太田淳夫

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開催日 会議名 発言
02月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、最初に補正予算につきまして若干の質問をさせていただきますが、第一点、先ほど同僚委員からも質問がございましたが、既定経費の節減の問題でございますけれども、これは例年既定経費の節減につきましては当初予算の切り込み不足を示すものとして再三この委員会でも指摘をされ...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵大臣はそのように言われますけれども、これは毎年毎年議論を呼んでいるところでございますし、聞くところによると、各省庁に対してあらかじめ節減額を努力しろというような大蔵省からの指示が来ているというお話もよく聞きますが、各省庁もそれぞれの節減の努力をしているわけです。...全文を見る
○太田淳夫君 次は、予備費についても近年取り崩しが行われているわけですけれども、これもやはり当初計上額が大き過ぎるのじゃないかということでいろいろ指摘を受けてまいりました。ここ数年、当初計上額が三千五百億円、こういうことで据え置かれておるわけですけれども、五十七年も千二百億円、昨...全文を見る
○太田淳夫君 次は税収についてお伺いしますけれども、法人税は法人企業の申告所得が増加するものと見込んで三千三百五十億円の増収を見込んでいるわけですけれども、これは昨年度の増収三千二百七十五億円、これから予想された数字が加えられているのじゃないかと思うんですけれども、五十九年度の十...全文を見る
○太田淳夫君 今言われましたけれども、この実質経済成長率も五十八年度の三・七%に対しまして、今年度は経企庁の見直し試算でも五・三%、こういうふうに見込まれていますし、これから見ましても法人税収というのは昨年の数字よりも超えると思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 いずれにしても法人税は昨年を上回る増収ということは確実ですね。
○太田淳夫君 次は酒税についてお伺いしますけれども、酒税は二千四百五十億円の減額補正を行っているんですけれども、十二月の収入額調まででどの程度の進捗割合になっていますか。
○太田淳夫君 その理由はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 五十九年四月五日ですか、大蔵委員会で局長は増税しても五十九年度のビールの消費量は前年度の二%伸びるだろう、こう答弁しているんですけれども、五十九年一月から八月までのビールの消費量は、前年同月比で六・八%マイナス、とのように落ち込んでいるわけですけれども、どのようにお...全文を見る
○太田淳夫君 嗜好のいろんな変化があったにしましても、このように酒税の比率、進捗割合で一一・一%と、一〇%を超えるような見込み違いを行ったということは、これは財政当局の責任が重いのじゃないかと思いますし、またビールが増税によって値上げした、そういうものに対する庶民の反発もあったの...全文を見る
○太田淳夫君 もう一つ、所得税についてお伺いしますが、所得税はどのような進捗割合になっていますか。
○太田淳夫君 申告分はどうでしょうか。
○太田淳夫君 今余り意味はないとおっしゃいましたけれども、対前年同月比で、累計で十二月調べでマイナス二・七ポイントとなっておりますし、最近は節税意識が高まっているせいですか、年々この申告所得の伸びが鈍っているように思うんですが、今後の所得税の動きが注目されるわけですけれども、これ...全文を見る
○太田淳夫君 次へまいりますけれども、財政再建の問題、先ほど同僚委員からいろいろと質疑もございましたけれども、六十年度予算におきます特例公債減額は七千二百五十億円、これにとどまったわけでございまして、二年連続で一兆円の赤字公債減額は失敗に終わったわけですが、六十五年度の脱却のため...全文を見る
○太田淳夫君 六十年度の予算はこれから参るわけでございますが、それを見ますと、いろんな負担の先送りあるいは特別会計へのツケ回しが行われているわけですが、その点はまた本予算が参りましてからいろいろと議論したいと思いますけれども、やはりあなたのおっしゃってみえた増税なき財政再建という...全文を見る
○太田淳夫君 総理、鈴木前総理はみずから公約をされたところの増税なき財政再建、これの破綻の責任をとって辞任をされたわけですね。それを引き継がれた中曽根内閣でございますが、やはりこの増税なき財政再建というものも、ほぼ財政の硬直化を招きました現状から見ましても、失敗をしていくのじゃな...全文を見る
○太田淳夫君 次は私的諮問機関につきましてお尋ねしますけれども、この問題につきましては本会議におきましても、衆議院の予算委員会でも取り上げられました。そのときのいろんな答弁を伺っていますと、昨年の予算委員会で我が党の峯山議員からいろいろ指摘をされました。そして政府側としましては善...全文を見る
○太田淳夫君 総理は峯山委員の質疑を踏まえましてどういう答弁をされましたか。
○太田淳夫君 昨年の四月十日の総理大臣の答弁によりまして、例えば文化と教育に関する懇談会の報告、これにつきましては今までと違った方法でこれはやっていますということで、共通意見とかあるいは個別意見が確かに併記をされておりました。しかし昨年の十二月十八日に出されました平和問題研究会、...全文を見る
○太田淳夫君 そしてあなたはその平和問題研究会の報告については非常に評価をしてみえるわけですけれども、このような国論を分けるような大問題、やはり大綱の問題あるいは一%問題等々ですが、これにつきましては、やはりそれに参加された委員の方々が同じ意見だったとはこれは考えられませんね。し...全文を見る
○太田淳夫君 同じ方向だったとおっしゃいますけれども、これが一つのあなたの政治的な手法であるということが言われておりますね。この平和問題研究会の討議に至るまでの間に、あなたの意見を座長のもとに伝えにいったりというような方のことも報道されておるわけでございますけれども、やはりこうい...全文を見る
○太田淳夫君 この懇談会につきましてはあなたは答申はないと、このように本会議でも答えられておりますけれども、平和問題研究会についてもこういう報告書はございます。あるいは官房長官の私的諮問機関でありますところの戦後処理問題懇談会、あれでも一つの報告書、答申、そういうものを出しておる...全文を見る
○太田淳夫君 これは昨年の七月から国家行政組織法が改正されて、審議会等につきましても法律だけでなくて政令でこれが設置できるようになっているわけですけれども、やはり組織管理、あるいは昨年峯山議員に答弁されたように、それはもう峯山議員に対する答弁といっても国会に対する答弁でございます...全文を見る
○太田淳夫君 今総務庁長官からお話がありましたけれども、隠れみのにする、どうも国民の目から見ますと、総理の行っている今回の平和問題研究会にしましても、あなたの意見の一つの隠れみのだと、このようにしか思えません。その点で十分に今後も違法のないようにきちんと注意をしてやっていただきた...全文を見る
○太田淳夫君 次に、防衛問題に入りますが、この防衛費の一%枠の問題につきましては衆議院の予算委員会等でもいろいろ論議されてまいりました。いよいよGNP一%のすき間も八十九億円というふうに狭まってまいりました。本年度の給与改定、これがわずか一・六五%改定されたとしましても防衛費GN...全文を見る
○太田淳夫君 総理はよく国民のコンセンサスを得てと、こうおっしゃっておりますけれども、これはいろいろと世論調査ございますけれども、ある新聞社の調査によりますと、年々やはり一%の枠を堅持するという国民の声が高まっていくということがよくわかるわけですけれども、総理はやはり国民のコンセ...全文を見る
○太田淳夫君 防衛庁長官は一月二十一日日本記者クラブで、防衛計画の大綱、これは国民のコンセンサスの中核になっている、このようにおっしゃって大綱を堅持する姿勢をはっきりさしてみえますが、その点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 総理も防衛庁長官と同じ考えですね。
○太田淳夫君 大綱の水準につきましては、規模的な面につきましては五十二年の防衛白書におきまして既にほぼ達成していると、このように防衛白書には書いてございますが、規模的にはもう達成したと総理もお思いになっていらっしゃると思いますが、あと質的な変換ということを意味してみえるのですね。
○太田淳夫君 防衛庁長官は大綱の考え方は変えない、こういうことでございますし、総理もそれをお認めになっていらっしゃると思いますが、私はやはり防衛計画大綱、これは我が国の防衛政策の中で根幹をなすものだと思うんです。これはいわゆる防衛力の肥大化を抑える考え方としての歯どめではないかと...全文を見る
○太田淳夫君 次の問題に入りますけれども、ただいまおっしゃったような大綱が先に決まって一週間後に一%枠が決まったから、大綱が主で一%枠が従であるというような考えは、これは当時いろんなやっぱり議論があったということも私たち承知いたしておりますし、決してそのように後から決まったから従...全文を見る
○太田淳夫君 五十九年の十一月に第二回目の調査をされていますが、その概要はどうでしょうか。
○太田淳夫君 この経過期間も、今お話のありましたように、あと三年で期限切れになるわけでございますけれども、現在の状況としましては余り処分が進んでいないということですが、地方銀行とか相互銀行等では処分が進んでいるところもあるようですが、その点は何社ぐらいあるのですか。
○太田淳夫君 都市銀行上位行はこの三年後に期限切れとなる経過措置を延長するよう働きかけているというような報道もございますけれども、この運動の理由は何とお考えですか。
○太田淳夫君 公取委員長としては大体三年間のうちにある程度の見通しが立てられるのじゃないかというお考えのようでございますけれども、この独占禁止法は昭和二十八年以来の改正を行ったわけでございまして、これはちょうど高度経済成長から安定経済成長に移行する中で、経済の一層の発展のために国...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、次に政府関係金融機関の出資のことをちょっとお聞きしたいんですけれども、現在出資業務ができるのはどこでしょうか。あるいはその出資額及び出資先あるいは出資比率、そういうものがわかりましたら御答弁願いたいと思います。
○太田淳夫君 あと、開銀と沖縄公庫はどうですか。
○太田淳夫君 従来このような政府関係金融機関につきましては出資業務を厳しく抑制してきた経緯があるわけですが、その理由は何でしょうか。
○太田淳夫君 今回開銀法改正案が今国会に提出をされる予定と聞いておりますけれども、その中で新たに出資範囲を拡大する方針とありますけれども、これはどのような出資対象でしょうか。
○太田淳夫君 新しく技術開発事業とかあるいは都市開発事業に出資の道を開く、このように聞いていますけれども、その理由及び背景、あるいは新分野での民間との競合はないか、あるいは民間出資との出資比率はどうか。その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 臨調答申では、この政策金融につきましては民間にゆだねていい分野については縮小あるいは撤退せよと、こう言っているわけですね。あるいはその臨調答申の基調、これは民間活力の活用、これを金融の分野でも推し進めようと、これが趣旨でございますね。そうした臨調答申の趣旨、あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 それではちょっと納得できない点がありますので、二、三お聞きいたしますけれども、やはり輸銀法あるいは開銀法改正になりますと、いろんな問題が後から発生をしてきている例がロッキード事件でございますし、あるいはだんだん拡大解釈をされてくるのが今までの政府系金融機関のあり方で...全文を見る
○太田淳夫君 やがてはだんだんと拡大解釈されていくのじゃないかと思うんですが、このような政府系金融機関の出資機能というのを拡大されてまいりますと、衆議院でもいろいろ問題になりましたが、原資の利払いと償還というものを常に前提として考えておかなければならないところの財投、これにも大き...全文を見る
○太田淳夫君 成功をするばかりじゃなくて、大きなリスクがあるところに乗り出す可能性もありますね。もしも失敗したときはどうするのですか。出資金は返ってきませんね。
○太田淳夫君 今お話がありましたように、財投のあり方を見直す中でこれは出てきたとおっしゃっているわけですけれども、政府系金融機関のあり方、そして財投のあり方ということは臨調でも大きなテーマでございましたね。この総合的なやはり検討ということがこれは要求されておりましたね。そういう中...全文を見る
○太田淳夫君 何かわかったようなわからないような答弁でございますけれども。  総理、やはり私たち心配しておりますのは、開銀、輸銀の改正が行われると何か大きなそれに絡まった事件が今まであったわけですね。そういった点と、あなたが先ほどおっしゃっていました民間活力の活用、そういう面と...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって衆議院の予算委員会におきましても、財投の見直し、あり方につきましては、その見直しを大蔵大臣は理財局長の私的諮問機関である資金運用審議会に諮問をする、このように答弁されておるわけですけれども、やはり財投の運用の合理化あるいは財投事業の見直しということは総合的...全文を見る
○太田淳夫君 総務庁長官。
○太田淳夫君 それでは、石油製品の問題について通産省にお尋ねしますけれども、日本では石油製品の輸入、例えばガソリンの輸入は可能なんでしょうか。
○太田淳夫君 ガソリンについてはどうでしょうか。
○太田淳夫君 それは石油業法に基づいて届け出を行えば自由に輸入できるということでしょうか。
○太田淳夫君 法律上はできるけれども行政指導によってできないようにお願いをしているということでございますが、昨年、神奈川県の一業者から石油輸入業の届け出及び輸入計画が提出されましたけれども、一カ月後にその輸入を断念されたということが報道されておりますが、その事実関係、あるいはその...全文を見る
○太田淳夫君 石油製品の輸入というのは可能であるにもかかわらず、前回のサワラビ石油を中心とする石油自主輸入の会、そして今回の事件と、さまざまな経過の中でいずれも断念というような形になっているわけでございますけれども、安い石油製品、特にそういう安いガソリンの輸入ということは、消費者...全文を見る
○太田淳夫君 今回のライオンズ石油の石油製品輸入問題につきましては、一方においては我が国の非関税障壁、これを浮き彫りにしたようなことじゃないかと思うんですけれども、その点に対する通産省の御意見どうでしょうか。
○太田淳夫君 外務省としてはこのガットとの関連あるいは貿易摩擦との関連でどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 外務省としては、この石油製品輸入自由化に対する三原則をまとめたと、そういうような報道もされておりますけれども、これはどのような考え方に立っておるのですか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、今回のこの問題は石油行政のあり方に対しまして大きな転換を追っているのじゃないかと思うんですが、今石油行政に求められていますことは、民間活力を引き出す条件整備、これであると思いますし、あるいはこれからどうしても国際化へのいろいろ具体的なプログラム、...全文を見る
○太田淳夫君 今通産大臣からお話しありましたように、石油製品の消費地精製主義、これも限界に来ているのじゃないかと思うんですが、確かに石油も国家安全保障上欠かすことのできないこれは大事なものでございますけれども、そういった意味で、通産省の立場もわかりますけれども、今までどちらかとい...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、この問題に対しましていろいろと業界の方々の陳情もございますが、ガソリンスタンド業界の方々からの陳情も来ております。そういった意味で、スタンド業界の皆さん方の苦境をやはり救済するような方途もあわせて考えていただきたい、このように思いますが、その点どうでしょうか...全文を見る
○太田淳夫君 次に、じゃ、国鉄の総裁にお尋ねします。  最初に、今回国鉄は運賃値上げを申請されましたが、学割につきましてはどの程度の申請率でございますか、値上げ率でございますか。
○太田淳夫君 この通学定期の割引の問題につきましては、かねてから政府部内でもよく検討されていると思いますが、これは関係閣僚会議等でよく検討するという答弁がありましてからもうほとんどこれは進んでいない。特に学生割引につきましては、これは文教政策上の問題を国鉄が引き受けざるを得ないと...全文を見る
