大野由利子

おおのゆりこ



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大野由利子の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第136回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○大野(由)委員 大野由利子でございます。  初めに、菅厚生大臣、旧選挙区で同じ選挙区でございました先輩の、厚生大臣の御就任を心からお祝いを申し上げますとともに、今回のエイズ薬害の解決に向けて、大変勇気ある、大変御活躍をされていらっしゃいますことに心から敬意を申し上げたい、この...全文を見る
○大野(由)委員 国の責任が明らかになるのを恐れてこの資料を隠していたのではないかという、国民の皆さんの多くがそういう疑念を持っているということを一応つけ加えさせていただいて、次の質問に移らせていただきたい、このように思います。  九五年の三月に訴訟の中で提出されましたトラベノ...全文を見る
○大野(由)委員 アメリカでは、要するにこれは、加熱製剤については有効成分の変更に当たらない、これは一変扱いでアメリカは承認をしているわけですね。日本は、これを一変扱いじゃなくて、治験が必要な、そういう扱いにしたわけですけれども、先ほど厚生大臣、午前中の審議の中でも、今回の出てき...全文を見る
○大野(由)委員 大変前向きな答弁をいただいた、和解が実現するように外資系の方への説得も含めて大臣が努力をしてくださる、そういう答弁であった、このように受けとめてよろしいでしょうか。よろしくお願いをいたします。本当に一日も早い解決を心から願っております。  先ほど山本委員からも...全文を見る
○大野(由)委員 この薬害の根絶ということが本当に今後の最大の課題だ、このように思っております。スモンもありました、ソリブジンまたサリドマイド、いろいろございました。本当にこうした薬害を二度と起こしちゃいけないということが最大の課題ではなかろうかと思っております。  ところが、...全文を見る
○大野(由)委員 八三年に厚生省は、加熱処理は有効成分の変更に当たると見るべきかどうかということについて中央薬事審議会の下部組織であります血液製剤調査会委員に意見を求められた。そうしたら、その委員から、有効成分の変更には該当しない、臨床試験データは不要、このような回答があったので...全文を見る
○大野(由)委員 では、この件についてはちょっともう一度私も調べてみたいと思います。  それから、今、治験が必要だ、そういうふうに結論づけられたということも大変不可解でございますし、また、いろいろ各メーカーがそれぞれ申請をして、最終的に承認をされたのが、日本のメーカーまた外国の...全文を見る
○大野(由)委員 ちょっと今あいまいだったのでもう一回確認したいんですが、だれに、どこのメーカーに指示を出されたのか、いつ指示を出されたのか、その数字だけもう一回おっしゃっていただきたいと思います。
○大野(由)委員 そうじゃなくて、今までいろいろと、小野昭雄さんですか、一九八九年の四月に、一九八三年の八月に開発を指示したということがきちっと書かれているわけですね。それから、国会の答弁の中でも、坂本政府委員が二度にわたって、やはり八月に早期開発の指示をしたということをはっきり...全文を見る
○大野(由)委員 今のですと、トラベノール社に早期開発を指示したという、そういう御答弁なんですが、トラベノール社は既に開発をしておりまして、承認をしてくれということで日本の国に承認申請をしているわけですから、そういう開発をして承認申請しているトラベノールに早期開発を指示したという...全文を見る
○大野(由)委員 また、いろいろ伺いたいことは次の集中審議のときにぜひやらせていただきたいと思っております。  話が変わりますが、昨年の十一月に発覚いたしました、調剤薬局最大手のクラフトが、院外処方せんのリベートともいえるような自社の未公開株を病院の医師に渡していたという問題が...全文を見る
○大野(由)委員 クラフトは東京を中心に関東で八十八店舗有しているという報道がございましたけれども、門前にあるものに関してすべて調査を進めていらっしゃるのか、また、このクラフト以外にもこういう第二薬局的なものがたくさんありますが、こういったところに対しても調査をしていらっしゃるの...全文を見る
○大野(由)委員 まじめに、一生懸命地域に根差した薬局を目指そうということで努力していらっしゃる方がいらっしゃる中で、どうぞ皆さんの、医薬分業にまじめに取り組もうとしている人たちの気をそぐようなことのないようにぜひお願いをしたい、このように思っております。  住専の問題について...全文を見る
○大野(由)委員 サラリーマンなどは、バブルのときに買ったマンション、大変高い値段で買って、その後大変高いローンが払い続けられない、もう住宅を手放さなければローンが払えないということで住宅を売った。そうすると、もう一、二年後には、買ったときの半分ぐらいの値段になってしまった。そう...全文を見る
03月01日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○大野(由)委員 大野由利子でございます。  我が国の血友病患者の約二千人の方、全く何の罪もないこの方々が輸入血液製剤によってエイズに感染された、HIVに感染された、また、そのうちの四割の方が一九八四年以降と、こういう厚生省の研究班の方のデータでございます。  一九八三年の段...全文を見る
○大野(由)委員 アメリカでは、一九八三年の三月にこの加熱血液製剤の承認を受けていらっしゃいます。その後、たびたび社長等々も日本に来て厚生省の幹部と会っていらっしゃるわけですから、トラベノール社は三月の時点そして五月の時点と二度この承認申請を出した、このように言われているわけです...全文を見る
○大野(由)委員 今おっしゃった、夏ごろに話が最初あって、そして十一月の時点で輸入承認を得るための方法の説明があった。私は大体、この間の大変な時間差、この時期に、今申しましたように、既に輸入血液製剤によってHIV感染の危険性が認識されていたこの大変なときに、既にこれだけの時間差が...全文を見る
