大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
議事録を見る
○大渕絹子君 塩川財務大臣にまず質問に入る前に私はお尋ねをしたいんですけれども、アメリカのイラク攻撃に対して小泉さんが真っ先に支持をし、戦後の復興について財政支援をするということを明快に発表しておるわけです。昨日も衆議院の集中審議、テレビ等で見さしていただいておりますけれども、国...全文を見る
○大渕絹子君 私は、日本の内閣が本当に正常に機能しているかどうかという観点で今お聞きをしているんですね。  国民の七割ぐらいの人は武力行使については否定的、やっぱり話合いで解決をすべきと思っていますのに、総理が独断専行でアメリカを支持するということに対して、その内閣の構成員であ...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、内閣全体で総理の今回の発言を支持し、日本国政府の行動を支持するというふうに受け取ってよろしいわけですね。
○大渕絹子君 それは非常に残念なことでございまして、やっぱり政権交代が行われないと日本というのはアメリカにずっと隷属をしていく国というふうに取られてしまって、今度のイラク戦争を引き起こしていく責任国の一つとして諸外国から糾弾をされても致し方ないような状況に陥っているというふうに思...全文を見る
○大渕絹子君 財務大臣として、日銀にイラクの対応策として具体的にこんなことをやっていただいたらいいなと思うようなものはございますでしょうか。
○大渕絹子君 もう少し具体的に、国債をこのぐらい買ってほしいとか、あるいはETFの買い付けをしてほしいとかという答弁が出るのかと思ったんですけれども、結構でございます。ありがとうございました。  それでは、特例債法について入らせていただきたいと思います。  今後の財政改革につ...全文を見る
○大渕絹子君 この委員会の質疑等々を通じて、政府はあと一、二年でデフレを脱却できるというふうに見ているというふうに私は承っているわけですけれども、このまま新日銀総裁の下で何も新しい政策が取られなかったとすれば、デフレはなお続く公算が大きいのではないでしょうか。民間の研究機関では二...全文を見る
○大渕絹子君 デフレが克服をできなければ財政の健全化、プライマリーバランスの回復などというのは本当に期待できないというふうに思うわけでございます。  現在の国債の消化は、我が国の個人貯蓄残高一千四百兆円という巨大な資金が背景にあってのことです。その個人貯蓄残高がこのところ急激に...全文を見る
○大渕絹子君 このまま景気が上がっていかない状況になりますと、やっぱり家計費の中に貯蓄を取り崩していかなければならないような状況が続いてくるというふうに思っておりまして、やっぱり先を見通した政策を先手先手と打っていく必要があるのではないかというふうに思いますので指摘をさせていただ...全文を見る
○大渕絹子君 物価連動をするということになりますと、順調に、順調にというか、物価が少しずつ上がっていけば、その国債を買うメリットというようなものはあると思いますけれども、今の横ばい状態、今のような右肩下がりのような物価がずっと続いていく場合に、こういうものにニーズが集まるとは思え...全文を見る
○大渕絹子君 何か、いいのかどうかちょっと分からないんですけれども、分かりました。  個人向け国債の販売がこの春から始まりましたけれども、売行き状況、あるいはまた浮かび上がった問題点について説明をしていただきたいと思います。  郵便局と銀行との間で売行きの違いというのがあるよ...全文を見る
○大渕絹子君 郵便局での販売は手数料が必要ないということですよね。民間の金融機関では販売手数料が必要なためにやっぱり郵便局の方に集中をしがちというふうに聞いていますけれども、そうだとすれば、郵便局でもう少し販売数を増やしていく方が国民にとっては使い勝手がいいのではありませんか。そ...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、税制の方の改革案について入らせていただきます。  平成十五年度は国税及び地方税合わせて一兆八千億円の減税先行ですが、かねて、増減税の税収は中立にしたいというのが財務大臣のいつもの御答弁でございました。しかし、今度のような減税先行はいつごろまで続けていかれ...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、平成十六年度には今回改正の配偶者特別控除は廃止をされますので、五千億円ですかね、増収になるということですけれども、今後どのような増収計画の下で、六、七年掛けて増減税収中立に持っていこうとされているのか、具体的に答えていただきたいと思います。
○大渕絹子君 その増収にする項目ですね、例えばどういうものを考えておられるんですか。今度の配偶者特別控除の廃止ということに加えて、さらに特定扶養控除の廃止だとか、あるいは各種個人保険控除の廃止等々も考えておられるのかどうかということをお聞きをしているんですが。
