大野由利子

おおのゆりこ



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大野由利子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第140回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○大野(由)委員 新進党の大野由利子でございます。  初めに、通告はしておりませんが、昨日の新聞の報道について質問をさせていただきたいと思います。  アメリカの、米軍の海兵隊が沖縄の鳥島におきまして劣化ウラン弾千五百二十発を誤射したと、一年後のことし一月十六日に日本に通報があ...全文を見る
○大野(由)委員 沖縄の大田県知事が、米軍はまだ沖縄がアメリカの占領下にあると思っているんではなかろうか、まさに通報体制を改善する、そういうことになっていたのに全く改善をされていないと非常な憤りを持っていらっしゃるわけですが、これはもう私は、沖縄の人たちの気持ち、本当に神経を逆な...全文を見る
○大野(由)委員 今、一月十七日、また詳細は一月二十日という、その時点でお話を聞かれたというそういうことを伺いましたけれども、その時点ですぐにアメリカに詳しい事情を聴取し、その後すぐに沖縄に通報することは可能だったはずでございます。それからでももう既に二十日たっている。こういう事...全文を見る
○大野(由)委員 環境アセスがすぐに結果が出るはずはないわけでございまして、私は、その環境アセスの結果を見て報告というのは大変なこれは問題だ、まさにこれは事故隠し以外の何物でもない、このように思います。私は……
○大野(由)委員 それに対して日本側が確認をする、環境アセスの中身が確かかどうかということについては、そう簡単にできるはずがないわけですから、こういう事故があったということをまず沖縄の皆さんに知らしむべきではないか、このように思います。もうまさに、何というのでしょうか、事故隠しと...全文を見る
○大野(由)委員 私はアメリカの言い分を聞いているのじゃございませんで、日本の外務大臣の見解を伺っているわけでございます。まさに、まだ千三百発からの未回収のこの劣化ウランの砲弾の後始末をどうするのか。また、まさに我が国の基地に貯蔵されている、この問題をどうするのか。この辺を日本政...全文を見る
○大野(由)委員 もう非常に何といいますか、歯がゆいといいますか、私はもう本当に、もっと毅然と日本は、弱腰外交ではなくて、きちっと言うべきことを言っていただきたい。だからこそ、こういう弱腰であるからこそ、適時通報という約束になっていながら、それが全く守られていない。沖縄の県民の人...全文を見る
○大野(由)委員 総理に伺いたいのですが、たしか、参議院の本会議でもこの質問が出ました。橋本総理は、最終答申が審議会からなされるので、その答申を待って考えたいという、たしかそういう答弁をなさったと思うんですが、この最終答申の中で、中環審の最終答申ですが、「本答申で示す基本原則に従...全文を見る
○大野(由)委員 実は十六年前に、やはり日本で環境アセスメント法をつくろう、そういう法案が提案をされました。しかしあのときに、発電所を除外するということでもってこのせっかくの環境アセスメント法が骨抜きになって、そして廃案になって十六年経過をしたという非常に日本の環境行政にとっては...全文を見る
○大野(由)委員 私は、中環審の森蔦会長もこの辺を非常に心配をされて、そして総理に答申を手渡された、このように伺っておりますけれども、そういった意味からも、ぜひ私は、諸外国も発電所アセスを別でやっているところは何らないわけでございます。そういった意味で、私は、その二つの法律でどち...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、もう一度確認しておきますが、環境アセスメント法はすべての事業、まあすべての事業というか対象事業はございますが、発電所も対象とする、それよりさらに上乗せ部分、横出し部分、さらに厳しくする部分についてはその発電所の固有の実情がある、そういうふうに解釈してよろし...全文を見る
○大野(由)委員 発電所だけではございませんで、例えば地方自治体等も、国で定める環境アセスメント法以上の厳しいアセスメントを既に条例で実施しているところもございます。そういう意味では、私は、国の環境アセスメント法よりも厳しい面での個別法または地方自治体の上乗せ、横出し部分は認める...全文を見る
○大野(由)委員 住都公団の分譲の売れ残り戸数が平成八年十二月末現在で千七百八十五である、総販売数の一一・五%、このようにいただいた資料に書いてございますが、これは間違いないかどうかということと、もう一つ、ほとんど完成をしていながら売り出されていない、いわゆるもう一年から塩漬けに...全文を見る
○大野(由)委員 この塩漬け状態になっている住宅が幾つあるか、これを伺いたいわけでございます。  例えば、東京の多摩ニュータウンがございます。この多摩ニュータウンには、建設省の住宅・都市整備公団監理官室の資料によりますと、多摩ニュータウンの南大沢学園五番街というこの分譲住宅の空...全文を見る
○大野(由)委員 今の大臣の発言は、そういう状況で置いてあるということを認められたと、そういう発言である、このように思いますが、しかし私は、これは単に認めただけでは済まない。こういう戸数が幾らあるのか、こういうことがきちっとなされなければ、その後の改善策はなされないわけでございま...全文を見る
○大野(由)委員 いや、もうあと十分しか私は持ち時間がないんですが、十分以内にお答えください。  これはわかりますよ。こんなのわかりますよ。六期五カ年計画、分譲募集計画、わかっているわけでしょう。それに対して実際売り出された軒数、それはもうすぐ、もう二、三分で計算できますよ。計...全文を見る
○大野(由)委員 納得できません。ぜひこれはお答えをいただきたい。  これは、私、身近な港北ニュータウンと多摩ニュータウンの例のみ挙げました。関西はもっとこれがたくさんある。さっき千七百八十五戸売れ残っているとおっしゃいましたけれども、実態は、私は、この二倍、三倍あるのではない...全文を見る
○大野(由)委員 今のは答弁になっていない、このように思います。お答えを待っています。
○大野(由)委員 私は、こういうふうにして明らかなことを隠すという、こういう……(発言する者あり)でも、そうでしょう。それはもう完成して売り出せるんです。それを、売れ残りの戸数を減らすために、表の数字を減らすためにそういうふうな偽りの報告がなされている。千七百八十五戸、売れ残りは...全文を見る
○大野(由)委員 補給金や補助金、年間約二千億円国民の税金が使われております。そういった意味からも、国民は真実を知る権利があるわけでございますので、明確にこれは出していただきたい、このように思います。  今、建設大臣が、まあおどしとも思えるようなああいう発言をなさいました。私は...全文を見る
