大渕絹子
おおふちきぬこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月21日 | 第120回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○大渕絹子君 近藤農林大臣の御活躍を心から同県人としてお祈り申し上げます。 大臣の所信表明の中に「農業・農村の整備につきましては、生産基盤の整備とともに、農村の生活環境の整備等にも重点を置いて推進してまいります。」という項目がございますけれども、私は、きょうは生活関連につきま...全文を見る |
○大渕絹子君 生活関連予算枠においても当然公共事業関連シェアの二二%というのを確保されてしかるべきだと思います。 農水省で行っている事業が今まで順調に推移をしてきて、農村の社会基盤というのがちゃんと充実をしてきたというふうにはどうしても思われないわけでございます。若者が定着を...全文を見る | ||
○大渕絹子君 来年度の生活関連予算の獲得のときには、そういう今の御発言をよく考慮なさっていただきたいと思います。 生活排水汚染の深刻化や生活意識の向上から、先ほども申し上げましたように、農村の生活環境整備を求める声は本当に高まっています。私も農村集落に住んでいる者の一人でござ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 建設省で行う事業は、その事業が決まった時点でそこの関係をする地域の人たちは強制的に加入しなければならないというお答えでしょうか。農業集落排水事業にはそういう義務がない、こういうことでございます。その違いだけでございますか。 | ||
○大渕絹子君 じゃ、排出基準とかそういうものについてはいかがですか。その排出される水の基準というものが農業集落排水事業と建設省の行う下水道工事というものでは違いますか。そこらはどうでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 当然、農業集落排水事業に対してもそういう排出の基準というものが設けられておって、きれいな水質が保たれているというふうに私は認識していますけれども、そうだとしますと、農水省で管轄をする下水道事業と建設省で管轄をする下水道事業をなぜ分けなければならないのでしょう。 | ||
○大渕絹子君 利用させていただく側になって考えますと、どちらの事業にいたしましても一日も早く施工されて下水道を使わせていただく設備が整えばいいわけでございますので、そこら辺の利用者の住民の側の立場から主張をいたしますと、建設省側で行われる公共下水道あるいは農水省側で行われる農業集...全文を見る | ||
○大渕絹子君 今のお答えの中にも、進まない、普及率が上がってこないということをもう少し我慢してほしいということが出ているわけですけれども、毎年GNPの〇・六から〇・八%の巨額な事業費をこの下水道工事に費やしているわけです。それでもなお年間に一%ぐらいしか上がっていかないということ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 今までは都市の方の下水道整備が非常に多かったわけでございますけれども、これからは人口密度の低い地域に向かって進めているということも普及率というものが上がってこないという一つの原因にもなっておろうかと思いますけれども、ただ、この巨大な一元化システムでやろうとするところ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 ぜひそうしたその地域地域に見合った柔軟な対応をしていただきたいことを要望させていただきます。 さて、それではその流域下水道といいますか、大型の下水道によってどういう水の問題が起こってくるかということにちょっと触れさせていただきたいと思います。 今大阪府圏では...全文を見る | ||
○大渕絹子君 京都の方の処理場ではそういう処理がなされておると言いますけれども、全国にそういう御指示は出しておられますか、同じような。 | ||
○大渕絹子君 京都においてだけ危険性があるんじゃないんですよ。同じ処理をやっておる下水処理場の処理水ですから、全国どこの処理場でも同じ問題を抱えておると思います。しかもアンモニア性窒素がトリハロメタンの原因であるということは、これはどうしてかといいますと河川や湖の水の中にはトリハ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 今の厚生省の扱う合併処理浄化槽のほかにも、各家庭で単独浄化槽を設置することによって水洗トイレ化というのが今進められてきているわけでございますけれども、今日本の総人口が一億二千三百六十一万人と言われています。これは昨年の十月一日の国勢調査で、正式な数は一億二千三百六十...全文を見る | ||
○大渕絹子君 見直すつもりがあるかどうかを聞いています。 | ||
○大渕絹子君 合併浄化槽に今は進めるような方向づけに厚生省ともタイアップをしてやっているというのはわかりますけれども、もう過去において大変な数の単独浄化槽というのができてきてしまっているんですね。そのことに対して基準をこれから変えていって、その水質を守っていくというような方向にぜ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 公衆衛生上からこの基準に問題がないかとお尋ねをしています。 | ||
○大渕絹子君 日本は非常に技術開発が進んでいます。浄化槽についても、このBODの基準を大幅に下回る浄化槽もつくり出されていますし、合併浄化槽につきまして、今二〇ppmと言いましたけれども、二〇ppmでも私は甘いと思います。一〇ppm、五ppm、もっとそれ以下に、飲めるほどの水にし...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大臣、今まで延々と下水道のことばかりを私は聞いてまいりました。お聞きになりましたように、この下水道工事一つをとりましても建設省、それから農水省、厚生省、こうして管轄が違うところで同じ事業のようなものが行われているというこうした事業計画それ自体がもう大変不合理じゃない...全文を見る | ||
04月09日 | 第120回国会 参議院 農林水産委員会 第6号 議事録を見る | ○大渕絹子君 ただいまの三上委員の質問に関連したことでちょっとお尋ねをしたいと思います。 この市町村の負担の部分についての改正の概要の中に、「国営及び都道府県営事業において、都道府県は、当該事業によって利益を受ける市町村に対し、その市町村の受ける利益を限度として」というところ...全文を見る |
○大渕絹子君 その利益の限度をガイドラインとしておおよそ八%というふうに見込んでいるというふうな資料をいただいておりますけれども、その八%はどうした根拠による算出でしょうか。 | ||
○大渕絹子君 市町村への交付金で農家負担軽減を図っていくという今度の法改正なんですけれども、財政困難な市町村に大きな負担になるとは考えられないでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 そうしますと、この法改正によって市町村の負担が重くなって圃場整備がおくれるという懸念はないわけでございますね。確認しておきます。 | ||
