大野元裕

おおのもとひろ



当選回数回

大野元裕の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第183回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会、大野元裕でございます。  今日は、参考人に御出席をいただき、所信を伺った上で御質問をさせていただきたいと思います。所信の聴取は、今回、委員長として二度目でありますので、過去半年の成り行きをも振り返りつつ質問をさせていただきたいと思っています。 ...全文を見る
○大野元裕君 一点だけ確認させてください。  面談の内容と対策については分かりましたが、原電とのそのやり取りの中身について透明性を持って明らかにすることはあるかどうかということだけちょっと教えてください。
○大野元裕君 もう少し明確に御答弁いただけるものと思いましたが、若干残念でございます。  他方、田中委員長は、独立性の問題に関しましてもう一つ質問させていただきたいんですが、本年一月九日の定例記者会見において、記者からの質問に答えて、変更申請の検討だけでも通常は半年から一年間掛...全文を見る
○大野元裕君 記者会見の中身と若干違うと思いますが、私は委員長の専門的知見の是非については判断をすることはできませんが、是非、安全と安心を担保できる体制にあるということで、透明性と同時に独立性、それは利害関係者からの独立性かもしれませんし、あるいは政治的な配慮からの独立性かもしれ...全文を見る
02月27日第183回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  まずもって、先般、アルジェリアにおいて多くの邦人の方々が犠牲になられました。犠牲になられた方、人質になられた方、その御家族に対し哀悼の意とお見舞いの意を表明をさせていただきます。  本件に関連して、総理、お悔やみの電話...全文を見る
○大野元裕君 実は私も、かつてリスクの高い国に勤務したことがあります。そういった中で自分で感じたのは、厳しい仕事をするときにも、公の仕事のためであれば危ない目も仕方がない、しかし万全な体制を後方でしいてくれなければ、正直、死んでも死に切れない、こういう強い思いがありました。  ...全文を見る
○大野元裕君 それでは、現地の対策本部に対して、元々アルジェリアの大使館は非常に脆弱な体制でありますけれども、その後、応援を派遣をされました。  外務大臣、この応援を派遣をした人も含めて、アルジェリア大使館も含めてですけれども、その中にいわゆる現地の言葉、アラビア語を話すアラビ...全文を見る
○大野元裕君 フランス語でできるからアラビストは送らなかったという御答弁だと私は理解をいたしました。しかしながら、政府の対応方針として、万全な体制をしく、情報収集をしっかりやる、こう総理はおっしゃっておられました。  実際、例えばイナメナスという言葉、大臣、どういう語源か分かり...全文を見る
○大野元裕君 現地職員でいいということであれば、日本から送る必要など、大量に送る必要など私はないと思いますよ。  例えば、もう一つお伺いしますけれども、現地の体制として、例えばですけれども、イギリス、アメリカ、地図を出してください。(資料提示)イナメナスというところは、アルジェ...全文を見る
○大野元裕君 現地ってどこですか。アルジェですか。  アルジェリアというのは、今、アフリカの中で、スーダンが分割されて以降、最も大きな面積を持っている国ですよ。このガシュトゥーユあるいはイナメナス、そこまでは、イナメナス行けないとしてもそこまでは、ガシュトゥーユまでは行けたんじ...全文を見る
○大野元裕君 それでは、政府専用機についてもお伺いをしたいと思っています。  防衛大臣、報道によれば、アルジェリアの政府からの許可を待たずにイギリスは航空機を出した、百六十キロの地点ですね。また、米軍も医療機器を搭載したC130を日本よりもはるかに早くイナメナスの空港に送ってい...全文を見る
○大野元裕君 それと、外務大臣、先ほど政務官は外国の高官として初めて入ったというお話をされましたが、イギリスの外務大臣が十九日の、日本時間、夜の時点で、イギリスの大使館、政府関係者のスタッフは現場に到着をしたと、また二十日の朝には、外務大臣自身が言っているんですよ、これ、私、ユー...全文を見る
○大野元裕君 それでは、本邦の、我が日本における体制についてお伺いをさせていただきたいと思っております。これ、早急に対策本部を立てられたということでしたけれども、総理はちょうど外遊中でした。そういったときに不幸な事件が起きたというのは大変なことだとは思いますけれども、なぜ安倍総理...全文を見る
○大野元裕君 なるほど。テロによってイギリスの場合にはばたばた影響が与えられてしまったと、こういうふうにも理解ができるお話でございますが。  安倍総理、たしか二〇〇四年の人質事件のときに、私も随分かかわらせていただいた事件でございましたけれども、たしかあのとき、第一報が入られた...全文を見る
○大野元裕君 適切な行動、適切な体制ということを多分御強調されたんだろうと私は思います。アラビストは出さない、現地の近くの地域には行かない、そして今、軍事上のオペレーションの話をされましたけれども、実は現在の自衛隊法でも、もう先ほど、実際出しているとおり、飛行機は、航空機は出せる...全文を見る
○大野元裕君 外務大臣、同席されたということでよろしいですか。
○大野元裕君 質問に答えていません。情報の中身について答えろなどと言っていません。捜査官が同席したんですか。そこについて答えられるのであればお答えください。
○大野元裕君 そういうふうに最初から言ってください。  だとすれば、各国との連携について是非お伺いしたいと思いますけれども、アルジェリアで確かに本当に苦労されたと思います。情報錯綜する国です。実際それもうかがい知れました。  そんな中で、テレビを見ておりましたら、城内外務政務...全文を見る
○大野元裕君 いや、ここでおっしゃっているのは、アルジェリア政府の関係者ですら、軍事オペレーションですから軍のことは分からぬとおっしゃっているわけですけれども。実はその後、二十一日、サラール首相が記者会見の席において、これはモーリタニア通信がそこで全部、全文書いていますけれども、...全文を見る
○大野元裕君 情報を御存じでしたか。
○大野元裕君 全然答えてないと思いますけれども、いかがですか。
○大野元裕君 三十キロの危険区域が設定され、その先は注意喚起になっていますけれども、このイナメナスというところはリビア国境から三十数キロという、まさにすぐ外なんですよ。そういった意味では、我々が適切な情報を提供し、安全情報を告げるということは、外務省としての私は責任だと思っていま...全文を見る
○大野元裕君 是非よろしくお願いしたいし、そのときには、先ほどの、イギリスで捜査官が同席をするように、ほかの国でもしっかりとした体制をしいていただきたいと思います。  もう一点、先ほど同僚からあった中国の管制レーダーの照射事件についても、お話を少し若干聞きたいと思っております。...全文を見る
○大野元裕君 武力による威嚇というのは、政府の答弁書が出ています。平成十四年には、現実にはまだ武力を行使しない、しかしながら、自国の主張、要求を入れなければ武力を行使するとの意思、態度を示すことにより相手国を威嚇することをいうとされています。この武力による威嚇に当たるんでしょうか...全文を見る
○大野元裕君 行為の目的ということであれば、実は共産党の機関紙に、十八日付けですけれども、中国軍の軍の少将が、もしも日本の艦船などが警告に従わずに中国の艦船を追跡する場合には、日本の艦船へレーダーを照射した上で、危険な行動に出れば断固として自衛すると、行為の目的を述べています。 ...全文を見る
○大野元裕君 時間がないので次の質問に移りますけれども、先ほどのお話にもありました三十日の事件、これが五日に報告が上がった。これは外務省に対しても五日だったというふうに私は理解をしています。  これ実は、五日の報告が上がる直前の午前十時半ですけれども、外務省の齋木審議官は中国大...全文を見る
○大野元裕君 済みません、よく分からないんですが、適切というようなお答えなんでしょうか。  実はその後、中国の大使館のホームページを見たら、ぬけぬけと、中国の海洋監視船は正常な権益維持パトロールの公務を執行していると、この公務を妨害することを停止するよう日本側に求めたということ...全文を見る
○大野元裕君 時間が参りましたので終わらせていただきますけれども、適切であったかどうかについては改めて私は審議をする必要があると思いますので、委員長に対して、是非とも次回また、高村副総裁を呼んでいただいてお話をしていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月09日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、御説明のございました、予算委員会から委嘱を受けました二十五年度の予算に関し御質問させていただきたいと思いますが、その前に、この極めて重要な予算に関し委嘱審査がしっかりと実施ができるかどうか、正直危ぶまれるところで...全文を見る
○大野元裕君 日程の話はよく分かりました。会談等の報告をお受けになり、それに対して外務省として、外交の責任者としてどういう評価をされておられるかということを聞いているわけでございます。
○大野元裕君 私も、議員外交の重要性、極めて同じ感覚でございます。しかしながら、外交の責任者としてという話がございましたので、是非また別の機会にその御評価なり報告の中身というものは聞かせていただきたいと思っております。  それでは、早速、質問、三十分という短い時間でございますの...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣、いかがでございましょうか。
