大野由利子

おおのゆりこ



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大野由利子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第126回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○大野(由)委員 今回初めて環境委員になりました公明党の大野でございます。まだまだ不勉強でございますが、一生懸命頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、大臣にちょっとお伺いをしたいと思うのですが、環境基本法案が間もなく今国会に提出をされるということで...全文を見る
○大野(由)委員 今国際社会におきまして、多くの先進国、また発展途上国におきましても、この環境アセスは法制化されているわけでございまして、今日本で行われている環境アセスは大変不十分なものでございます。そういった意味で、きちっとした法制化をしていく、きちっと環境アセスの担保が図られ...全文を見る
○大野(由)委員 念のために伺いますが、九六年以降も補充用としてのフロンを若干でも生産もしくは輸入することがあるかどうかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 日本はどう結論を出していらっしゃるのでしょうか。
○大野(由)委員 現在、冷媒用として使われておりますカーエアコンや冷蔵庫のフロンの回収とか再生状況はどうなっているか、伺いたいと思います。どれぐらい回収をされていらっしゃるか、再生をされているかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 私がお尋ねしたいのは、先ほどおっしゃった、フロンが消費量十万トン、それから代替フロン、HCFCが三万トン消費をされている。これの中のどれくらいの割合が回収をされているのか、また、されるのかという具体的な目安、数字というものをお伺いしたい、それがねらいでございます...全文を見る
○大野(由)委員 現在日本で走っていますエアコンつきの車四千五百万台のうち、そのほとんどが現在まだフロン12を使用しているわけでございまして、五年に一回、乗用車で二百五十グラム入りぐらいのフロンのサービス缶一、二本を補充しなければいけない、バスですと十本ぐらい入れかえなければいけ...全文を見る
○大野(由)委員 代替フロンに切りかえるとおっしゃいましたが、これも車一台でやはり数万円のお金がかかるわけですね。そういったことを考えますと、ユーザーにとってもいろいろな負担があるわけです。そういう意味で、今あるフロンを本当に最大限回収して、そしてそれを有効に活用しよう、それが大...全文を見る
○大野(由)委員 これはもちろん地域差があるかと思いますが、現在フロンは、高いところでは二千円から五千円、場合によっては七千円くらいの値段がついている、そういう状況でございます。そういった意味で、現実にはフロン泥棒があったりフロンの密輸が行われたり、またフロンの買い占め等によって...全文を見る
○大野(由)委員 車からの回収も行われているわけですが、車が現在年間大体廃車五百万台あるようでございますが、メーカー系列に入るのはそのうちの大体四分の一ということで、四分の一はフロンが回収されているわけですが、現在、残りの直接中古車ディーラーだとか解体業者に回るフロンについては、...全文を見る
○大野(由)委員 このモデル事業は大体いつごろまでに結論が出て、そしてその後どのような形で活用されるのか、全国の自治体に向かっていろいろなガイドラインなりいろいろな指導とかというのがその後行われるようになるのかどうか、その後のことについて伺いたいと思います。何年計画で行われますか...全文を見る
○大野(由)委員 今、三年ぐらいでこのモデル事業を行うというお話を伺いましたが、私は、三年もかかっていたのでは間に合わないのではないか、そのように思うのですね。九六年にはフロンの生産を全廃するわけですし、今も目の前に緊急の課題としてあるわけでございますので、環境庁さん、三年とおっ...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ前倒しを、少しでも早くお願いをしたいと思います。  それから、車の廃車手続のときに、例えばフロンを回収した証明書があって初めて廃車手続ができるとか完了するとか、その辺のシステム等も考える必要があるんじゃないか。冷蔵庫とかもきちっとフロンが回収されたというこ...全文を見る
○大野(由)委員 それから、今ちょっとモデル事業のお話があったわけでございますが、地方自治体だけじゃございませんで、メーカーとか業界、また地方自治体も含めまして、フロンの回収とかフロンの回収機器をいつごろ、どのように購入するかという導入目標とか、それから回収後、フロンを処理をして...全文を見る
○大野(由)委員 先ほどもちょっと申し上げましたが、設備の近代化資金貸付制度、この回収、再利用の設備は必要な資金の二分の一までが貸し付けされる、そういう限度額が二分の一というふうになっているわけですね。それからフロンだけじゃございませんで、電子部品洗浄に使われておりますトリクロロ...全文を見る
○大野(由)委員 ちょっと、ほか二種類質問を用意していて、お答えに来ていただいていると思うのですが、時間がなくなっちゃったもので、済みません、次回に回したいと思います。
02月25日第126回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○大野(由)委員 初めに、通産大臣に中小企業の不況対策について伺いたいと思います。この問題につきましては、当院におきましても今までもいろいろ取り上げられたようでございますし、時間もございませんので、私も簡潔に要点を絞って質問をさせていただきたいと思います。  政府の総合経済対策...全文を見る
○大野(由)委員 この緊急経営支援貸付融資枠につきまして前向きに拡大について御検討をいただけるものだと、そのように今御答弁を伺って、確信をしております。  続きまして質問をさせていただきたいんですが、今中小企業が抱えております大変大きな問題の一つは、既存の借り入れの負担軽減がご...全文を見る
○大野(由)委員 個別にいろいろとやっていらっしゃることは伺っているわけでございますが、個別だけではなくて広く具体的にやっていただきたい、そのように思うわけですが、これについて通産大臣と大蔵大臣の御意見を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 マル経につきましてはそれぞれ償還期間が一年ずつ延びたということは承知しているわけでございますが、マル経以外の中小企業についても、本当に今中小企業の置かれている実情を考えましたときに、これはぜひ英断をお願いをしたい、そのように要望をさせていただきます。  それか...全文を見る
○大野(由)委員 同時に、今国民金融公庫で行われておりますマル経でございます小規模の企業経営改善資金でございますが、これもぜひ、まあ期間の延長とか少し規模の拡大等々の多少のいろいろ努力をしていただいているのは承知をしておりますが、融資枠の拡大とかそういった面で、もっと融資条件の緩...全文を見る
○大野(由)委員 よろしくお願いいたします。  次、厚生大臣にお尋ねをしたい、そのように思います。  院内感染の問題についてお伺いしたいわけでございますが、今非常に深刻化しておりますMRSA、例のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌による院内感染が非常に問題になっております。ことしの...全文を見る
○大野(由)委員 私も厚生省で調査をなさいました調査データをいただきました。そして私その調査データを見まして、非常に実態とかけ離れているんじゃないかというのを、非常にそういう実感を持ったわけですね。五百床以上の病院とか三百床以上の病院を対象にしたデータでございますのでやむを得ない...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひこの点についてお願いをしたいと思います。  イギリスでは既にICNと言われますインフェクション・コントロール・ナース、感染症対策専門看護婦などというのがどの病院にも必ず最低一名はいる、そういう状況でございまして、イギリスだけではなく、アメリカ、カナダ、オー...全文を見る
○大野(由)委員 もう一問伺いたいのですが、福祉施設におきまして、このMRSAの感染者もしくは保菌者というものは特別養護老人ホーム等の福祉施設に入所することができるかどうかについてお尋ねしたいと思います。
