大野功統

おおのよしのり



当選回数回

大野功統の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第162回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(大野功統君) 私がサマワを視察した際の所感等についてお尋ねがありました。  私は、昨年十二月、サマワを訪問し、武部先生、冬柴先生にも御視察いただいておりますけれども、そのとおり、現地部隊が高い規律と士気を保ち、イラクの復興のために一丸となって取り組んでいることを確認...全文を見る
01月27日第162回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○大野国務大臣 まず、昨年のスマトラ地震・津波の際に、御指摘のとおり、たまたまシンガポール沖を海上自衛隊の護衛艦が通過しておりました。私どもは、タイからの要請をいただいて、直ちに現地に派遣をいたしました。そして、五十七体の遺体を収容して、タイから大変感謝をされた次第でございます。...全文を見る
○大野国務大臣 菅先生は四国にお遍路回りをされたということでございます。優しい四国の心にお触れになったということで、私も四国の優しい心を持った男でございます。よろしくお願いします。  トランスフォーメーション、もちろん、一つは安全保障環境の変化、もう一つは軍事科学力の大変な発達...全文を見る
○大野国務大臣 個別具体的な問題というのは、仮定の問題になってしまいますので、もし仮に、そういうことじゃなくて仮定の問題としてもお答えしますと、それは誤解を呼びます。したがいまして、その辺は、具体的に決まってくるまで答弁を差し控えさせていただきます。
○大野国務大臣 一人の官僚としての一つの意見を言ったんだろうと私は思います。しかしながら、私ども政治家は、日本の安全保障全体として責任を持ってやっていかなきゃいけない。そういうときに、一つ一つの意見を仮説に基づいてやっていく、これは不安のもとになります。  私たちは、仮に決まっ...全文を見る
○大野国務大臣 個別の具体の問題につきましては、交渉の相手がおります。したがいまして、ある程度案が固まってくるまでは、例えばここはいいとなりますと、それが玉突きになっていく、こういう状態になってまいりますから、個々具体的な問題につきましては、ある程度固まってくるまでは発表できませ...全文を見る
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(大野功統君) 安全確保支援活動をどの程度やっているか、こういう問題でございます。  安全確保支援活動につきましては、例えば航空自衛隊が他国が行う支援に対する安全確保のために輸送業務をやっていることは事実でございます。物資並びに人を運んでいるということであります。 ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、非常に、まず第一に、輸送のオペレーションにつきましては国際的にどの軍隊も発表いたしておりません。  まず第一に、我々は、実施要項、イラク特措法の実施要項におきまして武器弾薬は運ばない、こういうことになっております。それから、事前に十分調整をい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 結論から申し上げますと、その回数については答弁を差し控えさしていただきたい。で、それはなぜかということを先ほど申し上げた次第でございます。(発言する者あり)  じゃ、もう一度申し上げます。これは各国が信頼関係に基づいて行っているオペレーションでございま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) どういう趣旨でのお尋ねかよく分かりませんけれども、何度も申し上げますけれども、この点は、自衛隊は全体で百十五回、昨年の三月三日から今年一月二十七日までで百十五回、それから物量で申し上げますと百十九トン運んでいる。これは申し上げられます。全体であります。 ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 航空自衛隊が行っております輸送業務でございますけれども、その趣旨、目的、もう御存じのとおり、第一は人道復興支援物資、例えば医療器具等を運んでおります。  それからもう一つは、もう一つは陸上自衛隊等の物資並びに人員を運んでおります。これはいわゆる人道復興...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 何回。何回ということは、何度も申し上げておりますけれども、各国との信頼関係、そしてオペレーションによって、各国ともいかなるオペレーションをやっているか、これはどこも公表いたしておりません。そういう国際信頼関係に基づいてやっている行動でございますので、日本...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 全体については先ほど申し上げました。  お尋ねは、米兵を運んだ回数ということでございます。  我々は、先ほど来申し上げておりますとおり、この点は国際的にもやっておりませんので、これは言えないということでございますけれども、したがいまして、今日は資料全...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 何度も申し上げて恐縮でございます。  全体として回数は申し上げられます。全体として運んだトン数、物量も申し上げられます。しかし、全体として人間を何人運んだかということ、これは公表しておりません。その中で、我々が言え、お尋ねは米兵を運んだ回数ということで...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは足し算引き算の関係になりますんで、それを言いますとまたどうのこうのという問題が出てまいります。したがいまして、内容は、内容につきましてはどうぞ、こういうお互いの信頼関係でやっている、相手国のこともある、したがいましてそこのところは御容赦いただきたい...全文を見る
02月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○大野国務大臣 トランスフォーメーションについての現状についてお尋ねでございます。  昨年秋ごろまでは、どちらかといいますと、在日米軍の基地の問題を中心に議論がありました。そうなりますと、基地について、対する関係みたいに、交渉事になってしまう。それじゃいけません。日米同盟の中で...全文を見る
○大野国務大臣 三月の半ばにオランダ軍がサマワから撤退いたします。その後、イギリス軍が六百名を展開してサマワの治安に当たる、こういうことでございます。  フーン国防相から下院に書簡が出ておりまして、その中でも言っておりますけれども、サマワの治安の状況、あるいは日本の自衛隊の安全...全文を見る
○大野国務大臣 昨年の十二月初旬に私、サマワへ参りました。しっかりとこの空中監視のヘリは飛んでおりました。現在、三機ございますけれども故障はございません。
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○大野国務大臣 まず、大雪のため被害に……(佐々木(秀)委員「なるべく簡単で結構ですから」と呼ぶ)さようでございますか。  防衛庁長官といたしましては、知事等からの御要請があれば直ちに柔軟に対応していく、即応していくということでございます。  ただ、要請ということを申し上げて...全文を見る
02月04日第162回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○大野国務大臣 まず、九回にわたるロケット、迫撃砲が自衛隊へ向けて発射された、あるいは、自衛隊の中にも三つばかりロケット弾が着弾しております。しかし、いずれにしましても、これは信管がなかったり火薬がなかったりというケース、あるいは、最後には、そういう信管それから火薬がありましたけ...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊による人的支援とそれからODAによる資金協力、これは車の両輪でございます。  水について言いますと、確かに、私もこの目で確認いたしましたけれども、宿営地のすぐそばにODAでつくられます二基の浄水機ができておりました。竣工式は既に一月十八日にやっておりますし...全文を見る
○大野国務大臣 御配慮をありがとうございます。  昨年十二月初旬にサマワへ行ってまいりましたので、私の目で見た安全確保、現地で耳で聞いた安全確保について簡単に御報告いたしたいと思います。  まず、宿営地内でございます。  宿舎、隊員が休むところでございますが、完全に厚い壁、...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○大野国務大臣 まず、佐藤先生おっしゃったように、領空侵犯、領海侵犯なんかの場合と違いまして、ミサイルが飛来すれば、これはもう必ず、ブースト段階を別にして、日本へ必ず落ちてくる。この判断があれば、そういう確認があれば、これは必ず日本の人命財産に危害を加えることになってくるわけであ...全文を見る
○大野国務大臣 北朝鮮問題というのは、国際安保環境にとりまして重大な不安定要素、加えて、不拡散という国際的な努力に対しまして、やはり深刻な問題となっております。そこで、日本といたしましては、既に平成十五年の十二月に、防衛、BMDシステムを導入すると決定をいたしております。それ以来...全文を見る
02月14日第162回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○大野国務大臣 北朝鮮問題が、我が国にとりまして、あるいは地域にとりまして、いわば安全保障における重大な不安定要因である、これはもう同じ思いでありますし、それから国際的な拡散防止の努力に対するいわば深刻な問題である、こういうことをまず申し上げたいと思います。  BMD体制につき...全文を見る
○大野国務大臣 まず、防衛大綱にも記述されておりますけれども、自衛隊の役割というのは、領域内の防衛のみならず、国際安全保障環境をよくしていこう。これはもちろん、武力行使とか、武力行使と一体化になるというのではなくて、人道復興支援のような形で、国際貢献というか国際安全保障環境をよく...全文を見る
02月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○大野国務大臣 確かに白保先生がおっしゃるとおり、与那国島の真ん中で防空識別圏が分かれていまして、東の方は日本の防空識別圏、西の方は台湾の防空識別圏という奇妙な状況になっております。これはもう先生十分御存じのとおり、歴史的な経緯があるわけでございます。  しかし、防空識別圏と領...全文を見る
○大野国務大臣 まず、なぜ今ごろということでございます。  しかし、大陸棚の調査というのは政府が一丸となって取り組んでいくべき大変重要な問題である、こういう認識のもとに、防衛庁といたしましては、海上自衛隊の海洋観測船、先生がおっしゃいました「にちなん」でございますけれども、本年...全文を見る
○大野国務大臣 防衛上の問題として調査している問題、それから大陸棚調査として調査をしている問題、どこに境界線があるんだという問題はありますけれども、その辺は公表を差し控えさせていただきたいと思いますので、御理解ください。
○大野国務大臣 ただいま大石先生から、原点に立ち返って話し合ってこい、こういうお話でございました。  確かに、安全保障環境は大いに変わってきております。また、科学技術の発達によりまして、情報力とかあるいは機動力が格段と高まっている、こういう問題もございます。  今回の話し合い...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○大野国務大臣 防衛庁長官の大野功統でございます。  本日は、小林委員長を初めとする委員の皆様に防衛庁長官としての所信を申し上げます。  冷戦が終結して十年以上が経過いたしました。しかしながら、冷戦の終結は必ずしも平和の到来を意味しておりません。平成十三年九月十一日の米国同時...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○大野国務大臣 玉沢先生にはいつも国防、防衛問題につきまして御激励をいただいておりますこと、改めて厚く御礼申し上げます。  ただいま、このような緊急の場合に直ちに行動しろ、それがやはり国防のイロハのイじゃないか、こういうお話でございます。  今回も、十九日にワシントンで行われ...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○大野国務大臣 高木先生がただいま、今回2プラス2というのは仕切り直しじゃないか、こういうお話がありました。まさにおっしゃるとおりでございます。  当初、在日米軍の兵力構成につきましては、個々の施設・区域ということで先方から提案がありました。しかし、それはやはり、お互いに両国の...全文を見る
○大野国務大臣 高木先生から、日本の自衛隊に対する高い評価をちょうだいしました。それは、日本の自衛隊が地元との信頼のきずなを築いている、そしてまた、災害救援活動等、民生のために大変役立っている、こういうことでございます。  このことはちょっと余談になって恐縮なんですけれども、イ...全文を見る
○大野国務大臣 大変示唆に富むお話でございました。  在日米軍の駐留に当たりましては、例えば、在日米軍が使用する施設・区域について、提供施設整備費、在日米軍に係る労務費、光熱費あるいは水の料金等の在日米軍駐留経費負担をいたしておりますし、在日米軍施設・区域の安定的な使用の確保の...全文を見る
○大野国務大臣 松本先生から、歴史の流れが今変わりつつあるんじゃないか、中央集権、憲法あるいは米国中心主義というような問題について、大変歴史的な、大きな立場から観察されていることに対しまして、まず敬意を表したいと思います。私も、今まさにこの世の中、歴史というのが変わりつつある潮ど...全文を見る
○大野国務大臣 これまでの防衛力についての考え方は、今までの古い大綱の方ですが、この大綱では、まず抑止重視の考え方、それから侵略、伝統的な脅威への対処を中心、そしてもう一つ、ここは十分考えていただきたいんですけれども、国際活動はすべて一方的に日本が貢献するんだ、こんな考え方でやっ...全文を見る
○大野国務大臣 ミサイルという新しい脅威に対していかに対応していくか。  ミサイルが飛来する場合、これは明らかに、急迫不正でありという自衛権発動の三要件ですね、一々言いませんけれども。それに当たるのかどうか、こういう問題があろうかと思います。誤射の問題とか、あるいは過って落ちて...全文を見る
○大野国務大臣 国際的な活動というのは世界的に高く評価されている、このことはもう言うまでもありません。そういう意味で、今、国際活動というのは付随的業務として行われている、このことをどう考えるかということでございます。  まず第一に、平和国家日本として、世界の安全保障環境を改善し...全文を見る
○大野国務大臣 まず、現在使われておりますスーパーピューマ、特別輸送ヘリコプターでございますけれども、取得してから約二十年が経過いたしております。したがいまして、機体の陳腐化、老朽化がかなり進んでいることは先生御存じのとおりでございます。そこで、今回は、現有のスーパーピューマを同...全文を見る
○大野国務大臣 まず金額につきましては、総計で三十二億九千万円、約三十三億円で、渡辺先生おっしゃるとおりでございます。本年度、平成十六年度歳出経費は十八・五億円、後年度負担が十四・五億円、こういうふうになっております。  なぜ機種選定を行わなかったかということにつきましては先ほ...全文を見る
○大野国務大臣 購入する物品によりましてはそういうメリット等がない場合もあります。購入する物品によりまして、それはもう厳格に、全く新しく出直してやらなきゃいけない、当然のことであります。この新しく購入するスーパーピューマというのは、先ほど申し上げました特別の事情がありますので機種...全文を見る
○大野国務大臣 なぜ補正予算でそんなに急いで購入するのか、こういうことだと思います。  御存じのとおり、防衛予算というのは厳しい財政事情の中でなかなか余裕がない。これはもう先生御存じのとおりでございます。中期防にいたしましても来年度の防衛予算にしましても大変厳しい情勢でございま...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊あるいは防衛力の考え方でございますけれども、これは抑止力から対処力へ考え方を変えている。これは、あらゆる脅威に対抗できるものとして考えていかなければいけない、こういう考え方でございます。  それから、先生御指摘のとおり、やはり予防という考え方、これを大事に...全文を見る
○大野国務大臣 私は、常に、内部の問題として、運用とか調達とかこういうものは合理化していこうではないか、税金で賄われている防衛費でありますから、これを有効に使って、そして最大限の効果を上げていく、このことに気をつけるように常に言っている、指示しているところでございます。  そこ...全文を見る
○大野国務大臣 ミサイル防衛の場合には、相手国のミサイルが我が国の領域に落ちることが確実な場合、それを撃ち落とす場所が相手の国であってはなりません。しかし、公海であるかもしれない。こういう意味でお考えいただければと思います。我が国の領域内に落ちてくることが確実、そこで警察権の行使...全文を見る
○大野国務大臣 八十二条で対応する、八十二条の二ということでございますが、そこでミサイル防衛を規定していくということでございます。  この問題、第一に考えなければいけないのは本来任務である自衛隊の行動でありますが、これは自衛隊法第六章でございます。その順序については、七十六条の...全文を見る
○大野国務大臣 まず、感想といたしましては、日本で配備するものとは全く違うものであるということでありますので、日本のミサイル防衛システムには影響は全くないな、こういう感想を持ちました。
○大野国務大臣 まず、大変多額のお金のかかるミサイル防衛の配置でございます。これは、全体をトータルいたしますと、既に十六年度でも一千億円以上予算を計上しておりますし、また、十七年度予算においても一千億円強の予算をお願いしております。全体で恐らく一兆円近い予算、コストとなるものと思...全文を見る
○大野国務大臣 大変鋭い御質問、御指摘でございますけれども、まず、今から配備していこうというBMDシステムにつきましては、多層防御ということが一つございます。それはどういうことかといいますと、まず、イージス艦が、これは広範な範囲でやれますから、ミッドコースでこれを落としていく、迎...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○大野国務大臣 事実関係だけを申し上げたいと思います。  まず、アメリカ軍としましては、事故調査を適切に行うために事故機の残骸を分析することが必要である、そういう意味で、分析能力のある米国内の施設に残骸、パイロンをぜひとも送るということで、十月五日の事故分科委員会で報告があった...全文を見る
○大野国務大臣 まず、国会で報告したということはない、私の記憶ではないと思います。  それから、初めて公表されたというのは、私、つまびらかに存じておりませんけれども、残骸が普天間基地に到着したのが十二月下旬ではなかったか、こう思いますので、そのときに公表されたのではないか。もし...全文を見る
○大野国務大臣 今直ちに、どのような事情があってということを私説明できませんけれども、ただ、先ほど十二月下旬と申し上げましたが、それは十二月十日付で防衛施設庁が公表しております。そこで、十二月下旬と言ったのは、十二月十日に訂正させていただきます。  その公表文では「今次会合では...全文を見る
○大野国務大臣 十月の分科会で初めてわかった由でございます。ただし、いつそれが米国に送られたか、このことについてはつまびらかでない由でございます。
○大野国務大臣 十月五日前に送られたということでございます。
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○大野国務大臣 宇野先生のミサイル防衛に対する御理解、本当にありがとうございます。  ミサイル防衛というのは、まさに、新しい安全保障環境の変化とともに、科学技術の進歩によって、大変、防衛に対する考え方を変えていかなきゃいけない、非常に大切な問題であります。  今、宇野先生御み...全文を見る
○大野国務大臣 ランニングコストは、これからの問題として、今申し上げる段階でありませんので、きちっと見積もりを出した段階でまたお知らせ申し上げたいと思います。
○大野国務大臣 大変ポイントをついた御質問でございますけれども、防衛出動が下令されているときは、これは問題ありません。ですから、問題は、平時、何にも防衛出動が下令されていない場合、どんとミサイルが飛んでくる、そして日本に落ちてくる、この場合に一体どういうふうな態勢をとっていったら...全文を見る
○大野国務大臣 今、宇野先生のお父様のお話をされていましたけれども、私も宇野先生のお父様から、防衛問題のみならず、いろんな意味でお教えを賜ったことを懐かしく思い出しました。  一つ、今の御質問は信頼性の問題でございます。その前に、教育の問題と、それから、きちっと撃てるのかね、本...全文を見る
○大野国務大臣 日本の防衛問題全体についても、これから統合運用というのが本当に大事になってくる。陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊と三つに分けていて、それを統幕議長というところで調整いたしておりますけれども、今度は、来年度予算におきまして統合幕僚長というのをつくって、それぞれの独...全文を見る
○大野国務大臣 トランスフォーメーション、在日米軍の兵力構成の見直しという問題であります。  我々は当初から、この問題を議論する場合には、必ず、在日米軍の抑止力の維持、そして沖縄を中心とする地元負担の軽減、この二つのことを考え方としてずっと主張し続けておりました。今回の2プラス...全文を見る
○大野国務大臣 今後数カ月間で協議を加速させまして、早くゴールを目指してお互いに協議していこう、このことは今回の2プラス2でも合意を見たところでございます。  やはり米軍基地の問題、再配置の問題というのは、基地のある町の住民の皆様に大変直接影響する問題でありますし、我々としては...全文を見る
○大野国務大臣 横田の問題、先生のお地元の岩国の問題、それぞれ何らかの機関ができている、こういうことでございます。もちろん現時点では、横田についても岩国についても何らの最終的決定は行われておりませんけれども、例えば平成十五年には、日米首脳会談を受けまして政府、関係省庁と東京都の実...全文を見る
○大野国務大臣 平岡先生の日本側の在日米軍駐留経費負担、特に特別措置協定の問題でありますけれども、費用は、財布は、防衛施設庁の財布でございます。交渉の窓口は外務省でありますので、私からお答えするのもちょっとつらいところもあるのでありますけれども、やはり今月十九日の2プラス2で議論...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○大野国務大臣 去る二月十九日、町村外務大臣とともに、いわゆる2プラス2、日米安全保障協議会に出席をいたしました。その際に、当然、外務大臣は外務大臣同士の話し合い、それから私は防衛関係大臣、ラムズフェルド長官との会談をやっております。そのいずれにおきましても、イラク問題というのは...全文を見る
○大野国務大臣 イラクでの自衛隊の活動につきましては、基本から申し上げて恐縮ですけれども、一番は憲法九条との関係で、武力行使をしない、武力行使と一体とならない、当然のことでございます。それから、やはり考えていかなきゃいけないのは、自衛隊でなきゃできないこと、このことは考えていかな...全文を見る
○大野国務大臣 もちろん、事実は十分深刻に受けとめております。先生おっしゃったように、投票するという行為は参政権の中核をなすものです。その権利を国の仕事で奪ってしまっている、こういう格好になっていることは深刻に受けとめなきゃいけない、私はそのように思っております。こういう問題をど...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一点の、先生御指摘のどこの部隊をイラクへ派遣するかもう少し幅広い視野から検討しろ、こういう御指摘でございます。その点十分注意して、今後そういう派遣の部隊を選定していきたいと思っております。  それから第二点の問題でありますけれども、今総務省からのお答えでご...全文を見る
○大野国務大臣 オランダ軍は、イラク・ムサンナ県中心ですけれども、千三百五十人、今まで展開しておりました。そのうち、サマワにおりましたのが大体七百人から八百人、その他のムサンナ県におりましたのが三百人程度、それからムサンナ県外で三百人ちょっと、こういう展開でございます。  それ...全文を見る
○大野国務大臣 我々は、あらゆる機関あるいは現地の部族と十分連絡をとりながら、情報交換しながらやっております。その中で、第一にサマワの治安は極めて、他に比べるとですけれども、良好である。  このことを一例で申し上げます。  例えばムサンナ県でいいますと、多国籍軍を襲撃した事件...全文を見る
○大野国務大臣 まず、自衛隊の問題をちょっと置いておきまして、前段の例えばイギリスとかオーストラリアの問題でございます。人員規模だけでの議論でございましたが、装備につきましては、これまでと同じような治安を維持するに足るだけのパワー、力を持っていく、こういうような話でございます。 ...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま御質問は、どうも本来の公共事業とか医療活動とかそういうことじゃなくて、少し、例えば文化施設とかあるいはスポーツ施設とかそういう方に移行しつつあるんじゃないか、これをどう思うかという御質問でございます。  私は、例えば、ウルク遺跡の修復、外壁を修復いたしま...全文を見る
○大野国務大臣 寄港地等の名前を言えない、発表を控えさせていただきたい、この姿勢には変わりございません。  その理由は、一つは、先生今おっしゃったように、やはりこの海上自衛隊隊員諸君の安全の問題が一つあります。それから、港のある国の姿勢の問題、どういう協力をしているのか、どうい...全文を見る
○大野国務大臣 今後、今津副長官にこういうことがないように、ひとつ厳重に注意をお願いします。
○大野国務大臣 まず、ニーズの変化の問題があると思います。  確かに、ニーズの変化があって、そして給水ということは必要がなくなった。しかし、道路にしても病院にしても、道路とか学校なんかはまだまだニーズがあるんですね。そのほかにということで先ほどから議論があるわけですけれども、そ...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○大野国務大臣 今回の会談では、いわば共通戦略目標が主な話題でございました。したがいまして、個々の問題については触れられませんでした。
○大野国務大臣 私も、正月、一月に沖縄へ参りまして、普天間飛行場、そして辺野古を拝見させていただきました。それで、やはり自然環境を保護する、ジュゴンを保護する、あるいはサンゴ礁を傷つけちゃいけない、こういう思いは胸に深く刻み込まれました。  しかし、この普天間飛行場を辺野古へ代...全文を見る
○大野国務大臣 一月に沖縄を訪問させていただいた際に、私は、普天間の飛行場、これも嘉数の丘から見させていただきました。そして、あの飛行場は本当に町の中にあるような感じであります。それで、すぐ隣に沖縄国際大学がある。その沖縄国際大学の本館の本当にすぐ壁際までヘリコプターが落ちた。本...全文を見る
○大野国務大臣 普天間から移設する、この点は同じ思いだと思います。  それから、辺野古へ行ったらなぜ負担の軽減か、こういうことでございますけれども、辺野古の沖合にそういう施設をつくるわけでございます。そのときに、問題は幾つかあると思います。やはり自然環境の問題、私たちはその辺も...全文を見る
○大野国務大臣 安全保障の観点から、これから数カ月にわたっていろいろな議論が行われていくと思います。その中で、今そういう議論はまだやっておりませんけれども、何か糸口があればとは思います。しかし、糸口がどうなっていくのか、これは今から数カ月間の問題でございますので、今の段階で確たる...全文を見る
○大野国務大臣 沖縄は、米軍駐留という観点から見ますと歴史の重みがあります。それから、地理的に言いますと、やはりこれは一つの大きな意味合いがある。まあ、歴史の重みの方は割愛いたしまして地理的に申し上げますと、まず、東アジアの各地に対しまして、アメリカ本土やハワイあるいはグアム島か...全文を見る
○大野国務大臣 今申し上げましたとおり、負担というのはやはり目に見える、数字であらわせるもの。ですから、在日米軍の施設・区域も縮小したいな、兵力も減らしたいな、そして同時に、アメリカの軍事力は日本の抑止力として相変わらず維持できる、このような形をつくっていく。そのためにさまざまな...全文を見る
○大野国務大臣 キャンプ・ハンセン内のレンジ4でございますが、やはり私は、一つの考え方、一番大きな考え方というのは、その周辺の皆様、沖縄の住民の皆様に不安を与えない、これが一番の問題点だと思います。  それに関しましてはいろいろな問題がありまして、一つは、今も先生お触れになりま...全文を見る
○大野国務大臣 これは一九九七年の2プラス2で、日米防衛協力のための指針という問題で、いわゆるガイドラインにおいて、一つ、日本に対する武力攻撃がなされた場合は、日米両国政府は適切に共同して対処する。一つ、自衛隊及び米軍は、効果的な作戦を共同して実施するため、役割分担の決定、作戦行...全文を見る
○大野国務大臣 基地のある町村の負担につきましては、我々思いを深くして、そして、よく話し合ってこれからやってまいります。
○大野国務大臣 けさ、寺田先生が隊友という新聞に記事を書いておられましたけれども、いや、これは大変ミサイルに御造詣が深いなと思って、感銘を受けながら読ませていただきました。  今のお尋ね、ペトリオットPAC3に重点を置くよりもイージスシステムに重点を置け、こういうことであります...全文を見る
○大野国務大臣 大変貴重な税金で支えられている防衛でございますし、調達でありますから、これはもう一文たりともむだ遣いしちゃいけない、こういうことでございます。めり張りと先生がおっしゃいましたけれども、めり張りは本当に大事だな、そして事務的にも、こういうような調達コストを下げていく...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○大野国務大臣 たびたび申し上げておりますとおり、SACO最終合意を着実、誠実に実行していくことが沖縄の負担の軽減につながる道である、私はこのように信じております。  さきに行われました2プラス2、いわゆる日米安全保障協議会におきましても、この点は、その着実な実施が在日米軍の安...全文を見る
○大野国務大臣 もちろん同じでございます。もしいい案が出てきたら、もちろんいいわけでございます。私はネバー・セイ・ネバー、決してないなんということはやはり言っちゃいけない。いい案がもし出てくればという思いはあるんです。だけれども、この辺野古という選択は、本当にいろいろな議論をして...全文を見る
○大野国務大臣 可能性があるかないか、こういう御質問でございますけれども、今現在、辺野古についての代案というものは全く出ていませんし、日米間でも協議はいたしておりません。協議したことはありません。しかしながら、我々は、いろいろなことを、地元の皆様の思い、こういうことを考えながらや...全文を見る
○大野国務大臣 端的に言えば、2プラス2の中に書いてありますとおり、SACO最終合意を着実に実行していくことが建設的な取り組みである、こういうことでございます。その裏をどう読んでいくか。これは私ども、先ほどから言っていますように、もしいい案があれば当然出てくる。何年も議論して、い...全文を見る
○大野国務大臣 そのようにお受けとめいただいて結構です。私も、もう本当に針の穴みたいな小さな穴かもしれませんけれども、もしいい案が出てくれば当然のことだと思っています。
○大野国務大臣 赤嶺先生の御議論は、見直される可能性が極めて大きい、こういう前提の上に立てばそういうことになろうかと思います。しかし、可能性は極めて極めて少ないわけですから、2プラス2、日米安全保障協議会の中でも、SACO合意を着実にやっていこう、こういうことになっているわけであ...全文を見る
○大野国務大臣 ボーリング調査におきましてサンゴを一部傷つけたことにつきましては、おわびを申し上げます。  その後、サンゴを傷つけないように工夫を凝らしている、このことは赤嶺先生十分御存じのことだと思います。そういう意味で、サンゴ、ジュゴン等の自然環境の問題、自然の保護の問題に...全文を見る
○大野国務大臣 環境問題についても、環境調査をスタートさせておることは先生御存じのとおりでございます。  いろいろな意味で、早くやらなきゃいけない。環境問題もある。しかしながら、それを誠実、着実に実行していくことが沖縄の負担の軽減につながっていく。その案というのは、本当にいろい...全文を見る
○大野国務大臣 先生のおっしゃっておられることは、可能性があるじゃないかと。私が申し上げていることは、可能性を否定しない、こういうことでございます。(赤嶺委員「一緒じゃないですか」と呼ぶ)それは、結論としては一緒ですが、可能性が大きいか小さいかというところで違ってくるのであります...全文を見る
○大野国務大臣 これまでも御説明を、この場所ではございませんけれどもいたしておりますけれども、当初、米側から、在日米軍基地の施設・区域の話から始めよう、こう言ってきたわけでありますが、私どもは、そうじゃなくて、国際的な安全保障環境が変わってきている、だから、そういうことも共通の認...全文を見る
○大野国務大臣 普天間飛行場について米軍がどう言っているかということでございますけれども、このことにつきましてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、問題は、アメリカのトランスフォーメーションの考え方でございますけれども、この考え方というのは、いわば新しい安全...全文を見る
○大野国務大臣 一言で申し上げますと、量から質へという考え方が中心に出てくる、このように思います。  一般論で恐縮でございます。普天間の場合どうのこうの、こういう議論が今私にとってできる段階ではございません。
○大野国務大臣 まことに恐縮でございますが、個々の具体的なお答えをする段階にない。しかしながら、ある程度まとまってきた場合には、もちろん我々には説明責任があります。きちっと説明をさせていただいて、また地元の皆様にも御理解をいただいて、そして調整をしていかなきゃいけないな。何といっ...全文を見る
○大野国務大臣 沖縄県民の皆様のお声を反映させる、それが、負担の軽減、そして負担というのは数字だけではないんだ、騒音もある、それから不安もある、こういう問題、あらゆる問題を考えながらこの問題に取り組んでいる。しかしながら、個別の問題は今申し上げる段階でない、このことを御理解いただ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、仮想敵国扱いにはいたしておりません。  このことは、国名をもちろん防衛大綱の中で初めて挙げているわけでありますけれども、例えば、最近中国の原子力潜水艦が我が国領海に入ってきた、あるいは中国の海洋調査の問題がございます。また、中国の防衛費を見ておりますと、十...全文を見る
○大野国務大臣 新しい防衛大綱の考え方でございます。  この基本的な考え方、これは変更ございません。基本的な考え方というのは何か、それは日本国憲法のもと、専守防衛に徹する、そして他国に脅威を与えるような大国にはならない、これが基本理念でございます。ただ、特色として、私は二つのこ...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊が強化される、こういう点から始めたいと思います。  その点は防衛大綱の中にも書いてあります。やはり多機能、弾力的、厳しい財政の中でめり張りをつけていこう、こういう考えであります。したがいまして、例えば、戦車を装輪装甲車に変えていく、あるいはヘリコプターをふ...全文を見る
○大野国務大臣 在日米軍がどういう抑止力を果たすのか、こういう問題であります。  我々は、在日米軍の存在というのは、日本の安全にとっても抑止力になっておりますし、また、この地域の安全にとっても抑止力になっておる、このように考えております。在日米軍があるから標的になるなんというこ...全文を見る
○大野国務大臣 日米安保の目的が変わってきているのではないか、こういう御質問でございます。  私は、依然として、やはり日米安保の存在というのが日本の安全、それからこの地域の安定に資すると思って信じております。そして、この日米の協力関係、これはやはり世界の中の日米同盟であります。...全文を見る
○大野国務大臣 大変難しい御質問でございます。  一般論として、それは、冷戦構造が終わりました。そしてその後に、これまでとっておりました基盤的防衛力という考え方、日本だけが真空地帯になって迷惑をかけるようなことはしない、こういう考え方であります。しかし、全くないのか、全く他国か...全文を見る
○大野国務大臣 防衛大綱、大変、日本の安全の基本的な問題であります。安全保障会議と閣議で決定いたしておりますけれども、どうぞ、きょうのようにどんどん議論をしていただいて、その議論が国民の皆様に伝わる、それによって皆様に御理解をいただく、あるいはそのメッセージが皆様に伝わるように、...全文を見る
03月07日第162回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(大野功統君) 先生御指摘のとおり、中国の財政部が五日、今月五日でございますけれども、開催中の全人代において国防予算を含む本年度政府予算を提出いたしておりまして、その中で、御指摘のとおり、国防予算額は約二千四百四十七億元、これをたしか中国元十三円で計算しますと三兆一千八...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、注目して、すべきであるというのは、例えば、先ほども御説明申し上げました、やはり何の断りもなしに中国の原子力潜水艦が我が国領域に入ってくる、これはやはり首をかしげる、注目しようと、こんな感じですね。それから、やはり国防費が十七年間にわたって一〇%を超...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 例えば、原子力潜水艦の我が国領域への侵入でございますけれども、これは当方の抗議に対しまして、きちっと外務大臣を通じてこたえております。そういうふうに、明らかにこういう事態を始めから恐ろしい脅威だととらえるんじゃなくて、言うべきことは言う、そしてお互いに理...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 例えば、近く防衛庁事務次官が中国へ訪れまして、その辺のことをきちっと話をしてくると。言うべきことを言ってきなさいと、聞くべきことも聞いてきなさい、私はそのように指示しております。
○国務大臣(大野功統君) イラク全体につきましては町村外務大臣の方から御説明がありました。私の方は、いわゆる対応措置を実施する地域、つまり自衛隊が活動している非戦闘地域、サマワ中心の話になりますけれども、その点の治安について御説明を申し上げたいと思います。  まず一番は、治安と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今現在、航空自衛隊というのは、アリ・アルサレム、クウェートの空港でございますが、アリ・アルサレムからタリル、これはクウェートの中に、ああ、失礼しました、イラクの中にある空港でございます。そこへ、その間の輸送業務に携わっております。ほかにも、例えば活動でき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 適法であります。
○国務大臣(大野功統君) まず、輸送いたしておりますものの中に、物品です、これは武器弾薬はございません。ただし、ただし、兵士、アメリカの兵士ということであれば、兵士が通常携行しております武器は一緒に積んでおります。これは常識的なことでございます。これが一番。  二番目の問題とし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私、基本的には、例えば安全確保上どうしても機密にしておかなきゃいけないようなこと、あるいは国際的に、どうしても国際的な信義誠実の原則の上で公表できないこと、これを除いては国民の皆様に、イラクに対する人道復興支援というのは別に悪いことをしているわけじゃない...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、香田証生氏の事件でございます。  本当に悲しい事件が起こった。心からお悔やみ申し上げるわけでございますけれども、本件事件の事実関係、背景等については予断を持って発言するわけにはいきませんので、差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、断固...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、二月十九日に行われました2プラス2でございます。世界的な安全保障環境を踏まえつつ、共通戦略目標を立てた。で、我々の最終的な米軍の再編成の問題の最終着地点は、やはり一つ一つの米軍の基地をどうするかと、こういう問題であります。  しかし、それを考える...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 協定の性格その他につきましては、防衛庁としては答える、必ずしも答える立場にございません。しかしながら、もしその辺を十分に調べろといえば、外務省と十分相談をいたしまして御報告申し上げることがベターではないかと思います。  それから、このペーパーは四十二年...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私たち政治家というのは説明責任があると思っています。公開できる限りにおいてそれを公開し、説明していくべきだと思います。そういう意味で、できる限りのことはさせていただきたいと思います。
03月08日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(大野功統君) 防衛庁長官の大野功統でございます。本日は、林委員長を始めとする委員の皆様に防衛庁長官としての所信を申し上げます。  平成十三年九月十一日の米国同時多発テロの発生は、安全保障分野が新たな局面を迎えたことを意味しております。  我が国に対する本格的な侵略...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(大野功統君) 浅野先生は防衛問題の専門家でいらっしゃいますので、私、口頭試問を受ける生徒のような心境でお答えをさせていただきますけれども、これまでの基盤的防衛力構想、それがなぜ多機能、弾力的、実効性のある防衛力というふうになったかと。  私は、第一に考えていただきた...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先生御指摘のとおり、戦車等はかなり減らしているわけでございます。いわゆる冷戦型の対機甲戦を重視した装備構想は転換していかなきゃいけない、戦車、火砲については抜本的な見直しを行っております。したがいまして、かなり縮減しております。しかし、同時に、先生御指摘...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) BMDの現状でございます。  この問題は、平成十五年の十二月十九日の閣議決定によりまして導入を決定いたしております。この十六年、十六年度にはもう予算に計上、一千億円強、強計上しておりますし、十七年度も予算をお願いしておりますけれども、完成は平成二十三年...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 前段のところでございますけれども、二重層の防御になっている、これはもう御理解のとおりでございます。  それからもう一つは、射程三百キロのミサイルでございますけれども、この研究というのは、我が国島嶼部での事態に部隊を展開するには時間が掛かるということが一...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 射程を延ばして敵国をたたく、これは我が国の専守防衛、この思想とは全く違いますから、そういう考えは今後とも持たない。そういう懸念がもしあるとすれば、そういうところはきちっと議論して、はっきりとした態度でやっていきたいと思っています。
○国務大臣(大野功統君) まず、北朝鮮から米国向け、米国といっても広うございますから、どちらへ向けて撃つかによって日本の上空を飛ぶ場合もあれば飛ばない場合もある、これが一つの問題。それから、もう一つの問題はやはり上空ですね、宇宙空間というものにつきましては、国際法上国家の主権が及...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 繰り返しになるところもございますけれども、日本の憲法上は、集団的自衛権は保有しているけれども行使してはいけない、こういう解釈でございます。  そこで、日本の上空、上空といっても宇宙空間になりますけれども、そこは領域ではありません。もう一遍言います、申し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一般的に申し上げまして、一般的な情報、これを交換し合う、提供する、このことが憲法上問題がない、こういうことであります。  それから、弾道ミサイルへの日本の協力の具体的な在り方でございますけれども、今後、アメリカと、今申し上げたようなことを踏まえてアメリ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 昨年十二月に武器輸出三原則につきまして、もとより中曽根内閣のときに研究については緩和しておるわけでございますけれども、今やっておるBMDの共同研究がやがて開発になる、生産になる、共同生産になる、こういうときにどうするんだ、これをもう今から考えておかなきゃ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今回の米軍再配置の問題でございますけれども、当初、米軍、アメリカの方は個別の区域・施設、この問題から取り組もうとした。しかし、やっぱり我々としては、三段跳びじゃありませんけれども、順序を踏んでやっていこう、こういうことで、ようやく共通戦略目標、国際的な環...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は常に正直に答えているつもりであります。  それから、具体的に今何にも決まってない、これから我々もこういう提案をして、そして決めていこうと、こういう段階でございますので、正直であるということ、正直な答弁でございますので御理解をいただきたいと思います。...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 仮にアメリカの司令部が日本へ来ると、こういうことになった場合、その司令部がいかなる、どういう機能を持っているか、どこまでを統括するか、いろんな問題があると思います。我々は、いかなる場合であっても、日米安保条約の枠内、そして関連取決め等の枠内、この中で対処...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、今からの国際的な平和あるいは日本の平和考える場合のキーワードというのは統合、共同だと思っております。  例えば日本でいいますと、陸海空のそれぞれの自衛隊が一体となって守っていく、日本の守りに就く、それから、日米安保条約の下でアメリカと日本が日本の...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ありがとうございました。
○国務大臣(大野功統君) 防衛庁共済でございますが、前の諸大臣と同じ回答でございますので割愛させていただきます。
03月11日第162回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(大野功統君) 沖縄の米軍施設・区域は米軍施設、全国の米軍施設の七五%を占めている、大変大きな負担を沖縄の皆様は背負っておられるわけでございます。九六年にSACO最終合意をいたしました。このSACO最終合意を達成した年でも七〇%ということでございます。  なお、負担と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) たしか一九九六年だったと思いますけれども、申し訳ございません、はっきりした数字を申し上げられないのは、ちょっと事前に御質問がなかったものですから、事前通告なかったものですから、間違っていれば後で議事録で訂正させていただきますけれども、橋本・モンデールによ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) いろいろ情報が報道によって飛び交っていることは私も承知いたしておりますけれども、政府間の協議はこれからでございます。そういう意味で、どういうふうに思うかと言われても、私は回答に苦しむわけでございます。
○国務大臣(大野功統君) 座間への米軍の司令部の移転ということは報道でうわさということでそういうことが出ているわけでございまして、いまだ確固たることは申し上げるわけには、申し上げることはできません。  で、私が申し上げましたのは、米軍の司令部が日本へ来て、その司令、どういう形で...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) すべてこれから協議でどういう問題が出てくるのか、これを十分検討しなければならない、このように思っております。
