大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大渕絹子君 今の委員長の采配に非常に私は不満でございます。私たちがこの場で議論を聞いていても、質問者の質問と大臣の答弁はかみ合っておりません。そこを自民党の理事さんも十分承知だというふうに思いますので、仲介に入っていただいて、もう一回今の議論がきちんと精査できるように整理をすべ...全文を見る
○大渕絹子君 平野議員の質疑を聞いておりまして、最初から理論付けて、危機的な状況にあるデフレスパイラルを止めるための補正予算ということを明快に答えておられます。ところが、その後の、今のやり取りの中では、二・五兆円あったからこれで組んだのがなぜ悪いかと、こうなってくるわけで、全くこ...全文を見る
○大渕絹子君 今、現実にここにあったお金を使うというのは、私たち家計の中のやりくりでも当然よく行うことでございまして、その手法が全く悪いという批判をするわけではありませんけれども、しかし、このNTTの売却益については、当然また、結果的に五年後とかにはきちんと国債を発行して補助金を...全文を見る
○大渕絹子君 整理基金特別会計に五百十万株を保有をしておりましたが、その中で三百万株の売却が既に済んでいますけれども、十三年度の百万株については今後どうなさるつもりですか。
○大渕絹子君 今年度の、十三年度の国債の整理基金特会の中に計上されております百万株の売却益というか予算計上は七千三百七億円ということになっているわけですが、現状の株価からいたしますと、非常にそこまでには行かないという状況にあるというふうに思うんですね。そうしますと、国債の償還に充...全文を見る
○大渕絹子君 急激な株価の下落が続いているわけですけれども、平成十二年度に新株三十万株を発行するということが許可をされて新株を発行、売却ということがやられていますけれども、総務省来ておられますか。来ておられますね。その経過についてお聞かせをいただきたいと思います。
○大渕絹子君 その三十万株の株式の新規発行と百万株の株式の市場の売却というところから株価が一気に下落をしていくんですけれども、新株発行について法改正が十三年度の法改正でなされておりますけれども、この仕組みについてお聞かせをいただきたいと思います。発行株式数についてどのような扱いに...全文を見る
○大渕絹子君 具体的に数字を入れて答えていただけませんか。お願いします。
○大渕絹子君 その三百万強の株式を発行するときに特別の規定がございますか。総務大臣の認可が必要ということですけれども、認可を出すに当たってのその基準みたいなものはあるのでしょうか。
○大渕絹子君 そこで、財務大臣、こうして新株をNTTが発行したいと思ったときには、総務大臣に届出をし、財務大臣の、協議をするんですかね、協議を得て、そして許可をいただくということになっているということなんですけれども、届出さえすれば三百万株について新規株式の発行はいつでもできる状...全文を見る
○大渕絹子君 株を売るといっても、何の株を売るんですか。NTTの株はもう売れるものはないんじゃないでしょうか。そう思いますよ。この法案によって使える財源となるべき株式はないというふうに思いますので、先ほどから大臣はそう答弁されているけれども、おかしいなというふうに私は思います。 ...全文を見る
○大渕絹子君 NTTの株式の三分の一は国が保有するということで決められていますけれども、その三十万株発行したときの三分の一は国に帰属をしているんでしょうか。
○大渕絹子君 そうなんですね。わかりました。  それでは、産業投資特別会計の中に組み込まれている五百三十万株について、年間にどのくらいの配当金が政府に入るのでしょうか。
○大渕絹子君 過去においてもそれだけの金額が配当金として入ってきているわけですけれども、金額は違いますけれども毎年配当金が入ってきているわけですが、その配当金の使途について、どのようなものに使われていますか。
○大渕絹子君 そのほとんどが特殊法人の基金として使われているというふうに承知をしていますけれども、今、政府は特殊法人改革で、民間でできるものは民間でというような形で、特殊法人の廃止といいますか統合といいますか、そういうことを進めていますが、特殊法人をなくしていって、このNTT資金...全文を見る
○大渕絹子君 大臣から将来はそうすべきだというお答えをいただいたと確信をいたしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
03月19日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大渕絹子君 私は、今日は、政治経験も人生経験も大変豊かでいらっしゃいまして小泉内閣のかなめを務めていらっしゃいます塩川財務大臣に、私が日ごろ思っていることをちょっと議論をさせていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  柳澤金融担当大臣には質問の準備がございません...全文を見る
○大渕絹子君 長く政権を維持すると政官業が今度癒着をしてこういう事態になるのだという考え方もあるんですけれども、そこはどうでしょうか。
○大渕絹子君 制度的に、私たちは、企業・団体献金を禁止をし、あっせん利得罪のもう罪を大変重くして、政治家が金を受け取れるような状況をもうしっかりと制度的にカットをしていかなければ駄目だということをこの間ずっと訴え続けてまいりましたけれども、今の塩川大臣のお答えですと、そういうこと...全文を見る
○大渕絹子君 このたびも鈴木宗男さんのことが大変大きな問題になって、三百万、四百万もらった方たちがもうたくさん出てこられて、名前まで挙げられているという実態ですが、この鈴木さんの事件が公にならなければ、このもらった事実も全然分からない中で葬られていって、もらいっ放しになっているん...全文を見る
○大渕絹子君 そのことと、自民党さんが、まあここ委員会の場所でこんなことを申し上げていいかどうか分かりませんけれども、有罪で捕まった議員あるいは今回のように自民党を離れた議員に選挙協力をするという事態があるというふうに思うんですね。個々にもずっとありましたけれども。  例えば今...全文を見る
○大渕絹子君 いえ、私はそうでないと思うんですよ。  住民は今の現職の方を小選挙区で出しておられるわけなんですね。ところがその現職の、小選挙区の現職を降ろして、無所属になった方をその選挙区に登載をする、容認をするということになれば、当然その現職を入れた方たちも、自民党支持という...全文を見る
○大渕絹子君 小泉さんは、総理になったときに、自民党を解体をさせて再生をさせるために自分は総理大臣になるということを言われて、政治改革の旗を鮮明にして頑張っておられたというふうに思うのですけれども、やっぱりもろもろの問題が発生をしてきたときに、自民党の政権においては、過去において...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございます。
03月20日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大渕絹子君 塩川大臣にもう少し、昨日質問し残したところをちょっと質問させてください。  新自由主義改革、いわゆる小泉構造改革というのは、今の現代の言葉で言うと新自由主義改革と名付けてもよいだろうという論文を読ませていただきましたけれども、とにかく生産効率を高めて市場原理を追求...全文を見る
○大渕絹子君 そこはありがとうございました。その御答弁をいただきたかったというふうに思います。  認識をそういう、政治は何を何のためにやるのかというその原点に立ち返ってやっぱり政治をしていただく必要があると思うのですけれども、しかし今の政府がやろうとしていることは、現実的にはど...全文を見る
○大渕絹子君 政府は温暖化対策に新しい大綱を作ったというのを新聞発表されておりますけれども、私は、最も今の時期、大切な政策だろうというふうに思っております。南極の巨大な棚氷というんですか、厚い、厚さ何百メーターもある氷が解けてしまうという状況が起こっています。こういう状況は地球環...全文を見る
○大渕絹子君 柳澤大臣に今度伺わさせていただきます。  政府は、デフレスパイラルの様相を呈してきている今の状況をとらえて、デフレ対策を発表いたしました。私は大変遅きに失しているんではないかなというふうに思うわけですけれども、我が国政府がデフレの状況にあるということを公式に認めた...全文を見る
○大渕絹子君 そうなんですよね。柳澤大臣がおっしゃるように、政府の政策が一貫していないから非常にぐらぐらぐらぐらするわけなんですよね。  小泉さんは、構造改革を進めることがデフレ克服の近道であると、改革なくして成長なしとか言っていますけれども、しかし、その改革を進めれば進めるほ...全文を見る
○大渕絹子君 詳細は言えないにいたしましても、金融庁は違反取引の監視を強めて、昨年十二月以降、証券会社四社に一部業務停止命令、あるいは三社に業務改善命令を出したと、こう報道されているわけで、実際にはもう実施をしているわけですよね。そのことが株価維持に良い影響があることぐらいは答え...全文を見る