○太田淳夫君 努力、努力でもう十何年たっているわけでございます。もういいかげんにしていただきたいと思いますよ。  それから、総理は施政方針演説で、いよいよことしは国鉄の抜本的改革に取り組む、こういうことをおっしゃっておりましたけれども、総理の国鉄再建への意気込み、これは監理委員...全文を見る
○太田淳夫君 ということは、答申の内容を政府部内で取捨選択をして、政府の都合のよい分だけをつまみ食いする可能性もあるということですね。
○太田淳夫君 運輸大臣は去る一月十日に国鉄総裁にお会いになって、国鉄再建への協力を求められた、このように聞いておりますが、大臣の真意はどこにあるのでしょうか。
○太田淳夫君 国鉄として今回検討されて自主再建案を出されましたけれども、これは当然の措置だと思いますが、総裁、この案の基本点は何でしょうか。
○太田淳夫君 再建案を見ますと非常に努力をされたことがわかるのですが、総理はこの国鉄自身の自主再建案につきましてまことに甘いものだというような評価をされたとも伝えられているわけですけれども、今後国鉄にどの点でその甘さを脱却するように総理としては望まれているのでしょうか。
○太田淳夫君 今、国鉄自身の自助努力ということでお話がありました。国鉄としては、資産充当につきましていろいろと考えてみえますが、どのようにお考えですか。
○太田淳夫君 総理、何といっても最大の課題は、長期債務の問題等あると思いますが、前大臣は、長期債務の処理なくしては民性化はあり得ないと、こうおっしゃっていますし、長期債務につきましては、国鉄自身の経営のまずさ、それも当然あったでしょうけれども、あなたが先ほどおっしゃいましたように...全文を見る
○太田淳夫君 運輸省は、かねて長期債務プロジェクトを設けて検討をされたらしいのですが、この長期債務の処理についてどのようなケースを考えておりますか。
○太田淳夫君 先ほどの国鉄の用地売却につきましても、いよいよ監理委員会の答申も提出されて、政府としての結論も得る段階に来ているわけでございますから、やはり国鉄のサラ金体質の売り食いにも等しい方法で、こういった用地の売買が行われるということではなくて、国民の納得のできるような再建が...全文を見る
○太田淳夫君 政府全体の問題であるというお言葉をいただきましたけれども、あと余剰人員対策の問題があるわけですが、これもやはり私は国鉄だけの問題ではないと思うのです。国鉄の自主再建案でも、国鉄再建監理委員会のいろいろな御提案の中でも余剰人員は合理化の推進によって六万ないし七万人も発...全文を見る
○太田淳夫君 立法処置についてどうお考えですか。
02月13日第102回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対の理由の第一は、政府公約の内需主導型への転換とは、逆の経済運営を行いながら、その責任を回避している中曽根内閣の無責任な態度であります...全文を見る
03月19日第102回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○太田淳夫君 総理、政府関係金融機関の一つでありますところの輸銀法の改正、これに絡みましてロッキード事件が起きた、そのロッキード事件の反省から、その再発防止のために会計検査院法の改正ということが必要であるということで、これはもう国会で決議を何回となくしているわけでございますが、ま...全文を見る
○太田淳夫君 ただいま総理のお話の中に、肩越し検査につきまして通達を発送したと、こういうお話ございましたけれども、その内容はどのような内容ですか。
○太田淳夫君 一歩前進をされたということでございますけれども、会計検査院としてはどうでしょうか、この官房副長官通達につきましてどのような御見解をお持ちなのか。あるいはこの通達によりまして実質的な効果というものは院法改正と同じようにあるのかどうか、あるいは今後の院法改正についてどの...全文を見る
○太田淳夫君 我々としましても、これはロッキード事件の再発防止のために国会決議のもとに進められたことでございますし、今一歩前進ということでございますが、この通達がどれほどの実効を上げるか、これからも見守ってまいりたいと、このように思っておりますが、やはりこの通達にありますように「...全文を見る
03月26日第102回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○太田淳夫君 それでは鷲見先生にお尋ねいたしますが、きょうのテーマになっております財政の問題で三点ほどお伺いしたいと思うのですが、財政の情勢は現在巨額な国債を抱えまして、六十年度末には百三十三兆円に達する残高にならうとしているのですが、今後これらの国債をどのように管理していくかが...全文を見る
04月04日第102回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○太田淳夫君 最初に総理、国鉄仁杉総裁のことにつきましては何かお聞きになっていらっしゃいますか。
○太田淳夫君 聞いてはいらっしゃるわけですね。
○太田淳夫君 国鉄総裁にしますと大変な一日じゃなかったかと思うんですね。自民党の中で、ある首脳の方は、まあ、やめた方がいいとおっしゃったのか、やめればいいとおっしゃったのか、その辺ちょっと定かではございませんが、そのような趣旨のことを発言されたようにお聞きしておりますけれども、そ...全文を見る
○太田淳夫君 私もそのように思います。今大事な場面に到達しておるわけでございますから、総理としてもしっかりとバックアッブをお願いしたいと思います。  それでは最初に、先ほど同僚委員からも質問がございましたけれども、日米経済摩擦の件につきまして、総理の所信を私たちも再度お伺いをし...全文を見る
○太田淳夫君 ここで改めて総理にお伺いいたしますけれども、ことしの一月の首脳会談で、この日米貿易問題につきましてレーガン大統領と総理との間に相当な約束事があったんじゃないか、そういう疑いがどうしても消えないわけですが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 これに対しては相当なことがアメリカでも報道されて、現在打開への道が協議されているようですけれども、そういういろいろな心配するような約束がなかったとしましても、やはり国際的な場でございますので、そこで総理が約束をされるというような発言それは相当な重みがあろうと思うんで...全文を見る
○太田淳夫君 過去六回のいろいろな対外経済対策に対しましては海外の評価というのは厳しい。そういった点から考えましても、今いろいろと検討されております対外経済対策につきましては、相当思い切った、効果のある、また新しみのあるものを盛り込まないと、これはかえってまた反発を招くんじゃない...全文を見る
○太田淳夫君 次に、サミットの問題にちょっと入りますけれども、先ほど同僚委員からもいろいろとお話がございました。やはり経済問題では日本の貿易黒字ということがいろいろと厳しい批判が予想されるわけですけれども、総理はこのサミットに向けて今回の処置をとられているのか、あるいは、アメリカ...全文を見る
○太田淳夫君 SDIの問題も、これは政治問題としては東西関係あるいは米ソ核軍縮の問題、それが議題にならうかと思うのですけれども、SDIの問題につきましては、私どももこれはまだ不明確な問題でございますし、フランスやあるいは西ドイツ、こういう各国の立場はそれぞれ違っておりますので、こ...全文を見る
○太田淳夫君 議題としてまだ固まってないということでございますけれども、私たちから総理に提言するところは、やはり世界の注目を浴びていますところは今米ソの首脳会談の早期の開催の件でございます。これにつきましてはいろいろと新聞報道等もされておりますけれども、こういった点で世界の平和に...全文を見る
○太田淳夫君 次は、ことしの秋の国連総会、これがいろいろと話題になっておりますが、特にことしは国連創設の四十周年の記念総会に当たるわけでございますけれども、特にソ連の新書記長ゴルバチョフ氏が出席をされるかどうか今関心を持たれているわけでございますけれども、我が国の総理といたしまし...全文を見る
○太田淳夫君 明確なお答えはないですが、次へ進みたいと思います。  日銀総裁お見えになっておりますので質問さしていただきたいと思いますが、今対米黒字は三百三十一億ドルに達して、これが深刻な貿易摩擦を生んでいるわけでございますけれども、この貿易黒字を解消するのが今深刻な政治課題、...全文を見る
○太田淳夫君 市場開放あるいは為替レートの問題が解決したとしましても我が国の内需が拡大をしておりませんと、国内に購買力が不足している場合には外国からの輸入は増加しないので貿易黒字は解消しないのではないか、こう思いますけれども、またどのような水準が適正な為替レートと総裁はお考えにな...全文を見る
○太田淳夫君 現実には為替相場というのは、米国の経済の動向あるいは財政赤字あるいは金利動向、この影響を受けまして日々円相場は一喜一憂しているような状況ですけれども、そこで貿易黒字を解消するため円相場を円高の方向にやはり粘り強く誘導していくということでお話がございましたけれども、そ...全文を見る
○太田淳夫君 最近の円相場の動きを見ますと、三月十六日に二百六十円で終わりましたのが二十九日には二百五十円になりまして、きょうのはちょっと私つかんでおりませんけれども、最近のこの円高の傾向というのは定着したと見てよろしいんでしょうか。それとも最近の為替レートの動き、これはどのよう...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、スミソニアン合意によりまして変動相場制に移行したわけですが、当初この変動相場制の導入によりまして国内経済政策の運営が国際収支の制約から解放され、国外の影響を受けにくくなる、こういう期待をされていたわけでございますけれども、その後の...全文を見る
○太田淳夫君 日本は国債の大量発行あるいは金融の国際化、これはどんどん進んでいるわけでございますけれども、この二つの「コクサイ」によって日本の金融の自由化というのはますますそのスピードが速くなっているわけです。その中で、金融の自由化につきましては大口から自由化をし、最後に小口の自...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵大臣のお話を今聞いておりますと、なかなかそこまで行くには日時がかかるような感じがいたしますが、しかし、いずれにしましても預金の金利というものを遠からず自由化されなければならない、こう思うのですけれども、その場合には現在の臨時金利調整法及び日銀のガイドライン、こう...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、金融政策のあり方についてお尋ねいたしますけれども、日本では公定歩合政策、それとマネーサプライ、これを金融政策の中心に置いているわけでございますけれども、既に金利が自由化されております欧米では、公定歩合を市場金利に追従する形で変更したり、あるいは廃止をしてい...全文を見る
○太田淳夫君 総裁にまた再度お伺いいたしますけれども、短期の金融市場の整備、これを具体的にどのように進めるようなお考えでいらっしゃいますか。
○太田淳夫君 今お話しのように、日銀としましては従来からTBを将来の短期の金融市場における通貨調節の中心としたいと、こういうようにお考えになっていらっしゃるようでございましたし、一昨年ですか、我が党の同僚委員がこの予算委員会でやはり前前川総裁にお尋ねいたしましたところ、前総裁もT...全文を見る
○太田淳夫君 大蔵省はこの国債資金繰りのために一年未満の短期国債を市中で売却できるように所定の法改正を整備しているわけですけれども、将来この短期国債とTB、いわゆる政府短期証券、この関係はどうなるとお考えになっていらっしゃるのかお聞きしたいと思うのです。  また、日銀としまして...全文を見る
○太田淳夫君 将来の問題でございますけれども、日銀は現在、大体、発行されておりますところのTBを金融調整手段中心と考えていらっしゃるし、また、短期国債のいろいろな発行条件等によりましてはそれも金融商品として考えられるということでございますが、大蔵省の短期国債はどういうような形態で...全文を見る
○太田淳夫君 限界までお話しになったわけでございますけれども、私としましては、短期金融市場の整備の仕方につきましては大蔵省と日銀の間で意見の相違があると、このように巷間伝えられておりますけれども、金融調節の点で、TBが金融資産とかあるいは国債との関係から見て政策手段として採用され...全文を見る
○太田淳夫君 日銀総裁にお伺いしたいと思います。
○太田淳夫君 お帰りいただいて結構です。どうもありがとうございました。  最後に、総理、金融の自由化、国際化、これは非常にテンポが速くなってきているわけです。したがいまして、日本には日本としての特性もあろうかと思います。この問題につきましては、総理も相当御熱心に取り上げられて促...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次の問題に入りますけれども、総理はこの予算委員会を通じまして税制改革ということを主張されておみえになりました。公平、公正、選択、簡素、活力ということでございますけれども、その主眼とするところはシャウプ税制見直しということでございました。そこで、総理は財政再建...全文を見る
○太田淳夫君 さらに、税制改革を通じて所得税あるいは法人税の減税をしたい、このように述べられておりますけれども、その本意はどういうところにございますか。
○太田淳夫君 間違いないと言われたが、本意はどういうような本意でございますか。
○太田淳夫君 そうしますと、総理は税制改革によりまして減税をしたい、当然その財源的な裏づけが必要になってくると思います。それともレーガン大統領のように減税を一方的に実施をして、その後の経済成長に期待をすると、そういうことでございましょうか。
○太田淳夫君 いずれにしましても、財源的な裏づけなしでは減税はできないと思うのですが、やはり何に財源を求めるかということが問題だろうと思います。総理の言われる不公正、不公平あるいはでこぼこ調整で減税財源ができるのでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 例えば、不公平税制ということでございますと、その代表としてよく取り上げられますのは、租税特別措置によります政策税制でございますけれども、その減収額は六十年度の平年度試算で約一兆四千億円、こういうふうになると言われておりますけれども、総理はこの全廃を考えていらっしゃる...全文を見る
○太田淳夫君 総理のおっしゃられておりますところの税制改革を通じて所得税と法人税を減税する、そういうことになりますと、間接税の増収ということがやはり問題になるかと思います。特に、所得税と法人税の減税に見合う税収を確保するには大型間接税による増収以外にないんじゃないか、こういうこと...全文を見る
○太田淳夫君 次は、六十年度予算に入りますけれども、この六十年度予算の審査が今最後の段階に入ったわけでございますが、その中身を見ますと、どう見てもごまかしの粉飾予算と言わざるを得ない点がございます。それは道路関係予算についての小細工でございますけれども、まず六十年度一般会計ベース...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、特別会計ベースでの道路整備事業費はどうなっておりますか。
○太田淳夫君 それで見ますと、今お話がございましたけれども、一般会計ベースで道路整備事業費は前年度より約四百七十億円減っているわけですね。ところが、特別会計ベースでは約二千四百億円増加しているわけですけれども、これから見ましても、政府は六十年度の道路整備に対して積極的な姿勢で取り...全文を見る
○太田淳夫君 今お話がありましたけれども、地方道路整備臨時交付金の財源として揮発油税の一部を一般会計を経由しないで道路整備特会へ直入したと、こういうことでございますけれども、この分は何も臨時交付金制度をつくらなくても、一般会計を経由していずれ道路整備特別会計へ繰り入れられるものじ...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろとおっしゃっていますけれども、先ほどから申し上げましたように、何も新たに臨時交付金制度をつくらなくても、従来の地方道路譲与税を増額すればその目的は達せられるのじゃないですか。その点どうですか。
○太田淳夫君 我々は何も、先ほど申し上げましたように、地方の道路を整備する財源を優先的に確保していく、あるいは地方の自主性を高めるということでございますけれども、これは従来の、こういうようなバイパスをつくって一般会計に入れるべきものを特別会計に直入をするような制度を今まで設けたこ...全文を見る
○太田淳夫君 今、主計局長から例を挙げられましたけれども、交付税及び譲与税配付金特会の場合、あるいは電源開発促進対策特会の場合、あるいは石炭特会の場合、それぞれこれはもうその法律ができたときから入れているわけですから、このように今まであったものを途中でバイパスをつくって特別会計に...全文を見る
