大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月24日第118回国会 参議院 商工委員会 第2号
議事録を見る
○大渕絹子君 通産大臣の所信表明の中で二、三お聞きしておきたいと思います。  地球的規模での共存共栄を目指した施策づくりということを掲げてございますけれども、その中に「人類共通の課題である地球環境問題は、経済成長と環境保全の両立を将来にわたって実現する方向でその解決を図ることが...全文を見る
○大渕絹子君 このつくられます研究所はどういう運営がなされるようになるんでしょうか。本年度の予算の中に二十五億円の出資というようなことが書かれておりますけれども、ここで研究開発されるものについては将来どういうことに使われていくのか、あるいは開発された技術を民間と協力するような形が...全文を見る
○大渕絹子君 ただいまのはこれから設置される研究所ということで認識をいたしましたけれども、今までにこうした新しいエネルギーについて研究開発されて完成をされている部分、あるいは今研究開発が進められている部分について少し詳しくお聞きをしたいのですけれども。
○大渕絹子君 開発研究がもう完成をした部分について実際に運用されている具体例がありますでしょうか。例えば、太陽熱発電プラントというものが五十六年から六十年で完成をされているというふうに資料にはあるんですけれども、そういうものを使って実際にエネルギー源として使われている部分があるか...全文を見る
○大渕絹子君 石油代替エネルギーの開発が進められたのは二回にわたるオイルショックが原因であったろうと思いますけれども、現在ではそのオイルショックの問題よりも環境保全の問題が大きく取り上げられてきておるかと思います。そうした中で、地球環境を破壊しないエネルギーの開発というのはこれか...全文を見る
○大渕絹子君 せっかく開発をされた新エネルギーが実際には運用されていないというお答えをさっきお聞きしたと思いますし、私の資料の中にも、新エネルギーが構成している部分というのは数字が上がってきていないというのを確認しているわけなんですけれども、開発をされて、その開発された部分が適用...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。いろいろ申していただきました。  ただ、さっき脱原子力の方向ではないというお答えでございましたけれども、有限の資源であるということについては石油もウランも同じであると思うんですね。その掘り尽くされたときのことをやっぱり考えておく必要があるん...全文を見る
○大渕絹子君 大臣の先ほどの御答弁の中に、排熱利用のシステム化というようなこともあったわけでございますけれども、先ごろ出されました環境白書、「地球にやさしい足元からの行動に向けて」という章が設けられておりますけれども、そのコジェネレーションシステムの普及というようなことを図ってい...全文を見る
○大渕絹子君 残った電気を電気会社に売るのは自由だと言いますけれども、今の実際の状態といたしましては発電される電力量が余剰状態であろうと思うんですけれども、所信表明の中の第八というところに、中長期的なエネルギー政策を推進していかなければならないとありますけれども、長期エネルギーの...全文を見る
○大渕絹子君 大変需要も伸びてくるだろうし、それに見合った見直しをしていかなければならないという御答弁でございますけれども、省エネというか、オイルショックのとき私たちが経験した、もう極力電気は消しましょうとかそういうような方向のPRというのが全然なされていない。むしろこのごろは消...全文を見る
○大渕絹子君 チェルノブイリの事故以来四年たつわけですけれども、いまだに現地ではその被害が後を絶たない。また、事故後生まれてくる子供たちの中にも障害が出ているというようなことを聞くにつけても、原子力発電所の事故の大きさというものを本当に私たちは再認識しなければならないわけでござい...全文を見る
○大渕絹子君 日本の安全対策の技術というようなものを外国に提供するようなことは行われていますか。
○大渕絹子君 福島第二発電所の事故のときに当商工委員会でも大変問題にされまして再三審議がされたわけですけれども、そのときに同型の原子炉について総点検しなければならないんじゃないかという御指摘がされたと思うんですけれども、その後同じ形の原子炉についてきちんとした点検がなされたかどう...全文を見る
○大渕絹子君 この福島の事故の経過については大変詳しい資料をお届けいただきましてありがとうございました。  ただ、疑問に思うのは、金属粉の回収というものが最終的に本当に全部行われて、この原子炉が再開をされる見通しについてはどのようにお考えでしょう。
○大渕絹子君 ぜひ、事故が起こらないような形にしてからの再開を望むものでございます。  あともう一つ私が心配なのは、原発内で働く労働者の被曝の問題でございます。今日本で年間にどのくらい被曝の状況というものがあるんでしょうか、ちょっと数字的に教えていただけますか。
○大渕絹子君 その指導が行われる中で、この間私のところに質問を聞きに来てくださった方から聞いた話なんですけれども、労災適用されている実例というものは一例もないというふうにお聞きをいたしておりますけれども、本当に被曝によって健康を害して、それが労災の適用を受けたというようなことはな...全文を見る
