大渕絹子

おおふちきぬこ



当選回数回

大渕絹子の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第159回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○大渕絹子君 おはようございます。  冒頭に、自然災害ということではないのですけれども、今、国民の関心事は、首都圏の直下型地震あるいは東海地震にも匹敵するような形で、スペインで起こった列車爆発テロあるいはフランスやロシアを襲ったテロなどに対して、今度、アルカイダ系のテロ集団が日...全文を見る
○大渕絹子君 是非しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  それで、今日は警察庁、防衛庁、国土交通省、外務省にもおいでをいただいて、昨日、政府側が指示を出したと言われる具体的内容について、昨日だけじゃなくテロが起こって以降、恐らく積極的にテロ対策に取り組んできて...全文を見る
○大渕絹子君 国土交通省、お願いします。
○大渕絹子君 外務省に答えていただく前にお願いをしたいと思うんですが、EUなどは早速参加加盟国に働き掛けて国際的な会議を、EUの内部の会議を開いて、テロに対する強化をどうするかというような話合いが積極的に持たれていて、共同で対応していくべく話がなされているというような報道がありま...全文を見る
○大渕絹子君 日本は戦後一貫して平和外交に徹して、そして近隣諸国と報復の連鎖と言われるような、こんなテロリストが、ねらわれるような国にはなり得ないという私たちは認識の中で暮らしてきたし、政治もそういう方向で頑張ってきたというふうに思うのに、この今の事態を引き起こした政治の責任とい...全文を見る
○大渕絹子君 参議院の常任委員会の調査室、特別調査室で「立法と調査」というようなこの本が出されて、私たち議員は手にすることができるんですけれども、それをずっと開いておりましたら、各委員会の法案が上がったときにその附帯決議等、あるいは委員会の決議等というのがよく出されるのですけれど...全文を見る
○大渕絹子君 もう少し具体的にこうやったとかというものが出てくると非常にいいなと思うんですけれども。  就労が、じゃ四番ですけれども、就労は厳しい、極めて厳しい状況にあると、こういうことを踏まえて、特に三宅島の避難民に対して就労機会を提供していくような対策が取られたかどうか、教...全文を見る
○大渕絹子君 決議を踏まえて着実にその支援策がやられているという御報告でございますが、これから先も本当に安心して三宅島の人たちが帰島できるまで、生活のこと、あるいは就労のこと、それから教育のこと、徹底して御支援をいただきたいというふうに思います。  もう一つ、東南海・南海地震に...全文を見る
○大渕絹子君 この法案にも七項目にわたる附帯決議が付けられています。  この附帯決議の第二番に、「地震に関する観測・測量のための施設等の早急な整備を図るとともに、東南海・南海地震における地震予知の重要性に鑑み、予知に資する科学的な技術水準の向上に努めること。」というのがございま...全文を見る
○大渕絹子君 分かりました。  この予知に関しては文部科学省でやっているということですけれども、今日は附帯決議のフォローアップについて聞くということで通告をしていますので、是非調べてきていただきたかったなというふうに思いますが。  それでは、三番に「東南海・南海地震において最...全文を見る
○大渕絹子君 附帯決議の七項目めに、「他の海溝型地震についても同様の措置を講ずること。」という附帯決議があります。  この附帯決議からいきますと、日本海溝あるいは千島海溝周辺の海溝型地震というのも非常に切迫状況にあるというふうに思うわけですけれども、これらの対策の法案が閣法とし...全文を見る
○大渕絹子君 佐渡北方沖の地震の空白区は五十年以内に一〇%というような文部省の調査の表も出ておりますので、是非対策をよろしくお願いをしたいというふうに思います。  それでは次に、今、衆議院の側で災害被災者の生活支援に対する法案の改正案が審議をされて、間もなくこちら側に来るという...全文を見る
○大渕絹子君 それでは、入れてはならないという法的根拠はないということを確かめさせていただきました。  それで、災害対策基本法の中に、この法律の目的は、「国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、」、これを目的とするというふうに第一条で言われていますよね。その災...全文を見る