○大渕絹子君 先ほど三上委員の質問の中に、国営かん排事業に対して農家負担分はないということでお答えがありましたけれども、河川法の二十条に基づく工事状況についてちょっとお聞きをしたいと思っています。これもいただいた資料の中では国営かん排事業の実施に河川法第二十条に基づく農家負担とい...全文を見る | ||
○大渕絹子君 これからの事業に対して指導をしていくということですけれども、今までかかっている部分については考えていただけないでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 今これからのことはゼロに近いようにするとおっしゃると、次の質問ちょっとしにくいんですけれども、今までのやってきた部分に対しても非常に負担率が多いわけですね。それで、農家の方たちが非常に苦しんでおるということは事実なんです。例えば、極めて公共性の強い河川法の二十条工事...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それじゃもう一度、さっきこれからの工事について極力ゼロに近いように配慮するとおっしゃいましたけれども、どういう方法で。 | ||
○大渕絹子君 そうしますと、今回の法改正の中のガイドライン八%の部分をここに持ち出してということに受けとめられますけれども、そういう考えですか。 | ||
○大渕絹子君 それでは、今回の法改正の中に市町村負担の部分というのがあるわけです。その部分で、河川法二十条工事の部分を負担するというふうには考えなくてよろしいですね。今回の改正はあくまでも今まで農家が負担していた部分の市町村の負担を明確化するというふうに考えてよろしいですね。 | ||
○大渕絹子君 それではこの河川法二十条工事につきましては、今局長答弁のように、極力農家負担はしない、公共費として負担をさせていただくような方向で取り組んでいただくことをお願いしておきます。 平成四年度で第四次土地改良長期計画が終わるわけですけれども、その進捗率を高めるためにど...全文を見る | ||
○大渕絹子君 財政事情が苦しいと言いますけれども、年々予算額というのは上がってきていた実態はあるわけですし、三十二兆円の予算を組みながら十五兆円しかまだ消化されていない。これは平成三年度までで十五兆九千四百四十八億円ということでしょう。五五・六%にとどまっているというのは、これは...全文を見る | ||
○大渕絹子君 平成四年度で第三次土地改良長期計画というのが終わるわけですけれども、平成五年度から始まるであろう新しい長期計画の展望ですね、基本方針とか取り組み、今後の整備水準及び整備量等を教えていただきたい。 | ||
○大渕絹子君 今回の法改正の中に、農業基盤整備費の名称変更というところがあるわけですけれども、この再編の中で生産基盤整備からの方向転換を行う趣旨をちょっとお聞かせください。 | ||
○大渕絹子君 名称の変更と日米構造協議における公共投資四百三十兆円との関連はありますか。 | ||
○大渕絹子君 四百三十兆円を満たすために、この土地改良基本整備の予算額をそちらに乗せるという考えではないわけですね。 | ||
○大渕絹子君 今回改正の最も大きな点の中に市町村の事業費負担についてというところがあるわけです。市町村の同意要件を廃止するというところがありますけれども、同意要件を廃止することが提案されてきた背景をお聞かせください。 | ||
○大渕絹子君 同意要件を廃止するのに伴って都道府県がその負担する金額について議会で決定をするということになっていますけれども、市町村側の意見というのは十分に組み込まれる仕組みになっていますか。 | ||
○大渕絹子君 圃場整備事業の中で計画的に公共用地を生み出していると聞きますけれども、そういう状況はありますか。 | ||
○大渕絹子君 その生み出された公共用地を売却して、その清算金で圃場整備の負担を軽減しているように聞きますけれども、そういうことはありますか。 | ||
○大渕絹子君 負担金の軽減を図るということは非常にいいことなんですけれども、それについての歯どめがないと、負担したものに対してそれで全部その方法でやってしまおうというようなことになってしまわないかという懸念がありますけれども。 | ||
○大渕絹子君 その三割以内というようなことは法制化をされていますか。三割以内ですか。 | ||
○大渕絹子君 三割というのは大変多い数字というふうに思いますけれども、そうは思われませんか。 | ||
○大渕絹子君 この換地の取得者になることができる農地保有合理化法人というのを定めるというふうにここにうたってありますけれども、これはどういう組織ですか。 | ||
○大渕絹子君 「農地保有合理化法人が創設換地の取得者となっても事業参加者となることができることとするための調整規定を置いている。」というふうにありますけれども、ここは何の目的でこういうふうになったのでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 そこで、今回の換地制度の改正を行うことによって土地改良事業に及ぼす影響というものについて考えておられますか。 | ||
○大渕絹子君 その計画がスムーズにいくためにも農業の担い手というものが存在をしていなければならないわけですけれども、政府が出した見込みとは大変違って、農業後継者というのは年々減ってきておるわけですけれども、後継者不足という厳しい状況の中における農業経営の規模拡大のあり方について、...全文を見る | ||
○大渕絹子君 耕作の放置されている面積が十五万二千ヘクタールにも及んでいるというふうに聞いておりますけれども、この放置された耕作地をどのように扱う予定でしょうか。 | ||
○大渕絹子君 今回の法改正の中に、土地改良施設の更新事業の実施手続の整備というところで手続の簡素化がうたわれておるわけです。現行法において同意徴集手続を置いている事由は、組合員の権利の保護を図るためというふうに考えられますけれども、この簡素化を運用するに当たって組合員の権利の保護...全文を見る | ||
○大渕絹子君 私は大変山の中に住んでいるんですけれども、傾斜地が多い、地形条件に恵まれない中山間地域ほど農地の整備、それから生活環境の整備ともほかの地域に比べて著しく立ちおくれているわけです。圃場整備状況につきましては、平地農村地帯では四七%の整備率なのに対して、中山間地域ではま...全文を見る | ||
○大渕絹子君 終わります。 | ||
04月23日 | 第120回国会 参議院 農林水産委員会 第9号 議事録を見る | ○大渕絹子君 午前中は同僚委員から食品流通構造改善計画、主に事業の内容について細かく審議が行われたわけでございますが、私は、この法案によってつくられる食品流通構造改善促進機構のことについてちょっとお聞きをしていきたいと思っております。 民法の三十四条で定める法人で、農林水産大...全文を見る |
○大渕絹子君 新たにこの機構設立のために二十億円もの資金が投じられると聞きますけれども、それはそうでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 機構の職員とかそういう者の構成 はこの法案の中にはうたわれていないんですけれども、一般公募にするのでしょうか、あるいはそういうことの規定はどういう方法でこれから行うのですか。 | ||