○大渕絹子君 しかし、実際にはその作業に従事している人たちの者の中に大変健康を害しているという訴えの声もありますし、またそれを扱った「原発ジプシー」とか、あるいは「原子炉被曝日記」などというようなものも出されておるわけでございますけれども、この人たちの声というものは、それでは全く...全文を見る
○大渕絹子君 原子力発電所内の被曝のことに関しては、労働省が担当ということは本当でしょうか。
○大渕絹子君 ちょっとわからないのですけれども、被曝の低減化対策としていろいろな施策が講じられていると思いますけれども、とにかく大きな電力会社の正規の社員はこういう被曝の場にさらされることは非常に少なくて、また下請のそのまた下請の人たち、ごく一番生活者として弱い立場の人たちがこう...全文を見る
○大渕絹子君 安全性の確保は確認をされているといいますけれども、実際にこの炉で発電をされているところがありますか。
○大渕絹子君 インターナルポンプで安全だということなんですけれども、内蔵することによって確認というか点検というものはかえって行われにくくなるんじゃないかというような心配もございますし、それから鉄筋コンクリート製の格納容器ということですけれども、今まで従来型ですと鋼鉄製のものが使わ...全文を見る
○大渕絹子君 経済性を追求する余り安全性というものがもし損なわれているとしたら、これは重大な問題であらうかと思います。そういう点では新しい技術導入ということでそういう心配はないのかとも思われますけれども、もしものときにもう言いわけができないわけでございますので、慎重の上にも慎重を...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど来議論をしてきたわけでございますけれども、新エネルギーの開発あるいはそれを実地に運転させていくという方向をもし大臣が示していただけるならば、省エネルギーということをもっともっと最大限に、有効に生かしていくという大臣の本当の決意があるならば、原子力発電所がこれ以...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  長時間にわたりまして大変初歩的な質問をさせていただきまして、委員の皆さんには大変御迷惑をかけたんではないかと思いますけれども、何にしても危険を伴うこうしたものに対してこれからも厳重にチェック体制をしていく。そしてでき得るならば、新しいエ...全文を見る
06月13日第118回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
議事録を見る
○大渕絹子君 国土庁長官の所信表明をお聞きいたしまして、一つだけとても残念なことがございます。雪害対策について言及がなかったことでございます。  政令に基づく豪雪地帯は二十四道府県にわたり、九百六十五市町村に及んでおります。その面積は二十万平方キロメートル、国土面積の五二%に及...全文を見る
○大渕絹子君 今の研究開発のことですけれども、青森県で実際にもう始まっているというふうに聞いていますけれども、これは科学技術庁の管轄ではなくて、全く民間レベルで行われているということでしょうか。  そしてもう一つ、今、振興事業としてやっているということですけれども、毎年の予算づ...全文を見る
○大渕絹子君 ソビエトで既に開発されて実施されているものが、日本でまだ開発研究がなされていないというのはちょっと信じがたいことでございます。これだけ日本の先端技術というものが進んでいて、コンピューター化もされておって、どこに山があって川があってというようなものもすぐに打ち込めるわ...全文を見る
○大渕絹子君 わかるんですけれども、ちょっとやっぱり矛盾をしていますよね。自分のところでも雪おろしをして、みんなそれで何とか自分のうちを守っているわけですから、そのことに対してある者は控除を受けられて、ある者は受けられないということ、これはやっぱり矛盾だと思いますね。そういう点の...全文を見る
○大渕絹子君 地震の予知等につきましては、衆議院の災害特別委員会でも、あるいはまたさきの参議院の予算委員会においてもかなり論議がされておりまして、研究開発は行われているということでございますけれども、私たちは本年の三月二十二日、ここの災害対策特別委員会で静岡県の防災研究所、東海地...全文を見る
○大渕絹子君 いろいろ今もそのことで詰めたいのですけれども、時間がないですので大変雑駁ですけれども、次に進みます。  防災白書の中で、「大規模地震から国民の生命と財産を守り、また経済・社会活動の安定性を確保するため、東京圏への人口、諸機能の過度の集中を避け、多極分散型の国土構造...全文を見る
○大渕絹子君 その「多核多圏域型の地域構造」という部分について、国土庁が出しております「人と国土」の三月号の部分に少し記載があるんですけれども、「業務核都市等の整備」というところに書いてありまして、   東京圏において多核多圏域型の地域構造の形成を推進するため、NTT株式売払収...全文を見る
