大幡基夫
おおはたもとお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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08月04日 | 第149回国会 衆議院 運輸委員会 第1号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党の大幡基夫でございます。 日本の大型公共事業は、事業の目的が不明、採算の度外視あるいは環境破壊の危険など、重大な欠陥が指摘されている、いわゆる欠陥事業が少なくありません。 私は、きょう、今関空で進行している沈下問題と、それへの対応にかかわって、公共事...全文を見る |
○大幡委員 その沈下予測と対応が関空の安全と経営にかかわる大問題、この認識を持っているという点は確認できますよね。問題は、今言われた、関空の沈下がおおむね予測の範囲内にあるのかどうかということなんです。 資料三を見てほしいのですが、この資料三は、一九九二年の四月に関空が、それ...全文を見る | ||
○大幡委員 もう一度確認したいのですが、今言われたのは現状ですよ。埋立土砂は〇・五、沖積層六・一、洪積層七・二というふうに言われたでしょう、今。そうですね。 そうすると、これは合計十三・八メーターの沈下なんですが、間違いありませんか。 | ||
○大幡委員 実は今回、全体としてのこの沈下予測に対して、平均はどうなっているのかということについて、関空に対しても資料請求したのですけれども、結局わからない、そういう対応でした。 それで、この資料六を見てほしいのです。この資料六は、先ほど高木委員が紹介された、運輸省が沈下予測...全文を見る | ||
○大幡委員 再度聞きますけれども、今回報告されているこの資料五の予測値は、九〇年の第一次修正後に何らかの新たな予測をした修正値ではないというふうに責任持って断言できますか。これははっきりしますよ。私は、事前には、これは修正値という話もちょっと聞いたんだけれども。 | ||
○大幡委員 つまり、場所は一緒なんだが予測値は違うということなんです。そして、この予測値は違うんだけれども、実測値はほぼ実態を反映しているというふうに私は思うのです。 そうしますと、この十一メーターという沈下には、上部埋立地の〇・五が入っていないのです。したがって、この十一メ...全文を見る | ||
○大幡委員 いいですか。二期の工事が既に始まっている。ところが、その前提である予測の調査の報告書が公開できない。つまりこれは、どれだけの沈下があるかわからないということを認めているのと同じなんです。しかもそれは一兆五千六百億円の総事業費がどれだけ膨らむかわからないということでもあ...全文を見る | ||
○大幡委員 もう時間が来ましたので。 沈下予測が崩れているということ自体も問題ですが、しかし、そういう実態が一切発表されていない、隠されている。今の段階でも予測の範囲内でおさまるというふうな根拠は何もないわけです。そういう点では、私がきょう明らかにした関空の沈下の実態というの...全文を見る | ||
○大幡委員 以上で質問を終わります。 | ||
09月28日 | 第150回国会 衆議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党を代表して、森総理に質問します。 まず、介護保険の問題についてお伺いしたい。 介護保険が始まって半年、この間、全国では利用料の負担が重いために必要なサービスが受けられない、こういうお年寄りが続出しています。私は、介護保険の制度の本来の目的からいって、...全文を見る |
○大幡委員 今の総理の答弁は、私の質問に答えていないと思うのです。つまり、私は、利用料が重くて介護サービスを減らさざるを得ない人がいる。このことはあってはならない、こういう立場に立たないと、例えば今与党三党の改善の議論が始まっていると聞いていますが、現状を抜本的に打開する対策は打...全文を見る | ||
○大幡委員 私は、総理の立場、総理のリーダーシップという問題が問われていると思うのです。 今、こういう事態が全国にあります。そして、地方自治体は、やむにやむを得ずさまざまな独自の利用料減免の措置をとっています。こういう利用料減免の措置をとっている自治体が二百四十七まで広がって...全文を見る | ||
○大幡委員 あなたには、利用料が払えないから必要な介護が受けられない、そういう人の痛みがわかっているのかというふうに言いたいです。 先ほど、みんなで支え合う制度、こういうふうに言ったけれども、介護保険も社会保障の一環です。互いに助け合うということは、払えない人からも取り立てる...全文を見る | ||
○大幡委員 このパネルをもう一遍見てほしいんです。このパネルで、要支援の認定の方は五四・七%、圧倒しているんです。つまり、これは、利用制限が六万一千五百円、一割負担でも六千円、まさに利用料が低ければ使いやすい、使っているというのがこういう状況にも生まれています。 同時に、もう...全文を見る | ||