○国務大臣(大野功統君) 大野功統と申します。  BMDのシステムが有効かどうか、こういう問題かと存じます。  BMDというのは、喜納先生御存じのとおり、今回導入を図ろうとしているのは二重層でございます。例えば近隣諸国から、近隣国から、BMD、ミサイルが撃ち出される。初めのう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 質問の趣旨をちょっと私理解しかねますんで、もう一度、済みませんが、お願いいたします。
○国務大臣(大野功統君) 私も、この技術が戦争とか脅威とかそういうものの種になってはいけない、このことはもう信念として持っております。ただし、国を守る、国民の生命、財産を守るということになりますと、やはり防衛という問題は真剣に考えていかなきゃいけない。  しかしながら、今回の新...全文を見る
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(大野功統君) まず、どういう物資を運んでいるかといいますと、人道復興支援関係の物資、それから、今先生お尋ねの日本の自衛隊員の食料とか日用品とか、そういうものも運んでいるわけでございます。  陸上自衛隊が運ぶものといいますと、まずルートから言いますと、一つはクウェート...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 幾つか御質問でございますが、食料品と日用品等でございますけれども、これは陸自の車両でクウェートからサマワまで運ぶこともありますけど、ほとんどは週一回ぐらいのペースで民間の業者に任せていると聞いております。
○国務大臣(大野功統君) まず、自衛隊が行います輸送作業でございますけれども、人道復興関連物資、要員等の輸送、それからもう一つは安全確保支援活動としての輸送業務でございます。先生は、安全確保支援の方が主役になっているんじゃないかと、こうおっしゃいますけれども、我々は、人道復興支援...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先生、国民が大変関心持っている事項だからこれを発表すべきであるということでございます。  それで、先生は米兵とのみおっしゃっていますけれども、実は多国籍軍の軍人、兵士等、それから国際機関の人員も運んでおります。そのことは申し上げられると思います。しかし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 確かに、計算をしますとそういう計算になると思います。  しかし、必要なものは必要なときに運んでいかなきゃいけない。これはもうサマワで厳しい生活環境の中、活動している自衛隊でございます。我々は、もう満杯で運んでいく、これはもう効率からいうとそうかもしれま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) トラックにつきましては、陸上自衛隊でサマワで保有していますものは、大型、中型、小型と三種類ございます。  それで、ただ、私が申し上げましたC130との関係でございますけれども、C130の方は人道復興支援物資を主に運んでいる。それから、自衛隊のトラックで...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) アリ・アルサレム空港からタリル空港までC130で度々運んでいるのか、米兵をですね。私は米兵のみならず多国籍軍と言っております。それから国際機関と言っております。外務省等の職員とも言っております。  度々運んでいるか、それとも時々運んでいるか、これも含め...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 本会議 第11号
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○国務大臣(大野功統君) 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において、「平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について」、すなわち新防衛大綱及び「中期防衛力整備計画(平成十七年度〜平成二十一年度)について」、いわゆる新中期防を決定いたしました。  以下、これらについて御報告...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 古川議員にお答えいたします。  まず、防衛庁の省昇格問題であります。  自衛隊の任務や役割が増大し、国民の期待も高まっている中で、防衛を担当する省を設けることは、安全保障、危機管理に取り組む国の体制を強化し、これを重視している国の姿勢を内外に示すこと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。  海賊対策等につきましては、外務大臣からまとめてお答えをさせていただきたいと思います。  まず、自衛隊の国際平和協力活動の本来任務化についてであります。  昨年十二月の閣議決定で、新防衛大綱におきましては、国際...全文を見る
03月15日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(大野功統君) 敵地、敵基地攻撃能力でございます。答えられる範囲は極めて狭いということをまずお断り申し上げます。  まず、そういうことが法理論的にできるかどうか。これはもう従来からできると、こういうことになっております。専守防衛でございますけれども、自衛権の発動は、言...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私が買いました絵は、外国に行きまして道端でかいている絵がありますね。ああいうものは買ったことありますが、美術品とか高価な芸術品みたいな絵は買ったことございません。
○国務大臣(大野功統君) ゲエノ事務局次長には、私はお目に掛かりました。私がちょうど忙しかったものですから、後半は今津副長官に対応してもらいました。  こういうような自衛隊が持つ言わば平和への思い、紛争を防止する思い、これはどんどん伝えていきたいと思っております。しかしながら、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 実は私、九四年に自衛隊がザイールに派遣されました、その派遣をすべきかどうかということで、調査団でルワンダ、ザイールを視察してまいりました。そんなことで名前程度なりは知っております。
○国務大臣(大野功統君) かつて、過去におきましては、戦争というのは国益と国益とのぶつかり合いであって、大義等という議論は余りなかったような気がいたします、歴史的に振り返ってみますと。  ただ、現在は地球が小さくなった、国際社会になってきた、そういうことから、やはり国益の衝突は...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 簡単にお答え申し上げます。  中国の国防費の伸びでございますけれども、一つ、三兆円、日本円換算三兆円超えました。  二つ、十七年連続して一〇%を上回っております。日本の防衛費は、残念でございますがここずっと減っておりますが、厳しい財政事情の中、めり張...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、同報告書にあります「治安維持のための警察的活動」というものは、言わば内戦等により警察機関が十分に機能しない地域において、安保理決議を根拠として各国軍隊等によって行われる現地の治安を維持するための各種の警察活動という理解だと思います。この種の活動とい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 米軍の訓練の目的と、それから自衛隊の見学の目的ということでございましょうか。  まず、米軍の訓練の目的でありますけれども、これは必ずしも詳細に承知はいたしておりません。恐らく、実任務に備えた予備役隊員の練度向上の一つの目的、練度向上ということを一つの目...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) それをよく見てないものですから、よく分からないんですが。  我々としては、今申し上げましたとおりこの訓練を、訓練について視察し見学することが今後の活動について参考になるんだろう、こういう意味で見学、視察をしているわけでありまして、それが実際に役に立って...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これ、例えば昨年七月のキャンプ富士においての問題一つ取り上げてみましょう。  そうしますと、同訓練、陸上自衛隊の隊員が研修したことは事実であります。具体的には、米海兵隊の部隊が危険のある地域を車両で移動する際の警戒要領等にかかわる訓練を研修したと、こう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) いや、この今のは見学だけでございます。
○国務大臣(大野功統君) 当然ですね、視察、見学であります。  それから、演習をすることも、ちょっとそこまで私、即座に答えられるだけの知見を持っておりませんけれども、当然あると、あります。
○国務大臣(大野功統君) それでは、例えばですね……
○国務大臣(大野功統君) かなりありますね。  十五年度、米国ハワイ州パールハーバー海軍基地におきまして、方面隊指揮所演習というのを、十五年度でございますが、やっております。それから、米国における実動訓練、米国ハワイ州スコーフィールド・バラックス演習場、これもやっております。 ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、御要請のありましたリストでございます。これは、先生のところへ後ほど御説明に上がります。  それから、グアムにおいての訓練でございますけれども、陸上自衛隊は、多様な事態に対処するため、平成十四年度以降、効果的な訓練施設及び訓練評価システムを有するア...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 市街地訓練につきましては、やはりそれなりにアメリカの豊かな経験がございます。そういうことに参加したことについて、自衛隊としては新しい経験ができたということで評価いたしております。
○国務大臣(大野功統君) 必ずしもイラクと関係するということで訓練に参加したりしているわけではございません。米国における訓練というのは必ずしもイラク人道復興支援活動を目的としたものではありません。同訓練に特にイラクに派遣する自衛隊員を、あるいは派遣された自衛隊員を参加させるという...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 2プラス2での日米の任務、役割分担等の問題でございます。あるいは能力の問題等もあります。これにつきましては、今からの議論の中身でございます。議論の中身でありますから、これからは、今の段階であれこれと言うわけにいきませんけれども、そういう役割分担、任務の問...全文を見る
03月17日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○大野国務大臣 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において、平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について、すなわち新防衛大綱及び中期防衛力整備計画について、いわゆる新中期防を決定いたしました。  以下、これらについて御報告を申し上げます。  新防衛大綱は、今後の我が国の...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(大野功統君) お尋ねはノドンが日本専用の、日本をねらったミサイルであるかどうかと、こういうことでございますけれども、その点につきましては断言、断定的なことは私は申し上げません。ただ、今、世耕委員がおっしゃったとおり、千三百キロの射程がございます。これは正に日本全土をほ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ノドンの性能でございます。まず、射程は千三百キロ。それから、単段液体燃料式発射台付車両に搭載されて移動して発射する、こういうことで、移動して運用する、こういうことでございます。  それで、お尋ねは精度でございますけれども、精度につきましては、ある目標を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) いつからというお尋ねでございます。  これ、委員御存じのとおり、平成十五年の十二月十九日の閣議で導入を決定いたしております。予算につきましては、十六年度一千億円以上、それから十七年度でも一千億円以上をお願いしているところでございます。そこでまず初めに、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日本だけで考えると丸裸でございます。しかし、我々には日米安全保障条約というものがございます。したがいまして、そういう問題につきましては、アメリカと十分協議の上考えていくべき問題だというふうに思っております。
○国務大臣(大野功統君) アメリカと二年間の間、十分協議をして、その部分は絶対に空白にならないようにやっていきたい、このように思っております。  その上で、御質問は、アメリカから借りたらどうかと、こういう御質問でございますけれども、アメリカがPAC3を他国に貸し出した、こういう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは大変な問題でございます。  いずれにいたしましても、いずれにいたしましても、日本に飛来することが分かる、分かったら、これは落とさなきゃいけない。そうしないと国民に対する大変な脅威、財産、生命に対する被害になります。したがって、まず落とす。そのシス...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 二十四時間一緒ということはありません。ただ、秘書官は現在でも、例えばいろんなことが起こります。夜中でも私、たたき起こされております。これだけの連絡に対して真剣に取り組んでいることは御理解いただきたい。ただ、二十四時間一緒におるわけではございません。
○国務大臣(大野功統君) まず、防衛出動が下令されているケースでございます。法理論的に言いますと、当然のことながら、敵基地を攻撃することは法理論上できるわけでございます。しかしながら、現実問題として、政策判断の問題としてこれをどうするか。これは、現在は日本は専守防衛ということを防...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) シビリアンコントロールというのは政治の軍事に対する優先であります。当然のことであります。この基本理念をいろいろ解釈によって何だか枝葉末節のところまで入っていく、これは非常に問題じゃないかと、こういうふうに思っております。政治が優先する、この問題であります...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 確かに、当初予定どおり、この計画どおり工事は進んでないと、これは御指摘のとおりでございます。その理由については先ほど御説明、説明がありました。  確かに、今年の五月に期限が切れるわけでございます。そのことにつきましては、やはり延長をしていかなきゃならな...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 集団的自衛権につきましては、国連憲章で自然権、各国の自然権あるいは固有の権利と明記されております。しかし、日本の場合はこれは集団的自衛権は持っているけれども使わない、こういう解釈でずっとやってきております。  これを日米関係に当てはめますと、日米安保条...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) はい。  それでは、ポイントは、指揮権については別々、共同使用でいろんな効率化が図れる、こういうことでございます。
○国務大臣(大野功統君) 今年の正月でございますけれども、私はインドネシア、シンガポール、マレーシア、三か国の国防大臣その他要人に会ってまいりました。そのときに、主に国防大臣、防衛大臣でございますけれども、マラッカ海峡の海上交通安全というのは日本にとって死活の問題だ、この安全確保...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自衛隊、自衛艦の存在自体が抑止力になると、こういうお説でございます。  ただ、こういうテロ、海賊対策につきましては、一義的には、一義的には海上保安庁の仕事でございます。海上保安庁が手に余るとか、そういう場合に自衛隊が出動する、海上警備行動でございますけ...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(大野功統君) 平成十七年度防衛予算について、その概要を御説明申し上げます。  平成十七年度防衛関係費につきましては、厳しい財政事情を勘案し、一層の効率化、合理化を図り、経費を抑制することに努めつつ、平成十六年十二月十日に安全保障会議及び閣議において決定された平成十七...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) どちらかというと町村外務大臣にお答えいただきたいような質問でございますけれども。  台湾海峡をめぐる問題の平和解決ですね、平和的解決。私は特に平和的解決ということに、強調したいんでありますけれども、あの台湾海峡の問題というのは本当に日本にとって死活の問...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 第百六十一回国会、昨年の十月でございますけれども、外交防衛委員会、この場におきまして私は、防衛庁の省移行については、政治の場において議論され、早期に実現が図られることを期待しております、こういうようなことを表明さしていただきました。  その後、先生今お...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自分の国を自分で守る、これ当然のことでございます。その自分の国を自分で守るということはどういう、国際化社会の中でどういう位置付けになるんだろうか。私は、国際化社会の進展があればあるほど、やはり自分というものの国を愛する、ふるさとを愛する、日本を愛する、家...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今申し上げた中に回答があると思っておりますけれども、やはり国民が自らの国を守ることが大切なんだ、ふるさとを愛する気持ちが大切なんだという意識があれば、私は国民の皆様の中からやはり自衛官を大切にしていこうという雰囲気も生まれてくるのではないかと、私はこのよ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 外務大臣のおっしゃったとおりでございますけれども、まず二〇〇一年九月十一日、ニューヨーク世界貿易センターを攻撃したテロ、これはブッシュ大統領は新しい戦争と呼んでいます。で、新しい戦争は何か、それは正に領土を持たないで、そして急に攻めてくる、攻撃を掛けてく...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 田村先生御指摘のとおり、本当に最近は自衛隊に対して国民の御理解と御支持が増えてきております。  別の調査によりますと、この国の中で一番信頼できる公共的な機関は何か、ここで自衛隊が二番目になっている。アメリカの場合は軍隊が一番だそうでありますけれども。そ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 九月二十八日に、私も正確には覚えていませんけれども、新聞報道を今見ています。衆参両院の憲法調査会で十分議論してもらいたい、集団的自衛権を行使できるように解釈を明らかにしてもらいたい、憲法解釈で集団的自衛権行使をやれと言うのは少数派、国民の支持をいただき憲...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私の記憶するところでは、特に何のおしかりも連絡もございません。
○国務大臣(大野功統君) 私は、防衛庁長官に任命された日、そのような発言をしております。それは事実でございます。これは昨年だと思いますが、通常国会で予算委員会で、私はこの問題を総理にただしたことがございます。そのとき、総理は大変柔軟なお考えを示されたと記憶いたしております。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、世界の歴史が大きく変わろうとしておる時代でございます。そういう時代に私は議論すべきことはきちっと議論する、こういう姿勢が大変大事だというふうに思っております。  したがいまして、この集団的自衛権の問題もどうか議論してくださいと、こういうことを衆参両...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先生、今二つの問題を提起されました。  一つは、ここはどうぞ誤解ないようにお聞きいただきたいんですけれども、私は、そういう問題を、非常に両方の意見がはっきり、集団的自衛権を使えるようにすべきだ、あるいは持っているけれども使えないと、こういう意見があるわ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ちょっと、委員長。
○国務大臣(大野功統君) 済みません。一言だけ発言させてください。  その先生の御発言を聞いておりますと、私が何だか新聞記者を集めて、報道を集めて、そしてそのことを言うために集まってもらった、そしてそれを言ったというような印象を受ける人がいるかもしれません。そうではありません。...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 澤先生がおっしゃるとおり、このシビリアンコントロールを確保する方法、これ、まず安全保障会議を開いて、それから閣議を開いて、そして原則として防衛出動の場合は国会の承認、こういう問題があるわけであります。しかし、そんなことはとてもじゃないけど時間的にやってお...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御説明もするまでもないことでございますけれども、まず兆候がある場合、これはまず前もって総理大臣の承認を得て防衛庁長官が命令をする。命令といった場合にも、一種のマニュアルみたいなものがあってということはもう御存じのとおりでありますけれども、緊急対処要領とい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私が今申し上げたのは、これは例示的に申し上げたいと思うんですけれども、ですから、状況というのは二つに分けさせてください。分けて考えていただきたいと思うんです。  一つは、先ほど澤先生がおっしゃったように、明らかに兆候がある、この場合、これは置いておきま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 任務、それから海域、それから期間ということもあろうかと思います。この問題はその状況によりまして変わってくるとは思います。したがいまして、一概には言えないとは思いますけれども、先生おっしゃるような要素を十分勘案して、この期間なり部隊なり決めていかなきゃいけ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 将来の最終の姿が四隻、イージス四隻と、それから高射砲群というんでしょうか、これが十六個ですね、十六個。十六、何と言ったらいいかな、十六ユニットと言えばいいかな。十六個隊。個隊というのは、個別の個と部隊の隊と書きます。ユニットとでも言った方が分かりやすいか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我が国は専守防衛ということが国是でございます。それから、先ほども議論になりましたが、集団的自衛権は行使しない、こういうことであります。したがいまして、この問題は、仮にグアムへ飛んでいくのを落とすことは政策判断としてありません。  ちょっと例示的に、ちょ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 発射するミサイルはSM3、これはイージスBMDシステムでございます。それからもう一つは、地上型でございますけれどもPAC3、この方がペトリオットPAC3システムと言われているものでございます。
○国務大臣(大野功統君) これは是非とも明記したいと私思っていますし、そのような方向で指示させていただきます。
○国務大臣(大野功統君) まず、攻撃能力の問題でございます。その攻撃能力につきましては、実際に相手基地を正確にたたけるかという問題は、これは鉄の塊が飛んでいくようなものですから、なかなかそういうことはできないし、ひとつ、そこでもし仮にですよ、もし仮にこの飛来するミサイルを撃ち落と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 撃ち落とす能力はあります。
○国務大臣(大野功統君) これは先ほども御説明申し上げたことでございますけれども、まずブースト段階、これもレーダーで分かると思います。しかし、ブースト段階ではどこへ飛んでいくか分からない。大体日本の方へ飛んでくるだろう、これは分かるかもしれないし、分からないかもしれません。しかし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これはもちろん、そういう段階で防衛庁長官のところへ連絡は、情報連絡は来ます。しかし、防衛庁長官がボタンを押すということでは時間的にやはり差があってはいけません。なるべく早くということを、迅速にということを申し上げました。そこで、今まだ最終的に考えてはおり...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その相手側のミサイルがまだ発射される前の段階の御質問かと思いますけど、それは先ほど申し上げましたとおり、やはり方向、速度、それから高さ、これによって日本に必ず飛来する、日本に来るから撃つんだと、こういう言わば日本の本当に専守防衛で、それからこれ以外に代替...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、信頼性の問題です。結論からいいますと、高い信頼性を有しております。  その証拠といたしまして、過去においてはイージスBMD、SM3でございますけれども、アメリカで各種の試験が行われております。これはアメリカで七回試験をやっておりまして、六回成功い...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変高額のシステムでございます。ただ、安全と安心というのは、国民にとって、日本にとって大変基本的な問題であります。某新聞社がこのシステムについて世論調査をいたしておりますけれども、ミサイルシステムに賛成という声がやはり三分の二、六七%ある。このことを見て...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 申し訳ありません。そこのところのニュアンスですけれども、往々にして、シビリアン先行みたいなことではなくて、両方とも大事だという意味で申し上げておるわけでございますので、誤解のないようによろしくお願いいたします。
○国務大臣(大野功統君) どういう形でそれをやるのか、これがまず分かりません。しかし、日米安保条約というのは我が国の平和と安全のために今や大きな役割を果たしているし、そして我が国も、ハードパワーだけじゃなくてソフトパワーで言わば国際的な安全保障環境を良くしていこう、こういう方針を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 防衛警備等に関する計画についてお尋ねでございます。  この計画は、武力攻撃事態が生起した場合に自衛隊が対処する場合の基本的事項について定めております。したがいまして、その具体的な内容にかかわる点につきましては、事柄の性質上、お答えをすることを差し控えさ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 二つの問題点があろうかと思います。  一つは、下地島への自衛隊誘致の問題でございます。これは十六日、伊良部町議会で可決されたことでございます。  第一に私申し上げたいのは、この伊良部の空港については歴史がある、その歴史の変遷がある。やっぱり歴史は変わ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において、平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について、すなわち新防衛大綱及び中期防衛力整備計画、いわゆる新中期防を決定いたしました。  以下、これらについて御報告申し上げます。  新防衛大綱は、今後の我が国の...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(大野功統君) 政府は、昨年十二月、安全保障会議及び閣議において「平成十七年度以降に係る防衛計画の大綱について」、すなわち新防衛大綱及び「中期防衛力整備計画について」、いわゆる新中期防を決定いたしました。  以下、これらについて御報告を申し上げます。  新防衛大綱は...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 荒木議員から、自衛隊の国際平和協力活動、そして武器使用基準についてお尋ねがありました。  昨年十二月に閣議決定されました新防衛大綱においては、国際社会の平和と安定は我が国の平和と安全に密接に結び付いている、このような認識の下、自衛隊が国際平和活動に主体...全文を見る
03月23日第162回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(大野功統君) イラク・サマワに派遣されております自衛隊の撤収時期についてのお尋ねでございますけれども、現実論、具体論としては検討されているわけではありません。しかし、このことにつきましてしっかりと我々は頭の中に収めておくことがあるのではないか、その一つがまず時期でござ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘のとおり、ドロップアウト、中途退学者が大変多い。これは十五年卒業のときに百名超えまして、今年は百三十二名、残念ながら史上最高という記録でございます。  これは先生今おっしゃったイラク派遣と関係するんじゃないかと。とんでもございません。この彼らが入...全文を見る
03月25日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○大野国務大臣 赤城先生から、今後、自衛隊としてどういう活動をやっていくのか、こういうことでございます。  まず、先生御指摘のとおり、二月四日で給水、浄水活動は現地のサマワの人々の手に渡りました。二月五日以来、自衛隊はこれに従事しておりません。  ただ、私、昨年十二月の初めに...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、先生おっしゃったとおり、防衛出動ということではとらえられない点もございます。事故で飛んでくる場合もあるかもしれない。しかし、蓋然性としては防衛出動につながる場合が多い、このような新しいタイプの襲撃だと思います。  そういう意味でいいますと、まず第一に、防...全文を見る
○大野国務大臣 そのような場合には、まず撃ち落とす、撃ち落とした後、そういう武力攻撃に対する自衛権の行使ということで、安保会議あるいは閣議を経て、あるいは国会の承認を経てという防衛出動ということになろうかと思います。  まずは、いろいろな幅があるものですから、そこは警察権の行使...全文を見る
○大野国務大臣 赤城先生まさに御指摘のとおりでございます。我々の考え方は、まさに自分の国を防衛する、大変大事な根本的な問題でございます。ただ、世界的な例えばテロの現象が、テロというのは、地球上に住む人類共通の敵だ、どこで発生するかわからない、領土を持たない存在でありますから、やは...全文を見る
○大野国務大臣 石油エネルギーの九割を外国に依存している日本としては、マラッカ海峡の安全航行というのは死活問題である、このように認識しております。  私自身も、ことし正月に、シンガポール、マレーシア、インドネシアを訪れた際に、各国防大臣と安全航行の、マラッカ海峡の安全確保につい...全文を見る
○大野国務大臣 安全保障の分野では、九・一一事件が新しい歴史を開いたと言われております。したがいまして、こういうテロとかゲリラとか、そういう新しい脅威に対処していかなきゃいけない、これが一つあります。それから、科学技術の発展に従いましてミサイル防衛ということを考えていかなきゃいけ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、ロシアについてのお尋ねでございますけれども、ロシアというのは軍事力が量的に大幅に削減いたしておりますけれども、依然として核兵力を含む大規模な軍事力が存在している、こういうことでございます。やはり、そういう意味では、ロシアという存在は、我が国の安全保障問題、安...全文を見る
○大野国務大臣 たびたび申し上げておりますように、いわば抑止力ということは非常に大事な要素でございますけれども、必要最小限の抑止力は残しつつも、やはり機動性のある、展開性のある、実効性のある防衛力、こういうことで考えております。  したがいまして、先ほど申し上げましたように、や...全文を見る
○大野国務大臣 仲村先生御指摘のとおり、中期防、平成十七年度から二十一年度でございますけれども、防衛関係費の限度、二十四兆二千四百億円ということであります。いわば、そこにあるもの、背景にあるものは、冷戦終結後、我が国に対する本格的な侵略が発生する可能性は少なくなっていることから、...全文を見る
○大野国務大臣 今、日米間で一つの大きな問題は、やはり米軍の再配置の問題、再配備の問題でございます。これを議論するに当たりまして、我々は、やはり一つは、沖縄を初めとする地元の負担軽減を真剣にやっていく、それからもう一つは、米軍の抑止力を維持していく、こういうことでありまして、相反...全文を見る
○大野国務大臣 私は、基本的には変更はない、この信念でございます。日本は、あくまでも専守防衛の国であります。平和三原則、平和の問題、きちっと守っていかなきゃいけない。その中でどのように効率的に日本を守る、これをやっていくか、こういうことである、このように信じております。
○大野国務大臣 私も、ことし一月に嘉数の丘から普天間飛行場を見まして、これは大変な、町中に飛行場がある、こういうことを身にしみて感じた次第でございます。  普天間飛行場は移さなきゃいけない、そして、辺野古の代替移設というのは長くて重い歴史が背景にあって、本当に苦渋の選択というこ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、抑止力の維持を強調したということでございます。  我々は常に、沖縄を初めとする地元の負担軽減と米軍の抑止力維持、この二つを主張してきております。私どもは、抑止力の維持というのは、一つは、情報力の強化、あるいは日米の役割、任務の分担問題、基地の共同使用等々に...全文を見る
○大野国務大臣 我々が申し上げていることは、再度にわたって恐縮でございますが、沖縄を初めとする地元の負担の軽減、そして抑止力の維持でございます。経済効果云々があるからという問題は、決して、それがあるからどうだという見返りのような問題とは考えておりません。  先ほども申し上げまし...全文を見る
○大野国務大臣 まず、今回、武器輸出三原則の緩和の議論が出ましたのは、先生御存じのとおり、今、日米共同技術研究をやっている、その中の今佐藤先生おっしゃった品目について共同開発段階になったらどうなるんだろうか、こういう議論から始まったわけであります。  結論から言いますと、ミサイ...全文を見る
○大野国務大臣 先生御存じのとおりでございますけれども、まずは、このトランスフォーメーションの協議というのは、言ってみれば三段跳びということであります。一段目のホップというのは、いわば共通の戦略目標ということで、せんだって合意をいたしました。次に、ステップでございますが、これはお...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、トランスフォーメーションという言葉で方向づけされるものと、全体の中で米軍が日本に駐在しているということで考える問題、二通りあるかと思います。  私は、今回のトランスフォーメーションというのは、いわば将来長きにわたる日米安保条約のあり方を決めていく非常に大...全文を見る
○大野国務大臣 大変示唆に富むお話をちょうだいしました。  第一点。危険といいますと、これは抽象的な話になりまして、具体的にどういう状態が危険なのか、どういうものが負担なのか、こういうものが明快にはわからないわけですけれども、危険というものを私はこういう表現でいつも言っておりま...全文を見る
○大野国務大臣 協議に当たる者として当然のことだと思っております。
○大野国務大臣 基本的に町村大臣の御答弁と全く同じでございます。  お互いの協議、事前協議という枠組みじゃなくて、お互いが指揮権は全く別ですけれども共同作業を行う、これが非常に大事な世界になってまいります。その中で、やはり町村大臣がおっしゃったとおり、アメリカからの提起というこ...全文を見る
○大野国務大臣 総理答弁のとおりだと思います。
○大野国務大臣 台湾海峡の問題が今回の2プラス2の協議の中でも共通認識として出てまいりました。今回初めてそういう問題が表へ出てきたわけですけれども、この問題自体は、歴史的に見まして随分昔からそういうような問題意識を持っていた。ただし、我々は、明快にこういう問題意識のあるものは書い...全文を見る
○大野国務大臣 仮に起きることを考えておりません。
○大野国務大臣 我々は、あくまでも平和的な解決を考えております。そして、いち早く中台が、当事者同士が会話を再開してもらいたい、このことに尽きるわけでございます。
○大野国務大臣 ミサイル防衛につきましては、我が国にとっての脅威でございます。我が国に飛来するミサイルを迎撃しなきゃいけない、こういう我が国に対する脅威であります。だから議論しなきゃいけない、だから構えていかなきゃいけない。その他、先生御指摘の事態がどういうふうになっていくのか。...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、日米安全保障条約に基づきまして、極東の平和と安全を守るために、そして日本の安全を守るために、アメリカは日本の基地を使うことができる、これがいわば安保条約六条でございます。  そういう事態になって、先生先ほど御指摘の、それが台湾とかどこか限定しません、そう...全文を見る
○大野国務大臣 基地使用につきまして事前協議をやる、ここまでは納得していただけると思います。そのときに、どういう状態でどういうふうになっているのか、これはきちっと相互に理解し、日本側もそれでいいのかということで判断していくべき問題だと思っています。
○大野国務大臣 事前協議あるいは後方支援という問題につきましては、そのときにおける情勢、そのときにおけるいろいろな問題点、これを踏まえて判断していくべき問題かと思います。  繰り返して恐縮ですが、我々は、あくまでもこの台湾海峡の問題、これは平和的に解決してもらいたい、そして、そ...全文を見る
○大野国務大臣 前原先生から大変よい御示唆をいただきました。  このことについて、どういうふうな議論をしていくかにつきましても、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
○大野国務大臣 先生おっしゃるとおりでございます。  まず、国際的に、情報戦略、これを共有していかなきゃいけない。そういう意味で、私、ことしの一月にマレーシア、シンガポール、インドネシアへ参ったときに、それぞれの国防大臣と話をしてまいりました。詳細は省きます。それから、国内でで...全文を見る
○大野国務大臣 法制上の問題はさきに申し上げました。一義的には海上保安庁、それから次に自衛隊、こういうことであります。しかし、そういう仕組みを議論する場、これはぜひとも参加してまいりたい、このように思っています。
○大野国務大臣 まず、トランスフォーメーションにしましても、新しい防衛大綱にしましても、なぜそういうことになったか、背景はかなり共通していると思っております。それは国際安全保障環境の変化。日本の場合は、テロ、ゲリラ、ミサイル防衛、こういう問題。アメリカの場合は、冷戦構造と、それか...全文を見る
○大野国務大臣 これから先の動向をきちっと見詰めながら、必要に応じ対処していきたい、このように思っております。今現在そういう意識は持っていませんが、変化の激しい時代ですから、そういう場面も出てくるのかな、出てくれば、それは当然のことであると思います。今現在はそういうことは考えてお...全文を見る
○大野国務大臣 中国の動向につきましては、先生、釈迦に説法になりますから申し上げません。ただ、新しい防衛大綱の中では、脅威ではない、しかし注目すべきである、こういうことでございます。  それで、これから増大していく中国の防衛力をどういうふうに評価するか、これが問題でございますけ...全文を見る
○大野国務大臣 お答えしたつもりでございますけれども、例えば防空識別圏の問題にしましてもきちっとそれはやっておりますし、それから、先ほど申し上げましたようなEEZの海洋調査等の問題、あるいは潜没潜水艦等の問題、こういうことはきちっとこれからやっていく。それに対してもし違反するよう...全文を見る
○大野国務大臣 先生のお尋ねはパワーバランスという観点からだと思います。  パワーバランスというのは、量よりも質へという考え方で、多機能、弾力的、実効性のある防衛力という問題が一つ。これは我々の問題であります。  それから、先方の方については、透明度がないからもう少し透明度を...全文を見る
○大野国務大臣 防衛力につきましては、たびたび申し上げました。それを発動するかどうか、こういう問題とは私は別だと思っています。  パワーバランスの問題として考えれば、それは、中国が潜水艦を何隻持って日本は何隻だ、こういう比較ではなくて、私は、総合力、外交と防衛、すべてを、総合力...全文を見る
○大野国務大臣 簡単に申し上げます。  それは当然のことでございます。日本を守る、日本の防衛をきちっとやる、当然のことであります。そのために防衛庁があり、そのために自衛隊があるわけですから、それはきちっとやってまいります。
○大野国務大臣 ミサイル防衛の必要性でございます。  これはやはり、周辺諸国の中でそういうミサイルを持っている国もある、そういう実験もやる、いろいろな面があるわけでございます。これは新しい安全保障環境の変化としてとらえております。したがって、今回の防衛大綱の中でも、新しい安全保...全文を見る
○大野国務大臣 これは世論調査によりますと、某紙の世論調査でございますけれども、ミサイル防衛についてイエスというお答えが六七%ということでございます。やはり政治の要諦というのは、国民の安心、国の安全を守る、これが最も基本的な問題であるというふうに考えております。  それから、守...全文を見る
○大野国務大臣 第一に、今回導入をしようというミサイル防衛は二重の構えになっているわけであります。  一段階目は、御存じのとおり、イージスによる態勢であります。これは、イージス艦から見て半径数百キロメートルを対象にするし、高さでいうと百キロメートル以上ということであります。先生...全文を見る
○大野国務大臣 三隻ということになろうかと思います。
○大野国務大臣 まず、イージスは将来六隻ということも念頭に置いておりますけれども、当面は四隻でございます。  四隻が常に稼働しているというわけにはいきません。必ず、今先生おっしゃったようなドック入りという問題があります。したがいまして、四隻が稼働しているという状況は考えにくい。...全文を見る
○大野国務大臣 いろいろな問題がありますので、すべて張りつけることができるかどうか、これは先生ただいま御疑問のとおりだと思います。四隻フル稼働というのは、これは無理であろう。ドック入りという問題があります。それから、もう一つの要素は、やはりほかの要務ができる可能性があります。 ...全文を見る
○大野国務大臣 五つのランチャーのうち、PAC3に使用できるのは二個でございます。
○大野国務大臣 東京を守るために幾つのファイアユニット、個隊が必要か、こういう御質問でございます。  これは、一概に言うことができませんので、明らかにするわけにはいかない、明快な答えをできかねる問題でありますけれども、申し上げましたとおり、半径数十キロにわたって守備範囲がなって...全文を見る
○大野国務大臣 御指摘のとおり、四高射群でございます。その四高射群の配備につきまして今現在考えておりますことは、第一高射群、入間にまず配備するということであります。それが十六年度予算であります。それから、十七年度予算につきましては、これは教育という目的でもって浜松に配備する。高射...全文を見る
○大野国務大臣 その点でございますが、現在、ある程度の時間ということで明快に答えは出ておりませんけれども、配置した以上は早く発動できるようにしなければいけないと思っています。
○大野国務大臣 少し数字の入った問題ですから、私はできる限り説明責任を果たしたいと思っています。ですから、事前に質問をちょうだいできればきちっとお答えできると思うんですけれども、事前に質問がないものですから、もたもたして申しわけありません。しかしながら、本当に、何日単位という感覚...全文を見る
○大野国務大臣 これは部署部署によってきちっと議論し、計画されておることでございます。  もちろん、イージス艦のミサイルであれば、指定して、それは数時間で出ていけると思います。これはもうはっきりしております。それから、ペトリオットについても、入間に置いていて、ここが危ないという...全文を見る
○大野国務大臣 一つの問題は、民有地を借り上げなければ有効な迎撃態勢ができないんじゃないかという報道がある、これは私も存じておりますけれども、実際にどういうふうな配備をやっていくか、具体的な展開地については現在検討しているところであります。  PAC3は、まずは自衛隊の施設、こ...全文を見る
○大野国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたとおり、現段階では民有地は考えておりません。もし民有地がどうしても必要な場合が将来出てくれば、そういう意味では機密情報は絶対流れないようにしておく必要があります。  そういう意味で、現在はそういう民有地の問題は考えておりませんが、情報に...全文を見る
○大野国務大臣 PAC3の精度とでも申しましょうか、この問題は、過去の実験によりますと、十二回の試験のうち十回成功いたしております。  イラク戦争にも実戦で使用されておりまして、イラク戦争でのPAC3、これはPAC2もありましたけれども、イラク戦争ではPAC3とPAC2のいわば...全文を見る
○大野国務大臣 これは我々として大変考えておかなきゃいけない問題だと思います。イージスの迎撃の場合は、大気圏外でございますから二次災害ということは考える必要はありません。しかし、今中野先生御指摘のように、いわば十数キロの高さで迎撃する、そして、当たった破片が、当たってそのミサイル...全文を見る
○大野国務大臣 今申し上げましたような本当に国民の安心と安全を守る、こういう観点から、仮に、万々が一です、万々が一、二重になっているこのミサイル防衛システムでも、もし仮に、万々が一撃ち落とした場合どうなるんだ、どうしたらいいんだろうか、こういう問題はやはり検討しておかなきゃいけな...全文を見る
○大野国務大臣 この問題は、いわば国民の安心、国の安全を守る、飛んできたものをほうっておきますと、我が国の領域に落ちてきてそれは甚大な被害を及ぼすわけですから、これはきちっと迎撃して撃ち落とす、被害がないようにする。そして、そこにシビリアンコントロールという思想をかっちりと、きっ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、おわびを申し上げますけれども、私先ほど、国会の承認と申し上げたと思います。これは大変間違いでございまして、今の法体系は報告でございます。謹んで訂正をさせていただきたいと思います。  それから、国会報告のとき、どういうところまで報告するのだというお尋ねでござ...全文を見る
○大野国務大臣 法体系で申し上げますと、何らかの兆候がある場合、これはきちっと守っていくということになっておるわけでございます。そのほか、事態が急変して襲撃の蓋然性が極めて高くなった、こういう場合には、あらかじめマニュアルを内閣総理大臣から得て、そのマニュアルで対処する、防衛庁長...全文を見る
○大野国務大臣 簡潔にお答えいたします。  だからこそ、情報の共有、これが大変大事な問題になってくる。つまり、アメリカとの情報の交換、これが大変重要な問題になってくると思っています。
○大野国務大臣 まず、全体の防衛構想、繰り返して恐縮です。まず、兆候があればきちっと構えます。ですから、情報をいかに収集するか、その情報をアメリカと交換しながら、しっかり情報をとって構えていく、これが一番であります。その場合は、全域カバーされるということになるわけでございます。 ...全文を見る
○大野国務大臣 尖閣でそういう我が国を侵害するような行為があれば、当然のことながら自衛権の発動ということになります。
○大野国務大臣 これから、まず、沖縄の第一混成団を旅団化していく、今の中期防衛力整備計画の中でやっていきたいと思っています。今回の新しい防衛大綱でもうたわれておりますけれども、島嶼防衛を重視する観点から、どのようなものをどのように配備していくか、このことについては今からの課題とし...全文を見る
○大野国務大臣 まず経緯については、ただいま事務当局で御説明申し上げました。  現有機につきましては、先般の新潟県中越地震におきまして、例えばGPS自動装置つきのものとか、こういう問題があるし、悪天候時の問題もある。そういう中で、従来はこれを改修するということで予算要求をしてお...全文を見る
