大平喜信

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大平喜信の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第193回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。被爆地広島の出身です。  きょうは、広島選出の岸田外務大臣に、核兵器のない世界の実現に向けた安倍政権の姿勢についてお伺いをいたします。  昨年末、国連総会は、核兵器禁止条約の締結交渉を開始する決議を、賛成百十三カ国、圧倒的多数の賛成で採択...全文を見る
○大平委員 では、そこで、お聞きいたします。  例えば、マレーシアなどがこの二十年提出し続けてきた決議案、国際司法裁判所勧告的意見のフォローアップ、いわゆる核兵器禁止条約に向けた決議案の一つですが、この決議案に日本政府はどういう態度をとってきたのでしょうか。反対したことがありま...全文を見る
○大平委員 棄権をしてきたのはどういう理由だったんでしょうか。
○大平委員 決議の内容が違うことはわかっております。禁止条約締結を求める方向性が同じだということでお伺いをしました。  それで、いろいろ大臣はおっしゃいましたが、今の答弁にもありましたけれども、これまで日本政府は核兵器国と非核兵器国の橋渡しの役割、まあ協力というお言葉もありまし...全文を見る
○大平委員 大臣、これまで立場は一貫している、そういう御答弁でしたが、世論は決してそう見ていないんですよね。  例えば、広島弁護士会は昨年十二月二十一日の会長声明で、自分たちは被爆地広島にある弁護士会として、平和、核兵器廃絶の問題に長年取り組んできた、こういうふうに述べながら、...全文を見る
○大平委員 大臣、今までに一度でも、アメリカからのこういう趣旨の書簡が同盟国に対して送られたことというのがあったんでしょうか。大臣、御存じでしょうか。
○大平委員 配付資料一枚目の下段に、中国新聞、これは共同通信の報道ですが、三段落目に次のように書いております。「米国など核保有国が条約反対のロビー活動を展開する中、同盟国に配布した書簡の内容が明らかになるのは初めて。」だ、このように述べております。  配付資料の二枚目をごらんく...全文を見る
○大平委員 一枚目の共同通信の報道では、先ほどの記述に続いて、次のように報じております。「国連外交筋によると、米国の「核の傘」の下にある日本にも同様の圧力がかかっているといい、こうした動きも踏まえて日本は採決に賛同しない方針を決めたとみられる。」このように報じております。  大...全文を見る
○大平委員 大臣は繰り返し我が国独自の判断だとおっしゃられておりますが、みんな、圧力に屈したと感じているんですよ。  配付資料の三枚目をごらんください。  これは毎日新聞の報道記事です。こうした日本政府の態度に、大きな批判と怒りの声が上がっております。この新聞記事は、広島県被...全文を見る
○大平委員 日本の決議案のことは私は聞いておりません。  今度の核兵器禁止条約締結交渉開始を決めたこの決議案に反対したことに、日本国民の、被爆地、被爆者の強い怒りと批判の声が上がっている、このことをきちんと受けとめていただきたいと思います。(岸田国務大臣「委員長」と呼ぶ)結構で...全文を見る
○大平委員 ちょっとよくわからなかったんですが、政府全体で判断する、これはまだ決まっていないと。外務大臣御自身は参加しようと思っている。ちょっと理由、意味がわからなかったので、もう一度。
○大平委員 この決議は、最善の努力を尽くして核兵器を禁止し、法的拘束力ある条約を締結するよう呼びかけると、参加する国に対して呼びかけております。核軍縮のもろもろ、大臣はおっしゃいましたけれども、この決議の立場をはっきりもう一度お伝えしておきたいというふうに思います。  最後にも...全文を見る
○大平委員 注視するとの御答弁でした。  こうしたトランプ氏の言動に対しまして、アメリカの主要メディアを含め各方面から一斉に批判の記事が飛び交いました。  例えば、ワシントン・ポスト電子版、十二月二十六日付、トランプ氏がツイッターによる核外交を続けるならば、核兵器をめぐる国際...全文を見る
○大平委員 そうした中で、あさって、初めての日米首脳会談が行われます。被爆者の皆さん、被爆地の皆さんはもちろん、多くの市民の皆さんが今度の会談を、そしてトランプ大統領がこうした言動をされている中、核兵器問題に注目しております。  被爆国政府の外務大臣として、岸田大臣、この問題に...全文を見る
○大平委員 明らかにアメリカでは、オバマ大統領からトランプ大統領にかわって、これまでとは大きく違う危険な動きが起きている、それにもかかわらず、安倍政権の岸田大臣の対応は相変わらず日米同盟第一であり、不変だと。とりわけ人類の生存がかかっているほかでもない核兵器の問題で、こうした姿勢...全文を見る
02月22日第193回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○大平分科員 日本共産党の大平喜信です。  稲田防衛大臣には、昨年の臨時国会の決算行政監視委員会の分科会で、F35Bの配備問題を中心に、岩国基地強化の問題を質問いたしました。きょうは、その後の状況の変化も含めて、引き続き岩国基地問題についてお伺いをいたします。  まず、神奈川...全文を見る
○大平分科員 全体で何機の米軍機が移駐する見込みになっているでしょうか。
○大平分科員 六十一機の航空機の移駐が見込まれているとの御答弁でした。要員、家族の皆さんが岩国に移ってくることになります。  岩国基地には、現在、米海兵隊の航空機部隊また自衛隊の航空機部隊が駐留、駐屯しておりますが、この移駐によって総計で何機の航空機が岩国基地に配備されることに...全文を見る
○大平分科員 戦闘機など約百六十機を超える軍用機が常駐する米軍の基地は、沖縄の嘉手納基地を除いて日本にはほかにありません。海外への殴り込み部隊である海兵隊の航空基地ということにとどまらず、東アジア最大規模の軍事基地へと大きく変質しようとしているのであります。  大臣、今回自治体...全文を見る
○大平分科員 機種がスーパーホーネットとグラウラーへかわったと。これは騒音被害が大きくなることが予想される重大な変更であるにもかかわらず、私の国会質問への答弁などを除けば、これまで政府による住民への積極的な情報発信はありませんでした。  岩国基地をめぐっては、艦載機移駐計画のほ...全文を見る
○大平分科員 当然わかることだと思って聞いたんですけれども、当初の計画では五百ヘクタールとしておりましたが、今度の変更によって六百五十ヘクタールと、計画の当初より百五十ヘクタールふえるということになります。百五十ヘクタールといえば、東京ドーム約三十二個分ということになりますから、...全文を見る
○大平分科員 とんでもない答弁だと言わなければなりません。住民は全く納得をしておりません。  自治体が態度決定をするのに住民の声が反映されるということは必要不可欠であります。それは政府にとって最低限の責任だということも訴えたい。一日も早く住民説明会を開催することを重ねて強く求め...全文を見る
○大平分科員 要員が岩国基地に残るかどうか承知していないということで、残ることも否定をされませんでした。  航空機は一旦、厚木か、あるいは空母に行くかもしれませんが、整備、支援要員が岩国基地にとどまるというのであれば、岩国市含め自治体が移駐計画をまだ容認していない中で、移駐計画...全文を見る
○大平分科員 大臣の先ほどの答弁、私、防衛省のペーパーをいただきまして、これを読み上げられたというふうに思うわけですが、さらに次のように書いてあるんですね。「米海兵隊及び統合打撃戦闘機計画室は、F―35B及びそのシステムには自信を持っており、通常任務及び試験を継続している。」と、...全文を見る
○大平分科員 米軍の説明をうのみにして独自の調査をやらないというこの姿勢は、私はどうかというふうに思います。これでは、基地周辺の住民の皆さんが、安全上問題ないという防衛省の言葉を信じられるわけがないではありませんか。  昨年、沖縄でのハリアーとオスプレイの墜落事故、高知沖でのF...全文を見る
