太田和美

おおたかずみ



当選回数回

太田和美の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第166回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○太田(和)分科員 民主党の太田和美です。  本日は、貴重な質問の機会をいただきまして、大臣を初め関係各位の皆様方にまず厚く御礼を申し上げます。  本日は、交通施策に関する問題について質問させていただきたいと思います。  初めに、いわゆる東北縦貫線についてお伺いいたします。...全文を見る
○太田(和)分科員 常磐線の東京乗り入れと東海道線への直通は、上野駅と東京駅を結ぶ線路を新設する、いわゆる東北縦貫線事業ということになっておりますが、宇都宮、高崎線の東京乗り入れといわばセットになって進んでいると聞いております。現段階の進捗状況についてどのように把握をされているの...全文を見る
○太田(和)分科員 JR総武線は昭和五十五年より横須賀線との直通運行を開始いたしました。また、宇都宮、高崎線は平成八年から新宿まで乗り入れ、平成十三年からは湘南新宿ラインとして横浜方面への直通運転を開始しており、上野方面への乗客数を新宿方面の乗客数が上回る動向になっております。一...全文を見る
○太田(和)分科員 ありがとうございます。  JR東日本の「東北縦貫線事業概要」という資料では、上野駅から東京駅までの現状の線路の配線図と事業の完成後の配線図が掲載されております、今お話がありましたが。これを見ると、東北縦貫線へ直通する常磐線の上り下りのホームが九番線だけの単線...全文を見る
○太田(和)分科員 それを想定してのお話だったんですけれども。  ですから、今お話がありました、線路の方で常磐線の乗り入れを考えるとすると、上野駅の日暮里側で東北、高崎線の上り線を必ず横断しなければならないんです。そのときに、朝のラッシュ時では三分間隔なので横断することができな...全文を見る
○太田(和)分科員 ありがとうございます。  私たちとしたら、高崎線そして常磐線、宇都宮線の乗り入れを公平に行っていただきたいということを要望申し上げておきたいと思います。  常磐線は、沿線に国の地磁気観測所というのがあります。その影響で、直流の通勤電車は取手までしか行きませ...全文を見る
○太田(和)分科員 渋滞の解消は重要な課題ですが、一方、巨額の税金を使って新しい道路をつくるわけですから、環境への影響に配慮した上で、そして市民の合意を得ながら進めなければならないと思います。  その点、この道路の進め方として、市民と行政がツーウエーでやりとりしながら進めるパブ...全文を見る
○太田(和)分科員 慢性的な渋滞という問題を解消するため、私も、千葉柏道路のバイパスはルートを変更したりするなりして進めるべきだというふうには思いますが、ぜひ慎重に、市民の合意形成を図りながら進めていっていただきたいと思います。  最後に、渋滞の解消に向けた国土交通省としての取...全文を見る
○太田(和)分科員 質問を終わります。ありがとうございました。
03月28日第166回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
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○太田(和)委員 民主党の太田和美です。  私は、本日、経済成長戦略大綱関連三法案の中でも、産業活力再生特別措置法の改正案に焦点を絞ってお尋ねをいたします。  経済産業省においては、昨年の六月、新成長戦略を策定し、それをベースに他省庁の成長政策も盛り込んで、政府・与党として七...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  私も事務次官らがお書きになった関連の本を読ませていただきました。共鳴する部分も多々ありました。GDPで中国に抜かれても、今大臣にもお話ししたように、質的に強い経済をつくる、人口が減少しても生産性を上げる、GDPや雇用の七割を占めるサー...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  私は、大綱や戦略の中で一番足りないのは、欠けている発想は、格差の是正という点ではないかと思っております。この点は、もう本委員会でも、あるいはほかの委員会でも繰り返し議論になっている点でありまして、繰り返しになって恐縮でございますが、重...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  再チャレンジ、底上げ戦略を見ても、既に行っている施策の焼き直しが多いと思っております。出されてきた法案は、パート労働法にしても雇用保険にしても最低賃金にしても、非常に不十分と言わざるを得ません。  きょうはその議論はしませんが、一点...全文を見る