○太田淳夫君 自治大臣にお伺いしますけれども、自治省としては今までそんな地方譲与税等の地方道路税につきましては各地方に勝手な使い方をさしていたのですか。
○太田淳夫君 何かちょっと答弁になっていませんけれども、大蔵大臣がせんだって答えられましたように、地方譲与税等の地方道路税で地方に渡しますと、それは必ずしも道路整備に使われてないのじゃないか、金に色がついてないからというような発言をされているわけですけれども、これは地方道路譲与税...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、今の自治省のお話のとおり、何も一般会計を通さずに、こういうように特別会計に直入する必要はなかった、こういうふうに私は思うのですが、その点どうですか、再度答弁。
○太田淳夫君 大蔵大臣、総理、結局何だかんだと理由はつけておりますけれども、一般歳出を抑えるために直入制度を設けて臨時交付金制度を設けた、こう言わざるを得ないわけですね。私たちこれ予算を審議しているわけです。国民の前はあからさまに予算の姿、あるべき姿というものを示さずに、このよう...全文を見る
○太田淳夫君 そういうことがこの六十年度の一般歳出だけでなくて、五十九年度の補正予算でも実は行われたわけですね。これは五十九年度のやはり揮発油税等の清算分二百六十九億円、この道路整備特別会計に繰り入れがあったわけですけれども、これも本来は六十年度の財源となるべきものが特例法まで出...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、公正取引委員長お見えになっておりますのでお尋ねしたいと思いますが、最初に通産省ですね、通産省の石油対策の主要施策の一つに石油産業の構造改善の推進とございますけれども、通産省としましては産業界の自助努力を最優先として、行政改革は必要最小限にとどめたい、こうい...全文を見る
○太田淳夫君 先般の鶴岡灯油裁判、これについてでございますけれども、元売各社のやみカルテルを生んだ土壌として通産省の行政指導のあり方に問題があるのじゃないか、こう言う向きもあるわけでございますけれども、通産省として一方において消費者行政を所管している、こういうことで、今回の判決に...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月05日第102回国会 参議院 本会議 第11号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度予算政府三案に対し、反対の討論を行うものであります。  この一カ月間の予算審議において、国民生活に背を向ける中曽根総理の政治姿勢が改めて浮き彫りにされたのであります。  すなわち、中曽根総理は...全文を見る
04月05日第102回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○太田淳夫君 昨日、日米経済摩擦のことにつきましてこの委員会でもいろいろと論議があったわけでございますが、昨夜、経済対策閣僚会議が開催されましたが、河本特命大臣にお伺いいたしますけれども、これで党と政府との意見調整がされて、一応一致協力の体制ができて、これから対米経済摩擦への対応...全文を見る
○太田淳夫君 総理大臣はいかがお考えですか。
○太田淳夫君 外務大臣にお伺いしますが、外務大臣の日程の中に、十日からヨーロッパあるいはアメリカというふうに訪問される予定とお聞きしておりますけれども、特にアメリカではシュルツ国務長官との会談等も予定されているようにお聞きしますけれども、やはりそこではこういった日本のいろいろな状...全文を見る
○太田淳夫君 きのうの閣僚会議の議題の中に、外務大臣もヨーロッパあるいはASEANの問題等もやはり検討すべきじゃないかということでお話があったようでございますが、そうですか。
○太田淳夫君 今、外相のお話がありましたように、六月に経済閣僚会議が開かれますが、ことしの二月に開催されましたASEANの経済閣僚会議では、特に我が国の市場開放策につきまして激しく非難するような共同コミュニケが採択されているわけです。そういった意味で、この六月にまた経済閣僚会議を...全文を見る
○太田淳夫君 その中で、これ一つ具体的な問題なんですけれども、本年の二日に経団連のミッションがタイ国を訪問したんですが、その際、多数のタイの政府要人が指摘しておりましたことに、骨なしチキンの関税もさることながら、日タイの合弁事業、この合弁契約についての問題点がここで指摘されたわけ...全文を見る
○太田淳夫君 現在のASEANの製品は日本に売れませんものですから欧米等へ輸出をされているわけですが、これがやはり何かの事情で欧米への輸出が規制されますと、我が国に対しまして市場開放をもっと激しく追ってくる可能性も十分あるんじゃないかと思うんですが、この点ASEANの首脳もそのこ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、外務大臣にちょっとお伺いしますけれども、外務大臣はよく創造的外交ということをおっしゃっているわけですけれども、そして、ことしは特にそういった意味で年頭にもいろいろと対談等を行われておりますけれども、その中で特にイラン、イラク問題につきましてはことしは執念を燃や...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと努力をされておるようですが、やはり結果が出なければその努力というのは評価されないんじゃないかと思うんです。やはり創造的外交という中でおっしゃっておりますことは、米ソでできないことを日本がやるということでございますし、イラン、イラクと日本には太いパイプがある...全文を見る
○太田淳夫君 外務大臣にお聞きしたいんですけれども、やはりイラン、イラク等の国、あるいは中国にしましても、ASEANにしましても、日本に対していろいろと信頼をしてくるその基本には、外相も海外を回って既におわかりと思いますが、日本の平和憲法、あるいはその平和憲法から参りましたところ...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、あくまでも平和外交を推進していきたいという外務大臣の立場になりますと、この防衛費の問題、今いろいろと論議されておりますけれども、やはり日本の平和国家としての一つの大きな見識、国民のコンセンサスのよりどころとしてのこの一%枠というものは堅持していきたい、...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、総理大臣にお伺いしますけれども、昨日この委員会で同僚の志苫委員からも指摘をされましたあの問題でございますが、防衛費の大蔵原案への上積みの問題が取り上げられたわけですけれども、総理はその中で、私が六・九%という数字を示して妥協した、こういう趣旨の御答弁をされて...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと説明をきのうもお聞きしましたけれども、最初大蔵原案に上積みされましたところの五百十四億円のうちの三百三億円が復活折衝で認められた。これはやはり大蔵省と防衛庁との折衝で決まったことでございますが、あとの二百十一億円というのは総理が最終決断されたというお話でご...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、もう一度一%のことにつきまして改めてお聞きいたしますけれども、総理はこの防衛費の一%枠について、これは防衛費に枠をはめていると、こういう意味を認識されているのかいないのか、その点、お尋ねしたいと思います。
○太田淳夫君 これは昨年の十一月から十二月にかけまして、いろいろなところの見直しの提言が行われました。その中で例えば平和安保研究所におきましては、このGNP一%という数字に防衛政策上の理論的根拠があるわけじゃないというような意味のことを言っておりますし、あるいは平和研究所では総理...全文を見る
○太田淳夫君 総理は昨年のこの委員会におきまして、これは政治的な歯どめであろうと、こういう位置づけを行っておるわけですけれども、その点の認識は変わらないわけですね。
○太田淳夫君 防衛庁長官にお伺いしますけれども、防衛庁長官は昨年十一月の内閣委員会でGNPの一%枠につきましては軍事大国になりたくないという精神で決められたものだと、こういう位置づけをされていますけれども、今もそのような認識ですか。
○太田淳夫君 長官は、我が国が軍事大国にならないための政策として、一つは憲法上の制約からくる専守防衛やあるいは攻撃的な兵器は持たないというそういう基本防衛政策だけでなくて、防衛費に対する経済的な歯どめ、つまり日本のような経済大国はアメリカやソ連あるいは西欧諸国並みの対GNP比率を...全文を見る
○太田淳夫君 私がことで申し上げたいのは、最近までやはり防衛費に対しましては節度があったと思うんです。ある人によりますれば、それはタブーとさえも位置づけていたと思うんですけれども、予算面で見ましても五十六年度予算で社会保障関係費の対前年度比の伸び率をわずかながらにオーバーしました...全文を見る
○太田淳夫君 総理の御答弁いろいろ聞いていますと、防衛計画の大綱の水準達成ということを主張しながら、GNP比一%の枠を突破しようという考えにあろうかと思うんです。この防衛費の問題は、質的向上ということを足がかりにしながら、今度五九中業等でも最新兵器の整備ということがいろいろと検討...全文を見る
○太田淳夫君 じゃ、次へ参りますが、次は児童手当の問題でございますけれども、政府・自民党は児童手当の改悪ということを考えておられるようで、四月上旬に本国会に提出をする、こういうことが伝えられておりますけれども、私たち公明党は、昨年の十二月に中央児童福祉審議会が意見書を提出したとき...全文を見る
○太田淳夫君 経企庁にお伺いしますけれども、中年世代、これに対する教育費の負担が非常にふえていると思いますけれども、その点どのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 もう既にこの委員会でも論議されておりますように、教育費の負担というようなものは中年世代に重くのしかかってきておるわけです。総理は本年度の所得減税に前向きの姿勢を示されておりますけれども、きのうもお話がありましたけれども、その対象とするところをお聞きしてみますと、中年...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、一面におきましては、この児童手当の存在ということはそこで大きな意味があると私たちは思ってこの存続を強く主張しているわけです。  それともう一つは、やはり日本の場合ですと物すごい世界に類のないような速いピッチで高齢化が進んでいるわけです。その高齢化社会を担...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、最近の外国人登録法の問題でございますけれども、これにつきまして指紋押捺拒否者を告発しないと宣言する地方自治体もふえておりますけれども、このことに対する外務、自治、警察、法務の各省の見解をお伺いしたいと思うんです。
○太田淳夫君 今各省庁からお話ありました。なかなか協議が進んでいないように思いますが、一つは基本的人権の擁護の立場から、あるいは国際化の現状等から考えまして、やはり本人を確認するための別の措置を考えた上で指紋押捺のこの制度というのは廃止する方向で進んだらいいのじゃないかと思うので...全文を見る
○太田淳夫君 それと、第二点としましては、せんだっての衆議院予算委員会でも我が党の矢野書記長からも総理に対して要望がございましたけれども、外国人登録証明書の常時携帯義務、これにつきましても、永住権を持ってみえる皆さん方にはやはりその歴史的な経緯並びに日本社会の生活の実態等を考えな...全文を見る
○太田淳夫君 夏に日韓閣僚会議がございますが、それまでにはめどをつけたいということですか。
04月23日第102回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○太田淳夫君 最初に、いよいよ八五年春闘も多くの山を越したと思われますけれども、春闘相場に大きな影響を与えております金属、私鉄などで昨年を上回る回答が示されているわけですけれども、人事院としましては、現時点における春闘の妥結状況についてどのように把握されておりますでしょうか。
○太田淳夫君 今、昨年より若干高目の回答ということでお話ございましたけれども、私たちもいろいろと調べてみますと、春闘の賃上げ状況を昨年の実績に比べますと、今年度の回答額というのは、鉄鋼、自動車あるいは電機、造船、重機あるいは私鉄に至るまで、ほとんどが前年度よりも上回っている現状と...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、例年と差異はない、調査におきましては同じような調査をしていくんだと。先ほどちょっとお聞きしましたけれども、特にことしはこういうところに重点を置いてやるんだというところはございませんか。
○太田淳夫君 そうしますと、作業状況に変更がないとなりますと、例年八月上旬には人事院勧告が出されておりますけれども、本年も大体そういうような状況、八月上旬ぐらいになると考えてよろしいですか。
○太田淳夫君 それでは次に、人事院は人事行政諸施策の見直しを行っているわけですけれども、最初に昭和六十年度の実施を目途としてやるということでございましたけれども、現在までに決まっておりますことは採用試験体系の再編、これだけじゃないかと思うんですが、それ以外のものについては作業が相...全文を見る
○太田淳夫君 今回の見直しにつきましては相当な多岐にわたるものでございますし、今お話がありましたように公務員制度の根幹の問題点もあろうということでございますから、これは公務員の皆さんに大きな影響を与える制度、あるいは関係者の皆さん方の大きな関心の的ではあると思います。また関係者の...全文を見る
○太田淳夫君 休暇の問題、週休二日制につきましては、昨年の勧告の説明の中でも既に述べられているわけですけれども、そこでは「四週五休制の新たな方式の導入」、こういうことを昨年、説明の中でうたってみえるわけですけれども、現在までどのような検討が行われてまいりましたでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、今いろいろ検討を進められているということでございますけれども、現行四週五休制で四分の一ずつ休む、そこからいきなり完全週休二日制ということはなかなか難しいと思いますけれども、今お話がありましたような四週六休制体制、これは早急に行わるべき課題じゃないかと思...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、四週五休制の範囲内でいろいろと割合を変更しながら対策を考えているということでございますね。大体いつごろまでにそのめどを立てられていくんですか。
○太田淳夫君 それではさらに進めていただきたいと思いますが、この今回の法律の問題にちょっと入らしていただきます。  人事院の意見の申し出に基づきましてこの改正案が出されたわけですけれども、人事院が二月の二十日に意見の申し出をされていますその背景と理由はどのようなものですか。
○太田淳夫君 人事院はこの意見の申し出に先立ちまして、院内に災害補償福祉施策専門家会議というのを設置して検討されたようですけれども、この報告の概要はどのようなものですか。
○太田淳夫君 人事院は、当委員会におきましても今までいろいろお話をお聞きしていますけれども、もともと公務員の給与とかあるいは災害補償につきましては専門家であるという立場で御発言をされているわけですから、私たち考えましても、専門家会議をわざわざ院内につくってまで検討しなければならな...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、人事院は専門家の集まりじゃないかと思うんですね。ですから、わざわざこういうような報告を出してもらってまで人事院がやらなきゃならなかった問題なのかどうか。その点は人事院がきちっとすればもっと充実した内容でできたんじゃないか。こういうような考えを持っているわけ...全文を見る
○太田淳夫君 この報告書の災害補償請求手続というところを見ますと、例えば、「公務外の認定は、行政庁が補償を拒否するものであり、公務外の認定を受けた被災職員等には行政救済の方途があることを知らせる必要があるにもかかわらず現在は、被災職員等から申出があった事案以外については、被災職員...全文を見る
○太田淳夫君 政府がこの法律案を国会に提出するに当たりまして、社会保障制度審議会に諮問して答申を得ているわけですけれども、その答申の中で、「国の過失により公務員が公務災害を受けた場合の対応については、さきに昭和五十一年の本審議会の答申で指摘したところであるが、未だ検討の跡がみられ...全文を見る
○太田淳夫君 長官、どうですか。
