大野由利子

おおのゆりこ



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大野由利子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第120回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○大野(由)委員 食品の安全性に関しまして、何点かお伺いしたいと思います。  我が国の輸入食品の急増ぶりは大変すさまじいものがございまして、今既にカロリーベースで五一%が輸入食品に頼っている、そういう現状でございます。国民の健康を考えると、輸入食品の安全性の確保は極めて重要な課...全文を見る
○大野(由)委員 輸入食品の検査は、現在、検疫所で行っています行政検査と、輸入業者が民間指定検査機関に依頼して行います民間の検査と、それから輸出国であります外国公的検査機関に依頼して行うものと、主にこの三つに大別されると思いますが、残留抗菌性物質の違反が発見されましたのが、平成元...全文を見る
○大野(由)委員 民間の指定検査機関に頼るというか、その要素も今後ますますふえるのではないか。現にふえている状況でございますが、この民間の指定検査機関でございますが、私は、この精度管理がどうなっているか、精度管理が必要ではないか、そのように思っております。また、特定業者等のつなが...全文を見る
○大野(由)委員 済みません。今ちょっと聞き漏らしたのですが、民間の指定検査機関によるサンプリングは、検体の採取者は輸入業者がやっているのか、それとも検査員か、それとも検疫所の職員か、どなたがやっているか教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 やはり業者が持ってきたサンプルは中身と違うものが持ってこられる可能性があるわけでございますので、こうした心配がないように厚生省で厳重にやっていただきたい、そのように思います。精度管理も厳重にやっていただきたいと思いますし、また外国の公的検査機関の精度管理とか監視...全文を見る
○大野(由)委員 今局長のお話を伺ったんでございますが、この食品等輸入届書の中には、「貨物が化学的合成品たる添加物又は、規格基準の定められた天然添加物を含む食品である場合」、当該添加物の品名を書くようになっております。合成添加物の品名を書くわけでございますので、合成添加物の品名を...全文を見る
○大野(由)委員 厳密な意味でポストハーベストを全部網羅するというのが今非常に難しい現状であるということは、それは私もよく承知をしております。しかし、参考欄として自主的に記載をしていただければ、それが検査のときに非常に役立つということがございます。今ポストハーベストの基準づくりを...全文を見る
○大野(由)委員 ポストハーベストのいろいろなことは社会的にも随分、もう何年も前から非常に騒がれている問題でございます。急にここ一、二年になって問題になったことではございませんので、もっと積極的にぜひ、そのうちにというのじゃなくて、もう本当に今半分以上が輸入食品という時代でござい...全文を見る
○大野(由)委員 今のお答えには非常に私は不満でございます。各都道府県は改めて通知がなければ全部見過ごしてしまうと思うのですね。毎日大変煩多な忙しい仕事の中で、随分前に通知をしてあるからということであれば、それで気づかないで全部流れていくと思うのです。今回のこの通知にいたしまして...全文を見る
○大野(由)委員 今回、総務庁の勧告によりますと、残留違反輸入食品は昭和六十二年から平成元年までの間に八件あった中で、厚生省は検疫所には通知したけれども都道府県に通知してないものが八件中四件ある、そのように勧告をしております。また、残り四件、通知したものでありましても検疫所に通知...全文を見る
○大野(由)委員 流通市場に出てから違反物質が発見されたものが厚生省にすぐに報告が行って、また別の各都道府県に連絡が行くという、この辺のシステムが非常に弱いように思いますので、この辺ぜひ早急にルートの確立を図っていただきたい、そのように思います。  最後に、もう時間がだんだんな...全文を見る
○大野(由)委員 合成ホルモン三種類ある中で、日本で実質一生懸命今残留の調査等がなされているのはそのうちの一種ぐらいだと思います。また、この辺の基準がはっきりわかるのはまだ大分先になるのではないかと思いますが、こうした基準がはっきりする前に既に自由化で日本に入ってくる、一方、EC...全文を見る
03月07日第120回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○大野(由)委員 独禁法についてお伺いしたいと思います。  企業優先政策を改めまして、公正かつ自由な競争を促進することをもちまして消費者利益を守るために、今ほど独禁法の真価が問われているときはないと思います。今回、独禁法の改正によりまして課徴金が二倍から最高四倍まで引き上げられ...全文を見る
○大野(由)委員 算定の容易さ、透明さ、また明確さというようなものから今回の六%というものが決められたというお話がございましたけれども、行政上の公平とか公正さというものについてどのようにお考えかということをお伺いしたいと思いますし、六%という基準が、資本金一億円以上の企業の売上高...全文を見る
○大野(由)委員 独禁法の二十五条に無過失損害賠償責任が認められているわけでございますが、昭和二十二年に法制定以来、訴訟事件がただの六件あったのみでございます。また、その中で勝訴したものはただの一つもない、そういう状況でございますが、民法は原告立証責任制をとっているわけですが、一...全文を見る
○大野(由)委員 今までも独禁法の中に、裁判所が資料要求をしたときにはその求めに応じて公取は報告しなければならない、そのような規定があったわけですけれども、それが十分作動してなかったと申しますか、それによって勝訴に至らなかったということはどうしてなのかということについてお尋ねした...全文を見る
○大野(由)委員 消費者が裁判を起こしますときに、原告側の求めに応じまして公取に要求があった場合、データを教えていただけるかどうかということについてお尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 灯油のやみカルテルの鶴岡訴訟におきまして、当時の島谷最高裁の裁判長が、独禁法に消費者の損害額について何らかの推定規定が合理的な方式で求められれば、同法二十五条に基づく訴訟が容易になって消費者の目的も達成しやすくなるということで、独禁法の改正の立法措置が必要ではな...全文を見る
○大野(由)委員 これは非常に難しい問題かと思いますが、無過失によります損害賠償責任制が本当に有用に生かされるためにぜひ前向きに検討をいただきたい、そのように思います。  告発によります刑事罰についてお尋ねしたいと思います。  これも昭和二十二年の法制定以来一件のみ、例の昭和...全文を見る
○大野(由)委員 独禁法の運用を厳正かつ効果的なものにするために、独禁法の目的とか規制内容とか、また運用の方針を、事業者や消費者、またさまざまな方に十分理解される、また深められるということが非常に大切なことだと思います。  法運用に関しますガイドラインの原案を作成されましたけれ...全文を見る
