大野元裕

おおのもとひろ



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大野元裕の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月23日第189回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○大野元裕君 おはようございます。民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  まず冒頭、今般、チュニジアでテロ行為で犠牲になられた皆様、そしてシリアの人質事件で犠牲になられた方々、その御家族及び負傷された方々、哀悼の誠とお見舞いを申し上げたいと思います。  さて、その上でまず...全文を見る
○大野元裕君 今回国会で取り上げられたのでという今お話がございましたが、調べてみますと、平成十八年十二月の衆議院の特別委員会におきまして、石井議員から当時官房副長官であった下村現大臣に対して、資金管理団体である地元の博文会の会長が、直接票につながらない博友会は資金の援助をする、そ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、しかし、地方の博友会、東京の博友会、これ普通の一般の国民、我々もそうなんですけれども、どこが地方の博友会なのか東京の博友会なのか、普通に聞いたら分からないですよ。  しかも、資金の取りまとめを行うというふうに博文会の当時の会長さんがおっしゃっておられるわけで...全文を見る
○大野元裕君 問題はないのではないかというような、そういう釈明を行うこと自体大臣としてどうかと私は思っています。  というのは、年々、今度統一地方選もありますけれども、投票率も下がり、そして大臣が所管されている学校、十八歳の投票の話もございます。そういう中で、我々政治家に対する...全文を見る
○大野元裕君 アメリカを始めとする幾つかの国は、今回の事件を契機にチュニジアの民主化を支援する旨表明しています。我が国もこれ、大臣、表明するべきではなかったんでしょうか。
○大野元裕君 外務大臣、大臣談話のときに表明していただくことが我が国の立場を明確にする上では僕は大事だと思います。  中東の平和、安定に対しては、常々総理も、世界中のいかなる地域での不安定も我が国の安全保障にという言い方をされています。そういった意味では、この中東に対する支援は...全文を見る
○大野元裕君 このやり取りをお聞きになっておられたと思うんですが、財務大臣に、麻生大臣にお伺いをさせていただきたいんですけれども、印象をお聞きしたいんですけれども、財務大臣として、かつて要求されていないような予算は付けられないという、そういう答弁ありましたが、そうではなくて、副総...全文を見る
○大野元裕君 是非前向きにこれから御検討いただきたいと思います。  その上で、今度は防衛大臣にお伺いしたいんですが、防衛大臣、新しく就任されて私初めての質問でございまして、大変これから期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  さて、元自衛官である大臣はよく御存じと思...全文を見る
○大野元裕君 私も同感でございます。  そこで、お伺いします。シリアにおける邦人の人質事件に際して、政府は防衛省の役人及び自衛官をヨルダンの対策本部に何人派遣したのでしょうか。
○大野元裕君 改めてお伺いをします。  だとすると、黒江さん、隣国の駐在武官はヨルダンに出張して協力体制しいたんでしょうか。
○大野元裕君 平素からの情報収集は後で少しやりますけれども、軍軍関係でいうと果たしてそうなんでしょうか。  ヨルダンの拘束されたパイロットの件がありました。我々は恐らく王宮やGIDからヨルダンで情報を得たと思いますけれども、これ裏打ちするってなかなかないですよね。裏打ちする情報...全文を見る
○大野元裕君 質問と中身が違うと思いますけれども、防衛省や自衛官を派遣しなかったのは今も適切とお考えでしょうか。もう一度お答えください。
○大野元裕君 ますます分からなくなってしまったんですが、先ほど黒江さんは、今回、直接軍の関係とは関係がないとおっしゃいました。今その防衛駐在官に対してこれからどうやって検討していくかということは、今回派遣しなかったことが、あるいは防衛駐在官がいなかったことがマイナスに働いたという...全文を見る
○大野元裕君 いなかったことは適切だけれども、それも踏まえて検討すると、そういうお答えになりますよね、今の話は。  これは、ちょっと角度を変えますが、外務大臣にお伺いしますけれども、現在の櫻井駐ヨルダン大使は元々防衛省の方でございます。櫻井大使からは、自衛隊や防衛省関係者の方々...全文を見る
○大野元裕君 私は不適切な体制だったと思いますが、そこに見解の相違があるのは致し方ないと思います。他方で、先ほど防衛省の方がおっしゃいましたけれども、もしもそこに常日頃から駐在武官がいたら、もう少し情報収集体制は違ったのかもしれないという御指摘がありました。  これは、岸田大臣...全文を見る
○大野元裕君 もちろん、私は今回の人質事件、想定したわけではありません。結果論です。しかし、あのときもしも大臣が、あるいは防衛省から言ってきたようにヨルダンに武官がいたらば、実はちょっと、もしかすると態勢が、結果は同じかもしれません、しかし態勢は、違ったんじゃないんですか。それに...全文を見る
○大野元裕君 大臣、私は大臣に恥をかかせるために言っているんじゃないんです。あのときも私は前向きな提言として申し上げたつもりなんです、お願いとして。  防衛大臣、駐在武官をいろんなところに置くよりも、やはりそういう蓋然性の高いところにしっかりと、私のように、野党でございますし、...全文を見る
○大野元裕君 このISILの件についてはまだまだ質問もあるんですが、明日の外防の委員会の方に譲らせていただいて、少し違う件についてまずお伺いしたいと思います。  安全保障法制についてお伺いしますが、防衛大臣、このISILに関連してではあるんですけれども、イラク並びにシリアにおけ...全文を見る
○大野元裕君 法制局長官にも是非同じことをお伺いしたいと思いますけれども、この個別具体的な当てはめに際して、ISILは国若しくは国準に当たるとお考えですか。
○大野元裕君 法制局はそういった御見解で、大臣は検討していると。  他方、二月の二日の我が党の大塚議員の質問に対して、防衛大臣は、ISILが国準か否かまだ判断していないというふうに述べられて、検討中であると述べられたんです。いつまで検討されて、いつまで判断掛かるんですか。
○大野元裕君 なぜお伺いしているかというと、実はその同じ日の二月二日、総理が、「ISILが国準であれば、それは自衛隊を派遣することができないということになります。」と、これは具体的なその例として挙げて、実は総理御自身が述べられているんです。  現在検討中とされている在外邦人保護...全文を見る
○大野元裕君 法律がないので判断する必要がない。我々は法律をこれから議論しようとしているときに、仮にですよ、私はそんなこと思いませんが、仮に、確かにシリア政府の了承はない、しかしISILが国だとすれば、ISILから、仮にですよ、了承を取ることになりますよね、同意を。そういった意味...全文を見る
○大野元裕君 簡潔な御答弁ありがとうございます。  外貨建てはそのように追加的な支出を国民の皆様に強いることになる。そして、逆に円建てでは、これは仮に同じレベルであれば中身が減ってしまうというのは一般論として言えると思うんです。JICAの交付金並びに無償資金協力金については、こ...全文を見る
○大野元裕君 我が国としての認識もそうなんですが、実は本院におきましては、東日本大震災の際に大きくODAが減額されて、その後、本院の決議としてODAはかつてのレベルに戻すべきというふうに申し上げています。また、民主党としても、ODAについてはしっかりと支援をするというふうにかねが...全文を見る
○大野元裕君 是非お願いしたいのは、これは自民党さん、公明党さんも含めて、当時、院として決議をしたことであります。確かに民主党政権でありましたのでお叱りの意味もあったかもしれません、民主党に対する。しかし、それが与党になったからといって、この責任は免れ得るものではありません。是非...全文を見る
○大野元裕君 では、防衛大臣、政治的な判断についてもお伺いしたいんですが、総理は二月十八日の参議院本会議における松田議員の質問に対して、我が国の存立が脅かされ、国民の命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合といった新三要件を満たす場合にのみ自衛の措置として...全文を見る
○大野元裕君 いやいや、分からないから聞いているんです。総理は、急迫不正でほかに代替選択肢がなくてもこれを選択しないかもしれないっておっしゃっているんですよ。  それは、防衛大臣としてもお聞きしたいんですけれども、ほかに選択肢がなくて日本人の命が脅かされているときに、これ、選択...全文を見る
○大野元裕君 いや、新三要件に合致するかどうかという判断はあると思います。それは状況に応じて、先ほど法制局長官がおっしゃったとおり、総合的に判断されるんだと思います。しかし、判断して、急迫不正で、日本人の命が多数殺されようとしていて、なおかつ代替選択肢がないのに、これは権利として...全文を見る
○大野元裕君 いずれにしても対応するということは、大臣、質問を変えて、ちょっとその仕方を変えますけれども、急迫不正でほかに選択肢がないんだけど、ほかの選択肢で対応するということですね。どういう選択肢なんですか。ほかに選択肢がない場合に、いずれにしても対応するほかの選択肢ってどんな...全文を見る
○大野元裕君 新三要件が満たされた場合、急迫不正でほかに代替選択肢がない場合には実施しないということは考えられないと思いますがという今の大臣の御発言と、二月十八日の総理の、集団的自衛権は権利であって義務でなく、政策判断によって行使しないでおくことができる、これ、私、全く違うと思い...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いいたします。  それでは、質問を変えさせていただきますが、法制局長官にお伺いします。  在外邦人、日本の人ですね、に対する外国における攻撃が仮に武力攻撃であるような場合には、自衛権行使の対象となり得ますか。
○大野元裕君 自衛権については、在外における自国民保護について自衛権の適用をうたっている国も幾つもあろうかと私は思っています。  ちょっと質問を幾つか飛ばして法制局長官に続けてお伺いしますが、仮にその領域国の同意がある場合の在外邦人の救出に際して、これ、まずは防衛大臣でしょうか...全文を見る
○大野元裕君 警察的な活動というのがちょっといま一つよく分からないんですが、法制局長官にお伺いをしますけれども、これは警職法の第七条の武器の使用等を含めて警職法を適用するという意味なんでしょうか、教えてください。
○大野元裕君 法執行とは別なもので相手国のその警察権限の代行というのは、これは国際慣習法上もあると私も理解をしています。だとすると、我が国の憲法との関係ですけれども、仮にそういったものを行使するとすると、憲法第三十一条が定めるデュープロセス、これを適用する範囲となるんでしょうか。...全文を見る
○大野元裕君 ということは、これ、他国から令状を取り、あるいは他国から拘束に関して必要があれば他国の法律に従ってということでございますね。ということは、他国ができないような救出活動については、緊急性というよりもその能力の問題という判断になるんでございますか。ちょっとここは通告して...全文を見る
○大野元裕君 申し訳ない、大事なところなので確認します。現地の手続、法令を尊重すると現地の手続、法令を遵守するはどう違うんでしょうか、今尊重とおっしゃいましたが。
○大野元裕君 時間の関係で少し質問飛ばさせていただいて、防衛大臣、申し訳ない、ちょっと質問飛ばさせていただきますが、国連統括下以外のPKO活動というか、そちらの方についてお伺いします。  国連統括下以外の活動に新たな参加原則というものを定めるという報道等もございますけれども、こ...全文を見る
○大野元裕君 この新しい原則とPKO参加五原則は同様のものであるというふうな今お話がございました。これは同じものにしたという想定をまずお伺いしたいんですが、二〇〇〇年の国連のブラヒミ報告は大臣もよく御存じだろうと思います。  そこにおきましては、国連の管轄下にあるPKOと、それ...全文を見る
○大野元裕君 時間がないのでこれでまとめておきますけれども、ただ、類似じゃないと国連が言っているんですから、PKO報告が。そこについては納得していませんので、これからも質疑を続けさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
03月24日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  昨日の予算委員会に引き続き、防衛大臣、外務大臣、そして法制局長官に質問させていただきたいと思います。  まずもって、シリアにおける邦人人質事件についてお伺いをさせていただきます。  このような邦人人質事件に際して、外...全文を見る
○大野元裕君 大臣、私は基本的なスタンス、そこについて全く異論を挟んでおりませんし、アラブとイスラエルのバランスの取れた外交を当然貫くべきだと思っています。  しかし、先ほど申し上げたとおり、限られた手段の中で我が方が取る演出あるいは舞台設定、これは私、頭使ってやっぱりやるべき...全文を見る