○太田淳夫君 この災害補償福祉施策専門家会議におきましても改正の方向として具体的に提示をされておりますし、今人事院総裁おっしゃいましたのであれですが、今後もさらに検討を十分進めていっていただきたい、このことを申し上げておきたいと思います。  次に、法案の内容に入るわけでございま...全文を見る
○太田淳夫君 そうなりますと、今後この改正によりまして、例えば母子家庭の場合ですと、子供さんが公務員でお母さんを扶養されている、その子供さんの公務員が公務上または通勤によって死亡したとなりますと、現在ですと母親は五十五歳以上であれば遺族補償年金が受給できるのに、今度の改正案ですと...全文を見る
○太田淳夫君 まあ、今のお話ですと、年間一件か二件で大きな影響ないと。大勢には影響ないかもしれませんと思いますけれども、しかし受けられる方々にとりましては、遺族にとっては大きな影響を受けるわけでございますからね。その点の配慮もしっかりしていただきたいと思うんです。  先ほど人事...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、人事院は五十八年の二月一日現在で遺族補償年金を受給している人の実態調査をされていますけれども、それを見ますと、受給者の千百二十五人のうち妻が約九一・七%ですか、千三十二人になっておりますし、残りは父母が四十九人、子供が二十九人、夫が四人、こうなっております...全文を見る
○太田淳夫君 そうすると、今の改正によって影響を受けるような部分も当然あり得るわけですね。  次に、遺族補償年金を受けることのできる子供さんの年金ですけれども、これは十八歳末満となっておりまして、現在、扶養手当も十八歳未満になっていて、これに合わせたんじゃないかと思うんです。最...全文を見る
○太田淳夫君 人事院が調査されました総合調査の結果の中の家計の状況、これはどのようになっていますか。
○太田淳夫君 今お話しのように、公務員が生存中にその生計のすべてを維持していた家庭が八〇・五%、それが被災後はすべてを維持する家庭というのは三八・六%になった、しかも平均的にはその年金額は百六十四万六千円とおたくの調査はなっているわけですけれども、そうなりますと、公務員が生存され...全文を見る
○太田淳夫君 そして被災後の家族に対する影響はどのようになっておりますか。
○太田淳夫君 おたくの方の実態調査の数字で見ましても、公務員の方が亡くなられた後はほかの仕事につかなければならない、あるいは住宅の面を見ましても公務員宿舎から転出をしなければならない、あるいはいろいろな家族の進学、就学に対する影響というものを見ましても、進学の断念であるとか、ある...全文を見る
○太田淳夫君 それから五十五年の内閣委員会におきましても、附帯決議の中で、若年死亡者に対する遺族補償の増額等の基本問題の検討を進めて、その改善に努めるようにということで附帯決議もつけられておるわけですけれども、この遺族補償年金は平均給与額に日数を掛けて算出していますので、若い人ほ...全文を見る
○太田淳夫君 今回年金たる補償の額の改定について所定の整備を行うことと、このようにしておりますけれども、現在の運用方法についてどのような欠陥があって今回整備を行おうとしていらっしゃるんですか。
○太田淳夫君 それから今回の改正を見ますと、毎年四月における職員の給与水準に六%以上の変動が生じた場合に年金額を改定する、このようにされていますけれども、なぜ六%以上と規定されたんですか。
○太田淳夫君 いろいろと検討されるということでございますけれども、最近人事院勧告がいろいろと抑制されまして完全実施をされてない。したがいまして、六%といいますと、何か何年かの間はこの年金の引き上げが行われないのじゃないかというような心配もされるようになるわけですけれども、いろいろ...全文を見る
○太田淳夫君 今回の災害補償法の内容を見ましても、民間の労災保険法に合わせるところが非常に多いわけですけれども、公務員は公務員としての独自性のものがあってもいいんじゃないかという思いがしてならないんですね。確かに警察官などには若干特例はありますけれども、一般の公務員につきましても...全文を見る
○太田淳夫君 今回の法案の中で福祉施設の問題もあるわけです。福祉施設という名前で金銭給付も行っているわけですけれども、この福祉施設につきましては、民間労働者の福祉に関する給付の実態、これを考慮して設置及び運営を図るものとしていますけれども、今日までその民間の法定外給付の実態と相当...全文を見る
○太田淳夫君 次に外務省に伺います。  五十二年十二月二十五日にラオスの首都のビエンチャンで日本大使館の杉江さんという方が殺害された事件がございましたけれども、その後、報道によりますと、五十三年三月に本人分として一千百万円、御夫人の分として二十三万円の補償金が支払われた。その後...全文を見る
○太田淳夫君 人事院。
○太田淳夫君 その特例とはどういうことなんでしょうか。
○太田淳夫君 人事院規則の一六—二の第六条の二の説明をちょっとしてもらえますか。
○太田淳夫君 特にこの条文を見ましても、「戦争、事変、内乱その他の異常事態の発生」、こういうふうになっているわけですが、先ほどの外務省の方、お話のありました杉江さんはこの特例を受けられたわけですね。
○太田淳夫君 先ほどお話がありましたけれども、御夫人の場合には旅費法による二十三万円の補償金が支払われたということですね。これは間違いないですね。
○太田淳夫君 人事院に要望しておきたいことは、人事院規則の特例でございますけれども、この要件についてはいろいろ検討されて広げる必要があるんじゃないかと私は思うわけです。特に、政情不安な国の在外公館に勤務されている職員の場合にはいろいろと御苦労があろうかと思うんです。いろんな事件事...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、いずれにしましても、この法案の審議に当たりまして、公務員の皆さん方が公務あるいは通勤によって災害を受けた場合の補償が十分されていませんと、公務員の皆さん方にとりましても安心して公務に全力を尽くすことができないとも思いまして、いろんな状況の変化等がございますと...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
05月15日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第9号
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○太田淳夫君 それでは、今回審議されておりますこの法案につきまして、同僚委員からも既に質疑は繰り返されました。この法案に対します私たちの姿勢につきましては先刻御承知でありますし、その問題の中身が一点と、周辺の問題について一点お聞きをしておきたいと思うんです。  それは、一つは、...全文を見る
○太田淳夫君 国家公務員の場合ですと、これは六十年四月から国家公務員共済組合法と三公社職員に適用しておりました公共企業体職員等共済組合法、これを統合しましたけれども、その際国庫負担は拠出時負担から給付時負担に変更したことはこれは承知しているわけでございますが、これを変更した理由を...全文を見る
○太田淳夫君 今、理由を述べられました中に、国家公務員の場合、その拠出時負担から給付時負担に変更された理由の中に、国鉄共済に対する財政負担のあり方、これも絡んでいることが明らかになりましたけれども、それはそれとしまして、従来は拠出時負担だったものを給付時負担と変えたことから、今日...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、我々が調べたところによりますと、拠出時負担から給付時負担になったときに約二千九百億円の共済組合から国への返還が大蔵省は迫られていると聞いていますが、そういうことはないんですね。
○太田淳夫君 いずれにしましても、本年五月から国家公務員あるいは電電及び専売の職員の皆さん方は国鉄年金財政、この支援をするためということでございましたけれども、一応本俸の〇・五三%を五年間拠出するということになりまして、いろいろと公務員の皆さん方に聞いてみましても、共済組合関係の...全文を見る
○太田淳夫君 今、大臣からお話がありましたけれども、共済組合の財政の仕組みというのはなかなか複雑で、公務員の皆さん方にとりましても、あるいは各共済の組合員の皆さん方にとりましてもわかりにくい面が非常にあるわけでございますけれども、今回、共済組合の抜本改正案が提出されているとしまし...全文を見る
○太田淳夫君 次に、補助金整理等の行政改革問題に関連しまして、政府関係金融機関の政策金融についてお尋ねしておきたいと思うんですけれども、これは前から私も予算委員会等でやってまいりましたけれども、やはり臨調答申の中にありますように、「近年、政策金融機関の経営状況は著しく悪化し、さら...全文を見る
○太田淳夫君 今いろいろと理由を述べられましたけれども、中でも国民金融公庫と中小企業金融公庫が伸び率では高い伸び率を示しているわけですけれども、この理由は何でしょうか。
○太田淳夫君 確かに政策金融ですから、それぞれの存在の理由もありましてこれがつくられて、そして今までその役割を果たしてきたことは私たちも認めているわけでございますけれども、もう既に最終答申が出されましてから二年を経過しているわけですね。政府関係金融機関に関する限り見ましても、財政...全文を見る
○太田淳夫君 やはり私たちも予算委員会等で指摘をしてまいりましたけれども、今お話のありましたように、これは政策金融機関の資金調達の主力であるところの財投計画、これに基づきますところの資金運用部資金、この借入金の金利が現在七・一%になっていますが、しかし民間の長期金融機関にとっての...全文を見る
○太田淳夫君 私、これから質問しようと思ったことを先に言われちゃったんですけれども、確かにやはりお話しのとおり、財投の資金のレートを下げるかあるいはそういう安い資金を手当てするかですね、その道を開く以外にはこれからないのじゃないかと思うんですが、国民金融公庫については、これは多少...全文を見る
○太田淳夫君 今、理財局長さんからお話がありましたとおり、やはりこれは非常に検討すべき課題じゃないかと思うんですが、特に預託金利につきましては、預託をしている機関の方から金利を下げてもというような提案がされているということも聞いておりますが、その点はどうでしょうか。来ておりますか...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど当局からも、経営改善の方策は内部の合理化にあるということでお話がありましたが、国家公務員とかあるいは国鉄などでは定員削減などによる合理化が進んでおりますけれども、こういう政府関係金融機関ではどのような合理化が行われているのか、具体的に明らかにしてもらいたいと思...全文を見る
○太田淳夫君 合理化の状況をちょっと報告して、簡単に。
○太田淳夫君 前々から公的機関と民間機関とのいろいろな金融摩擦につきましては取り上げてまいりましたけれども、ここに公的機関と民間機関のあり方につきましての千例をちょっと挙げさしていただきたいと思うんですけれども、それはアメリカの中小企業庁、SBAのやり方という点でございますけれど...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、何もそういうところも全部取り入れろというわけじゃないんですが、やはりそういう最初の原点に返って民間と競合しないような政策金融のあり方ということをきちっと明確にすべきじゃないかと思いますし、また今後もそういうことはふえてくる可能性があります。例えばプロジェク...全文を見る
○太田淳夫君 臨調答申の中にも、「金融構造の変化を踏まえ、民間にゆだねても差し支えない分野については、縮小あるいは撤退する。」という答申があるんですが、やはりそれにのっとって考えてみましても、政府関係金融機関は伸ばすものは伸ばして、あるいはそれは民間として独立して発足するような方...全文を見る
○太田淳夫君 自主運用までは今申してないんですが、やはり非収益部門に対していろいろと使われていくよりも、そういうところを縮小した方がかえって有利な投資ができていいんじゃないかということなんですね。その点もまた改めて答弁いただきます。  それから二月八日の衆議院予算委員会におきま...全文を見る
○太田淳夫君 それでは最後に、大蔵大臣、何かテレビの放送のところで、秋には下野をしたいというようなことを発言されたそうですが、それは財政再建の責任をとってそうお考えになっていらっしゃるんですか。真意はどのようなことですか。
○太田淳夫君 終わります。
05月23日第102回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○太田淳夫君 それでは最初に、法案の中身に入ります前に、総務庁長官がお見えになりますので、行革のことにつきまして所信をお伺いしておきたいと思うんです。  これはせんだっての三月十六日に行われました参議院の予算委員会で、同僚の委員から中曽根総理に対しまして行革のことにつきまして質...全文を見る
○太田淳夫君 今は総務庁長官から、行政改革は今後も引き続き取り組んでいくんだという御答弁をいただいたわけでございます。  昨年の十日三十三日に行革審は、「臨時行政調査会答中の推進状況について」、こういう報告書を出されておりますけれども、そのねらいはどういうところにあるのか、ある...全文を見る
○太田淳夫君 確かに行革審報告書ではいろいろと状況分析されまして、行革につきましては五合目との評価をされているようでございますが、この五合目までという評価というのはいろいろとございまして、まあ五合目までは富士山でも車で行けるじゃないかという話もあるし、残りの五合が大変なことではな...全文を見る
○太田淳夫君 今お話しの中で挙げられました問題一つ一つ取り上げても大変な問題ですね、確かに。総理が目指してみえる民間活力の問題ともいろいろとこれは結合してくる問題でありますし、あるいは小さな政府というような問題、それぞれ関連していることでございますし、なかなか難しいことだと思いま...全文を見る
○太田淳夫君 せんだってちょっと報道されたところによりますと、総務庁がこの規制緩和につきまして行革審の依願に基づいて調査した、そして行革審に報告した、このように報道されておりますけども、これほどのような事項を調査されたんですか。
○太田淳夫君 もう既に報告は終わったわけですね。
○太田淳夫君 行革審におきましては、来年の六月末でその期限が切れるということでございますけれども、行政改革というものは、これはこれから山場にかかりますし、これはずっと続けていかなきゃならない問題だろうと思いますし、そういった意味では終わりがないとも言えると思うんですが、行革審では...全文を見る
○太田淳夫君 次は、恩給法改正の法案に入る前に、恩給法の改正というのは人事院勧告をベースにしておりますので、そのことにつきまして二、三ただしておきたいと思うんです。  最初はどうしても総務庁長官にお聞きしたいんです。人事院勧告、今いろいろと準備をされておるようでございますし、い...全文を見る
○太田淳夫君 今総務庁長官から、公務員の総人件費の抑制につきましては努力していかなければならないと。個々の公務員の皆さん方の給与につきましては、ここ数年来、人事院勧告の凍結あるいは抑制ということが行われまして、公務員の皆さん方の士気あるいは生活環境、そういうものにいろいろ影響も与...全文を見る
○太田淳夫君 その積み残しにつきましても、今御答弁のありましたように十分努力をしていただきたいと思いますし、仲裁裁定というものは既にこれは完全実施されておりまして、そういう点から見ますと、一般職の非現業職員との間の較差というものは依然として残ることになるわけでございますし、そうい...全文を見る
○太田淳夫君 それでは本日の議題であります恩給法につきまして若干の質疑をさせていただきます。一昨日のこの委員会におきましても同僚委員からいろいろの点につきまして指摘もされ、論議もされてまいりましたけれども、多少重複する点があろうかと思いますが、私どもとしてこれはただしておきたいと...全文を見る
○太田淳夫君 今お話しの中にありましたが、四月八日の国家公務員共済組合審議会は、今大臣の言われましたように、共済組合法の改正について大蔵大臣に答申を出してみえますけれども、その中の意見の一つとして、「恩給は、最終俸給を基礎として算定される等のことから、一部には特に高額となっている...全文を見る
○太田淳夫君 そうですね、バランスを失しているような程度じゃないと思うのです。  大臣が堂々としゃべっているんだから、局長も堂々としゃべってもらって結構だと思うんですが、何か言いにくそうな自信がなさそうな答弁ですね。
○太田淳夫君 それぞれの歴史的な経過の中でこれはできているわけですね、我々も賛成法案です。  そうしますと、次に参りますけれども、共済組合の改正案が次に出てくるわけでございまして、これは六十一年の四月から実施することになっているわけですけれども、これが仮に実施に移されますと、共...全文を見る
○太田淳夫君 一昨日もこの委員会でお話がございましたけれども、六十年度の恩給費というのは五十九年度よりも減額をされているわけで、ことしは平均三・四%恩給を増額する中で予算が減少しているということは、恩給を受けられます方が高齢で死亡されて失権されているということがたんだんとふえてい...全文を見る