○大野(由)委員 農林水産省の方に来ていただいておりますので、表示の問題についてお尋ねをしたいと思います。  今、大変本物志向、安全性を志向する消費者のニーズにこたえまして、有機野菜とか無農薬野菜等が出回っておりますが、こうした基準はどういう基準になっているのか、また、この基準...全文を見る
○大野(由)委員 その委員会のメンバーで、全農のメンバーにやっていただいていらっしゃるのじゃないかと思いますが、出荷元であります全農であれば当然基準も甘くなるのではないか、そのように思いますので、農水省が真剣にこの公的な、公平な基準をつくっていただいて、その基準づくりをお願いした...全文を見る
○大野(由)委員 実際には消費者には大変誤認がされて使用されているという現状がございます。こうした問題につきましても、誤認をなくすという方向で公取の皆様にもぜひ御努力をお願いしたい、そのように思います。  大変ありがとうございました。
03月08日第120回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○大野(由)委員 派遣労働者問題につきまして何点かお尋ねしたいと思います。  派遣労働者が大変ふえている現状だと思いますが、労働者派遣事業所数の現在の総数と派遣労働者の数の変遷、それから派遣労働者で社会保険や労働保険の適用を受けていらっしゃる方がどれぐらいいらっしゃるか、その正...全文を見る
○大野(由)委員 今お話を伺ってまして、派遣労働者が非常に数がふえている、そういう現状にあるかと思います。また、この派遣事業が急増している過程におきまして、この制度を充実させるために社会保障制度の確立が大変重要な課題になってくると思います。  法案審議が行われました昭和六十年六...全文を見る
○大野(由)委員 派遣労働者の方で、社会保険が一定の条件があれば加入できるというシステムを知らなかったという方が非常に多い、そういう現状でございます。登録の段階で、派遣元である労働者派遣事業者から一切そういう話を聞かされてないという実態がございます。これが加入者が非常に少ない要因...全文を見る
○大野(由)委員 ちょうどここに派遣事業者が配っております一覧がございます。「社会保険導入について」、こういう用紙を配っておりますが、平成元年の十月からこの制度を、派遣元が自分たちの保険料を労働者から徴収していた、一割削減していた、そういう状況がございます。これは明らかに健康保険...全文を見る
○大野(由)委員 こうした問題が行われているということは、これは氷山の一角でございまして、ほかにもこうした派遣元事業所がたくさんあるのではないか、私はそのように思いますが、労働省としてはこうした問題にどのように対処されるか、お伺いしたいと思います。
○大野(由)委員 労働省は、二月十五日の東京都との合同調査で派遣会社に対し事情聴取をされているわけですが、その中でこの事業所が、違法行為を行うに当たりましてマニュアルに頼った、そのように言っていたということです。そのものを入手されていると思いますが、それを御存じでしょうか。
○大野(由)委員 今お話がありましたマニュアルがこの本でございます。私、この本を実は国会図書館で借りてまいりました。四万八千円という大変高いマニュアルでございますが、このマニュアルの中の一部をちょっと読ませていただきたいと思います。三百七十七ページにこのように出ているのでございま...全文を見る
○大野(由)委員 インタビューに答えただけとおっしゃいましたけれども、この本の冒頭のところに「本書の制作にあたっては、信州大学の高梨先生、また社労士の皆さんに多大なご協力を頂戴した。編集者として感謝に耐えない。」このように書いてあります。  また、この文章を私幾つか拝見したわけ...全文を見る
○大野(由)委員 そういうことが果たしてそういう答弁で済むのかどうか。それではとても納得ができません。今そういう答弁をなさいましたけれども、本当にどちらの側に立って答弁をされたのか、実態を調査された上でおっしゃったのか、ただ高梨先生のおっしゃったことを一方的に答えられたのか、労働...全文を見る
○大野(由)委員 そういうことであれば、高梨先生はこういうふうにおっしゃっていますが、事実はわかりませんので調査してお答えしますと、そのようにお答えしていただくのが正確ではないか、そういう意味では正確な答弁ではなかったのではないか、そのように思いますが、いかがでしょうか。
○大野(由)委員 高梨先生は、現在労働省の中央職業安定審議会の会長を初め、多くの審議会、研究会の要職にいらっしゃるわけでございますが、このように公的な立場にいらっしゃる方がこのような序論を書き、こういう立場でやっていらっしゃるということは、非常に問題があるのではないか。「生みの親...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ早速調査をしていただきまして、また、その結果を教えていただきたい、そのように思います。  それから、今回の違法行為は中間搾取と申しますかピンはね、そういうことに当たると思いますが、この派遣法には中間搾取を規制した規定は設けられていないわけでございまして、中...全文を見る
○大野(由)委員 しかし、何らかの対策が必要ではないか。上限を定めるとか、額を決めるのがもし無理であれば、せめて明示をする、派遣先からは幾ら支払われていますが、派遣元でマージンをこれだけ取るので、あなたにはこれだけお支払いします、ということが労働者にはっきりわかる形での明示という...全文を見る
○大野(由)委員 それから、労政事務所に持ち込まれます派遣労働者のトラブルの問題で非常に多いのが突然の解雇の問題がございます。これは少なくとも三十日前に解雇の予告をするとか、また、突然の解雇の前は三十日分以上の賃金をお払いするとか、そうしたことが非常に守られていない、そういう現状...全文を見る
○大野(由)委員 派遣労働の人たちがますますふえると思いますが、これからもこの派遣労働が適正に運用されることと同時に、労働者の保護と申しますか、福祉のために、本当にぜひ労働省によろしくお願いをしたいと思います。  それから、きょうは育児休業につきましてお尋ねしたいと思いまして、...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○大野(由)分科員 公明党の大野由利子でございます。  大蔵大臣には初めて質問をさせていただくことになりました。ぜひ御誠意ある明快な御答弁を期待いたしまして、質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  私は、まず育児休業中の給与保障について何点かお尋ねし...全文を見る
○大野(由)分科員 労働省に重ねてお尋ねいたしますが、育児休業の取得者に給与の六割給付を実施した場合、年間の必要負担額はどれぐらいになるか、ぜひその推定を教えていただきたいと思います。
○大野(由)分科員 昭和六十二年から野党が共同提案としまして、育児休業中の給与保障六割給付ということを主張しております。そういう主張が長年にわたってなされてきたわけでございますので、当然労働省としてはいろいろな試算をお持ちじゃないか、そのように思います。決して持っていらっしゃらな...全文を見る