○大渕絹子君 私は次に長良川河口ぜきの質問をしたいと思いまして今の質問をしたわけでございます。  戦後二十一年から六十三年までの四十三年間で、先ほども申しましたように自然災害による死者は三万八千三百三十七名です。これは昭和三十四年の伊勢湾台風による大きな被害があったわけでござい...全文を見る
○大渕絹子君 そこらはわかっていますので簡単に答えてください。全部わかっています。
○大渕絹子君 その長島町の町長さんにお会いをしました。河口ぜきを本当に必要と思ってやっておるんですかという質問をしました。そうしたら、せきは要らないんだけれども、堤防をつくってあげるからせきをつくれと、そういう交換条件 であったというように聞いています。せきをつくらせなければ堤...全文を見る
○大渕絹子君 わかりました。水門を上げると、その上げた分、かさ上げになったところに高潮がぶつかった場合、それがはねのけて、長島町というところはゼロメーター地帯なんですね、そこに水が入り込むというふうに私は思います。  特に伊勢湾台風を経験した住民の方に話を聞いてきました。そのと...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、水門を上げた状態で何メーターになりますか、一番高いところは。
○大渕絹子君 一番下がそこまで上がるんですか。
○大渕絹子君 説明をいろいろいただきましたけれども、私はどうもまだ納得ができません。この災害対策委員会で視察をして現場を見てきましたし、河口ぜきも見てきました。そういう現状の中で、治水のためと言われておるあなたたちの言い分にとても無理がある、そう思います。  私は、この計画は治...全文を見る
○大渕絹子君 もう時間が参りましたのでやめますけれども、まだしゅんせつは行われていないわけですね。河口ぜきをつくってからやるということになるわけですけれども、その費用で私は長島町の両側の堤防をがっちりと補強してもらいたい。それをまずやっていただいて、それで必要があるなら河口ぜきの...全文を見る
○大渕絹子君 もう時間が来ましたからやめますけれども、主計画は水資源公団がやっているんです。だから、もともとは利水の計画であったと思うんですよ。
○大渕絹子君 時間が来ましたので、終わります。
06月19日第118回国会 参議院 商工委員会 第6号
議事録を見る
○大渕絹子君 商品先物取引制度が現行経済上リスクヘッジ機能及び公正価格形成機能を有し、この機能を円滑に進ませるためには大衆投機資金の導入が必要であることはわかります。この大衆投機資金の導入はトラブルを招きやすく、これまでもそれを行う専業商品取引員の過当で不法勧誘による大衆被害が発...全文を見る
○大渕絹子君 昔、物々交換に始まった市が、交換経済から貨幣経済へと変わっていく中で、商品を取り扱う専門家や実物取引から先物取引へと移行してきて、そして量、質ともに拡大発展し、今日の商品取引所の基盤がつくられてきたものと思われます。  一七三〇年、大阪の堂島米会所に始まり、江戸に...全文を見る
○大渕絹子君 その五十年の改正を審議する過程での審議録の中にシート料、これは営業権の売買について審議をした過程があるんですけれども、これが我が党の加藤委員によって言及をされておるわけでございますけれども、このシート料による取引員の資格、これの移譲が行われているのではないかという御...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、そのあいた席については公の基準の中で新たに制定をされるというふうに聞き取りましたけれども、実際にはそうではなくて、倒産をしたAという方からそれに参入をしたいBという取引を希望する者が裏でやみで買い取るという、そしてその買い取ったお金でAという方の負債を...全文を見る
○大渕絹子君 営業権の売買はあり得るという御発言ですけれども、営業権の売買ということ自体は取引をできる権利ではないのですか。
○大渕絹子君 とにかくそうした裏取引によって取引員の権利が譲渡されるようなことがないように厳重にお願いをして、次に参りたいと思います。  政府はこれまで何回も、商品取引所法は当業者を主体にした流通経済法であり、これに委託者保護を十分配慮したものであると述べてきました。当業者主義...全文を見る
○大渕絹子君 委託者保護に配慮し改正された部分がたくさんあるわけですけれども、まず五十五年四月より原則自由となって開設をされる私設先物取引業者が多発して、いわゆるブラックマーケットというものができ上がって、金からプラチナを経てパラジウムを種にした私設先物取引業者が横行し、多くの大...全文を見る
○大渕絹子君 商品取引員の経営基盤の適正化を図るとありますが、その内容について。
○大渕絹子君 委託者からの受託財産の分離保管義務が導入されましたが、完全に実施されるまでにある程度期間がかかるのでしょうか。また、今までその役目を担ってきた商品取引受託債務補償基金協会というところは今後どのような役割を果たしていくことになるんでしょうか。
○大渕絹子君 商品取引員による自主規制団体の設立というようなものが挙げられていますけれども、これはどういうものでしょうか。
