大平喜信
おおひらよしのぶ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月25日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○大平分科員 日本共産党の大平喜信です。 私の地元、中国地方には、山口県の岩国市に、沖縄県以外で唯一のアメリカ海兵隊の基地があります。きょうは、岩国基地で目の前に迫っている艦載機の移駐の問題を中心に質問いたします。 米軍岩国基地では、一九九七年から二〇〇七年にかけて、沖合...全文を見る |
○大平分科員 滑走路の沖合移設は、安全上、騒音上の問題解決のために行われました。住民の皆さんも、これで少しは騒音の被害が軽減するのではないかと期待もいたしました。しかし、実際はどうか。周辺住民の皆さんは、私は直接伺ってお話を伺いましたが、沖合移設後もほとんど騒音は変わらないと怒り...全文を見る | ||
○大平分科員 増加もあるんですよね。この間、大幅に改善されているといいながら、沖合移設を行った後も全く改善されていない。 実際に、私は、基地から約一・五キロの岩国市尾津町に住む六十代男性のお宅を訪ねてお話を伺いました。その方は、沖合移設後から騒音の記録を手のひらサイズのノート...全文を見る | ||
○大平分科員 資料を配付しました。一枚目をごらんください。 これは、岩国市に寄せられた航空機騒音の年ごとの苦情件数のグラフです。新滑走路供用前の三年間の年平均が千五百六十五件、新滑走路供用後三年間の年平均が千七百八十二件。苦情件数で見れば、むしろ沖合移設後の方が多くなっている...全文を見る | ||
○大平分科員 今の大臣の答弁は、結局、沖合移設をして被害が軽減されたんだから、多少機数や騒音がふえても沖合移設前の状況と同じぐらいなんだから我慢せよ、そのように、周辺住民の皆さんの気持ちを逆なでするような答弁だと言わなければなりません。 沖合移設は騒音被害の軽減のためだと言い...全文を見る | ||
○大平分科員 その移駐によってどのぐらいの騒音が起こるのか。 現在、住民に説明をしている騒音予測コンター図で想定をしている一日の標準飛行回数は何回ですか。 | ||
○大平分科員 今の答弁をまとめた資料を配付しております。二枚目につけております。しかし、ここで示されている標準飛行回数から、既に現在、幾つも変更点があります。 右下の黄色い囲みのところ、岩国から厚木へ移駐とされている自衛隊機P3などの十七機は岩国にとどまっているので、五十六回...全文を見る | ||
○大平分科員 その二つの変更を加味しますと、ここでもともと防衛省が想定されていた、再編後三百八十九回とされている一日の標準飛行回数はどのぐらい増加することになりますか。 | ||
○大平分科員 六十一回ふえて、約四百五十回になります。一日の飛行回数が三百八十九回から四百五十回へと増大します。大変な増大ぶりです。 それだけではありません。さらに、厚木から移駐される予定の、この表では百三十回と書いてある、現在五十九機と言われている艦載機の機種と機数に変わり...全文を見る | ||
○大平分科員 変更はあり得るという御答弁でした。 しかし、先ほど答弁にもありましたが、この間のアメリカの運用の変更によって、現在厚木基地に配備されている移駐予定とされていた機種、機数もですね、既に変わっております。 例えば、この表にもありますけれども、FA18ホーネットは...全文を見る | ||
○大平分科員 間違いないとの御答弁でした。 スーパーホーネットは、今現在岩国市民を騒音被害で苦しめているホーネットと比べても、騒音の被害は大きくなる、音の大きな戦闘機なんですね。つまり、防衛省がつくられて今住民に説明をされておられるこの騒音予測コンター図、あなたたちが当初の想...全文を見る | ||
○大平分科員 その飛行経路は、日米で公式に合意されているものですか。 | ||
○大平分科員 公式に合意はされていますか。お答えください。 | ||
○大平分科員 つまり、飛行経路も、今回の艦載機移駐に伴って確定したものでもなければ、現在の飛行経路にあってもアメリカと公式に確約したものではありません。通常であればこのように飛ぶだろう、アメリカはこう飛んでくれるに違いないというだけにすぎない話なのであります。 私は手元に昨年...全文を見る | ||
○大平分科員 とんでもありませんね。 F35Bというのは、今現在岩国に配備されているFA18ホーネットと比べても音が格段に大きい。アメリカの本土でも配備反対で基地周辺住民が裁判に訴える事態にまでなっている戦闘機であります。つまり、これを岩国に配備するのかしないのか。岩国に艦載...全文を見る | ||
○大平分科員 在日米海兵隊の航空基地は、普天間と岩国しか日本にはありません。普天間に配備できないとなれば、残る選択肢は岩国しかないではありませんか。来年にも配備をしようと言っているのに、そんな無責任な態度は決して許されないと私は言わなければならないと思います。抑止力の一言で住民に...全文を見る | ||
○大平分科員 いや、答弁になっていないですね。艦載機移駐によってどれだけ被害が広がるかという懸念が広がっているんです。移駐後にどれだけ影響があるかというんじゃ遅いんですよね。 つまり、オスプレイの配備のときにも、不十分ではありましたが環境レビューが行われました。今回はそれすら...全文を見る | ||
○大平分科員 決して妥当な配慮は行われておりません。園長先生のお話をもう一度繰り返します。子供の命や人権をないがしろにして何が防衛か、何が抑止力かと言いたい、この言葉を本当に私は受けとめて帰ってきたところです。 今でさえ、こうした耐えがたい苦痛を強いている中で、岩国基地にさら...全文を見る | ||
03月01日 | 第190回国会 衆議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○大平喜信君 私は、日本共産党を代表して、地方税法改正案並びに地方交付税法改正案に対する反対討論を行います。(拍手) 地域の再生が重要な課題となる今、地方自治体の役割は、憲法と地方自治法に基づき、住民の福祉の増進を進めていくことであります。そのためには、地方が必要とする財政基...全文を見る |
03月09日 | 第190回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信でございます。 昨年の通常国会で、公職選挙法の改正が全会一致で決まりました。選挙権年齢が十八歳以上へと引き下げられました。そのことによって、十八歳、十九歳の全ての人たちが、私たちと同じように選挙権、投票権とともに選挙運動が行えることになりました...全文を見る |
○大平委員 公職選挙法上のという御答弁でしたが、先ほど、答弁にもあるとおり、最高裁の判決などあくまでも社会通念上の定義であり、法文上の定義ではありませんね。確認です。もう一度。 | ||
○大平委員 法文上の定義ではないということでした。 今の総務省の答弁の内容を、お配りしています配付資料の一枚目につけております。 これは総務省からいただいた資料をそのまま添付しておりますが、同時に、この資料は、総務省と文科省が共同で作成をし、今、全ての高校生と教員に配付を...全文を見る | ||
○大平委員 通知では政治的活動として説明をされており、副読本には政治的活動という言葉は一切出てこず、全て政治活動で説明をされています。先ほどの答弁ですと、ほとんど同じような趣旨、内容なのかなというふうに感じたんですけれども。 大臣にお伺いしたいと思うんですけれども、つまり政治...全文を見る | ||
○大平委員 先ほどの局長の答弁を繰り返しておられたんだと思いますが、同様の趣旨なのかなと思って聞きました。 高校生たちは副読本で政治活動として教えられ、教育委員会や学校では政治的活動と、この通知に基づいて指示をすることになる。今聞いても何だかよくわからない二つの言葉が入りまじ...全文を見る | ||
○大平委員 十八歳になった高校生も選挙運動ができるようになり、学校もこれを「尊重する」というふうに通知では書いてあります。 配付資料の二枚目をごらんいただけるでしょうか。 これは、生徒、教員に配られている副読本の十三ページのコピーをしました。ここでも、図表、わかりやすいイ...全文を見る | ||
○大平委員 配付資料の三枚目に、今の通知の抜粋を載せております。 放課後や休日に学校の構外で生徒が行う選挙運動や政治的活動について、違法なもの、暴力的なもの、そのおそれが高いと認められる場合とともに、学業や生活などに支障があると認められる場合には「必要かつ合理的な範囲内で制限...全文を見る | ||