○大野(由)委員 このMRSAの保菌者は必ずしもすべて発症するというわけではない、それは私もよく承知しているわけでございます。しかし、健康な人の場合は保菌者であっても発症することがないということがあるわけですけれども、非常に体力の衰えた、特別養護老人ホーム等にあっては、保菌をして...全文を見る
○大野(由)委員 これは決して差別ではございませんで、他の人たちに感染をするおそれのあること、また、福祉施設のスタッフの人手が足りない中でそういうことを押しつけるということは決してよくないんじゃないか、そのように思っております。これから福祉施設の院内感染の対策についてのマニュアル...全文を見る
○大野(由)委員 昨年の二月に、中国はジュネーブの国連軍縮会議で、「ある外国によって中国に遺棄され、発見された化学兵器に関する情報」と題する報告をしております。実は、私もその報告書を手に入れたわけでございます。英文でございますが、翻訳をいたしました。  その中に、英文の翻訳をし...全文を見る
○大野(由)委員 この兵器は、日本軍が遺棄した兵器であるということを日本はちゃんとお認めになっているんでしょうか。
○大野(由)委員 これは日本軍が残したものかどうかというのは、どういう調査を今国内でなさっていらっしゃるのでしょうか。
○大野(由)委員 これが今日本のものかどうか調査をしていらっしゃるということなんですが、日本のものであるということが確定をするまでは処分をしないというお考えなのかどうかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 私は、非常に消極的なんではないかそのように思うわけですね。かつて日本軍がいた地域に最も多くこうした兵器が残されているという、そういう現状でございまして、確かになかなか今確実に日本のものであるという証拠が、今調査をしていらっしゃるということでございますが、確定しな...全文を見る
○大野(由)委員 一九七二年に日中国交の正常化が行われまして、そのときの日中共同声明の第五項で、中国は日本への戦争賠償責任の請求の放棄をいたしました。当時周恩来総理の英断によって行われまして、その後日本は大変な経済復興、ある面では中国は大変恩義のある国ではないか、そのように思って...全文を見る
○大野(由)委員 この化学兵器禁止条約の中に、締約国は他の締約国の領域に遺棄した化学兵器を廃棄する、そういうふうな項目がはっきりと書かれているわけでございますので、日本のより積極的な対応をお願いをしたい、そのように思っております。  それから、もう一点伺いたいわけでございますが...全文を見る
○大野(由)委員 これもぜひ誠実に、日本としてはいつまでも後手後手じゃなくて、積極的に新政府との友好のためにもぜひ取り組んでいただきたい、そのように思っております。  だんだん時間がございませんので、最後にひとつ簡単に質問させていただきたいと思いますが、昨年の十二月、第二次宮澤...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。  以上です。
02月26日第126回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○大野(由)委員 先日に引き続きまして、一般質問をさせていただきます。  初めに、昨日の新聞で掲載をされていたわけでございますが、ディーゼルエンジンの排気中に含まれ、環境汚染の原因とされますディーゼル排気微粒子、DEPでございます。先ほどちょっと岩垂先生の御質問の中にもあったよ...全文を見る
○大野(由)委員 昭和六十二年の第百九回国会におきまして、公害健康被害補償法が改定をされました際に、大気汚染がぜんそく等の疾病の主たる原因とは考えられないというようなことで、第一種地域のすべてが解除をされまして、新規のぜんそく患者の認定が行われないようになった、そういう現状がござ...全文を見る
○大野(由)委員 砂場の問題について伺いたいと思うのですが、日本獣医畜産大学公衆衛生学教室の林助教授等々が一年間にわたって、公園の砂場を対象に大腸菌群数を調べた細菌学的な調査をいたしました結果、公園の砂場の砂一グラムの中に二万から三万個の大腸菌が検出されたという大変ショッキングな...全文を見る
○大野(由)委員 大腸菌の群数によって水質管理の基準が定められているわけですが、水道水の場合は厚生省の省令で、大腸菌は「検出されないこと。」そのようになっております。学校のプールは大腸菌の未検出が大前提である、一般のプールでも百ミリリッター中五個以上出ないこと、そのような基準が設...全文を見る
○大野(由)委員 今御答弁の中にもありましたように、地方公共団体も最近この問題に大変着目をいたしまして、定期的に砂を入れかえるとか必ず砂場に水道の施設をするとか、また、夜子供が遊び終わった後はシートをかけて犬や猫が入ってこないようにするとか、さまざまな努力をしつつあるようでござい...全文を見る
○大野(由)委員 もう一回確認をさせていただきますが、基準値は検討してつくっていただく方向で前向きに取り組んでいただけるのでしょうか、いかがでしょうか。もう一回重ねて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 今、大腸菌だけじゃありませんで、公園の砂場には犬や猫の回虫の卵による汚染状況も非常に大変なものがある、そういう研究といいますか、調査結果も出ております。市街地の公園の砂場の六八・六%にトキソカラ属線虫卵という回虫卵でございますが、そういうものを検出したという報道...全文を見る
○大野(由)委員 先ほどちょっとお話も出たわけですけれども、水道の水というものに対する今国民の皆さんの不安が非常に高まっているわけでご ざいます。ここは厚生省だ、ここは環境庁だ、ここは建設省だというのじゃなくて、本当に安心してそしておいしい水を確保できるために、これは協力をして...全文を見る
○大野(由)委員 厚生省さん、いかがでしょうか。
○大野(由)委員 ぜひこれは力を合わせてお願いをしたい、そのように思っております。  最後の質問でございますが、三年前、平成二年の四月二十六日の予算委員会の分科会でございましたが、私、沖縄県石垣島のサンゴ礁の自然保護について質問させていただきました。新石垣空港建設の予定地に関す...全文を見る
○大野(由)委員 最後に大臣に伺いたいのですが、所信表明の中で、「国立・国定公園における自然触れ合い拠点を初め、自然教育の拠点、長距離自然歩道、国民保養温泉地等の整備を通じ、自然との触れ合いの場の整備を推進するとともに、自然と触れ合う活動を推進してまいります。」このように述べてお...全文を見る
○大野(由)委員 以上です。      ————◇—————
03月05日第126回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○大野(由)分科員 若干時間がおくれているようでございますが、きょうの分科会の最後の質疑者ということでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  昨年をもって国連障害者の十年が終わりまして、この十年間でもってノーマライゼーションという理念が大分社会に浸透をしてきたかな、...全文を見る
○大野(由)分科員 今おっしゃった対象企業というのは大体どれぐらいあるんでしょうか。一般企業の中のどれぐらい、また大企業では何%あるんでしょうか。
○大野(由)分科員 では、実際にこの障害者雇い入れ計画作成命令を出されたのはどれぐらいありますでしょうか。
○大野(由)分科員 この数は多いと見ていらっしゃるのでしょうか、少ないと見ていらっしゃるのでしょうか。
○大野(由)分科員 今二百七十二社とおっしゃったわけですが、これが多いか少ないかということも、要するに判断ができないわけですよね。該当する企業がどれだけあるかということがわかった上で、該当する企業に対して、また、そのうちどれだけ実際に発出できたかどうかということが判断できるわけで...全文を見る
○大野(由)分科員 ぜひこの点はよろしくお願いしたいと思います。  それから、いろいろ作成命令を出されて、それは全部ちゃんと計画書は上がっているのでしょうか。今二百七十二社とおっしゃいましたが、それは全部上がっているのでしょうか。
○大野(由)分科員 じゃ、その適正実施勧告を出されたのはどれぐらいあるのでしょうか。
○大野(由)分科員 平成四年度についてはいかがでしょうか。
○大野(由)分科員 この適正実施勧告を出されましてもなおかつ改善の努力が少ないというところに関しましては、企業名の公表をされる、そのようになっているわけでございますが、今まで企業名の公表をされたのはどれだけあるか、平成四年度においてはどれだけあるかについて伺いたいと思います。