○大野(由)委員 この間発表されました厚生省の内部資料の中に、七月の四日時点で、「AIDSに関する血液製剤の取り扱いについて」七月四日付の中に、「トラベノール社に対して加熱処理Ⅷ因子製剤の輸入承認申請を急ぐよう指示する。特例としない」こういう書き方をしているわけですね。ここでは、...全文を見る
○大野(由)委員 何という課長補佐か、お名前まで教えていただきたいのですが。
○大野(由)委員 現実に、この七月四日の時点においては、検討事項で大変な危機意識を持って、加熱製剤を緊急輸入しなければいけない、アメリカの原料を用いたものは取り扱わないように業者に行政指導を行うことさえ検討がされていたわけでございますが、その後七月の十一日、また十八日と一転するわ...全文を見る
○大野(由)委員 十八日は。
○大野(由)委員 七月の四日の時点から十一日に大きく変わり、また十八日と変わっているわけですが、どうしてこのように変わったかということがなかなか今回の発表の資料の中には出ていないわけですけれども、厚生大臣はこのことをどう思われるか、伺いたいと思います。どうしてこのように結論が変わ...全文を見る
○大野(由)委員 この間の大変な転換にやはりまだ出ていない資料があるのではないか、そういう思いをしているわけでございます。  この七月四日の検討事項の中に「トラベノール・カッターの進出による国内メーカーへの打撃」と、加熱製剤を輸入すれば国内メーカーに大変な打撃を与えるのではない...全文を見る
○大野(由)委員 今御報告いただきましたけれども、血液凝固第Ⅷ因子製剤の総生産金額九十三億三千五百万、この中で、当時、ミドリ十字が占めています額が実に約四十八億円、半分をちょっと超えている、そういう額なんですね。国内の四社の合計で七十五億を占めている。このとき、国内以外のカッター...全文を見る
○大野(由)委員 当時は、ミドリ十字は加熱製剤の開発は一番おくれている、そういう状況でございました。そして、申請もミドリ十字が一番遅かったわけでございまして、一九八五年の七月にミドリ十字に合わせて一斉に一括承認された、そういう状況があるわけですね。  先ほど坂口委員から、開発指...全文を見る
○大野(由)委員 もう一度、先ほどの坂口委員の質問の繰り返しになりますが、開発指示は国内のメーカーに対してもされたということはない、一切どこに対してもこの開発の指示はなさらなかった、そういうことでございましょうか。
○大野(由)委員 七月十一日の「AIDSに関する血液製剤の取扱いについて」、このファイルの中にも、アメリカで「AIDSの感染のリスクを低下させることに成功したとされる製品が承認されており、各国に既に輸出している。」そういう状況把握の上で、「我が国でも血友病患者等より同製品を輸入す...全文を見る
○大野(由)委員 いろいろと検討をされた段階におきましては、可及的速やかに緊急輸入を初めさまざまな検討がなされたにもかかわらず、最終的な結論としては、すべて後退をした結論になってしまっている。  今回発表された中間報告を読んでおりましても、大変意見が分かれております。緊急輸入に...全文を見る
○大野(由)委員 ちょうど今話題にしております一九八三年の二月に、血友病患者の長年の願いがかなって自己注射が健康保険適用になって、大変大きく売り上げが伸びてきた。八三年から八四年にかけて対前年比二七・六%、八四年から八五年へは八・八%の伸びと非常に飛躍的に伸びている。しかも、この...全文を見る
○大野(由)委員 例えば副作用の情報でございますが、海外からの文献、アメリカのCDCが出しています週報、MMWRとか、いろいろな学会報告また学術論文、そうしたものを初めといたしまして、英語だけじゃなくてドイツ語またフランス語、オランダ語等々の世界各国の情報みたいなものも全部翻訳を...全文を見る
○大野(由)委員 英語のまま読んでいるというのじゃなくて、やはり必要なものはきちっと翻訳をして情報提供がなされるようにならなければ、こうした大事な情報が国民の皆さんの共有のものにならないのではないか、このように思うわけです。  一例として、八三年六月二日にトラベノールがいわゆる...全文を見る
○大野(由)委員 そうした情報が非常に遅いのじゃないか、このように思っております。どうしてもっと速やかにこうした情報が収集できないのか。  前回ちょっと私も申し上げたのですが、私がちょうど初当選をいたしました平成二年四月に、初めての国会質問で、例のLトリプトファンの問題を取り上...全文を見る
○大野(由)委員 時間がなくなりましたので、最後に一言だけ要望させていただきたいと思うのです。  不幸にして全く知らずに血友病患者でエイズに感染された方の配偶者とか、そうした二次感染者、三次感染者の人は、血友病の皆さんと同じような形での扱いでへ健康手当その他の面でぜひ対応をして...全文を見る
03月01日第136回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○大野(由)分科員 初めに、いじめ問題について伺いたいと思っております。  いじめによります大変痛ましい事件、また自殺等々が相次いでおりまして、大変な社会問題になっております。原因は大変複雑な要素が絡み合っている、このように思っておりますが、文部省では昨年の十二月に出されました...全文を見る
○大野(由)分科員 これは文部省だけじゃなくて、学校や地域、さまざまな努力とか取り組みが必要だと思いますし、こうした取り組みを積極的にやっていらっしゃるところのいろいろな体験交流とか、顕彰するとか、いろいろなそういうものもちょっと必要ではないかなと思ったりしておりますが、具体的に...全文を見る
○大野(由)分科員 私立学校は報告をとっていらっしゃらないということなんですが、文部省がこのいじめ問題に本気で取り組まれるのであれば、私立学校からの報告もとられて当然じゃないかな。そしていじめが多いところ、少ないところ、何が原因しているのかということのしっかりとした分析、調査とい...全文を見る