○大野(由)分科員 雇用保険法の第一条に、雇用保険の「目的」としまして、次のように書かれております。「労働者が失業した場合に必要な給付を行うことにより、労働者の生活の安定を図るとともに、求職活動を容易にする等その就職を促進し、あわせて、労働者の職業の安定に資するため、失業の予防、...全文を見る
○大野(由)分科員 郵政省に一部自主運用を認めていらっしゃいますが、ぜひこの件も一度また前向きに検討していただきたいと思います。  それから、雇用保険料が現在、失業給付に充てるため、労使折半で千分の五・五ずつ、合計千分の十一支払っておりますが、これを千分の〇・五ずつ、労使で千分...全文を見る
○大野(由)分科員 はい。余剰金の運用じゃなくて、雇用保険料の中の千分の一をこういう育児休業保障に振り当てるということです。
○大野(由)分科員 千分の十一の中の千分の一をぜひこちらの保障に充てたらどうか、そういう提案でございます。失業給付、失業とは言えないというお話でございましたが、雇用保険の制度は本来外れているわけではございませんので、この雇用保険制度の拡大というものをぜひ御検討いただきたい。確かに...全文を見る
○大野(由)分科員 年収百万または夫の収入が年収六百万の家庭を想定いたしまして、夫の配偶者手当等、年収等によって変わってくるわけでございますが、大体百二十三万とか百五十万前後とか、それぐらい妻が働いてようやく同じようにペイする、そういう状況がある。労働時間にしますと、今パート労働...全文を見る
○大野(由)分科員 今大臣がおっしゃいましたように、確かに同一労働、同一賃金という、パート労働の人たちの労働を守っていくと申しますか、パート労働法等の制定等、そうしたものも必要だとは思いますし、またきちっと税金を払った上でということも当然考えられるわけでございますが、しかし、こう...全文を見る
○大野(由)分科員 独立した個人の課税方式から見ましたときに、この非課税限度額が物価指数に比例して上がっていないという、そういう現状から、まあいろいろ難しい問題はあるかと思いますが、この基礎控除の拡大、それから給与所得控除の拡大というものについてぜひ積極的に取り組んでいただきたい...全文を見る
○大野(由)分科員 はい。  税制上の問題だけでは解決しないということはよく私もわかっておりますが、この所得限度額と配偶者控除がリンクしている問題もいろいろ問題があるかと思います。またぜひ御検討をお願いしたいと思います。  大変ありがとうございました。
04月11日第120回国会 衆議院 本会議 第23号
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○大野由利子君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま提案されました老人保健法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係閣僚に質問を行います。  最近、老人性痴呆疾患に関する厚生省の研究班が重大な発表を行いました。それによると、老人性痴呆疾患の患者数は、平成二年度において...全文を見る
04月18日第120回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○大野(由)委員 私は、先日四月十一日に本会議場で老人保健法の一部改正案についての代表質問をさせていただいたものですから、きょうはそのときとダブらないように努力をしながら質問をさせていただきたいと思っております。  初めに、国民医療費が二十兆円を突破、しかも毎年一兆円ずつふえて...全文を見る
○大野(由)委員 国民医療費の伸び率を国民所得の伸び率の範囲内に抑えるということを一応目標にしていらっしゃるということを今伺いましたが、その目標から人口増と高齢化分、それは当然増でございますので除くのが妥当じゃないか、そのように思います。例えば平成二年の推計でございますが、人口増...全文を見る
○大野(由)委員 国民医療費の対国民総生産比が日本は非常に低うございまして、欧米は八%から一一%ですが、日本は今五%台、そういう状況でございます。三十年後、高齢化が最も高くなって四人に一人が六十五歳以上になりました、そういうピークどきを迎えましても、国民総生産比は七%弱じゃないか...全文を見る
○大野(由)委員 では、その辺もぜひお願いしたいと思います。  それから、国民負担率でございますが、租税及び社会保険料の合計が将来どれくらいの負担をすることになるか、どの程度がぎりぎり限界の負担率と思っていらっしゃるか。
○大野(由)委員 社会保障給付費でございますが、これは国民に還元されるものでございますので、国民負担率から差し引いて純負担率、実質負担率という考え方をとるべきである、そういう意見がございます。例えばスウェーデンが国民負担率が大変高くて七〇%を超えているということがよく問題になりま...全文を見る
○大野(由)委員 我が国で特にまたおくれていますのは福祉の分野だと思いますが、我が国の福祉の水準と他の先進諸国との比較について教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 確かに福祉の分野の比較は大変難しい状況だと思いますが、対国民所得比、社会保障全体の給付費が日本は一四・五%、アメリカが一六・二%、イギリスが二五・五%、西ドイツは二九・一%、フランス三六・二%、スウェーデン四〇・七%、これは社会保障給付費全体の国民所得比でござい...全文を見る
○大野(由)委員 こうした福祉を充実させることでもって医療のむだ遣いというものは防げるのじゃないか、そのように思います。これは医療と福祉の総合的な施策というのが非常に大事ではないかと思いますので、こうした福祉の面もぜひ充実をお願いしたい、そのように思います。  それから寝たきり...全文を見る
○大野(由)委員 今介護や看護が不十分なために結果的に寝かせきりに老人がつくられている、そういう現状がある、そういうお話がございました。私も、やはりこの寝かせきりをなくしていく最大のものはマンパワーの確保、マンパワー不足が寝たきり老人をつくっている、そのように思うわけです。マンパ...全文を見る
○大野(由)委員 医療経営が現在非常に厳しいという現状がございますが、診療報酬も一九八〇年代の十年間に引き上げ幅は、薬価基準の引き下げを差し引きますと、わずか二・六五%という状況でございまして、消費者物価や賃金の上昇に比べて非常に低過ぎる、そういう現状がございます。今まで薬価差益...全文を見る
○大野(由)委員 実際にはこういうことが行われているという現状を厚生省はもっと知っていただきたい、そのように思います。それは患者のための治療上の目的のために行われているということであれば当然でございますが、単にそういうことじゃなくて、特例許可老人病院におきます入院時の医学管理料、...全文を見る
○大野(由)委員 今、大まかな御答弁をいただいたわけですが、実際には、入院一カ月未満、一カ月から三カ月、三カ月から六カ月というふうに細かく分かれていまして、入院時の医学管理料がだんだん下がってくる、一年を超えますと一カ月未満の三分の一ぐらいになってしまう、そういう現状がございます...全文を見る
○大野(由)委員 実際にはどのような現状があるか、患者さんの立場に立ってどうあるべきかという観点から、先ほど岡崎委員からも基準看護の病院で実際には付添料が取られているという現状のお話がありましたが、もっと患者の立場に立って、こういうことが改善されるということについて前向きに真剣に...全文を見る