○大平分科員 全く無責任きわまれり、そういう答弁だというふうに言わなければなりません。  さきの国会でも述べましたが、F35Bはレーダーで捉えにくいステルス戦闘機であります。管制当局などが飛行位置を把握できないまま訓練が行われるようなことがあれば、日本の空の安全も守れないではあ...全文を見る
○大平分科員 確認をいたしました。  配付資料をお配りしております。ごらんいただきたいと思います。  写真一は、ユーチューブのUSAミリタリーチャンネルというチャンネルに昨年の五月十七日付でアップされた動画の一場面です。  動画には、タイトルに、在日米軍FA18戦闘機(海兵...全文を見る
○大平分科員 公式サイトではない、だからコメントする立場にない、そういう御答弁でした。  この問題のUSAミリタリーチャンネルにアップされているその他の動画も私は見ましたが、在日米軍を含め、米軍の関係者か、あるいは許可を受けた者でなくては撮影できない、そう捉えられる動画ばかりで...全文を見る
○大平分科員 オスプレイが墜落をし、日本じゅうで、住民の皆さん、国民の皆さんが大きな不安に駆られて、今、日々過ごしている。オスプレイが、今度の予算案でも追加購入がされ、日米合わせて五十機を超える、そういう機数で日本じゅうを飛び回る、そういう状況にもなっております。  私の地元、...全文を見る
03月09日第193回国会 衆議院 本会議 第9号
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○大平喜信君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人日本学生支援機構法改正案、いわゆる給付型奨学金法案について質問します。(拍手)  安倍総理は、施政方針演説で、誰もが希望すれば進学できる環境を整えなければなりませんと述べました。しかし、一体誰が、希望しても進学できない環境を...全文を見る
03月10日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  私は、昨年の臨時国会で、通級指導教室に関する財務省、財政審の主張に対しての質疑を行いました。松野文科大臣は、その中で私の質問に答えて、「通常の学級に在籍しながら障害の状態に応じた特別指導を受ける児童生徒は、十年間で二・三倍に増加をしてお...全文を見る
○大平委員 私も全く同じ認識であります。  全国どこでも教員が足りない。先生たちは、過労死ラインで働いても、授業準備の時間さえまともに確保できない。少人数学級は国民の強い要求であり、発達障害、外国人の子供の増加を考えても、教員増が急務な課題だと、教職員、保護者らの切実な実態と訴...全文を見る
○大平委員 相当数いる、そういう御答弁でした。  ぜひとも、大臣、自治体とも協力して、今度の法改正、基礎定数化の機会に、こうした待機児童の数もつかんでいただきたいというふうに思います。  改めて、大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど私が紹介した声、これがまさに、大臣自身...全文を見る
○大平委員 今、他校通級と自校通級がちょうど半数なんですね。今大臣、他校通級の意義といいますか、自校通級では、自分が通っていることを知られたくない、そういう児童にとっては意味があるという御答弁もありまして、柔軟な対応ということがありました。  しかし、私が聞いた保護者の声の多く...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  今度の法改正でよりよい方向に進む、そういう御答弁だったと確認したいと思います。  障害を持ったお子さんを持つお父さん、お母さんの御苦労というのは、私たちが見えていること、見えていないことを含めて本当にたくさんあるというふうに思います。そん...全文を見る
○大平委員 大臣は、教職員の勤務負担の軽減がこのコミュニティースクールによって図られる、今そういう御答弁でしたが、私が聞いている実態とやはりかけ離れていると感じずにはおられません。  先ほど大臣御紹介があった、文科省が二〇一五年に委託をして行った調査、コミュニティ・スクールの実...全文を見る
○大平委員 これは、複数回答で答える形式になっているにもかかわらず、教職員が子供と向き合う時間がふえたと答えている校長先生は一七%、二割にも満たないのであります。いろいろな設問がある中で下から二番目、下位から二番目という状況になっている。  私は、教職員の皆さんが何よりも求めて...全文を見る
○大平委員 条件整備を抜きに現場は対応できないことを重ねて強調しておきたいと思います。  同時に、教職員の皆さんがなぜ学校運営協議会を負担に感じているのか、私は、教職員の皆さん自身が当事者意識を持てないことに背景があるんじゃないかというふうに思うんです。学校現場が抱える課題や、...全文を見る
○大平委員 地域と学校の連携ということでありますから、外部の人たち、地域の人たちというだけじゃなく、やはり何より学校の当事者である教職員の参加ということは大いに進めていくべきだ、このことも重ねて申し上げておきたいと思います。  それと加えて、やはり何よりそこで学ぶ子供たちが、こ...全文を見る
○大平委員 全国にはさまざまな成功例がありますから、文部科学省としても、ぜひとも研究調査もしていただいて、大いに取り入れていって、見直しも今後していくということも重ねて求めて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
03月15日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○大平委員 私は、日本共産党を代表して、義務教育諸学校の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます...全文を見る
03月16日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  国会議員の任期延長を憲法に明記すべきとの意見が出ておりますが、それは国民の選挙権を停止することにほかなりません。  選挙権とは、国民主権の大原則を支え、実現するための極めて重要な権利であります。憲法前文の冒頭にも、「日本国民は、正当に...全文を見る
03月17日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  本日は、四人の参考人の皆様、大変貴重な御意見をいただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。  早速質問をさせていただきます。  まず、花井参考人にお伺いをいたします。  先ほどの意見陳述の中にもございましたが、給付対象者の...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  続きまして、小林参考人と花井参考人にお伺いをいたします。  給付額、特に減額調整の問題についてでございます。  今度の制度設計では、せっかくこの給付型奨学金を受けられることになっても、国立大学に通い、授業料免除を受ける学生については給付...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  続きまして、小林参考人、久波参考人、花井参考人にお伺いをいたします。  先ほどの質問とちょっとかぶってしまうんですけれども、今度の法案では、学業成績が著しく不良な学生には、一旦給付された奨学金の返還を求めることができるとされております。 ...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  私たちは、奨学金制度の改善、拡充とともに、世界から見ても高過ぎる授業料、学費の引き下げを行わなければ、若者たち、国民の教育を受ける権利を保障できないと考えております。  文字どおりの教育費の無償化に向けて、まずは月三万円、七十万人の学生に...全文を見る
○大平委員 大変参考になりました。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  午前中に引き続きまして、政府に質疑させていただきたいと思います。  私は、本会議でも大臣に質問をさせていただきましたが、給付型奨学金の返還の問題についてきょうは伺いたいと思います。  法案では、第十七条の三で、「機構は、学資支給金の...全文を見る
