大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第145回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○大渕絹子君 中村法務大臣、昨日一日考えられて辞任の決意をなさいましたか。
○大渕絹子君 総理と御相談なさいましたか。
○大渕絹子君 昨日の当委員会で民主党の角田委員の質疑に引き続き、私も中村法務大臣の辞任を強く要求いたします。  きのうの質疑の中で、検察庁の独立性を脅かし、そして私的なことに職権を乱用し、さらに省内の賀詞交換会における日本国憲法を否定する発言、これは憲法九十九条の閣僚は憲法を尊...全文を見る
○大渕絹子君 総理、あなたは施政方針演説やあるいは国民の皆さんの前でごあいさつをなさるとき、自分の気持ちを込めてごあいさつをなさいますか。
○大渕絹子君 私もそのように心がけています。政治家たる者、常に人の前で話をするとき自分の心をできるだけわかっていただくように話をするのはごく当たり前のことでございます。  法務大臣は賀詞交換会において自分の所轄する省庁の職員を前にして自分の思いのたけを発言した、私はそう理解いた...全文を見る
○大渕絹子君 申しわけをすればそれで理解ができるという問題ではないというふうに思います。  かつても憲法問題に言及をし、辞任を強いられた方がおられると思いますけれども、御存じですか。
○大渕絹子君 一九九三年十二月、細川政権、このとき自民党は野党でございました。そのとき中西啓介防衛庁長官の発言、半世紀前にできた憲法に後生大事にしがみつくのはまずい、こういう発言をして、野党から罷免要求を出されて辞任をしているという経過がございます。  このことも含めて、私は、...全文を見る
○大渕絹子君 もちろん総理です。
○大渕絹子君 それは本当に曲がってとった理解というふうに思います。直接の原因は、その発言で辞任になったということで私たちは理解をしております。  総理、いかがですか。
○大渕絹子君 それでは、予算委員会がとまれば責任を持ってやめられるんですか。
○大渕絹子君 総理、日本人は連合軍からいただいた、国の交戦権も認めない、自衛もできない、軍隊も持てないような憲法をつくられて、それで改正できないという中でもがいているというこの認識、閣僚の中にいらっしゃるんですよ、総理の選んだ。問題だと思いませんか。この認識でいいと思いますか。自...全文を見る
○大渕絹子君 国の公の場所で、そして国家公務員を前に発言をした大臣の発言が、後で間違いました、取り消しますで済まされるはずはないと思いますよ。その総理の認識も非常におかしい。それだったら、総理も共通の責任を問われることになりますよ。
○大渕絹子君 総理も先ほど私の質問に答えて、人の前で話をするときには自分の気持ちが伝わるように話すとおっしゃったじゃありませんか。それだったら、中村法相も当然そういう気持ちで話したと思いますよ。  それは、もう明らかに憲法を改正していかなければならないという思いがこの言葉の中に...全文を見る
○大渕絹子君 せっかくの御説明でございますけれども、それはそちら側の事情でございます。私たちあるいは国民はそんなことでは納得をしておりません。過去においても、さまざまな問題で失言をし、みずから閣僚の座を去っていった者あるいは罷免要求なされた人たち数々あったというふうに思います。私...全文を見る
○大渕絹子君 自自連立政権によりまして憲法解釈の拡大をする中で新しいガイドラインがつくられる。これもまさにアメリカから要請をされるがままに、自主権のないがごときの中身につくり上げられる。そして、それに基づいて憲法違反、安保条約を乗り越えた新しいガイドライン関連の法案をつくっていく...全文を見る
○大渕絹子君 これ以上追及しても、御本人はそれ以上のことは言わないでございましょうし、総理自身も、私はもう一度お考えになっていただくことが必要だろうと思っています。とても、過去の経過からいたしましてもあるいは過去の経験からいたしましても、これはこのままで済まされる問題ではないとい...全文を見る
○大渕絹子君 この問題はまたいずれ追及をしていかなければならないと思いますし、さまざまな観点からの追及があると思いますけれども、私自身は、私自身そして我が社民党といたしましても、これから先も中村法務大臣の罷免要求あるいは辞職要求を強く求めていくことをここで申し述べさせていただきま...全文を見る
○大渕絹子君 経済至上主義の原則にのっとって経済運営がより活発化をさせられていくというふうにとらえてよろしゅうございますか。
○大渕絹子君 戦後一貫してそういう考え方で運営をされてきた我が国の社会は、いわゆるその市場原理のもとでさまざまな問題が発生をしています。富の格差であるとかあるいは自然環境の破壊であるとか人心の荒廃であるとか、そうしたさまざまな問題が噴出をしていますけれども、そういう問題を是正する...全文を見る
○大渕絹子君 自自連立は、私たちと一緒に組んでいたリベラルな政権とは、本当に税制においても予算の組み方においても大きく変わってきているということを私は指摘をしなければならないと思っています。  私たちとの自社さ政権のときに、税制問題についてもさまざまな議論をしてまいりました。例...全文を見る
○大渕絹子君 課税ベースを広げるためには、租税特別措置法をことごとく切っていくという作業が求められるわけですけれども、これからもそういうことを心がけていっていただけますか。
○大渕絹子君 大企業を優遇する租税特別措置と言っています。ぜひそこはわかってください。  あと、年収七百九十三万円以上の高所得者にだけ増額になる減税措置、所得税の減税に踏み切ったのはどうしてですか。
○大渕絹子君 応能負担の原則ということをどのように考えるかによって考え方が随分と変わってくるのだろうと思います。  例えば、一億円の年収の人に五〇%の税率を掛けたとしても、五千万円の税金は取られますけれども、手元に五千万円の生活費が残ります。しかし、どうですか、五百万円の人に一...全文を見る
○大渕絹子君 先ほどの、これから目指すべき社会のありようで生活格差の是正とか富の再分配というのをどこに求めていくかということがここにつながってくるわけでございまして、これからの税制の運営というのは、社会全体で生み出されてくるその利益をどう再分配していくかという観点の中で構築されて...全文を見る
○大渕絹子君 福祉目的税化をうたい込むのに予算総則に盛り込んだおかしさというのは、きのう、ここの委員会でも指摘がされましたのでもうやめますけれども、福祉目的と言いながら、福祉の目的を達し得ない金額をそこに盛り込むこの手法というのは、私にはわかりません。次に来るものは一体何でしょう...全文を見る
○大渕絹子君 そのことで予算総則に福祉目的税と書き込む必要がありましたでしょうか。
○大渕絹子君 私は、その後に来るものが非常に怖いです。それをきちっと、そういうことがないようにということで言っておかなければならないと思っています。  いずれ福祉の税財源の議論をするとき、福祉目的税が消費税なんだから消費税で賄うのが当たり前という議論になり、消費税を上げていくと...全文を見る
○大渕絹子君 消費税の財源を福祉目的に使うということは私はあっていいと思いますけれども、今までの福祉のあり方、今まで予算に割いていた福祉の部分のお金を削るというようなことは、私はあってはならないというふうに思っています。ぜひ増額をして、よりよい福祉の国家につくり上げていっていただ...全文を見る
○大渕絹子君 選挙制度についてお伺いいたします。  東京都知事選挙に絡みまして、衆議院議員を辞して新たな衆議院議員に立候補するというようなことが行われようとしておりますけれども、これは大変ゆゆしき問題。衆議院議員に何種類かの種類があるんですか、総理。
○大渕絹子君 選挙制度の欠陥が露呈をしていると思います。  野中官房長官、この選挙制度の欠陥について、野中さんは制度改正そのものももう言及しておりますけれども、欠陥についてどのようなものがあるのか、網羅していただきたいと思います。
○大渕絹子君 ありがとうございます。私もそう思います。  この選挙制度は、一院において否決をされた選挙制度なんです。本当ならば、一院において否決をされた法律は同じ国会に出すことができないという法規があるにもかかわらず、党首会談によって復活をしてきて、そして強権的な手法でできてい...全文を見る
○大渕絹子君 総理もお願いします、一言。総理と農水相に別々に通告してありますので。
○大渕絹子君 もう一点だけ。  総理、二〇〇〇年の新しいWTOの農業協定の交渉に、本当に日本の農業を守る観点で臨むということが聞きたいのです。ぜひお願いします。
03月04日第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大渕絹子君 両先生、きょうは大変御苦労さまでございます。  青山先生には何度も国会にお運びをいただきまして、そしていろいろ御提言をいただくにもかかわらず、国会が即対応することができない状況を私たちもこの現場にいる者として大変歯がゆく思っています。  この間の所沢の事件は、一...全文を見る
○大渕絹子君 中島先生にお尋ねをいたします。  日本は国債の発行高が大変多いんですけれども、海外にその国債を持っていただいている率が二・九%と非常に小さい。アメリカは海外に依存する国債が二二・五%、イギリスでは一四・一%、ドイツでは三一・八%、フランスでは二〇・四%、それぞれ海...全文を見る
○大渕絹子君 そういう中で、日本はアメリカの国債を二千七百二十七億ドル、それから外貨準備高では二千百五十九億四千九百万ドル持っているということで、先生のきょうお話を聞きますと、ドルが急落をするというような事態があるわけで、今ドル建てだけで政府が持っておるということに対して、私はこ...全文を見る
○大渕絹子君 アメリカのルービン財務長官が、日本は内需主導によって景気回復をすべきであるとか、あるいはこの間のG7のときに日本もヨーロッパも、通貨相場圏ですか、いわゆる先生もおっしゃっていた共通の安定化システムをつくるべきだという提案をしたのにもかかわらず、アメリカは、自国の利益...全文を見る
○大渕絹子君 では、ドルを売ったらいいじゃないですか、あれだけいっぱい持っているうちから。
○大渕絹子君 どうもありがとうございました。  終わります。
03月05日第145回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○大渕絹子君 連日御苦労さまでございます。  きょうは、宮澤大蔵大臣と納税者の権利についてちょっと議論をしていきたいというふうに思っております。  税務調査が行われていまして、最近では税務署の職員の対応も大変丁寧になってきているようでございますけれども、それでもまだ事前の通知...全文を見る
○大渕絹子君 主権在民が税制上に確立をされたというのが申告納税制度だというふうに私自身も思っております。  そこで、国税庁見えておられますでしょうか、今の手続においても税務調査が大変不当であったといって訴訟を起こすという件が大変あるんですけれども、大体年間どのぐらいございますで...全文を見る
○大渕絹子君 そういう状況の中で、平成十年の六月二十九日にその税務調査の結果についての通達が出されていますけれども、その内容を教えてください。
○大渕絹子君 法制局にお尋ねいたします。  憲法三十条に納税の義務がございますけれども、これを解釈してください。
○大渕絹子君 表面的に読めば法律はそういうことになりますけれども、その国民が負う納税の義務と引きかえに、憲法はその前段のところで、いわゆる基本的な人権とかあるいは最低生活を保障するというような権利が羅列されていますけれども、そういう権利、いわゆる税金を払う義務と、それを使うことに...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  国民の福祉に資するための納税ということをおっしゃっていただきました。その後も解釈をつけていただいておりますので承知をしておりますけれども、日本の憲法は平和そして国民の福祉、こういうものを前提にして組み立てられてきているというところを確認...全文を見る
○大渕絹子君 その納税者の権利憲章なるものの制定についてはいかがでございましょうか。
○大渕絹子君 世界が納税者権利というのをきちんとうたいながら、そしてわかりやすい税体系をつくっていこうという流れがあると思いますので、私は考える余地があると思いますし、今その時期だと思うことを主張しておきたいと思います。  それでは変わりまして、公共事業等予備費についてお伺いを...全文を見る
○大渕絹子君 そうです。
○大渕絹子君 八十七条もお願いします。
○大渕絹子君 そのとおりだと思います。八十三条で国会議決主義をきちっとうたいながら、しかし予見しがたいことについて予備費を設けることができるというのが八十七条の規定だと思います。  そこで大蔵大臣、今回の予算の中で、公共事業等予備費という形で大変巨額なお金が、五千億円だったでし...全文を見る
○大渕絹子君 経済の先行きの不安とかあるいは景気浮揚とか、さまざまな事案がございます。それは予見しがたいことではございますけれども、一定程度予見ができるものというふうに思います。そういう中で私は今回予算が組まれていると思うんです。  予見しがたいことに特定をされている予備費を何...全文を見る
○大渕絹子君 五十一年は普通の予備費と同じように使われています。そして、その後五十三年、五十四年というのは補正予算を組むということで、この予備費は使われておらない状況がございます。こういうことからいきますと、財政法の二十九条には、政府にはいつでも補正予算が組めるという条項もあるわ...全文を見る
○大渕絹子君 大蔵大臣、その答弁は御自身でも苦しいんじゃないでしょうか。私はそう思いますよ。財政民主主義の立場から、こういう手法でやることは私は宮澤大臣の本望じゃないのではないかなというふうに思います。先ほど法制局長官も予備費は例外規定というふうに言っておりまして、総合予算主義と...全文を見る
○大渕絹子君 予見しがたいことには三千五百億円の予備費があり、そして公共事業を推進していくためには調整費が二千三百八十億円もあり、その上に公共事業費に特化した予備費を五千億円。ことしは選挙の年でございます。選挙の年にこういうことがやられることは間々あることだろうと思いますよ、内閣...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、補正予算は絶対に組みませんか、ことし。
○大渕絹子君 終わります。  どうもありがとうございました。
03月09日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○大渕絹子君 御苦労さまでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  昨年の五月二十七日、臨時大深度地下利用調査会の答申というのが出されました。いわゆる大深度地下利用についてですけれども、その答申を受けて、国土庁は今後どのような取り組みを進めていかれるのか、お伺いをいたしま...全文を見る
○大渕絹子君 いつごろまでに法制化の予定でしょう。
○大渕絹子君 それでは、具体的にこの大深度地下を利用してどんな施設をつくろうとか、どんな事業計画を立てようとかというようなものはございますか。
○大渕絹子君 リニアモーターカーについても期待が寄せられているように聞きますけれども、ここらの検討はどうなっていますか。
○大渕絹子君 核廃棄物施設の検討はどこまで進められていますか。
○大渕絹子君 それでは、南北線とか神田川の下とかというのは、これは実際にもう事業が行われているんですけれども、大深度地下利用の一環だというふうに定義をしてよろしゅうございますか。
