制度調査研究費がそれぞれ計上されていますけれども、これらの諸問題というのはいずれも臨調から制度化を指摘されておりますし、また国会等でも論議を呼んで...全文を見る
○太田淳夫君 プライバシー保護問題検討の中身はどんなものでしょうか。
○太田淳夫君 きのうもあるテレビ見ていましたら、個人のいろんなプライバシーが保護されないのは先進国の中では日本が一番おくれているのじゃないかということが報道されていましたね。今、先端技術の進歩によって情報化社会になっているわけですけれども、ある地図のことが報道されていましたけれど...全文を見る
○太田淳夫君 検査院の方は、五十九年度の検査旅費というのは五十八年に比べますと約二千万ほど増額されて五億八千万円になっております。あるいは会計検査活動費というのはこれは五十八年と同額ということでございますが、そうなりますと財政も苦しいでしょうけれども、旅費がわずかしか増額されてい...全文を見る
04月17日第101回国会 参議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、ただいま議題になっております皇室経済法施行法の一部を改正する法律案につきましてお尋ねいたしたいと思います。  最初に、皇室経済法の規定によって今回改正の法案が提出されてきたわけでございますが、皇室経済会議の任務、構成等について、これがどのようになっており...全文を見る
○太田淳夫君 この皇室経済法につきましては総務長官が一応提案者になっているわけですけれども、総務長官とこの皇室経済会議のかかわりはどのようになっておりましょうか。総務長官は皇室経済会議に参加をされていないということでございますけれども、このことは国会でもいろいろと論議があったよう...全文を見る
○太田淳夫君 法案の中身に入りますけれども、第二条の各項目、要するに国会の議決を必要としない場合ということが列挙されているわけですけれども、今までにこの項目以外で国会の議決にかけた場合がありましたでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 内廷費及び皇族費の定額を改定することになっているわけですけれども、これはどのような理由によって今回改定するんでしょうか。
○太田淳夫君 最近の改正を見てみますと、大体二年ぐらいの範囲内で改正されてきているわけですね。四十三年、四十五年、四十七年、四十九年、五十年、五十二年、五十五年ということですが、その間いろんな物価上昇等、これは石油ショックのときでございますので相当な変動もあったと思うんですが、今...全文を見る
○太田淳夫君 次に、内廷費と宮廷費の性格を比べると、どのようになっているわけでございますか。
○太田淳夫君 皇族費の方に入りますけれども、皇族費の範囲内で各皇族が支給をされておりますところの職員の人件費ですね、これはどのように算出をされているんでしょうか。
○太田淳夫君 こういう職員の方々のベースアップ等は、これはやはり公務員給与のベアと連動しているんでしょうか。
○太田淳夫君 最近の賜与及び譲り受けに該当する事例というのは、具体的にどのようなものがございますか。
○太田淳夫君 ちょっとお尋ねしたいんですけれども、五十四年、五十五年、決算報告等から見ますと、各所修繕費というのがございますけれども、そこから流用があるわけですが、これはどのような理由で、どの部分への流用がされておりますか。
○太田淳夫君 この決算の関係資料を見ますと、それは今お話がありましたように、海外訪問あるいは海外からの賓客の来訪とか、そういう予算編成時に予想できなかった事態が生じたときにその費用を充てるということで、予備費あるいは各所修繕費等から流用しているということが報告されているわけですが...全文を見る
○太田淳夫君 総務長官、どのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 総務長官にお尋ねしますけれども、天皇のお誕生日は何月何日でございますか。
○太田淳夫君 皇后陛下のお誕日はいつでしょうか。
○太田淳夫君 三月六日でいらっしゃいますな。そのように、天皇陛下につきましては私たちもよく知っているわけでございますが、皇后陛下のお誕生日となると私もつい失念をしていたというような形でありまして、テレビ等で報道されて初めて気がつくということでございますね。  天皇皇后両陛下の御...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって、私どもも宮中に参りまして、いろいろと拝見させていただいたわけでございますが、天皇陛下の御公務が非常に多種多様で相当の量であるということがわかったわけでございますけれども、一年間通してどのような公務の状況なんでございましょうか。
○太田淳夫君 大変な激務の中でおみえになるわけでございまして、このような御多用の中でありますと、御用邸でおくつろぎになったり、あるいはライフワークとされている御研究される時間等は一体どの程度お待ちになれるのか私たちも伺っておきたいと思うんですけれども、下田の御用邸等へはことしは行...全文を見る
○太田淳夫君 天皇陛下も御高齢であられますし、皇太子殿下も銀婚式を迎えられたわけです。満五十歳を超えられていますが、そのためかどうかあれですが、一部には天皇の生前退位ということも考えてはどうかという声もあるわけですけれども、宮内庁としてはこれはどのように考えてみえますか。検討され...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、国事行為臨時代行法による代行の適用ということも考えてみえるということですね、宮内庁としましては。
○太田淳夫君 それでは、次は皇太子殿下と同妃殿下が最近海外を訪問されましたんですが、その状況、成果について御報告いただきたいと思います。
○太田淳夫君 今後のそういう外国訪問の計画はどのように立てられているんでしょうか、あるいは中国等はそういう計画の中に入る可能性があるのかどうか、その点お聞きしたいんですが。
○太田淳夫君 今、浩宮様が英国に留学されておりますね。これは御本人の御意思によって決められたことでしょうか。
○太田淳夫君 私も賛同しているわけです。日本が国際国家として大きな立場で今活動を展開しているわけですから、皇室の皆さん方もさらにいろいろな面で国際人としての活躍の場がこれから大きく展開されていくのじゃないかと思いますので、そういった面で賛同しているわけです。  二番目の方は何と...全文を見る
○太田淳夫君 礼宮様も、やはり海外に留学される御希望はおありなんでしょうか。できれば、御長男の浩宮様が英国ですから、礼宮様はアイビーリーグとか、そういうような可能性はあるんでしようか。
○太田淳夫君 皇室のいろんな御活動につきまして、やはりもっと国民の皆さん方にも知ってもらう必要があろうかと思いますし、かつては菊のカーテンとか言って閉ざされたような存在のようにも思えたわけでございますが、そういうことのないように宮内庁としては広報活動に力を入れていただきたいと思い...全文を見る
04月19日第101回国会 参議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、ただいま議題になっております共済組合法の問題に入ります前に、午前中にもいろいろと議論がありましたけれども、共済年金と密接な関連を持っております人事院勧告に対する大蔵大臣の見解、あるいは共済年金の改革の問題、あるいは財政調整に関する問題、そして本法律案の中身...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、財政を担当されます大蔵大臣としましては、人事院勧告に対しましてどのような御見解をお持ちになるのか、あるいは本年の勧告が出れば完全実施に向けてどのように対処される御所存であるのか、最初にお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 基本的な認識はお伺いしたわけでございますが、この人事院勧告というのは、先刻御承知のとおり、今日では社会的な指標としましてこれはいろんな方面に活用されておりますし、大きな影響を与えているわけですけれども、先ほど申しましたように、ことしの十月から財政調整を実施することに...全文を見る
○太田淳夫君 この共済年金関係の法律は非常に複雑でわかりにくいんですけれども、五十七年に人勧と仲裁の取り扱いをまた異にしたものですから、今回の法案でも、五十七年度に仲裁裁定の適用を受けて同年度に退職をした者については年金の引き上げを行わない、このような措置を導入して、ますますこれ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、共済年金の改革問題について若干基本的なことをお聞きしておきたいと思うんですけれども、公的年金の一元化につきましての基本的な考え方、大臣、これはどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○太田淳夫君 今二月二十四日の閣議決定のお話も出ましたのですが、やはりここで決定をされました措置というのは、お話のように公的年金の一元化に向けての措置でございますけれども、特に公務員の年金制度、これについてはどのようにあるべきかということ、大蔵大臣として基本的な御見解をお持ちでし...全文を見る
○太田淳夫君 今お話がありましたように、確かに公務員の年金制度というのは、国家公務員法百七条に規定されておりますように、これは単なる社会保険だけでなくて、公務員としての特質に基づくいろんな要素が加わっているために民間企業の年金制度とはまた非常に異なった部分もあるのじゃないか、この...全文を見る
○太田淳夫君 今、政府から基礎年金導入のための国民年金法等の改正案が提出されていますけれども、これを見てみますと、五十九年度価格で基礎年金は年額六十万、月額五万円で六十五歳から支給する、こういうふうになっていますけれども、この基礎年金を共済年金にそのまま導入しますと、公務員は六十...全文を見る
○太田淳夫君 なお、お聞きしておきたいことは、厚生年金というのはこれは定額部分と報酬比例部分からできていますけれども、このうち定額部分を基礎年金に持っていき、報酬比例部分を厚生年金として上積みをするというやり方はわかるんですけれども、公務員の場合はこのように分かれておりません。で...全文を見る
○太田淳夫君 民間の場合は、基礎年金があり、その上に報酬比例部分である厚生年金があって、さらにその上に企業では企業年金が今いろいろと行われているわけですが、公務員の場合、基礎年金が導入されたとしても、その上に公務員としての年金だけが上積みされるのか、今二階建であるいは三階建てとお...全文を見る
○太田淳夫君 人事院にお聞きしますけれども、人事院は「年金制度に関し調査研究を行い、必要な意見を国会及び内閣に申し出ることができる。」ということになっていますが、この民間の企業年金の実態についていろいろと調査されていますか。
○太田淳夫君 この問題につきましては法案が出た段階でまたいろいろと審議したいと思いますけれども、どのような形でこれから検討が進み決定されるにいたしましても、給付水準の切り下げ、これだけは何とか防がなければならないと思うんですが、その点に対して大臣の御所信をお伺いしたいと思うんです...全文を見る
○太田淳夫君 次に、財政調整の問題についてお尋ねをするわけですけれども、昨年秋の年金統合法案によりまして国鉄共済組合に対する財政調整が本年十月から実施されることになっているわけですけれども、その中で、財政調整というのは国家公務員共済連合会並びに学識経験者あるいは各公共企業体の組合...全文を見る
○太田淳夫君 メンバーは決まったわけですか。
○太田淳夫君 現在、国家公務員の場合は長期掛金として本俸の五・一五%を拠出しているわけですけれども、たまたまことしの十月というのは財政再計算期になっていますし、しかも財政調整の発足の時期とぶつかっているわけですけれども、昨年共済年金の統合法を審議した際に大蔵省は八・五%プラスアル...全文を見る
○太田淳夫君 次に、法案に関連しまして若干お伺いしておきますけれども、今回の共済組合法案につきましての国家公務員共済組合審議会の答申を見てみますと、「人勧グループと仲裁グループの給与改定率に差が生じた結果、両グループの新規裁定者の年金水準に差ができ、一方、仲裁グループは、今回の改...全文を見る
○太田淳夫君 次は、この法律案を見ますと、共済組合法施行前の期間に係るものについては三月分から、それから施行後の期間に係るものについては四月分からそれぞれ年金の額が引き上げられることになっているわけですけれども、これは恩給を参酌しているとはいっても、なぜこのような差を設けたのかと...全文を見る