○大渕絹子君 取引員の許可制が昭和四十六年より導入されており、四年ごとにそれが更新をされるということですけれども、許可をされない、更新をされない例というものは今までないということですが、許可、更新の際の審査基準は財務内容とか営業姿勢にあると思うわけです。顧客との間でトラブルを起こ...全文を見る
○大渕絹子君 今回の改正で外務員登録の更新についても措置がとられているわけですけれども、これも同様に厳しい態度で臨んでほしいと思います。  次に、九十四条の二に「受託契約の締結前の書面の交付」の義務付けということがなされているわけですけれども、実際にどのような書面が使われるのか...全文を見る
○大渕絹子君 紛議処理体制の整備として、商品取引員協会または取引所内の相談所が設置されるわけですが、どのような形で利用することができるのか。取引相談あるいは調停に当たるこの協会のメンバーの選考というものはどういうふうにな されるんでしょうか。
○大渕絹子君 構成メンバーについてお答えください。
○大渕絹子君 罰則規定について衆議院で修正案が付された経過について説明をいただけますでしょうか。
○大渕絹子君 国際的に通用する市場のための基盤整備ということがうたい上げられているわけですけれども、商品取引所の会員、商品取引員資格の整備により、外国法人が取引に参入しやすいようにしているということです。オプション取引とかあるいは指数先物取引、現金決済方式の導入により多様化するリ...全文を見る
○大渕絹子君 世界に共通する市場であれば取引仕法も同一化されることが望ましいわけですが、現在板寄せ仕法で行われているものをざら場仕法に変更する意思がおありでしょうか。東京工業品取引所では、既に本年九月をめどにこのざら場仕法に変更していきたいということで、パンフレットを作成して募集...全文を見る
○大渕絹子君 現在十六カ所ある取引所ですけれども、今回の法案の中にかなり合併のための整備というものが導入されているわけです。この十六カ所の取引所を今後合併する方向があるのかどうかをお聞きします。
○大渕絹子君 これまで上場されている商品というものが農水省関係あるいは通産省関係でもろもろあるわけですけれども、今後、新規に商品を上場していく過程の中で試験上場というようなものが導入されるというふうに聞いておりますけれども、この試験上場というのは、本格上場との違いというか、それは...全文を見る
○大渕絹子君 試験上場といっても、実際に取引が行われている段階の中で期限が来たから、じゃあここでやめますということが実務上できるでしょうか。
○大渕絹子君 大臣、何か御用がおありでしたら、どうぞ退席していただいて結構です。  それでは、その商品についてなんですけれども、もう不適格になった商品というか、そういうものが生じたときにそれを廃止していくというようなこともあり得ようかと思います。そしてまた、仕手戦などが行われる...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、いよいよ時間になりましたので最後の質問になりますけれども、海外先物取引による被害というものが非常に続出をしているわけです。特に女性の割合が高く、しかも自宅にいることの多い主婦が訪問勧誘によって被害に遭いやすい、あるいは高齢になるほど男性との差が拡大をする特...全文を見る
○大渕絹子君 一般大衆を勧誘する海外先物取引は一〇〇%悪であるというそのスタンスをずっと貫いてきておられると思いますけれども、今後もその方針に沿ってやっていただきたいと思います。  海外先物取引のオープン化を図って海先法の適用除外をしていきたいという方針があるように聞きますけれ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。終わります。
10月09日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○大渕絹子君 私は、本日新潟県西山町で起きた不正融資事件についてお尋ねをする予定になっておりますけれども、その前に、大蔵大臣にちょっとお聞きをしておきたいことがございます。  数日来から住友銀行の不祥事事件ということで、大変新聞等をにぎわしておるわけですけれども、ついに磯田会長...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは、きょうの質問の本題であります新潟県刈羽郡西山町で起こった公金不正流用事件についてお尋ねをしてまいりたいと思います。  西山町は、皆さん御存じのように、あのロッキード事件を起こしました元総理田中角栄の故郷であるということで大変...全文を見る
○大渕絹子君 事件発覚以来、西山町議会では早速調査特別委員会を設置して独自の調査を続けています。その調査報告として、七月三十一日第一号、八月十日第二号、八月二十三日第三号を発行いたしましたけれども、町議会の特別調査委員会では調査をすることに大変行き詰まりを感ずるということで、地方...全文を見る
○大渕絹子君 寺沢秀一郎前収入役が品田建設に融資する際、金融機関から借り入れた金利よりも三から五%高い利率を上乗せして貸し出していたという事実が判明をしております。その利ざやを別口座にプールしていたということでございますけれども、このことについて、その金の流れとかについて捜査をい...全文を見る