○大野国務大臣 今回の新しい防衛大綱につきましては、委員十分御存じのとおり、国際的な安全保障環境が変化してきた、科学技術が発達してミサイルという問題が出てきた、こういう環境変化の問題があります。したがいまして、それに応じた防衛力を構築するという意味であります。  この状態がどう...全文を見る
○大野国務大臣 十年というのは一つの区切りであり、前回の防衛大綱も十年、実際は九年でございますけれども、そういう節目の年としてとらえております。十年ぐらいを一つの期間としてとらえる、これは当然であろう。  ただ、繰り返し申し上げますけれども、情勢の変化が厳しい中で、激しい中で、...全文を見る
○大野国務大臣 国防というものはある程度長いスパンをもって考えるのは当然であり、装備を構築していくのに時間がかかるのも当然でございます。しかし、それと、国際社会の変化、科学技術の変化、この要素も考えておかなきゃいけない。先生のおっしゃるとおり、その二つの側面、切り口がある、これは...全文を見る
○大野国務大臣 まず類型から申し上げますと、海上警備行動あるいは領空侵犯等と同じような類型にいたしております。  しかし、この問題は、先生も御存じのとおり、極めて防衛出動に相関連する可能性が大きい。そういうことで、私は、必ず国会へ報告する、これは大切なことだと思っています。そう...全文を見る
○大野国務大臣 いろいろなケースが具体的にはあると思います。国会が休会中どうするのか。国会が開会中であれば、私は直ちにと思います。休会中に召集をしてどうするのか、こういう問題も出てこようかと思います。  これはもう一度繰り返して申しわけありませんけれども、八十二条の場合は国会へ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、政治の軍事に対する優先でございます。  現場の自衛官はどういうふうな立場にあるか、まずこれを考えていただきたいと思うのでありますが、いずれにいたしましても、兆候がある場合は内閣総理大臣の承諾を得て防衛庁長官が責任を持って命じる、それから、兆候がない場合、に...全文を見る
○大野国務大臣 シビリアンコントロールというのはあくまでも、軍事が優先、先走ってはいけない、すべて軍事はシビリアンのコントロール下にある、政治のコントロールにある、これを確保するということであります。このシステムについてはきちっとつくっているわけであります。  そして、もし仮に...全文を見る
○大野国務大臣 まず一言、現場自衛官の問題につきましては、ここは特別統治組織の問題であるということを申し上げたつもりで、そのことは先生も御理解いただけたと思います。それはそれとして、そういう問題じゃなくて、まさに民主主義のシビリアンコントロールをどうするか、こういう問題であります...全文を見る
○大野国務大臣 私はあくまでも、マニュアルがきちっとして、そしてマニュアルどおりに現場はやってもらいたい、そのためには相当の神経や緊張感があると思います、そういう問題が一つあるけれども、それは現場の責任というのは全然ありません、特別統治組織の中でそういう問題が出てくるかもしれませ...全文を見る
○大野国務大臣 例えば、国会の承認が得られなかった、こういう場合に、治安出動であれ防衛出動であれ、そこでやめるわけですね。これで担保されているわけです。ミサイル迎撃というのは、落ちてきたら終わりなんですよ。そこでやめるとかやめないとかいう問題に全然関係なく、このミサイル防衛はやっ...全文を見る
○大野国務大臣 新しい時代のキーワードというのは、やはり統合、共同とでも言ったらいいんでしょうか。法体系というのは、海上警備行動でもあるいは治安出動でも、まず一次的には警察で二次的に自衛隊だ、一次的には海上保安庁で二次的に自衛隊だ、こうなっております。  しかし、そういう格好に...全文を見る
○大野国務大臣 まず、私は、前回の海上警備行動、事案が生じてから時間がたってしまった、こんなことではやはり日本の防衛は成り立たない。仮にどこかの船が、潜水艦が領域に入ってくれば、直ちに海上警備行動を発動すべきである、そのためにはどうしたらいいんだろうか。相談している間なんかありま...全文を見る
○大野国務大臣 私の記憶が正しければ、六時半だったと思います。
○大野国務大臣 今、日米で共同技術研究をしており、やがて共同開発、生産になっていく、この問題でございます。十一年度から始めておりまして、十六年度までに約二百五十三億円使っております。さらに十七年度予算には、試験等に伴う経費として九億円計上いたしております。本件につきましてはおおむ...全文を見る
○大野国務大臣 開発段階の移行については、現在検討中であります。したがいまして、今後の必要経費について確たるお答えができないということで御理解を賜りたいと思います。
○大野国務大臣 一番大事なことは、情報収集、これをきちっとやって、そしてどの方面からどの方面へということを探知することでございます。こちらの方面から撃ってくるとなるとこっちの方面ということでありますし、それから、そこへ集中する、これも大事なことであります。集中した場合には、イージ...全文を見る
○大野国務大臣 我が国が導入をしようとしておりますBMDシステムでございますけれども、この対象とするもの、つまり対処能力の問題であります。これは射程が千キロから千三百キロ級の弾道ミサイルに対処し得るように設計されております。  このような観点から、ICBMどうだ、こういうことで...全文を見る
○大野国務大臣 私は、武器輸出三原則の基本的な理念、つまり、国際紛争等を助長しない、回避する、こういう平和国家の理念は絶対に変えてはいけないと思っています。  それでは、個々に審査する場合の問題点はどういう視点があるのか、見方があるのか。これは、今町村外務大臣がおっしゃったとお...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(大野功統君) 国際安全保障環境が大きく変わってきた、その中でテロ、ゲリラ・特殊部隊、島嶼防衛、こういうものが大変重要な問題として浮かび上がってきております。こういう新たな脅威から重要施設を守っていく、これも我々はきちっと対処していかなきゃいけない問題であります。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) あらゆる事象に対して、縄張という、官庁間のですね、縄張をなるべく取りながら共同訓練をやっていく、大変重要なことであると思います。しかし、お尋ねのケースは極めて特殊なケースでございまして、今後そういう問題をきっちりと省庁間の壁をのけて総合的に内閣全体として...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先生御指摘のとおり、三十八都道府県で図上訓練、図上の共同訓練をやっております。ただ、実動訓練の実施につきましては、まだやっておりません。これはやはり実動訓練やるべきであると思っておりますし、やるべきだといつまでも言っておるわけにいきません。本年内には何と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変、齋藤委員から基本的な御質疑でございます。我々十分この点は考えなきゃいけない。  言わば、この新しい国際安全保障環境の中で、いろいろな意味で環境に大きな変化が出てきている。それに対してどういうふうに対処していけばいいのか。これは、転換という言葉を使...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一つは、新しい安全保障環境の下で新しい体制、つまり戦車を減らして装輪装甲車を増やしていく、ヘリコプターなどを増やしていく、こういうふうに機動性のあるものにどんどん変えていく。これは新しい脅威に対して対応していく、こういう面であります。まず一番に、齋藤委員...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、お尋ねは、技術的な問題点が一つあろうかと思います。これ、我が国が今考えておるミサイル防衛というのは大体射程千キロから千数百キロまでということでございます。したがいまして、この正に千数百キロといいますと、言わばノドン級ということでありまして、ノドン級...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、今回のトランスフォーメーションの議論でございます。一段階目……
○国務大臣(大野功統君) はい。普天間の問題につきましては、齋藤委員御存じのとおり、歴史の重みが背景にあります。それから、苦渋の選択である、このことも御存じのとおりでございます。その中で、普天間の問題がトランスフォーメーションの中でどう接点が出てくるのか、こういう問題はかつて国会...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我が国はどの国も脅威とみなしているわけではありません。  中国については、今回初めてこの固有名詞、中国という名前が出てきております。我々はこの現実を直視して明快に感じていることを述べる、これが透明性であると思っています。  中国についてなぜじゃ記述を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 第一には、我が国の防衛に対する基本的な考え方から出発しなきゃいけないと思っています。それは、第一に、自分の国は自分で守る自衛の問題であります。第二に、同盟国と協力しながら守っていく、平和を守っていく、安全を守っていく、こういう問題であります。それから第三...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 視野に入っていないというわけにはいきません。視野に入っているとは思います。しかし基本は、基本は、この時代の流れが急速であります。そういう時代の流れが急速な中で防衛、安全保障環境が変わっていく。そうすると見直していかなきゃいけない場合が、今までのように十年...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変基本的な問題でございまして、私は榛葉先生と考え方は全く変わっていないと思います。つまり、今おっしゃったように、日本の国を守るんだと、これが本来任務の中の主たる任務、そして災害救援とかそれから国際平和活動とか、こういう問題は本来任務の中の従たる任務と、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 本来任務の中の主たる任務と従たる任務。で、本来任務は、本来任務の中の主たる任務はもう必ず国を守るんだということでありますし、それから言わば防衛出動の問題ですね。それから、従たる任務としては、例示的に申し上げますと、治安出動もあれば国民保護等の問題、そして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、先生十分御存じのとおり、主たる任務に支障がない限り、こういうことで位置付けられると思います。
○国務大臣(大野功統君) 不安定の弧という言葉は今ほとんど使われていないと思いますし、極めて抽象的であり、よく分からない言葉と言っていいほどどっからどこまでという範囲もきちっとしないし、どういう問題かということもきちっとしない。これ、今先生メード・イン・USAとおっしゃいましたけ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変用語の問題で難しい問題であります。この前回の当委員会でも私は御説明したという記憶がありますけれども、このMDというのはどういう仕分けにするんだろうかな、防衛出動なのか、それとも警察権なんだろうか。どちらかといえば警察権という分類にしたい。言わば治安維...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今回、防衛大綱の策定に当たりましては、言わば新しい脅威が出てきているというのが一つ。それはテロとかゲリラとか島嶼防衛、特殊部隊等であります。  それからもう一方において、やはり科学技術の進歩によってミサイルというのが相当発達してきている。しかも、例えば...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) もし仮に防衛出動が下令されている場合は、これは防衛力、自衛権の問題であります。防衛出動が下令されていない状況でミサイルが飛んでくる、これは公共の秩序の維持であり、警察権の発動という分類をすると、ということでございます。その考えには変わりありません。
○国務大臣(大野功統君) この問題、日本の領域に飛来するミサイルを迎撃するわけであります。そういう意味で、国内における警察権の発動と、こういう意味で国際的な要素はこれはございません。したがって、そういう意味では、今委員がおっしゃったような問題は出てこないんじゃないか、このように思...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 感覚論からいえば、日本人のみならず全人類を、もし我が国としてそういう飛来する、あるいは日本の上を越えて飛んでいくミサイルを見れば迎撃したい、これは感覚論としては私もそういう感覚を否定しません。  しかし、問題は、やはり日本国憲法の問題であります。集団的...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、情報の共有の問題と、それから攻撃をするという問題とを私はやっぱり分けて考えるべきじゃなかろうか、こういうふうに思うわけでございます。  今こちらにありますスペースセンサーというのはアメリカへ一遍渡ってまた戻ってくるということでございますけれど...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、ミサイル防衛をやることが他国に対して脅威となるのかどうか。これは全く、結論から言いますと、他国にとっては、ほかの国にとりましては脅威になりません。ミサイル防衛というのはあくまでも、飛来してくる、我が国に飛来してくるミサイルを撃墜するわけですから他国...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、日本の導入しようとするミサイル防衛、これは日本を守る、日本のみを守るシステムであります。これは根本の問題であります。  それから次に、それではそういうことを、同盟関係を守るだけということでありますが、ミサイル防衛の役割としては、先ほども御説明申し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、シビリアンコントロール、もう言うまでもありません、軍事に対する政治の優先、この一言で尽きると思います。軍事に対して民主主義的な政策統制を行っていく、これを意味するものであることは間違いありません。正に民主主義国家のこれ根本だと思っております。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 各自衛隊それぞれの運用構想に基づいて個別に行動して、そして必要に応じ統合幕僚会議で統合調整をしていった、これが今までの在り方でありますが、この調整をするのではなくて、調整するということは時間が掛かる場合があるわけであります。これを、新設する統合幕僚監部の...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 澤先生おっしゃるとおり、進んでいる国から見れば後れているということは正しいわけでありますけれども、諸外国の軍の統合というのは欧米諸国を中心にして冷戦後に進展しております。各国の統合形態というのは国情、国の事情によって千差万別であり、その中には試行錯誤を繰...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 確かに、運用につきましては一元化してまいります。これは先ほど申し上げた多様な事態に対応する、そして効率的にやる、こういう意味でございます。しかしながら、統合幕僚長の権限としてはそういうことでございますが、その他の場合、陸海空幕僚長が運用以外、運用以外のそ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘のような、長官に各幕僚長、つまり陸海空の幕僚長が自衛隊の運用、運用に関して直接意見具申するような制度を創設する、今先生おっしゃったようなことを学んで創設したらどうかということでございますけれども、現時点ではそういうことは考えておりません。陸海空幕僚...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 振り返ってみますと、スマトラ沖大地震、津波で、まずタイから十二月二十七日に支援要請がありました。私は直ちに、翌日だったと思いますが出動命令を出しまして、幾ら考えても、そのときアメリカからどうのこうのなんという話はありませんでした。  自衛隊、ちょうど海...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、やはり陸海空各自衛隊がお互いに協力しながら、連絡を密にしながら一つの使命に向かって立ち向かっていく、こういうことを学んでくれたと思っています。  その問題は、私はある程度落ち着いてから現場に行った、あれ今日か、今日ですね、今日その部隊が私のところ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 高田一佐という人がウタパオに……
○国務大臣(大野功統君) これは航空、航空自衛隊の一佐でございます。
○国務大臣(大野功統君) トランスフォーメーションとの関係でございます。  その中で、例えば座間へ司令部が来るという一つの仮定の下に、こういうふうに申し上げるのは、まだ何にも決まってないわけでありますからそういうふうにしか申し上げられないんでありますけれども、まず、そこでもう一...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 全く澤先生御指摘のとおりだと思います。  組織的に言いますと、これは情報本部というのを防衛庁長官直轄の組織としてつくるということが一つあります。それで、情報をそこで一元化してきちっと情報共有をみんなでやっていこう、これが一つあります。それから、今冒頭に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 例えば、問題、概括的に、余り明快な答えにはならないかもしれませんけれども、最新のインターネット技術を用いた通信機器を整備することによりまして画像を共有する、電子メールによる情報共有をする、こういうような問題があろうかと思います。それから、目標の位置情報等...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 簡潔に、簡潔に具体的にお答えしたいと思います。  弾道ミサイル攻撃、これは空自、海と空であります。それから、ゲリラ・特殊部隊、これは陸自、海自が中心になると思います。島嶼部、これは陸海空統合ということになろうかと思います。周辺海域警戒監視、それから武装...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ミサイル防衛の、ミサイル防衛でございますけれども、これは言わば海自と空自の連携の下で迅速な対応を行う必要があることは言うまでもありません。統合運用不可欠でございます。必要に応じまして統合任務部隊というものを立ち上げます、統合任務部隊であります。指揮官とし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 新防衛大綱で特定の国を脅威ということは言っておりませんし、そういう考え方は一切いたしておりません。しかしながら、例えば国家間で紛争が起こって軍事行動が始まった、これは私はやっぱり脅威としてとらえるべきじゃないか、こういうふうには思います。  ただ、新し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 国際的な安全保障環境を改善していく、それによって脅威が出てくるのを、脅威が日本に出てくるのを防止する、あるいは紛争が終わった後も人道復興支援等をやって再びそういうようなものが出てくる、不安が出てくることを防ぐ、つまり世界の平和は日本の平和、世界の安全は日...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 地理的限定という意味でございましょうか。
○国務大臣(大野功統君) 地理的限定は設けておりません。
○国務大臣(大野功統君) こういう国際平和協力活動というのは、武力行使をしない、武力行使と一体とならない、これが大原則であります。  それから、政策判断の問題があることは緒方委員、十分御存じのとおりだと思います。そういう意味も含めて政策判断が、あとが、まあ限定はないけれども言わ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、自分の国を守る、このことが一つありまして、もう一つは、国際平和環境、安全保障環境を改善していく、これは変更があると思います。今までは、国際的な活動というのは一方的な国際貢献であったと。しかしながら、そうではなくて、そういう国際平和環境を良くする、改...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) もう一度その点を繰り返させていただきます。  自衛隊の任務には、本来任務とそれから従たる付随的任務というのがございます。それで、自衛隊法三条では、いわゆる本来任務ということで、我が国を守るんだ、本来の自衛隊の行動を規定しているわけでございます。本来任務...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 本来任務の中の従たる任務と、こういうことになります。
○国務大臣(大野功統君) 本来任務、もう少し詳しく説明すれば、本来任務の中の従たる任務にすると、こういう趣旨でございます。
○国務大臣(大野功統君) 付随的任務を本来任務の従たる任務にすることがどういう意味を持つんだろうかと、このところはやはり考えていただきたいと思います。  本来任務、もう今から本来任務とだけ言わしていただきます。本来任務にするということは、言わば、本来任務にしたから武力行使をして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御質問に答える前に、憲法違反じゃないかという御指摘にだけお答えさせてください。  私は、我が国憲法上保持し得る自衛力というのは自衛のための必要最小限度のものである、これはそのとおりであります。しかしながら、国際平和協力活動を本来任務化する場合であっても...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 分かりました。
○国務大臣(大野功統君) まず、アメリカとの様々な意味での戦略対話でございます。  このことは、やはり役割分担、任務の分担があると思います。世界平和を望むのはアメリカも同じであるし、日本も世界平和を望む国であります。しかしながら、世界平和を望むために武力行使をしたり、武力行使と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 戦力とか戦力でないというのは、言葉の問題、定義の問題になります。  私は、今の自衛隊の在り方というのは、これは日本の防衛にとりまして必要最小限度のものは持っている、必要最小限度の抑止力プラス多機能弾力的対処力を持っている。そして、それをバックアップして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 沖縄の基地問題、本当に長くて重い歴史の背景があります。  少女暴行事件、一九九五年、そしてあの普天間についての橋本・モンデール会談、それから紆余曲折を経てようやく平成十一年に閣議決定があって、ようやく基本計画ができたのが平成十四年。  問題は、だれし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは全体像の中で、先ほども私申し上げました、この全体の日本の安全保障をどういうふうにして構築していくか。この一番は、やはり自分の国を自分で守る自衛隊の問題をどういうふうに考えていくか。そして、その次には安全、同盟国との関係、日米安全保障条約をどう、どう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変難しい問題であります。これは歴史というものをやはり考えてみなければいけない、そういうことになろうかと思います。  歴史の中で、この沖縄は特にその歴史の重みを、日米安保条約、今になってみれば日米安保条約、これの重みを随分と背負っておられるんだな、だか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 新しい防衛大綱において、この問題、次のような認識でおります。  従来の国家間の軍事的対立という問題のみならず、やはり今委員おっしゃったような国際テロ組織など非国家的主体が重大な脅威になってくる、これはもうこのような認識でおるわけでございますが、具体的な...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 第一に、従来までは抑止力という面に重点を置いて考えておりました。  今回、重々御説明申し上げておりますけれども、やはり新しい脅威、いつどこでどこからそういう脅威が出てくるか分からないようなテロをお考えいただくと分かるんでありますが、テロとかゲリラとか島...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 済みません。ちょっとお待ちください。
03月31日第162回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第2号
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○大野国務大臣 細野先生からの、国民保護基本指針とミサイル防衛との関係でございます。  ミサイル防衛という観点からしますと、その局面において防衛出動が下令されている場合、されていない場合。されている場合は、当然武力攻撃事態でございますから、武力攻撃事態の中でこの基本指針は整理さ...全文を見る
○大野国務大臣 私、武力の行使と常識的な用語で言ってしまって、失礼しました。  これは、自衛隊がやる行動ですから、シビリアンコントロールが必要だ、こういう意味で申し上げました。
○大野国務大臣 法制局長官のお答えの前に。  私の発言の中で武力の行使と言いました。しかし、直ちに改めて、自衛隊が行うことであるからと申し上げました。武力の行使という言葉は撤回させていただきますので、よろしくお願いします。
○大野国務大臣 自衛隊法の構成といたしまして、自衛隊の行動、そして自衛隊の権限ということで、行動の中には領空侵犯事案については書いてあるけれども、権限の方には書いてございません。おっしゃるとおりであります。  それはなぜかということでありますけれども、これは、例えば領空侵犯をし...全文を見る
○大野国務大臣 具体的にいろいろなケースがある、それに対してどうするんだと。これは、基本原則は先ほど申し上げました。繰り返しません。国際法上の問題、国際慣例に従う。そして、それは慎重に考えていかないと、本当に敵機というか領空侵犯をした飛行機を撃墜してしまうということになります。し...全文を見る
○大野国務大臣 正当防衛、緊急避難、いろいろなケースがあろうかと思います。向こうが威嚇射撃だけやってくるのか、本当に飛行機に対して撃ってくるのか、それは相手を撃ち返さなきゃどうにもならない、こういう場合もあろうし、いろいろなケースがあると思います。正当防衛、緊急避難、国際的に認め...全文を見る
○大野国務大臣 そういう場合は正当防衛、緊急避難に該当するわけですから、当然のこと、撃てるわけですよ。そのことも含めて私はお答えしているわけであります。
○大野国務大臣 この問題もやはり国民の生命財産に対する重大な急迫する侵害ですから、正当防衛あるいは緊急避難という概念で対応するのは当然のことであります。これは、空対地というのは日本側が地で相手が空という意味ですね。空から地に撃ってきたら、これは本当に国民の生命財産に重大な侵害にな...全文を見る
○大野国務大臣 マイナー自衛権ということを今委員おっしゃいました。マイナー自衛権というのは、そういう議論があることは私も承知いたしております。しかし、マイナー自衛権というのは一体どういう、確立された法理論というものが果たして、いまだ確立されていないんじゃなかろうかなという感じもし...全文を見る
○大野国務大臣 私は法律家じゃございませんので、わかりません。わかりませんけれども、今の自衛権あるいは防衛についての法律論というのは、極めて狭い土俵の中で行わざるを得ない。つまり、それは後方地域支援とか、あるいは武力行使と一体となるとか、あるいは武器使用の問題とか、こういうことは...全文を見る
○大野国務大臣 土俵を広くするためにはいろいろな問題がございます。この問題はまた別の問題として議論していく必要があると思っています。
○大野国務大臣 もう細野委員御存じのとおりでございますけれども、潜没潜水艦に限ってお答えをしたいと思いますが、現状、自衛隊は、当該潜水艦に対して、領海侵犯をした潜水艦に対して、浮上要求、退去要求を実施する、この一言に尽きるわけであります。具体的には、御存じのとおり、護衛艦あるいは...全文を見る
○大野国務大臣 そういう場合、出ていかないという場合についてでありますが、いわば当該潜水艦というのは、国際法上でいいますと、我が国領海内においても我が国の管轄権から免除されている、このことは御存じのとおりでございます。  したがいまして、強制的な措置、立ち入り権等を含めまして強...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま、日本としてできること、もちろん国際法上できること、国際慣例上できることをきちっと見きわめて、そして日本としてもそれを国際法に違反しない限りきちっとやりなさい、こういうことだと思います。先生のおっしゃるとおりだと私は思っております。  そういう意味で、な...全文を見る
○大野国務大臣 まず、イラク人道復興支援活動の教訓に関する研究の一環として、陸自の研究本部が情報戦に関する研究を行ったことは事実であります。この研究というのは、今後の参考にすべく、陸上幕僚監部や派遣予定の部隊にその成果を参考資料として提供した。  その内容でありますけれども、も...全文を見る
○大野国務大臣 赤嶺先生御指摘なさるのは、一体感醸成というのはどういうことなんだろうと。これはやはり、マスメディアを通じて日本の国民の皆様に、一体自衛隊というのはどういうことをやっていて、どういう生活の中でその使命を達成しているんだろうか、こういうことをやってもらいたい。我々は、...全文を見る
04月01日第162回国会 衆議院 本会議 第16号
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○国務大臣(大野功統君) 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容としております。  平成十七年度以降に係る防衛計...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 中山議員にお答えいたします。  まず、弾道ミサイル防衛に関する今回の法改正の趣旨、目的及び法制度による効果についてのお尋ねであります。  今般の弾道ミサイル等の破壊措置は、防衛出動が下令されていない状況のもと、我が国に弾道ミサイル等が飛来した場合に、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 本多議員から私に対して、二十問にわたる御質問がございました。  まず、法案の提出方法であります。  複数の法律改正を一つの法律案で行う場合には、従来から、法案に盛られた政策が統一的なものであり、趣旨、目的が同じであること、そして、法案の条項が相互に関...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 佐藤議員にお答えいたします。  まず、北朝鮮の核兵器の開発、保有状況及び弾道ミサイルの開発・配備状況についてのお尋ねでございます。  核兵器計画につきましては、断定的なことは申し上げられませんけれども、既に相当進んでいる可能性は排除できません。  ...全文を見る
04月07日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○大野国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容といたしております...全文を見る
04月08日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○大野国務大臣 寺田先生から御指摘いただきました第二混成団、まさに香川県のそれも私の選挙区の中の善通寺にございまして、私も大変なじみの深い第二混成団でございます。これが十七年度中には、御指摘のとおり第一四旅団になる。  そこで、一四旅団としての役割というのは機動性を持ってやれ、...全文を見る
○大野国務大臣 統合幕僚長は、言うまでもございませんが、部隊運用に関して軍事専門的見地から一元的に長官を補佐する、これは御指摘のとおりでございます。  そこで、各幕僚長はどうなるんだ、こういう御質問でございますけれども、各幕の監部からは、要するに運用に関する部分だけはすべて統合...全文を見る
○大野国務大臣 御指摘のところは本当にこれから真剣に考えていかなきゃいけないポイントだと思っています。  まず、統合的に運用するわけですから、ふだんはやはり訓練をきちっとしておかなきゃいけない、いわゆる一般的な問題として統合運用の訓練をやる。それから、個別の対象について、ここに...全文を見る
○大野国務大臣 今回振り返ってみますと、赤松委員御指摘のようないろんな問題があったと思います。  やはり、当初はコアグループでやるのかな、しかしながらやはり国連だ、こういうような動きがあったと思います。その中で、私の見るところでは、やはり定型的な調整の枠組みはなかったのではない...全文を見る
○大野国務大臣 私は早速、各自衛隊が崇高な使命を果たして帰ってまいりまして、そして反省すべき点は反省して検討してほしい、そして、次のこういう事件、あってはならないことでありますけれども、万一起こった場合には、それに備えて迅速に行動できるようにやってほしい、こういうことを言いました...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に、国際安全保障環境が変わった。つまり、テロを例にとりますと、テロというのは、抑止力があっても、アメリカのように抑止力が世界一大きいところでも攻めてくるわけであります。そして、そういうテロの攻撃に遭えば、あのニューヨークの貿易センターには日本人も大勢いて、...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま大石先生から大変御示唆に富むお話をちょうだいいたしました。また、いろいろな歴史的な背景も御説明いただきまして、私自身も勉強させていただいたところでございます。  本会議のとき申し上げましたのは、先ほど大石委員が御引用いただきました、いわば内閣法制局長官の...全文を見る
○大野国務大臣 中身で勝負、こういうふうに申し上げたいと思います。中身をきっちり見分けて、単にこういう形式的な切り口があるからというのではなくて、本当に新しい時代の要請に基づいて出てきているものであります。これは、本当に我々国会議員がみんなで議論して、国民を代表する者が議論して決...全文を見る
○大野国務大臣 やはり私は一番大きな問題というのは、迅速に行動する、効率的に行動する、このことだと思っております。統合調整あるいは統幕会議ということで、やはり会議を開いて議長が調整するということになります。したがいまして、時間的に若干時間がかかる、こういう問題は避けて通れません。...全文を見る
○大野国務大臣 まず、軍という言葉を使ったとすれば取り消しをさせていただきたいと思います。自衛隊は軍隊ではない、私はそのように思っております。  それからもう一つ、特色を残すのかどうか。その場合に、共同で訓練するとかそういう問題がいっぱいあります。抽象的に、頭の体操みたいなもの...全文を見る
○大野国務大臣 この問題でございますけれども、上下関係というよりも、組織的に申し上げますと、運用については統合幕僚長が一元的に責任を持って一元的に長官を補佐する、その他のことについては、つまり基礎的な教育とか人事とかあるいは装備、こういうことにつきましては各幕僚長が、陸幕長、海幕...全文を見る
○大野国務大臣 まず、統幕長と統幕副長との関係でございます。  副幕長の役割は、統合幕僚長を助ける、統合幕僚長に事故があるとき、または統合幕僚長が欠けたときはその職務を行う。例えば、国内出張という場合には、これは統合幕僚長が職務をとります。それから、統幕長が外国へ行った場合、こ...全文を見る
○大野国務大臣 先ほども申し上げました、任務によって仕分けております。統合幕僚監部というのは運用について全責任を持っている、それから、各幕僚監部は運用以外の、例えば基礎的教育、人事、装備、そういうところに責任を持って、そしてその責任において防衛庁長官を補佐する、こういう役割でござ...全文を見る
○大野国務大臣 指揮権は防衛庁長官でございまして、統合幕僚長がこれを補佐する、こういう立場でございます。現場でどうするかという問題ではありません。全体として、構成は、あくまでもシビリアンでございます防衛庁長官が責任を持って行う、こういう体系になっておるところでございます。
○大野国務大臣 たびたび申し上げておりますけれども、運用につきましては、陸幕長、海幕長、空幕長は、蚊帳の外という言葉は使いたくありません。これは自衛官ですので、全部一体となってやっているわけですが、運用の責任というのはあくまでも統幕長であり、そして全体の責任、指揮権は防衛庁長官に...全文を見る
○大野国務大臣 陸海空それぞれの幕僚監部の間の問題でございます。  そういうような、それぞれの幕僚長が、あるいは幕僚監部が責任感と使命感を持って国の守りについてもらいたい、このお気持ちは十分わかります。そういう問題と同時に、いかに今、日本の国の安全保障を守るんだ、安心と安全を国...全文を見る
○大野国務大臣 統合幕僚長の職責につきましては、大石先生御指摘のとおり、極めて重要であります。自衛隊の最高のポジションにつくわけでございます。いざという場合には判断力、状況を判断して、どういうふうに部隊をつくり上げて、そしてそれをどういうふうに動かしていくか、すべてこの統合幕僚長...全文を見る
○大野国務大臣 まさに松本委員の御理解のとおりでございます。
○大野国務大臣 松本委員御指摘のとおり、一連の流れの中で決まっていくわけであります。したがいまして、この出発点である大もとの政策、これは大変重要だと思っております。  現在は、防衛大綱あるいは中期防衛力整備計画、これにつきましては国防に関する重要事項として、設置法に基づき安全保...全文を見る
○大野国務大臣 まず、防衛大綱、中期防あるいは具体的には松本委員は陸上自衛隊の定員問題、こういうことを例に挙げられながら、政治主導ということは一体どこへ行ったんだ、こういう御指摘でございます。  わかりやすいという意味で、陸上自衛隊の定員問題について発言させていただきますと、こ...全文を見る
○大野国務大臣 もし具体的に一つ一つどういうふうに積み上げてきたかということになりますと、参考に……(松本(剛)委員「あるのかないのかという発想でいいです」と呼ぶ)よろしゅうございますか。  それでは、中期防につきまして申し上げますと、やはり防衛に対する考え方が変わってきた、つ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、その前に、いわば防衛の問題というのは、財政から入るべきか、それとも国を守るという体制から入るべきか、こういうお話がありました。  これは議論するまでもないことでありまして、国を守るため、国民の皆様に安心をお届けするためにこれが必要なんだという発想法から入っ...全文を見る
○大野国務大臣 緊急情報でございますと、時間構わず夜中でも電話がかかってまいります。それから、緊急情報でございますと、直ちに、昼間であれば関係の職員が私のところへ来て、こういうことが起こった、こういうふうな問題がある、こういうことは常に情報を入れてくれております。  それからも...全文を見る
○大野国務大臣 まさに情報というのは新しい時代に最も大切なものであると思います。この情報につきましては、お互いに省庁間の垣根を乗り越えて情報を共有するという問題と、それからもう一つは、何が秘密なんだ、何が広報で国民の皆様に知っていただくか、この仕分けをきちっとやっておかないと、情...全文を見る
○大野国務大臣 いわゆる参事官制度でございますけれども、この問題、確かに一つのテーマとして取り上げて、今検討している段階でございます。  たびたび申し上げて恐縮でございますが、新たな安全保障環境のもと、新たな脅威、多様な事態に実効的に対応する、このためにはやはり迅速かつ適切なア...全文を見る
04月12日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(大野功統君) 正に我が国の防衛政策の基本というのは、齋藤委員おっしゃるとおり、御指摘のとおり、専守防衛でございます。  そこで、現在導入しようとしているBMDシステムでございますけれども、これはもう明らかに飛来するミサイルが我が国の領域に落ちてくる、こういう場合に迎...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) このことは、少し答弁が長過ぎましたんで……
○国務大臣(大野功統君) 拡散したかもしれませんけれども、中間できちっと申し上げております。これは電波とか赤外線でですね……
○国務大臣(大野功統君) 結論的に、ありません。以上でございます。
04月13日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○大野国務大臣 今外務大臣から御説明がありましたとおり、広い意味でのテロとの闘いという意味では、テロ特措法の方は、テロを撲滅する、こういう国際的な行動に対する後方支援をやっている、こういう意味でございますし、それは当然ながら国連の安保理の決議があってやっていることであります。ただ...全文を見る
○大野国務大臣 十一月の法律の期限切れ、それから五月の延長問題、こういう問題につきましては、鋭意これから検討してまいりたいと思っています。
○大野国務大臣 現在、特措法で対応いたしております。これは一般法で対応することが、憲法上の制約の問題があって、なかなか一般法で対応できない。一つは武器使用の問題、それから武器使用と一体化になるという問題があります。もう一つは、PKO五原則の問題もあります。  したがいまして、特...全文を見る
○大野国務大臣 牧委員から我々の思いを大変的確にお示し、御指摘いただきました。  私は、やはりポスト九・一一の世界的な安全保障環境というのは全く新しく変わってきている。その一つは、大量破壊兵器の問題があります。これは科学技術の進展によりますけれども、これも国際的な協調、つまり情...全文を見る
○大野国務大臣 タラバニ大統領が、イラクの治安を守るための組織、これが育成するまで、完成するまで二年間ぐらいかかるだろうということで、二年間ぐらい多国籍軍に活動してほしい、こういう要請は理解できるわけであります。また、一方において、報道でございますけれども、ブッシュ大統領は、イラ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、日本の海上自衛隊、補給艦を一隻、それから護衛艦を二隻ということで、これは基本計画並びに実施要領できちっと定めております。  ただ、これは、今御指摘のとおり、日本の海上自衛隊としては船のやりくりという問題があります。一隻は必ず日本の周辺の安全保障のために配置...全文を見る
○大野国務大臣 まず、篠原委員の、政治プロセスはある程度進んでいる、こういうポイントでございます。それも一つの切り口だと私は思っております。  しかしながら、今後のイラクにおける政治プロセスを考えますと、一つは、閣僚を全部選定して、それから八月には憲法起草をしなきゃいけない、憲...全文を見る
○大野国務大臣 復興支援というのは、先ほど外務大臣もおっしゃっていましたけれども、ODAと自衛隊と車の両輪のごとき関係でやっていっているわけであります。  それで、もしすべて治安が安定し、政治プロセスが完了し、そして復興がある程度目に見えてきた、そしてさらに、国連等関係諸国がも...全文を見る
○大野国務大臣 コストというお問いでございます。  これは十五年度から始まっておりますけれども、予備費と通常予算と両方ございます。計上されておりますのは、十七年度予算まで含めまして六百四十八億円程度でございます。また、支出ベースで見ますと、十六年度まででございますが、四百五十八...全文を見る
○大野国務大臣 これは、ホームページあるいは出版物、刊行物等において十分に我々としては広報をいたしておるつもりでございます。もっともっと広報しろ、こういうことにこれからもこたえてまいりたいと思っております。  そこで、国際的な評価でございますが、こちらの方は、日本のサマワにおけ...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊のイラクからの撤退見通しでございます。  先ほどからも御説明申し上げておりますけれども、我々は、まず幾つかの要件を検討していかなきゃいけないと思っております。  その第一は、今先生お触れになったような政治プロセスの問題であります。このことについては繰り返...全文を見る
○大野国務大臣 給水が基本的な自衛隊の仕事であったということでありますけれども、それは、公共施設、道路を直したり、学校を直したり、こういう活動をやっておりますし、また医療活動もやっている、こういうことを御理解いただきたいと思います。  また雇用についても、雇用というのは本当に現...全文を見る
○大野国務大臣 赤嶺先生は学校というところだけに焦点を当てて議論されております。そういうことではなくて、私は先ほど申し上げましたが、少なくとも四つの局面はあります。それを総合的に考えて、そして我々は主体的に判断していかなきゃいけない、こういうことを申し上げているわけでございまして...全文を見る
○大野国務大臣 私たちは、もうちょっとイラクの復興について、ハードな面のみならず、やはり人の心という面も大切にしながら考えていかなきゃいけないと思っております。  それは何かといいますと、ああいう戦後の荒れ果てた中で、国民の皆様は大変すさんだ気持ちになっていくかもしれない。そう...全文を見る
○大野国務大臣 まず、どのような活動をしているか、こういう問題でございますけれども、公共施設の改修を実施する、これが基本計画で定められております。現地の当局、例えば水道局、民生局、道路橋梁局、保健局等から具体的なニーズが寄せられるわけでありますけれども、当該施設が果たして公共施設...全文を見る
04月14日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(大野功統君) 今、町村外務大臣の御発言にありましたとおり、この在外公館の警備というのは、一義的には当然のことながら接受国の責任問題だと私は理解しております。  それから、この問題を検討するに当たって、やはり外務省が十分考えて、そしていろいろ我々に御相談いただきたいと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、情報につきましては、自前の情報を収集する、この重要性を我々はもっともっと自覚すべきではないか、このように思っております。もちろん情報の国際的な協力、これも大事でございます。自前の情報、そして国際的な協調、大変重要な問題でございますが、自前の情報とい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 二つの問題、第一にはセルフディフェンスフォースの問題ですけれども、私はそのセルフというのは我が国というふうに思っております。自分が、自衛隊員が自衛隊を、自衛隊員を守ると、これはとんでもございません、国を守る。そういう意味で、専守防衛という気持ちからセルフ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、専守防衛という言葉でございますけれども、軍事用語というよりも、むしろ我が国の安全保障、防衛政策に対する基本的な理念を表した言葉であると、私はそのように解釈いたしております。  すなわち、今飯原局長から申し上げました、こちらからは仕掛けない、し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この我が国を守る、これは、言わば裏返しにして言いますと、平和をつくるということであります。国民の生命と財産を守るということは、やはり平和をつくる、平和を守るんじゃなくてつくる、こういう問題であります。したがって、相手方が不正、急迫に攻めてきた場合は、必ず...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題は、安全保障環境が変化していくという問題が一つ、それから、科学技術力がもう格段と発展していく、その中で破壊力が大きくなってくる、ミサイルのような新たな問題が出てくる、こういう中での言葉の使い方の問題にも関係するのかなと。先生おっしゃったことはやは...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、国を守るというのは、誠に田村先生おっしゃったような基本的な問題であると思っております。  国を守るということは命を懸けなきゃいけない。じゃ、命を懸けるだけの価値のあるものは何だ、こういう問題は基本的な問題であります。したがいまして、教育というもの...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、イラクには大量破壊兵器がなかったじゃないかと、そのとおりでございます。米独立調査委員会の報告におきまして、大量破壊兵器については誤っていたとの記述があることは、先生御指摘のとおりでございます。  しからば、この問題どう考えたらいいのかと。イラクに...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ついでにお答えさせていただきます。町村外務大臣から詳しい説明がありましたので、感想めいた話だけにさせていただきます。  近代国家におきましては、佐藤先生おっしゃったとおり、透明性というのは本当に大事な要素になってくると思っております。したがいまして、フ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、フセイン元大統領の身柄でございますけれども、これは昨年の六月にイラク暫定政府に引き渡されております。したがいまして、今後はイラクの司法システムの中で裁かれていく、こういう問題であります。したがって、外国からいろいろ言うことがどのようなことになるのか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) テロ対策特措法に基づきましてインド洋に派遣しております海上自衛隊補給艦「ましゅう」でございますけれども、この「ましゅう」が米揚陸艦ジュノーに対して燃料を提供したことは事実でございます。二回いたしております。ただし、燃料提供の際、米揚陸艦ジュノーに対しまし...全文を見る
