太田淳夫

おおたあつお



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太田淳夫の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第123回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○太田淳夫君 それでは、与えられました大臣の所信に対する質問ということできょうは対応させていただきたいと思います。  大臣も所信で述べられておりますように、科学技術の振興というのは、これから二十一世紀に向けて我が国及び世界の安定的発展、豊かで平和な社会を確立するためには欠かすこ...全文を見る
○太田淳夫君 この「内なるグローバリゼーション」という言葉は結構なんですけれども、それに関連しまして、外国人研究者の受け入れの状況、人数的なことになると我が国の研究環境という点から見ましたところの問題点がいろいろとあろうと思うんですね、国際比較いたしたりなんかしますと。その点はど...全文を見る
○太田淳夫君 大臣、科学技術活動につきましては、白書によりましても、この委員会でも今までも再三いろいろと論議になっておりますけれども、民間負担の研究費が大きくて政府負担が非常に少ない。国際的な視点から見ても政府研究開発費の対GNP比が〇・五四%という数字になっている。先ほどの政府...全文を見る
○太田淳夫君 今科学技術会議の十八号答申のことにちょっとお触れになりました。この第一章に、「新世紀に向けてとるべき科学技術政策の基本的な方向」として、科学技術による国際社会と人類全体への貢献、これを基本的な考えとされまして、一つは「地球と調和した人類の共存」、二つ目は「知的ストッ...全文を見る
○太田淳夫君 六月にブラジルで環境サミットが行われますけれども、環境庁とか外務省が先頭に立ってやっておるようですが、これには科学技術庁としてはどういうような体制で取り組んでいるんですか。
○太田淳夫君 それから、「知的ストック」はちょっと飛ばしまして、「安心して暮らせる潤いのある社会の構築」、こういうことでありましたけれども、科学技術庁としてはどの点を重視して取り組む考えでみえるんでしょうか。人口高齢化問題の対応としていろいろと考えなければならない点がたくさんあろ...全文を見る
○太田淳夫君 今、理化学研究所でヒトゲノム解析を進めてみえるということでございましたが、このヒトゲノム解析における我が国の取り組みあるいは国際貢献はどういうような方向で取り組んでおられますか。
○太田淳夫君 先ほど大臣からお答えいただきましたような研究をやはりこれからもどんどん進めていっていただきたいと思うんです。特にリューマチでも悩んでおられる方が非常に多いわけでございますし、ぜひとも研究の実を上げていただきたいと思います。  ただ、この三つの目標の実現のためにはや...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、がん対策十カ年計画等ございますね。私たちの党もいろいろと今提言、提案をしているわけでございまして、せんだっても大臣に申し上げました。例えば、基礎研究につきましては基礎研究振興法というのをつくって、一つは基礎研究の定義、位置づけをする、二番目は研究者の育成、三...全文を見る
○太田淳夫君 予算要望はいろんなものがありますからなかなか難しいと思いますけれども、どうかめり張りをつけた予算編成というのを、大臣も大蔵省の御出身でございますので、これからいろいろと研究していただきたいと思っております。  最後になりますけれども、十八号答申の中で、基礎研究を強...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
03月12日第123回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○太田淳夫君 それでは、総務庁に最初伺います。  今回の恩給の改定に当たりまして、当局としましては、公務員給与の改定率あるいは消費者物価の上昇率、その他の諸事情を総合的に勘案したとしておりますけれども、この総合勘案方式が導入されて以来の恩給の改定率を見ますと、前年度の国家公務員...全文を見る
○太田淳夫君 総合勘案方式につきましては、評価はいろいろあると思うんですけれども、従来とられておりました公務員給与改善率に準拠した改善方式に比べますと、恩給受給者にとっては不利であることはこれは言うまでもないところだと思います。恩給は国家補償の性格を持つものであると考えますと、前...全文を見る
○太田淳夫君 この総合勘案方式が導入された背景の一つに、公的年金制度のバランスということがあるわけでございますが、今回の恩給の改定に当たりまして、消費者物価上昇率は、昨年十二月の予算編成時の見込み率の三・四%という数値を使っていますけれども、確定値は三・三%であったわけです。一方...全文を見る
○太田淳夫君 決して、立場からいって恩給を減らすようなことを言っているわけじゃございませんので、その点はお酌み取りいただきたいと思うんです。  恩給の年額については、改定内容がいろいろと先ほどからお話をされているような方式で決定されてくるわけですけれども、各種加算の改定率に実に...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても、恩給の年額それから各種加算、そして扶養加給が毎年あるいは数年に一度は改定が行われているのに対しまして、唯一その改善が取り残されているのが傷病恩給の中で特に重障の特別項症者と第一及び第二項症者に支給されている特別加給ですね。特別加給は、見てみますと...全文を見る
○太田淳夫君 次に、先ほども同僚委員からいろいろとお話がありましたけれども、従軍看護婦さんの問題についてお尋ねいたします。  旧日赤救護看護婦及び旧陸海軍従軍看護婦に対する慰労給付金については、平成四年度に増額改定を行うことにしていますけれども、旧日赤救護看護婦につきましては昭...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど同僚委員の方から、戦後補償の一環であるので立法化せよ等々のお話もいろいろありましたけれども、私たちも同じように考えておるわけであります。今後もまたいろんな検討をお願いしたいと思いますが、旧日赤救護看護婦及び旧陸海軍従軍看護婦に対する慰労給付金につきましては、や...全文を見る
○太田淳夫君 今、お話を聞きまして、確かに六党合意がされるときに、いろいろ協議されたときに、従軍看護婦の代表の方がこの内閣委員会に見えて、いろいろそのときのお話をされたことを私も思い起こしております、  ですから、この人たちが請願を何回も出されて、昨年からでしょう、恩給欠格者に...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
03月26日第123回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○太田淳夫君 両先生には先ほどからいろんな問題につきまして御教示賜りまして本当にありがとうございます。何点か質問させていただきますが、要点だけ申し上げたいと思います。  一河先生にお尋ねいたしますが、先ほど低金利政策についてその必要性がないというお話をちょっと承ったわけでござい...全文を見る
○太田淳夫君 猪口先生、滝井先生、大変にありがとうございました。  時間がございませんので、ざっと入らせていただきますが、最初に猪口先生にお伺いしたいと思いますが、先ほど先生の具体策の中に、国連の役割ということでお話がございました。六月にブラジルで環境サミットが開かれますが、そ...全文を見る
○太田淳夫君 ありがとうございました。  それでは滝井先生にお伺いしたいと思います。  先ほどから道州制の問題であるとか、あるいは過疎地で大変に御苦労されたお話をお聞きして大変に参考になったわけでございますが、やはり私たちも、最近の都市化に伴いまして住宅あるいは上下水道あるい...全文を見る
○太田淳夫君 それでは、畑田先生に最初に御質問させていただきますが、非常に御高名な先生に対しまして私ども若輩でございます。いろいろと御教示を賜らなきゃならない立場でございます。  最初に、先ほどお話ありましたように、国際的には動乱のときを経まして統合あるいは自立、そういう時代を...全文を見る
○太田淳夫君 ありがとうございました。  私どもは、先ほどから問題になっておりましたPKO法案につきましてはまた別な機会に論議したいと思うんですが、今先生がいろいろとおっしゃいましたやはり日本国憲法を尊重すること、あるいは戦争に対する反省という立場に立ってPKO法案については賛...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○太田淳夫君 現行法が失効する平成四年度以降、同和問題の解決に向けてどのように取り組むかという問題につきまして、地域改善対策協議会において一年にわたる精力的な御審議の結果、昨年十二月に意見具申として提出されたわけでございます。委員の先生方の御尽力は大変なものだったと深く敬意を表し...全文を見る
○太田淳夫君 本日、こうして審議を行っております改正法案は、昨年十二月の地域改善対策協議会の意見具申を尊重して講ずる法定措置であるという説明ですけれども、現行の地域改善対策特定事業のうち、平成四年度以降においても引き続き実施することが特に必要と認められる事業を五年間実施するとして...全文を見る