○大渕絹子君 捜査中の事件ということで、こちらが求める答弁というのはなかなか出てこないと思いますけれども、それでもでき得る範囲内で答弁をしていただきたいということを申し添えます。  品田建設の社長が大変ギャンブルや競馬等にお金をつぎ込んだということで金の流れについて報道されてお...全文を見る
○大渕絹子君 六十年以降の捜査ということであれば、それ以前の書類については百条委員会に返していただけるというようなことはできませんでしょうか。
○大渕絹子君 それでは、今逮捕された当事者以外に政治家の関与、過去に政治家であった者も含みますけれども、この事件にそうした政治家の関与というものは判明をしておりますでしょうか。
○大渕絹子君 金融機関からの一時借入金の残高は、現在、第四銀行で四億七千四百十七万円、新潟大栄信用組合で五億円、西山町農業協同組合で五億六千四百九十六万五千円、合計で十五億三千九百十三万五千円となっております。昭和六十二年以降一時借入金として資金調達され不正流用されたお金は実に五...全文を見る
○大渕絹子君 通常の銀行の操作ということでこういう不正なお金がどんどんと貸し付けられる事実というのは、私たちも全く理解ができないわけでございます。大型不正融資が始まったと言われる五十八年の一月、そして元利金決済が済んだ六十二年六月ごろ一体何があったのかを問いかけて、警察庁の徹底し...全文を見る
○大渕絹子君 それはおかしいと思います。報告が行っておれば当然、町の一時借入金の上限が六億と決められておりますのに十五億という金額が出てくるわけでございますので、報告をしておったという第四銀行の答弁というのはおかしいと思いますけれども、いかがですか。
○大渕絹子君 第四銀行は西山町の指定金融機関として契約をしているわけです。その第四銀行と西山町農業協同組合との間では指定代理金融機関契約というものがちゃんと契約書として交わされているんです。そしてまた、第四銀行ともう一つの金融機関であります新潟大栄信用組合との間では収納代理金融機...全文を見る
○大渕絹子君 これらの金融機関の一時借入金の申し込み手続や収納手続が、定められた法令とか契約書及び西山町の財務規則等に沿った形でちゃんと行われておったならば、今回のこの事件は起きなかったわけでございます。だから、金融機関同士が承知をした上で行ったというふうに見られても仕方がないの...全文を見る
○大渕絹子君 そんな、書類が不備であったかどうかということは、私ここに契約書の控えをいただいてきています。契約書に関しては不備はないと思います。この中にもきちんとその旨うたってあります。そして、地方自治法でしょうか、一時借入金の部分の法令があるわけですけれども、この法令に沿っても...全文を見る
○大渕絹子君 どうも私、よくわからないんですけれども、現に貸付金額の残高というものが今焦げついた状態になっているのは、先ほど申し上げたように、十五億円という金額があるわけです。そして第四銀行は指定金融機関としての契約をしております、指定代理金融機関あるいは収納代理金融機関を総括を...全文を見る
○大渕絹子君 では、例えば報告が農協や信用組合からなかったといたしましても、総括責任としての第四銀行の立場ほどうなりますでしょうか。
○大渕絹子君 事件が発覚をしたのが七月の十日なんですね。銀行局長としては、みずから調査をするとか、そういう義務があるのではないんですか。全部百条委員会あるいは警察捜査にお任せをしているわけでございますか。
○大渕絹子君 ここは国会の決算委員会と思いますけれども、誠実なお答えをいただいているようにはどうしても思えないのです。  それでは、今局長から御指摘がありました自治省の関係について移っていきたいと思います。  地方自治法第二百三十五条の三に、一時借入金についての定めがあります...全文を見る
○大渕絹子君 百条委員会では、ある程度の権限を持ってこの調査をしていると思うんですけれども、その百条委員会の調査で、先ほど申しましたように、第四銀行で八回、西山町農協で十四回、大栄信用組合で八回という借りかえが行われているというような調査結果が出ているんです。このことをとらえても...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、先ほど私が出しました新潟県知事の答弁についてのお考えはいかがでしょうか。
○大渕絹子君 地方自治法施行令の第百六十八条の二の第一項に「指定金融機関は、指定代理金融機関、収納代理金融機関」等の「公金の収納又は支払の事務を総括する。」と規定されています。これは私先ほどの局長さんとのやりとりの中にも出させてもらいました。  同じ条の第二項においては、「地方...全文を見る
○大渕絹子君 いや、その事件のことでなくて、規定に定められたことに対してどうかと聞いているんです。
○大渕絹子君 捜査中ということでありましょうけれども、なかなか私が期待をするようなものが御答弁に出てこないのは仕方がないと思いますけれども、それでは、この件につきまして大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  西山町の不祥事について質疑を続けてまいりましたが、過去においても市...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは、次に金融の自由化ということでちょっとお尋ねをしていきたいと思います。  大蔵省の銀行行政は、都市銀行の力を強くすることが金融コストを下げるというような見解から、これが日本経済を強くさせるというような方針で進められてきたように...全文を見る