○大渕絹子君 それは今回の改正でしょう、税制改正でしょう。それは今回のですよね。そうじゃなくて、今後の見通しを聞いているんですけれども。
○大渕絹子君 こうした今回のような配偶者特別控除の廃止によって、我が国の所得税の課税最低限度額は低下をしたというふうに考えられますけれども、このことは基本的に望ましい方向だというふうに考えておられるのかどうか。  諸外国と比較をして、多分現状、円とドルの為替レート百二十一円換算...全文を見る
○大渕絹子君 その為替換算を購買力平価水準によって計算をする場合、先進諸外国に比べてかなりもう既に低い水準になっているのではないかと私は考えるんですけれども、その購買力平価水準、塩川財務大臣は百五十から百六十円ぐらいが妥当だというふうにいつもお答えになっているんですが、今百二十一...全文を見る
○大渕絹子君 今回の配偶者特別控除制度の廃止については、私も働く女性の一人として望ましい方向であるというふうに評価をさせていただきたい、そう思っています。  しかし、この廃止によって浮く財源について、どういう使い方をするのかということが極めて私は重要な問題になってくると思います...全文を見る
○大渕絹子君 恐らく、この配偶者控除を、特別控除を廃止をしようという議論の中でそうしたことの要望というのも寄せられてくるというふうに思いますので、十分考えていただきまして、更なる女性たちが就労できるような状況を整えていくために使っていただけるようにお願いをしておきたいというふうに...全文を見る
○大渕絹子君 消費税について、三千万円の免税点のところが一千万円に引き下げたということは、この消費税が持っている矛盾の解決に向けて一歩踏み出したということで評価をできるわけですけれども、どうして一千万円で止めたのでしょうか。アメリカや諸外国などでは三百万円、三百五、六十万円ぐらい...全文を見る
○大渕絹子君 非常にどっち付かずの政策だというふうに思いますよ。  だって、三千万円まで免税点にしておれてそのまま現行を維持しようとしたならば、その三千万円までの免税点については消費税の徴収はしないということを決めればいいわけですよ。そして、仕入れに掛かった今までの消費税につい...全文を見る
○大渕絹子君 ちょっと私の趣旨とは違う答弁かなというふうに思いますね。  一千万円、それじゃ免税点の今度は対象になる一千万円以下の商工業者に対しては、内税方式でやるわけですから、消費税の徴収についてはしないように指導をして、今後はそこからはもう下げないというようなことが約束がで...全文を見る
○大渕絹子君 ですから、その一千万円免税点は、消費税という名目では消費者からは取らないということが決められれば、今後、その一千万円の免税点の制限をなくする、撤廃をするようなことは議論にならなくなるんですよね。消費者から預かってしまうので、そのことが懐に入ってしまうという状況を私は...全文を見る
○大渕絹子君 何か副大臣、私が言うこと全然聞いていないじゃありませんか。後で議事録見てください。自分の答弁が変なのが分かりますよ、きっと。  竹中大臣、おいでいただきましたので、お伺いをいたします。  昨年秋、竹中大臣は内閣改造によって金融担当大臣を兼任することになりました。...全文を見る
○大渕絹子君 そうすると、予定された状況で推移をしているというふうにお考えなんでしょうか。  私は、何かますます、金融経済、財政問題、どれを取っても回復どころかますます泥沼に入り込んでしまっている状況なんじゃないかなと、こう憂えているんですけれども、そうした今の現状も大臣にとり...全文を見る
○大渕絹子君 三月の月例経済報告の景気判断でも横ばい状況ということで、GDPについても今一・八とおっしゃいました。〇・九%だったですかしら、発表されたのは。そういう中ですよね。  しかし、そうだとすると、その実体経済、私たちが今暮らしている社会の中で相変わらず企業倒産が続き、あ...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
03月26日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
議事録を見る
○大渕絹子君 ちょっと、今、塩川財務大臣、すごい答弁をされたなというふうに思いますね。  私は、ODA予算の扱い方についてちょっと質疑をしていきたいというふうに思います。  平成十五年度の政府全体の一般会計のODA予算は八千五百七十八億円と、前年度比五・八%減ということで、こ...全文を見る
○大渕絹子君 対中国のODAの削減についても話合いがなされて、二年連続で円借款削減という方向が出されていますけれども、この中国のODA削減の背景について答えてください。
○大渕絹子君 私は、中国は既に国際の金融機関等々のドナー国として登録されている国なんですよね。例えばIMF、国際通貨基金などでは八番目の拠出国、それから国際復興開発銀行ではもう六番目のドナー国として登録をされているような国に成長しているわけなんですよ。それに対して、中国に対してい...全文を見る