○大野元裕君 細心の注意が、配慮が大事であると、そのお言葉はしっかりと受け止めさせていただいた上で、もう一問質問させていただきますが。  二月一日、大変残念な結果でお二人の邦人の方がお亡くなりになりました。この同日、総理は声明をお出しになられました。  このときの声明、御発言...全文を見る
○大野元裕君 私が確認した範囲では、一日以上たった後にホームページに、外務省、出ているんですけれども、それは事実関係と異なりますか。
○大野元裕君 分かりました。  では、あえてそこは突っ込みませんけれども、そもそもこれ、私、この訳自体がどうかという気がしております。というのは、総理は、「その罪を償わせるために、国際社会と連携してまいります。」とおっしゃっていて、その後、英語の方は、「I will work ...全文を見る
○大野元裕君 くれぐれもよろしくお願いいたします。  防衛大臣にお伺いします。  防衛大臣、よく御存じだと思いますけれども、防衛駐在官の話が今、様々なところで取り上げられています。防衛駐在官、これ一佐クラスだと思いますが、一佐クラスの方を養成するというのは多分大変なことだと思...全文を見る
○大野元裕君 いや、その一佐を養成するコストというのは当然大変なものであって、そうそう簡単にどなたも一佐にまで至るというわけでは必ずしもないし、多大な責任を負われているものだと私は理解をしています。  その上で、大臣、これは提案なんですけれども、一佐をそうそう数多く世界にばらま...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いいたします。  いかに足らなくても、もう大臣はシビリアンですからお戻りになるわけにはいかないものですから、是非そうやって工夫をしていただきたいというふうに思っております。  質問を変えますけれども、外務大臣、再びお伺いしますけれども、フランスで本年...全文を見る
○大野元裕君 大臣の今御発言の中にありました、欧州諸国を中心とし、首脳等が参加し。フランス国民だけが連帯したわけではなくて、我が国もテロとの闘い、テロと対峙することをしっかりと表明をしていますけれども、このパリ大行進にはドイツ、イギリス、あるいはイスラエル、パレスチナの自治政府等...全文を見る
○大野元裕君 意義は認めるがフランスの方からの連絡が遅かった、また、大臣との予算折衝があった、こういったことから、意義は認めるけれども在仏の大使で対応したと、こういう御答弁だったと私は理解をさせていただきました。  他方で、これはアメリカなんかにも通報されたのは相当遅かったんで...全文を見る
○大野元裕君 哀悼の意を表する、相手の政府に対し、国際社会に対し説明をする、私も大変重要だと思います。  ただ、これ行進なんですね。行進ということはどういうことか。デモンストレーションをするわけですよ。それは、フランスに対し、これ表現の自由に対する挑戦だろうし、あるいは暴力によ...全文を見る
○大野元裕君 こういった領土紛争の繊細さ、センシティビティーというのはもうよく御存じのとおりで、これ以上ここで言うのはやめておきますけれども、他方、大臣に是非お伺いしたいのは、実はこれ、過去にもあります。誰とは申し上げませんが、小泉総理のときの外務大臣がそういったことを別なことで...全文を見る
○大野元裕君 大臣が全てをもちろん御存じのわけでは、いかに岸田大臣といえどもないわけで、同行される方々とか外務省の方々には是非そういった慎重な対応をお願いしたいし、想定をして大臣にきちんと伝えることをお願いをしたいし、そうではないと、こんな形で中国やインドに私、借りをつくるという...全文を見る
○大野元裕君 再びこういった三か国外相会議、三か国の枠組みが動き出したのは評価されるべきだとおっしゃいました。  まさに歴史の話をされたので、近い歴史と比較をすると、民主党政権の三年三か月、ここにおられる北澤先生を含めて、総理、外務大臣、防衛大臣、五十回以上、中国、韓国のカウン...全文を見る
○大野元裕君 外務大臣、是非隣国との関係の重要性はお願いをしたいと思いますが、他方で、一点、中国と日本との関係、多分韓国よりも難しいのかもしれないと私は想像していますけれども、ここに関しましては若干気になることがございます。  というのは、安倍政権というのは、尖閣問題をめぐって...全文を見る
○大野元裕君 そう考えていないのは我が方の政府だけなのかもしれないということで、ここで議論があったのはもう御存じのとおりだと思います。  これ、実は私時間がなくて、幾つかやりたいことがあるので少し進めさせていただきますが。  大臣、もう一問お伺いしますが、ロシアのクリミア併合...全文を見る
○大野元裕君 本件に関連しては、当時、クリミア侵攻の頃に、例の九四年のブダペスト合意の違反ではないか、つまり侵略したことがですね。これに対してロシアは、いやいや、そうではないという反論を当時していました。これ、更に申し上げれば、九四年のブダペスト合意は、核兵器をウクライナ側が放棄...全文を見る
○大野元裕君 簡潔な御答弁ありがとうございます。  打って変わって、少し軟らかい話題ですが、防衛大臣にお伺いします。自衛隊病院なんです。空きベッドの利用率が低いとかそういった財務省からの指摘を受けて自衛隊病院については在り方を検討したというのが、平成二十一年、結果として、検討委...全文を見る
○大野元裕君 拡張する機能とおっしゃいますけれども、まずは第一は、例えば首都直下地震から東海、東南海、起きたときに残るのは、北海道と例えば九州の北部ではないかと思いますけれども、そういったところでも残る拠点病院というのは実は少ないんですね。  そして、拡張とおっしゃいますけれど...全文を見る
○大野元裕君 これは、与野党を超えて私は応援しますから、是非やってください。お願いいたします。  終わります。
○大野元裕君 委員派遣について御報告を申し上げます。  本委員会の片山さつき委員長、佐藤正久理事、三木亨理事、北村経夫理事、荒木清寛理事、小野次郎委員、井上哲士委員、浜田和幸委員、糸数慶子委員及び私、大野元裕の十名は、去る三月二日及び三日の二日間、我が国の防衛等に関する実情調査...全文を見る
04月15日第189回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、三先生、本当にありがとうございました。いろいろと私の知らないことがたくさんあって、勉強をさせていただきました。  その上で、時間の関係もありますので二問か三問、順番ではないんですが、河野参考人にお伺いをさせてい...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  別に私、最近野党暮らしが長いものですから口調が追及口調かもしれませんが、そういう意味ではなくて、より良い制度をと思っているんですけれども。  もう一点お伺いしたいのは、やはり石油の、そちらのリスクマネーと比較をさせていただくと、まだ短い...全文を見る
○大野元裕君 済みません、今のにちょっと追加なんですが、カントリーリスクの高いところで制限を、中国やインドネシアみたいなパターンはあると思います。他方で、アメリカのような先進国でも、先ほど申し上げたようにリボケーション条項がありますので、そういったときは必ずしもカントリーリスク、...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございました。  ほかのお二人の先生には質問ができませんでしたが、時間の関係で御容赦いただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月21日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○大野元裕君 おはようございます。民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  今日は、特定防衛調達に関する特措法についての審議ということで、大臣にはしっかりと質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、冒頭でございますが、調達に関する一般論ですけれども、F...全文を見る
○大野元裕君 大臣、適切な価格という話でございますけれども、価格は安くなるんでしょうか。これまでの防衛省が提出をいただいてきた類似の例えば一般輸入やFMS等の資料を見ますと、FMS等あるいは一般輸入については安価になるけれども、国内での一部生産や生産について言えば、一般論として価...全文を見る
○大野元裕君 大臣、きちんと答えてください。今、防衛基盤がきちんとする、それから我が国のいわゆる供給等がきちんとされる、それは分かりました。価格は安くなるんですね。一言しか聞いていません。価格は安くなるんですね。
○大野元裕君 我が国で一部生産した方が安くなるということで、これ確実によろしいですね。
○大野元裕君 我が国で一部生産をした方が価格は安くなるということで本当によろしいんですね。これまでの説明と違いますけれども。
○大野元裕君 国際的な制度に参加するということと我が国で製造するということは必ずしもイコールではありません。  我が国で一部製造すると安くなるんですねと先ほどから聞いています。
○大野元裕君 高くなるということでございました。  三月六日、衆議院の予算委員会において、安倍総理は、民主党の逢坂議員の質問に対して、F35の具体例など聞いていないのにわざわざお取り上げになって、例えば、F35について、この一部を我が国において生産することによって、一部を生産す...全文を見る
○大野元裕君 いやいやいや。申し上げますよ。F35をより安定的に廉価で我々は購入することができると総理は明言をされておられます。  今おっしゃったとおり、安定的なことはよく分かります。ALGSの制度、このメリット、まあデメリットもあるかもしれませんが、メリットもよく分かります。...全文を見る
○大野元裕君 F35の調達国は、全てALGSのいわゆる生産に関わるわけではないと私は理解をしています。  先ほどから申し上げているとおり、国際的なシステムに入ることと我が国で生産することはイコールではありません。初度費についても、恐らくほかの国で例えば初度費に相当するようなもの...全文を見る
○大野元裕君 大変苦しい答弁だと私は思います。  確かに、ライフサイクルコスト、ALGSに入ること、それは私も同意すると言っているじゃないですか。ただ、その一部を日本で生産をする、ALGSで日本が加わって生産することと、ほかの国、実はALGSに参加している国も全部の国が生産に参...全文を見る
○大野元裕君 この件については、実は政府の統一見解を求めたいと思います。  なぜならば、これ大変重要なのは、予算委員会で総理がおっしゃったのは、このF35が廉価に購入できるということを根拠として、根拠として何とおっしゃっているかというと、そうなれば、当然、できたF35が、できた...全文を見る
○大野元裕君 次に、防衛大臣、資料の方の、資料の一と書かれたものを見ていただきたいと思います。  本法案に関しまして防衛大臣や防衛省の方々の、政府参考人の衆議院における説明等を取りまとめると、今回の特措法の適用は、これ①として、長期契約により行うことが当該調達により行う経費の縮...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  その上でお伺いしますが、これ、こういった要件が課されているということは、多分リスクもあるということを承知なんだと思います。長期にわたる調達が行われることのリスクというのはどのように判断されていらっしゃいますでしょうか。
○大野元裕君 私も防衛省にお世話になったことがございますので、自衛隊・防衛省が大変な思いをして予算のやりくりしていることよく分かりますし、様々な形でコストを切り詰めることは国民に対する義務でもあると私も思います。  他方で、そういったリスクもあると考えれば、そこについては一つ一...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。一般論として是非お願いをしたいと思っています。だけど、済みません、わざわざ最初書いていますので、繰り返さずに結構でございますので、よろしくお願いします。  では、まず①のところからお伺いしたいんですが、この経費縮減ですね。それにつきましては、...全文を見る
○大野元裕君 それを受けて、防衛大臣に改めてお伺いいたします。  本法案が定める、本法案はわざわざ公表を定めています。だとすると、財務省がなさっているような一般のものとまた別途に、特別に何か形としてされることを予定されているんでしょうか。
○大野元裕君 三村さんのおっしゃるとおり、国民の皆様にというのはとても大事なところだと私も思っております。  この縮減なんですが、ところが、これ元の価格が分からないと縮減したかどうか分からないというのは当然の話だろうと思います。本法では、今、三村局長がおっしゃったとおり、二回に...全文を見る
○大野元裕君 第三条の二項は契約金額を明示しています。一項は概要としかなくて、契約金額と書いてありません。当然のごとく公表されるのであれば、契約金額は第一項にも書かれるべきだと思います。あるいは、この二つ、違うんでしょうか。例えば、一が努力規定で二が義務規定というような、そういう...全文を見る
○大野元裕君 当然やる前提、書かない理由が分かりません。  是非、閣議決定時に想定される契約額、それからもう一つ付け加えれば、精算されるときがあると思います。この精算時の縮減実績や未精算額、これも実はこの法律では求められていないので、こういった公表を行うよう法律にきちんと書き込...全文を見る