○太田(和)委員 昨年十一月の経済財政諮問会議の議事録を見ますと、大臣は、製品のライフサイクルの短縮化など競争環境が変化する中で、我が国製造業が生産のフレキシビリティーを確保するために派遣や請負を活用することは十分合理性がある、一方で、安直に低廉な労働力を求めることのみを動機とす...全文を見る
○太田(和)委員 平成十七年の経産省のビジネス支援活性化研究会の報告書によれば、もっと進んで、新日本型経営モデルを提唱しています。これは、年功序列と終身雇用、結果としての自前主義というこれまでの日本的経営は維持が困難になってきた、そこで、経営資源はコア部分に集中して、ここでは長期...全文を見る
○太田(和)委員 少し角度を変えますが、労働者派遣サービスの労働生産性の現状についてお答えください。
○太田(和)委員 市場規模が倍になっているのに雇用規模は三倍以上増加しました、だから労働生産性が四割低下したということでありますが、このことは、派遣の単価が下がっている、つまり労働者の給与が下がったということをあらわしています。まさに派遣の現状が言いあらわされているデータだと思い...全文を見る
○太田(和)委員 我が国の製造業の雇用が減る一方、サービス産業の雇用はその受け皿になっていたという側面もあります。労働生産性は付加価値割る労働投入量ですから、生産性を上げようとしたら、分母を減らすか分子をふやすかのどちらかになります。  分母を減らしていく場合、単純には雇用を減...全文を見る
○太田(和)委員 私も同感であります。  サービス産業は、業態も多岐にわたり、生産性の工程もさまざまです。そこで、法案では、全産業共通の基本指針に加え、新たな事業分野別指針を作成し、それに基づいて支援策の認定をしていくというスキームだと思いますが、事業分野別指針はいつできるので...全文を見る
○太田(和)委員 数年前に経産省でつくった新産業創造戦略で重点分野に挙げられていた環境・エネルギー・機器・サービスが挙げられていません。大綱の重点六分野にも入ってきません。かわりに育児支援と流通分野が入ったわけですが、環境、エネルギーがなぜ消え、育児支援と流通・物流がなぜ六分野に...全文を見る
○太田(和)委員 それでは、どのような計画が支援対象になるのか、具体的に例示しながらお答えいただきたいと思います。また、企業にはどのように周知するのか。  そして、支援措置についてですが、会社法の特例、課税の特例、海外子会社への資金提供支援とありますが、具体的に数字を挙げて内容...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  支援策としては、ちょっと中身に貧しい感じがするのは私だけでしょうか。登録免許税〇・七%が〇・二五%に、不動産取得税が六分の一軽減します、特別償却は金利分だけ得しますと。これはこれで結構なんですが、サービス業を製造業と並ぶ双発エンジンに...全文を見る
○太田(和)委員 平成十五年の改正からきょうまで、何件の申請がありということでちょっとお尋ねしたかったんですが、これは、私が調べたところ、申請件数がゼロという認定結果に終わったというふうに聞いております。  また、今後、分野別指針を見直したり検討したりするお考えはありますか。
○太田(和)委員 ありがとうございます。  安易な企業救済とならないように再生可能な企業に絞って支援をする、そのため認定のハードルを高くした、当時の国会での議論を踏まえてそうなったということですから、ある意味しようがないのかという気もしますが、やはり、法律をつくってみたが利用す...全文を見る
○太田(和)委員 最後の質問に移らせていただきます。  米国は九〇年代に生産性を急速に伸ばしましたが、九〇年代前半は〇・九九%平均だった伸び率が後半は二・三二%に、つまり伸び率を一・三三%までふやしています。この一・三三%の中身をマッキンゼーが分析したところによりますと、卸、小...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。
04月12日第166回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○太田(和)委員 民主党の太田和美でございます。  先日、私、若者の就労支援の現状がどうなっているのかということで、現場を見てみたいと思い、千葉県の船橋市にあるジョブカフェに視察に行ってまいりました。千葉のジョブカフェは、ヤングハローワークと併設されておりまして、お互いの垣根を...全文を見る