○大野元裕君 私は、かつてこの外交防衛委員会におきまして、現在のルールは正直厳し過ぎると思っていて、松本剛明外務大臣のときですけれども、少なくとも外務大臣については、しっかりと外に出て日本の国益を主張できるような立場を取るべきだと主張してきた人間でございますので、野党になっても同...全文を見る
○大野元裕君 その重要性は、訪問の重要性を私否定しているものではありません。自衛隊の諸君に対して大臣の名前で命令をお出しになっていて、彼らは極めて厳しい状況に置かれている。  しかも、これ拝見するところでは、防衛副大臣、防衛省の場合には副大臣一人しかいないと私も理解をしておりま...全文を見る
○大野元裕君 言い合いになりますからこれでやめておきますけれども、左藤政務官自体も三十日にお戻りになっていらっしゃるんですね。その状況の当然引継ぎ、これに万全に遺漏なきと信じたいですけれども、しかしながら、周りの方から、これ新聞に出ているんですね。それぞれの隊員の諸君、その御家族...全文を見る
○大野元裕君 私もその点については全く同感でございますし、外務省における専門知識あるいは語学、この重要性というものはそれぞれ外務省の職員、認識していると私も思っています。  しかしながら、大臣、一つ腑に落ちないことがあるのは、前回、予算委員会で私は大臣に安倍政権の危機管理体制に...全文を見る
○大野元裕君 そうなんです。確かに、政府、上の方の人はしゃべれますけれども、これ、この間も御指摘したので繰り返しは余り避けますけれども、例えばその地域において情報を収集するとか、さらには、もしかすると当時の、拘束していた犯人グループと交渉するということであればアラビア語が必要だっ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、やっていることと言っていることが違うんですよ。要するに、既に優秀な、アラビア語だけではなくてフランス語の方もそちらにおられますけれども、優秀な方おられます。これからもどんどん育成する必要があります。それをただ使わなければ、お金付けても無駄になるということに私は...全文を見る
○大野元裕君 是非よろしくお願いいたします。  防衛大臣にお伺いをさせていただきます。  防衛予算について、厳しい中で、私も大変御苦労をされた予算だろうということはまずもって推察をさせていただきます。そのような中で、表にもさせていただいたんですけれども、私の理解では、防衛の予...全文を見る
○大野元裕君 済みません、どこが根拠かよく分からなかったんですが。  防衛省のホームページを見ると、平成二十五年度の防衛予算の編成の準拠となる方針というのがここにあります。これが恐らく、我々がこれまでやってきた一般論でいうと、二二大綱に基づく中期防衛力整備計画、この要するに柱に...全文を見る
○大野元裕君 指摘しているのは考え方の問題でございます。戦略なき予算というのが、私は海外に見られることは決して日本にとってもいいことではないということを申し上げているわけでございます。もちろん、見直しした後のそれについてはまた別な話だと思いますけれども、そこについては是非。  ...全文を見る
○大野元裕君 失礼しました。青森ではなくて北海道の駐屯地でございます。そこでおっしゃったと思います。  要するに、時限立法なので終わったら給料上がると、そういう理解なのでしょうか。
○大野元裕君 いや、その理由はおっしゃっていました。理由もおっしゃった上で、必ず上げます、約束しますとおっしゃっていたので、したがって、どこに書いてあるんですかというのを私はお伺いをしたわけでありますが、どこら辺で、済みません、自衛隊の給与は上がったのか教えていただけますか。
○大野元裕君 時間がないのでこれで終わりますけれども、給与増について私は言ったと。白副大臣も当時おられましたけれども、当時の副大臣もおられましたけれども、私はしっかりと聞いてはおりました。これをここで言ってもほとんど無駄な議論なので、そこはやめておきますが。  佐藤政務官は元自...全文を見る
06月13日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○大野元裕君 おはようございます。民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日のまず質疑に先立ちまして、冒頭、外務大臣、質問通告を行っていないんですけれども、昨日の拉致特における大臣の御発言について、ちょっと一つ御確認をさせていただきたいと思います。  昨日、大臣は、訪朝...全文を見る
○大野元裕君 必要であるというふうにお認めになれば、当然お聞きになる、そういう御答弁と私は理解をいたしましたので、改めてまた次の委員会でも聞かせていただきたいと思いますが、是非、国民も聞いておりますので、外務大臣としてしっかりとした政府内での役割というものを果たしていただけるよう...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおり、具体的なまさに利益というか、があると私も考えております。我が国の国益に資する六条約です。これらの租税関係の六条約、前政権におきまして交渉し、あるいは締結したものであると私も理解をしておりまして、我が政権、民主党は野に下りましたけれども、その意味では...全文を見る
○大野元裕君 少し話題を変えまして、我が国の核不拡散及び核廃絶に関する立場について質問をさせていただきたいと思います。  大臣は広島の御出身ということで、大変悲惨な歴史ではありましたけれども、世界に対する責任、歴史的な責任というものを我が国は負っていると私は考えておりまして、そ...全文を見る
○大野元裕君 核廃絶というお言葉をいただきました。是非大臣の御努力をお願いしたいんですが、それを踏まえて御質問をさせていただきます。  先般、インドのマンモハン・シン首相が訪日をされ、我が国との間で更なる協力関係の増進の確認がされた、このことについて私も大歓迎をさせていただきた...全文を見る
○大野元裕君 NPTの普遍化というのはどういうことでございましょうか。インドに対して、NPTへの加盟を行わなければ原子力協定は結ばないということでしょうか。
○大野元裕君 ちょっと待ってください。今大臣、近年においてはモラトリアム云々というお話がございましたが、総理の方からシン首相に対して普遍化を求めたというふうにおっしゃっております。つまり、過去の評価ではなくて、求めたというのはどういうことかと。つまり、NPTに加盟しなければ原子力...全文を見る
○大野元裕君 よく分からないんですが。というのは、我が国は、核供給国グループ、NSGの臨時会合におきまして、米印の、アメリカとインドの原子力協定が締結された後に、インドを例外化するNSGのまさに議論に加わり、最終的にはコンセンサスを取った一員でした。そのときには例外化をしたんです...全文を見る
○大野元裕君 よく分からないのですけれども、NPT自体からこのNSGについては、インドはNPTには加盟していないものの、供給国グループとしてインドの対応について例外化したということだと思いますので、普遍化とは私は全く逆だと思いますが。  議論平行線ですので、ちょっと逆の立場でお...全文を見る
○大野元裕君 済みません、伝えていかなければならないではなくて、伝えたかどうかをお伺いしているんです。
○大野元裕君 それから、二点目ですけれども、先ほどおっしゃったその働きかけ以外に、これこれこういうふうにあるべきだという話をされました。それは、我が国における不拡散努力、また、こういったインドとの協定がNPTの体制を強化することにもつながるというお話もされました。  我が国のN...全文を見る
○大野元裕君 にもかかわらず、実は四日のやはり委員会におきまして山内委員の御質問にありました、NPT再検討会合第二回準備会合において発出された南アフリカ共和国等を始めとする八十か国ですか、による共同声明に日本が加わらなかったことについて大臣はこう答弁されています。北朝鮮を始め様々...全文を見る
○大野元裕君 訓令を出された大臣としての感想がよく私には酌み取れなかったんですけれども。わざわざこの七六年の声明付けたのは、このスタンスと、それから日本語訳、仮訳ですけれども、が南アフリカ政府常駐代表の声明ですけれども、私はそんなに矛盾のあるものではないと思っています。  大臣...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございました。
06月20日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野でございます。  今日は旅券法の話をさせていただきたいと思っておりますが、その前に、まず大臣にお伺いをさせていただきます。  先般、前々回の委員会だったでしょうか、この本委員会において質問をさせていただいて、その後、また次でも聞かせていただ...全文を見る
○大野元裕君 ということは、直接聞いておられないという御答弁だったと思います。  毎日新聞に、元外務省の田中均さんが総理に外交を語る資格なしと断罪されておられますけれども、彼はこう言っています。関係国との関係を損なわないようにうまくやって、北朝鮮の問題に関してですね、やっていか...全文を見る
○大野元裕君 大臣、極めてこの拉致問題、北朝鮮問題というのは、我が国そして我が国のみならず国際社会にとって重要な問題だと私も認識しております。だからこそ、このような重要な協議において外務省がしっかりと直接聞かなければ、あるいは質問も多分あろうかと思います。これ、ぱっとメモをもらっ...全文を見る