○大渕絹子君 今回の平成十四年度の関税の改正品目数は、税率の引下げ、撤廃等が四品目、その他が三品目、合計七品目と、こうなっていますけれども、今回のこの法改正によって関税の収入はどういうふうに変化をするのかというのを教えていだたきたいんです。  この当初予算、十四年度の当初予算で...全文を見る
○大渕絹子君 政府は昨年来大変御努力をいただいて、シンガポールとの二国間協定を結ぶことをいたしましたけれども、このシンガポールとの二国間貿易協定は我が国にとってどれだけのメリットがあるのかというのを私は知りたいんですね。  ガットの第二十四条は、自由貿易協定の要件として、構成国...全文を見る
○大渕絹子君 具体的に、じゃ、それでは聞かせてください。  輸出入バランスはどういうふうになっていますか。
○大渕絹子君 輸出入の金額的なバランスを──済みません、今、輸出入の額、どうでしょうか。シンガポールと日本での輸出入バランスというのをちょっと聞かせていただける。ちょっと通告してないから、分かんないかな。
○大渕絹子君 この数字で見れば、日本にとってはそんなに不利な条件ではないのかなというふうに思いましたので、分かりました。  それでは、沖縄のことについてちょっとお聞きをさせていただきたいと思います。  今回の沖縄の関税の措置において、沖縄復帰に伴う特別措置に関する法律における...全文を見る
○大渕絹子君 沖縄側とも十分に審議をさせていただいたということですから、あえて言うことはないわけですけれども、本土並み復帰と言われて久しいわけですけれども、沖縄県は非常に本土並みではなくまだ格差のある状況に置かれていると思いますので、慎重に取り扱っていただかなければならないという...全文を見る
○大渕絹子君 非常に、それほどそれによって優遇されているという数字にはどうしても思えないわけでございますが、じゃ、今回、沖縄県、特定免税店制度の仕組みを変えられた経過についてお聞かせください。
○大渕絹子君 最後に、塩川大臣に、沖縄のそこの関税の特典について、今後も十分に配慮していただけるという御答弁をいただいて終わりにしたいと思います。
○大渕絹子君 終わります。
03月26日第154回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○大渕絹子君 三人の参考人の皆さん、今日は貴重な御意見、本当にありがとうございます。最後の質問者でございますが、よろしくお願いを申し上げます。  まず、中村参考人にお伺いをいたします。  BSE問題調査報告書案の中には、食の安全の確保のためには独立した行政庁も必要なのではない...全文を見る
○大渕絹子君 小野寺参考人にお伺いをいたします。  参考資料を見させていただきましたら、小野寺参考人は、ヨーロッパで狂牛病が発生をしてから以後、多くの著作等を通じて狂牛病の現状あるいは科学的な分析等々、警鐘を鳴らしてこられたというふうに思いますけれども、十年遅れて日本がこういう...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  堀参考人に。  御苦労さまでございます。私も新潟県の農業地域に暮らしておりますので、畜産農家、酪農農家の悲痛の声というのはもう身にしみて感じております。  それで、先ほど参考人は、消費者が安全なものを提供していくことが信頼回復につな...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  参考人のそれぞれの御意見がこれからの行政の場所に、あるいは政治の場所に生かされますように努力をしてまいります。ありがとうございました。
○大渕絹子君 総理、私たちは、こうして予算委員会の場所で政府の失政を問うたり議員の疑惑事件を追及すれば自らの政治生命が危ういところに置かれるということを承知をしながら、野党としての立場で常に追及をしていかなければならない、そう思っています。今日も真剣勝負でやらせていただきます。 ...全文を見る
○大渕絹子君 その農水省の責任において狂牛病が発生をするという事態が起きました。狂牛病は発生されてから六か月間、この間の農水省の対応について一々聞かせていただきます。  EUの警告を否定して、ステータス評価などの拒否をするというような、こうした調査を中断させた責任はどこにありま...全文を見る
○大渕絹子君 責任の所在を聞いています。それでは、根拠がないままに安全宣言をし、テレビの前で焼き肉を食べまくった農水大臣の責任はどうですか、総理。
○大渕絹子君 食の安全予防対策をたった五行の通達一回のみで置いたこの責任はいかがですか、どこですか。──総理。
○大渕絹子君 感染牛を肉骨粉に加工して流通させていたというこの責任はいかがですか。──総理。
○大渕絹子君 予算委員会の在り方に異議を申し上げます。  理事会で決定をし、時間の範囲内で議員が質問通告をした人に答弁をしていただくというルールになっていると思います。私は、今日、総理以外に質問通告をいたしておりません。  それでは、BSE対策費の不正入手事件を発生させた責任...全文を見る
○大渕絹子君 そうした制度を作り上げたのは農水省そのものでございます。責任はございます。また、前責任者であった熊澤前事務次官や畜産前部長を勧奨退職をさせ、退職金を満額払ったという最高責任も、これは農水省に起因しているものと私は断ぜざるを得ないというふうに思っています。  そして...全文を見る
○大渕絹子君 小泉総理、あなたは衆議院の予算委員会で、法的措置を取らなかったことに対して手抜かりがあったことを認めていますよね。そして、国民の命と健康にかかわることで、狂牛病が発生してから六か月間、大変重大な過失があった武部大臣がこのまま食の安全を確立できるというふうに考えておら...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大渕絹子君 高度の税制論が闘わされておりまして、ちょっともったいないなと、もう少し聞きたいなという思いでございますけれども、代わらせていただきます。  毎年、予算が通過をいたしますと、この租税特別措置法の改正がもうずっと長い間続けられておりますけれども、租税、税はできるだけ分...全文を見る
○大渕絹子君 そのほか、中小企業の投資促進税制の延長による減収額なども多くあるのではありませんか。
○大渕絹子君 その整理合理化を行っているかどうかという点についてはいかがでございますか。
○大渕絹子君 今までずっとこの税制の流れの中で税収比率というのが、かつて高度成長期時代には八〇%台を超えているという状況があったわけですけれども、近年は五〇%に低下をしているというふうに、こう言われていますけれども、この税収比率の推移について具体的な数値を表して述べていただきたい...全文を見る
○大渕絹子君 そうです。
○大渕絹子君 それに伴って国債の依存度というのが非常に高まってきているということは危惧するところでございます。  消費税の増税後の税制改革の点検と評価というのをきちっとやっていく必要があるというふうに思うのですけれども、この消費税導入後、所得税減税を段階的に行ってきて、平成十一...全文を見る
○大渕絹子君 副大臣から答弁を求めていなかった、ここは。いいですか──打合せのときはそうでなかったように思いますが、済みません。  それでは、先ほども課税最低限が日本は高いんだという論理があって、それを下げていかなければならないというようなことを財務大臣も度々おっしゃっています...全文を見る
○大渕絹子君 そもそも税金というのはやっぱり応能負担が原則でございまして、高額所得者が税率が高いから税負担、日本において税負担が非常に高いパーセンテージを占めているというような議論の中で、課税最低限をもう少し低くして、もう少し広く薄く取っていかなければならないという論理の展開とい...全文を見る
○大渕絹子君 介護保険税もそれから健康保険税も払っているわけですよね、国民が。だから、そういうところも総合勘案をしながら、その課税最低限の論議はしていかなきゃならないんじゃないかなというふうに思っていますので、是非慎重にお願いをしたいと思います。  さて、東京都が導入を決めまし...全文を見る
○大渕絹子君 総務省に来ていただいておりますけれども、私自身は、地方財源が非常に減少していく中で地方独自の財源をどう確保するかというのは、その地方地方の自治体にある一定程度の裁量が任されていいというふうに思っているんですね。その地方の財源確保の裁量が任されなければ、地方が分権を進...全文を見る
○大渕絹子君 今そういう答弁ができるなら、そのときにしっかりと東京都の職員と総務省、当時は自治省ですね、自治省の税務担当、税務局でしっかりと打合わせをして、法改正をしっかりとやって条例を作るということができたんじゃないかと思うんですね。  今度の判決例の中に、東京都の職員の怠慢...全文を見る