○太田淳夫君 次に、この意見具申では、「今日、物的事業が相当進捗し、これからは就労対策、産業の振興、教育、啓発等非物的な事業に重点をおいた施策の積極的な推進が重要な課題である」としております。私もこの差別の解消に向けてソフト面の対策の充実が不可欠だと思います。今後はこのソフト面の...全文を見る
○太田淳夫君 せんだっての衆議院の予算委員会の分科会等でも同僚委員から指摘をいたしておりましたけれども、福岡県などでは県の福祉事務所の職員が差別ビラをまいている、そういった重大な差別事件が発生しているわけですねしその他、総務庁としては、今年に入ってどういうような状況にあるか掌握さ...全文を見る
○太田淳夫君 啓発活動を積極的に推進していくということで今いろいろとお話をされていましたけれども、私が申し上げましたのは、ことし福岡県でそういった事件があったですね、福祉事務所の職員が差別ビラをまいたということがあった、そういうような状況を総務庁としては、ほかにもいろいろと掌握を...全文を見る
○太田淳夫君 新聞報道によりますと、北九州市の約一千五百世帯の郵便受けに差別ビラがまかれていたり、あるいは佐賀市とか大分県にもそういうようなことがあるという報道がされているわけです。この二十三年間、いろんな面で啓発活動を積極的にやってきたとおっしゃるけれども、それでも後を絶たない...全文を見る
○太田淳夫君 総務庁長官の決意のほどをお話しいただきましたので、しっかり臨んでいただきたいということを再度申し上げておきます。  この意見具申の中で、同和地区の実態や国民の意識等について把握するため、しかるべき時期に全国的規模の調査を行うと、こうされていますけれども、一体調査を...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりましたけれども、先ほど総務庁長官もおっしゃっておりました意見具申の中に、この「同和問題は憲法に保障された基本的人権の問題であり、二十一世紀に差別を残してはならないという固い決意をもってことありますが、総務庁長官、先ほどお話がありましたけれども、再度この同和...全文を見る
○太田淳夫君 今、春闘がいろいろと行われております。その中で時短の問題もいろいろと論議されているようでございます。今回のこの国家公務員の完全週休二日制のための法案は、単に国家公務員に完全週休二日制を導入することとしている点に意義があるばかりでなくて、そういった民間労働者を含めて我...全文を見る
○太田淳夫君 誠意をもって対処するということでございますけれども、ある程度の目標を決めてやりませんと、もう法律がきょう本会議あれば成立するわけですからね。腹の中というよりもちゃんともう総務庁としては計画つくってやっているんじゃないですか、スケジュール組んで。いろんな状況等もあろう...全文を見る
○太田淳夫君 局長の答弁もわかるわけですが、この問題は昨年からずっとこの委員会で論議されているあれを見ますと、もう四月一日から完全に実施しなさいよという要求が多かったわけですからね。もっとゆっくりでいいよなんという意見はないんですから。総務庁としてもそれなりに準備はしてまいってい...全文を見る
03月31日第123回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○太田淳夫君 日銀総裁、大変にお忙しいところ御出席賜りましてありがとうございました。  それでは、最初に経済問題について何点がお尋ねしておきたいと思います。  最初に、本日、総合経済対策の発表などの景気対策が打ち出されたわけでございますが、景気の現状についてどういう認識のもと...全文を見る
○太田淳夫君 日銀は、三月二十四日に発表しました金融経済概観で、景気は底がたいという表現を、二月にはありましたけれども三月には削除しているわけですが、これは昨年来日銀が言っていました景気判断のシナリオどおりなのか、それとも実体経済における判断と違っていた点があるんでしょうか、どう...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど金融と財政の景気対策の両輪はそろったというお考えをお示しになりましたけれども、それは、きょうの政府の総合経済対策、この決定と、日銀も言われておりますところの公定歩合の引き下げ、これとかみ合って両輪がそろったというお考えですか。
○太田淳夫君 きょうで年度末になるわけでございますが、年度内の公定歩合引き下げと新年度での引き下げとでは経済や市場に与えるインパクトが違うように思えますけれども、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 それでは、公定歩合の引き下げによる景気浮揚効果は従来に比べまして変化していると日銀総裁は考えておみえでしょうか。これは予算委員会でも前々から議論したことがあろうかと思います。  また、公定歩合の引き下げの効果が生ずるタイムラグが長くなっているようでありますけれども...全文を見る
○太田淳夫君 総裁にまたお伺いいたしますが、大蔵大臣からも後ほどお答え願いたいと思いますけれども、現在の公定歩合の水準でバブル再燃の懸念は既に高いと考えられていらっしゃるのか、それとも、今の景気動向を考えますと現在の金利水準ではバブルの再燃を懸念する状況にない、こう考えていらっし...全文を見る
○太田淳夫君 最近、年金で生活をされる方々から日銀に、金利政策に対して意見がいろいろと寄せられている、こういうふうに報道されておりましたけれども、それはどのようなものがございますか。
○太田淳夫君 総理、日銀にもいろいろと、年金で生活をされている方から預金金利の低下に伴う利息の減少を懸念したり、あるいは公定多念の引き下げを慎重に行うような意見が寄せられているわけですけれども、総理としてはどのようにお考えになりますか。
○太田淳夫君 次に、在庫調整の現状についてでございますけれども、私は景気の今後の動向を判断する上でも在庫調整が大きなかぎを有していると思いますけれども、二十七日に鉱工業生産動向が発表されましたけれども、在庫調整は既にスタートしていると考えられるのか、また在庫調整が終了する時期をい...全文を見る
○太田淳夫君 日銀総裁、どうもありがとうございました。  政府は、総合経済対策の中で公共投資の前倒しなどの施策を織り込んでおります。しかし、経済全体の総需要が低迷を始める現状におきまして、こうした政策は在庫減らしとかあるいは企業の資金繰り等には効果があるように思いますが、総需要...全文を見る
○太田淳夫君 今、通産大臣から消費の問題、個人消費の動向についても好影響を与えるというお話でしたが、経企庁長官としましても、やはり景気の一つの指標として個人消費は非常に重要な立場にあるわけですが、この対策はどういうふうに個人消費に対して効果を及ぼしていくか、早ければいつごろからそ...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど大蔵大臣から、地価税の一月から実施ということでお話がございましたが、やはりこの増収分につきましては所得再配分ということで国民に還元をしていくことが必要ではないかと思うんですね。そういった意味でその時期というのはいつごろになるのか、どうお考えでしょうか。
○太田淳夫君 私は、できるだけ早い段階での消費浮揚策が必要になってくるんではないかと考えております。  大蔵大臣にお伺いいたしますけれども、今後、九二年度中の景気対策あるいは九三年度予算編成についても、建設公債の増発あるいは赤字公債の発行を行わない、そういう前提で取り組まれる御...全文を見る
○太田淳夫君 総理としてはどうお考えですか。
○太田淳夫君 質問趣旨とちょっと合わないような御答弁でしたけれども。  経常収支の黒字問題についてちょっとお伺いしますが、長期資本収支が十一年ぶりに黒字化したんですね。今後の我が国の経済にとっても大きな問題ではないかと思うんですが、今後の長期資本収支の動向について、経企庁長官に...全文を見る
○太田淳夫君 世界的な資金不足の中でやはり政府は資金の国際還流へ向けていろんな具体的な政策をとることが必要になってくると思うんですが、大蔵大臣、どのようにお考えですか。
○太田淳夫君 それでは、次の問題に移りますが、総理、一月のブッシュ大統領の訪日の際に出されました東京宣言、この中で日米間で防衛技術の双方向交流を拡大する、こういうふうにされておりまして、アクションプランにおきましては防衛分野における日米共同研究を推進することとされていますけれども...全文を見る
○太田淳夫君 この東京宣言及びアクションプランによりますと、ツー・プラス・ツー、いわゆる外務大臣及び防衛庁長官そしてアメリカの国務長官と国防長官の間で第一回安全保障協議のための会合を開催するとなっておりますけれども、この会合はいつ開催される予定ですか、外務大臣。
○太田淳夫君 国会の都合とはいえ、これは一月にもう決まっていることですから、そう長く置いておくわけにいかないと思いますが、国会の情勢あるいは選挙等の情勢もあるでしょう。それ以上は詰めませんけれども、先ほど防衛庁長官からアクションプランの中でいろいろと記述されておりますところの五つ...全文を見る
○太田淳夫君 今お話がありましたダクテッドロケット・エンジン、これについてはアクションプランの中でも共同研究に関する取り決めの締結が明記されておりますし、日米共同研究が最も早く具体化するようですけれども、このダクテッドロケット・エンジンというのはどんな技術なんでしょうか。