○大野(由)分科員 先ほど、うんと学区制を広げるといろいろ困難な問題があるというお話がござ いました。もちろん、そう簡単でないことはよくわかっておりますし、今よほど理由のある人は多少認められていることは私も存じておりますが、もうちょっと弾力性を、少しずつ弾力性を持たせていいので...全文を見る
○大野(由)分科員 報告はとっていらっしゃるのでしょうか、どうなのでしょうか。件数等々、報告はとっていらっしゃるのか。それとも、たまたま今手元にないのか、ちょっと伺いたいと思うのです。
○大野(由)分科員 平成六年十二月九日に第一回のいじめ対策緊急会議が持たれまして、十六日には「「いじめ」問題における児童福祉行政の対応について」という通知を各県、指定都市に出されていらっしゃるわけですけれども、そこでの相談事はとっていらっしゃるのだと思うのですが、いじめについて特...全文を見る
○大野(由)分科員 続いて、ちょっと学童について伺いたいのですが、今働く女性が大変ふえておりまして、学校が終わって子供が帰ってくる、保育所に行っている間は安心だったのですが、小学校の低学年ですと下校時間も非常に早い、母親も何か落ちついて仕事ができない。落ちついて仕事ができるために...全文を見る
○大野(由)分科員 もし何か事故等々があったときには責任の所在はどこにあるのかということを明確にしておく必要があると思うのです。そういうものが明確になって初めて事故が起きない体制が、万全の体制が図られる、このように思っているわけです。  例えば、今空き教室が非常にふえてまいりま...全文を見る
○大野(由)分科員 時間が来たのですが、もう一回確認しますが、じゃ放課後遊んでいる子供が事故を起こしたときはどうなるのですか。
○大野(由)分科員 今のお話を聞いていると、空き教室を学童に利用しているときは厚生省で、たまたま放課後遊んでいる子供は隣の部屋でも文部省、そういうふうになるという感じなんです。私は、これが、縦割り行政の弊害ではなくて、文部省、厚生省が責任を押しつけ合うのではなくて、子供たちの将来...全文を見る
03月25日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○大野(由)委員 新進党の大野由利子でございます。  私も、らい予防法の廃止法案について質問をさせていただきたい、このように思っております。  らい予防法によって、国の誤った強制隔離政策によって、ハンセン病患者の方またその家族の方々が本当に大変な苦しみを受けられ、尊厳を傷つけ...全文を見る
○大野(由)委員 先ほどもいろいろ話が出ましたけれども、一九七二年に沖縄が返還された際に、やはりこの予防法が大変問題になりました。沖縄では一九六一年から在宅通院治療を導入しておりまして、沖縄が返還されて、予防法を適用するのかどうかとまた検討されて、結局、沖縄振興開発特別措置法とい...全文を見る
○大野(由)委員 法務省の役人の方にこうした人権侵害等々について御見解を伺ったわけですが、法務省も個人の人権侵害等々については意見を述べることができますけれども、厚生省云々という機関に対して意見を述べる立場じゃございません、このようにおっしゃっておりまして、私はやはり、それぞれの...全文を見る
○大野(由)委員 私も厚生委員の一人として、本当に心から反省をしている一人でございます。国も、本来なら大変な国家賠償に相当することであって、患者団体の皆様はそこまで要求をしていらっしゃらないわけでありますけれども、私は、現在六千人近い在園の方々がこの法律が廃止された後も本当に安心...全文を見る
○大野(由)委員 在園の方々がこれから減ることはあってもふえることはないということで、在園の方々のために医療の充実とか住環境の整備ということが本当に必要ではないか、このように思っております。  私の地元の東村山市の全生園におきましても、病棟が雨漏りしたり、トイレのにおいがにおっ...全文を見る
○大野(由)委員 若いときは強制的に入所、入園させられて、そして年老いてから、在園の方々が少なくなってきたからということで今度は強制的にどこか別の療養所に移転をするようにということが強要されるようなことがあっては絶対ならない。年老いて、やはり長年住みなれて、ここに住みたいと本当に...全文を見る
○大野(由)委員 このことで大臣にもちょっと答弁をいただきたいと思うのです。  この法律が廃止されるときには当面は再編や統廃合は考えておりませんという局長の答弁だったわけですけれども、将来においてはそのときに検討させていただきますという、この辺が、ある面では非常に不安なものが在...全文を見る
○大野(由)委員 入園の方々に年老いて悲しい思いをさせることのないように、これだけはぜひこの法律の廃止を機会に厚生省に、政府に要望をさせていただきたい、このように思います。  また、在園の方々は、たとえ人数が少し減少されていかれたといたしましても、逆に高齢になりまして体の不自由...全文を見る
○大野(由)委員 今回のらい予防法の廃止法案の提出に当たりまして、厚生省は入園者のお一人お一人に復帰への意思とか希望を持っておられるのかどうか、そういう聞き取り調査をされたのかどうか、伺いたいと思います。
○大野(由)委員 数は少ないかもしれませんけれども、希望を持っていらっしゃる、退園して、そして残り少ない人生を一般国民として生きたい、そういう切実な願いを持っていらっしゃる方も中にはいらっしゃるわけでございますので、その希望を持っている人には希望がかなえられるようにすることが必要...全文を見る
○大野(由)委員 今、局長の答弁がございましたけれども、実際は再入所された方もここには含まれているのじゃないか、このように思っておりますが、純然たる退園された方の数でしょうか。
○大野(由)委員 第五条に「社会復帰の支援」とございます。「国は、入所者等に対して、その社会復帰に資するために必要な知識及び技能を与えるための措置を講ずることができる。」というのが第五条にあるわけですが、これは具体的にはどういうことを考えていらっしゃるのでしょうか。
○大野(由)委員 現在、軽快退所というのでしょうか、先ほどお話にありましたように、社会復帰される方々に生業資金として五万三千円、技能習得資金として三万二千円、合わせて八万五千円支給されるようになっているわけですが、この額はいつからこの額になっているのか、また、この額は退園されると...全文を見る