○大渕絹子君 この機構は改善計画にのっとった事業の融資の際の債務の保証をするわけですけれども、返済不能になった事業の権利は機構に引き継ぐことになるのかどうか。 | ||
○大渕絹子君 その引き継いだ債権を利用して機構自体が事業体にかわることはないんですか。 | ||
○大渕絹子君 この業務の二番のところに事業への参加というところがあるんですね。この事業への参加ということと今の直接収益にかかわる業務はやらないというところとちょっと合わないんですけれども。 | ||
○大渕絹子君 そうおっしゃいますけれども、法案の中に歯どめの部分というのは見受けられないんですけれども。 | ||
○大渕絹子君 事業に参加するということは、その構造改善事業が行われるそこに直接参加をするということと理解をするわけですけれども、事業体としてその機構がひとり歩きをすることを非常に懸念するわけです。事業に参加することによって得られる利益というものがあると思うんです。参加をすれば当然...全文を見る | ||
○大渕絹子君 考えておらなくても実際に上がってくると思われますけれども、どうですか。 | ||
○大渕絹子君 業務に参加をするということで、例えばお話を聞いたときにその事業体に参加をする、大きな建物をつくる、当初事業計画に不足の部分を機構が参加してその一画を取得する、そして、その一画を民間に貸し付けることによって家賃等の利益を上げることができる、そういうふうなお話を聞いてい...全文を見る | ||
○大渕絹子君 衆議院の農林水産委員会の審議の中で、初期の事業費が多くかかるのでこれを回収していかねばならないという答弁をしておったと思うんです、私傍聴しておりましたけれども。回収するということは収益を上げるということじゃないんですか。 | ||
○大渕絹子君 ちょっと納得できませんけれども、この機構を想定するときに、食料品流通改善協会ということは既に構想の中にあったということですけれども、改善事業計画の中に個々に参加をしている会員の人たちの事業とか、そういうものは、この協会に加盟している会員の方がいますね、正会員だとか賛...全文を見る | ||
○大渕絹子君 この協会の会員の中には、食料品関係のほとんどの業種の方たちが入っておられますとともに、賛助会員の中には先ほどの融資の部分の農林金融公庫であるとか国民金融公庫であるとか、そういう金融機関、それから農協ももちろんそうですけれども、電機産業が随分たくさんあるんですね。住宅...全文を見る | ||
○大渕絹子君 今の大臣の答弁で少しは納得というか、安心をしたわけですけれども、この機構そのもの自体が事業体として独占企業のような形になっていってしまうと、法の目的と全く違う方向に行ってしまうので、そこらをよく指導していただきたいと思うわけでございます。 もう一つ、この食品流通...全文を見る | ||
○大渕絹子君 問題がないということですと、当然それではこの四つの事業に対しても、一つなり二つなりダブりながら事業を進めていくということも理解をするわけですけれども、この説明書を見ますと、平成三年度の予算でもう既に予算づけ、貸し付けの見込み額が五百七十億円であるとか、政府の助成金が...全文を見る | ||
○大渕絹子君 時間がなくて、ちょっともう少し聞きたいんですけれども、この法案の「目的」の中に「流通機構の合理化と流通機能の高度化を図り、あわせて一般消費者の利益の増進と農林漁業の振興に資することを目的とする。」とありますけれども、この一般消費者の利益と農林漁業の振興に資することと...全文を見る | ||
○大渕絹子君 現在、小売店が百六十二万店あります。そのうちに食料品の小売店は約四割の六十五万店。そのうちの一人から二人の従業員、いわゆる家族でやっている方たちが三十六万六千なんですね。それから、三人から四人でやっている本当に小規模な小売店が十六万九千店、実に全体の六十五万店の八割...全文を見る | ||
○大渕絹子君 当然、今おっしゃったように後継者のおらないところは自然消滅をしていく以外にないだろうということになってきますと、今回のこの法案をつくり上げることによって中小の小売業者を救うというところまで本当にいくんだろうかという疑問が起こるわけですね。これは生産農業も同じなんです...全文を見る | ||
○大渕絹子君 ありがとうございました。 | ||
05月21日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○大渕絹子君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 私はきょう、五月十四日の午前十時過ぎに滋賀県の信楽高原鐵道で起きました事故につきまして、お尋ねをしたいと思います。 前時代的とも言えるこの正面衝突の事故の発生には、本当に驚きました。今の日本の進んだ安全基準とい...全文を見る |
○大渕絹子君 山合いの静かな観光地に起きた事故ということで、大変衝撃的であったわけでございますけれども、警察庁の方にこの事故の概要と被害状況をお尋ねしたいと思います。 | ||
○大渕絹子君 こうした事故が起きた背景には、いろいろな要因が重なって起きたというふうに思うわけでございますけれども、その背景とかそれから直接的な原因について、捜査中ということで大変おっしゃりにくい点があろうかと思いますけれども、でき得る限り教えていただきたいと思います。 | ||
○大渕絹子君 警察庁といたしましては当然そういう御答弁であろうかと思います。 新聞等の報道によりましても、数字的なことは大変まちまちのような報道がなされておりまして、私たちも的確な情報というものを一日も早く知りたい、事故原因というものを知りたいという思いの中できょう質問させて...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは、その十七名の人たちによって今回のこの運送業務が賄われておったというふうに理解をしてよろしゅうございますか。あるいはこの事故当時、イベントを控えるに当たっ て特別な増員が図られていたかどうか、お聞かせ ください。 | ||
○大渕絹子君 それではやっぱり、当初国鉄から引き継いだときには十四名というふうに確認をしてよろしいわけですね。 そうした大幅な人員削減を行い、合理化を進めて、そして初年度には百十七万二千円の経常利益を出すことができたという好調なスタートを切ったというふうに聞いております。旧国...全文を見る | ||
○大渕絹子君 二四〇%の乗車率。十四日というのは平日でございます。特別の休日ではなかったわけでございますけれども、それにもかかわらず二四〇%という混雑ぶりはもう想像を絶するわけで、ゴールデンウィークの期間にはもっともっとすごかったのではないかというふうに思われるわけでございます。...全文を見る | ||
○大渕絹子君 このCTCの設置義務というようなものは運輸省では決められておりますでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 このイベントを控えまして大量輸送が図られるために、今まで単線で一時間に一往復というダイヤを組んでおったこの信楽高原鐵道ですけれども、陶芸祭に合わせて信楽―貴生川間に列車行き違いのための待避線を設けることによって三十分に一本、一日に五十本の連行をするというダイヤ編成に...全文を見る | ||