○大野元裕君 堂々巡りなのでやめておきますけれども、次回また質問の機会があれば、それまでに是非また聞いていただきたい、国民に納得できるような外交を進めていただきたいと私は思っております。  旅券法の改正について、是非ちょっとお伺いさせていただきたいことがございます。  本改正...全文を見る
○大野元裕君 丁寧な説明ということで、特に上村局長は以前から私もよく存じ上げていて、丁寧な方だというのはよく分かります。他方で、窓口でしっかり納得していただくためには積算根拠、手数料ですね、そういったものを示していただくのが一番早いかと思うんですが、この手数料に関する積算根拠は、...全文を見る
○大野元裕君 機械読み取り旅券になって、いわゆるMRPになって、制度自体は、多分増えても掛け算にならないはずなんですね。要するに制度が、最初につくった初期導入、それからそれが掛ける幾つというふうにはならないはずなので、是非、先ほど申し上げた残存の部分についても含めて御検討いただき...全文を見る
○大野元裕君 野党ではありますけれども、こういったいいと思うプログラムについて、それを支援するものについては、予算措置も含めて、もしおやりになるなら私は個人的には党内でも汗かきますから、是非やってください、そこは応援しますので。答弁は結構です。ですので、是非大臣も含めてよろしくお...全文を見る
○大野元裕君 シリアについてはもっと質問したいんですけれども、ちょっと観点を変えて、防衛大臣にお伺いをさせていただきたいと思っています。  シリアといえば、我が国の自衛隊の部隊、UNDOFに出ておりました、イスラエルとの間のですね。本当に長い間、大変御苦労をされたというふうに思...全文を見る
○大野元裕君 隊旗返還式において大臣に大変丁寧に御対応いただいたことは私からも心より感謝をいたしますし、こういったことは、与党、野党とかは関係なしにしっかりとやっていただきたいと思っています。  ところが、済みません、今日実は佐藤政務官のツイッターを取り上げる日では必ずしもない...全文を見る
○大野元裕君 佐藤政務官、これは改めて申し上げますが、これツイッターでそのまま読むと、オーストリア兵士が負傷したことがあたかも我が方の撤退に起因するかのように読めてしまう可能性もあると思います。  私は、やはり政務官ですから、丁寧に書いて、それが自衛隊の人たちの、例えばおっしゃ...全文を見る
○大野元裕君 もう時間がないので、最後、私の方から締めくくらさせていただきますけれども、大臣のおっしゃるとおり、要員の安全確保、そして、出ていただいている部隊の方々が精いっぱい働けるように後顧の憂いのない体制を築いていただくことは是非お願いしたいと思いますし、その意味でも、まだ審...全文を見る
○大野元裕君 私は、ただいま可決されました旅券法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会、自由民主党、公明党、みんなの党、生活の党、社会民主党・護憲連合及び新党改革の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     旅券法の一部を改正する...全文を見る
10月15日第185回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第1号
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○大野元裕君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
11月08日第185回国会 参議院 本会議 第5号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕です。  本日は、会派を代表して、総理及び官房長官に対し、安全保障会議設置法改正案に関し、質問をさせていただきます。  民主党政権は、冷戦時代の古い発想、つまり、自民党政権が一六大綱で脱却の必要性を表明しながらも実現し得なかった変化への...全文を見る
11月13日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第2号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、国家安全保障に関するこの新しく設置をされました特別委員会におきまして、NSC法案という国民の関心も高い法案をこれから議論をさせていただくトップバッターを務めさせていただきます。官房長官におかれては、しっかりとまた...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおり、我々が審議をした後にこういった人事の話についてはしっかりと諮っていかれるものだと私も思っております。しかしながら、こういったものが我々が議論を始める前から出てきたことに対して、これもう新聞の名前もお分かりでなければお教えいたしますので、是非まず抗議...全文を見る
○大野元裕君 済みません、これ余り時間掛けたくないんですが、全く承知していないことが断言の形で報道をされているということについては、私はやはりゆゆしき事態だと思いますし、今まさに官房長官おっしゃいました、何でこうなったのか。  何でこうなったのか調査していただけませんか。あるい...全文を見る
○大野元裕君 この方も含めて何人かのお名前出ています。そういったことを見通しとして報道はこれまでもありました。これ、断言形なんです、本当に。断定しているんです。  それについて、総理が確かにお考えになること、しかし、先ほど官房長官、私も責任者として白紙である、承知していないとお...全文を見る
○大野元裕君 官房長官、お答えになっていただいていないように私には思えます。  調査をし、抗議をするべきだと責任者たる官房長官はお思いになりませんかというのが私の質問でございますので、改めて御答弁を願います。
○大野元裕君 では、この件についてはこれでやめますけれども、これから特定秘密保護法も審議をされることであります。そういった法案を作っても、何らそれが実効性を持たないのであれば私は意味がないし、現在の国家公務員に関する法律について、業務上知り得た者が、これは恐らく、もしも漏えいだと...全文を見る
○大野元裕君 それでは、本題に入らさせていただきたいと思っています。  我が国を取り巻く安全保障環境、これはこの二十年間で大きく変化をしています。私自身もそれに従いまして、オールジャパンの体制、日本版のNSCをつくって、しっかりと国民の命、安心、こういったものを保障していくこと...全文を見る
○大野元裕君 二国間だけで、日米同盟だけではなくてマルチ、多国間の関係や価値観を共有する国々と共働していく、あるいは機動的な安全保障、外交を進めていく、これ、二二大綱に全部書いてあります。それを凍結して、新しい戦略が必要で、その下にNSCが必要だというのが私は筋だと思っていますけ...全文を見る
○大野元裕君 そうされますと、実はこれもお伺いしましたけれども、包括的なあるいは国の安全にかかわるということであると。実は、六十一年の自民党政権時代の参議院内閣委員会における政府答弁では、国家を付けた場合は、どうしても、外部からの攻撃、外部からの脅威、外部からの侵略に対して国を守...全文を見る
○大野元裕君 要するに、当時は、外部からのみを基本的に対象とするのが国家安全保障だと、だから、より狭いと、それだけではないんだということを当時言っているんです。だから、安全保障会議という名称にしたとわざわざ答弁をされているんです。  ところが、総理も実際、この間の本会議におきま...全文を見る
○大野元裕君 我が国を取り巻く環境が変わったのでより狭い概念で対処をすると、そういうことなんでございましょう。  ここで引っかかっても仕方がないので若干進めさせていただきますが、大臣、順番を少し変えさせていただくことを御容赦いただきたいと思います。  やはり昭和六十一年の政府...全文を見る
○大野元裕君 武力攻撃や周辺事態ではない、通常の緊急事態ではないようなものということでよろしいんですね。  例えばそれは、例えばですけれども、ちょっとイメージとして湧かないんですが、自衛隊の治安出動のようなもの、こういったものを対象とするようなものなんでしょうか、要請するような...全文を見る
○大野元裕君 そういたしますと、当時の重大緊急事態と基本的に定義は一緒だというふうに私も理解を、事態の変更はあったとしても理解をしておりますけれども、当時の議論をもう一度振り返りますと、国防会議から昭和六十一年に安全保障会議になりました。  そのときに、常任メンバーではなかった...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。  文民統制、シビリアンコントロールは確かに重要なんですよ。それはそのとおりなんです。しかし、それは国防会議時代からの任務であって、そのときには同じ任務で、中身の定義は変わらずに国家公安委員長が六十一年には入っているんです。何で入ったかとい...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。  海賊に対する対処、例えば今ジブチ等に出ていますけれども、ソマリア沖合もそうですけれども、そこは警職権、警察権は関係がないのでしょうか。これは国家公安委員長ではありませんけれども、警察権で対処されているのではないのでしょうか。
○大野元裕君 質問は、警察権は関係ないんでしょうかという。
○大野元裕君 海上における、おっしゃるとおり、警察権というのは確かに海上保安庁でございます。しかしながら、じゃ、その当時に、まさに最も任務上関係が深いとおっしゃられた答弁自体は、これは必ずしも直接関係があるわけではないということでよろしいんですか。  また、先ほどもう一つお伺い...全文を見る