○大野(由)委員 はい、もう終わります、ちょっと次の方にお願いしていますので。  この目標を立てられたのを、こういうバブルの崩壊、いろいろなことがあって、方向転換をもっと速やかにしていなければいけない、平成八年の三月まで方向転換をしないで来た、これが私は大変な問題ではないかと。...全文を見る
○大野(由)委員 民間ですと、大変責任を問われる問題でございます。私は、こういう問題についてもきちっと責任を明らかにした上で、そして方向転換をきちっとすべきだ、このように思います。  以上で終わります。
02月24日第140回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○大野(由)委員 先日の予算委員会で中断をいたしました住宅・都市整備公団のことについて、続きを質問をさせていただきたいと思います。  去る十二日の予算委員会で建設省に資料要求をいたしました、住宅・都市整備公団の分譲住宅、完成間近でありながら販売の目安が、販売予定が立たないために...全文を見る
○大野(由)委員 九〇年の後半からバブルがもう崩壊をしておりまして、民間では五年も六年も前から住宅建設について方向転換をしているわけでございます。ところが、国は、ようやく今回建設大臣が方向転換を打ち出された。五年も六年も、どうして国はこうした方向転換をするのに時間がかかるんだろう...全文を見る
○大野(由)委員 住専の問題にいたしましても、バブルの生んだ日本の問題にいたしましても、すべて日本の政治はだれも責任をとらない、こういう状況を改めていかなければ、私は日本の政治はいつまでたってもよくならないのではないか。どこに原因があって、二度とこういうことを起こさないためにはど...全文を見る
○大野(由)委員 これは、今から現場におろしてじゃなくて、そういうのがあって初めてこの三千百十戸という数が出てきたはずなんですね。三千百十戸というのは、ある日突然出たのじゃなくて、どこの地域で何戸、どの地域で何戸と出てきて、それを合計したのが三千百十戸のはずでございますので、私は...全文を見る
○大野(由)委員 給与等がいろいろな面で右肩上がりでどんどん伸びているときは、こういう傾斜家賃制度というのもそれなりの意味があったかと思うのですが、今はそういう状況ではございません。リストラ等々、逆に残業が減ってお給料が減っている、落ちている。そういうような状況もある中で、この傾...全文を見る
○大野(由)委員 家賃の算定方法というものをもっと根拠を明確にすべきじゃないか。公団はこの辺を明確にされないわけですけれども、私は、この場合の家賃は、建てかえの場合、新居の場合、こういう計算でここの設定はこうなっている、そういう家賃のきちっとした算定根拠を明確にすべきではないか、...全文を見る
○大野(由)委員 七十二万戸全部プールしてということなものですから、当初申し上げました分譲住宅の売れ残りだとか、そういうものの金利だと、か借金の返済だとか、そういうものが全部足し合わされて、結局、何十年と住んでいる方へも全部負担が来ている、そういう実情じゃないかと思うのですけれど...全文を見る
○大野(由)委員 公団の役員の方、何名いらっしゃって、そのうち何名の方が天下りの方か、また、その公団の平均在職期間、そして平均の退職金の金額、そしてその退職金の算定方法についてちょっと伺わせていただきたいと思います。
○大野(由)委員 公団の将来でございますが、住宅部門等々からの撤退、業務の縮小というものを方向として示されたわけでございますが、天下りも減るとかなくなるとか、この天下りについてはどうなるかについて、建設大臣の意見を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 公団の発注は、随意契約など一部を除きまして一般競争入札が行われているということになっているわけでございますが、一般競争入札は形だけで、依然として天の声が存在するというような実態がある、このように伺っております。  今、天の声と言わないで、現在は指示というように...全文を見る
○大野(由)委員 先ほど、天の声、指示ということがある、このように申しましたけれども、この点について公正取引委員会の委員長に御見解を伺いたいと思います。
○大野(由)委員 実際にはこういうことがいまだにまかり通っているということがゼネコンの間では常識として語られているわけでございますので、ぜひその辺は今後も厳しい調査とか指導をお願いをしたいと思います。  それから、昨日の朝日新聞にちょっと出ておりましたが、自治体が発注いたします...全文を見る
○大野(由)委員 建設大臣、自治大臣に伺いたいのですが、こういうことが直ちに違法じゃない面があるようでございますが、どうなんでしょうか。大臣の見解を伺いたい、このように思います。
○大野(由)委員 ぜひ、この点につきましても改善が行われて、そして納税者が納得のいく、そういう制度を確立をしていただきたい、このように思います。  政治資金規正法について、ちょっと自治大臣に伺いたいと思うのですが、先日の予算委員会でも公益法人の政治資金についていろいろ質問がござ...全文を見る
○大野(由)委員 違法じゃないから何をしても許されるということであってはいけないのではないか、このように思います。  橋本総理大臣が実は、財団法人の日本環境衛生センター、環境庁から二億二千五百万、平成七年は二億七千九百万の委託費を受けて仕事をしております。本来なら環境庁そのもの...全文を見る
○大野(由)委員 現在の知識水準とか科学水準ではその危険性が見い出されなかった。要するに、厚生省の研究調査では、実質的同等性という考え方に立って、姿も形も成分も栄養素も同じなんだ、何ら問題ではないんだというような、今そういう状況で輸入の許可をおろされている、このように伺っているわ...全文を見る
○大野(由)委員 農林大臣、済みません。
○大野(由)委員 ありがとうございました。
04月15日第140回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○大野(由)委員 大野でございます。  環境アセスメント法の法制化につきましては、環境庁を初め、長年環境問題に携わってまいりました議員や市民にとって本当に悲願であったわけですが、ようやくというか、やっとこの法案審議にこぎつけたなという何とも言えない感無量の思いがするわけでござい...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁の役割はますます重大になる、このように思いますので、ぜひ頑張っていただきたい、応援部隊として私たちも頑張ってまいりたい、このように思っております。  法案の審議の中身に入らせていただきます。  今回の環境アセスメント法の対象事業でございますが、中環審の...全文を見る