○太田淳夫君 現在の年金額の算出、これに当たりましては一般方式と通年方式の二つの方法があるわけですけれども、恩給に倣いまして共済組合法施行前の期間についてこれを三月実施としますと、通年方式をとってもらっている人たちは何ら関係のない措置だということも言われるわけです。現在、通年方式...全文を見る
○太田淳夫君 三月実施にしましても通年方式でもらっている人たちには余り影響ないということは、どのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 それから国鉄から年金を受給している人たちは、今回最低保障額を受給している人だけが引き上げられて、そのほかの人たちは増額を行わないことになっているわけですけれども、統合法審議の際、三回ぐらいの年金の増額は我慢してほしい、こういう説明があったわけですが、五十八年、五十九...全文を見る
○太田淳夫君 今回の提案を見ますと、五十七年度に公企体共済組合法の適用を受けて退職した人は退職手当で三%減額というので、特例として二%の年金額の改定を行うことにしておりますけれども、なぜこれを五十七年度に限ってしまって五十六年度以前としないのか、また五十八年度退職者については今後...全文を見る
○太田淳夫君 共済年金につきましていろいろとお話をお聞きしてきたわけでございますが、本年は財政調整あるいは再計算のときでありますし、いろんな面でまた負担がふえるのじゃないかというそういう状況にもございますし、公務員の皆さん方もやはりいろいろな面で不安を持ってみえるのじゃないかと思...全文を見る
○太田淳夫君 次に、旅費法のことにつきましてお伺いしておきますが、今回旅費法が改正になるわけでございますが、その中で内国旅費の改定が五年経過しているわけです、五十四年の改定以来。今回改定されなかった理由は、どのような理由によるのでしょうか。
○太田淳夫君 確かに、いろいろとやりくりをされているとは思うんですね。しかし、五年もたっておりますと、これは宿泊費等の諸経費も値上がりしますし、特に最大の経費である交通費なども、国鉄運賃は五十五年以降連続して値上げが行われているわけですから、その中で改定が行われてきていないという...全文を見る
○太田淳夫君 今回の外国旅費の改定なんですけれども、これが改定されますのは八年ぶりですね。何でこんなに長く据え置いたままだったんですか。
○太田淳夫君 外務省にお聞きしますけれども、外務省は、在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律第七条によりまして、いろいろとそういう調査をして報告されていますね。こういう旅費、宿泊費関係についての実態も調査されているわけですか。
○太田淳夫君 当然そうあるべきだと思います。  以前にこれは新聞報道されておりましたけれども、そういう海外出張をする際に、旅費を安く上げる必要上から団体の海外旅行団の一員となって出国するようなことが報道されておりましたが、そういった事実はあったんでしょうか。
○太田淳夫君 これは外務省の職員の皆さん方がそうしていろいろと苦労しているところでございますけれども、体面上の問題等もあろうかと思いますし、一方におきましては、資料を見ましても国際線の航空運賃も前回改定があってから八回値上げをしているわけですから、やはり何らかの配慮が海外旅費にと...全文を見る
○太田淳夫君 大臣いかがですか。
○太田淳夫君 終わります。
04月24日第101回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○太田淳夫君 私は、第一は機構改革の点につきまして、第二点は運輸収入の問題点につきまして、第三点は大臣の所信の中から、三点にわたりまして質問をさせていただきたいと思います。  いよいよ運輸省も本年の七月に中央及び地方の組織の改編あるいは縦割りから横割りということで大改革が行われ...全文を見る
○太田淳夫君 これは、おたくの方のいろいろな資料から拝見しますと、産業構造の高度化など社会、経済情勢の著しい変化に伴いまして、運輸行政を取り巻く環境も、国鉄のシェア後退等の輸送機関の間の分担関係の著しい変化、国際交通、貿易の急激な発展、資源エネルギーの制約の強まりなど大きく変化を...全文を見る
○太田淳夫君 これは第二臨調におきましていろいろ指摘を受けてみえるわけですけれども、運輸省は指摘を受けるまでもなく自己改新を今までにすべきではなかったか、このように思うわけですけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 先ほど国有鉄道再建総括審議官を置くことになったということでお話がございましたが、今の運輸行政がやはり対応を迫られております課題の一つには国鉄の再建問題がありまして、これは午前中からの審議の中にも何回か取り上げられてまいりました。最初お聞きするところによりますと、運輸...全文を見る
○太田淳夫君 また、国有鉄道部も今度大臣官房に移管したわけでございますが、その間の関係はどのようになるんでしょうか。
○太田淳夫君 また、地方交通線対策とかあるいは貨物合理化対策につきましては、地域交通局及び貨物流通局、こういうものとの所掌事務に関係をしてくるわけですけれども、これと総括審議官との関係はどのようになるんでしょうか。
○太田淳夫君 次は、地方のことについてお聞きいたしますけれども、地方では陸運局及び海運局を統合しまして新たに地方運輸局を設けて、その中に企画部を置く計画と聞いていますけれども、そうでしょうか。
○太田淳夫君 それに関連しまして、現在各陸運局ごとに地方陸上交通審議会が設けられていて、今年度からはその中に各県単位の部会を設ける、そういうふうに伝えられているわけです。そして、従来管内の県ごとに公共交通機関の維持整備に関する計画、この答申を順次行ってきましたものを、この部会でそ...全文を見る
○太田淳夫君 いよいよこの組織改正によりまして、従来の許認可官庁から政策官庁へ大きく脱皮をしていくということですけれども、今回のこの横割り組織理念の導入に際しまして運輸省の説明を見ますと、許認可の手法を中心とした行政の運営から事業経営の効率化とサービスの高度化の行政目的に即した政...全文を見る
○太田淳夫君 その研究のために新政策研究会というのがあるんですね。西村審議官を中心として各界にヒアリングを行っているということを聞いておりますけれども、七月一日から機構改革が行われるんですけれども、夏ごろまでにはいろんな考えがまとまって、出されるような状態があるんでしようか。
○太田淳夫君 次に、第二点の運賃の収入の疑問点についてお尋ねいたしますけれども、五十九年度の運輸収入が三兆百六十九億円の予定ですけれども、その中で運賃改定による増収はおよそ一千八百億円になっていますけれども、利用者負担の増加を図る一方で、政府の助成金が前年対比で五百四十二億円削減...全文を見る
○太田淳夫君 今運賃改定の千八百億円の増収の根拠についてお話がありましたけれども、運賃改定のこの千八百億円の増収というのは、先ほどちょっと申し上げましたけれども、政府の助成金が減らなければもっと少なくて済んだのじゃないかと思うんです。従来、国鉄経営の再建には、一つには税金、これは...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年度の運賃改定では、実績を見ますと、千五百億円の増収を予定しながら実際は千六十億円の増収にとどまっているわけですね。ここ数年の運輸収入の見通しと実績を対比しますと、実績は常に下回っているわけです。ですから、旅客、貨物の輸送見通しにつきましても同様に過大の見通し...全文を見る
○太田淳夫君 もちろん、先ほど申し上げましたように、企業努力も大事でございますが、今景気が回復基調にあるために今回は予定しているような実績も上げられるというお話もございましたけれども、消費が回復をしますと運賃収入が上がるというような相関関係をおっしゃる方もお見えになるわけですけれ...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろとお話は今お聞きしたわけですけれども、今お話にあったような甘い見通しにはならないのじゃないかという私は心配をしているわけですけれども、そういう運賃収入の見通しの甘さというものがありますと、結局はまた赤字を拡大して次年度以降の運賃改定の幅を大きくしていく、また...全文を見る
○太田淳夫君 時間がないので次に進みますが、大臣は所信表明の中で、「経済構造がソフト化し、輸送サービスの質的向上への要請が強まる」、こういうふうにおっしゃっているわけですけれども、ソフトノミックスなんというのは大蔵省が財政赤字を弁解するための言葉かと思ったら、運輸省さんも早速取り...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、大臣も効率化が必要だと繰り返しおっしゃっているわけですけれども、国鉄貨物のヤード経由を廃止しまして直行体制としましたけれども、そういう国鉄貨物の縮小化の方向、これもそのソフト化に伴う輸送サービスの質的変化への一つの対応、こういうふうに言えるわけでしょう...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、そのソフト化に対応する輸送サービスの点では、この陸上交通の面では現行鉄道輸送のシェアはトンキロベースで七%、これを一段と低下させながら、トラックこれはトンキロベースで四五%ですけれども、この輸送のシェアを無限に高めていく、このように理解してよろしいんで...全文を見る
○太田淳夫君 これからますます経済構造のソフト化が進みまして、いわゆる軽薄短小化と申しますか、そういうことによりまして貨物量の増加テンポというのが鈍化してくるのじゃないかという心配をするわけですけれども、その中でどちらかといえばトラック輸送あるいは航空機輸送というものが選択される...全文を見る
○太田淳夫君 国鉄さんもしっかり頑張っていただきたいと思います。  時間もなくなりましたので、地元の問題でまことに申しわけございませんけれども、ちょっと国鉄さんに状況をお聞きしたいと思うんですが、よろしいですか。東海道新幹線ですけれども、新駅のいろんな要望が出ていると思いますが...全文を見る
○太田淳夫君 愛知県では、今、愛知県東部の方で地元等も地域の決定等をしていろいろと陳情に行っていると思いますけれども、その点の見通しはどうでしようか。
○太田淳夫君 もう一点は「ひかり」の停車の問題ですが、現在「こだま」は停車するが「ひかり」は停車しないという駅がございますけれども、特に岐阜の羽島駅というのは大野伴睦さんがいろいろと誘致をしてできた駅だそうでございますけども、何分にも中心地から離れておりますので、多少の不便はある...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月25日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは二点だけちょっとお伺いしますが、厚生省さんの資料の一番最初にあります合計特殊出生率ですか、この推移でございますが、ずうっと低下をしてきて五十七年には一・七七となって、五十六年度に比べますと多少これがちょっと上向きになっているんですけれども、これいろんな原因が...全文を見る
05月12日第101回国会 参議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは最初に、専売公社の方に御質問をさしていただきたいと思いますが、総裁はなかなかヘビースモーカーだとお聞きしていますが、大体何本ぐらい吸われるんですか、一日に。
○太田淳夫君 もちろん国産をお吸いになっていらっしゃるんだと思いますが、いかがですか。
○太田淳夫君 お隣にお見えになる大蔵大臣も相当、先ほどから拝見していますとたくさん吸っておみえになるような感じですが、大臣はやはり国産をお吸いになっていらっしゃいますか。
○太田淳夫君 お隣にお見えになります経済企画庁長官、河本大臣さんはちっともお吸いになっておみえになりませんけれども、もうおやめになったわけですか。何か事情がいろいろおありになりましたかな、失恋をしたとか——そんなことはないかな。
○太田淳夫君 今いろいろとお聞きいたしましたけれども、五十九年二月の十五日に出されました日本専賣新聞、この新聞に出ておりましたのを拝見しましたら、全国の喫煙人口が五十八年一年だけで二百六万人減少したというんですね。それまでの十六年間に約百万人減という、そういう緩やかなテンポであっ...全文を見る
○太田淳夫君 そこで本題に入りますけれども、きょうは決算ということでございますので、最初に決算報告に基づきましてお尋ねするわけです。  五十七年度の決算検査報告におきまして、会計検査院が専売公社に対しまして、国内産の葉たばこについて過剰在庫を解消するよう意見を表示しておりますけ...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま会計検査院から御指摘がございましたけれども、この国内産葉たばこの過剰在庫の解消策として、葉たばこの生産調整の実施を行う必要があるんじゃないかと思いますが、公社はこれまでどのような対応を講じてこられましたでしょうか。