○大渕絹子君 おかしいですよね。守るべき、災害基本法の中で守らなければならないと規定をされている、その守らなければならなかったものを、しかし、災害が大き過ぎて、もちろん予知もできないということもあったりして、突然起こってくる災害ですから、当然起こってきますよね。  戦後の復興の...全文を見る
○大渕絹子君 大臣から御答弁をいただいてしまいましたけれども、改めてもう一度確認をさせていただきたいと思います。  国土交通省の住宅局に今日おいでいただいたと思いますけれども、耐震型住宅を造るのに国土交通省では補助の拡充を決定をしています。今までも出されていました。これも当然、...全文を見る
○大渕絹子君 部分的であっても個人の私有財産にお金が投じられているという現実は、私はもうそういう時代に入っているというふうに思っております。  中央防災会議で、大臣、答申、防災体制の強化に関する提言というのが平成十四年七月出されているんですけれども、これは総理大臣の諮問機関なん...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。時間ですので、済みません、あと残して。
03月29日第159回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○大渕絹子君 前回の災害対策特別委員会で、私は井上防災担当大臣と、日本の憲法に沿って、居住権は基本的人権であり、その国が守るべき生命、財産を自然災害によって失ったということは、その守られるべき財産を失ったことに当たるわけだから、国がそれに対して支援をしていくのはごく当たり前のこと...全文を見る
○大渕絹子君 私は、大臣の政治家としての考え方がもう少し前面に出てきていいのではないかなというふうに思っているわけですけれども、世論、世論といいますか、そういうものと被災者である立場にある人たちの思いというのは、多少私は乖離をしていると思います。政治はそのときにどちらの側に立つか...全文を見る
○大渕絹子君 大臣、ベストというのはどういうことですか。ベストと言われるなら、なぜ、じゃ去年の十月、概算要求をされたときに、今の制度の仕組みとは多少違う仕組みで概算要求をされたんですか。それが受け入れられなかったんでしょう、財務省に。それでこういう形にならざるを得なかったんでしょ...全文を見る
○大渕絹子君 財務副大臣、国が基本的な人権として居住権の確保、そしてさらに生命、身体、財産を守るべき国の責務ということを明快に防災基本法にもうたわれていますけれども、こうした、じゃ国の責務はどうなさいますか。個人には、資産形成は個人の責務でやれと振っておきながら、この個人資産を失...全文を見る
○大渕絹子君 財務副大臣に聞きますけれども、国に入ってくる税金と地方に入ってくる税金の違いはありますでしょうか。
○大渕絹子君 地方がその税金を自分たちの独自の制度を作って個人住宅の再建に支払うことは、それでは今の、あなたのさっきの御答弁では違法ということになりますか。
○大渕絹子君 整合性がないじゃありませんか。国は公費を入れられない、地方では同じ税金なのに地方が入れる支援策についてはそれはいいんだと。これは衆議院の質疑のときに井上大臣も、地方は金があるならどんどん入れればいいんだと、こういうふうに言っていられました、私は見ていましたのでよく覚...全文を見る
○大渕絹子君 これまでもそういうことっていろいろあったんですよ。地方で様々な条例が作られてくる、地方でおおむね三分の一程度の条例が作り上げられると、国で法制化をしなければならないというようなことに追い込まれて法制化をしてくるというようなことがずっと起こってきていたんですね。  ...全文を見る
○大渕絹子君 総務省としては、鳥取県とかあるいは宮城県、兵庫県などのように、あるいは三宅島のことも入ると思います、あるいは十勝沖地震のことも入ってくるというふうに思いますけれども、こうした地域独自の災害の再建、いわゆる住宅再建の支援策について、総務省は今後どのような取組をしていく...全文を見る
○大渕絹子君 そこが非常に私は残念なんですよね。もう国会の総意、国会の中ではそのことをもう前進させろという声で圧倒的多数ですよ。そういう中で議論が進められてきて、既に阪神・淡路から九年たっているんですよ。前回法改正からもう五年もたっている。  こういう状況ですので、是非、防災担...全文を見る
○大渕絹子君 附帯決議の中には、残念ながら、国と地方の役割分担を踏まえつつという余計な言葉が入っているんですよね。それ違うと思うんですよ。政治というのは、国と地方が連携をして災害に立ち向かっていく、災害から自立していくという考え方でなければならないというふうに思うのですけれども、...全文を見る