○大野元裕君 是非よろしくお願いします。  と申しますのは、大臣、我が国においては、ほかの国もそうかもしれませんが、具体的な防衛の運用等は当然秘密の部分もあります。明らかにできないところもあります。他方で、国会や国民の目の前にしっかりと出して監督ができる、あるいは国民の皆様に御...全文を見る
○大野元裕君 当然増減するのは、そこは分かります。しかしながら、これ、五十億、機体の四分の一程度も大きく増減しているんです。  具体的に、じゃそこまで、どれだけ何が変わったかというのは、おっしゃるとおり改善したところもあるんでしょう。それから、装備ラインってこれは初度費のことな...全文を見る
○大野元裕君 済みません、ちょっとよく分からなかったんですが、消費税率の増加は分かりました。  他方で、これ、資料の三を見ていただくと分かるんですが、実は、大臣は、Xバンド通信対応にするためとも実は衆議院ではおっしゃられていて、私ちょっと調べてみたんです。資料の二と資料の三を突...全文を見る
○大野元裕君 私の先ほどの質問は、二十年度と二十二年度の間で五十億近く違いますよと、何が加わったんですかというのが実は最初の大臣に対する質問でございましたので、どうも私も二十七年度のところずれているなと思って聞いていたんですけれども。  済みません、もう一度、二十年度と二十二年...全文を見る
○大野元裕君 そういった通信関係が分からないんです。というのは、大臣がおっしゃったのは、先ほど申し上げたとおり、Xバンド通信等はまだこの先ですから、二十二年度には当然関係ないですから、そこは私にはよく分かりませんが。  要するに私が申し上げたいのは、そういった改善が行われた、見...全文を見る
○大野元裕君 P1についていいとか悪いとか言っているんじゃないんですよ。私が言っているのは、見えやすいところはしっかりと十年で積む、それ以外の衛星とか、それからCOTSリフレッシュメントも多分相当変わってくる可能性もあるので、そこは是非御検討いただきたいし、これ総論として反対なん...全文を見る
○大野元裕君 要するに、企業の創意工夫があるので、そこについては部品も柔軟に一括購入するなりなんなりということができるということであれば、もっと削減できるということじゃないですか、そうですよね。余裕を持ってそれだけ企業に対して渡すよりも、我々、ここで法律の中の議論で、そこは一括調...全文を見る
○大野元裕君 留意していただくのは当然ですけれども、ならば、FMS契約では、この②の安定的な調達ですけれども、部品等の供給は契約期間を通じ、あるいは長期間にわたりこれは担保されるんでしょうか、保証されるんでしょうか。
○大野元裕君 そうなんです。今までやったことがないんですよね。  このアメリカのFMS調達の特性は、資料五にあるとおり、大臣のおっしゃられたとおり、幾つかの特徴がありますが、(2)には、アメリカ政府は自国の国益により契約を解除する権利を留保をしている。つまり、アメリカとその企業...全文を見る
○大野元裕君 そのとおりですというお答えをありがとうございます。  若干時間がないので幾つか飛ばしますけれども、このFMS契約のもう一つの特徴であります納期を守るということも、実はアメリカ側には究極的には義務付けられていないと私は理解をしていますけれども、これはこの②の安定的な...全文を見る
○大野元裕君 頑張ります、そして働きかけますというお答えでございます。十年後、それを誰が保証できるかということについて、実は我々は国民に対して責任を負っているわけでございます。このような言い方をすると失礼でございますけれども、お役所の皆様、大臣も、もしかすると十年後にはその立場に...全文を見る
○大野元裕君 情報の入手や働きかけについてはこの平成二十年時点で書いてあります。しかしながら、それ以降も改善はされていないどころか改悪なんです。  大臣、そうすると、時間がないのでお伺いしておきますが、私がお伺いをした何点かの問題については、改善されない限りFMS契約は当該法案...全文を見る
○大野元裕君 済みません、アメリカ側との協議は聞いておりません。私が申し上げた三つの問題点について担保がなされない限り、今回の法案はFMS契約には適用されないかという我が国の判断を聞いているわけで、全くアメリカ側との協議は聞いておりませんので、きちんとお答えください。
○大野元裕君 もう少し突っ込んだお答えを私は期待しましたが、ただ、いずれにしても、もし仮にこの議事録を国民の皆様がお読みになれば、FMS契約、きついかなとお思いになると思います。私は、これ、十年どころか五年でも果たして適切かどうかというのは若干やはり議論はあるところだと思います。...全文を見る
○大野元裕君 それ以外言いようがないとは思いますけれども、ただ、今議論をして聞いていただいたように、様々な懸念は存在することが事実だと思います。それがうまくいけばもちろんいいんですよ。ただ我々は、国税として国民の皆様の血税をお預かりしている立場ですから、もう重々、政務官お分かりの...全文を見る
○大野元裕君 済みません、防衛所要を財務大臣と協議されるんですか。防衛所要を誰が判断するんですかと聞いているんですが。
○大野元裕君 そうしますと、例えば、具体的な例を挙げた方がいいと思うのでお伺いしますが、水陸両用車のAAV7についてお伺いしたいんです。  AAV7は四十年以上もアメリカ軍で使用されていて、この③の安定した仕様かどうかについては、多分、私、素人なりに問題はないのかなと思います。...全文を見る
○大野元裕君 慎重に判断をするということであれば、恐らく当該仕様が安定しているとか、防衛所要と合致しているとか、その性能がきちんとしているとか、それを当然、試験的な運用を前提とするんだろうと思いますが、そこはよろしいですよね、大臣。
○大野元裕君 おっしゃるとおりだと思います。AAV7については試験用にAPC型を四両、平成二十五年でたしか要求をされていたと、予算として付いていると思います。  ところが、私、調べたところでは、指揮通信型や回収車型については二十六年度予算で要求をされ、そしてその後、本来一、二年...全文を見る
○大野元裕君 大臣、一般論じゃないんです。一番最初に、一般論はここでもう申し上げました。慎重にやるということは、是非お願いしますと言って、もうお答えいただきました。  そうではなくて、こういった試験期間をきちんと取らないようなものについては、私、購入そのものに疑問もありますけれ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、大変なことを最初、実はおっしゃったんですよ。しっかりと、研究開発中とか仕様が安定していないもの以外なんです、実はこのAAV7は四十年以上使われていますから。ただ、我が国で運用試験したのは、指揮通信型、回収型については二十六年度予算なので、一年もたっていないんで...全文を見る
○大野元裕君 済みません、三十五年度ではなくて三十年度でしたね。三十年度から要するに十年分、中期防が終わってもそれから後年度負担を強いることになるということなので、私は若干これ議論あると思います。  特に御党の場合には、民主党政権で作ったいわゆる二二大綱について、安全保障環境が...全文を見る
○大野元裕君 私は、ただいま可決されました特定防衛調達に係る国庫債務負担行為により支出すべき年限に関する特別措置法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、維新の党、日本を元気にする会・無所属会及び次世代の党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読い...全文を見る
05月13日第189回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第5号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  三先生、本当に今日はありがとうございました。また、三先生それぞれとまさか国会の場でこのような形で議論ができるというのはちょっと懐かしく感じておりますし、先ほどの二之湯先生の空白と統治のイラクの話については、十年ぐらい前で...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございました。
05月14日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  まず、質疑通告していないんですが、一問、外務大臣にお伺いをさせていただきたいんですが。  今朝の報道なんですが、台湾と我が国との食品の問題、輸出の問題に関してですけれども、先月から農水省、経済産業省等が主導して、台湾か...全文を見る
○大野元裕君 質問通告していませんでしたからこれ以上突っ込みませんが、大臣、何もお答えになっていないんです。私、事実関係をまず確認したい。報道は承知しているというお答えでした。それから、あした付けで全面的に停止してしまう、このことについてお伺いしていて、この一か月の経緯ではないの...全文を見る
○大野元裕君 制度的な検討を進めることにつきましては、我々も応援団でございますので、これは与党、野党関係なく、やはり国会がしっかりとそういったことについて関与することの必要性というものは改めて指摘させていただきますが。  制度について、確かに全く同じではありませんけれども、副大...全文を見る
○大野元裕君 情報審査会に関して、制度上の不備があるような場合には、当然担保ができない場合には特定秘密も出せないという話を、これは副大臣の所管ではございませんのでそこにコメントは申し上げませんが、我々は一生懸命、少なくとも政府と同じレベルのものは構築してきているつもりでございます...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  委員長、西村副大臣におかれては退席されて結構でございます。
○大野元裕君 日・モンゴルのEPAに関し、外務大臣にお伺いをさせていただきます。  モンゴルからは、我が方に幾度も要人がこの数年間訪日をされました。昨年のエルベグドルジ大統領あるいは首相の訪日を始めとし、様々なレベルで会談等が持たれ、そしてそのたびにEPAについての議論がなされ...全文を見る
○大野元裕君 私も同感ではございますが、しかしモンゴルもなかなか複雑なところにあって、我が国との関係を考えたときに、例えば内陸国としてのいわゆる運送コストや、あるいは午前中の議論でもありましたが、畜産品などの衛生管理、さらには技術管理や標準化、こういった問題もあろうと思っています...全文を見る
○大野元裕君 そこについても同感でございます。  他方で、EPAは、二国間のみならず、我が国としても積極的にこれまでも多くの国と進めているところでございます。  この件は衆議院でも取り上げられた話題ですけれども、このモンゴルとの協定に係る譲許表、これを拝見をいたしますと、様々...全文を見る
○大野元裕君 ニーズがないのは当然だと思います、たらこは作っていませんから。ただ、その一方で、安倍政権の高く掲げられた目標については私自身期待をしていたところもあるので、是非そういった全体の議論というのはしていただきたいなと思っています。  時間もありますので、もう一つの国際コ...全文を見る
○大野元裕君 コーヒーだけについて大きな影響が出るのか、コーヒーだけが細心の注意が必要なのかという議論は、私は必要だと思っています。  今日午前中の議論で、そこで熟考されている宇都政務官が様々な品目についてほかにも協定があるとおっしゃいましたけれども、単一の品目、穀物とかじゃな...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおりなんです。穀物とか熱帯木材のような複数のものではなくて、単一のものについては砂糖、ココア、そしてこのコーヒー。その中で我が国が加盟しているのはコーヒーだけなんです。実は、二〇一〇年のときの価格を見ていても、ココアも砂糖も実は乱高下をしている品目のうち...全文を見る
○大野元裕君 中身をすばらしいものにする、それから法制度についても深めつつという、そういう話だったと思いますので、中身については少し後ほど検証させていただきたいと思っていますが。  ちなみに、このガイドライン、有効になった日にちというのはいつなんでございましょうか。
○大野元裕君 四月二十七日が心構えとして、その実施に移ったということだと思います。  先ほど外務大臣から言及がございましたこの中間報告について、まずちょっともう一度おさらいをしておきたいんですが、昨年の七月一日の安全保障法制に関する閣議決定がなされていて、報道等によれば、今日な...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと済みません、よく分からないので確認しますが、その時々において適用のある国内法令がベースになっていると、これ新ガイドラインに書いてございます。中間報告では七月一日の閣議決定と書いてあったんですが、実は今まだ、その時々の適用法令という意味では、御指摘になられた安...全文を見る
○大野元裕君 そうなんです。これ中身見てみると、実はよく報道されているような安保法制を前提にしなくても、どうにでも読めると言うと変ですけれども、いろいろ今の法制でも読めるもの、あるいは報道されているような法制になっても読めるようなもの、そういった比較的曖昧というか中間的なものも実...全文を見る
○大野元裕君 ということは、四月二十七日に有効になった、法的な意味ではないにしても、これを実施するに至ったガイドラインはあるけれども、法的な根拠がないものが、整合性のないものがここに書かれていて、それは実施されているということでよろしいんでしょうか。