○太田(和)委員 副大臣、ありがとうございました。  統計を詳しく見てみますと、十五歳から二十四歳までのフリーターは昨年調査から九万人減る一方、二十五歳から三十四歳までのフリーターは五万人しか減っておりません。しかも、三十五歳以上は統計に載ってこないんですね。また、ニートも、十...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  キャリア教育推進会議では、キャリア教育の推進方策についてまとめるとしておりますが、推進方策とは一体どのようなことを考えておられるのか。まだまだ議論の途中ということだと思うんですけれども、五月に取りまとめると伺っておりまして、もうそろそ...全文を見る
○太田(和)委員 私は、今の若い世代にとって最も欠けているのは、働くことの意義、目標を見失っていることだと思っております。早期離職にしても、フリーターや無業者の増加にしても、根底にあるものは、この目標を失っているという点だと思っております。  働くことの目的は、収入であったり、...全文を見る
○太田(和)委員 今までの質問は、キャリア教育を推進することの重要性についてお尋ねをしてきました。キャリア教育を通じて若者が成長することはもちろん必要ですが、私は、一方で、企業の側ももっと成長してほしいと願っております。  それは、インターンシップを受け入れるとかキャリア教育に...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。
04月12日第166回国会 衆議院 本会議 第21号
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○太田和美君 民主党の太田和美です。  私は、ただいま議題となりました若年者の職業の安定を図るための特別措置等に関する法律案について、提出者を代表して、趣旨説明を行います。  バブル崩壊後の不景気は我が国の雇用情勢に深いつめ跡を残しました。若い世代についても、学校を出ても就職...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○太田(和)議員 ただいま議題となりました若年者の職業の安定を図るための特別措置等に関する法律案について、提出者を代表して趣旨説明を行います。  バブル崩壊後の不景気は、我が国の雇用情勢に深いつめ跡を残しました。若い世代についても、学校を出ても就職先がない、正社員の職につけない...全文を見る
04月18日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○太田(和)委員 厚生労働委員会では初めての質問になりますが、本日は、貴重な質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  私は、ちょうど一年前、補欠選挙で当選をさせていただきました。その選挙で訴えたことはたった一つ、負け組ゼロへというキャッチフレーズに集約される格...全文を見る
○太田(和)委員 私も、人間の能力には差があり、結果においてある程度の差が発生するのはやむを得ないことだと思います。  その意味で、まず第一に、機会の平等が実現されるよう政策を実行するのは当然のことだと思います。しかし一方、結果の不平等が余りにも拡大すると、機会の平等さえ実現さ...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  そこで、大学を卒業した若者が、これから先、一生フリーターでいた場合と、正社員として働いた場合、死ぬまでにどのくらいの収入格差が生じると大臣は思いますか。大体これぐらいという数字で結構ですので、お願いいたします。
○太田(和)委員 正確な統計がないので一概には言えないようです。しかし、ある推計では、大卒、正社員の生涯賃金が三億円、退職金が二千七百万円、平均的な年金収入が四千三百万円、これで合計三億七千万円。一方、年収百八十万円程度のフリーターの場合、生涯賃金は七千万円、退職金はないですし、...全文を見る
○太田(和)委員 今大臣からもお話がございましたが、統計を詳しく見ますと、十五歳から二十四歳までのフリーターは昨年調査から九万人減る一方、二十五歳から三十四歳までのフリーターは五万人しか減っていない。しかも、三十五歳以上は統計には載ってきません。また、ニートも十五歳から十九歳、二...全文を見る