○大平委員 この通知にもあるんですけれども、違法なもの、あるいは暴力的なものというのは、政治活動であろうとなかろうと当然取り締まりの対象でありますし、それは高校生であっても大人であっても当然取り締まられるべきものであり、それが政治活動全般の制限の理由に私はならないと思うんです。 ...全文を見る | ||
○大平委員 では、この通知にもあります、制限、禁止の対象になる「学業や生活などに支障があると認められる場合、」というのは、どういうケースを指すんでしょうか。 | ||
○大平委員 先ほどの答弁にありました「学業や生活などに支障があると認められる場合、」のケースとして御紹介があった、夜遅くまで電話やメールなどをして寝不足になって、授業への集中力がなくなったりする場合だと。 その理由が政治活動への参加かどうかをどうやって判断するんでしょうか。 | ||
○大平委員 観察や聞き取り等を行って丁寧に対応するということだったかと思います。私も、そのとおりだと思うんですね。 つまり、現場の先生たちというのは、こうした通知があろうとなかろうと、そしてそれが政治活動が理由かどうかを問わず、例えば、クラスの生徒の中に、寝不足が続いて授業に...全文を見る | ||
○大平委員 ちょっとよくわからない答弁なんですけれども。 構外での休みの日の高校生たちの活動を把握するためにということなんでしょうか、今各地で検討されているのが届け出制の問題です。高校生たちが休みの日の構外での選挙運動や政治的活動に参加する場合に、事前に学校に届け出をしなけれ...全文を見る | ||
○大平委員 日時、場所、名称などを届けるのが一般的には届け出の内容になるだろうという御答弁でした。 大臣にお伺いしたいと思うんですが、これから夏の参議院選挙にもなれば、現実的に想定されると思います、選挙期間になって、例えば、今度の日曜日、うちの町の駅前に安倍首相が来て街頭演説...全文を見る | ||
○大平委員 街頭演説は政治的活動に当てはまらないのかどうか、今の大臣の御答弁は当てはまらないということなんでしょうか。では一体何が政治的活動なのかというこの定義がいよいよ曖昧であり無制限であるじゃないかということも感じるわけです。 しかし、先ほど来の答弁にあるとおり、一義的に...全文を見る | ||
○大平委員 そうだと思います。私たち共産党も十八歳から加入をすることができます。 政党に入るという行為は、これこそこの上ない政治活動、政治的活動だと思いますが、これも一例です、届け出制というのが我が高校に導入をされれば、この十八歳の高校生は、例えば自民党に入党するときに、学校...全文を見る | ||
○大平委員 さまざまな例を挙げさせていただきました。 明らかだと思いますのは、いずれにおいても、この文科省の通知を厳格に実践し、届け出制を行えば、こんなおかしなことがあちこちで私は起こると思うんです。そういう仕組みだからこそ必ず、私は、高校生たちにとって、さまざまな選挙運動、...全文を見る | ||
○大平委員 大臣は、所管に任せると繰り返し答弁をされています。 こうした愛媛のような県がある一方で、幾つかの都道府県教育委員会では、構外の政治活動は、家庭の理解のもと、生徒が自主的に判断して行うものとして、届け出制は不要だと判断しているところも生まれております。つまり、ある県...全文を見る | ||
○大平委員 余りにも無責任な答弁だと言わなければなりません。 文部科学省が発出した通知によって、こうした届け出制を今各地で学校は真面目に検討しているんだと思うんです。そして、資料にもあるとおり、既に現実に校則にまで書き込まれようとしています。高校生たちの休みの日の過ごし方にま...全文を見る | ||
○大平委員 届け出制を導入したら、憲法が規定する内心の自由、思想信条の自由を脅かすのではないかという質問をしています。お答えください。 | ||
○大平委員 届け出制が導入されれば、真面目に実践しようと思えば思うほど、いつ、どこで、何に参加するのかを言わなければならないと高校生たちは思うわけです。憲法の規定と届け出制は決して両立し得ないと私ははっきり述べておきたいと思います。 日本国憲法の規定に加え、日本も批准をしてい...全文を見る | ||
○大平委員 二月十七日の会見では数カ所の誤記、点検ミスと言っていたのが、全容を調べてみると何と千五十四カ所もの誤りがあったとのことでした。驚きの事実であります。しかも、発見されたのは、市民の有志の方が公文書公開請求をし、調べる中で初めてわかったことでした。 一つ確認したいのは...全文を見る | ||
○大平委員 大臣に最後、お伺いしたいんですが、教科書採択は綿密な調査研究を行った上で適切に行われ、採択に関する保護者や市民の信頼の確保に努める必要があると文科省も繰り返し述べてこられました。 この点で、今度の呉市教委の問題はどうだったのか。一千カ所を超えるミス、しかも、それが...全文を見る | ||
○大平委員 大臣におっしゃっていただいたとおり、事は、子供たちが三年間学ぶ教科書を選ぶという大変重要な問題です。こうした極めて無責任なずさんなやり方では、保護者、市民は決して納得しないということも改めて申し上げまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月18日 | 第190回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○大平委員 私は、日本共産党を代表し、地震防災対策特別措置法の改正案起草に当たり、一言申し上げます。 地震が発生した際、住民の避難と当面の生活を確保し被害の拡大を防ぐ、地震防災対策のための施設整備に係る国庫補助率の引き上げの有効期限を五年間延長することは当然の措置であり、本起...全文を見る |
○大平委員 以上で私の意見表明を終わります。 ありがとうございました。 | ||
04月06日 | 第190回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 きょうは法案の審議ではありますが、冒頭に、若干の時間を使って、昨年十二月、広島県の府中町で男子中学生が自宅で自死をするという大変痛ましい事件が起きたことにかかわって質問したいと思います。 亡くなった御本人と御遺族の方に対して、まず冒...全文を見る |
○大平委員 よろしくお願いしたいと思います。 亡くなった男子中学生は、どうせ言っても先生は聞いてくれないという思いを以前から保護者に話していたとのことでした。本当に重く受けとめなければいけない言葉だと思います。 二度とこのような悲しい事件を、当該中学校はもとより全国のどこ...全文を見る | ||
○大平委員 それぞれの教育行政機関が我がこと、我が問題として今度の問題を捉え、今後の教訓にしていくという立場に立つことが再発防止策を講じていく出発点になると私は考えております。 さらにお伺いします。 二月の二十九日に発表された当該中学校が行った調査報告では、当時の制約があ...全文を見る | ||
○大平委員 やはり、第三者委員会の姿勢として、子供たちの生の声を聞くという姿勢をぜひ持っていただきたいというふうに思います。 四月一日付の中国新聞では、御遺族の方の第三者委員会に対するコメントとして、「大人としての見地からのみならず、十五歳の目線からの検討を試みていただきたい...全文を見る | ||
○大平委員 私は、たった一回の過ちをもって、三年間の総仕上げとして希望する進路の道が断たれてしまうという、このあり方が果たして中学校という教育現場であるべき進路指導なのか、こういう点を含めて、推薦制度のあり方を根本から見直す必要があると感じております。 この問題の質問の最後で...全文を見る | ||
○大平委員 大臣、私が伺ったのは、真相究明はもちろんこれからだと思いますが、それも含めて、文科省自身が進めてきたこの間の生徒指導に問題があったのではないか、そこの見直しの検証をみずから行うべきじゃないかという質問をしました。 馳大臣がこのタスクフォースの会議の第一回のときに意...全文を見る | ||
○大平委員 文科省が進める生徒指導の中で、今、中学校を含め学校現場でどんな実態になっているのか、その実態も、私たち、たくさん聞いてもきておりますので、そういうことを紹介しながら今後もこの問題を取り上げていくことを述べまして、法案についての質問に移りたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○大平委員 つまり、先ほどの答弁は、千五百五十億円にとどまらないということを大臣みずから認められたと思うんですね。昨年の八月に関係閣僚会議で決めた整備計画に言う「千五百五十億円以下とする。」という約束をもこれはほごにするものになるんじゃありませんか。大臣、いかがでしょうか。 | ||