○大野(由)分科員 今お話を伺っておりまして、まだ非常に雇用率が低い、一・三六%という現状の中で、平成四年度は適正実施勧告を出されたのがゼロである、そういう状況、また、企業名の公表をされたのも、平成三年ですか、今まで過去さかのぼって四社にすぎない。私は、このような実態から見て、や...全文を見る
○大野(由)分科員 民間企業に対しての現行の法定雇用率一・六%、これもまだまだ低いのじゃないかなと私は思っております。もっと欧米並みに二%ぐらいに引き上げるということも必要ではないかと思いますし、アメリカではADA法、障害を持つアメリカ人法という法律が制定されておりますが、日本も...全文を見る
○大野(由)分科員 障害者の方に対する対策は、もちろん労働省だけじゃありませんし、厚生省とか各省庁にまたがることが多いわけですけれども、総理府が平成四年八月に実施をした障害者に関する世論調査の結果で、今後最も力を入れるべき国や地方公共団体の施策としては、雇用とか就労の場の確保が一...全文を見る
○大野(由)分科員 このヘルパーさんというのは大変重労働で、大変な職種でございます。ただでさえマンパワーの確保が大変という立場でございますので、障害者の方の雇用促進とともに、やはりこうした特殊事情のところはきちっと配慮していくべきではないか、そのように私は思いますので、その点につ...全文を見る
○大野(由)分科員 女子の再就職、再雇用について男女にするということについてのお話が今あったのですが、介護休業についてはいかがなんでしょうか。やはりILOの百五十六号条約を批准するためには介護休業を法制化する必要があるのではないか。そのことについて伺いたいと思います。
○大野(由)分科員 では、先ほどの再就職も、女子だけじゃなくて今後の大きな課題になるのではないかと思います。  これに関連をいたしまして介護休業、これももちろん段階的でいいわけですから、介護休業が法制化してなければこの条約の批准ができないということでにないと思うのですが、どちら...全文を見る
○大野(由)分科員 今我が党でも介護休業の法案化をいたしまして、間もなく国会に提出できるように一生懸命努力しているところでございますが、ぜひこの点についてもお願いしたいと思います。  時間がなくなってまいりましたので、最後に一問だけ。  男女雇用機会均等法が一九八六年四月一日...全文を見る
○大野(由)分科員 最後に、大臣に伺いたいのです。  今、超高齢化社会に向かって非常に進んできておりますが、反対に少子化社会で子供たちの数が少なくなってきている。そういった意味でも、ますますこれから女性の労働人口がふえていかなければいけないということが差し迫った問題としてあるわ...全文を見る
○大野(由)分科員 以上です。
04月06日第126回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○大野(由)委員 近年、国境を越えて人道的あるいは社会正義の立場から献身的な活動を続けるNGO活動への大変大きな期待が高まっております。我が国には約二百から二百五十のNGOが存在する、そのように推定されているわけですが、我が国のNGOの歴史は過去十年から十五年という大変短いもので...全文を見る
○大野(由)委員 民間からの基金寄附金も想定していらっしゃるようでございますが、これについても何年間ぐらいかけて基金を集めて、今将来図をなかなか描きづらいとおっしゃったわけでございますが、民間からの寄附金と政府からの出資金、どの程度の割合とか、その辺について伺いたいと思います。
○大野(由)委員 広報活動によってというお話でございますが、広く草の根からの寄附を、国民の皆さんの浄財を出していただくということについて、具体的に今どういうことがいろいろ検討されているかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 今お話がございましたが、個人に対しては寄附金控除の対象、また企業に対しては損金算入の対象になることはもう決定したのでしょうか、これからでしょうか。
○大野(由)委員 将来は基金の運用金のみで賄われるようになるのかどうか。また、不況の年とか金利の非常に低い年、高い年、年によっていろいろあるわけでございますが、金利が低くて運用金が非常に少なくなると、NGOの皆さんにとってもこういうときこそ助成をしていただきたいというふうな不況の...全文を見る
○大野(由)委員 助成の一件当たりの供与額はどれくらいを想定していらっしゃるのか、金額に縛りがあるのかどうかについて伺いたいと思い ます。
○大野(由)委員 財政支援は事業費だけを対象にされるのでしょうか。事業費だけではなくて、人件費とか通信費とか事務所経費とか、そうした一定の管理費に対しても支援をしてもらいたいという要望が高いのではないかと思いますが、この点について伺います。
○大野(由)委員 日本のNGOの大半は、スタッフとかボランティアにかかわる人の数が今大変少なくて、活動を推進していく上で大変苦労をしているのが現状でございます。NGOにとって人材の確保と育成が大変大きな課題になっております。善意や社会正義感だけでは不十分で、実務能力とか実践能力を...全文を見る
○大野(由)委員 補助率は事業費のどれぐらいを想定していらっしゃるのか、縛りがあるのかどうか、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 対象事業の選定基準について伺いたいと思います。
○大野(由)委員 環境保全では、例えばの例ですが、植林活動に携わるNGO、緑を守ろうということで植林活動に携わる、NGOだけでなくて、熱帯林などの破壊を事前に食いとめようとするキャンペーン活動を展開しているそういうグループもございます。どちらも立派な環境保全のための活動ではないか...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁長官に伺いたいと思うのですが、今回のこの助成事業は大変すばらしい趣旨であり、すばらしい事業の一環だとは思うのですが、これをいろいろ助成できる対象、助成できない対象、その辺が非常に難しいところもある。私は、政府の政策に適合するNGOだけを支援する、御用NGO...全文を見る
○大野(由)委員 現在政府がNGOを支援しているものに、幾つかありますが、その主なものの違い等々について教えていただきたいと思います。  郵政省で行っています国際ボランティア貯金による支援、それから外務省でやっていますNGO事業補助金制度、それと小規模無償資金協力等々がございま...全文を見る
○大野(由)委員 郵政省の国際ボランティア貯金は、民間の要するに貯金を原資にしているわけでございますので、会計検査院の検査を受けなくて済む。一方、外務省でやっていらっしゃるNGO事業補助金制度はまさに国民の税金を使って行われている補助金制度である。そういった違いから当然会計検査院...全文を見る
○大野(由)委員 このNGOの人たちにとって今回の趣旨は非常にありがたいんだけれども、自主性、自律性というものを損なわれないために、要するに税金を使わないで、国民の皆さんの、民間の方の寄附だけで、寄附を募って多少時間がかかってもこういう基金をつくった方がいいのじゃないか、そういう...全文を見る
○大野(由)委員 支援対象事業でございますが、当初は基金も小さいことですので、環境に限定をするということは、これは無理もないことかと思いますが、しかし開発途上国を見てみましたら、環境破壊というのはいろいろ原因がございまして、例えば人口爆発が環境破壊を引き起こしている、そういう場合...全文を見る
○大野(由)委員 対象国についてですが、「開発途土地域における環境の保全」と出てくるわけですが、この「開発途土地域」というのはどういう国を指すのかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 今回追加されます事業団法の十八条の八号に「本邦以外の地域に主たる事務所を有する民間団体による」、そういう言葉が出てきます。つまり、海外の民間団体によるというようなことだと思いますが、これには先進国を含むかどうかについて伺いたいと思います。あらゆる、日本以外のどの...全文を見る
○大野(由)委員 この海外民間団体によります開発途土地域の環境保全活動についてですが、申請の段階でそれをどう選ぶかというようなことと、その後どういうふうに検査をするかということの、事前、事後の調査というのでしょうか、それはどのようになさるのかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 事後も同じでしょうか。事後についてもちょっと聞きます。