○太田淳夫君 このロケットエンジンにつきましてはいろいろと報道はされているわけですね。それを見ますと、日米間で初めて共同研究するテーマであるということでございまして、その成り行きというのが注目されているわけです。このダクテッドロケット・エンジンに関する日米間の交換公文あるいは了解...全文を見る
○太田淳夫君 日米間の研究開発費用の負担の割合とか、あるいは研究開発の成果としての発生する技術を両国間でどのように帰属させていくか、それをどのように取り決めがされる見通しなのか、その点ちょっとお尋ねしたいと思います。
○太田淳夫君 今お話ありましたけれども、私どもでも心配するのは、日米共同開発の例としてFSXがあるわけですけれども、これが初めにきちんと詰めておかなかったために後でクラリフィケーションと称してアメリカ側に大幅な譲歩をした経緯もあり、日米間のいろんな摩擦の原因となってきたわけですね...全文を見る
○太田淳夫君 これは日米間で初めての共同研究ということでございますし、やはりそれなりのきちんとした取り決めで行ってもらいたいと要望しておきます。  この共同研究の結果、我が国の武器技術が米国を通じて第三国への移転など、武器輸出三原則との関係において防衛庁としてはどのようにこれは...全文を見る
○太田淳夫君 外務省にちょっとお尋ねしますけれども、かつてSDIというのがいろいろと論議されました。そのSDIは現在どういうような状況になっておりますか。
○太田淳夫君 今お話のあった限定的なミサイル攻撃防御システムですか、それに変わりつつあるというんですが、それにはどういうような国々が参加されておるんでしょうか。
○太田淳夫君 いろいろと報道された点を見ていろいろと私たちも懸念するわけですけれども、このGPALSにはEC諸国あるいはイスラエルという国々が参加されている。このダクテッドロケット・エンジンの共同研究の結果として発生をしました技術がアメリカを通してこれらの第三国に輸出をされるとい...全文を見る
○太田淳夫君 懸念がないというのであればあれですけれども、例えば対米武器技術供与取り決めの枠組みの中では、米国は他国に我が国の武器技術を移転するに当たりましては、事前に我が国に承認を求めてくるので歯どめはあるというのが過去の政府答弁にありました。その技術提供の割合によってケース・...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月06日第123回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○太田淳夫君 それでは、最初に大臣にお伺いいたしますが、大臣は所信表明の中で、「新たな科学的知見を開拓し、次の世代の技術を培う創造性豊かな基礎的研究の充実強化を図る」と言われて基礎科学の重要性を指摘されているわけでございます。科学技術庁として、基礎研究に関する新しい制度として三つ...全文を見る
○太田淳夫君 当然それは基礎的研究の充実強化と密接に結びついていかなきゃならないんですが、その新しい制度が実現されますとどれほどの、皆さん方目指すものとその成果が結びついていくのか、その点ちょっとお伺いをいたします。
○太田淳夫君 それで、今その二つの、異分野交流研究創出制度と知的触発国際プラザについては今年度の予算で予算措置あるいは調査費がついておるわけですが、やはり皆さん方がいろいろと研究し、こういう制度ということでいろいろ考えておみえになったもので知的触発交流制度というのがあったと思いま...全文を見る
○太田淳夫君 大臣、私ども科学技術庁さんのお考えをお聞きしましたときに、この委員会でもいろいろと議論されている各委員の方々のいろんな御意見ともこの制度というのはマッチするものでありますし、ぜひともこれは実現をしていただきたいと思っていたわけですが、今年度予算ではその措置がされてい...全文を見る
○太田淳夫君 次に、先ほど委員の方からも御質問ありました原子力の問題について何点がお聞きしておきたいと思うんです。  幸いこの事故は、旧ソ連レニングラード原発事故につきましては被害がそう多くないというお話でございますが、外務省あるいは科学技術庁にはどのような情報が入っております...全文を見る
○太田淳夫君 今外務省さんからお話がございましたが、科学技術庁としては直接的な情報の入手はされてないわけですね。
○太田淳夫君 この原子炉は八六年に事故がありまして国際的な問題になりましたチュルノブイルの原発と同じ炉型だというように聞いておりますし、周辺の住民及び従業員の被曝についてはどういう状況になっていますか。
○太田淳夫君 近隣諸国あるいは日本に放射性物質が飛来し、影響が及ぶことはございませんか。
○太田淳夫君 新聞にはいろいろと出ておりまして、ロシアの原発は全部危険だなんという発言も報道されているわけでございます。外務省の方からも情報を的確に収集して、速やかに対応をいろいろと図っていただきたいということを要望しておきます。  ソ連邦の消滅ということで専ら関心が集まってい...全文を見る
○太田淳夫君 確かに、今お話ありましたように、チェルノブイルの事故が起きましてから三年たちまして、八九年四月、全ソ連原発運転研究センターというのが設けられて、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、チェコ、東独、またそれにキューバが後から加わったと聞いておりますし、さらに英国電力庁マ...全文を見る
○太田淳夫君 やはりソ連のエネルギー事情から見ますと、原子力発電の部分を増加させる必要が必ず生じてくるんじゃないか、私はそう思って御質問させていただいたわけです。  と申しますのは、いろんな報道から見ますと、沿海州の方面に原子力発電所の建設というのが予定され、進められてくるとい...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月07日第123回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○太田淳夫君 それでは、私は定員の問題についてお伺いしておきたいと思います。  平成四年度の国家公務員の定員増減審査結果を見ますと、削減数は平成元年度までは一万人台で推移してまいりましたが、二年度には九千人台、そして四年度には八千人台とだんだんと低下してきておりますね。一万増員...全文を見る
○太田淳夫君 最近五年間の純減の推移を見てまいりますと、まず非現業では昭和六十三年、マイナス八百十三人ですね。それから元年度はマイナス九十三人、二年度はマイナス四百八十三人、三年度はマイナスの三百二十四人と、いずれの年度もマイナスでこうきているわけですね。それが四年度は逆に百五十...全文を見る
○太田淳夫君 一方、現業の純減を見てみますと、昭和六十二年度は二千六百三十七人、六十三年度は二千八百四十二人ですね、平成元年度は二千九百七十六人、こういうふうに純減が増加してきているわけですが、二年度には二千六百六十五人、三年度は二千百七十五人、そして四年度は千五百二十四人と減少...全文を見る
○太田淳夫君 そうなりますと、これまでいろいろと見てまいりますと、定員削減という場合に、いつも削減の対象になると申しますか、削減の供給面と申しますか、それに重要な役割を果たしてきた、あるいは定員削減の目標を達成するための犠牲となってきた、こういうふうにも見られても仕方ないと思われ...全文を見る
○太田淳夫君 いよいよ平成四年度から、先ほどお話がありましたが、第八次定員削減計画が始まるわけですけれども、この第八次定員削減計画に示されていますところの平成三年度末の定員と、第八次定員削減計画で削減しようとしている削減目標数、これから各省別に削減率というのを出してみたのですけれ...全文を見る
○太田淳夫君 ところで、平成三年六月十二日に第三次行革審が出しました行革推進に関する意見、これを見ますと、臨調以降平成三年度まで、二度にわたり五年五%の定員削減計画を実施し、国家公務員の総数の膨張を抑制しつつ、その適正配置を進めてきた。平成四年度以降についても、行革へのこれまでの...全文を見る
○太田淳夫君 いろいろと今御答弁ございましたけれども、この第七次の定員削減計画を決める際の第一次行革審の「今後における行財政改革の基本方向」、これでは、昭和六十二年度以降五カ年間で五%程度の削減をと、こう求めてきているわけですけれども、それに比べますと、第三次行革審の定員削減計画...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど、四・五二%のことについては局長の方からいろいろ御答弁がありましたが、長官にお尋ねしますけれども、平成四年度の増員要求を三年度と比べますと、三年度の七千四百六十人に対して、四年度は八千百六十二人で、これは七百二人増員となっているわけですね。この平成四年度七百二...全文を見る
○太田淳夫君 この定員の増員要求につきましては、昭和五十三年度以降はシーリングが設定されておりまして、五十三年度は対前年度比二五%減、五十四年度は一五%減、五十五年度は二〇%減、五十七年度は行革が強く叫ばれたこともありまして五〇%減と。五十八年度は五%。それで、五十九年から平成三...全文を見る
○太田淳夫君 今回、平成四年度で前年度と比べて七百二人の増加になったということは、総務庁がこれまで原則としてまいりました対前年度マイナスシーリングの方針を転換したんだ、こういうふうに考えられるわけですけれども、そのマイナスシーリングの方式を転換したと、こう理解してよろしいんでしょ...全文を見る