○大野元裕君 ガイドラインが法律を必要とするものではない、立法を縛るものではない、これは分かりました。  他方で、整合性ということは、逆に言うと、立法の方がしっかりとこのガイドラインを支えなければならない、そこに整合性がなければならない。中間報告では、七月一日の閣議決定と確かに...全文を見る
○大野元裕君 政策がそういう意図があるのはいいですよ。  ただ、我々が言っているのは、これ、確かに法的な拘束力はないにしても、日米ガイドラインというものを、2プラス2という、両大臣、これ日本を代表する外務と、そして防衛の責任者、行政の責任者であります、それが行って、向こうからも...全文を見る
○大野元裕君 委員長、質問できません。  先ほど外務大臣は、七月一日の閣議決定については、今回は、それぞれの憲法とその時々の法制に従って行われるものであって、中間報告に言及があったような閣議決定については入れていないとおっしゃいました。今防衛大臣は、中間報告にもあった七月一日の...全文を見る
○大野元裕君 そうすると、今のお話でいうと、今の法的な根拠、話がもう一度戻ってきましたけれども、つまり法的な根拠はない。そして、これから提出される……(発言する者あり)ないですよね。法的な根拠は、他国に対する武力攻撃が発生した場合については、これはないわけですよね、現時点ではです...全文を見る
○大野元裕君 全く分かりませんけれども、ちょっと時間もないので、少し中身の方もやらせていただきたいと思っています。  先ほど大臣、民主党政権時代に始めたものであって、その当時の議論は当時の人に聞かなければ分からないと。私も実は当時、政務三役におりましたもので存じ上げています。た...全文を見る
○大野元裕君 簡潔な御答弁、ありがとうございます。  日米ガイドラインでは、宇宙の分野において、相互の支援、情報の共有、危険の軽減及び被害の回避における協力、関係能力の再構築に関する協力等を定めていますが、この日米ガイドライン、2プラス2ですから、外務省と防衛省においてこれを実...全文を見る
○大野元裕君 いやいや、黒江さん、作戦運用上の指揮命令系統やこの四万の勢力の実はそれぞれの細かいコマンドを向こうは決めているんですよね。我が方は自衛隊全体なんでしょうかね。  とすると、これ多分、これから将来においての話と先ほど大臣もおっしゃっていましたので、これ将来の話きちん...全文を見る
○大野元裕君 たしかガイドライン改定の当初から、例えばサイバーとか幾つかのそういった細かい協議なされていて、私、宇宙に関するワーキンググループについては確かに今回合意された、その前にも開催を実は一度もされていないということ、つまり、これについては個別の議論というのはほとんどなかっ...全文を見る
○大野元裕君 何言っているんですか。サイバー防衛隊は民主党政権の構想でつくったものですけれども、決して胸張れないんです、九十名なんですよ、事務官入れて。お相手のCMFは六千二百人なんです。それぞれの個別の実は役割というものがはっきりしているんですよ。そういった、しかも三回、たしか...全文を見る
○大野元裕君 検討されるのはいいんですが、2プラス2で、しかも時間を延ばして、中身はいいものにしたい、これは外務大臣おっしゃったと。僕は、それ総論としては賛成なんです。性急に下手なものをまとめるよりは、きちんとしたものをまとめた方がいいと思うんです。しかしながら、サイバーについて...全文を見る
○大野元裕君 先ほどちょっと申し上げたとおり、それは製品の安全の確認だとか透明性を求めることであって、実は別な基準を定めることとは違います、関係がないと私は思います。そこはやはり、ここにも出ていますけれども、防護対象についてのところをたしか出したと思いますけれども、しっかりとした...全文を見る
○大野元裕君 済みません、ほとんどもう時間がなくなったので最後の質問にしておきますが、要するに私が申し上げたいのは、先ほどの法的な問題がありました。相手の同盟国に対する責任、我が国の国民に対する、命に対する責任、そこはやはり立法上の制度というものをしっかりと整えてやらなければなら...全文を見る
05月26日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会、大野元裕でございます。  三木先生のように気の利いた入りができないものですから、私はまず政府に対する文句から入らさせていただきたいと思っております。  人質殺害事件というものが中東で起こりまして、政府から検証報告書、それから外務省からは検討チー...全文を見る
○大野元裕君 私も、その御説明は何度もお伺いして、そこは理解をしたつもりです。  その上で、そうだとすると、私、腑に落ちないのは、昭和四十五年四月七日の佐藤総理の国会答弁で、彼は、あえて、国会の統制と内閣の統制、それから国防会議の統制と三つ分けるんですね。その上で、分けた上で、...全文を見る
○大野元裕君 佐藤総理の文民統制の意味は先ほども私申し上げましたが、大臣のおっしゃるとおりかもしれません。しかし、佐藤総理は、それを四つに文民統制を分けているんです。申し上げましたけれども、国会の統制、内閣の統制、国防会議の統制と防衛庁内部の文官統制、四つに分けているんです。文民...全文を見る
○大野元裕君 それならば、大臣による統制でいいじゃないですか。あくまでも防衛庁内部における文官統制というふうに総理が述べているんです。当然、政治家による文官統制とは違うのではないかと私は思っています。  というのは、大臣は三月三日の衆議院の予算委員会の質疑において、佐藤総理のこ...全文を見る
○大野元裕君 私はというのは何ですか、大臣。僕は政府の答弁聞いているんです。大臣の御理解はそうかもしれないけれども、じゃ、佐藤総理の答弁というのは否定されるということで、それでよければ私、これで話終わりますけれども、よろしいですね。
○大野元裕君 済みません、長々とお話をいただきましたが、よく分かりませんという大臣の答弁で本当にいいんでしょうか。これは政府の答弁でございますので、私が言っているのは、いいとか悪いとか言っているんじゃないんです。  要するに、きちんとした政府の答弁を求める。文官という言葉は、今...全文を見る
○大野元裕君 先ほど申し上げましたとおり、四つ分けた中での防衛庁内部と言っているわけですから、これは大臣による、あるいは内閣による文民統制とはまた違う話ですから、そこは大臣、これじゃやっぱりもたないですよ、議論が。これ、我々としては真面目に法案を議論しようというわけですから、その...全文を見る
○大野元裕君 だったら九条二項でいいじゃないですか。幕僚長がそれ、大臣の補佐するわけですから、それは専門的見地からやるわけですから、相まってこれやるというのをわざわざ書き込むのは私にはよく分かりません。  正直、かつて防衛庁の次官が装備品の調達や制服の人事に強硬に介入するとか、...全文を見る
○大野元裕君 そうすると、これ、今まで自衛隊がやるべき隊務を幕がやっていたということですか。大臣、ちょっと確認させてください。
○大野元裕君 ちょっと待ってください。重複していたんですか。部隊が行動する上での関係省庁や自治体との調整は隊がやっていたんですか、これ確認させてください。
○大野元裕君 重複してないじゃないですか。だから、同じ任務を役割分担していたんでしょう。重複していたんじゃないんだと思いますよ。同じことをやっていたんですか。それまでの調整を正式に確定するまでの間、隊と各幕が並行してやっていたんですか。あるいは、それが終わった後、下準備が終わった...全文を見る
○大野元裕君 だから、任務、業務の内容については重複はあったかもしれない、それはあったかもしれない、役割分担で同じことをやっていたわけじゃないですよねとさっきから聞いているんです。  そうすると、これを、先ほどお示ししましたけれども、統幕の方に持ってくるということは、これ隊務が...全文を見る
○大野元裕君 先ほど申し上げました、部隊の管理・運営に専念する。しかし、その部隊の管理・運営なるものが曖昧じゃないですか。これまで隊務じゃないことをやってきたわけですか。あるいは、隊務であることをCがやってきたわけですか。そういうことになってしまうので、だからこそ、私は必ずしも限...全文を見る
○大野元裕君 不適切ですよ。ALGS、一言も言っていないんですよ。F35の生産に一部参画すればと言っているんです。国会答弁、政府の答弁は正確である必要が当然あります。私、中身の結論自体をいいとか悪いとか言っていません。ただ、そういうことをきちんと言わなければならない。仮にその防衛...全文を見る
○大野元裕君 だから、それをきちんと言えばいいと言っているだけなんです、私。是非お願いしたいと思います。  時間がないので一問飛ばしてお伺いしますけれども、この防衛装備庁の設置に関して、装備品等の生産の基盤の強化を図ることが三十六条で任務の一つに入っています。これまで汎用品を含...全文を見る
○大野元裕君 調達、研究開発はあります。先ほど申し上げたとおり、生産の基盤の強化は所掌としていない、法的にはないというふうに私は思っています。  それに加えて、これは装備品の生産の基盤の強化をやるんだったら当然人的な増加や予算の増額の必要もあると思いますけれども、予算について聞...全文を見る
○大野元裕君 また一問飛ばしてお伺いしますが、新設される防衛装備庁や防衛本省、経産省及び外務省が関係して多分国際協力の推進は行われるんだろうと想像しますけれども、現時点では、防衛、経産、外務の間には装備品の輸出や管理に関する正式かつ継続的な枠組みはないと理解をしていますけれども、...全文を見る
○大野元裕君 現時点の原則では実はうまく私は必ずしも継続的にできていないから聞いているんです。  防衛装備庁の国際協力については、そもそも三原則緩和の理由が不適切である、予算もない、所掌も書いていない、省庁間の協力についてもここで変わるわけではない、こんな法律でいいのかどうかと...全文を見る
○大野元裕君 是非、本腰を入れてお願いをさせていただきたいと思います。  最後に、防衛大臣にもう一度戻ります。  第九航空団の新編につきましてですけれども、民主党政権時代の二二大綱のほとんど自民党政権時代のものはコピーだと何度も私申し上げていますが、実はその中でも数少ない現政...全文を見る
○大野元裕君 積極的な御回答ありがとうございました。  これ、本当にあしたでも起こりかねないし、何百発、何千発という巡航ミサイルを持っている隣国があるわけですから、ここに対しては喫緊の課題だと思いますので、最後にこれをお願いを申し上げて、更にまだまだこれ質問をさせていただくこと...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○大野元裕君 おはようございます。民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  まず、冒頭、邦人殺害テロ事件の報告書が出されまして、改めて残虐非道なISの手法には怒りがふつふつと込み上げる次第でございます。被害に遭われたお二人、そしてその御家族には、お見舞いとお悔やみを申し上げた...全文を見る
○大野元裕君 是非よろしくお願いいたします。  その上で、今日の本題でございます検証委員会の報告書について議論をさせていただきたいんですけれども、今日はこの委員会に副長官にお越しをいただきまして、本当にありがとうございます。  ところが、その一方で、残念ながら、私の方から文句...全文を見る
○大野元裕君 ところが、我々が知ったのはマスコミを通じてという話をしました。確定するまですぐに我々に知らせていただければ私は良かったと思いますけれども、マスコミを通じて、今回の対応に問題はなかった、あるいは適切であった、こういった文言を我々新聞で見て正直びっくりしました。検証とい...全文を見る
○大野元裕君 我々の責任と国民の関心事はしっかりと受け止めていただくとともに、中身についてはそこで分からなかったということならこれ以上問いませんが、ただ、こんなマッチポンプ的な自画自賛の作文ですから、正直こんなもの、いつまでまとまるかというのは私は疑問が多いと思っていますが、ただ...全文を見る
○大野元裕君 外務大臣、防衛大臣、そして内閣官房にお伺いをさせていただきますが、今話がありましたとおり、これらの検証につきましてはしっかりと当委員会でやらなければならないということで、今日、その中身について議論をさせていただきたいと思っています。  さて、外務大臣、お伺いをいた...全文を見る
○大野元裕君 外務大臣、私、保秘の措置を講じることは大事だと申し上げました。守秘義務のそういった工夫というものは当然あったでしょう。  ただ、私が申し上げたのは、役所が論点を示して、それについて議論をする、役所主導の会議が行われる、有識者のコメントをそのまま出すのではなくて、有...全文を見る
○大野元裕君 もう一度言います。  論点を役所が作り、議論を役所が主導し、そして最後の結語も役所が書く。確かに、有識者の方々の意見は、都合よくかどうかは私には分かりません、全部見ていませんから、全体を知るわけではないので、それを取り入れたところについても役所の作文で、作文という...全文を見る
○大野元裕君 済みません、確認します。  ということは、論点は有識者が出したんですね。今そういったことを認識していないとおっしゃっていましたけれども、役所が論点出したんですよね。有識者が出したんですか。ちょっとそこだけ確認させてください。