○大野(由)委員 申請は毎年一回もしくは二回というふうに行われるのかな、そのように思うわけですが、申請が一年ごとに行われるのかどうか、事業によっては一年で完成しない事業、二年なり三年なりかかる事業があるわけですけれども、申請をして初年度認可されて助成を受けられたけれども、二年目、...全文を見る
○大野(由)委員 では、一年ごとに申請なりはするにしても、当然その辺は、大きな二、三年にまたがる事業はその事業そのものが対象にされる、そのようなお答えであったのではないか、そのように受けとめさせていただきます。  それから、基金の助成を今すぐ受けるほどの実績や力のないNGOにつ...全文を見る
○大野(由)委員 最初の質問に関しては、何かお答えがわかったようなわからないような、どうももう一つよく理解ができないのですが、ともかく皆さんが、一年で完遂する事業しか対象にならないというような懸念がないように、その点の御努力はぜひお願いをしたいと思います。  それから申請ですが...全文を見る
○大野(由)委員 長官に伺いたいのですが、平成四年十二月に日本環境協会が行われたアンケートの中で、全体の四割強の団体が活動に必要な情報が不足、そのように答えております。環境破壊の実態や破壊の現状に関する情報とか環境保全活動の手段、方法に関する情報とか、また他の団体の活動状況や活動...全文を見る
○大野(由)委員 国民の間に広く環境保護運動が広がっていくということが今回の改正の一つの目的でもあるわけでございますので、この点は非常に大切なのではないか。  例えば、ちょっと一つの例を挙げますと、国民の消費生活を守るために、例の国民生活センターというのが、いろいろな情報収集を...全文を見る
○大野(由)委員 NGOが現場でつかんでいます情報を的確に、スピーディーに吸い上げて環境保全運動に生かしていくということが非常に大事なのではないかと思うのですね。今回の環境事業団が地球環境基金からNGOにお金を助成しますよ、それから情報も提供しますよという、上から何かNGOにして...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひこれ具体的に、ちょっと今の御答弁では余り具体的に何もイメージがわかなかったのですが、やはりNGOと対等の立場で協議をする場というのが必要じゃないかと思うのですね。今回、地球環境基金を設けるに当たってNGOの代表の方から種々御意見を聞かれたということはNGOの...全文を見る
○大野(由)委員 済みません、時間が残り少なくなってまいりましたので、いろいろまだ伺いたいことがありますが、ちょっと最後、もう少し別のことを質問させていただきたいと思います。  先日、二十九日付の読売新聞に、例の環境アセスの法制化について当面行わないものとする、そういう覚書があ...全文を見る
○大野(由)委員 否定するようなじゃなくて、肯定するようなものにぜひ頑張っていただきたい、そのように思います。  最後に、例の水俣病の裁判についてちょっと一言質問をさせていただきたいと思うのですが、つい先日、三月二十五日に熊本地裁で水俣病第三次訴訟の判決が言い渡されたわけでござ...全文を見る
○大野(由)委員 今回の判決では、水俣病患者の認定についても、国の、運動失調や手足のしびれとか典型四症状が組み合わさった神経系疾患に限っている現状に対しまして、患者多発地域に長期間居住しているなどの条件が整えば、症状が手足末端の感覚障害のみの者でも水俣病の可能性が高いということを...全文を見る
○大野(由)委員 原告側の一番の願いは、これ以上結論を長引かせたくないという一言に尽きるのではないか、そのように思います。裁判をいたずらに延ばすのではなくて、環境庁が率先して水俣病問題関係閣僚会議の開催をぜひ関係省庁に働きかけていただいて、政治的決着をぜひ図っていただきたいという...全文を見る
04月06日第126回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○大野(由)委員 公明党の大野由利子でございます。初めて船田経済企画庁長官に質問させていただきます。よろしくお願いします。  初めに、景気指標について伺いたいと思います。  今までは暗いデータばかりが目立った景気指標ですが、景気の回復を予想させるような明るい指標が今幾つか出て...全文を見る
○大野(由)委員 九二年度の実質経済成長率について伺いたいと思うのです。  ことし一月二十二日の施政方針演説の中で経企庁長官は、平成四年度の実質経済成長率は一・六%程度、そのようにおっしゃったわけでございますが、この目標を達成するには一月から三月期に前期比三・一四%、年率で一二...全文を見る
○大野(由)委員 ちゃんとしたデータは少し待つしか仕方がないと思いますが、下方修正せざるを得ないという認識を持っていらっしゃる、そのように受けとめてよろしいでしょうか。
○大野(由)委員 非常に建前の論議で、国会だから仕方がないのかなと思いますが、もう少しここは腹を割った本音の論議がなされないと、何のために国会審議をしているのか意味がないんじゃないか。こういう国会論議なら、やる必要ないのじゃないかと思いますが、経企庁長官に最後に本音の本音のところ...全文を見る
○大野(由)委員 宮澤内閣は、経済の宮澤と言われて非常に経済に強い内閣、そのように言われていたわけですけれども、今回の不況を単なる循環型不況のような認識で、資産デフレまた債務デフレを伴った複合型不況である、そういう認識が非常におくれたのではないか。そういうことを予算委員会等の質疑...全文を見る
○大野(由)委員 九三年度は実質経済成長率三・三%という数字を掲げていらっしゃるわけですが、これも私は早目にきちんともう一回下方修正をする必要があるのじゃないか。今までの経済運営への不信、政府、経企庁に対する国民の皆さんの不信というものを今後どのように改善していこうとされているの...全文を見る
○大野(由)委員 不況といえば暗い面ばかり強調されるわけですが、中にはいい面もあるのではないか。大量生産、大量消費、また大量廃棄、そうした生活スタイルというものが果たしてよかったのかどうかということを見直す一つの大きなきっかけにもなったのじゃないか。  この冬、大変なべとかみそ...全文を見る
○大野(由)委員 「生活大国五か年計画」というものを発表していらっしゃるわけですけれども、生活関連に重点を置く。本当にまさに大事なことではないかと思うのですが、政府は九一年度予算から生活関連重点化枠というものをずっと別枠でまとめていらっしゃる、創設されたわけですが、今年度の予算に...全文を見る
○大野(由)委員 十三日でしょうか、景気対策の追加の大型の景気対策を発表されるということなんですが、非常に史上最高のものになるというような報道がなされております。どの程度の規模になるのかということ。それから、新社会資本整備を重視していくということで、この新社会資本整備、私非常にい...全文を見る
○大野(由)委員 私は、建設国債で何もかもやろうとするところにある面ではいろいろな無理があるのじゃないか。建設国債の枠をいろいろ広げていっても、おのずとある限度があるということで無理があるのじゃないか。財政法第四条で、国債の対象は国会でいろいろ審議をして定める、このように決められ...全文を見る
○大野(由)委員 先ほど長官の方から、まさにこれから総合経済対策の中身が問われる、大事だ、そういうお話がございました。私も全く同じ思いなわけですが、今回の不況の中に、GNPの六割を占めています個人消費が非常に低迷しているという状況がございます。二月の全国のスーパーの総売上高、昨年...全文を見る
○大野(由)委員 前回のプラザ合意以後、大変急激な円高が進みまして、一九八五年から八六年にかけて、大体今回の円高の約十倍、百円からの円高が急激に一年の間に行われて、円高差益が十兆円を上回る規模であった。おまけに、原油価格が下がりまして、これを加味して二十兆円のメリットが生じていた...全文を見る
○大野(由)委員 では、円高が還元されたとその値から見られるのでしょうか。それとも不十分だったと見られるのでしょうか。
○大野(由)委員 今回の円高差益ですが、計算上、まだあくまで計算上ですが、国内卸売物価、また消費者物価指数に今回の円高がどのような影響を与えるのか、計算上の数字を教えていただきたいと思います。
○大野(由)委員 マイナス一%ですか。(小林政府委員「はい」と呼ぶ)マイナス一%ぐらい下がるという試算があるということですが、前回のプラザ合意のときに大変な円高があったわけですけれども、実際には卸売物価指数は大きく下がったにもかかわらず、消費者物価指数というものは逆に上がっている...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひしっかり見守っていただきたいと思います。  ガス料金の内外価格差について伺います。現在、我が国の標準的な家庭の月間使用量の料金を一〇〇といたしまして、欧米諸国のガス料金がどうなっているか。百十三円の現在レートに換算するとどれぐらいになるか、教えていただきた...全文を見る