○太田淳夫君 そういう現状とか今後のいろんな推移ということを十分いろんなデータをもとにしながら分析されて、その中で今回のこの恩給法の一部改正案を出されたと思うんですが、総務庁としましては、この改正案の中でどの部分が一番重点だったか、いろいろと配慮されている中でここが一番重点なんだ...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろな点の公務員給与問題との連動性もありますのでいろいろと難しいと思いますけれども、そういう恩給で生活されている皆さん方の生活を守る立場で、こことここは一番重点なんだ、ここを厚くするんだという部分が今後見直しの中で必要となってくるんじゃないかと思うんです。先ほど...全文を見る
○太田淳夫君 適当でないということでございますが、見直しということは今後も必要になってくるときが必ずあろうと思いますので、そのときには十分検討していただきたいと思います。  この恩給制度の改善につきましては、今いろいろお話がありました公務員給与の水準、それだけでなくて、改善傾向...全文を見る
○太田淳夫君 今までの十年来の制度を最適なものであるとして今いろいろと御答弁をされているわけですが、最初にお聞きしましたように、恩給というのは社会保障的な意味合いもあるわけですからね、そういう点からいきますと、何も公務員の皆さん方の給与のアップに追随していかなければならないという...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、三・四%と二・〇三%というのでは余り変わりがないじゃないかと思うんですね。それは原則に返ったということをおっしゃいますけれども、しかし二・〇三%しかアップできなかった、積み残しかある。その積み残しが全部解決したという段階になれば、それは四月実施に戻ってもい...全文を見る
○太田淳夫君 この恩給の改定実施時期につきましては、現職公務員の場合は給与改定があったときはその年の四月から遡及して適用されておりますし、ただ最近はその傾向がだんだん崩れてきて、凍結抑制があって、従来からの慣例というのはかなり無視されている部分もあるわけですけれども、そういうとこ...全文を見る
○太田淳夫君 次は遺族に対して支給されるところの扶助料及び傷病恩給の改定時期についてですが、これは五十九年度は三月に一度引き上げてさらに八月分から政策的な上積みを行ったと思うのですけれども、六十年度は四月分から平均三・五%引き上げを行って、さらに八月分からも五十九年度と同じような...全文を見る
○太田淳夫君 今実施時期を合わしたいという御答弁、財政事情の厳しい現状からということでいろいろと御答弁もあったわけでございますが、私どもから見ると、それは言い逃れで、単なる値切り思想じゃないかというような点もあるわけでございますが、今お話があったように支給時期を合わして四月から実...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、今申し上げましたように、私どもとしては、普通扶助料は八月分から引き上げてもまだ三分の二の開きがあるわけですから、これは四月分から厚生年金の給付水準を合わせた引き上げを行うべきではないか、このように主張するんですが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 そうしますと、この差額の解消というのはとても望めないということですか。それとも何年か後にはこの差額の解消はやっていきたいという計画なんでしょうか。
○太田淳夫君 非常に細かい質問に立ち入りたわけでございますが、傷病者遺族特別年金の遺族加算はどのようになりますか。
○太田淳夫君 今お話しのように年額三千円という引き上げでございますが、これではとても生活保障の一助にはほど遠い値上げということなんですが、なぜ三千円しか増額できないんですか。
○太田淳夫君 そうしますと将来的な方向としては、この遺族加算額につきましては、現在の公務関係扶助料の遺族加算額は九万六千円になっているのですけれども、将来的にはこれと同額にするようなお考えにあるわけでしょうか。
○太田淳夫君 今の差額のままでいいということですね。  次に恩給外所得による普通恩給の停止について、この概要とまた停止基準額、どのような場合どういった調査を行ってこれは決定されるのでしょうか。
○太田淳夫君 この制度というのは昭和八年の恩給法の一部改正によって規定されまして、昭和四十三年三月二十五日の恩給審議会の答申でこの問題は取り上げられていますが、どういうような指摘をされていますか。
○太田淳夫君 ここに指摘されておりますように、昭和八年当時に規定されたものでございまして、当時の社会事情から見ますと、戦争や事変によって軍人等が多数死亡したり、あるいは傷病におかかりになったりしたために、急激に公務扶助料とか、あるいは傷病恩給の増額等が行われたので恩給費が増大した...全文を見る
○太田淳夫君 どうですか大臣。
○太田淳夫君 これはこの答申に指摘されておりますように、今日ではこの制度を存置しなくても税法上の措置によってほぼ目的を達し得るものじゃないかとかいろんな指摘もあるようでございますし、またこれもよく検討を促したい点だと思います。  次に、先般長官の趣旨説明の中でも触れられておりま...全文を見る
○太田淳夫君 仮に昨年並みの給与改定として計算してみますと三・五%アップ、これは金額にして約四万五千円になるわけですけれども、ですから六十年度の公務扶助料の八月分の上積みをしない額、つまり四月分からの額百四十一万五千円に四万五千円をプラスしただけで百四十四万円を超える百四十六万円...全文を見る
○太田淳夫君 現在の恩給年額の計算の基礎となっております仮定俸給ですが、これは通し号俸制をとっておるわけで、最下位の十八号俸から最上位八十二号俸までの六十五段階に区分されているわけです。最低保障とかあるいは傷病恩給などは、これは六十五段階のうちの兵の仮定俸給を基準としてとらえてい...全文を見る
○太田淳夫君 私たち軍隊というものを経験したことがないんでございますけれども、この通し号俸制の仮定俸給を見ますと、兵と大将の地位にあった方々の格差というのは約六倍の開きがある状態なわけでございますが、このことは素人目で見ると、多少生活レベルのアンバランスがあるんじゃないかなという...全文を見る
○太田淳夫君 この委員会でもそうでございますが、いろいろと論議の中で、例えば戦後処理の問題についても、外国特殊法人の問題あるいは外国特殊機関の指定の問題、それから旧満州国軍内の日本人軍官の処遇の問題等いろいろと問題を取り上げてまいりましたが、政府としては今日までこれらの問題につい...全文を見る
○太田淳夫君 次は、官房長官の私的諮問機関でありました戦後処理問題懇談会が報告書を出されたわけでございます。それに基づきまして総理府に特別基金検討調査室というのが設置されたということでございますが、その後どのようにこれらの諸問題について検討され、どういう方向に進んでいく予定でござ...全文を見る
○太田淳夫君 これはそれぞれ恩給欠格者の皆さん方の問題、あるいは戦後シベリアに抑留された皆さんへの補償の問題、あるいは在外財産に対する補償の問題ということでいろいろ伝えられております。在外財産につきましても、今まで補償問題につきましては状況の全体像が不明であるというようなことも伝...全文を見る
○太田淳夫君 伝えられるところによりますと、台湾人の元日本兵補償で連絡会議が発足というこでございますが、これも既に人選は決定して発足しているわけでございますか。
○太田淳夫君 これは発足して結論はいつごろまで出すような所存ですか。
○太田淳夫君 この問題につきましては、同僚委員からも指摘がございましたと思いますし、また今までこの内閣委員会でも論議をされてきたところでございますが、ここにある会議録の中にも政府側の方は、今後この台湾人の元日本軍兵士の補償問題について積極的に人道的問題の立場から考えて取り組んでい...全文を見る
○太田淳夫君 次に、旧日赤救護看護婦の皆さん及び旧陸海軍従軍看護婦の皆さん方に支給されております慰労給付金についてお尋ねしたいと思うんです。今回旧日赤関係者には六年目にして、また旧陸海軍関係者は四年目ですか、一二・三%の増額が図られるわけでございますが、この増額の措置につきまして...全文を見る
○太田淳夫君 今お考えは示されましたけれども、この慰労給付金の増額につきましても、私どもとしては、毎年でも増額していくという努力をすべきだと、こう思うんですけれども、長官、どのようにお考えですか。
○太田淳夫君 それでは最後に総務庁長官にお聞きします。今回のこの法案を見ましても、これは大正十二年に制定された法律だけじゃなくて、恩給法の一部改正も、二十八年法、四十一年法、五十一年法、こういうふうに改正しているわけですが、このような改正を見ますと、これは非常に複雑で非常にわかり...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
06月05日第102回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第9号
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○太田淳夫君 最初に、午前中も同僚委員から質問がございましたけども、今後の石油の安定供給のことにつきまして通産大臣から最初に、今後どのような施策を展開していくのかお考えをお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 今大臣のお述べになりました供給源多角化の進展という問題でございますけども、これにつきましては具体的にどのような今まで努力をされてまいったのか。そして今後どのようなことを進めていこうとされているのか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 しばらく前でしたか、アラスカ石油の話も伝えられておりましたけど、これはどのような問題なんでしょうか。
○太田淳夫君 今お話聞きますと、一度に量がふえるのでなくて、アメリカのいろいろと金融政策なんかもありますけども、その一つの突破口としてこれが今後だんだんだんだんと広がっていく可能性というのを含んでいるということでございますね。  それから、自主開発のお話もちょっと出ましたけども...全文を見る
○太田淳夫君 自主開発も一時的には相当な企業が進出をして国会等でも石油公団のいろいろな資金の問題等が指摘もされたところでございますが、やはりあの時期に海外で採鉱に当たった技術者等々もその復そういう機会に恵まれずに現場を離れて大切な技術の蓄積というものも失われていってしまったような...全文を見る
○太田淳夫君 これはよく指摘をされておりますけども、IEAにおきましては、その平均備蓄水準というのが百六十七日ということでございますので、それに比べますと日本は低いということですね。今お話しのあった分でも最近の原油の需要が減っているところを見ますと多少日数的にはこれはふえるような...全文を見る
○太田淳夫君 通産省としては、この備蓄の洋上備蓄ですか、これについては方針どおりに行おうとしておられるのかどうか、その点。
○太田淳夫君 次に、いろいろと通産省が考えてみえる輸入形態の多様化の問題でちょっとお尋ねしたいんですが、せんだっても予算委員会でこの石油製品輸入の問題について質問したわけでございますけれども、この問題につきましては石油審議会の小委員会で検討中ということでございますけれども、今まで...全文を見る
○太田淳夫君 その結論はいつごろまとまるのかということですね。  それから、小委員会の結論のそのいかんによっては今後の石油供給計画を変更することはあり得るのかどうか、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 石油製品の輸入の問題として特に小委員会等では問題になっていると思いますが、ガソリンがいろいろと話題になっておりますけれども、商社関係は輸入の自由化に賛成している、あるいは石油精製会社は難色を示しているというのが大体大方の動向ではないかと思うんですが、いずれにしまして...全文を見る
○太田淳夫君 今回は何かライオンズ石油側で断念をしたということが報道されていますが、通産省聞いていますか。
○太田淳夫君 せんだって柴田エネルギー庁長官とオードランドECエネルギー総局長との会談が行われたということでございますが、先ほど柴田エネルギー庁長官の方からも国際化というのが必要であろう、しかしそれがいろいろと日本国内の中で混乱を起こさないことが大事だというようなお話がありました...全文を見る
○太田淳夫君 これからは石油製品の輸入の拡大がいろんな場面で求められてまいりますと、現状におきましては消費地精製主義というのを見直していかなければならないんじゃないかということになろうかと思いますが、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 我々も需要構造にマッチできない点と、あるいは石油製品が連産品であることも十分承知しているわけですけれども、これから石油製品の一定数量の引き取りがECあるいは中東等から求められてきているわけですけれども、特にガソリンの輸入が必至となりますと、これまでの原油精製をベース...全文を見る
○太田淳夫君 もう時間になりましたのでまとめてお尋ねしますけれども、通産省では石油業界再編で、さらに余剰設備の処理等を考え、精製統合を推進していくということで報道もされておりますが、きょうの新聞報道によりますと、石油元売業界の十二社のうち、決算期を三月にしている九社の決算が四日に...全文を見る
06月11日第102回国会 参議院 内閣委員会 第15号
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○太田淳夫君 それでは、今回いろいろと審議されておりますこの法案につきまして最初に、趣旨説明はこの前お聞きしましたけれども、概要を簡単に御説明願えますか。
○太田淳夫君 ことしは地方行革の年と言われているわけでございますけれども、最初に総務庁長官に、今後も地方行革を推進していくに当たりましての基本的な考え方を伺いたいと思います。
○太田淳夫君 今長官からお話ありましたが、私は同感でございます。自治省に伺いますが、今長官からもお話ありましたけれども、地方団体は、こう見てみますと、国、地方の財政悪化が始まった昭和五十年ごろからもう既に自主的に行政改革に取り組んできているわけですね。昨年秋の都道府県を対象としま...全文を見る
○太田淳夫君 今回提出されていますこの整理合理化法案も地方行革推進の一環と思うわけですけれども、現在政府は地方行革を推進するための方策としてこのほかにどのような対策をいろいろと検討されているのか、また今後どのような方策を講じようとしているのか、その概要をお伺いします。
○太田淳夫君 今地方団体の自主的な行革の推進というお話がございました。また後ほど触れますけれども、住民に身近な行政は住民に身近に接触をしている地方公共団体において処理されることが、国、地方を通ずる全体としての行政の簡素合理化につながると私たちも思っておりますけれども、こういう視点...全文を見る
○太田淳夫君 このような問題は網羅的に検討しませんと、中途半端なものに終わってしまって意味がないと思うんですけれども、行革審は、この機関委任事務あるいは権限移譲についての検討に当たりましては、どのような観点からこれを検討対象として取り扱っているわけですか。
○太田淳夫君 大臣が見えませんので。別な問題に入ります。  郵政省が見えていると思いますけれども、郵便事業についてお尋ねしたいんです。郵政省が昨年十月からサービスを始めました電子郵便の利用が非常に好調だということでございますが、現在までの取扱実績はどうなっていますか。
○太田淳夫君 またこの七月から都内で超特急郵便のサービスを開始する、こういう報道もあるわけですが、構想はどのような構想ですか。
○太田淳夫君 一般に国民の利便のために行政サービスというものが向上することは好ましいと思うんですけれども、他方、公営事業でありますところの郵便事業というのは、本来ナショナルミニマムとしての信書の配達手段を確保するということが重要であって、無制限にサービスを高度化するということが適...全文を見る
○太田淳夫君 去る五月二十一日に公表されました、郵政大臣の懇談会、郵便局の将来ビジョン懇談会の報告によりますと、郵便局のサービスの高度化、多様化というのを提言しているわけですけれども、この内容はどのような内容ですか。
○太田淳夫君 それに対しましていろんな業界からの民間圧迫だという声がいろいろ上がっているというような報道もされているわけですけれども、その点はどのようにとらえていますか。
○太田淳夫君 そうすると、地域のコミュニティーセンターというようなことになりますと、いろんな業務が含まれてくるわけですね。それはあれでしょうか、特定郵便局、普通局すべてがそういうような立場でもってやっていきたい、こういう構想なんでしょうか。