○大平委員 つまり、千五百五十億円では終わらない、しかも、その経費はどこまで膨らむのかもわからないということになっているということです。極めて無責任な姿勢だと言わなければなりません。 こうして大きな不安と不信が国民の中に広がる中、この極めて巨額な整備経費を、サッカーくじへの依...全文を見る | ||
○大平委員 国が半分を賄い、残り半分を東京都とサッカーくじで折半するという説明でした。 しかし、財源スキームをよく読んでみますと、分担割合二対一対一のところに小さな字で注が書かれてあります。何と書いてあるか、説明してくれますか。 | ||
○大平委員 今の引用の中にある「国庫納付金の減少見合いの額」とは幾らですか。 | ||
○大平委員 その四百三十二億円がこの財源スキームで国費としている七百九十一億円の中に入る、この注はそういう意味でしょうか。確認です。 | ||
○大平委員 本来国に入るはずだったお金が入らなくなる、だからそれは国の負担に認めるんだという説明でした。 その国に入るべきお金というのは、もともとその財源は何でしょうか。確認です。 | ||
○大平委員 答弁にあったとおりです。国にもともと入るはずだったとした財源も、これはサッカーくじの売り上げからのものであるということです。 つまり、財源スキームでは国が半分を持ちますと大きく見せ、そして、今度の改正案では国の取り分を三分の一から四分の一へと減らしますとしながら、...全文を見る | ||
○大平委員 いや、先ほどの内閣官房の答弁を繰り返しただけでした。 私は一つ疑問でした。サッカーくじの財源を三百九十五億円と想定しているのであれば、今度の法改正で、一年で百十億円入ることが見込まれているんだから、四年間で四百四十億円が見込まれ、これで賄えるではないかと思っていま...全文を見る | ||
○大平委員 全く答弁になっていない、全く都民、国民は納得しないと私は思いますね。 国が責任を持ってというのは私もそのとおりだと思うんです。 では、実際にこの整備費に対する国の負担はどうなるのか。七百九十一億円のうち、先ほどあった四百三十二億円はサッカーくじからの充当となる...全文を見る | ||
○大平委員 七百九十一億円のうち、約半分をサッカーくじの売り上げから充当する、残りの部分についても、先ほどありましたスポーツ振興基金を取り崩して手当てすることとなっている、あとは補正予算などで既に確保している。 つまりは、総額が今後膨らまない限りは、もうこれ以上国の一般会計か...全文を見る | ||
○大平委員 いや、そういうことを聞いているんじゃなくて、もうこれ以上国の一般会計からの支出はないのかということを聞いたんですが、もう時間がないのでいいです。 つまり、もうこれ以上の支出はないのであります。 遠藤大臣がおっしゃられたとおり、そもそも国立競技場は国の施設であり...全文を見る | ||
○大平委員 時間が来ましたので質問を終わりますが、まさに我が党がこれまで一貫して反対し続けてきた道、つまり、本来国が国費で確保するべきスポーツ振興のための予算を、専らくじの収益、つまりギャンブルに頼り、そして予算が必要になるたびにその拡大に走ろうとする、その道に今度の法案も進めよ...全文を見る | ||
04月19日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 まず冒頭、熊本地方を襲った大地震と、その後の相次ぐ余震によりお亡くなりになられた方、また御遺族の皆様に心からのお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた皆さんに心からのお見舞いも申し上げたいというふうに思います。 避難されておられ...全文を見る |
○大平委員 民営化されたからといっても、JRは、その歴史的経過を踏まえて、利用者の利便の確保、適切な利用条件の維持、地域経済及び社会の健全な発展の基盤の確保を今後も図る必要があるので、以下の配慮すべき事項を定めた、そういう御答弁だったと思います。 つまり、JRは、他の民間鉄道...全文を見る | ||
○大平委員 七時四分、七時七分というお話でした。下りの列車の始発駅である江津駅、これは最も利用者が多い駅でありますが、これを出発するのが六時ちょうどなわけですね。つまり、通学に利用するには早過ぎるわけです。 例えば二〇〇三年のころのダイヤを見ますと、それでも江津駅出発が六時三...全文を見る | ||
○大平委員 地域と地域の住民の皆さんに丁寧な説明、その他答弁がありましたが、住民の皆さんにとっては、なかなか自分たちのこうした思いが聞いてもらえていないという、そんな思いを持っておるわけですね。ですから、ことしの一月、わざわざ関係自治体の首長、皆さんがそろって上京して、切なる思い...全文を見る | ||
○大平委員 私は、地元で有名な石見川本駅の改札に一年のうち三百三十日ぐらい立って、三江線からおりてくるお客さんたちに観光案内をしている川本町の観光協会の方のお話も伺いました。 その方は、三江線がなくなることによって、鉄道地図の上から川本の名前が消えてしまう、田舎が否定されるよ...全文を見る | ||
○大平委員 そこで、問題の三江線ですが、JR西日本は、赤字路線であり、採算がとれないんだという説明を繰り返し行っております。 国交省にお伺いしますが、国鉄からJR西日本に変わった一九八七年当時の三江線の輸送密度、いわゆる一日平均の利用者数ですが、どのぐらいあったでしょうか。 | ||
○大平委員 四百五十八人という輸送密度でした。 当時の議論で、輸送密度が四千人未満かどうか、これが路線の存廃を判断する一つの基準だったというふうに伺いました。 そのことを考えると、四百五十八人という数は、採算だけでいえば当然赤字の路線であったことは疑いないというふうに思い...全文を見る | ||
○大平委員 御答弁にあったとおり、ここ三年間、JR西日本は一千億円を超える営業利益を上げております。最新の数字である二〇一四年度の経常利益九百二十一億円は、分割・民営化以降、最高額である。初めから赤字路線であることをわかっており、それでも全体としては黒字になるし、むしろ生き返らせ...全文を見る | ||
○大平委員 先ほどの答弁の繰り返しだと思いました。なかなか答えていただけないなと思いましたが。 少し角度を変えましてさらにお伺いしますが、国鉄からJRに分割・民営化される際に、四百五十八人という輸送密度であるにもかかわらず、廃止をされなかった理由は何だったでしょうか。 | ||
○大平委員 一定の整備がされているという御答弁でした。 私、実際、代替交通、道路の整備の状況というのも視察に伺いましたけれども、やはりこれはちょっと認識が全然違うなという実感です。大臣もぜひ行ってみられたらというふうに思いますけれども、特に美郷町や川本町などの沿線道路というの...全文を見る | ||
○大平委員 十分な議論をという御答弁でした。 私の地元の地方紙でもある中国新聞にも、投稿欄には二日に一本くらいのペースで、三江線を残してほしい、そういう本当に切なる思いというのが掲載される。私もその思いを本当に受けとめて、きょうここに、質問に立たせていただいております。 ...全文を見る | ||
04月20日 | 第190回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号 議事録を見る | ○大平委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人日本スポーツ振興センター法及びスポーツ振興投票の実施等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論します。 本法案は、新国立競技場をサッカーくじの売り上げと東京都民の負担で建設を進めるためのものです。 新...全文を見る |
04月26日 | 第190回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 まず冒頭、改めて、今度の地震で犠牲になった方、被害に遭われた方への心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 先日の日曜日、私も現場に伺いました。その中で最も感じたことは、避難所の環境改善が急務だということです。 内閣...全文を見る |
○大平委員 現場に伺いまして、避難所格差という言葉を聞きました。発災後十日たっても、いまだに食事の提供はおにぎり一個、パンが一枚、こういう避難所だって少なくありません。また、報道でもあるように、益城町の総合体育館では千二百五十人が避難をされ、メーンの体育館の耐震性が問題で避難者を...全文を見る | ||
○大平委員 伺いまして、一般避難所におられる方の中で、つまり、ボランティアで来られた看護師さんが声をかけて初めてわかった問題、入れ歯をせぬまま逃げてここまで来て、しかし、おにぎりが支給されたけれども入れ歯をしていないから食べられない、何とかお茶で流し込んで食べた、そんなお話も伺っ...全文を見る | ||