○大野(由)委員 開発事業に関しまして、住民との紛争のベストスリーは、ゴルフ場と廃棄物処理施設とスキー場等のリゾート施設、この三つが常に紛争のベストスリーだそうでございます。そういう意味では、この紛争の重立った対象になり得るこういうものをアセスの対象事業にすることが必要ではないか...全文を見る
○大野(由)委員 地方自治体でやっていただくようになることが地方分権の精神からいっても一番望ましいということはよくわかるわけですが、しかし、現在、都道府県また政令指定都市で条例を持っているのは五十九団体中七カ所にしかすぎない、そう思いますし、また、今の御答弁の中に、地方自治体で大...全文を見る
○大野(由)委員 地方でそれぞれ努力はしていただいておりますが、まだまだ不十分ではないか、このように思っておりますので、ぜひこの辺は御検討していただきたいと思います。  それから、代替案について伺いたいのですが、我が国の現行の閣議アセス等々は、環境基準の数値目標を達成できるかど...全文を見る
○大野(由)委員 私は、もちろん、立地の代替案だけじゃなくて、建造物の構造とかいろいろこの答申に書かれていることを含めて言っているわけでございますが、今回の法案の第十四条に、環境アセスの「準備書の作成」という項目の中で、七のロに「環境の保全のための措置」というのが書かれております...全文を見る
○大野(由)委員 アセスの項目について伺いたいと思いますが、今回、スコーピング制度が導入されたのは一歩前進かと思います。今までは、典型七公害と自然環境保全に係る五要素に限定してアセス項目が行われてきたわけですが、今回、これをもっと拡大をしようと。主務省令でこれが書かれるようでござ...全文を見る
○大野(由)委員 今の御答弁に加えまして、地球環境保全みたいな観点からの項目もぜひ検討に入れていただくべきではないか。  それともう一つ、せんだっても北海道の二風谷ダムの判決で、先住民の文化というものもアセスの対象となる、こういうこともありました。こういう観点の、アセスのスコー...全文を見る
○大野(由)委員 環境というものを、自然環境だけじゃなくて、幅広い環境というような観点のとらえ方というものも必要ではないかへこのように思っております。  スコーピング手続についてでございますが、事業者が都道府県の知事や住民や専門家等々の意見を聞く、住民は意見書の提出によって意見...全文を見る
○大野(由)委員 今回の法律の一番心配な点がその辺にあるわけでございまして、合意ができないときにどうするか。やはりこれは第三者機関なりこういったところがきちっと意見を聞いて、相談ができて、そして合意が図れる、こういうものが必要じゃないか。事業者と住民の間で合意できない場合は、地方...全文を見る
○大野(由)委員 審査会やそういうものがないかわりに、今回、環境庁長官が発言をできる、意見を述べることができるようになった、こういう御答弁だったかと思います。  今までは環境庁長官が意見を求められたときしか意見が述べられなかったのが、意見を述べることができるようになったというこ...全文を見る
○大野(由)委員 また、環境庁が意見を述べられましても、許認可権限を持つ省庁との間の調整経緯というものが明らかにされない限り、わからないことが余りにも多過ぎるわけですね。  今回も、環境アセスメント法の問題にいたしましても、当初、発電所が対象になるかならないか、発電所は例の通産...全文を見る
○大野(由)委員 アメリカは、日本の環境庁に相当いたしますEPA以外に、大統領の直属機関でありますCEQ、環境諮問委員会等々があって、大統領や行政機関に対して助言や勧告をすることができる、そういうような機関があるわけです。今環境庁というのは、意見を述べることができるようになったと...全文を見る
○大野(由)委員 法案の十四条に、環境アセスの準備書の作成をしなければならない、その七番のところに、調査の結果の概要云々というものを出さなければいけない、そういう法律になっているわけですが、この法律の調査結果の概要の基礎になります基礎データとか資料とか、こういうものも要望があれば...全文を見る
○大野(由)委員 まだいろいろ伺いたいことがございますが、時間が来ましたので、以上で終わらせていただきます。
04月22日第140回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○大野(由)委員 今、杉浦委員の質疑を聞いておりまして、私も子供のころに、トンボやチョウを追いかけて野や山を駆け回ったことを思い出しながら、本当に何とも言えない牧歌的な思いで質疑を聞かせていただいたわけでございます。それに比べて今の子供たち、特に、都会の子供たちは本当にかわいそう...全文を見る
○大野(由)委員 石井環境庁長官に伺いたいのですが、今、御説明いただきましたこのハの文章なのですが、実は私何回もこれを読みました。何回も読んで、私は頭が悪いのかなと思って、自信をなくしたといいますか、私は法律家ではございませんので、なかなか理解が難しいのかもしれませんが、この文章...全文を見る
○大野(由)委員 これが今まで行われてきたものであれば、多少わかりづらくても理解される、このように思うわけですが、この事後アセスというか、こういうものは従来行われてきてなかったわけですね。従来行われてきてなかったものが法律の中に書かれる。その法律は読んでもわからない、そういう法律...全文を見る
○大野(由)委員 今局長の答弁があったわけですが、私は、今から立法するわけでございますので、これはぜひもう少し補足するなりなんなりして、だれが読んでも理解できる、そういう法律にすべきだ。これは今から立法するのに、読んでわからない、これはもう本当にあえてわからないようにしたんじゃな...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、事後にこういう検査をしなさい、その検査をきちっと実行に移すかどうかということは、どこに書かれておりますでしょうか。
○大野(由)委員 この事後アセスの結果というものは、公表が義務づけられているんでしょうか。事後アセスをやって、検査項目、こういう数値が出てきたという、その事後アセスの結果は、公表が義務づけられているんでしょうか。
○大野(由)委員 じゃ、その評価書の中に事後の調査を公表すると書いてなければ公表されない、そういうことになるわけですか。
○大野(由)委員 立法の段階で建前と本音なんか、どう考えても理解できないような答弁であったわけですけれども、そのように建前と本音を推察をしなければならないというような、そういう法律であってはならない。だれが読んでもこうとしか理解できないという、そういう法律をつくらないと意味がない...全文を見る
○大野(由)委員 それは、じゃ政省令に書かれるということでしょうか。
○大野(由)委員 ということは、政省令に書かないということなんでしょうか。