○大野(由)委員 おむつ代でございますが、これは、実質おむつというのはどれぐらいかかるものか。老人保健施設等ではどれぐらいかけていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 老人保健施設では、今おっしゃった程度のおむつ代で済んでいるようでございますが、これが病院になると、とてもこれだけでは済まない、一日千円、二千円、おむつ代だけの費用であってもそういう費用が徴収されているという現状がございますので、こういった保険外負担のことにつきま...全文を見る
○大野(由)委員 スライド制の導入についてお尋ねをいたしますが、老人の一人当たり、一日当たりの上昇に比例をして、そういうお話でございますが、それが約どれぐらいになるのか。それから、これから大変医療機器の高度化等によって、老人の生活実態からかけ離れた非常に過度の負担を強いることが起...全文を見る
○大野(由)委員 実際には老人の方々、七十歳以上の方の生活はほとんど年金を頼りに生活していらっしゃるわけでございますので、今のところ伸び率はそれほど大きくかけ離れるものではないという予想をしていらっしゃるようでございますが、そういった観点からも、ぜひそうした歯どめをきちっとすると...全文を見る
○大野(由)委員 外来はお年寄りの方平均約二・七かかっていらっしゃるということでございますが、外来の一人当たりの年間の負担増はどの程度になりますでしょうか。
○大野(由)委員 済みません、きょうは大蔵省から来ていただいておりますのでちょっとお尋ねをしたいと思いますが、実は平成元年から消費税が導入されましたけれども、平成元年から平成三年度までの各年度の消費税の収入はお幾らになるか、合計して教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 国民一人当たりにいたしますと、三年分の消費税、お幾らになるでしょうか。
○大野(由)委員 消費税の導入に当たりまして高齢化社会における財源確保といううたい文句で強行採決されたというか、消費税が導入されたわけでございますが、所得の多い少ないに関係なく一律三%という消費税がかかっている。低所得者層には、今特に高齢者には大変この消費税の負担が大きいわけでご...全文を見る
○大野(由)委員 消費税の採決に関しまして税制改正六法案を同時に成立されたわけでございますが、その中に、同居の特別障害者の世帯、寝たきり老人を抱える家庭に対して所得控除、八十万から百二十万に引き上げられた、そういう実情がございます。いわゆる課税世帯については寝たきり老人介護減税と...全文を見る
○大野(由)委員 我が国では介護手当という社会保障制度がまだ行われていませんで、地方自治体で一部、要介護老人を抱えている世帯に少しでも手当が支給されている、そういう現状がございます。国においては、この要介護者を持つ家庭への支援に着目した社会保障制度はとられていなくて、税制上の所得...全文を見る
○大野(由)委員 今、基本的に間違いがないという大蔵省のお話を伺いましたが、この控除は収入によって非常な差があるわけでございます。所得が低い層というか非課税世帯は、この恩恵を受けないわけでございます。そして、課税されていても、低所得者層の人たちは課税率が低いわけですから、受ける控...全文を見る
○大野(由)委員 今いろいろと税控除の計算をるる申し上げまして、大蔵省の方からも御答弁をいただきましたが、実際に同じ百二十万の非課税枠でございましても、高額所得者の方と高額じゃない方とこれほど大きな差が出ている、そういう現状がございます。また、非課税世帯ですと、消費税が導入された...全文を見る
○大野(由)委員 今、所得が低い方への何らかの配慮というふうに厚生大臣はおっしゃいましたけれども、ぜひ非課税世帯とか所得が少ない方への配慮を何かきちっと介護手当みたいなもので、非課税世帯に対しては、先ほど申し上げました消費税導入のときの一回ぽっきりになっていますけれども、少なくと...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひよろしくお願いいたします。大変ありがとうございました。
04月25日第120回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○大野(由)委員 きょうは、私、消費者の立場から車の安全にかかわる質問をさせていただきたい、そのように思っております。  交通安全の対策に関しましては交通安全特別委員会で審議され、また政府におかれましても三月に第五次交通安全基本計画が決定されてその推進に取り組んでいらっしゃる、...全文を見る
○大野(由)委員 事故の原因についてはどのようなものが挙げられるか、よろしくお願いします。
○大野(由)委員 今、前方をよく見ていない、それによる事故が七割近い、そういうお話がございましたが、その中で、高速道路で前を走るトラックやバスが急激に減速したにもかかわらずストップランプが点灯しなかったために気がつかないでブレーキを踏むのがおくれた、そういう事件はどれぐらいありま...全文を見る
○大野(由)委員 そういう具体的な理由については把握していらっしゃらないというお話でございますが、今のような具体的な事故原因の中のさらに詳細なものについてぜひ把握をしていただきたい。そういうものがなしにして本当の安全対策の取り組みはできないんじゃないか、不十分なのではないか、私は...全文を見る
○大野(由)委員 現在高速道路での死亡事故は毎年三〇%以上増加している、そういう現状でございます。そういった意味での高速道路での事故というものをなくしていく、第二次交通戦争に本気になって取り組んでいく、ぜひやっていただきたいわけですが、私、今の御答弁を伺っておりまして、果たして本...全文を見る
○大野(由)委員 今越智経済企画庁長官がお話しされましたその総合的な輸送の諮問はいつごろまでに結果が出るんでしょうか。
○大野(由)委員 今日本はほとんど、今大臣がおっしゃいましたように、長距離列車輸送からトラック輸送に切りかわっておりますが、これも環境問題、また事故の問題、さまざまから非常に問題があるかと思いますので、大臣、ぜひお願いをして、早急に一つの結論というか、そういうものが出るようにお願...全文を見る
○大野(由)委員 検討を始めていらっしゃるということは、すなわちこれは制御ランプなりストップランプなりがつくように検討されている、そのように理解してよろしいでしょうか。
○大野(由)委員 外国ではどのように排気ブレーキがされているか、お尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 外国では青いランプがつくようになったり黄色いランプがつくようになったりしているような国も伺っておりますが、ぜひこの点の検討もお願いしたいと思います。  それから、先ほどちょっと、排気ブレーキは大したことない、リターダーブレーキは威力があるけれども、そういうお話...全文を見る
○大野(由)委員 今大変専門用語を使って説明していただきましたが、これはグラフにしたものがあるので、ちょっと見ていただきたいと思います。これなんですけれども、これは運輸省が自動車メーカーとNHKと一緒になって研究されたものだというふうに伺っているわけですが、今一割程度とおっしゃい...全文を見る