○大渕絹子君 大深度地下の定義について、この答申にも細かく書かれているんですけれども、その利用状況とか地質とか地層などによって深さ何メートルなのかというところの査定が、極めてその状況状況によって違ってくるのではないかというふうに読み取れるのですけれども、この点はいかがでございまし...全文を見る
○大渕絹子君 民法では、土地の所有権について、法令の制限内でその土地の上下に及ぶというふうにうたわれておりますけれども、この法の解釈はこの大深度地下には及ぶのかどうかというところをちょっと。
○大渕絹子君 今の日本の社会あるいは地球全体がそうですけれども、今の現実においては利用しない、その権利が及ばないということがあるかもしれないけれども、遠い未来、例えばオゾン層の破壊などで地上で人間が生息することが困難なような状況が起こってきたときに地下を利用せざるを得ないような、...全文を見る
○大渕絹子君 私も、地域をできるだけ狭めて、必要最小限度に狭めた適用にすべきだろうというふうに思います。  大臣、大深度というのは多分地盤とか地下水とか、さまざまな状況の変化によって使い勝手も違ってくるんだろうと思って、極めて慎重な対応が必要だろうと思いますけれども、いかがでし...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、次に、これは三月四日の日経ですが、「公共事業見直し進まず」ということで、日本経済新聞が独自の調査によって、公共事業の見直しの対象となった六千六百事業のうち、四日までに中止、休止すべきとしたのはわずか一%強だった、そして中止、休止が一件もなかったのは十七都府...全文を見る
○大渕絹子君 この日経の記事は読まれておりますでしょうか。この日経の記事の数字についての評価をお聞かせくださいますか。
○大渕絹子君 これからも建設省はそれぞれの部門にこの見直しの促進方を要求してまいりますか。
○大渕絹子君 自治体自身による再評価というのは極めて困難なのではないでしょうか。自分たちで決めた計画を自分たちでやめるというようなことは、これはなかなかできかねるのではないかというふうに思いますので、何かきちっとした第三者機関みたいなところできちんと評価をしていくというシステムづ...全文を見る
○大渕絹子君 この節、大変財政的にも困難な時代ですし、見直すべきは徹底して見直す。多少事業に入っていたとしても、将来有効利用されないようなことが判明をしたときには、きちんとそれはやめていくという方向を出していくことが必要だろうというふうに思っておりますので、ぜひ御要望しておきます...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。ありがとうございました。
03月09日第145回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  山口参考人にまずお伺いをいたします。  大蔵省は、日債銀のダミー会社の存在と飛ばしについての事実を確認したのはいつでございますか。
○大渕絹子君 大蔵省は、役職がかわるとき、前の任務とかそういうものは継続しないのですか。
○大渕絹子君 一九九二年の十二月八日、我が党の大先輩であります志苫裕先生が大蔵委員会で質問をしています。日債銀が不良債権をダミー会社に飛ばしていることを指摘し、早急に調査をするように厳しく求めております。当時、この質問に沿って調査が行われたかどうかという事実は、それでは山口参考人...全文を見る
○大渕絹子君 山口さん、あなたは九七年の三月二十七日、重ねて志苫先生がこの問題を取り上げて質問をしたときに、あなたが答えているんですよ、今度は。いいですか、前のときはこれは前任者でしょうか、九二年のときはあなたの前任者の寺村さんという方が答えているんですけれども、九七年のときはあ...全文を見る
○大渕絹子君 大蔵省は国会の審議というものをどういうふうに受けとめているんですか、あなた。大蔵委員会で、しかも委員が日債銀については非常にこういう疑惑があるということを指摘しているのに、その後は一切調査をしなかったんですか、それじゃ。ちゃんと答えてください。
○大渕絹子君 今の御答弁が確かならば、翌年九三年の八月、大蔵省は検査に入っているじゃありませんか、日債銀に。どうして発見できなかったんですか。
○大渕絹子君 答弁になっていませんよ。九三年の八月の大蔵の検査というのは、じゃそんなに手ぬるいものなんですか。大蔵省の検査というのはそんなに手ぬるいものなんですか。
○大渕絹子君 適正な検査が行われていればこういう事態にはなっていないんですよ。そこは認めますか。
○大渕絹子君 全く答えになっておりませんけれども、じゃ、その当時の実際に担当した検査官はどなたなんですか、九三年八月。
○大渕絹子君 山口参考人、九七年四月に経営再建策を発表しましたけれども、この時点で日債銀になぜ業務停止命令を出さなかったのですか。破綻を承知で奉加帳を回したということは、これは納得をできないのですけれども。
○大渕絹子君 いつも当時としてはやむを得なかった措置だということが言われているわけですけれども、それでは、それまでの間になぜ金融機関が破綻をした場合のセーフティーネットというのを完備してこなかったか、この大蔵の責任というのは大変大きいというふうに思いますよ。この責任はまさに不作為...全文を見る
○大渕絹子君 東郷参考人にお伺いをいたします。  日債銀は、九一年から九二年にかけて七十六社ものダミー会社を設立して不良債権を移しかえていく。このうち三十五社が東京地裁から破産宣告を受けていると聞いていますが、これは事実ですか。
○大渕絹子君 東郷参考人、松永大臣と直接お話し合いをなさったというふうに聞いておりますけれども、その話し合いの中身を逐次お話しをいただきたいと思います。
○大渕絹子君 資本注入を決めたときです。
○大渕絹子君 そこらが行き違っているんですよね。実際はそうなっていないということだろうというふうに思います。  それで、委員長、この佐々波委員会、いわゆる危機管理審査委員会の議事録の公開というのが大変おくれておりまして、真相究明にはこの議事録の公開は私は不可欠だというふうに思っ...全文を見る
○大渕絹子君 時間が来ましたので、残念ですが終わります。
03月11日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○大渕絹子君 連日御苦労さまでございます。しばらくよろしくお願いをいたします。  真鍋環境庁長官は、埼玉県の所沢市、三芳町それから寄居町でしょうか、産業廃棄物施設の視察に行ったというふうに報道をされておりますけれども、行かれて実情をごらんになって、今率直な御感想、そして早急にや...全文を見る
○大渕絹子君 そのとおりだと思います。私たち、この委員会が環境特別委員会という形で持たれていたころなんですけれども、もう九年ほど前になりますが、ダイオキシンの汚染の問題がそろそろ言い始められたときに、当委員会でもいろいろな議員の皆さんがかわりばんこに立ちながら、焼却炉のあり方ある...全文を見る
○大渕絹子君 真鍋さんの御活躍を期待しております。  それで、この関連事業者の届け出を受けるのがおっしゃったように通産省、厚生省、農水省などで、その情報を環境庁が取りまとめをして公表するということになっていますけれども、事業者とか自治体、国民からの問い合わせの窓口が大変不明確で...全文を見る
○大渕絹子君 聞かれたことに的確にぱっと答えて、時間がないですので。済みません。  それでは、環境庁は神奈川県、愛知県でパイロット事業を実施しましたね。これで自治体を窓口にして情報収集する方向をきちっと明確に出して成功してきたじゃありませんか。なぜこれを継続しないんですか。
○大渕絹子君 地方自治体で管轄をするより、パイロット事業で実施をしたよりも国が統括する方がいいと思っていますか。
○大渕絹子君 情報の公開の仕方等が各省庁によって違ってくるというような懸念にはどうこたえますか、それでは。
○大渕絹子君 営業秘密の判断を所管省庁がするということで、関係業界や団体あるいは大企業等への命令、指揮、ここらが非常に所管の省庁に偏って、権限強化法になるおそれがないかという懸念がありますけれども。
○大渕絹子君 どうもよくわかりませんけれども、パイロット事業で自治体職員が説明会を数回行い、そして問い合わせなどの相談に熱心に応対をしても、中小事業者や非製造業では知識がない、面倒であるなど、報告されない場合や誤った報告がされた場合が約半数もあったと報告されています。  この事...全文を見る
○大渕絹子君 対応ができない、いわゆる細かにパイロット事業で皆様が実施をしたときに、現に地方自治体の人たちが懇切丁寧にやっても、中小企業、いわゆる十人以下の小規模な企業が調査に対応できないのが半数以上あったということなんですよ。そういうことに対応できるのかというんです、国が統括し...全文を見る
○大渕絹子君 通産省が言って、自治体中心じゃなくしちゃったんじゃないんですか。そういうふうに報道されていますけれども。  横浜国立大学工学部教授の浦野紘平先生は、「自治体が指導、助言などを通じて関与すれば、情報の収集力も上がり、地域のリスク管理もできる。市民の環境意識も間違いな...全文を見る
○大渕絹子君 環境汚染物質の管理計画などはどうなさるの。
○大渕絹子君 それでは、知る権利について、PRTRを導入している米国では集まった情報のほとんどを電子媒体で入手できるようになっていますけれども、日本ではどういうことになるのでしょうか。
○大渕絹子君 その際の手数料はどうなりますか。
○大渕絹子君 具体的にはお幾らぐらいというように考えていらっしゃるんでしょうか。
○大渕絹子君 企業秘密を守らなければならないわけですけれども、企業秘密を盾に知りたい情報が出てこないという弊害も出てくるわけですが、企業秘密の定義を厳格に定めるために、環境庁長官のもとに非開示審査諮問委員会をつくり第三者にもわかる形で企業秘密の定義というのを審査すべきではないかと...全文を見る
○大渕絹子君 この法律をあなた、ちゃんと見守る、監督するのは環境庁でしょう。環境庁がその定義をきちっとして、各省庁に、企業秘密として認めて出さないものはここまでですよ、しかしあとは出しなさいというようなことぐらいはできないんですか。それを第三者機関で審議したらどうですかという提案...全文を見る
○大渕絹子君 化学物質安全データシート以外の情報提供についてどうなっていますか。情報収集。通産省でもいいですよ。
○大渕絹子君 届け出義務の対象外のものがありますね。小企業とか自動車とか家庭から出るもの、農地から出るもの、こういうものの排出、移動量を信頼できる推計ができるようなもとのものというのはあるんですか。
○大渕絹子君 今ざっと問題点について指摘をしてきましたけれども、OECDの勧告に示された国際的に守るべきPRTRの基本的原則、いわゆる情報を公開して社会的なチェックにゆだねるというこの精神、ここがしっかりと守れるような法体系をつくっていかなければつくった意味がないと思いますし、環...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。ありがとうございました。
03月12日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○大渕絹子君 私は、きょうは北海道開発庁、それから北東公庫、民間が共同出資をしておりました苫小牧東部開発株式会社についてお伺いをしていきたいというふうに思っております。  苫東株式会社と言わせていただきますけれども、苫東株式会社は、昭和四十七年七月、資本金二十億円、北東公庫が二...全文を見る
○大渕絹子君 北東公庫さんはいつごろ気づかれましたでしょうか。これは危ないぞ、深刻だぞという状況がわかったのはいつごろでございましょうか。
○大渕絹子君 大臣は極めてすごいことを言ったんです。六十三年に気づいたのに今日までほっておいたんですか、それでは。それは驚きです。破綻が表面化しておって、わかったのに放置をしておいたということになりますよ、さっきの答弁は。いいですか、行きますよ、そうしましたら。  平成二年度、...全文を見る
○大渕絹子君 それは無責任ですよ。何をおっしゃいますか。
○大渕絹子君 それでは、ここは公庫さんにもちょっとお聞きをしておきましょうか。みずから責任を認められますか。
○大渕絹子君 長官、さっき認められたわけですが、それでは失敗の原因というようなものは数々あると思いますけれども、端的にこれとこれとこれと、考えられるものというものを網羅してください。
○大渕絹子君 第三セクター方式の欠陥というのをしっかりと出してしまわないとまた同じことを繰り返すことになるというふうに思います。  資金が足りなくなれば幾らでも公庫から出てくるという状況の中で、責任はとらない、いつか国が解決するというような構図、そしてその上に、会社自体もあるい...全文を見る
○大渕絹子君 その民間の金融機関の了解が得られない中で予算案には当然二百二十二億円は盛り込まれているわけでございまして、ここは私たちはどうすべきかなというふうに考えるわけでございます。  新聞記事によりますと、大手都銀の関係者は、苫東開発に確実な収益性が見込めないことが問題だ、...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、私たちが納得できるような収益性が見込める具体的な事業をおっしゃってください。
○大渕絹子君 責任の所在をどこに求めるかというような契約を交わすつもりはございますか。
○大渕絹子君 それをしっかりと、後で変になったときに認めさせる契約書を交わしていただきたいと思います。  前回のこの苫東株式会社との契約はどうなっていましたか。北海道開発庁と苫東株式会社。あるいは、こういう事態になったときの責任問題について、設立のときに合意文書みたいなものはな...全文を見る
○大渕絹子君 そこが問題なんです。第三セクター方式はだれが責任を負うかというところにきてぐちゃぐちゃになってしまって、結局は資産を持っているところ、地方自治体であるとか国であるとかが結局最後は責任を負わなければならない、そういう状況になってくる。民間で資本が続かない場合は、そこが...全文を見る
○大渕絹子君 北東公庫さんが出すのは結局、国費じゃありませんか、公費でしょう。  最後に、総裁にお伺いをいたします。  苫東開発会社の負債を整理してから開発銀行に統合させていくということが原則だと思うのに、負債をそっくり持ったまま統合されていって、開発銀行の中の準備金から引か...全文を見る
○大渕絹子君 もう時間ですのでやめなければなりません。  私は、環境庁予算の八百六十億一千五百万円と比較をして、今回のこの苫東開発の整理に使われてきた国民のお金、税金というものの莫大さというのを比較してみたときに、本当にこのままで日本は大丈夫なのかな、本当に環境保全をしっかりと...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○大渕絹子君 きょうは、国土庁にむつ小川原開発株式会社の処理施策についてお伺いをいたします。  平成九年九月二十四日の閣議決定、あるいはまた平成十年十二月二十五日の閣議決定に基づきまして、今むつ小川原開発株式会社の今後についての協議が鋭意進められていると思いますけれども、その状...全文を見る
○大渕絹子君 具体的に国土庁が示された案に、民間の金融機関はノーということで対応しているというふうに報道されているわけですが、そこらを具体的にもう少しお聞かせください。
○大渕絹子君 責任を一番持たなければならない国土庁が、具体的な案を示して、それに対してどう対応しているのかというところをやっぱり細かく示していくべきだというふうに思います。新聞等ではもう細かく報道されているわけですから、あえてきょう私はあなたに聞く必要はなくわかっていますけれども...全文を見る