○太田淳夫君 この定員削減は、昭和四十四年の総定員法が施行されて以来今日まで二十四年間にわたって実施をされてきたわけです。しかし、最近の五カ年間の純減の推移を見てみますと、まず非現業では昭和六十三年度にはマイナス八百十三人、元年度はマイナス九十三人、二年度はマイナス四百八十三人、...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
04月09日第123回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○太田淳夫君 それでは、最初に外交問題について、予算委員会最後でございますので、何回も御質問あったと思いますが締めくくりとしてお聞きしておきたいと思います。  今般の江沢民総書記の訪日によりまして、これは日中国交正常化二十周年という節目の年に天安門事件以後の日中関係が一区切りが...全文を見る
○太田淳夫君 我が国の立場からしましても、アジア諸国、特に中国との関係をさらに友好的に深めていくことは、これは世界の安全保障にも大きな問題ではないかと、私そのように理解しております。  そこで、天皇陛下の訪中実現に対しまして、中国側としては日中関係の一つの節目として大きな期待を...全文を見る
○太田淳夫君 次に、カンボジアの復興の支援の問題でございますけれども、カンボジアでは明石代表のもとでUNTACによる難民の帰還、あるいは地雷の除去、治安の維持、あるいは総選挙に向けた行政の整備など困難な活動が始まっているわけです。我が国はUNTACの難民の帰還支援につきましては相...全文を見る
○太田淳夫君 この五月、カンボジア復興支援についての東京会議が開催が予定されているわけです。カンボジアの復興支援については、国際社会から我が国の積極的な対応が求められておりますし、我が国としましては復興支援の青写真を国際社会に提起すべき立場にあると思うんですが、この東京会議に臨む...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって柿澤政務次官もいらしたようでございますが、カンボジアには世界有数の文明であるクメール文明のアンコールワットの遺跡もございます。このアンコールワットの遺跡の復興に対しても、日本でも上智大学の方々を中心としてこの遺跡の復興に対していろいろと力を尽くされてきてお...全文を見る
○太田淳夫君 次に、六月にいよいよ地球サミットが開催されます。これは我が国が発展途上国と先進諸国とのよき橋渡し役として地球環境問題に誠実に取り組んでいる姿勢を示す絶好の機会ではないかと思うんです。  宮澤総理は、みずからこの地球サミットに出席をされて、我が国が環境問題の分野で国...全文を見る
○太田淳夫君 特に先般の準備会議で合意に達しなかった資金協力の問題は、我が国の対応がこの問題を大きく左右すると言われているわけでございますが、政府は地球サミットまでにどのようにこれに対処いたしますか。
○太田淳夫君 次に、旧ソ連の支援の問題についてお尋ねいたしますが、我が国とロシア連邦との間には北方領土問題を解決して平和条約を締結するという歴史的な課題があるわけでございます。我が国の支援には限界があるということも、やはりロシア、旧ソ連諸国はもとより、欧米を初めとして世界にもこれ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、それでは総理に、先ほど同僚委員からも御質問がございましたが、沖縄の年金の問題について御質問だけしておきますが、ああとおっしゃらずにお聞きください。  それは、衆議院の沖特の委員会でも総理は、沖縄の問題は高い政治レベルである、こういう認識を示されているわけでご...全文を見る
○太田淳夫君 今、総理のお話の中に、何かならないかなというお考えを持っておみえになるということもおっしゃっておりましたし、これは県民の皆さんと今後も話し合いを続ける中で何かしらの特別措置ということでそういう解決ができればいいなと、こういうお考えなんですね。
○太田淳夫君 じゃ、よく受けとめてまいりたいと思います。  次に、看護婦さんの問題について、待遇改善の問題について質問したいと思います。  最初に、国際公約でもある完全週休二日制の実施と二・八体制はいつ達成されると考えられますか、政府の取り組みをお聞きしたいと思います。
○太田淳夫君 看護婦さんたちは非常に忙しいわけですけれども、その皆さん方にとっての悩みの種というのは、忙しいというだけではなくて、仕事に追われる中で勉強ができない、時間がない、なかなか専門性を高めることができない、こういう悩みの声を聞くわけでございます。  私は、そういった声に...全文を見る
○太田淳夫君 労働条件の改善はもとよりのことでございますが、働きやすい職場づくりの一環として、子供さんを生み育てる環境をつくることが大切である。このため、四月から施行された育児休業制度を整備するよう行政サイドからも指導を強化するとともに、保育施設の整備を図ることが重要であると考え...全文を見る
○太田淳夫君 次に、今回公明党の主張も取り入れまして、看護婦等の人材確保の促進に関する法律案が提出されたことは一定の評価をするわけですけれども、厚生大臣は、この法律において定める基本指針の処遇の改善に関する事項においてはどういう事項を具体的に明記されようとしておりますか、この点を...全文を見る
○太田淳夫君 次に、労働大臣にお尋ねしますけれども、依然としてILOの看護職員条約、勧告を批准していないんですけれども、これは看護職員の労働条件の改善のためにも必要最小限の項目ではないかと思うんです。  この条約が採択されました一九七七年当時は、この条約に盛り込まれていましたと...全文を見る
○太田淳夫君 では、厚生省にお聞きしますが、今回の診療報酬の改定でどういうような待遇改善になりますか。
○太田淳夫君 それで、看護婦さんの処遇改善にも努力されていると言われましたけれども、看護婦さんの賃金アップに必ずこの処置がついているんでしょうか、どうでしょうか。
○太田淳夫君 日本の医療の体系を見ますと、やはり医師を頂点として治療を施すという感覚が非常に強いわけですね。ですから、日本の皆保険制度を支えてきました診療報酬の組み立てを見ましても、医師がしたことに対しての報酬が主となっているんですね。医師が診断して、医師が治療して、医師が投薬し...全文を見る
○太田淳夫君 それはあなたの、厚生省の確信だけで終わらないようにぜひともしていただきたいと思いますが、看護婦さんの労働条件、決して楽なものでない。看護婦さんは看護婦さんの仕事を選ぶにしても、その重要性を認識し、それだけの覚悟を持っておやりになっている方が多いわけでございます。現場...全文を見る
○太田淳夫君 今いろいろと厚生大臣のお話がありましたが、それを聞くとますます心細くなりますね。  先ほど私申し上げましたように、日本の医療の体制というのは、患者が入院して退院するまでの全体の過程として医療というものを考えたときに、やはり治療行為だけが評価されてきているんでしょう...全文を見る
○太田淳夫君 先ほど申し上げました看護問題は終わりということでございますから、次は海上保安庁にお聞きします。  廃棄物の処理、特に不法投棄が社会問題になっておりますけれども、海洋への不法投棄の実態について、それから廃棄物海洋投棄事犯で送致された件数はどのぐらいになりましょうか。
○太田淳夫君 総理は播磨灘というのは御存じですか。
○太田淳夫君 その兵庫県の播磨灘で地元周辺の漁業組合が約二百隻からの漁船を繰り出して海底清掃を行ったんですが、半日だけで百トンからの廃材を引き揚げるという、そういうひどい状態があったわけです。  これは家島漁協の皆さん方、あの近くでございますけれども、底びき漁では建設廃材が大量...全文を見る
○太田淳夫君 確かにこれは瀬戸内海、内海でございますので非常に豊かな漁場でございます。そこがこういった廃棄物の海洋投棄によって良好な漁場が今荒らされているということで、漁民の皆さん方が非常に苦慮されているわけでございます。  海上保安庁は、この報告を受けて今後どう対応されようと...全文を見る
○太田淳夫君 あと株の問題もありましたが、今後に譲りたいと思います  自動車の問題だけ通産大臣にお聞きしておきましょう。  政府は対米輸出自主規制の強化を図っておりますが、現地生産分の増加は輸出削減分を上回る見通しになっていますね。このような状況の中で米国側がさらに日本軍に対...全文を見る
○太田淳夫君 今回の規制がアメリカのビッグスリーの業績を改善するのに役立つのかどうか、このビッグスリーの業績低迷の根本原因はどこにあるとお考えですか。
○太田淳夫君 ことしは一九九二年、EC統合の年でございますが、日米間での規制がさらに強化された場合、欧州からも日本車に対する厳しい規制要求が出ることも考えられますが、その点はどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 終わります。
○太田淳夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました平成四年度総予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  今や政治改革は待ったなしの状態です。最も残念なことは、政治不信の中心にあって一番真相解明を行い得る宮澤総理に、積極的な取り組みが見られないこと...全文を見る