04月27日 | 第190回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 まず、熊本、大分両県を初め九州地方を襲った地震に関して質問をいたします。 まず冒頭、今度の地震で犠牲になられた方、また、被害に遭われた皆さんへの心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 私自身も、この日曜日に熊本市と...全文を見る |
○大平委員 ぜひ、大臣のイニシアチブを発揮していただきたいというふうに思います。 今度の地震では、多くの被災自治体で、避難所と指定をされていた小中学校で、耐震化が終わっていたにもかかわらず破損箇所が見つかり、そのうちの少なくない施設で、倒壊の危険があるからと避難者が追い出され...全文を見る | ||
○大平委員 子供たちの命の問題、また、心のケアの問題に直結する課題であります。ぜひ早急に対応していただきたいというふうに思います。 質問を続けますが、今、学生たちは就職活動の真っ最中です。そんな中、被災した学生は就職活動が思うようにいかず、不安と焦りを募らせております。幾つか...全文を見る | ||
○大平委員 文科省あるいは厚労省のさまざまな手だてが打たれていることは私も存じ上げておりますが、なかなかその手だてが被災学生のところに届いていないというのも、現地へ伺って感じたところです。 先ほど大臣の答弁にもありました、事は若者たちの将来にかかわる重大な問題であります。ぜひ...全文を見る | ||
○大平委員 私は、率直に言って、今御答弁のありました文科省の課題の認識、そこにとどまっていいのかと思うわけですね。基準そのものの課題がなかったかと思うわけです。 報告書を読んでみますと、当該中学校では、もともと、推薦・専願基準の中に、触法行為がないことという項目があるんです。...全文を見る | ||
○大平委員 馳大臣、一般論としてという話もありましたし、文科省の立場ということで答弁されたんだと思いますが、委員の皆さんは余り御存じないかもしれませんが、私の地元広島県を中心に発行されている中国新聞という地方紙があるんですけれども、そこで、四月二十二日付、馳大臣が独自のインタビュ...全文を見る | ||
○大平委員 先ほどの通知の中にありましたゼロトレランスという教育方針ですけれども、トレランスとは寛容という意味であり、直訳をすれば、ゼロトレランスとは寛容ゼロ、つまり不寛容という意味であります。 この文科省の通知を踏まえて、広島県教育委員会は、各学校に対して、生徒指導に関する...全文を見る | ||
○大平委員 先ほどの大臣の答弁にありました、個々の児童生徒の状況に応じて、あるいは一人一人の個性を踏まえて、そして児童生徒を共感的に理解しという御答弁でしたが、私が現場で伺った実態は、まさにその反対のような生徒指導の実践が行われている、そのことを私は指摘したいというふうに思うんで...全文を見る | ||
○大平委員 ぜひ大臣御自身の御感想も聞きたいと思うんですけれども、先ほどの答弁にもありました、問題行動の背景をよく聞く、個々の対応をとることが必要だ、同時に組織的な対応が必要だ、そんな御答弁だったと思います。 さらに紹介したいのは、そのお母さんに伺って私が耳を疑ったのは、ささ...全文を見る | ||
○大平委員 きょうは福山市のある小中学校の例を取り上げましたが、私が強調したいのは、文科省がこの間出してきた通知の忠実な実践によって、広島県内であちこちでこういう実態が起きていることです。 先ほどの馳大臣の答弁の中にもありましたし、前回の質疑の中でも、大臣は、管理型という教育...全文を見る | ||
05月11日 | 第190回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号 議事録を見る | ○大平委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一四年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(その2)、二〇一四年度国庫債務負担行為総調書(その1)の三件に対して、反対の討論を行います。 我が党は、当初予算、補正予算が執行された過程で生じる予備費支出に対して...全文を見る |
05月11日 | 第190回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信でございます。 きょうは、国立大学法人法改正案にかかわって、幾つか質問をしていきたいというふうに思います。 法案では、第三十四条の六に、指定国立大学法人の「中期目標に関する特例」が設けられております。もともと国立大学の中期目標は、法律上は文...全文を見る |
○大平委員 そんな中、今度の法案では、指定国立大学法人の中期目標を定めるに当たって、先ほどの第三十四条の六、「世界最高水準の教育研究活動を行う外国の大学の業務運営の状況を踏まえなければならない。」としています。 この踏まえるというのはどういうことか。世界に名立たる外国の大学の...全文を見る | ||
○大平委員 この間の説明でも、指定国立大学の指定はあくまでも大学からの申請に基づくものだということや、大学みずからが伍していこうとする海外大学の取り組みをベンチマークとして設定する、そんな説明がありました。あくまでも各大学が自主的に外国の大学の状況を踏まえて検討するんだ、そんな説...全文を見る | ||
○大平委員 大臣は、これまでと同様にやるんだというふうな答弁でありましたが、しかし、今度の法案で新たに六つの項目を具体的に並べて、海外の名立たる大学をベンチマークに設定するということも新たに述べながら、中期目標への反映もしていくんだ、こういうたてつけになっているわけです。 そ...全文を見る | ||
○大平委員 ちょっと、後半部分はまた後で取り上げたいと思いますが、つまり、確認ですが、学長選挙そのものは禁止されていませんね。確認です、もう一度。 | ||
○大平委員 確認しました。 そこで、さらに伺います。 今度の法案において、指定国立大学の指定の際、また中期目標の作成の際に、六項目の一つに挙げられているガバナンスの強化の内容として、学長選挙をやめなければ指定を認めないということになるのかどうか。確認です、いかがですか。 | ||
○大平委員 各大学の判断だということで、答弁を確認しました。 私、大臣にも同じことを確認しておきたいと思うんです。最終的に指定国立大学を指定するのは文部科学大臣であるということです。その際に、学長選挙をやめさせるというような介入をすることはありませんね。確認です。 | ||
○大平委員 意向投票の有無は各大学の判断だという御答弁を確認しました。 しかし一方で、この問題で私が危惧をしているのは、ある新聞で馳大臣が次のように述べておられたことです。 学長や学部長、病院長などを決める際、組織内で意向投票をしている大学は、ガバナンスの観点から、改革の...全文を見る | ||
○大平委員 現場の実態がどうなっているのか、大臣は本当にわかっておられるのかと思うわけです。 具体的な現場の声を幾つか紹介してみたいと思うんです。 当然、大臣もお読みになっていると思うんですが、文部科学省がつくられた、ことし三月発行されている、科学技術の状況に係る総合的意...全文を見る | ||
○大平委員 学長裁量経費がふえたから運営費交付金が減ったという声でした。 この定点調査のデータ集の中でも、例えば、「運営費交付金の定期的削減に加え、学長裁量経費への一定枠の吸い上げが義務付けられ、基盤経費のさらなる削減が行われました」など、同様の趣旨の声が具体的にたくさん書か...全文を見る | ||
○大平委員 この項目についても、データ集ではこんなことも書かれております。「イノベーションが経済成長の脈絡で主張されており、基礎研究の多様性を阻害している」、「予算の重点化とともに、短期的な視点に触れてきている」、さらには、「各種の大学「改革」による疲弊によって大学の研究力が落ち...全文を見る | ||
○大平委員 いずれも軒並み下がっているのであります。明らかに運営費交付金が減ったことが最大の原因であり、しかも、それが、この間、大学間だけでなく、大学内部での重点配分ということにしてきたからであります。 現場からこうした痛烈な意見が出ている。文部科学省自身もそう分析している。...全文を見る | ||
○大平委員 運営費交付金の安定的確保が必要と大臣はおっしゃられるんですけれども、先ほど来も質疑の中でありました、実際この間の動きを見ますと、法人化以降は毎年一%ずつずっと減らされている、今年度も、重点配分で、少なくない大学が減っている、これが紛れもない事実であります。 私の地...全文を見る | ||