○太田淳夫君 会計検査院の指摘によりますと、これまでの自然廃滅作政策による生産調整とか、あるいは五十七年度において臨時葉たばこ生産調整奨励金七十一億九千万円を交付するなどして、四千九百四十三ヘクタールの廃滅作を実施して耕作面積を五万四千七十七ヘクタールと、このようにしているわけで...全文を見る
○太田淳夫君 今、経営の合理化というお話が出たわけでございますけれども、せんだっての報道をちらっと拝見しましたら、約一万人ぐらいの人員の合理化を図るようなことを計画されていると聞きましたが、そのとおりでしょうか。
○太田淳夫君 次に、過剰在庫の解消を困難にしている問題点としまして葉たばこの全量買い取り制度、これが一つの要因となっているんじゃないかと思うんですけれども、公社では耕作者の葉たばこを品質にかかわりなく原則としてこれを全量買い入れるということになってますけれども、この中には原料とし...全文を見る
○太田淳夫君 五十七年度末の葉たばこの在庫量は三十八万六千九百二十五トン、このようになっていて、標準在庫量二十四カ月分を十三カ月分上回る三十七カ月分になっているため、この過剰在庫となっている葉たばこにつきまして年間に固定することになる資金は先ほどおっしゃっておりました約二千八百四...全文を見る
○太田淳夫君 相当な資金がやはり固定をせざるを得ないし、また寄託料というものも前年よりも上回るような状況にあるわけですね。  時間が来ましたので最後にあれですけれども、たばこ専売事業の運営につきましては、第二次臨調の第三次答申におきましても、一つは外国企業からの市場開放の要請、...全文を見る
○太田淳夫君 今いろいろと総裁の方から御発言がごさいましたが、今回来年の四月一日から日本たばこ産業株式会社として発足をされるという法案が出ております。ここには、当事者能力を持たせて経営の効率化を図っていく等々ございますけれども、やはり政府が全額出資をしているという最初の特殊会社の...全文を見る
○太田淳夫君 まず会計検査院から指摘のありました点につきましてはこれからも努力をお願いしたいと思いますし、先ほど五十七年度の減反後三カ年たちますので、次の減反計画につきまして審議会にかけるということでございますけれども、そのときも減反耕作者に対しましては補償をされているわけですけ...全文を見る
○太田淳夫君 どうも専売公社さん、御苦労様でした。  次は、それでは金融自由化のことが最近急速なテンポで進められつつあるように受け取っておりますが、日米円・ドル委員会第三回作業部会で、四月の十七、十八日の協議で一応の決着を見たのではないかと、こういうふうに思っているわけですけれ...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと各界の御意見もございますけれども、日本の金融界におきましてもこれまでの日米交渉の経過から見まして、余り急激な国際化は国内の金融市場を混乱させると。このように危惧を感じながら金融自由化の流れを変えることはできないということで、いろいろな対応策を講じていると伝...全文を見る
○太田淳夫君 アメリカの一番求めているものはユーロ円市場の完全自由化ということでございますけれども、その点に完全な合意ができたんですか。
○太田淳夫君 今回の外圧による自由化に対しまして前川日銀総裁は、本来は国内の金融制度、市場の自由化が先決だと言われて、国内の自由化促進実行が緊要の課題だと、このようにおっしゃっていますし、また四月十九日の大蔵委員会で、緒方日銀理事は、「国内の金融市場が現在の世界の大勢また国内の必...全文を見る
○太田淳夫君 国内の金融自由化を進めることをしないで、外圧によって仕方なく国内金融市場の自由化を図るというやり方をしてますと、金融市場の混乱や矛盾が発生をするんじゃないかというおそれを抱くわけですけれども、やはりある程度、その混乱や矛盾が生じないように、これからの外圧によって云々...全文を見る
○太田淳夫君 金利の自由化も、これは今がチャンスだという御意見等もございますけれども、これもある程度のプログラムというものを、順序というものをやはり示していくべきじゃないかと思うんですけれども、せんだっても、やはり四月十九日の大蔵委員会の参考人にお出になりました館龍一郎氏は、我が...全文を見る
○太田淳夫君 当然、大口投資家向けの自由化というのはぼつぼつと行われてきてるわけですけど、肝心の小口預金金利の自由化はソフトランディングというお話でございましたけども、そうなりますと、この預金金利の自由化という場合には、臨時金利調整法はどうされるのか、廃止されるのか、あるいは見直...全文を見る
○太田淳夫君 時間が残り少なくなりましたので次に移りますけれども、先ほど預貯金のことについてお触れになったわけですが、財投の原資が最近ちょっと質的に変化してるんじゃないかというような感じもするわけです。回収金がだんだんふえて、郵貯が減少を示してるということでございますが、今後この...全文を見る
○太田淳夫君 金利の自由化の進行に伴いまして、市中金融機関の高利回り商品の開発に対しまして、郵貯としてはその商品の開発あるいは運用の改善などの対策、これを考えられておるんでしょうか。
○太田淳夫君 これから高金利商品の多様化ということが考えられてまいりますと、郵貯だけでなくて財投の原資の調達コストも市場の実勢金利に近づいてくるわけです。そうした資金を貸し付ける場合に、民間の金融機関の融資金と何ら差がない状態になれば、低利という政策金融の利点というのは余りなくな...全文を見る
○太田淳夫君 せんだっての予算委員会でも同僚議員から大臣に御質問もしていろいろ御意見を承っておりますけれども、金利の連動するとともに、やはり郵貯の自主的な運用ということもこれは考えていかないと片手落ちになるんじゃないかということで意見を述べさせていただいたわけですが、その点の再検...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省、どうですか。
05月17日第101回国会 参議院 内閣委員会 第12号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、午前中に引き続きまして、防衛問題につきまして若干の質問をさせていただきます。  先ほど、同僚委員から五九中業の案の作成にっきましての長官の基本的な認識について質問もありましたので、これを省くわけでございますが、長官の指示の中におきまして、やはり私どもとし...全文を見る
○太田淳夫君 長官は、五月八日の閣議後の記者会見で、長官指示は直接一%問題を念頭に置いているわけではない、五十一年の閣議決定の方針を守っていくが五九中業と直接結びつけて考えているわけではない、こういう発言をされているわけですが、三月二十九日の衆議院予算委員会における長官の答弁では...全文を見る
○太田淳夫君 仮に長官の指示が、これは五九中業に対するもので五九中業そのものではない、また統幕議長及び三幕僚長に対する指示であるからこれは単に政府側の要望を知るためのものにすぎない、そう考えてこのGNP一%枠閣議決定にこだわらない、こうした場合は多少問題があるのじゃないかと思うん...全文を見る
○太田淳夫君 その長官の考え方もわからないわけじゃないんですけれども、やはり私どもの心配しますのは、このままで置きますと、いろいろと検討を進めていく中で防衛の問題についてこれは必要であるというものにつきましては歯どめなくリストアップされる、そういうおそれが出てくるわけです。そして...全文を見る
○太田淳夫君 長官の政治家としての発言につきましては私ども敬意を表するわけですけれども、これができますのは来年ですね。来年、長官はいらっしゃることになるんでしょうかどうか、その辺はちょっと私わかりませんけれども、それはやはり代々の防衛庁長官にそのことはきちんと引き継がれていかなけ...全文を見る
○太田淳夫君 これはそういういろんな意味から考えまして提案なんですけれども、先ほど制服組とおっしゃいましたけれども、そういう皆さん方から案が出された段階で、国会にこういうものだということは提出できますでしょうか。
○太田淳夫君 私の申し上げましたのは、でき上がったものじゃなくて、その案の段階のやつですけれども、その点どうですか。
○太田淳夫君 この五九中業の作業を行うに当たりましては、訓令上、統合長期防衛見積もり、またそれを受けました統合中期防衛見積もりのその情勢見積もりが基本になってくると思うんですけれども、この二つの見積もりの作成年月日と対象年度及びその内容の概要について説明できますか。
○太田淳夫君 この中業の前提となります情勢の見積もりにつきましては、国会になかなか提出はしていただけないということで、防衛庁としては拒否をされているわけですけれども、やはりこれは国会の国政調査権に対する一つの挑戦じゃないかと思われるんですけれども、防衛上の事柄ですからすべてこれは...全文を見る
○太田淳夫君 長官の指示の内容について一点だけお伺いしますけれども、この指示では「「防衛計画の大綱」に定める防衛力の水準の達成を期する」、こういうふうに言われていますけれども、具体的にこれは何を意味しているんでしょうか。
○太田淳夫君 大綱の水準達成という場合、一つは量的な問題、これですと別表しか記載がないわけですが、非常にこれも大まかなものになっているわけです。例えば、陸自の主要装備の数量というのも全く記載されていませんし、海自の艦艇や空自の作戦機につきましても、全数量は記載されていますけれども...全文を見る
○太田淳夫君 長官にお尋ねします。  長官、先ほども同僚委員からいろいろ指摘がございましたが、ソ連脅威論につきまして、ソ連の脅威の実態を国民に認識させるのが政治家としての任務だ、このようにおっしゃったということが報道されているわけですけれども、具体的にはどのような方策を考えてお...全文を見る
○太田淳夫君 公人か私人か非常にこれまた難しい問題があろうと思うんですけれども、防衛庁長官としての公人の立場が優先するということでよくお考え願いたい問題じゃないかと思うんです。  せんだってテレビ放映がございました。そのときにも長官がお出になっていろいろとお話しになっているよう...全文を見る
○太田淳夫君 長官は、大平元総理の盟友だったとお聞きしますけれども、亡くなられました大平元総理は、ソ連というのは本来防衛的な国だというような認識を前に委員会で表明されたこともあるんですけれども、長官としてもやはり同じような認識をお持ちなんですか。
○太田淳夫君 午前中、同僚委員から例のイラン・イラク戦争のことにつきまして質問がございまして、外務省から答弁がありましたけれども、防衛庁としてはどのような情勢把握をされているんでしょうか。
○太田淳夫君 次に、厚木基地の夜間訓練代替地の問題について多少触れておきますけれども、これも午前中に同僚の委員からも御指摘がございましたが、せんだって三宅島の有志の方々が上京されまして、議長にもいろいろと請願書を提出されてみえました。三千三百八十九名の方々が署名されて三宅島の官民...全文を見る
○太田淳夫君 昨年の十二月、噴火被害の復旧と絡めて三宅島に代替基地を建設する構想が急に浮上してきたわけですけれども、この三宅村の議会の受け入れ要望に先立ちまして、施設庁から事前工作を行ったことがあるんでしょうか。
○太田淳夫君 せんだって十日の日に三宅島の代表の方が防衛施設庁を訪問されまして、そのとき、代替訓練基地建設は騒音公害や生命の危険を伴うもので永久に断念してほしい、こういう代表からの話があったと思いますが、これに対しまして防衛施設庁側としましては、三宅島は候補地の一つにすぎず、計画...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、三宅島を断念をしていないのだ、今後もいろいろと接触を図っていきたい、こういうことですね。
○太田淳夫君 三宅島が無理だとわかった場合には、伊豆七島の他の地域いろいろとございますが、新島あるいは大島あるいは神津島についてもいろいろと打診を進めていくやのことも伝えられますけれども、この点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、騒音とかあるいは事故のいろんな苦しみを住民に強いるわけでございますので、対象地域の住民の意向というものを十分これは尊重してやっていただきたい、このことを防衛庁長官に要望しておきたいと思いますが、いかがですか。