○大渕絹子君 私は現地の大使館員の皆さん方ともお話をしてまいりましたけれども、ミャンマーに対しての支援をもう少し強めてもらいたいという大使館の職員の皆さんの率直な意見もございました。  そして、私自身がミャンマーの国を、くまなくとは言いませんけれども、回れるところだけ、一週間ぐ...全文を見る
○大渕絹子君 最後に大臣、日本のODAの在り方なんですけれども、さっき言いましたように、ダムを造るとか高速道路に資金を出すとかというようなハード面よりも、もう少し人対人、アジアの人たちに対して人道的な視点で大きなお金が使われていくような方向に大転換をすべきときだと思いますので、夏...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。
03月27日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
議事録を見る
○大渕絹子君 国際開発協会の質問をやらないと言ったんですけれども、一問だけ聞かせていただきたいと思います。済みません。いただいた資料をずっと眺めておりまして、ちょっと聞いてみたくなりました。  実は、二〇〇〇年のシェアなんですけれども、出資国のシェアなんですけれども、アメリカが...全文を見る
○大渕絹子君 お金だけ出して使い方については余り文句が言えないような状況であるならば、やっぱりきちっと日本が独自に援助、どういう援助をしたいかという主体性を持って使えるところにより出していく方が私は有効だというふうに思うんですね。  この今回の単位がSDRということになっていま...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、関税定率法の方に移らせていただきますが、通告をした質問がかなり重複をしておりますので、御答弁をいただいた中でちょっと重ねてお聞きをしたいというふうに思います。  中国に対する特恵国としての扱い方をどうするかという議論は多分ほかの同僚委員の皆さんも同じだと...全文を見る
○大渕絹子君 この適用除外措置の中では二五%超えというふうにうたってありますよね、卒業するときの条件として。それを更に五〇%にして外すという、検討をするというのは少し意図的じゃないかなというふうに思ったものですから、あえて聞かせていただきました。それで、今は具体的には言えないとい...全文を見る
○大渕絹子君 二年連続というのは、過去において二年連続ということで考えてよろしゅうございますね。
○大渕絹子君 はいとおっしゃってくださいましたので。  それでは、中華人民共和国の中で香港地域、マカオ地域が除かれていますけれども、これはどうしてですか。
○大渕絹子君 そうか、そういう答弁だと私が後は言えなくなるのね。本当は上海とか深センとか今の、すごく地域特定ですごく経済が発展している地域もこの香港やマカオと同じように地域指定をして外していくということができるんじゃないかと私は今言おうと思ったんですけれども、関税の扱いが独立して...全文を見る
○大渕絹子君 はい、ありがとうございました。  先ほど税関職員の増加についても質問がありまして、純増、今年度、十五年度ですね、来年度ですね、三十二名増というような話で、やっぱり定数少し足りないのではないかなと私自身も思うんですね。そして、今の状況からすると一気に増やしていくとい...全文を見る
○大渕絹子君 ばしっとそれはもう有効に人材活用するというようなことが出てこなければおかしいですよね。せっかく有能な人材を抱えながら、そこが余っているというような状況があったときに、もちろんそれは相手省庁が余っているとは言わないでしょうね、実際に今の体系の中では言えない状況にあると...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  終わります。
04月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
議事録を見る
○大渕絹子君 要請をした質問がほとんど同僚議員によって明らかになっておりまして非常にやりづらいわけですけれども、大臣にお聞きをしたいんですが、平成十四年九月六日の酒類販売業に関する懇談会の答申を受けて今回法律改正がされたわけですね。だから、より現実に今の状況に合わせて法律改正がな...全文を見る
○大渕絹子君 議員提案の立法を作るときによくあるんですけれども、整合性が保てないようなときには議員立法で、そして総員で賛成をして通していくという、こうしたことがよく手法として行われるんですね。  特に、この酒類の販売組合は特定の政党に対して非常に強力にバックアップをする組合だと...全文を見る