○大平委員 私は、日本共産党を代表して、国立大学法人法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論します。 本法案は、安倍政権が掲げる経済の成長戦略の一環として、企業の投資対象として魅力的な、グローバルな競争力を有する国立大学をつくり出すことが目的です。 本法案で創設...全文を見る | ||
05月18日 | 第190回国会 衆議院 外務委員会 第15号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 比例中国ブロックの選出、広島県の出身です。きょうは、外務委員会で初めて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 まず、私は、核兵器廃絶の問題について質問したいと思います。 オバマ大統領が、アメリカ大統領として...全文を見る |
○大平委員 日本政府の姿勢は次の質問で聞こうと思ったんですけれども、大臣にまとめて答えていただきましたので飛ばします。 核兵器のない世界を実現するために、具体的に、とりわけ日米両政府がどのような行動を行っていくのか。米国は今までの態度を改める必要があるというふうに私は思います...全文を見る | ||
○大平委員 米軍が米軍機ではないと言ったから、独自に聴取をすることもなく、そのまま島根県に回答した、そういうことでした。 先ほど、川本町の最高観測値が百一・四デシベルだと紹介をしました。これは観測し始めてから二番目に高い数値であり、すさまじい爆音でした。 では、米軍機では...全文を見る | ||
○大平委員 米軍機でもなければ自衛隊機でもない、これは国籍不明機ということになります。 さらにお伺いしますが、この日、この時間に領空侵犯があったという記録はありますか。 | ||
○大平委員 米軍機でも自衛隊機でもなく領空侵犯もなかった。そうすると、では、この時間、この地域で何も飛んでいない、防衛省はそういう認識なんでしょうか。 | ||
○大平委員 全く無責任な答弁であります。全く矛盾しているじゃありませんか。答弁しながら感じませんか、次長。米軍機でも自衛隊機でもなく領空侵犯もない。米軍が米軍機じゃないから、何か飛んだんだろうが何かはわからない。 私、伺いました。川本町では、保育所の園児たちが怖がって職員に抱...全文を見る | ||
○大平委員 空域調整をしているという御答弁でした。しているということは、米軍機が飛んだ可能性が大いにあるということになると思います。 きょう配付資料を委員の皆様にお配りいたしました。一枚目をごらんいただきながら聞いていただきたいと思うんです。 我が国では、航空法に基づき、...全文を見る | ||
○大平委員 防衛省は米軍のフライトプランを、航空法の仕組みから、そしてこの一枚目に配付した皆さんの管理システムの仕組みから、当然受け取っていると思うわけですが、米軍の運用については答えられないというお答えでありました。 しかし、この「マモル」にもあるように、防衛省として日本の...全文を見る | ||
○大平委員 尾翼に写っている黒いシルエットのことをお聞きしたんですけれども。 私はコウモリが羽を広げた姿に見えるわけですが、防衛省は、コウモリの印を持つ米軍の戦闘機があるかどうか、確認です、お答えください。 | ||
○大平委員 私も調べてみましたら、米海兵隊岩国航空基地の第二四二全天候戦闘攻撃中隊が運用しているFA18Dという航空機がこの印をつけていると、岩国基地の公式ウエブサイトに載っておりました。私も手元にその戦闘機の写真を持っておりますが、まさにうり二つに見えるわけでございます。 ...全文を見る | ||
○大平委員 私は、日本政府の姿勢一つだと思いますよ。世界から見ても異常だと言わなければなりません。イタリア、ドイツでは、米軍機の自由な飛行訓練は決して許していない、明確な取り決めをしているのであります。要は、主権の問題であります。 国民の平穏な生活を踏みにじる、米軍機による傍...全文を見る | ||
10月19日 | 第192回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。どうぞよろしくお願いをいたします。 ノーベル医学・生理学賞を受賞された東京工業大学大隅良典栄誉教授は、日本でも社会全体が大学を支えるという認識が広がらないと科学者は育たない、今、学生は貧しくなっていて、支援なしに研究に邁進することは難しい...全文を見る |
○大平委員 概算要求でも要求しているとの御答弁でした。ぜひとも、要求どおり必ず実現のために頑張っていただきたいというふうに思います。 もう一点は、成績基準の問題です。 現行の制度は、成績が三・五以上ないと無利子奨学金は受けられないとされております。これも、大臣、所信表明を...全文を見る | ||
○大平委員 撤廃という事項要求をしているとの答弁でした。撤廃を確認いたしました。 きょうは、財務省、大臣政務官にもお越しいただいております。 同じ質問なんですけれども、所信表明でも述べられたとおり、この残存適格者二万四千人の解消、成績基準の撤廃を来年度予算で行うということ...全文を見る | ||
○大平委員 成績基準の撤廃はどうですか。 | ||
○大平委員 成績基準は撤廃ということでしたが、残存適格者の解消の方は何だか曖昧な答弁だったように思います。 私たちも、残存適格者の解消は一刻も早く実現すべきだということで、この間、何度も求め続けてきました。文部科学省も概算要求でそのことは求めてきたというふうに思いますが、やは...全文を見る | ||
○大平委員 低所得者世帯ということで、児童養護施設の退所者、生活保護世帯、住民税非課税世帯などが考えられており、おおよそ、人数にして、先ほどの局長の答弁を合計すると約十六万人ということでした。 確かに、こうした世帯の皆さんは、経済的負担が大変重くのしかかり、意欲や能力があるに...全文を見る | ||
○大平委員 大臣、ここは極めて大事な論点だと私は思っています。この給付型奨学金に期待をしてこの議論に注目されている皆さんは、どういう規模で、あるいは自分自身がその対象になるのかどうか、このことに注目をしていると思うんですね。ぜひ、答弁を避けずに答えていただきたいと思うんです。 ...全文を見る | ||
○大平委員 今、額は問題にしていないんです。どういう規模、どういう範囲で支給対象となるのかということをまず一点目の論点として明らかにしたいということ。 できるだけ多くのというお話も、大臣、ありました。ぜひ大臣に聞いていただきたいのは、こういう今検討されている規模で、学生たち、...全文を見る | ||
○大平委員 今局長から答弁があったものについて、委員の皆さんにお配りしています資料の一枚目につけております。グラフにしております。 実家からの仕送りはない、だからバイトをしているという学生が七・五%。実家からの仕送りだけでは修学継続が困難だ、だからバイトをしているという学生が...全文を見る | ||
○大平委員 そうであるならば、今検討されているこの支給の規模で果たしてそれに応えたものになっているのかということが、やはり大きく問われなければならないというふうに思います。この規模がふさわしいものなのかどうか、また、さらに別の角度として、世界各国に目を向けていきたいというふうに思...全文を見る | ||
○大平委員 先ほどの局長の答弁を三枚目の資料につけました。これは文部科学省から提供されたそのものの資料です。先ほど御答弁があったとおりです。 いずれも、全学生数の二割後半から三割、そういう規模で支給がされている。額も、月額三万円から四万五千円というものでした。ドイツやフランス...全文を見る | ||
○大平委員 なかなか、一割いくかどうかという規模から思い切って拡大することを求めるという、そのことに応える答弁じゃなかったなというふうに感じます。 日本共産党は、まずは月三万円、七十万人、これは現在の奨学金利用者の約半分ですが、ここに給付をするところから始めようという提案をし...全文を見る | ||
○大平委員 文科省自身も、制度創設の基本的な趣旨である進学を後押しするためには、みずからが対象となるのかどうかについて入学前の時点で予見可能とすることが重要だと述べておられます。 返還免除型では、今局長の答弁にあったとおり、これがなかなか予見できないわけですよね。進学をちゅう...全文を見る | ||
○大平委員 返還免除型というのは、文科省が出してある資料の中にもはっきり書いてあるとおり、これは貸与なんですよね。そして、予見可能性が極めて乏しい、極めて乏しいというか、ないわけですよね。だから、給付というのであれば、大臣、これは当然事前給付型にすべきだということを私ははっきり申...全文を見る | ||