○太田淳夫君 協力要請があったような点なんかは、住民の皆さん方からも相当な反対、要望もありますし、我が党も十二月に反対の要求を防衛施設庁に出しておりますので、そういうことで、なかなかこの点につきましては簡単には協力ができないのじゃないかと思います。いずれにしましても、住民の生命、...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次は、人事院がお見えになっておりますので、人事院にお聞きしたいと思いますけれども、まず昭和五十五年以来、毎年人事院は高学歴化あるいは高年齢化等の社会経済情勢の基調の変化に対応するため、人事行政諸施策の策定について報告をしておりますけれども、できれば定年制が導...全文を見る
○太田淳夫君 人事院が初めてこの制度改正の必要性を指摘しました五十五年から比べますと、五十七年人勧が凍結され、昨年は二・〇三%、こういうふうに圧縮されて実施されたわけですから、しかもこの委員会で問題になりましたけれども、俸給表についても政府が手直しをしている、こういう状態でありま...全文を見る
○太田淳夫君 何点か具体的な事例についてお聞きしますけれども、公務員の定年制、これは六十年三月三十一日から実施されることになっているわけですけれども、定年制が導入されますと職員の在職期間が長期安定化するなどのところから、それに見合う給与制度あるいは昇進管理等の検討の必要性が出てき...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど休暇制度のことについてお話が総裁からございましたけれども、この休暇制度についても人事院は再検討しているようですけれども、この中で結婚休暇あるいは夏季休暇の新設については特に問題はないようですけれども、しかし、年次有給休暇の削減にはいろいろな問題があって、外務省...全文を見る
○太田淳夫君 時間も参りましたので、最後になりますけれども、報道によりますと、人事院は第二土曜日を閉庁にして隔週ごとに休日にするというようなことも検討されているということでございますけれども、この閉庁方式によって公務員の週休二日制を実施するつもりなのかどうか、また本年の人勧に際し...全文を見る
06月19日第101回国会 参議院 内閣委員会 第13号
議事録を見る
○太田淳夫君 最初に、ただいま議題となっておりますところの法律案につきましての内容と目的についてお答えいただきたいと思います。    〔委員長退席、理事坂野重信君着席〕
○太田淳夫君 この提案理由の説明の中に、「郵政事業に係る地方行政機構の総合化及び効率化を図るため、」とありますが、具体的にはどういうことですか。
○太田淳夫君 ただいまお話がありましたように、今回の改正は、地方貯金局あるいは地方簡易保険局をそれぞれ地方郵政局の貯金事務センター、簡易保険事務センターとする、地方郵政局の事務の一部を分掌することになっておりますけれども、現行の制度によりますと、地方貯金局もあるいは地方簡易保険局...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、郵政省さんとしてはかっていろいろなデメリットがあるという御意見を出されておりましたけれども、その点につきましてはすべてこれは乗り越えることができたわけですね。
○太田淳夫君 ちょっとお尋ねしますけれども、現在の地方貯金局、それから地方簡易保険局の設置数はいつから現在の数になっていますか。
○太田淳夫君 このたびの地方郵政局への統合を機会に、特に設置数の多い地方貯金局を減らす考えはなかったのでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 いろんな歴史的な経過とかお話しいただきましたけれども、皆さん方がお出しになった資料によりますと、「地方貯金局の組織についても、オンラインによる業務処理の変化に合わせ昭和五十六年度から昭和五十九年度までに二十八の地方貯金局を九局に再編成することとし、現在段階的に実施中...全文を見る
○太田淳夫君 その五十五年行革のときに「オンラインによる業務処理の変化に合わせ」とありますように、最近はどんどん通信網も発展してまいりますし、これからINS等も拡充されてくると思うんですけれども、それで高度情報社会の到来によりましてますますこれから距離感がなくなってくるわけです。...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、為替貯金業務あるいは簡易保険事業におけるこれまでの合理化、効率化はどのように行ってきたのか、お伺いしたいと思いますし、またこれらの事業というのが国民生活の向上にますます貢献し寄与していくことは明らかだと思うんですが、その点、郵政省としてはどんな施策を考えて...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、この統合によりまして具体的にどの程度の要員面の合理化ができるのか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、統合によりましても組織的には少しも変わりはないし、要員面の合理化といっても具体的に何がされるのかさっぱりわからないという状況じゃないかと思うんですね。  この皆さん方の出された資料によりますと、「為替貯金業務のオンライン・システムによる総合機械化は、...全文を見る
○太田淳夫君 余り歯切れのいい答弁じゃないですけれども、それではもう一点お聞きしますけれども、統合することによりまして、郵政本省あるいは郵政局及び貯金、保険事務センターの指揮命令系統、これはどのようになるんでしょうか。あるいは本省と郵政局との二重の指揮命令系統ができて、混乱を生ず...全文を見る
○太田淳夫君 これは皆さん方の言によりますと、地方簡易保険局というのは、郵便局を通じて申し込みのあった簡易保険あるいは郵便年金契約の申し込みについて、これを法的基準、医的基準に照らして審査し締結する事務、保険金支払い請求について同様の審査を行う事務、その他簡易保険あるいは郵便年金...全文を見る
○太田淳夫君 例えば地方郵政局の所在するところにもそういった簡易保険事務センターというものがない地域もありますね。例えば、中国郵政局の中には簡易保険事務センターはない。しかし、そういったところで、今まで四国にありました高松地方簡易保険局、これが両方見ていたという経緯がございますけ...全文を見る
○太田淳夫君 次は、昭和五十九年一月の閣議決定では、我が国の高度情報社会の到来に対応して、総合的な電気通信行政の推進を図るため、郵政省の内部部局の再編成を行うこととした三局構想を決定していますけれども、これに対して郵政省はどのように対応しようと考えておりますか。
○太田淳夫君 三局再編成が七月一日発足するわけですけれども、これらの部局における職員の数はどのようになりますか。
○太田淳夫君 今、職員の数が減少するということのお話でございましたけれども、電波、電気通信等、今後ますます情報通信行政というものは量的にも質的にも拡大してくると思うんですけれども、やはり必要なところに十分そういった要員の配置をして、これからのそういった高度情報社会に適応していくこ...全文を見る
○太田淳夫君 それに関連しますけれども、これからいろいろと郵政省においてもテレトピア構想の推進等考えてみえると思いますし、これから地方におけるそういった電波・電気通信行政の必要性というものは高まってくると思うんです。これに対応しまして、やはり地方においてもいろいろな行政の機構につ...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、先ほど郵政三事業について同僚委員から質問ありましたが、私もその中の臨調答申との関連でちょっとお聞きしたいと思いますが、臨調答申の中に、郵便事業について民間開放を含めその扱いを検討すべきである、こう述べられていますが、これを検討を進めてまいりますと、郵便法第...全文を見る
○太田淳夫君 同じく臨調答申の中では、「事業全般にわたって従来の枠を超えて業務委託を積極的に行う」必要がある、こういうふうに述べているわけですけれども、先ほどから郵便事業につきましては約百五十億の赤字があるということで、大臣以下前かけ精神で今赤字解消を目指して一生懸命努力されてい...全文を見る
○太田淳夫君 今、団地等のパート配達のことにちょっとお触れになりましたけれども、これも時として問題が発生しているわけですけれども、この業務委託とかあるいは集配作業におきまして業務委託を図っていく場合に、特に通信の秘密の保持ということが十分これは配慮していく必要があると思うんですが...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次に、貯金関係でちょっとお尋ねしておきますが、先ほど同僚委員からも金利の自由化についての質問がされましたが、やはり私も決算委員会でこの問題につきましては局長の御意見も承りましたけれども、郵政省としてもどんどんと国民の財産を守る立場からPRしていく必要があろう...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、時間もなくなりましたので、あと一点だけお聞きしますが、少額貯蓄制度見直しというものが政府の税制調査会等で今検討をされていますけれども、この郵便貯金というのは非課税ということが長年にわたって国民の間に定着しているわけです。この見直しの問題は郵貯にやはり大きな...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、今の問題に対する大臣の御意見と、それからやはりこの五十七年九月三十日に出された郵政省の御意見、統合に対するデメリットの問題はすべてこれはクリアされていないと思います。今回の法律には賛成ですけれども、この法案につきましては、郵政省自身もいろんな矛盾点やら何か包...全文を見る
07月09日第101回国会 参議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは最初に、いよいよ七月一日から総務庁が発足をしたわけでございますが、長官は官房長官時代から、あるいは行管庁長官時代からこの総務庁の発足、いろいろと中心的な存在としておやりになってみえたんですが、総務庁長官に就任された所感とこれからの抱負を一言お願いしたいと思い...全文を見る
○太田淳夫君 従来の総理府にかわったわけですが、総務庁長官という立場はやはり給与担当大臣としての役割、そして人勧を完全実施をしていくということがこの大きな役目になろうかと思うんですけれども、そういった意味で従来の総務長官も完全実施につきまして閣僚会議等でも発言をされておりますね。...全文を見る
○太田淳夫君 人事院勧告が出た段階で適切な措置をしていく、これは当然でございますけれどもね。  このテレビ放送を見ていました人のいろんな話を総合して恥ますと、公務員の皆さん方の中にはこういうとり方をしている方もみえるわけです。これ長官ちょっとお聞きになっていただきたいと思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 確かに人事院勧告は、五十四年、五十五年とこれは二年続けて指定職の俸給表が十月実施になっていますね、五十六年が管理職について一年間凍結と、五十七年が、これがただいまおっしゃった異例の措置で完全凍結と、五十八年が圧縮実施ということで、五年続けてこれは不完全実施になってい...全文を見る
○太田淳夫君 人勧の問題につきましてはまた内閣委員会等で論議があろうかと思いますけれども、やはり給与問題担当大臣として、公務員の皆さん方の士気とかあるいは生活にいろいろかかわる問題でございますし、報道されたところだけ見ますと、人勧というものは完全実施はされない方向じゃないかという...全文を見る
○太田淳夫君 総務庁長官よろしいです。  次の問題ですが、ちょっと時間がなくなりましたので、一点だけお尋ねします。  行政監察局はかねてから特殊法人の統一的会計基準づくりについて調査をしていると聞いておりますが、その状況はどうでしょうか。
○太田淳夫君 大蔵省にお尋ねしますけれども、これは五十三年の三月の予算委員会ですけれども、同僚の議員から公庫等の政府関係金融機関の予算、決算書はわかりにくいし、もっとわかりやすい親切なやり方ができないものかと、こう提案をいたしましたけれども、大蔵省は現在研究会を持って研究している...全文を見る
○太田淳夫君 ということで、検討の結果としてはそのまま進めているということですね。民間の企業でもいろんなそういう一年間の営業実績を表示する手段として損益計算書の作成がありますが、公庫でも損益計算書の作成は定められてますけれども、この公庫の損益計算書を拝見したところでは、一年間の経...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、ゼロ決算がずうっと続いているということになりますと、経営成績をどのように把握していいか非常に難しくなってくるわけです。したがいまして、決算書にあらわれましたところの補給金または政府出資金が適正であるかどうか、あるいは決算書に計上された出資金、補給金が妥当か...全文を見る