04月15日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○大野国務大臣 冒頭、岩屋委員からもお触れになりましたけれども、昨日、MU2、訓練中でございますが、国を守るということはやはり命をかけるということでございます。とうとい命が犠牲になりました四人の方々に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、御家族の方々にお悔やみを申し上げる次第...全文を見る
○大野国務大臣 委員から今、私使う人、私育てる人、こういう御指摘がありました。育てる人と使う人がうまく連携をとれるようなシステムをつくっておかなきゃいけない、こういう御趣旨だろうと思います。  この点は、運用は全く一元的に統幕長に属するわけでございますけれども、各陸海空幕僚長が...全文を見る
○大野国務大臣 岩屋委員のおっしゃるような、合議体を改善していく、強化していく、合議体が迅速に意思決定をできるようなことは考えられなかったか、私はそれも一つの考え方だと思います。この点は随分といろいろ議論をさせていただきました。  もしそういう合議体ということになりますと、一つ...全文を見る
○大野国務大臣 昨日、事故が起こったという第一報に接しました際に、まず人命救助を徹底的にやってほしい、こういうことを申し上げました。残念ながら、四人亡くなったわけでございます。この事故というのは、やはり人為的な事故なのか、あるいはハード面の事故なのか、そして両面なのか、この辺は徹...全文を見る
○大野国務大臣 この問題、きちっと事実関係を把握するようにいたします。  ただ、機体整備は毎日毎日きちっといたしておった、このような報告を受けております。
○大野国務大臣 石破前長官の御本でございます。まあまあポイントは、そういう点が多々あるのではないか。特に私は、通信とか情報面において、ばらばらなシステムを使っている、もちろん連携はとれるようにはなっておりますけれども、やはりハードが違う、こういう点は反省をしていかなきゃいけないん...全文を見る
○大野国務大臣 安全保障環境がどんどん変わっていっている。それは今までのように、例えば航空戦だけでやる、海上戦だけでやる、あるいは戦車だけでやる、こういう場面が大変少なくなってきて、今申し上げましたように、いろいろな面で統合をしていかなきゃいけない場面が想定されるわけであります。...全文を見る
○大野国務大臣 各幕に残した理由、逆に考えますと、それをすべて統合幕僚長がやるとなると大変な仕事になるわけでありますね。これは、教育から編成から補給から、何から何までということになると、もう統合幕僚長は大変な仕事になる。やはり私は、日本の防衛のために一点に絞って運用、何か起こった...全文を見る
○大野国務大臣 今、長官の例をお引きになりました。長官は、幸せなことに、運用については統幕長の補佐を受けます。その他については三幕長の補佐を受けます。それから、その他、政策的、一般的なことについては内局で各担当の局長の補佐を受けるわけであります。  したがいまして、そういう意味...全文を見る
○大野国務大臣 人事、予算というのが大変大きな力を持っているんじゃないか、そういうことを忘れているのではないか、こういう御指摘でございます。  ある観点からはそういうことも言えようかと思いますけれども、やはりこの問題、全体を見渡せる統幕長が見て運用しているわけでございます。人事...全文を見る
○大野国務大臣 実際に統合運用するんだから、訓練もやはり統合訓練を行え、こういう御趣旨、御質問だと思いますけれども、部隊運用と訓練の関係でございます。  訓練は、自衛隊を最も効率的に運用するために訓練を行う、これは当然のことであります。そういう意味で、統合訓練もまた必要になって...全文を見る
○大野国務大臣 御質問は、ヘリコプターの問題ですか。(本多委員「はい」と呼ぶ)  この問題は、例えば、インドネシアへ国際救援活動に参りました。そのときに、御存じのとおり、陸自の多用途ヘリUH60ブラックホークでございます、これを二機と、輸送ヘリCH47三機でございます、これを海...全文を見る
○大野国務大臣 全く御指摘のとおりでございます。これはやはり、いろいろな、物品によって違いますよ、それは。例えば、先ほど先生おっしゃった文房具とかそういうものは、やはりスケールメリット、調達を一本にしてやったら、そういう事務に携わる人も少なくなっていく、当然のことであります。それ...全文を見る
○大野国務大臣 今回、長官直轄の情報本部をつくりました。しかしながら、なおかつ、各自衛隊にこの調査系統の問題が残っている。  これはやはり、各自衛隊が現場レベルで、例えば、レーダーサイト、航空機や艦船等による警戒監視の情報が入る、あるいは情報収集活動でやる、ヒューミントの問題も...全文を見る
○大野国務大臣 情報本部電波部、その前身である陸幕調査別室等は、大規模な情報組織であります。したがいまして、電波部長や調査別室長には、一定の情報業務に精通した者、経験のある者、すぐれた指揮運用能力や行政手腕が求められるわけであります。  歴代の調査別室長や電波部長というのは、こ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、委員おっしゃいましたとおり、海上航行の安全、海上の安全というものは、第一義的には海上保安庁でございます。海上保安庁における人命、財産の保護または治安の維持について、それをバックアップする形で自衛隊が出ていくわけでございます。  そこで、まず第一には、我々は...全文を見る
○大野国務大臣 海上保安庁と関係各省と十分連携をとりながら、今後の動向を見詰めながら、しかるべき対策を考えてまいりたいと思います。
○大野国務大臣 まず、型式証明の中の、例えば温度という要素でございます。  まず御説明申し上げなきゃいけないのは、一九九九年まではこれは理論値であったわけでございまして、一九九九年以来、試験をした結果、きちっと証明をつけてやれ、こういうことになっているわけであります。  した...全文を見る
○大野国務大臣 そういう御疑問に答えるために、冒頭、型式証明については、一九九九年までは試験をしないで論理上、理論上の値でやっていた、こういうことを申し上げたわけであります。一九九九年以来は、今申し上げたように、これは実際に試験をいたしまして、後継機につきましては、さらに、マイナ...全文を見る
○大野国務大臣 居住性の問題でございます。  前のスーパーピューマの場合が六・八メートル、キャビンの長さでございます。現在の後継機が七・九メートル。それから幅でございますが……(渡辺(周)委員「幅はいいです、知っていますから」と呼ぶ)幅はよろしゅうございますか。  それでは全...全文を見る
○大野国務大臣 この後継機というのは補正予算のときに要求させていただいたものであります。その際、そういう初めからこれありきというようなことでこれを選定したという話は一切聞いておりません。
○大野国務大臣 まず、MU2の事故に対しまして、本当に佐藤委員からお言葉をちょうだいしましてありがとうございます。きょう午後三時に、防衛庁・自衛隊で一斉に、犠牲になられた四人の方に黙祷をささげることにいたしております。  さて、お尋ねの問題でございます。もう先生御自身がお答えを...全文を見る
○大野国務大臣 まず、法理的な側面とそれから日本の意思の問題、政策的判断の問題、二つあろうかと思います。  法理的に言いますと、まず、防衛出動下令のもとであります、防衛出動が下令された後、仮にミサイルが日本に飛来してくる、これは、他に手段がなければ敵基地を攻撃することは憲法違反...全文を見る
○大野国務大臣 私は、いろいろな研究、これは自衛隊としてはやっていけないことということも一つあろうかと思います。しかし、国を守るために研究する、このことは研究である限り許されることではないか、こういうふうに思っておりますけれども、そういう前提のもとに申し上げれば、防衛局長、統幕議...全文を見る
○大野国務大臣 まず、他にかわるべき手段がない、この手段とは何だろう、こういう御質問かと思います。  この他にかわる手段といえば、いろいろな手段があるかと思います。例えば、外交的な対応、あるいは日米安保体制のもとの役割分担の問題、あるいはODAをどうするか、こういうような問題も...全文を見る
04月15日第162回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(大野功統君) 防衛庁長官の大野功統でございます。本日は、太田委員長を始めとする委員の皆様に防衛庁長官として御報告を申し上げます。  米国同時多発テロという安全保障分野における新たな局面を迎えてから、三年半が経過いたしました。  我が国に対する本格的な侵略の可能性は...全文を見る
04月19日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(大野功統君) この報道は十分存じ上げておりますけれども、現在、北朝鮮というのは極めて透明性に欠ける国でありますから、どこまでが真実でどこがということはよく分かりません。しかしながら、情報等を総合して考えますと、やはり核兵器は相当に進んでいる、こういうふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、集団的自衛権というのは保有しているけど行使できない、このことは今後御議論はいただきたいわけでありますけれども、その観点から、我が国の頭上を越えてアメリカに落ちることが分かっていても、これは集団的自衛権につながるから現在では絶対そういうことはやらない...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 白先生、お言葉でございますけれども、自民党だけ守って民主党は守らない、こんなことは絶対ありません。つまり、我々は常に国民の財産、生命を預かる立場でございます。一番可能性が高い、あらゆる情報を通じて得られた事実に基づきまして可能性が高いとこを重点的に守って...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我々は二つの目標、つまり抑止力の維持と負担の軽減、沖縄を始めとする地元の負担の軽減。これ、一見相矛盾するような考え方ですけれども、やはり同時にこの二つの考えに基づいて私は今回のトランスフォーメーションの協議を進めていきたい、このように思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今後の展開次第によりまして、いろんな形態がもし出てくれば、それは当然のことながら検討しなきゃいけない。私は、今我々が携わっておりますトランスフォーメーションというのは、これから先百年にわたって日本の安全保障、日米安全保障条約の下で日本の安全をどういうふう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 確かに、二4(b)の使用形態というのは先生がおっしゃるとおりでございます。  そういう意味で、これからどういう事態が、例えば共同使用というアイデアを今出しているところであります。これについて具体的、今後どれほどのことが可能か、これも真剣に取り組んでいき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今外務省の方から御答弁申し上げたとおりのことを私も申し上げているとおりであります。  今、個々具体的にどことどこが共同使用できるんだろうか、何も決まっておりません。私どもは、アイデアとして、そういうことをやれば抑止力の維持と負担の軽減が両方とも達成でき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず第一に明快に申し上げたいのは、何らの決定もされていないということであります。第二に申し上げたいのは、先方が、ライト司令官がどういうふうに言ったか私は存じませんけれども、そういう点について今協議中のことでございます。  そこで、我々の主張としては、や...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、度々申し上げておりますけれども、負担といった場合には数字で表せる、施設・区域がこのぐらいの大きさだと、こういうような数字で表せる問題とともに、もちろん騒音も数字で表せますけれども、そういうような、騒音というような、言ってみれば常識的には数字で表せな...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、事実関係でございます。  報道でそのようなことが報道されていることは私も承知いたしております。しかしながら、具体的にそのような政府調査団が沖縄に派遣されるということは公式の筋からは聞いておりません。米国政府が沖縄における基地の実態を適切に把握して...全文を見る
04月25日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○大野国務大臣 平成十五年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は四兆三千七百十九億千六百万円余でありまして、これに平成十五年度総合防災訓練のため、内閣本府か...全文を見る
○大野国務大臣 平成十五年度決算検査報告に掲記されております事項について、防衛庁が講じた措置を御説明申し上げます。  不当事項として指摘を受けましたものにつきましては、今後、このようなことのないよう綱紀粛正のより一層の徹底を図る等再発防止に万全を期する所存でございます。  ア...全文を見る
○大野国務大臣 坂本委員まさにおっしゃったとおりでございます。国家機密の情報漏えいということは、まさに国の安全を根本から、根底から脅かすものでございます。  そういう意味で、機密情報漏えい、絶対あってはならないこと、このように私は信じております。  今、坂本委員、るる過去のケ...全文を見る
○大野国務大臣 坂本委員も御指摘のとおりでございます。  日本というのは四囲を海に囲まれている、海岸線というのはものすごく長いですね。さらに島がたくさんあります。今回も、新しい防衛大綱の中で、島嶼防衛の重要性というのを指摘させていただいております。また、資源エネルギーはそのほと...全文を見る
○大野国務大臣 まず冒頭、小林委員から北海道大演習場の雰囲気を本当にわかりやすく御説明いただきまして、ありがとうございます。私も恵庭には二度ばかり訪問したことはありますけれども、本当に、基地というのは地元の住民の皆様の御理解、御協力がなければ成り立っていかない、このことは肝に銘じ...全文を見る
○大野国務大臣 このたびの事件につきましては、委員御指摘のとおり、装薬の量の過ちであった、このように理解いたしております。  ただし、いま一つ申し上げたいのは、この訓練は住宅地の方へ向かってやっているものではありませんし、通知もこれまではきちっとやっていたわけでございます。 ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、マスコミの方々に現地の状況を自分自身の目で見てもらって、そして国民の皆様に、どういう状況か、的確、正確に報道してもらいたい、私はそういう気持ちを従来から持っております。  したがいまして、昨年十二月初旬に私がサマワへ参りましたときも、場合によってはマスコミ...全文を見る
○大野国務大臣 トランスフォーメーションというふうに限定をいたしますと、横田基地につきまして、現在まで決定されたことは何もございません。
○大野国務大臣 まず、トランスフォーメーションの仕切りからいいますと、どちらになろうかという問題が一つあります。  これは何かといいますと、平成十五年にブッシュ大統領と小泉総理が会いましたときに、横田基地の軍民共用化の問題を議論しております。その会談を受けまして、東京都とそれか...全文を見る
○大野国務大臣 共同使用した場合には自衛隊が管理権を取得する、管理権を持つ、こういうことで、こういう頭の整理で議論、協議を続けてきてくれ、こういうような話をしているわけでございます。繰り返して恐縮でございますが、まだ何ら決定はいたしておりません。
○大野国務大臣 さまざまな態様があろうかと思います。そういうさまざまな態様のところまでは議論に入っておりません。  私の思いはただ一つ、それは地元の負担を軽減する、そういう考えをきちっと頭に入れる。それからもう一つは、さはさりとて、米軍の有する抑止力をきちっと維持していく。まさ...全文を見る
○大野国務大臣 法的な根拠というのは、どういう場合にということでございまして、私、今のところ、そういう問題点にまで到達しておりませんので、一概に言って、かえって誤解を生ずるようなことがあったらいけませんので、そこは答弁を差し控えさせていただきますけれども、やはり基本的に、日本の安...全文を見る
○大野国務大臣 もう一つの負担の軽減という観点から申し上げたいと思います。  例えば、共同使用する、そういう場合に、目で見える負担、例えば基地を少し合理化できないかなという問題がやはり一つ出てくるのではないかなと思います。それから、共同使用するといたしますと、その基地の管理権を...全文を見る
○大野国務大臣 まず、先ほど申し上げましたとおり、東京都の絡む問題というのは、平成十五年に小泉総理とブッシュ大統領の間で出た話でございます。これは、横田基地を米軍の使用と民間の使用をあわせて共用しようじゃないか、こういうことで、このことにつきましては、ただいま東京都並びに関係省庁...全文を見る
04月25日第162回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(大野功統君) 荒井委員から、言わば防衛費をどういうふうに評価していくか、その面で見ますと国際的にどういう位置付けになるだろうか、こういう御質問でございます。  まず、国際的比較でございますけれども、国際的比較というのは大変難しい面があります。と申しますのは、例えば軍...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変鋭い御質問でございますけれども、抑止力と言った場合、これは抑止力とは何か、もう荒井先生十分御存じのことでございますが、撃ったらその仕返しの方が大きくて怖いよと、こういう言わば懲罰的な抑止力があると思います。それからもう一つは、やはり撃っても損だと。例...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御質問が多岐にわたりましたんで、必ずしも私全部答弁、もし漏れていましたら後で御注意くださいますようお願いいたします。  まず第一に、中国の原子力潜水艦が我が国領域に入ったことについてその情報はどうか、こういう御質問でございますけれども、早朝から国籍不明...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 荒井委員から自衛隊の活動と広報の重要性についてお尋ねがありました。  私も正に、自衛隊というのは、まず地元の住民の皆様の御理解と御協力がなければ円滑に練習も訓練もできない。そして最も大事なことは、励まされてやはりやる気が起こってくる、自衛隊員の心の問題...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘の石油製品の問題でありますけれども、おっしゃるとおり、不当利益があったと考えられる石油会社十一社に対して十七年一月に不当利得返還請求を行っております。これは言わば法務省と十分協議しながら会計法上請求していると、こういう格好になっておるわけであります...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、税金を使って調達しているわけでありますから、防衛庁の調達というのは難しいという問題はありますけれども、私はこの辺は厳格に運用していかなきゃいけない。この厳格に運用といった場合にやはり二つ問題があって、一つは運用、つまり綱紀の粛正の問題であります。こ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、我々がやっておりますテロ対策特措法に基づく艦船の油、あるいは艦船搭載用のヘリコプターの油、そして水でございますけど、これは、テロ特措法というか、テロとの戦いで各国が活動しております、その各国の活動に対して支援をしているものであります。このことは明確...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、関係した職員の問題でございます。  このことは、又市委員よく御存じのとおり、まず最低価格というのを決定させていただきます。そして、最低価格以下でない場合、この場合はやっぱり個々に話し合うという機会があろうかと思います。しかしながら、それが必ずしも...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 又市委員おっしゃるとおりであります。これは税金を使ってやっている仕事でありますから、どんなことがあってもこれは厳正、公正、透明性を持ってやっていかなきゃいけない。  先ほども議論が出ました、防衛調達というのは難しい点がある。それは入札者が限られていると...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○大野国務大臣 まず、井上委員から、昨日のJR西日本福知山線の事故について哀悼の意、お見舞いのお言葉がありました。私からも同趣旨のことを申し上げたいと思います。  自衛隊につきましては、昨日の十一時四分に兵庫県知事より第三師団長に派遣要請がありました。直ちに派遣人員四十三名、車...全文を見る
04月27日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○大野国務大臣 テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。  テロ対策特措法に基づく基本計画の変更が、四月二十一日の安全保障会議を経た後、四月二十二日、閣議で決定されました。  具体的には、基本計画上の協力支援活動等を外国の領域で実施する...全文を見る
○大野国務大臣 我々、自衛隊を派遣しておりますけれども、自衛隊はあくまでも人道復興支援活動に従事する、こういうことで、治安その他の維持の面では自衛隊は従事いたしておりません。そういう意味では、明らかにおっしゃるとおりでございます。
○大野国務大臣 戦死者あるいは犠牲者という言葉を使いました場合に、戦死者あるいは犠牲者という言葉は法律上の言葉ではありません。そのことは、川上委員、十分御存じのことだと思います。法律上の言葉で言いますと、公務上の死亡という言葉になるわけであります。  一言申し上げますけれども、...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊の諸君には、先ほども申し上げましたとおり、イラクの復興、こういう極めて、世界の平和と安全、そして国際社会が協力し合いながら頑張っている仕事に参加してもらっているわけであります。しかも、その上に、自衛隊がやっております人道復興支援活動というのは、地元の方々に大...全文を見る
○大野国務大臣 日本の自衛隊の宿営地内で起きたことにつきましては、すべて自衛隊で管理、指揮すべきことでございます。おっしゃるとおりでございます。
○大野国務大臣 まず、基本的なことを申し上げて恐縮なんですけれども、多国籍軍には入る、ただし、その指揮管理は受けない、こういうことでございます。そのことは、昨年六月の閣議で決めておるわけでありますけれども、「統合された司令部の下にあって、同司令部との間で連絡・調整を行う。しかしな...全文を見る
○大野国務大臣 お尋ねの、回数と供給量、あるいはそれに要する費用の問題でございますけれども、回数は当初から減っておりません。ある一定期間をとりますと、今も一定期間内では何回と、具体的には申し上げませんけれども、ほとんど回数は減っていません。ただし、供給量は大体五分の一程度に減って...全文を見る
○大野国務大臣 丸谷先生には、御自身の目でテロ特のもとで活動している自衛艦を御視察いただいて、その上での御質問、ありがとうございます。  基本的なことで恐縮なんですが、まず私が申し上げたいこと、それは、テロとの闘いは、地球上に住む、平和を愛し民主主義を信奉するすべての人類の共同...全文を見る
○大野国務大臣 町村外務大臣がおっしゃったとおりでありますけれども、中国側でございますが、特に歴史に対する認識の問題、靖国の問題、こういうことに焦点を当ててそういう行動に出たのかなと思います。  この際一番大事なことは、私はやはり、お互いの人的交流を通じて両国の間に信頼関係を築...全文を見る
○大野国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、やはりテロとの闘いが続いている、おっしゃるとおりでございますし、実際にニーズもあります。こういうことから、国際社会の、テロ掃討、テロを退治する作戦に日本としても参加する、この決意のあらわれでございます。
○大野国務大臣 テロがこの地球上から掃討されてしまった場合には、そういう必要性はなくなると思います。
○大野国務大臣 言葉不足で申しわけありませんでした。おっしゃるとおりでございます。  したがって、テロ特措法に基づいてあの地域でやっております、タリバン、アルカイダの脅威がなくなったとき、こういう意味であり、かつまた、仮にそういう脅威が若干残っていたとしても、日本がやっているよ...全文を見る
○大野国務大臣 情報を共有するということは大変大切なことであります。したがいまして、いわばブラックリストみたいなものをお互いに持っている。  ブラックリストに該当するものが、全体で、十五年二月以降でございますが、二十七回、こういうことでございます。
○大野国務大臣 お尋ねの件でございます。  そういうような情報を共有するか、情報の連絡をするかどうか、このことは、基本計画にも実施要領にも書いてございません。しかしながら、ある行動をともにするときは、情報を共有する、情報を交換する、これは我々は当然のことだと思っております。
○大野国務大臣 私どもは、情報の交換というのは、同盟国、パートナー同士の間では当然のことだと思いますし、今委員も、それは常識的なことだとおっしゃいました。  しかし、では、それを入れたらいけないかといいますと、そのことは入れてもいいわけでございます。検討させていただきます。
○大野国務大臣 時系列表、間違いございません。
○大野国務大臣 イラク・サマワで自衛隊が活動しておりますけれども、この自衛隊の活動、人道復興支援活動でございます。しかも、その活動ぶりは地元の住民の皆様の大変な共感を得ている、すばらしいことであると思っています。こういうソフトパワーの活動こそ国民の皆様に知ってもらいたい活動だと私...全文を見る
○大野国務大臣 助けに行くということがどういう行動を伴うのかという問題があります。  仮にこの問題、言ってみれば、武力行使はできない、武力行使と一体となる行為はできない、これが大原則でありますから、そういう意味で、例えば多国籍軍が五百メートル先におって、そしてそれが敵方に、相手...全文を見る
○大野国務大臣 この場合にもいろいろなケースがあろうと思いますが、その退避をできる限り支援を行いたい、これはもう常識だと思います。  その場合にどういうことができるかとなりますと、先ほどの原則論に戻ってまことに恐縮でございますが、「自己又は自己と共に現場に所在する他の自衛隊員」...全文を見る
○大野国務大臣 交通整理はどうかと言われますと、交通整理だけを見ますと、それは憲法に違反することではないと思います。しかし、他国において警察行動をやるという意味がどういう意味を持つのか、相手国との関係で地位協定等どうなるのか、あるいはその行為が例えば威嚇行為に結びつくのかどうか、...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、決算レベルでは目細レベルのことは要求されておりません。しかし、委員おっしゃるように、透明性というのはいかなる場合でも重要なことだと思っております。  ただ、透明性と同時に効率性の問題があろうかと思います。透明にしたがゆえに非効率になってしまうということを...全文を見る
○大野国務大臣 イラクにおきますJICAの予備調査に限ってお答え申し上げます。  自衛隊はあの予備調査に参加いたしておりません。
○大野国務大臣 現状でございますが、在日米軍司令官は、我が国の安全に寄与し、極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するために我が国に駐留している在日米軍の司令官として、一つ、日本の防衛に関する米側計画の作成を進めること、共同訓練について検討すること、その他さまざまな面での研究...全文を見る
○大野国務大臣 我が国に対する武力攻撃事態、有事の場合でございますけれども、アジア太平洋地域におきましてアメリカ軍が緊急事態に対応する場合におきましては、北アメリカの太平洋軍司令官の指揮において統合任務部隊等が編成される、このことを任務としているわけでございます。  具体的に、...全文を見る
○大野国務大臣 今回、新たな脅威が出てまいりました。国際情勢が変化している、それから軍事面における科学技術力が格段に向上した。これは、精密誘導兵器や情報の問題でございます。こういうことを背景に変革を行っているわけでございますけれども、変革の対象は、軍の組織、作戦形態、兵器体系、あ...全文を見る
○大野国務大臣 考え方、一般的に申し上げたいと思いますが、全体の司令部があって、その下に幾つかの司令部があってということでございます。戦時、有事、あるいは平時ということにつきましてはまだ明らかになっておりません。  しかし、申し上げましたとおり、考え方は、司令部と現場部隊、これ...全文を見る
04月28日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(大野功統君) おはようございます。  テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。  テロ対策特措法に基づく基本計画の変更が四月二十一日の安全保障会議を経た後、四月二十二日、閣議で決定されました。具体的には、基本計画上の協力支援...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日本の自衛隊の活動というのは海外において高く評価されている。武力行使をしない、武力行使と一体とならないということであるにもかかわらず、大変評価されております。  そういう意味で、このテロ活動あるいはサマワにおける活動につきましても、今後、もう山谷先生お...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 法律の趣旨には反することになります。
○国務大臣(大野功統君) 我々の活動というのは、諸外国、十一か国でございますけれども、艦船用油等について後方支援をいたしておるわけであります。これにつきましては、局長から申し上げましたとおり、交換公文を結んできちっとやっている。それから、別ルートでもきちっと口頭で、この趣旨はテロ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 努力させていただきます。
○国務大臣(大野功統君) 白先生のお言葉ではございますけれども、私は、やはりこのような国際的な協力の枠組みの中で、お互いにテロの撲滅のために戦っている。それは後方支援であろうが、それともテロリスト、実際、捕捉したりするという活動であろうが、やはりお互いの国際協力、この国際協力とい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変難しい議論でございます。  例えば、テロ特措法の下で海上自衛隊艦船は油を補給いたしておりますけれども、空っぽのアメリカの艦船がインド洋へやってきた、その艦船はどっかで別の仕事をやっていたかもしれない、そういう場合にどう考えるか、こういう問題も出てき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) このテロ対策特措法に基づく自衛隊の活動につきまして、六か月というのは短いじゃないか、短いんじゃないかという御質問でございます。  この我々の活動というのは、やはり、各国のテロリストがインド洋を移動する、あるいは武器弾薬がインド洋を移動する、これを阻止す...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 検討に値することではあると思います。  まず、捜索救助につきましては、法律上きちっと書いておりますから、これはできるわけでございます。  次に、哨戒機の問題でありますけれども、哨戒機といった場合に、自衛隊艦船の安全を確保するための措置として監視をする...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) それでは、まず私の方からお答えさしていただきたいと思います。  先生のおっしゃっているようなケースで、自衛隊の艦船が知らぬ顔というわけには絶対いけません。しかしながら、海上警備行動が発令されていない、下令されていない場合でありますからやれることに限度が...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今後の、今年十一月以降の考え方も御質問されていたように思いますので、お答えさしていただきます。  今、現状につきましては今津副長官からお答え申し上げました。現状から見ますと、アルカイダ等によるテロ攻撃によってもたらされる脅威というのは依然として存在して...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今の三艦態勢を二隻でという話があるが、どう考えるかという御質問でございます。  まず、今の態勢につきましては、一隻補給艦、二隻護衛艦でございますが、護衛艦一隻につきましては警戒監視のために同行している、こういうことであります。もう一隻の方は米軍等との調...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、この問題を考える場合に、テロの根絶が一つ、それからニーズが一つ、それからもう一つがいわゆる国際協調の中で各国どういうふうにテロと戦っていくかと、こういう問題が一つ、三つの問題を挙げさせていただきました。一番に何を挙げるかと言われれば、私は、やっぱり...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今申し上げましたとおり、一番の問題は脅威が除去されるということであります。  具体的に申しますと、例えばアルカイーダがあるいはタリバーンの残党が相当な打撃を被って、そして二〇〇一年九月十一日、ニューヨークのテロ事件のようなああいうことがもうできなくなる...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今の緒方先生のお尋ねは、少し角度を変えておられる御質問でございます。  先ほどの御質問は、白委員からの御質問は、六か月という期限が、失礼しました、(発言する者あり)失礼しました、田村委員からのお尋ねでございました。六か月という期間が、六か月という期間が...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) なぜジュマ・イスラミア、アルカイーダが日本をねらうのか、私は分かりません。分からないところがテロの恐ろしさじゃないか、このように思っております。  ただ、その根拠を申し上げますと、やっぱりいろんな問題ございまして、例えば、一、二例短く申し上げますけれど...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、いつ給油したのか、米揚陸艦に、ジュノーに対しいつ給油したのか。本年一月十七日と二月二十三日の二回であります。  確認はいかなる方法かということでありますが、まず第一には、供給する、油を供給する相手国との間には交換公文でこのことを明記いたしておりま...全文を見る
05月10日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○大野国務大臣 教授の講義を聞いているような感じでございまして、さまざまな角度からの御質問でございます。答弁漏れがあれば御指摘くださいますようにお願いいたします。  まず、なぜ八十二条にしたのか、八十四条ではないのか、こういうことでございます。  八十四条、領空侵犯でございま...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一点の、アメリカの情報によるミサイル迎撃でございます。  当然のことながら、アメリカとの間では情報交換をしております。しかし、我が国の防衛でございます。我が国の防衛というよりも、我が国に落ちてくるミサイルを撃墜するわけであります。我が国もそれなりに構えは持...全文を見る
○大野国務大臣 まず、アンサール・スンナでございます。  佐藤委員おっしゃるとおり、ことしの一月二十九日に、サマワ自衛隊宿営地周辺におきまして、自衛隊に雇用されている現地の人々に、おっしゃったような趣旨の脅威ビラといいましょうか、脅迫ビラをまいております。  この背景というの...全文を見る
○大野国務大臣 佐藤委員、ただいま早期警戒情報システムにお触れになりましたけれども、今回のBMD、やはり今、安全保障というのはそうでございますが、何といっても情報力、これは一番大切だと思います。まず、兆候をいかに探るか。二段目が早期警戒情報であります。三段階目のお話は追跡していく...全文を見る
○大野国務大臣 まず、いずれにいたしましても、一項、三項につきまして、内閣総理大臣あるいは閣議の了解を経てやるわけでございますから、まずその段階で、閣議というのは公表されます。そういう意味で公表ということを申し上げました。  それから、もう一つの公表の問題は、実際にミサイル迎撃...全文を見る
○大野国務大臣 もう少し詳しく御説明すべきだったと思います。  全体については閣議決定でございます。今の態勢でいきますと、実際に何カ月やりなさい、こういう命令は公表になりません。公表になりません。
○大野国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○大野国務大臣 従来どおり公表しないという意味は、海上警備行動の命令自体は公表しない、しかし、その概要につきまして公表というかお知らせする、こういう趣旨であったように思います。
○大野国務大臣 官房長官の発言要旨でございます。これによりますと、「領水内潜没潜水艦の状況、政府の対処等については、安全保障上の観点等に留意しつつ、海上警備行動の発令の公表は速やかに行うなど、国民に対し適切かつ時宜を得た説明を実施」すると。タイムラグがあったり、あるいは少しこう、...全文を見る
○大野国務大臣 繰り返しになりますけれども、兆候のある場合は、絶対これは確実なるセーフティーネットを張らせてもらいたい。兆候がない場合、三項でございますけれども、その三項の場合に、本当は二十四時間、三百六十五日がいいんですけれども、能力に限りがある。そうすると、これは仮にの話です...全文を見る
○大野国務大臣 もう一度、繰り返しになって恐縮でございますけれども、一項と三項があります。一項というのは、さまざまな情報、さまざまな事象から見て兆候があって、もう本当に武力攻撃事態になる可能性が高い場合であります。そういう場合は全力を結集して、しっかりとしたセーフティーネットを張...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に、第一項の場合は蓋然性、飛んでくる蓋然性が極めて高い、非常に高い、こういうふうに御理解いただきたいと思います。それから三項の場合は、蓋然性がほとんどない、あるいは低い、こういうふうにお考えいただきたいと思います。  ただ、三項の場合でも、本来ならば二十...全文を見る
○大野国務大臣 まあ、どちらの議論がどうなるか、これは別といたしまして、大体、期間を定めないで何もしない、こういうケースもあるんですよ。何もしない、こういうケースもある。しかし、期間を定めて、きちっと、自衛官の諸君に自覚を持って対処してもらう、これが一番大事だと思いますよ。  ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、くどくて申しわけありませんが、一項と三項では、蓋然性が高い、低い、こういう問題があります。それは十分御理解をいただけると思います。それから、第二に、私が先ほど御答弁申し上げましたとおり、迎撃をすれば必ず国民の皆様にお知らせしたい、そういう意味で公表はあります...全文を見る
○大野国務大臣 私は第三項の理解の問題かなという気がいたします。まことにミサイルが飛んでくる兆候も何もない、こういうときの問題であります。兆候がないとき、いわば飛んでくる可能性がないと言ってもいいときの構えでありますけれども、しかし、そういう場合でもミサイルというのはいついかなる...全文を見る
○大野国務大臣 これをもって最後の答弁にさせていただきたいと思いますが、とりあえず、一項が原則である、このことはたびたび申し上げております。これは、ミサイルが飛んでくる可能性が兆候、情報、その他によって非常に高い、だから安全、セーフティーネットはきちっと張っておきましょう、こうい...全文を見る
○大野国務大臣 問題点を分けて考えさせていただきたいと思います。  今前原委員がおっしゃっているのは、事態が急変して急にどこかの国からミサイルが飛んできたという場合ですよね。(前原委員「いや、だから第三項の話を聞いているわけです」と呼ぶ)実際に飛んできた場合ですよね。兆候が出て...全文を見る
○大野国務大臣 命令が出せる場合には出します。そして、再び申し上げたいのは、だからこそ、情報収集、それでアメリカとの情報の交換、これが大変大事になってくる問題である。  もし仮に少しでもそういう兆候があれば、兆候というのは、こちらの方に向けて、国際情勢あるいはその国の意図、意図...全文を見る
○大野国務大臣 切りかえという場面がいろいろな運用面であろうかと思います。例えば防衛出動待機命令から防衛出動下令というふうになる場合も想定されるわけでありますけれども、こういう場合に、このような場合には変わるんだというようなことを逐一書いているのかどうか。  一番大事なことは、...全文を見る
○大野国務大臣 兆候、おそれが出てくれば一項でやりますということであります。三項でやっていたものを一項に切りかえるわけでありますから、これはもう明快になっているわけであります。  おそれ、兆候が出てくれば、これはもう一項で対処します、そういうふうにかえていく、運用の問題。そして...全文を見る
○大野国務大臣 おそれ、兆候がある場合には一項である、これは法律上きちっと書いてあるわけであります。おそれ、兆候がない、その他の場合には三項である、これも法律に書いてあるわけでございます。その切りかえの問題で……(前原委員「おそれ、兆候がない」と呼ぶ)その他の場合ですね。その他の...全文を見る
○大野国務大臣 事前の兆候と、そして急に飛来してくる場合と、この二つを分けて考えていただきたいと思います。事前に兆候がある場合は、しっかりとした安全ネットを張っておきます。それから、事前に兆候がない場合には、きちっと補完的に安全ネットを張っておきます。こういうことであります。 ...全文を見る
○大野国務大臣 これは、兆候がある場合、兆候がないと言うとまた誤解を受けますから、その他の場合。その他の場合に命令をいたします。こういうふうに安全ネットを張ってくださいという命令をします。そのときに期間を定めます。だから、事前に定めます。命令するときに定めます。
○大野国務大臣 私、これを読む必要はないと思いますけれども、事態が急変する前に命令を出すわけですね、三項というのは。だけれども、兆候も何もなくて急に事態が急変した、そのときには、あらかじめ定めている緊急対処要領でミサイルを撃ち落としてください、撃ち落とせと、こういう命令になるわけ...全文を見る
○大野国務大臣 これは、お持ちでございましたらごらんください。一行目の「事態が急変し、」からずうっと続きまして、四行目の「財産に対する被害を防止するため、」ここまで続いていくわけですね。そういう意味で、これは、事態が急変する前に命令を出す。その命令が何かというと、事態が急変して、...全文を見る
○大野国務大臣 あらかじめ長官が作成して承認を受けた、ですから緊急対処要領であります。緊急対処要領。「あらかじめ、長官が作成し、」ですよ。(前原委員「だから、あらかじめはどこに係るんですかと聞いているんです」と呼ぶ)「あらかじめ、長官が作成し、内閣総理大臣の承認を受けた」というこ...全文を見る
○大野国務大臣 おわび申し上げます。  「命令をすることができる。」に係ります。
○大野国務大臣 八月二十六日でございます。
○大野国務大臣 チェイニー副大統領との会談でございますが、第一には、大統領の選挙につきましてお祝いを申し上げました。  第二に、日本の防衛政策、つまり、新しい防衛大綱を作成中でございましたので、どういう方向で今やっているんだ、こういうことを申し上げました。  それから第三には...全文を見る
○大野国務大臣 表敬訪問でございます。そういう話は全くチェイニーとの間にはいたしませんでした。
○大野国務大臣 武器輸出三原則との関係で私から申し上げましたのは、今後BMDの共同開発、配備への移行を判断する必要があり、武器輸出三原則の見直しについても日米安全保障体制の効果的な運用という観点から検討を進めている、このような発言をいたしております。
○大野国務大臣 一言で言いますと、統合運用は、防衛庁長官あるいはその上に内閣総理大臣がおります。防衛庁長官のもとの統合運用、一元化というふうに御理解いただければと思います。  自衛隊の運用の命令権者は、もとより内閣総理大臣または防衛庁長官でございます。統合幕僚長は、いわば自衛隊...全文を見る
○大野国務大臣 当然のことでございますけれども、統幕長は、今先生おっしゃったとおり、極めて重要な職でございます。したがいまして、あらゆる面から見てふさわしい資質を持った者を長官が選びまして、内閣の承認を得て任命することでございます。
○大野国務大臣 ミサイルの場合に、例えば海上自衛隊、それから航空自衛隊が一緒になってやっていかなきゃいけない、これはもう説明するまでもないことでございます。しかしながら、その一緒になってやる場合の統合運用、統合任務部隊の組織でございますが、これは常設ではありません。したがいまして...全文を見る
○大野国務大臣 司令官といたしましてふさわしい者をその長に指示する、あなた、やりなさいということでやるわけで、新たに辞令が出るわけではない、こういう意味でございます。
○大野国務大臣 一つの考え方であろうかとは思います。しかし、我が国の統合幕僚長人事には私は適しない考え方ではないか。なぜならば、統合幕僚長の上に長官がおるわけでございます。長官は国会承認、同意人事ではありませんという問題が一つあろうかと思います。  自衛隊員の人事については、自...全文を見る
○大野国務大臣 まず、弾道ミサイルの対処、これはどういう性格を持つものだろうか、これを考えてみたいと思います。  落下するミサイルを撃ち落とすということであります。撃ち落とさなきゃ国民の生命財産に多大な、甚大な被害を及ぼす。だから、絶対撃ち落としていかなきゃいけない、それが一つ...全文を見る
○大野国務大臣 第一項と第三項の議論、明確に分けておかなきゃいけないんですけれども、武正委員の御質問は、一項ということでよろしゅうございますか。  一項の場合は、おそれがなくなったときにどうするんだ、それを撤回するということを明確に言うべきじゃないかという……(武正委員「それは...全文を見る
○大野国務大臣 委員おっしゃるとおり、明確にここには書いておりません。しかし、やはり総理の承認になる、これは閣議決定になりますので、閣議決定が公表されます。そういう意味で、公表されます。
○大野国務大臣 閣議決定事項はすべて公表されます。
○大野国務大臣 閣議決定公表は、弾道ミサイル等が我が国に飛来するおそれの政府としての判断、三項の緊急対処要領の作成、そして、やめた場合というのも、当然閣議決定ですから、やめたということで公表されるわけであります。
○大野国務大臣 御質問の趣旨がよくわかりませんけれども、例えば、弾道ミサイル等が我が国に飛来するおそれとして政府が判断した場合、こういう場合には国会に報告しろ、こういう趣旨でございますね。  先ほど政府参考人が答弁しましたのは、国会報告というのは、第一項、第三項の命令に基づいて...全文を見る
○大野国務大臣 あらかじめ出す緊急対処要領は、それは閣議、内閣総理大臣の承認を得て出すわけでございます。  ずっと出すのかどうするのか、こういうことでありますと、本当はずっと、二十四時間、三百六十五日やりたいけれども、たびたび同じ説明をして恐縮でございますけれども、やはり能力の...全文を見る
○大野国務大臣 だからこそ、私、たびたび繰り返して申し上げておりますように、事前の情報収集、それから情報の交換を各国とやりまして、同盟関係にあるアメリカとやりまして、どこにこのおそれがあるんだ、蓋然性が高いということがあるんだ、こういうことをきちっと把握していく、これが一番大事な...全文を見る