○大渕絹子君 それほどの激変緩和が必要な法律を、じゃなぜ出すんですか、政府が。そうでしょう。そうですよ、閣法として過度な規制緩和をやったために、この激変緩和をしなきゃならない議員立法は必要だというならば、閣法に不備があるということになるのではありませんか。大臣、いかがですか。そう...全文を見る
○大渕絹子君 大臣です。
○大渕絹子君 私も酒類の小売業者が非常に状況的には大変なところに置かれているのはよく分かります。私は大変山村部に住んでおりまして、そこの地域にはお酒屋さんは一軒しかございません。そこのお酒屋さんも非常に努力をされています。しかし、車で十分ほど行ったところには大量な量販店があって、...全文を見る
○大渕絹子君 福井日銀総裁、御就任おめでとうございます。  質疑を、オーソドックスな形の質疑になりますが、よろしくお願いします。  四月十七日のこれ朝日新聞なんですけれども、「ETFの購入 日銀側に要請」として、自民党幹部という形になりまして、自民党の麻生太郎政調会長と相沢英...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、この件についても直ちに上告があって、三兆円程度要請があってそれにこたえていくというような判断をなさったわけでございましょうか。
○大渕絹子君 それでは、こういう直接に要請されるようなことは日銀側にとっては極めて不愉快なことということになるわけでしょうか。
○大渕絹子君 その姿勢をずっと貫いていただきたいなというふうに思います。  それでは、福井新総裁が発足してからちょうど一か月たちました。日銀にとってはかつて経験したことのない危機的な状況の中での船出となりましたが、この一か月の新総裁としてのまず感想から聞かせていただきたいという...全文を見る
○大渕絹子君 その金利機能が使えないということでなかなか、多分、当初考えていて、こうもやりたい、ああもやりたいと思っていたことが、実際に新総裁に着任をしてみるとなかなかそれがうまく自分の思うようにはならないというようなことになったんだろうというふうに思いますけれども、改めて自分の...全文を見る
○大渕絹子君 経済実態に即して為替レートが決まってくるというのはそのとおりだろうというふうに思いますけれども、しかし、日本の経済が今こういう状況に置かれているときに、もし円安誘導することでこうした脱却、デフレ脱却できていくようなことが可能であるとすれば、それはやっぱり試みてみる必...全文を見る
○大渕絹子君 デフレ克服の対策も、今までもずっと国会でも議論がされてまいりました。様々な政策が打ち出されてきているわけですけれども、この「改革と展望」、十五年一月に出されました「改革と展望」の中で、二年間でデフレ克服をすると、そういう期間を設けて集中的にその改革をするというふうに...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。
05月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
議事録を見る
○大渕絹子君 三人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  非常に今の日本の経済というのは厳しい状況にあるのはだれも認識が一緒でございますけれども、小泉内閣になってからのこの二年余りにおいても、デフレは更に進行して、株価は平成十三年四月に一万三千四百円台を付けていたのが今は...全文を見る
○大渕絹子君 小泉改革の方向性は正しかったと、方向性というかな、やっていることは正しいという参考人の御意見でございますけれども、そうだとすると、どうして経済が上向き、まあ経済は少し上向き、企業の業績は上向きになりつつあるという土田参考人の御意見もございましたが、なぜ株価がこういう...全文を見る
○大渕絹子君 ツバサ参考人には私さっきからお聞きを──ごめんなさい。巽さん、ごめんなさい。名前間違えたら失礼ですね。済みません。  大証会長さんに、さっきの、デリバティブの世界一になったところから規制が加えられてきて思うようにできなくなってしまったという発言がずっとあって、それ...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。時間ですのでお一方で結構でございます。  ありがとうございました。
○大渕絹子君 構造改革という名の中で日本の金融機関も大変大きな今改革の途中でございますし、証券業界も、銀行とか証券の垣根を低くしたり、あるいは手数料の自由化をしたり、あるいは税制の改革をしたりしながら、できるだけ証券業界に資金が潤沢に流れるような改革を今取り組んでいるやさき、この...全文を見る
○大渕絹子君 今年四月に株価が大変、七千六百七円ですか、もうバブル崩壊後最安値というような厳しい状況、二年前の市場と比べて二分の一に下落をするというような状況がこの間ずっと起こってきているわけですけれども、こうした状態を引き起こしてきた原因というようなものを探っていかないと立ち直...全文を見る