○大平委員 大臣の御認識も、高いということでよろしいですか。 | ||
○大平委員 私が尋ねましたのは、大臣、各国との比較で高いか安いかというふうに聞いているわけではなくて、今の日本の学生たちやあるいは保護者の皆さんの家計状況や生活環境の中での負担感も含めた、今の学費が高いのか、適正なのかということをお尋ねしたわけです。 私、大臣にぜひ聞いていた...全文を見る | ||
○大平委員 授業料の値下げを私は求めたわけですが、財源等の問題でなかなか難しい、そんなお答えだったと思います。 文科省は、二言目には、この授業料の問題を伺いますと、授業料免除枠を拡大してきた、こんなふうにおっしゃるわけです。 そこで聞きますが、今度の概算要求では、国立、私...全文を見る | ||
○大平委員 免除枠を拡大してきたといっても、国立大学で一〇%ちょっと、私立大学でいえば二・七%だという御答弁でした。とりわけ私学は本当に深刻だというふうに思います。 ことし三月に発表された文科省の委託事業であるいわゆる中途退学調査、ここでは学生からの経済的支援の相談状況を調査...全文を見る | ||
○大平委員 相談件数がふえていること、そして、国立大学はその相談の内容として、奨学金制度の問題とともに授業料減免の制度が学生課の方からも説明をされるわけですけれども、私立大学では授業料の延納が多く寄せられたということでした。 このような国立大学と私立大学の相違は、授業料減免制...全文を見る | ||
○大平委員 低所得者層に対する補助率のかさ上げという御答弁がありました。 ただでさえ国の私学助成は、大臣もよく御認識されていると思いますが、この間一貫して右肩下がりというふうになっています。経常経費の二分の一は国が補助をするというふうに私立学校振興助成法でも定められているにも...全文を見る | ||
○大平委員 若者たち一人一人のかけがえのない夢を応援する、そのために政治が責任を果たす、そのことを求め、日本共産党もそのために全力を挙げる決意を申し上げまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
11月02日 | 第192回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号 議事録を見る | ○大平委員 私は、日本共産党を代表して、教育公務員特例法等改正案に反対の討論を行います。 本法案は、大量退職、大量採用など、教員の年齢、経験年数の不均衡による弊害などを理由に、公立の小中高の教員の研修計画の仕組みを変えることを中心としたものです。 まず指摘しなければならな...全文を見る |
11月16日 | 第192回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 いじめ防止対策推進法が施行されて三年がたちました。しかし、その後も、いじめを苦にした子供たちの自殺が後を絶ちません。 ことし八月、青森市に住む中学二年生の女子生徒が列車に飛び込み亡くなるという事件がありました。前日まで、伝統芸能の津...全文を見る |
○大平委員 認識を共有しているなというふうに思います。 だからこそ、まず何よりも、いじめの発見、認知が大事で、教員たちが、子供の様子を、そしてその変化をしっかり把握し、見守り、対応することが求められていると思います。 しかし、現状はどうか。この間、いじめの認知件数はふえた...全文を見る | ||
○大平委員 全国で約四割弱の学校が、一年間でいじめは一件もなかったと報告をされています。先ほど大臣が御答弁ありましたとおり、どの子にも、どのクラスにも起こり得るといういじめが、一件もなかったと報告されているわけです。 例えば、小規模の学校で、本当に一年に一件もなかったという学...全文を見る | ||
○大平委員 いじめを認知した際の対応の不十分さが、まさに先ほどあったように、取り返しのつかないところにまで問題を大きくしてしまっております。 その点で、もう一つ看過できない事例があります。いじめを認知したが、謝罪をさせて、それで解決をした、それで支援や見守りを終了してしまうと...全文を見る | ||
○大平委員 約九割のいじめが解決をしたと報告されているわけです。 大臣、この結果についてどのように思われるでしょうか。 | ||
○大平委員 私も、大臣の御答弁と同じ認識を持っております。 いじめ問題は、何よりもまず、いじめられている子供の安全を確保すること、そして、いじめ加害者のいじめ行為をやめさせなければなりません。そのためには、現場でよくやられているんですが、けんか両成敗とか握手で仲直りとか、こう...全文を見る | ||
○大平委員 こうした教員の誤った対応によって、さらに子供が傷つけられるようなことがあってはなりません。そして、いじめの解決どころか、もっと深刻化させてしまうような指導の現状は直ちに改善をしていかなければなりません。いじめ対応のスキルを教員の中に育んでいくためには、そのことに特化し...全文を見る | ||
○大平委員 二十七年度になってこの数字が一気にふえているものですから、不思議だなと思って調べてみましたら、先ほど局長から御答弁あったとおり、この年から聞き方が変わっているんですね。 二十七年度からは、これまで二つに分けていた、いじめの問題に関して職員会議等を通じて教職員間で共...全文を見る | ||
○大平委員 私、これではだめだと思うんですね。職員会議で少し話しただけでも、この数字、カウントされちゃうわけですよね。職員会議で少し話し合っただけでは、前段ずっとるる述べてきたように、教員のいじめ対応のスキルが身につくとは私は思いません。職員会議で少し話し合うということと、きっち...全文を見る | ||
○大平委員 研修かどうかという名前の問題を私は問うているわけじゃなくて、やはり目的なんですよね。教員一人一人がいじめ対応のスキルを育んでいかなければならない、そういうために行われている研修、そういう内容になっているのかということをきちんと把握していただきたいということを重ねて求め...全文を見る | ||
○大平委員 教職員定数の改善、クラスサイズを小さくする、少人数学級の拡大を進めていく、ぜひともこの決意、進めていっていただきたいというふうに思います。 次に、いじめ自死の被害者遺族の知る権利、これをどう保障するかについて伺いたいと思います。 朝、我が子が行ってきますと家か...全文を見る | ||
○大平委員 しかし、現実はどうかを見ていきたいというふうに思うんですね。 このいじめ防止法が施行されてもなお、隠蔽が各地で続いています。一つ具体的な事例を御紹介したいと思うんですね。 五年前の九月一日の未明に、鹿児島県の出水市で、中学二年の女子生徒が、四メートルもの高さの...全文を見る | ||
○大平委員 この事故が発生したのは法施行前ですが、これは今なお続いている問題であります。 このアンケートの開示を受けて、遺族は再調査を求めているわけですが、市の教育委員会や市長などは拒否をし続けています。あげくの果てには、自死には家族の問題もあるようだと、ここでも被害者責任論...全文を見る | ||
○大平委員 直ちに再調査に進むべきだということを私からもお訴えしたいと思います。 私が重大だと思うのは、出水市の教育委員会は次のように述べているんです。国が示した通知や指針に基づき、事故調査委員会や外部委員のみで構成する事故調査専門委員会でアンケートに基づいた調査、分析を行う...全文を見る | ||
○大平委員 当該の出水市の教育委員会自身が、国が示した通知や指針に基づいてやっていることだと述べているんですね。これは決して他人事ではないですし、こうした事態は決して鹿児島だけの問題ではありません。 冒頭に紹介した青森の女子生徒のケースでも、御遺族が子供たちにとったアンケート...全文を見る | ||
○大平委員 防止法の中身を大臣、紹介されたと思います。必要な情報を適切にというふうにあるわけですが、実態としては適切に行われていない、まさに実行力あるものに仕組みづくりを見直す必要があるということを重ねて訴えておきたいと思います。 仕組みづくりという点で一点お伺いしたいのは、...全文を見る | ||
○大平委員 この調査は何のためにやるのか、一体何が大事なのかということをもう一回明らかにする必要があると思うんですね。 私は、かけがえのない一人の子供の命がなくなった、それに対して、何があったのかをみんなで全力で明らかにする、御遺族の当たり前かつ最大の願いであり、また、再発防...全文を見る | ||
○大平委員 よく、学校の責任が問われると裁判に訴えられる、だから隠そうということに学校あるいは教育委員会はなるわけですが、実際は、全くの逆であります。御遺族は、何よりも、何が起きたのか、その真実を知りたいだけであり、それが隠されるのが何よりの不信の原因になっている、そしてやりたく...全文を見る | ||