○大野国務大臣 あくまでも我が国のBMD対策、対処であります。したがいまして、もし何らかの、そういうことは絶対ないと私は信じておりますけれども、誤情報、誤った情報に基づいて何らかの判断をする、その判断に基づいて部隊に対する命令を長官がやる、こういった場合は、もちろん部隊に対する命...全文を見る
○大野国務大臣 私、ミサイル防衛というのは、飛んでくれば、これは日本人の生命財産に甚大な損害を及ぼすわけですから、とにかく撃ち落とすことが一番、これが一番だと思っています。それから、二番目がこのシビリアンコントロール。どっちが一番、二番というか、この二つの原則が絶対大事だと思って...全文を見る
05月10日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○国務大臣(大野功統君) まず、防衛大学校を卒業してからの話と、それから卒業する前に退学すると、こういう二つの問題があると思います。  まず、防衛大学を中途退学する、この人数というのはかなり昔から多うございまして、最近、十五年度から、十五年度に初めて百人超えました、途中退学者が...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 本年度の入学試験におきまして、入学試験にミスがありましたことを長官として心からおわびを申し上げる次第でございます。  なぜこういうミスが起こったかという問題でありますけれども、我々承知いたしておりますのは、採点を行う際に使用した回答例を作成した後、問題...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 安全を守るということは極めて大事なことであります。それにはコストが掛かる。これも委員御存じのとおりでございます。そのコストはしかしながら国民の税金でありますから、私は、まず要求性能をはっきりと極めていく。そして、それを確認した上、使用に当たっては様々なテ...全文を見る
05月11日第162回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(大野功統君) まず、今後の自衛隊の活動でございます。  委員御存じのとおり、給水活動、公共施設の修復活動、そして医療活動、この三つをやっておりましたけれども、給水活動につきましては、ODAによる給水機、浄水機が行き渡りまして、この辺は、このところは二月、今年の二月四...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 岸委員御指摘のとおりでございます。現地サマワでは住民の中で自衛隊の活動というのは大変な共感を呼んでいる、そして高く評価され、受け入れられている。これは、私は昨年の十二月にサマワへ参りましてこの目で確かめてまいりました。しかし、この活動が意外に、日本国内で...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘の負傷、けが等の問題でございますけれども、私のところまで報告が上がっているような案件はございません。したがいまして、大きな負傷はない、このことは申し上げることができます。  それは、現地で例えば風邪を引いたとか、ちょっと手を切ったとか、そういうの...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 年末にそういう議論が起こることは、私は国際的にそういう議論が起こるだろうと思っております。  と申しますのは、多国籍軍のマンデートが、今の移行政権から本格政権が確立されまして、それが年末までに終わりますと、国連決議一五四六、安保決議一五四六によりまして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) イラクの復興支援、イラクを民主主義国家として生まれ変わらせる、変わってもらう、これは国際的な協力の枠組みでやっているわけでございます。  日本としても、日本ができる範囲で、この国際協力の中で日本としてこのイラク再生のために、イラク新生のために頑張ってい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日本の自衛隊の活動につきまして、その安全確保というのは大変重要なことでございます。この安全確保というのは自衛隊自らの手でやっていることでございます。イギリス軍あるいはオーストラリア軍、以前のオランダ軍、それぞれサマワ地域の、あるいはムサンナ県、あるいはイ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 仮定の問題にはお答えしにくいんですけれども、やはりこれ国際協力なんです。治安を維持していく、そのイラクの治安を守る機関、警察等ですね、これを育成していく。これも本当にイラクの復興、再生のために重要なことなんですね。そういう仕事をやっている。それがイギリス...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 二点ばかり申し上げたいと思います。  第一点は、決して警護を他国の軍隊に依存しているわけではありません。  もう一度繰り返します。自ら安全確保をやっております。安全確保を万全を期して、長官としても今後とも注意を払ってやっていきたいと思います。  第...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) このミサイルというのは極めて短い距離を飛しょうしたものと考えております。町村外務大臣が申し上げましたとおり、直ちに我が国の安全保障に特段の影響を与える事象とは言えない。その他、例えば事実関係の詳細、その意図を含め、防衛庁として確定的なことを申し上げること...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 様々な情報からいたしまして、そのように思っております。こういうのを確認というかどうかは御判断に任せます。
○国務大臣(大野功統君) 様々な情報がございます。その情報源等その他につきましては、我々はお答えを、答弁を差し控えさせていただきます。  様々な観点から申し上げて短距離であると、このように考えております、短距離のミサイルであると。
○国務大臣(大野功統君) 情報によって確認する。確認というのの定義の問題であると思います。それは、自分の目で見なきゃ確認できないと、こういう意味ではありません。
○国務大臣(大野功統君) 当たり前のことであります。  それは様々な、様々な情報、そしてその情報源については私は答えを差し控えさしていただきたい、このように言っておるわけでありまして、その認識につきましては、そういうふうに短距離のものであるということでございます、それ。
○国務大臣(大野功統君) 防衛庁といたしまして、短距離である、このように確認しております。  確認ということは……(発言する者あり)確認でいいんですよ。
○国務大臣(大野功統君) 遅滞なくでございます。(発言する者あり)はい。遅滞なくというのは何分かと……
○国務大臣(大野功統君) 何分かと、それは、それはきちっと検証してみる必要があります。私には、何分かというようなことを言えることは、情報は持っていません。  ただ、極めて早くという、極めて速やかに、発射後極めて速やかにという報告は受けております。
○国務大臣(大野功統君) 私は、個人としては、防衛庁長官個人としては持っておりません。速やかに情報は上がってきたと、こういう情報、報告でございます。
○国務大臣(大野功統君) 私自身は、知り得べき情報は上がってきております。それを公表するかどうかは別の問題でございます。  したがいまして、私は、ここの、今この場で申し上げれますのは、速やかに上がってきているということでございます。個人としてということでは分かりません。しかし、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、こういう情報につきましてはお答えを差し控えさしていただきたいと思います。  しかしながら、ここで国民の皆様に申し上げられますのは、速やかに情報は上がってきている、そしてそのことは公表できません、このことを御理解いただきたいと思います。  我々と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今回のミサイル、北朝鮮のミサイル発射訓練につきましては、やはり先ほども申し上げましたように、極めて短い距離のものであったと、したがって、直ちに我が国の安全保障に特段の影響を与えるものではない、こういう観点から申し上げておるわけでございまして、国民の生命、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 国民の生命、財産を守るという観点から申し上げますと、極めて速やかにそういう情報は各地方自治体に伝わるようにしなきゃいけないと思っております。そういう観点から、ミサイル防衛におきましても、例えば発射後何分ぐらいでそういう情報が伝わるんだろうか、ここも正確に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) サマワの情勢でございます。  まず、イラク南東部全体はイラクのほかの地域に比べれば比較的安定しております。その中で、サマワが所在いたしておりますムサンナ県における事件は少ない傾向が現在も続いております。  サマワにおきます事件といいますと、今年に入り...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 十二月十四日が期限切れということでございますけど、当然のことでございます。
○国務大臣(大野功統君) 日米間のただいまのトランスフォーメーションの協議でございますけれども、様々な問題点について協議を行っております。今御引用なさいました私の会見につきましても、ここに記録ございますので見ておりますが、必ずしも周辺事態のことについて申し上げたわけではなくて、い...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先ほど申し上げましたとおり、あらゆる面での日米間の協力についてやはり話し合っている。これはガイドラインでも言及されておりますけれども、協議は常に続行していこうと、こういうことでございますから、当然のことながら、いろんな場面、周辺事態も含めていろんな場面で...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは、いろんなアイデアを交換するということはあり得ると思います。  ただ、今回のはトランスフォーメーションの協議でございますから、話はやはりいわゆる日米の、米国の再編成、軍事の再編成問題、これが中心になっているわけでございます。
○国務大臣(大野功統君) 具体的にこの施設を使いたいという場合にいろんな意味合いがあると思うんですね。今、自衛隊の基地を使う、あるいはその他の基地を使う、いろんな問題があります。それから、それを取り巻く国際環境というのがやはりあります。国際環境が変化していけば、やはりそういうこと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、様々な施設を米軍が使う可能性のことにお触れになっていらっしゃいますが、これはもう今御指摘いただきましたように、例えば民間の、例えば管理しております、地方自治体が管理しております港湾とかあるいは空港でございます、これはもう当然のことながら特定公共施設...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、米軍に優先して使用させるこの施設、港湾とか空港、こういうことは、先ほども御説明申し上げましたとおり、これは周辺事態法にかんがみまして、まずお願いをしなきゃいけない、こういうことでありますから、そういうことはあってはならない、当然のことであります。し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 事前の策定と申しますと、そういう……
○国務大臣(大野功統君) 施設の、事前に米側と協議して、こういう場合にはこうだということでございましょうか。そういうことも念頭に置かなきゃいけないかとも思います。しかし、今は御存じのとおり、このトランスフォーメーションの協議をやっているわけです。  それからもう一つは、先ほど来...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私が申し上げている、そういうことを念頭にと確かに申し上げましたが、それは事前指定という、事前にそういう指定のことを考えてやっていると、こういう意味じゃありません。やはりまさかのときには、どういうようなことを、どこをどうしなきゃいけないなということもやっぱ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、三月十五日、イタリアのベルルスコーニ総理がテレビ番組の中で、イラクにおける我々の兵力数の段階的制限、これは九月から始まるであろうと、こういうふうに述べております。しかし、同時に、これはイラク政府によるイラク治安組織の構築能力に大きく依存、依存すると...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大田委員御指摘の日米共同方面隊指揮所演習でございますけれども、これは従来から日本が攻撃を受けた場合の日米共同訓練と、こういう趣旨で続けてきているものでございます。五十六年度以降毎年度、日本及びアメリカでやっております。コンピューターを用いて行います図上訓...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) やはり我々の役割、責務というのは、平和国家として国際安全保障環境を良くしていく、そのために大量破壊兵器の拡散を防止していく、こういうことも一つであります。したがいまして、このPSIというのは大変大きな課題ではなかろうか、国際社会が一丸となって取り組む、取...全文を見る
05月12日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○大野国務大臣 まさに古川委員御指摘のとおりでございます。  我々の悩み、それは、自衛隊の諸君のいわば後ろから支援してくれる医官が早期退職をしていく。御指摘のとおり、確かに九年目までに約三〇%が退職しております。それから、十四年度までに約五〇%、半分やめてしまう、こういう状況に...全文を見る
○大野国務大臣 古川委員の方から、抑止力も報復力のある抑止力を持ったらどうかと。まさにおっしゃるとおり、今装備を考えておりますBMD構想というのは、純粋に防御的な抑止力であります。撃ってもむだですよという抑止力ですね。撃ったら仕返しがありますよという抑止力ではありません。そういう...全文を見る
○大野国務大臣 一言で言いますと、やはり国民の権利義務に大きな影響を及ぼす行動であるかどうか、これは非常に大きなポイントであると私は思っております。また、その行動が他国の財産、人命に影響を与えるものかどうか、こういう点も配慮していかなきゃいけない。やはりそういう、人命にどの程度影...全文を見る
○大野国務大臣 国会開会中であろうとも国会閉会中であろうとも報告をする、当然のことであります。報告の仕方は、内閣総理大臣から衆参両院の議長に対し文書により報告させていただきます。それから、衆議院が解散中の場合であっても、参議院議長に対して内閣総理大臣から文書により報告をいたします...全文を見る
○大野国務大臣 大変大事な御指摘だと思います。  一般論として申し上げますと、今回のミサイル運用に当たりましても、市民生活の影響が生じる可能性はあります。それは何か、こういう問題であります。その点を一つ一つ申し上げたいと思うんですが、こういう個々のシステム、一般論としてですが、...全文を見る
○大野国務大臣 具体的に国民保護法制との関係でどういうふうに考えていくか、こういう問題も真剣に考えていかなきゃいけない問題であります。例えば、ターミナルコースで撃ち落とした場合、その破片が飛散した場合どういうことになるのか、そういう点も含めて考えていかなきゃいけない。国民保護法制...全文を見る
○大野国務大臣 まず、武力攻撃事態が生起している場合には、もちろん今申し上げたような国民保護法制等でございます。それから、そういう場合でない場合は、やはり、自衛隊法に基づく災害派遣とか、法律的にはそういう整理になろうかとは思います。  私は、やはり国民の生命財産の安全、これが一...全文を見る
○大野国務大臣 一言だけ正確を期する意味で申し上げたいと思うんです。  国民保護法制をどういう場合に適用できるか、この問題でございますけれども、必ずしも武力攻撃事態発生ということではなくて、緊急事態であると内閣が判断すればできますので、閣議を経た上で国民保護法制を適用できる、こ...全文を見る
○大野国務大臣 違いを申し上げます。  第一項の場合には、今申し上げたような、佐藤委員おっしゃったような事例があって、ほとんどもう可能性が高い、非常に高いという場合であります。それを「おそれ」ということで表現しております。そのおそれを判断するのは一体だれなんだろう、これは政府で...全文を見る
○大野国務大臣 おそれを判断するのは政府全体でございます。その判断の根拠を先ほど具体的に申し上げましたけれども、例えば、某国が実験と言った場合は、それは実験じゃなくて本気なのかということもその中に含まれているわけです。総合的にいろいろな情報をもって、これはおそれである、某国がどう...全文を見る
○大野国務大臣 PAC3の運用をどう考えるかということは全体のシステムとの絡みかと思いますけれども、委員十分御存じのとおり、全体のシステムからいいますと、まず、ブースト段階を終えてミッドコースでイージスの攻撃を行う、そして最後のターミナルコース、恐らく高度十数キロ、そしてまた半径...全文を見る
○大野国務大臣 先ほども公明党の佐藤委員の御質問でお答えを申し上げております。  一項というのが、これは基本であり、原則であります。なぜ基本であり、原則であるか。それは、我が国に向かってミサイルが飛んでくる可能性が極めて高い、その情勢を、そういう判断を、例えば国際情報、その国の...全文を見る
○大野国務大臣 つまり、いろいろな情報を集めて、そして、我が国の方角に飛来してくる、こういう情報がある。それからもう一つは、相手国がどういうふうに意図表明しているか、国際情勢がどうなっているか。私は、仮にも我が方の方角に向けて撃たれる可能性があるとすれば、そして国際情勢を考えて、...全文を見る
○大野国務大臣 したがいまして、ちょっと考え方を変えまして、今後ああいうケースが出てきたらどうだろう、こういうふうに申し上げてもいいかと思います。  今後ああいうケースが出てきたら、私は、ちゅうちょなくこういう状況でありますと説明をして閣議で決定してもらいたいなと思います。そう...全文を見る
○大野国務大臣 そこで、命令はやはり、そういう態勢で撃ち落とせということでありますけれども、ここは先ほど申し上げましたので割愛しましたが、実際は、ある程度たちますと、方角とかあるいは速度とか高さとかいうことで、日本の領域へ落ちてくることがわかりますから、そのわかった段階では撃ち落...全文を見る
○大野国務大臣 私は、命令というのは双方に出すべきものだと思います。この辺は十分、今内部で議論している段階であります。  そういう意味で、やはりミサイル防衛というのは総合的に運用していく、イージスとPAC3と総合的に運用していくというのが本来の筋であって、これをばらばらにすると...全文を見る
○大野国務大臣 まず、公表の問題でございますが、公表するのは、閣議決定をするものはすべて公表ということになります。この中身は明らかでございます。一項それから三項の緊急対処要領。三項の場合、公表しないのが、命令をいつ下したか、これは公表は勘弁してほしい。なぜならば、いつからいつまで...全文を見る
○大野国務大臣 日本の安全保障政策の基本は、日米安全保障条約でございます。そのもとで専守防衛という政策をとっているわけであります。したがいまして、この日米同盟、これは、今もトランスフォーメーションの仕事をやっておりますけれども、ますます強化していかなきゃいけない。  御存じのと...全文を見る
○大野国務大臣 さまざまな点でまだ検討をしなきゃいけない問題点は、議論を通じて明らかにさせていただいております。  しかし、このBMDということは、これから配備計画を決めているわけでございます。また、日米の共同研究から開発、そして共同生産ということもにらんでやっているわけでござ...全文を見る
○大野国務大臣 第一項の総理大臣の承認をとるいとまがない、こういうことでありますから、弾道ミサイルが飛来してきますね、それから安全保障会議、閣議を開いてというわけにはいきませんね。当然、そういうゆとりがない、そんな時間的余裕は全くない、こういう意味でいとまがないという言葉を使って...全文を見る
○大野国務大臣 今委員御質問になった点は、まさに弾道ミサイルの特性の問題でありまして、発射されて、千三百キロ、ノドン級でありましたら十分程度で日本へ着弾する、こういうことになります。十分の間で閣議を開けるか、こういう問題になりますので、そういう意味で、あらかじめ緊急対処要領をつく...全文を見る
○大野国務大臣 PAC3というのは事前にいろいろな情報をもとにして配置、配備しておるわけでございますけれども、三項の場合は、そういう兆候もなければ情報もない、こういう状態でございます。したがいまして、イージス艦が主役になる。  しかしながら、ペトリオットPAC3の場合には、やは...全文を見る
○大野国務大臣 三項の場合、イージス艦につきましては、かなり広範な範囲を守れるわけでございます、半径数百キロメートル。それから、PAC3の場合は半径数十キロと言われております。したがいまして、非常に範囲が狭くなっている。御指摘のとおり、PAC3の場合には、配置それから移動、いきな...全文を見る
○大野国務大臣 まず、補償の問題をどう考えるかということでありますけれども、弾道ミサイル等に対する破壊措置というのは、いわば国の公権力の行使でございます。したがいまして、損害賠償ということでいいますと、国家賠償法に基づき整理していくという考え方であろうかと思います。  具体的に...全文を見る
○大野国務大臣 ミサイルというのはどういうものでしょうかということを基本的に考えていただきたいと思うんですね。ミサイルというのは、相手方を撃ってくるものであります。それによって生ずる被害の問題を議論しているわけであります。日本の国としましては、防衛庁といたしましては、これを落とさ...全文を見る
○大野国務大臣 確かに私は、民有地を想定していないということを申し上げました。一番は、自衛隊の基地、各方面に展開されております。それから、仮にその他に展開しなければならない場合におきましては、例えば公共の土地等を使うということでありまして、現在はそういう民有地を借りないということ...全文を見る
○大野国務大臣 想定はいたしておりませんけれども、もし仮に、どうしてもそこが将来必要だという場合にはその土地を契約で借りる、こういうことを申し上げているわけで、現状では想定いたしておりません。しかし、将来、どうしてもその土地が必要だ、民有地が必要だということになれば、これも万々が...全文を見る
○大野国務大臣 配備完了前にミサイル攻撃に遭った場合にどうするか、こういうことでございます。  弾道ミサイル対処につきましては、たびたび繰り返して申し上げておりますとおり、やはり日米の共同関係、協力関係が極めて重要でございます。そういう意味で、さまざまなレベルでアメリカとの間で...全文を見る
○大野国務大臣 このような場合にこのようにやってほしい、このような具体的議論はもちろんやっておりません。ただし、御案内のとおり、2プラス2の会合におきましても、自衛隊及び米軍の役割、任務、能力等について、例えば弾道ミサイル防衛における協力の進展といった最近の状況ぶり、発展、成果等...全文を見る
○大野国務大臣 繰り返しになりまして恐縮でございます。  今後の問題として、アメリカと、ミサイル防衛につきましては本法律の内容も踏まえまして密接に連絡調整を図ってまいりたい、このように思っています。そういうことを今これから協議していこう、こういうことでございます。
○大野国務大臣 まず、我が国の領域に落ちてくるということを確認した上で迎撃ミサイルを発射する、こういうことでございます。これは必ずそうしなきゃいけないという原則でございます。
○大野国務大臣 公海に向かって落ちてくるものには発射いたしません。
○大野国務大臣 あって困るかと言われますと、大変お答えしにくい質問でございます。  しかし、国会の行動あるいは各法制度の整合性、こういうものはきちっと我々国会議員としても、あるいは政府としても見ていかなきゃいけない問題じゃないか。  例えば、防衛出動の場合、治安出動の場合、海...全文を見る
○大野国務大臣 どういう場合にどういう国会のかかわり方をするのか、これはある程度整合性を持って議論すべき問題だと私は思います。そうでなければ、その基準、物差しがなくなってしまって、そしてその中で、こういう場合は絶対やらなきゃいけない場合でも、例えば多数決をもって、やらなきゃいけな...全文を見る
○大野国務大臣 この場合、国会への報告ということをさせていただきましたのは、大きく言いまして二つ理由があると思います。  一つはやはり、これは必ず自衛隊が持っている、私は武器という言葉でいいと思いますが、実力という言葉を使いましょう、実力を使わざるを得ない、使わなきゃ撃ち落とせ...全文を見る
○大野国務大臣 私は、撃ってしまって後戻りはできない、いわば不可逆的であるという御説明を申し上げたことはあります。  しかし、この予備費の問題と違いますのは、予備費というのは、使途を明細にしておく、いわばトランスパランシー、透明性が必要なんですね。その透明性を確保するために、国...全文を見る
○大野国務大臣 期間という一点に絞って議論させていただきます。  なぜこういうことをやったのか、その背景。  まず第一に、イージス艦が、例えばいろいろな要務で日本海なりに配備されている。そのときに、ミサイルが飛んでくる。ミサイルが飛んでくるのは、兆候がない場合に事態が変わって...全文を見る
○大野国務大臣 御理解いただきたいのは、主役はあくまでも第一項でございます。第一項の場合は……(本多委員「イージス艦をなぜ配備しないんですか、お金をかけて」と呼ぶ)だから、これを申し上げている。聞いてください。(本多委員「時間があるんですから」と呼ぶ)  第一項が主役なんです。...全文を見る
○大野国務大臣 第三項をよくお読みいただきますと、「期間を定める」と書いておりますから、いつからいつまでということは書いておりません。ですから、それを決めますけれども、その命令を公表するとなるとそれがわかってしまう、手のうちを示すことになってしまうわけであります。したがいまして、...全文を見る
○大野国務大臣 問題点といたしまして、先ほど幾つか申し上げました。その一点だけ、繰り返しになりますが、申し上げたいと思います。  それは何かというと、このイージス艦、この艦隊、この司令官、こういうふうに個々にやっていく場合があると思います。イージス艦であれば、出航してから帰って...全文を見る
○大野国務大臣 今お尋ねの点は運用の問題になろうかと思います。運用については万全を期する、これは当然のことでありますし、それから、本来任務とそれから災害救助あるいはテロ特措法に基づく活動、こういう問題も考えておかなきゃいけない。やはりミサイル防衛というのは、日本の領域に対する攻撃...全文を見る
○大野国務大臣 緊急対処要領の項目なりとも法律に書け、こういう御指摘、御提案でございます。これは、私は、例えば領空侵犯の場合どうなんだろうか、海上警備行動の場合どうなんだろうか、具体的な対処ぶりまで法律に書いているかな、こういう問題とあわせて考えていただきたいなと。  領空侵犯...全文を見る
○大野国務大臣 法律上の問題はチェックさせていただきますが、閣議決定事項というのは必ず官報に掲載されますので、官報をもって公開されている、公表されている、このように御理解いただければと思います。
○大野国務大臣 どこの国とは申しませんけれども、一項の場合です、閣議決定をした場合に、弾道ミサイル破壊をするための態勢をとっている、これは極めてパッシブな態勢なんですよね。北、失礼しました、某国を攻撃するというシグナルではございません。飛んできたら落としますよというシグナルなんで...全文を見る
○大野国務大臣 まず、ミサイル防衛、なぜだという、これは答えを求めませんと言いますけれども、一言だけ言わせていただきたいと思います。  これは、国際安全保障環境が変わっております。ゲリラとかテロという脅威も考えなきゃいけない。軍事科学力の進歩によりましてミサイルという防衛もやっ...全文を見る
○大野国務大臣 済みません、簡単にもう一遍お願いします。
○大野国務大臣 大変絡み合った複雑な問題でございますけれども、BMDシステムというものは、御指摘の北朝鮮というような特定国の情勢等を前提としたものではありません。御指摘のようなBMDシステムの導入と北朝鮮情勢ないしアメリカにおける北朝鮮への対応との関係を前提とした御質問でございま...全文を見る
05月12日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○大野国務大臣 我々は、イラクの復興につきまして、自衛隊の行う人道復興支援活動、それからJICA、ODA経済援助、その他の経済援助系統の活動、これを車の両輪だと、この車の両輪でイラクの復興支援をやっていくのだ、こういう御説明をしてまいっております。  今、太田群長の話あるいは藤...全文を見る
○大野国務大臣 突然のお尋ねなものですから、数字がすぐ出ませんで、失礼しました。  これは米国防省による情報でございますけれども、五月十一日現在、十三万八千人の米軍兵士がイラクに展開していると承知をいたしております。  ちょっと全体の数字がございませんので、チェックしてまたお...全文を見る
○大野国務大臣 第一空挺団等自衛隊出身者が外国の警備会社等にどのぐらい働いているのかという御質問でございます。  自衛隊を退職した方々がいかなる企業でどのような仕事をしているのか、これは、個人的な問題であります、私的な問題であります。防衛庁といたしましては、それは全く把握いたし...全文を見る
○大野国務大臣 国を守るということは、命をかけることでございます。命をかける国、その価値を高めていくのは、我々国民のというよりも、政治家として愛すべき国にしていかなきゃいけない、当然のことであります。そして、軍事というのは、愛国心とか、あるいは身をかけて、体を張って国を守っていく...全文を見る
○大野国務大臣 そのような検討は全くやっておりません。
○大野国務大臣 安全確保をしながら自衛隊が活動していく、当然のことであります。安全確保という問題につきましては、いろいろな意味合いがありますので、そこは御理解いただきたいと思います。  例えばロケット弾が宿営地に飛んできた、ことし一月十一日、ああいう事件。ああいうことにつきまし...全文を見る
○大野国務大臣 安全確保の問題、ちょっと誤解しまして、失礼しました。  これは、他国の活動に対する安全確保という意味では、きちっとした定義はございません。これは他国の要請の問題があります。その他国の要請に基づいて、人道復興支援に支障のない限りやっていく、こういうことでございます...全文を見る
○大野国務大臣 二つ問題がありまして、人道復興支援活動、安全確保支援活動、こうあります。この一つだけ取り上げてお尋ねでございますので、私は、やはり全貌で考えていかなきゃいけない、こういうふうに思います。  その全貌というのは何か。これは、もうたびたび申し上げておりますので再度繰...全文を見る
○大野国務大臣 アメリカの方がイラクに米軍をどの程度駐留させるか、これは私の方からコメントすべき問題ではありません。  ただ申し上げたいのは、安全確保支援活動について、アメリカ軍がいる限りやる、これは違います。我々は、先ほど申し上げておりますとおり、幾つかの切り口から判断をして...全文を見る
○大野国務大臣 この問題、何回か御説明しておりますが、再度御説明申し上げたいと思います。  第一は、政治プロセスがどの程度進んでいるのか。この問題は、本年十二月までに予定されておりますイラクの本格政府成立に向けた政治プロセスの進展でございます。今、移行政権がようやく発足した段階...全文を見る
○大野国務大臣 山本委員の御指摘の問題点は、大変深く考えさせられる問題だと思います。  第一に、戦争の民営化ということをおっしゃいました。いろいろな官の仕事がありますけれども、それをアウトソーシングしていく、これが時代の流れであります。なぜアウトソーシングするか。それはコスト・...全文を見る
05月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○大野国務大臣 普天間飛行場の返還、そして辺野古への移転という問題につきましては、その背景に大変いろいろな歴史があるわけでございます。一九九五年の沖縄における少女暴行事件に始まりまして、その翌年に、モンデールそして橋本総理大臣の間で返還の話がありました。その後、いろいろな紆余曲折...全文を見る
06月02日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○国務大臣(大野功統君) まだ閣議の御了解をいただいておりませんので、あした行けるかどうか分かりませんけれども、御了解いただければ明日出発で、シンガポールで行われます安全保障対話に出席する予定でございます。  その際、各国から防衛大臣が集まりますので、かなり多数の大臣と個別会談...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ただいま申し上げましたとおり、まずはっきりさせておきたいのは、日米防衛大臣レベルでの会議では、これは何ら文書は作りません。これはもうはっきりしたことでございます。  今後、どういうふうにトランスフォーメーションについて2プラス2の会議を開くのか開かない...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私ども、このトランスフォーメーションの協議に当たりまして、やはりはっきりした原則というのを頭の中に置いております。その一つは、もう度々申し上げておりますけれども、抑止力の維持、それから負担の軽減という原則でございます。このことは度々御説明させていただいて...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今朝私もこの某紙の報道を読みまして、腹立たしい思いでございました。なぜ、ここに書いてありますのは、今おっしゃったシンガポールでの話もそうですけれども、それから「嘉手納移設固まる」、全然固まっていません、そんなことは。  それから、まあそういう意味で、私...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、嘉手納の現状でございます。  今、大田先生から御説明いただきましたけれども、やはり八三%の基地で、そこへたしか七万回、年間七万回の飛行回数がある、これはもう大変騒音問題としても大変な問題でございます。騒音訴訟も起こっておる状態でございますから、そ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 海兵隊実動部隊の問題でございます。  やはりこの問題は、今国際環境が変化しつつある。かつての考え方としても、やはり紛争、朝鮮半島に最も近い等の問題がありました。それから、今国際環境が変わりつつあるわけでございますけれども、その中で、やはり即応性、機動性...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この点は、今、大田先生御指摘のとおり、一万二千五百人の米軍が撤退、韓国から撤退すると、こういうことが決まったようでございます。そのことを踏まえて考えてみますと、ますます日本における兵力構成が大事なのではないか、こういう指摘も当然あります。  しかし、一...全文を見る
06月07日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○国務大臣(大野功統君) まず、今回の日米首脳会談でございますけれども、シンガポールで開催されましたアジア・太平洋安全保障会議、いわゆるシャングリラダイアログ、ここへはアジア太平洋地域を中心として防衛大臣が十数人集まるわけでありますが、その機会に行われました。前回の防衛首脳会議が...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その辺でよろしゅうございますか。はい。
○国務大臣(大野功統君) まず、我々の認識では、沖縄を始めとする負担の軽減、それから抑止力の維持、こういうことを原則に今後とも協議を続けていこう、こういう認識でございます。
06月07日第162回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○国務大臣(大野功統君) ただいまの防衛庁における燃料入札談合事件についての審査措置要求決議につきましては、適切に対処してまいる所存であります。
06月14日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第11号
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○大野国務大臣 私たちも、法律をつくる場合には、法文が国民の皆様にわかりやすくなるように努力しているつもりでございます。  今、岩屋先生から、今回の法文をもう少しわかりやすく明快にしたらどうか、こういうような修正文を後からお出しになる、こういうお話でございます。岩屋先生初め委員...全文を見る
○大野国務大臣 平成十一年度から開始いたしております日米共同技術研究でございます。  これは、将来の脅威に対応したイージスBMD用の迎撃ミサイルとして、対航空機用のミサイル、つまり、現有のものは十三・五インチ、それから新しく共同技術研究、開発ということに進んでいくことが予想され...全文を見る
○大野国務大臣 岩屋先生まさに御指摘のとおりでございます。部隊の運用につきましては、今まさに我々は、統合運用をやるんだ、こういう理想に向かって進んでいこうとしているわけでございます。  なぜその理想が必要か。言うまでもありませんけれども、効率的である、迅速である、そして統合運用...全文を見る
○大野国務大臣 まず、日米でミサイルにつきまして共同技術研究をやっております。この共同技術研究をやれば必ず共同開発段階に行く、そして共同生産という方向に進んでいくということが予想されるわけでございます。  したがいまして、昨年の暮れでございますけれども、武器輸出三原則につきまし...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、来年の三月にハワイ沖でノーズコーンの試作品の性能を確認するための発射実験を予定いたしております。これはノーズコーンの試作品でございまして、迎撃実験とか迎撃試験ということではありません。ノーズコーンの御説明をするまでもないと思いますが、先端について口があくと...全文を見る
○大野国務大臣 もちろん、ノーズコーンというのは大変重要な要素でございます。御存じのとおり、四つの構成品が特に今回重要な要素になっておりますけれども、いろいろな意味でテスト、実験をやってきているわけでございます。  来年三月にその試験をハワイ沖でやるわけでございますけれども、こ...全文を見る
○大野国務大臣 防衛というものはコストということを度外視してやらなきゃいけない場合もあろうかと思います。しかしながら、何が何でもコストをかけてやるということではいけない。ミサイル防衛というのは新たな防衛でございますから、やはり国民の皆様に、このぐらいのコストでこういう効果があるん...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に、次世代型ミサイルの日米共同技術研究でございます。これは、当然に、将来において開発段階それから共同生産段階、こういうことを予想したものでございます。そういう流れの中でどういうふうに判断をしていくか、これは当然ながら政府全体の判断になるわけでございます。 ...全文を見る
○大野国務大臣 私も、前原先生おっしゃるとおり、新聞にこの種の報道が出るたびに、新聞報道が出るというのは、十出ればその中の一でも、あるいは百出てその中の一でも何かヒントがなければ出ないのじゃないかという気もしますし、よくこれだけ新聞記者の皆さんは想像力が豊かなんだなと思うこともあ...全文を見る
○大野国務大臣 前原委員と、例えば航空管制権、あるいは基地の管理権、この管理権ということにつきましては全く意見を同じくいたしております。  ただ、過去の歴史の問題、それからもう一つは、やはり日本の防衛をアメリカとしてどう考えるか、日米安全保障条約のもとでどういうふうにやっていく...全文を見る
○大野国務大臣 このような意思があればこそ、私は、基本線として、管理権は日本に全部返してもらう、そして米軍が必要な基地については日本が貸す、こういう格好で考えてくれ、こういうことを言っているわけでございます。  そういう意味で、私は、そのような意思で今回の2プラス2の話を続けて...全文を見る
○大野国務大臣 防衛出動下令時におきましては、当然のことながら八十二条の二は必要ございません。ただし、防衛出動待機命令となりますと、これは防衛出動ではございませんから、当然のことながら八十二条の二という措置が必要でございます。
○大野国務大臣 まず、それぞれの技術につきまして、当然のことながら、一つ一つについて交渉があり、そして契約があり、一つ一つ解決していかなきゃいけない問題だと思います。そういう交渉の中で、今前原先生おっしゃったような、ギブ・アンド・テークなんだ、ギブ・アンド・ギブじゃないんだ、こう...全文を見る
○大野国務大臣 私は、共同技術研究をやって、共同開発に進んでいく、やがて共同生産も予想されるわけでございます。一つ一つの問題につきましてきちっと詰めて、そしてお互いに今おっしゃったような問題点を解決していく。それは、相互に満足できるようなものでなきゃいけないと同時に、日本側として...全文を見る
○大野国務大臣 情報という問題を考えた場合に、ミサイル防衛システムにおきましては、情報のギブ・アンド・テークというような発想、視点ではなくて、やはり情報を共有する、日米間で共有する、この考え方が一番大事ではないか、私はそのように思っています。  その上で申し上げれば、どういう情...全文を見る
○大野国務大臣 ミサイル防衛というのは、飛んでくるミサイルを撃墜しなきゃいけない、あるいは場合によっては、そのターミナルコースで撃墜した場合にはいろいろな被害が起こる可能性も残るわけですから、国民の皆様には、一項でミサイル防衛をやります、やりました、こういうことは速やかに伝わるよ...全文を見る
○大野国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、やはりミサイル防衛というのは国民の皆様にきちっと周知しておく必要があるわけでございます。  第一項の方では、おそれがある、蓋然性が非常に高い、これが基本でございます。したがいまして、基本である第一項あるいは第二項の場合は、はっきり...全文を見る
○大野国務大臣 包括的な授権をしない、そのとおりでございます。  それから、三項の場合は、法文にも書いてありますが、国会に報告する、こういうことで明快にしておるわけでございます。
○大野国務大臣 発射につきましては報告ということではありません。迎撃したという場合に国会に報告する、こういう形になるわけでございます。
○大野国務大臣 まず、平和支援国家というのはまだまだ人口には膾炙していないかもしれません。しかし、世界的に言いますとやはり、平和を愛するピースラビング、平和を維持するピースキーピング、そして平和を支援する平和サポーティング、それから最後に、平和をつくる、これは戦闘行為が伴うわけで...全文を見る
○大野国務大臣 先ほど武正委員から、大野は政府で決めたことと全く違うことを言っているようなニュアンスの御発言がありましたので、そうではありませんと言いたかったわけでございます。  それは何かといいますと、やはり、国際安全保障環境を改善していく、このことは昨年末の新しい防衛大綱の...全文を見る
○大野国務大臣 済みません。用意した資料の中で、官房長官談話と書いてあったものですから、私、欣喜雀躍として読ませていただきましたが、今聞いてみますと防衛庁長官談話でございましたので、訂正させていただきます。
○大野国務大臣 仕事は明快に分かれております。運用は統合幕僚長、それからいわゆる教育訓練とか防衛力整備、部隊増勢という点におきましては陸海空の幕僚長。  しかしながら、お互いに、運用する者とその運用の材料を提供する者との間に意思の違いがあっては、これはいい運用ができるわけではあ...全文を見る
○大野国務大臣 当初から私が申し上げたのは、仕事上はきちっと分かれています、運用については統合幕僚長がやります、それから、例えば教育訓練、人事その他につきましては各幕僚長がやります。しかしながら、実際上の運用におきましてお互いの意思の疎通を欠いていたのでは、なかなか実際の運用が効...全文を見る
○大野国務大臣 統合運用ということは、あくまでも、再度申し上げるわけではありませんけれども、やはり効率的、迅速な運用をやっていかなきゃいけない。それから、やはり統合運用が必要とされる場面が多くなってきた。そういう意味で、理想に近い、理想という言葉を使っていいのかどうかわかりません...全文を見る
○大野国務大臣 我々は今の統合運用体制、これがベストの選択としてやっていくべきものである、こういう信念で言っているわけで、乗り出しているわけでございます。したがいまして、ベストの信念を今から変えますというわけにはいきません。そのことは御了解いただきたいと思います。  そういう意...全文を見る
○大野国務大臣 この問題、これから関係各省でさまざまな側面から検討をしてもらわなきゃいけない問題だと思っています。  したがいまして、我々今回の法律でお願いいたしておりますのは、まさにこの最後の段階、ターミナルコースでどうなったか。撃ち落としても、この破片等が飛んでくる可能性は...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたし、努力してまいります。     —————————————
06月14日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○国務大臣(大野功統君) 日本は平和国家という信念を、政策を貫いてまいっております。その中で、外国へ行ってどういう形で活動をするか、これは個人の自由であります。その個人の活動が、たまたまその個人が元自衛官であるということの意味でございますけれども、私どもは、国として、日本の、国と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自己責任という問題と、それからその個人がどの国籍を持っているか、こういう二つの切り口があろうかと思います。  日本人である者がそういう目に遭った。こういうことは、やはり日本政府としては看過できない問題であり、そういう意味で外務省、町村外務大臣も随分心痛...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その問題も、やはり邦人として、日本人として保護する、守る、こういうことは考えなきゃいけない、国として考えなきゃいけない問題であります。  一方において、私が申し上げているのは、危険な地域に赴く、これは個人として、危険な地域に実は国としては行ってもらいた...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 簡潔に申し上げたいのは、昨年末に出されました新しい防衛大綱でございます。その中には二つのこと書いてありまして、一つのことはもう除外しますけれども、もう一つは、やはり国際的な安全保障環境を改善していく、それが日本の平和と安全に役立つんだ、こういう認識でござ...全文を見る
06月29日第162回国会 参議院 本会議 第28号
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○国務大臣(大野功統君) 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容としております。  平成十七年度以降に係る防衛...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 三浦議員にお答えいたします。  まず、国防についての基本認識についてのお尋ねがありました。  国民の皆様に安心、安全をお届けする、これは正に政治の要諦だと私は思っております。防衛庁長官として、私はその使命を全うすべく全力を挙げて取り組んでまいりますこ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 白議員から十七問の御質問を防衛庁長官にいただきました。  まず、2プラス2の共同発表との関係でございます。  本年二月の2プラス2の共同発表におきまして、日米両政府がそれぞれの努力、日米安保体制に基づく協力及び世界の中の日米同盟に基づく協力を通じて追...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 澤議員にお答え申し上げます。  まず、緊急対処要領に関し政令で規定する具体的事項についてでありますが、次のような事項について検討いたしております。  一つ、防衛庁長官が第三項の命令を発する場合及びこの場合が緊急の場合に該当することの認定に関し必要な事...全文を見る