○大平委員 先ほども御紹介ありましたが、きょう午前中の参考人質疑で、久波参考人の方から、努力するエンジンを持ち合わせていない、こういうお話がありました。先ほど大臣の答弁にもありましたが、学業に励みたくても励めない実態があるということを、ぜひとも私はきょう大臣に知っていただきたいと...全文を見る
○大平委員 進学率でいえば、全体が七割台なのに対して、生活保護世帯あるいは児童養護施設退所者等は二割から三割、こういう進学率であること、また中退率は、民間の調査で約三割が中退している、こういう数字もあるとのことでした。なぜ、中退をせざるを得ない、こういう方たちが多いのか。  先...全文を見る
○大平委員 私が伺ったのは、こうした厳しい状況に、今の貸与の奨学金を受けてもなおアルバイトを二つ三つとかけ持ちせざるを得ない、その中でまたブラックバイトという違法、無法さえ疑われるようなこうした深刻な実態がある、そうした中で単位を落とすとか、その結果留年せざるを得ない、こういう学...全文を見る
○大平委員 なかなか現状をお認めになっていただけないわけですが、また、午前中の参考人質疑の議事録もぜひとも大臣に読んでいただきたいというふうに思います。  その上で、法文上の問題を具体的に伺っていきたいと思いますが、文科省に伺います。学業成績が著しく不良となったというのは、どう...全文を見る
○大平委員 卒業延期が確定をすれば返還が求められる、こういうことになるんでしょうか。
○大平委員 卒業延期がそのままイコール返還になるということではないということが、今の局長の答弁だったというふうに思います。確認したいと思います。  さらに伺います。  給付型奨学金の支給を受けている学生が中途退学をした場合は、返還を求めることになるんでしょうか。いかがでしょう...全文を見る
○大平委員 きょう午前中の参考人質疑でも、小林参考人の方から、この制度にまさにかかわってこられた方ですけれども、この問題を伺いましたら、同じように、機械的に一律には判断するべきではない、こういう御回答があったというふうに思います。  大臣、先ほど太田委員の質問にもありましたけれ...全文を見る
○大平委員 改めて、この返還制度は、低所得世帯の学生ほどその利用を控えさせかねず、また、低所得者世帯ほど学業に励みたくても励めない困難な実態が多くある、そうしたもとで、学業不振を理由に返還を求めるようなこうしたやり方は、給付の停止、廃止にとどまらず、これまで給付したものを返せとい...全文を見る
○大平委員 結局、議論もありましたけれども、やはり全体の給与型奨学金の規模が少な過ぎる、狭過ぎる。規模が小さ過ぎるがために、私は、こうした困っている人同士がとり合わなければならないような状況になってしまっている、そういうさまざまな問題点が生まれてしまっているというふうに思わずには...全文を見る
03月23日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  参考人の皆様、貴重な御意見、ありがとうございました。  質問させていただきます。  災害時における緊急事態が議論をされておりますが、自民党の改憲草案の同条項では、災害だけではなく、むしろ戦争や内乱が先に挙げられております。そして、そ...全文を見る
○大平委員 ありがとうございました。  続いて、永井参考人、木村参考人にお伺いいたします。  国会議員の任期延長を憲法に明記すべきだという意見がありますが、私は、それは国民の選挙権の停止にほかならないと考えております。選挙権の停止により民意を問う機会を奪うことは、まさに国民主...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  続いて、松浦参考人と永井参考人にお伺いいたします。  松浦参考人は、いただいた資料の中で、ドイツでの緊急事態における憲法規定では、自然災害への対処は、一義的には各ラントの任務であり、連邦の役割は、ラントによる措置の補完だというふうに述べて...全文を見る
○大平委員 ありがとうございました。
04月07日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  教育勅語についてきょうは伺いたいと思います。  まず、文部科学省の教育勅語についてのそもそもの立場について確認をしたいと思います。  一九四八年の六月十九日、衆議院本会議で全会一致で可決をされた、先ほどもありました教育勅語等排除に関...全文を見る
○大平委員 大臣に伺います。  今読み上げられたこの内容は、今日においても同様の立場だということで間違いありませんか。
○大平委員 今も同様の立場だと確認いたしました。  森戸大臣は、敗戦後の日本は、国民教育の指導理念として民主主義と平和主義とを高く掲げ、これと矛盾せる教育勅語を否定してきたと述べました。  大臣に伺います。  つまり、当然、教育勅語は現行日本国憲法とは相入れないものだという...全文を見る
○大平委員 例の答弁書を大臣は読み上げられたというふうに思いますが、法制上の効力が喪失しているということは先ほど伺いましたが、現行日本国憲法とは相入れないものだというこの理解で間違いないかということを聞いております。
○大平委員 衆議院で全会一致で可決された決議では、教育勅語の根本理念が主権在君並びに神話的国体観に基づいている事実は、明らかに基本的人権を損ない、かつ国際信義に対して疑点を残すものとなる、よって憲法九十八条の本旨に従い、これを排除すると述べておられます。そして、それに答えて、森戸...全文を見る
○大平委員 新憲法に合致しないものだということだという御答弁でした。  この間、政府は、教育勅語は、日本国憲法及び教育基本法の制定等をもって法制上の効力が喪失していると、先ほども大臣おっしゃられました、繰り返し答弁をされていますが、先ほどもあったとおり、森戸文部大臣は、法制上は...全文を見る
○大平委員 なぜ判断しないんですか。  森戸大臣も、繰り返しになりますが、はっきりと、敗戦後の日本は、国民教育の指導理念として民主主義と平和主義とを高く掲げ、これと矛盾せる教育勅語を否定してきたと述べており、そして、文部科学省としても今もその立場だと、今大臣、答弁したではありま...全文を見る
○大平委員 その問題は、私、また後に伺いたいと思っているんです。  つまり、文部科学省としての立場として、教育基本法、憲法に反するのか反しないのかといったときに、これまで確認してきたように、森戸大臣も、現行日本国憲法の精神と矛盾する教育勅語を否定してきたと述べている。なぜこれが...全文を見る
○大平委員 まさにその点に、私は、今多くの国民の皆さんの疑念や不安、そして反発が広がっているというふうに思うわけです。  藤江審議官は、さらに続けて、次のように述べています。先ほども大臣からありましたけれども、こうした内容に着目して適切な配慮のもとに活用していくことは差し支えな...全文を見る
○大平委員 大臣は、個々の中に述べられてあることを取り上げて言っているものだと思う、そういう趣旨の御答弁だったかというふうに思います。  そこで伺います。  教育勅語の中にある友情とかあるいは家族とか、そういうことに関する部分を取り出して教材に活用するというやり方が本当に通用...全文を見る
○大平委員 四十一ページの、「畏くも「教育ニ関スル勅語」に示し給うた如く、」という部分ですよ。そこを読み上げていただきたい。
○大平委員 「国体の本義」では、今読み上げていただきました「畏くも「教育ニ関スル勅語」に示し給うた如く、」から始まり、「父母に孝に、」と、いわゆるこの間言われております十二の徳目を紹介した上で、「皆これ、大御心に応え奉り、天業の恢弘を扶翼し奉る所以であり、悉く忠の道である。」と述...全文を見る
○大平委員 つまり、この文部省の「国体の本義」の中では、親を大切にするとか、兄弟姉妹が仲よくするとか、友達はお互いに信じ合う、こういうことを言った徳目は全て、ことごとく忠の道、先ほど政府参考人から紹介していただきました、忠の道とは、天皇に絶対随順する道であるという、ここにつながる...全文を見る