○大渕絹子君 最後に井上大臣にも、地方と国とよく連携をして災害に立ち向かうという御決意をお願いします。
○大渕絹子君 ありがとうございました。  財務副大臣、総務副大臣は、私はこれで質問ありませんので、委員長の方でよろしくお願いいたします。
○大渕絹子君 それでは、あとは尾見政策統括官とそれから大臣に質問をしていきたいと思います。  まず統括官にお聞きをいたします。  本改正案では実質的なことはすべて政令以下にゆだねており、制度の内容が極めて不透明でございますが、法施行令、特に施行規則ではどのようなことを規定する...全文を見る
○大渕絹子君 これまでも法の施行状況の把握について被災者生活再建支援法関連調査というのが国土庁それから内閣府で毎年実施をされてまいりました。その報告書の冊子が作られていますけれども、その内容を調べてみますと、大変中身が分かりやすく、それで被災者がどういうふうに考えているかというよ...全文を見る
○大渕絹子君 先ほど統括官は、今度支援をする災害の対象が、今まで十戸だったのが隣接する市町村についても五戸以上の全壊の世帯がある場合に該当するというようにおっしゃいましたけれども、この全壊五世帯以上とした、変えた根拠は何でしょうか。
○大渕絹子君 そこまでおっしゃるなら、自然災害本体の方も、人口十万人以下の市町村については十戸じゃなく五戸とすべきだったんじゃないですか。そこまで踏み込むべきだったんじゃないですか。
○大渕絹子君 済みません、質問がちょっと飛び飛びになっちゃって、ごめんなさい。  さっきの調査、関連調査のことなんですけれども、その関連調査では、自由回答という形でその心情を書いてあるわけですけれども、その中で、支援金の支給の前提となる対象物件が限定されていて、事務手続も極めて...全文を見る
○大渕絹子君 できるだけ手続の簡素化に努めていただいて、それで、早急に手続が完了して支援金が受けられるような体制強化を図っていただきたいと思います。  現行の制度では、年齢制限とか収入制限というのが掛かっております。そして、調べてみますと、三十代、四十代の中堅ファミリー世帯への...全文を見る
○大渕絹子君 私が訴えていることが御理解をいただけないのかな。  本当に必要としている世帯というのはやっぱり子育て中の世帯であり、日本の経済とか社会全体を立ち上がらせていくためにも支援が必要と私は思うんですよ、三十代、四十代の世帯に対して。だから、この年齢制限を取ることによって...全文を見る
○大渕絹子君 私も、今度のこの改正案の中でローンについて支援ができる仕組みができていますが、しかしそれもこの年齢制限とか収入制限が掛かってくるんでしょう。若い三十代、四十代だったらローンは組むことが可能なんですね。住宅再建の意欲も非常に強いと思うんですよね。そうした利子補給とかそ...全文を見る
○大渕絹子君 そういう答弁になると思っていましたので、今回の附帯決議の中でも、生活再建のためのニーズは被災世帯により多様であることを考慮し、弾力的な運用を図るように努めることということで、私たちは第一条で規定をしたわけなんですよね。その弾力的な運用の中にその収入の激減をした世帯に...全文を見る
○大渕絹子君 しないの。残念ですね。答弁していただきたいですね。  私たちが、国会議員が附帯決議として持ってくるにはそれだけの理由があって盛り込んできているわけですから、ここは役人的な旧来の型にはまった自己保身的な考え方でなくて、大いに被災者に有利な立場に立って政策作りをやるこ...全文を見る
○大渕絹子君 くれぐれも、国民が、ああ今度は国で制度ができたから三百万もらえるようになったんだと、地震保険入らぬでも大丈夫だとか、耐震の家をやらなくてもいいんだというようなことにならないように、積極的にその周知徹底をさせていただきたいというふうに思います。  それから、この制度...全文を見る
○大渕絹子君 住宅の耐震化向上についてお尋ねをしていきたいと思います。  老朽の木造住宅の倒壊によって多くの人命が失われていくということは阪神・淡路大震災のときに経験をしたわけですけれども、ある有識者によりますと、政治の責務として、生きた被災者の声を聞くばかりでなく、犠牲となっ...全文を見る
○大渕絹子君 今またそこで公共性ということが出てくるんですけれども、その公共性は大切ですけれども、しかし、国は国民の生命、身体、財産を守る責務を負っているということを是非お忘れにならないで、耐震化に対する予算の確保を十分にしていただきたいと思います。  以上で終わります。  ...全文を見る
○大渕絹子君 私は、ただいま可決されました被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に対する...全文を見る