○大野(由)委員 法案の立法の審議の段階でその辺が決まっていないというようでは話にならないんじゃないか、私はこのように思います。環境庁のその辺の姿勢、どう対応されるのか、明確な対応を伺いたい。私、午後にも質問するようになっておりますので、もう一回このことを答弁を伺いたいと思います...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、事後アセスのことが評価書の中に書かれてなかったら許認可がおりない、事後アセスはやるべきである、法律には書いてないけれども、評価書の中にきちっと書かれているかどうかを確認をする、その上で許認可をおろす、そういうことでしょうか。
○大野(由)委員 じゃ、そうならない場合はどういう場合があるか伺いたいと思います。
○大野(由)委員 どういう場合が必要で、どういう場合が必要でないか伺いたいと思います。
○大野(由)委員 じゃ、それはどなたが判断されるんでしょうか。環境庁長官が判断されるのか、主務官庁が判断されるのか、事業者が判断されるのか。また、その判断の材料になる基準みたいなものはだれが発表されるのか。
○大野(由)委員 いろいろ大変しつこいと思われたかもしれませんが、事業を進めたいばかりに恣意的なアセスをするという人が出てくる可能性もあるわけです。そういう意味で、私は、法律をつくる段階で、そういうことがなされないように未然の防止をきちっとしておかなければいけないのではないか。事...全文を見る
○大野(由)委員 今動燃のことを考えるとそんな楽観主義ではいけないという声がございましたけれども、私もそのとおりではないかと思います。  公告縦覧の期間が一カ月、意見を聴取する期間が二週間、こういう短い期間の中で、そのデータが正しいかどうかというようなことをチェックをすることは...全文を見る
○大野(由)委員 先ほどの事後アセスなのですが、その事業者が評価書の記載内容に従って実施する、これが通常であり適当かと思いますが、場合によっては地方公共団体が実施していますモニタリング等々を活用する場合もあろうかと思います。  例えば、道路の場合、その大気汚染がどうか、NOxが...全文を見る
○大野(由)委員 この辺も、では私は、環境庁、今後の課題としてぜひ御検討をお願いをしたい。  結局、事業前のアセスは一生懸命手続法として行われるわけですが、その後の手続というものも、いろいろなケースがあろうかと思いますが、私は、この辺がちょっと十分流れてないのじゃないか、この辺...全文を見る
○大野(由)委員 質問時間が終了したようでございますので、続きは午後、本会議後にやらせていただきます。
○大野(由)委員 環境アセスメント法の審議も約二十時間に及ぶようになりまして、昨日は、京都で地方公聴会、各意見陳述者の方から大変示唆に富むお話を聞かせていただくことができました。また、きょう午前中は、橋本総理に御出席をいただきまして、約一時間いろいろ質疑をさせていただくことができ...全文を見る
○大野(由)委員 私の質問は、私の言ったようにすると不都合があるかどうかということを伺っているわけでございます。当初案でいいというのが今の局長の答弁だったと思うのですが、当初案でいいかもしれませんが、私の言った案にするとまずいところがあるかどうか、まずいところがあればこういう理由...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、もう一回確認をさせていただきますが、いいかどうかは言えない、しかし、まずいわけではない、そういうことでしょうか。
○大野(由)委員 これは条文上、これがこういう法規上まずいというわけでなければいいわけですか。内容がまずいわけですか。それとも、文章が、急に言われてこれがいいかどうかよくわからないということなんでしょうか。どちらなんでしょう。
○大野(由)委員 私の質問に答えていただいてないんじゃないかと思います。  局長のおっしゃった、もとの案がいいか悪いかという、私はそういう質問をしているのではありませんで、私の言った案がまずいかどうか、これでは困る、いけないということなのかどうなのか、そういうことを質問をさせて...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、聞いてはいけないわけではないわけですよね。今までも聞いていらっしゃることがあるということであれば、聞くことができると入れたら不都合があるわけではない。今までもやっていらっしゃることだから、あえて入れることはないという御答弁であったのだと思いますが、入れたら...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、入れる必要性がないということは、環境庁長官は中央環境審議会の意見を聞いてはいけないということなんでしょうか。
○大野(由)委員 この環境アセスメント法はアセスメント法で完結をした法案にするべきだ。大変重要な法案でございます。ですから、ほかのところにあるからここに書かなくていいということは理由にならないのではないか、このように思います。  そういった意味で、聞かなければならないとなります...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、「中央環境審議会等」と、「等」というのを入れれば、中央環境審議会以外に聞こうと思ったら聞くこともできる。じゃ、「等」を入れたらどうでしょうか。
○大野(由)委員 私は必要があるかないかを伺っているのではありませんで、入れるとまずいところがあるかどうか、入れると困るのかどうか、入れると不都合なのかどうかということを聞いているわけでございます。
○大野(由)委員 それは、こちらが言いたい言葉でございます。  法律はできるだけどなたが見てもわかりやすくする必要があります。大変重要な環境アセスメント法でございますので、この法律を見ただけで完結をして、環境アセスメントのことがわかる、理解できる、そういうふうにする必要があると...全文を見る
○大野(由)委員 既に、地方公共団体で公聴会とかいろいろ審査会を設けているところがあるわけですね。これがこの法律の規定に反するものか反しないものなのか、そういう疑問が地方公共団体は常にあるわけでございます。ですから、たくさん例示を挙げるのは難しいかもしれませんが、一番地方自治体の...全文を見る
○大野(由)委員 可能であれば、入れたらまずいですか。
○大野(由)委員 私は、できるだけ法律を見て理解できる、一々行政指導しなければ理解できないというものであってはいけない、このように思うわけでございます。そういう意味で、載っけちゃまずいのでなければ掲載をして、より明確にするということが必要ではないか、このように思うわけでございます...全文を見る
○大野(由)委員 誤解を生むのは、載っていない方が誤解を生むんじゃないか、ない方が誤解を生む、そのように思うんですね。もともとの案に入っていないわけですから、今ある人もやらない方がいいんじゃないか、新たにつくる人も、新たに条例にするところもない方がいいんじゃないか、このように思う...全文を見る