○大野(由)委員 大体いつごろまでにこれは結論が出るのでございましょうか。
○大野(由)委員 答申が出ましてから実際にそのような制動ランプがつくように改善をされてそういうふうに実施されるのには、大体目安として見通しをお伺いしたいと思います。
○大野(由)委員 日本交通科学協議会という団体がございますが、その「トラックの追突事故等の防止に関する研究」という、そういう報告書がございます。この中で、いろいろ排気ブレーキと追突事故との因果関係等が指摘されていますが、十数年この運輸省初め関係省庁に対して排気ブレーキと事故との関...全文を見る
○大野(由)委員 いろいろ時代の変遷、また技術革新に従って保安基準の見直しなり、また車の、きょうはちょっともう時間が来てしまいましたので、もう少し本当は質問したいことがあったわけですけれども、前に走る車が大きく明るい車だと追突する事故も少ないというデータもございます。そういった意...全文を見る
05月07日第120回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○大野(由)委員 今回の政府案によりますと、「期間を定めて雇用される者」は育児休業の申し出対象者から除く、そのようになっておりますが、実際には反復契約によりまして十年、十五年と勤めていらっしゃる方がいらっしゃるわけでございます。一般の女子労働者の平均勤続年数は現在七年でございます...全文を見る
○大野(由)委員 今ちょっと、私の質問の回答をしていただいてないのではないかと思いますが、実際には十年、十五年継続して勤務していらっしゃる、事実そういう方がいらっしゃるわけでございますが、こういう方は、育児休業をする権利が認められないのかどうか、それについてお尋ねしております。労...全文を見る
○大野(由)委員 反復雇用している場合は個別、実態で判断、そのように参議院で労働大臣が答弁をされていますが、この個別、実態で判断ということは、具体例を挙げて説明をしていただきたいと思います。
○大野(由)委員 労働大臣いかがでしょうか。
○大野(由)委員 今それぞれ個別に判断とおっしゃいましたけれども、実際には、そのお伺いいたしましても判断のしようがないわけでございますので、こういう場合はどうなるのかというふうなことをあわせて御検討をぜひしていただきまして、指針等にこういうこともあわせてぜひ盛り込んでいただきたい...全文を見る
○大野(由)委員 今回、育児休業が法的に権利として認められ、公的な枠組みができたという意味では一歩前進、そのように受けとめておりますが、今回の政府案に所得保障が全く入っていないということに加えまして、解雇以外の不利益、つまり遠方への配置、配転とか賃金カットなどの不利益取り扱い禁止...全文を見る
○大野(由)委員 今回の育児休業の施行に当たりまして、国会における審議の経過を十分に留意して、特に育児休業を理由とした不利益取り扱いをしてはならない旨を指針に明記する、そして事業主に対する指導等を徹底するとともに、年次有給休暇の付与に当たっては、権利として認められる育児休業の期間...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  続いて、厚生省にお尋ねをいたしますが、今回の育児休業法を実効性あるものにするための基盤整備に重要なものが保育所の入所問題でございます。最近ある新聞の投書欄に次のような読者の声が掲載されておりましたので、一部読んでみたいと思い...全文を見る
○大野(由)委員 既に入所している乳児や児童を保育園から追い出すというのは余りにも温かみのない、硬直した行政の姿勢ではないか、そのように思うわけでございます。  ところで、厚生省では昭和五十一年に「育児休業法の施行に伴う保育所の入所措置について」という通知、正式には内簡を市町村...全文を見る
○大野(由)委員 これは昭和五十一年の例の教師、保母、看護婦さん等の三業種の公務員に対する育児休業法が施行されたときのそういう内簡でございます。今回育児休業法が成立いたせば新たに通達が出されるということが必要ではないか、そのように思いますが、もう一度このことを確認をさせていただき...全文を見る
○大野(由)委員 これから育児休業がふえてまいりますと途中入所という問題もふえてまいります。今おっしゃったような定員というものをどういうふうに見るかということでございますが、この辺をもっと柔軟に対応をしていただかないと育児休業が全くとれなくなってしまう、そういうふうな実態になると...全文を見る
○大野(由)委員 四歳児ですと三万幾らのようでございますが、二歳児だったら七万円からするのではないでしょうか。いかがでしょうか、七万四千円程度になると思いますが。
○大野(由)委員 今育児休業をとりますと、ゼロ歳から三歳までの乳幼児についての必要経費が月二万四千円程度でございます。そのほか母親の社会保険料が二万一千円から二万二千円。これは民間で、平均でございます。それ以外に地方税が一方数千円かかってくるわけでございます。それに加えて、私的契...全文を見る
○大野(由)委員 育児休業を終えて職場に復帰する、これからそういう方たちがふえると想定されるわけですが、途中入所を希望されるお母さん方が今後急激にふえてくるわけでございますが、厚生省では昭和五十七年に「保育所への年度途中における入所について」という通達を都道府県並びに指定都市に出...全文を見る
○大野(由)委員 育児休業法の施行に伴いまして育児休業中の短時間労働等の多様な労働形態がこれから生まれてくるわけでございます。そういった意味で、午前中だけとか午後だけとかといった、そうしたさまざまな保育制度もこれから必要になってくるのではないかと思いますが、この点についてはいかが...全文を見る
○大野(由)委員 昨年からこの一時的保育事業がスタートしたということでございますが、昨年の実績等、東京等の実績等についてお伺いしたいと思います。
○大野(由)委員 まだまだ実際の施行が少ないのではないか、そのように思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。  それから、短時間労働に対応する短時間保育というだけではございませんで、実は私は、この育児休業中二人目の子の出産で育児休業をとる方、上の子が保育園でそのまま継続して...全文を見る
○大野(由)委員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、育児休業中のお母さんが、子供に関しては私的契約児童としてしか扱えないということも含めて、ぜひ育児休業は権利としてとれるわけでございますので、その辺の見直しと、また厚生省、労働省、総合的に、本当にこの育児休業が定着ができるよ...全文を見る
09月11日第121回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○大野(由)委員 大変長い間待望されていました廃棄物処理法の改正がいよいよ審議入りをいたしまして、国民の皆さんの関心も大変高い中できょうの委員会が開催されたわけでございますが、廃棄物処理法が、一従来の法律では「目的」が「廃棄物を適正に処理しことのみうたわれていたものが、今回の改正...全文を見る
○大野(由)委員 まず、ごみの最初の段階での減量というものに努めなければいけないと思うわけですが、オフィスの紙ごみなど大量の一般廃棄物を出す事業者に市町村長が減量化計画をつくるように指示できる、今回このように掲載されているわけでございますが、大量とはどれくらい以上を大量と言うのか...全文を見る