○大平委員 三月三十一日の政府の答弁書が出てから、国民の皆さんの中に大きな不安、疑念、反発が生まれております。  先ほどの大臣の答弁もありました。私は、一般的な教材であれば、この間繰り返し大臣がおっしゃっておられます、どの教材を使うのかは学校教育において学校現場の責任と判断だ、...全文を見る
○大平委員 私は、今の大臣の答弁の趣旨でいいますと、教育勅語で子供たちに伝えるべきは、例えば、歴史や公民の授業などで、教育勅語というのは、その内容そのものですけれども、一大事が起これば一身をささげて皇室国家のために尽くせということが書いてあるんだというこの事実。あるいは、それを戦...全文を見る
○大平委員 親を大切にするとか、兄弟姉妹が仲よくするとか、友達はお互いに信じ合おうということ、こういうことを子供たちに伝えよう、教えようと思えば、教育勅語以外でも幾らでもそのことを伝える資料や教材がありますよね。例えば道徳の教科などでそれを伝えるのに、教育勅語である必要は全くない...全文を見る
○大平委員 私は、教育勅語の教材としての活用の仕方というのは、今大臣がおっしゃった、あるいは例示として私が今紹介しました、そういう形で紹介する以外にあり得ないというふうに思うわけです。  この間、菅官房長官も記者会見でおっしゃいましたし、それが今、国民の大きな不安や疑念の原因に...全文を見る
04月14日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  ことしで十一年目となる全国学力テストが来週の十八日にことしも行われます。ことしもまた全国全ての学校の全ての小学六年生と全ての中学三年生がこのテストを受けることになります。  これまでも私たちは、この全国学力テストの実施とその結果の公表...全文を見る
○大平委員 今の答弁にありましたとおり、文部科学省も、全国学力テストの結果の公表によって、数値データの上昇のみを目的にしているととられかねないような行き過ぎた取り扱いが起こりかねないという弊害を認めておられ、あくまでも序列化や過度な競争が生じないよう配慮せよと、こうした通知で再度...全文を見る
○大平委員 あえて局長は読み飛ばしたのかなと思われるんですが、その前には、「小数点以下第一位の数値を公表することが、数値データによる単純な比較が行われ、序列化や過度な競争を助長する一つの要因として考えられる。」というふうにここで述べておられます。だから、整数値までの公表にしたと。...全文を見る
○大平委員 過度な競争は招いていないという御答弁でした。少し驚きました。一方で、通知で繰り返し文科省自身が、招いてはならないというこのアナウンスをやっているわけですよね。  そこで伺います。  各都道府県教育委員会が作成している教育振興基本計画というのがありますが、教育施策の...全文を見る
○大平委員 今御答弁のありましたとおり、今や、少なくない都道府県が学力テストの平均正答率を教育施策の目標として使っているという現状があるわけです。  さらに私、御紹介をしたいのは、岡山県の状況であります。岡山県では、県の行動計画の冒頭に、重点政策一というふうにした上で、教育県岡...全文を見る
○大平委員 招いていない、しかし通知は出している。と言うから、私は、こうした実態、リアルな実態を聞き取ったものを皆さんに御紹介しているわけです。  何が深刻かといえば、こうした目標を掲げることが、何よりも子供たち、そして学校の現場、教員の皆さんに厳しい点数競争に追い立てていると...全文を見る
○大平委員 学力テストの実施と、その結果の公表によって生まれる弊害はこれだけにとどまりません。  昨年の四月の二十八日に、同じく文科省初等中等教育局長名で発出した「全国学力・学習状況調査に係る適切な取組の推進について」、これは異例の通知ですが、こうしたものが発出されました。 ...全文を見る
○大平委員 また、局長、意図的なんでしょうか。一番大事なところを読み飛ばしているんですね。  この通知では、「一方で、四月前後になると、例えば、調査実施前に授業時間を使って集中的に過去の調査問題を練習させ、本来実施すべき学習が十分に実施できないなどといった声が一部から寄せられる...全文を見る
○大平委員 テスト対策と称して過去問を繰り返しやらせる。四月に行われる全国学力テストの直前になれば、そういうことが全国で大きく行われる。そういうことがあるから、そういうことにならないようにということで、この四月二十八日、異例の通知が出されたわけです。  私、以前の質疑の際にも紹...全文を見る
○大平委員 私は、大臣の御認識をお伺いしたわけですけれども。  島根県だけでは決してないです。中国新聞の記事を先ほど紹介したこともありますし、例えば、前半紹介しました岡山の先生たちから私が聞いた話の中でも、本来行うべき授業内容を圧迫しているとか、時間をとられ教科指導に影響が出て...全文を見る
○大平委員 いま一度原点に立ち戻ってということを強調しているということは、原点から踏み外しているような状況が、現状、全国にあるという認識の裏返しではないでしょうか。  通知一枚出して終わりという対応ではなくて、実施すべき学習が実施できていないという実態が少なくともあるわけですか...全文を見る
○大平委員 つまり、あなたの県にはよくできたAに属する子供たちが何人いて、ほとんどできなかったDに属する子供たちが何人いますと、人数割合で示す、これを全国一覧にして公表しようというのであります。序列化や過度な競争を生じないようにといいながら、まさに序列化を招くような材料を文科省み...全文を見る
○大平委員 とんでもないと言わなければなりません。  文科省は繰り返し、序列化や過度な競争は生じないようにと言いながら、まさにAからDの四つのランクづけをして、これも新たに都道府県ごとに公表して、そして自治体ごと、学校ごとの公表も可能とするというものです。全く矛盾していると言わ...全文を見る
○大平委員 最後に、大臣にお伺いします。  先ほど答弁でも大臣おっしゃいました、説明責任だ、分析しやすいようにわかりやすく示すとおっしゃられるわけですが、このことによってどれだけ学校現場が、子供たちや教員の皆さんが競争に追い立てられ、追い詰められているか。皆さんの通知の中でも、...全文を見る
○大平委員 毎年六十億円の予算は、何よりも、少人数学級など教育条件の整備に充てるべきだということを訴えて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
04月21日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  三人の参考人の皆様、貴重な御意見、心から感謝申し上げたいと思います。  まず、本田参考人にお伺いをいたします。  本田先生の御著書を読ませていただきました。先ほどの趣旨なのかもしれませんが、教育の職業的意義という言葉を先生は使ってお...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  その上で、さらにお伺いします。  今回提出されている法案は、深く専門の学芸を教授研究し、専門職を担うための実践的かつ応用的な能力を育成、展開する、こういう目標、目的を掲げておりますが、私、法案に至るまでの議論の経過を見ていますと、かなり産...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  続きまして、小出参考人にお伺いをいたします。  私大連合会は、先ほど来あります中教審のヒアリングの中で、中教審の中間報告で言われている新たな高等教育機関が行おうとしていることは、既に現在の大学や短期大学でも実施されている、なぜ新たな高等教...全文を見る
○大平委員 ありがとうございます。  私は、今職業教育を行っている機関への支援の充実こそ必要ではないかというふうに考えております。少なくない私立大学が定員割れを起こしている、こういうことも伺っております。その点で、やはり高等教育への国の予算が少ないということが何よりも問題だ、運...全文を見る
○大平委員 ありがとうございました。終わります。
04月28日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  政府は、本法案で、専門職大学の制度化が必要な理由として、第四次産業革命の進展と国際競争の激化に伴い産業構造が急速に転換する中、すぐれた専門技能等をもって新たな価値を創造することができる専門職業人の養成が急務だ、だから、理論的にも裏づけら...全文を見る