○大渕絹子君 ことしの十月には日本政策投資銀行が発足をするというふうになっておるわけですけれども、そのときまでにそれではむつ小川原開発の損失が確定をしない場合はどういう処理をなさるのですか。
○大渕絹子君 苫東会社の分につきましては、北東公庫が開発銀行と統合されるいわゆる日本政策投資銀行が発足をするときに開銀の準備金から差し引くという形の処理がもう決まっていますけれども、それではそれと同じ対応がなされるということでございますか。
○大渕絹子君 この後の土地などの処理をどうするかという問題がありますけれども、地元では国に土地を買い上げてもらいたいというような声もあるわけですけれども、いわゆる再建計画、青森県でも、それから自民党のプロジェクトでも、いろいろなプロジェクトがあるというようなことで再建計画を立ち上...全文を見る
○大渕絹子君 何とぞ、よりよい解決に向けて御努力をいただきたいと思います。  それでは次に、奥只見・大鳥発電所増設工事についてお伺いをしていきたいというふうに思います。  一九九五年に政府の電調審で事業決定がされました奥只見・大鳥発電所の増設計画ですが、開発事業者は電源開発で...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、その調査工事においては、河川法の許可は今までは必要なかったわけでございますね、なくてもやれる工事だったんですね、そういうふうにとらえていいんですね。
○大渕絹子君 その許可をとって、そのとった場所と違うところを調査してそれが許されるんですか。全く違うところで工事をやっているんですよ。
○大渕絹子君 告発をされておって、その告発の結果がまだ明らかにならない段階で工事を許可するということが、私は本当にいいのかどうかということをしっかりと踏まえてもう一度検討し直していただかなければならないと思っています。  それでは、この河川法の違反だけではなく、自然環境の保全に...全文を見る
○大渕絹子君 猛禽類保護の進め方というのを環境庁が出されておりますけれども、クマタカについては何月まで生息地で保護されなければならないとなっておりますか。
○大渕絹子君 それはイヌワシでしょう。クマタカは違うのじゃありませんか。
○大渕絹子君 クマタカの場合は八月末まで生息期間が必要だというふうになっていると思いますよ。イヌワシのみを対象にして七月から工事が始められるということになっていますけれども、このクマタカの生息地の場合は八月末までは工事ができないというふうに私は認識をしますけれども、ここはいかがで...全文を見る
○大渕絹子君 そういう中で、七月からの工事というのが許可をされて工事をしようとしているわけですから、ここはいわゆる環境庁が進めておる種の保存という方向から見ますと、この工事はまさに違法なものと言わなければならないというふうに思うわけでございます。  そして、さらに先ほど私が言い...全文を見る
○大渕絹子君 もう一度本当は調査をやり直していただきたいというふうに思うわけでございます。  それでは、環境庁にもう少しイヌワシの件で聞きたいと思います。  今、モニタリング調査が行われているとさっきお話がありましたけれども、これは電源開発自身が行っているわけで、イヌワシのモ...全文を見る
○大渕絹子君 イヌワシのひながカラスに食べられたのは、親が見張っていることができない、親がえさを本当はかわりばんこに探しに行くんですけれども、かわりばんこに行ってえさを探すことができない状況にあるということなんです。イヌワシのえさ、あるいはクマタカのえさがその巣のそばではもう捕ま...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
03月16日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第6号
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○大渕絹子君 きょうは、奄美群島について少し大臣とお話をしていきたいというふうに思っております。  日本地図で奄美群島をじっと見ておりまして、私は、あれ、ここは鹿児島県なのかなという思いをいたしました。亜熱帯性の気候、四季を通じて温暖、多湿、それから伝統、文化、言語、あるいは生...全文を見る
○大渕絹子君 昭和二十九年、一九五四年からこの法律が施行されて、今日、四十五年、努力が続けられてきましたけれども、同僚委員の質疑の中にも出ておりますけれども、必ずしも効果が上がっていない。  高齢化率は九八年十月一日現在で二四・九%、若者がいない、特に十八歳から三十二歳の若い労...全文を見る
○大渕絹子君 奄美群島から十七年おくれて本土復帰をした沖縄県との生活格差を比較してもその違いは明らかなわけでございまして、奄美群島と沖縄県との振興政策の違いというのは、ここはもうはっきりしているというふうに思います。そういう状況の中で、沖縄と奄美群島を一体のものとして振興すべきだ...全文を見る
○大渕絹子君 人間の進化といいますか民主主義の発展というようなものは、同じ環境の中で同じ文化をはぐくみながら同じ言語を話すということもありますけれども、そうした条件の中で人間というのは民主主義を発展させることもできるし生活の向上も図っていくことができるという、人間が古来持っている...全文を見る
03月17日第145回国会 両院 平成十一年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  経済再生予算といいながら、その実は金融機関への資本注入やあるいは金融機関の債権放棄による建設ゼネコンの救済に充てられる、あるいはまた苫小牧東部開発事業のように国家の大型プロジェクトが破綻をし、その処理をこの予算であがなうという...全文を見る
03月23日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○大渕絹子君 大変緊張した場面が続いておりますけれども、今回の法改正によって都市開発事業の推進とか民間投資を誘発し内需主導の景気回復を図りたい旨述べておられるわけですけれども、都市再開発が遅々として進まない原因について、先ほど弘友議員の質問に対して大臣は、オープンな議論が必要であ...全文を見る
○大渕絹子君 事業計画の準備段階で地域住民や地権者の合意形成というのがなかなかうまくいかないということですけれども、それはどのような手順で行われるのかということと、その手順、いわゆる情報の公開の仕方によっては、自分の土地はまだ売れていない、しかしあそこの土地は高く買い上げられてい...全文を見る
○大渕絹子君 具体的にこういう段階を踏んでというようなことを示していただけたらよかったなと思いますけれども、時間がありません。  都市再開発法の九十一条、今回改正になっておりますけれども、補償金の定めです。第一種権利交換方式と第二種の管理処分方式とがあるわけですけれども、今回の...全文を見る
○大渕絹子君 具体的にここの土地が法改正によってどのぐらいに上がってきたかというところを示してもらわないと私自身もよくわからないのです。  ここに神奈川県伊勢原市の伊勢原駅北口再開発借地・借家人組合の皆さんが出してきた数字があるんです。九四年から再開発事業に取り組んでいるんです...全文を見る
○大渕絹子君 今回の法改正の中で、民都開発機構からの都市開発資金の償還方法として十年一括も認めることとし、不動産証券による資金回収を可能にしましたけれども、この不動産の証券化のメリット、それから証券化に際し参加対象者の適正な評価が行われるのかということ、それからさらに資産対応証券...全文を見る
○大渕絹子君 今回の改正によって総額百十一・五億円、それから民都機構の土地取得業務の取得期限を三年間延長するということと同時に、政府の保証借入枠を一兆百五十四億円に準備されるということでございまして、対費用効果がどうなるのか、これは問われるというふうに思います。  先ほど、同僚...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。
03月30日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第8号
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○大渕絹子君 都市の再開発には、虫食い状態になった土地の収用ということが大変重要な課題ですけれども、最近、外資系の企業が日本の不動産を購入するという動きが顕著だというふうに報道されております。地価税の凍結とか、不動産取得や保有に係る税制度の改正が行われ、さらに日本の土地、不動産が...全文を見る
○大渕絹子君 外資系の攻勢ということでも、一つ汐留の国鉄跡地、そこは三井不動産がビルは建てるわけですけれども、その出資金の大半がシンガポールの政府系の資金によって建てられると。そこを資金回収のために債券化をする。今この法案でも言われていますけれども、債券化をしてできるだけ早く、二...全文を見る
○大渕絹子君 それで、都市開発資金の貸付けに関する法律の第二条の九項の関係ですけれども、民間都市開発機構に対する貸付金で参加業務に要する資金に係るものについて、民都機構が「当該貸付金を充てて負担した費用の償還方法を勘案し特に必要があると認めるときは、」とございますが、この「特に必...全文を見る
○大渕絹子君 さらに附則第九項で貸付制度の特例制度を設けておりますけれども、一年間の延長ということで、なぜこれは一年なんでしょうか。
○大渕絹子君 そこで、先ほどの具体的な例とリンクしているんじゃないかというところに来るわけですけれども、これがことしじゅうに、今年度じゅうに解決しなければならない事例がたくさんあって、ことし一年間はその地方自治体の部分も国が貸しましょうというようなことになっているのかどうかという...全文を見る
○大渕絹子君 それでは次に、これは民間都市開発の推進に関する特別措置法案の第十四条の二の第三項ただし書きに、「その権利をもつて計画の認定を申請しようとする者に対抗することができない者については、この限りでない。」、この者とはどういうものですか。
○大渕絹子君 不法に滞在をしているような人も当たりますか。
○大渕絹子君 当たらない。
○大渕絹子君 ここにわざわざこうしてただし書きを書いているということは、恐らく実際の具体的な事案の中にそういう事例があると私は思うんです。  例えば、再開発をしようというところにホームレスの一団の皆さんがもう既に住居として夜は住むというようなことが行われている場合に、ここに当た...全文を見る
○大渕絹子君 その次、それでは、その隣の四項の最後のところの三行、「以外の者を確知することができないときは、確知することができない理由を記載した書面を添えて、計画の認定を申請することができる。」というふうに書いてあります。ここはどういうことですか。
○大渕絹子君 「以外の者」とはどういうものかと聞いているんです。  だから、具体的にどういう事例のところでこういう文面になったの、きのう通告してありますよ。
○大渕絹子君 それは違うんじゃないですか。
○大渕絹子君 その権利のある方はその前段のところに皆書いてあるんです。羅列がされているんです。権利はないんだけれども、認定書に添えなければならないという人たちはどんな権利を持っている人かなと思って、そこをわからないので聞いているんです。
○大渕絹子君 それでは、次に行かせていただきます。  機構の土地取得・譲渡業務の延長ということで十一年三月三十一日から十四年三月三十一日まで三年間延長するんですけれども、平成六年に五千億円の枠でスタートし、十一年度には一兆百五十四億円の政府保証枠を設定したということですけれども...全文を見る
○大渕絹子君 改正案では、十月に都市基盤整備公団に移行をする住宅・都市整備公団に対しても無利子融資制度を創設する。何かここは非常にちぐはぐじゃないかなというふうに思うわけですけれども、これが創設をされた意味は。
○大渕絹子君 予算書の中に、「公団が行う面的整備事業に要する工事費等の費用に対して、都市開発資金融通特別会計による長期据え置き無利子貸付制度を創設」というふうに書いてあるんです。長期据え置き無利子貸付制度ということになりますと、住都公団に対して、新しい公団に移っていく中で据え置い...全文を見る
○大渕絹子君 最後に、新しい都市計画法の抜本改正ということで計画、予定をするということで、その検討の小委員会をつくるというようなことが報道されていますけれども、その内容についてお聞かせをいただきたいと思います。
○大渕絹子君 そのときに、抜本改正というならば、今回、法案改正になっているような都市計画法の下にある法案についても全体的な見直しが行われるのでしょうか。
○大渕絹子君 本当に抜本改正をするのであれば、全体の法体系を見直していただいて、もっと使い勝手のいいわかりやすい法体系をつくり上げていくともう少しいいのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。終わります。
04月13日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○大渕絹子君 御苦労さまでございます。ダイオキシン対策推進基本指針が三月三十一日に出されまして、そのことについて少しお聞きをしていきたいというふうに思います。  TDIを決定してから各種の基準づくりをするというふうに書かれておりますけれども、その基準づくりについて、生態系の保護...全文を見る
○大渕絹子君 前段に申し上げた個々の基準についても早急に検討をして決めていかなければならないと思いますので、総量規制はそれらの基準が満たされてそれでもなおかつできないときにはということだろうというふうに私も理解をしておりますけれども、前段の部分のお答えをもう少し丁寧にやっていただ...全文を見る
○大渕絹子君 三カ月以内にTDIが決まるということですが、その後の基準の決め方というのはそうするとどのくらいの期間でやるつもりでございますか。
○大渕絹子君 この指針の中では、各種の基準づくりが一番目、それから二番には排出削減対策、発生源対策、三として検査体制の整備、四は健康及び環境への影響の実態把握、五は調査研究及び技術開発の推進、六は廃棄物処理及びリサイクル対策の推進、七は情報提供と情報公開、八が国際貢献という段取り...全文を見る
○大渕絹子君 それぞれありがとうございました。お引き取りいただいて結構でございます。大体わかりました。  それで、今回の予算書の中に公共事業費等予備費という項目で五千億円というお金が計上されています。これは予算委員会の中でも私はその使い道についてフリーハンドであるということを確...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
04月15日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第10号
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○大渕絹子君 今回のこの鳥獣保護法の改正ですけれども、有害鳥獣対策が大変その原動力になっていて、今回の改正は野生生物の保護という観点が極めて希薄であるということをまず指摘をしておかなければなりません。  絶滅のおそれのある野生鳥獣の種類が増加をしているというふうに聞いていますけ...全文を見る
○大渕絹子君 その二割の哺乳動物の種類というのはわかっていますか。
○大渕絹子君 そういうものは私たちも資料でわかっておりますけれども、普通生息をしている野生動物ですね。狩猟対象になっている野生動物の中で絶滅の危機に瀕しているようなものはあるのじゃないですか。そこらが問題なのですけれども。
○大渕絹子君 絶滅のおそれがあるようになってから禁止をしても遅いということを今までの経験の中でわかっていただかなければなりません。  ツキノワグマなどの生息についても、ツキノワグマを保護したいという団体の皆さんからも非常に大きな要望が寄せられておりまして、個体数は確実に減少して...全文を見る