○大野元裕君 有識者が自由に議論するのは当然ですよ、有識者なんですから、それは当然の話です。そうじゃない委員会がもしあるんだったら教えてほしい。まさかそんなものがもしあるとしたらびっくりですよ。そんなものは、わざわざ、大臣、おっしゃるような話じゃない。自由に議論するのは当然じゃな...全文を見る
○大野元裕君 それでは、内閣官房にお伺いいたしますけれども、有識者のうち、新聞を読んだりディベートに参加できるアラビア語能力を有しているのは何人でしょうか。
○大野元裕君 それはアラビア語読めなきゃ困りますよね、アラブの話しているんですから。  実は私、御本人にも昨日電話して、ここで聞くけどいいですねと聞いていますから、何人ですか、教えてください。
○大野元裕君 言えない程度の人数というふうに理解をさせていただきます。御本人の特定をもちろん避けるのは私も同感です。  じゃ、もう一つお伺いします。  有識者のうち、今回、事件の舞台となったのはシリアあるいはヨルダンですよね。シリア、ヨルダンの専門知識が必要だと思いますが、シ...全文を見る
○大野元裕君 そのとおり、住んだことないんです、誰も。ちなみに私、両方とも、両方合わせて五年間住んでいますけれども。  要するに、バランスなんです。これ、私、ほとんどの有識者の方、実は知っています、存じ上げています。優秀な方であることも知っています。そこはそのとおりなんです。し...全文を見る
○大野元裕君 上村局長、私も名前を挙げて言うことは、その方、できますけれども、イスラムの専門家なんですね、もう一度聞きますよ。
○大野元裕君 要するに、役所の皆さん方は、一般論で言うと、いや、もちろんその中東で一生懸命仕事をされているし、私、尊敬する方です、その方は。ただ、イスラムの専門家なんですかね。ちょっとこれ、書き方として見るとミスリーディングじゃないですかね。イスラムの専門家がそこにいたというと、...全文を見る
○大野元裕君 おっしゃるとおりです。知見については私も同意をいたします。ただ、一般論として、こういった報告書にイスラムの専門家と書くことはミスリーディングだと言っているだけなんです、私は。  大臣、いかがですか、今お話聞いていて。私は、もちろん全体を知ることはできません。保秘も...全文を見る
○大野元裕君 それはひどい答弁ですね。  私、中身問うていません。すばらしい方なんです。有識者もそれぞれ個々の方は私、すばらしい人だと思っています。勤務された方も、よくあそこにいてくれたと思うぐらい優秀な方がいてくれたと思っています。  ただ、役所が論点を用意して、先ほど申し...全文を見る
○大野元裕君 そのとおり、ゼロでございます。  なぜこれをもう一度取り上げたかというと、この報告書に関係各国の防衛当局からの情報収集を指示したと書いてあるんです。関係各国、いろんな関係各国ありますよね。ヨルダンは、多分一番関係が深い国でございます。関係各国にヨルダンが含まれない...全文を見る
○大野元裕君 防衛駐在官がいなかったことは一番最初の外務大臣との議論でも明らかで、これは結果論ですから、防衛駐在官がいなかったことは、私、提言した上に、それが外務省から言われたにもかかわらず実現していなかったことは残念ですが、それは結果論ですから、そこは問いません。  だとすれ...全文を見る
○大野元裕君 そんなこと聞いていません。  私、長々と説明したじゃないですか、軍と軍の関係がって。しかも、そのパイロットが捕らわれて以降はという話はしたでしょう。そこはどこに反映されているんだと聞いているんです。全体についての情報収集ができたというのはよく読みましたよ。私だって...全文を見る
○大野元裕君 記載していないのに、何で派遣しなかったことが言えるんですか、今この国会の場で。さっき言いましたよ、誰も派遣されていないって。言いましたよ。  ここに書いてあるのは、防衛省として関係各国の防衛当局からの情報収集を指示した、情報はきちんとうまくヨルダンからも取れていた...全文を見る
○大野元裕君 私、内閣官房に聞いておりましたが、外務大臣から手が挙がったので是非すばらしい答弁をいただけるものだと思いましたが、残念ながら、私の問いに答えていただいておりません。  アブドッラー国王を始めとするヨルダンの王室の方々は大変日本に対して好意的であり、今回も御協力を賜...全文を見る
○大野元裕君 じゃ、論点としては取り上げられたということですね。ちょっと確認します。
○大野元裕君 ちょっと待ってください。一朝一夕にルートができないので出張させても仕方がないということですね、それは。そういうことですね。ミリタリー・ミリタリーの特性というのは分かるけれども、なかなかそれではできないから、最も関係の深いヨルダンには送らなかった。  ちなみに、警察...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣、違うんじゃないんですかね。防衛大臣、前回取り上げたときに、そのような御指摘はきちんと承った上で、これから検討しますとおっしゃっているんですよ、大臣。その言葉、うそですか。そうおっしゃっているんですよ。だから聞いているんです、私。そのまま放置しただけですか。...全文を見る
○大野元裕君 都合の良い解釈やそれぞれの政府の対応に対するその釈明については物すごく長い文章を作っておいて、そして、これらの既に国会等でも取り上げられた論点については、論点として出すこともせずに議論をせず、そして二行で終えてしまう。私は、これは責任のある検証ではないと思います。 ...全文を見る
○大野元裕君 目的を問わず渡航を禁止しているというか、渡航を自粛するよう求めてきた、これはまさに字義どおりだと思います。  しかし、これ、私もかつて上村局長にもお世話になって外務省におりましたので、その当時にも、やはり相手ときちんとコミュニケーションをキャッチボールしながら何と...全文を見る
○大野元裕君 新しいきちんとした情報をありがとうございます。正直、そこについては、そういうことであれば、納得はしませんけれども、そういうことですねということは分かりました。  もう一つ、湯川氏、後藤氏については、目的もそうなんですけれども、本当に最後の最後の時点まで、我々がマス...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。次の質問のところまでお答えをいただきました。  済みません、一点、ただ抜けているんですが、九月の時点でジャーナリストと学者の方が行かれた、その後の情報を外務省、警察庁は聴取はしていなかったんですか、したんですか。そこはちょっと教えてください。
○大野元裕君 八月の十六日時点で行方不明になったのではないかという話がありました。しかも、拘束した相手はISではないかという話が実は当時から言われていました。そういう疑わせるような情況の証拠も私はあったと思っています。  そんな中、しかしながら、まだまだ分からない、行方不明者と...全文を見る
○大野元裕君 それは、済みません、ジャーナリストの方あるいは学者の方が外務省と接触するのは嫌だというふうに向こうが拒否したということなんでしょうか。
○大野元裕君 そうなんですね。ジャーナリストの方は私に直接、外務省と言っていたかな、日本政府に対して情報提供すると言っているのに連絡来ないと言っていましたから、そのとおりだと私は思います。  これ、私、その後の方で、この学者の方についても、この報告書で、この学者の方のオファー等...全文を見る
○大野元裕君 だとすると、十二月の三日でしたかね、お亡くなりになられた後藤氏の御家族へのメールに対するアドバイス、あるいはメールに対して返信をするような例えば示唆だとかそういったことについては、なぜ我が国政府はこれを行わなかったんでしょうか、教えていただきたいと思います。
○大野元裕君 全力は尽くしたけれども、犯行グループとおっしゃいましたが、そこに対するメールをこういった形で出せとか、そこからコンタクトを試みるといったことはやらなかったということだと、この報告書ではそうなっていますけれども、それはなぜだか教えていただきたいと思います。
○大野元裕君 ということは、人命第一ではないんですか。御家族のお気持ちが最優先と今おっしゃいました。人命第一、第一より最優先があるということなんでしょうか。これ、ちょっとよく私分かりにくいんですが、なぜかというと、メールが来た、それが犯行グループだと先ほど断定されましたけれども、...全文を見る
○大野元裕君 ということは、御家族がメールでコンタクトをしてほしくなかった、外務省や警察庁には関与してほしくなかったということですね。
○大野元裕君 要するに、これまでの知見に従えば、そのメールを通じてコンタクトはしない方がいいというアドバイスを政府はされたということですね。
○大野元裕君 もう一度戻ります。  八月の時点で行方不明になり、ISに拘束されたのではないかというような様々な情報があった。しかし、断定はできていなかった。当然、人命第一で考えるならば、誰が拘束をして、どのような形で対応していくのかという、そういった方針を定めていく、あるいは、...全文を見る
○大野元裕君 大臣、私、それやらなかったことがいいとか悪いとか言っているんじゃないんです。これらも取り上げて論点として本当は書くべきだと思うんですよ。  例えば、この九月に行かれた方々から聴取をしなかったことが良かったか悪かったか、これは別に私、臆測でいいとか悪いとか言うつもり...全文を見る
○大野元裕君 そういう話じゃないんです。日本がアラブ側とイスラエル側としっかりと両方とも付き合っている、これは国際的に理解を得ている、これはもうそのとおりです。おっしゃるとおりです。  私は、こういう状況、つまり人質が、特に独り善がりのロジックを振り回すような、そういうとんでも...全文を見る
○大野元裕君 大臣、それはサブスタンスとロジスティックスのすり替えです。私が言ったのは、論点として、そういった広報上の配慮が、例えば会見場を出てからできるとか、そういったことまできめ細かくやっていかないと、人の命が懸かっているんだから、我々ができることというのは、確かにいきなり行...全文を見る
○大野元裕君 分かりました。そこはまた今後も議論させていただきたいと思います。  今日はシリアにおける邦人殺害事件について質問をさせていただきましたが、論点も都合のいい形で出て、そして役所が取りまとめを行うための客観的な措置もなされていない、そして議論についても都合のいいところ...全文を見る
06月11日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○大野元裕君 ちょっと済みません。  委員会の取り進めに疑義がありましたので、理事会でちょっと協議をさせていただきたいんですが。
07月28日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  現在議題となっております安保法制につきましては、特別委員会が設置され、また国会の期間も長期間延長されました。そういった意味では、しっかりと実のある議論をさせていただきたいと、このように思っております。  冒頭、まず総理...全文を見る
○大野元裕君 分かりやすく丁寧に、そしてこの委員会でしっかりとやると、これは全く同感でございます。  ただ、総理、そもそも理解が得られていないということを総理御自身そういう御認識を持ちながら、衆議院においては強行採決を行い、そしてその上で丁寧な御説明とは笑止千万だと私は思わざる...全文を見る
○大野元裕君 今のお話を聞いていると、維新の党、あるいは民主党のこともおっしゃられましたが、対案を出すということでかみ合ってきた、あるいは細かいところまで議論がされた、このように御評価をされているということは、つまり、御自身のお出しになられた法案の説明よりも、我々が対案を、若しく...全文を見る
○大野元裕君 様々な実は総理は立法事実とされるようなことを言っているんです。今おっしゃったのもその一つかもしれません。  いろいろ議事録を精査してくると、たくさん言っていることがあります。例えば、総理は、昨年三月の本会議においては、「我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増...全文を見る
○大野元裕君 よく分からないんですが。今回の法案で法制が整備されるとグレーゾーン事態への対処はどのように可能になるのでしょうかということを私は聞いているわけでございますけれども、どのように可能になったんでしょうか。閣議決定は法制と関係が決して直接ないと思います。私どもは法制を議論...全文を見る
○大野元裕君 対応の経験を伺っていません。私、法制でどのように対処が可能になるのかだけ聞いているんです。どのようになるんでしょうか。
○大野元裕君 法制を改めてしていない、少なくともこの法制ではそれに対応していないという、そういう理解だと私は理解をさせていただきたいと思っております。  ちょっと済みません、その議論に入る前に、少し気になったんですが、防衛大臣、日米同盟が強固になることで抑止力が高まりという話が...全文を見る
○大野元裕君 先ほどから、私、済みません、まだこの質問をもっと本当はいろいろやりたいんですが、全然話違う方へ行っちゃっていると思います。要するに、私、この法律でいかに対処できるかということをまずお伺いしました。総理はいろいろおっしゃいましたけれども、この法律では対処できるわけでは...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。ワーキンググループ、ゼロです。ゼロのはずですよ。前回そういう回答でしたが、違いましたか。お忘れならもちろんこれ通告していませんから結構ですが、ゼロだと私は思いますけど、それでよろしいでしょうか。