06月30日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○国務大臣(大野功統君) まず、イラク・サマワへの自衛隊派遣の期間をどうするんだと、こういう御質問でございます。  私は、従来から四つの要素ということを申し上げておりますけれども、これは四つの要素を総合的に判断する、総合的に四つの問題を考えながら判断していくということと、もちろ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、やはり日本としてここまで国際的な役割を、平和と安全のために国際的な役割も担っていこう、いろんな意味で国際的に頑張っていこうという国になれたわけですから、またなったわけですから、ここで国連の安保理常任理事国になる、そしてその責務を果たすというのは当然...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ただいまの町村外務大臣から御報告申し上げたとおり、ただいまワシントンで審議官級レベルの協議が行われております。主たる内容は、アメリカと日本の任務、役割分担等でございます。あるいは能力、あるいは基地の共同使用とか、そういう問題であります。したがいまして、こ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これ、今回の米軍の再編成を協議するに当たりましては、先生十分御存じのとおり、我々いつも言っておりますのが、米軍の抑止力の維持をすると同時に、何といっても沖縄を中心とする負担の軽減でございます。負担の軽減といった場合に、数として目で見えるもの見えないもの、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律、安全保障会議設置法及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容と...全文を見る
07月05日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○国務大臣(大野功統君) まず、衛星攻撃用レーザーの問題であります。  これ衛星搭載センサーを言わば盲目化する、破壊するということでございますけれども、本件含めて日米間で様々な情報交換を実施いたしております。  具体的にどういう情報交換やっているかということは、こういうことで...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 山谷先生から、国民はこれで納得するのであろうかと、こういう御質問でございます。  我が国の専守防衛という考え方並びに二重で防御をしていくという考え方、この二重で防御する考え方で、成功率の問題でございます。我々、現状で、法制の問題、日本の防衛思想の問題、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、対処時間が極めて短い、御指摘のとおりでございます。そういうことでありまして、我々はベストを尽くしていく、しかし万々が一という場合がある、このことは御指摘のとおりでございます。  まず我々は、第一に、そういう事態が発生すれば、あらゆる手段を通じて、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) どういうものが弾頭に搭載されているか、化学兵器なのか生物兵器なのか核兵器なのかという問題でございますけれども、弾頭の形からだけではこれは判断することはできません。したがいまして、当該ミサイルが弾着する以前の段階で何が入っているのかな、装備されているのかを...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 敵基地攻撃という問題は、日本の防衛に対しては基本的な考え方でございます。敵基地攻撃ができないというわけではないけれども、我が国の政策としてそれはやらない、こういうことを申し上げているわけでございますけれども、この例えば弾頭に何が詰まっているかという情報と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、日米防衛協力のための指針におきましては、米軍は必要に応じ打撃力を有する部隊の使用を考慮する、このように書かれていることは先生御存じのとおりでございます。アメリカがミサイル基地攻撃を行う場合、その判断をだれがどのようにどのぐらいの時間を掛けて行うのか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日米関係につきましては、常日ごろから密接な情報関係、情報交換並びに意見交換をやっているわけでございます。  具体的な問題についてどうのこうのという話は答弁を差し控えさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(大野功統君) 早期警戒情報というのは静止衛星から入ってくる情報でございますけれども、この情報がなければBMDシステムが作動できない、こういう問題ではないことはもう十分御存じだと思います。しかし、あった方が有益である、このことも御存じだと思います。  しかしながら、言...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先ほども申し上げましたが、くどいようですが再び申し上げますと、要するに静止衛星から見るわけでありますから、地球は丸いわけでございまして、レーダーですと発射段階がとらえられない、こういう問題はあります。したがいまして、そういう情報をもらった方が有益である、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) イージスが迎撃をする、このシステムはミサイル防衛全体のシステムとして考えていただきたいと思います。  ミサイル防衛をやる場合の一番の問題は、これは飛来するミサイルをそのまま放置しておけば我が国の国民の生命に危害が及ぶ、財産に危害が及ぶ、だから撃ってきた...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 巡航ミサイルといわゆる弾道ミサイルに対して法律が混同、混乱しているんじゃないか、こういう御指摘だと思います。  まず、弾道ミサイルにつきましては、今回御審議いただきます八十二条の二というところでございます。  それから、巡航ミサイルにつきましては、今...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ミサイル迎撃の場合でございますが、これは第一にレーダーを見ながら確認していくわけでございます。  したがいまして、そういう意味では、私は技術的なことはよく分かりませんけれども、レーダーを見ながらそこへ誘導して爆破していくわけでありますから、そういう意味...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) このミサイル防衛の基本的な趣旨でございますけど、これは、一番は、ミサイルが飛んでくる、で、我が国に飛来してそのまま放置しておけば必ず国民の生命、財産に危害を与える、だから絶対に撃ち落とさなきゃいけないんだと、こういう問題が一つ。それからもう一つは、さはさ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今の犬塚先生御指摘の五月一日の案件でございます。  北朝鮮がミサイルを発射したという未確認情報がありました。その情報、第一報は政府部内で共有しております。これ以上のことは、詳細につきましては、いろんな問題点が生じてまいりますので答弁を差し控えさしていた...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その点も含めて、誠に恐縮でございますが、答弁を差し控えさしていただきたいと思います。  ただ、一つ申し上げたいのは、いずれにいたしましても、このミサイルは極めて短い距離を飛しょうするミサイルでございまして、我が国の安全保障には関係がない、直接特段の影響...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、世界情勢、安全保障環境を考えていきます上で、いろんな場面で、ミサイル防衛、テロリスト、あるいは災害救援活動でもそうです、情報というのは大事だし、その情報を共有し合う、本当に大事なことだと思います。  先ほど私が申し上げたことは、このアメリカの静止衛...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 言わば運動エネルギーというふうに考えていただければいいんじゃないでしょうか。
○国務大臣(大野功統君) まず、我々が今回、先生方に御審議をお願いしている、これは防衛出動下令前のBMDシステムでございます。したがいまして、防衛出動下令後の敵地攻撃とか、あるいは相手側とどういうふうに対処していくか、これは全く別問題と考えていただきたい。あくまでも防衛出動下令前...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 正に情報というものを大事にしているからこそ、今回の防衛庁の組織変更に当たりましても、情報本部というのを新たにつくりまして、それを長官直属にして、そしてその情報本部に情報が一元的にかつ有効に入ってくるようにさせていただいているところでございます。  繰り...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) サイバー攻撃というもの、通常の攻撃と比べてどういう点で違いがあるんだろうかということでございますけれども、まず、人命を傷付けない、物を損傷しない、こういう違いがあるんじゃないでしょうか。それから、相当遠いところから、国境を越えた相当遠い遠隔地から攻撃が可...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私、技術的によく分かりませんけれども、これを防御と攻撃、つまり今申しましたようなサイバー攻撃というのは極めて対応の難しいことでありますけれども、私の常識的な考えでいいますと、やはりこの科学技術、電子技術の発展によって何らかの対策を講じることが可能となる世...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 度々申し上げておりますけれども、新たな組織改編におきまして情報本部というのを作ります。その上で、情報本部で情報の収集、分析等、あるいは情報の国際的な協力というのをやっていくわけでございます。先生のお考えでは、それだけでは不十分だと、もう少しサイバー攻撃な...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) よろしいですか。
○国務大臣(大野功統君) 情報というのの重要性、十分認識いたしております。今の問題につきましては検討をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) 現地部隊におきまして、現地時間七月四日二十三時十五分でございます、飛しょう音及び着弾音らしき音を数発確認いたしております。着弾地点等については情報がございますけれども、現地の部隊におきまして確認中でございます。現時点で宿営地内に着弾したということはありま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 正にポイントを突いた御質問でございます。  まず第一に、自衛隊が武力を行使できるのは防衛出動が下令されている場合でございます。この今回のBMDシステムの法体系というのは、防衛出動が下令されていないケースであります。    〔委員長退席、理事浅野勝人君...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 問題は、大気圏に対するもの、それから公海の上の上空はどうなんだろうか、こういう問題でありますけれども、一つは、これはあくまでも、我が国の領域に飛来することがはっきり判断されて、我が国の国民の生命、財産に被害を及ぼす、それを防止するための措置であって、この...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 同じ武器を使っても、それが言わば武力の行使になるか、それとも警察権なのかと、こういう問題でありますけれども、武力の行使、いわゆる憲法第九条に言われております武力の行使ということにつきましては、基本的には、国家の物的、人的組織体による国際的な武力紛争の一環...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変悩ましい問題であります。同盟国同士をお互いにかばい合えないということは極めて深刻に受け止めざるを得ません。しかしながら、この問題、やはり武器を使用する、それが場合によっては武力行使、防衛出動につながっていくかもしれない。したがいまして、そういうことを...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 第一項、兆候がある場合の具体的な判断基準でございます。  これは一概には申し上げるわけにもいかないと思いますけれども、先ほどから議論のございました、情報というのは大変大事な問題になってくるだろうと思っています。その場合の国際情勢がどうなっているか、その...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 荒木先生御指摘のとおり、正に固定サイトからのミサイルに比べれば移動サイトからのミサイル攻撃というのはつかみにくい、把握しにくい、こういう問題点はあろうかと思います。  しかしながら、やはり我々は最大限の努力をして弾道ミサイル発射に関する動向を常に探知し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、荒木委員から、数十分後に静止衛星からの情報を得るんだと、こういうお話ございました。数十分というのはちょっと多過ぎる分数だと、時間だと思います。数分というふうに御理解いただければ、正確に何分というわけにはいきませんけれども、数十分という単位ではございま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一番の問題は、兆候がある場合と兆候がない場合に、法律で体系分けていますから、兆候があるということを把握できない、これは大変な問題だと思っております。したがいまして、この点はこれからきちっと情報収集できるように、分析できるように努めてまいりたいと思っており...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、無期限に出すものではない、このことを申し上げたいと思います。  現実的には、イージス艦の運用の期間に合わせて出していく、あるいは合理的な期間を定めて命令を出していく、こういうことであろうかと思います。そういう意味で、一概に申し上げられませんけれど...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 確かに私は、ミサイル防衛をやるのであれば、三百六十五日、二十四時間体制でやるのが国民の皆様に安心、安全をお届けする一番のベストな方法だと、このように思います。しかしながら、現実の体系、装備の体系ではそれはできません。残念ながらできません。そうすると、もう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これも、一回ごとのイージス艦の運用というのがどの程度になるのか、これを参考に考えていかなきゃいけないと思います。一般論で漠然とした言い方で恐縮でございますけれども、やっぱり数週間単位かなと、こんなふうに想像、想定するわけでございます。
○国務大臣(大野功統君) まず、私の言っていることがまちまち、ばらばらじゃないかという御指摘でございます。  例えば、イージス艦に対する命令が例えば数週間であっても、ダブって運用されているイージス艦、あるいは次のイージス艦に直ちに命令を下す、命令を発出する、こういうことは可能で...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 条項上の歯止めにつきましては、そういう点は何ら触れられておりません。
○国務大臣(大野功統君) まず、制度をもう一度繰り返させていただきたいと思います。  第一項におきましては、これは兆候がある場合、これは絶対にやっているわけであります。
○国務大臣(大野功統君) お分かりの上、しかしながら、そこは大事なところですからもう一度繰り返させていただきたいと思います。  それから、兆候がない場合、このところをどう考えるかと。私は、兆候がない場合でも、やはりこの安心、安全を確保するためにはきちっと警戒態勢をしいておくべき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、恣意的に長くなる、その限度がない、これは大変な問題である、こういうことをおっしゃったわけでございます。  私は再々申し上げておりますとおり、イージス艦の運用に合わせて命令を出していく、これが重要なことではないか、こういうふうに申し上げているわけで...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 電波障害の問題ですか。電波障害につきましては、これはPAC3システムというのは、当然電波障害の問題を考えなきゃいけません。で、電波監理当局などの関係省庁と十分調整の上、運用する、このことは当然のことでございますので、予定しております。  それから、PA...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 電波障害の問題で私権の問題が出るというお尋ねでございますけれども、具体的にどういうことを想定されているのか、その辺をお聞きした上の方がいいかとは思いますけれども、確かに障害が出る可能性はあろうかと思います。その点につきましては、先ほども申し上げましたとお...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 基本的にちょっと申し上げたいと思いますが、これは撃ち落とさなければ国民の被害になるんです、国民の生命、財産。だから、やることは当然であって、やらなければもちろん政治として責任問われます。私はそのことを申し上げたい。その上で、今の問題等につきましては様々な...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 国を守る、この点では全く私は同じだと思います。  しかし、一般的に一つ、例えば海外で武力行使をする、これは今の自衛隊ではできません。それから、いわゆる長距離、相手方、相手側を攻撃する長距離的な攻撃兵器を持てない、こういう意味じゃ昔の軍隊とは違うと思いま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、国を守るといった場合に、国民、そして国民の財産、国民の生命、財産、それから我がふるさと、我が日本、こういうことを頭に思い浮かべながら考えております。
○国務大臣(大野功統君) 「自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、」というふうに書いてございます。
○国務大臣(大野功統君) 統合部隊が編成された場合には、その運用に関して長官の命令を執行する、これが統幕議長の任務でございますし、そういうふうな統合部隊の運用にかかわりましてはこの統幕議長が、統幕議長が長官を補佐する機能を持っているわけでございます。したがいまして、統合運用調整を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、戦前と戦後の軍の運用の在り方、これはもう根本的に変わっているということを私は認識しているわけでございますが、それは何かといいますと、やっぱりシビリアンコントロールの問題であります。  そういうシビリアンコントロールの下で、仮にこの統幕、統合幕僚長...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 参事官制度でございますけれども、基本的な考え方、私はこれは維持していくべきではないか。つまり、防衛庁長官を幅広い視野から基本的な問題について、固定した分掌にとらわれないで補佐、助言していく、このことは私は広い視野で安全保障を考えていく上で大変大事な問題で...全文を見る
07月12日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○国務大臣(大野功統君) まず、平成十五年十二月十九日の官房長官談話を思い起こしていただきたいと思います。「今回我が国が導入するBMDシステムは、あくまでも我が国を防衛することを目的とするものであって、」云々として、「第三国の防衛のために用いられることはない」、このように言い切っ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) テロリスト、一番世の中で最大の脅威というのは、テロリストが大量破壊兵器を持つことである、これがもう世界で一番脅威なことであります。それを、テロリストがミサイルを使う、こうなってくると、誠にもう世界、テロというのは、先生今御指摘のとおり、もう人類共通の敵で...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御教示するなどという立場ではございませんけれども、まずこのミサイル防衛というのはやはり武力を、武器を使うわけであります。それで、今回の法律というのは防衛出動が下令されてない場合に適用される法律であります。防衛出動が下令されておれば、当然これは武力の行使に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 岡田先生御指摘のような側面もあるかもしれません。しかしながら、我が国の防衛の基本的な方針としてきちっとその思想をメッセージとして世界じゅうに送っていく、私はこれは重要なことだと思います。  そして、実際にそれじゃ防衛の問題はどうなんだ、お互いに助け合う...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変的確な御指摘でございますが、御理解いただきたいのは、日本が出す情報がどういう情報なのか、これが第一点。第二点が、その情報の出し方がどうあるのか、これは第二点。そういう問題があると思います。  第一の、情報の出し方、どういう情報の種類か、こういう問題...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず統合幕僚長の問題に入る前に、言わばお互いに仲間同士で助け合えないのか、ごく自然な御質問かと思います。この点はみんなで考えていって、そして良き安全保障体制を築き上げていくべきだと私は思っております。  それから、順送り、統幕長の人選が陸海空順送りは駄...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我々が議論しておりますのは、防衛出動下令前のミサイル防衛であります。ミサイル防衛は、もちろん防衛出動が下令されれば正に軍事であることは間違いありません。  議論しておりますのは、──失礼しました。議論しておりますのは、防衛出動下令前の法律上の問題を議論...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) お尋ねは、宇宙の平和利用の問題かと思います。  国会決議の有権解釈というのは、当然のことでございますけれども、国会でなされるべきものだとは思います。専ら我が国領域における生命、財産に対する被害の防止、これを目的に我が国がBMDに取り組んでいくことは、私...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 切り口が軍事とか非軍事という切り口で議論すると……
○国務大臣(大野功統君) 何か泥沼に入っていきそうな感じはいたしますけれども、防衛出動発令、発令というのは大変大きな意味を私は日本にとって持つと思います。だからこそ、安全保障会議をやり、閣議決定をやって国会の承認も得るわけですね。そういう意味で、防衛発動、防衛出動というのは大変大...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 七回の試験のうち六回成功ということは、イージスBMDシステムでそのような実績を持っております。
○国務大臣(大野功統君) これ、初めてこういうような試験をやるわけでございます。正に榛葉議員おっしゃるように、詳しく御説明申し上げる、それが我々政府、説明責任を果たすことになる、このように思っております。  確かに、七回試験して六回成功したと、これは結果として事実でございますけ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 間違いございません。
○国務大臣(大野功統君) まず、ミッドコース、大気圏外でございます、そこで撃ち落とすケースをお考えいただいていると思いますけれども、これ、大気圏外というのは領域に属さない、こういう問題がありますし、大気圏外で撃ち落とした場合にはすべて破片はなくなってしまうというような状態になると...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今委員、十分程度じゃないかと、こういうことをおっしゃいまして……
○国務大臣(大野功統君) そういうことにつきまして、私は正確にはお答えすることを控えさせていただきますけれども、数分というふうに言わせていただきたいと思います。  それから、今の手順等につきましては、詳細にわたりますので防衛局長からお答えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) 私、先ほど申し上げました。これは日本として、日本として日本の防衛のために情報をキャッチする、情報を収集する、この情報をお互いに利用する、アメリカに伝達する、この点については私は何ら問題ない、こういうことを申し上げたところでございます。  ICBMの情報...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、どこかの国がアメリカに向かって撃っているのかどうか、日本の情報収集体制では分かりません。  ただ、日本の情報収集体制の中で、日本の守りのための情報収集という枠組みの中でとらえられた情報、私はこのように申し上げている次第でございます。
○国務大臣(大野功統君) 北朝鮮の弾道ミサイル、ノドンの命中精度でございます。  確かなる、確たることを申し上げられないわけでございますけれども、かなり配備が進んでいると思われますノドンにつきましては、まず特定の施設をピンポイントで攻撃できるような高い精度のものではない、このよ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、ミサイル防衛というのは、国民の生命、財産を守るためにこれは必要かつ当然な措置でございます。撃ち落とさなければ逆に問題にされる、されていいケースだと思います。そういう意味で必要かつ当然の措置。それから、我が国に飛来する弾道ミサイルなどを、我が国の被害...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず承諾という場合に、それが適当か適当でないかというような判断もあると、今法制局の方から説明があったように思いますが、そういうことでよろしいんですか、法制局。──適当か不適当かという判断で承諾という問題が出てくるとなれば、ここを先ほど私も強調して申し上げ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 何度も申し上げておりますけれども、私は、これ撃ち落とす以外に国民の生命、財産を守る手だてございません。したがいまして、しかしながら報告をする、そして、もし国会で報告の結果いろんな御議論があれば、この国会の委員会の中であるいは本会議の中でそういう議論をやっ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 第一項の場合には必ず閣議決定等がございますから、これは国民に公表されますし、飛来した場合にはいち早く国民の皆様に御報告、周知徹底しなければ私は国民の皆様の安心と安全の確保につながっていかない、このように思っています。私は、十項に、この附帯決議の十項に書い...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題はもう何度も申し上げております。国民の皆様に本当に混乱を生じさせてはいけない、被害を最小限にとどめなきゃいけない、どこへ避難してもらわなきゃいけない、こういう非常に国民の安心、安全、保護の問題につながってくるわけであります。だから、私はどんなこと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自衛官の処分という意味では、一つ一つ処分の、する場合の規定がございます。命令に従わない場合とかいろいろあると思います。  しかし、こう一般的に漠然とした御質問に対してちょっとお答えしにくいなということでございますが、私はそれは別にしまして、問題の流れか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ミサイル防衛というのは我が国として初めての試みでございますし、これは私は国民の皆様に安心と安全を確保する、こういう意味で大変大事な問題、そして今までの日本の防衛というこの分野の中で考えてみますと、そこのミサイル防衛だけはちょっと欠けていましたな、欠けてい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず第一に御理解をちょうだいいたしたいと思いますのは、このミサイル防衛システムというのは二重になっているということでございます。イージスでミッドコースで迎撃して、さらにPAC3高射群でターミナルコースで迎撃すると、こういうことでございます。したがいまして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これはもちろん軍事的という意味合いもあろうかと思います。しかしながら、それは総合的に判断するわけでありますけれども、国民の生活、国民の生命、財産を保護する、これが一番の目的でございます。そういう意味で私はあえて政治的、経済的機能の集積する地域と申し上げて...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我々は日本の防衛政策、特に昨年末改変いたしました新しい防衛大綱に基づいて、二つの事柄が特に言えるのではないか。  一つは、脅威の多様化によって、言わば抑止力も大事だけれども、抑止力というよりもむしろ対応力が必要なんだと。それはミサイル防衛から、あるいは...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我々が今導入しようとしておりますBMDシステムというものは、今も御説明いたしましたけれども、相手国が、相手側が日本をねらって弾道ミサイルを発射しない限り、実際には活用されるものではありません。我が国の考えておりますBMDシステムというものは、攻撃能力を持...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日米同盟、世界の中の日米同盟の信頼性との関係でございます。  私は、やはり今、荒木委員若干お触れになりましたけれども、懲罰的抑止力という観点から見ますと、やはりミサイルとそれから日米安全保障条約、これが組み合わさって懲罰的抑止力の効果があるんじゃないか...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 度々申し上げておりますけれども、まず第一に、日本の今から考えておりますBMDシステムというのは二重の構えになっている、このことを前提にPAC3の問題についてお答えしたいと思います。  まず、PAC3三個群、三個高射群じゃないか、これで大丈夫かと、こうい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、もう一度前提条件、くどいようで申し訳ありません、二重の防衛であります。一層目、ミッドコースで迎撃できる可能性極めて高い。そして二番目は、PAC3は移動可能、展開可能であります。そして、その上に加えて、その上に加えて様々な情報という問題が出てまいりま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) アメリカとの情報交換、情報の共有、非常に大切なことであります。  このことは、早期警戒情報その他、いろんな情報があると思います。しかし、その他のいわゆるヒューミント情報も含めて、私は、これからの日本の防衛というのは情報というのが大変大きな役割を果たして...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その御質問に入る前に申し上げたいのは、情報といった場合、私は、二つ分けて考えていただきたいと思っております。  一つの問題は、一体どういう国から、どういう国がどういう構えをしてどういうミサイル発射の兆候が出てきているのか、こういう問題、どこをねらおうと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日本のこのBMDシステムというのは、八十二条二の一項と三項に分けておるわけであります。  兆候があれば、これはもう絶対守っていこうということでございます。そのときは何が何でもイージス艦きちっとそろえて、そして対応していく。だからこそ一項があるわけですね...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ペトリオットPAC3で試験の結果でございます。  十二回の試験のうち十回成功ということを今まで申し上げてまいっております。
○国務大臣(大野功統君) デコイを使った実験はやっておりません。
○国務大臣(大野功統君) 弾道ミサイルというものを考えた場合に、我が国の国民の生命、財産を絶対守らなきゃいけない。これは、我が国に飛来することが明確になった段階ではこれはもう撃ち落とす以外に我が国の国民の生命、財産を守る手だてございません。必要かつ当然の措置である。これはもう本当...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず第一に、基本的な問題を申し上げたいと思います。それは、ミサイル攻撃というのが世界的に可能性が高まっている、こういう問題であります。一番この世の中で怖いのは、やはりミサイル攻撃によって、例えばNBC爆弾が飛んでくる、こういうことが一番世の中で怖い。そし...全文を見る
07月13日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○大野国務大臣 サマワにおける治安情勢をどう考えているのか、どう認識しているのか、こういう御質問でございます。  まず第一に申し上げたいことは、サマワにおける治安情勢、この点は、再々申し上げておりますけれども、イラクの他の地域に比べれば比較的安定している、こういう認識には変わり...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊の安全確保、これはイラク派遣につきましては長官の最大の責務でございます。あらゆる角度から安全確保には万全を期していかなきゃいけない。  と同時に、周辺の情勢がどうなっているか。これはもちろん、非戦闘地でなくなった場合には活動を中断するということであります。...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊がサマワで活動するためには、大前提といたしまして、やはりサマワが非戦闘地域でなきゃいけない、この上に立ちまして四点を申し上げておるわけでございますが、この四点は、何も目新しく私は言ったわけではありません。前々からそういうようなことを申し上げているわけでありま...全文を見る
○大野国務大臣 政治の要諦は、やはり国民の皆様に安心、安全をお届けする、このことに尽きると思います。  テロというのは、どこでいつ起こるかわからない、こういう意味で、いかに抑止力を持っていてもテロの対応にはならない。そういう意味で、昨年末の新しい防衛大綱におきましては、ミサイル...全文を見る
○大野国務大臣 小泉先生おっしゃるとおりでございます。まさに、省庁の壁を破って、お互いに、消防庁、警察それから自衛隊、すべてが連携し合いながらやっていくということでございます。  どちらの例でお答えすればいいのか、市街地の場合でお答えをさせていただきたいと思いますけれども、市街...全文を見る
○大野国務大臣 委員おっしゃるとおりでございます。  まず、消防機関との連携でございますけれども、生じた被害を最小限にとどめるための対応が不可欠でございまして、自衛隊と消防機関との間で医療面を含む連携が重要であることは、もう言うまでもありません。例えば、過去のサリン事件におきま...全文を見る
○大野国務大臣 このような情報があることは存じ上げております。それから、イギリスにおいては何ら公式の決定はしていない、このように伺っております。それから三番目のポイントとして、もしイギリスが方針を変更する、このようなことがあれば、必ず日本に事前に通報あるいは協議してくるものと思っ...全文を見る
○大野国務大臣 自衛隊が極めて危険なところに駐在しているではないか、こういうような御発言が山本先生からありました。私はそう思っていません。  治安については、たびたびこの席で申し上げましたけれども、他の地域に比べましてサマワというのは比較的安定しているところである。ただ、このこ...全文を見る
○大野国務大臣 これは、委員十分御存じのとおりでございますが、基本計画が十二月十四日に切れるんだと。法律の問題ではありません。それからもう一つの問題は、これから今のような切り口をもって検討していく、こういうことを申し上げているわけであります。(山本(喜)委員「インド洋のことがある...全文を見る
07月14日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○国務大臣(大野功統君) 今回の武器輸出三原則の緩和につきましては、白先生御存じのとおり、現在アメリカと日本でやっておりますミサイル防衛の共同技術研究がやがて開発段階に入る、生産段階に入る、これを予期してやっているわけでございます。したがいまして、ミサイル防衛のみ、そしてアメリカ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 慎重に慎重を重ねてと、このところは十分御記憶にとどめおきいただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) 白先生の御指摘、正に血税を使って防衛装備品を調達する、このときは必ず価格をできる限り安くして購入しろ、調達しろと。こういう意味じゃ大変、私は今、注意深く聞いていたところでございます。  そういう意味で、今、日本では何をやっているか、防衛庁何をやっている...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この責任の所在、まず、現場の部隊というのは何ら判断をいたしません。マニュアルに応じて確認をして発射する。そういう意味で、発射とかそういう意味での責任はありません。すべて内閣で決めた、そして防衛庁長官が指示するやり方でやっていく、こういうことでありますから...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、結婚する前に女房をベストと思って、今でもベストと思って、見直し規定は置いておりません。ただ、ミサイル防衛とは違います。ミサイル防衛は、ミサイル防衛は、ミサイル防衛とか統合運用、こういう問題とは違います。  統合運用につきましては、これはもう今の歴...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 時代に応じていろいろ時代背景が変わっていきます。そういうことを考えてやる場合と、それから、もちろん、我々が考えている現状でいろんな歴史を踏まえてつくり上げてきたこの統合運用体制、統幕長の下にやっていく。  しかし、誤解がないように申し上げたいのは、統幕...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、先ほどもお答えいたしましたけれども、判断するということとそれから確認するということ、これは私は違うと思っております。現場は、現場は確認をするということであります。こういう場合に発射しなさい、発射のボタンを押しなさい、こういうことは確認の行為でありま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 現在の国際情勢考えますと、特に分かりやすい例でありますとテロであります。テロというのは国家主体持たないし、いつどこで発生するか分からない、だからこそ国際協力というのは物すごく大事になってくる。  犬塚先生の御指摘は、正に日本独自の防衛体制ができるんだろ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私ども当然防衛庁として参加いたしますが、個人的に言いますと今津副長官が参加予定でございます。
○国務大臣(大野功統君) 現状でございますけれども、サイバー攻撃等の防護を任務しておりまして、サイバー攻撃等に対する防護機能を常時発揮できますように、まず一番はシステムの監視、二番が侵入経路の特定、三番、攻撃への対処、こういうことを二十四時間体制でやっておる次第でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私、日米関係というのは歴史的に考え直してみなきゃいけないし、この将来の展望を持っていかなきゃいけない。  かつて、安保条約を結びましたときは、日本は基地を提供する、アメリカは人間力を出す、人間と物との協力関係であったと思います。しかしながら、やはり日本...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、今年の一月に金武町、レンジ4を視察させていただきました。  誠に、今、齋藤先生がおっしゃったように、道路のすぐわきにある、それから人家から極めて近い、こういう意味で金武町の皆様のフラストレーションというのはよく理解したつもりでございます。そういう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、齋藤委員から御指摘の、例えば休日の問題一つ取ってみても労働条件の問題として日本の国内法令にのっとってないじゃないか。これはやはり私は問題だと思いますですね、日本で働いているわけでありますし。そういう意味で問題点をチェックして検討を進めたい、このように...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変、究極の防衛という大変大きなテーマをちょうだいしたわけでありますけれども、私はやはりミサイル防衛につきましては、現在の国際安全保障条約、国際安全保障環境というのは言わば抑止力だけでいいのだろうか、こういう問題が一つ出てきていると思います。  抑止力...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日本は科学技術立国と言われておりますけれども、軍事面の科学技術に対しては一部でやはり拒否反応があるわけでございます。しかしながら、軍事科学技術と民生用の科学技術と、それは接点が十分あるわけでございますから、私は、国の政策としてその辺をどう考えていくのか、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) サイバーの分野、正に齋藤先生がおっしゃったとおり、日本が得意分野とすることのできる分野である、私もそのように思いますし、これからの防衛を考えた場合、情報とかサイバーとか、そういう問題が非常に大切になってまいります。  一段とその辺を十分に研究し重点的に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、米軍再編成のスケジュールの問題でございます。  これは中間報告として、それぞれの役割、任務あるいは能力ということについてのみこの中間報告を出すのであれば簡単でございますけれども、やはりその中にあらあらとした各基地の方向付け、この程度は入れた方が全...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ブースト段階での、日本のミサイル防衛システムというのはブースト段階での迎撃は考えておりません。すなわち、ミッドコースになりましてから方向とか高度とか速度とか、これをきちっと精査して、日本に飛来することが確実になってから迎撃するわけでありますから、ブースト...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その点でございますけれども、それは本当に秒単位の差であろうかと思います。つまり、どの地域からミサイルが発射されたか、ローンチされたか、この問題は静止衛星、早期警戒衛星の方が早く分かるわけでありますが、しかしながら、その方向にレーダーがあれば、レーダーを配...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その点は、今申し上げましたとおり、ほんのもう秒単位の話になるわけでありまして、早期警戒装置についてはそのような問題であるし、それからその他の分野、その他の面で申し上げますと、アメリカのイージス艦が日本の近くに来ている、そういう場合にはお互いに共同で情報を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私が従来から度々申し上げておりますのは、アメリカの早期警戒情報というものは確かに役に立ちますと。だけど、それがなくても自己完結的に日本のミサイル防衛で日本に飛来するミサイルは迎撃できますと、こういうことを言っているわけです。  で、それを言わば、どう申...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) お尋ねの趣旨がどういう趣旨か分かりません。お尋ねの趣旨が日米共同のミサイルを持って迎撃しろということであれば、それは答えはノーでございます。日本は日本としての……
○国務大臣(大野功統君) 日本は日本としてのハードを持って、それに日本の自衛官が乗り込んで、乗ってやるわけでございます。  運用につきましては、お互いに情報ということを共通にシェアし合う。さらに、レーダー、ミサイル防衛のレーダーに掛かってくる情報だけではありません。このミサイル...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 具体的な話はまだ私は聞いておりませんけれども、そのように日米で共同対処するということを話し合う、このことはあり得ると思っております。
○国務大臣(大野功統君) まず、問題といたしましては、お互いに情報交換なり話合いによって共同で脅威に対して対処していこう、このことはもう当然のことでございます。したがって、そういう意味で情報交換をやる等でございますけれども、情報共有の在り方も含めて様々な議論はやっております。緊密...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 例えば、同じ基地にアメリカの司令部もある、日本の司令部もある、こうすればお互いの意思疎通が良くなるじゃないか、こういう話は当然ながらあると思いますけれども、具体的にそれが決められたとか、今の先生が御指摘の新聞報道のようなことはまだ全然決まっておりません。
○国務大臣(大野功統君) まず、情報の共有の問題でありますが、リアルタイムで共有するのか。  これは、そういうような日米間の情報伝達方法の一例としまして、日米間でデータリンクを用いてやるとか、そういうことは考えられますけれども、議論をしている最中でございます。  それから、ラ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、ライト司令官が述べているのが具体的にどのようなものか、これはもう少し私も勉強してみないと、一概にここで回答するわけにはいきません。  しかしながら、お互いに情報交換をすること、そして相談をし合っていくこと、これは大事なことだと思っています。そうい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 通常でありましたら、同じような戦略地域の中で共有していくのが情報でございます。そういうことが後どういうふうになっていくのか。  まず第一に申し上げたいのは、第三国のための情報ではない。これは絶対ありません。第三国のための情報共有ではない。そういう問題は...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) それは私は否定できないと思います。  しかし、これは前にも申し上げたことだと思いますけれども、こういう情報がある、したがって何度、何時何分の方向で撃てとか、高度何キロのところで撃ちなさいとか、そういう指示は絶対してはならない。こういう歯止めはあると思い...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、何度も申し上げておりますけれども、一つは、ブースト段階では日本のミサイル迎撃は考えてない、というよりも、考えられないと言った方がいいと思います。なぜかといいますと、ブースト段階ではミサイルが日本に飛来してくるのかどうか分からない、これが問題でありま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、大田先生おっしゃっていただきましたように、まず一つは、時代の要請があると、こういう問題点であります。それからもう一つは、脅威の在り方が、抑止力で対応するのか、それとも実際に対応力、対処力でやっていくのか、こういう違いができてきていると思います。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 統合調整ができるという問題と、それから原則的にこの陸海空自衛隊が統合運用されるということは、迅速性の面、これで大いに変わってくるのではないでしょうか。それから、この問題は、じゃ、統合調整しましょう、しません、こういう議論を省くことができるわけですね。さら...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、概要でございますけれども、高度百キロメートル以上、高さは百キロメートル以上の弾道ミサイルを迎撃するということであります。その平面での半径、平面での範囲は半径数百キロというふうに考えて、数百キロでございます。