○大野元裕君 国防会議のときには入っておりませんでした。昭和六十一年の安全保障会議で国家公安委員長と経済企画庁の長官が新たに入り、そのときの答弁で、新しく入った所管である重大緊急事態の最も関係が深い大臣だから入ったということですから、本来、国防会議時代からあったシビリアンコントロ...全文を見る
○大野元裕君 答弁が変わりましたね。シビリアンコントロールを強化するために国家公安委員長が入ったというのは、当時一行も出てきていないですし、そういった説明はなかったと私は理解していますけれども、堂々巡りなんで、国家公安委員長、お伺いします。  当時の国会答弁によりますと、国家公...全文を見る
○大野元裕君 そうしますと、今の官房長官の御答弁の中で、シビリアンコントロールを強化するために国家公安委員長が入ったものというお話もございましたけれども、国家公安委員長はシビリアンコントロールをされるということでよろしいんでしょうか。  例えば、自衛隊の治安出動についても、これ...全文を見る
○大野元裕君 新しい解釈だと私は思いますけれども、委員長、この後お時間もございますので、国家公安委員長については退席していただいて結構でございます。
○大野元裕君 今国会の衆議院における総理の御答弁では、先ほど包括的な安全保障の話をいたしました。その包括的な安全保障の事項を扱うのであるから国家安全保障会議とするという御発言も総理からございました。安全保障会議の所掌事項から加わったもの、新たに加わったものは、第二条第一項第十一号...全文を見る
○大野元裕君 そういたしますと、もう一度、済みません、確認ですけれども、今その時々で判断をするというお話でございました。ところが、先ほどちょっとお話しした重大緊急事態、これ、従来の法制度や中央防災会議等の既存の体制で対応できない国防以外の事態についてトップダウンのやり方で決めると...全文を見る
○大野元裕君 もう一度、済みません。  昭和六十一年のときの若干のやり取りはお読みいただいた方がいいと思います。  当時、総合安全保障という議論があって、エネルギー安全保障はどうするんだといったときに、実はこのときに議論されている話だと私は理解をしておりますので、したがって、...全文を見る
○大野元裕君 いやいや、大所高所から判断するのはおっしゃるとおりだと思います、総理、議長ですから。しかも、さっき申し上げた重大緊急事態もトップダウンのやり方で方針決めると言っているわけですから、そこも大所高所で判断する。  ところが、エネルギー安全保障を引かれましたけれども、昭...全文を見る
○大野元裕君 是非一度整理をお願いを、私はするべきだと思います。  この日本版のNSCにつきましては、より包括的でしかも機動的であるべきだと思っておりますし、つくること自体が重要なのではなくて、機能しなければ意味がないんだろうと私も思っております。  そこで、この組織、機能す...全文を見る
○大野元裕君 安全保障会議にまた戻りますけれども、設置されて以降、実は審議の頻度というのは、御存じかと思いますけれども飛躍的に上がっているんです。国防会議時代と比較すると実は三倍程度になっていて、年間三回から四回しか開かれていなかったものが、実はこの十年程度を見ると平均で月一回に...全文を見る
○大野元裕君 月一回、月二回は、先ほど官房長官もちょっとにやっと笑っておられましたけれども、紙配って終わりという、そういう会議で是非しないでいただきたいと思っています。  他方、民主党政権時代を振り返りますと、実は当時も安全保障に関連する四大臣の会合は開催をされておりました。そ...全文を見る
○大野元裕君 是非よろしくお願いいたします。  NSCを機能させる際には情報コミュニティーがしっかりとした情報に基づき情報を上げると、そしてそれを事務局が分析を行い、NSCの会議、本会議において、基幹になる大臣会合において戦略、戦術を構築し、さらに各省と調整を行うと、こういった...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおりで、たしかアメリカは、私の記憶だと二人だか三人から事務局始まったんだと理解をしております。  ところが、今官房長官が、官邸におけるサポートの機能、企画立案、総合調整というお話をされました。官邸における総合調整の責任は官房長官に私はあると思いますけれ...全文を見る
○大野元裕君 そういたしますと、官房長官がおられて、指示の下に安全保障局長が調整や企画立案を行うということだったと思いますが、国家安全保障担当補佐官は、そうするとこのラインの中でどういう役割を果たされるんでしょうか。
○大野元裕君 いや、私もこのような日本を取り巻く安全保障環境の中でアドバイスできる人がいるのはいいことだと思いますよ。しかしながら、それはラインがしっかりあって、そこで調整や、さらにはインテリジェンスコミュニティーを含めた様々な支援する機関がある中での、この確固たる体制があるわけ...全文を見る
○大野元裕君 いや、ちょっと待ってください。アドバイザーですよね。それは国会等に命を伝えに行く方なんですか。ちょっともう一度確認させてください。
○大野元裕君 いや、全くもって総理は多忙だと、官房長官も大変多忙だと私は思いますけれども、その補佐官が五人しかいない中でその方を安全保障に、その方かその方々か分かりませんけれども、下手すると五名ともこれ安全保障担当に任命することができるわけですけれども、その方々が法定で安全保障を...全文を見る
○大野元裕君 考えが全く私とは違うので、もしも仮に国民の皆様の御信託を受けて政権を取れることになったら、まずここから改正しなきゃいけないなというふうに私は感じている次第でございます。  ちょっと話が変わりまして、戦略と情報の分断と機能的な結合、これについてお伺いをしたいと思いま...全文を見る
○大野元裕君 全く答えていらっしゃらないと思います。  先ほども言ったとおり、これ本会議のときと一緒で、オール・ソース・アナリシスの提供と情報と戦略の分離、これについて今お話をされたんです。そうじゃない。私が申し上げているのは、情報をNSC事務局が総合するのではなくて内閣情報官...全文を見る
○大野元裕君 情報の総合って、だったら何ですか、情報の総合というのは政策分野なんですか。
○大野元裕君 ということは情報分野ですよね。だとしたら、内閣情報局で内閣情報官が行われるべきだと私は思いますが。  というのは、実は内閣情報官の方から先ほどおっしゃったその情報関心を明確に伝える制度というのはもう既にありますよね。内閣情報会議には官房副長官補が出席をされておられ...全文を見る
○大野元裕君 全然話がかみ合っていないと思いますけれども、もう少し御検討を賜りたいと思います。  民主党の方から御提案をさせていただきました修正案におかれましては、政府・与党においてはこれを真摯に懸命に御検討を賜りました。これにつきましては感謝を申し上げたいとは思っております。...全文を見る
○大野元裕君 違いについて若干説明させていただくと、会議は求めることができるだと、会議の中には提供する側の大臣も入っていらっしゃるんです。岸田大臣そこにおられますけれども、岸田大臣のところで集めた情報を出したくないというふうに会議の構成員があくまでも突っぱねるような状況は、やっぱ...全文を見る
○大野元裕君 重要性は考えているけれどもお金は増えない、これが今の御答弁の内容かなと思うんですが。  岸田大臣、極めて重要な部分を担っておられるわけですけれども、政権の優先事項として日本版NSCがある、これは当然、決定は閣議ですから、内閣が一体となってされたことですけれども、し...全文を見る
○大野元裕君 あれ、現状以下じゃ、もう既に概算要求のところで四億八千八百万、たしか以下になっているんではないかと私は理解をしておりましたけれども。いずれにしても、情報は大事だけれども数字は減らす、これが今の政権の情報と戦略に対する姿勢というふうに取られては、決して、我々はここで審...全文を見る
○大野元裕君 先ほども申し上げましたけれども、しかしそれでも金額は全体として下がってきている。そして、この十四・九億円の中でも、情報統括官組織の中で見ると、実は、マグレブあるいはサヘル、こういった地域に重点的に配分がされているんです。確かに一度空いた穴のところは埋めていく必要もあ...全文を見る
○大野元裕君 岸田大臣、この続きはあしたの外交防衛委員会でまたやらせていただきたいと思っております。  情報の予算だけではなくて、情報の今度は流れについてお伺いをしたいと思っています。  実は、民主党政権下でもNSCに関しては二年間我々議論を続けさせていただいて、インテリジェ...全文を見る
○大野元裕君 確かにそういうことになっているんです。しかしながら、あらゆる情報が内閣情報官のところへ総合して上がってくるわけでも必ずしもない。  さっき、NSCの情報を総合するのは政策側か情報側かという議論をしました。情報側はしないんじゃなくてできないんですよ、集まってこないん...全文を見る
○大野元裕君 まあ御判断はそれはあるんでしょうけれども、しかし、私はその情報の分野に政策が影響力を行使することになるとは思いません。なぜならば、官房長官のところに政策と情報が両方、実は二つあります。その情報の方を実はコントロールされているのも官房長官なんですよ。そうすると、もう既...全文を見る
○大野元裕君 永遠に議論を続けさせていただいてもいいんですが、もう一点、別の話をお伺いしたいと思います。  民主党の修正の提案の中には、実はNSCの議事録を残すべきだという議論がありました。そこで、まずお伺いしたいんですが、アメリカのNSCは議事録を作成していますか。
○大野元裕君 アメリカの行政機関においては、議事録の作成、記録の保存が法律で定められていますけれども、NSCがそのような議事録を作成していない理由は何でしょうか。
