大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○大渕絹子君 建設大臣は所信の中で、景気回復と経済新生に向けた取り組みとして、「最重要課題は、我が国経済を本格的な回復軌道に乗せるとともに、日本経済を新生させる発展基盤を築くことであります。このため、公共投資や住宅投資により引き続き景気を下支えしつつ、真に必要な分野に戦略的、重点...全文を見る
○大渕絹子君 今の大臣の御答弁は、裏返して言えば景気の下支えをする公共事業をずっと永遠にやり続けなければ下支えができないということに結びついていくんじゃないでしょうか。  昨年の第二次補正予算の新経済対策がまだ効力を発しなかったためにこの十月から十二月期がマイナスに転じたという...全文を見る
○大渕絹子君 建設大臣としては至極当然な答弁なのかもしれませんけれども、ちょうどことしは二十世紀最後の年、二〇〇〇年でございます。今世紀に行われてきた公共投資、特にハード面で実現をしてきた多くの公共事業を検証する必要があるのかなというふうに思っています。  二十一世紀後半に至っ...全文を見る
○大渕絹子君 大臣が二十世紀で評価されるものに道路を選んだのは非常に懸命だと思います。  この間に私たちが行ってきた公共投資の中で最も二十一世紀に大きな負荷を与えるであろう老朽化をした原子力発電所、あるいは貯水能力を失ってしまった巨大なダム、河川の生態系を破壊する河口堰、侵食が...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  本当に開発のために自然破壊を続けてきた二十世紀から自然再生を図る新しい世紀へと、国土交通省にかけられた期待というのはそういうことだろうというふうに思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  さっき河口堰の話をいたしましたけれ...全文を見る
○大渕絹子君 そういうことを聞いたわけではなくて、五年後に見直さなければならない、見直すべきだと言ったその大臣の言葉をうまく受けとめていただきたいと私は思っています。フルプランももう失敗だったことは明らかになっておりますので、そこはきちっと下方修正しなきゃならなかったじゃないです...全文を見る
○大渕絹子君 危険な状態でないなどと言っていていいんでしょうか。運輸大臣いらっしゃいますけれども、運輸省はもう的確に危険に対して対処をされているわけですね。建設省としても、地下構造物等々、あるいは構造物が上にあるのは割合と大丈夫らしいですけれども、そういういろんな視点で見ていかな...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○大渕絹子君 自治省では、一九九七年度の公共事業に投じた総額の概要というのを発表いたしました。その中で、総額は四十五兆八千三百七十九億円。そして、その中でも、事業主体が国であるものが九兆八千六百三十億円、都道府県が十五兆九千四百十一億円、市町村が二十兆三百三十八億円ということで、...全文を見る
○大渕絹子君 ぜひそういう観点で地方分権の推進、それから省庁再編成の意義、それからできるだけ財源も含めて地方の思うような公共投資ができるような形で御指導をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。  その同じ概要の中で、投資額を都道府県別に見ると、最も多...全文を見る
○大渕絹子君 その島根県の前はどこの県だったでしょうか、わかりますでしょうか。
○大渕絹子君 いいえ、違います。島根県が十年連続ということですけれども、その十年前は山梨とか新潟とかだったのではないかなというふうに思いましてお聞きをしたのですけれども、もう時間がないので、次の質問に移らせていただきます。  こういう象徴的な予算配分ができるだけ行われないように...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
03月16日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○大渕絹子君 きょうは朝からお伺いをしておりまして、地球温暖化の問題も何人かの委員が発言をされておりましたけれども、環境庁から明快な具体的な政策というのが私には聞こえてこないというふうに思っておりまして、原発の開発が非常に大変ということで、二十一基を建設して温暖化防止対策にすると...全文を見る
○大渕絹子君 それでは今までの答弁と同じですよね。  森林・林業・林産業と地球温暖化に対する検討会みたいなものを林野庁が検討しているということで、それはそこに任せる、あるいはまたエネルギー庁が決めるエネルギー政策を後追いするというような形では絶対に環境庁がこの温暖化の問題につい...全文を見る
○大渕絹子君 とにかくほかの省庁任せにしなくて、予算は幾らももらえないわけですから、せめて声ぐらい大きく張り上げて各省庁にびしっと言わないといけませんね。  そうでなかったら、環境省にしていく、私たちは環境庁を環境省に格上げすることに随分努力をしてきたんですけれども、この環境庁...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、買い取り以外にどういう方法がありますか。
○大渕絹子君 厚生省に聞きますけれども、現行法の中で、この問題になっている施設に対して何らかの措置はできないのですか。
○大渕絹子君 問題が生じればということではもう遅いんじゃないですかね。公害調停で、健康被害に及ぶおそれがあることで大幅に路線の変更が実現をされたりしていますね、こういう決定がされたりしていますね。  こういう時代だから、健康被害が住民に及ぶという状況が予測されるような場合でも、...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、国内法にのっとった正規の産業廃棄物処理施設であるから、米軍がどんなことを言っても、日本国民と同じ状況の中で住んでいただきますということを言えるんですか。
○大渕絹子君 質問の趣旨が違います。  米軍がこれを撤去してほしいという申し入れをしているわけでしょう、実際に。だから、防衛庁長官が視察に訪れて、ああこれは大変だな、撤去もしなきゃ、買い取りもしなきゃならぬかなとつぶやいたわけでしょう。だから、言っていないと言ったって、あなた、...全文を見る
○大渕絹子君 防衛庁長官が言ったことで厚生省にこれ以上聞いても、恐らく今のところからは出てこないだろうというふうに思います。  そこで、環境庁長官、この問題に対して環境庁長官はどういうふうに対処をしていかれるつもりですか。
○大渕絹子君 今度話題を変えますけれども、先ほどもちょっと触れましたけれども、環境省になるための準備としてどのようなことが今行われているんでしょうか。
○大渕絹子君 事業官庁、いわゆる建設省とか通産省とか農水省とか運輸省とか、ここは農水省だけは別にして、それぞれまた再編成で建設、運輸が一緒になるわけですけれども、そういう事業官庁の環境部門というのは今大変たくさんのスタッフも擁して、それから施策づくりもしているわけですけれども、そ...全文を見る
○大渕絹子君 できるだけそういうところを整理して、環境省にできるだけたくさんの権限を付与できるような形をとらないとだめだというふうに思います。  循環型社会基本法なる法案、名前は違うのかもしれませんけれども、そういうものを準備しているというふうに聞いておりますけれども、この法案...全文を見る
○大渕絹子君 環境基本法が環境省のこれからの基本法、憲法みたいなものになるというふうに思うんです。その環境基本法にもう少し実効性あるものをきちっとはめ込んでいくことと、新しい循環法というのをつくるのであれば、その法の中に事業官庁をきちっと統括できる、実効性ある権限が持てるような形...全文を見る
○大渕絹子君 ずっと協力してきています。国会へ来てから環境庁の応援団として随分と頑張ってきたつもりですけれども、せっかく環境省になっていくのにまだ人員体制も不足ですし、法案も非常に弱いし、権限も持たないし、金ももらえないし、これではなかなか難しいなというふうに思いながら、しかし日...全文を見る
○大渕絹子君 そこが私がさっきから言っているところの問題なんです。まさに環境調査は環境庁の仕事なんです。そして、その調査結果において問題があるならば、建設省に対してはっきりと物を言っていくという立場が私は環境庁に求められるんじゃないかというふうに思いますけれども、時間ですので、や...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○大渕絹子君 まず、農住利子補給法と宅地化促進法についてお伺いをしていきたいと思います。  この両法案とも、都市部の市街化地域にあります農地の宅地化をどう促進していくかという観点でつくられてきましたけれども、その時代背景の中には、折からの米の輸入自由化等々の方向性を目指しながら...全文を見る
○大渕絹子君 そこで、大企業が農業に進出をするという傾向があるというふうに思うのですけれども、その通勤型農業を目指している大企業の進出も私は大きくなっていると思います。今の経済不況と相まって、農業に転職をしていかれる人たちも大変ふえてきておるのではないかと思いますけれども、企業の...全文を見る
○大渕絹子君 そうした傾向は都市農業を圧迫しているというふうに思うわけですけれども、農業を専業でやる者と企業によって行われる農業の両立というようなものをどう図るんですか、それでは。
○大渕絹子君 今、農業振興地域とそれから生産緑地、あるいは市街化区域に宅地化を目指す方向と分類をされていますけれども、その線引きの変更等々を求める地域というのは増加傾向にあるのでしょうか。  例えば、農業振興地域から市街化区域への変更を求めるというようなことは多々ございますでし...全文を見る
○大渕絹子君 具体例の中で、いわゆる商業地化の申請をする、農業振興地域であったものを商業や流通のために開発をする申請をして許可される部分と、それから同じような申請をしたけれども却下される部分というのがあるというふうに報道などでは見ているわけですけれども、その線引き、今おっしゃった...全文を見る
○大渕絹子君 農水省では、今回のこの二法の期間延長についてどんな議論がなされてきたのかをお聞きしたいというふうに思うのです。  私は、農地を宅地化していくという時代の要求があってこういう法案ができてきたことは認めますけれども、しかし三十年たって、これから先もなおかつ市街化地域の...全文を見る
○大渕絹子君 いずれにしても、都心、いわゆる市街化地域においても農業を続けていきたいと願う人たちのそういう希望はきちんと達成ができますように農水省としては見張っていく必要があると思いますので、しっかりお願いをしたいと思います。  それでは、住宅局長にお伺いをいたしますけれども、...全文を見る
○大渕絹子君 済みません。ちょっと質問通告をしていないんですけれども、農協資金の活用ということも盛り込まれていますね、この法案をつくるときに。  それで、その農協資金を活用するのはいいのですけれども、この農住利子法の適用を受けた住宅については、当初十年間は同じように民営賃貸用特...全文を見る