○大渕絹子君 二国間渡り鳥条約の対象種になっている鳥が狩猟種に入っているのですけれども、これらも禁止をすべきではないのでしょうか。そこらはどうでしょうか。
○大渕絹子君 外していくときに本当に科学的知見によって調査が行われるのですか。ふえているとか減ってきたというのはどういうことでわかるのですか。
○大渕絹子君 その野生動物のすめるところを回復していくという観点が必要だというふうに思うのですけれども、環境庁からこの資料を私はいただきました。(資料を示す)これは奈良県の大台ヶ原の資料、これがシカの食害によってこうなってきたというふうに説明をいただいているのですけれども、それに...全文を見る
○大渕絹子君 自然保護団体は、ここの大台ヶ原の、私は現地にまだ行ってないので行ってみたいと思っていますけれども、現地を見まして、それは違うというふうに指摘をしています。  これは、人間がここに入ってきたために、あるいはその森を覆っていたヒノキが切られて、そしてそれはそのまま放置...全文を見る
○大渕絹子君 調査する必要があるとかしなきゃならないとかとは言っていますけれども、本当はほとんど環境庁の陣容では手がつけられないというのが実態ではないかなと私自身は思っているところでございます。  野生動物、野生生物と共存できる自然をどう再生させていくかというのは、これからの環...全文を見る
○大渕絹子君 戦後植林をされた針葉樹林はそろそろ伐採期に来ている部分というのはあると思うんです。  これは林野庁の管轄で、ちょっと通告していなかったのであれなんですけれども、思い切って広い範囲を伐採する、そこはもう広葉樹林帯として次の針葉樹林は植えないというようなことが行われて...全文を見る
○大渕絹子君 続いて農水省にお尋ねしますけれども、先ほど来農水省の農作物被害に対する予算をどう使われているのかということを各党の皆さんが聞いておりまして、十六億二千万円余りというふうに言われています。緊急の予算枠の中では一千二百億円ぐらいの予算枠があるわけですけれども、これを農作...全文を見る
○大渕絹子君 自然の生態系を保持するために中山間地で農業を営むということ自体が地球環境、自然環境の保全のために重要な役割を担っているということで、近年デカップリング政策が大きく取り上げられている時代になっています。こういう野生生物が出没するようなところは本当に奥山であり山間地であ...全文を見る
○大渕絹子君 環境庁のこれからの役割なんですけれども、国や都道府県の研究施設に対して被害防除技術の開発のために重点的な予算を割くべきであるというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○大渕絹子君 ことしの予算、それに使われているのは幾らぐらいですか。
○大渕絹子君 農作物の被害に比べると極めて小さい金額と言わざるを得ないなと思います。新しい技術、さまざまな分野で多分研究なさっている方があると思いますから、そこらを最大限駆使しながら、農水省とも相談しながら、農水省にもその技術開発の予算を出させて、両方でやっていただきたいなという...全文を見る
○大渕絹子君 それを併用できることによって恩恵を与えてさらに狩猟免許を持っている方たちの減少を食いとめようとするところはわからぬではないんですけれども、狩猟によって発生している事故が非常にふえているという資料もいただいております。  発生事故件数、もう時間がなくてこれは聞いてい...全文を見る
04月20日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○大渕絹子君 参考人の皆さんには、大変貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございます。  三浦参考人にお伺いをいたします。  草刈参考人の方から地方自治体へのアンケート調査ということで参考意見が述べられまして、地方にはまだこの法律が施行されてもなかなか受け皿がないの...全文を見る
○大渕絹子君 現行法でもそういう体制づくりが可能だということに対しては、どうお考えでしょうか。それではできなかったから、よりプッシュをする、押す力としてこの法律が必要だというふうにお考えでしょうか。
○大渕絹子君 吉田参考人、今の続きになりますけれども、もしこの改正案が通りますと、有害鳥獣駆除の方が先行されてしまって保護する方の対策がおくれるというふうにお考えのようにさっきお聞きいたしましたけれども、どうでしょうか、体制を整えてからということの方が私はよりいいのではないかとい...全文を見る
○大渕絹子君 羽山参考人にお聞かせいただきたいと思います。  私は新潟県に住んでおりまして、佐渡のトキが絶滅するということを非常に残念に思っている者の一人でございますけれども、かつてトキは有害鳥獣の中に位置づけられておりまして、佐渡では日常的にトキを捕獲するというようなことが行...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  草刈参考人にお伺いいたします。  環境庁の説明の中に、尾瀬沼にシカが入り込んで、非常に尾瀬の植物保全をしてきた地域がシカによって荒らされる被害が出ていることを危惧するというようなことが言われております。雪の降るところには普通は生息しな...全文を見る
○大渕絹子君 三浦さんでしたか、さっき尾瀬のシカのことに触れられていたので、何かお考えがございますか。いい案がありませんでしょうか。
○大渕絹子君 ありがとうございました。
○大渕絹子君 人間と鳥獣の共生については大変重要な課題であるというふうに認識をしながら、その鳥獣の保護をどうしていくかという法律、そしてそれに伴って、増加し過ぎた動物についてどう保護管理をしていくかという観点で今回の法改正がなされているというふうには承知していますけれども、非常に...全文を見る
○大渕絹子君 平成八年六月十日に「第八次鳥獣保護事業計画の基準について」という通達が出ていますけれども、第八次と銘打ってありますから当然第七次まであったというふうに思いますが、第七次、第八次の保護事業計画の基準ということで通達を出し、生息調査もしてきたのにもかかわらず、先ほどの同...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、八次計画においては順調に計画どおりできていると認識してよろしいですね。
○大渕絹子君 この八次の基準に従って、鹿児島や北海道や広島などではそれぞれの地域に対応した、いわゆるふえ過ぎたもの、それから保護しなければならないものという状況の中でそれぞれ計画が策定をされて、今まさにその実施がされている最中じゃありませんか。  ようやく緒についたところ、環境...全文を見る
○大渕絹子君 地方自治体に専門官もいない中で、地方自治体にその権限をおろしたからといって機動性を確保するとは思えないんですよ。これは環境庁が専門でしょう。環境庁が専門なのに、専門家の皆さんがやってもなおかつ機動性の確保というのはなかなか難しいわけでしょう。そして、今基準の中にある...全文を見る
○大渕絹子君 率直に聞きますけれども、各都道府県が計画は立てたけれども実際にはうまく推進できないというネックは一体どこにあるんですか。お金が足りないからじゃないんですか。
○大渕絹子君 けさほどの参考人質疑の中でも岩手県の五葉山のシカの駆除計画についてスライドを見せていただきまして、それは計画どおりきちんと実施をされてきている経過を見せていただきました。確かに農業被害もそれに伴って減っているというのをグラフでも見せていただいたわけですけれども、それ...全文を見る
○大渕絹子君 最初にお聞きしたときに、その法案を出してくる背景の中でそのことをなぜ言わないんですか。そこが第一の原因でしょう。実際にこの法律をつくりたいと思っている環境庁の一番の根本はそこでしょう。  そうだとするならば、今二十一世紀を目の前にして環境保全ということがどれほど政...全文を見る
○大渕絹子君 今回のこの法律改正に当たりまして、たくさんの自然保護団体、NGOの皆さんから要望書が寄せられております。それぞれ一つずつ全部質疑をしながら答弁を引き出してそれの要望にこたえるべきが私たちの筋というふうに思うのですけれども、限られた時間の中でそれぞれの政党が部分部分に...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第12号
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○大渕絹子君 今回のこの住宅品質確保の促進に関する法律案、長い間住宅を求める消費者が求めていた法案だというふうに思いますので、その法案の中身、いわゆる住宅の性能表示の整備であるとか住宅の紛争処理体制の充実、あるいは瑕疵担保についての保証の充実というような内容につきましては、大変懸...全文を見る
○大渕絹子君 基礎の瑕疵として責任を負わせられるとすると、それはつくった業者が責任を負わされることになりますけれども、下の土地を造成したところの責任はどうなるのでしょうか。
○大渕絹子君 ここは余り細かく聞く予定でなかったんですけれども、ちょっと答弁を聞いているうちに聞きたくなってきましたので聞かせてもらいます。  今建てるときに、その買われた土地が、私が建てるとして、その調査をして建築者が、いや、この土地はとても大変ですよ、ここに建てるには基礎を...全文を見る
○大渕絹子君 その売買契約そのものを破棄することもできるんですね。
○大渕絹子君 その問題と、今実際に、これは新潟県なんですけれども、新潟県の上越市の大貫団地でありますとか、柏崎市にあります三島町とか常磐町では、三十年ぐらい前からこの不等沈下の問題が起こって住宅がそれぞれさまざまな方向に傾いてしまっていて住むのに大変困っている状況が起こり、紛争も...全文を見る
○大渕絹子君 これから新築する家の場合は、おっしゃるように今度の法律が適用されてこういう不等沈下の問題も一定程度瑕疵担保責任が問えることになるというふうに思うのですけれども、今までつくられてきた住宅に対して非常に多くの紛争というか、紛争処理のための事案もたくさんあるわけですけれど...全文を見る
○大渕絹子君 時間ですので。あとはまた午後に。
○大渕絹子君 両参考人には大変御苦労さまでございます。まず、巽参考人にお伺いをいたしたいと思います。  本法の第二条で住宅の定義、その第二項におきまして、「この法律において「新築住宅」とは、新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの」、括弧書きの中に「建設工...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  そこで、局長にお尋ねしますけれども、この新築住宅と一年たった中古住宅を消費者が求めるときにきちんとわかるようなことにはなりますか。
○大渕絹子君 販売者側が故意にそのことを、一年以上たっていることを隠した場合、消費者が本当にその利益が守られるかどうかという点が私は問題になってくると思うので、それで聞いたんですけれども。  あわせて、さっき参考人が瑕疵担保責任の問題があって十年の規定が守られないから瑕疵担保責...全文を見る
○大渕絹子君 そこがおかしいんです。  この性能表示というのは、どなたが持っておっても十年間は性能表示がされるということだろうと私たちは思うわけです。ですから、新築住宅を中古として今度は売るわけですから、中古住宅は該当しないというところにばさっと行っちゃうのかと思いますけれども...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、さっきの一年を経過した新築住宅も、九年間について瑕疵担保責任は問えるのではないのですか。それはどうですか。
○大渕絹子君 済みません。平山参考人にお尋ねをしてよろしゅうございますか。  本法の六条の規定、先ほど来も話が出ていますけれども、六条四項の規定に「請負人又は売主が、請負契約書又は売買契約書において反対の意思を表示しているときは、適用しない。」と適用除外項目が入っているんですけ...全文を見る
○大渕絹子君 そこで局長、今の点なんですけれども、入ってきた経過も消費者保護の観点からすると本当に私は不明確だというふうに思いますし、これを保証するのは請負人とか売り主の社会的責務ではないかと思うんですよ。契約をされた中身、あるいは性能評価制度、この制度に最初示された施工の仕様書...全文を見る
○大渕絹子君 これは非常に答弁が不明確です。三項で引き渡すこと、契約状況が書かれているわけでしょう。その三項を否定する項目として四項があるわけですよね。これは消費者の保護にはつながらないんですよ、この条文は。だから、ここはちょっと消費者保護の観点からの本法にはなじまない、いかにも...全文を見る
○大渕絹子君 時間になりましたので最後に大臣にお尋ねをいたします。  きょうは、参考人の御意見の中にも、これから中古住宅の市場の整備ということが大変重要であるという御意見もございました。その中古住宅市場の整備にこれからどういう方向で向かっていかれるのかということとあわせて、リフ...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
05月13日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第13号
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○大渕絹子君 大渕絹子でございます。よろしくお願いをいたします。  きょうは、野党の立場に立って質問をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。  現行の海岸法は、津波や高潮等の被害から海岸を防護するために必要な海岸保全施設の整備を行うことを主なる内容とする...全文を見る
○大渕絹子君 今回の改正は、従来の海岸法が抜本的にもう本当に根底から変わる法律、新たにつくったと同じぐらい変わる法律というふうにとらえなければならないのではないかと思うんです。過去においてやられた工事、保全施設そのものが海岸侵食をして、そして国土の保全に役立たないということがわか...全文を見る
○大渕絹子君 十四条の一項を見ていただきたいと思いますけれども、「海岸保全施設は、地形、地質、地盤の変動、侵食の状態その他海岸の状況を考慮し、自重、水圧、波力、土圧及び風圧並びに地震、漂流物等による振動及び衝撃に対して安全な構造のものでなければならない。」、こうなっていますね。つ...全文を見る
○大渕絹子君 その総合土砂管理小委員会の報告がございますけれども、モニタリングの推進をしながら調査研究していくということがございます。そして、さらに砂防ダムを、今まで砂防ダムとしてつくってきたものを今度はあけるというんですね。オープンするんですね。せっかくつくってきたのに、あけて...全文を見る
○大渕絹子君 何年待っていたら全国の河川とか海岸が大丈夫になってくるのか、今のお話では全く見えてきません。  そうしますと、そこの地域に住んでおられる皆さんの知恵をかりる、あるいは地方自治体の知恵をかりて、この河川、この海岸はどういうふうに管理をしたらいいかというようなことをき...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  そこで、大臣、これは「海岸」という全国海岸協会が出されている本ですけれども、この本の中に「英国の海岸環境について」という項目がございまして、その中で、ディヴィッド・コープさんというイギリスの土木工学の先生なんでしょうか、その先生がおっし...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。