○大野元裕君 果たしてそうなんでしょうか。アメリカの連邦法のチャプター三百四十三にありますいわゆるFOIA、いわゆる情報自由法というんでしょうか、これに従いますと、全ての行政機関は記録を残さなければならないというふうになっています。  私が伺っているのは、情報公開とかではなくて...全文を見る
○大野元裕君 もちろんこれは日本の法律じゃないので、アメリカの法律なんですが、参考までにお伺いしますけれども、NSCは法定の会議ですけれども、行政機関でしょうか。
○大野元裕君 さようでございます。  私どもは、NSCにおいて機微な議論をされること、それはもう当然だろうと思っています。そして、機微な議論をする中でも、特にNSCのような会議は、自由闊達で、しかも縛ってはいけない、そういったところも特性としてあると思っています。それを制限する...全文を見る
○大野元裕君 先ほどちょっと取り上げたアメリカの法律がなぜこういう形で出ているかというと、ここに書いてありますけれども、情報というのは国民と国家の資産であると、これが基礎であります。つまり、NSCにおける議論というものが機微である、自由闊達な議論を保障するために制限されなければな...全文を見る
○大野元裕君 少し時間は残しますけれども、これで終わりにさせていただきたいと思いますけれども、今後、国会において特定秘密保護法案についても議論されるやに私は伺っております。そういったことも含めて、NSCというものをつくるのであれば、我々の、国民の、そして国家の資産としての感覚を忘...全文を見る
11月14日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、まず最初に、極めて多数の皆様が被害に遭われたフィリピンの犠牲者、その御遺族、被害者に対し心からの哀悼とお見舞いを申し上げますとともに、同地でもいまだ連絡が取れない日本人がおられると聞いております。心配をされておら...全文を見る
○大野元裕君 本題から若干ずれるんですが、先ほどの白先生の質問の中でとても重要なポイントがあったので、山田参事官残っておられるので、ちょっと質問通告していませんがお聞きしたいんですが。  先ほど、派遣国の同意を得るときの派遣国は日本が承認している国でいいんですねと白先生が聞いた...全文を見る
○大野元裕君 ということは、その派遣国は日本が承認した国でなくてもよいということですね。だとすれば、ちょっと違うんじゃないんですか。
○大野元裕君 分かりました。明確な御答弁をありがとうございます。  さて、本日は、自衛隊法の一部を改正する法律案について御質問させていただこうと思っています。  在外邦人の陸上輸送に武装した自衛隊員を送る場合とは、邦人が自力では脱出できないような状態だと私は思います。つまり、...全文を見る
○大野元裕君 是非そうしていただきたいんですが、しかし、これは一般的過ぎる要項でございますので、少し具体的にお伺いをしたい。  大臣何度か、本法案を提出した背景にアルジェリア、今日も外務大臣の方から、そこで教訓を得たという話がございました。そこで、質問は一つ飛びますけれども、外...全文を見る
○大野元裕君 万全の体制をしかなければならない、そして、アルジェリアの場合にはアルジェリア政府が対応してくれたのでという話だったと思いますが、防衛大臣、当然万全の体制をしいたという御判断で下令をされるんだと私は理解をしていますが、これは余り繰り返したくないんですけど、予算委員会で...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおりなんです。船や飛行機であれば調査する項目というのはある程度、もちろん大事なんですけれども、限定されています。しかし、陸上路で五十キロ、しかも先ほど白先生の話にもありましたが、その周囲の治安とか様々なその面で考えなきゃいけないときには、これ、情報に対す...全文を見る
○大野元裕君 いや、先ほど申し上げたとおり、もしも今日再びアルジェリアの事件が発生したら、そして法律が通っていたらということで実は聞いているので、当時のお話は当時も予算委員会か何かでお承りしましたので、ちょっと、もしもという仮定の話でございますけれども、そういった判断を下すことが...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣、自衛隊の方々も多分聞いておられると思いますよ。  私は、そういう御答弁ではなくて、是非、例えばアラビア語の話もありました。現地がどうやって情報を仕入れたか、あるいは政府とどのレベルとしっかりと意見交換をしているかとか、そういったより突っ込んだ話で、そこま...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  政府の御協力や輸送経路の安全が最低条件というか、それが判断基準、そこが確保されることが派遣の基準ということでよろしいですね。
○大野元裕君 私は、自衛隊というのは世界でも極めて優秀な部隊だと考えていますし、特に国際派遣で出された自衛隊に対してはこれまで軒並み大変高い評価を受けてきたというふうに私は理解をしています。その一方で、そういった優秀さというのは、当然平素の訓練もあると思います。士気もあると思いま...全文を見る
○大野元裕君 是非そのようにお願いしたいと思いますが。  いろんなケース考えられると思うんです。ただ、実際に起こった例で是非お伺いをしたいと思うんですけれども、これまで航空機あるいは船、船舶による輸送の際には、港湾ですとか空港というある程度外界と遮絶されたようなところ、そこでこ...全文を見る
○大野元裕君 もう一つ、実際に起こった例でお伺いしたいと思います。  湾岸危機のときに、クウェートから邦人が、正直、イラク側が言うゲステージというんでしょうか、人質になった事件がありました。あのときに、実はイラクに行くか行かないかという話もしたり、あるいはクウェートの邦人が逃げ...全文を見る
○大野元裕君 輸送は可能だと思います。ただ、先ほど申し上げた、面で制圧しなければならないことも考えられると思うんです。だからこそ、いま一度繰り返しますけれども、我々が今できるところから始めていかないと、自衛隊に対する信頼、あるいは実際に救うべき国民の命を逆に救えないような状況すら...全文を見る
○大野元裕君 この話これで終わりますけど。  次は外務大臣にお伺いしたいと思っています。  事件直前に外務省は、何度も出していますけれども、アルジェリア安全情報を発出しています。お配りしたその資料を見ていただくと分かるんですけれども、当該のイナメナス、アイン・オンム・アン・ナ...全文を見る
○大野元裕君 要するに、日本人がたくさん住んでいるところが数キロ先で外されたということ自体、これ自体外務省も責任を持っているので、ただ、そこはやっぱりセットで考えていただいてリスク評価をしっかりとしていただくということをお願いしているんです。  今、情報の重要性をお話しになりま...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いします。  防衛大臣、若干質問を飛ばしますけれども、我々が情報をその地域に持っていないとしても、時に不安定な地域にはPMC、プライベート・ミリタリー・カンパニーが既に経験を持っていたり、あるいは、そのプライベート・ミリタリー・カンパニーを使うのでなく...全文を見る
○大野元裕君 最後に、お二人の大臣にそれぞれお伺いしたいと思います。  衆議院の附帯決議にも書いてありますけれども、仮にこの法案が可決されても、決して自衛隊の活用を強行するのではなくて、あらゆる手段の中から最善の選択肢を選んでいただき、邦人の命を守っていただきたいということがた...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いいたします。  これで終わります。ありがとうございました。
11月21日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第6号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、参考人の皆様、様々な見地から我々に御示唆与えていただきました。まずもって御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。その上で、今回の日本版NSCに関する法案に関しまして参考人の皆様にお伺いをさせていただきた...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  是非、こういう答弁を、僕は政府ともやりたいというふうに思っていますし、膨らませていきたいと思っていますが、済みません、お時間もありますので、次に落合参考人に是非お伺いをさせていただきたいと思います。  落合参考人の方からは、情報を上げる...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  まさに補佐官のところが、まさにそのお二人の参考人から御指摘あったとおり、私も非常に議論をする余地があるところだろうと思っています。  そこで、改めて春原参考人にお伺いをさせていただきますけれども、補佐官とはいえ、アメリカとは似ても似つか...全文を見る
○大野元裕君 確かに、北岡さんともさんざん、まさにこのポイントについては、これだけで本当に三、四十分やらせていただいたというふうに記憶をしておりまして、大変大きなポイントである割には、やはり今回の法案の中ではとても弱いと思っておりますので、もし仮に国民のまた信が得られるのであれば...全文を見る
○大野元裕君 終わります。ありがとうございました。