○太田淳夫君 時間もございませんのであれですが、やはり貸倒引当金ですか、滞貨償却引当金の繰り入れの問題につきましては、これは五十年から五十三年にかけましても参議院予算委員会で論議がありましたし、この繰り入れの額は年々減額されて今まで来ているわけでございますけれども、やはりこれがか...全文を見る
07月13日第101回国会 参議院 本会議 第22号
議事録を見る
○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました臨時教育審議会設置法案につきまして、総理並びに文部大臣に対し若干の質問を行うものであります。  昨今における我が国の教育の現状は、表面だけを見ますと、学校教育を中心に世界に誇り得る規模となったと言えるほどで...全文を見る
08月03日第101回国会 参議院 内閣委員会 第21号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、主に鈴木参考人にお尋ねしたいと思うんですが、鈴木参考人は賛成という立場でいろいろと御意見をお述べになりました。私ども今回この臨教審の法案につきましては賛成ということになっておりますが、それにはいろいろの原案の修正を行ったわけですね。そしてやはり一番心配しま...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、先ほども教育基本法の第一条の問題が出たんでございますが、この教育基本法には先ほども大槻参考人の方からもお答えありましたが、人格の完成あるいは平和と真理あるいは正義、個人の価値、勤労、責任の重視、こういった徳目というか、教育の目的がうたわれているわけでございま...全文を見る
○太田淳夫君 先生は先ほど、今日の教育の荒廃そのものは、社会全体の、学校制度のみでなくて社会全体の教育システムの荒廃という中に巻き込まれているのだということでいろいろとおっしゃっていただきました。それで、時間をかけて二十一世紀への教育問題も論議すべきだということでお話しになったわ...全文を見る
08月06日第101回国会 参議院 内閣委員会 第22号
議事録を見る
○太田淳夫君 続きまして、この法案に対しましての質疑を行わさせていただきますが、多少ただいまの久保委員の御質疑と重なる部分があるかと思いますが、質問したいと思います。  私たちの党としましては、今回のこの法案につきまして衆議院段階におきまして人事の国会承認あるいは答申の国会報告...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、私ども今おっしゃったほかにもいろんな真意があるのじゃないかということは思っておるわけですけれども、ことしの二月十五日の衆議院の予算委員会で我が党の矢野書記長が総理に、施政方針演説で提起しました教育改革につきましていろいろと質疑を行っているわけですが、その中で...全文を見る
○太田淳夫君 できるだけ重複質問を避けろということでございますが、先ほど総理からも委員の人選についてはお話がありました。この委員というものは、国民を代表しまして、今後の我が国の教育について論ずることのできる立派な人で審議会が構成されるような人選が行われるべきだということを私たちも...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと御心配されているようですが、今の日本の民主主義国家の中で脅迫等のそういうことは考えられないのじゃないかと思うんですけれども、先ほど総理は三大改革というものを掲げられましたけれども、教育はこれは百年の大計に立ってやらなきゃなりませんし、その諮問の内容につきま...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどを同僚委員からもお話がございましたけれども、私たちが心配しておりますことは、教育改革の推進に当たりまして、これは精神上の改革だけではなくて、やはり相当な財政負担がかかる問題でございます。四十六年の中教審でさえも、この実現には六十九兆円という多額な経費がかかるわ...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、先ほどから総理も教育改革というのは教育基本法に基づいてこれは行われるということをおっしゃっておりますし、またそれに基づいて今回の臨教審も進められることは私ども間違いないと思うんですが、教育基本法には教育の目的とか、あるいは教育の理念、哲学、ビジョンというも...全文を見る
○太田淳夫君 私たちの党も昨年の十一月、これはちょっと手前みそになりますけれども、二十一世紀に向けての教育改革構想というものを提言しているわけですけれども、その内容はやはり教育審議会、今度の臨教審においても教育改革に当たって参考になり得るのかどうか、その点ちょっと文部大臣にお聞き...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、かつて教科書問題等で多少文教にも関連いたしますのでお聞きいたしますが、韓国大統領が来日されるわけでございますが、韓国は私ども考えましても地理的に極めて近い国でありますし、これは一衣帯水の位置にあると言えばあるわけでございますが、過去の歴史に由来しますいろん...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、今回お見えになりますことにつきましては総理も非常な期待をされているようでございますけれども、やはりこれが日韓の友好関係にプラスにならなきゃならないと思いますけれども、その際、警備とか天皇陛下接見の問題等もございますし、あるいは中曽根総理との間で話し合われると...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、一つお尋ねしておきたいことは、あと提案もありますけれども、北朝鮮との関係がやはり多少まだまだ不正常であると思うんですが、北朝鮮におきましても南北緊張が依然として続いているのが実情ですが、こうした中で全大統領が来日されるわけですので、北朝鮮あるいは朝鮮半島での...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次は、いよいよ人事院勧告が八月十日に提出をされるわけですけれども、総理は、この完全実施に向けて取り組む決意に変わりはございませんでしょうか。
○太田淳夫君 今までもそのようにおっしゃっておるわけでございますけれども、この過去二年間の公務員給与の抑制、凍結というのは、これは労働基本権制約の代償措置としての人事院勧告制度の維持、尊重を根本から揺るがせるような状況になっているわけです。五十八年度の人事院の年次報告においても指...全文を見る
○太田淳夫君 本院の決算委員会でも私は指摘をいたしましたけれども、ここにも公務員の方々がお見えになっておりますけれども、実際に人事院勧告と申しますのは、五十四年、五十五年、これは指定職の俸給表が十月実施となったわけですが、五十六年が管理職については一年間凍結、五十七年が異例の措置...全文を見る
○太田淳夫君 それから総理、時間がないということでございますのでお聞きしておきますけれども、今完全実施に向けていろいろ努力をされるということを御発言になりました。私も、今度最大限というのは、防衛費関係でも最大限とおっしゃって最大限努力されているんですから、それと同じように最大限の...全文を見る
○太田淳夫君 七月三十一日の閣議で六十年度予算の概算要求基準が決定されましたけれども、これを見ましても防衛費は七%アップでございますが、これは緊縮財政という中でこの四年間で三〇%増加しているわけです。その中で、先ほども同僚委員から文教費につきましては伸び率が非常に鈍化して、予算の...全文を見る
○太田淳夫君 最後だということでございますが、五十九年度の防衛費というのは二兆九千三百四十六億円で、これはGNP比で〇・九一%になりますので、あと一%枠までわずか二百五十四億円ということになっておりますが、これで人事院勧告三%以上のベースアップがありますと計算上は一%を突破するこ...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
08月07日第101回国会 参議院 本会議 第29号
議事録を見る
○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました臨時教育審議会設置法案につきまして、賛成の討論を行うものであります。  私ども公明党は、昭和三十九年の結党以来教育問題について真剣に取り組み、その基本政策やその他さまざまな提言を公にしてまいりました。私ども...全文を見る
09月18日第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○太田淳夫君 最初に、先ほど同僚委員からも御質疑がございましたけれども、長野県の西部地震に関しまして政府の対応をお尋ねしたいと思うんですが、私どもも地震発生直後に対策本部を設けまして現地に国会議員団あるいは県会議員団、地元の党員等の救援活動等にも当たりましたが、その中でいろいろと...全文を見る
○太田淳夫君 次に、防衛関係費の問題でございますけれども、このGNP比一%の枠の問題につきましては、当委員会におきましても、あるいは予算委員会等、あるいは内閣委員会等でそれぞれ論議をされてきたところでございますし、政府は常にその歯どめを守りつつ防衛計画の大綱水準の達成を図っていく...全文を見る
○太田淳夫君 それで、政府の態度には変化がないということでございますが、防衛関係費のGNP比一%以内とするこの閣議決定の予算あるいは決算についての関係につきましては、この委員会におきましても同僚委員あるいは私も質問しましたけれども、その点で明らかになっておりますことは、一つは予算...全文を見る
○太田淳夫君 五十八年度の一般会計決算概要が七月三十一日に発表されたわけですけれども、総額が五十兆六千三百五十三億円になっておりますけれども、この中で防衛費の総額はどの程度になっておりますか。
○太田淳夫君 今、官房長官のおっしゃった数字を見ますと、五十八年度の名目GNPの実績見込みは二百七十九兆五千億円、こういうふうに見込まれていますけれども、それから見ますと防衛費は約一%以内でおさまっているような感じになりますけれども、これは、先ほど同僚委員からも人勧の問題が出され...全文を見る
○太田淳夫君 それから、もし万一GNP比が一%を超えて、いろいろなこういった期待が裏切られるような、外れるようなことがあった場合でも、このような人勧等の実施によって意図せざる結果が起こって一%を超えたような場合であっても、これをもってGNP一%枠を撤廃したり、あるいは新しい歯どめ...全文を見る
○太田淳夫君 時間がないので次へ移ります。先だってTI社製の半導体不良の可能性が発見された、こういう事件があったわけでございますが、その中で、やはりP3CあるいはF15戦闘機につきましては日本の自衛隊でもこれは使っているわけでございますが、その点どのように対処されておりますか。
○太田淳夫君 向こうにも詳細を問い合わせすると書いてありますが、その点はどうですか。
○太田淳夫君 これは、自衛隊の中でも主要装備でございますし、国民の血税をもって購入している部分でございますので、早急に調査をして万全を期してもらいたい、このように思うんですが、官房長官どうですか。
○太田淳夫君 次に、発足しました臨教審につきましてお聞きしたいと思うんですけれども、この二十五人の委員がそれぞれ選任をされて臨教審も発足したわけでございますけれども、この中に、やはり子供の教育を専門的に研究をしている教育学者の代表が一人も入っていないという、専門的な立場からの批判...全文を見る
○太田淳夫君 また、運営方針としまして、議事録の概要を公表する、こういった発表をされておりますけれども、今どの程度のものが概要として発表できるのか。その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 最後に、報道されているところによりますと、予算が非常に不足をして非常に運営に苦慮しているということでございますが、やはり総理がこれは設置をした臨教審でありますし、成功させるためにもしかるべき予算措置が必要じゃないかと思うんですが、その点、しっかりとしたバックアップを...全文を見る
○太田淳夫君 それでは引き続きまして伺いますが、一点ちょっと最初に聞いておきたいのですけれども、主税局長さんお見えになっていますけれども、政府税調におきまして利子配当課税についての議論がされて先ごろ中間報告がなされましたんですが、それでは七つのいろんな意見が並列されているというこ...全文を見る