05月20日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○大渕絹子君 昭和三十一年に海岸法が施行されて、その十年後、昭和四十五年に入りまして今の海岸事業五カ年計画ということがスタートをするわけですけれども、この長期計画を策定するという方向に踏み切った背景と経緯について、お聞かせをいただきたいと思います。
○大渕絹子君 その第六次海岸事業七カ年計画ですけれども、建設省は四千四百五十八億円、農水省が三千九百十七億円、運輸省が五千二十五億円という計画で、総額が一兆三千四百億円ということになっております。その進捗率が、平成十一年度の予算案が終わったところで、金額的にはそれぞれ農水省が六八...全文を見る
○大渕絹子君 平成十年一月三十日の閣議決定で、財政構造改革の推進に関する特別措置法の第十五条一項に基づいて五カ年計画から七カ年計画に変更されました。その七カ年計画に基づいての今進捗率というふうに理解をしております。  この財政構造改革法が凍結をされましたけれども、この海岸事業は...全文を見る
○大渕絹子君 公共事業全般に見直しが行われたというふうに承っておるんですけれども、なぜこの海岸事業だけは見直しが行われなかったのでしょうか。
○大渕絹子君 この第六次海岸事業計画が終わった段階、いわゆる平成十四年です、今度終わるのが。これのポスト海岸事業計画というのはどんなことになるのでしょうか。
○大渕絹子君 この改正案が施行されるのは一年後ということだというふうに思っておりますので、この法律に基づいた海岸の基本計画がつくられて、そしてそこから海岸事業というのがまた新たにスタートをしていくということは極めて当然のことでありまして、今までの閣議決定による事業計画に基づいて行...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、最後に大臣に今回の海岸法の改正に当たりまして、新たな海岸侵食を抑えさらに日本の国土を守っていくという観点、それから地方分権を進めながら地方が望む海岸整備のあり方というものを一体となって進めていくという観点、それから環境庁ともしっかりと連携をしながら日本の自...全文を見る
○大渕絹子君 今日的な環境問題を考えるときに、環境庁のあり方、そして環境事業団の重要性というのはだれもが認めるところでございますけれども、そうした今日的な環境状況を見ながらの今回の改正というふうに思うわけでございます。  今、岩佐委員からも御指摘がありましたけれども、一般廃棄物...全文を見る
○大渕絹子君 今回のこの法改正を機会に、いわゆるごみの行政を預かってきた厚生省、そして環境庁、あるいはほかの省庁も同様な施設をつくっているところがあるかもしれませんけれども、そうしたごみ問題にかかわってきた省庁が一体となって、この将来的なごみ管理のあり方というのをもう少し踏み込ん...全文を見る
○大渕絹子君 矛盾をしないということですので結構ですけれども、ごみの産業というのはこれからは民間で十分に利益を上げながら運用していくことができる分野ではないかなというふうにも思うのです。それは、産業廃棄物など処理をするのに多額な料金、多額なといいますか適正な料金を取ることによって...全文を見る
○大渕絹子君 そこの認識は大臣と一緒なわけですので、理解しているというふうに思います。  この環境事業団の事業の中にゼロ・エミッション企業団地という構想が載っております。実際に廃棄物をゼロにすることで資源を一〇〇%有効活用する、そして循環型の社会構造をつくっていくんだということ...全文を見る
○大渕絹子君 総事業費が百五十一億二千万円というふうに資料でいただいておりますけれども、この費用によって図式されているこの工場はすべてでき上がる構想になっておるのでしょうか。
○大渕絹子君 組合が参加をして、そして環境事業団がこの金額を負担して建設するんですね。譲渡をするときには、それでは、かかった費用とその譲渡の価格というのはどんな状況になるのでしょう。
○大渕絹子君 そのかかったお金を分割で返していただくということですね、そういう事業を今までもやってきておりますけれども。ここはわかりました。  それで次は、融資をしたり建設譲渡をしてきたお金について返済が困難になっている、いわゆる貸し付けが焦げついているようなものというのは、さ...全文を見る
○大渕絹子君 なぜそんな意地悪なことを言っているかといいますと、国がやった事業、いわゆる苫小牧東部開発事業であるとか、むつ小川原の開発事業などという巨大プロジェクトを立ち上げて地域全体の構想の中でやってきた事業がことごとく失敗をして、その建設費はもちろんですけれども、これから先の...全文を見る
○大渕絹子君 こういう事業に取り組んでいくことも重要なのかもしれませんけれども、現在もうさまざまな企業団地がつくられておりますけれども、企業団地の廃棄物のニーズをきちっと調査し、その団地内で処理あるいは循環ができるような構想を立てて、むしろ企業団地の中にある企業の要望にこたえられ...全文を見る
○大渕絹子君 まだ少し時間がありましたが、きょう予告をいたしました土壌の有害物質の件や地下水汚染の件につきましては、同僚委員から質問もございましたので、質問を取り消させていただくことを申し上げまして、終わりにいたします。  ありがとうございました。
05月27日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第16号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  四人の参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さまでございます。貴重な御意見を聞かせていただきまして、これからの法案の審議に資していきたいというふうに思っておるところでございます。  私は、今回のこの法案が出されてくる経過が、そ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  岩見参考人にお聞かせをいただきたいと思います。  先ほど、井上参考人の方からもハビタットにおける居住の権利宣言ということがお話にあったところでございますけれども、岩見参考人のお話を聞かせていただきまして、町づくりは住まいづくりであると...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
06月03日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第18号
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○大渕絹子君 まず第一に、いろいろな議論がされてきておりまして、公団が四十四年間果たしてきた役割は認めるわけでございますけれども、戸数が世帯数を超えたという状況の中で、住宅部門から大幅に撤退をしていく方針が出された今回の法案というふうに読んでいるわけですけれども、我が国、特に大都...全文を見る
○大渕絹子君 国際人権規約には、「自己及びその家族のための相当な食糧、衣類及び住居を内容とする相当な生活水準についての並びに生活条件の不断の改善についてのすべての者の権利を認める。」と住居の権利についてうたっております。そしてさらに、我が国の憲法第二十五条には、「国は、すべての生...全文を見る
○大渕絹子君 大臣に大変前向きな御答弁をいただいておりますけれども、国連の人間居住会議が住まいの定義というので定義をしております。  風雪、災害から生活や命を守るものでなければならない。安全な飲料水や衛生施設があること。大気汚染や水質汚濁、もちろんダイオキシンなどからも守ること...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、今この法案が適正かどうかの審議を国会のこの神聖な場所でやっているわけですから、これが不適正だと野党各党が全部同じ指摘をしてきているわけですから、不適切だということであれば直すという大臣のお言葉ですから、ここは住宅局長が指導して直せるのかどうかわかりませんけれど...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、それは違います。内閣で出してきた法律です。建設大臣が主査として取りまとめた法律です。その法律の不備について私たちは指摘をし、大臣はそれをお認めになりました。  ですから、それは入れなければならないという義務がございます。ぜひここは修正案を出していただきまして...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、委員長にお願いを申し上げます。  当委員会として、大臣の御答弁も踏まえ、そして各野党の質疑者の皆さんの内容もしっかりと精査をした上で、この「目的」のところに福祉の向上なりあるいは福祉の増進なり、福祉という言葉を入れていただくことを委員会提案として発議でき...全文を見る
○大渕絹子君 先ほども申し上げましたけれども、戦後一貫して何とか豊かな住居に住みたいという国民の努力の中で住宅も充足率は大変多くなってきていますけれども、いまだにまだ民間のアパートに住んでいらっしゃる人たち、公営住宅に住んでいらっしゃる人たち、また公団住宅に住んでいらっしゃる人た...全文を見る
○大渕絹子君 二十八条の二項第一号、二号、三号、それぞれに、「賃貸住宅又はこれらの施設の管理及び譲渡を行うこと。」ということで、今回初めてこの法案に「譲渡」という言葉が上がっています。これは何を意味するのですか。
○大渕絹子君 そういう答え方をしていただけるとさっきも非常にわかりやすいでしょう。公団住宅から公営住宅に譲渡もあるのかなというふうに思っているわけで、そういう議論がなかったのかと。  しかし、法案の中には明快に「譲渡」という言葉が出ていて、地方自治体に移管していく。それは先ほど...全文を見る
○大渕絹子君 公団の方にお伺いをいたします。  公団に対する批判はさまざまございました。関連子会社の問題、天下り批判、あるいは売れ残り、空き家対策、経営感覚の欠如、民間を圧迫しているとか、あるいは不明瞭な会計であるとか情報公開が不足している、子会社は黒字なのに公団はなぜ赤字なの...全文を見る
○大渕絹子君 健全な経営をやっていくのを監視したりあるいは見守るような組織はございますか。
○大渕絹子君 その運営委員会なんですけれども、ここがまた摩訶不思議な法律になっております、住宅局長。  第八条、「運営委員会を置く。」とありますね。第九条、「公団の予算、事業計画及び資金計画並びに決算は、委員会の議決を経なければならない。」。「委員会は、前項に規定するもののほか...全文を見る
○大渕絹子君 国会の委員会の中に予算委員会、決算委員会があります。もちろん、予算や決算、内閣がつくったものを審議するものです。そこに大蔵大臣が参加をしますか、総理大臣が参加をしますか。  では、二十九条の基本方針をつくるところのこの役割というのはどういうことになっていくんですか...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど、理事は、理事長さんですか理事さんですか、済みません、お名前がわかりませんで、公団の適正な運営を見張るために運営委員会が存在をしていると答弁されました。  いいですか、公団の適正な運営や経営がなされるのをチェックするところにその公団が行う事業や予算や決算のす...全文を見る
○大渕絹子君 おかしいじゃないですか。運営委員会が出席を求めればいつでも総裁は出席をしなければならないんでしょう。総裁は出席の求めに応じていつでも運営委員会に参加することができるんでしょう、この組織。そこになぜ構成メンバーとして入らなければならないんですか。そこが問題ですよ。大臣...全文を見る
○大渕絹子君 ほかに法律はないでしょう、こういう立てているものは。さっきの管理委員会はだめですよ、違うんだから。もう九条で二項、三項がつけ加えられていて、全く違うものになっているんだから。  そうしたら、ないじゃありませんか、建設省の中にもそういう法律は。
○大渕絹子君 答弁になりません。建設省の中にあるかと聞いています。  さまざまな公団があり、日本下水道事業団法の中にも評議員会というのがございます、確かに。これと同じ立て方をしています。しかし、総裁は入っていません。そして、この運営委員会は、さっき公団側が言ったように、公団の運...全文を見る
○大渕絹子君 全然答弁になっていません。  私は矛盾点をついていますし、その組織として基本計画を立てる部分それから事業計画を立てる部分と、チェック機関としての運営委員会のあり方の問題を言っているんです。今までさまざまな問題が起こって、新たな公団として出発をする、その監視役である...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第19号
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○大渕絹子君 前回の委員会のときに指摘をいたしました、住宅政策は基本的人権だという居住の権利を踏まえて、福祉という言葉を目的に入れてほしい、あるいはまた公団の透明性のある運営をやっていただくためには、その管理をする団体としての運営委員会の中に公団総裁が入ることはおかしいということ...全文を見る
○大渕絹子君 その報酬は幾らで、どこが払うのですか。
○大渕絹子君 公団側にお聞きをします。  委員会の委員報酬はお幾らですか。
○大渕絹子君 役員や職員の報酬は規定がございますね。そういう状況にあるわけで、この法案が出されてきて、委員の報酬を出すということがこの法律によって決められるわけですが、それでまだ検討されておらないというのは私はおかしいと思いますけれども、検討さえもされておらないのですか。
○大渕絹子君 公団の費用としてお払いになるということでよろしいですね。
○大渕絹子君 法律の第二十四条、「公団と総裁、副総裁又は理事との利益が相反する事項については、これらの者は、代表権を有しない。この場合には、監事が公団を代表する。」、これは現行法と同じ条文になっていますけれども、この「公団と総裁、副総裁又は理事との利益が相反する事項」というのは、...全文を見る
○大渕絹子君 この条文を素直に読みますと、総裁、副総裁、理事が公団側に不利益な行為をしたときには、その役職にはつけないで監事が代表者になる、こういうふうに私は読めるように思うのですけれども、そうではないのですか。
○大渕絹子君 それでは、公団の利益とは何ですか。
○大渕絹子君 そうしますと、公団に著しい不利益を与えたときには、総裁、副総裁、理事は代表権を失うわけです。そうすると、過去においてそういう事例が、さっき緒方さんあたりからも厳しく指摘をされていますけれども、公団に著しい不利益があったときにはこの条文によって監事が代表権を得るという...全文を見る
○大渕絹子君 後で議事録を精査させていただかないとちょっとわかりませんが、次に行きます。  二十八条に、「業務の範囲」が規定されておりまして、大変多くの法律によってこの公団が都市計画法であるとかあるいは土地区画整理法であるとかさまざまな法律に規定された事業を行うことになっていま...全文を見る
○大渕絹子君 この業務規定の中で、その委託に基づいて行った計画をつくるとか調査をするとかというところだけ、やったところだけ建設の業務も請け負うというようなことになっているんでしょうか。
○大渕絹子君 二十八条三項二号、「政令で定める住宅の建設及び管理」となっておりますけれども、分譲住宅からは徐々に撤退をしていくというわけですが、この「政令で定める住宅」とはどのような住宅でしょうか。
○大渕絹子君 現公団も債券を発行していますけれども、この権利関係は新しい法律に移ったときはどうなるんでしょうか。