○太田(和)委員 ここまでは基本的な認識についてお尋ねをいたしました。しかし、現実はどうか。これほどまでに格差拡大が深刻化してきた。若者の雇用はその端的なあらわれである。この問題に対してどうして政府がもっと大々的に取り組まないのか、私にはそんな疑問がぬぐえません。  例えば、若...全文を見る
○太田(和)委員 それでは、具体的にお伺いをしていきたいと思っております。  ジョブカフェは、若者の間では認知度も高まってきて、この間の政府の若年就労支援に関する取り組みの象徴と言えるのではないかと思っております。しかし、これは、基本は自治体の取り組みを政府が支援するというスタ...全文を見る
○太田(和)委員 そう言うと聞こえはいいんですが、結局自治体任せなんですね。  国の責任においてハローワークに若年者向けのカウンセラーを配置し、若者向けのワンストップ就職サービスを行えば、その分ゆとりができる都道府県はもっときめ細かく県内の主要都市で就労支援策を打てると思うんで...全文を見る
○太田(和)委員 先ほど大臣もお話がありましたが、ジョブカフェにハローワークを併設したということも言っておりましたが、ジョブカフェというのは県に一つあるかないかの箇所になっております。ですから、私が申し上げたいのは、国の責任において、全国何百カ所かあるハローワークに対して、若年者...全文を見る
○太田(和)委員 先日、千葉県の船橋にあるジョブカフェに、私、視察に行ってまいりました。千葉のジョブカフェはヤングハローワークと併設されておりまして、お互いの垣根を取り払ってうまく連携しております。平成十六年からことし二月まで来場者が約十万人、三万二千人が登録して、うち一万六千人...全文を見る
○太田(和)委員 国の責任で若年雇用対策をもっと大々的に全国展開するということに及び腰になっている理由は、別にあるのではないかと私は思っております。  国の責任でとなった場合、その拠点はハローワークになるのだろうと思うわけですが、今、ハローワークは民営化、市場化テストの導入が経...全文を見る
○太田(和)委員 民主党は、このたび、若年者の職業安定特別措置法案を提出いたしました。これは一言で言うと、若年者雇用については国の施策として位置づけ、全国各地で国の責任として展開する意思を法案としてお示ししたものであります。  経産省の補助金がなくなったからカウンセラーを減らさ...全文を見る
○太田(和)委員 全部で五十九項目です。そのうち、厚生労働省が担当しているのが三十一、他省庁と共同でやるもの、全省庁で取り組むものを含めれば三十四です。いろいろあって、正直こんなにあるのかと驚きました。ただ、私は、数が多ければいいというものではないと思います。どういう違いがあるの...全文を見る
○太田(和)委員 ハローワークということでしたが、では、鳴り物入りでジョブカフェをつくった意義は何だったのかと思うんですが。  私は、それぞれの施策の方向性自体は悪くないと思っています。しかし、商品ラインナップの展開がお粗末だと思うんです。商品はたくさんあっても、棚の区分けがさ...全文を見る
○太田(和)委員 フリーター常用就職サポーターは何人の配置になるのでしょうか。
○太田(和)委員 ありがとうございます。  やはり少ないと思うんですね。全国のハローワークの出張所も入れれば三分の一ぐらいしかカバーできません。この事業は、十七年度の実績で常用雇用に結びついたのが十一・九万人で、二十万人常用雇用化プランの半数を占めているわけです。この事業が有効...全文を見る
○太田(和)委員 では、再チャレンジプランナー事業について、概要と予算を御説明ください。
○太田(和)委員 ハローワークにキャリアカウンセリングや臨床心理の知識のあるプランナーを配置して、就職実現に向けた計画策定に対する相談を受け付けるということですが、全国に五百六十人ということで十分なのでしょうか。特に、これは中高年や早期再就職希望者、つまり若者以外も対象ということ...全文を見る
○太田(和)委員 離職を防ぐために仕事の悩み等に関して相談を受けるということで、これはこれで必要なことだと思いますが、予算が二千六百万円しかなくて、週一回三時間、しかも全国で四十七カ所ですから、県庁所在地だけでしょうか。予約で満杯のところもあると聞きましたから、潜在的なニーズはあ...全文を見る
○太田(和)委員 これも方向性としてはいいんですが、フリーターは雇用保険に入っていない方が多いですね。企業実習に一カ月から二カ月、これで採用されればいいんですが、フォローアップ訓練が必要な場合、最長は五カ月程度訓練を受けることになります。  訓練は無料とはいえ、雇用保険がないと...全文を見る