○大幡委員 あなたは本当に痛みがないんですか、胸の痛みが。 総理、大阪市が今回、第二段階の方の保険料の減免措置を決めました。大阪市はなぜこの減免措置を決めたのかということをコメントで出しています。お渡しします。——こう言っているんです。いいですか。大阪市の文書です。「保険料の...全文を見る | ||
○大幡委員 あなたは本当に反省がないというか、冷たい人だ。政府は知らぬ顔をできても、直接住民に接する自治体はそうはいかないんです。 例えば、愛知県の碧南市は、世帯全員が市民税非課税で収入四十二万円以下のお年寄りは保険税をゼロにしました。既に百五十自治体に減免自治体が広がってい...全文を見る | ||
○大幡委員 地方自治体がこういう独自の制度をつくっているのは、現行制度に欠陥がある。それをつくったのは国なんです。国が欠陥がある現行制度を一向に直そうとしない、したがって、やむにやむを得ずいろいろな努力が図られている、それを地方自治体に任せるという態度は、総理、責任の放棄です。 ...全文を見る | ||
○大幡委員 補正予算で二千億円の財源をつくれば、介護の緊急措置というのは可能です。ぜひこれを実現していただきたい。 一方で、きょう、そういうことの明言を避けられましたが、新聞報道では、今回の補正予算で、結局相も変わらず大型公共事業を中心とした大型補正を準備している、こういうこ...全文を見る | ||
11月08日 | 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第9号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党の大幡基夫です。 早速質問します。 これまでの議論で、今回の与党案には、私設秘書の行為を対象から外していること、請託を犯罪の構成要件としていること、第三者供与を除外していること、また対象行為を契約と処分に限定していることから予算の箇所づけなどは問題に...全文を見る |
○大幡委員 私はざる法だとは言っていなくて、幾重にも逃げ道があると指摘されていると言ったのです。 今理由として、特定の者の利益を図るという性格というふうに言われました。しかし、それなら、僕は行政指導を外すのは全くおかしいと思うんです。確かに法的拘束力がない。ある意味では法的拘...全文を見る | ||
○大幡委員 行政指導を対象から外すのでは、族議員の存在と横暴だとか、政官財の癒着の構造にいわばメスを入れることにならない、このことを改めて指摘しておきたいのです。 その上で、同時に、与党案の問題は、契約や処分であってもそれだけではあっせん利得罪の対象になり得ない。つまり、権限...全文を見る | ||
○大幡委員 要するに、わからないのですよ。だから結局、具体的に言っていることは、この間言われたのは、例えば予算委員会で質問するぞとか、あるいは委員会で問題にするぞとか、いわば質疑権の行使にかかわる問題については幾つか具体的に言われているんです。しかし、それ以外については本当にわか...全文を見る | ||
○大幡委員 北側さんの、公明新聞の中には、国会議員の地位が前提とは言っていないんです。したがって、本来、この北側さんの見解に立つならば、今の与党案の中の「権限に基づく影響力を行使」、つまりこの言葉を外す必要があるんです。 同時に、私、もう一つ紹介したいのは、この間地方で、地方...全文を見る | ||
○大幡委員 時間が来ました。 百点満点というふうに言われましたが、党内でも納得していないんです。とりわけ国民とじかに接する地方議員の皆さんはそういう意見書を出してきているんです。私は、国民の期待にこたえる実効力あるあっせん利得の処罰法案の成立のために、与党側に修正協議に応じる...全文を見る | ||
○大幡委員 自民党と公明党のことを言ったんです。 質問を終わります。 | ||
11月09日 | 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○大幡委員 私は、日本共産党を代表して、野党四党共同提案のあっせん利得処罰法案に賛成、与党案に反対の討論を行います。 そもそもあっせん利得処罰法案は、国会議員等が、他の公務員に口ききし、わいろを受け取ることを政治家の腐敗行為として処罰することによって、相次ぐ政治と金をめぐる事...全文を見る |
11月15日 | 第150回国会 衆議院 運輸委員会 第1号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党の大幡基夫です。 今、関西国際空港は、経営破綻に加えて深刻な沈下問題に直面をしています。八月四日の本委員会での私の質問で、関空の定点観測十七点の平均沈下量が、既に当初の五十年後の沈下量、沈下予測量十一・五メーターに到達していること、しかも、今なお年間二十...全文を見る |
○大幡委員 要するに、十二・七、仮に十三・二としても、十三・二が十四・五に変わっている。変わっているという理由を、荷重を加味したというわけのわからぬ数字を書いているということが明らかになったわけです。 次に、もう一つの角度からこの問題を解明したいのですが、今回関空は、旅客ター...全文を見る | ||