○大渕絹子君 午前中の参考人質疑の中でも、需給のバランスが非常に崩れたんでこういうことが起こってきたというのは、今大臣も同じことをおっしゃっているんだろうと思いますけれども、大手主要五社が下がってきたという原因は、銀行との持ち合いを解消しながら、企業株が持ち合い解消のために放出を...全文を見る
○大渕絹子君 この活性化対策を決めなければならないような事態に陥ったことに対して、その前段でずっとやられてきた金融政策そのものが、それでは失敗をしたというふうに大臣はお認めになりますか。これが、こういうことをやらなければならなくなってきた過程において、行政側で何らかのこの金融政策...全文を見る
○大渕絹子君 なかなか先の見えない中での状況で進んできた状況で今こういう状況にあるというのは分かるわけですけれども、それにしても、不良債権処理であるとかあるいは持ち合いの解消であるとかというのを急ぎ過ぎたがために日本の株式市場がこういう状況に陥ったというような批判も私は一理あるん...全文を見る
○大渕絹子君 だって、政府がどうこうするって言わなくたって、この対策は政府が出されたんじゃないんですか。証券市場活性化関係閣僚等による会合の中で、早急に対応することとして、郵貯、簡保の資金を市場から株式を購入することを検討すると、本年度中に検討すると、しかも早急にと、こうなってい...全文を見る
○大渕絹子君 変ですよ。生田総裁はそんなことにしたくないと言っているのに、政府はこうしろと、こうした方がいい、こうしてほしいという要望でしょう、これ、大体。そういう対策だというふうに私は読んでいますけれども、そうじゃないんですか。じゃ、拒否されたらやらなくていいんでしょうかね。そ...全文を見る
○大渕絹子君 塩川財務大臣は十五日から十七日まで財務相、閣僚のサミットですね、参加をされてきましたけれども、その場所でアメリカのスノー財務長官などが、ドル安は輸出に役立つとか、日本やEUが自国経済の低迷をドル安のせいにするのは不適切だなどと発言をしながら、ドル安を容認の方向性を打...全文を見る
○大渕絹子君 だって、実際にそのG7の会議の後、ドル安・円高に振れてきて、日本の政府は円を売って円安支え、円が上がらないように支えなければならない事態があって、ずっとなさっているじゃありませんか。それなのに、そういう御答弁は少し変ですよ。せっかく発言するいい場所があったにもかかわ...全文を見る
○大渕絹子君 質問予告をした部分はほかの委員の皆さんがずっと聞いてきて、私もここで聞いていたんですけれども、よく分からないです。ごめんなさい、すごく理解が難しいですね。  竹中さん、大臣、五月七日の朝、りそなにこの百二条が適用せなければならないような事態が起こるやもしれないとい...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、金融担当大臣としては、三月のあさひと大和の合併のときに、恐らくどういう資本状況になっておられて、これはこの二つが一緒になった場合にどういう状況になって、資本増強が状態が良くなって、そして再生というか、もう少しいい方向に行く合併だというふうに見越して合併...全文を見る
○大渕絹子君 たしか金融庁は銀行の特別検査等々も行っているわけでして、去年の九月の決算の数字をそのまま三月の合併時に、それしか分からなかったということはないんじゃないでしょうか。そこはちょっと私、分かりませんし、それで許可をした上で、さらにこういう事態が一か月半後に起こってくると...全文を見る
○大渕絹子君 実際の、じゃ決算の生の数字が出てこない限りにおいて、その銀行がどういう状況になっているか、金融庁は全く分からないということですか。
○大渕絹子君 その監査法人が、四%台で維持をするか、その実際の数字で出していこうかというようなことで非常に引き合いがあったやの報道もなされているわけで、そこらの事実は今後また委員会等々で明らかになってくるのかなというふうに思いますけれども。  それでは、繰延税金資産を抱えている...全文を見る
○大渕絹子君 今はこれ、今後のことは聞いていないというわけですけれども、このりそなの問題も過去において聞いていなかったわけですよね。そしてこうやって起こってくるわけですよね。で、私は知らなかったで済むということになると、それはやっぱり大臣としてはどうなのかしらというふうに思います...全文を見る
○大渕絹子君 そこまでは今までの方の答弁と一緒なんですよね。でも、そこが本当に担保できるかどうかということなんですよ。それをどうやって担保していくんですか。ただ言葉で言っただけでは全然分かりません。同じ答弁です、ずっと。何人もの方とも同じ答弁しか来てしていないじゃありませんか。
○大渕絹子君 終わります。
05月27日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
議事録を見る