○大野元裕君 要するに、一回もワーキンググループもしないで合意だけ至った、これをもってガイドライン等で日米のきちんとした運用ができますよと。これ、大臣、きついですよ。法制議論しているときに、運用って広げておいて、よくよく見てみたらゼロ回、ワーキンググループの開催が。これ、サイバー...全文を見る
○大野元裕君 いや、私、申し上げているのは、立法事実として国民に説明する、そういったことが必要ですねという議論をしました。そして、よりこういったものが喫緊で説得力のある身近な危機として国民には本来受け入れやすいものではないのかと思うかというふうに問うたわけですけれども、まあ結構で...全文を見る
○大野元裕君 総理、誤っています、御認識が。我々がまず十一月十七日に出したものは平時での警察権は認めていません、自衛隊に対して。そして、その後、維新の党さんとお話をさせていただいたものについては、これは確かに変わっています。まず御認識が違うということであります。(発言する者あり)...全文を見る
○大野元裕君 後者については、実は維新の党さんと、私、ちょっと後ほどこれは議論をさせていただきたいと思っています。  ところで、この安全保障の見直しについては、切れ目のないという下に確かに進められてこられました。他方で、昨日、北澤我が方の委員が言及をされましたけれども、国政選挙...全文を見る
○大野元裕君 謙虚に重ねて努力をしていく、衆議院の審議にもかかわらず、参議院においては是非、そのお言葉、しっかりと受け止めさせていただいて、今日のところまだまだ危なっかしいような気もいたしますけれども、これから実り多い議論にしたいと思っています。  また、総理、選挙公約で掲げて...全文を見る
○大野元裕君 総理、二〇一二年の総裁は総理でございますですよね。そうですよね。そして、そのときのマニフェストに領海警備法を整備しますと書かれました。総理は、それ以前の官邸における御経験もあり、これは必要がないと。これ、時系列でいくと、先に経験があるんですね。にもかかわらず、公約で...全文を見る
○大野元裕君 もう少し整理してからお話しいただけませんか。  先ほど総理がおっしゃったのは、かつて官房副長官時代に経験があった、だから運用していいとおっしゃったんですよ。  ところが、今は、政権取った、公約を作って、その後に密接にこうやってできることが分かってきた。よく分から...全文を見る
○大野元裕君 委員長、ほとんど私の質問に対する関係のない話を延々とずっとお話をされている。是非こういった、私、委員会は、実り多い委員会にしようと最初から言っているわけですから、やはりキャッチボールをしっかりさせていただいて、我々も謙虚になりますし、政府側もしっかり謙虚になってお答...全文を見る
○大野元裕君 今の話の中でも話がありました、総理、さっきおっしゃったのは、官房副長官としての経験があったから法制化しなかったんだとおっしゃったんですよ。その後、政権公約の話があって、またやらない。これ、国民には納得できないし、私も納得できません。  また、法制化するということ、...全文を見る
○大野元裕君 大臣、確かにそういう与党協議の中で出されてきた。ところが、今日の新聞を読んでみますと、いろいろあるんですが、日を追って国民の批判が高まる中、自民と足並みをそろえる公明党の足下で、地方議員や支持団体の創価学会員たちの反発や離反が起きている。そして、九四%とも言われる、...全文を見る
○大野元裕君 その一方で、公明党の支持団体、これは公明党のホームページ見ると創価学会と書いてございまして、池田名誉会長、実は、私も国会議員になる前に、いろいろ実は地域情勢等で御著書もいただいたり、そして私も、まさに平和を支持する、あるいは多様な文明、文化を支持されるという意味で、...全文を見る
○大野元裕君 総理、先ほどから、国民に対する、国民の理解がなかなか進んでいないというところから、これ、今日の質問入らせていただきました。これ、太田大臣にもちょっとお伺いを先ほどさせていただきましたけれども、実は、与党協議を経て法案を提出した、それだけではないんです。この法案がなか...全文を見る
08月19日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。今日は時間がないので、早速質問に入らさせていただきます。  午前中も議論になりました統幕提出資料について、大臣は省内の幹部に対して法案の更なる研究と課題の整理を命じられたということでありましたが、五月二十五日に報告を受けた際...全文を見る
○大野元裕君 当然、これ見ていれば、大臣、私、意見あったと思うんです。というのは、四十八ページ御覧になっていただくと、法案の成立の日程があります。大臣、これイメージとして設定されたとおっしゃいました。しかし、実はこの当時、我々は与野党関係なく六月の二十四日の会期末に向けて、この会...全文を見る
○大野元裕君 当時、六月二十二日に延長が決定をされました。その前のマスコミの話に基づいてこれ作るんですか。スケジュールはマスコミの話に基づいて作るというのが大臣の御答弁ですけれども、それでいいんですか。
○大野元裕君 何をおっしゃっているか分かりません。  マスコミの報道に従ってこのスケジュールを統幕は作るんですか、教えてください。
○大野元裕君 何が明らかか分かりません。六月二十四日に国会は終わるんです。八月に成立する、どんなイメージだか私には分かりません、全く分かりません。  大臣、これ、もし御覧になっていたら、仮に、最近御覧になったとおっしゃいました、当時御覧になったら、こういうイメージ、大臣は描かれ...全文を見る
○大野元裕君 六月二十四日に閉会をするという形で政府、総理、それから与党、野党もみんな動いていました。そんな中でこれは、イメージではありますけれども、統幕が勝手に決めたということで、それはよろしいですか、マスメディアの報道に基づいて。
○大野元裕君 イメージアップではなくてイメージダウンだと私は思います。  これ、今おっしゃったように、マスコミの報道に基づいて、最短、実は最短は六月二十四日ですよ。我々、そのときそれで一生懸命努力していたんです、与野党で。そうですよね。ところが、それをマスコミの報道に基づいて三...全文を見る
○大野元裕君 大臣、全く適当な話ですよ、それ。今おっしゃったのは、法案が成立した場合に基本計画の修正とおっしゃいましたが、この表を見てください。どう見ても法案が成立する前に基本計画の修正って書いてあります。違うじゃないですか。  しかも、不断の見直しではなくて、これ現行の、十一...全文を見る
○大野元裕君 全く先ほどと変わっていない答弁だと思います。  しかも、お読みいただけますか、この発言部分を読んでいただくと分かると思うんですが、「下段の紫色の部分は平和安全法制関連です。法案成立に伴い、国際平和協力活動等担任部隊の準備訓練にその内容を反映させるとともに、法施行に...全文を見る
○大野元裕君 次の待機部隊とおっしゃいますけれども、これ、済みません、全体の計画の話じゃないんですか、基本計画というのは。それぞれの待機部隊に応じて基本計画があるんですか。これが基本計画ですよね。これは今まで、平成二十五年十一月からずっと使われているものであって、部隊ごとに変わっ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、これ何度繰り返しても同じ話なので、私は、済みません、優しいので少し前に進めさせていただきますけれども、大臣、そもそもこれ……(発言する者あり)  最後に、済みません、じゃ、もう一回だけ聞きますけれども、基本計画は不断に見直すとおっしゃいましたが、ここに書いて...全文を見る
○大野元裕君 不適切ではない。大臣、これ基本計画の修正を命じたわけですよね。修正をされる場合には大臣にそれを報告するという話でしたよね。あるいは、九次隊が行く、その上のPKOもそうです、通達もそうですけれども、これら大臣が命令出されたわけですけれども、その上の方のまず通達から聞き...全文を見る
○大野元裕君 そこについては、新法が反映されたものになっているんでしょうか。
○大野元裕君 それでは、この通達についての資料の提出及び基本計画の修正、これ、なぜなされなかったというのは、ちなみに大臣はお聞きになっていらっしゃいますか。  まず、委員長、済みません、通達の方の提出をお取り計らいをいただきたいと思います。
○大野元裕君 基本計画の修正について、なぜこれ修正がなされなかったか、大臣、報告受けていらっしゃいますか。
○大野元裕君 大臣、まず、そもそも大臣が命令を出しました。統幕はこのように、私はこれ問題あると思いますけれども、このような訳の分からぬスケジュールを作って、国会を無視し、延長までも予期したようなものを作り、そして、それを出して、これ、そもそも問題なんです。それは、大臣、しかも確認...全文を見る
○大野元裕君 指示の範囲内だけれども、大臣の指示は実施されなかった、報告もなかった、確認もしなかった、問題がない。これは組織のトップとしては私は問題だと思います。  時間がないので、あと八分ですから、別の質問に移らさせていただきますが、今日御用意した資料は使いません。別な質問に...全文を見る
○大野元裕君 ということは、高村副総裁のおっしゃっていることは間違いであると、そういう理解でよろしいんでしょうかね。  高村副総裁のもしおっしゃるとおりだとすると、このときに、匿名ですけど自民党の幹部で、役所栄えて国滅びると書いてあります。まさにそのとおり、役所栄えて国滅びると...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。アセット防護で尖閣諸島等の島嶼部が守れるんですか。これがその法制なんですか。  そのことについて議論をして、総理はこのニーズについてはお認めになられた。しかしながら、法制ではなくて運用でやるというふうに前回の議論でもう既に総理も大臣もお認め...全文を見る
○大野元裕君 全くお答えいただいていません。  アセット防護で尖閣諸島等の島嶼部に対する対応はできるんですか、まずこれが一問です。そしてもう一問は、この法制の中に法制度として入っていない。これはもう議論は前回やりましたから結構です、そのときにもうお認めになっていらっしゃるんです...全文を見る
○大野元裕君 時間がございませんのでこれでやめますけれども、三十分間何もお答えになっていないと私は理解をしております。  島嶼防衛について等の切れ目のないというのは、これは明らかに誤りです。今夏休みで、小学生もこの国会答弁聞いていらっしゃると思います。大臣がうそつきのように取ら...全文を見る
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  両大臣、連日お疲れさまでございます。今日も引き続き、我が国の喫緊の課題には応えず、領土、領海すらまともに守れないこの安保法制について質問をさせていただきたいと思っております。  なお、お疲れだと思いますけれども、是非、...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。  質問したいのはそっちの方向ではないんです。  法制局の長官にお伺いをさせていただきます。  ある国が公海上で邦人を乗船させた第三国の民間船舶に対し武器の使用を行った、ある国が公海上でですよ、第三国の民間船舶、商船に乗っている邦人に武器...全文を見る
○大野元裕君 ありがとうございます。大変簡潔な答弁、感謝いたします。  それならば、法制局長官、今と同じケースなんですけれども、その邦人を乗せた商船なり民間船舶を攻撃した国が日本に対する攻撃をほのめかしている場合、ほのめかしている場合に、第三国の民間船舶に乗った邦人が攻撃された...全文を見る
○大野元裕君 全く同じ理解で私もございます。  そうすると、外務大臣、確認しておきますけれども、在外にいる邦人だとか、公海において助けを求めている、攻撃されている自国民保護、これを自衛権を行使して行うということは我が国の現在の法制上あるんでしょうか、教えてください。
○大野元裕君 法制局長官、もう一問、別なケースですけれどもお伺いしたいんですけれども、アメリカと交戦をしているある国があります、アメリカと交戦をしているある国があります。この国が公海において米軍の艦艇を攻撃をしました。これを、自衛艦がこの米艦を防護するということは、一般論としてフ...全文を見る
○大野元裕君 それならば、このアメリカと交戦している国が日本に対して攻撃をほのめかしている、こういう場合、同じように公海において米軍の艦船を攻撃したと、それに対して自衛艦が守るという場合は、同じようにフルスペックの集団的自衛権の行使というふうに理解してよろしいでしょうか。
○大野元裕君 ありがとうございます。一番から六番までこんなにスムーズに進んだ委員会はここまでなかったというふうに思いますので、しっかりお答えいただいたことに感謝を申し上げます。  ここからなんです、大臣。資料があります。この配付させていただいた資料の二枚目を御覧いただきたいと思...全文を見る
○大野元裕君 現状におきましてできません、そこは分かりました。現状、そうですよね。他方で、これ新三要件に該当すればという話ですが、我々ずうっと納得していないのは、新三要件に該当するケースがあるんですかというケースを、実はホルムズ海峡の場合も、それから米艦防護の場合も、この女性や子...全文を見る
○大野元裕君 該当する場合であればではないんです、大臣。なぜ該当するかを聞いているんです。それだけです、私が聞いているのは。是非、そこだけで結構ですから、お教えください。
○大野元裕君 先ほどの答弁で、邦人が乗っていようがいまいが、いることは関係ないとおっしゃったじゃないですか。今おっしゃったのは、邦人が退避する場合にそれを総合的に判断してと。どっちの答弁が正しいのか、もう一度整理して答えてください。