○大野(由)委員 昭和五十八年からずっと据え置きでこのままの額になっている、そういう御答弁だったと思うのですけれども、今回、らい予防法が撤廃されるわけでございますので、そういう意味で、私はやはり、退園を希望される方もいらっしゃる、そのための財政措置がなされなければいけない、このよ...全文を見る
○大野(由)委員 社会復帰をしたい方々にどういう支援ができるか、これから前向きに検討をしてくださるという御答弁だったと思います。  本来なら、この法案ができる前にそれもきちっとメニューをそろえて、そしてこの法案の審議にかかるべきだったのではないか、ちょっとこれは遅いのではないか...全文を見る
○大野(由)委員 今回、多磨全生園に隣接してあります国立多摩研究所が国立予防衛生研究所と統廃合されるわけですけれども、統廃合によって人員がちょっと削減される、事務職が削減されるということです。これからハンセン病制圧のために、WHOのハンセン病制圧計画の予算の八割を日本の団体が寄附...全文を見る
○大野(由)委員 ありがとうございました。薬務局の方も来ていただいているのですが、済みません、時間がなくなったので、以上で質問を終わります。
○大野(由)委員 私は、自由民主党、新進党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけ、日本共産党及び市民リーグ・民改連を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     らい予防法の廃止に関する法律案に対する附帯決議(案)...全文を見る
04月17日第136回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○大野(由)委員 今回の大気汚染防止法の改正案では、未規制の有害大気汚染化学物質は事業者の責任で自主的に排出抑制していこう、そういうような内容になっているわけでございますが、この有害大気汚染化学物質について若干質問をさせていただきたい、このように思っております。  環境庁長官は...全文を見る
○大野(由)委員 今御答弁のありましたベンゼンとかトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンというのはWHOでも発がん性が確認されている物質に分類をされておりまして、当国会におきましても随分前からいろいろと問題になってまいりました。非常に低濃度であっても長期暴露によって発がん性が確...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁が平成七年十二月十五日に出されました速報版の「有害物質の大気汚染調査結果」、八物質の調査結果を出されていまして、非常に高濃度な有害物質が、大気汚染が行われているという実態が出ているわけですが、これは一体どの県のどの地域のどの事業所からどういう状況で排出をさ...全文を見る
○大野(由)委員 公表できないということでございますので、周辺の住民も注意をしようと思っても注意のしようもない、改善をしようと思っても改善しようがない、こういう実態に今はあるのではないか、このように思います。  労働省の方、来ていただいておりますので伺いますが、労働安全衛生法と...全文を見る
○大野(由)委員 今の御答弁を聞いておりますと、環境庁は環境庁、労働省は労働省それぞれで、こういう印象を受けたわけでございまして、本当に縦割り行政の弊害がここにも出ているな、こういう実感がいたします。  今、労働省の方の御答弁を聞いておりますと、労働者の作業環境評価基準、屋内の...全文を見る
○大野(由)委員 総務庁から出されました大気保全対策に関する行政監察結果に基づく勧告、これによりましても、もう本当に、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンを排出している作業場というのは全国で何千カ所、非常にたくさんあるわけですね。  こういうことを考えましたときに、先ほど長...全文を見る
○大野(由)委員 今回の改正案の中で、自動車排ガス規制の対象となっていなかった排気量百二十五cc以下のバイクを規制の対象に加えられたわけですが、特殊自動車は今回も未規制のままになっております。環境庁が平成七年の十月に出されました未規制自動車からの排出実態調査報告書によりますと、特...全文を見る
○大野(由)委員 自動車のNOx法に関連して伺いたい、このように思っております。  特定地域、全国で六カ所、NOxの規制が最重要であるということで、東京、神奈川、千葉、埼玉、それから大阪、兵庫の一部、これが六つの特定地域に指定されているわけですけれども、この六つの指定地域におい...全文を見る
○大野(由)委員 排出基準を満たす新車を購入できれば、これは言うことないかもしれません。非常に経済成長が著しいときはそういうことも大いに可能だったと思うのですが、今大型のトラック一台買うのに一千万円以上するわけです。この業者、大手の企業は大丈夫でしょうけれども、中小零細企業にとっ...全文を見る
○大野(由)委員 今、長いものは四、五年とおっしゃったのですね。この八トン以上の大型車両が検査できるのは一カ所しかないのですよ。今三カ所ですか、あるとおっしゃいましたけれども、八トン以上の本当の大型トラックを検査できるのはつくばにしかないということで、しかも問い合わせてみますと、...全文を見る
○大野(由)委員 定員をふやすというのは難しいし、また、うんと残業してやりなさいというのも酷だと思うのですね。そうじゃなくて私は、どうしてもっと民間の車検所なり、民間の車検所でやるには設備投資が必要だから無理だというなら、少なくとも公共の車検所で、全国で一カ所というのじゃなくて、...全文を見る
○大野(由)委員 確かに今おっしゃったようにNOxの低減装置、大変粗雑なものもあるのはあるようです。何か七十種類ぐらい今出ているとかいうことで、でも、やはりきちっとして非常に効果があるものもあるようなんですね。  ですから、一千万以上するようなトラックを新車に全部買いかえなさい...全文を見る
○大野(由)委員 以上で終わります。