○大渕絹子君 当然、その許可をされる段階に至りましては、安全確認というか、安全体制ができているかということを確認されておると思いますけれども、現場での立ち会いチェックその他は行われておりますでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 必要に応じて指導してきたと言われますけれども、その乗り入れの際に、今回のこの事故のような背景があった場合、片方の電車がおくれて片方の電車との連絡をとらなければならないというような状況が起きたときに、どういう方法でJR側と信楽鐵道側が連絡がとれるようになっておったので...全文を見る | ||
○大渕絹子君 私は、列車と列車の連絡はどういう方法で行われていたかと聞いています。 | ||
○大渕絹子君 先ほどそのときそのときに適切な安全指導を行っておるという答弁でありましたけれども、列車間に連絡がとれない状況のままJR線を信楽鐵道側に乗り入れるなどということは、だれが考えても安全対策がとれていたというふうには思えないわけです。 それでは、貴生川か信楽の駅からJ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 緊急、異常時に無線で連絡すると今おっしゃったじゃないですか。この事故は緊急じゃなかったですか。信楽駅から見ても、列車がおくれて発車をした状況の中で、単線内で必ず遭遇するという危険はだれもが察知できた緊急な場合じゃなかったですか。その場合に使えない無線などというものは...全文を見る | ||
○大渕絹子君 そこが問題だと言っているんです。連絡のつかない列車を第三セクターの鉄道路線に乗り入れを許可した、そこが問題だと言っているんです。そうじゃないですか。 安全確認の確保ができない、しかもこの信楽鐵道に入った時点でJRのCTCの装置というものから切り離される、全く無防...全文を見る | ||
○大渕絹子君 信号を信頼して信号によって運行するというそこの基本ということはわかりましたけれども、この信楽高原鐵道にJR電車を乗り入れを許可した段階で、先ほど来から言っております安全対策が本当にきちんとチェックをされて、そしてまた信楽鐵道側とJR側との運行マニュアル、そういうもの...全文を見る | ||
○大渕絹子君 その中身の中に、待避線における打ち合わせというものはありましたでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 その件については、また後ほどもう一度聞きたいと思います。 この事故当日の十四日、運輸省の近畿運輸局の方たちがこの鉄道の視察に行くということで向かわれていたと聞きますけれども、どういう目的で向かわれておったのでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 たまたま交通安全週間だったから交通安全の査察に行ったということでございますけれども、四月二十日から世界陶芸祭というものが開催をされておりまして、先ほどから申し上げておりますように、連日の大盛況で毎日毎日大混雑をしていたという状況の中で、その間に一度も安全体制のチェッ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大変日本人的な発想で恐縮なんですけれども、この近畿運輸局の査察団を出迎えるために信楽鐵道の幹部職員の方が時間におくれまいとしたこと、このことが、赤信号を無視して発車をさせる、そうした遠い原因になっているのではないかというふうに思えるわけでございます。 精神的にも...全文を見る | ||
○大渕絹子君 書いておらなくても、一時間一往復の運行を三十分一往復に切りかえる中で、どうしても待避線で交差をしなければダイヤ運行ができない状況の中で、片方では事情があってその待避線にまだ到着をしておらない、JR快速電車はそこの待避線のところに来た、通過をした、信号が青だったからと...全文を見る | ||
○大渕絹子君 滋賀県警の捜査本部の発表ということで新聞には出ているわけですけれども、「信号故障のため作動したATS(列車自動停止装置)を解除して無理に発車した人為的ミスと断定、」、また、信号システムの構造を調べたところ、「信楽高原鉄道列車の誤出発検知が正常に作動したとしても、JR...全文を見る | ||
○大渕絹子君 運輸省が行った保安監査、その保全監査を行った溝口さんですか、保安・車両課長さん、テレビを私見ておりましたけれども、そのときに発言なさっておったことの中に、運行マニュアルの徹底が図られておったら起こり得ない事故であった、そういう御発言をなさっているわけでございます。こ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 事故の直接的な原因を知るためには、衝突をした位置であるとか時刻であるとか、こういうことが大変重要な手がかりになると思うんです。 衝突した位置につきまして、小野谷信号所から大体何キロぐらいの地点であったか、時間は先ほど十時三十五分とおっしゃいましたが、これで間違い...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは、双方の列車がそれぞれ信楽駅を発車した時刻と貴生川駅を発車した時刻について教えてください。 | ||
○大渕絹子君 この発車時刻は非常に重要なポイントなんですよね。同じ列車の発車時刻なのに二つあって、しかも四分も違うというのはちょっと信じられないんです、今の日本の鉄道の精巧さからいきまして。JRの貴生川の駅の発車は何時何分ですか。 | ||
○大渕絹子君 JR貴生川駅の発車時刻です。JRから聞いてください。 | ||
○大渕絹子君 十時十八分貴生川駅発のJR臨時列車とそれから十時二十五分発信楽高原鐵道の普通列車が十時三十五分、貴生川駅から九・一キロ地点で正面衝突をしたというふうに理解してよろしゅうございますか。 | ||
○大渕絹子君 十時十八分発で私が計算いたしますと、九・一キロ地点まで差しかかるのに大体十七分かかっているんですね。時速五十キロの計算で九・一キロで大体この時間、十八分で合うのかなというふうには簡単にちょっと頭の中で計算して思っているわけですけれども、こういう時間とか衝突の現場であ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 すぐにそういう対策はとるべきだと私は思います。 あと、信号所のところで対向列車が停車をしておらない、そういう状況の中で運転士さんがそこの現場から駅に連絡をとれる方法、その信号所には電話だとかそういうものは、設備はされておったでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 そういう体制になっていたにもかかわらず、JRの運転士さんは、相手側の列車がまだ待避線に到達していない、そういう状況にもかかわらず、当然何か異常が起こったことが察せられる状況にもかかわらず、電話もかけなかった。連絡を待つまでそこに待避できなかった状況、これはやっぱり大...全文を見る | ||