○大平委員 では、具体的に、今度の専門職大学では、どのような産業分野を文部科学省として想定されているのでしょうか。先日の参考人質疑では、すし職人とか、すしの研究だ、こんなお話もありましたが、局長、いかがでしょうか。
○大平委員 産業分野は特定していないという御答弁でした。  きょうは総務省にも来ていただいております。今、日本には幾つの産業種があるんでしょうか。御説明ください。
○大平委員 大分類だけでも二十種類、細分類でいえば千四百六十、こういう御答弁でした。  そこで、先ほど来ありますような設置基準について私もお伺いをいたします。  先日の参考人質疑で、中教審の特別部会の座長でもあられた永田参考人は、設置基準について、とりわけ校地、校舎などハード...全文を見る
○大平委員 産業分野ごとではないという大臣の御答弁だったかと思いますが、まさに中教審の座長を務められた、そして今後の設置基準の検討の中心にもなってこられるんだと思います筑波大学長の永田参考人御自身が、今後詳細を決めるというお話の中で、それは新しい産業構造、就業構造を考えていかなけ...全文を見る
○大平委員 永田参考人は、校地、校舎についてはということをおっしゃっているんですね。ですから、先ほどの局長の答弁でいえば後半の話になるかと思います。カリキュラムとか教育内容の問題を私は聞いているわけじゃないんですね。  そこで、具体的に伺っていきたいと思うんですけれども、現行の...全文を見る
○大平委員 大学の設置基準というのは、二十前後の学生たち、若者たちが、教育の内容はもとより、それだけではなくて、サークル活動やあるいは友達との交流、レクでは、お昼に外で、青空のもとで御飯を食べる、そんなためにも必要な敷地面積だ、こんな説明もありました。つまり、大学生活の全体を通し...全文を見る
○大平委員 ですから、私、聞きました。校地の面積が十平方以下でもよいとか、運動場、体育館がなくてもよいということになってしまうんじゃないかということについての明確な御答弁はありませんでした。専門職大学も当然大学なわけでして、大学として学生の成長を支える責任がある、これは言うまでも...全文を見る
○大平委員 大学は、先ほど来からありますとおり、カリキュラムとか教育内容、そういう、ソフトというんですか、教育内容の面だけではなくて、先ほどの校地や校舎の面、こうしたハードの面においても十分な教育条件を整えることで、その両面において学生たちの成長を支えている、それが大学だ、設置基...全文を見る
○大平委員 先日の参考人質疑におかれましても、小出参考人や本田参考人もこの点での懸念の表明をされておられました。今度のこの法案で、先ほど来から議論が集中していることも、私はそういう反映だと思いますが、多くの大学関係者の皆さんが不安に感じておられます。  もちろん、今の大学でも、...全文を見る
○大平委員 可能だという御答弁でした。現行でも制度として行えるというわけですから、それを行っている大学や専門学校などをどう支援していくのか、これが私は最も重要だというふうに考えております。  その点で指摘をしなければならないのが、国の高等教育予算の少なさからくる財政的支援の不十...全文を見る
○大平委員 わずか九・九%。二分の一、五〇%を目指す、速やかにしていくとしながら、とうとう一割を切っているというのが現状であります。  そのもとで、私は以前の本委員会でも紹介をしましたが、この予算額の範囲におさめるためにということで、各大学の申請額に三割以上もの圧縮率を掛けてカ...全文を見る
○大平委員 発言されたことは承知をしているが、抑制について議論をされているわけではない、引き続き確保を目指す、これが文科省の立場だということで、今の御答弁だったというふうに思います。  この間、傾斜配分といいますと、国立大学法人に対する運営費交付金の問題で既に傾斜配分が大きく進...全文を見る
○大平委員 国公私立の枠を超えた再編統合を検討しているという御答弁でした。  歴史や経過も、あるいは役割も違うものを一緒くたにしてしまうというような、私、こういう議論は余りにも乱暴な議論ではないかというふうに思います。  先ほどの御答弁にもありましたが、十八歳人口が減少し、地...全文を見る
○大平委員 都心の進学率は高いが、地方に行けば行くほど低くなるという傾向であります。こうした地域間格差の是正も含めて、進学率を上げていくということが今非常に求められている。  その点で、一つ、示唆的な数字がございます。  この間、幾つかの経営困難な私立大学が公立大学へと移行を...全文を見る
○大平委員 軒並み大幅に上がっております。高知工科大学は九・七二倍になる、福知山公立大学では二十・七五倍も上がっている。この要因は何かと考えますと、私はやはりお金の問題、学費の問題が大変に大きいというふうに思います。  各大学の授業料の変化について、これも端的に、数字だけで結構...全文を見る
○大平委員 授業料も軒並み下がっております。高知工科大学でいえば九十四万円が五十三万五千八百円、長岡造形大学でいいますと九十七万円が五十三万五千八百円と、約半額近く下がっている。これは授業料ですから、これにさらに入学金や施設整備費なども加えますと、総額で見ればさらにその下げ幅とい...全文を見る
○大平委員 大臣に伺いたいと思いますが、こうした専門学校の役割をどのように御認識されておられるでしょうか。
○大平委員 そもそも、今回の法改正も、大もとの出発点は、専修学校、専門学校の質向上、支援拡充の要求であったと私は理解しておりますが、今回の専門職大学に専門学校からの移行がどの程度見込まれるのか。先ほどの議論にもありました、その移行は極めて限定的だ、こういう答弁もありました。  ...全文を見る
○大平委員 それに加えて施設整備費が約三十三万円とありますので、平均ですが、合計すると、初年度にはおよそ百十万円、それ以上かかるということになっております。国立大学の初年度納付金が約八十二万円、私立大学の平均が百三十万円ということですから、私立大学に近い額の初年度納付金、専門学校...全文を見る
○大平委員 三百万円以下の低所得者世帯から通う学生が約一八%、二割弱だという御答弁でした。大学で見ますと、これは七・九%ですから、専門学校に通うその割合は倍以上であります。専門学校は、まさにこうした低所得者層を含む多様な若者たちの受け皿になっているというのが現状であります。  ...全文を見る
○大平委員 専門学校は二千八百校ある、専門学校生は五十九万人いるという中での、こうした極めて乏しい予算となっている。  最後に大臣にお伺いしたいと思いますが、職業教育は大事だ、専門学校の社会的認識を高めていくんだと。先ほど専門学校の役割というお話もありました。そうであれば、やは...全文を見る
○大平委員 日本共産党は、十年かけて学費を半減するという政策を掲げておりまして、こうした中には専門学校も当然入っている。今こそ、こういう方向にかじ取りを……
○大平委員 切りかえるべきだということを申し上げて、きょうの質問を終わります。  ありがとうございました。
○大平委員 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論します。  本法案は、職業教育に特化した大学として、専門職大学等を制度化するとしています。  質疑を通して明らかになったように、専門職大学等で行うとしている実務経験のある教員の配...全文を見る
05月12日第193回国会 衆議院 経済産業委員会 第12号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  経済産業委員会では初めての質問をさせていただきます。委員長を初め、世耕大臣、皆さん、どうぞよろしくお願いをいたします。  きょうは、私の地元、中国地方の原子力発電所、原発をめぐる問題について質問をしたいというふうに思います。  まず...全文を見る
○大平委員 四十七万人ということで、大変な数の方が住んでおられます。  さらに、この三十キロ圏内の中には、六十七の病院、診療所があり、入院患者は七千七百人、在宅要援護者が一万八千人に上ります。合わせて、要支援者として三万五千人近くにも上るという状況であります。  原発三十キロ...全文を見る