○太田(和)委員 幾つかの施策についてお尋ねしましたが、特徴は小出し、不十分、実態に即しているのかが疑問などなどです。  繰り返しになりますが、百歩譲って、どうしても予算が限られるというのなら、あれもこれも小出しにやるのではなく、戦略的に重要な政策に絞る、選択と集中でやる方が効...全文を見る
○太田(和)委員 大臣の認識と大分隔たりがあるのですが、時間もなくなってまいりました。  最後に、若者の就労支援策でいえば川下に当たる、雇用の質の改革についてお尋ねをいたします。  今や二十四歳までの若者の二人に一人は非正規雇用という状態です。派遣や請負に従事する者の七割は若...全文を見る
○太田(和)委員 時間が参りました。  繰り返しになりますが、若者の雇用の問題は、景気の影響は受けるけれども本質は構造的な問題であり、サービス経済化や国際的な生き残りをかけた企業競争の激化という環境の中で、本来、就労支援は国の責任で、もっと質量ともに拡充した施策を打つべきである...全文を見る
04月25日第166回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
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○太田(和)委員 本日は、株式会社商工中金法、中小企業信用保険法改正案について質問をいたしますが、商工中金の法案については既に先週かなり議論が煮詰まってきているようですので、最初に何点か重要な点だけ確認させていただいた後、残りの時間を中小企業信用保険法について質問させていただきま...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  次に、特別準備金の性格についてです。  第一に、全部株式で保有しないで、一部を特別準備金として置くというのにはどのような理由があるのでしょうか。  第二に、特別準備金というのはどのような性質のお金なのでしょうか。これは最終的には国...全文を見る
○太田(和)委員 今度は完全民営化後の話ですが、先日、三谷委員からも、完全民営化時、特別準備金は国庫に返納するかというような御質問があったと思います。これは財務省との間でまだ決まっていない話だろうと思うわけですが、先週、石毛長官からは、本来の商工中金の金融機能をちゃんと果たせるよ...全文を見る
○太田(和)委員 現在においては政府出資金が、そしてその転換後には特別準備金が商工中金の信用力の源になっているんだろうと思います。商中債が売れるのもそれがあるからだと思います。そこで、株式会社になって、中小企業の金融機能をしっかり果たしつつも経営の自由度を上げて経営の効率化を図る...全文を見る
○太田(和)委員 商工中金の関係では最後の質問です。  先ほども申し上げましたが、株式会社商工中金が、今後、民間企業として経営効率化に努力する、中小企業金融の役目を果たしながら、それでも財務内容が健全化するようぎりぎり努力する。職員一丸となってやるわけですが、財務内容がよくなっ...全文を見る
○太田(和)委員 私は、そもそもこのような形の民営化が本当に必要だったのか、基本的なところでまだまだ疑問が解消されていません。また、肝心の完全民営化されたときの話はどうなるのかもはっきりしません。  今後、関係省庁との協議で決まるということなんでしょうが、そうした点も含めて、さ...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  一方で、経産省のアンケート調査によりますと、ABLを積極的に利用したい、あるいは利用してもいいと答えた企業は合わせて三三%にとどまっております。利用したくないという企業が六七%に上っているという現実があります。このような背景から、金融...全文を見る
○太田(和)委員 そこで、今も申しました風評被害なんですが、どのようにすれば誤解を払拭できるのか、今回の在庫を担保とした融資の場合、どのような対策を考えているのでしょうか。
○太田(和)委員 流動資産を担保とした融資を、例えば何年後に何件の融資を目指すだとか、実行額幾らを目指すとか、流動資産担保保険を広げていく際の一つとしてそういった目標を設定するという考え方があります。どのようにお考えでしょうか。
○太田(和)委員 今回、在庫担保融資を信用保証協会で保証するということは、普及という意味では、金融機関に対して現実的なバックアップになると考えられます。国の制度で行うことの安心感もあるでしょう。その意味では、この改正案は一歩前進ではないかと思うんですが、しかし同時に、まだまだ課題...全文を見る