11月22日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第7号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  この法案につきましても、徐々にこの委員会での質疑を通して中身が明らかになってまいりました。大臣各位におかれましては本当に毎日お疲れさまでございますが、重要な法案でございますので、今日は、NSCの法案、さらにこの法案と密接...全文を見る
○大野元裕君 二番のところまでお答えをいただきまして、ありがとうございます。  確かに、法的根拠では私も同様の理解でございまして、法的には定めはないけれども、その議事録なり詳細なりといったものは現実の問題としてはあると、残されているということだろうと思っています。  このアメ...全文を見る
○大野元裕君 森大臣、アメリカの場合、先ほど官房長官の御答弁の中で、アメリカの情報自由化法案では国家の行政機関ではないので法的にはこういった議事録を作成する必要がないというお話がございました。  森大臣、日本の国家安全保障会議は国家行政組織上の行政機関に当たるんでしょうか。
○大野元裕君 総理。失礼しました、森大臣まだ総理ではございません。失礼をいたしました。  十三日の小野委員の質問に対して森大臣は、国家安全保障局は本法案に言う行政機関には該当せずと述べておられますが、若干分かりにくいんですが、いま一度明確に御答弁を賜れますでしょうか。
○大野元裕君 ちょっと待ってください。そうすると、外務省の例えば総合政策局や防衛省の運用局は行政機関には当たらないということでございましょうか。
○大野元裕君 行政機関の長についてそれは書かれているものではないんでしょうか。行政機関そのものというのは、官房長官の下に置かれた内閣官房の部局は行政機関に当たるのではないでしょうか。
○大野元裕君 その下の部局についてはどうであろうかということを聞いているんですけれども、いかがでございましょうか。
○大野元裕君 法律の規定に基づき内閣に置かれる機関には、その下の部局は入らないということでございますね。
○大野元裕君 行政機関の中に入るんじゃないんですか。そうじゃないと、その提供されるところにも読み込めなくなってしまうのではないかと私は思います。行政機関の長が、その長に対して提供するのは分かります。しかし、行政機関の、ここにある、掲げていられるものの下にある部局は行政機関ではない...全文を見る
○大野元裕君 構成要素が当然行政機関の中に入っているわけですよね。  森大臣は、実は十三日の御答弁でこうお答えになっていらっしゃるんです。国家安全保障局は本法案に言う行政機関には該当しない、しかしその長である内閣官房の長については行政機関の長であるという御答弁をされておられます...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。行政機関の長が第二条に言う一、二、三、四、五、六号の行政機関なんですか。  そうすると、ここでは行政機関と書いてあって、その次の条では行政機関の長と明確に分けておられますけれども、ちょっと違うんじゃないんでしょうか。
○大野元裕君 いつまでやってもあれなんですが。  そうすると、済みません、ちょっと質問を変えますけれども、この国家安全保障法案の第六条においては、行政機関の長に対して情報提供を義務付けています。他方で、特定秘密保護法に関しては、情報提供を義務付けていますけれども、NSCの会議体...全文を見る
○大野元裕君 会議そのものです。会議体そのものです。
○大野元裕君 そうすると、NSCの事務局に対してはいかがでございましょうか。安全保障局に対してはいかがでしょうか。
○大野元裕君 行政機関の長たる内閣官房長官ではなく安全保障局、ちょっと確認をさせていただきますが、局若しくは局長に対しては提供されるということですか。  国務大臣の今お話に対する照会ですから、森大臣に対する照会ですから。森大臣に対する照会です。(発言する者あり)
○大野元裕君 誰に提供されるのですかと具体的に聞いているのですが。
○大野元裕君 事務局に提供されるんですかと先ほどから聞いているんです。事務局に提供されるときには、先ほど大臣が御答弁になられたとおり、安全保障局長なり安全保障局に提供されるんですか、その場合にはどういう経由なんですかというふうにお伺いしているんですが。
○大野元裕君 会議体としてのNSCには、これは行政機関だから提供される、そうおっしゃいました。ということは、NSC法案に書いてありますけれども、安全保障局は会議のための資料、情報を総合的に準備する、そして提供するということがたしか書いてあったと思いますけれども、ということは、NS...全文を見る
○大野元裕君 私が言っちゃいけないのかも、これで十分使いたくないので。  本来、行政機関は、先ほどおっしゃったとおり、内閣官房の中にあるわけですよね。内閣官房長官に提供される、それが事務局に行く、そこで準備をする、そういう話じゃないんですか。それだけの話じゃないんですか。
○大野元裕君 それは言っていないですよ。官房長官経由で事務局に行くとは一言もおっしゃっていないですよ。それはおっしゃっていないですよ。NSCは行政機関なので、そこに提供されるというふうにおっしゃっていたんですよ。それはしっかりと質問を聞いてお答えをいただきたいと私の方からはお願い...全文を見る
○大野元裕君 具体的に法的に、検討されるのであれば、これだけ議論がされておられますので、是非いま一度御再考をいただいて、この法案が成立するまでにもまだまだ時間が私はあると思っておりますので、御検討を賜りたいと思います。  話が変わりますけれども、報道によりますと、現在衆議院で議...全文を見る
○大野元裕君 これまでの御答弁の中で、確かに同様の安全保障の議論がされていて、より狭義というか、狭い意味での国家安全保障と、そういう議論をこれまでも重ねさせていただいておりますけれども。  いま一度御確認をさせていただきますけれども、官房長官、どうも報道では、これは私は全く中身...全文を見る
○大野元裕君 これは多分、法律が成立をいたしますと、恐らく非常に早い時期に検討にも入られるということだと思います。そのもちろん中身については産経新聞ぐらいしか分からないのかもしれませんけれども、しかしながら、概算要求の定員の内訳を拝見をいたしますと、この中にどうもそれらしき人数は...全文を見る
○大野元裕君 本件にちょっと関連して是非お伺いをさせていただきたいんですが、この委員会の議論の中で、NSCは分析や戦略といったものを担うんだと、そして厳しい安全保障環境の中でその役割を果たしていかれる。他方で、個別の地域情勢だとか情報収集だとか、こういったところは、各所管の省庁の...全文を見る
○大野元裕君 そうなんです。私も全く、是非両大臣に頑張っていただきたいと思いますし、それを受けて、官房長官のところでNSCしっかりと動かしていただきたいと思うんです。  ところが、この中に、先ほどちょっと申し上げたとおり、外務省にも防衛省にも必ずしも安全保障会議の方に出すような...全文を見る
○大野元裕君 連携をしながら行うというのと、外務省や防衛省からその人員の定員を引っ剥がしてきてそれをNSCに付けるというのは当然違うことだと私は思います。入れ物はできた、企画立案、調整の入れ物はできたと。その中身は、外務省や防衛省、所管変わらないですから、しかも強力に進めていくこ...全文を見る
○大野元裕君 ないと理解をさせていただきます。なぜならば、この内閣官房の定員要求の中には実は六月に変わったところがございまして、大臣等特別職の中に、仮称、国家安全保障局長が平成二十五年度末、要するに二十六年の三月ですね、には付けられることで増員されています。  この局長がそこに...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いをいたします。  専ら文民統制を担っていた国防会議、もう官房長官よく御存じのとおりございました。その時代には、つい先般も議論させていただきましたが、国家公安委員長はメンバーではありませんでした。シビリアンコントロールを担うときには国家公安委員長はメン...全文を見る
○大野元裕君 済みません、よく分からないんです。  事態対処の事態があったときにシームレスな対応をする、それはおっしゃったことですよね。文民統制ってシームレスな対応をするために行うことなんですか。ちょっと私、おっしゃっていることが違うと思いますけれども。
○大野元裕君 文民統制というのは、事態対処の在り方を書くということなんですか。これ、これまでの定義と随分違うんじゃないんですか、官房長官。
○大野元裕君 時間がないので。  ただ、私、この話はやっぱりきちんと整理をしてという話を先般もお話をさせていただきましたけれども、ここは、これまでの文民統制というのは日本のやはり非常に大きな政策の柱のうちの一つだったと私は思いますので、そこについては是非もう一度、この法案でいい...全文を見る
○大野元裕君 これはいろいろ御議論をさせていただきましたので、よく官房長官も問題意識については共有を私はさせていただいていると思いますので、もしよろしければ、また改めて私どもの方から修正なり出させていただきますので、この補佐官の問題、さらには先ほどの国家公安委員長の問題、是非いま...全文を見る
○大野元裕君 前向きな御答弁ありがとうございます。  昨日の本委員会の参考人は、やはり政策は一切情報には触ってはいけない、そうおっしゃっていましたけれども、官房長官、それについてはいかがでしょうか。
○大野元裕君 そうですね。分けるべきです。  だとすると、十三日にも議論させていただきましたが、第十七条の第二項の三にある情報を総合して整理する事務は、やはり国家安全保障局ではなくて内閣情報官組織が担うべきではないかと思いますが、これも是非検討の、先ほどの話じゃない、提案させて...全文を見る