○太田淳夫君 わかりました。いろんな業界からの直接的な声はお聞きになっていらっしゃらないと思いますが、そういうことがいろいろと報道されてはきていますね。そういうのをごらんになっておるわけですね。その点で何かお考えになっていますか。
○太田淳夫君 わかりました。  そうしますと、中間答申があって、これからいろいろとその報告をどのように取り扱っていくのか検討されてくると思うんですね。今お話がありましたように、どの特定郵便局あるいは普通郵便局でも対応できるということではないかもしれませんが、住民の利便になるよう...全文を見る
○太田淳夫君 大臣見えませんけれども、次は自治省の方にお聞きいたしましょう。  ことしの四月に社会経済国民会議が「地方改革に関する提言」を提出されたわけですが、その概要はどのようにとらえてみえますか。
○太田淳夫君 これは極めて重要な提言がこの中に含まれていると思います。その中に、後ほどまた御質問します問題もありますけれども、この提言に関連しまして同会議から自治省に公開質問状が出されておりまして、これに対しまして古屋自治大臣が回答するということが新聞には報道されておりましたんで...全文を見る
○太田淳夫君 正式な回答ということでなくても、いろいろと問題について考え方をお話したいということでございますが、これまた新聞報道によるわけですけれども、自治省もこの会議の提言の内容の幾つかについては似たようなものを考えているということを報道されているんですが、どういうところが似た...全文を見る
○太田淳夫君 この提言の中に、先ほどお話はされてませんでしたけれども、私たちいただいた資料の中にありますけれども、自治省からのあるいは各中央官庁からの地方団体への出向の、あるいは天下りと申しますか、それが指摘されているわけですけれども、自治省では各省庁からの地方公共団体に出向して...全文を見る
○太田淳夫君 特別職を含めるとどのぐらいになるんですか。
○太田淳夫君 三十数名ということでございますけれども、この提言の中の記載によりますと、これは自治労が調査されたと書いてございますが、「昭和五十五年の調査によると、都道府県に対する中央官僚の「天下り」の総数は七二〇名にまでおよんでおり、官庁別では自治省二四二名、建設省二〇二名、厚生...全文を見る
○太田淳夫君 それは増減があろうかと思いますが、この中の記載を見ますと、「ことに自治省は、定員の六〇%を超える職員定数外のキャリア組の職員が、一定のローテーションのもとに恒常的に自治体へ天下り、指定席ポストを占めている。自治省からの出向者が総務部長や財務・地方課長といった自治体の...全文を見る
○太田淳夫君 あなたが言われたようなこともここに書いてあります。大体「自治体的捕われて出向するのだと主張」していると書いてありますね、ここに。  そのうち、大体同じ省庁の人がついているポストというのがあると言われておりますが、それについては調査をされていますか。
○太田淳夫君 それはおたくの自治省の分でもわからないんですね。
○太田淳夫君 こういった中央官庁からの地方公共団体への出向というのは、地方公共団体からの要請と今おっしゃいましたね。あるいは人事交流とかいう、そういう名のもとに行われているわけですけれども、実際はこれは中央官庁からの天下りじゃないかと思うんです。しかも、既得権益化した悪習があるも...全文を見る
○太田淳夫君 国と地方それぞれがメリットがあるというお話ですが、いろいろなメリットもあろうかと思いますけれども、いろいろとこの提言の中でも指摘されておりますように、地方自治の本旨にもとるような措置ではないかと思うんです。またこの問題につきましては、自治省だけで調整できる問題じゃな...全文を見る
○太田淳夫君 今長官からお話がありましたけれども、どうですか、そういう考えありますか。
○太田淳夫君 地方へ参りまして立派に職務を遂行されている方がおみえになるわけでございますから、一概にはそれは言えないと思いますけれども、いろいろと指摘されておりますように、地方自治という問題も戦後もう四十年たってきているわけですね。地方団体そのものもそれぞれ問題の解決能力あるいは...全文を見る
○太田淳夫君 それではその論議を終わりまして、法案の中身に入らしていただきます。  今回の行革審答申事項と法案に盛り込まれました事項の関連について説明をしていただきたいと思います。
○太田淳夫君 今回の国の関与、必置規制の整理合理化関係につきましては、行革審答申事項が八十五事項で、一括法案にも盛り込まれました法律事項が五十事項であるということですが、残りが三十五事項あり、三十五事項のうち四事項が法律事項で、三十一事項が政令事項であるということですけれども、四...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと四法律事項につきましての理由が述べられましたけれども、牧野法典係につきましては、農水省にお尋ねしますけれども、なぜ法全体の見直しが必要なのか。あるいは六十年度行革大綱におきましては、次期通常国会に所要の改正案を提出するとありますけれども、その方針に変更はな...全文を見る
○太田淳夫君 福祉事務所につきましては、「社会福祉体系全般の見直しを早急に進め」ると、こうありますけれども、これはなぜ見直しを早急に進める必要があるんですか。また具体的に何を見直そうとされておるのか。どうでしょうか、厚生省。
○太田淳夫君 社会福祉体系全般の見直しの中でということでございますけれども、過日、これも報道されたところによりますと、福祉補助金の本格的見直し、これを厚生省が行いたいという考えをお持ちのように報道されておりましたけれども、このこととかかわりがあると考えていいんでしょうか。またこの...全文を見る
○太田淳夫君 最近の傾向としまして、福祉の見直しという名のもとにだんだん福祉の切り捨てということが、切り下げということがされてきているわけですけれども、そういうことで行政機構やあるいは職員にまで圧縮が及ぶということになりますと、私、問題じゃないかと思うんです。政府みずからが今、金...全文を見る
○太田淳夫君 次に建設省。  先ほども出ました地代家賃統制令についてですけれども、これは第一次臨調以来何度も廃止の答申が出ているわけですけれども、一つは、なぜ今日まで廃止できないのか。第二点は、地代家賃統制令の廃止については、建設省は現在どんな検討を行っているのか。これもいつま...全文を見る
○太田淳夫君 それでは総務庁にお尋ねしますけれども、政省令等の三十一事項につきましては、原則五十九年度中に措置するものが三十事項、六十二年度末までが一事項と聞いておりますけれども、五十九年度中に措置すべきものはすべて措置を終わったんでしょうか。あるいは未措置のものがあれば、総務庁...全文を見る
○太田淳夫君 細かくなりますけれども、必置規制につきましてこれまで整理合理化をした例がありますか。あるいは第二点としましては、必置規制は現在幾つあるのか、また今回の整理によって幾つになるのか、その点をお伺いします。
○太田淳夫君 そうしますと、まだまだたくさんのものがあるわけでございますが、今回の必置規制の整理合理化されたもの以外に百十八事項が残っておりますが、これについてはどのように整理されていく方針ですか。
○太田淳夫君 国の関与と言われておりますものの法令を見ますと、許可、認可、承認という言葉が用いられていますけれども、これはいわゆる許認可一万件とも言われておりますその中に含まれているのかどうか。もし含まれていないとすればその数はどのようになりますか。
○太田淳夫君 国の関与の総数というのはわからないということでございますけれども、確かに通達によるところまで調べますとこれは大変なことになると思いますが、法令による許可、認可、これはどの程度であるのかということだけでも調べられるんじゃないですか。どうでしょうか。
○太田淳夫君 国の関与の総数というものもつかんでおりませんと、全体としてどの程度整理されたのかという評価ができないことになってしまうのじゃないかと思うんですけれども、総務庁としては今回の整理合理化についてはどのように自己評価されていますか。
○太田淳夫君 地方公共団体における事務の簡素化になるということで、今回民間に対する許認可等が一括されているわけですが、これまで地方公共団体の事務の簡素化につながるような許認可等の整理を行った実績はあるのでしょうか。あるいは許認可等の整理合理化については今後どのように進めていくつも...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、この一括法案が審議されておりますけれども、行比推進ということでございますので、この法案の財政的な効果あるいは定員的な効果、そういうものについてはどのようにお考えになっていますか。
○太田淳夫君 次に厚生省。  理容師試験、クリーニング師の試験、美容師試験、これにつきましては民間の指定試験機関についてということでございますが、これはどのようなものを考えておりますか。
○太田淳夫君 民間の指定試験機関に移譲されるということで今いろいろお考えが示されましたけれども、またその試験機関そのものが厚生省の天下り先確保の対象となるようではこれは問題だろうと思うんですね。今までもいろいろと国会で審議されてきてできましたそういう機関につきましては大体そういう...全文を見る
○太田淳夫君 農水省もお見えになっていると思いますが、改良普及所あるいは生活改良普及員ですね、今回の法案に取り上げていませんけれども、これについてはいろいろと不要だという意見が多いように承っていまして、これは少なくとも必置規制は廃止すべきじゃなかったかと思うんですが、その点どうで...全文を見る
○太田淳夫君 今いろいろと必要性についてお話がありましたが、そういう中でなおかつ廃止すべきじゃないかというような意見が各所に出てくるということは、今の実態に合わないような面がいろいろあるんじゃないか、あるいは役目を逸脱しておるような点が非常にあるんじゃないかという点があるわけです...全文を見る
○太田淳夫君 最近、地方公共団体の情報公開あるいはプライバシー保護の動きが活発化しているわけですが、臨調答申は、国における情報公開あるいはプライバシー保護制度の確立の必要性を述べております。この情報公開とかあるいはプライバシー保護の問題は、多様化する行政の統制あるいは国民の行政参...全文を見る
○太田淳夫君 この問題につきましては大分前の内閣委員会でも御質問申し上げた点があります。そのときも慎重に検討しようということでございまして、前局長でございましたと思いますが、依然としてプライバシー保護の問題につきましても進んでいないというような感じがするわけですが、総務庁長官どの...全文を見る
○太田淳夫君 確かにプライバシー保護の問題は、いろんな幅広い問題ですから立法化となりますと各省との折衝等もあろうかと思いますが、もうどんどん機械化が進んでまいります。先だってもテレビで放映されておりまして、この前もちょっとお話しましたけれども、いろいろなデータが各所いろんなところ...全文を見る
○太田淳夫君 問題はちょっと変わってしまったんですが、先ほど申し上げましたように、地方公共団体の情報公開あるいはプライバシー保護に対する動きが活発化しているということは、問題をまたもとへ戻しますと、地方公共団体が時代の変化に伴います新しい問題の把握能力あるいは問題の解決能力、こう...全文を見る
○太田淳夫君 今回のこの関与あるいは必規制の是正につきまして何となく中央所管省庁が消極的であったということを指摘する向きもあるわけですけれども、その一因としましては、地方団体の行政能力に対する不信があるんじゃないか、こういうことも言われるんですけれども、こういうような考え方という...全文を見る
○太田淳夫君 わかりました。  それでは大蔵省。法律によらない国の地方公共団体に対する関与を見ますと、いわゆる補助金が最大のものじゃないかと思うんですが、臨調答申は地方の自主性、自立性の尊重の観点から見直すべきだと、こういう指摘をしているわけですけれども、その後の補助金問題を見...全文を見る
○太田淳夫君 この問題につきましては予算委員会等でも取り上げられておったわけでございますけれども、地方公共団体の側からしますといろんな不満の一つになっているわけですね。国は財政負担だけを押しつけて地方の要望する関与、必置規制あるいは機関委任事務、権限移譲、こういった国と地方の間の...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりますけれども、今いろいろと大臣からお話がありました地方行革を推進するための障害を除きます今回の処置、あるいは機関委任事務の問題、あるいは権限移譲の問題も、地方公共団体のものですけれども、何といっても国の行革そのものじゃないかと思いますね。ですから、そういっ...全文を見る
06月13日第102回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○太田淳夫君 この法案の審議の最後に当たりまして、行革にも触れたいと思いますが、今同僚委員から質問のございましたところの米国の上院の決議案につきまして、総理からもいろいろと今お話がありましたが、これは非常に残念な遺憾なことだ、私もこのように思っております。総理からもいろんなお考え...全文を見る
○太田淳夫君 総理、この決議によりまして日本政府に対していろいろな答弁を求めているわけでございますが、今後これによって日本へのいろんな防衛努力についての圧力がさらに強まってくるようなおそれがあるんじゃないかという心配もいたしておりますし、今回の決議案というものは日本における防衛力...全文を見る
○太田淳夫君 今後も防衛政策につきましては影響は何ら受けないという御方針で進まれる、こういうことでございますね。  ちょうど時期的には加藤防衛庁長官も訪米をされているときでございましたが、ここでいろいろと話し合いをされているようでございますけれども、その中で、伝えられるところに...全文を見る
○太田淳夫君 それでは今現在の日本の状況を見ておりますと、私たちは日本の防衛努力というものはかなりの水準である、このように認識しております。予算の審議の中でもそのことはいろいろと論議をされました。財政再建の中にもかかわりませず、福祉を切り下げ、そして公共事業費を抑制するなどしなが...全文を見る
○太田淳夫君 そういう相当なサービス、これは安保条約があり、そのもとにおいてこういうサービスを提供しているということでありますけれども、これは先進国として、文化国家として相当な問題だと思います。そういった点の認識というものをしっかりと政府としてもアメリカ側に対してなすべきだ、私は...全文を見る
○太田淳夫君 それでは次の問題に入ります。  自民党からせんだって議員提案をされましたスパイ防止法案でございますけれども、この問題は、国民の知る権利とかあるいは表現の自由というこういう人権まで侵しかねない危険な法案じゃないかと私は思うんですけれども、自民党総裁として総理はどのよ...全文を見る
○太田淳夫君 あの法案は慎重に審議しなきゃならないと思いますが、これは自民党としても提出すべきではなかった、このように思います。  スパイというものは、他国の利益のため国家のいろいろな秘密というものを探り、そしてそれを提供する、そういう行為は許されるべきではないと思うんですね。...全文を見る
06月20日第102回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○太田淳夫君 それでは、午前に引き続きまして、防衛庁長官の訪米の問題につきまして何点か質問させていただきます。  長官も大変御苦労さんでございましたけれども、この訪米をされるに臨みましての姿勢及び方針についてお尋ねしたいと思うんです。
○太田淳夫君 長官の訪米に先立ちまして、六日に西廣官房長がワシントン入りをしているようてございますけれども、これもちょっと異例じゃないかと思うんですが、このような異例な対応をした理由とか目的はどのようなものでしたでしょうか。あるいは上院決議とか、そういうようないろんな動きに対して...全文を見る
○太田淳夫君 ワインバーガー国防長官との対談の内容につきましては、先ほど長官からもいろいろと御報告がございましたが、特にこの対談を通しましてワインバーガー長官の方から要請されたような点はなかったんでしょうか。
○太田淳夫君 今お話のありましたワインバーガー長官との話の中で出ました三宅島の問題ですけれども、こちらの方で報道されたところを見ますと、この候補地というのは三宅島に絞られてきたような感じがするような発言をされたというふうに報道されているんですが、防衛庁、政府として、大体三宅島に的...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど同僚委員からも質問がございましたが、防衛政策担当のシビリアン交流、これを発展させることを提案した、そしてワインバーガー国防長官との間に合意を得たというところでございますけれども、この問題は今度どのように具体化していきますか。
○太田淳夫君 長官は、ことしの五月に、防衛庁内局の強化、このことを事務局に検討を指示したという報道がされておりますけれども、その意図は何でしょう。