○大渕絹子君 ですから、農地を持っていらっしゃる人たちが有利なためではなく、農協とかあるいは農地所有者に金を貸す金融機関に国が一・七五ずつ利子を払っていくという仕組みなんですね、この仕組み自身は。だから、農業者自身、土地所有者自身はこれを選ぼうが特定優良賃貸住宅の方を選ぼうが、そ...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、国土調査促進特措法について、もう時間も余りないのでお願いをしたところを少しはしょらせていただきます。午前中の質疑の中で、おくれてきた原因であるとかあるいはこれから先どうやったら促進させていかれるのかという具体的な質問等々も行われてまいりました。私は、政務次...全文を見る
○大渕絹子君 そうすると、単純計算で一キロ当たりお幾らになりますか。一平方キロメートル当たりの費用、対費用は幾らになりましたか。
○大渕絹子君 実績で計算すると八百二十万円なんですね、実質的には。そういう計算の中で政務次官が予算が足りないと言っているのかなと思うんですけれども。一平方メートルですると八万二千円でしょうか、こういう金額になるんですけれども、一メーター四方ですね、それにそれだけの金を投じているの...全文を見る
○大渕絹子君 ですから、この予算が私は必ずしも少ない予算とは思えません。ですから、限られた財源の中でどうその効率を上げていくかというのは本当にそこに携わる人たちの知恵というのが必要になってくるだろうと思いますので、ぜひ午前中にも質疑の中でどんなPRの仕方をするのか、職員の教育はど...全文を見る
03月22日第147回国会 参議院 本会議 第8号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、狩野安国民福祉委員長解任決議案に賛成の立場から討論を行います。  狩野委員長は、昨日午後五時五十五分、職権によって国民福祉委員会を再開し、野党理事や委員が激しく抗議する中、山崎理事の動議を一方的に取り上げ、騒然としてだれの声も聞...全文を見る
03月28日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○大渕絹子君 きょうの明日香村の法律の審議に合わせるかのように、きょうの新聞は各紙とも一面でホケノ山古墳の発掘についての報告がなされております。非常に貴重な遺跡がまた明らかになってきたということで私自身も重大な関心を持っているわけですけれども、この新聞の切り抜き等々を読みながら、...全文を見る
○大渕絹子君 それで、遺跡の中でも特に天皇の墓は陵と言われて、そして皇室にかかわるところは墓と言われて、陵墓の土地については非常に期待がされる。調査をしていけば日本の歴史について明らかにされる部分というのがたくさんあるというふうに思われているにもかかわらず、それが国有財産でありな...全文を見る
○大渕絹子君 事務方の方に答えていただいてからと思ったんですけれども、ありがとうございました。  それで、そういう皇室の管理の中に置かれてきたと言われる陵墓なんですけれども、陵墓であったのにその管理下から外されて参考地になったけれども、あけてみたらやっぱり陵墓であったというよう...全文を見る
○大渕絹子君 江戸時代の学識経験者が決めたことと、現在のまた過去をさかのぼって調査がされてきて新たな認識の中で確認をされたことというのは非常に多いと思うのです。そうすると、このホケノ山遺跡というのはこれは陵墓ではないのですね。
○大渕絹子君 というように、陵墓というのが本当に天皇の墓であったのかそうでないのかということが極めてあいまいな認定の中で今も管理がされているということは、非常に私は日本の文化財にとって不幸なことだと思うんです。  さっきの見瀬丸山古墳ですけれども、当時は参考地として指定してあっ...全文を見る
○大渕絹子君 世界でも歴史、世界の成り立ちなどについて、お互いに情報交換をしながらそれぞれの歴史を共有するということが盛んに行われています。  例えば、エジプトのピラミッドも、これは王の墓でありますけれども、中がきちんと調査をされて公開をされるというようなこともありますし、中国...全文を見る
○大渕絹子君 宮内庁の方にもしかと申し上げておきたいと思います。  皇室の過去の歴史について、それはどんな事実が出てきたとしても、私たち日本国民はそれは歴史上の事実として受け入れていくということは絶対にできるんです。ですから、仮に史実と違う形で言い伝えられてきたというようなこと...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、このくらいにして、万葉ミュージアムの建設の是非とか、あるいは出土された石造物の扱いについてとか、あるいは明日香で起こっている問題等々については同僚委員の質疑の中で明らかにされましたので、取り下げていただきたいというふうに思っております。  ただ、一点だけ...全文を見る
○大渕絹子君 そんな答弁をしていただきたくてきょうおいでいただいたわけじゃないんですね。今、実際に困っていらっしゃる人たちがいらっしゃるので何らかの手当てが必要じゃないかということで私は意見を申し上げておるので、現行がそうなっていることは十分承知をして言っておりますので、ぜひ御配...全文を見る
○大渕絹子君 それでは青木官房長官、小渕総理にこういう質疑があったということをぜひお伝えいただいて、十二年前にあなたがそう言っておるのでどうですかということをぜひ閣議の場所ででもあるいは官邸ででも親しくお話し合いをなさって、今のこの時期、世界的に女性の台頭著しい、そして平等社会を...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
03月30日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第8号
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○大渕絹子君 港湾法の改正に当たりまして、質問をしていきたいというふうに思っております。  先般、大臣もシンガポール港を見てきたということを衆議院の委員会で御答弁なさっていますけれども、私もシンガポールの港をあの小高い丘の上から、一望できるところがあるんですけれども、そこから眺...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、港湾の荷物の取扱量が減少しているというのは、どの数字を指して言われておりますか。
○大渕絹子君 物流の取扱量は横ばいで推移してきておりますよね。この十年間ほとんど変わらない、取扱量については違わないと思います。そうしますと、日本というのは高度経済成長時代から今は安定の時代に入ってきたというふうにとらえるべきであると思うんです。日本の地位といたしましては、アジア...全文を見る
○大渕絹子君 私はもう要らないなどとは思っておりません。  日本は海洋国ですので、これから先も外国との交易によって生活を成り立たせていかなければならない国だということは十分承知をしております。しかし、安定した経済成長の中で、今の港の設備を少しずつ維持管理をきちっとしながら大型船...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、将来そういうことになるという根拠を私は聞きたい。  なぜかというと、これはレクのときに政務次官にということで振った質問なんですけれども、これからますます情報化の社会になっていきます。物流という物を交換する時代から情報が空中を飛び交っての情報化時代。それか...全文を見る
○大渕絹子君 十五メートルの港湾は必要です。でも、日本にもちゃんとあります。現在使われているんです。  それで、今政務次官は九九・八%、エネルギーと食料品というふうに言いました。私もそう思います。  だから、エネルギー政策は変わってきます、これから絶対に。そうしますと、自分の...全文を見る
○大渕絹子君 言っているんです。新潟だから。
○大渕絹子君 港の整備の中の一つに先ほどから料金の問題が出ておりますけれども、四十フィートコンテナ一個当たりの港湾諸料金というのが、日本の港が一番高いというふうな資料になっております。これらの改善も必要になってくるのではないかなというふうに思いますけれども、これについてはどのよう...全文を見る
○大渕絹子君 財源の問題についてお伺いをいたします。  収入、いわゆる港湾収入から経費を差し引くと多少の利益、粗利益というのは見えているわけですけれども、そういう状況の中で、この間ずっと毎年毎年この港湾の維持管理に一般会計から多額のお金が投入されているんです。粗利益はちゃんと上...全文を見る
○大渕絹子君 納得できません。  運輸省、だって、これはあれでしょう、収入から経常経費を差し引いたのが粗利益ということですから、利益が上がっているにもかかわらず一般財源を、毎年毎年多額のお金を入れていかなきゃならないというこの仕組みを変えていかない限り、港湾を産業として一本立ち...全文を見る
○大渕絹子君 それもちょっとおかしいのね。  マリーナを整備していくと言うんだけれども、マリーナの建設を取りやめたところがこの資料だと物すごいじゃないですか。五十万隻ものプレジャーボートがあって、こういう船が停泊する場所がないから、これをつくらなければならない計画で恐らく進んで...全文を見る
○大渕絹子君 徹底的に不法の停留がなくなるための管理が必要だと思います。  河川も海上も、それから港湾も、全部国費で管理がされているわけですよね。多額のお金を費やしながら安定に自然が回っていくように管理されています。そこを利用してレジャーを楽しむ人たちにもそれだけの負担をしてい...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。     ─────────────
04月03日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○大渕絹子君 少子化対策に対する質疑が続けられているわけでございますけれども、少子化の要因として未婚率の上昇ということが第一番に挙げられているわけですけれども、結婚適齢期の未婚男女の比率についてお答えいただきたいと思います。
○大渕絹子君 その数字を見るだけでも男性が結婚しにくい社会状況になっているということも事実でございますけれども、それと同時に、結婚をしたくてもできない人と結婚を最初から選ばない人というものの区別というのがあると思います。結婚を求めない選択をしている男女の比、パーセンテージというの...全文を見る
○大渕絹子君 男性で八・九%、女性で五・一%という数字が挙げられていますけれども、この男性の八・九%の人の中には必ずしも結婚をしたくないということだけではなく結婚したくてもできないという状況に置かれている人たちが非常に多いのではないかなというふうに思うのです。  私は新潟県の中...全文を見る
○大渕絹子君 あってもいいということでございますが、それに対してどんな助成をしていかれるかというようなことはまだきっと具体的に話し合いになっておらないというふうに思うのですけれども、こういうシステム化がもうされているということを御存じでしょうか。例えば韓国とか中国とかあるいはフィ...全文を見る