○大野(由)委員 十年というのは余りにも長過ぎるのではないか。五年ぐらいでぜひ見直していただきたい。そうすべきではないかということを要望させていただきたいと思います。  あと、十八ページの十三条のところを見ていただきたいのでございますが、午前中、私も、事後アセスがこの法律の中に...全文を見る
○大野(由)委員 今御答弁いただきましたけれども、ぜひここのところに、私が午前中に質問をさせていただきました、事後調査を行うことということをこの主務省令の中にぜひ明記をしていただきたい。いろいろ今おっしゃった調査項目、どういう調査項目があるかとか、技術指針とかというのがこの主務省...全文を見る
○大野(由)委員 じゃ、十二条ですね。(田中(健)政府委員「はい」と呼ぶ)じゃ、十二条の主務省令の中に入ると。十三条じゃなくて十二条。
○大野(由)委員 時間がなくなってきたので、ちょっと最後、固めて一つだけ質問をさせていただきたいのですが、環境アセスメント法が手続法として成立をいたしまして形が整いましても、実際のアセスメントがどのように行われるかということがきっちりしていないと、非常に心配な面がございます。 ...全文を見る
○大野(由)委員 あと、電事法絡みで御質問をさせていただきたいと思って、通産省からも来ていただいていたのですが、済みません、時間が来ましたので、これで終了させていただきます。ありがとうございました。
○大野(由)委員 新進党の大野由利子でございます。  きょうは、意見陳述者の先生方、大変お忙しい中を、東京や名古屋、大阪等々から御参加をいただきまして、大変ありがとうございます。  国民の皆さんの待望久しい環境アセスメント法がいよいよ法制化のときが来たということで、国民の皆さ...全文を見る
○大野(由)委員 環境アセスを実施した後に、長期間未着工の場合とか、事業を始めたものの途中で休止したような場合、何年もたっている場合は、もう一回アセスをやり直さなければならない、状況が変わっているのじゃないかと思うのですが、今回このことが法案の中に出ていないのじゃないか、このよう...全文を見る
○大野(由)委員 まだいろいろ質問したいことがございますが、時間が来たようでございますので、どうも大変ありがとうございました。
05月09日第140回国会 衆議院 建設委員会 第12号
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○大野(由)委員 おはようございます。新進党の大野由利子でございます。  時間が三十分しかございませんので、主に環境の観点からできるだけ簡潔に質問をさせていただきたい、このように思っております。答弁の方も簡潔によろしくお願いをいたします。  今まで河川が治水や利水だけが役割だ...全文を見る
○大野(由)委員 関係住民というのは、地域に住む住民だけではなくて、関心を持つ住民、このように解釈をさせていただいていい、そういうことではないか、このように思っておりますが、意見の言いっ放し、聞きっ放しで終わったのでは何にもならない、これがどのように担保されるのかについて伺いたい...全文を見る
○大野(由)委員 現在、大規模なダムとかそういう堤防とかにつきまして閣議アセスが行われていると思いますが、どの段階で閣議アセスが行われているのか、また、今、環境アセスメント法が衆議院を通過をいたしまして参議院に送られております、間もなく法案が成立するかと思いますが、環境アセスメン...全文を見る
○大野(由)委員 今環境アセスメント法が成立したらどの段階で行われるかということについて御答弁があったので、ちょっと私、あいまいな答弁だったような気がするんですが、従来のアセスは事業アセス、このように言われておりまして、事業がほぼ、大体、計画が煮詰まった段階でアセスが行われたもの...全文を見る
○大野(由)委員 今の御答弁によりますと、ダムの建設予定ができた、それに対してアセスを行って、住民の皆さんの賛同を得られないときにはもう一回考え直す、そういうお話だったと思うのですが、それだと今までの事業アセスなんですね。そうじゃなくて、ダムを建設するのがいいのか、した場合はこう...全文を見る
○大野(由)委員 この環境アセスメント法が有効にこの河川法の中にも生かされることを、そして、この河川整備計画の中に、早い段階で住民の皆さんや学識者の皆さんの意見が反映された整備計画になるように、ぜひお願いをしたいと思います。  それから、河川の整備計画に関しますダムだとか堰だと...全文を見る
○大野(由)委員 もう一回、今の御答弁をちょっと確認をさせていただきたいと思うのです。  二級河川の場合ですが、市町村が施行する河川工事、一定のものについて協議に応じようとする場合、建設大臣の認可が必要、今こうなっておりますが、建設省との協議に多大な時間を要しているという現状で...全文を見る
○大野(由)委員 これはぜひ早急にお願いをしたいと思います。  それから、河川管理権限の見直しについて、平成五年八月に、建設省は総務庁の行政監察局より勧告を受けていらっしゃいます。  その勧告の内容は、政令指定都市の市や区域の県知事が管理する河川については、ちょっとこれは長い...全文を見る
○大野(由)委員 今の御答弁ですと、地方分権がいつまでたっても進まないなと。政令指定都市の側で不安を持っていらっしゃるとすれば、その不安を取り除くようにいろいろな支援を建設省がやってあげればいいわけでございまして、私は、政令指定都市が必ずしも前向きな人ばかりじゃない、前向きな市ば...全文を見る
○大野(由)委員 建設大臣に伺いたいのですが、両国の例の有名な国技館は千立方メーターの雨水の貯水槽を持っておりまして、トイレの洗浄とかそれから植木の水とか、そういうのをそこで使っている。消毒すれば飲めるくらい良好な水である。  こういうことで、墨田区役所はやはり千立方メートルの...全文を見る
○大野(由)委員 雨水の貯水槽があるものに対して補助金が出る、それがなければ補助金が出ないというようなぐらいの積極的な対策をぜひお願いをしたいと思います。  最後に、この間、ロシアのタンカー・ナホトカ号から大変な重油の流出事故がございました。この問題でちょっと質問させていただき...全文を見る
○大野(由)委員 以上で終わります。
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
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○大野(由)分科員 新進党の大野由利子でございます。  初めに、卸売市場の問題について質問をさせていただきたいと思います。  今、青果物の流通に関しまして、大量流通、大量消費、それから輸入農産物の急増、そしてまた市場外流通等々、大変な変化の波に洗われている、こういう状況でござ...全文を見る