○大野(由)委員 廃棄物をどれだけ減量しようかという目標なくして、協力をするようにという責務だけ押しつけられても、どこまで十分な実効性があるかどうかということが非常に疑問であるわけでございますが、まず、この産業廃棄物の排出量が果たして幾らの排出量なのか、そういう十分な認識がなされ...全文を見る
○大野(由)委員 昭和五十年の新聞記事がございます。十六年前のものですが、通産省のデータによりまして昭和四十八年度の時点で調べた産業廃棄物が三億五千万トン、そのように新聞に掲載をされております。このことを厚生省も御存じだと思うのです。あれから十六年間、産業廃棄物の量がふえないで、...全文を見る
○大野(由)委員 産業廃棄物の推定の仕方によって数が変わってくるという、そういう御答弁でございましたが、通産省、厚生省、また環境庁等によってこれほど数字に大きな差が出てくるというのは一体どうしてなのか、その辺のきちっとした正確な実態調査をして、また、その結果国民にこれこれの目標、...全文を見る
○大野(由)委員 今、現状においては直ちに実施することは難しいという御答弁であったかと思いますが、ぜひこの点まで踏み込んで検討していただかなければ再資源化は進まないのではないか、ただ業界にお願いをするというだけでは進まないのではないか、そのように思いますので、ぜひ一歩進んでこの辺...全文を見る
○大野(由)委員 適正な負担をしていただくということでございますが、遠慮してなかなかきちっと請求できない市町村もあるかと思います。事業系一般廃棄物に関しては、排出費用は全額その事業所で負担をしていただくのが原則だというくらいに、しっかりと行政指導をしていただくのが望ましいのではな...全文を見る
○大野(由)委員 市町村長の意見は十分反映されるという御答弁でございましたが、処理能力の下の方のレベルの市町村の意見が反映される、要望が反映される、そう受けとめて間違いではございませんでしょうか。
○大野(由)委員 適正処理困難物と指定されるものに現在どういうものを想定していらっしゃるか、教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 有害物質を含む一般廃棄物、例えば乾電池等は適正処理困難物に指定されますかどうか、お答えいただきたいと思います。
○大野(由)委員 今、水銀が少ないものに切りかわりつつあるとおっしゃいましたけれども、これも水銀の国内総生産量は従来よりもふえている現状でございます。また、輸入乾電池も非常にふえている現状でございます。水銀に関して申し上げましてもそうでございますし、また、水銀よりも今大変大きな問...全文を見る
○大野(由)委員 今現在このカドミウムは約千五百トン電池に使われておりまして、二割程度しかリサイクルされてない、そういう現状でございますし、また、電池だけ取り出すことはできないものが非常に多い、四割ある、そういう現状でございますが、指定されないと一般のごみとして埋立処分がされると...全文を見る
○大野(由)委員 当初の答申よりもこの廃棄物処理法改正案が非常に後退をしているということを非常に心配しているものでございますが、今後のこの廃棄物の問題に関して厚生大臣の御決意を伺わせていただいて、終わりたいと思います。
○大野(由)委員 ありがとうございました。
09月18日第121回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○大野(由)委員 先日、一般廃棄物を主にいろいろ質問させていただきましたので、きょうは主に産業廃棄物、そして有毒廃棄物について質問をさせていただきたいと思います。  初めに、産業廃棄物の不法投棄が年間どれぐらい行われているか、その件数と不法投棄されたものの内訳、また、その理由の...全文を見る
○大野(由)委員 今回、特別管理産業廃棄物の処分に管理票が交付されるようになりまして、マニフェストシステムが導入をされたのは一歩前進かと思いますが、このマニフェストシステムの導入の一番の目的が不法投棄を防ぐことにある、そういうことが目的ではないかと思います。産業廃棄物のうちでも最...全文を見る
○大野(由)委員 建設廃棄物処理ガイドライン、平成二年の五月に出されましたガイドラインの中にマニフェストシステムを実施することが掲載されているわけでございまして、平成二年度に既に感染性廃棄物、また二番目に建設業から排出される産業廃棄物にも適用、そのようなガイドラインが出ているにも...全文を見る
○大野(由)委員 一日も早い適用をぜひ要望をしておきたいと思います。  それから、産業廃棄物の処理業者、許可を受けていらっしゃる業者は全国でどれぐらいいらっしゃるか、そのうち処理施設を持っていらっしゃる業者の数はどれぐらいいらっしゃるか、教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 産業廃棄物の処理業者が全国で六万四千いらっしゃる中で、処理施設を持っていらっしゃる方が非常に少ないというか、ただその収集、運搬をするだけの方が非常に多いのじゃないかなという感じがいたしますが、産業廃棄物を単に収集、運搬するだけでなくて、適正処理に関する意識とか能...全文を見る
○大野(由)委員 アスベストを含む廃棄物について伺いたいと思います。  アスベストの粉じんを吸うと肺がんになったり、悪性の中皮腫になったり、じん肺になったり、人体に対する発がん性が大変問題になっております。このアスベストは、建築物の断熱建材を初め建築材として八〇%余りが使われて...全文を見る
○大野(由)委員 一九八八年の七月にこのアスベストの廃棄物に関するガイドラインを出されているわけでございますが、この三年間でこのガイドラインがどこまで徹底をされてどこまで守られているか、把握をしていらっしゃるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 この基準に違反した場合は当然改善命令を出されると思いますが、では、今のお答えですと、改善命令は出された件数があるんでしょうか、ないんでしょうか。
○大野(由)委員 このガイドラインは守られていると思う、したがって改善命令は一件も出されていない、そういうお答えでございましたが、先ほど、不法投棄の最も多いのは建築廃材である、八六・六%が不法投棄されている。しかもその不法投棄している原因は、処理費、経費節減のためということが五割...全文を見る
○大野(由)委員 私が取材したところにおきましても、アスベストは一般廃棄物と全く同じように捨てている、捨てられている、そのように聞きました。ガイドラインはっくってはみたけれども実際には全く野放し状態、そういう現状ではないか、そのように思います。これはもう不法廃棄物の八六・六%が建...全文を見る
○大野(由)委員 車の廃車のシュレッダーに際しまして、非飛散性のアスベストも、粉々に解体される際に飛散性のアスベストになり得るということが当然考えられるわけでございますし、解体業者の中には、このアスベストの有害性、またどのように防御するかということについても、詳しい知識を持ち合わ...全文を見る