○大渕絹子君 それは判決文の中にも出ておりますので理解をしているつもりなんですが、東京都が自主財源をどうやったら捻出できるかという中で、この裁量の範囲内、辛うじて入れることができるような範囲内なのかなということで導入条例を作ったということだろうと思うんですけれども、そこが本当に当...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  そこのところ、将来を、日本の産業構造、さっき民業を活発化させていって国の財政出動というか予算の額を小規模にしていくことが変わっていく原点にというふうに見据えていくと、その遠いところを見た改革論議が必要じゃないかというふうに思うのですけれ...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大渕絹子君 同じような質問になってしまっていますけれども、よろしくお願いをいたします。  平成十一年二月に初めてゼロ金利を採用してから以降、今日まで我が国は大変超低金利あるいは金融緩和政策が継続をされてまいりました。一昨年八月にいったんゼロ金利は解除されましたが、昨年三月、日...全文を見る
○大渕絹子君 おっしゃるところ、よく分かるんですね。  今まで資金が流れなかった産業に、新たな産業に資金が流れていくようにするという、そうした産業構造そのものを変えていく努力というのはもちろん非常に大事だというふうに思っておりまして、それは政治の力でかなりやることができるという...全文を見る
○大渕絹子君 国債の直接買入れの議論を促進をさせていくような弊害はないですか。
○大渕絹子君 今はそうだと思いますけれども、それが結果して圧力になっていくんじゃないかという懸念はだれもが持っているんじゃないかと思いますので、よろしくお願いをいたします。  さて、日銀の保有国債のことでございますけれども、二〇〇二年一月、資料によりますと七十五兆四千三百五十八...全文を見る
○大渕絹子君 その一%金利上昇すると評価損の発生はどのくらいになるかというのをちょっと教えてください。素人なものでよく分かりません。
○大渕絹子君 国債の評価が、格付がだんだん下がってくるということは金利が引き上がっていくということになっていくわけでございまして、大変これから先、評価損が発生するおそれというのは年々年々強くなっていくのではないかということで、財政破綻を招くのではないかという心配もするわけですが、...全文を見る
○大渕絹子君 円安傾向が景気悪化の歯止めの要因ではないかという私の意見についてはどのようにお考えでしょうか。
○大渕絹子君 円を安定させておくためにいろいろな手法があるんでしょうけれども、日銀の外債購入というようなことはその政策の選択の中にあってもいいのではないかなと、こう考えますけれども、いかがでございますか。
○大渕絹子君 終わります。時間です。
04月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○大渕絹子君 社民党は今回のこの二法案について、法案自体にはそれほど大きな問題点もなく、賛成をしてもいいのかなという観点はあるわけでございますけれども、ただ、この法案の制定の根幹になっておりますテロ資金防止条約の批准ということが今現在まだ少し時期尚早ではないかという議論の中で、関...全文を見る
○大渕絹子君 代理人が窓口に現金を持ち込んだときの扱いはどのようになりますか。
○大渕絹子君 大蔵省時代にこの法案が施行されたときに出したマニュアルの中に、代理人についてこういうふうに書かれているんですね。  夫から海外送金を頼まれて妻が銀行に行くことになりましたが、通知書に記載する氏名や窓口で提示する確認書類は夫と私のどちらのものにするんですかという問い...全文を見る
○大渕絹子君 代理人である者が行った場合には、その代理人であることを明確にして、そして依頼告知書というのを書かなければならないということを一つ確認をさせておいていただきたい。  塩川財務大臣、後から大変重要なことを聞きますので、やり取りを是非聞いておいていただきたいというふうに...全文を見る
○大渕絹子君 第五条にはどのような規定がありますか。
○大渕絹子君 第七条の罰則についても教えてください。
○大渕絹子君 それで、この法律で、鈴木宗男さんが代理人を立てて七万ドルを東京三菱銀行からタンザニアに送金をした件について、国税庁は何らかの捜査をしたのかどうかということを最後に聞きたいということなんですけれども。  これまでの国会の質疑の中で明らかになってきたことを総合いたしま...全文を見る
○大渕絹子君 調査を差し控えたいと言いましても、調査をしていただかなければこの事実関係は分からないわけでございます。片や鈴木さんは自分のお金だと言い張っておりますけれども、送られた、この法に基づいて送金をされたお金は外務省のその一職員のものということになっているわけですから、じゃ...全文を見る
○大渕絹子君 国会の審議の中では、その鈴木さんは自らのお金だと主張して譲らない。もしここが間違っていて、こちらの方の告知書の方が正しいとするならば、鈴木さん自身は偽証罪を問われますよね、証人喚問で発言をしているわけですから。そういう中身の問題なんですよ。だから、いずれにしても違法...全文を見る
○大渕絹子君 外為法上のを言っているのではありません。国税法上のこの法律、この国外送金等調書提出制度の、この法制度上私は問題があるということを指摘をしています。  今まで国会で議論されてきているのはすべて外為法上の問題の議論をされてきておりまして、そこは努力義務の中にあって、義...全文を見る
○大渕絹子君 だから、課税するための報告書を求めておきながら、外務省の職員が自分のお金として振り込んだお金を、じゃ課税対象になるんじゃありませんか、これは明らかに。
○大渕絹子君 国会の場所で、予算委員会の場所や証人喚問、参考人質疑でこれほど大きく問題になっている鈴木宗男さんの件なんですよ、具体的には。その鈴木宗男さんのお金を外務省の職員が自分のお金として送金をしていて、一連の法的な手続は、外務省職員のお金がタンザニアにその人の個人の名前で送...全文を見る
○大渕絹子君 いいえ。  この法上は、これを依頼告知書、これはあなたは送金書と言いましたけれども、銀行ではこのものを告知書に書いているんですよ。告知書なんですよ、これが。  この告知書に記載をされた人のお金が、本人が送るということになっています、法律上は。ですから、法律上は、...全文を見る
○大渕絹子君 最終的には、この送金調書が税務署に行って、その税務署でその人に課税の対象になるのかどうかの判断を求められるための調書なんですよ。それが外務省の職員の名前で行っているわけですから、鈴木宗男さんのお金じゃないわけですよね。そこがだから矛盾しているから大臣調べなさいと言っ...全文を見る
○大渕絹子君 済みません。  そうじゃなくて、この法律がどういう建前で作られたのかというところを私は問うているんですよ。本人確認ということが今日の議題になっているわけですけれども、極めてこれ、本人確認ということがあいまいになっていて、代理人で行ったにもかかわらず、その外務省の職...全文を見る
○大渕絹子君 だから、法律上はそうなっていないんですよ。
○大渕絹子君 なっていないんです、手続が。
○大渕絹子君 違うんですよ。
○大渕絹子君 はい、もう終わります。  代理人で行った場合は、依頼をした人の告知でやらなければならないことにガイドラインではなっているわけですよね。それを窓口で行って、法律上はだから、この法律上の手続は外務省の職員のお金ということに処理をされてしまっているということを指摘をして...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○大渕絹子君 最後になりますけれども、国会も会期が残すところあと一か月という、一か月もないというような時期になっておりますけれども、私は、政治家としても大変偉大な、存在感のあります塩川財務大臣、あるいは内閣のかなめとして御活躍でございます塩川財務大臣に少しお聞きをしておきたいと思...全文を見る
○大渕絹子君 いえ、それはもう内閣の大変重鎮でいらっしゃいますので、小泉さんが独走をなさろうとすることに対して歯止めを掛けられるとすれば塩川大臣以外には私はおらないというふうに思っておりまして、今日はあえて選びまして質問をさせていただいておりますので、閣議等々で恐らく話題になって...全文を見る
○大渕絹子君 金融業界の強い要請ということではないのですか。例えば、住宅金融公庫などが廃止をされるような流れを見ても、今まで担ってきた、政策金融が担ってきた部分を銀行あるいは民間の金融業界が担えるようになったからこちらによこしなさいというような状況があるというふうにも思いますけれ...全文を見る
○大渕絹子君 柳澤金融担当大臣にお伺いをいたしますけれども、柳澤担当大臣は、小泉さんは民間でできることはできるだけ民間にゆだねていくというこの大原則で行っていると、自分もそのことに異はないけれども、政策金融の在り方については中長期的視点から周到に議論すべき重要なテーマであると認識...全文を見る
○大渕絹子君 その考え方は非常に大事だというふうに思っておりまして、何でもかんでも民営化すればいいという方向で進むのは、私、極めて危険だというふうに思っております。  最後に、私、お手紙をいただきましたの。サンデー毎日の五月十九日号なんですけれども、融資の二十三億円を他人に付け...全文を見る
○大渕絹子君 その検証が必ずなされておれば今回のような結末にはなっていかなかったのかなというふうに思うんですけれども、今も係争の状況になっていますので、私はそのお手紙もちゃんと質問を取りに来られた方にお渡しをしてありますので、読んでいただいて、もう一度きちっと洗い直していただける...全文を見る