04月09日第123回国会 両院 平成四年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○太田淳夫君 参議院側としましては、趣旨説明及び開陳されました意見を踏まえまして、この平成四年度予算三案に何らかの修正ないし削除を加えることが必要であると考えます。  両院の議決が異なった場合、何らかの解決策を策定するのが両院協議会の目的でありますし、ぜひ、そうした取り運びをお...全文を見る
04月22日第123回国会 参議院 科学技術特別委員会 第6号
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○太田淳夫君 それでは、午前中に引き続きまして法案に関して質問させていただきます。文部省お見えになっていらっしゃると思いますが、よろしいですか。  じゃ最初にお聞きしますけれども、先ほども同僚委員から国立大学の問題あるいは研究所の問題について御質問がございました。私たちも大学の...全文を見る
○太田淳夫君 その点の検討をこれからもお願いしたいと思うんですが、同じように科学技術庁の方の国立試験研究機関につきましても前々から指摘をされてきたところでございますし、このまま進んでまいりますと、やはりこちらの方も研究能力の低下を引き起こしたりしてくるんじゃないかということが心配...全文を見る
○太田淳夫君 人事院の古いらっしゃいますね。――分科学技術庁からも話がありました。あるいは文部省としてもいろんな面で人事院に対しての要望等もあろうと思います。国として優秀な人材あるいは優秀な研究者の人材の確保という点でやはり人事院としてもいろんな各省庁の要望についていろいろ検討を...全文を見る
○太田淳夫君 科学技術庁から先ほど人事院に対して要望ということでお話しされていましたが、その点はどうですか、初任給の改善とかいろいろとあるという話ですけれども。
○太田淳夫君 文部省は結構です。どうもありがとうございました。  それでは、法律の中身について多少お聞きしておきますけれども、研究機関におきますところの研究者とかあるいは研究補助要員、これの不足が言われているわけですが、現在どのくらい不足しておりまして、将来どのくらいの不足が出...全文を見る
○太田淳夫君 せんだって、これは委員会が違いますけれども、第八次定員計画の問題についても私指摘したわけでございますが、今回、研究公務員の任期つき採用ということでございますけれども、これを導入することで大学の新規卒業者あるいは若手の研究者の枠を、いろいろ定員枠がありますから、それを...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても、その定員の枠内でこのことがいろいろと処理されていくわけでございますので、国立研究所の研究者の高齢化がやはり問題とされているわけですけれども、それに拍車をかける事態となりかねない、こういう心配もあるわけですが、その点はどうでしょうか。
○太田淳夫君 高齢化が問題になるほどのそういう任用はしないという御答弁だと今承りました。しかし、この導入によりまして民間人等の研究公務員への採用が増加するというところにまたメリットが反面あろうということでございますけれども、今までの客員研究官制度、これでは不都合があったんでしょう...全文を見る
○太田淳夫君 公務員の採用につきましては身分保障、すなわち終身雇用を前提に、任期つきの採用はないわけですけれども、しかるに改正法では民間人の期限つき公務員への採用を認めるわけです。この場合終身雇用という前提はいわば崩れるわけですが、この点については人事院はどのようにお考えですか。
○太田淳夫君 再度確認しておきますが、先ほど同僚委員の御質問の中で、今回のこの処置というのは例外であって、こういうことはほかの場合にはございませんと、こういう御答弁されましたね。間違いありませんね。
○太田淳夫君 私もよく勉強していなかったんですが、その人事院で今まで認めた例というのはどういう例ですか。
○太田淳夫君 それでは次に、特許権取り扱いの問題ですけれども、我が国は国際貢献の一つのあり方として外国との国際共同研究、これを推進していく必要があろうと思うわけでございます。そこで、この改正法第九条関係ですけれども、国の委託に係る国際共同研究の成果に係る特許権等についていわば特例...全文を見る
○太田淳夫君 確かに、提案理由によりますと、「国の委託に係る国際共同研究の成果に係る特許権等について、諸外国との制度的調和を図りこというわけですが、諸外国の事例、我が国と比較してどこがどういうふうに異なっているのか、どういうふうに改善したらいいのか、それをちょっとお話しいただきた...全文を見る
○太田淳夫君 現行の研究交流促進法六条においては、国の受託研究において特許権が原則国のものとなるが、その一部を委託者側に譲渡できるようにしております。また、国の委託の場合ももちろん原則国のものということですが、そもそも特許権というのはその発明者に帰属するという議論もあると思います...全文を見る
○太田淳夫君 それから、六十一年に研究交流促進法が制定された当時、やはりこの国会で論議されました点の中に軍事関係共同研究、特に米国のSDIとの関係の共同研究が懸念されたわけですが、その点、この研究交流促進法の関係するところでそのような研究は現在まであったのかなかったのか、その点ど...全文を見る
○太田淳夫君 次に、人事院にお聞きしますけれども、研究交流促進法の制定によりまして研究公務員の出向については一部退職金算定上の期間計算について改善が図られたわけではありますけれども、この点はそもそも国家公務員法あるいは国家公務員退職手当法上の規定でありますけれども、なぜ原則におい...全文を見る
○太田淳夫君 人事院としてはどう考えますか。一般的な公務員としてはどうですか。
○太田淳夫君 じゃまた、専門家、専門家でお聞きしたいと思います。  それでは、次は第十一条関係になりますけれども、提案理由によりますと「国有の試験研究施設を外部の者が廉価で使用できるための要件を緩和し、その利用の促進を図ること」とございますけれども、これによってどのような廉価使...全文を見る
○太田淳夫君 科学技術会議の諮問第十八号に対する答申、これを見ますと、「国内外の優秀な研究者を誘引する優れた研究環境を有するセンター・オブ・エクセレンスを育成する。」ということが提言されているわけですが、これに基づいて科学技術庁としてはどういうようなことをイメージされていますか。
○太田淳夫君 次はちょっと法案を外れまして御質問したいと思うんですが、きょうある新聞に出ておりましたけれども、世界各国の世論調査を見てみますと、やはり旧ソ連の核問題についての関心が非常に高いということが報道されておりました。それについて何点がお聞きしたいと思うんですが、ベリホフ・...全文を見る
○太田淳夫君 要するに、核軍縮によりまして余剰プルトニウムが発生することはこの委員会でも指摘をされたところでございますけれども、報道等によりましてもプルトニウム過剰時代あるいはウラン過剰時代ということが予想されているわけです。そうなりますと、我が国のエネルギー政策、具体的には核燃...全文を見る
○太田淳夫君 大臣にお聞きしますが、せんだってちょっと報道されましたけれども、動燃の石渡理事長さん、あの人のいろんな発言で私たちびっくりした面があるわけでございますが、大臣としてはどのようにおとりになりましたか。
○太田淳夫君 国際貢献の話も出ましたので先へ進みますけれども、実は核物質の陸上輸送事故対策ということで、柏市及びその周辺の都市では核燃料輸送事故に備えたマニュアルを作成しているということでございます。今後プルトニウムの陸上輸送ということも行われてくるということはもう確実でございま...全文を見る
○太田淳夫君 核物質の輸送でございますので、陸上につきましても十分な安全対策はやっていただきたいと思いますし、海上についてもいろんな論議がせんだっての予算委員会等でも行われましたけれども、海上保安庁どうですか。海上輸送についてはアメリカ側からいろんな意見も出ましたけれども、建造さ...全文を見る
○太田淳夫君 海上保安庁も海上輸送上の安全はこれで確保できるということで御発言があったわけですが、いろんな安全対策というのを考えていかなきゃならないでしょうね。一番心配されたのは核ジャックの問題とかいろいろと言われておりますし、あるいは船が沈むことはなかなかないと思います、今は相...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。     ―――――――――――――
05月08日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
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○太田淳夫君 それでは、社会党の皆様方が対案をまとめられましてPKO協力の論議を深めようとされましたことに敬意を表しまして、最初に提案者の方々に質問をしたいと思います。  社会党案の骨格を見てまいりますと、非軍事、民生、文民の立場から平和協力隊を常設しPKOや災害救助活動に当た...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、今まで世界のいろんな秩序、平和の維持につきましては米ソ両国という大きな力があったわけですが、それがもう解消してしまっている現状でございますから、国連のこのPKO活動というものはますます重要な役割を帯びなきゃならなくなってくるわけでございます。そういった意味か...全文を見る