○大渕絹子君 運輸省がことしスタートさせた鉄道災害補助金制度というものがあるわけですけれども、これの対象にはならないでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 事故の犠牲者に十分に賠償が支払われるように、極力御配慮していただきたいことをお願い申し上げます。 いつも重大な事故が起こるたびに安全対策が叫ばれてきたにもかかわらず、今回前時代的な正面衝突という事故が発生してしまいました。旧国鉄時代から、赤字解消のために合理化に...全文を見る | ||
○大渕絹子君 私が大変質問がふなれで、予定をしておりました質問がまだ二つほどあったわけでございますけれども、時間が五十五分までということでございますので大変はしょりまして申しわけございませんですけれども、九十億ドルの目減り分拠出について、外務大臣及び大蔵大臣に質問させていただきた...全文を見る | ||
○大渕絹子君 今の外務大臣の御答弁は、従来予算委員会等で海部総理大臣及び橋本大蔵大臣、中山外務大臣それぞれが答弁をされてきたことを集約して、同じことというふうに受けとめました。 ところが、そうであるならば、日本側が自主的に九十億ドル、一兆一千七百億円円建てで支払うことをアメリ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 橋本大蔵大臣にお聞きをいたします。 一月にアメリカを御訪問の際に、ブレイディ財務長官と会談をなさったときにお約束をした九十億ドルというふうに私たちは承っておるわけでございますけれども、このときに、過去におきましても審議の中で、金額についてもドル建て円建てについて...全文を見る | ||
○大渕絹子君 時間になりました。 本当はもっともっとお聞きしたかったわけでございますけれども、日本の総理大臣や大蔵大臣が国会で答弁したことと相反する結果を生ずることを承知の上でごり押しをしてくるアメリカの態度に大変私は不快感を覚えます。また、それをはねつけることのできない政府...全文を見る | ||
○大渕絹子君 言うべきことは言う外交、それに徹していただきたい、心からお願いを申し上げまして終わります。 ありがとうございました。 | ||
06月04日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号 議事録を見る | ○大渕絹子君 ただいま下条厚生大臣から、マンパワーの確保について力強い御決意が述べられたわけでございますけれども、六月三日の朝刊にまた悲しいニュースが載っておりました。新潟県上越市で重度身障者の介護をしていた母親が脳出血で死亡してしまい、その介護を受けていた御長男の方が、自分の力...全文を見る |
○大渕絹子君 今回のこの事故のような在宅の重複障害者、非常に重度の障害者の方たちがこの上越市だけでも現在八十七名もおられるんです。市はこれらの世帯の構成状況、今回のような母子家庭の状況であるとか、そういうものを詳細に把握をするという作業をしておりませんでした。今実際におられるこの...全文を見る | ||
○大渕絹子君 ありがとうございました。 今回のこのことを教訓にいたしまして、二度とこんな悲しい、介護の方が亡くなったのが十日間も放置をされた中で、その介護を受けていた者が餓死をするというようなこんな悲しい状況、事故だけは二度と起こしてほしくないという思いをいたしております。 ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 その人数とかそういうことは、当然市役所でも把握ができているわけです。ところが、個々の家庭の実情についての調査というものが市段階でも行われておらないということですから、厚生省側で、中央で把握ができるはずはないと思うわけでございます。 そこでお願いがございます。各市...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大臣にお尋ねをいたします。 私は、この事故を教訓にして、これからの地方行政に向けて大臣からの通達なり通知なりを出していただいて、今回のようなことが二度と起こらないような体制づくりを早急にしていただきたいということを申し上げておりまして、今までの調査のこととか、そ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 ただいま大臣は、障害者の家庭は行政が手を差し伸べることを余り望まなかりたとおっしゃいましたけれども、本当にそうなんでしょうか。 県立新潟養護学校の寮母さんでいらっしゃいます安野さんという方は、こういうコメントをしています。 福祉の貧困と行政に対して怒りを感じ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それらの計画は、十年後における施設の必要者数というものを大体どの程度と見込んだ中で立てられた計画でございますか。 | ||
○大渕絹子君 その予想をされた人たちが、この計画が完成をした時点で何割の人たちがこの施設の利用を受けることができますでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 寝たきりの状況にならないためのその政策づくりというものが進められているわけですよね。そういうものも勘案をした中の予定数であろうと思いますけれども、ぜひその計画の実現に向けて進めてしてほしいと思うわけでございます。 しかし実際には、ケアハウスが半分にも満たないとい...全文を見る | ||
○大渕絹子君 その見直す機会が来ましたら、ひとつ検討していただきたいことがございます。 マンパワーの確保が大変困難な状況というのは、これは私は何年後も変わらないと思うんですね。そういう状況の中で、地域で老人をみとっていくというシステムをつくり上げていくためには、どうしても地域...全文を見る | ||
○大渕絹子君 この指導指針だけでは、結局トラブルなんかが実際に発生したときの法的規制というようなものからは外れてしまうわけですよね。そういうことの中でどうしても、今これほど騒がれているこの産業ですので、やっぱり法的に規制をするというような必要があると思うんです。ぜひ取り組みを進め...全文を見る | ||
○大渕絹子君 積極的にそうした問題にも取り組んでいただきたいことをお願い申し上げます。 とにかく、人間が最期のときを迎えるそのときまで、本当に人間らしく生き続けることが、今の私たちの社会に一番求められている政策であろうと思っています。皆さん方の御努力を心からお願いを申し上げま...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは、国土庁としては何らかの法改正は必要だとは思われないわけですね。 | ||
○大渕絹子君 そこで、環境庁長官にお願いがございます。 国土庁ではまだ法改正ということを余り考えておらないという答弁の中で、実際に改正の必要がないかどうか、少し話を進めさせていただきたいと思います。 ゴルフ場、マリーナなど、海に山に無秩序な乱開発が進められています。生態系...全文を見る | ||
○大渕絹子君 リゾート法の施行によって乱開発が進んでおることは、愛知長官、お認めになっていただけますでしょうか。どうでしょう。 | ||