○大渕絹子君 だって、今さっきあなたは、そういうことがあれば必ず検査で見付かるとおっしゃったでしょう。ところが、見付からないでこうなっちゃったわけなんですよ。  そして、融資を受けたと言われるAさんは、銀行側から勧められて、この融資を窓口、迂回融資の窓口を受けることになったわけ...全文を見る
○大渕絹子君 裁判で争われていて、判決がもう出ているんですけれども、破産宣告を銀行がしたために、最高裁に上告をしたくても、一千七百万ぐらい上告費用が掛かるそうなんですけれども、それが預金凍結されているために最高裁に上告できない状況になっているんですよね。ですので、正当な裁判も受け...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○大渕絹子君 財務省は、普通、国が行う行政の費用というのを予算化するわけですけれども、その予算総額をできるだけ税収入で補うという責務を負っているというふうに思うんですよ。ところが、平成十三年度の一般会計税収は四十九兆六千億円と、一般会計予算総額の六割しか確保できていない状況ですね...全文を見る
○大渕絹子君 日本の企業は国際競争力が非常に高かったんじゃないでしょうか、かつて。そのときには、経済の高度化などということで非常に分社化とか子会社化を進めて、そして企業の経費負担、いわゆる税負担を軽減をする措置を積極的に取って企業を応援してきた。  今度は、赤字子会社がその企業...全文を見る
○大渕絹子君 そうですよね。それだったら当然強制制にすべきじゃないんですか。なぜ任意制を今回取ったわけですか。黒字企業の大部分がこの連結納税制度は導入しない方向。ということは、連結納税制度を導入すれば黒字企業は、いわゆる競争力のあって強い企業は連結納税制度によって減税にはならない...全文を見る
○大渕絹子君 しかし、一般の国民が税改正を受けるときには、もういや応なしに全部強制的に政府の方針に従って税改正というのは行われてきますよね。こうした企業が、さっき大臣は、連結決算を取るようになって、それがグローバル化だと、だから導入せざるを得なかったと、こう言っているわけですから...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、例えば一〇〇%子会社の会社が相当の利益を上げているというような場合に、一〇〇%でなく九九%、一%の株を手放したことにして、九九%の子会社にしてこの連結納税制度から外して、そして納税をすることも可能になるんじゃありませんか。
○大渕絹子君 五年間は再加入できないということですけれども、黒字企業、経営がばんばんとしている企業であれば五年間というのは非常に短いというふうに私は思います。  また、先ほど、やむを得ない事由がない限りにおいて、一度採択をした連結納税制度をやめることはできないということを言われ...全文を見る
○大渕絹子君 連結主体となる親会社を普通法人と協同組合等に限定をして、その法人税率も親会社に適用される税率を適用することにしていますけれども、軽減税率が適用される協同組合等やあるいは特定の医療法人が親会社である場合は、普通法人である連結子会社の所得について、今は三〇%課税になって...全文を見る
○大渕絹子君 あれですよね、協同組合等とか医療法人等が適用されている軽減税率をそのまま連結納税制度で使うことになるわけですよね。税の公平性ということを言っているわけですけれども。
○大渕絹子君 学校法人とかその他の公益法人等が一〇〇%子会社で経営している普通法人に対してはどのような扱いになるんですか。
○大渕絹子君 税財源が減収をするということの見返りに、退職金引当制度の廃止という問題が非常に大きくなってきていますけれども、これは東京税理士政治連盟から、退職金引当金制度の廃止を中止をしてもらいたいということで要望が来ております。これは、退職給与引当金制度というのは廃止の方向でも...全文を見る
○大渕絹子君 退職給与引当金については廃止の方向で動いていくというところは、それは私も認めているところでございます。しかし、いったんやめる方向が決められて、既に経過措置に入っているものをあえてこの財源として持ち出してくるというこのやり方というのは、非常にもうつじつま合わせ、こそく...全文を見る
○大渕絹子君 導入をする方向で多分話が進められているんだろうと思いますけれども、個々の中小企業に対して、じゃ、もし導入をされたらあなたのところは大体こんなことになりますよというような、もうちょっときめ細かな相談ができるような対応を取っていただくことが私は必要だろうというふうに思い...全文を見る
○大渕絹子君 法人税に応能負担の原則を貫いて累進的な多段階税率にすべきだという、中小企業、今、同じ要望が来ている中に書かれているんですけれども、財務大臣、これからの日本の法人税の在り方について、今の段階で塩川財務大臣はどのように考えておられますか。  この多段階、例えば、所得総...全文を見る
○大渕絹子君 だって、その連結納税制度を導入するのは、そうした細分化をして更に活力、国際競争力を上げるんだというようなことをおっしゃっているわけですから、その今の答弁は、全くそれじゃちぐはぐじゃありませんか。私は今言うつもりはなかったんですけれども、余りにもちぐはぐなのでちょっと...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
06月13日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○大渕絹子君 三人の御参考人の皆さんには本当にありがとうございました。  まず、中村参考人にお尋ねをしていきたいと思いますが、今、平野委員からもお尋ねがございましたけれども、グループ全体で活力を高めて、産業構造改革にも資して、国際競争力を高めるために連結納税制度は必要であり、そ...全文を見る
○大渕絹子君 中里参考人は今の私の主張をどのようにお考えでしょう。
○大渕絹子君 いえ、ですから、親会社と一体的な産業グループの中で赤字経営に陥っている部分を救済をするというところの、いわゆるそのことで産業に活力を与えていくということですので、理解しないわけではないのですけれども、極めて意図的であるというふうに私は思うのですけれども。
○大渕絹子君 いいえ。はい、ありがとうございます。  それでは、中里参考人に重ねてお尋ねをいたしますけれども、今、法人事業税の中に外形標準課税で適用したいという話が持ち上がっています。総務省の改正案を見ますと、所得割で三、そして付加価値割で二、そして資本割で一で、それぞれ税率は...全文を見る
○大渕絹子君 ただ、賃金割のところを割合を高めることによって雇用の幅を狭めるとか、あるいは労働者の賃金に大きくかかわってマイナス面が出てくるのではないかということもあって、そこは非常に難しいのではないかというふうに思いますけれども、成川参考人、この賃金割のところの導入というところ...全文を見る
○大渕絹子君 中村参考人にお伺いいたしますが、経団連の税制改革の方向みたい、御提案というのをいただきました。そして読ませていただきましたら、今の話と連携するんですけれども、二百三十万企業の中で七割が赤字、その七割の赤字の中の九五%が五千万円以下の企業であるというのが提言の中に書か...全文を見る
○大渕絹子君 成川参考人に最後にお伺いをいたしたいと思います。  今、課税ベースの拡大という論点の中で、配偶者控除、特別配偶者控除の問題が非常に大きくなってきていますけれども、私は、働く者の立場からすると、課税ベースを広げる論点で配偶者控除を削除というのはちょっとなじまない。む...全文を見る
○大渕絹子君 済みません、最後と言ったんですけれども、先ほど税は広く薄くというような話が出ておりましたけれども、私は、税というのはそもそもやっぱり応能負担の原則というのを貫かれるべきでないかというふうに思います。富の再分配ということを図っていくのが税の私は本来あるべき姿だというふ...全文を見る
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○大渕絹子君 民主党の峰崎委員にお伺いをいたしますけれども、民主党さんが、この連結納税制度導入に当たって、企業が選択をしないという理由の中に付加税の導入ということがあって、そこを取ってしまうことがいいということで修正案を出されましたことは、私自身は制度の導入を積極的に図っていく観...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  導入は景気が良くなってからすべきであるということは、中小企業の経営者なども口をそろえて言っているわけですけれども、しかし、先日私は新潟県の知事から予算要望というか陳情を受けました。地方の自治体は、今のこの不景気の状況の中で税財源が全く不...全文を見る
○大渕絹子君 その案に基づいて各地方自治体とどのような話合いがなされておるのか、あるいは中小企業団体との話合いなどはどんなふうに進められておるのか、教えてください。
○大渕絹子君 財務省としては、当然この総務省の改革案についてオーケーということで出していられるんでしょうか、了解をされておるんでしょうか。そこをお聞かせください。