○大野(由)委員 私は、ただいま議決されました大気汚染防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党、新進党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけ及び日本共産党を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  案文を朗読して、説明にかえさせていただきます。 ...全文を見る
05月24日第136回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○大野(由)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  内閣提出、参議院送付、水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。谷...全文を見る
○大野(由)委員長代理 長浜博行さん。
○大野(由)委員長代理 田端正広さん。
○大野(由)委員長代理 山元勉さん。
○大野(由)委員長代理 岩佐恵美さん。
○大野(由)委員長代理 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。     —————————————
○大野(由)委員長代理 これより討論に入るのですが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。  内閣提出、参議院送付、水質汚濁防止法の一部を改正する法律案について採決いたします。  本案に賛成の皆さんの起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○大野(由)委員長代理 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。     —————————————
○大野(由)委員長代理 次に、ただいま議決いたしました本案に対し、七条明さん、斉藤鉄夫さん、岡崎トミ子さん、鳩山由紀夫さん、岩佐恵美さんから、附帯決議を付すべしとの動議が提出されております。  まず、提出者から趣旨の説明を聴取いたします。岡崎トミ子さん。
○大野(由)委員長代理 以上で趣旨の説明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の皆さんの起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○大野(由)委員長代理 起立総員。よって、本動議のとおり附帯決議を付することに決しました。  この際、ただいま議決いたしました附帯決議につきまして、政府から発言を求められておりますので、これを許します。岩垂環境庁長官。
○大野(由)委員長代理 お諮りいたします。  ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大野(由)委員長代理 御異議なしと認めます。よって、そのとおか決しました。     —————————————     〔報告書は附録に掲載〕     —————————————
○大野(由)委員長代理 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後零時二十三分散会
05月30日第136回国会 衆議院 決算委員会第四分科会 第1号
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○大野(由)分科員 新進党の大野由利子でございます。関連質問をさせていただきます。  首都圏、特に東京都など大都市におきまして、雑木林とか屋敷林等々、緑がどんどん伐採をされまして減っているという状況がございます。バブルで地価が高騰したあたりから特に目立ってまいりましたけれども、...全文を見る
○大野(由)分科員 所有者が、特に相続が起こった場合、相続税とか固定資産税の納税のために、今まであった屋敷林や雑木林を大量に伐採をいたしましてマンションに建てかわる、そういう状況が続いております。こうした屋敷林や雑木林というのは、一応もちろん個人の所有のものではあるわけですけれど...全文を見る
○大野(由)分科員 昨年の八月からこの市民緑地制度というのが実施されたようでございますが、この広い地域で、今のお話ですと、たった一件しか既に実施されているところがない。  もちろんいろいろ検討されているところはあるかと思いますが、この市民緑地制度でございますと相続税が二割軽減さ...全文を見る
○大野(由)分科員 この制度、確かに全国一律というわけにはいかないということはよく承知をしております。しかし、生産緑地制度にいたしましても、例えばNOx法にいたしましても、このNOx法も、大変自動車の総量の多い、非常に排気ガスの多い特定地域のみ、東京都とか埼玉、千葉、神奈川、大阪...全文を見る
○大野(由)分科員 もちろん大蔵省の問題もございますでしょう。建設省だけでこれは結論が出る問題ではございませんが、まず考えられるかどうかということと、建設大臣といたしまして、この緑を守るために今後どういう方向でやろうとされているのかということについて、大臣の御見解を伺いたいと思い...全文を見る
○大野(由)分科員 この緑を守るために、さらにインセンティブが働きますように、建設省も今までもいろいろ努力をしてきてくださったことは承知をしておりますが、この市民緑地制度をもっともっと拡充をしていただきたいという市民の、十万人からの署名とか、東京では都議会全員の方の請願、陳情等々...全文を見る
05月31日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
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○大野(由)委員 薬事法の質疑に入ります前に、二、三ちょっと質問をさせていただきたい、このように思います。  先ほど熊代議員の方から質問もございましたけれども、一昨日の報道によりますと、エイズ拠点病院が現在二百三病院指定されているにもかかわらず、公表をされていないのが非常に多い...全文を見る