○太田淳夫君 では次に入りますが、五十七年度の税収額は決算ベースで当初予算の見込み額と比べまして六兆円に上る巨額な減収を招いているわけですけれども、その結果五十六年度を大幅に上回る税収不足が生じたわけです。また、この税収不足を穴埋めするために赤字国債を当初予算を三兆四千億円も上回...全文を見る
○太田淳夫君 そういう反省に立たれましていろいろな改善措置を講じてみえると思いますけれども、やはり適切な経済予測を行うことが経企庁としての大きなこれは責任ではないかと思いますので、その点どのような改善措置を講じたのかお伺いしたいと思うんですが。
○太田淳夫君 そのような重要な任務があると私も思っておりますので、今後の努力を期待したいと思います。  ちょっと大蔵省にお聞きしますけれども、五十八年度の決算の剰余金でございますけれども、二千五百六億円の処理についてはこれはどのように処理されるんでしょうか。国債整理基金に全額繰...全文を見る
○太田淳夫君 五十九年度の税の自然増収につきましては、五十八年度に続きましてこれが四千五百三十九億円ですけれども、一兆円以上ということが推定されておりますけれども、これに対する経企庁あるいは大蔵省の見通しはどうでしょう。
○太田淳夫君 経企庁長官どうですか。
○太田淳夫君 それでは六十年度の経済運営についてお伺いしますけれども、今各省庁から六十年度につきまして概算要求が出そろっておるわけですが、これから予算編成に入るわけですけれども、昨年の半ばごろから景気上昇が続く中で、最近の我が国の経済運営をめぐりまして二つの考え方が主にあるんじゃ...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、河本長官は先ほど五十九年の成長率は実質五%程度と、これは実現できるんじゃないかと言われているわけですけれども、その経済見通しが経企庁の試算となると、こういうふうに報道されているんですが、政府改定とどうしてこれはできないんでしょうか。その点どのようないきさつが...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど経企庁長官のお話の中に、経済はまだ力が弱いというお話もあったわけですけれども、アメリカの景気回復に引っ張られたような形でもって日本の景気上昇が今一方では進んでいるわけですけれども、その一方でまた内需の不振あるいは国民生活水準の停滞現象が生まれていると。先ほど個...全文を見る
○太田淳夫君 所得が伸びないというお話があったわけでございますけれども、もう一点ですが、アメリカの景気が非常に良好になって、日本の米国向け輸出もそれに誘われて回復を続けてきているわけですけれども、そのアメリカ経済の景気指標が六月、七月とここニカ月連続でマイナスになっておりますし、...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、ある程度の危険な指標も出ておりますので、アメリカの無気の後退ということについても十分考えて対処していかなきゃならないと思いますし、先ほどお話がありました個人消費の問題、所得の伸び悩みの傾向が続いているために、勤労者の生活水準及び勤労意欲というものが上がらない...全文を見る
○太田淳夫君 いろんな点を考えてみますと、時間がないのであれですけれども、    〔理事目黒今朝次郎君退席、委員長着席〕 やはり今後の一つの傾向としましては、アメリカの景気のスローダウンあるいは輸出の抑制という事態も考えておかなければならないと思いますし、日本の設備投資にいろ...全文を見る
10月17日第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○太田淳夫君 ただいま食品添加物及び公害問題について同僚委員から質問がございましたが、せっかく厚生大臣出席されておりますので一点だけお尋ねしておきたいと思うんですけれども、それは最近起こっております毒物混入事件についてでございますけれども、これがますますエスカレートすることが懸念...全文を見る
11月06日第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
議事録を見る
○太田淳夫君 先ほど同僚委員からも質問がありまして、大臣からいろいろ御答弁いただきましたけれども、やはり私も最初に公共事業等の問題につきましてお尋ねをしておきたいと思います。  五十七年度の決算概要説明等もございますが、それを見ましてもなかなか建設省の所管の計画が進んでいないと...全文を見る
○太田淳夫君 確かに、大臣から大いに努力をしていただかなければならない点が非常に多いかと思いますが、私どもこう見ましても、どうでしょうか、公共事業関係費の推移を見てみますと、事業費は五十五年以降四年連続伸び率がゼロに置かれておりますし、しかも五十九年度はマイナス〇・二%ですね。そ...全文を見る
○太田淳夫君 民間活力の活用ということでいろいろとお話がありましたけれども、そうしますと、この五カ年計画のおくれはどういうふうにして、取り戻すことはちょっと難しいと思うんですけれども、これはできないままで打ち切ってしまってまた新しい計画を立てていくのか、あるいは今の五カ年計画を七...全文を見る
○太田淳夫君 私どもも財政再建というのはもとより必要なことであろうと思っております。しかし、事情によっては公共事業費の財源を建設国債に求めてよろしいんじゃないかと、こういう考えも私たち持っているわけですけれども、公共事業費の拡大ということはやはり経済的な波及効果も大きいと思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 今、高齢化社会のお話も出ましたけれども、高齢化社会の問題につきましても建設省としては一生懸命研究をされているようにお聞きいたしておりますけれども、そういう高齢化社会に備える意味におきましても、やはり投資余力のあるうちに社会資本の整備を進めていくことが必要であると私も...全文を見る
○太田淳夫君 建設大臣とは前に伊豆半島の災害等では御一緒に視察したこともございますが、大臣としてもやはりこれを大いに、所管ではございませんけれども、側面からでも推進をしていただきたいと思います。その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 防災局長お見えですけれども、王滝村の災害、その後復旧も進んでいるかと思いますが、あそこで得られました教訓とか、こういうことを生かしていきたい、あるいは今後こういうようなやっぱり対策をとっていきたい、そういう点ありましたら一言お願いしたいと思います。
○太田淳夫君 それから次に問題移りますが、前建設大臣は訪中をされました。そこで中国側の交通相など関係者と意見交換等をされたようですけれども、中国側も来日をされているようですけれども、中国側としましては当面日本に期待していますのは高速道路建設監理、こういうものについての技術協力だと...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、私ども、日中両国の友好関係を促進するという観点からもできるだけ協力すべきである、こう考えていますけれども、具体的に日本道路公団などが事業の企画、設計、監理面など一貫した高度技術のノーハウ、これを提供するのは現行のもとでは難しいんじゃないかと思うんですが...全文を見る
○太田淳夫君 去年ですか、その関係公団の海外コンサルティング業務進出のために建設省と国土庁が、日本道路公団法とか水資源開発公団法など、その関係法の法改正案を国会に提出しようとしたということも知られておりますけれども、これは外務省とか国際協力事業団との間の調整がつかなかったと聞いて...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、見通しはまだ明らかでないということですね。
○太田淳夫君 それでは時間がわずかになりましたので、取りまとめてお伺いしますけれども、最近東名、名神などの高速道路を見てみますと、パーキングエリアあるいはサービスエリアが飽和状態になっていて、非常に危険な状態になっているということが報道されているわけですが、さらに最近では、エリア...全文を見る
○太田淳夫君 この決算委員会で同僚委員からの質問に対しまして、建設省は駐車場の新設を約束をされているわけですけれども、来年度は二カ所程度と聞いていますが、それだけではなかなかこれは解決される問題ではないと思いますが、その点、どうでしょうか。
○太田淳夫君 さらにこの高速道路の駐車場問題の原因ですね、交通量の増大に見合った駐車場スペースの不足に伴いました絶対数の問題と、大型トラックが長時間駐車をしている、特に大都市周辺ですね。ということが今起こってるんじゃないかと思うんですが、東京に近いパーキングエリアでは工場に荷物を...全文を見る
○太田淳夫君 当然それは関係各省ともよく話し合いをしていただきたいと思いますけれども、とりあえず公団としてできることもあるんじゃないかと思うんですね。例えばそういうパーキングエリアが満員であれば、すいているところがもっと手前にあるんですから、だから先は満員ですよということを運転手...全文を見る
11月08日第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、午前中に同僚の委員からも詳細にわたりましてマル優制度問題につきまして御質疑がございましたけれども、私どももこの問題につきましては無関心でおれませんので、若干重複する部分があろうかと思いますが、この際郵政省の考えをお聞きしておきたいと思います。  最初に大...全文を見る
○太田淳夫君 大臣のおっしゃるとおりではないかと思うんですが、私どももこのように考えているわけですけれども、日本は世界にも類例のない貯蓄率の高さを持ってきたわけですけれども、それは、日本経済の発展のために、郵貯を中心にしていろいろと大衆への優遇策もあったかもしれませんけれども、一...全文を見る
○太田淳夫君 最近のいろいろな論議を見てみますと、午前中も論議があったと思いますけれども、グリーンカードというのは利子配当課税における不公平是正というのを最大の目的としていろいろと論議をされてきたんですが、最近の税調等の論議を見ますと、この不公平是正という部分が非常に後退をしてい...全文を見る
○太田淳夫君 きょうの日経新聞を見ますと、郵政省が大蔵省に逆提案をしたというようなことが大きく報道されていますけれども、これはどういうお話ですか。
○太田淳夫君 そうしますと、こういう逆提案ではなくて、従来の線を守っていくんだということでございますが、大蔵省があしたの税調に提示をするらしいといういろんな案があるわけですけれども、それについての郵政省の考え方も午前中あったと思いますけれども、何かいろいろと報道されているところに...全文を見る
○太田淳夫君 確かに金融機関あるいは郵便局の窓口等の応対というのは非常にこれは困難になるんじゃないかという意見も現場で私たちも聞いておりますけれども、中にはもしかすると提案されるのじゃないかと思われる低率分離課税方式ですと現行の不正利用は防止される、そういうような評価をする向きも...全文を見る
○太田淳夫君 午前中もいろんな論議がありましたので、この程度でやめておきたいと思いますけれども、やはりこの郵便貯金の非課税制度を廃止したり、あるいは主張することは、国民生活に重大な影響を及ぼすばかりではございませんで、やはり郵貯の業務に従事されている、働く皆さん方の方にもいろんな...全文を見る
○太田淳夫君 次に、きょう参議院内閣委員会におきまして、有事法制の研究についての防衛庁長官の御発言がございましたが、それを見てみますと、第二分類までのいろんな検討につきましては終わったということでございます。特に、電気通信につきましては、有線電気通信法あるいは電波法等についての検...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次にまいりますが、電電公社の関係について今法案審議が参議院で継続審議されておりますけれども、この問題について質問いたしたいと思いますけれども、最初に取締役の選任についてちょっとお伺いしたいんですけれども、この法案が成立しますと、会社設立のために最初に行われる...全文を見る
○太田淳夫君 最初の手続が今お話ありましたとおり設立委員を任命することにあると思うんですけれども、商法第百六十五条によりますと株式会社の設立には七人以上の発起人が必要であるとされていますんですが、国際電電のときには二十七人であったと考えますと、今回も同程度かあるいはそれ以上の数が...全文を見る