○大渕絹子君 長官は今、十分に環境が守られておると御答弁いただきましたですね。 | ||
○大渕絹子君 わかりました。それではこの件につきましては、また後日長官と質疑を交わしたいというふうに思います。とにかく私といたしましては、今自然破壊が行われている、環境庁という仕事柄このリゾート法の改正に向けて積極的に取り組んでいただきたいことを強くお願い申し上げておきます。 ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 世界に向けて地球環境を軸にした一貫したビジョンを示し、政府がつくった地球温暖化防止行動計画を積極的に推進していくためにも、古くて小さくなった着物は脱ぎ捨てて、地球環境を保全することが経済利益より優先する社会を築くためにも積極的に取り組んでいただきたい、そういうふうに...全文を見る | ||
○大渕絹子君 ありがとうございました。 | ||
06月19日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号 議事録を見る | ○大渕絹子君 大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 私は先月、中国の南京市にあります抗日戦争の南京大虐殺になる記念館というところを訪れてまいりました。これは、中国の国民の人たちが抗日戦争によってもたらされた南京市民の三十万人にも及ぶ大虐殺のその戦争の記憶を...全文を見る |
○大渕絹子君 過去の反省の上に立ってやっているだけではないということで、今大臣から答弁をいただいたわけですけれども、外務省と国際協力事業団が八八年の九月十八日から三十日の間に経済援助に対する評価、そういう調査団を派遣されましたですね。そのときの結果として、この報告書の中には、「中...全文を見る | ||
○大渕絹子君 日本が経済的に優位な立場から援助をしているというPRは行ってほしくないわけです。過去の反省の上に立って、永久的な友好関係を築くためのPR、そういうことをしてほしいわけなんです。 五月三日にオープンをいたしました中国の日中青年交流センターというところを私も訪れたわ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 中山外務大臣にお聞きいたします。 目減り分ではなくて、新たな国際平和に貢献をするために必要なお金であるならば、求められれば拠出をする、そういう認識と受けとめてよろしゅうございますか。大臣に聞きます。 | ||
○大渕絹子君 今の大臣の御答弁は、国際平和に貢献をするために必要であるならば拠出をしていく考えであるというふうに受けとめさせていただきます。 大蔵省の方にお聞きをいたします。 一九九一年度の予備費は千五百億円ですけれども、この中から五億ドルに見合う分、七百億円を拠出するこ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは、外務省の側から新たな世界平和貢献のために必要であるから拠出をしてほしいという要請を受けられたときには、どうなさいますか。 | ||
○大渕絹子君 一般的な考え方ではなくて、きのの質問取りに来られた方に、予備費からの拠出を要請された場合は予備費から出していける状況であるかどうかを答えてほしいというふうにお願いをしておきました。答えてください。 | ||
○大渕絹子君 先ほど外務大臣の御答弁の中にも海部総理大臣のシンガポールにおける演説というものが引用されているわけでございますけれども、その演説の中で、平和国家として経済面ばかりでなく、政治面でも幅広く国際平和の維持に貢献をしたいと、その意欲を強く示されまして、その前提として、第二...全文を見る | ||
○大渕絹子君 子供たちを国際人に育て上げるための歴史教育は、世界のこれからの平和に貢献をするというふうにお考えと私は受けとめさせていただきました。 文部大臣、今の外務大臣への質問と同じなんですけれども、この子供たちに施す歴史教育について国際的な平和に貢献をすることになるかどう...全文を見る | ||
○大渕絹子君 国際平和への貢献に役立つと認識をさせていただいてよろしゅうございますね。――はい、ありがとうございました。 総理は、その中で、「次代を担う若者たちが学校教育や社会教育を通じて我が国の近現代史を正確に理解することを重視して、その面での努力を一段と強化する。」と語り...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大臣、この講習会に参加する方は、全国を五ブロックに分けて各県段階から一名か二名しか参加できないんですね。そして、しかも私がお聞きいたしましたら、その講習会での伝達方法は、文書ではなくて口頭であるということなんですね。口頭でその代表者の方に伝えられて、それが各県に持ち...全文を見る | ||
○大渕絹子君 短くお願いします。 | ||
○大渕絹子君 質問に答えてください。 | ||
○大渕絹子君 これまで明らかなところによりますと、学習指導要領は、法的規制を受けるという概念で検定が行われるわけですけれども、今回とられた措置は教科書や指導要領の内容にまで踏み込んでおらないで、教科書を検閲し、指導要領からの逸脱を厳しく規制している今の文部省の姿勢から、必ずしも総...全文を見る | ||
○大渕絹子君 おかしいですね、それは。昨年、韓国の盧泰愚大統領が見えられたときにも同じ趣旨のことが行われたわけですよ。そして、この教育課程講習会ですか、そこにおいて強化をするということで伝達をされたわけですね。そしてことしの一月、総理大臣は韓国を訪問された。そのときにも同様な発言...全文を見る | ||
○大渕絹子君 口頭だけで指導をするということに限界があることは、もう先ほどから御指摘を申し上げています。正しい教育をしていくためには、そのもととなる教科書がきちんとなっていなければならないということはもうだれもが承知をしていることでございます。 新しい指導要領の中でつくられた...全文を見る | ||
○大渕絹子君 私の調べたところでは、小学校の六年生の教科書八社が今提出をされて検定が済んでおります。その八社の中で、今御答弁になりました三社だけです。あなたがおっしゃったその三社はシンガポールに対して確かに記述があります。しかし、その記述は大変短なものです。 教育出版におきま...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは結構です。 そういうたった三社しかないということは、総理が行った演説とは全く食い違うわけですよ。それではシンガポールに対する反省で歴史教育を充実させるなどと言われる状況じゃないわけです。新しい教科書がこうなんですから、来年から使われる教科書ですよ。それに...全文を見る | ||
○大渕絹子君 先ほどの御答弁で、大変教える事実がたくさんあって時間がなくて触れることができないというような御答弁をされておりますのに、教科書に載っておらないことを先生の自発的な指導の中で教えなさいという今の御答弁というのは全く合わないと思うんですよ。そうじゃないですか。 | ||