○大平委員 大臣もその有効性、重要性を認めておられます初動調査、私たちは、できるだけ三日以内に行うべきだということもあわせて求めたいと思います。 私たち日本共産党は、二〇一二年十一月に、「「いじめ」のない学校と社会を」との提言を発表しました。きょう議論してきました目の前のいじ...全文を見る | ||
11月17日 | 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第2号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 一年半ぶりの憲法審査会です。私は、一年半前の六月四日、まさにこの場で、三人の憲法学者の方々に集団的自衛権行使容認の閣議決定と安保法制について質問いたしました。私の質問に対し、皆さん、閣議決定は立憲主義に反する、安保法制は憲法違反であると...全文を見る |
11月17日 | 第192回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 先ほど委員長から御報告もありました台風十号を初めとした豪雨災害によって、犠牲になられた方とその御遺族の皆さん、また被害に遭われた皆さんに、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 東北の被災地は東日本大震災から復興途上で...全文を見る |
○大平委員 ありがとうございます。 伺いましたところ、ある被災者の方がブロック塀の被害を申請したところ、行政から、対象外であると受け付けてもらえなかったという事例がありました。 今回の鳥取地震では、住家に被害はなくても、塀や蔵など、こうしたものが壊れた世帯が少なくありませ...全文を見る | ||
○大平委員 大臣、よろしくお願いしたいと思います。 被災者支援の問題について伺いたいと思います。 私も現場を直接見てきましたし、この間報道でも映し出されておりましたが、今回の鳥取の地震では、かなりの住家で屋根瓦が落ちるという被害がありました。四週間たった今でも、相当の数の...全文を見る | ||
○大平委員 次の質問の答弁もしていただいたわけですけれども。いろいろおっしゃっていただきましたが、やはり何らかの支援は必要だという御認識を大臣もされたというふうに思います。 この間、被害認定の調査が進む中で、この地域でも全半壊世帯が急増しまして、北栄町は全壊世帯が十世帯を超え...全文を見る | ||
○大平委員 厳しい財政状況の中でも、自治体はこうして、目の前で放っておけない現実があるからやっているわけですよね。それに対する国の支援が必要ではないかということを求めているわけでございます。ぜひとも、引き続き検討していただきたいというふうに思います。 次に、福祉避難所について...全文を見る | ||
○大平委員 もう一つお伺いします。 同時に、難病の息子を持つこうした母親でさえもそうであったように、まだ多くの国民に福祉避難所の存在が知られておりません。内閣府が行った調査で、東日本大震災の避難者に福祉避難所について質問をしたものがありますが、その結果を御紹介ください。 | ||
○大平委員 全国でいまだに半分以上の自治体が福祉避難所を設置していない。当然、要配慮者がどこにどのぐらいいるのかもつかまれておりません。そして、先ほどありました、要配慮者自身も含めて国民の四人に三人以上が福祉避難所の存在を知らないでいます。 大臣にお伺いしたいと思います。 ...全文を見る | ||
○大平委員 ガイドライン、先ほど大臣ありましたが、半年前に出されて、なお、今回、鳥取地震でこういう状況になっているわけですから、担当者への徹底、国民に福祉避難所の存在を知らせ、迅速、安全に避難できるようにするための施策を強めていただくように、重ねて求めたいと思います。 続いて...全文を見る | ||
○大平委員 全国の区域指定率、私、計算してみました。先ほどの局長の答弁を試算でやりますと、全国六九%であることに比べ、広島は約四八%と大きくおくれております。全国の一覧を見ますと、一〇〇%近い都道府県もあれば、かなりおくれている都道府県もありました。おくれているところは、なぜおく...全文を見る | ||
○大平委員 補助率の引き上げについては、バランスの観点もある、慎重に検討をという政務官の御答弁でした。 私は、進んでいるところはいいと思うんですね。広島県のように特におくれているところは、やはり、さまざまな地理的問題、あるいは特殊な困難な条件もあるからこそおくれているわけで、...全文を見る | ||
○大平委員 県の独自支援が進んでいるところでこの事業の活用も進んでいる。岩手県などもまさにそういうことでした。 やはり額の引き上げということが決定的であることを物語っていると思います。ぜひ、国としての上限額の引き上げを重ねて求めたいと思います。 最後に、地学教育の現状と課...全文を見る | ||
○大平委員 今なお、日本の高校生の七割以上が地学未履修で卒業している実態です。また、高校現場では、地学の教員不足も深刻になっております。 高校における地学の履修者をふやしていけるように、地学教育の抜本的な拡充を図り、地学教員を大幅にふやすことを求め、自分たちの住む地域の特性を...全文を見る | ||
11月21日 | 第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号 議事録を見る | ○大平分科員 日本共産党の大平喜信です。 被爆地広島の出身で、核兵器廃絶を初め、平和を守る課題をライフワークにして取り組んできました。 安倍政権は、今月十五日の閣議決定で、南スーダンPKOに関して、安保法制、いわゆる戦争法に基づく自衛隊の新任務として駆けつけ警護などを付与...全文を見る |
○大平分科員 そうした日本政府の対応に、地元自治体、地元住民からは大きな怒り、憤りの声が上がっております。 二〇一七年一月に、FA18ホーネットのかわりにF35Bを岩国配備する計画は、約四年前から米海兵隊の海兵航空計画で方針が示されてきたものでした。また、ことしの三月二十三日...全文を見る | ||
○大平分科員 配備まで半年もないこの時期での伝達、説明というのが、先ほど大臣がおっしゃいました可能な限り速やかな説明、住民は全くこんなふうに捉えられないですよ。やはり、日本政府、防衛省は、米国に対して、遅過ぎる、そんなこと認められないとはっきり物を申さなくてはならないのに、それも...全文を見る | ||
○大平分科員 では、防衛省はこの事故をどうやって情報収集されたのでしょうか。お答えください。 | ||
○大平分科員 要は、皆さん方が岩国に押しつけようとしているその直前の時期に同じ機種が重大事故を起こしているのにもかかわらず、米側からの報告はあったのかなかったのかも含めて明らかにすることはできない、そういう姿勢を示されました。この一点をとっても、地元からすればとんでもない許しがた...全文を見る | ||
○大平分科員 改めてもう一度確認したいと思いますが、原因究明が行われて再発防止策がとられるまでは配備の計画を強行されるということはありませんね。明確に御答弁ください。 | ||
○大平分科員 再発防止策がとられるまで強行されることはありませんかという質問に対して、なかなか明確な答弁をしていただけませんでした。 万が一でもそうしたものが明らかでないまま配備が強行されれば、関係住民の理解を得られないどころか、怒りが沸騰することは間違いないというふうに思い...全文を見る | ||
○大平分科員 ならば、お伺いをいたします。 岩国基地はこれまでにさまざまな軍用機が配備をされてきましたが、では、そもそも、岩国基地における米国による環境レビューがこれまで一度でも実施をされたことがあるでしょうか。お答えください。 | ||
○大平分科員 これまで米側による環境レビューは一度も実施されたことがないとのことでした。 では、日本政府は、そもそもこれまで岩国基地関連の環境レビュー実施を一度でも米側に求めたことがあるでしょうか。私たちは、もとより配備そのものには絶対反対ですが、少なくとも米側に岩国基地にお...全文を見る | ||
○大平分科員 なぜ求めないのか。重大な変更が行われると思いますよ、このF35Bの岩国配備は。 先ほど、一定の条件と言いましたか、一定の範囲と言いましたか、そういうときにはやる可能性はある、そんな答弁がありましたが、今度のF35Bの岩国配備は重大な変更が行われる。これは、少なく...全文を見る | ||
○大平分科員 まさに米軍への追従ここにきわまれりと言わなければならないというふうに私は思います。決して住民は理解することはないということもはっきり申し上げておきたいというふうに思います。 防衛省のごまかし的なやり方はこれだけではありません。 騒音の問題で、防衛省は、現在の...全文を見る | ||