○大渕絹子君 大変悪徳な仲介業者がおりまして、結婚約束金といいますか、日本でいう結納金なんですけれども、それを納めて、手続も全部済ませてそして日本に連れてくる、そして三カ月くらいで離婚の手続をしてまた帰ってしまうというような事例もないわけではないことを私もよく承知をしています。で...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、厚生省にお伺いをいたします。  現在、三歳に満たない幼児が入所をするときに未満児扱いとして保育料が非常に高い設定になっております。ところが、その子が三歳になった時期を選んで入所をさせると三歳児と同じ扱いが受けられるシステムになっていますけれども、私自身は...全文を見る
○大渕絹子君 そんなことを言っていらっしゃるから、子供を持とうとしない理由のトップがお金がかかるということになるわけでしょう。  それでは、二歳児で、未満児で入所をして、誕生日前に一度退所をして、そして新たに三歳児として翌日申請したら三歳児の保育料になりますか。
○大渕絹子君 保育料の軽減というのはこれからも大きな課題になってきますし、実際に三歳になった時点で入所をすれば三歳児の保育料で預かるというシステムになっているわけですから、これは未満児で入所をしている子供たちも三歳になった時点で三歳児の扱いの保育料ということで私は何の問題もない。...全文を見る
○大渕絹子君 もう一点、子供を産むときに一番費用が心配になるのが出産費用の問題です。  妊娠をしますと女性はすぐに、ああ九カ月後には五十万円ぐらい必要だなということになります。その出産費用の用意ができないときにどういう状況が起こるかということはもうおわかりのとおりというふうに思...全文を見る
○大渕絹子君 ぜひ検討してください。  出産したときに、退院時に払わなくてもいいというシステムになれば、恐らく出産を選ぶ女性は非常に多くなってくると私は思うわけでございますので、ぜひよろしくお願いを申し上げます。  最後に、児童の虐待防止についてなんですけれども、もう時間があ...全文を見る
○大渕絹子君 済みません、もう一言。  今までやってきたのでは防げていないわけね、どんどん虐待もふえているわけですから、もう少しショッキングなやり方をとるのも一つの方法だと思いますので、検討していただきたいと思います。  終わります。
04月04日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○大渕絹子君 連日、大臣におかれましては有珠山の問題に取り組まれておりまして、大変御苦労さまでございます。  私は、連日テレビの避難場所の映像を見まして、経済大国日本においても、何か災害が起こって避難というと、いつも学校の体育館であったり町の公民館であったりという、いわゆるプラ...全文を見る
○大渕絹子君 今後の果たすべき役割、任務についても期待をしておるという大臣の御答弁でございました。今度の改正案の中に公庫の解散に関する規定が追加をされたのは、私は今の答弁からすると、ここはどうして解散という言葉が条項に盛られなければならなかったのかなというふうに思うんですけれども...全文を見る
○大渕絹子君 並びということですけれども、大臣がおっしゃったように今後も住宅金融公庫の果たすべき役割が重大であるという認識であるならば、あえて今回の改正にここを盛る必要があったのかどうかというのも含めて私は指摘をしておきたいと思います。  これは、特にそのことは考えておらないけ...全文を見る
○大渕絹子君 その金額は資金調達の予定表を見ればわかるわけですけれども、その金額になった根拠を教えてください。
○大渕絹子君 政府保証の六千億円に金額はミスマッチ、いわゆる先ほど私が冒頭言いましたけれども、償還期間を繰り上げて償還する場合があったり金利の差が出たりということで損失と見込まれる金額を六千億円、これを公債を発行して補てんするという受けとめ方でよろしゅうございますか。
○大渕絹子君 平成十一年度と十二年度の資金構成の推移というところの表を見ますと、この六千五百億円を新たに公債発行して資金として調達するにもかかわらず、政府借入金等々の枠というのはそうそう変わっていないわけですね。  そういう中で、私自身は低金利においてキャッシュフローのミスマッ...全文を見る
○大渕絹子君 また後ほどにいたします。    〔委員長退席、理事市川一朗君着席〕  それでは、政府が会社その他の法人の債務について保証契約することは、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律の規定により原則禁止をされていますが、この公庫債券に政府保証をつけるのはなぜでしょ...全文を見る
○大渕絹子君 これから先どのくらいの期間を想定していますか。
○大渕絹子君 財投債を国債として発行して、その原資によって住宅に対しては政府借入金がこれからも続けていかれるということだというふうに思うんですけれども、平成十三年度はそうしますとこの資金調達の構成比というのはかなり大幅に変わってくる可能性はございますか。
○大渕絹子君 今は法案の改正ですし、八月になると予算編成が始まるわけですね。それで、今この時点で見通しが立たないというようなことであってはならないのではないですか。もう少しきちんとした見通しの中で、法改正を行う現時点において将来どういうことになっていくのかということを国民の前にき...全文を見る
○大渕絹子君 公庫はできるだけ政府からの借入金で運営していきたいというふうに思うでしょうけれども、政府側がこの法案を出してくる過程の中では、民間金融機関、市場とのバランスをとりながらということを前面に出し、できるだけ公庫は縮減化していく方向というのを出そうとしているのではないかと...全文を見る
○大渕絹子君 その金額が年々増大をしていく懸念もありますので、あえて質問をさせていただきました。  信託会社に貸付債権を信託し、その信託した受益権を譲渡することができるというシステムになりますけれども、そのようにして資金調達を行うメリットは何なのかということを公庫にお聞きしたい...全文を見る
○大渕絹子君 その仲立ちというか、債務者から資金を回収する役割を公庫が担うわけですね。しかし、もうけは全部投資家の方に行くわけで、その調達コストは物すごくかかってきて、公庫に負担がかかるシステムだと思うんです。ですから、これは当分の間採用しないんでしょう。使わないわけでしょう、こ...全文を見る
○大渕絹子君 住宅ローンを組んでいる消費者、いわゆる国民の側がその担当者になるわけですね、この債権の場合は。直接の取引の相手というか公庫は間に入りますけれども、そういう中でちょっと懸念があるのではないかというふうに思うんです。当分は採用しないということですから仕方がないかなという...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。     ─────────────
04月20日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○大渕絹子君 今回の河川法改正によって、町づくりの主体であります住民に最も身近な自治体であります市町村が河川管理に参加できるようになるのは、地方分権の精神からも大変望ましい方向だと思います。従来は、昭和六十二年の改正によって一級河川の都道府県管理区間及び二級河川に限られておりまし...全文を見る
○大渕絹子君 具体的に市町村の負担に係る費用はどのぐらいになりますか、総工事費の。
○大渕絹子君 自治省に尋ねますけれども、今回の河川法の改正によって市町村が負担をすることになるこの三分の一の費用についてどのような手当てがなされますか、具体的にお願いいたします。
○大渕絹子君 パーセントも同じでございますか。
○大渕絹子君 そうしますと、従来、直轄工事区間においては市町村は一切、今回市町村で行う河川工事の例ということで挙げられておりますこうした側帯とか水防拠点等の整備とかあるいはこういう樹林帯などにおいても、市町村が要望をして直轄事業として行った場合には負担はゼロだったわけですね、従来...全文を見る
○大渕絹子君 八〇%にいたしましても、国が総費用の五分の三、そして県は三分の一、そして市町村は全体の十五分の一を負担しなければなりません。  八割計算で今ざっと手元で計算させていただきましたけれども、十五分の一を市町村が負担するという構図になりますので、従来の直轄事業の工事より...全文を見る
○大渕絹子君 本年一月、河川審議会の答申で「川における伝統技術の活用はいかにあるべきか」というようなことで、先ほどから御質疑が続いておるわけでございますけれども、「けんせつほくりく」の四月号というのが手元に届きました。そして、ぱらぱらとめくっておりましたら、「先人に学ぶ」というコ...全文を見る
○大渕絹子君 それは当然です。その地域に合ったもので、こういうものでもまだ守れているという実態があるということを私は知りたいと思ったわけでございます。  先ほど来、吉野川第十堰も伝統的な工法の一つというふうに私たちは思っているんですけれども、第十堰の問題も、そういう治水のやり方...全文を見る
○大渕絹子君 そのうち、今回の泥流で埋まってしまってもう使えないものは大体何分の一ぐらいになるのでしょうか。
○大渕絹子君 その百万立米がもう既に噴火されているという状況の中で、計画が五十何万立米ということですので、今回の噴火によってもうそれをはるかに超えるものが出ているので、その計画自体が非常に見通しが甘いと言わざるを得ない。こういう災害は予想ができないことですので、これを指摘するのは...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、ドイツではわざと洪水を発生させて、そしてその洪水によって被害を受けたところはもう人が住まないということで、そういうところに住んでいる人には国が金を出して新たに安全なところに移っていただくという政策をやっているんですね。  今この地図を見ますと、青いところは今...全文を見る
○大渕絹子君 砂防ダムに二百七十八億円も使うわけですから、そのお金が使えれば十分にもっと暮らしやすい場所が確保できるかなというふうに思っています。  水質の汚染の問題は大勢の方が取り上げましたのであえてやめますけれども、河川の底質にあるダイオキシンとかあるいは環境ホルモンの除去...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第13号
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○大渕絹子君 御苦労さまでございます。  環境庁にお伺いをいたしますけれども、今回のこの悪臭防止法をつくるのに中央環境審議会の答申を得て政策決定をしてきたというふうに思うわけですけれども、その中環審の答申の位置づけについてお伺いをしたいと思います。