○大渕絹子君 海部首相は、過去の日本の教科書はアジア・太平洋諸国への侵略行為を歪曲した、そのため中国、韓国などの国で強い抗議があった、そのことを認めて記者会見で質問に答えた。もし必要があれば日本の教科書を検定し、教科書での歴史描写を正確にし、誤りを正さなければならないと語ったわけ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 文部大臣にお願いをしておきます。海部総理大臣にお会いになりましたら、新しい小学校六年生の教科書のうち三社しかシンガポールについては記述がないんだけれども、これで問題がないだろうかということをどうぞ問いかけておいていただきたい、そう思うわけでございます。 大臣は、...全文を見る | ||
○大渕絹子君 この侵略をされた側の国とそれから日本の教科書の間に大変大きな隔たりがあることを今大臣もお認めいただきましたわけですけれども、現地の教科書を率直に翻訳されたこういう本は、現場の教育に携わる先生方にとりましてよい参考書あるいは副読本みたいなものになるとお考えでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 大臣は先ほど率直に答えていただきました。大変中身を比べて日本の教科書との違いというのが明快にわかると大臣はおっしゃっていただきました。この日本の教科書とアジアの国国で使われている教科書との差があればあるほど、日本人とそのアジアの人たちとの間に歴史に対する認識のギャッ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 日本はその検定制度をとっておるということは承知をしているわけでございます。書かれた教科書は、書かれた方たちのその主観によって書かれているということも承知をしておるわけでございます。 その検定制度があるがために、検定が通らない記述をすることによって、教科書をつくり...全文を見る | ||
○大渕絹子君 文部大臣、先ほどの民間知識人たちの間のその教科書のギャップを埋める作業について、文部省としてもこれから要請がなくても支援をする体制というものをつくっていただきたいと思うわけですけれども、いかがでしょうか。 | ||
○大渕絹子君 外務省でも日韓の二十一世紀委員会というようなものをつくられて、そのギャップを埋める作業というようなものを取り組んでおられるわけでございますので、文部省といたしましても極力協力をする中で、これからの日本の子供たちのためだと思うんです、そのギャップを埋める作業というもの...全文を見る | ||
○大渕絹子君 外務大臣にそれでは聞かせてください。 先ほど私が指摘をいたしましたように、歴史教育は国際貢献に大きな役割を果たすとお答えになりました。そして、その世界の平和に貢献をするためだったらば拠出をしていきたい、お金は出していきたいと大臣は答弁されました。そして、私は今ず...全文を見る | ||
○大渕絹子君 一国の総理の発言によって世界的に話題をまいておる、こういうことに対して日本の当局者として具体的な施策が何も講じられない、ただブロックごとの講習会で口述によって伝えられていくような、私はこんな情けない行政であってはならないと思います。 どうぞ文部大臣、予備費の拠出...全文を見る | ||
09月26日 | 第121回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○大渕絹子君 おはようございます。 大臣におかれましては、訪欧されまして、ガットのダンケル事務局長とお会いになりまして、日本の米の事情について詳しく会談をされてきたことに対しまして、心から御苦労さまでございました。そして、このダンケルさんとの会談を通しまして今後の未市場開放問...全文を見る |
○大渕絹子君 大臣は、帰国された新聞のインタビューの席で、政治的判断で一気に転がるおそれがあるというような発言をなさっているというふうに書かれておりますけれども、これは具体的にどういう中身を指すんでしょう。 | ||
○大渕絹子君 食糧安保論についてダンケルさんは、備蓄とか、それから輸入の多角化、輸入協定のような方法で対応できるから、必ずしも日本の食糧安保論に対して是認をするような、同調するような感触ではなかったと言われています。私は当然今まで農水省サイドでも訴えられてきたこととは思いますけれ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 こうして年間に二千七百万ヘクタールも砂漠化が進んでいって耕作ができない状況にあるということの事実を今認めていただいたわけですけれども、それに対しまして人口の増加というのは大変すごい勢いで広がっています。一九九〇年、昨年度ですけれども、五十二億九千万人だったのが、これ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 その試算によりますと、一九六三年には一人当たりの耕地面積が二十一アールあったんですね。一九八七年にはこれが十四アールに減少している状況でございます。 日本が輸入している穀物を生産するために必要な海外の作付面積等の試算、これも行っておると思いますけれども、どのぐら...全文を見る | ||
○大渕絹子君 農林省で出された試算の中で書かれておりますのは千二百十二万ヘクタール、こういう数字が出ておりますけれども、これを仮に信ずるといたしまして、こういう状況の中で日本人が輸入する穀物を外国でそれだけの収量を上げるにはどれだけの耕地面積が要るかということで試算をされた表なん...全文を見る | ||
○大渕絹子君 五年前の数字をお願いします。 | ||
○大渕絹子君 五年前は九万三千ヘクタールと言われています。五年間で五万八千ヘクタールという増加があるわけです。こうした日本の事情、耕地面積が非常に少なくなっているという国内事情がございます。世界の人々と共生するという視点から見るとき、日本の農地は非常に豊かに作物を生産することがで...全文を見る | ||
○大渕絹子君 もう一つの観点は、米の外圧といいますか、米をあげるという議論というのはアメリカから起こってきたと私は認識をしているわけなんです。そのアメリカがなぜそのようなことを強力に言っているかというと、日本の貿易黒字が根源にあるわけです。一昨年、一九八九年の数字なんですけれども...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大臣も先ほど強い決意で関税化には応じられないということでお答えをいただいているわけですので、これから大変な局面を迎えると思いますけれども、ぜひ私たちも頑張りますので一緒に頑張っていただきたいと思います。 米の自由化問題が国外にある一方で、日本の国内では今大変にせ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 七%。ちょっと私の数字と違うんですけれども、まあいいといたします。 そうすると、国内の米の流通量なんですけれども、自主流通米、それから政府米、そして自由米と言われるいわゆるやみ米、これの数量をちょっと教えていただけますか。 | ||
○大渕絹子君 時間の関係でもう少し率直に早くちょっとお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 先ほど流通量はどのくらいかという問いに長官は四百二十九万トンと答えたんですよ。今自主流通米が四百十三万トン、政府米が百八十九万トンというふうにお答えになって、全く整合性...全文を見る | ||