○大野元裕君 時間が参りましたので終わりにさせていただきますけれども、このNSCは機能するということをしっかりと見据えて我々も御提案をさせていただいたつもりでございます。是非、これを機能させるためにも、与野党全議員がしっかりと知恵を出して頑張ってまいりたいと思いますので、政府にお...全文を見る
11月25日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第8号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕であります。  会派を代表いたしまして、安全保障会議設置法改正案に対し、賛成の立場から討論をさせていただきます。  我が国を取り巻く安全保障環境に適切かつ機動的に対処するための国家安全保障会議設置及びそれを支える事務局機能の充実は、民主...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第9号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  この特定秘密保護法案につきましては、私はまれに見る悪法だと考えております。また、国民の関心が極めて高いにもかかわらず、一昨日に衆議院においては、審議を尽くしたとは言えない中で、しかも地方公聴会で、福島での地方公聴会におき...全文を見る
○大野元裕君 存在をしていないということですが、報道を見た限りでは、大臣はそれを陸幕長に確認をした、統幕長ですか、に確認をされたということでございますけれども、それでよろしいんでしょうか。
○大野元裕君 もう防衛大臣にこのようなことを申し上げるまでもないんですけれども、防衛省設置法の第四条におきましては、防衛省の所管事項といたしまして、組織、定員、編成、装備及び配置があります。とすれば、この責任者である大臣は、私はこの組織についてはしっかりと把握する必要があると思い...全文を見る
○大野元裕君 いや、おっしゃるとおりなんです。これはあくまでも報道ですけれども、万が一あった場合にもう本当に大変なことになると私は思っておりますし、おっしゃったとおり、影の部隊でしたっけ、というたしか本は私も何年か前に読ませていただいたと思いますが、それ以外にも、実は自衛隊の非常...全文を見る
○大野元裕君 仮の話ばかりしては仕方がないんですけれども、この方々というのは全てが陸上自衛隊小平学校の心理戦防護課程の修了者であって、諜報活動に関する教育は受けているという話でございますので、私は、必ずしもこういった秘密の取扱者にならないから当てはまらないというのは御答弁としては...全文を見る
○大野元裕君 非常に不思議でございます。自衛隊員としてこの秘密、あるいは情報活動をされる。それは自衛隊員としてやるわけですよね、国外に関する情報を集めますと。  この報道記事によると、それがルートに上がって、ラインに上がって、大臣まで上がっていく。恐らくそのときには特定秘密、今...全文を見る
○大野元裕君 そうですね、適法な手段だろうが違法な手段であろうが、入手をした者が、指定をされた者が漏えいということになれば当然そうだろうし、お金を仮にほかの国から受け取ってほかの国に渡したとなれば、これは処罰をされるということでいいということですね。
○大野元裕君 ということでございますので、防衛大臣、しっかりと、その責任というのは、もしこれ仮にそうだった場合には、私、大変重いと思いますし、そういった、これまで幾度も報道されてきた話でもございますので、是非調査をお願いをさせていただきたいと思うと同時に、森大臣、最初のお話と随分...全文を見る
○大野元裕君 NSCの法案に関連をして、実はこの委員会でも、衆議院でもたくさんの議論が出ました。そのうちの一つが安全保障の定義というのは何ですかと、こういう趣旨でございました。そのときには、実はこの定義ではないんですね。それは森大臣、御存じでいらっしゃいますでしょうか。
○大野元裕君 森大臣、実は私、この質問、先ほど申し上げたとおり、この委員会で官房長官にしたんです。そうしましたら、森大臣が手を挙げてそちらから出てこられて回答なさったんですけれども、そのときにこう言っていらっしゃるんです。安全保障とは、一般に、外部からの侵略等の脅威に対して国家及...全文を見る
○大野元裕君 特定秘密保護法案の中の我が国の安全保障もこのような意味でございますというのとここに書いてあるものが違うというふうに私は申し上げ、実はそのときの修正協議の中でも既にこちらの今書いてある文章の方になっていたのではないんでしょうか。  そして、それを私は承知の上で、実は...全文を見る
○大野元裕君 そもそも、法律用語の定義、しかも二つの関係の深い法律でございますので、私は、変えるべきではないし、当時、私、与野党協議出ていますからね、その中でいただいた文書の中にはもう既にそうなっているんですよ、国家安全保障の定義になってしまっているんですよ。だからこそ、おかしい...全文を見る
○大野元裕君 余りにも私は二つの関連する法律の中で定義から違うというのはおかしいと思うので、もう一度この法案は見直していただくことが適切だというふうに申し上げさせていただきますが、時間が余りないので、もう一つだけお話を聞かせてください。  今、議会の自律権の話がありました。それ...全文を見る
○大野元裕君 結構でございます、それは。そこは是非、一つだけ最後指摘をさせていただきますけれども、アメリカにおける議会は全ての情報を見ることができます。これは情報委員会を含めてです。そして、大統領は、情報活動、報告を確実に行わせる義務を持っていて、個人メモまで出さなければならない...全文を見る
11月29日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第10号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  昨日に引き続き御質問させていただきますが、まず冒頭、もう今日の審議についても本当に冒頭から大変な運営の私は瑕疵であったと思っています。最初の予定では、私は七十分の質問とさせていただく予定でございまして、しっかりとした審議...全文を見る
○大野元裕君 それでは、最初に、まず官房長官にお伺いをさせていただきます。  官房長官、福山理事のところについては、どうも与党とそれから政府の方でこれは官房長官に対して適切な設問ではないということでお越しをいただけなかったようでございますが、私にはお時間をいただけるようでありま...全文を見る
○大野元裕君 実は私、昨日の質問に立たせていただいたときも、官房長官はお越しになると最初からずっと思っておりました、要求をさせていただいておりましたので。  実は、森大臣には大変申し訳ないと思っているんです。というのは、昨日した質問をもう一度させていただくことに、実は官房長官が...全文を見る
○大野元裕君 官房長官、お伺いをしたいんですけれども、以前ここの議論でもさせていただきましたけれども、二つの法律、わざわざこれは特別委員会を立てて、しかも関係が深いということで、この十三日の御答弁のときに、実は私、官房長官に対してお願いさせていただいたと思うんです。それは覚えてお...全文を見る
○大野元裕君 そうだとすると、森大臣、私、大臣の答弁は無責任だと思っています。なぜかというと、今出てきたことと、結果として修正協議を経たから変わったと、これはあるでしょう、それはあると思います。ただ、実際そのときの修正協議で多分この定義出ていたんだと思いますし、なおかつ、そのとき...全文を見る
○大野元裕君 「のような」というのはいかがですか。法律の定義というのは私は非常に重要だと思います。もちろん、そこで御存じないのであれば、それは、特にこの委員会でこれだけ議論されてきたことですから、そこはまだ分からないと言えばいいはずですし、「のような」というのは定義として大臣が軽...全文を見る
○大野元裕君 が、「このような」なんですね。「のような」というのはやっぱり無責任だと私は思いますよ。  さらに、官房長官、これについて最後にお伺いしますけれども、この二本の平仄を合わせていただきたいと私はお願いしましたけれども、そのときの官房長官、大きくうなずいていたのはどうい...全文を見る
○大野元裕君 時間がないので、済みません、次へ行きますけれども、私、資料を今日御用意させていただきました。二枚あります。  様々なその議論の中で、これは総理もおっしゃっておられますし、森大臣もおっしゃっておられますけれども、特定秘密の恣意的な指定が行われることがないよう、重層的...全文を見る
○大野元裕君 私はそれは重層的な仕組みとは言わないと思います。  まず、法案におけるそういった指定についてはチェックでは必ずしもない。チェックでおっしゃったのは、先ほどおっしゃったように、確かに秘密会があります。さらには、司法との関係、さらには政府内のチェック機能も私はあると思...全文を見る
○大野元裕君 ところが、日本の場合、これは法文に書いてあるんですが、ちょっと教えていただきたいんですが、特定秘密というのは、その漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるため、特に秘匿することが必要であるもの。これで、森大臣、よろしいですか。
○大野元裕君 ところが、その一方で、第十条の第一項においては、「我が国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認めたとき。」とした上で、各議院に提供がするものとされている。そうですよね。  これ、ちょっとおかしいなと思ったのは、よく分からないのは、その漏えいが我が国の安全保...全文を見る