○太田淳夫君 取締役はそうすると設立委員会の推薦、そして創立総会において選出をされる、これが成規というか順当な手続だろうと思うんです。  そこで、郵政省に確認いたしますけれども、日本電信電話株式会社法案第四条では、政府は発行済み株式の三分の一以上保有していなければならないとなっ...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと会社の株は普通財産として大蔵省が主務官庁としての責任を持つ、こういうことになるわけだと思うんですけれども、そうしますと会社の株主は大蔵省ということになるわけでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと会社の創立総会というのは、これ株主によって行われるのが常識ですけれども、創立総会というのは大蔵省一人ということになるんですね。
○太田淳夫君 商法第百八十二条は取締役及び監査役の選任で、創立総会においては取締役を選任しなければならない、こう規定されておりますけれども、これを見ますと、株主総会は大蔵大臣一人または代理の者が出席をして取締役の選任を行うということになると思うんですが、これは間違いないでしょうか...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、この設立委員会における取締役の推薦をする場合におきましても、大蔵大臣と郵政大臣と、それぞれがよく協議をしてこれは決定をしていくということですね、前もって。
○太田淳夫君 次に、これも委員会等でいろいろと論議をされてきておりますけれども、新電電会社の株式についてお伺いしますけれども、この株式のことにつきましては、郵政当局は一般会計の赤字補てんのみならず電気通信事業に寄与する方向で活用したいと、こういうふうに常々述べてみえますし、一方大...全文を見る
○太田淳夫君 これは衆議院の逓信委員会におきまして、委員の質問の中でもその問題が扱われておりますけれども、この間の問題につきましては、大蔵省と監督官庁である郵政省と十分に連絡をとり、協議をしながらその取り扱いを取り運んでもらいたいという要望に対して、竹下大蔵大臣からは、そのとおり...全文を見る
○太田淳夫君 郵政省当局は六十年度予算の概算要求の中で、新電電株式会社の株式を管理運用するところの電気通信振興機構というものの設置構想を明らかにしていると思うんですが、その構想はどのような構想なんでしょうか。
○太田淳夫君 私どもも電電公社発足のいろんな経過に照らしましても、そういった意味でも国民共通の財産としてのそういう部門の活用というのは非常に重要じゃないかと思います。今ちょっとお話をお聞きしていますと、相当に間口が広いような感じもするわけですけれども、最初からいろいろと電気通信振...全文を見る
○太田淳夫君 日高さんに聞いてもまだあれでしょうから、やめておきますわ。  それでは、ここで電電公社の総裁にお伺いしたいと思ったんですが、ちょっと急用でお休みだそうですので、一点郵政大臣にちょっとお尋ねしておきますが、郵政大臣としましては、就任されたばかりでございますけれども、...全文を見る
○太田淳夫君 次に、電報業務のことについてお尋ねしておきたいんですが、これは五十七年度決算で会計検査院が意見を表示をしているわけですけれども、会計検査院は収支改善についてどのような要望をされておりますか。
○太田淳夫君 電電公社はどのようにこの問題について考えてみえますか。
○太田淳夫君 郵政省といろいろと話し合いを詰めてみえるということでございますが、なかなかこの話し合いが並行線をたどっているということも報道されておりますけれども、やはりこの郵政委託業務の改善につきましては、私どもとしても歴史的な経緯もあろうし、あるいは労働問題等もあろうかと思いま...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろな報道もされているわけですけれども、電報の持つやはり一つの使命ということもございますが、両者の話し合いが難航していて、この郵政事業特別会計に関する六十年度予算概算要求の確定数字も出せないという異例の事態になっているということも憂慮されているわけですけれども、...全文を見る
○太田淳夫君 今後、郵政省には電子郵便というのが今ございますね、やっていますが、この電子郵便と電報との整合性の問題ですが、これはどのように郵政省としては考えてみえるか。公社が電報を今後も継続するとすれば、公社としての基本的な考え方はどうか、その辺ちょっとお聞きしたいと思うんですが...全文を見る
○太田淳夫君 次に、郵政省は、二十一世紀の高度情報化社会に向けて次期通常国会に電気通信の高度化を推進するため電気通信高度化のための基盤整備に関する法律案、この提出を検討しているようですけれども、その検討内容はどうですか。
○太田淳夫君 通産省もいろいろと高度情報化社会にスムーズに移行するための総合的な体制づくりを目指していろいろと考えてみえるようですが、これはどのような内容ですか。
○太田淳夫君 報道されておるところによると、運輸省も情報化基盤整備法案というようなものを提出をする方針を固めたと言われておりますが、その点はどうですか。
○太田淳夫君 そうしますと、今後三省それぞれが基盤整備に関する法案というものを国会に提出をするための準備を進められるということでございますけれども、ある部分では共通する部分もあろうかと思うんですが、今後対立する部分もあろうかと思いますが、郵政当局としてはどのような対応をされる所存...全文を見る
○太田淳夫君 今、奥山局長からお話がありましたけれども、やはり各省それぞれが対立をしてまいりますと、行政側の所掌争というような見方も出てまいりますので、産業の問題あるいは国民生活に関する問題あるいは地域社会の発展の問題、いろんな問題につきまして利用者側あるいは国民の側から見まして...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
12月13日第102回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、最初に大蔵大臣に御意見を承りたいと思うんですが、これは大蔵省の所管ではございませんけれども、きょういろいろと報道されたところを見ますと、昨日、中央児童福祉審議会が児童手当制度見直しの答申、意見書を厚生省に提出をしたということですけれども、それを見ますと、支...全文を見る
○太田淳夫君 私どももこの意見書というのは、これはずっと繰り返して行われてまいりました政府自民党内における児童手当無用論、福祉ばらまき反対というようなことのやはり大きな影響を受けて、今回はこういった福祉を切り捨ててむしろ国庫負担を軽くしていこうという、そういうことの面だけが重視さ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、六十年度の経済成長の見通しを含めましてお伺いしたいと思いますけれども、経済企画庁としましては今年度の五十九年度の経済成長の見通し、これにつきましては九月に当初の政府の経済成長率の見通しを上方修正したわけですけれども、これによりますと、実質成長率が五・三%という...全文を見る
○太田淳夫君 いよいよ予算編成も大詰めに来ているわけでございますけれども、来年度の経済成長率につきましてはどのような見通しを持っておりますか。
○太田淳夫君 これは某新聞に、大きくおたくの見通し最終案とかいって発表されていますが、これはほぼ固まっているんですか。
○太田淳夫君 予算編成に必要な最終案が固まったということでなく、経済企画庁としての一応の最終的な見通し案がこれだということですね。
○太田淳夫君 しかし、今までのいろんな経済の動き等を見ますと、大体ここで報道されているような線で落ちつくと見ておりますか。
○太田淳夫君 もう予算も大詰めに来ておりますので、もうこの数字が経企庁としてはほぼ確定的ではないかと思うのですが、これを見ますと六十年度の見通し、最終案としましては実質成長率が四・五%、名目で六・一%である。経常収支の黒字幅は三百四十億程度というようなことで一応発表になっておりま...全文を見る
○太田淳夫君 予算そのものが仮定であるということをおっしゃった大蔵大臣もいらっしゃいますので、我々もこの見通しに基づいていろいろとお話し合いをしていかなければならないのじゃないかと思うのですが、そこで五十九年度の経済成長率が政府の当初見通しよりも高くなりましたのは、今お話があった...全文を見る
○太田淳夫君 まあ大臣からもいろいろとお話がありましたが、私どもは、何としても五十九年度の経済の動きというものを六十年度も持続をしていくためには、積極的な内需拡大策をとる必要があるんじゃないかという立場で、今までも公共投資の増加あるいは投資減税あるいは所得税減税のことも主張をして...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次に、大蔵省が十一月三十日の政府及び自民党税制調査会に六十年度予算案の試算を提出されたと聞いていますが、それほどのようなものでしょうか。
○太田淳夫君 その報道されているところを拝見しますと、歳出の総枠は五十四兆八千六百億円、歳入は五十一兆二千七百億円と、その収支ギャップは三兆五千九百億円となっていますし、大蔵省ではこのギャップを埋めるために増税、税外収入の今年度並み確保あるいは一般歳出の今年度並みの削減、こういう...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと努力されているようですが、その中で、これもいろいろと伝えられるところによりますと、国債整理基金への定率繰り入れを四年連続全面停止したり、あるいは赤字国債の発行枠を一兆円削減を断念した、こういうことも報道されているわけですけれども、この点はどのようにお考えで...全文を見る
○太田淳夫君 本年度の税の自然増収はどのぐらい見込んでみえますか。
○太田淳夫君 税調に示された資料というのは、ことしの二月に大蔵省がまとめた中期展望で示されたものが大体提出されているようですけれども、その資料によりますと六十年度の税収見込み額を三十七兆一千億円としていますが、それは変わりありませんね。
○太田淳夫君 この額を仮に置かれているということでございますが、この額は五十九年度の税収予算額に比べて七・二%増加ということでございますし、中期展望では名目成長率を六・五%と、こういう前提を置いてやっているわけですけれども、どうも来年度そこまで経済成長率がいかないのじゃないかとい...全文を見る
○太田淳夫君 では次に参りますが、次は防衛費関係ですが、五十九年度のGNPにつきましては経企庁の試算によりますと名目どのぐらいにいきますか。
○太田淳夫君 そうしますと、五十九年度の防衛関係費がこれは二兆九千三百四十六億円ですけれども、これに比べますとまだある程度のすき間はあるわけですけれども、これに自衛官等のベースアップ分を加えますと五十九年度でGNP比一%を防衛費は超えてしまうのじゃないかというんですが、その点どの...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、今おっしゃったのはGNP分の当初予算であるから一%の枠内におさまる、こういうことですね、今おっしゃったことは。
○太田淳夫君 節約をして一%枠を突破することは避けたいということですが、経企庁は六・五%に修正ということで今の名目GNPの計算をされているわけですけれども、大蔵省はそれを認めていないんでしょう、今のところ。どうなんですか、大蔵省としては。
○太田淳夫君 防衛庁としてはいろいろと経費節減をしながら、この一%の枠は補正予算を組んでも守っていきたいという意向を今、経理局長さんおっしゃっていましたので、大いに節約はしていただきたいと思いますが、私どもいろいろと調べましたところによりますと、経企庁は六・五%の名目成長率でまい...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、六十年度の防衛費は、金額的にはどのぐらいになるんですか。
○太田淳夫君 当然これから見直し作業が行われてこなきゃならないと思いますが、私どもとしましては、あくまでもGNPの一%の枠は堅持をしてもらいたい、このように主張しているわけですが、防衛庁としてはどうでしょうか、やはり概算要求八・六%になりますし、こうなりますと、来年度の名目GNP...全文を見る
○太田淳夫君 経理局長もいろいろと苦労されているのはわかるんですが、せんだってこういうことが新聞で報道されておりましたが、これは防衛庁の夏目事務次官が十二月三日に宮澤総務会長を自民党党本部に訪ねまして、六十年度予算案編成についてGNP一%枠内に防衛費をおさめることは困難な事情を説...全文を見る