○国務大臣(大野功統君) 今の先生がおっしゃった百数十キロ、これは、こういう目標を破壊したということは事実でございます。SM3の発射試験につきましては、地上試験やコンピューターシミュレーションと同様、能力確認のための一連の試験の一部として行われたものであります。  今の百数十キ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ノドンの射程は約千三百キロ、正に大田先生御指摘のとおりであります。なかなか透明性がない国でありますから、その性能の詳細というのは確認されておりません。一般的に射程千キロ級の弾道ミサイルの最高高度でございますけれども、まあ三百キロぐらいかなというふうには言...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先ほど申し上げましたように、まあ百数十キロというのが、これ限界を示すものではない、こういうことを再度申し上げたいと思います。詳細につきましてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) よろしゅうございますか。  それでは、事務方から答弁させます。
○国務大臣(大野功統君) 登録がない。  それでは、きちっと精査いたしまして、後ほど先生のところへお答えをお届けします。
○国務大臣(大野功統君) 今この世の中で一番恐ろしいもの、何だろうかなと考えてみますと、やっぱり専制独裁者あるいはテロリスト、これがミサイルを手にして大量破壊兵器である核とか化学兵器、生物兵器を使用することではないでしょうか。そういう脅威からやはり守っていかなきゃいけない。従来の...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一つの考え方であろうかと思います。  これは、イージス艦から発射される迎撃ミサイルが百発百中である、これが確証されればもうそれで安心感がわいてくるわけでありますけれども、やはり万々が一失敗する可能性がある、そこで二重層、三重層の防備をしていくことの意味...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) おっしゃるとおりでございます。  その上に一つ加えれば、我が国のミサイル防衛というのは、防衛の基本方針である専守防衛、自衛のためのものである、このことを一つ加えさせていただきたい、このように思います。
○国務大臣(大野功統君) 御指摘の問題点、大変示唆に富むものでありますし、議論のしてみる価値があろうかと思います。  しかし、日本の防衛の基本的な姿勢というのはやはり専守防衛であります。で、国連憲章五十一条では個別的自衛権と並んで集団的自衛権も認められておりますけれども、憲法の...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御質問にお答えする前に、私のさきの御答弁、答弁申し上げた中で、第三国の防衛のために用いられることはないと、これを閣議決定というふうに申し上げましたけど、これ間違いでございます。官房長官談話でございましたので、おわび申し上げて訂正さしていただきます。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 十五年十二月十九日の閣議決定がありまして……
○国務大臣(大野功統君) それを受けて同じ日に官房長官談話があったということでございます。  官房長官談話のところを、私ひょっとしたら閣議決定と申し上げたと思いますので、謹んでおわび申し上げて訂正さしていただきます。  それから、宇宙空間の平和利用についてでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず政府全体として、将来的なミサイルの開発、配備段階への移行につきましては、今後の国際情勢等を見ながら、見極めつつ別途判断する、このように言っております。これも先ほどの官房長官談話、平成十五年十二月であります。  そこで、日米間では、今、浅野先生御指摘...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) はい。
○国務大臣(大野功統君) 問題は、統合幕僚長であろうと各幕の長であろうとも、これは軍事専門的な見地から長官を補佐する、こういう役割でございます。指揮命令をするのは総理大臣であり、防衛庁長官でございます。そういうことで申し上げて、シビリアンコントロールは同じようにきちっと機能する、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、現状につきましては、三浦先生御指摘のとおりでございます。しかし、現状を見ますと、やはり統合幕僚会議はあくまでも合議体であります。したがいまして、迅速な意思決定という観点から見ると一定の制約がある、このように思うわけでございます。  一番大きな問題...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一つは、統合幕僚監部の組織をごらんいただくと御理解いただけるのではないかと思いますけれども、やはり統合幕僚監部の中に運用のほかに総務部といいまして、人事とか教育とか、こういうものを扱うところがございます。また、首席後方補給官というのがございまして、やはり...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この点も、今、時代の要請等々によりまして、統合運用、そして統合運用という目的のためにつくり上げました今回のシステム、我々はこの体制がベストである、そしてベストの体制に向かってお互いに頑張っていこうと、こういうことでやっておるわけでございます。他方、中期防...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず第一に明確にしておきたいと思いますのは、現場には裁量の余地がないということでございます。  判断の余地はない。裁量の余地はない。現場は日本へ飛来することが明確になった段階で撃たなきゃいけない、発射しなきゃいけない、こういうことでありますから、レーダ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 日米共同技術研究の成果は、きちっと確認して、しっかりと説明して公表しろと、公表して説明しろと、当然のことでございます。  私どもは、この開発すべき能力向上型のミサイルを、早急にこの概要を決定するということはこういうことですよということもきちっと皆様、国...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、法的な枠組みでございます。八十四条で巡航ミサイルは対処するんだと、こういう説明に対しての御質問でございますけれども、日本に巡航ミサイルが飛来してくる場合、これが我が国、日本に対する武力攻撃の一環として行われる場合にはもちろん自衛隊法七十六条が適用さ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 澤先生御指摘のとおり、やはりいったん八十二条の二の第一項の兆候がある場合の閣議決定が行われた場合には、これはやっぱりブレーキングニューズになる。当然、ブレーキングニューズになってもらわなきゃいけない。世の中で何が怖いかというと、もう何も分からないことが一...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 総理大臣は、やはりこういう状況であって、国民の皆様、落ち着いて行動してほしい、正確な情報は流していきますから落ち着いて行動してほしい、パニックにはならないように、この正確な情報と落ち着いて行動する、このことを私は総理のメッセージとして期待しております。
○国務大臣(大野功統君) シビリアンコントロールをやるのは総理大臣であり、防衛庁長官であるとお答えしようかと思ったら、プロとアマの差で、それでは不十分だとあらかじめ先制攻撃をされましたので、もちろん、シビリアンコントロールというのは正に統幕長の行動をチェックするわけですから、統幕...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、澤委員のお説を耳を傾けて聞かせていただきました。  現時点におきましては、御指摘のとおり、平素から統合司令部なり統合部隊を保持するということは考えておりませんが、私は、やはり今後いろんなことを考える上で、常設の統合司令部が必要か否か、このことは頭に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(大野功統君) まず、問題は情報の共有でございますが、データリンク前提にしたお話だと思います。その場合に、日本の情報というのはあくまでも日本を守るというための情報でございます。その情報網の中に、アメリカへ飛来していくミサイルがあろうとなかろうとそれは、そしてその情報をア...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたし、努力してまいります。
07月25日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第9号
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○国務大臣(大野功統君) お尋ねの問題点の核心は、やはり作業の安全確保であると思います。  そこで私は、基本的な問題として二つばかりあるのではないか。まず第一には、水落先生御自らおっしゃっておられましたとおり、情報を共有すること、これは相手側の情報もさることながら、我が方、日本...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘の趣旨はよく理解できますけれども、ただいま申し上げましたとおり、法律的には警戒監視態勢、それから海上警備行動、こちらの方はもちろん海上保安庁と協力しながらやっていくわけでありますが、できるわけであります。そういう場合には、現場においては基本的に海上...全文を見る
08月03日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○大野国務大臣 ムサンナ日本友好協会が解散されたことは大変残念なことだと思っています。自衛隊の活動はまさにイラクと日本とのかけ橋、心のかけ橋となって頑張っている面がありますので、私は非常に残念であるし、そういう協会が基盤を広めていくこと自体が大変治安の安定にも役立っていくんじゃな...全文を見る
○大野国務大臣 チグリス・ユーフラテス河口の機雷除去等の問題でありますけれども、我々は当然のことながら、そういう御要望があるということは、情報として伺っております。そして、イラク南部における港湾復旧作業に従事しようとする民間の企業があることも存じております。  ただ、防衛庁とし...全文を見る
○大野国務大臣 この問題は、私はたびたび四つの切り口ということで申し上げておりますけれども、昨年十二月にイラク特措法基本計画を見直した際に、今後の活動の見直しにつきましてはこういう四つの切り口から見ていこう、それを総合的に判断していこう、そしてさらに延長問題についてはこの四つの切...全文を見る
○大野国務大臣 簡単にお答えいたします。  まず、テロとの闘いの状況がどうなっているんだ、こういう問題が一つあろうかと思います。二番目に、国際社会の闘い、これは、現在何らかの形で関与いたしておりますのが約八十カ国、それから、OEF・MIOに参加しておりますのが十一カ国、日本が油...全文を見る
○大野国務大臣 私は、九段の衆議院議員宿舎に住まっておるものですから、防衛庁長官になる前、なってからも、散歩をした場合に、頭を下げて、犠牲者の御冥福をお祈り申し上げている。国のために命をかけて犠牲になられた方々の御冥福をお祈りする、哀悼の誠をささげるというのは、私は、人間として当...全文を見る
○大野国務大臣 省エネルック対クールビズの対決になりますが、よろしくお願いいたします。  まず現状でございます。先ほど申し上げましたとおり、イラク全体では毎週数百件の襲撃事件がありますけれども、南東部では一けた台の件数である。ムサンナ県ではまれに、まれにというか、たまに起こって...全文を見る
○大野国務大臣 まず、ムサンナ県あるいはサマワの住民の感情という問題、御指摘いただきました。  これは、最近の地元新聞社の世論調査によりますと、八八%、ほぼ九〇%の方々が自衛隊の活動を続けてほしい、こういう回答でございます。  それから、もう一つ御指摘いただきましたカリム治安...全文を見る
○大野国務大臣 まず、日常的に行っております我々の広報活動でございます。  これは全部言っておりますと長くなりますので簡単に申し上げたいと思いますが、パンフレットを作成、配布、あるいは広報用ビデオを作成、庁ホームページでの広報、あるいは、セキュリタリアンという雑誌がございますが...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に御理解いただきたいと思いますのは、我々はできる限り情報を提供する、こういうことでこれまでもやってまいっております。広報活動あるいは国会での答弁を通じてやらせていただいております。  第二に、その中で、マスコミの皆様にみずからの目で見ていただいてという問...全文を見る
○大野国務大臣 確かに、延長期限はことしの十二月十四日でございます。これは基本計画でございますが、十二月十四日。それに至るまでにどういうふうにマスコミの皆様に見てもらうかというのが島田先生の発想法だと思います。  私どもは、この十二月十四日というのは、自衛隊としては常在戦場です...全文を見る
○大野国務大臣 十分に検討させていただきます。
○大野国務大臣 今回の米軍の再編成に関しまして、一つの大きなトピック、我々が取り組んでいかなきゃいけない仕事というのは普天間の早期移設問題であります。SACOで合意されました辺野古の問題どうするんだ、こういう問題も含めまして、このことは重要に、真剣に取り組んでいるところでございま...全文を見る
○大野国務大臣 今、あるとかないとか言いますと、引き算、足し算をいたしまして物事が明らかになってくる。その物事が明らかになるべき時期じゃない。しかし、やがてこれをきちっと方向づけをしていかなきゃいけない、当然のことであります。今の段階では、いま少しお待ちください、こういうのが私の...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に、赤嶺先生御指摘のとおり、沖縄における騒音問題、このことは私ども十分真剣に受けとめてアメリカ側と折衝しているところでございます。したがいまして、嘉手納に移設した場合どうするんだ、騒音問題どうするんだ、こういう仮定の問題にお答えできないというのが今の段階で...全文を見る
○大野国務大臣 私は、日米でこの地域を、日本を守る、極東というか日本を取り巻く地域を守るということは、本当に人間、アメリカという人間、それから日本という人間、自衛隊とアメリカ軍との共同で考えることだと思っています。こちらの方も言いたいことは言う、先方も言うべきことを言う、そして、...全文を見る
○大野国務大臣 今、固定翼とそれから回転翼とが同じ基地を使うことについて問題がある、こういう議論も双方の協議の中で出ていると私は報告を受けております。
○大野国務大臣 当然のことでございますけれども、負担の軽減と申し上げた場合には、フットプリンツの削減という主張が含まれているわけでございます。  先生るるお述べになりました不安の問題、こういうことを踏まえながら、抑止力の維持とそれから負担の軽減、これを二つのプリンシプル、原則に...全文を見る
○大野国務大臣 六月二十三日に、自衛隊の車両、車列に対しましてIED爆弾が炸裂いたしました。  まず、この事実関係でございますが、道路改修工事の竣工式へ向かった陸自の車両、計四両でございますが、宿営地から約五、六キロの路上においてIEDによる爆発に遭遇いたしております。陸自車両...全文を見る
○大野国務大臣 そこのところ、私もはっきり明快に申し上げておりませんでした。  と申しますのは、これもまた、この道、今、自衛隊の車両がIED爆弾を受けたところは、多国籍軍の車両が通るところである、一般の車両も通るところである。そういうところで、赤外線を受けて爆発する、こういう装...全文を見る
○大野国務大臣 本当にそういう事案が、自衛隊に向けてロケット弾が飛んだ、IED爆弾が炸裂した、これは真剣に受けとめております。  だからといって、サマワ、ムサンナ、イラク南東部の襲撃案件の数というのは、先ほどから説明しておりますのでもう繰り返しませんが、全体に比べれば本当に少な...全文を見る
10月03日第163回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○大野国務大臣 我々は今、米軍再編成の問題につきまして、第二段階の任務、役割、能力等の議論をやっております。  同時に、やはり再編の問題を解決していかなきゃいけない、こういうことで、最終段階の意見のすり合わせというか意見交換を行いました。その中でさまざまな議論を行った次第でござ...全文を見る
○大野国務大臣 普天間の移設問題は、SACO以来の課題でございます。この問題を早く進行していかなきゃいけない、こういう意味で、普天間の移設先の問題につきましてもさまざまな議論を行いました。その議論の中身につきましては、やはり相手方のある話であり、地元の問題もございます。生煮えの段...全文を見る
○大野国務大臣 いろいろなアイデアを交換し合っている段階でございます。一言で言うならば、赤嶺先生のおっしゃるとおりでございます。
○大野国務大臣 誤解がないようにもう一度説明をさせていただきますが、辺野古沖に移設する、辺野古移設案というのは除外されたわけではありません。赤嶺先生のお話を聞いていますと、それはなくなったような響きがいたしますが、それは残っています。これはまだ全然残っているわけでありまして、その...全文を見る
○大野国務大臣 ポイントは、いろいろの案の中で海上の案という点に赤嶺先生御指摘なさっていることと思います。いろいろの案の中には、海上の案もあればその他の案もあろうかと思います。  私どもは、安全、騒音、あらゆる問題をしっかりと考えながら負担の軽減に努めてまいりたい。安全の問題、...全文を見る
○大野国務大臣 今あらゆる観点から、基本的な考え方、負担の軽減、その負担の中には量の問題のみならず質の問題も含まれているわけでございますけれども、抑止力の維持、負担の軽減、そういう面で考えております。そのことを申し上げておきます。
○大野国務大臣 全く同じ質問でございますので、同じ答弁になりますけれども、海上という問題、陸上という問題、あらゆる問題を含めて負担の軽減、つまり安全、海上だから安全だ、どこだから安全だ、こういうふうに先生は詰めておられるようでございますが、どこであろうとも安全、安心、そして騒音と...全文を見る
○大野国務大臣 この問題は、総合的に考えて解決を図っていかなきゃいけない、いろいろな切り口があると思います。しかし、我々は、我々の気持ちは、申し上げておりますとおり、負担の軽減、抑止力の維持、こういう観点から要するにこの問題を解決していきたい、このように思っております。
10月04日第163回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○大野国務大臣 防衛庁長官の大野功統でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  本日は、浜田委員長を初め委員の皆様に防衛庁長官としてのごあいさつを申し上げます。  米国同時多発テロという安全保障分野における新たな局面を迎えてから、四年が経過いたしました。  我が国に対...全文を見る
10月05日第163回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(大野功統君) まず、申し上げるまでもないことでございますけれども、日米安全保障条約に基づいてアメリカ軍が日本に駐留している、これは日本の安全と平和、それから極東の平和と安全にとって大変大きな柱となっているわけでございます。その上で沖縄における海兵隊の問題を議論させてい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は今、喜納先生がおっしゃったような報道は存じておりますけれども、公式に戻って、イラクから戻ってくる気持ちはないとか計画はないとか、そういうことは聞いておりません。  正にそういう全体の兵力をどうしていくかということも含めて、さらに一番大事なことは、今...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 負担といった場合、目に見える形、例えば基地を縮小していく、兵力を減らす、こういう問題もあるかもしれません、あると思います。しかし同時に、やっぱり言わば危険性、危険なものをどうする、どう考えていくのか、安全ということをどう考えていくのだろうか、目に見える負...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) クールビズと抑止力の関係でございますが、私、にわかに回答はできませんけれども、正にそこに一つ大きな問題、解決の問題点、糸口があるのじゃないかと思いますのは、やはりこれまではアメリカは日本の基地を使う、こういう人と物との関係、人と土地との関係しかなかったと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 戦争が起きたとき、どこでどういうふうにという具体的な例でないとなかなか分かりませんけれども、私まずお答え申し上げたいのは、戦争が起きないように、日本が攻められないようにするのが、これは抑止力であります。だから、日本を攻めても無駄、無駄、無駄だなと、こうい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 言うまでもないことですけれども、日本の安全保障に対する考え方、一つは多機能弾力的という問題が一つあります。それからもう一つ、ここが大事なんですけれども、国際平和協力活動をうんとやっていこう、そして紛争を未然に防止しましょう。それからもう一つは、紛争が起こ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、北朝鮮でございます。六か国協議によってこの北朝鮮という国が国際社会の表舞台に出てきて透明な国になってほしい、そういう意味でこの六か国協議が、まだ途中段階でございますけれども、核問題、一番大きな問題は核問題、そして日本にとっては特に拉致問題があります...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 普天間の移転という問題は非常に大きな問題でございます。既にSACO合意に基づきまして辺野古ということでやってまいりましたけれども、なかなか難しい状態に置かれておるわけでございます。SACO合意を丁寧にやっていくことも一つの課題でありますけれども、普天間と...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 報道ではもちろん知っておりますけど、具体的にそういう問題、まだ議論はしたことはありません。
○国務大臣(大野功統君) 先ほど申し上げましたように、早くこの普天間を移していく、そして普天間周辺、町中にあるあの負担というものを解消していく。その際に大事なことは、危険とか騒音とか、そして自然環境の問題でございます。そういうことを総合的に判断してあらゆる可能性を探求していくべき...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 沖縄の県民の皆様の御意見、私どもは十分耳を傾けさしていただきます。  それから、今、一業者とおっしゃいました。
○国務大臣(大野功統君) まあ、いろんな意見はやっぱり聞いて、その中から何がベストなのか、こういうことを考えていかなきゃいけない。したがいまして、ここで申し上げたいのは、我々はアメリカと協議をしつつ、やはりある程度方向性が固まってくれば沖縄の皆様とも御意見を伺いつつ調整していかな...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○大野国務大臣 ただいま岩屋委員のお触れになった事件でございます。  自衛隊の活動というのは国民の信頼の上に成り立っている、私はそのように思います。したがいまして、今回、海上自衛隊におきましては、七月以降、七名の者が大麻取締法違反により逮捕されました。そのうち五名は既に起訴され...全文を見る
○大野国務大臣 まず新しい安全保障環境でございます。テロ、ミサイル、大量破壊兵器、こういうものがすぐ念頭に浮かび上がってくるわけでございます。  その中で、日本の周辺国、中国でございますが、岩屋先生今お触れになりましたように、まず軍事費でございます。予算上十七年間連続で一〇%以...全文を見る
○大野国務大臣 インド洋におきます我が国海上自衛隊の活動でございますけれども、なかなか国民の目に見えにくいところがあります。これはアメリカのラムズフェルド国防長官の話をかりますと、本当に冷戦にも比べられるような長い、忍耐強い努力が必要な闘いである、辛抱強さが要るんだ、こういうこと...全文を見る
○大野国務大臣 先ほど申し上げましたように、この海上自衛隊のインド洋での活動というのは、なかなか国民の目に見えにくい。ニーズは何だ、実際に役立っているのか、このことを私どもはやはり毎年、一年ぐらいの期間で、二年ということじゃなくて、毎年国民の皆さんに認識していただきたい。国民を代...全文を見る
○大野国務大臣 昨年末策定されました新しい防衛大綱の中で、一つの大きな目玉はやはり国際平和協力活動であります。国際平和協力活動を進めることによって平和を構築していこう、こういうことであります。  そういう意味でいいますと、私は第一に、やはり冷戦構造終結後の民族的、宗教的紛争、そ...全文を見る
○大野国務大臣 言うまでもないことでありますけれども、現状の体制というのは、一義的には海上保安庁が海の平和と安全を守る、そしてそれを自衛隊、海上自衛隊がバックアップする、こういう体制でございます。そして、自衛隊の方は、警戒監視のためには艦艇を現場海域に派遣することは十分可能なこと...全文を見る
○大野国務大臣 まず、機雷の除去等の問題でございます。前回御質問以来、私どもには新たな情報、新たな要請は全くありません。  それからもう一つは、どういうふうな対応ができるのか、こういう問題でありますけれども、具体的な要請に基づいて検討してみなければいけないと思います。したがいま...全文を見る
○大野国務大臣 まず、四つに分析していただきまして、ありがとうございます。  私は、今回の中間報告に向けてどういう作業をやっているかといいますと、まず、日本とアメリカで協力して日本の安全、極東の平和と安全を守っていこう、この協力体制であります。そのことが一つ。それを役割分担、任...全文を見る
○大野国務大臣 遊休施設につきましても、今話し合っております。そして、個々のことについては、今の段階で明示することは御勘弁いただきたいと思います。
○大野国務大臣 まず、公明党、赤松先生の御質問にお答えしましたが、今度の中間報告というのは二つの問題があります。  一つは、先ほど申し上げました役割、任務、ケーパビリティー、能力等の問題であります。これは、いかに日米両方が協力して日本並びに極東の平和、安全を守っていこうか、そこ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、今のトランスフォーメーション日米協議が実質的に合意点に達しないという問題があることは事実でございます。したがいまして、ラムズフェルド長官も、実質ができていないところへ来るわけにはいかない。こういうことで、必ずしもそれが、その事実そのことをもって日米間に溝がで...全文を見る
○大野国務大臣 先生御指摘のとおり、説明責任はあります。しかし、今交渉中の話であります。相手方がおります。地元に対する、地元との関係で、地元の反応の問題もあります。今詳細に申し上げることはできませんけれども、やはり我々は、建設の工期の問題、それから安全性の問題、騒音の問題、自然環...全文を見る
○大野国務大臣 まず、いろいろな角度から問題を分析していただきまして、本当にありがとうございます。  そういう議論をやっていかなきゃいけない。自然環境の問題、どういうふうな問題があるんだ、騒音の問題、どうあるんだ、高専の問題をどうするんだ、いろいろな問題がありますから、それを我...全文を見る
○大野国務大臣 この問題は、当然ながら、防衛庁内局それから防衛施設庁、そしてまさに今御指摘の制服組、三者が情報を共有しながら同じ方向に向かって進んでいかなきゃいけない、こういう問題でございます。これまでも、制服組に限って言えば、その場に応じて知恵をかり、いろいろ協議をやってまいっ...全文を見る
○大野国務大臣 メリットというよりも、私は、やはり日本の姿勢、安全保障問題、平和を守る、平和活動をやる、そして世界の平和のために貢献していく、こういう姿勢の問題じゃないか。  つまり、最近、平和協力活動というのは非常に大事になってまいりました。その平和協力活動、いわば政策問題に...全文を見る
○大野国務大臣 現状の中で最善を尽くしております。したがいまして、そういう苦情は申し上げないことにいたします。
○大野国務大臣 まず、日本とアメリカの協力関係でございます。  その協力関係の中で、いざ鎌倉となったらどういうふうにやっていこう、こういう協議はもう日常茶飯のごとく継続的にやっております。その中身を申し上げるというわけにはいきませんし、中身を申し上げるということは敵に手のうちを...全文を見る
○大野国務大臣 まず、新しい防衛大綱、もう委員お読みいただいていると思いますけれども、島嶼部に対する侵略に対しましては、部隊を機動的に輸送、展開して迅速に対応する、実効的な対処能力を備えた体制を保持していく、こういうことが書いてありますし、また、新中期防におきましても、輸送・展開...全文を見る
○大野国務大臣 我々中国との防衛交流を促進したいという意味で努力をいたしておりますが、なかなかそういう面で意思疎通ができていないというような状況でございまして、今の問題点については確認していない、こういうことでございます。
○大野国務大臣 九六年からずっと安全保障問題、いろいろ御熱心にお考えいただきまして、ありがとうございます。  今回、我々が取り組んでおりますトランスフォーメーション問題、言うまでもありません、一番は抑止力の維持、そして、それに伴って地元、特に沖縄の負担の軽減を図っていく。負担じ...全文を見る
○大野国務大臣 ジュゴン裁判というのは報道で存じておりました。その後、勉強させていただきまして、今、辻元先生がお述べになった粗筋については理解しておるつもりでございます。
○大野国務大臣 今のジュゴン裁判でございますけれども、原告が日米の環境保護団体等でございまして、等の中にジュゴンが入っている、ジュゴンが原告のお一人だと。いや、おもしろいなと思って、興味深いなと思っておりますけれども、何しろアメリカの裁判でございます。アメリカの裁判について、私と...全文を見る
○大野国務大臣 まず申し上げたいのは、米軍が日本に駐留している、このことでございます。  これは、日米安全保障条約に基づきまして、米軍は日本とともに日本の安全を守ってくれている、平和を守ってくれている、こういう存在でありますから、大変大きな抑止力になっている、このことは十分認識...全文を見る
10月11日第163回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(大野功統君) 後藤議員にお答え申し上げます。  まず、海上阻止活動の効果と国際協調体制についてのお尋ねがありました。  諸外国の艦船の海上阻止活動は、実際に海上で武器や麻薬を押収するなどの具体的な成果を上げており、テロリストや武器等の海上移動を未然に防止するという...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 佐藤議員にお答えいたします。  まず、サマワにおける治安権限の移譲についてのお尋ねがありました。  御指摘の委員会は、多国籍軍からイラク側への段階的な治安権限の移譲のための条件を策定するため八月初めに設置され、来年以降の多国籍軍のあり方についてイラク...全文を見る
10月11日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(大野功統君) まず、今回のパキスタンの大地震におきまして、尊い命を犠牲にされました方々に心から哀悼の意を表させていただきます。また、このような大きな地震の被害に対しまして、心からパキスタンの方々にお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、今月九日であったと思いま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 人員についても検討をさせていただいております。ただし、今現在どのぐらいの人員が必要になるのか具体的に申し上げる段階ではございませんけれども、やはりきちっと対応をできるような人員を是非とも派遣したいなと。ひとつ、要請がある、そしてそれに応じて最大限の努力を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 今、米軍再編成と我々は言っておりますけれども、実は同盟の改編とでもいう部分と、それからもう一つは米軍の再編成という部分と、二つ分けて考えることができるわけですね。それで、同盟の変革という意味は、要するにお互いに協力し合って、その中で役割分担をやりながらや...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変いい御指摘、ありがとうございます。  やはり、国際情勢というのは大幅に変わってきております。国対国の戦争から宗教や人種的、民族的な紛争を発端とする、言わばそれを火種とする紛争も出てきている。そういう中で、どうやったら国際安全保障環境を良くしていける...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 我が国は、これまでもイラクに駐留する多国籍軍の中の関係国と十分緊密な連絡を取り合ってやってまいっております。しかしながら、イギリスもオーストラリアも来年五月をめどにサマワから撤退すると、撤退を始める、このような公式の決定はなされておりません。  来年以...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自衛隊というのは国民の信頼の上に成り立っているわけでございますので、今回の事件、防衛庁長官として本当に深刻、重大に受け止めております。したがいまして、こういう問題が再発しないように、既に先生御存じのとおり、該当のところでは尿検査も本人の同意を得てやってお...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、調整をしている、この点は先ほど御説明したとおりでございます。  それから、五月撤退説というのが報道で流れましたけれども、そういうようなことが正式に決まったわけではありませんし、公式に何ら決定を行っているわけではありません。ただ、五月というのがなぜ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、荒木委員のおっしゃることは私よく理解できます。  問題は、十二月十四日以降のことについてどう考えるか、その戦略をどういうふうに考えていくのか、こういう問題でありますけれども、度々申し上げておりますとおり、一番は政治プロセスがきちっといく、そし...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは今ちょっとデータを持ってきておりませんけれども、先ほど荒木委員は国内世論の話をしておられましたが、サマワでは自衛隊にいてもらいたい、そして復興支援活動を続けてもらいたい、こういうことが世論調査によりますと九割近い、八八%がそういう意見である、こうい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 先ほど考え方を申し上げましたけれども、最後に申し上げましたのは、これは今内閣を中心に検討をしておりますと、そしてこれは国民の間で、国会で十分御議論いただきたい、そして解決してもらいたい問題だと、こういうふうに発言しておりますので、十分御議論をいただきたい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題は二つあるということは申し上げました。改編の問題と、それから米軍の再編の問題であります。  で、再編の問題につきまして、我々はやはりきちっとしたある程度方向性が固まってきた段階でないと発言してはいけない、このように思っています。なぜならば、アメ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) お尋ねは、どのぐらいの規模でどのような形でというようなことまでになってまいりますと、そのことを仮に言ったら、あ、そういうふうな協議もやっているんだなと、いろんな憶測になってまいります。したがいまして、私は今の段階で個々具体の基地の問題については発言を差し...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) アメリカがそのようなことを言っているということは私ももう少し調べてみますけれども、アメリカが言っていることをそのまま日本が受諾しているのか、あるいは日本には日本の事情がありますから、そこはいろんな議論をしなきゃいけません。両方の議論をきちっとした上で、煮...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、日本側がアメリカ政府に説明を求めているじゃないかと、こういう御指摘でございます。当然のことながら、お互いの言い分を十分に理解しなきゃいけない、お互いに説明し合っている、議論している、これはもう当然でございます。  それからもう一つは、額賀先生の行...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 地元の市長さんあるいは県知事さんからはしょっちゅういろんなお話を聞かせていただいております。  今回、この問題につきましては、ここに要望書もございますけれども、中身はもう先生御存じのとおりだと思いますから申し上げませんが、そういう意味で、それらを踏まえ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 要望はちょうだいいたしております。まだ、文書による回答はまだであると思います。
○国務大臣(大野功統君) この覚書につきましては私どもも十分存じておりますし、また、今先生がおっしゃったように、最近、座間市長からそういう文書もちょうだいいたしました。この点も踏まえまして対応していきたいとは思っております。
○国務大臣(大野功統君) 中央即応集団につきましては、今、どのような編成でどういうふうにやっていくか、これを検討中でございます。あわせて、早い時期に総合的な話を御説明申し上げたいと、このように思っております。
○国務大臣(大野功統君) そのことも含めまして検討いたしております。
○国務大臣(大野功統君) 今委員のおっしゃった意味がどういうふうなところにあるのか。覚書は覚書としてございます。それを踏まえながら様々な角度から検討しているわけでございます。
○国務大臣(大野功統君) 新聞報道では、これは防衛庁案だとか、それからこれはアメリカの提案だとか、色を付けていただいております。我々は色抜きで、何が一番ベストなんだろうか、SACO合意の中で苦渋の選択が辺野古でありました。その辺野古がなかなか進まないものですから、早く普天間を移設...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大田委員、全く問題の本質をおつきいただいて恐縮でございます。  こういう状態が続きますと、やっぱりあらゆるところでフラストレーションが起こってまいります。それを解消するためには、できるだけ早くアメリカとの間の協議について先が見えるような格好にして、地元...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは内閣全体の問題であると私は思っております。それに関係するのはもちろん内閣官房であるし、外務省であるし、防衛庁でございます。防衛庁の中でも防衛施設庁、防衛庁の自衛隊の方と、これみんなで総合的に考えていかなきゃいけない、みんなで決着を図っていかなきゃい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大田委員の御意見もよく私は理解できるわけでございます。しかし、この問題は日本全体の問題であります。  言わば抑止力の維持と負担の軽減と、こう二つの哲学、理念でもってやっているわけでございますけれども、抑止力の維持はおいておいて、負担の軽減となりますと、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 新聞報道は確かに私も存じております。  ただ、ラムズフェルド国防長官が訪日をキャンセルしたとの報道に関しましては、十月六日の国防省、アメリカの国防省の報道官の記者会見において、予定されていた訪日予定がキャンセルされたとの報道もあるが、それは正しくない、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず申し上げたいと思いますのは、我が国としましては、引き続き日米安保条約を堅持して米軍の前方展開を確保し、その抑止力の下で日本の安全、平和を確保していく、このことが大変大事なことである、米軍の軍事的プレゼンスというものはアジア太平洋地域の平和と安定のため...全文を見る
10月13日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(大野功統君) 例えば、東シナ海の試掘につきまして安全を確保していく、大変重要なことでありまして、このことを考える場合に、私はやっぱり、今政府側から答弁がありましたように、関係各省、経済産業省それから海上保安庁、外務省、防衛庁、この関係各省が連携を取っていく、特に情報を...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変なお励ましのお言葉、有り難く拝聴させていただきました。  今の現状をお訴えしますと、まず、私一年間を振り返ってみまして困ったなと思いましたことは、昨年でございますけれども、我が国領域に中国の原子力潜水艦が入ってまいりました。これに対しまして海上警備...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私、まず北朝鮮という国を見た場合に、あれだけ深刻な経済問題に直面している、あれだけ深刻な食料不足に陥っている。にもかかわらず、なぜ、なぜ核の問題とか軍事力の問題とかもっともっと透明にしていかないんだろうか。もっともっと国際社会のもう照明の当たる舞台に出て...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 自衛隊というのは国民の皆様の信頼の上に成り立っているわけでございます。今回の事案によりまして国民の皆様のこうした信頼を裏切ってしまった、このことにつきまして、私は、やはり長官として深く反省しなきゃいけないし、事案を深刻に受け止めていかなきゃいけない、この...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、当事者の問題でございます。既に起訴されている者は法律に従って厳正な処分があろうかと思います。  それから、加えて防衛庁といたしましても調査をいたしております。調査の結果、やはり防衛庁としても厳正な処分をしていかなきゃいけない、このことは当然のこと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、そのような読売新聞の報道があったことは私も存じております。自信を持って報じたかどうかは私のコメントするところではございませんけれども、日米の協議というのは真剣に今行われている最中でございます。もう最終段階と私は思っています。この問題、できれば町村外...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 沖縄の地理的な位置についての問題点であります。  せんだって申し上げましたとおり、沖縄の地理的特性というのがあります。それはもちろん、歴史的な背景というものももちろんございますけれども、その上に立って沖縄の地理的特性というのを見てみますと、やはり東アジ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 歴史的と申し上げましたのは、やはり第二次世界大戦の終わりに米軍が沖縄に上陸侵攻してきたことでございます。やはり沖縄を拠点に米軍が存在したということの意味は私は忘れてはいけない、このように思っております。そういう意味で、沖縄の皆様には本当に負担をお掛けいた...全文を見る
10月17日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○大野国務大臣 船舶検査ということを御指摘でございますけれども、現在、各国からの要請というものは、給油のニーズ、水のニーズということでございます。そういう各国のニーズを踏まえてこういう形にしているわけでございます。
○大野国務大臣 当然、我々、政治として考えるべき問題でございます。  ただ、インド洋における我が国のテロとの闘い、全体の闘いというのは、当然のことながら、国際社会が、テロを追放しよう、地球から追放していこう、こういう使命に燃えまして、その中で国際社会の責任ある一員として日本が参...全文を見る
○大野国務大臣 山中委員から、もっともっと自衛隊として国際的な緊急援助活動をやれ、そういう観点からの三つの御質問でございます。  いずれにしましても、基本原則をまず申し上げたいのは、自衛隊は実力組織でありますから、相手方の要請がなきゃいけない、こういうことでございまして、仮に一...全文を見る
○大野国務大臣 今申し上げましたように、これら、いずれにしましても国際協力をやって、そして国際的な安全保障環境を改善していくという、日本にとって本当に大きな使命でございます。政治的決断を持って、私、長官としても真摯に取り組んでまいりたい、このことを申し上げます。
○大野国務大臣 大変大事なことでございます。  一般法をという問題を考えた場合に、日本の海外での活動あるいは特別な活動というのは、やはり特別な法律をもってやっていこうという従来の考え方。それはなぜかといいますと、日本の自衛隊の活動をネガリストで書かないで、できることはこれなんだ...全文を見る
○大野国務大臣 猪口委員の、インド洋等に派遣されております自衛官の御家族に対するお気遣い、そしてまた現場で働いている自衛官の活動に対する高い評価に対しまして、まず厚く御礼申し上げます。  御存じのとおり、まず、インド洋ですと、本当に厳しい環境です。気温からいいますと、日中気温は...全文を見る
○大野国務大臣 一言だけつけ加えさせていただきたいんですが、国際的な災害救助に当たって、実力組織、自衛隊等が協力し合うことは本当に大事なことであります。  したがいまして、そういう意味で、ことしの、東京ディフェンスフォーラムという会を毎年やっておりますが、そこでもそういう議題を...全文を見る
○大野国務大臣 このようなオペレーションに関します調整につきましては、御存じのとおり、フロリダのタンパにおきましてコアリションビレッジというのがございます、そのいわば多国籍軍村におきまして、それぞれの派遣国から派遣されました者が、それでは何月何日、どこのどういう船に供給しましょう...全文を見る
○大野国務大臣 そういう事実はございません。
○大野国務大臣 我々は、要するに、日本からの油等をどのように相手国に供与するか、こういうことをどういう枠組みでやるか、その枠組みが、交換公文の話はおいておきますけれども、タンパのコアリションビレッジでやっている。それは、先生おっしゃるようなルートもあれば、それからアメリカに対する...全文を見る
○大野国務大臣 我々は、テロを地球から追放する、あるいはイラクを民主国家として再生していく、こういう国際的な協力の中で日本ができることをやっているわけでございます。それはお互いの国際的な信頼関係に基づいて行っているわけですから、我々は、今武正先生がおっしゃったような言い方は、こう...全文を見る
○大野国務大臣 まず、給油実績というのは、委員御指摘のとおり減ってきております。最初の六カ月と最近の六カ月の給油量を見ますと大体八分の一ぐらいに減ってきているのかな、こういうことでございます。  この原因を見てみますと、まず、補給対象となる艦艇の大きさが小さくなっている、縮小し...全文を見る
○大野国務大臣 補給艦への艦船用燃料を給油した回数で見ますと最近一年で七回でございまして、同じ時系列とりますと約六%ということでございます。  それから、開始以来で見ますと、ちょっと具体的なピンポイントの答弁はできませんけれども、開始以来で見ますと百三十五回で、全給油回数五百五...全文を見る
○大野国務大臣 特につけ加えることはございませんけれども、普天間を移設しなきゃいけない、このことは両国で意見は合致しております。  どこへ移設していくのか、このことについてまさに協議中でありまして、この協議もいつまでも続けておくわけにいかない、ぜひとも今月中には合意点に達したい...全文を見る
○大野国務大臣 我々も当然、今先生が御みずから御説明になったような報道を持っています。  一々これは繰り返して申し上げませんが、まずイギリスの方は、二〇〇一年十月から、アフガニスタン及びその周辺において、不朽の自由作戦の一環といたしましてベリタス作戦を実施中で、いまだ継続中でご...全文を見る
○大野国務大臣 まず、海上自衛隊は、テロ対策特別措置法に基づいて海上で協力支援活動を行っております。タリバン掃討作戦を含む九・一一テロの脅威の除去のための活動に従事する米軍等の艦艇に給油を実施しておるわけであります。  しかしながら、給油をした艦艇が具体的にいかなる活動をするの...全文を見る
○大野国務大臣 そのとおりでございます。