○大渕絹子君 三人の参考人の皆さん、本当に今日はありがとうございました。それぞれ専門家の立場から貴重な御意見をお聞きをいたしました。本当にありがとうございました。  それで、三人の方たちが今回の法改正に対して非常に時宜を得たものであるという評価をなさっております。ただ、私自身、...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは、この監査法人の適正規模について、奥山参考人、どのようにお考えでしょうか。  日本では千人規模以上の会社が四社ですか存在をして、あとは中小の監査法人ということで存在をしているわけですけれども、事業内容を見てみますと、監査にかか...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  それでは最後ですが、三人の皆さんに。今回、りそなの問題で公的資金を二兆円を超える額が投入をされて救済をするというような方向が見いだされているわけなんですけれども、率直に参考人の皆さん方はこうしたことに対してどんなふうに考えていられるのか...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございます。  終わります。
05月29日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
議事録を見る
○大渕絹子君 公認会計士法が大変、三十七年ぶりですか、改正されて、時宜を得ているというふうに思いまして、賛成をする立場は立場ですけれども、質問をさせていただきたいというふうに思います。  衆議院でも参議院でも、非常に第一条一項の、会社等の公正の事業活動の保護を図りというところを...全文を見る
○大渕絹子君 竹中大臣は、せっかく、国会議員からでも官僚からでも登用されたのではなくて、本当に民間から、普通の国民の中から大臣に登用されている人なんですよ。その方が、率直にこの文章を読んで、この文言が必要かどうかということを私は尋ねているんです。本当に必要だと思っていられますか。...全文を見る
○大渕絹子君 その文言が、「会社等の公正な事業活動」等を削除したとしても、その前段のところに「独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、」と明快に書かれていますよね。だから、ここはなくたって、そこの会社のその財務に関する情報の信頼性を確保...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、諸外国の中で、欧米諸国、特にアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスというのを私は資料でいただいているんですけれども、この会計士団体が強制加入になっている国はございますか。
○大渕絹子君 米国、イギリス、ドイツ、フランスと私は申し上げましたが、どうですか。
○大渕絹子君 いずれも強制加入ではありません。しかも、団体が一つではありません。イギリスには三団体ありまして、どこを選ぶかというのはその公認会計士の選択にゆだねられているんですよね。  そういう状況の中で、日本には、十七条、十八条の規定でたった一つの公認会計士団体である公認会計...全文を見る
○大渕絹子君 最後ですけれども、民主党が修正案を出されています。私は本質的には賛成をしたいというふうに思っているんですけれども、その中の第五項の中に「就職制限に関する規定の削除」というのがございまして、二十八条二項に今回、「公認会計士及び監査法人の監査証明業務を執行した社員は、会...全文を見る
06月13日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
議事録を見る
○大渕絹子君 三人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。大渕絹子でございます。よろしくお願いします。  まず、竹山参考人と岩本参考人にお聞きをしますけれども、りそな銀行の監査法人を自分の一社でやりたいと思われていましたでしょうか。
○大渕絹子君 いずれりそな銀行の監査法人を自分の社で一手に引き受けたいと思われていたことがありますでしょうか。
○大渕絹子君 岩本参考人にお聞きをしますけれども、朝日監査法人の三十八歳の公認会計士が亡くなられるという事件がございましたですね。そのことの真相究明というか、そこが私は、衆議院の参考人の質疑の場所でも、またここの参議院の参考人質疑の場所でも明らかにされていないというところに非常に...全文を見る
○大渕絹子君 隠していらっしゃるから分からないんじゃないでしょうか。  月末に朝日監査法人がりそな監査から手を引くことを決められたのは、それでは、その若者が死んだ後なんでしょう、その辞退をすることを正式に決定したのは。だから、私はそこを聞いているんですよ。  当初、朝日監査法...全文を見る
○大渕絹子君 そうしますと、若者の死の真相というのはやっぱりここでも明らかにならないわけでございまして、非常に残念でございます。  それでは、勝田参考人にお聞きをいたします。  経営健全化のための計画の中で、旧経営者のリーダーシップ、指導力不足ということに対して厳しく指摘がさ...全文を見る