○大渕絹子君 答申を踏まえてつくられた法案にしては、大変中身が不十分であるというふうに思います。  答申の内容の中の第一番目に、事業者の責務の規定の新設、二番目に野外焼却に係る禁止規定の強化、それから事故時の措置の強化、臭気指数測定体制の充実強化に関する規定の整備等、所要の措置...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど岩佐委員の質疑の中でも、規制地域と規制地域外ということで対応が違ってくるという御答弁がありましたけれども、悪臭というのは国民全体が同じに感ずるものだというふうに思いますので、地域を指定していることそのものを、この法案のそこのところが改正をしなければならない点だ...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、悪臭はどこから発生しますか。
○大渕絹子君 自然の中で発生するのは悪臭とは言わないんじゃないんですか。花のにおい、土のにおい、あるいは海のにおい、これは人間にとってそんなに悪臭と言えるものでない、むしろ心地よいものだというふうに思っております。  人間の生活の中から、あるいは暮らすことによって発生する原因で...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、事業者の責務規定について、これからも改定をしていく、検討されるという御答弁をしていただけますか。
○大渕絹子君 平成十年度の苦情件数は二万九十二件、平成九年度よりも五千五百三十八件ふえていると言われています。これは、野外焼却に係る苦情が大変増加をしている。ちなみに、平成九年度の野外焼却に係る苦情は千四件、平成十年度は五千八百八十一件と急増しているわけです。  この答申にも、...全文を見る
○大渕絹子君 廃掃法の改正で適用ができるということですけれども、先ほどの同僚委員の御指摘にもありましたけれども、有価物に対しては、廃棄物でないと言い張られたときに本当に廃掃法の適用が可能でございますか。
○大渕絹子君 野焼き、実際に火をつけて焼いたということになればそういうことになりますけれども、自然発火という状況が起こってきたときに、ここはなかなか今の法律では規制ができない状況です。だから、せめてこの悪臭防止法の中でそこの部分の規制をしっかりと入り込まないとこの苦情処理というの...全文を見る
○大渕絹子君 今回の悪臭防止法が、野外焼却に係る部分の規制強化が期待をされていたわけですけれども、見送られたということで非常に残念でございますが、見直し規定の期間にかかわりなく即刻変えていける準備をしていただきたいというふうに思います。  それでは、この悪臭に関連をして、先日N...全文を見る
○大渕絹子君 いや、どういうふうに対応したらこのにおいを消すことができると指導していらっしゃるのですか。何を使ったら。
○大渕絹子君 悪臭防止法の中で、硫化水素は悪臭の物質として決められていますね。それなのに、硫化水素が発生をしたときにその悪臭を防ぐためにどう対応するかという指導が環境庁からはなされていないんですか。
○大渕絹子君 この業者は、硫酸第一鉄を散布することによって硫化水素のにおいを消したということを言っているんです。その処置をした硫化第一鉄が化学反応を起こして硫化水素をさらに大量発生させていったということですから、この硫化水素のにおいを消すために行った処置が間違ったということなんで...全文を見る
○大渕絹子君 この調査委員会がほかの安定型の処分場もボーリング調査をしたところ、石こうボードが埋められている地域には基準値の何千倍でしょうか、とても想像もできないような高濃度の硫化水素が存在をしているというふうに指摘されています。  そうしますと、今の量が全国の処理場に埋設をさ...全文を見る
○大渕絹子君 最後に。  発生してから措置をされてもだめなんです。吸った瞬間に死んじゃうんです。もう直ちに死んじゃうんですよ。ですから、発生をすることが予測されるところについては早急に対応をしないとやっぱり間に合わないと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○大渕絹子君 今回の都市計画法の改正は、今までの町づくり全体の見直しが必要という観点に立って改正が行われていると思いますけれども、これまでの都市計画制度そのものの評価も含めながら、今後の経済社会の動向も踏まえて都市政策をどのような方向に推進しようとしていくのか、まず大臣にお伺いを...全文を見る
○大渕絹子君 大臣がおっしゃったその方向を目指すには、まだまだ今のこの都市計画法ではだめなのではないかなという思いをしますけれども、これから少し、今まで現行の都市計画法で問題点と指摘をされていた部分について、このたびの改正ではどのようになっていくのかということを踏まえて質問してい...全文を見る
○大渕絹子君 国土交通省になる機会に関連する法律の整理統合を図り、わかりやすい土地利用計画が定められるようにすべきだということを私は強く主張しておきたいと思います。  法律を読みましても、本当に屋上屋、重なっているみたいなところもございまして非常にわかりづらい。これでは市町村の...全文を見る
○大渕絹子君 一昨年の改正のときにはもう全く骨抜きの状況になっていて、地方の都市が著しく変わってきている現状を踏まえての法改正だったんでしょう。私がさっき申し上げたような例示は九〇年代に入って嵐のごとく規制緩和だったんですね。アメリカからWTO違反じゃないかという指摘を受けたとき...全文を見る
○大渕絹子君 具体的にはどんなことをやってほしいという要請が多いのでしょうか。
○大渕絹子君 私の新潟県でもアーケードを新調して、とてもきれいな町並みをつくったという都市もあります。これはこれを活用させていただいたんだろうと思うんですね。私は大変うれしく思って、町がきれいになったなというふうに思うんですけれども、店を見るとシャッターが三軒に一軒ぐらいおりてい...全文を見る
○大渕絹子君 商店街が立ち直るのを待つことができるかどうかという極めてその瀬戸際のところに来ているというふうに思いますので、ぜひ総力を挙げて頑張っていただきたいと思います。    〔委員長退席、理事市川一朗君着席〕  そこで、建設省に聞きます。通産省の方、ありがとうございまし...全文を見る
○大渕絹子君 大臣にお尋ねします。  今お話しのように、これができれば何とかうまく回っていける。机上の空論なんですね。机上では確かにそうですよ、法律をつくって規制をかけていけば絶対につくれないと思っているけれども、現実にはもう全部できちゃっている。  私の住んでいる新潟県上越...全文を見る
○大渕絹子君 大臣のお力で、ぜひそういうことを全国に号令をかけてやっていただきたいというふうに思います。  問題点の三点目は、全国一律の開発許可基準が適用されるために地方自治体が独自の町づくりを非常にやりにくいということがあったわけですけれども、今回の改正ではどう改善をされます...全文を見る
○大渕絹子君 時間が来ましたのでやめますけれども、通告していた部分はまた次回に譲らせていただきたいと思います。
05月11日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第15号
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○大渕絹子君 四人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございました。大変有意義な御意見を聞かせていただいております。  まず、伊藤参考人にお伺いをいたします。  答申をつくられてこの法案の改正に大変大きな御尽力をされてきたというふうに思います。今また生々しく盛り込まれなかった...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  国会の怠慢を思い知らされまして、同僚議員と一緒に頑張らなきゃいけないなと思います。  野口参考人にお伺いをいたします。  都市プランナーとして、専門家としてのお立場からちょっとお聞きをいたしたいと思います。  私、新潟県なんですけ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  笹山参考人にお伺いいたします。  行政の立場で大変御努力をなさっておられているというふうに思いますが、区画整理事業なんかをやるときに地元の住民の皆さんから反対などが起こることがしばしばあるわけでございますけれども、住民の反対が起こった...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  片方参考人にお伺いをいたします。  高齢社会に突入をしておりまして、町づくり、高齢社会というものを支点にしながらつくっていかなければならない時代になってきたと思います。高齢社会それから循環社会を迎えるこれからの日本の社会、町づくりにつ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
○大渕絹子君 それでは、よろしくお願いいたします。  今まで、町づくりといいますと恐らく公共の福祉ということが優先をされてきましたので、個人の財産ということに対しては、そこが侵害されるよりも公共の福祉優先だというようなことで割り切られてきたと思います。  きょうの参考人質疑の...全文を見る
○大渕絹子君 今まではそれが立件をされ、それから判決の中でもそういう判決で推移してきたことは承知をしていますけれども、それはあくまでも線引きをすることによって今の既成市街地がよりよくなっていくことが前提にありますね。ところが、今は線引きが行われて、実際に中心街が空洞化してきて、発...全文を見る
○大渕絹子君 私は、建設大臣が被告になるのか知事にその被告席を譲ったのかと、こういうような改正になるんじゃないか、端的に言えばそういうふうに思っているんです。非常に多くの問題点がもう日本じゅうで噴出をしてくるだろうと思います、財産権に関与して、このままの形で推移をしていった場合に...全文を見る
○大渕絹子君 ほかの都道府県よりも強制的な措置がとられているということだと思います。強制的な措置がとられればとられるほど、財産権を保障した憲法二十九条からは遠くなっていくということになるだろうと思います。  そこは認めますね。
○大渕絹子君 法改正の必要な背景というのを前回のこの委員会のときにも皆質問されていたし、あなたは答えられていましたね。必要な時期が来ていて改正をする、そして以前のままだから問題ないというのはおかしいんです。  実際に、国民一人一人のそこに住まわっている人たちの価値観というのは非...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、現在、区域区分を定めている都市計画区域において地域区分を廃止した場合、従前、市街化調整区域に指定されていた区域は用途地域の指定のない区域になり、非常に乱開発のおそれがありますけれども、その防止策はどうなさるのか、具体的に述べてください。
○大渕絹子君 都市計画をするのに非常に住民参加ということが必要でございますが、住民の意思を統一していくためには、きょう参考人に来られました神戸市長さんは徹底的に情報公開、もう計画が始まったところから情報公開をして住民から理解を求めて、そして住民参加をしていただいて町づくりする以外...全文を見る
○大渕絹子君 現に起こっている問題について、どうしたらそれが住民の声をくみ上げることができるのかというふうに聞いたわけですけれども、それに答えてもらいたいと思います。