○大渕絹子君 いや総務省は、だってもう地方自治体に、県にもきちっと御説明をしたり理解を得られるように説明を開始しているというのに、肝心の財務省がこの案はまだ了解をしていないということであると、おかしいのではないですか。
○大渕絹子君 いずれにいたしましても、地方財源の確保という極めて重要な課題でございますので、慎重にというかな、早急に議論を進められる方がいいというふうに思いますけれども、それにしても景気が悪い時期でございまして、中小企業をどう守りながら導入をしていくかという観点も非常に重要である...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
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○大渕絹子君 御苦労さまでございます。  今日は、新聞各紙を開きますと、日銀の理事が替わったという報道が各紙で取り上げられています。それでその中いろいろ見てみますと、面白いですね。毎日新聞は「「ポスト速水」にらみ 大幅交代」、「日銀幹部人事」という見出しが付いていますし、日銀、...全文を見る
○大渕絹子君 ペイオフの全面解禁をにらんで考査局の強化を図ったとかいうことがまことしやかに、私たちもああそうかなというふうに思うわけですけれども、その反面、次の総裁と目されていた方がIBMの最高顧問になっていくというようなことも書かれてあったりして非常に面白く読ませていただいてい...全文を見る
○大渕絹子君 ちょっともう少し具体的に総括していただきたいなというふうに思うんですけれども、じゃ、超低金利とかあるいは量的緩和を続けて金融政策を取ってきたにもかかわらず、日本経済のデフレには歯止めが掛からない、消費者物価は、平成十一年度では〇・三%、十二年度が〇・七%、そして十三...全文を見る
○大渕絹子君 将来不安、国民が生活に将来への不安というのをすごく抱えているというふうに思うんですよね。そういう中で消費が低迷をする、あるいは企業が先行きが不透明なので設備投資が十分になされないというようなことで、物価が上がっていかないというような要因になるんだろうというふうに思う...全文を見る
○大渕絹子君 金融庁が中期ビジョンを作成しようとしているということが報道されているんですね。銀行が預金だけでなく株式や保険など様々な金融商品を取り扱うことができるようにするというものですね。総合金融サービスの機関にしようとするものですけれども、中期ビジョンのねらう方向は直接金融へ...全文を見る
○大渕絹子君 一日の日に日銀短観が発表されましたけれども、政府の底入れ宣言を裏付けるような内容になっていたというふうに思います。企業の景況感が改善されてきたことは大変喜ばしいことだというふうに思いますけれども、その改善の中身を見ると、国内の需要が盛り上がったのではなくて、輸出の増...全文を見る
○大渕絹子君 そうだと思いますね。外需への依存は大変、米国の景気回復もそれほどやっぱり強力なものでないことが分かってきましたし、為替レートもその変化によっては莫大な損失を被ってくるというようなこともありまして、非常に一時的なもので、この景況感も一時的なもので終わるのではないかとい...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
07月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第25号
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○大渕絹子君 今日は、塩川財務大臣に私と厚生労働省とのやり取りを聞いていただいて、来年度予算編成に当たりまして児童扶養手当の見直し、更なる見直しを是非やっていただきたいという観点で質問させていただきますので、恐れ入りますが、聞いていていただきたいというふうに思います。  実は、...全文を見る
○大渕絹子君 自立支援と言えば誠に聞こえはいいわけですけれども、現実的に、今現在支給をされている母子家庭の児童扶養手当で、それでは八月からの改正で増額になるところが何%、減額になるところが何%、変わらないのが何%、これを教えてください。
○大渕絹子君 その増額になる三%というのは、三百万円から所得制限を三百六十五万円に切り上げたことによって、このところの切り上げた部分のところが増額になるだけだというふうに私は思っています。ですので、実際には大幅な切捨て、減額になる人たちが四六%もあるということで、非常な切捨てにな...全文を見る
○大渕絹子君 私の方の資料では、百万円未満の人が全体構成の大体一一%、それから百万円から二百万円分布が三〇・六%、ここのところが今一番打撃を受けるところですよね、百三十万円から上の人たちが減額をされるわけですから、そういう状況ですね。それから二百万から三百万で二一・九%、それから...全文を見る
○大渕絹子君 そうなんですよ。一万円給料が増えると二千円減らされて八千円、総収入で八千円だけしか増えたことにならないんです。こんなばかなことはないじゃないですかと私は思うんですね。  それでは厚生労働省に聞きますけれども、今、母子世帯数が非常に多くなっていますよね。結婚してもな...全文を見る
○大渕絹子君 その背景を踏まえて、大臣、こうして増えるから、もうお金を払っていけばなかなか財政が困難になるということでこういう改悪が堂々となされるわけなんですよ。そうすると幾ら、女性が子供を引き取るというのはごく自然の成り行きだろうと私は思いますので、そういうことができるためにこ...全文を見る
○大渕絹子君 働きたくても、普通の家庭の奥様でも働く場所というのは誠に少ないわけですよね、今の失業率が高まっている状況の中で。就労支援といっても、なかなか厚生労働省が思うような形で手厚く手当てができていないと。現場に行ってみれば分かりますけれども、本当にお母さんたちは苦労をしてい...全文を見る
○大渕絹子君 予算の問題ですよ。
○大渕絹子君 それは大臣、予算の問題なんですよ。いや、予算額を削らないでやっていただきたいですよ。それはもう是非是非、そんな風潮の問題だとかじゃないですよ。皆仕事を探していますし、それはより向上心を求めながら母親たちは真剣に頑張っているのに、こんな冷たい政治はないと思います。
○大渕絹子君 済みません、もう終わります。  離婚をするのはいろいろな事情があって離婚をされるわけで、その離婚をした後、母子家庭になったその状態からこれが適用されるわけですから、離婚が多いことと母子扶養手当が減らされることとは全く私は違うというふうに思いますので、是非是非温かい...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○大渕絹子君 御苦労さまでございます。  今日は、為替の問題と市場への介入のことについてちょっとお伺いをしていきたいというふうに思います。  まず、塩川財務大臣にお尋ねをいたしますけれども、昨年の三月から今年の四月まで、外国為替市場はおおむね一ドル百二十円を超える言わば円安傾...全文を見る
○大渕絹子君 その背景については、私も大臣と同じ認識をしているわけでございます。  今回の為替の動きは、言わば円高というよりもドルの全面安というような側面が強く現れている。その理由は、米国経済の予想外の悪化、それから不正会計処理等々が明るみに出ることによって、米国経済への信頼が...全文を見る
○大渕絹子君 流出から流入を差し引いた額ということですか。
○大渕絹子君 差額ですね。はい、分かりました。  こうした中で、政府、日銀は、五月二十二日以降六月下旬までに七回にわたって非常に大規模な市場介入が行われたというふうに報じられていますけれども、介入規模はおおよそどの程度だったのかということを円換算、ドル換算で示していただきたい。...全文を見る
○大渕絹子君 いずれ出るといいましても、もう国会終盤でございまして、今回のこの委員会も今日で多分終わりということですから、今日辺り言っても何ら差し支えはない数字だろうと思いますよ、過去もう三か月前に行われたことですからね。どうぞ言ってください。
○大渕絹子君 買ったものの運用。
○大渕絹子君 その大部分が米国債の購入に充てられているんではありませんか。そこ、ちゃんと答えてください。
○大渕絹子君 そのことが我が国経済とかアメリカの経済にどのような良い影響を与えるんですか。
○大渕絹子君 竹中大臣にお聞きをいたします。  報道によりますと、四月から六月の円売りドル買い介入額は、四半期ベースで過去最高額の三兆三千億円に達すると、こういうふうに言われているわけでございますが、確かに民間のエコノミストたちに言わせますと、今こそ市場介入を積極的に行うべきで...全文を見る
○大渕絹子君 通告しています。
○大渕絹子君 我が国だけでは支えられないのではないかということをお聞きしたかったんですけれども、その点はどうですか。短く。
○大渕絹子君 塩川大臣にお伺いをいたします。  ドル買いを支えるための円資金を調達をするための外国為替資金証券の発行額が、その上限が大変近年拡大をしています。昭和六十年には十三兆円でしたのが、平成十一年には三倍の三十九兆円、そして十二年度には五十九兆円になり、十四年度では六十九...全文を見る