○太田淳夫君 憲法の立場云々とおっしゃっておりましたし、いろんなお考えを聞いていますと、幅広くやりながら、後は世論を形成しながら憲法論議しながら少し進めていく。大体似たところに落ちつくんじゃないかと私は思うわけですが、それはそれとしまして、次の質問に入ります。  総理、今回のこ...全文を見る
○太田淳夫君 現在のような国際貢献の必要性に対する論議が高まってきましたのは、いわゆる湾岸危機ですね、あれが勃発してからということだと思うんです。したがいまして、その当時は対応すべき現実の問題が既に起きておりましたし、時間町な制限もありました。その中で十分な検討がされないままに軍...全文を見る
○太田淳夫君 その当時、いろんな議論が混乱しましたのは、さまざまな誤解を与え不安を生じた原因と申しますのは、我が国の進むべき方向あるいは世界秩序のあるべき姿、そういうものに対します日本としての理念、ビジョンというものが明確になっていなかった、あるいはわかりにくかった、そういうこと...全文を見る
○太田淳夫君 次に、よく国際貢献という言葉と国際的責務という言葉が使われるわけでございますが、総理はこの二つの言葉をどのように理解されておりますか。また、今回のこのPKO法案につきましては総理の認識としてはどちらの認識でいらっしゃいますか。
○太田淳夫君 どちらかというと、日本の平和と発展のためには世界が平和でなければならない。それを守るのは当然の義務である、国際的な責務と。そういう能動的な立場で総理はお考えになっているんじゃないかと私は受け取っております。  そこでまたお尋ねしますけれども、新たな国際秩序の今構築...全文を見る
○太田淳夫君 けさほどもおっしゃっておりました軍事力では世界に貢献はできない、軍事力で日本が世界に貢献することは求められていないと、こういうふうに理解してよろしいですね。
○太田淳夫君 わかりました。  次に、今回のPKO法案につきまして、せんだって同僚委員からもいろいろと質問がございましたが、国民の不安解消あるいはアジア諸国の懸念解消ということがやはり問題になろうかと思うんですが、このPKOへの参加は日本の国際的責務を果たすに当たりまして極めて...全文を見る
○太田淳夫君 その点につきまして、最近のいろんな報道機関の世論調査等も発表されておりますけれども、PKO活動あるいはそれに対する自衛隊の参加の問題、海外派遣の問題につきましては次第に理解は深まってきているんじゃないか、こういう感じがするわけですが、依然としてその賛否というのは二分...全文を見る
○太田淳夫君 世論調査の動向を見ましても、PKOというのは国連のもとでの平和的な国際貢献であるということはだんだんと国民の皆さん方も理解を深められてきているんじゃないかと思うんですが、やはり一部には自衛隊の海外派兵に道を開くんだというような点の誤解もございます。政府もパンフレット...全文を見る
○太田淳夫君 言葉遣いは慎重にお願いしたいと思います。  先ほどちょっと申し上げましたけれども、やはりこの法案に対する一番の批判というのは国際貢献に名をかりた自衛隊の海外派遣法案じゃないか、あるいは派兵法案じゃないかということが一番の批判じゃないかと思うんですけれども、今広報活...全文を見る
○太田淳夫君 また、北欧にはPKO訓練センターがあるということでお聞きしております。この委員会でもそれが取り上げられてお話がありましたけれども、そこで訓練を受けている人たちはどういう資質の人たちで、どういう訓練を受けているのか説明してください。
○太田淳夫君 防衛庁にお尋ねしますけれども、そのような今おっしゃったような訓練と自衛隊員が受けている訓練とどこか共通しているところがあるんでしょうか、あるいは全然違っているんでしょうか。その点どうですか。
○太田淳夫君 もう一点、外務省にお尋ねしますけれども、十分な訓練を受けていない一般の人がPKOに参加するということが可能なのかどうか、その点についてはどうお考えですか。
○太田淳夫君 今、研修の重要性ということでお話がございましたが、私どもも同感でありますけれども、この法案が通りますと、やはり広い分野からの方々がPKOに参加されます。自衛隊も含めてでございますけれども、PKOという平和的な活動に従事する、これは一口で申しますとそれだけで済むわけで...全文を見る
○太田淳夫君 外務大臣、これは海部総理のときにも、アジアにおいても環境条件が一日も早く醸成され、日本のセンターで訓練を受けたいという国が出てくることは非常に望ましい、今後の検討課題としたいとおっしゃっているわけですが、国際的な合同訓練センターの設立についてやはり検討はされているん...全文を見る
○太田淳夫君 今、国際的なこれからの情勢変化について外務大臣からもお話がありました。やはり地域的な紛争というものが、あるいは民族的な抗争というものが何かふえているような感じがしますね。それについて国連の立場というのはますます重要になってくるんじゃないか。  総理、先ほど午前中質...全文を見る
○太田淳夫君 それではもとへ戻りますけれども、いろんな論議の中で、やはりPKOが行われる地域は危険だから軍人でなければならないという点が強調されている面があったのではないかと思うんです。その点について自衛官の皆さん方が不満を持っているというお話もお聞きするわけですが、むしろPKO...全文を見る
○太田淳夫君 この法案が通りますと、国の機関の職員も要請を受けて参加するということになっているわけでございますが、これは具体的にどのようなケースを想定されていますか。
○太田淳夫君 わかりました。  要するに、自衛隊の派遣ということはかり強調されているのではなくて、やはり国の能力全部を挙げてこのPKO活動には臨むんだな、協力していくんだなということを確認したかったんです。それでよろしいですね。  私どももPKOのこの国際平和に対する貢献につ...全文を見る
○太田淳夫君 次に、防衛庁長官にお尋ねしますけれども、昨年の九月、防衛庁は自衛官、内局から成るPKO調査団を派遣されたようですけれども、国会に提出されました報告書を見ましても非常に概略的なものでありますし、今まで外務省からいろいろと聞いているような報告と同じようなことではないかと...全文を見る
○太田淳夫君 今お話を聞いていますと、もう既にこの委員会等でいろいろと報告され、話をされていたことと大体同じような調査結果ではなかったかと思います。  いずれにしましても、先ほど防衛庁長官からも、調査につきましてのいろんな詳しいことについては提出をしてくださるということでござい...全文を見る
○太田淳夫君 次に、国内のいろんな懸念につきましては最近の動向について先ほど申し上げましたが、やはりあとは近隣アジア諸国の懸念ということでございますけれども、これにつきましてもいろいろと報道され、当委員会でもいろいろと論議になってまいりました。  我が国としましても、そのような...全文を見る
○太田淳夫君 政府レベルでも相当なやはり近隣諸国の懸念を解くための努力をされていることはよく承知しておりますが、去年の九月十一日、タイ国の前総理大臣のアナン氏は、PKOへの日本の自衛隊の参加に反対する理由はない、こういう発言をされておりました。しかし、同じASEAN諸国の中のイン...全文を見る
○太田淳夫君 掃海艇の派遣のときには相当な論議をここでもやりました。その掃海艇の皆さんが出航された後、ペナンヘ寄港された直後に私も行きましたけれども、そのときのいろんなあれもございますが、きょうは申し上げませんが、いずれにしても、いろんな地道な実績を重ねながらと申しますとあなたと...全文を見る
○太田淳夫君 カンボジアの問題になりましたので、それについて申し上げます。  東南アジア、これが安定した秩序形成をしていくためには、いろいろとインドシナ諸国とASEAN諸国との交流を強化することが必要である。これはもう福田ドクトリン以来の日本の考え方じゃないかと思います。日本が...全文を見る
○太田淳夫君 そうしますと、各国に対して後方部門について具体的にどういう分野で不足して協力を求めているのか、我が国に期待される分野はどの分野だとお考えですか。
○太田淳夫君 きのう話しされたからいいです、もう時間ないから。  それから、先般、きょう午前中もありましたね、中国の問題について。総理、どうですか、中国もいよいよ派遣されたわけです。これは初めてのPKOの参加ですけれども、中国は常任理事国ですから、常任理事会の決定ですし国連の決...全文を見る
○太田淳夫君 ですから、日本が後方部門に出したとしても、支援をしても理解得られますねということをお聞きしているんです。
○太田淳夫君 同じょうに西ドイツの問題も出ました。西ドイツも日本と同じように憲法の問題を抱えながら今回決定しているわけです。これはいろいろありました。  我が党も現在、委員長はカンボジアを訪問中でございます。以前にも現地調査団を派遣しておるわけでございますし、その中で軍事的な知...全文を見る
○太田淳夫君 時間ないので急ぎますけれども、このPKO法案に基づきましてUNTACの後方支援に自衛隊を活用するということが認められますと、将来、湾岸危機の多国籍軍のようなものへ後方支援を行うことも法律の運用によって可能である、こういう危惧もあるわけでございますが、その点については...全文を見る
○太田淳夫君 私、いろいろと申し上げてきましたことを最終事項で申し上げますと、総理は国連中心として国際的に協調主義をとってやっていくということを確認されました。あるいは軍事力によるいろんな要請はない。それから、国内あるいは周辺の世論は現在でもまだ二分されている状態である。そういう...全文を見る
○太田淳夫君 質問する当事者はどこかへ黙って打っちゃったけれども、どうなっているんですか。質問者に断っていかないでどこへ行くんですか。ちょっといけませんな、終わってないのに。私に断っていったのですか。いかないでしょう。緊急事態ですか。ちょっと時間戻してください。二分に戻して。