○大渕絹子君 同じ答えを聞いているわけでなくて、平成十年にそういうことが実際に起こっているわけですね。土地区画整理事業が起こって、その地域の住民の半分ぐらいがやっぱり納得できない、その計画は市がつくったわけですから、あなたが言うように市が条例をつくってやめさせるということにはなら...全文を見る
○大渕絹子君 建設省はそれを指導できますか。そういうことを市町村に指導できますか。
○大渕絹子君 大臣、今のを聞いていてわかりますか。私はよくわからない。  私は、具体的に例示をしながら、こういう問題でこじれてもうどうにもならない状況になっているときに、建設省は乗り出していける仕組みがこの法律にあるかどうかを、簡単にはそういうことです。それを聞いているんですけ...全文を見る
○大渕絹子君 住民参加の機会拡大を保障するために、法律による規定がぜひとも必要になるのではないかなというふうに思うのです。  先ほどの件なども、もう一度計画策定のところまで戻って、ボタンのかけ違いがあるのならもう一度最初からやり直させるぐらいの強制的なものがないとなかなかうまく...全文を見る
○大渕絹子君 今の大臣のお答えだと、昨日私が冒頭聞いたときに大臣がおっしゃったことと矛盾をしていますね。個人の住む価値というのは限りなく変わってきているというふうにおっしゃって、私も先ほど言いましたけれども、それぞれが住みたい場所は碁盤の目のように整備されたところに住みたいと思う...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
05月16日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第16号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方整備局の設置に関し承認を求めるの件について、反対討論を行います。  中央省庁再編に伴って建設省、運輸省、国土庁を統合する国土交通省によって、公共事業の大部...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第17号
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○大渕絹子君 よろしくお願いいたします。  本法律案を制定するに当たりまして、その大深度地下利用について安全性などさまざまな角度から調査研究がなされてきたと思いますけれども、どのようなことを積み上げてきて確認をしながらこの法律を出されてきたか、お答えいただきたいと思います。
○大渕絹子君 法案のできる前にもさまざまな、建設省もそうですが、通産省などでも大深度地下空間開発技術の研究開発などというものを行いながら、ジオドームですか、これを成功させたと。これは一九九七年に相模原市内で地下七十メートルに直径二十メーター、高さ十二・五メーターというミニドームの...全文を見る
○大渕絹子君 つくった目的は達成されたと言っていますけれども、私が聞いたところでは、メンテナンスの費用などがかかり過ぎてとてもその地下の空間を維持していくのが難しい、そういうために埋め戻しをせざるを得ないということでございます。  本来、大深度地下がそういうドームとかをつくるの...全文を見る
○大渕絹子君 言いましたように、今までの手続でこういうものは既につくれる状況ですね。だから、新たにこの法律がなぜ必要なのかというところになっていくんです。  それでは、今までの、鉄道とか道路なんかの場合にトンネルを掘る場合に、いろいろ言っているとわからなくなりますので、山の中を...全文を見る
○大渕絹子君 この法律では、使用権設定に伴う補償はどうなりますか。
○大渕絹子君 通常利用しない空間というのは、一体だれが決めるんですか。
○大渕絹子君 今現在は使用されない空間というふうに規定されるとしても、将来的にそれが利用されないという保証はないというふうに思いますけれども、その将来の利用権までも奪うことができるんですか。
○大渕絹子君 それでは、私たちは自分の土地造成などをするときに、土を買って埋め戻しをしながら造成するというようなことをよく行うわけですけれども、自分の所有の大深度の土を掘削いたしまして捨てられたということを、その土そのものが価値あるものだとしてその所有者が訴訟というか損害賠償など...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、トンネルなどを掘るときに、あるいは基盤整備などをするときに、土地を掘って、その土に対して補償した例はないのですか。あるでしょう。
○大渕絹子君 この法律では損失補償請求期限を一年ということにしてありますけれども、自分の土地の下を掘られているかどうかというのはよくわからないわけですね、その人たちにとっては。事前に全部の承諾を得るわけではないでしょう。  そうしますと、この一年では短いのではないかというふうに...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、地下の乱開発を防止するための措置はどうなっていますか。
○大渕絹子君 対象地域を三大都市圏に限ったのはなぜですか。
○大渕絹子君 都市と都市周辺部に利用が制限をされるその主な理由としては、都市の過密状態の解決を図るということ、それから景観や都市の役割を守るために地上と地下の使い分けを明確にするというようなこと、それから都市の災害から市民を守るというようなことが挙げられているわけですね。そして、...全文を見る
○大渕絹子君 さっき大臣は、この地下河川、環七の地下河川もそれから首都圏につくられる放水路も、洪水時、いわゆる災害、水害を防ぐために役立つものだというふうにおっしゃっていますね。そうすると、この地下河川が、今出口はないわけですので水がためられていきますね。  そうすると、常にあ...全文を見る
○大渕絹子君 そこを私は、費用がかかり過ぎるから悪いとか何とかと言っているわけではないんです。ほかの方法があるのではないかなというふうに思うので言っています、地下河川にしなくても。  新潟市も非常に天井川でございます。信濃川、阿賀野川がありまして、そして常に洪水の危険を持ってい...全文を見る
○大渕絹子君 これはこれは驚きでございます。この大深度地下を審査する担当官、大臣が知らないというか計画だけでわからないというようなことの答弁というのは全く腑に落ちません。  それは、きのうの通告のところで言わなかったですよ。言わなかったですけれども、実際には調査資料の中にはこう...全文を見る
○大渕絹子君 そういうお答えをするのであれば、当然、リニアモーターカーの都市圏に入ってくる利用についても同じ答弁をするんでしょう。    〔理事市川一朗君退席、委員長着席〕
○大渕絹子君 この法案をつくろうというきっかけは、リニアモーターカーをどうしたら都心に持ってこられるかということから始まっていることは皆周知の事実なんです。ですから、そういうことをきちっと踏まえながら答弁をしないとひどいことになってくるなというふうに思います。  それでは、時間...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。     ─────────────
05月19日第147回国会 参議院 本会議 第26号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、総理並びに関係大臣にお伺いいたします。  人類の発展の歴史は、地球環境の犠牲の上に築かれてきたと言えます。総理、あなたは環境庁が環境省になることをどのように受けとめておられ、何を期待していますか。  公害発生を機に設立された...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第18号
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○大渕絹子君 大臣、今の岩佐委員の質問なんですけれども、私も重ねて申し上げたいというふうに思います。  食品廃棄物の再資源化に安全性ということは最も大切なんです。ダイオキシンの暫定規制値というのを決めないで、漁獲や販売の制限も全くない、規制がない中で、これは通告していません、岩...全文を見る
○大渕絹子君 それでは大臣、この法律を出すに当たって、農水省として農林水産の生産物すべてにおいてダイオキシンに関する研究を強くやるということを今ここで約束していただけますか。
○大渕絹子君 それでは、頭に戻らせていただきます。  飽食の時代と言われています。食べ物を平気で捨てられるようになったのは一九七〇年代というふうに私は思っております。ダイエットやウオーキングなどをやらないと自分の健康維持ができない。食糧を金で自由に輸入ができるようになり、先ほど...全文を見る
○大渕絹子君 私は、即していないとは言わなくて、どういう位置関係にある法律かなということを位置づけていきたいというふうに思うんです。  この法律を見る限りにおいて、私は、廃掃法、いわゆる厚生省所管の廃棄物法が具体化をするためのより個別的な法律になっているというふうに思うんです、...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、事務方の人に聞きますけれども、大臣は発生抑制を図るというふうに、この法律によって図れるんだというふうに明快に答弁をされておりますけれども、資料によりますと、発生量は一般廃棄物で千六百万トン、このうち事業系が六百万トン、家庭系が一千万トン、それから産業廃棄物...全文を見る
○大渕絹子君 産業廃棄物のところの五年間で二〇%ということですね。それでよろしいんですか。
○大渕絹子君 普通、法案がつくられて新たな対策が示されるときには、せめて半分ぐらいは対処できるようにするという意気込みがないと私はなかなか実効が上がらないのではないかと思うのです。ずるずるとなし崩し的にちょっとずつ上がっていけばいいやというような感覚にしか思えないんです、五年間で...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、再資源化に取り組んでいる模範事例などがあれば示していただきたいと思います。
○大渕絹子君 普通、事例を言えといえば前の質問者が挙げた事例を言わないでしょう。本当に不見識ですね、そういう意味では。もう皆さん聞いていらっしゃるのだから、それ以外のものを挙げて説明するのが政府の役割というふうに思います。私もわからないで聞いているわけじゃありませんよ。資料をちゃ...全文を見る
○大渕絹子君 家庭から排出される食品廃棄物量が全体の五割を占めること、これが大変な問題であることは全委員が指摘をしているところですけれども、この発生抑制を図る必要がございます。  そこで、生ごみを粉砕して生活雑排水と一緒に流してしまうディスポーザーというのを使われている家庭があ...全文を見る
○大渕絹子君 これから進めるということで、今の建築基準法上とか、設置の許可制とかということは全く今導入されていないわけですよね。野放しの状況になっているということはやっぱり問題があるのではないかなというふうに思います。  今これから進めていくというふうにおっしゃいましたから、そ...全文を見る