○太田淳夫君 最高の公の席ということであればこちらも了承しますけれどもね。いろいろと報道されたところもございますけれども、先ほどのお話にありましたように、どうも当初予算だけでも守れば一%の枠は後は補正で超えてもいいような、そういうニュアンスにだんだんと変化しているような感じもする...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、先ほど同僚委員からも質問がございましたが、マル優制度の問題につきまして二、三点質問をしたいと思いますが、いよいよ六十年度税制改正、焦点がマル優制度の見直しになったわけですが、何か報道されておるところによりますと、自民党政府では大体マル優制度の見直しにつきま...全文を見る
○太田淳夫君 マル優見直しの作業というのは、本来的には今凍結をされておりますグリーンカード制度にかわりまして、マル優が脱税者の天国になっている状態を早急に是正する、これが目的で発足したのじゃないかと思うのですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 国税庁は十月五日に五十八事務年度の源泉所得税調査結果をまとめてみえますけれども、このうちのマル優関係についてお尋ねしますけれども、国税庁が全民間金融機関の九・六%に当たります三千八百店舗を税務調査した。その結果、利子課税を免れた貯蓄額は六千七百億円、また重加算税を含...全文を見る
○太田淳夫君 この税調査をしたほとんどの店でマル優制度を悪用した不正貯蓄が見つかったと言われていますが、そのとおりですか。
○太田淳夫君 また伝えられるところによりますと、大阪国税局の調査によりますと、追徴額ですね、約八割は金融機関が負担していたと、こういう報道もされていますが、これは事実なのか。また、マル優悪用の手口はどのような手口が多いんですか。
○太田淳夫君 これは前回、五十八年にも発表ありましたし、毎年こういうような不正預金額、追徴金が発表されているわけですね。特に去年の例ですと、ある信用金庫では、取引先のある人の預金をさくら、あやめ、ふじという架空名義で分散して、約一千八百万円の利子課税を免れていたとか、そういう、こ...全文を見る
○太田淳夫君 今、二類型ということで話があったわけですが、不正はそう多くないとおっしゃるかもしれませんけれども、一割の店舗だけでもこれだけの額になるんですから、もしもこれを、一割だから十倍するということもあれですが、たとえばやってみますと七兆円、マル優の不正総額は七兆円になるし、...全文を見る
○太田淳夫君 次にそれでは移りますけれども、何となく、この非課税貯蓄の見直しというのは郵貯いじめになっているんじゃないかという、そういう感じもするわけですけれども、郵便貯金、これは財政投融資の原資として重要な役割を今まで果たしてきているわけですけれども、しかし最近は、市中金融機関...全文を見る
○太田淳夫君 このまままいりますと、よく郵便貯金の金利の規制とか言われますけれども、それが続いてまいりますと郵便貯金から高利回りで流動性の高い金融商品の方にシフトが高まってくるんじゃないかと思うんですね。それは、中期国債ファンドあるいは国債組み合わせ商品あるいは三十兆円を超すよう...全文を見る
○太田淳夫君 今、郵政省からお話、お考えが示されましたが、財投の原資としての郵便貯金も年々減少というよりも、五十八年から五十九年にかけては一兆円という大きな減少をしているわけですが、やはりこの辺で郵便貯金のあるべき役割ということも十分今後考えていかなきゃならないんじゃないかと思い...全文を見る
○太田淳夫君 やはりいずれにしましても政府資金のストックを高めるためには財政投融資原資を充実させなきゃならないし、それには今まで大きな役割を果たしてまいりました郵便貯金が増加するような体制づくりが必要じゃないかというように思うわけですが、やはり先ほど郵政省からお話がありましたけれ...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵大臣、今郵貯の方から自由化商品と、そして運用を郵政省に任せるということで、これは前々からもうずっと論議を今まで呼んできているわけですが、もうそういうことが必要な時代にだんだんと流れがなってきているんではないかと思うんですね。やはり掛金を掛けた人たちあるいは税金を...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりましたので手短に申し上げますけれども、やはり金利自由化時代に即応した財政投融資制度、こういうことを真剣に討議をするときに来たと思いますし、理財局長の私的研究グループで財投研究会というのがあるそうでございますが、ここでの検討の目途についても私どもお話を承りた...全文を見る
12月20日第102回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○太田淳夫君 それでは、午前中いろいろと同僚委員からも質疑がございましたこの人事院勧告制度をめぐる問題でございますけれども、やはり重要な問題でございますので、私も何点か確認をさせていただきながら質問させていただきたいと思います。  最初に、これは何回も聞いておりますけれども、人...全文を見る
○太田淳夫君 今認識お話しありましたけれども、確かに憲法に保障されました労働基本権を国家公務員につきまして制約をしている代償措置として設けられている、それだけ重要な立場であるということは私たちもよく認識をしているわけでございますが、今お話がありました昭和二十三年十二月十日に第一回...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと私どもも皆様方の資料を調べてみますと、やはり完全実施の回数、私たちから見て、いろいろな手当云々よりも、十二回ぐらいしかないのじゃないかというような感じがするんですけれども、そうなりますと、最初におっしゃったような人事院の特殊な立場、重要な立場ということから...全文を見る
○太田淳夫君 おっしゃることは私もよくわかります。ただ、お話のとおり、人事院勧告制度をめぐる情勢というのは非常に厳しいのじゃないかという私ども認識を持っているわけですが、この委員会でも先ほど取り上げられておりましたけれども、あるいは常に論議されておりますけれども、昭和四十八年の全...全文を見る
○太田淳夫君 今、人事院のいろいろな意見は承りましたけれども、長官どうでしょうか。
○太田淳夫君 長官は前々からも尊重をするということでおっしゃっておみえになりますが、昨年もそうでございましたが、今年も勧告率を勝手に変更した率をもってこの給与法改正案を提出しているわけです。これは今いろいろとお話がありましたような、公務員の使用者たる政府自身が第三者機関たる人事院...全文を見る
○太田淳夫君 我々の立場から今回も修正案を提出して完全実施を求めているわけでございますけれども、長官は十一月八日のこの委員会におきまして積み残しの官民較差を三年を目途にして解消していくという考え方を示されたわけですけれども、これは午前中も論議ありましたけれども、完全実施ということ...全文を見る
○太田淳夫君 今回提出をされましたこの給与改定案三・三七%アップですが、これを拝見しますと、依然として約三%の積み残しを残しているということになるんですけれども、これは五十七年度の勧告凍結の状態が続いている、このように見てもよろしいんでしょうか。
○太田淳夫君 先ほど同僚委員からもこれは御質問がございましたが、五十七年度、五十八年度、ことしを含めまして三カ年にわたりまして退職された方々がみえるわけですけれども、これは勧告率積み残しのまま、あるいはベア積み残しのまま退職させられる、あるいはさせられたことになるわけでございます...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、いつまでもそういうお話をされずに、何らかの救済の対策を今後講じていただきたいということを要望しておきたいと思います。  法案の中身にちょっと触れますけれども、平均三・三七%、約八千百三十八円の改善率及び額を出しているわけですけれども、十月三十一日の閣議決...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどこれも同僚委員からいろいろとお話がありましたが、標準生計費と本法案の対応俸給、これを比較してみますと公務員の皆さん方の生活は大幅な赤字になるということですが、そちらの方に資料ありますか。先ほど独身男性で行(一)八等給の皆さん方の例をとられましたけれども、例えば...全文を見る
○太田淳夫君 人事院が今までの例に倣いまして総務庁統計局の家計調査及び厚生省の調査等を基礎にして算定した本年四月における世帯人員別標準生計費を見ますと、四人家族で、調整手当非支給地では二十三万一千五十円、東京都では二十四万七千三百二十円になっていますが、この標準生計費に対応する想...全文を見る
○太田淳夫君 俸給表の作成の点で最後にお聞きしておきたいと思うんですけれども、これは先ほども同僚の野田委員からも質疑がございましたけれども、俸給表の作成の権限、これは総務庁設置法に云々ということでございましたが、もう一度お伺いしておきたいと思います。
○太田淳夫君 確かに勧告に基づいて法案を提出するということは政府の任務かもしれませんけれども、せんだっての委員会でも同僚の質問に対しまして、法的などういうところにそういう明文があり、権限があるのだというような質問に対しましてはなかなか明確な答弁がなかったように思いますし、今も俸給...全文を見る
○太田淳夫君 ちょっと長くなりますけれども、総務庁設置法の中にあります「国家公務員に関する制度に関し調査し、研究し、及び企画すること。」、この規定がかなり拡大解釈されるおそれがある、そう思うわけです。国家公務員法あるいは一般職の給与法を見てみますと、果たして総務庁にそのような権限...全文を見る
○太田淳夫君 人事院総裁、どうですか。
○太田淳夫君 防衛庁長官が見えていますので、防衛庁の職員の給与法についてちょっと触れておきたいと思います。  防衛庁長官は、今回の防衛庁職員の給与改定、これがやはり低い率に抑えられているわけですけれども、この点についてはどのような認識をお持ちになってみえるか。特に、国を守るとい...全文を見る
○太田淳夫君 今まで防衛庁としましてもあるいは政府としましても防衛費の一%の枠と給与改定は別だという態度をとっておみえになりましたけれども、今回でもその問題は関係ない、防衛費の枠の問題には影響を与えなかった、このように断言できますか。
○太田淳夫君 今回の給与改定に要する費用は四百三十八億円と聞いておりますけれども、瞬間的に一%の枠を超すのじゃないかということもいろいろと報道されておりますが、防衛庁としてはどの程度超すとお考えになりますか。
○太田淳夫君 そうしますと、こういうことがいろいろと計算されている。補正予算段階で他の経費を節約することによってGNP一%以内という閣議決定を守ろう、こういうふうに防衛庁もせんだって答弁していたと思うんですが、その場合にどのようなところを節約するお考えなのか、その点はどうでしょう...全文を見る
○太田淳夫君 防衛庁長官は、この給与法改正案と防衛費のGNP一%枠の閣議決定との整合性についてどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 六十年度の防衛関係予算を決める際にもこれはいろいろと問題になって、一%枠も当然問題になってくるわけでございますけれども、そのたびごとにいろいろと問題にならないように、やはり防衛の基盤となる自衛官の士気高揚のために、経済見通しあるいは人事院勧告に基づいた給与改定を考慮...全文を見る
○太田淳夫君 ここで長官に一言お聞きしておきますが、総理大臣の諮問機関が一%枠の見直しということを総理に答申を出したり、あるいは総理自身も来年の秋ぐらいには一%の見直しについていろいろと御意見を述べてみえるようですが、その点について防衛庁長官としてどのようにお考えですか。
○太田淳夫君 防衛庁職員の給与体系につきましては、この内閣委員会におきましても過去で多くの指摘がされております。余り改善されたとは思えないのでございますけれども、今回も改善はしますよということをおっしゃっていながら改善もされないで提出をされているわけですけれども、見てみますと単に...全文を見る
○太田淳夫君 時間が来ましたので、最後に人事院にお聞きしますけれども、防衛庁のいろんな見直しのお話も今出ましたんですが、その根幹をなすのはやはり人事院の六十年を目途とされました公務員制度の見直し、こういう問題じゃないかと思うんです。これは戦後の公務員制度の改革という歴史的な大きな...全文を見る
○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました政府提出の給与関係三法案及び日本共産党提出の一般職給与法改正案に対する修正案に反対、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合共同提案に係る一般職給与法改正案に対する修正案、民社党・国民連合提出の特別職...全文を見る