○大渕絹子君 竹山参考人、それから岩本参考人にお聞きをしますけれども、銀行とか生命保険会社の監査を行っておりまして、今回のりそなのような状況にあるような銀行や生命保険会社はあとどのぐらいございますんでしょう。
○大渕絹子君 そうしますと、この後、公的資金を注入しなければならないような状態が起こったときには、当然監査法人はその責任を問われるということになるんですよね。
○大渕絹子君 私は、りそな銀行でさえも合併に合併を繰り返し、そして増資をし、公的資金を注入をしてもなおかつ一兆九千億余の公的資金を注入しなければならない今日の事態を引き起こしているわけですから、そうしたほかの生保や銀行にも恐らく同じような状態にあるものがあるのではないかという懸念...全文を見る
○大渕絹子君 済みません。  それでは勝田参考人、かつて経営のトップにいられた方として、りそな銀行が地域のそうした、これから多分淘汰をされてくるであろう地域の銀行の受皿としての存在を金融庁に求められたことはございませんか。
○大渕絹子君 今回、勝田参考人、済みません、今回、預金保険法の百二条に基づいて公的資金が注入をされるということになったわけですけれども、今、国会では健全な銀行にも強制的に公的資金を注入するような法律を作ろうというような議論がされていますけれども、実際に今御自分で、百二条によって公...全文を見る
○大渕絹子君 終わります。ありがとうございました。
07月01日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
議事録を見る
○大渕絹子君 様々な議論が続いていますけれども、私も、今回のこの法案について、一体だれのための法案なのかということをずっと考えてみましたけれども、生保業界も、作られても使うことができないような法律だというような発言もあり、あるいは契約者の側も一方的に予定金利を引き下げられていくこ...全文を見る
○大渕絹子君 同僚議員の質疑の中で、一部特定の企業名を挙げて、特定の生命保険会社を合併をさせていく過程、いわゆる再編成ですよね、生保業界の再編成の中にこういうことが必要、いわゆる新たな受皿の中にそこを吸収させていくために、高金利ですか、予定金利の高い契約件数が多く含まれている生保...全文を見る
○大渕絹子君 それだったら、会社更生手続と、破綻の処理のときと同じなんですよね。そうすると、その契約者の利益を守るということにはならないんじゃないですか。  契約者はその事前に、その利率が引き下げる前に解約という手続を踏むことができれば、より払った保険料については現状の利率の中...全文を見る
○大渕絹子君 それは、あくまでもその後もその生命保険会社が健全に経営が続いていくということが条件になりますよね。そういう問題が起こった途端に解約が殺到して継続というか、安全な経営ができないというような状況に陥っていくとなれば、最後的には結局同じことになっていくのかなというふうに思...全文を見る
○大渕絹子君 分かりました。そこを一つ確認をさせていただければ、選択肢は広がってくるというふうに思いますので、ありがとうございました。  それでは、高利率の対象保険というのは現在どのくらいあるんでしょうか。今、この法律の対象になるであろう保険の件数というようなものが分かったら教...全文を見る
○大渕絹子君 この法案がもし成立をしたときに、それらの対象契約者に対して保険会社から、今度こういう法律が成立をいたしておりますので、制定されましたのでこういうこともあり得るんですよというようなことがきちっとその契約者に伝わるような指令みたいなもの、指示みたいなものを金融庁はなさる...全文を見る
○大渕絹子君 すべての対象契約者がこういう法案ができてしまっているんだということが分かるようにきちっと対応していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、これちょっと質問通告が後になってしまったんですけれども、今、大変外資系の生命保険会社等々が...全文を見る
○大渕絹子君 外資系の生命保険契約数は、アメリカンファミリー社という会社があるんですが、二〇〇三年三月期決算で個人保険の保有契約件数が千五百七十四万件と、日本の企業を抜いて初めてトップになったというような記事が載っているわけなんですね。非常に日本の生命保険業界もグローバル化が進ん...全文を見る
○大渕絹子君 保険に加入するときに、本当に信頼と安心ということが一番、選択の私は重要な科目だというふうに思っているんですけれども、今回、予定利率を引き下げるというような、日本の生保業界にそういうことができるような法案を作ることによって、日本の生命保険産業は更に信頼を失墜していくん...全文を見る