○大渕絹子君 農水省は、このディスポーザーについて、食品再資源化という観点からどのように考えますか。
○大渕絹子君 下水の汚泥処理の問題がうまくいくと家庭のごみが本当に一点に集約されていくという観点からは非常にいい面もあるわけなんですけれども、その後の汚泥処理の問題、水質を悪化させる、あるいは全戸にまだ下水道の設備がされていないという状況の中からすると、やっぱり今の段階では極めて...全文を見る
○大渕絹子君 その特例なんですけれども、以前に取り上げたことがあるというふうに思うんですけれども、原発の取水口あるいは排水口に貝類が物すごくたくさんついて増殖するんですけれども、その貝を取り除いて有機肥料としてその施設に持ち込むというようなことがあるわけなんです。その場合、この貝...全文を見る
○大渕絹子君 食用に供されるものであるかどうかの判断を、その貝を見て判断することができますか。
○大渕絹子君 しかし、農水省はその貝も受け入れて肥料をつくることを全然規制しておりませんし、むしろ促進をすべき事項として構造改善局などでは進めておられるように聞いているわけです。だから、今度の規制緩和はこのことが可能になる法律ですよね。受け入れ側が拒否したらだめだったのが、今度は...全文を見る
○大渕絹子君 そういうふうにないようにはしていないんですよ、推進しているんですから。だから、やっぱり受け入れ側が拒否するものについては、この法律はあくまでも食品の残渣、生ごみを対象にしているんだということで確認をしていただきたいと思いますけれども、いいですか。
○大渕絹子君 終わります。
○大渕絹子君 最後になりまして大変質問が重なっておりますので、整理をしながら少し短目にやらせていただきたいなというふうに思っております。  九八年十月の解体・リサイクル制度研究会報告書では、建設産業は、全産業における資源利用量の五割を建設資材として利用している。建設廃棄物は、全...全文を見る
○大渕絹子君 解体廃棄物としてはコンクリート片とかあるいは木くず、金属くず、ガラスくず、陶磁器くず、プラスチック類などなどたくさんあるわけですけれども、この法案ではコンクリートと木材、そしてさらに道路などから出るアスファルト類だけに限られた法律になっておりますけれども、一番問題な...全文を見る
○大渕絹子君 大臣は本会議での私の質問に対して、熱回収については基本方針の中で明確化していくと答弁されておりますけれども、熱回収に付していく廃棄物の前提条件というのは厳しく決められなければならないと思っておりますけれども、それらについてどう規定をするつもりでしょうか。
○大渕絹子君 その廃棄物の有毒物の除去については同僚委員からるる質問がありましてお答えをいただきましたけれども、建設省が協賛して出していらっしゃる雑誌だったと思いますけれども、「木造住宅廃材のリサイクルへの試み」ということで、有害な防腐剤や防蟻剤が付着している木材でもチップ化をし...全文を見る
○大渕絹子君 「建設月報」の四月号。
○大渕絹子君 解体事業者の適格性あるいはまた石こうボードの取り扱いなどにつきましてもるる御質問が続いてまいりましたので、以上で私は終わらせていただきますけれども、この法律が本当に有効に機能をして、建設廃材の発生抑制、それから再資源化が進んでいきますように、そして循環型社会基本法と...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第19号
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○大渕絹子君 社民党の大渕絹子でございます。  四人の参考人の皆さんには、本当にありがとうございました。皆さんの貴重な御意見を聞いている最中にも理事会などが開催されて、退席をしなければならないという大変失礼をいたしまして申しわけなく思っております。聞けなかった部分につきましては...全文を見る
○大渕絹子君 中下参考人にお伺いいたします。  日ごろから大変環境問題に対しまして御提言をいただいておりまして、今回の法案につきましても御意見として集約されて、わかりやすく私たち国会議員に御提示いただいておりますことを感謝申し上げ、当委員会の質疑にも使わせていただいておりますこ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  もう一つ中下参考人にお伺いしたいと思います。  国民的合意を図っていくシステムづくりというのが大変求められていますけれども、中環審を第三者機関として活用されていくという方向は私は一つあっていいと思いますけれども、そのほかにも国民合意と...全文を見る
○大渕絹子君 青山参考人にお伺いをいたします。  きのうから、新聞等々でも日の出町の産業廃棄物の強制執行についての問題が出ておりますけれども、この強制執行の要請に対して東京都がどうお答えを出すのかというのは極めて難しいでしょうけれども、こうした形で一廃の用地を収用しなければなら...全文を見る
○大渕絹子君 大変難しい問題だと思います。ありがとうございました。  もう一点、経済的措置で環境税導入というようなことが国会でも取りざたをされていますけれども、青山参考人は、その点、経済的措置の観点からの効力について、少し短目に、どうでしょうか。
○大渕絹子君 本谷参考人にお伺いをいたします。  きょうの参考人の意見を聞いておりまして大変納得をしたわけですけれども、食糧に含まれる窒素や燐などの無機塩類を産出国や地域に還流する方法を真剣に考えなければならないということをおっしゃってくださいました。  参考人の考えておられ...全文を見る
○大渕絹子君 大変ありがとうございました。  これからの審議に役立てていきたいと思っております。どうもありがとうございました。
○大渕絹子君 それでは、お尋ねいたします。  市町村の廃棄物の処理負担が大変増大しているということが伝えられております。特に、リサイクルが進むことによって、再商品化計画量の超過分については保管費用まで市町村が負担をしなければならないという状況が起こっております。財政負担が増大を...全文を見る
○大渕絹子君 そういうことですから、大変自治体の負担を減らしていかなければいけないということなんですけれども、今回の法改正によっては、それがそういう方向になっていないということが極めて憂慮されることかなというふうに思っているんです。  事業系一般廃棄物についても地方自治体の責任...全文を見る
○大渕絹子君 処理困難物や有害廃棄物の減量対策として、あるいはまた自治体の負担を軽減するためには、拡大生産者責任というのを明文化することはそれは大変望ましいことでございまして、今回の全般の法改正の中で、それぞれ個別法の中では触れられている部分もあるし、過去の法律においても生産者責...全文を見る
○大渕絹子君 次の法改正に盛り込むということをお約束いただけますか。
○大渕絹子君 自治体の取り組みも大変期待されているんですけれども、条例制定権の限界というようなことがあって、例えば東京などではペットボトルの回収について、行政が関与せず、事業者の負担と責任でこれを行ういわゆる東京ルールなどをつくりたい、あるいは京都市では、空き缶のデポジット条例を...全文を見る
○大渕絹子君 それでは次に、廃棄物の定義のことでお尋ねをしたいと思います。  衆議院の委員会におきましても、この不要物という定義につきまして、昭和四十六年の通知では客観的定義の考え方が示されておりましたのに、五十二年三月に通達が出されたときにはこの客観的な視点から大分後退をした...全文を見る
○大渕絹子君 具体的な手続についてお聞きをしたかったわけですけれども、この通知の撤回なり出し直しなりあるいはガイドラインを決定した後に行政にどういう形で通知をして、前段の五十二年のこの通知を効果のないものにするかというところをちょっと聞かせていただけませんか。    〔委員長退...全文を見る
○大渕絹子君 矛盾していますよね。四十六年の通知のときには客観的な定義として廃棄物が定義づけられて、それでずっと日本の行政が行われてきたんです。    〔理事田村公平君退席、委員長着席〕  そして、その時代の背景の中で変えざるを得なかったとするならば、今度出された通知が逆手に...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、きちんと通知が出されるということを確認させていただきまして、不法投棄の対策に移りたいと思います。  住民による原状回復請求権や違法業者の許可取り消しなど、直接行う法律上の権利を書き込む必要があるという主張がございますけれども、このことについてはどのように...全文を見る
○大渕絹子君 行政が細かいところまで目が行き届かないというのがあるんですね。当然、不法投棄を直接目にするのはそこの周辺の住民たちでございまして、その住民たちがそれを見ても、直接に話を持ってどこに行ったらちゃんと対応してくれるのかというのがまことにわかりづらい状況になっておりますね...全文を見る
○大渕絹子君 最後に大臣に、通告していませんけれども、環境省に移っていく中でこの法律はそっくり体系ごと環境省に移っていくというふうになっているわけですが、この改正が終わった後、できるだけ使い勝手のいい条件整理をして、そして移行させていただく御決意を伺いたいと思います。
○大渕絹子君 終わります。
○大渕絹子君 最後になりましたが、よろしくお願いを申し上げます。  本基本法は、環境省になっていくためにごみ関連の法案を統括する、束ねていくために必要な法案という位置づけでつくられてきたというふうに思っておるわけでございますけれども、環境大臣がリーダーシップを発揮してこの基本法...全文を見る
○大渕絹子君 環境庁長官の強い決意を伺いました。  それでは、個別法を担当していらっしゃる各省庁、厚生省、通産省、農水省、建設省、それぞれ担当者にきょうはおいでをいただきました。この法案ができたときには、それぞれが所管されている個別法を本当に一元的に運用できる体制づくりというの...全文を見る
○大渕絹子君 私は、一元的運用という質問の仕方をしたんですけれども、各省庁そろいまして総合的、計画的というふうにお答えになっていらっしゃいます。農水省だけが一体的と答えてくれました。  計画的と一元的というのは省庁言葉ではどういうふうに違うのか、教えていただきたいと思います。だ...全文を見る
○大渕絹子君 代表者の言葉と、いいですね、皆さん共通の認識でございますね。  今度の循環型社会推進基本法というのは、廃棄物対策だけではなくて循環をさせていくという、いわゆるリサイクルをどうしていくかということが極めて重要だということでつくられてきた法案なんですね。ですから、その...全文を見る
○大渕絹子君 環境庁としては精いっぱいの御答弁なんだと思いますね。だから、各事業省庁と環境省の力関係というようなものが法案の策定の過程にあらわれることは、国民は決して好ましいことではないというふうに思っているわけでございまして、環境省の役割というのは事業省庁が行うことを一段上の観...全文を見る
○大渕絹子君 それでは次に、基本計画の策定に際して、中央環境審議会の第三者機関としての独立性を保っていくということを本会議でも長官に答弁をいただきました。私は期待をしております。きょう、参考人質疑の中に中央環境審議会委員のメンバーの方が来られておりまして、このことも私は聞きました...全文を見る