○大平委員 信頼関係というお話もありました。任意であるがために、中国電力は、こうした松江市と同等の協定を、島根でいえばこの三市の皆さんが求めているにもかかわらず、この間、かたくなに拒否をし続けてきた。出雲、安来、雲南の各市長からは、立地自治体以外の声を聞かない考えを改めるべきだ、...全文を見る
○大平委員 島根県知事さんも、こうした状況の中で、我が党議員の質問に答えた形の答弁で、国の責任できちんとやるべきだ、こういう答弁もされておられます。事業者任せの姿勢ではなくて、国民の命と安全を守る国の責任を果たすためにも、何より中電が再稼働を求めているわけですから、私は、最低限の...全文を見る
○大平委員 西側は確定したが東側はまだ延びる可能性があると推進本部の提言もあった、こういう話でした。二十五キロメートルというこの長さの評価もまだ確定していないというのが今の現状だというふうに思います。  この宍道断層の今問題になっている東端、その東側には鳥取沖西部断層、そして東...全文を見る
○大平委員 連動も含めて厳格に審査する、そういう御答弁でした。  これがもし連動するとなりますと、これらの活断層の長さは百四十二キロメートルにもなる。もちろん、一体のものではない、それはイコールではないというお話もありましたが、数字上そうなります。地震の規模やその被害は現在の想...全文を見る
○大平委員 中国電力のこうした怠慢な体質は、これだけに限ったことではありません。  この間、大臣もよく御存じだと思いますが、土用ダムのデータの改ざんですとか、地元自治体と交わした公害防止協定の違反、ばい煙規制値超過による大気汚染防止法違反、原発内での相次ぐ火災の発生など、まさに...全文を見る
○大平委員 原発の保守管理で全国唯一の、最も厳しいレベル1、許容できない課題ありとしたのであります。  この点検漏れの後、中国電力は、不正をしない、ルールを守ると、コンプライアンス最優先の業務運営を掲げました。さらに、不正防止の誓いの鐘をつくって、そこへ社長が行って、二度と不正...全文を見る
○大平委員 あの福島原発があったにもかかわらず、私は、中国電力はいまだに原発は事故を起こさないという安全神話につかっていると。何の反省もなく、たび重なる不正を起こす、こうした中国電力に対して、多くの県民から、全国最多の不正を続ける中電に原発を運転する資格はない、もう中電は信用でき...全文を見る
○大平委員 新増設は想定していないという御答弁でした。そうした政府の姿勢であるにもかかわらず、中国電力は上関原発建設を進めようとしています。そして、山口県はそれを追認している。  中国電力が上関原発の建設を諦めずに進める最大の根拠としているのが、上関原発が政府の重要電源開発地点...全文を見る
○大平委員 二〇二〇年までに九基、二〇三〇年までに少なくとも十四基の新増設が必要だというのが、福島原発事故前のエネルギー計画の内容でした。その後は、言及なしということになっています。  続いてお伺いしたい。  二〇〇九年の長期エネルギー需給見通しと、二〇一五年長期エネルギー需...全文を見る
○大平委員 二〇三〇年までに四八、四九%、全国全ての電力の約半分を原発で賄おうと考えておりました。そのために、少なくとも十四基新増設することが必要だと。そして、その新設の中に上関原発も入っておりました。それが、今の計画では新増設には言及しなくなった、できなくなったと。  私たち...全文を見る
○大平委員 二〇〇五年時点では、二〇一三年から上関原発を運転開始すると。それが、事故もあり、工事が中断して、今では未定ということに中電自身もしております。  そもそも、政府が新増設を想定していないと。だから、当然、着工なんてできないと思うわけですけれども、そして中国電力自身も、...全文を見る
○大平委員 事情に変化がないという御答弁を繰り返し、大臣、されておられます。  電源需給の見通しと、では、実際の電力の使用状況についてどうだったか、これも事実を確認したいというふうに思います。  上関原発が地点指定をされた二〇〇五年二月、その直前の二〇〇四年度の中国電力の電力...全文を見る
○大平委員 では、実際の二〇一三年の最大電力量と供給量、実績ですね、どういうことになっているでしょうか。
○大平委員 予備力は五十六万キロワット、予備率が五・〇%というふうになっていると。  二〇〇四年時点の見積もりでは、中国電力の計算上、上関原発をつくり、稼働させなければ電力の需要にたえられない、だからこの建設が必要なんだ、こういう理屈でありました。  しかし、実際どうだったか...全文を見る
○大平委員 ですから、指定当時と現在は現地の状況も含めて状況は大きく変わっていると、私、一つ一つ確認をしてきたわけです。  この重要電源開発地点指定に関する規程の中では、その第七条に、経済産業大臣はという主語で、指定を行った重要電源開発地点が第四条第五項に掲げる要件のいずれかに...全文を見る
○大平委員 大臣、変わっていない、要件を満たしている、こういうお話でしたね。  では、大臣は、ちょっともう一回、先ほど聞いたことに戻りますけれども、上関原発の開発の具体化が確実だ、あるいは電源需給対策上この上関原発が重要な電源である、そういうお考えでしょうか。
○大平委員 電源需給の対策上も必要だというふうにお考えですか、要件の一つですが。
○大平委員 いやいや、一般論じゃないです、私がお伺いしているのは。電源需給対策上必要か、これが上関原発の要件の一つになっている。政府はこの要件を全て満たしている、こうおっしゃっているわけですから、私は今の答弁は答えていないというふうに思います。  もう時間が来ましたのできょうは...全文を見る
05月17日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  私からも、けさの朝日新聞の報道について若干お伺いをしたいと思います。  この間、加計学園の認可にかかわって、安倍首相の関与がうわさをされてきました。けさの朝日新聞の報道は、この事実を報道したものとなりました。  改めて大臣にお伺いし...全文を見る
○大平委員 けさの報道では、大臣御確認事項に対する内閣府の回答というこの文書、文科省の内部資料として朝日新聞は報道をしております。  文科省として、この資料の有無を当委員会に報告し、直ちに、あるとすれば、この資料そのものを正式に当委員会に提出することを求めたいと思いますけれども...全文を見る
○大平委員 これは事実であれば極めて重大であります。  この間、この問題でのさまざまな議論もあるわけですから、当委員会においても真相究明の徹底審議が必要だということも求めておきたいというふうに思います。  さて、きょうは、文部科学省の再就職等規制違反、いわゆる天下り問題につい...全文を見る
○大平委員 山中参考人からは今ありましたけれども、前提としての認識について清水参考人にお伺いしたいと思います。  当時、現職職員による再就職あっせんは全面禁止だというこの法改正の内容を理解していたでしょうか。
○大平委員 お二人が直接、文科省職員あるいはOBに再就職の意向を確認したこと、あるいは営利企業に対して再就職情報の提供を行っていたこと、この問題において、そうした法改正の内容を理解していたといいながら、人事課から皆様へ報告があった時点で、文科省が組織として再就職あっせんをしている...全文を見る
○大平委員 みずから再就職あっせんの関与にかかわって当事者に連絡をしていたことも、法の内容について誤解をしていたからだと。こういう、何といいますか、答弁というか、こういう意識が本当に許されるのか。やめるべきだというふうに対応する立場にあったが、それを放置してきた、そういう御答弁も...全文を見る
○大平委員 一つ御紹介したいと思います。  中学校の学習指導要領、道徳、遵法精神、公徳心、何と書いてあるか。「法やきまりの意義を理解し、それらを進んで守るとともに、そのよりよい在り方について考え、自他の権利を大切にし、義務を果たして、規律ある安定した社会の実現に努めること。」と...全文を見る
○大平委員 最終まとめによれば、清水参考人の問い合わせに答える形で、人事課から清水参考人にメールで送信をされた、人事課作成の資料「再就職支援業務について」は、理事長の意向に沿うものではなかったため、このままの形では実現されなかったとあります。  しかし、結果としては、違う形では...全文を見る