○大野(由)委員 専門団体と連携がとれている人ばかりではないと思いますので、この点、早急にお願いをしたい。特に国立病院、公立病院は早急に対処ができるように強力な厚生省の指導が必要ではないか、このように思っております。  それから、厚生省のエイズサーベイランス委員会では、献血血液...全文を見る
○大野(由)委員 今のところ完璧な方法はないのかもしれませんが、ともかく安心して手術を受けられるためにこれはぜひ積極的な対策を講じていただきたい、このように思います。  それから、厚生大臣に伺いたいのですが、先ほど熊代議員の質問にも関連した質問がございました。今回の薬事法の改正...全文を見る
○大野(由)委員 時期は難しいかもしれませんが、その後の法改正が必要である、それはぜひそういう認識に厚生大臣立っていただきたい。必要かどうかもわからないというのじゃなくて、今回はまだ不十分だから再改正が必要であるという、その辺の認識はぜひ必要ではないかと思いますので、これは要望さ...全文を見る
○大野(由)委員 今お話がありました、届け出をしてから「三十日を経過した後でなければ、治験の依頼をしてはならない。」こうなっているわけですが、この間にいろいろ調査をなさるわけですが、私は、これは非常にあいまいだなと思うのです。  アメリカのFDAが行っていますのは、事前審査制度...全文を見る
○大野(由)委員 FDAの事前審査制度をできるだけ取り入れられたにしては、何か、ただ三十日を経過した後でなければ治験の依頼をしてはならないという、これは大変あいまいで責任逃れというか、医薬品安全性確保対策検討会でも、事前審査する制度の導入についていろいろ否定的な意見があった、もし...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひこの点ももっと明確にする必要があるのではないか、このように思っております。  それから、GCP、医薬品の臨床試験の実施に関する基準が今回法制化されるようになりまして、遵守することが義務づけられた、そのようになるわけです。副作用とか感染症の報告義務を製薬会社...全文を見る
○大野(由)委員 製薬会社は治験医から報告がないと何も判断できないわけですが、ちょっと局長の御答弁を確認したいのですが、じゃ医療機関や治験医は厚生省には義務づけられていないけれども、製薬会社には義務づけられているわけでしょうか、これま今回の法律に入っているのでしょうか。
○大野(由)委員 済みません。ちょっとわかりづらくて、もう一回確認させていただきたいのですが、これは法律で明記されているのかどうかを伺いたいのです。治験の依頼者と治験を受けた人の間で副作用情報があれば報告をするというのは当然でございます。当然ですけれども、これが法的に担保されてい...全文を見る
○大野(由)委員 今の局長の御答弁ですと従来と変わらないわけですね。これでは意味がない。  現在もGCP、全然なされていないわけではなくて、いろいろあるわけです。ただ、これが法制化されていないものですから、これは名古屋の医師会の調査結果によりますと、GCPが実施されて二年たった...全文を見る
○大野(由)委員 治験の依頼をする場合に、現在のGCPは、十七条で「治験への参加について文書又は口頭により、」こういうような内容になっておりまして、非常にこれが不十分だ。今回の法改正できちっとGCPを法制化するわけですけれども、治験の依頼、インフォームド・コンセント、これは文書で...全文を見る
○大野(由)委員 今御答弁で、GCPについてはインフォームド・コンセントを文書できちっとするということがこれから明確にされるということなんですが、私は、治験だけではございませんで、一般の医療行為に対してインフォームド・コンセントをきちっと法制化すべきではないか、今そういう時期に来...全文を見る
○大野(由)委員 現在、お医者さんも、三時間待って三分診療という感じで大変忙しい、大量の診察に追われていて、インフォームド・コンセントをやりたくてもなかなか時間の余裕がないという大変気の毒な状況で、日本のお医者さんは大変雑務に追われているという状況があるようでございます。  た...全文を見る
○大野(由)委員 あわせて、老人保健施設で薬剤がどういう扱いになっているかをちょっと伺いたいと思うのです。  老人保健施設、最近各所に随分ふえてまいりました。病院と家庭の中間施設という位置づけで、一応定額マルメ方式で行われておりまして、薬剤もできるだけ適正使用というか、むだな薬...全文を見る
○大野(由)委員 もちろん急性期の患者さんはいらっしゃらないわけですが、特別養護老人ホーム、特養の場合は、病気をされた場合は処方せんをお医者さんが書いて、そして必要な場合は薬をもらえるとなっているわけですが、老人保健施設は処方せんを書いてお薬をもらえるようなシステムになっていない...全文を見る
○大野(由)委員 時間が来ましたので質問は以上で終わりますが、ちょっと先ほどの答弁漏れ、一つだけ。新規業務に対してどこから給料が払われるのか。新しい業務がつけ加わりますから大分新しい人を採用しなければいけないと思うのですが、その辺についてだけ伺いたい。
○大野(由)委員 では、新規薬品の承認申請で医薬品機構にお金を、手数料を払う、そうなるわけでしょうか。
○大野(由)委員 今、新薬の申請とかいうのは厚生省に製薬会社は支払っていると思うのですが、では、これからは厚生省ではなくて医薬品機構の方に払われるようになるのでしょうか。
○大野(由)委員 時間が来ましたので、本当はもう少し詳しく伺いたいのですが、後発品のみでしたら現在もなされているわけですね。それ以外に新規の仕事が今回加わるわけですから、後発品の申請の費用だけでは医薬品機構は仕事がやっていけるはずはないと思うのですね。その辺またぜひ検討をいただい...全文を見る
06月05日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
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○大野(由)委員 きょうは、参考人の先生方、大変御多忙の中を国会の方に、永田町まで御足労いただきまして、大変にありがとうございます。  薬事法の問題について私からも何点か御質問をさせていただきたい、このように思っております。  先ほど高橋先生の方から、我が国の治験データが諸外...全文を見る