○大渕絹子君 今、国民の意見の反映もということを言われましたけれども、その国民の意見の反映をどのように担保していかれますか。
○大渕絹子君 ほかの省庁の皆さん、御苦労さまでした。どうぞ退席なさって結構でございます。  このような計画制度においては、まず国として目指すべき目標を定め、目指すべき姿を国民の前に明らかにすることが必要です。また、この目標を国民にわかりやすくすることも、大変達成度合いを把握する...全文を見る
○大渕絹子君 生産者責任の問題がもう随分とここの場所でも話し合われました。個別法においては拡大生産者責任に近いものを盛り込んでいる法案もございますけれども、本法案では、大臣は盛り込んであると言われて答弁なさっているんですけれども、明快には見えてこないわけです。  この法案の中に...全文を見る
○大渕絹子君 それでは国民の意識についてお尋ねいたします。  本法案は循環型社会をどのくらいの時間的なタームで形成していくのか、その具体的な手順及び時間的な目途が条文上明記されたことで、国民の目にも明らかにされたことは国民自身の意識を高める上でも効果的であると考えております。ま...全文を見る
○大渕絹子君 最後に。  この基本法が実効あるものになるには、基本計画に従って、または基本計画策定作業と並行して個別の法律をつくり、あるいは容リ法など既に矛盾があらわれている既存の法律を改正していかなければなりません。  そのためには、環境大臣がみずから新しい法律の策定を検討...全文を見る
○大渕絹子君 容器リサイクル法とかあるいは家電リサイクル法などが現実的に、家電は来年からですけれども施行されてその法案の矛盾というのが今もう明らかに出てきていますね。きょうの質疑の中でも随分と指摘がされました。そういう矛盾に対して法改正をしない限りやっぱりうまく回っていかないわけ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
05月29日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第31号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  三参考人の皆さんには本当に御苦労さまでございます。  まず、この法案が出されてきた経過でございますけれども、相次ぐ政治家の不祥事が起こってまいりまして、私たちは、政治家みずからがどうやったら襟を正していくことができるかという...全文を見る
○大渕絹子君 申されることはよくわかるわけでございます。国会議員というのは一般の人たちよりも倫理は強く求められるというのは私たちみずからが十分わかっておる中で、しかしその中でも腐敗の事件が後を絶たないという状況でございまして、ここはやっぱりきっぱりとあっせん利得罪というものをつく...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  新藤参考人にお伺いをいたします。  私は、受託収賄罪が確定した人が国会議員として国会の中をまだ濶歩していらっしゃる姿を見たり、あるいは刑務所に収監された人が国会議員の籍を除籍できない今の状況というのは非常に不幸だというふうに思うんです...全文を見る
○大渕絹子君 それでは最後に、この法案ができた場合、政治家の倫理が少しは確立をされるとお考えになるか、端的に三人の参考人にお伺いをしたいと思います。
○大渕絹子君 立候補できなくなりますよね。
○大渕絹子君 ありがとうございました。
05月30日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第20号
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○大渕絹子君 社民党の大渕絹子です。よろしくお願い申し上げます。  今回の法改正は、事業者によるリサイクル対策の強化や製品の省資源化あるいは長寿命化による廃棄物の発生抑制対策、回収した製品からの部品等の再利用対策を新たに講じたという点では評価できる内容になっていると思います。 ...全文を見る
○大渕絹子君 それで、市民の側にも大変な負担がかかるわけですね。分別収集それから洗浄などの負担を負う市民側の意見はどんな形で反映をされるのかということを聞きたいと思います。  今後、政省令を決めていく、数値目標などを決めていかなければなりませんね、具体的な数字など。そういうとき...全文を見る
○大渕絹子君 通産省の法案はとかく産業界に偏った法案になりがちということが指摘をされているわけですけれども、今回、法案の改正に当たって経済・産業界との協議はどのような形で持たれたのでしょうか。
○大渕絹子君 その関係者の言葉というのは、この法律の運用に当たりましては従来産業界が行ってきた自主的取り組みを最大限尊重すべきだという主張だったんじゃありませんか。  これは、衆議院の商工委員会の参考人質疑の中で経団連の太田参与が発言をしています。特に、廃棄物の発生抑制の取り組...全文を見る
○大渕絹子君 処理が決まったものは拡大生産者責任がもう問える状況になっているというふうに思いますので、そこらをこの法の中でも明快にしていくべきではないかなというふうに思っているんですけれども、その検討はどうですか。
○大渕絹子君 そういう製品をどんどん大きくたくさんにしていかない限り、本当に発生抑制ということにはつながっていかないと思いますので、ぜひ積極的な取り組みを進めて、解決策が見つかったものからきちっと処理をするという姿勢が必要だというふうに思います。  産業界との話し合いの中で、デ...全文を見る
○大渕絹子君 それはおかしいですよね。調査研究して可能なもの、実際にあるじゃありませんか。アルミ缶とかスチール缶とかペットボトルとか、実際に自治体で取り組んでいるところもたくさんあるでしょう。実際に可能なものがあるのに、それは容リ法の規制の中で自治体が回収することになっているから...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、現法体系の中でデポジット制度を導入するための措置というようなものは考えられないんですか。回収事業者にデポジット制度を導入させるようなこともできるかもしれない、あるいは自治体がやることに対して側面から支援をする、あるいは条例をつくることを法解釈を拡大させて、...全文を見る
○大渕絹子君 地方で行われているのは十分承知をしていますけれども、法的な規制がないために全面的な取り組みができないんです。商店がこぞってやるということができない状況になっている。条例も定められない、条例枠の中で定められないということになっているそうです。ですから、そこらを拡大して...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、全国の自治体にその旨をきちんと通知していただけますか。
○大渕絹子君 それでは、容器リサイクル法にどうしても関係がございます日本容器包装リサイクル協会というのが立ち上がっておるわけですけれども、製造する容器包装の量に応じた委託金を企業から受け取り、リサイクルの義務を肩がわりするということになっていますけれども、企業との委託契約の実態と...全文を見る
○大渕絹子君 質問が違います。時間がないから結構です。  企業の取り組みが非常にまだまちまちで、明快に自分のところではどういう形でやるかということの決定ができておらないとか、あるいは計画が立てられない、あるいは法律が拡大されるために中小企業も対象になって今までの取り組みとは大幅...全文を見る
○大渕絹子君 ぜひうまく回るように仕組んでいただきたいというふうに思います。  それでは、再資源化産業の育成についてはどのような対応がなされているんでしょうか。
○大渕絹子君 最後に通産大臣に、こうして質疑することが余りありませんので聞かせていただきたいと思います。地域経済産業と循環型社会の考え方についてです。  私は新潟県ですので、ちょっとイメージしていただければ、海あり田んぼあり、それから地場産業あり。それぞれ商店街は、魚屋さんあり...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
08月09日第149回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  きょうの委員会、建設大臣も環境庁長官も女性で、質問者も女性が三人も登板をするというようなこの様子を見て、近未来、恐らく政治の場所に女性が半分参加したときはこういう状況になるんだなという思いをいたしながら、大変力強く、うれしく思...全文を見る
○大渕絹子君 そのためにも、中尾元建設相に代表される建設省の疑惑解明のために積極的な取り組みをしなければなりませんし、また現になさっておることはるる御答弁になっておられますけれども、私はさらに進んで、かつて厚生省の疑惑が起こったときに菅元厚生大臣が調査委員会をつくって徹底的に疑惑...全文を見る
○大渕絹子君 大臣みずからがただすことも大変結構ですけれども、大臣という職務は非常に激務でございまして、そういうことだけに時間をとられておることはできないというふうに思っておりまして、専門家による調査というものが私は必要だろうというふうに思っておりまして、ぜひお考えをいただきたい...全文を見る
○大渕絹子君 うまく逃げられてしまいましたかなという思いをしておりまして、その公共事業の契約法、大臣の所信の中にもやっぱり法律をつくっていきたいということが出されておりまして、私も賛成です。ぜひつくっていただきたいと思います。  それをつくるときに、経団連のプロジェクトチームが...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、今の御答弁は公共事業が何年も何十年もかかることを前提に発言されていますけれども、これからの公共事業、本当に必要なものに特化されて行われる場合は短期間で工事が終了するというふうに私は思うのですね。ですから、そんなに十年も十五年も同じ人がそこに携わっていなきゃなら...全文を見る
○大渕絹子君 大臣おっしゃるように、一九九二年の建設業界は五十二万社、六百十一万人、そして九九年には五百九十万社にふえているんですね、六百五十七万人と。建設投資は八十四兆から七十兆に減っておりますのに、こうした建設に携わる人たち、それから会社、企業はふえているんです。  そこで...全文を見る
○大渕絹子君 ベンチャー企業とかIT産業とかという新しい先端産業だけでは建設土木に携わっている労働者を吸収することはできないんです。だから、失業者の対応できる業種の産業育成がないとだめだと思っておりまして、そこで静脈産業というふうに私は申し上げたんですが、ぜひよろしくお願いを申し...全文を見る
○大渕絹子君 済みません。超過しました。
09月21日第150回国会 参議院 議院運営委員会 第1号