○大野(由)分科員 今多摩地域の問題についてお伺いした状況ですが、平成七年の一月に、東京都は多摩地域青果卸売市場整備基本構想というものを策定をしております。この中で、多摩地区に新たに青果中央卸売市場を三カ所設置する。西部ブロック、八王子方面、八王子インターチェンジ北地区内の都有地...全文を見る
○大野(由)分科員 それで、この調査がどのように、どこまで今進んでいるのか、またいつごろまでに調査結果がまとまるのかについて伺いたいと思います。
○大野(由)分科員 東京都はかつて、民営の地方卸売市場に対して、二重の設備投資を防止するため市場の整備等を行わないこと、また東京都が中央卸売市場を設置した場合には都に迷惑をかけずに入場することというような行政指導を過去に行っておりまして、その旨の同意書まで提出をしている、こういう...全文を見る
○大野(由)分科員 これは非常に大きな三多摩格差の一つではないか、何とかこれは改善をしてもらいたいと思います。  もう一つ、私は農水省予算の使い方でちょっとマクロな印象を持っているのですが、産地の設備充実に、少しでも新鮮なものを短時間で送れるようにということで非常に努力をされて...全文を見る
○大野(由)分科員 よろしくお願いをいたします。  それで、全国に民営の地方卸売市場がたくさんございます。今、全体の二〇%の公設、公営の中央卸売市場で取扱高は五〇%、市場数では二〇%、そこに非常に手厚い助成が行われているのですね。民営の地方卸売市場は、数は八〇%で取扱高は五〇%...全文を見る
○大野(由)分科員 よろしくお願いします。消費地の青果について、ぜひいろいろ御支援をお願いしたい、このように思っております。  諌早湾の干拓事業についてもちょっと伺いたかったのですが、もう時間がございませんので省略させていただきまして、中海の干拓問題について質問させていただきま...全文を見る
○大野(由)分科員 今、一番の目的は農業振興だろうと思うのですが、中海で完成済みの四工区の農地が、もう御存じだと思います、売れ残っております。中海の干拓農地、弓浜工区は実に八六・三%売れ残っているのですね。彦名工区は八三・五%農地が売れ残っている。いずれも周辺農地に比べて高く、売...全文を見る
○大野(由)分科員 ぜひ今おっしゃったように中立的な調査にしていただきたい、このように思うのです。この中立性に非常に私は疑問があるものですから。  パイプを通して漁業振興にどれだけ役立つかどうかという調査になっているのですが、パイプを北部承水路のみ通すというのじゃ、これは私はお...全文を見る
○大野(由)分科員 もう時間がないのですが、魚は暗いところは余り通らないものですから、細いパイプですと本当の魚の流通の調査には適しない、そういう状況がございます。ですから、内径なのか外径なのか、それによっても大きく違ってくるわけでございますので、この点につきましても、初めに干拓あ...全文を見る
○大野(由)分科員 ありがとうございました。  検討委員会は設置するということでよかったのですね。それだけ。
○大野(由)分科員 ありがとうございました。
06月04日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
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○大野(由)委員 新進党の大野由利子でございます。今回の廃棄物処理法改正案では、廃棄物処理に関する信頼性と安全性の向上のために、廃棄物処理施設の設置の許可の申請者は、生活環境影響調査の結果を記載した書類を添付する、このような改正案になっているわけでございますが、生活環境影響調査と...全文を見る
○大野(由)委員 これはどなたが調査をされるのでしょうか。
○大野(由)委員 調査内容が正確であるか、信用できるかどうか、これはどなたが担保するのでしょうか。
○大野(由)委員 出てきたデータが正しいかどうか、これはなかなか専門家でも見抜けない、そういうような要素が多々あるのではなかろうか、このように一つは危惧するわけでございます。  それから、都道府県知事は、申請された廃棄物処理施設の設置場所等を告示するとともに関係市町村長の意見を...全文を見る
○大野(由)委員 今の御答弁を聞いておりますと、今、全国で大体四百カ所近く処分場をめぐって紛争が起こっている、今回の改正案でそれが果たして減るのかどうかという危惧をするわけでございます。例えば岐阜県の御嵩町では、産業廃棄物処理場の建設をめぐりまして県側と町長が対立しているわけでご...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ、住民の皆さんや市側にとっても納得ができるような形でオープンに行われるように運用をお願いしたいと思います。  それから、廃棄物処理施設の設置に関しましては、都道府県知事が条例によって環境アセスを実施しているところが多いわけでございますが、今回の生活環境影響...全文を見る
○大野(由)委員 重複していて活用できるところは活用もいたしますし、また、活用できないところと申しますか、重複しない部分に関しては、条例による環境アセスは引き続き地方自治体が独自にできる、それは今までと変わらない、そういうことでよろしいのでしょうか。
○大野(由)委員 現在、最終処分場の安定型処分場、これには安定五品目を処分するとなっているわけでございますが、安定五品目以外のものが処分をされておりまして、本来あり得ないはずのガスが発生したり、自然発火による火災が発生したり、汚水が周辺の環境に漏出したり、そういう事件が相次いでお...全文を見る
○大野(由)委員 現在でも、約一〇%ぐらいは、安定型であっても、ほかのものがまざっていても許される範囲だというふうなことが言われているようでございますが、今の局長の答弁によりますと、それは厳密に分けて、安定五品目以外のものが一%も入っていない、それを確認したもののみを安定型に入れ...全文を見る
○大野(由)委員 今、ここまでは許されて、ここまでが許されないというようなことがありますと、何のために法改正するのかわからないわけでございますので、ぜひその辺は厳密にしていただきたい。  既に現在でも、安定型は安定五品目以外はだめ、そうなっているにもかかわらず、ほかのものが入っ...全文を見る
○大野(由)委員 いろいろ処分場の規制強化を図るとともに、あわせまして、水道水源のそばに処分場があるということは、これはどこまで行っても土壌汚染から水質汚染につながる不安というものがあるわけでございますので、水道水源のそばには処分場はつくらない、水道水源の周辺の保護地域というよう...全文を見る
○大野(由)委員 都道府県の知事さんたちは、法律で禁止されていないとなかなか許可をしないというわけにいかない、そういう状況もございますので、ぜひこの辺はより明確にしていただきたい、このように思います。  それから、PCBのことについてちょっと伺いたいと思うのです。現在、使用が禁...全文を見る