○大平委員 調整したというお話でしたけれども、嶋貫氏を介して文部科学省が組織として再就職あっせんを行うことは、法に照らして問題がある行為に間違いありません。  そもそも、清水さん、退職した後とはいえども、やはりきっぱりやめさせるべきではなかったでしょうか。御認識を伺いたいと思い...全文を見る
○大平委員 大臣に伺いたいと思います。  この一連の清水参考人の行為は、文部科学省の退職後のことで、今回の処分理由には入っておりませんが、結果として御自身も、御答弁ありましたように、嶋貫氏の行う再就職あっせんの環境整備に手をかした、極めて重大な責任があったと私は言わざるを得ない...全文を見る
○大平委員 続いて、同じ時期に事務次官として職責に当たられていた山中参考人にお伺いしたいと思います。  山中参考人は、処分理由で、嶋貫氏の一般財団教職員生涯福祉財団退職が問題となった時期から文教フォーラムの設立の時期については、人事課長を含めた職員を指揮監督する事務方の最高職位...全文を見る
○大平委員 結局、繰り返しおっしゃられるわけですけれども、この規制対象外である職員のOBであれば、再就職あっせんを行うことは問題がない、違法ではないという御認識を、事務次官をされていたお二人とも当時考えていた、ここに本当に問題があったと言わざるを得ないというふうに思います。  ...全文を見る
○大平委員 今国会、私たち野党三党は国家公務員法の改正法案も提出しておりますので、速やかに審議に入り、成立させることを求めたいと思います。  最後に、委員長に一言申し上げます。  冒頭に取り上げた、けさの朝日新聞による文科省の文書について、当委員会として、委員長から文部科学省...全文を見る
○大平委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
05月18日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第5号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  五月三日の改憲発言以来、安倍首相が改憲議論の加速化のために憲法審査会のあり方まで指示をしているのは、まさに三権分立を脅かすものです。  首相の改憲発言は、日本国憲法の非軍事、平和主義という根幹に風穴をあけようというものであって、断じて...全文を見る
05月19日第193回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  昨年の同委員会でも質問をさせていただきましたが、私は、きょう、JRの三江線、そしてローカル線廃止の問題について伺いたいと思います。  昨年九月三十日に、JR西日本から国交省運輸局に、三江線を二〇一八年四月一日をもって廃止するとの届け出...全文を見る
○大平委員 九十二本ということであります。  さらに、路線全体では輸送密度が四千人以上だとしても、一部区間だけ取り出すと輸送密度が四千人未満というところも少なからずある。それも含めると、さらにこの数はふえるというふうに思います。  現に、例えば、私の地元広島の可部線は、全体で...全文を見る
○大平委員 実際に、JR北海道は、経営難ということで、路線の大幅な廃止縮小を既に検討を始めている。  また、事業者自身はどう言っているか。JR西日本の社長自身が、昨年九月の中国新聞のインタビューに対して、輸送密度四千人以下の路線はいずれも大量輸送という鉄道としての特性が発揮でき...全文を見る
○大平委員 全く認識が違うと言わなければなりません。  丁寧な協議、あるいは、先ほど地域の関係者が一体となってというふうに大臣おっしゃいますが、私が伺う中では、皆さん怒っている、全く一体となっていない。  しかも、廃止を受け入れた、こういう御答弁が大臣からありましたが、例えば...全文を見る
○大平委員 一%程度の利益を上げることを想定し、その計算で国鉄の債務を負担させたと。債務が当時約三十七兆円あったわけですが、先ほどありましたJR全社で五・九兆円、そのうち、JR西日本は一・一兆円の負担をした、こういうことであります。  そのもとで、JR西日本は、現在、過去最高の...全文を見る
○大平委員 一%の経常利益を見込んで、JR西日本には、三十七兆円の債務のうち一兆円を求めた。しかし、実際は、その見込みよりも十二倍以上も利益を上げている。莫大な利益を上げているわけです。  一方で、JRが負担しなかった残りの二十五兆五千億円、この借金はどのようになったでしょうか...全文を見る
○大平委員 結局、二十五兆円の債務のうち二十四兆円、ほとんど全て、大部分を国が負担することになりました。  この国鉄債務の国負担分二十四兆円が、有利子債務、無利子債務あるわけですけれども、有利子債務の利子も含めて国民の税金で支払いがされ、これらを毎年度にならしますと、毎年約五千...全文を見る
○大平委員 そうなっていないのが実態なんですよ。地元の声、地元自治体の声をどうして受けとめないか、国の責任放棄の姿勢を厳しく問わなければならないと思います。  全国鉄道路線網を維持し、未来に引き継ぐことは、今日の政治の重要な役割であり、責任である。この立場から、日本共産党は先日...全文を見る
05月25日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  冒頭、統合幕僚長の発言は極めて重大です。憲法擁護尊重義務に反し、文民統制の原則を侵すもので、統幕長の罷免を要求いたします。  前回の審査会で、安倍首相が期限を区切って改正の中身に言及したことは国会の発議権への介入であるとして、その重大...全文を見る
05月26日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  国有地が破格の値段で払い下げられ問題になった森友学園の事件に続いて、大学獣医学部新設にかかわる規制突破に安倍首相の意向が強く働いたのではないかという、いわゆる加計学園疑惑が大きな社会問題となっています。どちらも、公正公平であるべき国の行...全文を見る
○大平委員 平成二十六年、二〇一四年八月五日ごろから、新潟市の提案によって議論が始まったということでした。  その議論に、文部科学省は、どういう考え方、またスタンスで臨まれたのか。  二〇一五年二月三日のワーキンググループの会議に文部科学省が提出をした「「獣医師養成系大学・学...全文を見る
○大平委員 局長、ちょっと質問に答えていただきたいと思うんですが、「「獣医師養成系大学・学部新設の解禁」について」という資料が、この二月三日、配られている。ここで文部科学省の立場を述べているわけですから、この内容を紹介していただきたいと思います。
○大平委員 あえて局長、読み飛ばされたのかと思いますが、その前に、獣医師養成に当たっては、その質の確保が国民の健康を初めとする国益に直結するものであることから、無制限に養成することは質の確保の観点から望ましくない、これは1ということで示されております。今答弁されたのは2、その上で...全文を見る
○大平委員 一概に獣医師は不足しているわけではないという、この基本スタンスで臨まれた、こういう御答弁でした。  この二〇一五年二月三日のワーキンググループ会議の議事要旨を私も読みました。これを見る限りでは、民間委員の皆さんが、いわば強引に、執拗に、獣医学部、獣医学科新設の解禁を...全文を見る
○大平委員 新潟市も含めて検討をする、こういうことで会議は終わっている、御答弁でした。  新潟市での獣医学部新設というこの事業は、ワーキンググループ会議も含めて、その後、どう議論されたのか。ワーキンググループなどの会議が開催されて、さらにこの議論が深められていったのかどうか、内...全文を見る
○大平委員 この議論が始まったのは、先ほども伺いましたが、新潟市の提案があってから、それを契機に始まったということでした。今もありました。その後、新潟市からの具体的な提案はなくなりましたから、この件に関する議論は行われず、もちろん事業計画の認定に至ることもなかったということになっ...全文を見る
○大平委員 高等教育局長、聞いたことに答えていただきたいと思うんですね。  この六月八日のワーキンググループでの皆さん方の北山専門教育課長の御発言を、これは大事だと思いますから、ぜひ明らかにしたいというふうな意味合いで聞いております。このワーキング会議の冒頭で、これは文部科学省...全文を見る