○太田(和)委員 私もかつてから地域の青年会議所に参加しておりまして、そこでは最近、コミュニティービジネスを振興させていくためのネットワークづくりに取り組み始めたところです。コミュニティービジネスは、地域を元気にするために地域のニーズにマッチした事業をローリスク・ローリターンで行...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  最後に、事業再生保証の関係について一点だけお尋ねをいたします。  信用保証協会が保証する割合なんですが、これは関係者の意見を踏まえて今後決定される予定になっています。これは、事業再生段階にある企業への融資ですから、貸す方にとっては大...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。
05月09日第166回国会 衆議院 経済産業委員会 第10号
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○太田(和)委員 民主党の太田和美でございます。  映画盗撮防止法案が作成され、本日にも委員長から提案されると伺っております。ただ、まだ提案されておりませんので、私は、政府に対して、まず、昨今の映画の盗撮をめぐる状況について、またその防止策について何点か質問をさせていただきます...全文を見る
○太田(和)委員 私の個人的な感じですが、海賊版DVDの中には本物と見まがうような鮮明な画像のものも最近はあるようです。しかし一方で、盗み撮りするわけですから、ピントが合っていなかったり、画面サイズがスクリーンと合っていなかったりするものもあるそうです。また、人のシルエットが映り...全文を見る
○太田(和)委員 大きな被害が出ているだろうということは想像できるんです。ただ、これは後ほど質問いたしますが、盗撮防止法案は、十年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金またはこれらの併科と、大変重い罰則を科しております。これからは、映画館に入るのに持ち物チェックを受け、暗視カメラを...全文を見る
○太田(和)委員 先ほども少し触れましたが、映画盗撮防止法案は、著作権法上の私的複製を認める規定を映画の盗撮に限って適用しないこととしております。言うまでもありませんが、私的複製はユーザーの大事な権利であり、国民の文化活動を下支えするものです。それを制限するわけですから、映画の盗...全文を見る
○太田(和)委員 また文化庁にちょっとお尋ねをしたいんですが、映画の盗撮という諸外国の立法の状況とその内容はどうなっているのでしょうか。全部著作権法で規制しているのでしょうか。
○太田(和)委員 今回は映画の盗撮ということですが、今後、音楽のライブコンサートあるいは演劇や落語といったほかのジャンルに規制が広がっていくのではないかという懸念についてはどのような見解でしょうか。
○太田(和)委員 では、この法案ができたなら海賊版の撲滅に向けて本当に効果が上がるのかどうかをお尋ねします。  第一に、映画の盗撮が厳罰に処されるということで、本当に私的に使用するつもりだった、恐らくは、本当に家で待っている家族のために撮るつもりだったとか、帰ってもう一度見るつ...全文を見る
○太田(和)委員 最後の質問ですが、映画の盗撮については、甘利大臣は自民党のコンテンツ産業振興議員連盟の会長もされており、法案作成にも関与されているのではないかと思いますが、この法案で、映画の盗撮をもとにつくられた海賊版がなくなるのか、なくしていけるのか、そして映画の観客、ユーザ...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  私もこの法案には賛成でありますが、重要な点ですので、確認の意味も含めまして改めて質問させていただきました。映画の盗撮の問題についての質問は以上でございます。  きょうは、もう少し時間がありますので、この四月から改正容器包装リサイクル...全文を見る
○太田(和)委員 私は、コンビニの声かけ、いわゆるレジ袋が必要ですかという声かけですが、これは四月以降もほとんどやられていないのではないかというのが実感です。  もともとコンビニについては、マイバッグを持って何々のお買い物に行くといった行動様式で行くパターンは少ない、ついでにぶ...全文を見る
○太田(和)委員 一定量以上の容器包装を使用する事業者、いわゆる容器包装多量利用事業者ですが、これは政令で年間五十トン以上と定められました。そして、この多量利用事業者は、毎年度、使用量、使用の合理化の取り組み状況について主務大臣への定期報告が義務づけられました。そうした取り組みが...全文を見る