○大渕絹子君 債権者の権利が侵害されることはないということを確認させていただきたいと思います。  それと、現行法の第五十九条に「関連施設整備事業助成基金」という項目がございまして、これらの基金を積み立てて利息の支払いに充てるというようなことになっていたわけでございます。新しい法...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、この現行法の基金制度というのは有効に機能しなかったということでございますか。
○大渕絹子君 附則の第三条に、設立委員会というものを立ち上げて公団の設立を図っていくというふうにこの法案は規定をされていますけれども、この附則によりますと、新たな公団として設立をされるために設立委員会をつくる。そして、「設立委員は、公団の設立の準備を完了したときは、遅滞なく、その...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、この附則の手続どおりに行っていただきたいというふうに思います。  それと、今度分譲住宅から撤退をいたしますけれども、この分譲住宅から撤退をする期間を五年から十年という大変あいまいな期間にしてあります。普通何か事業をするときには、五カ年計画とか六カ年計画と...全文を見る
○大渕絹子君 政治を行うときに、一年の期間というのは非常に長い期間だと思います。下手すると政権だってかわっちゃう期間ですから、一年というのは。それが五年から十年というあいまいな期間を設定すること自体、私たちはこのままでいいのかというふうに思うので指摘をさせていただいております。 ...全文を見る
○大渕絹子君 そういう見直しはこの前の質問のときにお聞きをいたしました。そのときにも答えていただきました。  私は、名称変更になった大きな要因として、今の住都公団がいわゆる政府におんぶにだっこという形の経営をし、やらざるを得ない状況に置かれてきた、そうした現公団が引きずってきた...全文を見る
06月10日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第20号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  四人の参考人の皆さんには、きょうは貴重な意見を聞かせていただきまして本当にありがとうございます。御礼を申し上げたいと思います。  そこで、お伺いをさせていただきたいと思います。  まず、井形参考人にお伺いをいたします。 ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは、環境庁はパイロット事業も実施をし、この法案をつくることを実際にパイロット事業も実施する中で準備を進めてきたと思うんです。私も、参考人も同じように今の環境庁でもしっかりとこの法案の受け皿になり得るというふうに確信をしているところ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは、水口参考人にお聞きをいたします。  市民のPRTR法ということで本当に具体的に提案をしていただきまして、私たちのこの法案づくりに協力をしていただいておることに感謝申し上げます。  政府が出してきた、あるいは修正をされたこの...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  出された情報を市町村がマップにしていくというようなことが市町村独自でもできて、それが公開をされていくというようなことができると思いますので、そういう仕組みをぜひつくっていけたらというふうに思います。  中西参考人にお伺いをいたします。...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  有害性がわからないからこそ、PRTRによってそれを追及していくことがいいのかなというふうに私などは思っているところでございますけれども、御意見ありがとうございました。  浦野参考人にお聞きをいたします。  営業秘密の問題なんですけれ...全文を見る
○大渕絹子君 浦野さんにもう一点、情報公開のことでございます。  インターネット等を通じて広く国民にリスクコミニュケーションが図れるような方法にすべきであるというのは、皆共通した認識だというふうに思うところでございますけれども、今の通産省あるいは環境庁が考えておられる情報公開の...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。終わります。
07月01日第145回国会 参議院 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  私たち社民党はこのPRTR法案に対案として提出をさせていただき、前回の質疑でも、また本日の質疑におきましても、また過日の参考人質疑におきましても、政府案よりもよりよい制度であるということをほとんどの...全文を見る
○大渕絹子君 そういたしますと、有害化学物質あるいは疑われている化学物質について情報を国民や行政が共有する、地域社会が共有することによってその安全性を守っていくということが求められる制度だというふうに思います。そういたしますと、この法律の中にその知る権利について明快にうたわれてい...全文を見る
○大渕絹子君 情報が入らないということではないのです。情報が開示請求をすることによって与えられるのと普通一般に公開をされていることの違いを言っています。そのことですけれども、どうでしょうか。
○大渕絹子君 午前中に清水議員からも御答弁があり、アメリカではもう本当に、私たち今ここにいてもアメリカの情報をとることはできますね。そういうふうに開示をしているんですから、数年おくれてやりますPRTR日本版ですから、ここはもう一番最先端のところと同じように情報を開示するというのが...全文を見る
○大渕絹子君 厚生省、おいでいただいていると思いますが、お尋ねをいたします。  厚生省では、これは国立医薬品食品衛生研究所化学物質情報部というところのインターネットから引き出したものでございますけれども、百四十八種類の環境ホルモンの疑いのある物質について報告がなされております。...全文を見る
○大渕絹子君 有害性が確定をしたときにはほかの法律によって規制ができるんですね。厚生省、そうですね。  農水省、おいででございますね。  この環境ホルモンの分野で環境庁が指定した六十七物質の六六%、四十四の物質について、あるいは厚生省の百四十八の物質のうちの七十六、いわゆる五...全文を見る
○大渕絹子君 ほかにも通産省、環境庁にも聞くわけですけれども、答えは同じと思いますからやめておきます。  いわゆる化学物質を管理する我が国の法制度というのは非常にたくさんございます。そして、法律によってかなり厳しく管理がされています。有害性が特定をした化学物質については、こうい...全文を見る
○大渕絹子君 与謝野大臣、どうですか、今の御答弁を聞いて、あなたの配下の方がおっしゃっていらっしゃるわけですけれども。私は納得できないのですよ。  最初に与謝野大臣にPRTR法の制度というのはどういう制度なのかということを確認したのはここの問題なんですよ。未然に防止をすることが...全文を見る
○大渕絹子君 これ以上やっても同じところを行ったり来たりするんだろうと思いますけれども。  本当にPRTR制度というものがどういう制度なのかということを理解しておるならば、そういう答弁にはならないのではないかと私は思っています。また、この環境庁が行う、行わなければならないPRT...全文を見る
○大渕絹子君 なぜ環境部局で取り扱っているとお考えですか。
○大渕絹子君 それでは、業所管官庁が営業秘密を判断するのに一番適切であるという理由は何ですか。
○大渕絹子君 各業所管官庁でいわゆる化学の専攻をしていらっしゃる大学や大学院の卒業生を国家公務員としてどれぐらい採用しているかということを調べさせていただきました。  環境庁に答弁をお願いしたわけですけれども、各省庁別のことには答えられないということでございますので私の方から言...全文を見る
○大渕絹子君 大蔵省はどうでしょうか。
○大渕絹子君 今、人材があるかどうかです。今、人材があるかどうか。
○大渕絹子君 文部省、お願いします。人材があるかどうかだけ明快に答えてください。時間がありませんので。
○大渕絹子君 与謝野大臣、お聞きのように、今、事業所管庁が担当した方がより精通しているんだという答弁はこれで崩されているわけですよ。現体制の中でそういうことはないんです。  そうすると、地方自治体がその受け皿となるべきという議論のときに、地方自治体にはそういう人材がないからだめ...全文を見る
○大渕絹子君 営業秘密の判断をする機関をどこに設けるかということは極めて重要なことだろうと思いますので、これからどうなさるのか慎重に議論をしながら、当委員会での議論も踏まえた中で、第三者機関なりをきちっとつくって、そこできちんと営業秘密は守りながらさらにPRTRをより広範に広げて...全文を見る
○大渕絹子君 私は読まないでやっていますのに。  どうぞ。(「踏み込んで」と呼ぶ者あり)
○大渕絹子君 行革の流れも、非常に事務の簡素化とか人員の削減とかということも言われている時代でございますから、こういう制度を導入して、より簡素に、そしてスピーディーに処理が行われる方法を選ぶのは国会の役割だろうというふうに思っておりますので、法律を改正するとか修正するのは私たちの...全文を見る
07月06日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第22号
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○大渕絹子君 大渕絹子です。どうぞよろしくお願い申し上げます。  質疑が大分経過をしてまいりまして、質疑内容も重なっておりますけれども、よろしくおつき合いをいただきたいというふうに思います。  法案審議の過程で明らかになりました、いわゆる地方自治体の窓口がどこになるのかがわか...全文を見る
○大渕絹子君 企業秘密を判断する機関としてはどのようなものを考えておりますか。例えば農薬とか医薬品などをつくる場合に、企業はそれを特許として申請する場合は特許庁に申請をし、その特許庁に申請されたデータについてはその企業の固有のものとして一般に公表される制度というのが確立をしており...全文を見る
○大渕絹子君 覚書というのがございましたね。この法律をつくるのに当たって関係省庁間の局長レベルでの話し合いが持たれて覚書が交わされておりますけれども、この環境庁、通産省の窓口一本化については覚書の三というところで書き込まれておりますので、先ほど局長が答弁になったように、窓口の一本...全文を見る
○大渕絹子君 さきの連合審査のときにも指摘をいたしましたけれども、各業所管庁におきましても、今のところ企業秘密にかかわる判断について的確にできる人材が存在をしているかというと、これからの課題だと答えておられるわけですから、この際思い切った抜本的な提案をしながら、本当に一体的に取り...全文を見る
○大渕絹子君 この覚書の二項のところに、「事業者への二重負担を回避する観点から、当該情報提供措置をもって法第十四条の措置を果たしているものと見なす」という旨が書かれていますけれども、そこについて聞いているわけですが。
○大渕絹子君 農家が農薬を使用する数量などの把握はすべて推計で行われますね、この法律ですと。松枯れ対策で使われるものなんかもそうだと思います。環境に一番負荷を与えているのは農薬なんです。その農薬がPRTRの重要な対象から外れるということであっては、この法案の意味するものがまことに...全文を見る
○大渕絹子君 長官、どうぞお願いします。
○大渕絹子君 ありがとうございました。  長官は、この間、佐渡にトキの優優を見に行っていただきました。私も一緒に参りましたけれども、そのときに佐渡にトキが舞えるような日をというふうに願ってごあいさつされたことを非常に感銘深く聞いたわけですけれども、残念ながらあのトキを育成してい...全文を見る
○大渕絹子君 国民からの直接の意見の聴取というのはどんな形で。
○大渕絹子君 三つの審議会は、それぞれの省庁にとっては大変貴重な意見を提言いただける大変大切な審議会です。その一つ一つの審議会で提案をされたものとしては、それは本当に厳粛に受けとめる内容であるというふうに私は思うんです。  ですから、三つの審議会の意見が一致を見なくても、一つの...全文を見る
○大渕絹子君 通産省に対象物についてお聞きをしていきたいと思います。  対象物質の特定ですけれども、環境庁が行ったパイロット事業では一%、いわゆる一〇〇〇〇ppmを含むものを取り扱っている事業者のみが対象になりましたけれども、物質によっては、例えば第一種特定化学物質、水銀、カド...全文を見る
○大渕絹子君 そういう重金属とともに、純物質換算でも百キログラム以上取り扱っている場合には報告をさせる必要があると思いますけれども、これについても検討していただきたいと思います。また、第二種の特定化学物質につきましても一トン、一%を含むものでは百トン以上扱っている場合には報告をさ...全文を見る
○大渕絹子君 参考値の欄という形で、書いても書かなくても企業者の自主的な判断に任せるということの選択もできると思いますので、ぜひ御検討をいただきたいというふうに思います。  最後に私は、この委員会の質疑を通じながら、私たち社会民主党もPRTR制度の導入については積極的に推進をす...全文を見る
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府提案の特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律案に対する反対討論を行います。  その前に、我が党が提出をした化学物質に係る環境リスク対策の促進に関する法律案が、この委員会の審議を通じてPRTR制...全文を見る
07月13日第145回国会 参議院 本会議 第36号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、財政演説並びに平成十一年度補正予算について総理並びに大蔵大臣に質問をいたします。  深刻な不況はいよいよ国民の身近なところまで押し寄せています。働き盛りの男性自殺者が増加を続け、地方銀行や信用組合の倒産がそれに拍車をかけ、国民は...全文を見る
07月19日第145回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○大渕絹子君 連日、御苦労さまでございます。  有事法制立法化について、総理はその必要性を強調されておりますけれども、我が国が武力攻撃を受ける要因があるのか、まずお尋ねをいたします。
○大渕絹子君 敵対されるとすれば、我が国の外交姿勢にこそ問題があると言わなければならないと思います。アメリカ偏重の外交をやめて世界との平和外交に徹するべきだと思いますけれども、いかがでございましょうか。
○大渕絹子君 総理はどんな法律を想定して有事法制が必要だと言われておるのでしょうか。
○大渕絹子君 総理が御答弁のように、自衛隊の日常の訓練は事あるときを想定されて行われているというふうに思いますけれども、その上に、なおかつ、さらに必要な有事法制ということになれば、国民の生活そのものにかかわってくる分野に踏み込んでいくのではないかということが危惧をされております。...全文を見る
○大渕絹子君 国民の間には、総理がおっしゃるような方向を求める人あるいはそれに大変な危機感を持っている人、さまざまあると思います。しかし、今の国会状況の中で、多数をもってすれば何でもできるという方向であらゆることが法制化をされていくというこの現状は、国民の意思とは違うところで動い...全文を見る
○大渕絹子君 九六年にもこの原発は同じような事故が起こっていますけれども、そのときの教訓が生かされていないと思います。  今も原因の徹底究明をするということを言っているわけですけれども、九六年当時の原因究明が徹底的になされないままに再運転がされたのではないのですか。