○大野(由)委員 今おっしゃったのは、為替レートが百三十四・七一円のときの数字だと思うのですね。もう結構ですが、百十三円であればもっと内外価格差の開きは大きいのではないか、そう思います。我が国のガス料金、まさに公共料金の基本的なエネルギーを支えるガス料金がこれほど大きな内外価格差...全文を見る
○大野(由)委員 今おっしゃっていただいたいろいろな理由があるかと思いますが、それにしても私は、余りにも状況がひどいのじゃないか、少ししっかり監視をしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  まだいろいろお聞きしたいことがたくさんございますが、時間が迫...全文を見る
○大野(由)委員 公正取引委員会の皆さんにぜひ頑張っていただきたい、権限強化とともに頑張っていただきたいと思いますが、こういういろいろな談合を生みゃすい体質を建設業界にもたらしている一つの原因といたしまして、昭和五十九年二月二十一日に公正取引委員会の事務局で発行をされております「...全文を見る
○大野(由)委員 建設業界では、例の静岡建設談合事件以来、米軍横須賀基地事件とか埼玉の土木事件等大がかりな談合が続いているわけですが、いずれも勧告で終わっているということが国民の皆さん非常に不満を持っておりますので、今回刑事罰というか刑事告発できるところまでぜひ頑張っていただきた...全文を見る
04月22日第126回国会 衆議院 本会議 第22号
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○大野由利子君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議案となりました児童の権利に関する条約について、総理並びに関係閣僚にお尋ねをいたします。本条約は、一九八九年に国連で採択されましたが、この年は、世界史の中でもひときわ光彩を放っているフランスの人権宣言が布告されてちょうど二...全文を見る
04月23日第126回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○大野(由)委員 我が党は、昭和四十八年に環境保全基本法案を国会に提出して、それ以来、現行の公害対策基本法及び自然環境保全法を改正し、また強化して、トータルな環境保全のための法案が必要であろうということで、一貫して主張をしてきたわけでございます。  昨年の地球サミットにおきまし...全文を見る
○大野(由)委員 今回の基本法をもとにいたしましてこれからどのような各論をつくり上げていくか、これが非常に問われるわけではないか、そのように思うわけでございますが、今後の方向と申しますか、今後の長官の御決意を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 けさの記者会見で環境庁長官が、今後の経済対策に環境の面からの視点というのでしょうか、配慮が非常に大切であるというような意味での御発言があったということを聞いているわけでございますが、この辺、どういう発言をなさったのか、もう一度確認をさせていただきたいと思います。
○大野(由)委員 済みません。ちょっと私の聞き違いであったかと思います。  今回の基本法の必要性についで、今回この法案の中にも、いろいろ法案の提案理由等々にも出ているわけでございますが、その中で都市型公害、生活型公害ということが書かれておりますが、これはどういうものを想定してい...全文を見る
○大野(由)委員 次世代に引き継ぐ環境というものはどのような環境なのかについて、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 環境アセスメントについて伺いたいと思います。  政府の法案では、第十九条で「必要な措置を講ずる」、そのように記載されただけでございまして、法制化に踏み込んでいないわけでございますが、去る二十日でございましたか、宮澤総理は、社会情勢の変化などを考え、必要に応じて...全文を見る
○大野(由)委員 この閣議アセスで二十年対応していらっしゃるわけでございますが、行政や事業者に、この閣議アセスというのは拘束力を持つかどうか、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 そういう意味では法制化に比べると、今の閣議アセスは非常に拘束力の弱いものになっているという現状である、そのように思うのです。  それから、地方の条例等で行われている地方公共団体のアセスについて、先ほどちょっと局長もお触れになりましたけれども、現在、地方公共団体...全文を見る
○大野(由)委員 条例によって実施しているところが四、それから要綱によってやっているところが三十八という状況ではないか、そのように思います。このように地方公共団体で行っておりますアセスについても、非常に徹底された整合性のあるものにはなっていない、そういう現状がございます。  閣...全文を見る
○大野(由)委員 整合性があるなどということは、これはもう断じて言えないのではないか、そのように思うわけでございます。  それから、アセスの三原則、一応この三つが必要じゃないか、そのように言われでいるわけですが、一つは学術性、また中立性、透明性、公開性とも言えると思いますが、こ...全文を見る
○大野(由)委員 内容の充実が問題ではないか、そのように思うわけでございます。  事業の環境に対する影響を調査、評価する学術的、科学的な手法そのものの確立もございます。それから調査、評価の手続のあり方というものを形づくっていくこと、また、一体だれが調査、評価をするのか、調査、評...全文を見る
○大野(由)委員 現行のアセス、事業者が事業に取りかかる直前に行われているという実情がございます。また、アセスを実施する側とまたそれをチェックする側、それが同じ自治体がやっている、事業の主体者とアセスする側、全く同じところがやっている、こういうことで、とてもじゃありませんけれども...全文を見る
○大野(由)委員 今おっしゃったような努力規定で、果たして実効力が発揮できるのかどうかということが大変大きな課題ではないかと思います。国の手続では、アセスの作業を終わり準備書を作成した時点で初めてその事業計画を公表されているわけでございますが、これではもう一回戻ってやり直すという...全文を見る
○大野(由)委員 現行では環境アセスは、実質的に提出された計画を一部部分修正をする、そういう状況にとどまっておりまして、全面的な計画の見直しというようには非常になりにくい、そういう現状がございます。持続可能な発展という環境基本法の理念に即しまして、環境に影響を与えないような事業を...全文を見る
○大野(由)委員 今お話を伺っていまして、全体の五%ぐらいという状況でしょうか。  本当に今アセスメントが非常に、途上国を含めまして世界の常識という状況になっているわけでございますが、環境庁には、各省庁が所管する環境保企業務について強力な総合調整権が付与されておる。環境庁設置法...全文を見る
○大野(由)委員 先ほどもちょっと触れましたけれども、環境アセスの結果として、実際事業が撤回になったという事態はほとんど例がないわけでございまして、特に国のアセスで事業が撤回されたということは全くと言っていいほどない。その結果、アセスというのはまさに儀式化している、免罪符だ、アセ...全文を見る
○大野(由)委員 条例とか要綱によりまして地方公共団体で環境アセスを実施しているというところは、先ほど四十二自治体しかないというわけでございますが、今こういう要綱なり条例を持っていない地方自治体に対しても、国は大変いろいろ開発事業に補助金を出したりしている実情があるわけですね。国...全文を見る
○大野(由)委員 アセスが重要であるということが位置づけられたとおっしゃるわけですが、確かにそのとおりだと思いますが、この法案のどこを読んでも、アセスをやらなければいけないんだなというふうには地方公共団体もとても読めないのじゃないか、そのように思うわけでございまして、ここで本当に...全文を見る
○大野(由)委員 環境アセスメントと国際協力について伺いたいと思うのですが、日本の工場の進出、これがしばしば公害の輸出になっている、そのように指摘をされております。ODAは環境保全に資する援助であるということが求められているわけですが、国内の環境保全はもとより、海外取引を初めとす...全文を見る