○太田淳夫君 外務大臣、カンボジアの復興閣僚会議が六月中に行われるということでございますが、これは当然もう日本が議長国だと思います。これに対してどういうビジョンで臨まれる予定ですか。
○太田淳夫君 外務大臣にちょっとお尋ねしたいんですが、せんだって、石田委員長がカンボジアヘ参りました。そこで、その前にタイ国に寄りましたが、そのタイ国でいわゆる義足博士と言われる方ですわ、タイ国立チェンマイ大学附属病院の助教授でターチャイ医師さんといろいろとお話をされたわけですが...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○太田淳夫君 それでは話題はちょっと変わりまして、官房長官も時間がおありになるそうでございますので、関連の質問だけ先にさせていただきます。  と申しますのは、総理官邸建てかえ計画の状況なんでございますが、この現在の官邸につきましては、昭和四年に構築されまして、老朽化あるいは狭隘...全文を見る
○太田淳夫君 かねてから官邸の機能強化という面でもいろいろと指摘をされております。第一次行革審答申の中にも、総合調整機能の強化あるいは緊急事態の対応という観点から指摘もされておるわけですが、また先般の湾岸危機のときにも、官邸のハード面での機能強化の必要性が改めていろいろと指摘され...全文を見る
○太田淳夫君 では次に、公益法人の問題について若干お尋ねをいたします。  五十六年発足して以来の臨調の答申は、行政改革を進める視点としては、変化に対応、簡素効率化、信頼性の確保、こういうのを提示しまして、この基本的な考え方は第一次行革審、第二次行革審あるいは第三次行革審において...全文を見る
○太田淳夫君 官房長官、結構です。  では、内閣法制局に伺いますが、公益法人とはどういうものでしょうか。定義はどのような定義ですか。
○太田淳夫君 最近この公益法人についていろんな問題点が指摘されておりました。  その第一の問題点は、公益法人の設立が増加をし、国民の目に見えないところで行政組織が膨張しているんじゃないかということと、第二点は、公益法人の設立につきまして各省庁が行政権限を盾に経済界に資金を出させ...全文を見る
○太田淳夫君 民間が公益目的のために自主的に社団または財団を設立しまして、その事業目的に沿って活動している公益法人というのは問題にしているわけではございませんけれども、そうした公益法人とは別に行政機関、公社、公団、事業団、特殊法人が、その事業を分離したり下請させるためのいわゆる外...全文を見る
○太田淳夫君 総理府がこれはまとめるんですか。
○太田淳夫君 その連絡会議というのは、公益法人監督事務連絡会議のことですか。
○太田淳夫君 先ほどから主務官庁というお話なんですが、例えば昨年の経団連の機関誌の中に、経団連事務総長が「官主導による財団法人がこんなに出来でいいのか」という論文を書かれているわけですが、その中に、   特に最近では、民間から資金を集めることが各省庁がその行政権限をバックに、所...全文を見る
○太田淳夫君 これは当然ですね。対応をやはりきちんとしていかなきゃならない問題ですね。この問題はもうあれでしょう、特殊法人の問題から認可法人の問題、過去に国会でこのことは論議を随分長い間されてきているわけです。決算委員会における政府に対する警告の中にも、この公益法人のあり方の問題...全文を見る
○太田淳夫君 今、管理室長から話がございましたけれども、特殊法人というのは非常に厳しい設置管理で規制が行われているわけでございますので、逆にそれを逃れるために公益法人、認可法人というものがふえてきていると思うわけでございます。やはり行政改革のいろんな精神あるいは行政管理を推進する...全文を見る
○太田淳夫君 経団連も、この第三次行革審にこの問題を取り入れるように申し入れているようでございますので、政府としてもそういう申し入れをしていただきたいと思います。もうこんなに国会で議論しながら、改善をいろいろと論議しながら少しも変わってないし、こういった民間から非難されるようなこ...全文を見る
05月26日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○太田淳夫君 本日は、公述人の先生方にはこの委員会で大変に貴重な御意見を賜りまして、感謝申し上げております。  最初に、時間の関係もございますので、波多野先生にお尋ねしたいと思います。  先ほど、PKOに対します豊富な御視察あるいは御体験を通していろいろな御教示を賜りました。...全文を見る
○太田淳夫君 伊藤先生は、この点をどのようにお考えでしょうか。
○太田淳夫君 波多野先生にお尋ねしますが、もしこの法案が成立をしないで、我が国がPKOに参加できないような事態になった場合、我が国は国際貢献という立場で大きくおくれるとか、あるいは批判を受けるとか、そういう国際的な悪影響というものを私たち心配しているわけでございますが、その点はど...全文を見る
○太田淳夫君 それから、波多野先生にお尋ねいたしますが、PKOに反対される人たちの主な意見の中に、先ほどは憲法問題もありましたけれども、PKOの参加が自衛隊の武力行使につながる、あるいはPKOで自衛隊の海外派遣を許せば、将来自衛隊の侵略的な派兵に道を開くという議論がいろいろあるわ...全文を見る
○太田淳夫君 しかし、こういう冷戦構造の崩れた中で、これからの世界の平和というものは、それぞれ皆さん方が使命を感じて力を合わせて築いていかなきゃならないことではないかと思うんです。  そういう点から先生に、PKOの本質と使命という点から、このいろんな議論についてどのようにお考え...全文を見る
○太田淳夫君 どうもありがとうございました。
05月29日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号
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○太田淳夫君 最初に、総理、よろしいでしょうか。  各党とも党首会談を昨日精力的にこなされたと思うんですけれども、この党首会談を終わられまして、総理の御感想はいかがなものでございましょうか。
○太田淳夫君 総理の御感想としましては、長い長いトンネルの向こうに晴天が見えてきたのか、曇りなのか、あるいはあらしか、あるいはまだ暗やみの中か、その辺の御感想はいかがですか。
○太田淳夫君 さて、外務大臣にお尋ねしますけれども、ユーゴスラビアの現在の情勢ですね、きょうのお昼の報道では、安保理事会でも制裁決議案をEC、アメリカを中心として検討するようなことも報道されておりましたが、この点はどのように我が国としては対応されるおつもりですか。
○太田淳夫君 国連局長さん、このユーゴのボスニアにPKFが派遣されないということは、これは情勢が不安定でありまして停戦の合意が守られる可能性が低いという判断に基づいているのではないかと思うんですが、PKOはあくまでも停戦の合意を待って開始されるというこの大原則、これが一応はここで...全文を見る
○太田淳夫君 サラエボからもPKO本部の一部撤収が決定されたわけですが、サラエボの場合は本来の任務地でありますクロアチアの戦闘再開ではなくてボスニアの内戦のとばっちりを受けたものでありますけれども、いずれにしましても危険な状況になれば避難し、その状況が好転しなければ撤収する、これ...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、先ほどお話がありましたように、安保理等で今制裁決議案をいろいろと議論されるということでございますけれども、そこで私たち、いろいろとそういう戦闘状態等行われますと、やはり心配してまいりますのは、最初はそういう制裁決議が行われる、そしてその後にやはり状況は変わら...全文を見る
○太田淳夫君 次に、問題を変えますけれども、せんだって公聴会におきまして波多野公述人は、このPKOの参加の問題につきましていろいろとここで御意見を述べておみえになりました。その中で、二つの理由を挙げられてこのPKO法案についてはほぼ全面的に賛成だということで意見を述べられたわけで...全文を見る
○太田淳夫君 話は変わりますが、現在このPKO協力法案については審議中でありますけれども、当委員会で常松委員から質問をいたしましたところ、防衛庁は国際緊急援助隊に派遣される自衛隊医療チームの編成、能力等について答弁しているわけです。最近報道をされているわけですが、それを見ますと医...全文を見る
○太田淳夫君 その持っていく機材とか装備の種類とか数量、その他もいろいろと検討されていると思いますけれども、それは現在保有しているものをそのまま持っていこうとされているのか、あるいは改造等の必要性とかその能力、あるいはそれらを運搬する手段、例えばヘリコプターとか車両などというもの...全文を見る
○太田淳夫君 報道はいろいろとございましたけれども、それですと陸上自衛隊の各方面隊が持ち回り方式で待機態勢をとると、こういうふうにしているわけですが、その理由はどのような理由ですか。
○太田淳夫君 例えば、派遣される地域などの情報収集はどこで行っているのか。また、外務省等の派遣に当たっての連絡、調整及び派遣隊への指揮、連絡、そういった司令部的な機能というのがあると思いますが、そこはどこが行っているんでしょうか。