○大野(由)委員 インフォームド・コンセントを守るとなかなか治験が進まない、それを大変危惧する声もございます。なぜ日本ではなかなか進まないのか、小林先生に伺いたいと思うのです。  諸外国ではインフォームド・コンセントはもう常識になっているわけでございますが、なぜ日本ではインフォ...全文を見る
○大野(由)委員 全員の先生方に簡単にちょっとお答えいただきたいと思うのです。  先日、先ほどの先生方のお話の中にもございました高松高裁の判決で、十分なインフォームド・コンセントがなされていなかったということで国が使用者責任を問われる裁判があって、遺族の訴えが認められたわけです...全文を見る
○大野(由)委員 高久先生と小林先生に伺いたいと思います。  日本の新薬開発の国際的な競争力をもっと高めなければいけないのではないか、このように思っております。日本の製薬メーカー、日本で治験を行うのに非常に時間もかかるし、また、なかなか国際的に信頼されるデータが得にくいというふ...全文を見る
○大野(由)委員 高橋先生に伺いたいのです。  これから、薬の適正使用というふうなこととか、また、副作用情報を的確に把握して医療機関においてそれをまとめていく、そういった意味からも薬剤師の方々の果たす役割が大変大きくなるのではないかと思いますし、また、そうなっていかなければいけ...全文を見る
○大野(由)委員 小林先生に伺いたいのです。  痴呆性の薬というのは欧米というか外国には現状ではないと伺っているのですが、日本では発売されているということもございます。それで、エンドポイントというのでしょうか、何をもって有効性があるとみなすかということで、欧米と日本では大分考え...全文を見る
○大野(由)委員 先ほど何人かの先生から、副作用機構は次善の策であるというお話がございました。本来なら、大きく厚生省の機構を改革して抜本的に改める筋のものではないかと私も思いますが、なかなかそれが思うようにいかないという現状の中で、こういうことがなされたと思うのです。  それで...全文を見る
○大野(由)委員 大変ありがとうございました。  今回の薬事法の改正は、一歩前進には違いありませんが、抜本的な改正にはほど遠い。今回の薬害エイズ事件の反省点はまだまだ、十分検討する時間的ゆとりもなかったわけでございますので、抜本的な改正は今後に残された課題だと思っております。 ...全文を見る
○大野(由)委員 前回に引き続きまして薬事法の質疑をさせていただきたいと思いますが、法案の質疑に入ります前に、若干、私も薬害エイズに関連することを質問させていただきたいと思います。  国立予防衛生研究所が八五年七月以後もエイズウイルス感染のおそれのある非加熱製剤を国家検定に合格...全文を見る
○大野(由)委員 これは、出荷されていたとか出荷されていないという答弁がございましたけれども、私は、そういう性質のものではなかろう、こう思います。また、メーカーの方では出荷していない、そのように言われていても、その保証はどこもないわけでございますし、一部は、日本臓器は、オーストリ...全文を見る
○大野(由)委員 薬害エイズ情報について、予防研はもう八二年の七月の時点でこの情報は知っていたはずなんですね、汚染されている可能性があるということは。アメリカの疾病予防センター、CDCが発行しています罹病死亡週報、MMWR、これの八二年七月に、血友病患者三名のエイズ感染の原因は血...全文を見る
○大野(由)委員 エイズウイルス感染のおそれのある非加熱製剤の国家検定に当たって、実際に予防研はどんな検定作業を行っていたのか伺いたいと思います。検査をしていたのか、していなかったのか。
○大野(由)委員 私は、チェック項目の中にこのエイズ感染がなかったから検査するとかしないとか、そういう筋のものでもないだろうと思うのですね。厚生省、また国立予防衛生研究所も国の機関でもございますし、国民の生命と健康をいかにして守るか、そういう機関であるわけです。ところがその機関が...全文を見る
○大野(由)委員 危険を知りながら回収しなかっただけではなくて、薬務局の直接の監督であります予防衛生研究所がこういう状況であったということは、余りにも危機感がないというか、本当に私は、もうこれは薬務局の手落ちとかなんとかで済むような問題ではない、このように思います。厚生大臣、この...全文を見る
○大野(由)委員 この非加熱製剤が回収されないで、血友病患者の方だけではありませんで、肝臓病とか未熟児の治療、それから手術の止血に効果があるというようなことで、非常に多くの分野の患者さんに使われていたということが、今、毎日の新聞に次々と報道されております。これはもう本当に大変なこ...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ、この件につきましては、本当に少しでも早く対応を、また検討をしていただきたい、このように思います。  余り時間がなくなってまいりましたけれども、薬事法について少し質問をさせていただきたいと思います。  この前、業務局長は、FDAと同じだ、FDAの事前審査...全文を見る
○大野(由)委員 査察の障害になっているのは、アメリカ等々では、患者のカルテとなかなか照らし合わせられない。厚生省の査察官の場合は、照らし合わせできなければ承認しないというようなことがあって、結果的には認められているようでございますが、これはあくまで任意協力というふうになっている...全文を見る
○大野(由)委員 患者さんのプライバシーにかかわる問題もございます。名前を伏せて年齢を伏せてとかというふうにすればプライバシーの保護にはなると思いますし、カルテとの照合がきちっとメーカーもできる、この辺はぜひお願いをしたいと思います。      、  それから、現在、今まで査察...全文を見る
○大野(由)委員 では、今、四品目という御答弁がございましたが、違反された治験医の名前は公表されましたでしょうか。