○大平委員 現時点では、農林水産省に確認をしたところ、獣医師の需給に大きな支障が生じるとは考えにくい、具体的な需要を明らかにしていただく必要があると。その後にも北山課長の発言は続くわけですが、このように、文部科学省の立場を述べておられます。  今紹介されたこの論点が、先ほどもあ...全文を見る
○大平委員 いわゆる獣医学部新設の四条件、今大変大きな問題、話題になっているこの四条件と言われているものであります。  「日本再興戦略」改訂二〇一五は、二〇一五年六月三十日の閣議で正式に決定しているわけですから、当然、この当時、この四条件は正式な政府方針ということで間違いありま...全文を見る
○大平委員 政府の正式な方針で間違いないということでした。  大臣にお伺いしたいと思います。  文部科学省は当初、先ほど御紹介をした北山専門教育課長の発言などに見られるように、今治市が獣医系大学を新設したいということであればと、わざわざこういうふうに言いながら、現状はこの四条...全文を見る
○大平委員 非常によくわかりにくい御答弁でした。  私は、文部科学省自身が示してきた、そして、政府の正式の方針であるこの四条件に、内閣府か農水省かではなくて、文部科学省として、文部科学大臣として、これがクリアされたのかどうかというこの認識を伺っております。これは非常に重要なとこ...全文を見る
○大平委員 いや、内閣府がそう判断したということを私は聞いているんじゃないんです。文部科学省の、そして文部科学大臣の、この大事な四条件をクリアしているかどうかという決定的な、きのう、前川さんもおっしゃっていましたよ、ここが根拠が薄弱だということを元次官もおっしゃっていた。  こ...全文を見る
○大平委員 獣医師の需給、この後聞きますから、また問題にしたいと思うんですが、文科省自身が、これまでの議論の中でも、既存の大学、学部で対応していると述べているわけですよ。こういう問題が明らかになってくる中で、何だか文科省が、コメントを差し控えるとか、全く物を言わなくなった。極めて...全文を見る
○大平委員 聞いていることに全く答えていない。  もう時間が来ましたからここで終わりにしますけれども、この新潟市の提案から今治市の提案に議論が移った経過初め、今質問してきた閣議決定の政府方針である……
○大平委員 四条件を投げ捨てて、まさに認定してきた経過を見てくると、やはり、公平公正であるはずの国の行政がゆがめられたと言わざるを得ない。
○大平委員 委員長に、改めて、再調査と……
○大平委員 前川前事務次官の証人喚問を求め、安倍首相にも来ていただいての集中審議を委員長に求め、私の質問を終わりたいと思います。
06月08日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  明治憲法での絶対主義的天皇制のもとで、人権が抑圧され、侵略戦争へと突き進んだ反省から、日本国憲法は、前文とあわせて、第一章一条に国民主権を明記しています。  私は、この国民主権との関係で、教育勅語の問題について意見を述べます。  教...全文を見る
○大平委員 先ほど土屋議員から私への意見がありました。教育勅語の問題について、公立、私立を分けて考えよとの意見でした。  先ほども意見の中で述べましたが、安倍政権による閣議決定、あるいは各閣僚の発言など、自身も別に、公立、私立を分けて言っているわけではありません。  そんなこ...全文を見る
06月09日第193回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○大平委員 日本共産党の大平喜信です。  七十人を超えるとうとい命を奪った、私の地元でもあります広島の豪雨土砂災害から、再来月でもうすぐ三年がたとうとしております。  先日、中国地方も梅雨入りをしまして、被災地域を初め、多くの住民の皆さんが引き続く不安の声を寄せておられます。...全文を見る
○大平委員 昨年の臨時国会の本委員会でも、私、この問題を質疑しました。一昨年、二〇一五年の三月末時点での広島県の警戒区域の基礎調査完了率、そのときの御答弁で、五四%、全国の平均が七四%とお聞きをいたしました。全国は、七四%から先ほどありました八〇%へと前進をしている。しかし、広島...全文を見る
○大平委員 基礎調査を進める中で新たな危険箇所の発見がある、そんな御答弁だったかなと思いますが、これは、広島県以外にそういう県はあるかどうかというのは、局長、わかるでしょうか。通告していないのであれですけれども、もしわかれば教えていただけますか。
○大平委員 この警戒区域指定の大前提となる危険箇所の基礎調査を一日も早く終えるということが非常に重要になっております。この間の経過を聞いておりまして、広島県は、来年度末、来年度中にこの基礎調査を完了する、こういう目標を立てているわけですけれども、本当にこの目標どおりに完了すること...全文を見る
○大平委員 広島県の危険箇所の推定値が約五万件、今調査が完了しているのが二万一千件というお話、およそ約三万件残っている。そして、昨年度末からこの四月末時点ですか、一年と一カ月の間におよそ二千カ所から三千カ所程度の基礎調査の完了、これが本当に来年度までで終わるのかと。特別な困難を抱...全文を見る
○大平委員 いや、全く空虚な答弁だと言わなければならない。  三万カ所残っており、この一年で実績で見ても、ゼロ一つ少ない、二千カ所から三千カ所しか基礎調査が終わっていないじゃないか、こういうことを示しているのに、目標どおり進むように、こういうことを繰り返して答弁されるわけです。...全文を見る
○大平委員 基礎調査の終了後二年以上経過しても区域指定されていないものが多数見られると。特別警戒区域の指定予定地について、開発行為の制限や建築物の構造規制等もされないままの状態が長期継続している状況にある、こういう御指摘でした。  つまり、特別警戒区域の指定が放置をされているが...全文を見る
○大平委員 この特別警戒区域の指定のおくれというのは決して曖昧にできない問題、このことは共有しておられるというふうに思います。あの広島の豪雨、土砂災害のあれだけの甚大な被害になってしまった最大の教訓の一つがまさにここにあると。  総務省の調査の中にもありました砂防学会の「広島市...全文を見る
○大平委員 広島の豪雨土砂災害は、この区域指定のおくれの問題とともに、避難勧告の発令のおくれや、あるいは土砂災害の防止施設のこうした整備のおくれなど、何重にも政治、行政の責任が問われる、まさに政治災害であった。このような甚大な被害を再び日本のどこでも起こしてはならない、こういう強...全文を見る
○大平委員 要配慮者の概数を国としてはつかんでいないというお答えでした。  ことしの三月十五日に、毎日新聞が、全国の県庁所在地を初め百二の自治体に調査をしております。この調査を見てみますと、利用対象者、要配慮者の把握状況について、回答のあった百二自治体のうち、四十六自治体、四五...全文を見る
○大平委員 要配慮者のおおむね十人に一人の生活相談員、専門的な知識を持った、そういうスタッフを配置せよということをこのガイドラインでも示しております。  これも実態はどうか、先ほど御紹介をした毎日新聞の自治体への調査を見てみますと、内閣府の指針どおりに人員を配置できると答えたの...全文を見る
○大平委員 この問題をなぜ私が強調するか。福祉避難所の確保と適正な運営は、地震などの災害からやっとの思いで逃れつつ、しかし、生きること自体に大変な困難を抱えている人たちの、まさに命を守るとりでである。行政にとっても決して曖昧にしてはならない課題だと私は思います。幾らガイドラインで...全文を見る
○大平委員 以上で終わります。ありがとうございました。
11月30日第195回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○大平参考人 今回、発言の機会をいただきまして、森会長を初め幹事、委員の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。  私たちは、かねてから、国民の多数は改憲を求めておらず、憲法改正原案、改正の発議の審査を任務とする憲法審査会は動かすべきではないと主張をしてきました。  今回の調査...全文を見る