○太田淳夫君 国際平和協力隊に部隊派遣する場合ということも今後はいろいろと検討されていると思うんですね。  この四月の十九日でしたか、報道によりますと、陸上自衛隊では派遣部隊の編成やあるいは派遣要領の策定をするためプロジェクトチームを編成していると、こういうことが報道されている...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしても、もうこの法案が成立寸前、それはどうかはっきり私たちもわかりませんけれども、ぜひとも成立させたいと思っておりますよ。そういう段階に来て、今そういうことでありますと防衛庁として作業がおくれているんじゃないかという感じもしてなりませんけれども、前回私は自衛...全文を見る
○太田淳夫君 その問題も含めまして、実際に自衛官を派遣するに当たりましては、やはりさまざまな準備というものが必要でしょう。以前には一年程度はかかるでありましょうという認識も防衛庁長官は示されておりました。本委員会で何度も指摘されておりますけれども、例えば教育、訓練、そういったもの...全文を見る
○太田淳夫君 法律が通っておりませんので答えにくい点もあろうかと思いますが、例えばさきのペルシャ湾への掃海艇の派遣、これにつきましてもいろんな部隊の編成につきましては特別に編成されたということを聞いているわけでございますが、今回のこの法案が通りました後の業務の実施につきましてはど...全文を見る
○太田淳夫君 その場合でございますけれども、PKOにしましてもあるいは緊急援助業務にしましても場所が大体外国ということになるわけでございますが、従来の実績あるいは経験というものがまだ積み重ねられておりません。そうなりますと、派遣される隊員の負担というものも大変大きいんじゃないかと...全文を見る
○太田淳夫君 長官、実際に国際平和協力業務への部隊の派遣、これにつきましてはどの程度の期間で準備可能になるのか、あるいは可能にしたいとこうお考えになっていらっしゃるのか、その点ちょっとお聞きしたいと思うんです。
○太田淳夫君 次は、自衛隊の学校等におけるPKOの教育課程導入についてちょっと提案と申しますか、お話ししておきたいと思うんです。  このPKO活動の必要性というのはこれからますます大きくなってくると思うんですね。また、日本に対する侵略の可能性ということは、これはますます相対的に...全文を見る
○太田淳夫君 私が申し上げましたのは、このPKOの活動という、これは自衛隊の皆さんばかりが主体でなく、あるいは民間の方々、NGOの皆さん方もいろいろ協力し合ってされていくことが本来的であろうと思っておりますが、自衛隊の中における要員の確保ということも、教育ということも非常に重要な...全文を見る
○太田淳夫君 いずれにしましても、このPKOの特殊性からしまして、やはり自衛隊の各種学校できちんとPKOの教育もすべきではないか、こう私は思うわけです。これは、日本とアメリカとは全然違いがございますけれども、アメリカの士官学校ですか、ROTC等では、ちょっと目的は違うようでござい...全文を見る
○太田淳夫君 最後に、総理に二点だけお尋ねいたしておきます。  冷戦が終わりつつある、あるいは世界の平和と繁栄のために国連を中心として旧西側も東側も協力して努力していこう、こういう状況の変化がございます。それがやっぱり政府をしまして、自衛隊をPKO活動、それから災害救援活動、人...全文を見る
○太田淳夫君 そこで、最後になるわけですが、この法案を審議する中で私たちも提言をし、申し上げてまいりましたけれども、PKOの参加を含めて国際的な貢献というか、責務と申しますか、それを行っていく上におきましては、やはり近隣諸国のいろんな懸念というものも解消しあるいは理解を得ることが...全文を見る
06月03日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第16号
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○太田淳夫君 先ほど御質問された國弘委員の方からも外務省に質問がございました。それは国連特別委員会での機能強化の報告書の件でございます。私もせんだって、ユーゴスラビアの情勢がいろいろと悪化している点をとらえまして、このPKOの活動の拡大されることについて警告の意味をも込めて国連局...全文を見る
○太田淳夫君 総理、この委員会も長時間にわたりまして慎重に審議を重ねてきているわけでございますが、その議論をいろいろと聞いておりますと、PKO、国連を中心とした平和維持活動、これに対しましてはどの政党もやはり積極的にこれは参加しなきゃならない、何らかの役割を果たさなきゃならないと...全文を見る
○太田淳夫君 先ほども憲法の問題につきましては論議がございました。大きく各党の意見の分かれるところは、やはり憲法の問題と、それから自衛隊の参加を認めるかどうかという点ではないかと思うんです。  確かに自衛隊の参加を否定される方々もお見えになります。当委員会でも各党の立場でその議...全文を見る
○太田淳夫君 私は、せんだってのこの委員会でも申し上げたと思いますが、PKOへ参加するということは、これはもはや国際社会の一員として、我が国の国際貢献というよりもむしろ国際的な責務である、最低限の義務になっているんじゃないかと思います。お金の面では、先ほども議論がありましたが、世...全文を見る
○太田淳夫君 現在、このPKOに参加している人たちはほとんど軍人だということを、この前局長はたしかお話しになっておりましたけれども、それは事実ですか。
○太田淳夫君 せんだっての委員会でも局長は答弁されておいでになりましたけれども、実際にそこで交戦状態になっているところがあるんでしょうか、どうですか。
○太田淳夫君 そうすると、今の局長の答弁を総合しますと、このPKOはやはり活動の大部分については軍事要員が占めているということと、決して戦争に行くために、戦うために行くのではないんだというのがPKOの実体だということがはっきりいたしたと思います。  日本もやはり平和憲法を持つ国...全文を見る
○太田淳夫君 当然といえば当然過ぎるような御答弁でございますけれども、これはいろんな議論の中にございましたが、PKOへの参加というのは自衛隊を活用しないでも我が国として十分な協力ができるんではないか、こういう主張もこの委員会でも行われてきているわけです。また、それに沿った主張もご...全文を見る
○太田淳夫君 今ボランティアの方のお話をされました。私どももカンボジアに調査団を派遣いたしました。そこで、現地でやはり民間のNGOの代表の方々とも懇談をする機会を得たそうでございます。NGOの皆さん方もさまざまな分野で活動されております。しかし、そういう方々の活動を効果的にしてい...全文を見る
○太田淳夫君 調査団の報告によりますと、ざらにUNTACはいよいよ武装解除が始まる第二局面を迎えるわけです。秋ごろからはPKO本体の活動よりもむしろ後方支援、人道的支援、医療、選挙事務、治安維持、そういった面でのニーズが増加してくる、こういうことでございました。この意味で、PKF...全文を見る
○太田淳夫君 私は、カンボジアの支援に対しましては、人道的な立場で顔の見える協力、ともに汗を流す協力、心の通う協力が必要だろうと思います。  内紛によって荒廃した中から、せんだっても申し上げましたが、一つの国家を、一つの平和国家を、文化国家を建設しようという大事業であります。し...全文を見る
○太田淳夫君 終わります。
06月18日第123回国会 参議院 逓信委員会 第12号
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○太田淳夫君 それでは、公開番組に関する問題についてお尋ねしておきたいと思います。  「のど自慢」などの公開番組が地方で行われているわけでございますが、これは地方の実情が全国的に伝わるよい機会でありますし、地元の期待も大きなものがありますし、ローカル放送の充実ということにも寄与...全文を見る
○太田淳夫君 この公開番組のことにつきましては、十年ほど前に同僚委員がこの委員会でも質問を行っているわけでございますが、当時NHKでは、原則的には地元に金銭的負担をかけずに全部NHKの責任で行う、そういう方針で進められてきている、そういう答弁があったようでございます。当時はまだ規...全文を見る
○太田淳夫君 岐阜市の場合も決して不満も言い不平宣言っているわけではございませんで、いろんなことで市の方も大いに観光の事業として推進いたしております。  また、これは前に中村委員の質問に対していろいろ御答弁されている中に今のようなこともありました。照明、音響の架設費用の一部等で...全文を見る
○太田淳夫君 その点よろしくお願いしたいと思うんです。  また、これも同僚委員の質問等がかつてございましたが、地元自治体とかあるいは企業の協賛の問題について、NHKでは内部の基準に基づいて適正に処理しているということでございますけれども、民放等からいろんな批判が出ているわけでご...全文を見る
○太田淳夫君 自治体とか企業からの協賛金の額が大きくなりますと、間接的にNHKが何かのメリットを受けているんじゃないかという批判もされている場合もありましたが、そういうような状況がクローズアップされますと、やはり受信料制度を維持していく上でマイナスになりはしないかという心配も一つ...全文を見る
○太田淳夫君 最後になりますけれども、会長にNHKの公共放送としての使命についてお話を伺っておきたいと思います。  先ほどから同僚委員からもそのことは再三お尋ねがございましたけれども、いろいろなマスコミの状況を日本国内だけでなくて世界的にも見てみますと、NHKのような存在のそう...全文を見る