○大幡委員 今、高潮時における島内の地下水位は潮位よりも低減するというふうに言われたのですが、それは雨が降っていないときの話なのです。 大雨が続くと、淡水というのは海水よりも軽いですから、海水の上に浮くという状況になる。そして、その後に台風がやってくると、島内の中央部において...全文を見る | ||
○大幡委員 資料五を見てほしいのですが、これも関空の公式文書ですが、下から十行目にこう書いてあります。 空港島の埋立地盤高は、開港五十年後まで見通した中で空港機能上問題の生じない所定の天端高、つまりCDLプラス三・二メーター以上を確保できるように云々というふうに書いています。...全文を見る | ||
○大幡委員 ともかく、どこまで沈んだら大丈夫かという数字が言えないぐらい、実は事態は深刻になっているのです。 そこで、関空の沈下の今後の予測について、数字だけでいいですから、簡潔にお答えください。 | ||
○大幡委員 そうすると、この資料一を見てほしいのですが、この資料一の平均値でいいのです。つまり、現在十一・五、五十年後が十二・〇になっています。去年一年間の沈下が二十二センチですよ、〇・二二。去年一年で〇・二二なのに、今後四十数年間で〇・五、こういう予測数値になっている。これは僕...全文を見る | ||
○大幡委員 ポートアイランドのものは、海水の上に雨水がたまっていて、それが地震によって上に出たんですよ。つまり、それ自身はそういうことなんです。 それで、もともと関空というのは一兆円の総事業費でスタートをして、それが九〇年に沈下予測を八メーターから十一・五メーターに変更して、...全文を見る | ||
○大幡委員 私は、もうちょっと沈下問題というのは空港の安全機能にかかわる問題だからまともなやりとりができるかというふうに期待をしたのですが、全くこれでは運輸省の責任は果たせないと思うのです。 改めて私は、関空の沈下問題、それから経営問題も含めて、委員会として、直接の調査、また...全文を見る | ||
○大幡委員 以上で質問を終わります。 | ||
11月17日 | 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第13号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党の大幡基夫です。 私は、永住外国人の地方参政権の制定は、いわば憲法に対しての国会と政党の責任、態度が鋭く問われていると考えます。 私は大阪に生まれ、育ちました。大阪には十六万人もの永住外国人がおられます。これらの人は、生活基盤もある、納税義務も果たし...全文を見る |
○大幡委員 憲法とこの地方参政権の問題についてもさらに深めていきたいと思うんです。 続いて、二つのことをお聞きしたいんです。 一つは、この法案を今国会で成立させて二十一世紀を迎えることは日本の民主主義にとって極めて重要だということであります。 外国人、異文化との共生と...全文を見る | ||
○大幡委員 時間が過ぎましたので、日本共産党がこの法案を今国会で成立させるために全力を尽くす決意を表明して、質問を終わります。 どうもありがとうございました。 | ||
11月29日 | 第150回国会 衆議院 運輸委員会 第2号 議事録を見る | ○大幡委員 日本共産党の大幡基夫です。 ことし、道路運送法が変わり、来年度中にはバス事業者の生活路線からの撤退が地元合意がなくてもできるようになりました。この法律は、地方の公共輸送機関であるバスの生活路線の切り捨てを招くとして、日本共産党は同法案に反対しました。 まず質問...全文を見る |
○大幡委員 つまり、JR西日本バスでいいますと、百九十一のうち百二十六、実に七割近くの路線が廃止するという意向を表明している。 例えば、滋賀県の水口営業所というところがあるんですが、この管内で、土山町大河原というところから草津線の貴生川、三雲駅を結ぶ路線バスを廃止するというん...全文を見る | ||
○大幡委員 だから、無責任だと思うんですよ。JR各社は他の民鉄とは違うわけです。法律で、事業計画も毎年運輸大臣の認可が必要だ。こういうところで、そういう会社が法案が通るや否やこれだけの廃止を言い出している。私は、運輸省の監督責任が問われていると思います。しかも、バス問題というのは...全文を見る | ||
○大幡委員 要するに、許可した理由は、JR北海道のバス部門の経営が悪化しているから、これは「理由」という文書の中にも明記されているんです。だとすれば非常におかしい。かつての特別委員会で、当時橋本運輸大臣が、北海道、九州、四国を分社化しないのは、バスブロックの収支採算が非常に悪いか...全文を見る | ||
○大幡委員 旅客鉄道株式会社等に関する法律の中で、毎営業年度の開始前に事業計画については運輸大臣の認可が必要、しかも、変更する場合にも運輸大臣の認可が必要。したがって、運輸省、運輸大臣が事業計画に基づく指導をきちんとやれば、これは対応できる問題だと思うんです。 運輸省も、国鉄...全文を見る | ||
○大幡委員 私、関西空港の問題も、需要予測は最大に見込んで、沈下予測は最小に見込む、つまり、採算優先、この根本にも、本来国の責任でやるべき第一種国際空港をいわば株式会社に任せるという自民党のやり方があると思うんです。ぜひ、二十一世紀の運輸行政、交通行政という点でこの根本的な転換を...全文を見る |