○大渕絹子君 後で、数字は私また後で個別に伺いますので、済みません、時間がありませんので前に進みます。  百十五円程度が輸出の採算ラインと、こう言われているわけですが、一円円高になると日本の経済に与える影響というのは一体どのくらいになるのかということを政府は試算をされているかど...全文を見る
○大渕絹子君 これからも更に為替が変動が激しくなってきた場合に、私は塩川大臣がアメリカと情報交換をしながら対応している旨が新聞に報道されているのでちょっと安心をしているんですが、もう少し欧米諸国、主要国と積極的に為替の安定について首脳国間で話し合われて、メッセージをしっかりと世界...全文を見る
10月31日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大渕絹子君 竹中大臣にお尋ねをいたしますけれども、竹中大臣はモルガン・スタンレー証券のロバート・フェルドマンさんという方を御存じでいらっしゃいますか。
○大渕絹子君 最近、アメリカのテーラー財務次官と御一緒に御面談をなされたことはございますか。
○大渕絹子君 そのときにフェルドマンさんが竹中さんに、今のこの対策を作るに当たって、抵抗する議員やあるいは銀行関係者に対して指南をしたということを堂々と講演会の場所で述べているという、銀行経営者たちの講演の場所で竹中さんに指南をしたと、こういう形で堂々と講演をされていて、それを聞...全文を見る
○大渕絹子君 そうだとすると、こうした公の場所でフェルドマンさんが竹中さんにそういうことを直々に教えてきたと、そうなんですよ、そういうふうに言っているとすれば、やっぱりこれはちょっとおかしいということも言わなきゃいけないでしょうし、しかし私自身は、これまで破綻をした企業がアメリカ...全文を見る
○大渕絹子君 竹中原案に対して総理は積極的にやれという方向付けをなされていったというふうに、ついこの間、二十五、六日までの報道はそういうことになっていたわけですけれども、急遽、今日の報道を見ますと、与党と相談しながらまとめてくれ、竹中原案に首相が引導を渡したと、こうなっていて、大...全文を見る
○大渕絹子君 そうすると、おおむね九十点ぐらいに点数は付けられるということでございますか。
○大渕絹子君 大臣は満足がいくものというふうにおっしゃいますけれども、不良債権処理を加速させればさせるほど、やはりデフレ対策をもう少し充実をしていかなければならないというふうに思うんですね。  そうすると、この今回の報告書がデフレ対策の第一弾だとすると、第二弾目のデフレ政策とい...全文を見る
○大渕絹子君 必要であれば補正予算も組むというようなことも伝え聞きおいているわけですが、そういうことが言われていながら今まだそういう御答弁しかできないということになりますと、大変、先の見通しについて、不透明ではありますけれども、もう少し、やっぱり政治というのは二、三か月ぐらいの先...全文を見る
○大渕絹子君 不良債権処理かデフレ対策かというその議論が随分と闘わされてきたわけですけれども、財務省の財務総合研究所の当時次長でありました原田さんの論文によりますと、不良債権が一%減少しても卸売物価は〇・〇〇三%しか上昇しないのに比べて、卸売物価が一%上昇すると不良債権は二一・一...全文を見る
○大渕絹子君 それは大変よかったです。原田さんの御意見も竹中さんのチームでちゃんと取り入れられているということですので、ちゃんと取り入れて実行していただきたいと思います。  日銀総裁に来ていただきました。デフレから脱却をしていくためにはやっぱり物価の反転上昇を起こさなければなら...全文を見る
○大渕絹子君 そうなんですけれども、さっき竹中大臣が金をどう回していくかということが肝心なんだというふうにおっしゃっているんですね。一千四百兆円と言われる国民の預貯金をどう有効利用をして預貯金にも金利が払えるような状況を作っていくか、そしてそのお金を原資にしながら、どう社会資本と...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。
11月14日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大渕絹子君 三人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。  率直に御意見をお伺いをして、もっと聞きたいなと思った点は同僚委員がもうほとんど網羅をしてしまっておりまして、なかなか難しいんですけれども、企業の生き死にということを、本来なら経済市場原理の中でそ...全文を見る
○大渕絹子君 あともう一点、私が常日ごろ考えていることなんですけれども、経済成長、今後の日本の経済成長ということについてお考えをお聞かせをいただきたいんですよ。  小泉総理は、構造改革なくして経済成長なしということで、構造改革こそがこの日本の経済成長を進めていくかぎであるという...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございます。終わります。
11月19日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大渕絹子君 何か答弁させてあげたらいいんじゃないかと私は思うわけでございますけれども。  今日は、議員立法三法の審議ということで、国会のあるべき姿かなというふうに思っていますけれども、共産党さんが出している地域金融円滑化に関する法律案、出ているのであれば同じテーブルに出して議...全文を見る
○大渕絹子君 産業界から強い要請を受けて議員立法をせざるを得なかったという状況ではないかというふうに思うわけです。  さきのこの本法を作るときにも、柳澤金融担当大臣時代ですけれども、柳澤さん自身は、大臣自身は比較的消極的であられたんですよね、ずっとこの委員会で質疑をしてきました...全文を見る
○大渕絹子君 衆議院の財政金融委員会の質疑の中で、事業法人が持ち合いで保有しておりますすべての銀行株の保有残高の減少額は推計で二兆三千億円で、同年度中の銀行株売買代金の十四兆円のいわゆる一六%ぐらいに相当すると藤原政府参考人が答弁されていますけれども、この数字を見ても順調に市場で...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、この法律ができ上がったときに、一体どのぐらいの銀行株が機構に売られるというふうに推定をしていますか。
○大渕絹子君 売られるべき株式というのは期限が切られておって、十三年度末でしたかしらね、そこまでの期限になっていて、大体持っていられる株の数はもう分かっているわけですよね。その中のどのくらいのものが機構が買い取らないと非常に大きな影響があるという推定の中でこの法案が出されてきてい...全文を見る
○大渕絹子君 それでは金融庁にお聞きをいたしますけれども、金融庁は、この議員立法で出された改正案について、絶対に必要なんだというふうにお考えなんでしょうか。必要性について、その必要性について答えてください。
○大渕絹子君 期待をしているんであれば、なぜ自分の方から昨年のあの法案の中に盛り込まなかったんですか。
○大渕絹子君 このように先の見通しがない中で法律が出されて、さらに、大臣が替わったから議員立法で出していただいてその恩恵を受けましょうという感じであれば、非常にこれはもうおかしいですよね。国会の議論の中でもこの問題についても随分と議論をされていたはずですよ、事業法人の持つ株につい...全文を見る
○大渕絹子君 私、今日は本当は竹中金融担当大臣にお聞きをしたかったんですよ。竹中さんだったらば、こういう手法で非常に組織的に、いわゆる官が株式市場そのものに介入をしていくという、こうした在り方に対してどんなふうにお考えになっているのかということを明快に聞きたかったんですけれども、...全文を見る
○大渕絹子君 ほかにも通告をした点、四点ほどあったわけですけれども、ほかの委員の方が聞かれておりますので、重複は避けたいと思いまして、これで終わりにいたします。
11月21日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大渕絹子君 今日、私は、ちょっと財政金融委員会にはなじまない問題ではありますけれども、前回、先週になりますか、超党派の女性議員懇談会というのがございますのですが、その場所で旧日赤従軍看護婦だった皆さん方と懇談を持つ機会を得ました。  日赤の従軍看護婦だった皆さん方は、ずっと長...全文を見る
○大渕絹子君 そこへ座っていてくださいませんか。どうぞお願いします。  それで、六党合意を皆さん持っていていただけると思いますけれども、その二番に「恩給制度を準用し、戦地加算を考慮して、兵に準ずる処遇とする。」、この「準用」という言葉と「兵に準ずる処遇」というのはどういう意味で...全文を見る
○大渕絹子君 資料二を見ていただきたいと思います。  スタート当時は兵の五十五歳のところと従軍慰安婦の慰労給付金の五十五歳以上というところはそう大差がございません。兵士の方は十一万六千六百円、看護婦さんの方は十万円という具合で、そう大差がない金額で決められているんですね。  ...全文を見る
○大渕絹子君 恩給制度を準用し、準ずる処遇をするとなっているんですよ。そこをさっき聞いているんです。準用するとはどういうことですか。準ずる処遇とは、じゃ、どういうことですか、これは。皆さんの政府用語でこういう言葉を使われたときはどういうことなんですか。同様という意味じゃないんです...全文を見る