○大野元裕君 ますます私、分からなくなってきました。  邦人が攻撃されている場合、邦人だけでは、自衛権、これ行使すらしないわけですよね。そこはそれでよろしいですよね。  それで、乗っていようが乗っていまいがという話で、御説明しましたと言われても、邦人が退避することについて、私...全文を見る
○大野元裕君 全く分かりません。  大臣、我が国が攻撃を受ける、そのまま放置すればですよ、攻撃受けるかもしれない、我が国に対するその攻撃をほのめかす、あるいは、つまり、存立が根底から覆されるような事態がある、これが例えば朝鮮半島で起こっていると。これをもって存立危機事態に実は今...全文を見る
○大野元裕君 分かりませんけれども。  ただ、多分、大臣のおっしゃりたいことをそんたくすると、要するに在留邦人関係ないということですよね。要するに、その邦人、そうですね、それでよろしいですね。
○大野元裕君 存立危機事態に、もう一度聞きますけれども、米艦に乗っている邦人の有無、存在の有無というのは関係ないですね。そこを確認させてください。
○大野元裕君 だから国民に分からないんですよ、総合的にというのは。このケースを私はなるべく簡単に分解して説明させていただいたつもりなんです。  そんな中で、ここの米艦に乗っている邦人は存立危機事態とは関係がないということでよろしいですね。イエスかノーかでお答えください。
○大野元裕君 大臣、もう一度お伺いをします。  例えば朝鮮半島等で起こっている情勢で、それによって我が国の存立が脅かされているような場合に、邦人を送る、輸送するという話をされました、輸送する艦艇に対するという話をされました。ということは、邦人は関係がなくて、存立事態の危機が起こ...全文を見る
○大野元裕君 ということは、これまでの議論を総合すると、要するに女性や子供を乗せた米艦は守れない。これ聞いた瞬間、私もかわいそうだと思いました。在外に私もいました。法的な議論を他方でしてみると、女性や子供あるいは邦人、これが米艦艇に乗っているかどうかというのは絶対的な条件ではない...全文を見る
○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  午前中に引き続きまして、我が国の領海及び領域すら守れない、その法律でございましたが、日本人の命どころかそれを引き合いに出す、そういう法律であることが午前中明らかになりましたので、僅か十六分ではございますが、改めてお付き合...全文を見る
○大野元裕君 若干これ私の理解が違うのは、総理の御答弁を読まさせていただくと、「もちろん、単騎ということについては、これは今明確には申し上げませんが、想定はなかなかし得ないのではないか」、「詳しい言わば何隻体制ということについては、これはオペレーションに関わることでございますから...全文を見る
○大野元裕君 通常は単独ではないという、そういう今お話でございましたが、ということを意味しているというふうにおっしゃいましたが、総理は想定し得ない、なかなか想定し得ないというふうにおっしゃっているんですね。ここはやはり私、相当そごがあると思うんです。  短い質問なのでこれ詰めま...全文を見る
○大野元裕君 その上で、総理と防衛大臣の答弁の、これなぜ重要かというと、いわゆるBMDイージス艦、つまり弾道ミサイル対処のイージス艦、これ確かに低い高度でやってくる巡航ミサイル等にはとても弱いというふうにも言われていますよね。そういった中で、弾道ミサイル対処を現に行っているBMD...全文を見る
○大野元裕君 済みません、法制局長官、これ私は立法の話をしているんですけれども、資源を振り向けるために薄いところに日本が行くという、こういう新三要件だったんですか。これ初めて私聞いたんですけれども、そういう理解でよろしいんですか。もう一度確認させてください。
○大野元裕君 全く答弁、私の質問と違います。私は、認定されて集団的自衛権を行使している場合に、他にイージス艦を守る船舶、艦艇がいる場合などと一度も聞いていません。新三要件を当てはめて、自衛隊が集団的自衛権を行使をしてこのイージス艦を守る必要が、代替選択肢がある場合には、ないという...全文を見る
○大野元裕君 私は限定した条件の中でお伺いをしております。なぜならば、この国会審議を通じて国民にも御理解をいただく必要があるからであって、代替選択肢がある場合には新三要件が適用されない、つまり、イージス艦を自衛隊として集団的自衛権の行使をして守る必要はないということでよろしいです...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと待ってください。だって、総理がずっと言っているんです。イージス艦がミサイル対処を行っているときに、これイージス艦の話しているんですよね、そのほかの話していません。それで国民を納得させようとするのであれば、私がイージス艦を主語にしてしゃべるのは当然の話じゃない...全文を見る
○大野元裕君 ないという場合もあるというのは、ちょっと私には、先ほどから二重否定も、大臣もそうですけれども、よく分からないんですが。要するに、代替選択肢があるときには必要がないと、そういう御答弁だというふうに理解をさせていただいて、前に進めますけれども。  日本のミサイル防衛、...全文を見る
○大野元裕君 ということは、BMD、要するに弾道ミサイル対処の一角を構成しているイージス艦というこの総理の御説明は、そうではない、つまりそれに伴っているレーダー能力やあるいは防衛能力、これも全て構成するとすると、これは総理の答弁とちょっと違うんじゃないんですか。ちょっとお願いしま...全文を見る
○大野元裕君 何かおっしゃいましたが、私には分かりませんでした。  日本の弾道ミサイル防衛の一角である米艦という答弁と違うんじゃないんですかと聞いているんです。
○大野元裕君 もう時間がないので、そうだとすると、例えば韓国にあるTHAADに伴うレーダーなども実は朝鮮半島からのミサイル防衛には極めて重要だと思いますし、あるいは、もしもそれが連関しているとすれば、単独で行動しているイージス艦というのはどこに入ってくるのか、例えばですね。あるい...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  防衛大臣、再三再四再五の釈明、謝罪、お疲れさまでございます。  昨日の委員会におきましては、参考人質疑の前の理事会において、委員長が公聴会立てについて場内協議とされました。場内協議では全く合意がされていないのに、突如委...全文を見る
○大野元裕君 国会に大変支障が出るような形で、総理がこの委員会に出てこないというようなことは決してないようにしなければならないと思っておりますし、今、中央公聴会の話がございましたが、地方を大事にするとふだんおっしゃっていらっしゃるわけですから、地方公聴会についても是非とも御検討い...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願い申し上げます。  我々は、昨日の事態については大変遺憾だと思っておりますが、委員長が閉会後に委員長席で申し述べられました言葉を重く受け止め、よもや防衛大臣や総理に引き続き、中立公正な委員会運営に努めてこられた委員長のお言葉を信じ、このとおり委員会に出...全文を見る
○大野元裕君 恐らく聞いている方、分からないんだと思いますけれども、私が代わって説明をさせていただきますと、いわゆる弾道ミサイル、このミサイルに対処をしている船は、相対的に自分たちの横、例えば低空から来るミサイル等に対処する能力がこれは下がるので、そこで総理は、当時、これらのイー...全文を見る
○大野元裕君 一つずつ先の質問にお答えいただきまして、ありがとうございます。  これも補足して説明をすると、E2Dという、こちらの青い方ので見ていただくと、この飛行機ですね、これがいわゆるデータでやはりリンクをされて、水平線の下の方にあるところまで上空にあるのでカバーができて、...全文を見る
○大野元裕君 ということは、済みません、我々がミサイル防衛に入っているかどうかというのを判断をするんでしょうか、教えてください。
○大野元裕君 大臣よく御存じのとおり、空母というのは、一般論からいって、相手から攻撃されたときの火力、空母そのものの火力というものは限定的であるので、例えば空母に艦載している、アメリカであればFA18のような戦闘機とか、こういったものが空母を守るための支援、もちろんそれだけではあ...全文を見る
○大野元裕君 済みません、私が聞いているのは、日米共同で我が国の防衛に対処する、これはこれまでもずっとやってきたことでございます。今回の法案については、米側が攻撃を受けていて、そして存立危機事態と認定をされるような場合に、米側の、最初でいえばBMD艦ですね、イージス艦が攻撃された...全文を見る
○大野元裕君 済みません、個別の状況は、大臣、前回の私の質問のときに、CEC艦はやると言って延々としゃべられたんです。個別の状況をおっしゃっているんです。しかも、政府が今出している例というのは、ホルムズとこのイージス艦と、前回日本人は必ずしも乗っている必要がないと大臣が答弁された...全文を見る
○大野元裕君 先ほどお話を申し上げたとおり、大臣、よく聞いてください。例えばアメリカが第三国に攻撃を受けている。この間、横畠長官と私、議論したのを聞いていらっしゃいましたよね。存立危機事態に認定された後はある意味何でもできるんですよ、必要ならば。そうではなくて、そういったときにイ...全文を見る
○大野元裕君 私、あと十分ぐらい、もう十分弱しか質問時間がないのでまとめてお伺いしますが、同じ理屈でいうと、例えば米軍のイージス艦隊の部隊の司令艦、ブルーリッジというのが、この紙でいうと右下になります。あるいは、E2Dの継戦能力を維持するためのKC130、これは空中給油機です。さ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、もう一度お伺いします。同じ理屈で、先ほどの補給艦あるいは空中給油機、さらには司令艦も入るんですね。攻撃の対象になった場合には守るんですね。それで、是非イエスかノーかでお答えください、今のお答えは分かりましたので、よく。
○大野元裕君 皆さん、この絵、もう一回見ていただきたいんです。驚いちゃったんですけれども、私は。総理の言っていたのは、限定的な集団的自衛権の行使として我々が説明を受けていたのは、弾道ミサイル攻撃が日本にある、そのようなおそれがあるから一緒に共同で対処している、そのときに、弾道ミサ...全文を見る
○大野元裕君 済みません、これじゃ私は質問できません。  存立事態に認められているという状況ではないという話、さっき一回止まっているんですよ。大臣、真摯な答弁になっていないじゃないですか。駄目だ、これは。
○大野元裕君 話、全然変わっていますからね。弾道ミサイルを守っているこの船、横がすごく空いてしまっていると、こういう説得を僕たちは受けてきたのに、それが、補給艦が攻撃されたらと。これ、多分国民納得できないと思いますよ。  最後、もう時間もないので、これで大臣に、是非御納得のいた...全文を見る
○大野元裕君 新三要件が成立した後ではなくて、新三要件が成立するためのトリガー、立法要件として、それは必要な要件として説明された具体的例じゃないですか。それは限られた事例だとおっしゃっていたのに、もはやこれは限られた事例ではなく、際限なく広がってしまっているから私は聞いているんで...全文を見る
○大野元裕君 先ほどから申し上げているとおり、それはもはや限られた要件、限られたケースではないということはお認めになりますね。
○大野元裕君 済みません、もう一度言います。  ほかの事例もあるわけですから、これが限定された事例ではもはやなく、たくさんあるわけですよね、これはお認めいただけますねということを聞いているんです。
○大野元裕君 済みません、イエスかノーでお答えください。  直接弾道ミサイル防衛を行っている艦艇だと我々は思い込んできましたが、それが唯一の限られた例ではなく、ほかにもたくさんあるということでよろしいですね。
○大野元裕君 もう一度丁寧に御説明をさせていただきます。  成立要件として、存立危機事態の、これまで我々が聞いていたのは、イージス艦に関しては弾道ミサイルを防衛するイージス艦でした。それは、大臣がこれシステムの話されましたけれども、だとすると、直接弾道ミサイルに対処している船以...全文を見る
○大野元裕君 済みません、もう一度明確に、分からないので、聞きます。  直接弾道ミサイル対処をしていないイージス艦以外についてもこれは広がった、ほかにもケースがあるということでいいですねと、もうこれだけなんです、聞いているのは。是非答えてください。
○大野元裕君 この程度の答弁が来るまでに、私、これだけ止まるというのは本当にびっくりしました。これ、もう実は参議院で審議が始まってから百回以上止まっているんですよ、これで。御存じですか、大臣。  そして、国民の皆さん、我々はミサイル防衛のイージス艦というのは常に直接弾道ミサイル...全文を見る
09月10日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第25号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  本日の議題となっております投資協定、租税協定、特にカタールについては守秘義務があるので余り細かいことは言えませんが、私がカタールに在勤していたときに始まったことで、十七年、相当時間が掛かったなという思いがあります。  ...全文を見る