○大渕絹子君 国民のための行政ということでございますし、金利の自由化によって得られるものについて今お話があったわけですけれども、本当にそんなにスムーズにうまく国民の利益を考えて金融の自由化が進められていけるのかどうか疑問に思います。自由化をすることによって大手の銀行、金融磯関に利...全文を見る
○大渕絹子君 現に実施をしたアメリカでそうした混乱が続いている事実をとらえる中で、日本でもそんなに性急にではなくて、本当に国民のための政策として打ち出していってほしいことを強く要望しておきたいと思います。  さて、用意をいたしました質問は以上でございますけれども、内閣総理大臣の...全文を見る
10月31日第119回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○大渕絹子君 私は、きょうは厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。  平成元年度の人口動態統計というのであらわれている数字なんですけれども、出生の実数が百二十四万六千八百二名、六十三年度に比して六万七千二百四人の減少ということで、昭和四十八年の二百九万人というのをピークに、今は出...全文を見る
○大渕絹子君 その来年度の予算づけのところで、新聞等では、児童手当についてもう第一子から支給をするのではないかというような報道がなされておるわけですけれども、この点はいかがでございましょうか。
○大渕絹子君 実は、きょう私が問題にしたいのは、児童扶養手当といういわゆる母子家庭に付与される部分の手当金について、これからお話をしていきたいと思っているわけです。  児童扶養手当法の施行令に、「母が婚姻によらないで懐胎をした児童」の項目があるんですけれども、その部分で、年々未...全文を見る
○大渕絹子君 法制度によって枠から外れる子供があるということは今私の訴えで認識をしていただいたと思います。  先ほど、社会全体の中で子供たちを育てていく環境づくりを目指すんだという御答弁を大臣からいただいているわけですけれども、これは昭和三十六年につくられた法律なんですね。時代...全文を見る
○大渕絹子君 父親の扶養義務というのは全く同じだと思うんですね。離婚した場合でも、内縁の関係を解消した場合でも、未婚の母に産ませた父親でも、これは父親としての扶養義務というのは全く同じ状態にあると思います。それであるならば、児童の置かれている状態で扶養手当の支給を考えるのがまずこ...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、お答えを願いたいと思います。  今お話をしてきましたけれども、こうして置かれている子供の状態というのが全く同じ母子家庭の場合、生計に困っている場合、離婚をした場合もそれから事実婚、内縁の妻であった場合も未婚の母の場合も同じなんですよ、子供を抱えて生活に苦しん...全文を見る
○大渕絹子君 先ほどから私が申し上げておりますように、この法律がつくられた年代が昭和三十 六年、このころにはまだ人口問題がそう取りざたされておらなかった。だから、生まれた子供は産んだ者が責任を持つようにということでこの認知の部分というのはあったと思うんですね。ところが今はもう、...全文を見る
○大渕絹子君 法令については非常に難しい手続あると思いますけれども、さっきの省令とか規則、行政をする規則の細かい書類の部分なんかは厚生省の方の管轄でどういうふうにも改正ができるというふうに思いますので、ぜひ前向きに取り組んでいただいて、現にこうして苦しんでいる親子がおるということ...全文を見る
○大渕絹子君 アメリカ等では大変いい成績を上げているということですけれども、日本国内でその導入までの安全性の確認は、どういう形でどういう手順で行われたか。
○大渕絹子君 それは大体どのくらいの人に行われましたか、その試験というもの。
○大渕絹子君 はい。
○大渕絹子君 このMMRワクチンは、それぞれ開発をした会社が、違うところの製造会社のものを混合されているという報告を受けているんですけれども、はしかについては北里研究所ですか、それからおたふく風邪については阪大の微生物病研究会、それから風疹については武田薬品工業ということで、今私...全文を見る
○大渕絹子君 この統一されたMMRワクチンを販売をしている会社はどこでしょう。
○大渕絹子君 それでは、それぞれの会社で、自分のところでないウイルス株はほかのところから買い入れてつくり上げるということになりますでしょうか。
○大渕絹子君 厚生省が導入に踏み切ってから発注した数量を教えてください。
○大渕絹子君 購入原価を教えてください。買い入れ原価。
○大渕絹子君 接種時に市町村あてに出しております基礎価格の中に一万二千六百五十二円というのがありますけれども、これが購入価格と見てよろしいでしょうか。