○大野(由)委員 おっしゃったように、三十四条の中に、「地球環境保全等について配慮するように努めなければならない。」このように今回の基本法の中にございます。非常に弱いというのでしょうか、消極的というのでしょうか、こういう条文であってはならない。一応の努力を、配慮するようというのじ...全文を見る
○大野(由)委員 いずれにいたしましても、この三十四条のような「地球環境保全等について配慮するように努めなければならない。」このような弱い条文では、日本が地球環境の保全のために本当に責任を持って、これから環境立国として頑張っていくんだ、そういう姿勢はとてもうかがうことができない、...全文を見る
○大野(由)委員 二十一条に経済的措置についてるる書かれているわけでございますが、まずこの第一項では、助成措置が書かれております。あめとむちのあめの部分が先に書かれておるわけでございますが、第二項で「環境への負荷の低減に努めることとなるように誘導することを目的とする施策」、こうあ...全文を見る
○大野(由)委員 私は、安易な大衆課税は絶対やるべきではない、しかし、汚染を抑制することを目的とするという意味での国民の皆さんのコンセンサスを得られるために、やはりいろいろ幅広く議論をしていくということは大変大事なことではないか、汚染者負担というものを明確にしながらこれを幅広く議...全文を見る
○大野(由)委員 以上で終わります。
04月27日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第12号
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○大野(由)委員 政治改革法案の質疑に入ります前に、初めに、女性の政治参加ということについて伺いたい。自民党、社会党、公明党、皆さんの党に伺いたいと思います。  現在、我が国は、衆議院は御存じのように女性議員は十二名でございます。全部で二・三%という状況でございます。九〇年の二...全文を見る
○大野(由)委員 我が国が戦後、ひたぶるに高度経済成長の路線を走りまして戦後復興を遂げてきた。そういった意味で、男性主導型の政治の中で成功してきて今日に来たのかもしれませんが、今もはやいろいろな問題に破綻を来している。まさに政治のありようにさまざまな大きな問題点、ほころびが生じて...全文を見る
○大野(由)委員 列国議会同盟のシンポジウムにおきましても、選挙制度が女性の進出に影響を与えるかどうかというシンポジウムの中で、比例代表制の方が小選挙区多数代表制より女性にとって非常に進出をしゃすい、そういう意見が大変多く見られたわけでございますし、調査結果におきましても、比例代...全文を見る
○大野(由)委員 時間がございませんので、御決意に変わりがあるかないか、イエスかノーでお答えいただきたいと思います。
○大野(由)委員 一応全員の方に伺っておきたい。
○大野(由)委員 今皆さん、御決意を伺ったわけですが、与野党が大変自己の政党の案に固執をしておりますと、与野党相打ちになって廃案になってしまう。ベストの案はベストの案として、これを成立させるためには妥協をすると申しますか、双方が歩み寄ってそして一つのものにする、そういう妥協が必要...全文を見る
○大野(由)委員 民間政治臨調が提言いたしました小選挙区比例連用制は、私は一つの有力な妥協案ではないか私個人の意見でございますが、そのように思うわけですが、この連用制案についてどのように思われるか。  これは自民党、社会党、公明党、代表お一人ずつで結構でございます。手短によろし...全文を見る
○大野(由)委員 この民間政治臨調の提言の中に、政治資金規正法に基づきます監督機関として、政治資金委員会を総理府の外局として設置することを提言しております。この政治資金委員会の活動の中身とか構成とか細かいことにはいろいろ異論があるかと思いますが、このような第三者機関が一定のチェッ...全文を見る
○大野(由)委員 私も、活動の中身はもちろん政党の自由が保障されなければいけないわけですが、金額のこととかそういった意味で、やはりこの政治資金も税控除の対象になっているわけですから、不当なものがそこに介在しないようなこうした第三者機関のチェックは必要なのではないか、そのように思っ...全文を見る
○大野(由)委員 はい。
○大野(由)委員 自民案では資金調達団体というものを設けていらやしゃいまして、自民案によりますと六十万円を超える資金調達団体への個人献金、政党への献金は名前を公表するとなっているわけですが、資金調達団体も会費であれば、毎月十万の会費で年間百二十万円払っても名前は公表されない、そう...全文を見る
○大野(由)委員 個人献金に関しまして、確かに会則に基づくものであるわけですけれども、会費という名目で一つの脱法行為が行われるというふうなこと等も考えられますので、私は、この法案の中に、会費もすべて寄附とみなすというような、その辺の規定が必要ではないか、このように思っております。...全文を見る
○大野(由)委員 今のお話を聞いていますと、要するに五年の経過措置を設けて、二十四万円までにいくまでのソフトランディングとして徐々に、一挙には厳しいから徐々に減らそう、そしてスムーズにこの制度ができるようにというために設けられた、そういう制度である、そういうことでございましょうか...全文を見る
○大野(由)委員 そういう御趣旨だということなんですが、ただし、この受け入れ団体が制限がないわけですね。場合によっては、今より受け入れ団体を、五年未満に限りますとふやすことも可能な制度になっているわけでございましで、私はこの自民案を見る限り、国民の皆様に対しては、徐々に減らしてい...全文を見る
○大野(由)委員 信じられないから今法制化を図ろうと、今までの法律でいろいろ問題があるということで検討しているわけでございまして、政治家が信頼できるのであればこうしたことを検討する必要もないのではないか。そのためには、本当にもっとちゃんとした法律をつくっていく必要があるのではない...全文を見る
○大野(由)委員 自民案にはこれが入っていないのですが、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○大野(由)委員 これは預貯金以外はあれなんでしょうか、この政治資金規正法の旧法の第九条に「当該寄附の金額(金銭以外の財産上の利益については、時価に見積もつた金額。」とございますが、これ、預貯金以外も入っているはずですが、どうなんでしょうか。
○大野(由)委員 いろいろリクルート事件等々もあったわけでございますので、この辺、やっぱり有価証券についても果たしていいのかどうなのか、この辺の御検討が必要ではないか、そのように思います。  それから、政治資金規正法の施行期日に関して伺いたいと思いますが、この政治改革法案が一括...全文を見る
○大野(由)委員 本当でしょうか。これはその翌年じゃないんじゃないでしょうか。来年の一月一日に公職選挙法が実施されれば、再来年の一月一日からですよね。間違いないですよね。
○大野(由)委員 私は、どうして公職選挙法が施行されてから政治資金規正法が施行されるまで一年の間があるのか、これは同時でいいんじゃないでしょうか。どうして違うんでしょうかお答え願いたいと思います。
○大野(由)委員 別に使い切ってなくても困らないわけでございまして、継続してそのまま、政治団体は別にそれで一たん打ち切るわけでも何でもないと思いますので、政治資金規正法の施行が一年おくれることの理由にはならないのではないか。私は、これは自民党さんが、本当に何としても、公職選挙法が...全文を見る
○大野(由)委員 はい、もう一回自民党に伺います。ちょっと先ほどのは納得がいきませんでした。
○大野(由)委員 じゃ、もう時間がございませんので、最後に、社公案では政治資金規正法、政党交付金の交付に関する法律の施行日に合わせる、そういうふうになっているわけですが、なぜそういうふうにされたのかということと、あわせてその政治資金についての考え方について、ぜひ社公で考えていらっ...全文を見る
○大野(由)委員 政治資金についての考えを最後に。
○大野(由)委員 では、以上で終わります。ありがとうございました。
05月11日第126回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○大野(由)委員 初めに、森嶌先生に伺いたいと思います。  環境アセスメントの法制化というのは世界の趨勢になっているのではないかと思うのですが、世界の先進国それから開発途上国における環境アセスメントが現状どうなっているかについて伺いたいと思います。
○大野(由)委員 先ほどもちょっと質問が出たかと思うのですが、環境アセスの非常な重要性というものが今回の基本法案の中にうたわれたわけです。やはりある面では法制化というか、法律できちっとしていかなければ、持続可能な開発、持続可能な発展が担保できるのかどうか、現状のアセスで果たして十...全文を見る