○大渕絹子君 ですから、準用するというならば、恩給制度と同じように、赤紙で召集された看護婦さんについても兵士と同じように処遇されて当たり前じゃないですか。それがそういうことにはならなくて、スタートのときは恩給制度と同じ金額で設定をしておきながら、その後のことについてはもう全くそう...全文を見る
○大渕絹子君 そうすると、平成十四年度の対象人数は何名ですか。
○大渕絹子君 一年間でもうあれですよね、千七百四ということを、さっき実数おっしゃいました。  私いただいた表、二十六になっていて、その二十六で計算をしても六十三名の方が亡くなっていますよね。既にもう、さっき言いましたようにもう高齢の域に達しておられて、年々その減少の比率というの...全文を見る
○大渕絹子君 採択をされたんですよね。委員会で採択をしたということは、国民の意思が総意でそうしてあげなさいということだったと思うんですよ、委員会採択というのは。ところが政府はそれを実行しないということは、これは怠慢じゃありませんか。国民の声を無視した政策が行われていると、そういう...全文を見る
○大渕絹子君 法律でないのでなかなかできないというんですけれども、スタートしたときは、法律にすると難しいので予算措置にしたんですよね。予算措置であるならば、どこのところを削ってでも、予備費から削ってでもできるわけでしょう、予算措置であるならば。正に大臣決断で使える、大臣のポケット...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大渕絹子君 大臣にまずお伺いをしたいんですけれども、今回、特殊法人改革に取り組まなければならなくなってきた歴史的な背景をまずお聞きをしておきたいというふうに思います。  一九八〇年代、九〇年代、決算剰余金が四兆円、五兆円という形で出ていたときに国会での質疑をさせていただいた者...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、その特殊法人を次から次へと作り上げてきた過去の政治は間違いであったということをお認めになるんでしょうか。
○大渕絹子君 政権が政権維持のために官僚には天下り先を提供をする、そして業界にはその特殊法人を通じて予算の配分をやっていくということ、それから、それを通じて政府・自民党には票も金も上がってくるという、このいわゆる鉄のトライアングルを確固たるものにするために特殊法人というのは必要で...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、天下りの規制についてお伺いをいたします。  現在、通関情報処理センターでは理事長さんが大蔵省出身で、民間に一時、民間といいますか、これは新都市情報システム代表取締役社長から現在の理事長になっているわけですけれども、役員の方、理事の方が五名いらっしゃるんで...全文を見る
○大渕絹子君 理事長が選任をするというその規定はありますけれども、その官僚の天下りを規制をする、何%とか何割とかという細かいところまでの規制はどういう形になるんですか。
○大渕絹子君 決算書を見させていただきますと、役職員の給与についてというところがあるんですけれども、通関情報処理センター、役員給与、職員給与、総額で結構ですが教えていただきたい。日本万国博覧会記念協会についてもお願いをいたします。
○大渕絹子君 役員と職員と別々におっしゃっていただけますか。
○大渕絹子君 通関情報処理センターでは常勤の役員の方が六名おられますけれども、平均すると一千九百万円ぐらい、平均額でですね、そして職員の給与が八百万円程度ということになります。それから、万博記念協会の方は役職員の方が一千九百万円弱ですね、四名で。平均です。そして、職員の方は九百万...全文を見る
○大渕絹子君 事業収入の推移でございますけれども、通関情報センターの方では事業収入がおよそ九五・二%を占めておって、正常というか普通の業務ができる状況にあるというふうに思うんですけれども、万博協会の方は事業収入がおよそ全体の、ちょっとお聞きをしましょうか、事業収入と、それから事業...全文を見る
○大渕絹子君 非常に基金の運用益とか余裕金の運用益で大きな事業収入を得ているということは、健全な運営をされているというふうには思えるわけですけれども、いつまでもこれが継続してやっていけるのかどうかというところを考えますと少し不安はあるかなというふうに思います。  それで、上げた...全文を見る
○大渕絹子君 一番最初に国が財政困難なときにはということを私が申し上げたのはこのことに掛かってくるわけでございまして、できる限り上げられた利益については、それは国に還付するのが当たり前でございまして、まだ移管をしていく中で評価委員会で残す金額を決めてと言っていますけれども、そこは...全文を見る
○大渕絹子君 必要があるときは国からまた出資金を募れて、例えばもう全く事業が成り立たなくて倒産をしたときは、じゃ、どうなるんですか。
○大渕絹子君 しかし、通則法の中では、最悪倒産したときには、独立行政法人全体ですけれども、国庫が救済をすることに仕組みとしてはなっていますよね。結局、最終的には資本の増強も、それから赤字で行き詰まったときも国庫によって賄われるということになっているわけですから、ここは肝に銘じてそ...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大渕絹子君 竹中大臣にお聞きをしていきたいというふうに思います。  政府が十一月十三日に発表した二〇〇二年度の七月から九月期の実質GDP成長率は、年率で三・二%増と緩やかな景気回復が確認をされたということでございますけれども、私たち国民の側は大半がそういう状況にないというふう...全文を見る
○大渕絹子君 統計の取り方に限界があるのではないかということも言われているわけですよね。肝心の所得が減り続けているのに家計消費は増え続けているというようなことで、この取り方、統計の取り方あるいは家計調査の問題点としての扱い方はどんなふうでしょうか。
○大渕絹子君 九月以降の見通しはどうなんでしょうか。
○大渕絹子君 財務大臣にお伺いをいたしますけれども、非常に、今話をしてきましたように、景気回復の足並みが遅いという状況に私たち国民は思っているわけでございます。そういう中で、補正予算の必要性というのが随分叫ばれてきたというふうに思うのですけれども、この国会に出せるという状況にはな...全文を見る
○大渕絹子君 新聞等で見るところによりますと、三兆円規模でということで景気の悪化を食い止めるということはなかなか難しいのではないでしょうかということでございまして、下支え効果も来年の四月から六月ぐらいまでと極めて限定的ではないかというようなことも言われているわけでございます。 ...全文を見る
○大渕絹子君 枠を堅持しながらといっても、既に堅持はできていないのではないかというふうに思いますけれども、今回の補正を実施しても政府が中期展望で示した二〇〇三年度のデフレ脱却というのは困難なんではないかというふうに思われますけれども、この中期展望の展開というか、転換はなさるつもり...全文を見る
○大渕絹子君 悪化をしていないというわけですけれども、不良債権の処理を加速をさせていくと悪化をするという要因になっていくのではないかという心配がありますけれども、それでは、それは絶対ないとお考えですか。
○大渕絹子君 従来型の公共投資ではデフレの脱却効果が大変薄いということは過去において既に実証済みでございますよね。ずっと、バブル崩壊後、補正予算あるいは本予算で国債を大量に発行しながらやってきたわけですけれども、なかなか脱却できなかったという経過がありますけれども。持続的な需要拡...全文を見る
○大渕絹子君 しっかりとそこの部分に取組をしていただきたいというふうに思います。また、予算の積極的な活用という部分では、過剰債務を整理促進をしなければならないということは、もうこれは今日の議論の中でずっと言われてきたことでございます。  政府も産業再生機構を作ったり、あるいは産...全文を見る
○大渕絹子君 所管大臣の関与で、いい面もあると思いますけれども、むしろその産業の所管大臣であるがゆえに様々なデメリットもあるというふうに思いますので、しっかりとした議論の中で決定をしていっていただきたいというふうに思います。  さらに、過剰債務の整理促進に取り組むべき決意につい...全文を見る
○大渕絹子君 この予算の編成で、需要の創出、それから過剰債務の整理、それからもう一つは、将来不安への対応をどう予算付けていくかということだというふうに思うんですけれども、このことについて財務省の考え方を述べてください。
○大渕絹子君 雇用の不安なども大変あって、雇用給付金の手当を少し期間を長くしてほしいとか、あるいは年金制度の更なる拡充とか、あるいは健康保険制度の国庫二分の一負担などということが、そうした私たち国民の側から常に将来に対して大きく持っている不安に対してきちんと手当てをしていくという...全文を見る
○大渕絹子君 そこのところを大胆に予算の組み方を変えていかなければ、これからの日本の国民の要望にこたえられていかないと私は思っているのであえて言っているわけですので、財源がないのは元々もう分かっていることでございますが、その少ない財源の中でどう国民の期待にこたえていくかということ...全文を見る