○大渕絹子君 そうはならないと思うんですよね。国会でこんなことを本当に、個人と企業とが行った契約を法律によってそれをほごにするような法律が作られるこの国家が世界で信頼されるはずなんかないじゃありませんか。どうして竹中大臣はこんな法律を作るんですか。私は、もう竹中さんはアメリカの言...全文を見る
○大渕絹子君 存続し得ない企業は淘汰をされて当たり前というのが資本の原理なんじゃないですか、竹中大臣。そうだとすれば、弱小生命保険会社、契約者と約束を守れないものは市場から去っていくのは当たり前だというふうに思うんですよ。  それを選択したのは契約者側にも責任があるわけで、その...全文を見る
07月08日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
議事録を見る
○大渕絹子君 四人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  大渕絹子でございます。よろしくお願いいたします。  横山参考人にお伺いをいたします。  国会のこの委員会の議論の中で、この法案ができた後の契約者、国民に対する開示の問題をちょっと私は質疑をさせていただきました。...全文を見る
○大渕絹子君 個々の契約者あてにそうしたメールみたいなものできちっと説明をする必要が私はあるというふうに思うのですけれども、今、会長がおっしゃられたような場面だけでは全部の契約者に伝わっていくというふうには思われないのですけれども、いかがでございますか。
○大渕絹子君 原参考人、今のことについて御意見があったら教えてくださいますか。
○大渕絹子君 ありがとうございました。  当委員会の中でも、この法律の審議の中で、これは全参考人にお聞きをしたいのですけれども、特定の生命保険会社がほかのところと合併あるいは吸収合併をさせていく条件として、高利の保険契約について、これは引き下げないとなかなか合併がスムーズにいか...全文を見る
○大渕絹子君 あと五分ほど時間があるんですけれども、植村参考人に、この四枚目のペーパーの御説明をもう少し詳しく聞かせていただけたらうれしく思いますけれども、いかがでしょうか。
○大渕絹子君 指標の具体的な見直しについて、こうやったらいいというところをちょっとお聞きしたかったんですけれども、時間が来ましたので、また次回お願いします。  ありがとうございました。
07月10日第156回国会 参議院 財政金融委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○大渕絹子君 大渕絹子でございます。  四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございました。賛成の立場から、そして反対の立場から皆さんがおっしゃってくださったことは私十分に理解ができたというふうに思っております。それぞれ、賛成の立場ではこういうことなんだなと、反対の立場の方の御...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。  最後に、田崎公述人さん、本当に御苦労さまでございます。変額保険の被害者の会の皆さん方が国会陳情をずっと来られておりまして、昨年来から頑張っておられたこと、よく存じております。そこの事務局長さんとして頑張っておられますことに対して本当に敬...全文を見る
07月15日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
議事録を見る
○大渕絹子君 御苦労さまでございます。大渕絹子でございます。  総理、私たちが法律を作る、あるいは内閣総理大臣として法律を提案をするときに、だれの利益を願って出しておられるんでしょうか。
○大渕絹子君 私もそう思います。法律は国民全体の利益を一番優先をして作るべきだという主張の下で作るのが原則だとすると、今回の法案は非常にそこが分かりづらいところになっているというふうに思います。  保険会社と国民との間の民と民との契約を法律によって、契約不履行をしてもいいという...全文を見る
○大渕絹子君 私が申し上げたのは、こういう法律の存在そのものが日本の市場の信頼を失墜をさせるのではないかという視点なんですよ。そこはちょっと答えていただけなかったと思うんですけれども。  それでは、この問題から少し離れて、私は国会議員になるときに何を目指して国会議員になったかと...全文を見る
○大渕絹子君 私は、その生活格差を是正するために最も必要なものというのは何だというふうに考えてきましたけれども、やっぱり税制の在り方、富の再分配を税制によって上手にやっていくことが政治の本来の姿であるというふうに思っているんですよ。その富の再分配をより有効にするための税制の確立と...全文を見る
○大渕絹子君 私の希望したこととはちょっと違うというふうに思うんですね。生活格差を是正するためにどう税制があるべきかという観点から総理には考えていただきたいというふうに思っていたんです。  総理が今、消費税は私の任期中は上げないと言っているのは、国民が消費税を上げることに対して...全文を見る