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○大渕絹子君 私は、社会民主党を代表いたしまして、本特別委員会の設置について反対の意見を申し述べさせていただきます。  前回までの選挙制度に関する特別委員会の設置につきましては、参議院の代表者懇談会、議長が要請をされて、参議院の選挙制度のあり方について慎重に検討してほしいという...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○大渕絹子君 国土庁長官にお伺いをいたします。  長官は所信あいさつの中で、首都機能移転について「国会における審議を重要視し、今後も国会での御議論を活発にしていただき、国民の皆様にもより御理解を得られるよう努めてまいる所存であります。」と申されました。  国民の皆様にもより御...全文を見る
○大渕絹子君 国土庁の担当官にお聞きをいたします。  今、長官はそのようにおっしゃいましたけれども、平成二年からこの間、国土庁はこの問題が起こってから国民に理解を得るための御努力は何もなさってこなかったのでしょうか。
○大渕絹子君 長官、議院内閣制をとる我が国で、国会と国務大臣の位置はどんなふうに考えておられますか。
○大渕絹子君 あえて議院内閣制と私は申し上げました。立法府でつくる法律に基づいて行政を担当する、そういう位置関係にあるというふうに思っておりまして、そういう位置関係にある大臣が、まず今、国会で衆参両院で国会決議をされて、私は必ずしもその首都移転、東京から出ていくことがいいか悪いか...全文を見る
○大渕絹子君 首都機能移転のための特別委員会が慎重にあるいは活発に御議論がなされていることをぜひ、その人たちの名誉のためにも、実は盛んに議論はされているんだということを申し添えておきたいと思います。  公共事業の見直しについてお伺いをいたします。  建設省、農水省、運輸省の担...全文を見る
○大渕絹子君 新聞発表がされるぐらい新聞社の方の調査が進んでいるという状況の中で、国会のその専門のことを議論する場所に、大体こことここがこうだということを私は資料として出してほしいと言っているわけですけれども、それがされなくて、今、本当に通り一遍なことを、私が言ったようなことしか...全文を見る
○大渕絹子君 いいえ、済みません、後でまたまとめてお聞きをいたします。  事業費を、これが全部中止をした場合、二兆八千億円が削減できると試算をされているというふうに聞いていますけれども、その浮いた財源について今後どういうふうに使おうとなさっておるのでしょうか。それぞれ、じゃ建設...全文を見る
○大渕絹子君 名回答かなというふうに思っていますけれども。  今度の見直しのことでわかったわけですけれども、計画を決めて採択を決めたときに担当責任者であった者が、中止を決めたときにはその担当者はもう全然どこに行っているかわからない。じゃ責任は一体だれがとるのか、こんな事業採択を...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  そういうふうにしてできるだけむだを省いていただきたいと思うんですけれども、今回の見直しにあわせて、その事業が有意義かどうか客観的に評価をする法律の制定が必要というふうに思いますが、それの御準備はどうなっているか。  また、もう一つは、...全文を見る
○大渕絹子君 それでは間に合わないというふうに思うんですよ。  例えば、今ここに手元に、これは大分県の大野町にある矢田ダムというのが建設中止になったということで、三十年間、このダムがつくられるために地元の人たちは自分がそこに新しいおうちをつくることもできず、若者たちは町に転出を...全文を見る
○大渕絹子君 時間があと五分になりましたので、ちょっと予定していた質問を省略させていただきまして、実は私は新潟県の出身なんですけれども、私が住まいをしておりますところに清津川ダムの建設計画がございます。これは今回の見直しの中で、直轄事業の中の中止の一つの項目として挙げられておりま...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございます。届けてください。  それがなぜ必要かというと、環境庁長官、こういうものがダムの建設地域できちっと確認をされているんです。そうしますと、生物多様性の観点から、あるいは種の保存法の観点から、こういうところにダムというものが建設をされ、開発をされる...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
11月16日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○大渕絹子君 社会民主党の大渕絹子でございます。  三人の参考人の皆様方には、本当にきょうはありがとうございました。  それで、まず金本参考人にお伺いをいたしますけれども、今まで我が国はこうした今回の法律をつくる前段といたしましては、通達行政によってこれらのことが全部、各県段...全文を見る
○大渕絹子君 今回のこの法案も、今まで建設省が通達によって行ってきたことを総仕上げする形で法体系化してきたというのがこの法案の実態なんですね。ですから、実効性を上げるための制裁措置等々も中には組み込まれておらなくて、実効性が極めて乏しいのではないかなというふうに思っていますけれど...全文を見る
○大渕絹子君 栗山参考人にお伺いをいたします。  官製談合の規制のために法制化の準備も進めようかという話があるわけですけれども、この法案の中にそういうことができるような体系づくりを入れたら、もっと私は実効性を上げることができたのではないかなというふうに思っているわけですけれども...全文を見る
○大渕絹子君 最後に、三人の参考人にそれぞれお伺いをしたいと思いますけれども、今、日本の建設工事費の積算体系の中には工事の安全費というのが盛り込まれておりません。そして、安全対策をとるために使われる費用の出どころというのはやっぱり各請負業者が算出をしていかなければならないわけです...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。終わります。
○大渕絹子君 続きましてお願いをいたしたいと思います。  今、大臣は緒方委員の質問に対して、建設省がフォローアップできるかどうかというようなこともおっしゃっているわけですけれども、私はこの法案を読ませていただきまして、今まで建設省が通達行政の中で行ってきたことを網羅的に法文化し...全文を見る
○大渕絹子君 業者の方に向かって通達は出されるのですか。今、大臣は通達は行政の方に出されてきたとおっしゃいましたけれども、通達は業者に出されるんでしょうか。
○大渕絹子君 今まで通達行政の中で行われてきて、ほぼそのことが適正に行われた状況を見届ける形で法律ができるというのは、今までよく各省庁がとってきた手法なんですね。  ですから、今回の法律もこの時期をとらえて出されてきたことは私は評価をいたしますし、しかも、地方公共団体の発注者に...全文を見る
○大渕絹子君 責任の所在を聞いています。
○大渕絹子君 違反業者に対する制裁措置について、これは平成十年の建議の中で明快に制裁措置の強化ということが必要だというふうに書かれていますけれども、今回、せっかく扇建設大臣が画期的だと、こう言っている法案なのに、この制裁措置の強化について建設業法や独禁法あるいはほかの関連法案につ...全文を見る
○大渕絹子君 具体的にどう検討なさるのか、ちょっと教えてくださる、今のところ。
○大渕絹子君 この法案の審議の最中に、与党側から官製談合防止のための新制度が必要だということで法案をつくろうというような動きがあるように新聞報道をされていますね。  ということになりますと、この官製談合防止に対してこういう動きがあることを御存じだというふうに思いますけれども、ど...全文を見る
○大渕絹子君 ですから、そういう検討が必要であるならば、この法案の作成段階でそういうことも恐らく言及をされながら当然検討されておったというふうに思うんです。  でも、ここに盛り込まなかったのは、今回の法の中に独禁法の改正をこうするということが入っていてもおかしくなかったわけです...全文を見る
○大渕絹子君 大臣は冒頭、発注者責任を明快にするために画期的な法案だというふうにおっしゃっているわけで、ところが、今度は発注者の方に網をかける法案は今ここには、検討になじまないということでしょう。ちょっと違うんじゃないかなというふうに思うんですが、そこはどうですか。
○大渕絹子君 公共工事に限っているということですけれども、官製談合というのは公共工事に限って起きてくる問題なんじゃないんですか。(「全然違うよ」と呼ぶ者あり)違うんですか、それは。違うんですか、そうですか。私はまた公共工事というか、公共事業そのもの、官がかかわって民間に委託をする...全文を見る
○大渕絹子君 それでは次に、全く視点が違うのですけれども、公共工事の設計労務単価というものについて、ちょっとお聞きをしていきたいというふうに思っています。  近年の動向と今後の見通しについて、お知らせください。
○大渕絹子君 大幅低下の原因と、その評価について、続けてお願いいたします。
○大渕絹子君 そのことが請負工事単価への影響、あるいはまた建設労務者賃金に悪い影響が出てくるかというふうに思うのですけれども、ここはどうでしょうか。
○大渕絹子君 さっき建設業界全体で労働者が過剰ぎみだということをおっしゃったわけですけれども、建設産業全体に与える影響といいますか、そういうものについてもちょっと答えていただけますか。
○大渕絹子君 公共工事が適正に行われるためには、下請業者の扱い方というのも極めて重要でありますし、先ほど来同僚委員の質問の中でも、二次以下下請業者の施工体制台帳への記載の義務づけなども検討するという御答弁をいただいておりますので、ここはもう私が重ねて聞く必要はないわけでございます...全文を見る
○大渕絹子君 内容として含まれているとしても、下請業者がそのことを元請業者に対して主張することができるような状況にはなっていないわけです、明確に安全費としてのっていないわけですから。  きょうの参考人質疑の中でも、安全な体制をつくっていくためにもこれは必要なんだという御意見が三...全文を見る
○大渕絹子君 労働省においでをいただいていますけれども、労働省はこの公契約における労働条項に関する条約の批准についてどのような取り組みをなさっているのか、お聞かせください。
○大渕絹子君 困難であるということではなく、ILOでこういう条約が必要だということで提示をされているわけですから、そこに批准が、できるだけの法体系を準備しながら批准をしていくという方向づけが見えてこなければならないと思うのですけれども、努力をしていただきたいと思いますが、いかがで...全文を見る
○大渕絹子君 入札監視委員会の充実強化策につきましては同僚委員が詳しく質問をしていただきましたので省かせていただきまして、本法施行による地方自治体の負担が大変大きくなるんじゃないかというふうに思っておりますが、その地方自治体の負担に対してどんな軽減策をしていこうとなさっているのか...全文を見る
○大渕絹子君 最後に大臣に、本法律が公共工事の適正化の第一歩であるということを常々申されておりますけれども、第一歩だとするならば二歩目、三歩目というようなことはどんなようなことを考えておられるのかお聞きをして、終わりたいと思います。二十七分までですので、よろしくお願いします。
○大渕絹子君 終わります。