○太田淳夫君 今のお話とワインバーガー長官とのシビリアンの交流の発展ということをいろいろと考え合わせますと、長官は自衛隊、防衛庁及び日米防衛協力という点につきましては、果たしてシビリアンコントロールが機能していくのかどうか不安を感じている、こういうことでございますね。
○太田淳夫君 また長官は、いわゆるOTHレーダーの技術的な資料の提供等の協力要請をしたようでございますけれども、このレーダーの能力あるいは主な目的はどのようなものであるか、あるいはこれは我が国の防衛構想上どのような意味を持っているのか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 今、五九中業の中で検討中ということでございますけれども、長官は五九中業の説明の中で、特にこの洋上防空に関しまして早期警戒態勢の強化ということでこのOTHレーダー、早期警戒機、要撃用戦闘機、AEGIS艦などの整備に取り組む意向を表明されたようですけれども、これらのこと...全文を見る
○太田淳夫君 こういういろんな説明をされてまいりますと、今まで従来のいろんな経過を見ましても、いつの間にかアメリカでしゃべってきたことが、アメリカとしては国の方針と理解して、公約ということで実行を迫ってきている例があるわけでございます。まだ五九中業で案が固まってないという段階でい...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと今、自主的な判断によって防衛計画を進めるということでございますが、上院の決議を見ましても、日本に対して具体的な要望を織り込みながら決議をやっているわけでございます。防衛庁としてはアメリカ側に対しまして、五九中業に関しましては防衛庁限りの計画であり、予算で...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども同僚委員からも話がございましたけれども、ちょうど長官がワシントンを訪問されたときをねらってこの対日防衛要求の決議が可決されたということは、長官をねらい撃ちにしたような感じが我々するわけですね。これに対して長官としてもアメリカで感想を述べておみえになりました。...全文を見る
○太田淳夫君 長官は、ワインバーガー国防長官との会談で、先ほど防衛局長が一生懸命説明してみえましたが、洋上防空ということを積極的に説明したことに関連しまして、いわゆるシーレーン防衛というものを足がかりにして、防衛計画の大綱、この防衛構想をだんだんと変質させながら拡大しているんじゃ...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって参議院の外交・総合安保調査特別委員会の安保問題小委員会に元統幕議長の竹田五郎さんが出席されました。そこでこういうことをおっしゃっているわけです。大綱作成当時の航空自衛隊はシーレーン防衛についてそれほど関心を持っていなかったと思う、したがって、シーレーン防衛...全文を見る
○太田淳夫君 時間もなくなりましたので最後になりますけれども、先ほど洋上防空能力の向上についてのお話がありまして、OTHレーダーの導入につきましては、向こう側に技術資料の提供を要請したということでございます。このことにつきましては、OTHレーダーにつきましては、伝えられるところに...全文を見る
○太田淳夫君 最後ですが、大蔵省お見えになっていると思いますが、今回の長官の御訪米におきましても、米側からのあのような上院の決議を見ますと、相当防衛費の増額についての要請があろうかと思います。あるいは政府としても大綱水準の達成ということ、あるいは日米安保体制の強化、そういう方針か...全文を見る
11月22日第103回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは最初に、石油製品の輸入の問題について質問したいと思うんです。これは私、前回の予算委員会あるいはこの当委員会におきましても大臣にそのときの御見解を承ってきたわけでございますけれども、どうでしょうか、大臣、いよいよ今暫定措置法というのが審議されておりますけれども...全文を見る
○太田淳夫君 今の大臣の御答弁の中にありましたように、石油製品の輸入は自由化がこれから進んでいくだろうと、こういうことでございましたが、この第一条を見ますと、確かに「石油製品の輸入を円滑に進めるため」という趣旨がございますし、それに関連しまして「必要な暫定措置を定める」と、こうあ...全文を見る
○太田淳夫君 法案の審議は当委員会ではございませんで、また商工委員会等でいろいろと論議がされてくると思います。今お話がありました、円滑あるいは自由化ということでございますが、いろいろなところでいろんな批判をされることも今あるわけですね。この法案の中身を見まして、いろんな制限が加わ...全文を見る
○太田淳夫君 これから法案審議がされ、法案が成立をしてからいろいろな手だてということになろうかと思いますけれども、やはりこれは国際的ないろんな環境の変化等によりまして、自由化というものが推進をされてきた一面もありまするけれども、この輸入の自由化の実施の時期とか、あるいは輸入数量の...全文を見る
○太田淳夫君 今、お話の中に、諸外国では非常に高い評価を受けているとかいろんな御答弁ございましたけれども、実際にヨーロッパとかアメリカにおきましては、こういうような法案があるんでしょうか。例えば今回の場合でも、登録の資格を有するような者というのは、ほとんどこれは特定の者に絞られて...全文を見る
○太田淳夫君 これがむしろ消費者のためにいろいろな点でプラスにならないようなことにならぬように私たちとしては懸念をしておるわけでございますが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 一方では業界は、現在の精製能力そのものが約百万バレル程度も過剰になっているわけですけれども、今後、計画的にどのような設備廃棄を進めていくのか、これは今回のこの石油製品輸入との関連というのはどのように考えたらいいのか、その点どうでしょうか。
○太田淳夫君 昨年の石油審議会の答申の中にガソリンの輸入自由化と同時に輸出のこともたしか触れていると思いますが、提言されていますね。アメリカあたりでは、先ほどおっしゃいました日本の良質のガソリン、確かに技術的にすぐれた、無鉛化も進んでいる、そういうガソリンの日本からの輸出というこ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、大蔵省見えていますか、時間がないのであれですが。  それではお尋ねしますけれども、最近ちょっと報道の中でございましたんですが、G5以降、円高誘導政策がとられてきましたが、せんだっての予算委員会の日銀総裁等の意見も、ある程度の期間円高のために介入を続けていくん...全文を見る
○太田淳夫君 小さい声で余りよく聞こえませんでした。大体答えは予想されたとおりでございますが、やはり通産省もいろんな業界のお話等につきましては状況を把握されていると思いますが、せんだってもエネ庁長官は、石油税の問題につきましては増税は認めないという旨の雑誌の記事に出ておりましたけ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、円高によります被害の救済の問題について一言お話しさしていただきたいと思うんですが、去る十九日に、我が党の調査団が宮城県のある町を訪問いたしました。そこに細倉鉱業所という会社がございますけれども、やはりその鉱業所あるいは町等のいろんなお話を承りますと、最近の円高...全文を見る
○太田淳夫君 通産大臣もお見えになりますので、最後にお聞きしておきますけれども、やはりこの非鉄金属産業、今お話ありました五十三年のときにも相当な被害を受けました。やはりこういう資源というものは日本ではだんだんと少なくなってきておりますけれども、やはり国家安全保障という立場からもこ...全文を見る
○太田淳夫君 もう時間がないから終わります。次の質問はまた後日にお願いします。
11月29日第103回国会 参議院 本会議 第5号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました法律案に対し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  法案の問題に先立ちまして、まず本日早朝、過激派の一派による六都道府県二十一カ所に及ぶ同時多発ゲリラ行動で、国鉄に未曾有の混乱を生じ、国民に多大な迷惑をか...全文を見る
12月13日第103回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは給与法につきまして、今までもこの委員会でいろいろと論議されておりまして、その中で、総務庁長官からも、あるいは人事院総裁の方からも、よくお話がございましたけれども、人事院勧告というのは、憲法で保障された労働基本権の制約に対する代償措置として存在しているんだ、し...全文を見る
○太田淳夫君 きのう提案理由の説明をお聞きしたわけでございますけれども、この中にございますが、「勧告の内容を検討した結果、一般職の職員の給与については、本年七月一日から人事院勧告どおり実施することが適当」ということで御判断されているわけです。先ほど話しましたように、完全実施という...全文を見る
○太田淳夫君 今長官のお気持ちはお聞きしましたが、人事院総裁はこの点についてどのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 来年への完全実施ということで人事院総裁は希望されておりますが、後藤田長官も従来から、いわゆる人勧の積み残しの問題につきましては、完全実施に努力してもなおそれが実施できないときでも三カ年で解消したいと、当委員会でもお話をされております。ことしの人勧も結局七月実施という...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどから財政上その他の事情ということでいろいろとお話があるわけでございますけれども、財政がどうあろうと、こういうような義務的な経費に関する問題につきましては、この委員会でも前からも論議されておりますけれども、既に予算編成のときから、しっかりとした財源というのを確保...全文を見る
○太田淳夫君 次に、俸給表のことについてお尋ねしますけれども、この行政職俸給表第(一)表につきましては、今回八等級制から十一級制に改められるわけでございますけれども、この等級構成がだんだん多段階的になるほど職務給的な色彩が強くなってくると思うのであります。職員の皆さん方にとりまし...全文を見る
○太田淳夫君 この等級の再編成につきまして今御説明ありましたけれども、同一等級に課長も課長補佐も、場合によっては係長も混在するということがある、ですからそのために分離するんだということを言われておりますけれども、しかし今回のこの等級編成によってもやはり課長補佐と係長が混在するとこ...全文を見る
○太田淳夫君 時間もありませんので防衛庁にお聞きします。  防衛庁の俸給体系につきまして今回いろいろと変更がありますけれども、変更する基本的な考え方をどのように考えていますか。
○太田淳夫君 防衛庁では前々からこの委員会でも答弁されていましたように、五十三年四月に発足しました防衛庁職員給与制度等研究会で検討を加えているということでございましたけれども、その検討の結果というのは今回のこの改正にどのようにそれがあらわされているのか。  また、この防衛庁職員...全文を見る
○太田淳夫君 最後に長官にお尋ねしますが、長官も衆議院の内閣委員会におきまして、公務員の皆さん方の生活状況が人事院勧告の抑制によりましていろいろとマイナスをこうむっているということは、いろいろとデータのもとにお話をお聞きになっていらっしゃると思うんです。そのときの答弁の中で長官は...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
○太田淳夫君 それでは最初に、きのう十二日に会計検査院が検査報告を出されました。その中に厚生年金及び国民年金のことに関する問題点が指摘されておりましたけれども、その概要について御報告を願えませんか。
○太田淳夫君 調査は厚生年金及び国民年金に関する点でございますけれども、いずれにしましても、いろいろと報道されますと年金の信頼性というのを損なうことになりますので、厚生省としても、この報告に対しましていろいろと検討され、対応を進められると思いますが、その点について大臣から所見をい...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても、対応を研究していただきたいと思います。  さて、この共済組合法の一部を改正する法律案に入りますけれども、今穐山委員の方からいろいろと御指摘がありましたけれども、今回の改正は、いろんな点から見ましても共済年金制度の今まで例を見ないような抜本的な改...全文を見る
○太田淳夫君 今回のこの改正案につきましては、国家公務員等共済組合審議会からは「基礎年金制度の実施に当っては、非被用者グループの管理を厳格に行なう等、将来的に見て被用者グループに負担が転嫁されることのないよう、特に留意すべきである。」、こういう意見も出されておりますけれども、一方...全文を見る
○太田淳夫君 今回の共済組合法の改正も公的年金制度の改革についての閣議決定に基づいてされておるわけでございますけれども、同僚委員のいろんな議論を聞いておりましても、七十年を目途にした公的年金制度の一元化ということは結論として出ておりますが、その間のそこに至るプロセスというものがい...全文を見る
○太田淳夫君 今いろいろとお話がございました。この制度間調整を進めるということですが、これからのお話し合いということになるということでございますけれども、現状で、この負担についてどういうようなところにどのような格差があるのか、これを今後どのように調整を図ろうとしているのか、その点...全文を見る
○太田淳夫君 さらにこの閣議決定を見ますと、「これらの進展に対応して年金現薬業務の一元化等の整備を推進するもの」ということが書いてございますけれども、現在年金現業業務は、国民年金や厚生年金については社会保険庁でやっておりますし、国家公務員につきましては国家公務員等共済組合連合会、...全文を見る
○太田淳夫君 先ほどから、改正の一つのねらいとしましては、給付と負担の適正化ということが挙げられているわけでございますけれども、給付水準の現状はどうなっているか、あるいは現行制度がそのまま継続すれば将来の給付水準がどのように推移していくのか、あるいは改正案によればどう変化するのか...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、国家公務員の方は現在本俸の七・一二%、それに国鉄共済救済分として〇・五三%、合わせて七・六五%の掛金を払っておりますけれども、この標準報酬制というものを導入することになりますと、本俸だけでなくて、諸手当込みを基準にして掛金を支払うことになるわけでござい...全文を見る
○太田淳夫君 国鉄共済につきましては、ことしの四月から国家公務員あるいはNTT、たばこ産業の職員で財政調整を実施しているわけでございますが、これが六十四年度までとなっていますね。その財政調整計画による交付金の額というのは一年間五百四十億円程度だと思うんですけれども、この財政調整計...全文を見る
○太田淳夫君 既に、五カ年計画というのは国鉄再建の要員問題と絡んで手直しが必要になってきているんじゃないかと思うんですけれども、政府の衆議院段階における統一見解を見ましても、六十四年度までは国鉄の自助努力、それから国の負担を含めて支払いに支障のないようにする、こういうことで言って...全文を見る
○太田淳夫君 なかなかはっきりしない答弁ですが、国鉄の救済につきましては同僚の委員からもいろいろとお話がございましたし、私たちもこれは真剣に考えていかなければならないと思っておりますけれども、厚生年金やあるいは地方公務員の方から援助ということも、これはなかなか抵抗があって難しいと...全文を見る
○太田淳夫君 年金制度の改革に当たりましては国民の理解と協力を得なければならないが、最初に申し上げましたように、何よりも公的年金に対する信頼性を確保しなければならないんじゃないかと思うんですが、政府はせっかく国鉄共済年金について統一見解を発表してきているわけですし、六十一年末まで...全文を見る
○太田淳夫君 それから、いろいろと先ほどから国鉄のことについて話がありましたけれども、この改正案によって国鉄職員についても基礎年金を導入して、この基礎年金につきましては国鉄自体も三分の一負担すると、このようになっておりますけれども。国鉄財政の現状あるいは国鉄共済年金の財政の現状に...全文を見る
○太田淳夫君 次は公務員制度との関連について質問します。  この共済組合法の第一条を見ますと、公務員等の共済年金は公的年金としての性格を持つと同時に公務員制度の一環としての性格を持っている、このようになっているわけです。今回の改正案ではこの点にも配慮して職域年金部分も設計してお...全文を見る