○大渕絹子君 承知をしていないということは、検査を行ったことがないということでございますね。そういうふうに認識をさせていただきます。 それではその次に、公正取引委員会の方にちょっと来ていただいていますけれども、不当景品類及び不当表示防止法の第四条では、商品の品質、規格その他の...全文を見る | ||
○大渕絹子君 聞くことに端的に答えてほしいわけです。これから調査をする計画があるかどうかとさっき聞いたわけです。 店頭に行きますと、新潟コシヒカリ一〇〇%という明示の中で大変たくさん積まれています。先ほど計算した数字でいきますと、百袋あるうちの中のたった四袋がまさに新潟コシヒ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 これちょっと古い資料になりますけれども、一九八九年に暮しの手帖というところがコシヒカリの中身は本当に一〇〇%だろうかということで調査をした資料がございます。この資料によりますと、実際の店頭から買ってきたサンプル二十袋の中で十三袋が明らかに新潟コシヒカリとは違うという...全文を見る | ||
○大渕絹子君 前向きに消費者保護のための検査体制というのを確立していただかなければならないわけですけれども、ここで一つ問題があります。農林物資については、品質に関する適正な表示を行わせることによって、一般消費者の選択の助けとなるためにJAS規格というのが設けられています。JAS製...全文を見る | ||
○大渕絹子君 さっきその件を尋ねたときには、そういう検査は余りやっていないような御答弁だったんですけれども、それではそういう機関というのはあるんですね。 | ||
○大渕絹子君 できることになっているけれどもやっていないということだと思いますけれども、農産物検査法の第二十条の二に、農林水産大臣は、販売業者や加工業者に対して省令の定めるところにより必要な事項の報告を求めたり、事務所や事業所に立入調査を行うことができると定められています。しかし...全文を見る | ||
○大渕絹子君 長官は今米に限って食管法で補てんされているからということでお答えになりましたけれども、米だけじゃないんですね。農産物についてすべてこの法律でやられるわけですから、こういう不備な法体系の中で消費者保護を幾らうたってみても、これは全くだめだということになるわけですので、...全文を見る | ||
○大渕絹子君 事実関係だけをちょっと確認させていただきます。 その飯塚米穀は米穀集荷の指定は受けていませんね。米穀小売という許可だけしか受けていませんね。その卸売の資格のない人がアサヒ通商に卸しているというその事実がまずあると思います。それから、アサヒ通商は同じく米の卸業の資...全文を見る | ||
○大渕絹子君 私は新潟県警に行ってきましたけれども、報告は逐次本庁の方に行っていると私は聞いてきておりますので、報告を受けていないということは全くうそだと思います。 刑法の二百四十六条に詐欺罪というのがあるんですけれども、私たち一般的に考えますと、にせのものをつかまされて、そ...全文を見る | ||
○大渕絹子君 山崎誠三さんとおっしゃる方のことでちょっとお聞きをしたいわけです。 全米の商連協同組合の理事長をしたり経団連の米問題の部会長をなさったり、あるいは自主流通米の価格形成機構の中の運営委員をなさっておられる公職にある方なんですけれども、この公職にある方が関連をしてい...全文を見る | ||
○大渕絹子君 大変失礼なんですけれども、時間がなくてごめんなさい。急がせていただきます。 食管法の形骸化が進んだことが今回の事件の最大の原因だと私は思うわけです。もうけ主義の企業体質が露呈してやみ米ルートが大がかりな組織的犯罪として浮かび上がっている。しかし、それを取り締まる...全文を見る | ||
○大渕絹子君 もう一つだけ、先ほどの農産物検査法の省令は、大臣お約束をしていただけますか。 | ||
○大渕絹子君 ありがとうございました。 | ||
11月20日 | 第122回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号 議事録を見る | ○大渕絹子君 日本社会党の大渕絹子でございます。ただいま御説明いただきましたエネルギーに関連して質問をさせていただきます。 長期エネルギー需給見通しについてお話があったわけでございますけれども、前回、八七年十月の長期エネルギー需給見通しによると、エネルギー需要は二〇〇〇年度ま...全文を見る |
○大渕絹子君 運輸部門について言及がなかったわけですけれども、ガソリン使用車が巻き起こすエネルギーの消費とその後の環境に与える影響等々を考えますと、ガソリン車が今一番市場を占有しているわけですけれども、自動車の開発等にも力を入れていただくことによってこの運輸部門のエネルギー消費と...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは具体的に電気の供給ということにつきまして、これからの需要の急増にどう対処をしていくのかということをお聞かせいただけますか。 | ||
○大渕絹子君 電気不足というと、すぐに原子力発電所というようなことでそちらにばかり向くように私たちは思うわけでございますけれども、地球温暖化防止の決め手として期待されているのは風力であり、太陽光・熱であり、あるいはバイオマスなどの自然エネルギーの普及を目指す制度改革が必要だと思う...全文を見る | ||
○大渕絹子君 先ほどドイツの例を申し上げましたけれども、ドイツではこの自然エネルギーを買い取る場合に普通の電力会社が販売をしている価格の七五%から九〇%の価格で買い取る。デンマークでもこれは法制的に義務づけられていて七〇%から八〇%の価格で買い取る。スイスでは実に販売価格の一〇〇...全文を見る | ||
○大渕絹子君 日本の大手電力会社を執拗に保護するために法制化を急がないようであるならば非常にそれは問題があると思いますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 私は、商工委員会の質問のときにもこのことを申し上げたことがあるわけでございますけれども、電気事業法等々その...全文を見る | ||
○大渕絹子君 力を入れていきますと言いますけれども、実際に先ほどの電力のこれからの見通しというような表を見させていただきますと、原子力に頼っている部分というのが非常に大きいわけです。そこに私は問題点があると思うわけでございます。地球に人間が存在できない状況になってからでは遅いんで...全文を見る | ||
○大渕絹子君 それでは、温暖化防止行動計画と別建てになってやっているということでなくて、その計画の一環として再生計画ということがあるということでよろしゅうございますか。 | ||
○大渕絹子君 せっかく日本がこんなにいい提案をヒューストン・サミットでしたわけでございますから、さらに積極的に世界のリーダーとして地球環境保全に貢献をしていく、そういう日本であってほしいと思うわけです。今PKO法案が出されているわけですけれども、自衛隊を海外に派兵させて国際貢献さ...全文を見る |