○大野(由)委員 今回の基本法の中で、特定の、教育とか非常に限定された形での情報の提供というのが出ております。情報の公開という形になっていないわけですが、水俣病のいろいろな反省において、情報の公開は我が国においてまだまだ非常に厳しい状況ではあるかと思うのですが、人間の生命にかかわ...全文を見る
○大野(由)委員 天野先生にお伺いしたいと思います。  経済的手法ということで、マイナスのインセンティブであります課徴金とか税という問題が今回の法案の中で位置づけられているわけですけれども、課徴金には炭素税以外に、例えば具体的にどういうものが想定されるか、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 これが環境の破壊の抑制につながる、ある程度効果をもたらすというためには、これはまだ研究課題かもしれませんが、ヨーロッパ等を参考例にしながら、効果あるにはどの程度なのか。これが、ある面では余り薄いと単なる消費税のかわりというような感じで、一時的には痛手を感じても、...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。
○大野(由)委員 前回に引き続いての質問をさせていただきます。  初めに、環境行政の機能の強化について伺いますが、環境基本法の第十三条に、環境保全施策の策定及び実施は、各種の施策相互の有機的な連携を図りつつ総合的かつ計画的に行わなければならない、このように出ているわけでございま...全文を見る
○大野(由)委員 基本法案におきまして環境政策の領域が非常に拡大をしてくるのではないか。いろんな新しい手段、政策等も規定されているわけでございまして、こうした新しい政策を総合的かつ計画的に実施していくために、一元的かつまた総合調整していく分野、それぞれ検討をいたしまして再編強化し...全文を見る
○大野(由)委員 この環境基本法を実効あるものにするためにも、ぜひ頑張っていただきたい、そのように思います。  環境破壊の未然防止について伺いたいわけですが、環境保全の基本は、環境破壊を未然に防止することでございます。しかし、科学的知見が明らかでないという理由のために、それが口...全文を見る
○大野(由)委員 水俣病の教訓から、環境破壊を未然に防止するためには、調査研究というものを公正に行うこと、それから規制措置が速やかに行われなければいけない、そういうことが教訓として残っているわけでございますが、現在、水道水源を汚染をしております、人々の健康を非常に損なっているとい...全文を見る
○大野(由)委員 実は昨年、私厚生委員会におきましてたびたびちょっと採り上げた問題がございます。PCB使用の電気機器の保管の実態についてでございますが、厚生省は現在、保管実態の全国調査を行われているわけですが、今、都道府県から八割ぐらい回答が戻ってきている、そういうことのようです...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁は有害物質の排出規制は行っていらっしゃると思うのですけれども、農薬とか化学物質等々につきましても、その製造や使用の規制というものも非常に大事になってくるのではないかと思いますが、これは環境基本法の中でどのように規定されているか、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 「その他の行為」なんというところにあるのかなんということは、非常に何というかあいまいというか見落とすというか、そんなことでいいのかなと、しっかりこの辺は主張をしていかなければいけないのではないか、そのように思います。  それから、農薬や化学物質、国内はもちろん...全文を見る
○大野(由)委員 環境アセスメントについて伺いたいと思います。  我が党はかねてから環境アセスメントの法制化の必要性について強く主張をしてまいりました。当委員会におきましても、現行制度の問題点、またアセスの法制化が必要であるということを種々指摘をしてきたわけでございます。我が党...全文を見る
○大野(由)委員 午前中に行われました参考人質疑におきましても、中公審のメンバーでいらっしゃる森嶌昭夫先生が、私は法律家として、やはり環境アセスは法律によってきちっとやるべきだ、だが、現実にはいろいろ難しいこともあるので、ぜひきちっとした議論をしてもらいたい、国会の中でそういう場...全文を見る
○大野(由)委員 例えばPL法、例の製造物責任法も今、国民生活審議会で、それぞれ産業界の代表、住民の代表、いろいろな方が集まられて検討がされているわけでございますが、この環境アセスにつきましても、内外のアセスの運用実態というものをまず調査し、その上で環境アセスはどういうふうに行わ...全文を見る
○大野(由)委員 私は、環境アドバイザーのような人を育てて地域で出前の講習を行うとか、環境保全のための実践活動に一緒に参加をしていくとか、相談の窓口になるようなものを地方自治体の中につくっていく必要があるのではないか。今ちょっと一つの参考例として消費者センターというのがございまし...全文を見る
○大野(由)委員 二十六条の情報の提供について伺いたいと思います。  教育及び学習の振興云々のために情報の提供が出ていますが、これは、環境について状況がどうなっているか、その他の開発とか環境保全に関する情報について、国民の側から教えてほしいという要求があったら国はこたえてくれる...全文を見る
○大野(由)委員 この二十六条の中に「個人及び法人の権利利益の保護に配慮しつつ」とあるわけですが、これは環境保全と法人の利益とどちらが優先するのでしょうか。
○大野(由)委員 もう時間がなくなってきましたので、済みませんが、最後に一問だけ質問させていただきたいのです。  この二十六条の情報の提供は国の規定だけでございまして、地方公共団体のこと、または事業者についての規定が何らないわけでございます。水俣病の教訓におきましても、もっと早...全文を見る
○大野(由)委員 以上です。
05月13日第126回国会 衆議院 環境委員会公聴会 第1号
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○大野(由)委員 内田先生と小沢先生、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思うのですが、日本は高度経済成長期に事業活動に伴います著しい産業公害が大変多発をいたしまして、日本の環境行政はこうした産業や開発の後始末対策というものが主という形で現在行われてきたのではないか、そのように...全文を見る
○大野(由)委員 では、小沢先生、お願いします。
○大野(由)委員 今、教育効果というお話が出ましたので、それに関連して伺いたいと思うのです。  環境税の経済的手法に関しましても国民の皆さんの幅広いコンセンサスがなければ進まないし、デポジット云々のことについてもある程度国民の皆さんの本当に幅広い支持が必要、そういった意味での鶏...全文を見る
○大野(由)委員 では、小沢先生にも、スウェーデンの環境教育を例に引きながらお願いいたします。
○大野(由)委員 最後に小沢先生に、スウェーデンのエネルギー政策について伺いたいと思うのです。  御存じのように、化石燃料は地球の温暖化という大変な弊害をもたらすし、水力発電も自然破壊になる。原子力発電も、温暖化の面ではクリーンと言われているわけですが、非常に廃棄物の問題等々が...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。
○大野(由)委員 きょうは、大変お忙しい中ありがとうございます。  私も、初めに環境アセスについて、四人の公述人の皆様にちょっとお伺いをしたいと思います。  初めに猿田先生に伺いますが、猿田先生のお話の中で、社会経済情勢を見きわめつつ環境アセスを見直していくことが大事である、...全文を見る
○大野(由)委員 篠原先生に伺いたいのでございますが、先ほどのお話の中で、五十六年に政府案の環境アセス法が提案をされましていろいろ審議がされまして、五十八年に廃案になったわけでございますが、このときの国会審議の模様を私詳しく存じ上げないわけですが、いろいろ反対もあったり、市民団体...全文を見る
○大野(由)委員 梶山先生と高木先生に伺いたいと思います。  先ほど岡崎議員からもちょっと質問があって、似たような質問になるかと思いますが、この環境アセスメントを強化をし、信頼性と科学的に精度の高いものにしていく、まさにおっしゃるとおりだと思うのですが、どうしても各地方自治体を...全文を見る
○大野(由)委員 猿田先生に伺います。  国と地方公共団体の連携が一層強化されることが大事であるというお話がございました。私もまさにおっしゃるとおりだなと実感をしております。環境行政が有機的に、効果的に行われるためには、それぞれがばらばらではなくて、その地域の特性というものを生...全文を見る