04月20日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
議事録を見る
○大渕絹子君 今日は竹中大臣の御出席をいただきまして、ありがとうございます。  今、G7の話が出ていますけれども、私もそこから入らせていただきたいというふうに思います。  先進七か国財務相・中央銀行総裁会議が四月二十三日、二十四日にワシントンで開かれるというふうに聞いています...全文を見る
○大渕絹子君 もちろん、イラク情勢が非常に緊迫している状況の中で開かれるわけですから、地政学的なリスクに対しての話題がその主題になっていくのではないかということは予想ができるわけですけれども、イラク情勢が緊迫化以降も為替は安定をしておりまして、今回は政治的な色彩の強まる会議になる...全文を見る
○大渕絹子君 G7に臨むに当たって、マスコミ各社とのインタビューで、五十億ドルの支援について明確にお答えになっておられますけれども、この金額についてのお考え方を教えてください。
○大渕絹子君 更に日本の支援の金額が増えていく懸念もあるわけですけれども、着実にイラクに対して、平和が戻り、あるいは安定した国家がつくられていく状況の中で出されていくとすれば、それは歓迎すべきものというふうに思いますけれども、是非、日本の財政事情もこういう状況にある中で、アメリカ...全文を見る
○大渕絹子君 そういう構えで大丈夫でしょうかね。石油輸出国機構へなどに積極的に原油の高騰を抑えるべくG7で声明を出していくような方向を日本から発していく必要があるんじゃないでしょうか。日本は非常に中東に原油を依存している率が高いですよね。中国などは原油価格高騰を避けるために拡散を...全文を見る
○大渕絹子君 日本の姿がしっかりとその会議の中で、見えるように頑張っていただきたい。  前回のG7では、福井総裁、非常に活躍が目に見えていたというふうに思います。為替の介入について、アメリカ側から過大な介入について注意がなされるというような状況の中ですけれども、ヨーロッパ諸国と...全文を見る
○大渕絹子君 同じくそのインタビューの中で、アメリカのブッシュ大統領の関心はもう既に日本ではないんだと、中国の為替に対してもう少しより柔軟な対応をすべきだというふうに向かっていて、日本のその介入に対してさほどの関心は持っていない、だから、自由に任せるべき、市場に任せるべきだという...全文を見る
○大渕絹子君 しかし、はたから見ていると、どうもそういう関係に見えてくるんですよね。それ、過去のプラザ合意以後の日本の円売り介入のときにもそういう懸念はあったわけですよね。当時、宮澤大蔵大臣は、もう円がブラックホールに吸い込まれていくような恐怖感を感じたような御答弁を国会でもなさ...全文を見る
○大渕絹子君 そうした国際会議等々でそうしたアメリカの一方的な要求ばかりが見えてきてしようがないんですね。私が日本にいるからなのかもしれないんですけれども、そうしたことに対して日本の政府が日本の国を代表してきちっとメッセージを発していくという、そうした場面をきちっと作っていただき...全文を見る
○大渕絹子君 かつて宮澤さん、大蔵大臣のことを引き合いに出して恐縮なんですけれども、アジアに新たな基軸通貨を作っていくべく努力をしたいということを表明をしながら、ASEAN諸国とその努力に向かった時期がございます。しかし、その後、残念ながら東南アジア全体を金融恐慌みたいな形が襲っ...全文を見る
○大渕絹子君 是非、日本がそうしたことに大きな力を発揮していただきたいというふうに思います。  アメリカの利上げについて福井総裁にお聞きをしたいと思います。  二〇〇四年三月のアメリカの雇用統計において非農業部門雇用者数が前月比三十・八万人増という結果を受けて、FRBのグリー...全文を見る
○大渕絹子君 最後に、竹中大臣に私は一つ確認をしておきたいことがございます。  先ほど、アメリカのエコノミストのマンさんが、日本経済は非常に体質的に変わってきたんだということを述べておられましたですけれども、そのことを受けて、不況脱出の過程で日本経済は大変強靱な体質に生まれ変わ...全文を見る
○大渕絹子君 してあります。
○大渕絹子君 済みません、一番肝心なところは、日本経済がそういう体質改善をもう行ってきているという事実関係について大臣はどう認識されているか。単にマンさんの引用の部分はもう前段なんですよ。その後の部分の日本経済が本当にそういう形になっているのかどうかということをお聞かせいただきた...全文を見る
○大渕絹子君 ありがとうございました。終わります。