○大渕絹子君 このMMRワクチンの有効期限を教えてください。
○大渕絹子君 有効期限一年の医薬品を百十九万人分購入をしているということですけれども、一昨年四月から導入をされて十月、厚生省から中止命令が出るまで――中止と言ったら語弊がありますかしら。でも、私たち母親側は、あれは中止命令というふうに受け取りましたですけれども、それまでに接種をさ...全文を見る
○大渕絹子君 六十三万人接種をされて、その後厚生省の通達が出てから今日に至るまで、接種者の数はどのように推移をしていますでしょうか。
○大渕絹子君 それはちょっとおかしいんじゃないですか。厚生省から昨年、ああいう副反応が出ることによって大変な社会的な問題になって、何度も何度も通達が出されているこのMMRワクチンについて、その後の追求、調査というものがされていないというのはおかしいと思いますけれども、どのぐらい行...全文を見る
○大渕絹子君 事故、副反応が多く発生して、そして慎重にという通達が出された時点でこのMMRワクチンについては私は直ちに中止をして、また単株のワクチンに戻すべきだという主張をずっと持っているわけなんですけれども、そうはされない。  それで、おたふく株の方の改善措置というのはとられ...全文を見る
○大渕絹子君 ワクチンの改良が進むまで単株に戻したらどうかという主張はこれからもずっとあるわけです。なぜなら、MMRワクチンが先ほど言いましたように一万二千六百五十二円かかるわけですね。ところが単株にしますと、はしかで六千二百五十円、風疹では千八百六十八円なんです。おたふく風邪を...全文を見る
○大渕絹子君 質問はそうじゃないでしょう。
○大渕絹子君 損失なしですか。本当にいいですか、それで。その御答弁でよろしいですか。
○大渕絹子君 予防接種法によりますと、市町村の負担というのは三分の一でしょう。あと県とそれから国とということになるでしょう。市町村はゼロということで、国はどうですか。
○大渕絹子君 ここのところは私ももう少しまた研究をしてきて、もう一度、この決算はいずれにしろ昨年のことでございますから、期間がまだ随分ありますので、詳しく調べましてまた追及をさせていただきます。これは国の損失がないというような御答弁というのはちょっとうなずけないと思いますよ。こう...全文を見る
○大渕絹子君 私のところにお願いに参りましたHIVと人権・情報センターでは、感染者の予防といいますか、そのために行われている保健所の検査体制について、どういう状況で行われているか、最も感染者が心配をしておりますプライバシーというものが守られているのかどうかというようなことについて...全文を見る
○大渕絹子君 承知をしておらないということはないわけだと思います、厚生省の方にも同じようなお話し合いをなさったとその情報センターの方がおっしゃっておりましたから。  そして、この和歌山の場合は特別なんですけれども、そうでない地域でも、匿名で受けられなかったり、あるいはHIVと言...全文を見る
○大渕絹子君 それともう一つ、保健所の体制と同時に広報活動というものが非常に大事になってくると思うんですね。もちろん患者や感染者に対する差別を解消するためだけでなくて、感染を広げないためにも非常に教育とか広報活動というようなものが大事だと思いますけれども、これに対する積極的な姿勢...全文を見る
○大渕絹子君 それと同時に、今私が申しましたこの情報センターのような民間レベルで大変活躍していらっしゃる、救援活動をしていらっしゃる団体があるんですけれども、こういう団体に対する援助的なものは国としては何か考えておられますでしょうか、予算づけのようなものを。
○大渕絹子君 病気の性質からいたしまして、民間レベルで援助をする活動というものが非常に重要だと私は思います。行政のように、ただただ一方的に隔離をすればいいというようなことでは、これはもう解決をしない問題になっているんですね。そういった意味で、民間団体への救援を続けていくという姿勢...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
11月01日第119回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
議事録を見る
○大渕絹子君 農水委員会での初めての質問になりますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。  山本農林水産大臣には、本当に日夜御奮闘を新聞、テレビ等で拝見しておりまして、大変敬意を表しております。ありがとうございます。  きょうは、きのうから行われた米の価格形成の場という...全文を見る
○大渕絹子君 実際にはあり得ないことがこうして現実に三十年間も放置をされてきたことに対してどう責任をとられますか。
○大渕絹子君 許認可というものはそういう前提があって許可されるものではないと思うんですね。ということになりますと、この売買契約書の中に、もし許認可の許可がおりなかった場合にはこの金額については返済をするというように明記されている契約書が取り交わされた中で金銭の授受が行われていると...全文を見る