○大野(由)委員 梶山先生に伺いたいと思いますが、エコロジカルな視点が非常に抜けているというお話がございました。まさに私も、例えば真夏でもできるような大きなスキー場をつくるということが果たしていいのかどうなのか、その辺から問い直さなければいけない問題がたくさんあるのではないか。し...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。
05月18日第126回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○大野(由)委員 環境基本法につきまして、既に当委員会で二十八時間、きょうが終わりますと三十時間審議を続けてまいりました。環境に関する憲法ともいうべき大変重要法案でございます。先ほど同僚議員からいろいろ御質問ございましたが、初めに、私も環境アセスについて質問をさせていただきたいと...全文を見る
○大野(由)委員 昭和五十九年の閣議アセスが実現をして以来今日まで九年間、既にその環境アセスは法制化を含めて検討、そう言われている状況が九年間ずっと続いているわけでございます。今回この環境基本法が成立した暁には、政府が一体となって、諸外国と比較して我が国の環境アセスの運用状況とか...全文を見る
○大野(由)委員 今環境庁長官からこのようなお答えをいただきましたが、これは政府一体で取り組まなければいけない、環境庁だけではできないことではないか、そのように思いますので、総理がリーダーシップを発揮していただいて、政府一体で取り組んでいただくという御答弁を確認させていただきたい...全文を見る
○大野(由)委員 環境基本計画について伺いたいと思います。  この環境基本計画を意義あるものにするために、環境の保全に関しまして、環境基本計画以外の国の計画と調和のあるものにしていかなければいけない。環境基本計画の示す方向に沿って、総合的かつ計画的な推進を図ることが大切だと思う...全文を見る
○大野(由)委員 この環境基本計画は環境政策の基本に関する計画でございまして、極めて重要なものであるわけですが、これが本当に有効に機能して環境の保全に実効性を確保するためには、地方自治体、事業者、また国民等々が参加して策定するということが大事なのではないか。住民や地方自治体の意見...全文を見る
○大野(由)委員 総理に伺いたいと思うのですが、今回、環境基本法案に大変たくさんの新しい施策が盛り込まれているわけでございます。新しくつくられるこの基本法案のもとで、総合的かつ計画的、有機的と申しましょうか、そのような状況で進められていかなければいけない。そういった意味で、国、ま...全文を見る
○大野(由)委員 環境の日の設置について総理に伺いたいと思うのです。  国民的な環境保全活動を行うためには、国、地方公共団体、また広く国民や事業者とともに環境保全に対する意識を高め、実践をする、行動に移していく、そういうことが必要かと思います。世界環境デーであります六月五日を環...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひそういう方向でお願いをしたいと思います。  さらに、この六月五日を環境についての国民のお祭りの日、そういう祝日にする方向で御検討をいただければありがたいなと思いますが、その点について御見解を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 環境破壊の未然防止について長官に伺いたいと思います。  環境政策のかなめは、環境破壊をもたらさないように未然防止が非常に重要なわけでございまして、基本法の第四条に基本理念が出ております。「科学的知見の充実の下に環境の保全上の支障が未然に防がれることを旨として、...全文を見る
○大野(由)委員 環境教育について伺いたいと思うのですが、すべての人が環境の保全の重要性を理解して、活動に意欲を持っていくということが非常に大事ではないか。学校教育も非常に大事だと思いますが、また地域とか家庭とか、自然との触れ合いの場等々を通しまして、環境の保全に関する教育、学習...全文を見る
○大野(由)委員 平成三年十二月に政府で申し合わせて作成されました行政情報公開基準というのがございます。各行政機関がそれぞれ保有されている膨大な行政情報を、自主的に国民の求めに応じて公開するかどうかという判断基準を示されたものでございますが、この中に、非公開にすることができるとい...全文を見る
○大野(由)委員 最後に、総理にちょっと伺いたいのですが、水俣病の教訓にいたしましても、もっと早く情報が公開されていればあんなに被害が大きくなる前に防ぐことができたのにという、そういう大変な教訓ではないか、そのように思うわけです。私は、いろいろ難しい点はたくさんあるというのはわか...全文を見る
06月11日第126回国会 衆議院 環境委員会 第13号
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○大野(由)委員 私は、水俣病の認定業務が促進されることは結構なことである、そのように思うわけでございますが、水俣病の患者の切り捨ては断じて認めるわけにいかない、また水俣病患者が生きている間に国は血の通った温かい誠意のある早期解決をなすべきではないか、そういう立場できょうは質問を...全文を見る
○大野(由)委員 長官は、福岡高裁に控訴をされたことで、この問題については一日も早く解決に持ち込みたいというのが我々の気持ちだ、そう言ってこられたことと、この控訴されたということは非常に矛盾があるのではないか。国は水俣病の解決をまさに長引かせようとしているのではないか。長官のその...全文を見る
○大野(由)委員 生きている間に救済をということが被害者の方々の切なる願いでございまして、今回の判決に至るまで十一年半にわたる、長期にわたる裁判が行われてきておりまして、また原告の方々の平均年齢は大体七十歳に到達をするという状況でございますが、これから高裁で争われ、また場合によっ...全文を見る
○大野(由)委員 健康で安全な暮らしができる、 その最低を保障するということは基本的人権として憲法で認められているわけでございますし、こうした患者の方々の基本的人権、最低限の基本的人権を守っていくという、その辺の配慮というものが余りにも足りないのではないか。  厚生省にちょっ...全文を見る
○大野(由)委員 食品衛生調査会でこういう答申を出した、この答申はどういうふうに扱われたのでしょうか。
○大野(由)委員 昭和三十四年に食品衛生調査会が、水俣病の原因物質はある種の有機水銀化合物である、そういう答申を出された。しかも、この答申がそのまま十年以上ほっておかれて、そしてその食品衛生調査会の答申の後、この調査会が解散されている、そういう状況であるわけでございますが、ここに...全文を見る
○大野(由)委員 私は、行政はいかに人権を守るか、またいかに人の命を守るかということは本当に最も原点である、基本的なことではないか。犯罪を犯した人の疑わしきは罰せずということは人権を守るという意味で当然でございますが、人の命を守るという面で、やはり疑わしきはいかに早目に対応をして...全文を見る
○大野(由)委員 国の認定基準が非常に厳し過ぎる、二つ以上の主要症状の組み合わせがないと認定がされない、そういうことに対して厳し過ぎる、今回の判決の中にもそうした判決が出ているわけでございます。実際に水俣病じゃないということで棄却された方の中から、亡くなられた後に水俣病と認定され...全文を見る
○大野(由)委員 今回の臨時措置法が制定されました昭和五十三年当時、六千人を超える未処分者が滞留をしていたということで認定業務の促進が叫ばれたわけですが、その後の水俣病の認定業務の状況について伺いたいと思います。
○大野(由)委員 この臨時措置法によって認定業務を行うに当たっての予算というのはどれぐらいか、実際にかかった費用等々について伺いたいと思います。
○大野(由)委員 この三年間におきまして、認定された方が一人、それから処分というのでしょうか、認定業務がなされた方が全部で二十三名、そういう中で年間八百五十万からの予算が使われて、非常に効率の悪いというか、むだ遣いがされているんじゃないかと思うわけです。  最近、申請者の七割が...全文を見る
○大野(由)委員 このように大変な裁判、また検査を受けるということも大変なことでございます。何度も何度も申請をし、これをやっていらっしゃる方のことを思えば、本当に私は、もっときちっと国は早期の解決に向けてやるべきではないか、そう思うわけでございますが、最後に長官に伺いたいと思いま...全文を見る
○大野(由)委員 終わります。