○太田淳夫君 国家公務員法の百七条及び万八条には公務員の退職年金制度が規定されておりまして、人事院は公務員の年金制度について意見の申し出権を持っているということでございますが、今回の共済年金改正に当たりましてはどのような措置をとられたのか。  それからこの改正案によりますと、職...全文を見る
○太田淳夫君 次は既裁定者に対する措置についてお尋ねいたします。  今回の法案によりますと、年金の増額につきましては物価の上昇による自動改定が第七十二条の二で規定されておりますし、第一条の二では年金額改定の基本を規定しているわけです。第一条の二の年金の改定の基本を見ますと、「国...全文を見る
○太田淳夫君 また、今回のこの案に。よりますと、公務員の共済年金にも加給年金という厚生年金と同じような給付が導入されるわけですけれども、しかし既に年金の支給を受けている既裁定者についてはこの加給年金が及ばないことになっています。通年方式によって計算されている退職年金やあるいは今後...全文を見る
○太田淳夫君 この加給年金を支給しないことによりまして厚生年金の水準を下回る共済年金受給者が出てこないかという心配を私はしているわけですが、今回共済年金を厚生年金に準ずる方式に改めることによりまして、従前の受給要件または給付水準が厚生年金より不利になっていた者については少なくとも...全文を見る
○太田淳夫君 今回、既裁定年金についての従前額は保障することになっていますけれども、六十一年四月から通年方式に裁定がえとなって、その裁定がえにされた通年方式の額というのは物価等によって増額されるとなっていますけれども、いずれにしても、従前額に達しなければ六十一年度の支給はないわけ...全文を見る
○太田淳夫君 例えば来年三月三十一日で退職年金の受給資格を得ている人は、その時点で現行方式で年金額を計算して、そして最終退職時に今回の新制度で計算して、どちらか高い方を支給すると、こういうことになっておりますけれども、三月時点のいわゆる従前額保障というのは、最終退職時までは少なく...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりますけれども、この従前額保障について物価スライドをさせないことになりますと、最終退職時に今回の改正で計算した方が高い諸君については、六十一年の四月から退職時までの掛金というのは掛け捨てになってしまうようなことになるんじゃないかと思うんですが、これを救済する...全文を見る
12月17日第103回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○太田淳夫君 それでは、自治省が何かいろいろとお忙しいようなものですから先に質問させていただきます。  今この内閣委員会では国家公務員共済組合法の審議をいたしておりますけれども、この法律では年金額の計算の基礎として平均標準報酬月額を用いておりますけれども、地方公務員共済組合法の...全文を見る
○太田淳夫君 それではその平均給料月額に補正率を乗じて計算するという方法はどのように算出するのか。その場合の平均給料月額はどのようにして算出するのか、またその補正率の考え方あるいは算出の仕方について説明していただきたいと思うのです。
○太田淳夫君 そうすると補正率の算出の仕方、そして補正率は大体どの程度の率になるのですか。
○太田淳夫君 この平均給与月額に補正率を乗ずる、こういう方法をとられますと、自治体間の給与なり諸手当の格差がなくなるということも考えられますけれども、公的年金の一元化という方向から見ますと、それに沿わない面も出てくるんじゃないかということも考えられます。その点はどのようにお考えで...全文を見る
○太田淳夫君 私ども公明党はかねがねから将来の公的年金の一元化という方向を目指す点から、平均標準報酬月額を用いる方がベターじゃないか、こうも考えておるわけでございますけれども、この方式によりますと、自分で自分の年金がわかりにくいとか、あるいは諸手当の少ない地方に在職する公務員には...全文を見る
○太田淳夫君 平均標準報酬月額をとる場合と、平均給与月額に補正率を乗じてという方式をとる場合と、結果としてはそう差がないんじゃないかと思うのですけれども、この点については大蔵省と自治省の見解はどのようになるでしょうか。
○太田淳夫君 自治省にお尋ねします。  今お話しのとおり手当率が一〇%のところもあるし、三〇%のところもある、いろいろとばらばらであるわけでございますけれども、その点についてはどう考えるのか。それは地方の独自性だから仕方がないというのか、あるいは自治省としてはある程度のまとまり...全文を見る
○太田淳夫君 次は大蔵省にお尋ねします。  いろいろと論議されてまいりましたが、共済年金制度は、これは公的年金制度としての性格を持っているとともに、共済組合法第一条にも規定されておりますように、「職務の能率的運営に資することを目的」と、こういう目的をはっきりさせているわけでござ...全文を見る
○太田淳夫君 公務の特殊性というところから見まして、これは前回のときにもいろいろとお話をさせていただいた点でありますけれども、この職域年金部分、つま旦二階建ての部分を設計したのが今回の特色となっているわけですが、しかし国鉄共済年金関係につきましては、財政調整期間中は三階建て部分は...全文を見る
○太田淳夫君 特殊な状況ということはわかりますけれども、特殊な状況があるからといって法に規定されたものを曲げてもいいのかどうかという私たちに考えがあるんです。その点はどう考えますか。
○太田淳夫君 次に、この委員会で同僚の委員からも提示されて、いろいろと検討はされて質疑もされてまいりましたけれども、国鉄共済年金につきまして昭和六十年以降の対策ですね、これは年金一元化ということを進めていく過程の中で抜本策が必要だろう。これもいろいろと論議されてまいりましたけれど...全文を見る
○太田淳夫君 今門田審議官の方から御答弁ありましたが、今からでも詰めていきたいということは六十一年度中に結論を得るために六十四年までのいろんな対策を進めていく、検討を進めていく、具体的な立法措置に入っていく、それとほぼ並行してこの論議も直ちに開始していく、こういうことで理解してよ...全文を見る
○太田淳夫君 もう一点、政府の統一見解の中でお話があった「国鉄の自助努力と国の負担を含め」とあります。国鉄の自助努力ということが先回の大蔵大臣の御答弁の中でも大きな柱となっているわけですけれども、掛金の引き上げ、あるいは給付のダウンというのは、国鉄職員の皆さん方、あるいは年金を受...全文を見る
○太田淳夫君 先だって大蔵大臣、自助努力の中身につきましていろいろとお話があった。その中で国鉄資産の売却ということのお話がございました。国鉄も当局としては一生懸命赤字返済あるいは自助努力のために目標をつくって頑張っているようですけれども、これらの資産というのは、国鉄がこれから民営...全文を見る
○太田淳夫君 厚生省がまだ見えていませんものですから、ちょっと質問順序を変えて質問をします。  今度は法案の改正の内容についてお尋ねをしたいんです。この改正案によりますと、六十五歳以上であっても共済組合員としての資格は存続し、年金は支給されないことになっているわけですけれども、...全文を見る
○太田淳夫君 支給開始年齢につきましても、基礎年金、共済年金とも六十五歳支給が原則になっていますけれども、特別支給として六十歳から支給することになっている。この六十歳支給につきましても、七十年に六十歳となるような経過措置となっていますけれども、共済の場合男女とも同じであるわけです...全文を見る
○太田淳夫君 また障害年金につきましてもかなり改善が加えられておりますので、この点は評価できるわけですけれども、ただ給与の低い人については在職中も支給されますけれども、原則的には障害共済年金は在職中は支給停止されて障害基礎年金が支給される、しかし厚生年金では在職中であっても障害厚...全文を見る
○太田淳夫君 さらに現行制度では共済組合員となって一年以上でなければ障害を負っても障害年金は支給されないんですけれども、改正案では一年以上という制限はなくなって、組合員であって傷病になれば障害共済年金が支給されるとなっているわけですが、制度ができて新制度に乗る人と乗らない人が出る...全文を見る
○太田淳夫君 遺族年金についても同じような問題がありまして、現行制度では組合員期間が一年以上あって死亡しなければ遺族年金は支給されないことになっていましたけれども、今回の改正案ではこの一年以上という制限がなくなり一歩前進したと私たち評価しているわけですけれども、しかし従来共済組合...全文を見る
○太田淳夫君 それから共済組合員期間が二十年未満で死亡した人にも現在遺族年金は支給されていますけれども、これらの人の年金額がどうしても低いんじゃないかと思うんですね。こういう人の遺族年金の額については従前の厚生年金の場合と同じように、組合員期間を二十年とみなして通年方式によってま...全文を見る
○太田淳夫君 さらに、この委員会でもいろいろ問題が出ておりましたが、現行の共済年金制度において組合員であった者が禁錮以上の刑に処せられた場合、また懲戒処分を受けた場合には最高で二〇%の支給制限を受けて一いるわけですけれども、今回の共済年金法の改正によりましてスライド方式や年金額の...全文を見る
○太田淳夫君 その点ですけれども、過去にさかのぼってはできないとしましても、これから将来に向かってはそういう支給制限を緩和する方法をぜひとも実現すべきではないか、こう思うんですが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 もう一点、それでは厚生年金では施行日、すなわち六十一年四月時点で四十五歳以上の人、昭和十六年四月一日以前に生まれた者で組合員期間が十年以上ある者につきましては任意継続組合員の制度がありますけれども、今回の共済年金の改正案ではこの点は盛り込まれていないわけです。この職...全文を見る
○太田淳夫君 今お話しになったところであれでしたけれども、定年制がこれから施行されてくるわけで、そうしますと、組合員期間が短い者が出てくるわけですね、当然。そうすると、今おっしゃったような救済措置でそういう方々は救済することができる、こういうことですね。
○太田淳夫君 次に、それでは厚生省お見えになりましたのでお尋ねします。  前国会で国民年金法改正案が本院で修正されたんですが、その中で、「基礎年金の水準、費用負担のあり方等については、社会経済情勢の推移、世帯の類型等を考慮して今後検討が加えられるべきものとする」という規定が挿入...全文を見る
○太田淳夫君 厚生省の附帯機関であります国民年金審議会が先般改組されまして年金審議会になったわけですけれども、この審議会の構成メンバーはどうなっていますか、あるいは今後この基礎年金というものが、法案が通ればですけれども、通りますと、国家公務員あるいは地方公務員にもこれが導入される...全文を見る
○太田淳夫君 この基礎年金の導入のメリットとしましては、婦人の年金権確立ということが挙げられているわけでございます。  確かに配偶者自身の名義の基礎年金が支給されるわけですけれども、障害になったとき障害基礎年金が支給されるということも宣伝されております。そういう面があることは否...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、婦人の年金権というものの確立という言葉の裏腹に、若い人は働くか再婚をしろということじゃないかと思うんですね。また婦人の年金権の確立といいますけれども、例えば共稼ぎの婦人は掛金を徴収されている。それから専業の主婦の方、専業の主婦と言っていいのかどうかあれです...全文を見る
○太田淳夫君 あと一点。その点では、例えば夫だけで三十万稼いでみえる御家庭と、御夫婦で十万ずつ働かれているという御家庭で考えてみますと、夫が一人だけで働いている世帯では妻は基礎年金のほかに夫の二階建て、三階建て部分の四分の三の遺族年金が出る。ところが夫と妻が十万ずつ稼いだ御家庭を...全文を見る
○太田淳夫君 なかなか理解できない。  最後に、この改正案を見ますと、御家庭の主婦の皆さん方には年金権が確立されて自分名義の年金がありますけれども、これはいろんな原因で御不幸にも離婚された奥さんにはいわゆる二階建ての部分とかあるいは三階建ての部分の関係がなくなってわずかに基礎年...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
12月19日第103回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案並びに自由民主党・自由国民会議提出の修正案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  二十一世紀の本格的高齢社会の到来に備え、すべての国民が老後において...全文を見る
12月19日第103回国会 参議院 内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 第1号
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○太田淳夫君 せっかく総理が御出席をされましたので、最初に総理にちょっとお尋ねをしたいんです。  サミットを前にしまして、あと残る主要国はカナダ。このカナダを訪問される予定が一月と聞いておりましたけれども、日程は決定されておるんでございますか。
○太田淳夫君 まだ決めてないということでございますけれども、しかし一月というともう来月でございますし、相手国のいろんな事情等もあるんでございますから、もう陰では決まっているんじゃないですか。国会が終わった途端にぽんと発表されるようなことはないんでしょうね。
○太田淳夫君 それから政府税制調査会が十七日に六十一年度税制改正を答申されたわけでございますけれども、それを見ますと、総理の施政方針にありましたと思いますが、大幅な所得税減税は見送られてしまったということでございます。その他いろんな内需拡大に必要な点が先送りされているんじゃないか...全文を見る
○太田淳夫君 もう一点、法案と離れてお聞きしたいんです。  総理はきのうの経済審議会総会で特に発言を求められて、「金利低下を日米の協調により実現する時期がきている。金利下げはわが国の内需拡大に大切」、こういうふうに強調されたと新聞に報道されておりますけれども、この点について日銀...全文を見る
○太田淳夫君 私たち考えてみますと、総理の発言をされました背景には、六十一年度経済財政運営の最大の課題であります内需拡大の施策が、総理の言うなれば節約一本やりの財政運営によって見るべき施策がなく効果が上げられない、こういうことがもう既にはっきりと予想されますので、そのために内需拡...全文を見る
○太田淳夫君 議論は後にしまして、一面から考えますと、総理はしばしば解散権というのは総理の専権であると、こうおっしゃっていますね、きょうも何かおっしゃったようですが。この公定歩合の操作ということは、これは中央銀行のまさに専権ではないかと私は思うんです。これは重要な金融政策のキーに...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど我が党の委員の方から、婦人の年金権の確立の問題あるいは一元化のプロセスの問題、国鉄共済年金の救済の問題についてそれぞれ質疑がございましたけれども、私も国鉄共済年金の救済の問題につきましては委員会でも質問いたしてまいりました。これから公的年金一元化に重大な影響を...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、そこはだんだんあいまいになってくる点でございます。申し上げましたように審議する機関としてはどのような機関がつくられるか検討されると思いますが、一元化に対するいろんな問題が国鉄救済の問題に絡んできているのじゃないかと思うのですね、実情申し上げますと。ですから...全文を見る
○太田淳夫君 それは当然であります。そういう声がいろいろあるからこそ、それだけにまたいろんなスケジュールを進める上において障壁が多いんじゃないかと思うんです。ですから、早くスタートを切らなければそのあなたのおっしゃるようなスケジュールまでに間に合わなくなってしまうところが起きるん...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりましたが、先ほども同僚の委員から公経済としての国庫負担のカットの問題が提示されました。私もこの問題につきましては、早く返還すべきである、このように考えております。これは六十一年以降返還ができないとなりますと、今後の年金財政に影響を及ぼすことになるんじゃない...全文を見る
12月20日第103回国会 参議院 本会議 第9号
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○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案外三法案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  二十一世紀の本格的高齢化社会の到来に備え、すべての国民が老後において安心して生活できる社会をつくるこ...全文を見る