○太田(和)委員 リユースやリサイクルも大事ですが、やはり大切なのはリデュース、ごみを出さない、ごみを減らすということだと思っております。  その意味で、私は、日本の飲料品は、ペットボトルや缶の使用が多過ぎると常々感じております。ヨーロッパなどでは、リターナブル瓶が大半ですし、...全文を見る
○太田(和)委員 少し戻りますが、容器包装の多量利用事業者から来年の六月に定期報告書が上がってくるわけです。そして、取り組みが著しく不十分な場合、勧告、公表、命令、罰金となるわけですが、この著しく不十分な場合とは具体的にどのようなケースなのでしょうか。昨年暮れに制定された省令では...全文を見る
○太田(和)委員 著しく不十分や相当程度というのは、かなり行政の裁量権が大きく、これでは取り組む事業者も混乱するのではないかと思います。  事業者に対して、適正かつ厳正に勧告、公表、命令がなされるかどうか、決意もあわせて大臣にお尋ねをいたします。
○太田(和)委員 ありがとうございました。  少し早いですが、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。
05月30日第166回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号
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○太田(和)委員 民主党の太田和美でございます。  先輩委員の御質問で既にかなりの論点が出ておりまして、若干重複する質問もあると思いますが、お許しをいただければというふうに思います。  私は、オートレースの方は全く御縁がありませんでしたが、競輪は近くに松戸競輪があり、小学生の...全文を見る
○太田(和)委員 平成十七年、行革推進本部の参与会議で両組織の統合が決められたわけですが、参与会議においても、日本自転車振興会は、全く別個の競技であるオートレースと統合しても、合理化できるのは総務部門などごく一部に限られ、効果は限定的、他方、オートレースとはライバル関係として競い...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  なかなかはっきりとした展望が示せないということはございましたが、次に、施行者の事業支援のための制度見直しが法案の第二の柱になっておりますが、これについて幾つかお尋ねをいたします。  まず、施行者が、競輪場、オートレース場の改修等の競...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。  この法律は、施行者が自転車振興会に交付する金額の三分の一を上限として還付するということで、必ずしも三分の一丸々還付するわけではないと思うのですが、例えば競輪場の改修など、ハード面での活性化策には三分の一の上限まで全部還付するけれども...全文を見る
○太田(和)委員 例えば、全国四十七の施行者が全部それぞれで活性化策を考えて、ハード、ソフト問わず事業を予定した場合、これは全部に還付する予定なのでしょうか、あるいは、還付金の総額は決まっていて、手を挙げてももらえないというところも出てくるのでしょうか。還付金の総額についてお答え...全文を見る
○太田(和)委員 これまで施行者が交付金を振興会に納めていて、そこからさまざまな補助事業が行われていたわけですが、その交付金の一部を施行者に還付するとなると、当然補助金に回る部分は減ることになります。  一方、これまで継続的に補助を受けてきた団体にとっては、突然補助金を減らされ...全文を見る
○太田(和)委員 そこで、少し違う角度から質問をいたします。  従来から、施行者が売り上げのうち三・二%を日本自転車振興会に交付をする、振興会は、さまざまな団体のうち、日本自転車普及協会に巨額な補助事業を行っており、そして今度は、普及協会が個別の施行者に対して補助事業を行ってい...全文を見る
○太田(和)委員 それでは、今回還付金の仕組みをつくることによって、自転車普及協会が行ってきた二十九億の補助事業は今後どのように変わっていくのか、お尋ねをいたします。
○太田(和)委員 それでは、次の質問に移ります。  入場料の義務的徴収規定を廃止するという点についてお尋ねをいたします。  これは、廃止したい競輪場は廃止できるということですが、廃止できるということなので別段構わないと思うんですけれども、百円の入場料を廃止して、そのことによっ...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  大臣にお尋ねをしたいのですが、学生の車券購入制限規定を廃止するという点についてです。  これは、学生の本分は学業であり、アルバイトをしている人もいますが、基本的には親からの仕送りや奨学金によって勉強をしている身ですので、学生も車券を...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  次に、重勝式についてお尋ねをしたいのです。つまり、同一の日の二以上のレースの勝者を全部当てるという投票方式を新設するとのことですが、これは、導入したいところはできるという理解でよろしいのでしょうか。これは一体どのような趣旨で新設された...全文を見る