○大野(由)委員 先日乾電池のことについて若干お尋ねをいたしましたが、もう一度乾電池のことについてお尋ねしたいと思います。  ボタン型電池の水銀含有量と総生産量、トータルの水銀使用量についてお尋ねをしたいと思います。そのうちの回収量、どれだけ回収されて、どのように処理されている...全文を見る
○大野(由)委員 ボタン型電池について通産省さんにお尋ねしたいのですが、北海道のイトムカに持ち込まれて、これが回収されているのがどれぐらいあるかについてお尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 そのうちのボタン電池はわからないのですか。
○大野(由)委員 全体のパーセントで申しますと何%になりますか。
○大野(由)委員 補聴器に使われてます水銀電池を空気ボタン電池に切りかえようと推進されているようでございますが、水銀電池使用の補聴器の値段と空気ボタン電池使用の補聴器の値段の違いについて教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 大変毒性の強いカドミウムを含有いたしましたニッカド電池についてこの前ちょっとお尋ねいたしましたが、実際リサイクルできない電池が全体の四割を占めておりますが、ニッカド電池を取り外し可能な製品に設計変更することが一点。二点目は、このニッカド電池を使用していることを知...全文を見る
○大野(由)委員 ニカド電池にあわせてお伺いいたしますが、今回生活審議会の答申の中に「製造者等は、その製品等が廃棄物となった場合の処理の困難の度合い、資源化の可能性等についてあらかじめ評価し、必要な対応を講じていくことが必要である。」そのように述べられているにもかかわらず、この項...全文を見る
○大野(由)委員 昭和六十年の七月に厚生省が使用済み乾電池は他のごみと一緒に処理しても問題はないという安全宣言と思われる発言をされて、それ以来市民団体の人たち、地方公共団体の人たちの分別収集の熱意が急激に薄れてしまったわけでございますが、水銀の含有量の非常に多いボタン電池とか、補...全文を見る
○大野(由)委員 ニカド電池もカドミウムの含有量が非常に多くて、これが一般の土の中に埋め立てられるとどうなるのか。かつてのイタイイタイ病だとかいろんなことを考えたときに、今のお答えのような、回収がルートに乗っているものと思われるというようなのんびりしたことは決して言えないんじゃな...全文を見る
○大野(由)委員 最後に、廃棄物からエネルギーを生み出すという観点からお伺いをしたいと思います。  今回の改正案ては資源化とか再利用という観点がなかなか薄い、そういう印象があるわけです。やはりごみを処理するという二元的な部分が非常に印象が強いわけですけれども、単にごみを焼却する...全文を見る
○大野(由)委員 このように、利用されているといいましてもまだまだ利用率が低い。廃棄物処理の副次的に行われているわけでして、電力供給の一翼を担っているというところまではとてもいかないんじゃないか。  先日もこの厚生委員会で廃棄物処理施設を視察いたしましたが、その折にお話をお聞き...全文を見る
○大野(由)委員 電力という観点と、もう一つ、アメリカでは電気事業が自由化された全米各地で、効率よく経済性にすぐれたコジェネレーションシステムとして、火力発電では普通捨てられています六二%の熱エネルギーを冷暖房や給湯に使っている。そして、熱エネルギーの八〇%を有効に活用しているよ...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。
10月01日第121回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○大野(由)委員 初めに、消費税について質問をさせていただきます。  本日、十月一日から消費税が一部、家賃また教育費等、非課税項目が拡大をされましたけれども、これがスムーズに値下げされるのかどうか、国民はこの点について非常に関心を持っております。したがって、一つの例は家賃でござ...全文を見る
○大野(由)委員 建設省にお尋ねをいたしますけれども、既に都道府県また業界に通達指導をされたようでございますが、これでスムーズに家賃の値が下がる、そのように思っていらっしゃるのか、指導が徹底された、そのように思っていらっしゃるのかどうか。  それともう一つ、入居者から消費税三%...全文を見る
○大野(由)委員 その苦情が入った段階で、ではしっかり値を下げるようにという御指導をそこからしていただけるわけでしょうか。
○大野(由)委員 消費税の導入のときには大変熱心な指導がなされたわけですけれども、今回引き下げのときには余り指導がなされてない、そういう苦情が耳に入ってきております。今税務署が全事業所を把握していらっしゃるわけですし、今回非課税の対象になるそういう事業所等も税務署が把握していらっ...全文を見る
○大野(由)委員 ある税務署に伺いましたところ、今回説明会を開いたけれども参加者が非常に少なかった、そういうふうに伺っております。大きなところはちゃんと指導が、通達が行っているかと思いますが、小さな事業所等にこうした通達が徹底されてないということが当然考えられるわけでございますの...全文を見る
○大野(由)委員 公定歩合が七月一日に切り下げられましたけれども、今再び公定歩合引き下げへの期待が非常に高まっております。過去の例を見ましても、景気が一たん後退を始めると簡単には上昇に転じない、そういうことで機動的に対応が望まれるわけでございますが、長官のお考えを伺いたいと思いま...全文を見る
○大野(由)委員 八九年の十二月から始まりました今回の平成景気でございますが、個人消費や設備投資を拡大し、一面では景気が大変拡大をしたいい面がございますけれども、大変地価が高騰をしましたりバブル現象を生じまして、日本の経済が大変撹乱状態を起こした、そういう状況がございます。  ...全文を見る
○大野(由)委員 内部留保についてお尋ねしたのでございますが……。
○大野(由)委員 おっしゃることはよくわかっているわけでございますが、数値で示していただきたいと思うのです。
○大野(由)委員 景気が悪くなると当然結果として労働分配率が上がってくる、景気がいいときに労働分配率が下がる、そういう傾向があるということは私もよく存じておりますが、相対的に長期で見たときに日本の労働分配率が諸外国に比べて非常に低い、そういう現状がございます。これが果たしてこの状...全文を見る
○大野(由)委員 望ましい労働分配率の目標みたいなものを設定することも大事ではないか、また、一定以上の大企業に関しては毎年の労働分配率の変動みたいなものも公表していくということが。一つの方法として考えられるのじゃないか、その辺の御検討をぜひお願いしたいと思います。  それから、...全文を見る
○大野(由)委員 通産省さんにお伺いいたしますが、今アメリカにおきまして日本の、PL法に基づいて製品の欠陥による損害賠償はどれくらい件数があり、どれくらいの損害賠償額を支払っていらっしゃるか、総額でつかんでいらっしゃらなければ最近の幾つかの事例でも結構でございますので、お伺いした...全文を見る
○大野(由)委員 PL法の立法化の準備に当たって、ぜひその辺も検討していただきたいと思います。同じような事件が、日本で同じメーカーの製品があったときに、同じように日本で行われるのかどうか、非常にその辺が問題でございます。アメリカ、またECも既に十二カ国中の九カ国が立法化をしており...全文を見る