○大渕絹子君 放射能の汚染除去作業に当たっていた方は、その放射能について、原発の中身について十分熟知をされた管理者の皆さんが当たっていたのか、あるいはまたそうではなく、ただ単に通常掃除に当たっているような人が使われたのか、お聞かせください。
○大渕絹子君 危険性について十分周知をさせた上でお使いになったのでしょうか。
○大渕絹子君 汚染物の処理は今後どうなさるのですか。
○大渕絹子君 評価基準三、評価レベル一は「もんじゅ」の事故と同じというふうに言われておりますけれども、配管の金属疲労ということ、原因究明はこれからと言われていますけれども、金属疲労などが考えられるとすれば、再稼働というのは無理ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○大渕絹子君 大変原発の事故が常態化をしている状況でございますけれども、最近五年間の事故発生件数を教えてください。
○大渕絹子君 通産大臣、こういう事故が大変多発をしています。こういう中で、さらに政府は点検期間の縮小を提案したり、あるいは耐用年数を長くするというような計画を立てていますけれども、ここは管理責任者として、こういう事故の発生が常態化をしていることについて、その責任を逃れることはでき...全文を見る
○大渕絹子君 事故の常態化についてはどうしてだと思いますか。
○大渕絹子君 点検のあり方なども十分に考え直していかなければならないというふうに思いますし、信頼性を持ってつくられた原発であっても事故が常態化する状況になっていますから、日本の原発は大丈夫、安全だというようなことにはならないんです。ここをしっかりと認識をした中で、安全の確保にさら...全文を見る
○大渕絹子君 ぜひその安全性の確保を図っていくために最大限の努力をしていただきたいと同時に、あらゆるソフトエネルギーの開発にさらに力を入れていただきたいと思います。  笑っていられるうちはまだいいのです。事故が起こったときに本当にどうなさるのかということを私は皆さんにも問いかけ...全文を見る
○大渕絹子君 比例制が併用された経過についてお聞かせください。
○大渕絹子君 小選挙区制度だけでは死に票が圧倒的に多く出るということに考慮し、民意の反映を的確にしていくためには比例代表制度の併用がどうしても必要だという議論の中で導入された比例代表制でございます。国民の皆さんの多様化しているニーズを小選挙区制度だけでは実現することができないとい...全文を見る
○大渕絹子君 そこがおかしいと思います。国会によって決められた法律を改正するのに、連立を図るために、自自連立を保つために使われるということが私は納得ができません。  どうして国民が五十議席比例を減らすことを望んでいると思うんですか。具体的な根拠を示してください。
○大渕絹子君 この法律がつくられた経過をお聞きしたのは、そのつくられた経過をきっちりとわかっていただければそういうことにはならないということを総理にわかっていただきたいと思ったからでございます。まだ審議に入っておらないわけでございますけれども、私は即刻撤回をしていただきたいと思っ...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、続きまして年金改革についてお尋ねをいたしていきます。  年金の改革につきましては、さまざまな政局との絡みがありまして、御質問があり答弁が続いているところでございます。一九九四年の附帯決議に、五年後の法改正のときには国庫負担を二分の一にする努力をするという...全文を見る
○大渕絹子君 前回の改正のときにもここのところは大変議論になりまして、社民党、自民党との折衝の中で、次回の法改正のときにこの財源問題も含めて国庫負担のあり方について検討するということが図られて今回の改正に至ったわけでございますけれども、さらにそれが五年後に見送られていったというこ...全文を見る
○大渕絹子君 国民年金の現行制度の諸問題、いわゆる空洞化の問題について、その原因はどこにあるとお考えでしょうか。
○大渕絹子君 国民年金の発足当時、当面はやむを得ず定額掛金で発足するけれども、早い時期に応能負担に改めたいということが厚生省から言われておりましたけれども、この考え方は今も持続しておりますでしょうか。
○大渕絹子君 年金制度というのは、人間が暮らすのにどのくらいの費用がかかるかというところから出発して、国民の暮らしをきちんと維持できるだけの額を給付するというところに原点があるのが給付の公平の観点というふうに私は思います。負担した額に応じてということになりますと、年金のあり方とは...全文を見る
○大渕絹子君 給付の公平と負担の公平というのは必ずしも負担額に応じて給付が図られることではないということを私は再度確認させていただきたいと思います。  まず、消費税のパーセントを上げるというところから税財源に入るということではなく、さまざまな方向から検討することが私は可能だと思...全文を見る
○大渕絹子君 政党同士で話し合うことは私はいいと思いますけれども、約束が約束になっておらないじゃないですか。では、一九九四年の約束はどうなるんですか。そのことを私は申し上げたいと思います。いかがですか。
○大渕絹子君 大蔵大臣にお伺いをいたします。  今回の補正予算案の財源でございますけれども、決算剰余金を財源としてお使いになりました。決算剰余金というのは、会計法上いつ明らかになるのでございましょうか。
○大渕絹子君 主計簿の締め切りが終わらないうちに補正予算の財源として使うことは許されるのですね。
○大渕絹子君 過去に例があるからといって、こういうことが常態的に許されることにはならないというふうに思います。  会計法上も、またそれに基づく政令第百三十九条にも明快に、会計検査院の検査官その他の職員の立ち会いの上で大蔵大臣が署名をして、そして締め切るということが決められておる...全文を見る
○大渕絹子君 当初予算のときにも、この不況は深刻であり雇用対策が十分に図られるべきであるということを私たちは主張し続けさせていただいたと思います。そういう配慮もない中でこういう補正が出されるということに対して、私は全く見通しが立たない政府であるということを指摘しておきたいと思いま...全文を見る
○大渕絹子君 本会議質問におきまして、三十人以下学級について鋭意検討をしているという総理答弁をいただいておりますけれども、検討の具体的な内容について述べてください。
○大渕絹子君 終わります。  ありがとうございました。
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十一年度補正予算に対し反対の討論を行います。  我が国経済には、依然確たる回復の動きが見られません。特に雇用情勢は深刻で、失業率は過去最高をたびたび更新し、五%に迫るほどであり、失業者の数は三百万を大きく超えるなど、現在の...全文を見る
07月22日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第23号
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○大渕絹子君 同僚議員からこの法案が議員立法として出された経緯についてお聞きがありましたので、私は同じことを大臣にまずお聞きをしたい。  ここは通告してあったかどうかわかりませんけれども、大臣、この法律が閣法として出されなかったという理由に、各省庁大変たくさんであって議員立法が...全文を見る
○大渕絹子君 議員立法を積極的につくるということは大賛成でございまして、皆さんの御努力は大変買うわけですけれども、議員立法でなければ出せない状況。  さっき緒方先生が指摘しましたけれども、私も第二十条などは、今までの税制法上からいきますとこれは閣法では出せないんですね。閣法で出...全文を見る
○大渕絹子君 法律の中身全体が、民間資金等の活用による公共施設等の整備というふうに題はなっていますけれども、法案の中身はそうなっていないのではないかということなんですね。そこが私は今回指摘をしたいことでございます。  それはなぜかといいますと、この法案全体を通じてどう民間を補助...全文を見る
○大渕絹子君 提案者の皆さん方の高い理想と日本の経済をどう導いていこうという趣旨は私はわかっているつもりなんです。ところが、実体としては今までの日本は大変安定した政治を行ってきたと思います、経済成長がそれなりにあったと思いますから。公共事業の分野はできるだけ官によって安定した運営...全文を見る
○大渕絹子君 そのPFI制度がきちんと働いてくればそういういい方向も出てくるのかもしれませんけれども、私は日本のこの政治土壌においてそういうことが本当に円滑にやっていけるかどうかというのは非常に心配をしています。それはよい習慣だと思いますけれども、先ほど言いましたように日本の行政...全文を見る
○大渕絹子君 その中身はどういうことでしょうか。例えば何々ということで挙げていただきたいと思います、三点ぐらい。
○大渕絹子君 具体的な中身について、例えばどういうことか。破綻をしたときにはどういう処理の仕方をするのかというようなことと、どういうふうに考えておられるかということなんです。
○大渕絹子君 そうすると、やっぱりPFIとは違うんですよね。民間が主体性を持ってやる事業なんでしょう、リスクも当然民間が責任を負わなければならないんじゃないですか、最終的には。破綻したときには官が負うということになってくると、第三セクター方式の失敗とまた重なってくるのかなという心...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。     ─────────────
08月04日第145回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○大渕絹子君 御苦労さまです。よろしくお願いをいたします。  きょうの議題に入る前に、総理にお願いがございます。  先月の二十六日から五日間、パキスタン・イスラム共和国を訪れさせていただきました。人口と開発会議の現地視察ということで参ったわけでございますけれども、パキスタンの...全文を見る
○大渕絹子君 よろしくお願いをしておきます。  特に日本のODAの場合は、向こうの人口抑制のためにも多く使われております。そして、貧しい子供たちの教育のためにも使われておるのですけれども、そういうものまでもが全部とめられておるという状況の中で、人口が年々増加をし、世界第七位、一...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、この三百七十七億円の中に入れられている株式の発行先が立ち直るのが難しいという判定がなされた場合、なされているということですけれども、日債銀の持っている株式の中には大変多くの大企業もございますけれども、地方の銀行などの株式も大変多く含まれています。早期是...全文を見る
○大渕絹子君 個々の株とは言っていません。早期是正措置がとられたような地方銀行はどうかと聞いています。
○大渕絹子君 それでは、日債銀に残された方の株式は今後どのような扱いを受けるのでしょうか。
○大渕絹子君 大変膨大な株が保有されているわけですね。これは今国有化ということですから、国のものというふうに考えてもいいと思うんです。  そして、この株の価格が設定をされたのが十二月と聞いていますから、当時日本の株式のダウ平均は一万三千円ぐらい、それが今は一万七千円から八千円に...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、国がこの保有株を市場に出すということはありますか。
○大渕絹子君 既に住友化学などは長銀からの保有株が市場にもう半分以上売り出されているというような報道があるわけですけれども、これはそれでは間違いですか。
○大渕絹子君 それでは、長銀も日債銀も持ち合いということで、相手方の発行株は持つ、自分の方も持っていただくという関係があったと思います。  そして、持っていただいた方の株は破綻することによって紙くずになっています。その持ち合いの相手方の株の扱いというのは、それでは何か情状酌量み...全文を見る
○大渕絹子君 株式市場というのは本当に自由で、取引をする者の意思によって行われるというのがあるわけですけれども、日本の今までのこういう慣行というのが非常におかしかったということです。私も株の持ち合いが許されるというような状況というのはおかしかったんじゃないかなというふうに思います...全文を見る
○大渕絹子君 七月二十三日、日債銀の旧経営陣が逮捕をされて、事件は終結に向けて今動き出しているように見えます。きょうのこの予算委員会も幕引きのための予算委員会ではないかというふうに言われているわけでございますけれども、肝心のバブルに踊った経営者責任、例えば元会長の頴川氏などには全...全文を見る
○大渕絹子君 宮澤大蔵大臣にお尋ねをいたします。  金融問題を先送りにしてきたことの責任を痛感されて、ここは、やって終わりにしなければならないという思いがあったのではないかなというふうに思います。八七年十一月六日から八八年十二月九日まで第七十四代の竹下内閣の大蔵大臣をやられてい...全文を見る
○大渕絹子君 経営というより不良債権がずっとたまっていっているという状況。
○大渕絹子君 小渕総理はそのとき官房長官をなさっておられましたね。竹下内閣を支える官房長官として、竹下総理から日債銀の問題についてお聞きになったことはありませんか。
○大渕絹子君 宮澤大蔵大臣が初めて日債銀のこうした問題についてお気づきになられたのはいつでございますか。いわゆる不良債権を飛ばしながら債務超過を抑えているというような現実です。
○大渕絹子君 関心を持っていないとおっしゃいますけれども、そうしますと、一九八七年、窪田弘、今回の日債銀の元会長として、容疑者として逮捕されているわけですけれども、宮澤大蔵大臣の就任の時には国税庁長官として仕事をしておられましたね。宮澤大臣の直属の配下であったわけでございます。宮...全文を見る
○大渕絹子君 宮澤さんも疑惑の中でやめざるを得ない状況、竹下総理もその後引責辞任に追い込まれる、それから次の総理大臣も辞任に追い込まれていく、あるいはまた歴代の総理や大蔵大臣が何らかの疑惑の渦中に入っていって、リクルートや佐川急便事件は代表的なものですけれども、そういう腐敗事件に...全文を見る
○大渕絹子君 九三年です。
○大渕絹子君 宮澤大蔵大臣、さっき日債銀のことに気づいたのは平成九年というふうに言われたんですけれども、さっき同僚委員の質問の中に、公的関与の必要があると自分で思って産業界の研修会で発言をしたら産業界から反発が出た、そして銀行からも反発が出たと、これは宮澤大蔵大臣が総理のときだっ...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、これは大蔵大臣の裁量で行われたんでしょうか。
○大渕絹子君 もうこの時期、九三年は、大蔵の検査が九〇年に行われているんです。その九〇年の検査のときに既に飛ばしの実情というのは報告されているんです。だから、総理のところに報告が行っていたかどうかはわかりませんけれども、少なくとも大蔵大臣のところには行っていたはずなんですね。 ...全文を見る
○大渕絹子君 私は政治家の貯金箱と言いましたけれども、それほど政治家と密接な関係にあった銀行です。その銀行が自分たちの力ではもうにっちもさっちもいかなくなって大蔵に助けを求めてきていたのに、政界のトップが知らなかったということにはならないと思います。もし知らなかったとしたら、それ...全文を見る
○大渕絹子君 いえ、宮澤大蔵大臣が関係あると言っているのではありません。日本の政界全体がそういう汚職でもう大変な構図でしたよね、あの時代。その中で、日債銀がそういうことに使われておったとすれば、日債銀側は当然政府に泣き込んでいけば、大蔵省に泣き込んでいけばこの問題は解決できると踏...全文を見る