○太田(和)委員 競馬の方もこのような重勝式が取り入れられるような法改正ができたわけだと思いますが、なかなかまだそれを導入しているところはないということでございます。  また、売り上げ不振のtotoが、totoBIGを発売したら爆発的に売れました。キャリーオーバーを認めて、五億...全文を見る
○太田(和)委員 重勝式は、かつて国営競馬の時代、一九五〇年代、売り上げの低かった午前中に一時導入がされました。しかし、射幸心をあおり過ぎるとの理由で六一年に廃止されました。その後、競馬法が改正され、二〇〇五年から販売が可能になったわけですが、先ほども少しお話ししましたが、いまだ...全文を見る
○太田(和)委員 時間も少なくなってきましたので、では、最後の質問に移っていきたいというふうに思っております。  競輪が落ち込んできた要因は、いろいろ指摘されておりますが、ファンが高齢化し、少なくなってきたこと、逆に、パチンコの隆盛などもあるのでしょうが、若者が競輪場に足を向け...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。
06月06日第166回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
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○太田(和)委員 民主党の太田和美でございます。  本日は、外国人労働者問題、とりわけ、今政府内であり方をめぐって議論になっております外国人研修・技能実習制度についてお尋ねをいたします。  研修・技能実習制度で日本に来る外国人は、直近で約十三万人ということであります。日本は高...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  今回、経済産業省案の最大の特徴というか、厚労省案そして法務大臣私案との大きな違いは、現行制度をほぼ維持しているところでございます。もちろん、改善策も盛り込まれていますが、現在は、不適正な受け入れ等があって、事業者の責任によって受け入れ...全文を見る
○太田(和)委員 それでは、厚労省にお尋ねをしたいと思います。  今、経産省から御説明のあった点について、厚労省としてはどのようにお考えでしょうか。
○太田(和)委員 ありがとうございます。  経産省にもう一点お尋ねをしたいんですけれども、厚労省の説明資料を読むと、研修・実習生の数が日本人従業員を大きく上回り、実習生を適正に指導できる体制が確保されていない例が見られるとあります。つまり、今、本来は五%、従業員が二十人なら一人...全文を見る
○太田(和)委員 経産省としてもこの案をぜひ盛り込んでいただきたいなというふうに思っております。  先ほどの、研修をやめるのか残すのかという議論のポイントは、厚労省は、組織的な労務管理体制が不十分な中小企業では、労働とならないよう研修の性格を担保することは困難だという判断をして...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  そこでなんですが、法務省の長勢大臣が五月に私案を発表されました。私案なので法務省の事務方の皆さんは説明する立場にないということでしたので、きょうはお呼びしていないんですが、要は、受け入れの目的を国際技能移転に限定せず、国内で必要な労働...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございます。  この長勢私案なんですが、裏口入学をやめようという点で、建前と現実の乖離をなくそうという点は評価できるのですが、三年で帰ってもらう短期就労制度はうまく機能するのか、また、そのことが日本の労働市場に悪影響を与えないのか等々、十分な検討がな...全文を見る
○太田(和)委員 例えば、鋳物、日本人の若者が来ません。私もこの間、埼玉の鋳物の現場を見させていただきましたが、だから安易に研修生、実習生に頼ってしまう、こんなことでいいのか。若者の雇用対策の観点からだけ申し上げるのではなく、日本の産業基盤、ものづくりのコアの部分で、技術、技能が...全文を見る
○太田(和)委員 ありがとうございました。