○大野(由)委員 実は、平成四年五月、今から五年前の厚生委員会で、私やはり、PCBの不法投棄の質問をさせていただきました。そのときに通産省の方が答えてくださったわけですけれども、その中で、「使用中の、まだ稼働中のPCB使用電気機器も含めまして、」「財団法人電気絶縁物処理協会におい...全文を見る
○大野(由)委員 あのときの答弁は、PCBの含有率が高いものを調査している、そういうような返答ではなかったのですね。使用中の、まだ稼働中のPCB使用電気機器を含めまして全部台帳管理をしている、そのような答弁だったわけでございますので、それじゃ、ここで全部掌握されているのだな、流出...全文を見る
○大野(由)委員 これを五年前にも指摘いたしまして、調査と管理の徹底を通産省は約束されたわけですが、全く守られていないのじゃないか、このようこ思います。  厚生省も平成四年九月に調査されましたけれども、その後の実態がどうなっているのかということも伺いたいと思いますし、私は、この...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  蛍光灯はそんな二十何年使えるはずがないわけで、どんどん入れかえていると思うのですが、その蛍光灯をつける機器にこういうコンデンサーがついている。ビルが古ければ、それは取りかえないでずっと続いているわけですから、建てて二十五年以上...全文を見る
○大野(由)委員 今伺っていて、苦しい答弁だなという印象を受けました。この五年間、実質何にも進んでいないのではないか、そういう印象を受けたわけでございます。先ほど厚生大臣が、これからはしっかり関係省庁と連携をとり合ってやりたいという御答弁であった、このように思いますので、この前と...全文を見る
○大野(由)委員 この石こうボードもそうですし、アスベストもそうなんですが、解体業者に、こういうものが含まれているときは解体するときは気をつけなさいよという通達なりなんなりを出されるのだと思うのですが、あわせまして、業者の方だけだと信用できないというわけでもないのですが、必ずしも...全文を見る
○大野(由)委員 ダイオキシンの問題について伺いたいと思うのです。  厚生省は、公共のごみ焼却場から発生しますダイオキシンの量を施設の実名入りで公表されました。千八百五十四カ所のうち報告のあった千百五十施設の中で、七十二カ所が八十ナノグラムを超えていたということでございますが、...全文を見る
○大野(由)委員 今、事実上は、法律的にはダイオキシンは野放し状態になっているわけでございますが、そのダイオキシンの排出の規制値というものを明確にすべきだ、早くすべきだ。厚生省も準備をされていると思うのですが、いつごろこれを発表されるかということと、その規制値の基準になるものでご...全文を見る
○大野(由)委員 近々というのは、ことしの夏ぐらいなんでしょうか。
○大野(由)委員 ことしの一月に、厚生省は、ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドラインを発表されたわけでございますが、そのガイドラインの中身を今おっしゃった政令、省令等々できちっと規制をされる、そういうことでございますね。  それで、今、焼却処理施設の排出規制は一廃だけ...全文を見る
○大野(由)委員 産廃の施設というのは膨大な数があるのだなということに驚いているわけでございますが、この産廃施設もしっかりとダイオキシンを測定して、そして維持管理基準にこれも入れるべきだ、一廃の施設と産廃の施設は全く同じ維持管理基準にすべきだ、このように思いますが、もう一回確認さ...全文を見る
○大野(由)委員 今大変話題になっております所沢市の産廃の中間処理施設、私もことし三月でしたか、視察に行ったのですが、五トン以上だと許可が要るということで、五トン未満の処理施設が山のようにいっぱい並んでおりました。特にこの三年間ぐらいでどんどん施設がふえたという状況のようでござい...全文を見る
○大野(由)委員 ダイオキシンの発生抑制には、連続炉で二十四時間ずっと燃やす方がダイオキシンの発生が少ない、そういうことのようでございまして、厚生省も、できるだけ広域でごみ処理を推進する、そういう方向をガイドラインの中で出されているわけでございます。  地方では連続炉にするには...全文を見る
○大野(由)委員 最後に、このダイオキシンの問題で大臣に伺いたいのです。  さっきちょっと申しました、一回ぜひ所沢を見てきていただくといいのじゃないかということと、あわせまして、厚生省は環境庁と一緒になってダイオキシンが人体に与える影響について合同で調査を開始される、食べ物を通...全文を見る
○大野(由)委員 日本海の重油の流出事故について最後に質問をさせていただきたい。  初めに、運輸省から来ていただいていると思いますが、ナホトカ号船尾部残存油対策検討委員会が三月二十六日に出されました報告書によりますと、油、一番海の底に沈んでいる油でございますが、これが沿岸べ漂着...全文を見る
○大野(由)委員 油には人の指紋と同じようなものがあって、重油を構成している成分や量を測定すれば、同じものかどうかわかるのだそうでございます。そういうことで、これは同じだという意見があるわけでございますので、ぜひ今後も監視体制や処理対策、そういうことについても検討をお願いしたいと...全文を見る
○大野(由)委員 ぜひ厚生省、自分で確かめていただきたい、このように思います。  以上で終わります。ありがとうございます。
10月17日第141回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○大野(由)委員 初めに、大木環境庁長官、長官御就任大変おめでとうございます。  また、けさの閣議で、例の気候変動枠組み条約第三回締約国会議、京都会議の議長になられるという発表があった。今まだ内定のようでございますが、こうなられたということで、大変おめでとうございますと申し上げ...全文を見る
○大野(由)委員 地球温暖化防止に役立つ、抑制的なそういう合意にできる、こういうふうに解釈させていただいてよろしいのでしょうか。
○大野(由)委員 政府の提案なさいました数字が果たしてそういう意味で意味のある数字、今回の合意に向けての抑制になる、温暖化防止に意味のあるものになるのかどうか。そういう大変な疑問を私は持っているわけでございますが、この数値の問題に行く前に、日本政府の提案が決定いたしました経緯その...全文を見る
○大野(由)委員 審議会でいろいろ御意見を聞かれたということでございますが、この審議会の内容が公開されておりません。また、私どもも、今回のいろいろな政府提案を決めるに当たりまして大変関心を持ちました。私どもの政党で、九月三十日には総理官邸に申し入れに伺い、十月二日に環境庁長官にお...全文を見る