○大渕絹子君 時間が来ましたのでやめますけれども、竹下さんが二十三日に一時退院をされている、そしてその夜逮捕をされているということが何か私は関係があるのではないかなという思いがいたしまして、その竹下内閣当時からずっと日債銀問題が引きずられてきておるという状況があり、つぶさないよう...全文を見る
10月20日第145回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○大渕絹子君 社民党の大渕絹子です。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  まず、気象庁にお伺いをいたしたいと思います。  台風による高潮とか高波に対する警報というものが大変テレビを通じて事前に報道されて、台風が通過する地域等には注意が喚起されて、人的被害が食いとめられるよう...全文を見る
○大渕絹子君 そこを確認させていただいて、次に移ります。  公営住宅の設置に関する安全基準についてお伺いをしたいと思います。  現地をお訪ねいたしまして、町の公営住宅が被害の一番中心のところになっていて、死者四名、公営住宅の中で起こっているということでございます。公営住宅を設...全文を見る
○大渕絹子君 不知火町の防災計画がございますけれども、ここの中に重要な水防地区として松合海岸の松合地区が指定をされています。それでは、指定をされていることと建設省がチェックをしたということは、この指定があるにもかかわらずそこに建設許可をおろしたということですか。ちょっと時間がない...全文を見る
○大渕絹子君 あなたがそう答弁せざるを得ないのは十分承知をいたしています。  県の防災計画、ここに不知火海岸それから有明海岸に対する海岸法に基づく災害対策について書かれています。ここにも高潮の警戒地域として不知火海岸地域ということでちゃんと載っているわけです。こういうところに最...全文を見る
○大渕絹子君 国土庁長官に最後にお聞きをいたします。  気象庁のお答えを聞きました。被害まで十二時間の時間がありました。避難勧告がなぜなされなかったのか。そして、公営住宅の設置について、こうした危険な箇所につくられたことに対して、許可を与えた省庁としての責任問題、これらについて...全文を見る
○大渕絹子君 十分の質問だとこんなになっちゃうんですね。もう少しきちっと詰めて重要な問題が審議できる委員会の設定をぜひ委員長に御努力いただきたいと思います。
11月16日第146回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○大渕絹子君 清水長官、中山大臣には御就任本当におめでとうございます。また、今の大変な時代ですので大変御苦労もあろうかと思いますが、どうぞ頑張っていただきたいと思います。政務次官の皆さんもどうぞ大臣を補佐して頑張っていただきたいと思います。  社民党の大渕絹子でございます。 ...全文を見る
○大渕絹子君 建設省におかれましても、早急にそういう土木コンクリート構造物耐久性検討委員会というようなものを立ち上げて取り組みを進めているということでございますが、今大臣がおっしゃった欠陥の原因について、それは公共事業の施工計画でそういう安全計画というのが契約の中でなされるわけで...全文を見る
○大渕絹子君 過去において海砂が使われたりあるいはコールドジョイントが発生するような工事が行われてきたのは、この日本の経済発展をしていく状況の中でどういう状況があって起こってきたかということでさっきお聞きをしたんですけれども、ちょっとお答えが違うようなんですけれども、私自身はこう...全文を見る
○大渕絹子君 一九九三年の十二月、総務庁の行政監察では、この下請構造に対して、下請依存の現実を厳しく指摘し、現場管理の信頼の低下に激しく警鐘を鳴らしておられます。総務庁でもきちっと行政監察の中でそういう実態を認めて、こういうことがあってはならないということで警告をしているわけなん...全文を見る
○大渕絹子君 大手ゼネコンが受けて下請に落とすこの重層構造がこういう不正の工事が発生する原因なんですね。そうしますと、規模に合わせて適正な業者がその工事を請け負える仕組みをつくらなければ、この構造は消えてなくならないと思うんですね。ですから、大手ゼネコンでなければならない事業につ...全文を見る
○大渕絹子君 そうではなく、国や自治体や建設業の担い手の皆さん方ときちんと情報交換をして、既存の不適格建造物の洗い出しに全力を挙げてほしいというふうに思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○大渕絹子君 それから先ほど人心の荒廃ということを大臣はおっしゃいました。一部不徳の労働者によってそういうことが行われるんだということもおっしゃいました。  それで、ILOの九十四号条約の批准ということが私は求められると思うんですね。このILOの九十四号条約というのは、公契約に...全文を見る
○大渕絹子君 もう結構です。ありがとうございました。  済みません、時間が短くて。大臣に十分に発言していただかないで申しわけありません。  もう一点だけ最後に。今、地方における単独事業が四分の一以上未達成ということで新聞紙上をにぎわしていますけれども、なぜ地方の単独事業が達成...全文を見る
○大渕絹子君 まさに財政難によって目的が達せられない。その財政難を招いているのが国による直轄事業の増大ということを御存じでしょうか。  私は知事によく会うのですけれども、知事から、国が直轄事業をやればやるほど地方の単独事業はやれなくなるんだと。直轄事業でも県の負担というのは一〇...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  今度は清水長官に伺わさせていただきます。  先ほど来、同僚議員の質疑の中で長官は、COP6に向けて全力で対策に取り組んで目標を達成すべく努力をするというふうに述べられましたけれども、質疑の中で具体的にどういう形で法律を手直しし、削減計...全文を見る
○大渕絹子君 その御答弁ではマイナス六%削減というのは、これは不可能ですね。幾ら頑張られても実現しません。  排出権取引、吸収源というのは実際にどうなるかまだわからない問題ですし、原子力発電二十基建設をしなければ発電から出るCO2の削減はかなわないと計画にうたわれているんです。...全文を見る
12月07日第146回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕でございます。  まず、福井参考人にお伺いをいたします。  この定期借家権の導入を福井参考人は急ぐべきであるという御主張、推進論を展開されておるわけでございますけれども、なぜこの時期にこれだけまだ意見が対立している法案を導入しなければならないのか...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど同僚委員の脇先生から、自分の住宅を貸したかったけれどもなかなか困難であったというようなお話があったわけですけれども、今の借地借家法の第三十八条には期限付建物賃貸借の項目があり、ここはクリアをできるというふうに思うんです。持ち家を一定期間だけ貸したいと思う人たち...全文を見る
○大渕絹子君 住宅の情報誌などでは、期限付借家をやっている情報誌等々もあり、それを利用されている個人もたくさんあると聞いていまして、参考人がおっしゃるようなことばかりではないのではないかなというふうに思っています。  それではもう一つ、ついでに本郷参考人に。  この本の中に、...全文を見る
○大渕絹子君 きょうは参考人でおいでいただきましたので、ここの議論はちょっとやめて、続けたいのですけれども時間がなくて済みません。後でまたじっくり読ませていただきます。  甲斐参考人にお伺いをしたいと思います。  今回のこの改正案で、「民法第六百四条の規定は、建物の賃貸借につ...全文を見る
○大渕絹子君 原田参考人にお伺いをいたします。  きょうは、参考人の意見の中でこの定期借家権の推進をすることにさまざまな問題があるということを御指摘いただいて、私たちも考えていかなければならないところをたくさん御指摘いただいたわけでございます。  定期借家権の導入がグローバル...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。
○大渕絹子君 発議者にお伺いをいたします。  本来、借地借家法というのは、賃借人及び賃貸人に紛争が生じた場合にその権利調整の目安となるべきものであり、特に賃借人の保護の観点から築き上げられてきた、長い経過を経ながら法律がつくり上げられてきたというふうに思うのですけれども、今回の...全文を見る
○大渕絹子君 法律の方向性が変わってくるということを私は申し上げたわけでございます。  この法律の「目的」の中に「国民生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的とする。」というふうにうたわれていますね。これは定期借家権を導入することがそういうことにつながるということで読ませてい...全文を見る
○大渕絹子君 従来の借地借家法の改正によって今度のこの良質な住宅を普及させ、そして定着をさせていこうとする意図というのは、従来の借地借家法の方向意図とは違うのではないかということなんですけれども、そこはどうですか。
○大渕絹子君 附則によって当分の間それが守られるということは私も確認をしています。しかし、その当分の間がいつまでなのかということの保証はありません。  先ほど参考人質疑のときにも申し上げたんですけれども、貸す方から、家主さんの方から定期借家権にすれば次の家賃を一年間は前よりも一...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、今回の法改正によってどのような住宅が市場に出てくると思いますか。具体例を挙げて答えていただきたいと思います。
○大渕絹子君 既存のストックというのは、バブルのときにつくり過ぎて売れなくなっているマンションであるとかあるいは建て売り住宅で売れ残っているものであるとか、いわゆる金融業界や不動産業が債権として抱えているような住宅が非常に多いのじゃありませんか。そこがだっと市場に出てくるというふ...全文を見る
○大渕絹子君 ここは一番最初のところに戻るわけですけれども、従来の借地借家法はいわゆる住宅弱者、借りなければ住むことができない、暮らすことができない人たちの権利をどう守っていくかという立て方で立てられているんですよ。その法律に今、保岡さんがおっしゃるように市場の原理や家主側の権利...全文を見る
○大渕絹子君 社会状況というのは刻々変わっておりまして、そのとき当事者間でお互いに納得をして決めたといたしましても、時代の変化によってその家賃が極めて高い状況になる場合もありましょうし、また安過ぎるという状況になる場合もあるでしょう。そういうときにはやっぱり今までのように、裁判所...全文を見る
○大渕絹子君 後に続けますので。
○大渕絹子君 建設大臣には、参加をいただいてありがとうございます。  まず、この民法の借地借家法の改正を建設大臣が主管となってこの委員会で質疑をすることというのは、大変私はおかしいと思うんですけれども、建設大臣はみずからが主管となってこの法案の審議をしなければならないことに対し...全文を見る
○大渕絹子君 建設大臣として、大変前向きにこの法案に取り組んでいかれる姿勢だというふうに私は認識をいたしました。  本法は、第一条から第四条まで優良な住宅の提供を図っていくべきことが条文化されているんですけれども、この法案をつくるときに建設省にはそれなりの具体的な御相談があって...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、この法案を受けての具体的な新規の住宅政策を述べてください。
○大渕絹子君 今、大臣が申したことは、今までの住宅建設計画の中にもきちんと盛り込まれてあることでございまして、何もこの法案ができたから新規にということでは全くないのでございまして、建設大臣としてはそうした住宅弱者向けの住宅状況を少しでも改善していくために努力をされてきています。歴...全文を見る
○大渕絹子君 国論が二分をされている問題でございまして、早急に結論を出すべきでないというふうに思うところでございます。  それでは、政務次官の方にお聞きをさせていただきたいと思います。公営住宅とか公団住宅というのがございますけれども、その入居をするときにいろいろな入居条件をクリ...全文を見る
○大渕絹子君 いえ、聞いたことだけに答えてください。
○大渕絹子君 そうしますと、建物の賃貸借契約というふうに受けとめてよろしいですよね、一般のものと一緒ということですから。  そうしますと、今、政務次官がちょっと触れましたけれども、今回のこの法律で「民法第六百四条の規定は、建物の賃貸借については、適用しない。」という一文が入って...全文を見る
○大渕絹子君 いえ、結構です。そうではなく、私は法文上のことを言っています。ここは大変大事なところです。発議者の方もちょっと聞いていてください。  公営住宅法や公社・公団住宅法の中には契約期間の定めはないのです。契約期間の定めがないものについては民法の六百四条の規定で今までは対...全文を見る
○大渕絹子君 事例があるないということではなく、民法上あるいは今までの通例上は、何か起こったときにはそれが適用されるということが民法の総論、これは公営住宅の管理の総論のところで定められているんですね。  ですから、もしこの法律が施行されるとすれば、当然公営住宅法や公社・公団法の...全文を見る
○大渕絹子君 これは特措法で、あらゆる法律の上を行く法律なんですね。この法律で、「民法第六百四条の規定は、建物の賃貸借については、適用しない。」と切っているんです。そうしますと、今までの通例の中で公団とかあるいは公営住宅についてはこれを適用することになっていて、その期間については...全文を見る
○大渕絹子君 実際にどうなっているかという問題ではないのですね。法体系上の問題を言っているんです。今まで公営住宅に関しては民法六百四条の適用によって事が起こったときにはその適用があるんですよということで処理をされてきた、公社・公団についても。具体例があったかどうかはわかりませんよ...全文を見る
○大渕絹子君 これは私の解釈じゃないんです。法解釈をしている皆さんが言っているんです。  公営住宅法に規定のない場合は借家法及び民法が適用されるものと解する、こうなっているわけですから、民法を外してしまったら適用するものが何もなくなっちゃうので、これは欠陥ですよ。出し直していた...全文を見る
○大渕絹子君 建物の賃貸借全体について民法の規制を切るということでしょう。そして、建物の賃貸借について、公営住宅や公団住宅は民法の規制を取ると、こうなっている。この法体系の中で、この特措法によって建物の賃貸借に限っては民法六百四条は削除するという一項が入ってしまっては、今までの法...全文を見る
○大渕絹子君 時間だからやめます。
○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法案に対する反対討論を行います。  討論を行うに際し、まず本法案は、借地借家法の改正による定期借家制度導入が主目的であるにもかかわらず、良質な賃貸住宅等の供給の促進という大義名分のも...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十一年度補正予算に対し、反対の立場から討論を行います。  自自公連立政権が発足をして二カ月、この間、西村防衛政務次官の辞任に始まり、企業・団体献金や介護保険問題をめぐる政府と三党間の混乱など、この政権の抱える矛盾が吹き出し...全文を見る