○大渕絹子君 そっちの方向で検討されているとはどうしても思えないですよね。医療費は切り上がっていきますし、介護保険の負担も多くなっていきますし、本当に国民の不安にこたえていく方向が研究されているとはどうしても思えないんですよ。  ですから、来年度の本予算を組むに当たっても、今度...全文を見る
○大渕絹子君 大手十一行が九月中間決算発表をいたしましたけれども、率直に言って、この決算内容について竹中大臣はどのような御感想を持たれましたでしょうか。
○大渕絹子君 銀行の方たちが、非常に金融再生プログラムの内容がまだはっきりとつかめていないために、決算に当たるに当たってばらつきがあるということも懸念として言っているわけでございますけれども、繰延資産の対応について、マスコミ等々では一〇%ぐらいにするというようなことも流れていった...全文を見る
○大渕絹子君 自己資本の拡充への取組をどのように指導されますか。
○大渕絹子君 トヨタの社長さんが、希望されるならば出資をしてもいいというような発言も積極的になさっているというような報道もありますので、そういう取組を進めていったらいいというふうに思います。  あと、公的資金による資本注入ということが随分と問題になっていて、今度の預金保険法です...全文を見る
○大渕絹子君 新法を制定しないと、金融危機というふうな認定がされなければ公的資金が入れられないという認識にあったものですから、何か、今日の報道を見たら、工程表ができていけば新法は要らないのかなと、私はそんなふうに読んでしまったものですから、そうなのかな、そういう手続でやっちゃうの...全文を見る
○大渕絹子君 銀行側で、政府がルールをよく変えてしまうので、非常にその影響が大きくて経営内容が悪化をしてしまうんだというような発言をされている方があるわけですけれども、これに対してどうお答えになりますか。
○大渕絹子君 今度のこの法律でペイオフが二年間延期をされるということになったわけですけれども、国民は、私たちは、来年の四月から実施ということで、それぞれ預貯金を移動させるとか、あるいはそれに対応してもう準備を進めてきたというふうに思うわけでございます。  ここに、経済産業省が調...全文を見る
○大渕絹子君 私もその点は同感でございまして、よかったというふうに思う一人でございますけれども、どうせよかったのなら、もう少し金額について、これから先、この二年間の間に、一千万円という枠ではなくて、個人の預貯金については、アメリカなどは何か五十万ドルとかいう上限になっているそうで...全文を見る
○大渕絹子君 何か、名目はそうなっているけれども、実質的な運用のところではもう五十万ドルが保護されているというふうにお聞きをしましたけれども。  それでは、決済性預金というのを今度、決済用の預金というのをこの法律で創設ができることになりましたけれども、普通預金を保護するために、...全文を見る
○大渕絹子君 しかし、普通預金はペイオフが解除されますと一千万しか守れなくなりますよね。そうしますと、全額保護をされる決済性預金の方に移し替えておくということは当然の理として出てくるだろうというふうに思うのですけれども、そういうことにはならないというふうなお答えですので、ならない...全文を見る
○大渕絹子君 この決済用預金を動かすに当たって、システムの開発費などというのはどんな程度掛かるのでしょう。銀行側にそれは圧力にはならないのでしょうか。
○大渕絹子君 金融機関の組織再編を促進するための特別措置法案も今日審議をされているわけですけれども、地域金融のあるべき姿というのは、どういう姿が地域の中小零細商工業者やあるいは一般の金融利用者にとって理想なんだろうかということをちょっとお聞きをしたいと思いますが。
○大渕絹子君 高月さんとおっしゃる明海大学の経済学部の教授さんが、合併一本やりでは大変新陳代謝がかえって遅れて地域金融が活性化をしなくなるんだというようなことを書いておられるのを見るんですけれども、こうした考え方についてはどうでしょうか。
○大渕絹子君 合併が決められるときに、利用者側の意見というのはどんな形で吸い上げられるんでしょうか。銀行側の努力によって利用者側にきちんと説明をするようなシステムになっているんでしょうか。あるいは、ある日、全然利用者側が分からない中で決められていってもやむを得ないということなんで...全文を見る
○大渕絹子君 農水省に来ていただきましたけれども、岡山県にある大原町農業協同組合が十一月の一日の日に県から公的管理命令を受けて事実上破綻をしたという、これはエコノミストという雑誌に載っていた記事を見させていただきました。  その中の、この大原町農業協同組合の破綻処理の様子をちょ...全文を見る
○大渕絹子君 この記事によりますと、一千万円を超える定期預金、いわゆるこの四月からはもう保護をされないことになっている分野の金額が総額で八億円あるわけですけれども、その八億円についても県は全額保護を約束をしたと、こう言っているんですが、保護されない金額八億円がどうして保護されるこ...全文を見る
○大渕絹子君 JA金融は、こういう形で独自なセーフティーネットを敷いて、ペイオフ後も定期預金と同種類の預金についても保護が図れたという事実が今あるわけですけれども、信用組合とかあるいは信用金庫等々においても、こういうセーフティーネットを独自に張るということは今システム化されている...全文を見る
○大渕絹子君 これからその独自の判断の中でそういうことを信組や信金などという中小の金融機関がやることについては、どういうふうにお考えでしょうか。
○大渕絹子君 預金の流れが、信金・信組から農協金融の方にこういうセーフティーネットがあれば当然流れていくというふうに思いますので、信金とか信組を保護していくという観点からすれば、同じようなセーフティーネットが張られていかなければならないというふうに思いますので、今後の検討課題にし...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大渕絹子君 皆さん、大変御苦労さまでございます。よろしくお願いをいたします。  柳澤前大臣時代には、不良債権処理は引当金を積みオフバランス化を着実に進めていけばいいのであって、営業をやっている限りにおいて不良債権の発生は、これはもう常時あることであるというようなことも述べられ...全文を見る
○大渕絹子君 資本金計算のルール変更ということが取りざたをされているわけですけれども、政府との今後の協議ということにゆだねられているわけですけれども、現在、皆様方の銀行では、どうした資本金計算のルールになったらよろしいかというふうに考えているかということをお聞きをしたいと思います...全文を見る
○大渕絹子君 日銀が非常に金融緩和政策を継続をしていて、当座預金積み増しですか、二十兆円まで増やしていくというようなことが行われていますけれども、民間企業への貸出しは逆に縮小して、金融機関は何か国債の購入の方に力を入れているというような現状があってなかなか好転をしていかないわけで...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、三木さんと前田参考人にお伺いをしますけれども、日銀はいよいよ先月二十九日から銀行保有株の買取りを開始をいたしましたけれども、この日銀の政策についての御感想と、それからもう一つ、銀行等の株式等保有制限に関する法律が成立をしたときに、昨年なんですけれども、株式...全文を見る
○大渕絹子君 最後に、皆様方の銀行の今の市場の株価なんですけれども、御自分たちの実力と比較してどういうふうにお考えになっているのかを一言ずつお聞きをいたしたいと思います。
○大渕絹子君 終わります。
○大渕絹子君 今日は、四人の皆さん方、本当にありがとうございます。お礼を申し上げます。  ペイオフの延期については、皆様方総じて、まあ望ましい方向であったというふうに先ほど来お答えをいただいていますけれども、そのペイオフの延期の要因になったのが、保護される預金を新たに作るという...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、個々の経営判断で行われるということでございますけれども、普通預金は今度は保護される金額が一千万というふうに切られた場合、この決済性預金の方にシフト替えをして、とにかく利息はいい、保護だけしていただければいいというようなことで、預金者がそちら側にシフトし...全文を見る
○大渕絹子君 今回の国会に組織再編成を促進をするための特別措置法があるわけで、それぞれの地方銀行あるいは第二地方銀行等々の合併、統合を進めるための法整備が進められているわけですけれども、皆様方の協会ではこの合併、統合への動きというのは具体的にどんな形になって現れているのかというの...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございます。  本当にありがとうございました。地域の金融の特徴というのを十分に生かしてこれからも頑張っていただきたいと思いますし、金融庁が無理難題を持ち掛けたときには毅然とした態度でやっぱり拒否をするということも必要だと思うのですよね。是非そうした態度で...全文を見る