○大野(由)委員 今までは非常に、治験に甘い、そういう先生のところに治験の依頼が殺到するとか、そういうふうな矛盾もございました。こういう状況であってはならないので、もちろん、これからGCPの遵守が法制化されてだんだんに厳しくなるとは思いますけれども、私は、先ほどの茅ケ崎のドクター...全文を見る
06月12日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○大野(由)委員 今、青山議員の方からもダイオキシンの質問がございましたが、私も、ごみ焼却場に関連をして質問させていただきたいと思います。  欧米諸国ではごみ焼却場の排ガスに対してダイオキシンの規制値が設けられているわけですが、日本はこうした規制が全くとられていないという状況で...全文を見る
○大野(由)委員 あと千五百ぐらいが全くまだ調査が行われていないという状況のようでございます。私は、全国の焼却場にダイオキシンの測定を義務づけるべきではないか、そして、出てきた値を住民にきちっとやはり公表をすべきではないか、このように思うわけです。  ダイオキシンというのは、厚...全文を見る
○大野(由)委員 文部省の方に来ていただいていると思うのですが、小中高校、大学等で自己焼却をしているところが結構あるのじゃないか、このように思いますが、ダイオキシンをきちっと調査していらっしゃるかどうか、このことを伺いたいと思います。  どれぐらい自己焼却をしていらして、そのう...全文を見る
○大野(由)委員 ちょっと聞こえづらかったのですが、小中学校はどうなのでしょうか。
○大野(由)委員 小中学校といえば非常にまだ、体力的にも、いろいろな面で成長期でもございますし、大人に比べて体も小さい、そういう状況でもございますので、このごみ焼却がどのようになっているか、ぜひ調査をしていただきたい、そのように私は思うのです。そして、きちっとダイオキシン対策がで...全文を見る
○大野(由)委員 この問題について厚生大臣はどのように思われるか、御見解を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 厚生省は、二十一世紀の初頭をめどにいたしまして、廃棄物のほとんどを、今のような単純に燃やして埋めるという処理方法から、すべてリサイクルする、焼却処理の際の熱エネルギーも活用する、そういう廃棄物循環型、いわゆるごみゼロ社会を目指して、廃棄物をほぼ一〇〇%循環型にと...全文を見る
○大野(由)委員 固形燃料にしたものを熱源に使う場合なんですが、この場合のダイオキシンは心配ないのかどうか、熱源にした場合の設備等々、その辺のガイドラインみたいなものもきちっと出していらっしゃるのか、また、熱源にした場合のダイオキシンの測定等々をなさったことがあるかどうか、このこ...全文を見る
○大野(由)委員 今質問しました、測定されたことはあるのでしょうか。実際のダイオキシンの測定、この固形燃料化したものを熱源にしているところでダイオキシンが実質どうなのかは測定されたことはあるのでしょうか。
○大野(由)委員 では、遜色ないということは大体同じ程度、そういう理解なんでしょうか。
○大野(由)委員 今回の法律案で、平成十二年までの間に実施すべき廃棄物処理施設整備事業の実施目標及び事業量について計画を策定されていらっしゃるわけですが、この中でダイオキシン対策をしっかり対応をされるべきではないか、このように思っております。  それで、ぜひ排出基準をきちっと設...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁の方にも伺いたいと思います。  大気汚染防止法によります排出基準というものを設けるべきではないか。また、今お話のございました、WHOが定めております一日の摂取量、TDIですね、それもきちっと決めるべきではないかと思いますが、環境庁の所見を伺いたいと思いま...全文を見る
○大野(由)委員 ダイオキシン対策に関しましては、日本は諸外国に比べまして大変おくれているわけでございますので、ぜひ厚生省また環境庁の早急な御尽力をお願いしたい、このように思います。  それから、有害ごみ対策に関連いたしまして、充電式のニッカド電池の回収について伺いたいと思うの...全文を見る
○大野(由)委員 厚生省が出されています再資源化ガイドラインを見ますと、二〇〇〇年までに回収率を四〇%にするという目標なんですね。四年後でもまだ四〇%、現状では今御報告あったとおりでございますが、こんな悪い目標でいいのだろうか。  ニッカド電池というのは、非常に有害なニッケル、...全文を見る
○大野(由)委員 最後に、大臣にもひとつ見解を伺いたいと思うのです。  デポジットは、数が多いと都会等々人手がないところは大変だという問題があるのですが、アルミ缶とかスチール缶とかとは違って、ニッカド電池なんというのは非常に数が少ないものですから、デポジットをやる、販売店でやる...全文を見る
○大野(由)委員 ビール瓶はデポジットが今既に実施されているわけでございますし、ぜひ厚生省が前向きに、これは通産省と詰めなければいけない問題だと思いますが、ぜひ前向きに検討をお願いしたい、このようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
07月12日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
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○大野(由)委員 新進党の大野由利子でございます。  加来先生と戸嶋先生、そして池永先生にお伺いしたいのでございます。  今回の修正案で、ドナーの提供は本人の提供するという意思が明確な場合に限る、このような修正が出たわけですけれども、本人の明確な意思というものをどのようなもの...全文を見る
○大野(由)委員 では、どういう方法がいいですか。
○大野(由)委員 初めに、久米陳述人にお伺いしたいのです。  本人の明確な提供の意思となりますと年に一例か二例あるかないか、また、成人以上となりますと特に子供の提供者は少なくなるという状況になるわけです。先ほども、四万人からの肝臓の患者さんがいらっしゃる。すべての方が移植を希望...全文を見る