○大野元裕君 大臣、違うんじゃないんでしょうか。  今の現状は分かりました。お金で支援していることも分かりました。東部二州には我が国の企業がいないからという話ではなくて、私は、ウクライナ情勢を安定させればより我々にとってプラスが見込めるわけだから、この協定を出されるのであればし...全文を見る
○大野元裕君 ということは、申し上げさせていただきたいということは、この経済協定に関しては伝えていない、投資協定についてはやっていないということです、様々な機会でやっているから。我々の経済をお互いにプラス・プラスの関係に導くであろう投資協定、このときにはしっかり経済も含めて我々の...全文を見る
○大野元裕君 大臣、昨日、質問レクのときに私きちんと細かく通告もしておりますので、そこについて私は持ち合わせておりませんがではなくて、そこはしっかりと調べてから御答弁をいただかないと審議にならないというふうに思いますので、是非御確認をいただきたいと思っています。  時間の関係も...全文を見る
○大野元裕君 そんな中、政務官が今回行かれましたけれども、基本的に成果等については報道等では何も流れていません。国会開会中、何しに行ったんでしょうか、教えてください。
○大野元裕君 我が方は、人を出せばいいだけではなくて、リードしていくという立場からは、やはり大臣しっかりと、国会の会期中で行かれたわけですから、是非そこについては関与を、我々の立場というものを明確にされるような形での御出張をこれからは御検討いただきたいと思っています。  時間が...全文を見る
○大野元裕君 よろしくお願いいたします。  防衛大臣には、質問を用意しましたが、済みません、今日は質問ができませんでした。  以上、終わります。
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  まず、冒頭、先般の台風等での水害、そして今は阿蘇山の噴火の中で不安に感じられている方もおられると伺っております。心よりのお見舞いを申し上げます。  さて、総理に対し今日はまずお伺いしたいのは、最高司令官として自衛官を全...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣に伺います。  PKO法の改正に関する法律が出ていますけれども、このPKO法改正に変わると、PKO五原則、これは新たな法律全体において厳守をされ、明文としてそれが担保されているかどうかを教えてください。
○大野元裕君 防衛大臣、司令官派遣につきましては、PKOの五原則が全て担保されているでしょうか。
○大野元裕君 先ほどPKO法全体について厳守され明文として担保をされているという御答弁がありましたが、今はできる限りPKO五原則を、どちらなんでしょうか、PKO五原則は司令官についてしっかりと担保されているんでしょうか。
○大野元裕君 PKO五原則は担保されているでしょうか。
○大野元裕君 進まないので申し上げますが、第四原則については部隊であると、そして司令官ではないと、そういうことだとすると、先ほどの一番最初の御答弁は修正していただくということでよろしいですね。
○大野元裕君 全く納得できません。最初は明言されたわけですから、法律全体に掛かるということをですね。  もう時間がないので進みますけれども、じゃ第三原則、中立的な立場は、これは司令官に掛かっていますか。
○大野元裕君 PKO部隊に派遣された自衛官には、通常、これまで現地における訴免権が認められてきました。武器使用若しくは危害を加えたような場合ですね、自衛官が。その場合には、法的責任は日本の国内法に基づいて判断されるということで大臣よろしいでしょうか。
○大野元裕君 今、大臣の方から刑法三十五条に基づく違法性の阻却要件が言及がありました。  法務省に伺います。一般的に、刑法三十五条に基づく違法性の阻却のためにはどのような要件が必要でしょうか。
○大野元裕君 分かりにくいので、具体的に聞きます。  PKO法が例えば定める法案、きちんと書いてあるものについて、それを公務員、つまり自衛官が実施する場合においては違法性は阻却されるということでまずよろしいですか。
○大野元裕君 ということは、PKO法が定めていないこと若しくは矛盾しているようなことは、それに基づくまさに違法性阻却の要因とはならないと一般に考えてよろしいでしょうか。
○大野元裕君 もう一問法務省に聞きますが、とすると、これ判断するのは、政府のお得意の総合的な判断ではなくて、いわゆる司法ということで最終的にはよろしいんでしょうか。
○大野元裕君 さて、ブラヒミ報告書というのがあります。あるいは、本年のPKOに関する国連事務総長への特別報告、あるいは国連発行のPKOの「原則と指針」、これらがございますけれども、実はこれらは全て同じことが書いてあります。PKOについては、中立と不偏性とは異なる。マンデートの実施...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣、どこの条文に不偏性に関する条文があるのか教えてください。
○大野元裕君 ただいまおっしゃったのは中立性です。  ここにも書いてありますとおり、中立性と不偏性は違います。「現場においてその不偏性は、それが誰であるかではなく」と書いてあります、国連の方には。ところが、我が方の条文には「いずれの紛争当事者にも」と書いてあります。これは誰にと...全文を見る
○大野元裕君 全く理解できません。  整理するために順々にやりましょう。まず、どこに、条文に書いてあるかを教えてください。
○大野元裕君 議論の前に、どこに条文に書かれているか、教えてください。
○大野元裕君 外務大臣にお伺いします。  今の私、解釈は間違っていると思います。というのは、このまさにブラヒミ報告の中に書いてありますけれども、もはや中立性というものが維持できない、あるいはインパーシャリティー、つまり不偏性と違うのは、悪意の当事者が来たような場合に様々な当事者...全文を見る
○大野元裕君 ちょっと確認させてください。  先ほど、国連の統括下においてというところで不偏性を読むということは、不偏性は、まず第一に、防衛大臣、この条文の中にはない、これはまず確認させてください。  その上で、重なると言いましたけれども、これ全く別物である。それから、ここに...全文を見る
○大野元裕君 その統括下においてというのであって、明文でここに不偏性はないですね。これはすごく簡単な質問だと思います。答えてください。
○大野元裕君 そうしますと、これは含まれているという話ですが、この「原則と指針」というところには、「マンデートの実施において中立を保つべきではない。」と書いてあります。中立性が保障されているとすれば不偏性が、不偏性が中立性がという議論はありますけれども、不偏性が保障されている場合...全文を見る
○大野元裕君 中立を保つべきではないと書いてあります。また、司令官と部隊、要員は各国からの指示で行動してはならないと書いてあります。出した以上、これ中立を守ってはならないというんだったら、不偏性でやるんでしょう。その不偏性をどこで担保するかという議論と同時に、中立も維持されないじ...全文を見る
○大野元裕君 不偏性を重視することは当然です。しかし、この不偏性を重視するマンデートの実施において中立を保つべきではないと明文で書いてあります。しかも、これは国連の指示に従えとも書いてあります。このように明文で書いてあります、二〇〇八年の方には。それは、しかも現場における判断とし...全文を見る
○大野元裕君 中立を保つべきではないということについて、じゃ、説明してください。この場合にはやらないんですか。
○大野元裕君 ということは、不偏性が大事であるから中立性を損なうようなところはやらないということですね。そういう整理でよろしいですね。
○大野元裕君 違うんです。治安維持業務が加わったからなんです。治安維持のような業務が加わるものは今のミッションの九八%に要請されていて、時々刻々と状況は変わるんだというふうにこれは実は今年のパネルが言っています。とすると、九八%のミッションは治安維持を今回付けたことによって出せな...全文を見る
○大野元裕君 防衛大臣です。
○大野元裕君 ということは、中立を保てないようなミッションというのは事前に分かるんですね。その整理というのはどこで担保するか教えてください。
○大野元裕君 要員及び部隊は各国からの指示で行動してはならないということは、これは国連の指示に基づかないで中立性を我が国は維持をすると、そういう我々は判断をしたということでよろしいんですね。
○大野元裕君 これは、現場の判断での場合を議論しています。したがって、マンデートの実施において中立を保つべきでないような治安維持業務を含むもの、その要請がある九八%のミッションには出さないということでよろしいんですね。
○大野元裕君 ということは、これ、新しいミッション、九八%出られないならそんなもの出す必要ない。九八%とここに書いてあるんです。  そして、法制局長官に伺います。  不偏性と武器使用の関係について、法案審査をこれまでしたことはありますか。これまで五原則しかやっていないんじゃな...全文を見る
○大野元裕君 確認ですが、そうすると、不偏性との関係については法案審議、審査していないということでよろしいですね。
○大野元裕君 答えていません。  不偏性に基づいた武器使用について審査したんですね。していないんじゃないんですか。
○大野元裕君 それでは、長官、不偏性と中立性に関する整理について審査はしましたか。
○大野元裕君 違います。不偏性と中立性、別個は分かったけれども、その関係について整理をした、あるいは審査をしたということはあるんですか。それについて答えてください。
○大野元裕君 個人の意見とか個人の見解を聞くのであれば、これまでの七十、八十時間の審議は全部、これ全く我々、意味ないじゃないですか。  委員長にお願いします。  たった今、法制局のメンバー全員呼んできてください。そうじゃないと質疑はできません。
○大野元裕君 委員長がおっしゃることですから従いますが、長官、不偏性とそれから中立性の関係について整理をし、審査をしたことはありますか。
○大野元裕君 不偏性と中立性について先ほど大臣が御答弁をされましたが、審査はしていないそうです。きちんとした整理をした上で我々はこれをやるべきじゃないんですか。というのは、PKO法は個人の自衛官が国内法で刑法に問われる可能性があります。そして、その最終的な判断をするのは司法なんで...全文を見る
○大野元裕君 現行のPKO法聞いていません。今度、治安維持が加わったんです。ここにも書いてあります、予防的に武力を行使してそのマンデートを守ること。これが九八%含まれる、そして治安維持が含まれているから言っているんです。  あなたは、元自衛官として、今こそ体を張って自衛官を守る...全文を見る
○大野元裕君 委員長のおさばきに感謝します。  法案を、ただ、精査しなければならないようなものを、ここで改めて精査するものであれば、我々は審議をする必要はないので、撤回をしてください。お願いします。
○大野元裕君 しかしながら、先ほどは審査もしていないと言っています。このままやると、司法の判断として自衛官を犯罪者にするかもしれないんですよ。冒頭、総理は最高司令官として自衛官を可能な限り守るとおっしゃったじゃないですか。だからこそ、私はこれを撤回するべきだと言っているんです。 ...全文を見る
○大野元裕君 終わります。ありがとうございました。
○大野元裕君 私は、民主党・新緑風会及び維新の党の発議者を代表し、ただいま議題となりました領域等の警備に関する法律案について、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明いたします。  我が国の離島等においては、闇夜に紛れて多数の武装漁民のような者たちが上陸を企て、かつその者たちが機関...全文を見る
09月18日第189回国会 参議院 本会議 第43号
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○大野元裕君 民主党・新緑風会の大野元裕でございます。  私は、会派を代表して、ただいま議題となりました中谷元国務大臣問責決議案について、提案理由の説明を行います。  まず、決議案の案文を朗読いたします。   本院は、国務大臣中谷元君を問責する。    右決議する。  ...全文を見る
○大野元裕君(続) 百十一回も審議が止まるという、まさにその結果に表れています。  さて、政府の言う存立危機事態の新三要件の立法事実、認定要件についての具体例は、僅かに三件しかありません。  ホルムズ海峡への機雷掃海については、数多くの衆参の批判において、どうも取り下げられた...全文を見る
○大野元裕君(続) 一度も邦人が危機に瀕しても自衛権を主張したことはありません。つまり、一般に、民間の船舶に乗船する邦人が第三国から攻撃されても自衛権の行使にはならないのです。その一方で、邦人が乗船していない米軍の艦船を防護すれば、それは集団的自衛権の一般的なフルスペックの行使で...全文を見る
○大野元裕君(続) このようなしたり顔の総理の答弁に対し、防衛大臣であった中谷大臣は、日本に向かう弾道ミサイル防衛能力がないイージス艦を同様に守ることが認定要件になるばかりか、空母、補給艦などの横須賀の丸ごとの船舶を全て守ると答弁したんです。さらには、空中給油機、空母艦載機、戦闘...全文を見る
○大野元裕君(続) いまだに、安全保障担当大臣として、安全保障環境は変わっているので限定的集団的自衛権行使が必要などというのは欺瞞の主張にほかなりません。我々はしっかりと安全保障環境を守ってまいります。しかしながら、それは欺瞞の主張やあるいは国民に対するそしりであってはならないの...全文を見る