○大平分科員 やはりここでも、騒音に苦しむ周辺住民の被害に真剣に向き合おうとしない、そういう態度だというふうに言わなければならないと私は思います。 次に、F35Bの性能、訓練場所、運用の問題に質問を移りたいというふうに思います。 F35戦闘機は核兵器が搭載可能な戦闘機だと...全文を見る | ||
○大平分科員 将来的には含む、そういう性能を持ったF35Bがこの岩国に配備される、被爆地広島をまさに範囲とする、そういうところに配備されるという重大な事項だと言わなければならないというふうに私は思うんですね。 そうしたF35戦闘機、それでは、岩国基地に配備されると、どこで、ど...全文を見る | ||
○大平分科員 現行の戦闘機とほぼ同様の方法、場所において訓練が見込まれるという御答弁でした。 ということは、中国山地にある自衛隊の訓練空域、いわゆるエリア567を初め、訓練空域でもない中国地方の山間地、いわゆるブラウンルート、また四国のオレンジルート、こういうところで低空飛行...全文を見る | ||
○大平分科員 F35Bが岩国に配備された後に騒音が増加しました、これじゃ困るんですよ、大臣。 低空飛行訓練というのは日本の航空法では禁止をされているにもかかわらず、アメリカ軍機はこの航空法の適用から除外されています。世界を見ても、米軍機の自由勝手を許しているのは日本など一握り...全文を見る | ||
○大平分科員 稲田大臣にお伺いいたします。 米軍のステルス機は、日米共同訓練時も含めて、敵味方識別装置、トランスポンダーなど位置情報把握装置をオフにして飛行訓練することはないとはっきり言えますか。また、自衛隊は、F35Aを来年導入しますが、位置情報把握装置をオフにした飛行や訓...全文を見る | ||
○大平分科員 どこを飛んでいるかわからない、そんな訓練をやられたんじゃ困るということで私は質問しています。オフにすることはないということが確認もされていない、こんな基本的なことが確認もされていないのに配備すると言っている。もちろん訓練空域以外は論外ですが、訓練空域であっても、識別...全文を見る | ||
○大平分科員 はっきりした答弁がいただけませんでした。やはりここでも、国民の安心、安全よりも米軍を優先するという許しがたい態度であると言わなければならないと私は思います。 F35Bの岩国配備は、軍事力の増強であり、岩国基地の機能の強化にほかなりません。日本が攻められていないに...全文を見る | ||
11月24日 | 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 立憲主義に関して幾つか意見を述べたいと思います。 まず何よりも重大なことは、安保法制ほど立憲主義を踏みにじったものはないということです。安倍政権は、これまで歴代内閣によって憲法の九条のもとで集団的自衛権の行使は認められないとされてき...全文を見る |
11月25日 | 第192回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号 議事録を見る | ○大平委員 日本共産党の大平喜信です。 私は、中国地方を回っておりまして、住民の皆さんや自治体の皆さんからさまざまな要望をお聞きするわけですが、その中でも多いのが、学校施設整備に関する要望です。 配付資料の一枚目をごらんいただけるでしょうか。 これは鳥取市のある小学校...全文を見る |
○大平委員 洋式トイレ六十一万個、割合でいいますと四三・三%でした。圧倒的な自治体、八五%が洋式トイレへの改修を進めていきたいと考えておられる、そんな調査結果が発表をされております。 大臣にお伺いしたいと思います。 先ほどお示ししました学校施設の老朽化対策を初めトイレの改...全文を見る | ||
○大平委員 御答弁にありましたとおり、大臣も、計画的に進めることが重要だ、そういう御認識だということでした。 自治体がこうした施設整備を計画的に進めていく上で、そのネックになっているのが国の予算不足の問題です。昨年の通常国会でも、私はこの委員会で質問をいたしましたが、年度の当...全文を見る | ||
○大平委員 計画的にこの事業を進めていく上では、やはり当初予算がしっかり確保されることが重要である、これが地方自治体の要望であるということも重ねて訴えておきたいと思いますし、要は、副大臣もおっしゃいましたが、国民の税金をどう使うかという、この問題だというふうに私は思います。 ...全文を見る | ||
○大平委員 文科省にお尋ねします。 国が補助をするときの建築単価は幾らに設定しているでしょうか。 | ||
○大平委員 先ほど防衛省そして文科省からありましたとおり、米軍の子供たちの学校は日本の約二倍、それ以上ということになっておるわけです。 通告をしておりませんが、文科大臣、この格差についてどんなふうにお感じになるでしょうか。 | ||
○大平委員 岩国基地の小中学校は、当然トイレは洋式でしょう。空調もきっと完備されていると思います。私は、米軍の小中学校がぜいたくだと言いたいのではありません。軍事費や思いやり予算などの米軍関係費を聖域にしていることは問題ではありますが、米軍の子供たちにこうした教育環境を日本の税金...全文を見る | ||
○大平委員 局長の御答弁にあったとおり、義務教育は大きく分けて公立小中学校と公立特別支援学校とに分かれております。財務省の数字はそれらを総計した数字であり、それを公立小中学校のみの数字と言うのは、まさに初歩的な誤りだと言わなければなりません。 財務省は何かといえばエビデンスを...全文を見る | ||
○大平委員 全く質問に答えていただいていないわけですが、学級規模を問題にするわけですから、特別支援教育、通級指導教育というのは学級ではない、そのことを知ってこのことを言っているのかというふうにお尋ねしたわけです。 さらに重大なことは、その後にあります学力、要するにテストの点数...全文を見る | ||
○大平委員 財務省の第一の理由に、特別支援教育において学力の間に有意な関連は見られない、こういうふうに書いてあるから私は伺っているんですね。 文科省にお伺いしたいと思います。通級指導教室について、先ほど述べた社会的スキルを育む力、このことに着目したデータがあれば御紹介いただき...全文を見る | ||
○大平委員 御答弁ありました、友達を褒める、ルールを守る、そのほかにも、葛藤の解決とかあるいは主張性、いずれも、よりよくこの社会で生きていく上での大事な力であり、そのいずれもが、通級指導に通う中で育まれているという文科省の重要なデータが示されております。 テストの点数ではかる...全文を見る | ||
○大平委員 財務省、これは三十人に二人で間違いないですよね。御見解をお尋ねします。 | ||
○大平委員 訂正をしていただきたいと思います。三十人の児童を二人で見ているというのが山梨県の実態だということであります。 第三の理由は、外部人材を活用することで通級指導教室を設置していない自治体もある、先ほど副大臣が御引用されたことかというふうに思います。 では、通級指導...全文を見る | ||
○大平委員 約六割の自治体が、必要だが現在は設置していないというふうに回答している、そういう御答弁でした。 同じ調査でさらに伺います。「発達障害のある児童生徒の今後の指導等について」の中で挙げられている課題の中で一番多かった項目はどういう項目でしょうか。 | ||
○大平委員 通級指導教室の新設及び増設が今後の指導について一番求められていることだ、そういうデータでした。 この調査の「考察」では次のように書かれておりました。現状としては通級による指導を受けている児童生徒は発達障害のある児童生徒全体の二割に満たない、通級指導教室の設置に関し...全文を見る | ||
○大平委員 局長の御答弁があったとおり、発達障害はもちろんですが、そのほかの障害種においても、通級指導の拡充、充実はまさに待ったなしの課題となっていると言わなければなりません。 私は、先日、山口県のことばを育てる親の会の方からお話を伺いました。 他校通級が当たり前になって...全文を見る | ||
○大平委員 山梨県の特別の措置というお話もありましたが、それが実態だと、私は実態に基づいて議論をしている、質疑をしているというふうに言いたいと思います。 最後に、松野文科大臣にお伺いしたいと思います。 こうした財政審の建議には、当然、松野大臣もくみしていないというふうに思...全文を見る | ||
○大平委員 財政審建議にくみすることなく、国民の多くが求めている教職員定数の改善を強く求めて、きょうの質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 |