○大渕絹子君 現在農水省の管轄の取引所においては四十のあきがある、それから通産省の管轄の方では二十四の取引員のあきがあるというふうに御報告を受けているわけですけれども、この中に今実際に問題になった部分のところは入っているわけですが、この問題に指摘をされたところの売買権、シート権と...全文を見る
○大渕絹子君 許可申請も出ておりませんでしょうか。
○大渕絹子君 全くわからないところでこうした報道がなされているという御答弁ですけれども、通産省の方にもお伺いしますが、同じということで受けとめてよろしゅうございますでしょうか。
○大渕絹子君 こうして悪い慣例がはびこっていく中で、とかく商品取引所のいろいろな問題が取りざたをされるようになるわけでございますので、ぜひ関係官庁といたしまして厳重にこれから対処していただきたいということを申し添えます。  それから売り渡しの価格を決定するのは、全国商品取引員協...全文を見る
○大渕絹子君 売れ残りが三〇%というふうに今お話がありましたけれども、その米につきましてはどういう処理がなされましたでしょうか。
○大渕絹子君 売り手と買い手が同時に参加できるシステムになっているそうですけれども、これは価格操作が一者によって行われるという心配があるわけです。その点は早急に改善すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○大渕絹子君 まだ扱う数量が非常に少なく、また始まったばかりということでそういう弊害は出にくいだろうと思いますけれども、これから先、当然市場が開かれてくればくるほどこの問題というのは起きてくると思いますので、どうぞずっと注意をしておいていただきたいということをお願いしておきます。...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど上限五%枠を超えてつけられた高値のものもあるというふうな御答弁がありましたけれども、そのつけられた最高高値というものは公開はされないんでしょうね。
○大渕絹子君 されていますか。
○大渕絹子君 それでは、昨日行われました銘柄で最高値をつけたものについて教えていただけますか
○大渕絹子君 それじゃなくて、それは上限五%の枠の中の価格でしょう。その入札をされた最高の部分をと言うことですけれども。
○大渕絹子君 わかりました。済みません、認識が不足しておったようでございます。  スタートしたばかりの価格形成の場でございますので、まだ評価ということはなかなか難しいだろうと思いますけれども、もろもろの問題も存在していることは、もうずっと今までの農水委員会でも御指摘があったとこ...全文を見る
○大渕絹子君 山本農水大臣のいつもに変わらぬ御姿勢というものには非常に敬意を表するわけですけれども、日本政府のワルグアイ・ラウンドに臨む心構えというのが少し違っておったんでないでしょうかね。ECの今のような状況というのをちゃんと見越した中で対処をしてこられたでしょうか。あるいはま...全文を見る
○大渕絹子君 お話を聞きますと、大変今は困難な状況にあるということは私も認識ができるわけでございますけれども、このウルグアイ・ラウンドがもし不成功に終わった場合、米の問題に関してはアメリカと日本の二国間協議にゆだねられるのではないかというような報道が連日されておって大変心配をして...全文を見る
○大渕絹子君 ぜひ今の御答弁のように二国間協議に持ち込まないように御努力をしていただきたいというふうに思います。  こうしたことで大変皆さん方は連日御努力をしておられるわけですけれども、片や表の方というか、日本側の方に目を向けてみますと、非常にいろんな問題が飛び交っているのもま...全文を見る
○大渕絹子君 その国会決議はそういうふうに守られるということになると、当然国連平和協力法の国会決議も同じに扱っていただけると、そういうふうに私は今ここで認識をさせていただきます。ぜひお願いいたします。  ところが大臣、そういうふうに国会決議を守って米の自由化を守ると言っておられ...全文を見る
○大渕絹子君 時間がないのでちょっと議論をしていくことができなくて大変残念なんですけれども、ただ、とりようによってはこういう影響なら何とかクリアできるんじゃないかというようなふうにもとれるかもしれませんね。そういった意味で今の時期にはちょっとまずかったんじゃないかなというふうに思...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、先ほどのグレーブス会長の、一年くらい前から日本の財界やレストラン経営者から米の市場開放の応援を得ているという、このコメントについてはいかがでしょうか。
○大渕絹子君 この米の問題は、もともと財界がっくり出す工業製品を売る見返りとして起こってきている問題なんです。それなのにまだこうしてもっともっと農業を追い詰めていくようなことが行われているとしたら、もう全く怒りに震える思いがいたします。私も農業県出身で、中山間地の小さな農村に住ん...全文を見る
○大渕絹子君 山本農水大臣がそうして頑張れば頑張るほど、私はもうその後ろで穴をあけようとしている姿というものが見えてくるような気がいたします。  実際にきょうずっとお話をしてきましたけども、農水省、大臣初め皆さん方の御努力というのは非常に高く全国民も評価をしていると思いますけれ...全文を見る