○大野(由)委員 私ども野党だけかと思いましたら、与党の社民党、さきがけの政策協議会にもかけられなかったと与党の皆さんも大変怒っていらっしゃるわけでございますが、これは自民党には了承を得られたんでしょうか。(発言する者あり)
○大野(由)委員 今後のことでもございます、やはり根本的な政策立案のあり方、意思決定プロセスみたいなものをもっとオープンに、ぜひ明確にしていただきたい。そして国民の皆さんの理解と協力が得られる、そういうことが必要ではないか、このように思います。  それでまた、こういう削減目標値...全文を見る
○大野(由)委員 今二一〇〇年に一人当たり排出量、CO2を一トン以下にする目標とおっしゃいましたけれども、今回そういう大まかなものが出せるんでしょうか。二〇一〇年には途上国の皆さんの炭酸ガス排出量の総量が先進国を上回る、このように予想されているわけでございますけれども、途上国の皆...全文を見る
○大野(由)委員 二一〇〇年へ向けてこのように進んでいけば目標は達成できるというそういう一つの大きな京都会議でなければいけない、このように思うのですが、残念ながら今の御説明を聞いておりますと、とてもそのような会議になるとは思えない、そういう提案を日本がしようとしているようには思え...全文を見る
○大野(由)委員 これでいきますと日本は二・五%ということのようですが、今世界で最大四分の一近くの炭酸ガスを排出しておりますアメリカ、一人当たり五トン以上の炭酸ガスを排出しているアメリカでも二・六%の削減で済む。日本とたった〇・一%しか違わない。こういうのは一体どういうことなんで...全文を見る
○大野(由)委員 EUの案を下げて日本の五%という案をEUと交渉していらっしゃる、このような報道もありますけれども、この点についてはいかがなんでしょう。
○大野(由)委員 やはり地球温暖化防止のために世界じゅうが大変な努力をしなければいけない、とりわけ先進国がさまざまな、ライフスタイルの見直しを初め、省エネルギーだとか大変な努力をしなければいけない、大変な努力を求められる。こういう状況の中で、最初から目標値が低ければ進まないわけで...全文を見る
○大野(由)委員 今回、日本の提案は地球温暖化防止京都会議のぶち壊しだ、このように環境NGOの皆さんも嘆いているわけでございます。わざわざ提案をする意味のあるものになっていない、むしろ意欲を持ってやろうとしている人たちの意欲をそぐ、本当にそういうことを議長国である日本が許されるの...全文を見る
○大野(由)委員 予測不可能と申しますと、これからのエネルギー需要もそうですし、人口がどうなるか、すべてが予測不可能でございます。私は、このことはまた同僚議員からいろいろ質問もあると思いますので、次の方に譲りたいと思いますが、こういうあいまいなことであってはまさに骨抜きになってし...全文を見る
○大野(由)委員 環境庁長官に伺いたいんですが、原発二十基云々なんという話が出ているんですが、環境庁は原発二十基についてはどのように思っていらっしゃるのか。これは認めていらっしゃるんですか。
○大野(由)委員 もう時間がないのが残念なんですが、CO2の削減策に原発の増設を挙げているのは先進国では日本だけだ、このように思っております。アメリカを初め欧米では、原発は廃止の方向に向かっているわけです。私は、現状ですぐ廃止することはできない、これはよくわかっておりますが、CO...全文を見る
○大野(由)委員 原発が現在二七%を四十数%にしようとか、新エネルギーも、例の地球温暖化防止行動計画の中では、もっと早くに新エネルギーのパーセントを高くしようという計画が立てられたにもかかわらず、それが一向に進んでいない。太陽光発電を初めとする新エネルギーにもっと力を注いでいただ...全文を見る
11月14日第141回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○大野(由)委員 参考人の皆様、きょうはお忙しい中を大変ありがとうございます。  京都会議が大きな歴史の転換点になり、日本が議長国の大役を果たせるようにということで、それぞれの立場で大変御努力をいただいていますことに心から御礼を申し上げますとともに、私ども国会議員も、皆様方とと...全文を見る
○大野(由)委員 近藤参考人に伺いたいと思うのです。  今の平田参考人の出された報告の中に、一九九〇年の総排出量の約一八%削減が可能と。しかし、エネルギーの需要そのものがどれだけ伸びるかということによって変わってくるわけです。エネルギーの需要そのものがどれだけ伸びるかというその...全文を見る
○大野(由)委員 あわせてもう一度伺いたいのですが、これから温室効果ガスの排出量がどれだけ将来伸びるかということについて、これもやはり国民合意の上で、これだけ伸びるという合意があった上で、それを削減するためにはこうだというのが必要だと私は思うのですが、この国民合意というものは得ら...全文を見る
○大野(由)委員 近藤参考人にもう一つ伺いたいのですが、この合同会議報告書の中に二十基の原子力発電所の増設を書かれております。先ほど、異論がなかった、両論併記にならなかったということもおっしゃいました。これは政府の第二回日本国報告書にもそういうふうに書かれていますし、橋本総理もお...全文を見る
○大野(由)委員 平田参考人に伺いたいのですが、原発というのはコージェネレーションに向かないのではないか。  最初三百度ぐらいの温度ですね。それで、さっき、ガスタービンで五百度にして使うこともできるとおっしゃいました。でも、ガスタービンで五百度に上げるためには、また新たなエネル...全文を見る
○大野(由)委員 浅岡参考人に伺いたいのですが、COP3の準備会議でボンに行ってこられて、世界の日本政府案に対するいろいろなものを目の当たりにしてこられたと思うのですが、世界の各国がどのように日本の政府案について見ているのか。五%という数値そのものもちょっと低過ぎるのじゃないかと...全文を見る
○大野(由)委員 浅岡参考人に伺いたいのですが、炭酸ガスとメタンと亜酸化窒素ですか、今その三つが対象というふうな提案になっているようでございますが、それ以外に、代替フロンでありますHFCとかPFCとか六弗化硫黄とか、こうしたものは量的には確かに少ない、一割程度かもしれませんが、温...全文を見る
○大野(由)委員 一緒くたじゃなくて、やはり別々にきちっと削減目標を立てるということが大事なのじゃないかな、このように思います。  最後に、加納参考人に伺いたいのですが、実は、新進党で日本再構築宣言というのをまとめました。その中で、環境の部門の中で「経済的手法の活用」というもの...全文を見る
○大野(由)委員 確かに直ちに導入することには多くの問題点があろうかと思いますが、既にスウェーデンだとかオランダだとか、デンマークもでしたか、環境税の導入をしておりますし、環境税が導入された場合はかわりに法人税を安くするとか、国際競争力で不利にならないような手当てはきちっとするこ...全文を見る