11月22日第122回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○大野(由)委員 今、同僚議員から看護婦さんの問題についていろいろ質問がございましたが、私も関連した問題についてまず質問をさせていただきたい、そのように思います。  初めに、国立病院・療養所の看護婦さんの問題についてお伺いしたいと思いますが、国立病院・療養所の看護婦さんに定員と...全文を見る
○大野(由)委員 現在、公務員の看護婦さん、また教員、保母さん等に育児休業法が適用されていますが、この賃金職員の看護婦さんは育児休業法が適用されていますでしょうか。
○大野(由)委員 さきの通常国会で民間に対する育児休業法が成立いたしまして、来年四月から実施されるようになりました。また、看護婦さん等以外の、三職種以外の一般公務員の方の育児休業法が今回の臨時国会で検討をされる予定になっている、そのように伺っておりますが、この賃金職員の看護婦さん...全文を見る
○大野(由)委員 今、日々雇用の労働者に対しては育児休業法が適用されるようになっていない。民間もこの間の育児休業法はそうなっていることはよく私も承知しております。  しかし、今回のこの看護婦さん、国立病院の賃金職員の看護婦さんは、一時的に人手が足りなくて短期の間、ある一時期、決...全文を見る
○大野(由)委員 このように非常に不安定な扱い、待遇を受けているにもかかわらず、看護婦さんの充足率の計算、こういうデータをいただきますと、この賃金職員は看護婦さんの数に入った上で計算をされて、そして患者さん何人に対して看護婦何人、そういうデータが出てくるわけでございますが、これは...全文を見る
○大野(由)委員 今のような弱腰では、私は看護婦さんの人材確保なんて到底問題は解決しないんじゃないか、そのように思います。まず厚生省のおひざ元の国立病院から、もっと本気になってこの問題に取り組んでいただきたい。やはり国立病院の体制が全国の公立病院、全国の民間病院に波及されるわけで...全文を見る
○大野(由)委員 私鉄でできていることがどうしてJRは難しいのかな。本当にやる気になればクリアできないはずはない。本気になってどこまでJRが取り組んでくださったのかな、そういう感じがいたします。運輸省さんもぜひこの点しっかりとJRさんと取り組んでいただきたいな、検討していただきた...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ積極的によろしくお願いいたします。
11月26日第122回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○大野(由)委員 初めに、野田経済企画庁長官にお伺いしたいと思いますが、昨日の新聞に報道をされておりましたが、経済企画庁長官が熊本におきます記者会見におきまして、不動産融資の総量規制について、本来なら融資がついていいものまで断られるケースがあるということで、その新聞の報道、新聞の...全文を見る
○大野(由)委員 土地は急激に下がるんじゃなくて徐々に下がった方がいいという大臣のお話でございましたが、ただ、国民の側から見ますると、大変やりきれない思いがするわけです。  上がるときは急激にバブルで上がったわけですね。下がるときは徐々でいいのだ、上がるときは急激だけれども下が...全文を見る
○大野(由)委員 農水省さんにお伺いしたいのですが、やはり抜本的な対策も種々講じる必要が出てきているのじゃないかと思うのです。その中の一環としまして、非常に天候等に左右をされやすいサラダ葉とかクレソンとかミツバ、青物の野菜でございますが、水耕栽培、水栽培、要するに野菜工場で安定供...全文を見る
○大野(由)委員 住宅の問題についてお伺いしたいと思いますが、急激な地価の高騰によりまして東京、大阪等の三大都市圏で家を持つことが非常に困難、また良質の賃貸住宅すら難しいという状況に今なってまいりまして、そういう状況を少しでも解消しようということで、本年の税制改正の一つに、三大都...全文を見る
○大野(由)委員 そのままそこに住宅金融公庫や東京都の融資あっせんを使いたい場合でございますが、一番抵当が国になっている、住宅金融公庫が二番、東京都の融資あっせんが三番抵当になる、そういうことで、住宅金融公庫や東京都の融資あっせんが受けられない、そういう問題が起こっているわけです...全文を見る
○大野(由)委員 今、必要な条件を満たしているならばとおっしゃったわけですが、前の担保価格より下がってもそれは認められるということでしょうか。範囲が狭くなるわけですから。
○大野(由)委員 担保価格が下がっても大丈夫なわけですね。
○大野(由)委員 今そういうお答えをいただきましたので、ぜひ全国の税務署に趣旨を徹底していただきたいなと思います。ちょっと徹底されてない税務署が現在ございまして、来年一月一日から新しい制度を利用して家を建てようという計画のある人が実際にはつまずいている、そういうケースがございます...全文を見る
○大野(由)委員 WHOとFAOの合同機関であります国際食品安全基準委員会がこの新基準の設定に当たっているようでございますが、このコーデックスアリメンタリウスの素性と、どういう構成でこの委員会がつくられているかについて御説明をお願いしたいと思います。
○大野(由)委員 ほとんどの国が有害な有機塩素系の農業、DDT等の使用を禁止しているにもかかわらず、このコーデックスでは残留を認めている、そのようなことは事実でございましょうか。
○大野(由)委員 今DDTのことだけを例に取り上げたわけですけれども、非常にこの基準が甘いという心配がなされております。今御報告の中にそれぞれの国の規定が優先をするというふうに、ちょっとそういうお話があったかと思うのですが、ガットの加盟国が国際の規約のもの以上に厳しい基準を設ける...全文を見る
○大野(由)委員 それは確実に担保されるんでしょうか。今のように、米問題にしてもそうでございますが、日本の主張が最後の土壇場になって米問題は覆されそうな気配があるという状況にもあるわけですけれども、今おっしゃったことが最後の最後まで全加盟国の賛同の上で確保されるものなのかどうか、...全文を見る
○大野(由)委員 コーデックスアリメンダリウスの委員会に、アメリカの代表に食品産業関係者が大量に含まれている、そういうことも事実かどうか、お伺いしたいと思います。
○大野(由)委員 日本の参加されている代表者の氏名というか、どういう立場の方が入っていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。
○大野(由)委員 日本の消費者団体の代表はこの中に加わっていらっしゃいますでしょうか。
○大野(由)委員 先ほどちょっと話しましたけれども、アメリカは食品産業関係の方がたくさん入っていらっしゃる。また、ヨーロッパの代表にはIOCU、国際消費者機構の代表が入っていらっしゃる、そういう状況でございます。日本はどうして消費者の代表が日本政府の代表なりアドバイザーとして入っ...全文を見る
○大野(由)委員 要請がなかったなんというのは私はとんでもないことじゃないかなと思います。この問題が大変重大な問題であるとなれば厚生省の方からそれは当然声もかけられるべきでしょうし、消費者の団体も当然一緒に加わってこの大事な問題を検討していきたい、そうすべきじゃないか、そのように...全文を見る