○大野元裕君 そうなんです。ただ、「かつ、」と書いてあるんです。「かつ、」、何と書いてあるか。先ほど申し上げたとおり、我が国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認められたとき。「かつ、」というのは、秘密会といっても、例えば秘密会のような保全措置があって、なおかつ、そういっ...全文を見る
○大野元裕君 そういった例示が幾つかございましたが、その原則外のところ、提供されない場合、これを判断するのは国会ですか、それとも行政ですか。
○大野元裕君 国会法の第百四条に従えば、疎明さらには声明と、こういった手続だと私は理解しておりますけれども、これ、比較するとやっぱりそこが大きく違うんです。  議会の場合には、先ほど森大臣がお認めになったとおり、原則として全てアメリカの場合には提供されます。例えば、議会に対して...全文を見る
○大野元裕君 ところが、いろいろお伺いしていると、修正案も含めてですけれども、第三者的に総理が監督する、こういったふざけた立て付けに私はなっていると思っています。総理が監督するのは当たり前の話です。  あるいは、第三者機関についても検討します、これ、森大臣、この法律が通ると森大...全文を見る
○大野元裕君 検討ばかりですね。  違法ということは、処罰はあるんですか。
○大野元裕君 こういったものは、恣意で指定をされるということを、必ず私は外部から信頼ができる形にならなければならないと思います。それは、官僚の人たちを処罰することを目的とするというよりも、処罰をされるとすれば、私はそこで、官僚の中で、最低限の本当に必要なものだけを指定するという抑...全文を見る
12月02日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第11号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  会派の皆様には大変御配慮を賜り、三日目の審議で三回目の質問に立たせていただくことになります。  まず最初に、先ほど同僚の藤田委員の方から話がございましたけれども、自民党の石破幹事長の発言について、まずは自民党の中谷提案...全文を見る
○大野元裕君 私は、それはもう少し厳しく考えるべきだと思います。というのは、この特定秘密保護法案自体が国民の知る権利についてよく議論があります。ところが、これは必ずしも憲法に明文された規定があるわけではない。ところが、デモ等における発言というのは、それどころか憲法で明文としてはっ...全文を見る
○大野元裕君 いや、おっしゃるとおり、国民の安全や安心ということに対して我々否定しろという話は全くしてございません。ただ、今お話しになったニューヨークの九・一一事件においてもという話がございました。あるいはそれに関する外国との情報。国際テロリズムでいいじゃないですか。我々、そうい...全文を見る
○大野元裕君 何ら情報収集については否定しておりません。立法事実として、国際的な情報共有等の重要性を私は指摘をさせていただいていることでございます。余りこれ議論しても長くなってしまいますので、是非よろしくお願いをさせていただきたいと思っています。  さて、森大臣にお伺いをさせて...全文を見る
○大野元裕君 それは、公文書管理法の規定も含めて他の行政文書と同様にというふうにおっしゃったのは、特定秘密だけではなくてほかのことも含めてだと思いますが、私、ほかの行政文書は廃棄される余地があると思っていますけれども、特定秘密に限って言えばそれが破棄されないというような条項という...全文を見る
○大野元裕君 政府参考人にお伺いします。  内閣官房にまずお伺いしますけれども、公文書管理法第十一条第四項の歴史文書に当たらないもので、なおかつ一年未満のもの、外交文書とか防衛文書、そういう文書があると思うんですけれども、そういったものについては破棄されることが総理大臣の許可を...全文を見る
○大野元裕君 それだけじゃないんじゃないんですか。  そもそも一年未満のものについては行政文書ファイルにすら記載されないものが多々あるんではないかと思いますし、各省においてその基準というものは、これいろいろ別添で、防衛省もそうだし、内閣府もそうですし、外務省もそうですし、決まっ...全文を見る
○大野元裕君 二つ大事な点があると思います。  まず、ファイルについては、先ほど全ての文書について森大臣はファイル等が文書課等にされているとおっしゃっていました。これとまず話が違うこと。  それから、二つ目には、これ、今おっしゃったように、いわゆる写しですか、そういった文書に...全文を見る
○大野元裕君 外務省にお伺いしたいんですけれども、外務省の行政文書の管理規則については行政文書の保存期間の基準等が定まっていると、まあほかの省庁も皆さんそうだと私は理解をしていますけれども、外務省に取りあえずお聞きをしますけれども、そこで、まずこの外務省行政文書管理規則、これと別...全文を見る
○大野元裕君 これでいいんですかと聞いているの。文書管理規則でいいんですかと聞いているんです。
○大野元裕君 そうすると、この別表に定まったものが保存期間等を、先ほどの例としてということで、明確な例ではありますが、ほとんどカバーしていない例をいただきましたけれども、その一方で、外務省においてはこれ、基本的にいろんなものがここに、山田さん、入っていますよね、別表一で。  と...全文を見る
○大野元裕君 ということは、以下の判断のものについては行政文書ファイルにすら実は載っていない。行政文書ファイルを削除するときにそれも実はとどめなければいけないのに、そこにも入ってこない。ということは、一年未満のものは文書ファイル名すら、その存在すら跡形もないように消される可能性が...全文を見る
○大野元裕君 委員長、ちょっと注意してください。一年未満の話しかしていないですよ。しかも、さっきから僕言っているとおり、歴史的文書に該当しない場合であってと聞いているのに、訳分からないことを途中で、外務省に聞いているのに、政府参考人、違う話していますよ。  私が言っていることは...全文を見る
○大野元裕君 そのとおり。総理大臣に協議も要さない、行政文書ファイルすら入らない。  森大臣、ちょっともう一度お伺いしますけど、大臣何度もおっしゃっているんです、何度もおっしゃっているんです。特定秘密にされていたものが公開される前にやみに葬り去られてしまうのではないかというよう...全文を見る
○大野元裕君 写しの話は分かりましたが、今具体的例を挙げて外務省に、外国からもらったような情報についてはここに実はないんです、該当しないんです。公文書管理規程によると、さっき、私改めて先ほど聞きました、ほかの行政文書と同様にと言うから、そういうことですねと聞いたら、そうですとおっ...全文を見る
○大野元裕君 よく分かりません。先ほど、廃棄される可能性はあるというふうに明言をされておられました、外務省の場合には。外務省だけ特別ということでよろしいんでしょうか、森大臣。
○大野元裕君 ほかの行政文書と同様に、私は先ほどお伺いをさせていただいたとおり、公文書等の管理に関する法律に従うんですねとお伺いしたら、そうですとおっしゃったんです。特定秘密の場合にほかにどこかで規定はあるんですかと聞いたら、ございませんとおっしゃったんですよ。話、全然違うじゃな...全文を見る
○大野元裕君 今の現行の制度に従って、公文書等の管理に関する法律について全て一緒だとおっしゃっていましたので、私それで外務省に聞いたんですよ。それで、基準まで全部示して、外国から来た情報、これ秘の情報ですよね、今の現行のものでは。特定秘密に入るものも当然あると思いますよ、情報につ...全文を見る
○大野元裕君 特定秘密の場合には、それが歴史的な価値のある文書になる、先ほど私規定についてもう一回聞いたじゃないですか。ほかに別に規定があるんですか。ここに三十年とか十年とか五年とか、保存するべき期間書いてあるんです。扱いについても、その後歴史文書にするべきとか、こっち、もう一つ...全文を見る
○大野元裕君 ところが、これについても、済みません、その前に、今お話があったとおり、そういった歴史文書に当たるものはほとんどないと思うと。あちらはあるとおっしゃっている。(発言する者あり)平文書ではありません、秘文書の話をしています。それはまさに話が違うと思っています。  その...全文を見る
○大野元裕君 ところが、これ、警察もそうかもしれません、消防庁のいわゆる地方消防もそうかもしれません、さらには地方自治体の長もそうかもしれないんですけれども、例えば、外国、仮にA国としましょう。A国から我が方の外務省に対し、我が方政府に対して情報提供があったと。そのときに、是非漏...全文を見る
○大野元裕君 これは、そうすると、全てそういったことは解除されるということでよろしいですね。
○大野元裕君 済みません、時間があれなので、よく分からないので是非教えていただきたいんですけれども、そうすると、外国から来た情報、これ、何で外国が秘密にするかというと、私もかつてそういった情報を扱っていましたので分かりますが、仮にA国がC国からそういったものを日本に渡した、それを...全文を見る
○大野元裕君 済みません、外に出すというのは、これは情報公開法をやっているわけじゃないですから、外に出す話じゃないんです。適性評価を得ていない人に対してそれを出すかどうか、提示するか、提供するかという話であって。  国家公安委員長、済みません、最後の最後になって、お伺いしたいん...全文を見る
○大野元裕君 解除をしてというところについてのまた議論はありますけれども、ちょっと時間が、私に許された時間がもうこれで終わってしまいますので、改めて御質問をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。