○大野国務大臣 まず、昨年十月に基本計画を変更して、協力支援活動としてのヘリコプター燃料、水を追加いたしております。  これまでに五カ国に二十四回、ヘリコプター用燃料を供給いたしておりますけれども、これは相手のヘリコプターに直接給油するわけではありません。相手の艦船に給油するわ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、海上自衛隊の情報の提供という問題であります。  これは海上自衛隊の艦船は、船舶の船籍、船名について、不審な船があればこれを多国籍軍の軍隊に通報する、こういうことをやっておるわけでございまして、現在まで記録に残っている範囲では三十二回、今達増委員、二十七回と...全文を見る
○大野国務大臣 これは、もし追跡調査をするとなると、莫大な仕事になってまいります。追跡調査をすることが果たして何らかの役に立つのかどうか。  今、神風先生のお話では、やはり追跡調査して、そういうような雇われ兵みたいなことになっているのかなっていないのか、こういうこともきちっと把...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に申し上げたいのは、やはり、ウサマ・ビンラディン、アルカイダなどの主要幹部が捕捉された、それだけではテロの脅威はおさまらない、終息しない、このように思います。  そうしますと、テロとの闘いというのはどういう時点で終息するのか。海上活動の成果もなくなってく...全文を見る
○大野国務大臣 大変情勢が変化していく可能性が大きい。したがって、必要性というものについてやはり考えてみる必要があるだろう。そういう意味で、一年間でそのような議論をやれるようにしておいた方がいいのではないか、私はそのように思います。  今まではそういう議論が、国会の中でも世の中...全文を見る
○大野国務大臣 先生の御理解、半ばそのとおりでございます。  一年で終結できる可能性、これもあるわけですよ。だから、そういうことを今から予断を持って判断できません。テロというのは、長い闘いになるかもしれない、忍耐の要る闘いになるかもしれない。と同時に、情勢の変化がありますから、...全文を見る
○大野国務大臣 これはそのとおりでございます。可能性としては残っております。
○大野国務大臣 今、先生の御指摘のような角度からの情報はまだ得ておりません。  そういうことで、現在、パキスタンのインド洋における活動も継続されているものと思料しております。
○大野国務大臣 まず第一に、パキスタンの艦艇に対してどの程度の油等を供給しているか、こういう問題であります。  艦艇用燃料は、これまで五十六回供給いたしております。全体五百五十回に比べますと約一〇%であります。それから、量でいいますと、四十一万キロリットルの中の八千四百キロリッ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、今四十分の一に給油量が減ったというお言葉でありましたけれども、これは過去のある一月をとりますと、ある一月で四万キロリットル供給している月がございます。ある一月をとりますと、千キロリットルしか供給していない月もございます。  したがいまして、四十分の一という...全文を見る
○大野国務大臣 まず、イギリス軍、オーストラリア軍の撤退問題であります。これは、いずれにしてもそういうようなことは決定もいたしておりません。  ただ、問題は、御存じのように、段階的な治安権限移譲の条件策定に関する共同委員会というのがつくられておりまして、そこで問題点は、イラクの...全文を見る
○大野国務大臣 我々は、そのような安全確保のために最大限の措置をし、努力をいたしております。その上で、世の中には絶対ということは絶対に言っちゃいけない、キッシンジャーの言葉でありますけれども、我々としてはベストのことをやらせていただいている。外国と違うのは、オーストラリア、イギリ...全文を見る
○大野国務大臣 私は、こういうテロとの闘いというのは、我が国が国際社会の責任ある一員としてどう行動するかという判断の問題であり、その判断というのは、自衛隊が絡みますから、やはり国会が関与して判断していく、こういうことが一番大切であると思います。仮に、このテロ特措法が二年であろうと...全文を見る
○大野国務大臣 まず、先ほどから申し上げておりますとおり、インド洋における海上自衛官の活動、日本が国際的に責任ある立場としてテロの撲滅に一生懸命頑張っている、このことは、私は、残念ながら国民の皆様の目になかなか映りにくいことだなと。その原因の一つとして、どこで活動しているのか、ど...全文を見る
○大野国務大臣 大変、我々にとって激励になるお言葉をちょうだいしました。  本当に、先ほど申し上げましたとおり縁の下の力持ちになっていますが、この姿をこれからあらゆる手段を講じて皆様に御理解をいただきたい、このように思っております。これまでも、いろいろな文書、パンフレット等を通...全文を見る
○大野国務大臣 代替できるといえばできます。ただし、補給艦の数が日本は多い方でございます。アメリカとイギリスが日本の上に、上位一、二位で、日本は三位の補給艦の艦数を持っておりまして、それ以下は補給艦の数が少ないものですからなかなか、代替するとなるとオペレーション上問題があるんじゃ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、事実関係から申し上げます。  これまでにインド洋における活動に参加しました海上自衛隊員、九千三百人でございます。そのうち複数回派遣されている者が千八百人を超えています。それから、現在では四回までの派遣であります。五回目以上につきましては、必ずしも五回目以上...全文を見る
○大野国務大臣 委員は二〇〇一年九月十一日にワシントンにおられたということでございますけれども、私は、当日、サンフランシスコ平和条約五十周年記念の行事でミネアポリスにおりまして、ホテルをチェックアウトした途端にニュースを知りました。その中で、ブッシュ大統領が、これは新しい戦争だ、...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま松本委員から、テロ特措法、一年間延長がなされた場合と御質問でございますが、ぜひとも早く国会を通していただいて、延長のほどよろしくお願いいたします。  もう細かなことは申しません。日本の活動によりましてOEF・MIOの活動が本当に効率的に行われるようになっ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、今回のパキスタン地震に対する自衛隊の派遣のスピードの問題であります。  スマトラ沖地震・津波の場合には、ちょうどインド洋で活動いたしておりました海上自衛隊の艦船が通り過ぎたところで、私どもは直ちにこの艦船に対して引き返すように指示したわけでございます。した...全文を見る
○大野国務大臣 まず、給油量の変遷でございます。  当初に比べまして、先ほども御説明申し上げましたが、始まった当初の六カ月とそれから最近の六カ月とを比較いたしますと、給油量は確かに八分の一程度に減ってきております。ただ、注目すべきは補給回数ですね。補給回数の方はほとんど減ってい...全文を見る
○大野国務大臣 サマワでございます、ムサンナ県でございますけれども、このところ一貫して申し上げておりますのは、他の地域に比べますと治安情勢はよい。一例で申し上げますと、例えば、多国籍軍で事件に遭って殺害、殺されてしまった者、これはムサンナ県で二名でございますが、全体でいいますと千...全文を見る
10月18日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○大野国務大臣 御法川先生から、パキスタン災害救助活動については十分安全に留意して頑張ってほしい、こういうありがたいお言葉でございました。  第一陣ヘリコプターUH1をC130で搬送いたしまして、実は十五日には着いているわけでございますけれども、現場が初めてでございます。その点...全文を見る
○大野国務大臣 まず、オーストラリア軍、イギリス軍というのは、ムサンナ県サマワにおきまして治安の維持活動、それからイラク側の治安維持組織の育成に努めているわけでございます。撤退という問題を考えた場合に、両軍は、まさにイラクのサマワの治安維持組織が育成されて、そして治安維持権限とい...全文を見る
○大野国務大臣 阿部委員おっしゃるとおり、ことしの七月以降、これまでに、海上自衛官でございますが、七名が大麻取締法違反の容疑で逮捕されております。五名の者が起訴されておるわけでございます。また、海上自衛隊にとどまらず、陸上自衛官あるいは航空自衛官の中にもそういう事案が発生いたして...全文を見る
○大野国務大臣 今外務大臣お述べになりましたとおり、軍事面の調整というのは、アメリカ・フロリダ州タンパにおきまして、ここに、多国籍軍村といったらいいんでしょうか、コアリションビレッジというのがありまして、そこで毎日毎日、常時やっております。まず一番目には、情報をいかにお互いに共有...全文を見る
○大野国務大臣 問題は二つあります。今の自衛隊の国際活動を付随的任務から本来任務化する、こういう問題と、今の自衛隊の国際活動を一般法で規定していく、こういう二つの問題でございます。どちら優先かという問題であります。  それは事の本質によってお考えいただきたい、御議論いただきたい...全文を見る
10月20日第163回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○大野国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給与について...全文を見る
10月20日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(大野功統君) 中国という国は、北東アジアにおきまして大きな影響力を持っている国でございます。したがいまして、アジア太平洋地域の平和と安定という観点からは是非とも日中間の防衛交流、このことを推進していかなきゃいけない、このことはもう澤先生御指摘のとおり大変重要な問題だと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、影響が出る出ないというよりも、先ほども町村外務大臣がお述べになっていらっしゃいましたけれども、こういうときこそ一生懸命に防衛交流に励んでいかなきゃいけないんじゃないか。そういう意味で、小泉総理自身も日本として日中友好、日韓友好、アジア重視は変わりま...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは、日本の活動というのは大変国際的に評価されておることは先生御存じのとおりであります。  まず、日本が給油活動をすることによりまして各国の艦船の寄港回数が減ってくる。港に寄って油を補給してもらってまた活動する、こういう寄港回数が減ってくることがあり...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変洞察力の鋭い御質問でございます。  基本的に言いますと、アメリカのラムズフェルド国防長官が言っておられますように、テロとの戦いというのは、やはり冷戦のような息の長い、そして忍耐力の要る活動である、そういう中でやっていくのに二年の期限を今度は一年にす...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ISAF、PRT、これはともに、治安活動とそれから治安、人道支援と両方やっているという活動でございます。  そこで、パキスタンとの国境地帯におけるテロ掃討作戦のほか、ISAF、PRTなど国内の治安活動、治安維持のための活動が行われていることは御指摘のと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) そのとおりでございます。
○国務大臣(大野功統君) 基本計画、実施要項ともに半年ごとに変更を前提として計画しております。
○国務大臣(大野功統君) やや複雑な回答になりますけど、基本計画そのものが国会承認の対象になっているわけではありません。基本計画の中に書いてあります三つの活動が国会承認の対象になっている、こういうことでございます。
○国務大臣(大野功統君) 恐らく、基本計画で規定されていること、あるいは実施要項で書いてあること、半年ごとに見直すことになっておりますけど、そのまま継続するということは予見されることであると思います。そこは浅尾委員おっしゃるとおりであると思います。  しかし、半年ごとに変わる可...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大枠につきましては、先ほど御説明申し上げましたとおり、同じ方向性で進むわけでございます。  ただし、例えば艦船の数で申し上げますと、艦船の数を、例えば最近までは補給艦一隻、護衛艦二隻と、こういう構成でやっておりました。それを基本計画見直しのときに、一隻...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 問題は、財政処理の問題から今先生は御質問になっていらっしゃるわけであります。  財政処理に関しましては後ほど財務副大臣から御答弁あろうかと思いますけれども、財政処理に関して言いますと、やっぱり国会コントロール、大変大事な問題であります。したがいまして、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、予見できるかできないか、予見の定義をきちっとしておかないとこの議論進まないと思います。  私、再三申し上げておりますとおり、予見できるということは、活動について予見はできるわけでありますけれども、それに応じてどの程度のお金が必要なのか、これは私は...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私どもは、陸上自衛隊の基地であろうと米軍の基地であろうと、基地のある町の地元の皆様の御理解、御協力なしにはこれは成り立たない、このように思っております。でありますから、やはり地元の皆様に十分説明責任を果たして、そして御理解、御協力をちょうだいしたい、当然...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) もし長くしゃべることをお許しいただければ、それだけではないんでありますけれども。  一つ、背景はやっぱり長くて忍耐強い戦いである、テロとの戦いである。二つ、しかしながら情勢が変化している。情勢が変化しているとすれば、やはり情勢の変化に応じて考えなきゃい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、テロとの戦いというのは、テロというのはいつどこで発生するか分からない、いわゆるノンステートアクターと言われているように、国境なき、国境を越えた行為でございます。それに対しては国際協力が絶対必要なんだと。その中で役割分担をやって、日本としてできること...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) そういうケースがあるという一例で申し上げたわけでございます。  しかしながら、基本的に申し上げますと、給油をする相手国との間で交換公文をきちっと取り結んでおります。この交換公文の中では、九・一一のようなテロを追放するために使うんだ、こういう目的を書いて...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私が例として申し上げたことは、十分皆様に考えていただきたい。つまり、日本が給油する、何の目的のために給油しているんだ、その給油する油が何のために使われているんだ、その目的にきちっと使われていることを交換公文、あるいは実際の調整、そして確認、こういうことで...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 数量的にどういう判断というのはどういう、もう少し詳細、詳細か正確におっしゃっていただきますと有り難いんでございます。
○国務大臣(大野功統君) 海上阻止行為、MIOというのは言わば抑止力効果ということを大いに期待しているわけでございます。もちろん、抑止的効果のほかに具体的効果として、例えばこれまで麻薬を六千トン、六千トンですか、六千キロ、失礼しました、六千キロ押収したとか、銃砲を何百丁したとか、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 白委員の質問に直接的、具体的にお答えしたいと思います。  それは、燃料の供給、無償供与という点に絞れば、これまでに外国の軍隊の艦船に対する燃料の無償での提供は、今回のテロ対策特措法に基づく協力支援活動を除き、行ったことはありません。  この活動という...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 変化はございません。
○国務大臣(大野功統君) 海上自衛隊の行っております活動というものは、言わば海上におけるテロあるいは物品の移動を阻止するという言わば抑止的効果という点で考えていただきたいと思います。もちろん具体的な効果もあります。しかしながら、抑止的効果ということを考えた場合にどのようにこの問題...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、給油の実績から見ると先生おっしゃるとおりでございます。一番多い月、一番少ない月を取れば確かに四十分の一であります。しかし、もう少し傾向的にとらえますと、当初の六か月そして最近の六か月という取り方をしますと給油量は約八分の一、四十分の一じゃなくて八分...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、陸上自衛隊がサマワで活動しておりますが、このことは、例えば公共事業、道路とか学校の修復、そしてまた医療活動においてサマワの人々に大変大きな貢献をしているわけでございます。現地の世論調査によりますと、現地の方々はもう八割以上ですね、八割ぐらい自衛隊の...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私どもは、沖縄を中心とする基地の、米軍基地の負担の軽減、一方において抑止力の維持という問題と同時に負担の軽減、真剣に取り組んでおります。  いろいろな問題についてあらゆる側面から検討しておりますけれども、誠に申し訳ございませんが、具体的な話をさせていた...全文を見る
10月21日第163回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○大野国務大臣 寺田先生がおっしゃるとおりでございます。  第一陣を出しまして、直ちに第一陣あるいは先遣隊から参りました情報というのは、輸送ヘリが足りない、こういうことであります。そういう情報に基づきまして、第二陣を昨日、派遣命令を出しました。そして、本日既に出発いたしておると...全文を見る
○大野国務大臣 まさに御指摘のとおりであります。この問題は、昨年秋にも小泉総理大臣から、医官の処遇問題、医官がなぜ早期に退職していくのか、このことは十分対応策を考えてくれ、こういう指示を受けております。  実態はもう時間がありませんから御説明いたしませんけれども、例えば十六年度...全文を見る
○大野国務大臣 やはり防衛に携わる医官でございますから、緊急時に、すなわち早急に出ていける、こういうことが一つあったと思います。それからもう一つは、まことに言いにくいことでございますけれども、地元の医師会との関係、こういうことがあったと思います。  しかし、今や医官の仕事はあら...全文を見る
○大野国務大臣 先ほど寺田委員からツーリトル・ツースローというお話がありましたので、一言だけ弁解させていただきたいと思います。赤松委員から応援の弁がございました。ありがとうございます。  まず、スマトラ沖の地震でございますが、これは非常に早かったということで、高く評価されており...全文を見る
○大野国務大臣 すばらしいアイデアだと思います。  現在、我々やっておりますのは、特に私、力を入れてやらせていただいているのは、そういう国際緊急活動をお互いの国際協力の枠組みの中でやろうじゃないか、こういうことであります。シンガポールへ六月に行きましたときも、参加の各国の防衛関...全文を見る
○大野国務大臣 現在、トランスフォーメーションにつきましては、最終段階に至っているぐらいの気持ちで取り組んでいるところでございます。したがいまして、ぜひとも十月中には、中間報告、インテリムリポート、暫定報告と言ったらいいでしょうか、こういうものをつくりたい、2プラス2もやりたい、...全文を見る
○大野国務大臣 我が国陸上自衛隊がイラク・サマワで活動しておりますのは、他の国の活動とは全く違います。他の国の活動というのは治安の維持であり、イラクの治安維持組織、これを育成していくことであります。したがいまして、基本的な流れとしては、イラクで治安が安定し、かつ、イラクの治安維持...全文を見る
○大野国務大臣 まず申し上げたいのは、今一番大切なことは、省庁間の壁をなくしていくことである。テロにしてもゲリラにしても、警察だけとか海上保安庁だけとか自衛隊とかそういう区別なしに、海上保安庁、警察、自衛隊、みんなが相互協力し合って追放していく時代である。外交と防衛の境目だってな...全文を見る
○大野国務大臣 あらゆる角度から考えていかなきゃいけない問題でございます。我々としては、検討をした上で、抗議すべきものなら抗議する、抗議しないものであれば抗議しない、これは判断の上ずっとやっているわけでございます。
○大野国務大臣 今、見直しをやっているのかどうか、こういう御質問もございましたので、一言だけ申し上げたいと思います。  防衛庁職員に対する、あるいは自衛官に対する給与というのは、特殊性を考えながら均衡のとれた形でやっているということはもう先生御承知のとおりでございますけれども、...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一の辻元先生の御指摘は、サマワの自衛隊の活動について、その手当が高過ぎるのではないか、こういうことでもあろうかと思いますが……(辻元委員「そういう、高過ぎると言うているんちゃうんですよ」と呼ぶ)手当というのはやはり、勤務条件がどうだ、劣悪な勤務条件の中で働い...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(大野功統君) まず申し上げたいのは、今回の米軍再編成というよりもトランスフォーメーションと言わせていただきたいんです。これは二つの問題があると思います。一つは、やはり日米双方で協力、共同しながらこの日本の安全保障、周辺の安全と平和を守っていこうという、質的にやはり強化...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず一つは、昨年の新しい防衛大綱にも明快に書いてありますとおり、一つは多機能、弾力的な実効性のある防衛力という問題があります。それからもう一つは、これは大きな新しい要素でございますけれども、国際安全保障環境を改善していこう、そのためにはやはり、例えば身近...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 大変有り難い評価をいただきましてありがとうございます。  私、感じますのは、国際緊急援助活動の分野におきましては日本は世界で一番進んでいるんじゃないか、こういう自負心を私持っております。例えば、そういう要員を常時備えている、三百人ばかりですね、いつでも...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 細田官房長官がお述べになったとおりでございますけれども、やはり今の国際安全保障環境を考えてみますと、言わば国益のための戦いというのはなくなったわけじゃありませんが、むしろそれよりもジャスティフィケーションというか、テロのように、国際社会が協力してこの追放...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 軍事組織、軍隊、あるいは自衛隊というのは実力組織でございますから、これは私はやはり相手側の要請がなければやってはならない行為である……
○国務大臣(大野功統君) という問題が一つ。しかし、必要か必要でないかという問題の前にそういう問題があるということをまず申し上げたいと思います。  必要であるのかないのか。これはやはりその事態ごとに考えていかなきゃいけない問題であろうかとは思います。しかしながら、この問題はやは...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ケースによりますけれども、第一、やっぱり相手側の要請ですよ、これ。くどいようですが、そのことは繰り返して申し上げます。  それから、平和目的でやる場合には、やはり国際的な安全保障環境を改善していくというような観点からお互いにどういうふうに行動したらいい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) なかなかイエスかノーかでお答えしにくい問題だと思います。  問題点は、先ほど申し上げましたように、国際的な協調の中でその平和の、紛争をいかに防止していくか、紛争防止をいかにやっていくか、予防活動をいかにやっていくか、それから、紛争が起こった場合の後、い...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 国際的なそういう国連を中心とする活動が必要かどうかという御質問に限定していいですか。そういう御質問でよろしいんですね。
○国務大臣(大野功統君) それに日本が参加するかどうかという、その質問の焦点をちょっと絞っていただかないと、大変答えにくい問題であります。  と申しますのは、やはり現場においてニーズがどうなっているのか、これはニーズがあるという前提だと思います。そうすると、国際社会がどういうふ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 理想論として、主権の移譲というのは、先ほども申し上げたとおり、国際連合の理念として私は十分存じておりますし、評価させていただきます。しかし、現実がそれに付いていっているのかどうか。このことは、国際平和というのはやっぱり現実の問題として対応していかなきゃい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 御指摘のとおり、今、平成十一年の閣議決定に基づきまして辺野古で建設をやっているわけでございます。しかし、問題点の第一、これは、早く普天間を、普天間のヘリポートを移設しなきゃいけない。そのために、苦渋の選択として平成十一年の閣議決定があった。その閣議決定に...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) MIOが続く限りというよりも、テロの脅威が存在する限りと言った方が私は正確だと思います。  それから、司令官が確かに今、緒方先生おっしゃったようなことを言っておりますけども、同時に、司令官いわく、我々の情報によれば、密輸入やテロリストは我々が海上におい...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) この問題、なぜ一年かという問題でございます。  度々申し上げておりますとおり、一つは、テロというのは非常に息の長い忍耐強さが求められているテロ対策行動である、それが一つ。それと同時に、もう一つは、現地の情勢が変化する、こういうことも見極めなきゃいけない...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) いわゆるタスクフォースというのは、OEF—MIOに参加している米軍等の各国海軍が、言わばOEF—MIOの活動を行うためにタスクフォースというのをつくっているわけでございます。このことは明快でございます。  じゃ、タスクフォースと日本との関係はどうなるの...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは目的が明確に書かれておるわけでございまして、言わばテロ対策、テロ追放のための活動を、各国がやっております活動を、給油、給水という面から支えている。言わば、その支え方としましては、いわゆる非戦闘地域で支えている、こういうことでございます。  どこが...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ちょっと、事前通告がございませんでしたので……
○国務大臣(大野功統君) それは失礼しました。  各国が海上阻止活動を行うに当たりましてどこで活動しているものを対象にしているのか、こういう御質問かと思いますけれども、アラビア海の活動に関しましては、コアリションにより、いわゆる先生今御指摘のCTF150が設置されております。本...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これはもう先生十分御存じの上でお尋ねかと思いますけれども、アフガニスタン、パキスタンから流出してくるものを対象として活動していると、こういうふうに御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) 我々が給油する油というのはテロ追放のために使われるんだと、このことは、各国との関係ではまず交換公文にきちっと書いてあるわけでございます。それから、給油する場合に、例えばタンパのコアリションビレッジにおります調整官が、この船に渡すんだ、実際にもそういうこと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、移動式レーダーでございますが、アメリカがこれを開発していることは御存じのとおりでございます。  この移動式レーダーというのは、言わば弾道ミサイル防衛のための専用のレーダーであります。特定の目標をピンポイントに詳細にとらえていく能力があるわけでござ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) それで、このレーダー、ミサイル防衛というのは、第二点で申し上げたいのは、ミサイル防衛というのはやっぱり情報を共有する、お互いにミサイル防衛はしっかりしていく、こういう共同作用が特に重要だという面がございます。  そこで申し上げたいのは、これをどういうふ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その点につきましても、今そういういろんな面から協議中でございます。現段階では、発言を差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) これは委員御存じのとおり、極めてミサイル防衛にとって、先ほど性能を申し上げましたけれども、そういう性能を有しているわけですから、あらゆる情報を共有しながら共同対処していくという上で、私はやはり検討をしていく価値があるものだと思っております。
○国務大臣(大野功統君) そのときもお答えしたと思いますけれども、私は日本の防衛のために、ミサイル防衛では特にそういう情報の共有、情報、いち早い情報の把握が必要ですから、お互いに共同作業をやりながらいち早くミサイルを把握していく、大事なことだと思います。それが仮に、仮にアメリカ防...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) あくまで日本防衛のための情報収集の一環として検討しているわけでございます。その情報がたまたまという感覚で流れていく、これについては私どもが口を挟む余地はございません。
○国務大臣(大野功統君) テロというのは、いつどこで発生するか分からない、言わば国境を越えたノンステートアクターでございます。したがいまして、国際協力によってこれを追放していく、これは人類共通の責務ではないか、そういう観点がまず大事だと思っております。その上で申し上げたいのであり...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、普天間の移設問題でございます。これは、平成十一年の閣議決定によりまして、本当に苦渋の選択であったと思いますけれども、辺野古ということに決まりました。  そこで、問題は、この環境調査に約三年、それから建設に九年半掛かる、そしてそのプロセスが必ずしも...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給...全文を見る
10月27日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(大野功統君) まず、今回のアメリカとの協議でございますけれども、昨日、おかげさまで大筋について合意いたしました。しかしながら、これは今週二十九日、土曜日、ワシントンで開かれます2プラス2で正式に合意される予定のものでございます。したがいまして、今私の方からそういう御理...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私、昨日、日米間で大筋、内々に合意して後、すぐ沖縄県の知事さんにも電話をさせていただきました。  知事さんの方からは厳しい反応がございましたけれども、私は、今回の再編成の意義を御理解願いたい、それから我々としても、先ほども申し上げました海兵隊の数の削減...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) そういう方向のあらあらとした合意をいたしております。
○国務大臣(大野功統君) 一生懸命国の守りのために頑張っている自衛官に対する温かいお励ましのお言葉と感謝申し上げます。  ただ、給与というのはやはり国民の目から見て分かりやすい透明なものでなきゃいけない。したがいまして、今、浅野先生自らおっしゃっていただきましたように、自衛官、...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 地元の御理解、御協力というのは、本当に我々の防衛問題、自衛隊の基地であれ米軍の基地であれ、日本の安全保障のために大事なことでございます。  地元を説得のための材料を持っているか。私はそれは、あえてこういう言い方で恐縮ですが、我々の誠心誠意、そして同じ目...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 移設の期間については、まだ日米間では全く話し合っておりません。ただ、これは十月末に2プラス2をワシントンでやりまして、大筋についての、米軍再編成の大筋について合意がありましたら、その後スケジュールをどういうふうに組んでいくのか、こういう話になると思います...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 私は、そのようなことは全く考えておりません。まず地元にお願いして、誠心誠意お願いを申し上げて地元の御理解を得ることが一番、これから出発しなきゃいけないと思っています。
○国務大臣(大野功統君) 我々は、国のために本当に頑張ってくれている自衛官が誇りと名誉を持って退官後も生きていく、非常に大事なことだと思っております。  そういう意味から、今先生がおっしゃった、国際平和協力活動に従事した自衛官、こういう点をもう少し考えたらどうか、十分これからも...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 国際平和協力活動に自衛隊が参加していく、このことは昨年の新しい防衛大綱で大事なことだというふうに位置付けられております。  そこで、その中でも医官が国際的にどういう活動をしていくのか、あるいは活動してきたのか。これまで医官の海外での活動というのは、平成...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 外務省谷川副大臣の御答弁に付け加えることはございませんけれども、まず、我々はニーズを正確にいち早く把握する、これが一番でございます。そういう意味で申し上げますと、八日、十月八日に大地震が発災いたしましたけれども、そのときには明快な要請、情報はなかったよう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 新しい地域手当と新しい昇給制度が士気に与える影響はどうか、士気を下げないようにやってほしいと、こういうことでございます。  今までは確かに物価をベースにして調整手当をやっておりました。今度はその調整手当、物価じゃなくて賃金格差で地域手当をつくっていこう...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) ワシントン州にあります第一軍団、アイコーと言われておりますが、これを座間に持っていくという話が一時流れた、報道で流れたと記憶しておりますけれども、この問題は安全保障、日米安全保障条約との関連で極めて我々真剣に議論してまいりました。新しく座間の司令部という...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) その方向でございます。その心は、やはり日本の自衛隊とアメリカの軍隊とが共同で対処していこう、そのためには同じところでいた方がいいのだろうと、こういう問題点でございます。
○国務大臣(大野功統君) これ、今年の二月に行いましたワシントンでの2プラス2のときの戦略目標の問題であろうかと思います。我々は、一般論で申しまして、この周辺の守りということでございます。個々の国々についてどうのこうのということはありません。  私は、その中で一つ申し上げたいの...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) まず、昨日、粗筋の合意、そして、念のためこういうことを言って恐縮ですが、やはり二十九日に初めて誕生するものでございます。それまでは公式に、正式に出てくる赤ちゃんの姿をこういうものだというふうに御説明しているようなものでございます。そういう御理解はちょうだ...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 覚書というのは、たしか自衛隊の施設部隊は三百人を超えないと、こういう趣旨の覚書だったと思います。正確な文言ではないかもしれません。そういう趣旨を踏まえてやっていこうということでございます。そういうふうに御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) 覚書では、たしか自衛隊の施設部隊というふうに書いてあったような気がします。しかし、私はそのような文言でそういうやり取りはしたくありません。今度座間へ来るのは、自衛隊サイドからは司令部でございます。アメリカも若干兵を増やしてほしい、司令部要員ですけれども。...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 仮定の問題でございます。我々は、そういうことが起こらないように誠心誠意取り組んでまいりたいと思います。
○国務大臣(大野功統君) まず、この合意の内々、内々の合意でございますが、そのことを昨日以来、地元にお伝えさせていただいておりますけれども、この問題、やはり私は誠心誠意こちらもこの合意の内容をお伝え申し上げて、そして地元の御理解、御協力を得るべくまず努力していく、これが一番大事な...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 一九九五年に沖縄における少女暴行事件がありまして、その後、SACOで沖縄の負担を減らしていこうと、こういう努力が随分なされましたし、我々も真剣に取り組んでまいりました。  その中で、特に普天間の問題でありますけれども、地元の本当に苦渋の選択で辺野古に決...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) 沖縄の海兵隊を移す問題でございます。これは司令部要員を移すわけでございます。したがいまして、現場の兵士、海兵隊員は原則残っていくわけでございます。そういう意味で、やはりこの問題をそういう角度から、司令部を移していくんだという考え方でとらえていただきたいと...全文を見る
○国務大臣(大野功統君) これは当然であります。私は、まず沖縄の地元の皆さんの理解、御協力を求める、まずそのために沖縄に誠心誠意お願いをするということから始めるべきであって、頭から特措法があるべし、こんな考え方は私は取りません。この議論はまだやっておりません、政府内で。
○国務大臣(大野功統君) お答えは差し控えさしていただきたいと思います。  ただ、我々はやはり、先ほどもお答え申し上げましたことですけれども、まずSACO合意、これは本当に地元にとりましては苦渋の選択、そのときとしてはもうやむを得ない、しかしながら、それしかないという選択であっ...全文を見る
10月28日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○大野国務大臣 テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。  テロ対策特措法の有効期間を一年間延長する改正案が十月二十六日に成立しましたことを受け、同法に基づく基本計画の変更が、十月二十七日の安全保障会議を経た後、本日の閣議で決定されました...全文を見る
○大野国務大臣 イラクに自衛隊を派遣いたしまして、人道復興支援活動に全力を投入しているわけでございます。このことは、やはり専制主義国家を民主主義国家として生まれ変わらせなきゃいけない、それが国際社会の責任ある一員としての日本の責務ではなかろうか、私はそのように思っております。 ...全文を見る
○大野国務大臣 一つ申し上げたいことは、イラクに多国籍軍が関与したことにつきましては、さまざまな議論があります。初めは、例えば大量破壊兵器というような問題。いろいろありますけれども、そのところはきょうはもう議論しません。  ただ、申し上げたいのは、イラクという国を世界地図で見て...全文を見る
○大野国務大臣 精神としまして、出だしはもちろん大量破壊兵器という問題でありました。それで、今世界の中で何が脅威なのか、こういうことを考えましたら、やはりテロですよ。そして、専制主義国家、そういう国が大量破壊兵器等を持つこと、これが一番世界にとっての脅威ではないでしょうか。  ...全文を見る
○大野国務大臣 イラク特措法の第一条でございますけれども、  国家の速やかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする国際社会の取組に関し、我が国がこれに...全文を見る
○大野国務大臣 まず、アメリカがやっている仕事というのは、具体的に言いますと、多国籍軍と同じことでありますけれども、一つは、イラクの治安部隊、軍隊それから警察ですけれども、これを十分育成して、イラクが安定する、治安が安定する、そうすれば、政治プロセスが進んでいることも見きわめなき...全文を見る
○大野国務大臣 そこで治安と非戦闘地域をきちっと区別して議論していかなきゃいけない、こういうことですが、その議論をやっていますと長くなるので割愛させていただきましたとお断りしたんです。  治安が悪いという、私は、治安が悪いから民間でできない、まだできないよという意味は、民間の方...全文を見る
○大野国務大臣 くれぐれも誤解がないように申し上げたいと思います。  サマワの治安とかその他条件というものと、それからバグダッド等の、アンバール県とかそういうところとは治安そのものも随分違っている。我々の言い方はいつも、予断を許さないけれども、他の地域に比べたら安定している、こ...全文を見る
○大野国務大臣 決してそらしているつもりはありません。  まず第一に申し上げたいことは、イギリスもオーストラリア軍も、イラク・ムサンナ県から撤退するということは何ら決定していないということであります。そして、繰り返し申し上げますけれども、撤退するというのは、イラクの治安がよくな...全文を見る
○大野国務大臣 その点はたびたび御説明をいたしておりますけれども、ムサンナの治安がよくなれば、ムサンナに駐在している多国籍軍は治安のもう少し悪いところへ行って治安組織を育成するのかどうか、こういうことを今議論しているわけでしょう。だから、とりあえず治安がいいと言われているムサンナ...全文を見る
○大野国務大臣 この問題も先ほど御答弁申し上げましたけれども、自衛隊としてはできる限り早い時期に、自衛隊のやっている仕事は民間の手、あるいはODAの手、NGOの手にゆだねていく、私はこれは当然のことだと思っています。それができないから、自己完結型の自衛隊がこれをやっているわけです...全文を見る
○大野国務大臣 末松委員は、イラク全体の話とサマワの話と同時にされている、こういうふうに理解していいですか。  そうすると、サマワではそういうふうに民生が安定する、そして日本の民間の人が安全に活動できる。この判断は大事ですよ、物すごく大事です。(末松委員「それはイラク全土ですね...全文を見る
○大野国務大臣 まず、そのところはそのときそのときの情勢によって判断しなきゃわかりません。  それは、ムサンナ県だけが安定している、周りがドンパチやっているという状況の中では到底入れません。全体が安定する。そのために、何度も繰り返してお経だとまで言われておりますけれども、政治プ...全文を見る
○大野国務大臣 全体か個別かということでちょっともめているんですが、要するに、問題は、いわば自衛隊というのは自己完結型、みずからも身を守ることができるわけで、こういう自衛隊でないと、今、ムサンナ県、サマワで活動できない。そういうわけでありますから、現地において人道復興支援活動がで...全文を見る
○大野国務大臣 まず、御質問にお答えする前に、バトンタッチ、つまり自衛隊から民間へのバトンタッチについて、私の話を十分聞いていただいたと思っていたんですが、まだ誤解があるようなので、反論をさせていただいておきます。  私が申し上げているのは、日本のせっかくかけたかけ橋を、自衛隊...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に申し上げたいことでございますけれども、費用をどうするかということはこれからの話になってまいります。沖縄にいる海兵隊、司令部中心に数千名ということは方向性として決まりました。合意されております。これは、認識は一致しておりますけれども、明日、二十九日土曜日で...全文を見る
○大野国務大臣 ただいま御指摘の情報公開、本当に大事な問題だと思っております。できる限り国民の皆様に、イラクあるいはインド洋で何をやっているのだ、日本の責務として国際安全保障環境をよくしていこう、これは昨年の新しい防衛大綱でも一つの大きな柱として立てたわけですから、その活動をもっ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、田島先生がおっしゃった、自衛隊派遣当初と今と比べて地元の情勢が相当変わっているのではないか、こういう御指摘でございますけれども、サマワというのは、いつも予断を許さないけれども、他の地域に比べて安定している、こういうお答えをしております。  具体的に申し上げ...全文を見る
○大野国務大臣 まず、アメリカの世論はどう受けとめているのだろうか、自衛隊のサマワにおける活動でございます。  この問題は、ブッシュ大統領からの評価もいただいておりまして、まず、イラクにおいて人道面及び民主的なイラクの国家の成立に向けて極めて重要な貢献を行っているというふうなこ...全文を見る
○大野国務大臣 在日米軍駐留経費でございますが、去る二月の2プラス2の会合におきまして、現行の特別協定終了後の措置について協議をしようということでは一致いたしております。日米間の協議の現状あるいは具体的な内容につきましては、現段階では、米側との問題もありまして、答弁を差し控えさせ...全文を見る
○大野国務大臣 今、安全保障問題という切り口からそのコストを考えなきゃいけない。そのコストは祭りの寄附なんだろうか、どうなんだろうか、ここも考えていただかなきゃいけないと思います。我々は、世界の平和が日本の平和なんだ、そして日本を守るためのアメリカの抑止力が必要なんだ、こういう考...全文を見る
○大野国務大臣 想定されておりません。
○大野国務大臣 今回、二十六日に合意をいたしましたものは大筋のものでございます。したがいまして、あすワシントンで、2プラス2で、ある程度その大筋が固まっていくことになろうかと思います。  ただ、その後、地元の調整とか日米間の協議、これもあるわけでございます。そういうことを含めま...全文を見る
○大野国務大臣 説明をきちっと申し上げたと思いますが、例えばキャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセンに基地を集約してくる、そうなりますと、広いものが必要になってくる可能性もあります。  それから、共同使用ということも考えられております。決してまだ決まったということは言えませんけれ...全文を見る
○大野国務大臣 そういう大きな考えのもとで、飛行の安全性等を考えてさまざまな角度からそういう構想、先生のポイントは、なぜあれだけ大きな面積が要るんだということでございますから、それはあらゆる角度から考えてやっているわけでございまして、今後詰めていく話でございます。  現在のとこ...全文を見る
○大野国務大臣 なぜ普天間の移設問題をSACO合意の延長線でやらなかったか、これはもう先生十分御存じのとおりであります。苦渋の選択は一九九九年の閣議決定、それで、環境アセスに三年、建設に九年半という期間が要る。ところが、実際にそのプロセスがうまくいっていない、こういう問題がありま...全文を見る
○大野国務大臣 そろそろ決断すべきときじゃないか、こういう御指摘でございます。  まず第一に申し上げたいのは、我々はあくまでも、イラクにおける政治的プロセスが進展していって、イラクという国が平和で民主的な国家になっていく、これが一番大きな要素であり、二つ目には、イラクの治安情勢...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に申し上げたいことは、いわゆる段階的な治安権限移譲の条件策定に関する共同委員会というのがつくられておりまして、そこで議論が始まっております。多国籍軍とイラク政府との間で議論が始まっております。  そこで段階的移譲に向けたガイドラインについて協議いたしてお...全文を見る
○大野国務大臣 まず第一に、イギリスとかオーストラリアの防衛首脳と十分相談しなきゃいけないじゃないか、こういう御指摘でございました。それは我々、特にイギリス、オーストラリアとは電話で話したりはいたしておりますが、そういう話はこれまで聞いたことはありません。このことを申し上げたい。...全文を見る